KINGDO

★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。

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原求、

KINGDOM

それってないのは、あの、

目糸

...

いや...

ゝ話ヌ戦

...

2話話4話5話6話7話8話9話

ち692.6936694:5695,P696,6,0007第6981年6999

利用者の数、一般医療法・この1000円、300周年特別相場所、新しい場合、契約の際一丁目指定の設置、通常の理由・情報の時間・

普級の親音線の

戦後のルみ

「46585105125145165184

★この作品はフィクションです。Webサービスに

実在の人物・団体・事件などにこはいっきい関係ありません。

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「中国・春秋戦国時代

李信ッ影

本作の主人公。下僕の出身ながら、

数々の武功を積み止げ遂に将来と

なる。今はビュ幼馴染み寝に天下

この大将軍になることを言う

始皇三年(紀元前25年)

王弟・成績による反乱が起こる。

エネルルス事による人間の経つの蛇甘平原の戦いで親戚を破る。

始皇三年(紀元前24年)

馬陽を巡る趙との戦。いて王騎が亡くなる

始皇四年(紀元前28年)

素週同盟が成立。

週刊季牧の計らいで

始皇犬年(紀元前21年)

韓・魏・趙・燕楚からなる合従軍が

案に攻め込む。

始皇九年(急元前28時)

成人を迎えた嬴政が、「加冠の儀」を

時は紀元前中国「春秋戦国時代500年以上にわたり眠乱が続くこの時代に

中華を目指す若き王と天下の天将軍を志すひとりの下僕がいた

二人の少年が見た事は、七つの国の演技と思うの者たちの人生を巻き込んで、

また誰も知らない壮大な未来へと続いてゆく

嬴政ふせぃ

若き炎国の中。王弟の反乱や相国・

日本武との博力争いなど経営の道

を越え、まだ誰も成し遂げたことの

ない中華統一を目指す。

執り行う。

...

婚皇十年(紀元前27年)

黒羊丘にて慶舎率いいる趙軍を破る。

埼皇十一年(紀元前23年)

王都・桓騎・楊端和からなる。

連合軍が超国の鄭・棟陽を奪う。

埼玉十三年(紀元前3年)

嬴政が六将制度を復活させる。

素連合軍が

趙の武城・平陽を攻める。

っており...!?

分からなくな

のだった。一方、

以逃状処力や

く中央軍では、

桓騎の行方が

攻略!!

は、見事に

崖へと到達。

信は一歩打ち

の末、敵将・岳

白公を破り、

影丘を取るこ

とに成功した

影丘

飛信隊

超王都・邯鄲に手をかけて

その手間に位置する一つの城・武

城と平成へ進攻する会国。どこ

そろが、平成を攻める相続不は無

誠にも八万対二十四万という圧

倒的劣数の中、超高量水との限り

いに挑んでしまう。普段に陥る

相騎征に配置された飛信隊は、

中でも死地と噂される最激成

地「影丘へ。しかし、瀬苑の玉瓜

軍・王賀から影丘の攻略法を記

された飛信隊

開巻までのあら

そういうことから、そういうことですが、

キングダムの

第691話童の

そ、残り

...

桓騎軍

中央軍

もう十分だ

逃げるぞ

バカ

まだだ

逃げるなっ

ひっ

もういい

弁一家

ずらかるぞ

オ、

おっ

俺達も

逃げるぞ

こんなとこで

死にたくねェ

あっ

持て

フハハハッ

無様な奴らだ

行くぞ

お前達

!ヘイ

ここも

楽勝だぞ

追えィ

殺せェッ

やめた

オオイ

虎白様

敵はさらに

脱走する者が

多く

フハハ

さすがは

元野盗の

寄せ集め

キングダムの

桓騎軍は

いよいよ

痩せ細って

おります

軍人としての

責任感もなければ

言わもない

こうなっては

もはや歯止めが

利かめそ

残兵の数は

確認できる

塊を合わせても

七千ほどかと

グハハ

七千!?

たしか敵の

中央軍は四万で

始まったはず

桓騎の

所在は?

ハ!

申し訳

ありません

未た不明の

ままです

チッ

そこだけ

思うように

行かぬな

いくつか

それらしい軍を

叩いているが

空振りばかりだ

ひょっとして

最初の片割れの

便玉軍の方に

居たのではないか?

それはない

黒桜軍の

奥の森の中に

桓騎が使った

本陣の跡が

見つかっている

しかし

ならば

なぜ桓騎が

見つからぬ

有り得るな

すでに

もぬけの殻で

あったそうだが

大隊や中隊の中に

居ないのでは?

しらみ潰しに

やっていく

しかない

軍に守られて

いないと?

小隊規模で

動いているとすると

さすがに

見つけにくいぞ

殲滅する

のみだ

もしくは

黒桜軍より

ずっと後ろまで

逃げているか

極小の

小隊すら

見逃すな

部隊長以上は

捕えて責めよ

何か吐くまで

徹底的にやれ

それも

有り得る

ハ!

どちらに

せよ

脱走した兵も

逃がすな

皆殺しだ

ハハァ

もう終わりだ

さっさと出てこい桓騎

キングダム@

艶びていると噂の

お前の顔を

斬り刻んでやる

趙左翼

前白車の取場

行くぞ

次だ

オオ

龍白様

若き龍白の軍の

雷土軍への追撃は

すさまじく

早々に桓騎軍右翼は

崩壊し散り散りに

なった兵も次々に

首へと変えられた

大本陣から

伝令です

扈軛様

から?

中央へ?

何だ?

桓騎の

包囲戦?

軍を分けて一方を

中央軍の戦場へ動かし

桓騎の包囲に加われ

とのことです

......

中央軍も攻勢を

がけていると

聞いていたが

桓騎の所在が

つかめて

いないのか

それで

我らに

加勢をと

よかろう

晋布

雷土軍の

追い討ちは

お前に任す

俺は八千を

率いて

中央へ行く

ハ!

この身を

焼き焦がす怒り

桓騎よ

この溜飲を下げるには

◆貴様の首を取る以外に

ないわ

オオ

行くぞ

龍白軍

桓騎を

八つ裂きに

して殺す

龍白軍

左翼龍白軍八千が

中央に現れ参戦

これにより

逃げていた黒桜軍は

さらに悲惨な目に

遭った

眉関本陣

虎白軍

飛信隊

影丘

雷士軍

...

黒桜軍

...

「玉

龍白軍の増援で

虎白公は

黒桜軍に対し

大包囲網を展開し

その逃げ場を失くした

桓騎の所在の

あぶり出しに

出たのだ

容赦のない

包囲靴の中

桓騎捜索を

徹底して行った

茂みの中も

探せ

ハかないかも

調べろ

しかしそれでも

桓騎の所在は

分からなかった

キングダムの

いや...

分かるはずが

なかった

王翦軍本陣

......

桓騎は普通に

扈軛の首を取る

つもりだと思う

孫服か...

孫譲?

一つだけ

桓騎の打てる

策があった

!?

えっ

だが

もし本当に

そうなら

やはり

あ奴は

狂っている

キングダム@

この私

でも...

!?

桓騎...

そんな手は

使わぬぞ

桓騎と扈軛が

戦っているこの刻より

さらに百数十年前

孫腺という

兵法家がいた

かの有名な

「孫子兵法」の

孫武の子孫に

あたるという

この孫贖の名を

後世に残すほど

有名にした

一戦がある

「馬陵の戦い」

当時強国であった「魏」と

苦戦を強いられていた

「斉」との一戦で

孫贖は音軍軍師であった

両軍は魏領土内にて

交戦しかけたが

斉軍はすぐさま退却し

馬陵を目指した

ブハハ

魏軍

軟弱者共の

背を討てェ

殺せエ

最強を自負している

魏軍は

>臆病者〟と嘩われていた

斉軍を大いに侮り

追撃をかけた

そこで孫朦は

軍の籠の数を

一日で半分に

次の日は

さらに

半分にして

後退した

追ってきた魏軍は

斉重の残していった

その滝の数を

数えた

...

この数は

食の数

即ち

〝兵の数〟

である

臆病な斉軍は

ほほ逃げ出し

残っている本隊は

二日で四分の一に

なったと魏軍は尊出し

キングダムの

この残った本隊を殲滅せんと精鋭軍で全力で追った

この残った本隊を

殲滅せんと

精鋭軍で全力で追った

行けェ

オオ

そして馬陵の地で

すさましい数の

芦軍の伏兵に遭い、

競軍は総大将が討たれる程の

大敗を喫した

ギャ

孫職は消えた兵を

伏兵に変えて

いたのだ

ギャア

つまり孫贖は魏兵に

残兵の数を見誤らせて

勝ったのである

うぎィ

扈軛本陣

成白残留事五千は

影丘を抜いた

突左翼より早く

中間地に布陣できた

左翼龍白車も

中央へ移り

桓騎包囲網が

形成された

...

すでに交戦が

始まっている

ようだが

相手になっては

おらぬようだ

ブハハ

当然だ

全く無傷の

虎白兵五千だそ

影丘で消耗した

奴らが

かなうものか

桓騎の首が

あかるのも

時間の問題だ

扈軛本陣

守備隊

第一陣

...

フア

本当に...

俺達の出番は

なかったな

まーそれは

そうだろう

ここの配置に

なった時点で

終わるまで

ヒマになることは...

へ?

!?

なってっ

敵襲!?

敵襲だァ

扈軛本陣

きっ急報っ

正面の守備第一階の

前に敵が現れたと!!

!?

!?

なっ

敵!?

本陣の

守備陣の話か!?

ハ!

しかし

大した数

ではなく

突破される恐れは

ないとのことですが

一応報告せよと

...

何じゃ

一体...

何故敵が

そんな所に...

急報ー

西側の守備第一陣が

敵襲を受けた模様!

な何っ

ええィ

かっ数はそれ程

多くなく

ご安心をと!

なっ何事か

念のため攻撃を

受けている噂の後ろに

第二陣から増援を出せ

急報ーっ

左前方の第一陣に

敵の小隊が突撃

してきた模様

なっ

なっ

......

何だ

一体っ...

何が

起こっているのだ

急報ー

ククク

ザッ

第692話「第

第三の兵

ラァ

ドド

ドドオオ

とっ

止めろォ

オイサー

オラァ

くあっ

バカな

固めろォ

一体どこから

来たんだっ

オラァ

こいつら

一体...

ギャア

いかん

後ろを

厚くしろっ

ジャシャア

がは

ぷお

死ねやァ

ギャハハ

ギァ

ええイ

うろたえるな

奇襲だが

大した数

ではない

落ちついて

対処せよ

ぐうっ

ん?

まだ来てる

超立様!

騎馬隊が

来て

くれたぞ

死ねオラァ

な何だ

あの敵...

あっ

クク

奴らも...

もぐってた

のか...

ゼノウー家

ゼノウー家

なっ...

ギョロ

ギョロ

クク

終わりだ

てめェら

おのれ

ひるむなァ

この..

クソ野と...

報告

やはり

四方より敵襲を

受けているようです

そんなもの

見れば

分かるわ

初めは小隊と

侮っていましたが

その隊数が多く

恐らく

全てを合わせると

一千近くいると

いっ一千だと!?

いっ

未だ敵は

少しずつ増えて

きているとの

報告もあります

なっ...

大丈夫か...

本陣を守る兵は

第一陣・第二陣合わせて

三千ほどだぞ

そ...

そんな数が...

一体どこから...

みっ

右の虎白軍を

呼び戻すべきでは

まっ間に合うのか

今来左翼と

交戦中だぞ

ちょっと

待てっ...

何だこれは

一体何なのだ

先程まで

来勝だった

我らが...

だがそこを

頼るしかない

他は全て

押し込んでいて

ここから

離れすぎている

奴らは一体

どこから

現れたっ

なぜ

こうなる!!

風花様!?

扈軛様

孫膾か

!?

!?

.....

孫腺とは...

キングダムの

あの馬陵の軍師

孫朦ですか...?

我らは桓騎の

幻術によって

途中から奴らの兵数を

読み違えていた

!?

えっ!?

ああ

そうだ

そんなものを数えずとも

前線の兵達はその目で

見ておるのだからな

!?

見ている?

しかし

我々は奴らの

竈の数を

数えてなど

いませぬが...

何を

ですか?

脱走兵の

群れの姿だ

止めだ

座甲一家

ずらかるぞ

オイ

!?

.....ど

どういう

ことです

.....!

奴らは逃げて

いなかったと

いやそれはない

前級の兵は

逃げた敵が

戻らぬよう

深く追っている

脱走した連中は

本当にこの戦から

離脱した

本当に

いなくなったから

だまされた

!?

!?

向こうは

万の脱走兵を出しながら、

戦う者達は敗れ

霧散しては

集結を繰り返して戦った

こちらはそれを

残兵力として

認識し

それ以外を脱走したと

決めつけた

えっ?

だが実際は

逃げた兵

残った兵の他に

〝隠れた兵〟がいたのだ

ロットは

残兵が

後退を続け

こちらは全軍で

これを追った

そして

その前線は

隠れた兵の

頭の上を

通り越してしまい

連中は

動かぬままに

まんまとこちらの

前線を突破した

形となった

.....

.....

.....

そ.....

そんなっ...

し...

しかし

一千にも

のぼる兵を

見過ごすとは...

いや...

気づけるか

...?

合戦をしつつ

万の脱走兵を

見ている中で

数十人・数百人ごとに

分けて隠れられれば

しかも奴らは

元野盗団

隠れるのは

得意なはず

前線の兵共は

何をしていたのだ

気づける

はずがない...

死体に紛れたり

穴を掘られていた

やも知れぬ

だがいらっ

影丘が抜かれたことで

その五千をそちらに

回さざるを得なくなった

虎白軍

染左翼

それでも本当なら

夏湾が中間に留めていた

虎白軍五千の存在で

その伏兵も動くことは

出来ぬはずだった

それを見て

奴らは動き出し

今ここに現れている

おおのれ

では影丘さえ

抜かれなければ

今のような事態には

なっていなかった

くそ

抜いて来たのは

遅れて参戦して来た

飛信隊た

ちょっと

待って

下さい

それでは

桓騎は

一体どこから

仕込みを...

あの万の

脱走兵も

奴の仕込みだと

いうのですか?

正確には

違う

先程も言ったが

あれは本物の

脱走兵だ

現に何人捕らえて

拷問しても

何も出て

こなかった

奴らは

何も知らずに

ただ逃げただけだ

だが桓騎は

万の脱走兵が

出ることが

分かっていたのだ

そう

奴は

ならば...

分かって

いたのだ

我ら扈軻軍

二十四万に対し

桓騎軍八万で挑めば

こういう形になると、

だから

奴は始めた

私が中央から

こちらに動いた

時から..

いや

その前...

ひょっとすると

王殿軍より前に出て

自分を標的にさせた時から

もうすでに

あ奴は

最初から

桓魔

王殿

始まって

いたのやも

知れぬ

この形で

私の首を取る

つもりだったのだ

......

......

...

なっ...

そんな

そんな...

バカな...

オエッ

どうや

そんな...

扈軛様

何をして

おいでです

お早く

脱出を

敵が

来ますぞ

あっ

夏満棟

夏満殿

やたら手強いのがいて

もう第二陣まで

喰い荒らされて

います

落ち着き

なされい

全体の戦局は

こちらの圧勝!

ここさえ

脱出できれば

我らの勝ちです

第二陣まで

まずい

来るぞ

今この場だけが

窮地なだけだ

ここを抜ければ

どこへ行っても

こちらの軍だ

その通りた

行きましょう

扈軻様

オオ

やはり右へ

右の虎白軍五千が

一番近い

私も

それがよいと

思いましたが

ひょっと

すると

桓騎も

それを読んで

兵を回している

恐れも

......

う.....

.....

いかが

されますか

扈軻様

逆だ

逆だ

左の

空白地に

走るぞ

道を

開けろォ

どけっ

どけェっ

御意!

行けっ

行けィ

だよな

!?

!?

なっ

か...

かっ

桓騎!?

...

第693話、浅い話

第693話、浅い話

ォォ

扈軛を守る

近衛兵は百騎

一騎一騎が

厳しい選抜を

くぐり抜けた

精兵集団である

一方それを取り囲む

桓騎側は桓騎の懐刀

朱摩一家

桓騎軍の中では

決して大きな

一家ではないが

こちらも一人一人が

豪保達で個々の力は

セノウー家のそれに

引き取らない

程である

そして

その数は

二百騎

屈極快を

守れ

扈軛兵百騎対

桓騎兵二百騎

何とか

血路を

ぐあっ

うっ

精兵同士の

戦いで

この戦力差は

桓騎が扈軛を

討ち取るのに

十分な差であった

数十万の軍勢の

総大将同士が

この数百騎の

戦いの場に在り

決着がつこうとしている“異常”

決着が

つこうと

している

〝異常〟

半刻前まで

祝勝の空気の中に

あった鳳甄兵達は

悪夢の中に

いるのかと

錯覚しながら

.....

次々と

死んで

いった

......

桓騎!

!?

夏満様っ...

桓騎ィ

!?

なっ...

!?

......

あっ

ズリュ

王流ね

はしゃぐ

なよ

雑魚が

.....

フッ

何じゃ

その目は...

フフ

.....

ブフッ

相騎...

お前のは...

本当の痛みを

知る目ではない...

お前の噂

フフ

扈軻様は

そんな艶やかな

目はしておらぬ...

どれ程の

男かと

思っていたが

拍子抜けだ...

真の痛みを知る

扈軻様は...

扈軻様と我々は

かつて燕との大戦線にて

真のっ...

民を守る

戦いの中で

はしゃぐな

っつったろ

夏満様

雑魚

あっ

さて...

幕だな

扈軛

扈凱掾

ククク

クク

......

何だ

このじじィ

この状況で

全く動じてねェ...?

それに

何だ

あれは

顔面の

あの妙な

飾りは...

悪策を重ねた

奇策

おい

.....

てめェ...

!?

私はたしかに

敗れるが

この形になるために

お前はわざと

多くの自兵を

死なせた

なぜ

そんなことが

できる

桓騎よ

お前には

敵と味方の

区別がないのか

敵を多く

葬るは

英雄だが

そして

中立の者達への

区別もない

ただ見境なく

大量殺戮をする

異常者だ

お前は

その代償は

いずれ必ず

己の身に

降りかかるぞ

ーで?

浅い奴の

浅い話は

眠くなるぜ

扈靴

私は昔の戦場で

人の闇の底を

見た

本当に

闇の底

...

浅いのは、お前だ。

つまりは

痛みの底だ

人は...

だから浅いっ

つってんだよ

そこが

痛みの底だと

思ったお前が

浅いんだよ

底なんて

ないんだよ

浅くて

痛みに

弱ェ

扈軛

お前は

顔面にそんなもん

埋め込んで痛みを

感じてねェと平衡を

保ってられねェ程の

軟弱者だ

......

......

......

フッ

そういう

お前も

似た者同士に

感じるが

全然違ェだろが

フッ

それ

バァカ

そうかもな

そうか

まァいい

先に逝って

雷士と酒でも

飲んで待つぞ

桓騎

お前のその

目つきは...

!?

へ?

雷士さん

あっ

ピク

先に逝って

雷土と酒でも

飲んで待つぞ

桓騎

第684話・情報戦・

させるな

取り押さえろ

コラ

勝手なマネ

するな

じじィ

てめ

ギャッ

!?

ちょ

あっ

チッ

こいつっ

あっ

どうする

朱摩さん

腕を

斬り落とせ

了解

殺さなきゃ

いいんだ

殺って

いいか!?

このじじィ

は..

抵抗できなく

すれはいい

急所以外

容赦なく

やれ

あっ

キングダムの

くそっ

じじィ

てめェ

悪いが

総大将として

辱めを受ける

わけには

いかん

のでなァ

もう少し

連れて

行くか..

あっ

趙のために

お頭っ

殺れ

始皇十三年

趙軍総大将

扈軛

討ち死に

フー

っと死んだ

くそっ、いって!

じじィが

あがきやがって

本当だぜ

全く

チッ

見ろよ

けっこう

やられたぞ

つーか

さっき

雷士さんが

どーのって

言ってたよな?

ああ

まさか

俺らが隠れてる

間に右翼で

やられたん

スカね?

えー

あの日土が

死ぬかね

......

桓騎

それは

後だ

朱摩

今は扈朝の

首を使って

とっとと

全部を

引っくり...

返すぞ

ハ!

.....

オオ

っし

まずは

こいつの首を...

鳳軒を討ち取ったものの

他戦場では負けている

桓騎軍が勝ちに転ずる為には、

いかに冒頭の死を広めるかが

重要であった

まずは

扈軾本陣周りの兵達に

鳳軒の首を見せ

その。生き証人〟を作り

捕らえることなく

敗走させた

彼らの存在が

総大将扈鄲の死という

趙軍が想像もしなかった

一大凶事の報が

虚報ではないことを

証明する

一方

桓騎軍側では

朱摩から早馬を受けた

原論が即座に

情報戦を開始した

桓騎の作戦を聞いていた

摩論は失敗すると思い

一番奥まで逃げていたが、

成功した場合の準備も

一応していたのだ

ほっ

本当だ

この目で

いたんだ

すぐさま

本陣を出現させ

情報拡散部隊〟を

全戦場に走らせた

扈乳本陣からの

凶報は瞬く間に

各戦場に広まり

趙軍は大混乱となった

そんな...

バカな...

しかし突軍は

一体どうやって

扈頼様を...

そして

さらに

王親軍が十万を

幸いて急襲した

せいだ

えっ!?

十万の大量だ

本陣はひとたまりも

なかった

楊端和軍だ

十万の

楊端和軍が

現れたんだ

本当だ

あの檄関を

軍か!?

なっ!落とした

最初から桓騎の

作戦だったんだ

だからこんな

戦いを始めたんだ

そんな...

油断させておいて

大規模な援軍で...

そうだ!

その十万が

もうこっちに

向かっている

そうだぞ

なっ...

そんな

度論の

情報拡散部隊は

十万の王殿軍・

楊端和軍皇来の

虚報を広め

趙兵達に信じ込ませ

いよいよ趙軍は

士気を失っていった

投降しろォ

こう見えん

俺達は千莉軍所属の部隊だ!

俺達は投降兵に

手出しはせぬ!

あとで桓騎に捕まるより

マシだぞ

鳳賀様が

討たれ...

敵は

十万とも

ニ十万とも

俺達は

どうすれば

そうだ

植物は携国好きの

イカレヤロォだ。ヤベェぞ

戦場が

広域だったため

趙軍も広く

展開しており

心細い端の小隊・中隊は

摩論の思惑通り

次々と投降していった

そしてその報を使い

また次の投院兵を

生んだ

政布中隊は

投降したぞ

黄布中隊長も

他の部隊に

投降をすすめて

おるぞ

桓騎に

捕まる前に

投降すべき

だとな

ランドやや

こうやってー

ここで問題になるのが

膨れ上がる投降兵の

制御である

当然

制する側も

それなりの重力が

必要となるが

さっさと

並べ

超兵共ー

勝ち戦になると

知った瞬間

全速で戻るのも

桓騎兵の

特性である

脱走したと

思われた桓騎兵が

何食わぬ顔で舞い戻り

それに当たった

その数は

あっという間に

数千を超えた

あっ

>お前ら♡

あっちも

脱走した桓騎兵が

戻ることに

相騎軍が復活していき

趙軍の投降兵を

さらに増やしていった

そ、

勝った

勝った

ギャハハ

オラァ

そこォ

武器を

捨てろォ

ワハ

そうして

趙軍全体に

投降する流れが

生まれた

この流れを止める

ことができるのは

中央車の将

虎白公であったが

この時、虎白公は

鳳軒討ち死にの一報に驚き

鳳甄本陣へと走って

しまっていた

もう一人左翼の将

龍白公はこの投降の

流れに断固徹底抗戦の

構えを見せたか

ふざけるなァ

ヘーイ

クズ中のクズ共

あとで殺されたく

なかったら

しっかり働け

クソが

カスがア

黒桜が

戻った兵を集めて

大きな戦力として

龍白の動きを封じた

両将の号令が

かからぬ中で

趙軍の投降兵は

増え続けた

オラ

大人しくしてろ

命だけは

頼むぞ

子供が待って

いるんだ

分かってるよ

うちは

母が病で

一人で...

分かってるっ

つってんだろ

報告:

玄亜の所で

五百人投降

させたと!

報告

多耳の所で

一千!

急報

牙央の所は

三千と!

さっ

三千!?

え...

続々と来る

報告に

・これは...

勝ったんじゃ

ないのか?

本陣の

摩論配下は

勝利を確信し

喜んだ

だが魔論はこの時

一人静かに

考え込んでいた

勝ちは

確定したか

勝った

予想をはるかに

超えたのだ

勝った...

勝ったぞ

オ!!

うオオ

.....

投降兵の

数である

この時

広域で生まれている

趙軍投降兵の総数は

情報を吸い上げた

摩論だけが

把握していた

その数は何と

数万に及んで

いたのである

無論、桓騎軍が

これ程の規模の

投降兵を抱えた

経験は初めてである

第695話

オラあそこだ

さっさと歩け

オイ

これ以上増えると

ちょっとヤベェぞ

もうとっくに

俺らより連中の方が

数が多い

ゼンホ

俺の所は

もう一杯だ

まだ

来るぞ

投降兵を

こっちに回すな

他へ

行かせてくれ

他の所はもっと

一杯なんだ!

......

縛り上げてるっ

つっても本気で

暴れ出したら

止めれんぞ

ああ

ちょっと隊長に

言ってくる

え?

お前の所は

まだ広さ的にも

余裕がある

兵も少し回してやるから

もうしばらく受け入れろ

他がいっぱいって...

炎と戦座の所にも

収容所作ってる

って聞いたぞ

だからそこが

パンパンなんだよ

他に周流・温の

所もだ

山一つ向こうも

同じっつーか

もっとパンパン

だってよ

えっ

.....

さっさと歩け

一体...

何人描威に

なったんだ?

これは...

黒桜

摩論

やったな

便玉

生きてたか

黒桜お前

最後まで抗ってた

やべー奴と戦り合ってた

って聞いたが

龍白とかいう

クソガキな

いや

殺れずに

逃げられた

仕留めた

のか?

まー

かなりの深手を

負わせたから

途中でおっ死んでんだろ

しっかし

今回はマジで

ダメかと

思ったなー

フフ

だといいな

ああ

最高だ

そんでも

しっかり勝って

やっぱお頭は

すげーなー

だけどこんな作戦

だったなんて

幹部の俺らには

教えといて

ほしかったなー

そこな

信用

ねーのか

私ら

ムカつくことに

序詮だけは

知らされてた

らしーぞ

そのくせこいつ

失敗すると思って

逃げてやがった

はァ!?

......

教えると敗戦の形が

わざとらしく

なるからでしょー

私も

知らされたのは

最後の方ですよ

あたしか

はァ!?

雷士さんにも

教えていた

はずですよ

何だそれ

ちょっと待て

何で電士!

お前より

何か雷士に

教えてた方が

すっげェムカつく

オギコさんが

伝令になって

オギコ!?

ククク

やっぱ

ワケ分かんねーなー

お頭はー

何で私に教えずに

雪士に...

私より

電土のアホの方が

お頭にとって大きい

存在とでも?

ところで

摩論は何で

そんなくれー

してんだ?

オギコ!?

......

捕虜が

思っていた

以上に多くて

頭が痛いんだと

いやそんな

バカなことは

シャキッと

しろや

お前の悩みなんて

今の私の悩みに比べれば

鼻クソみてェなもんだ

せっかく

勝ったのに

黒桜さん

少し黙ってて

もらえません?

あー

あー

何かすげーことに

なってるみたいだな

あ!?

早くお頭に

会いてーなー

ククク

すぐだろ

戦いが終われば

敵本陣なんざ

近いもんだ

とは言っても

あちこちで

まだ残兵と

戦り合っているので

気をつけて下さいよ

お三方

本当に

しまった..

敵を討つ戦力が

なかったから

投降させる策に

出たかー

上手く

いきすぎて

しまった...

a-zabcmod.net

「え

キングダムの

ぐあっ

やっぱりダメだ

河了詔

影丘で力を

使い果たした

我らには

この敵は抜けない

それでも

抜かなきゃ

ならない

相談かに頼を

討った一報は厚崎の

情報戦の外にあった

飛信隊の元へは

届いていなかった

オエッ

ん!?

抜いて...

私何本陣を...

ん!?

何だ...

敵か...乱戦を

解いて...

た...

退却

していく!?

へ?

あ...

あれ?

!?

!?

!?

!?

そして

戦っていた虎白軍が

平陽に向けて

退却を始めた後

飛信隊の元に

摩論からの

伝令が届き

桓騎軍が勝利した

ことを知った

えっ!?

桓駒自ら

てっ

敵将扈瓢を

討った...!?

ほ...本当なのか...

い...一体どうやって

嘘ついてるだろ

ばっ

そんな嘘を

つくか

アホ

飛信隊はしばし

この場に留まり

敗走していく趙軍の

様子を見守れとの

ことだ

...

よいな!

伝えたぞ

しかと!

行くぞ

馬印

那貴

.....

何だ

生きてたのか

あんたも

相当苦戦したと

聞いている...

...

ああ

まーな

とにかくお前の

摩論さん黒桜さんは

無事だ

あとはまだ

俺の耳に

入っていない

他の連中は

無事か?

裏切り者の

あんたに教える

ことなどないが...

そうか

はァ!?

いない!?

お頭はここだって

聞いたから飛ばして

来たんだぞ

さっきまで

いたんですが

つい先程やっと

雷士さんが

見つかって

お頭はそっちに

オイ何だ

雷士が

見つかったって

と...

とにかく

ついて来て

下さい

.....

雷士の

便近泣か...

雷土が行方不明って

お前も知らなかった

のか摩論

何っ!?

ええ

私も逃げて

いたので

右翼の戦いで

敵将を討ったあと

捕らえられて

しまったようです

そ...

それって

もう...

そのまま

扈觀の本陣に

連れていかれたと

...

殺られてた

のか?

雷士は

き...

聞いて

いません

とにかく

お三方を

連れて来いと

お頭は

雷士さんの

倒近道も

お三方と一緒に

来いと言われ

待っていました

.....

チッ

そんなに

簡単に死ぬかよ

あの岩男が

お頭っ

andasixの

へ!?

......

ん!?

え...

いない...

...スよ?

た...

確かに...

首じゃねェ

箱だ

箱?

ギッ

...

あっ

...

えっ

えっ

えっ!?

ら...

ドッ

...

雷士...

雷士さ...

あっ

ああっ

そんなァ

雷士...

雷士さん

これが?

こんなっ

オエッ

雷士さん

こんな...

雷士さん

雷士さん

桓騎

砂鬼一家

顛末を

知る者から

聞いてきた

雷土は口を

割らせようと

拷問され

生きながらに

バラバラに

されたそうだ

そ...

そんな

そんなっ

だが

それでも

何一つ

しゃべらずに

死んだそうだ

......

雷士さんは

お頭の作戦を

知っていました

......

雷士さんが

しゃべっていれば

我々は完全に

負けていました

.....

部士さん

雷士さん

クク

不細工

ヅラが

さらに酷く

なったなー

雷土

お頭っ

うわあっ

ザッ

あっ

...

無茶せず

適当に逃げろっ

つったろーが

ズブブ

俺の言うことを

聞かねーから

だぞ

この..

大馬鹿野郎が

......

うっ...

雷土さん

ううっ

よくも

よくも

こんな

おのれっ

.....マジで

やって

くれたな

こんななめた

こと.....

扈輌と

数人の拷問官だ

誰の

仕業だ

残念だが

厄朝は死に

その拷問官も

報復を恐れて

捕まる前に

ほとんど自害した

残って

いたのは

一人だけだ

何人だ?

一人だけだと

お前

じゃない

摩論に

聞いたんだ

へ?

!?

桓騎

まさか...

摩論

何人だ?

へ?

咸陽

か...

キングダムの

勝った!?

第696話・解放の噂

かっ...

桓騎が.....

勝ったのか

!?

ハイ

鳥の知らせで

敵将扈軛の

首を討ち取り

桓騎軍が

勝利したと...

い...

一体何が

起こったのだ

ごっ

誤報では

あるまいなァ

は!

なっ...

扈軛の

首を!?

誤報では

ありません

ひっ

昼間の報告では...

全滅の危機に瀕して

いると...

これからの

しかと我々も

確認を!

か..

勝った...

勝ったぞ...

......

いやでかしたぞ

桓騎将軍!

大敗の流れ故

どう授軍を送るかなど

連日思案していた

ものを

いや

よくやった

しかも扈瓢を

討ったと...!

これで武城平陽の前に

立ちはだかる難敵が

居なくなったぞ!

桓騎将軍め

六将になった途端

本当に好き勝手に

無謀な戦争を

始めよって

よっ

よォし

一時はどうなるか

と思ったが...

しかし結果

強引な戦いで

勝利した

だが本当に

一体どうやって

勝ったのだ

桓賂将軍は

これは早くも

六将復活の成果が

出たとも言えるぞ

オオ

九日間劣勢で

あったのに何が

起こったのだ

ここから分かる

変化としては

“飛信隊”が参戦した

ことであろう

た...

たしかに

その通りだ

...とすると

飛信隊のおかげで

勝利したと...

飛信隊が勝利を

もたらしたのが

までは分からぬが

そのきっかけに

なったのは

間違いあるまい

オオ

うむ

...

いずれにせよ

戦の詳細は

これから舞い込んで

来るであろう

打撃を受けた

桓騎軍の立て直しも

図らねばならぬ

これは本当に

大きな勝利です

大王様

これで次は

武城・平陽攻めに

入れます

まずは

何より..

だが

そして

その二城を

抜けば...

その先は

いよいよ

......

趙王都

邯鄲〟

ああ

そうだな

本当によく

やってくれた

六大将軍

桓騎...

鳳朝討ち死にによる

趙軍大敗の一報は

秦王都”咸陽〟以上に

趙王都〝邯鄲〟を

どよめかせていたのは

言うまでもない

なっ...

何じゃとォ!?

何じゃとォ!?

郎軍

扈軻将軍が

死んだ!?

桓騎では

なくて...!?

なぜだっ

扈靫軍は!?

たっ

大半が降服

したわねです

なっ

何だとォ!?

郭開様

邪開様

......

なぜそうなる

郭開様

これは...

...

両国内を揺るがす

正に起死回生の

大逆転劇であったが、

この話は

ザッ

まだここでは

お頭...

本当に

やるんですか?

お頭.....

終わらないので

あるー

飛信隊

本陣

お頭から...

六大将軍

桓騎様から

命令だ

何だまた

ハゲ伝令かよ

さっき行った

ばっかで

また来たのか

うるさい

馬印だ

飛信隊は今すぐ

逃げた趙軍を

平陽城まで追って

こちらに戻らぬよう

見張れとのことだ

えっ

ここで

目を光らせてれば

いいって

それでは

足らんそうだ

軍で動いて

奴らに反抗の気を

起こさせない

ことが上策だと

政論さんが

それは

分かるけど...

え今すぐ!?

よいな

伝えたぞ

六大将軍の

命令は

絶対だ

あっ

ちょっと

どうするも

こうするも

行かなきゃ

いけねェんだろ

クソッ

六将

さっかかって

ケガ人はここに

置いて

動ける奴だけで

行くぞ

チッ

何て人使いか

荒いんだ

どうすんだ

KB

...

私も

ここに残って

いいかな?

えっ

そっか

そうだよな

オラ

行くぞ永疣

何で?

それは

困るけど

発痍隊も来て

くれないと

ん?

どっかケガでも

してんのか?

いや...

そうじゃ

ないけど

ただ

何か...

飛信隊は

桓騎の命令通り

敗走した扈觀軍の

残党を追った

飛信隊

ファ

つまりは

桓騎軍とは

さらに離れた

ことになる

ここまで

立て

こっちだ

ついて

来い

.....

また連れて

行かれた

今度は二十人

くらい..

.....

あの...

あの選中は

どこに...

んー

俺らも

聞かされてねーが

噂じゃー

少しずつ

解放してやってる

らしーぞー

えっ

えっ

も..

もう?

んー

もう俺達

解放して

もらえるのか

!?

知らねーけど

そういう噂だ

...そうか

よかった...

やっぱり俺達

王聖軍に投降して

おいて

本当によかった

ああ

.....

あ、そうか

こいつらまだ

俺らのこと

王殿軍だと

思ってんのか...

.....

お頭は何で

こんなに早く

投降兵を

解放してるんだろ

よし

ここまで

立て

つーか

それにしても

こいつら逃がしたら

数日のうちに

また軍に入って

俺らを殺しに来る

んじゃねーのか?

宜しくー

いいぞ

ここからは

引き継ぐ

こっちだ

さっさと

歩けー

よし

引き越ごう

頼む

けっこう

歩くな...

それは

そうだろう

途中だって

そんなに近くで

解放できないさ

しかし

本当に

よかった

もう娘の服を

見れぬかと

俺はこの戦いで

弟を殺された...

解放されたら

すぐに軍に戻って

最前線に入って

桓騎兵を殺し

まくってやる

とにかく

俺よし

息子達に...

...気持ちは

分かるか

今は

その憎悪

隠しておけ

もう少しの

辛抱だ...

......

よーし

ちょっと

ここで

休憩だー

疲れた

だろー

座ろうかー

引き継ぎだ

オー

少し

間を空けて

跪け

水をやるから

下を向け

もっとだ

もっとだ

そうだ

え?

ああ

ん..

もっと

終わったか

ああ

次は

こっちだ

もう

待ってるぞ

......

んー

俺らの

受け持ちは

半分くらい

いったか?

いや

半分の半分も

いってねーよ

次ここまで

立て

ついて

来い

引き継ぐ

んー

次ここまで

ついて来いー

.....

わっ

やっと

俺達の部だ

足かしびれたな

なっ!?

助け...

フー

あとは

こんだけか

ん?

この数なら

やっぱ

何だ

お前ら

静かにしてろ

すぐ済む

えっ

やめ

ヒィ

もうここで

いいんじゃ

ねーか?

何やってんだ

お前ら

娘がっ...

ヒィ

ギャ

だっだましたな

お前ら

うっ

ギィア

その惨劇は

広域に点在した

全ての

捕虜収容地で

一斉に

繰り広げられた

助け

〝大量虐殺〟

である

正に

首を集めて

燃やすぞ

何で

首だけ?

体ごとは

大変だろーが

ああー

摩論

ザッ

サッ

終わった

みてェだぞ

......

『十三年、桓騎区趙平陽。

始皇十三年に桓騎が平陽の地を攻めた

全部

そうですか

戦死者と処刑者

その数の

振り分けは

不明だか...

分かり

ました

この年の

戦いのことは

「史記」にも

記されている

キングダムの

殺趙將扈軛、

〈趙将扈瓢を討ち取り〉

斬首十萬。

音十万を斬った

「史記素始皇本紀」より-

キングダムの

将軍の役目

第697話

邯鄲

キングダムの

そこで

咸陽

駆からか

はい

お願い

致します

昨日の

桓騎軍の勝利の

続報であろう

どれどれ

...

な.....

!?

?!

弥灰様?

急報ー

!?

桓騎が

捕虜を

殺した!?

捕虜?

投降した

兵士達の

ことか?

.....

...??...?

何人だ!?

それが...

正確な数字

ではないと...

書かれて

おりますか

何人だ

っ!?

ピクッ

ハ!

鳥の伝文には

正確な数は

不明であるが

お...恐らく...

かっ

桓騎将軍は

捕虜

...

数万人を

皆殺しに

したと!

す...

数万人っ...

みっ

皆殺しに...!?

だ...

大王様っ...

:::...昌文君

分かって

いるか

我々は今

とてつもなく

難しくなったぞ

中華統一の道は

国々を滅ぼして

それで終わり

ではない

そこにいた者達と

同じ国民とならねば

ならんのだ

この暴挙の

事実は

全土に広がるぞ

殺された

数万の兵の

遺族だけでなく

その道にあって

此度の虐殺は

絶対におかしては

ならぬ過ちだ

この行為を

耳にした

各国の民達も...

そもそもなぜ

あの男を

六将にした

もういい

李斯

分かって

おるわ

俺は軍のことは

お前達ほど深くは

分からんが

この顛末は

キングダム@

戦争の自由を

はき違えた

桓騎の...

一度は

忠告したぞ

六大将軍

最悪の暴走だ

制度そのものの

是非に関わるぞ

桓騎を六将にして

大丈夫なのかと

分かって

いるが

しかし...

今はそんな

議論をしている

場合ではない

昌平君

今すぐ動かせる

そなたの直下兵団は

何人いる

!?

黄竜の

兵団もだ

豹司牙の

黒騎兵団

ですか?

どこへ向かわせる

おつもりですか

.....!

桓騎の

元へだ

無論

!!

平陽城近郊

飛信隊宿営地

オエッ

大丈夫

うれさんっ

オエエェ

夕打ち悪い...

昨日無理

しすぎたから?

分からん

何かずっと

気持ち悪い

ん?

何でも

昨夜

桓騎将軍が

投降兵を皆殺しに何万人も

しちゃったんだ

あー

いたんだって

眼が夢で

言ってたのは

このことか...

オエッ

...

......

オエッ

光礼さん

何騒いでる

隊長らは

あ...

うん...

さっき

聞いたん

だけど

...

気持ち

悪い

おや

まって

くれ...

ここう?

ちょっと

ほう

くそォっ

桓騎のヤロォ

俺らがいると

止めるから邪魔で

こんな先まで追わせて

遠ざけやがったんだ

俺が近くにいれば

こんなっ...

やべェ奴とは

思っていたが

ここまでとはな

皆殺し

なんて...

戻るぞ

マジで

イカれてやがる

え?

戻って桓騎を

ぶっ飛ばす

虐殺された

捕虜の数だけ

殴り続けてやる

信っ

行くぞ

テン

行くわけバカ

ないだろ

!?

立場を

考えろ

お前はもう将軍で

桓騎は六大将軍

あ!?

お前が動けば

軍が動く

黒羊の時とは

違うんだ

構うかよ

今のお前が

桓騎に近づくだけで

桓騎軍と飛信隊の

戦争になるんだぞ

構うだろ

なっ何だとてめっ

テン

落ちつけっ

本気で言ってるんなら

今この場で将軍を

やめろ信

今は将軍の役目を

果たす時だ!

!?

!?

何だよ

将軍の役目って

虐殺の知らせで

趙は怒り狂って

平陽からこちらに

大挙して打って出て

来るかもしれない

ボロボロの桓騎軍が

立て直すのには

まだ時間がかかる

それを守るために

飛信隊は

少し下がった所に

防衛線を敷くんだ

!?

はァ!?

桓騎軍を...

守るために

だと!?

そうだ!

それが今

この軍が

やるべき

役目だ

......

そんな...

こんなことやっといて

相談はお咎めなし

だってのかよ

テン

そんなわけ

ないだろ

万の投降兵を

皆殺しに

しておいて

お咎めなし

なんて...

そんなこと

あるわけ

ないだろ

でも...

それを

やるのは

信じゃない

秦壬

嬴政だ!

この暴虐を

許さないのは

.....

九日後ー

ん?

お頭っ

座論さん

急報がっ

...

原論さん

お頭は!?

んー

何ですか

いますよ

どっかの

天幕に

じゃあ

とりあえず

摩論さんに

南西の見張りから

急報で...

こっちに

軍が向かって

来ていると

んー

南西なら

そ...そう

敵じゃない

んですか

何かその見張りのとこに

その軍の伝令が来て

おかしなことを

言ったと...

〝この軍は〟...

敵じゃない

友軍の

地提でしょう

おかしな

こと?

何です

〝王の軍である〟と

へ!?

王自らが感陽を出て

こんな最前線の地べ

やって来た!?

まずい

王の軍!?

第688話・虐殺の理由

まずい

勝利のねきらい・

のわけがない!

間違いなく

捕虜虐殺への怒り...

しかも

ただ断罪するのなら

お頭を威嚇へ呼び戻せば

いいだけの話

間違い

ないのか!?

まずい

それすら待てずに

王自ら軍を率いて

やって来るなど

異例中の異例

げ...

激昂も甚だしい

へ下手をしたら

お頭共々我ら皆

最悪の事態に...

お王の軍の

数は!?

え..

たしか

数万と

すっ

数万!?

やる気だ...

摩論さん

王軍の伝令が返事を

待ってるんですが

何と言って返したら

いいスか?

向こうはお頭に

大王を出迎えろ

って言って

来てるんスけど

......

でっ

出迎える故

行軍を緩める

ようにと返せ

尹紀

お頭と

黒桜・厘玉を

すぐここに

戦直後で

少し準備が

かかると

ハイ

それと

セノウ一家と

朱摩一家と...

手料の一家を

全部ここに呼べっ

えっ

そんなに?

桓騎から

大王様を出迎えると

伝令が来ました

いいから

走れっ

場所はやはり

ここから北上して

少し西にある

平野地

つまり

奴らが軍を配備

しやすい場所です

想定内だ

こちらも

軍を

展開しろ

ハ!

左翼を

作れ

ハハ!

「史記_秦始皇本紀」

にも記してある

桓騎が扈軛を

討った後

秦王嬴政が

行くぞ

その地まで

足を運んだと

桜の理由

第698話

.....

何じゃ

その態度は

貴様

貴様

お頭

さすがに...

オイ

よい

昌文君

その男が

礼を欠く

ことは

分かっている

ことだ

俺が

なぜ来たか

分かるな

回りくどい

話は省き

単刀直入に

聞く

なぜ捕虜を

虐殺した!

別に

ただ

殺りたかった

から殺った

貴様っ...

それだけだ

桓騎

軍律で

理由なく捕虜を

殺すことは

禁じている

大将軍とて

それは例外

ではない

そして此度の

その数は異常で

許し難き

ことだ

お前の言葉

次第では

この場で

斬首〟に処す

俺は

お前と違って

冗談を言わぬ

答えろ

なぜ虐殺した

忘れた

そうか

豹司牙

桓騎の首を

はねろ

ハ!

ザッ

わっ

分かってん

のか

てめェら

そっちも

ここから生きて

知れねェぞ

そんな脅しで

この断罪は

止まらぬ

サッ

お頭

逃げろ

ここはっ

待って下さい

パキ

!!

.....

ま...

何だ?

キングダムの

ハイ

私の方から

説明させて

頂きます

あっ

申し遅れました

私は桓騎の側近

にして紳士:

いえ

軍師の

摩論です

だから

さっきから

それを聞いて

おるのだ

なぜ捕虜を

虐さ...

抹殺したのかと

申しますと

それには

ちゃんとした理由が

ございまして

申せ

さっさと

桓騎軍はまだあの時

扈鄲軍に逆転され

敗れる可能性が

あったからです

我々が

あの扈頼軍に

勝ったことは奇跡

奇襲が成功し

扈軻本人を討ち

そこから混乱する

応援軍に

王聖軍やらの授軍が

来たと虚報を流し

信じ込ませて

降参させました

王聖軍やらの

ばかいして

しかし

こちらの

予想以上の捕虜を

抱えてしまった

桓騎軍の戦力が

下回っていると

気づかれた時

捕虜が一斉に

反乱を起こせば

我らには

それを止められず

実はあの時

相手の戦力の方が

まだ圧倒的に

多かったのです

退却した軍も

再び戻り

我らは

敗れていました

だから仕方なく

敵を葬った

仕方なく...

そうしたのです

わ...

私だって..

そう..

ここまでの

ことは

したくなかった

他に方法は

なかったのか

へ?

皆殺しにする

必要が

本当にあったのか

その道理で言うなら、

戦力差が埋まれば

そこで止められた

はずだ

一人残らず

殺す必要はなかった

のではないのか

摩論

それは...

お前達

桓騎軍は

っ...

そうですか...

以前から

殺さなくていい

者達を

殺しすぎなのだ

ククク

ほー?

お前が

殺しの人数で

怒るのかよ

侵略

しかけてんのは

お前だよな

つまり

今この世で一番

人を殺してんのは

お前だぞ

秦王よ

侵略

しかけてんのは

お前だよな

第699話首級の数

つまり

今この世で

一番人を

殺してんのは

お前だぞ

秦王よ

第695話・首級の数

.....

......

......

その通りだ

その通りだ

戦争しかけてんのは

お前だ

その死人の責任も

お前にある

お前こそ

一番の人殺しだ

そんな奴に

お頭のことを

とやかく...

なっ...

黙れ

子供じみた

屁理屈につき合う

つもりはない

.....

屁理屈で

片づけんなよ

今は捕虜の

話をしている

してなくても

お前が起こした

戦争の結果の

一部だ

お前が殺ったのは

何十万どころじゃ

ねェんだぞ

虐殺しろと

命令した

覚えはない

責任は

全部俺で

お前は

裁くだけかよ

戦を始めた手前

暴走したお前を

裁くのも

俺の責任だ

ああだから

それを断罪しに

ここへ来ている

ではないか

そして

もっと..

大きな責任は

六国全て

滅ぼしてからの

話だ

フッ

正に

血の王だ

お前に比べれば

俺なんて

かわいいもんだぜ

承知の上だ

血を多く流す故に

兵士の死と

民・捕虜の死は

強く線引きをせねば

ならぬ

我々は

現六将から

。白起〟を出すわけには

いかんのだ

白起...

長平で捕虜四十万を

生き埋めにした

かつての六将

あの大虐殺が当時

中華をどれ程

震え上がらせたか

趙にどれ程の怨念を

生んだのかは

幼少期の

身をもって

知るところだ

そんな状況を作っては

国を滅ぼしても

統治など出来る

わけがない

此度のお前の所業は

あの長平を

思い起こさせる程の

悪業だ

戦乱の後

列国と一つに

なることが

出来なければ

今やっていることも

これまで

やってきたことも

全てが無に帰す

そんなことは

絶対に...

ちょっと

待て

お前本気で

言ってんのか

!?

虐殺云々の前に

他人の土地に侵略し

殺して奪って

本気でそう

思ってんのか

その上で

その連中と

一つになれると

そうだ

ッハハハ

オイ

黒桜

超と仲良く

やるっつー話

......

キレイ事かと

どう思う

今の

捕まっていた

雷士を

生きながらに

バラバラにされた

先に

やったのは、

奴らの方た

......

私らが

超に勝ったとしても

何じゃと

起の奴らと

一緒になるなんて

こっちから

い下げた

趣の人間は

皆殺しに

してやる

オイ

.....

黒桜さん...

難しい道であることも

重々承知だ

難しいとかじゃ

ないんだよ

だがそれでも

いつかは...

国を一つにして

戦を無くすと

言いたいん

だろうが

人は

そうは

ならない

絶対に

!?

お前は“人”に

期待しすぎだ

秦玉よ

ああ

その通りだ

それの

どこが

悪い

俺は〝期待〟し

〝信じる〟が故に

苦難にして...

最短の道を

強引に

走り抜けようと

している戦国の王だ

お前みたいに

何もせずに

“絶望”など...

〝絶望〟...

いや...

大王様?

何だよ

フッ

で?

結局

どうするんだよ

この俺を

首をはねたきゃ

はねろよ

その時は

お前もここで

死んで

その崇高な

血の道も

これまでだ

今生きてる

人間にとっては

その方が

いいかもなー

ククク

何も理由が無くば

迷わず斬首にする

つもりで来た

だが今回は

摩論の説明に免じて

赦すことにする

藤崎の説明は

不十分じゃ

なかったのか?

お頭

約司牙

剣を下ろせ

赦す理由は

もう一つある

扈軛軍撃破の

功だ

よもや桓騎軍単軍にて

趙軍総司令もろとも

その本軍を討てるとは

思っていなかった

その成果の

もたらすものは

計り知れぬというのが

こちらの軍総司令

昌平君の評価だ

それらを合わせ

鑑みて

お前を赦す

ことにする

......

フッ

六将は剥奪

しなくていいのか

何なら

返すぜ

六国を滅ぼすには

六将の力が

不可欠だ

あの

金ピカの

首飾り

それは今も

変わりない

ザッ

あの首飾りは

そのままお前に

預けておく

但し

それと次に大王様の前に

足を上げれば即座に

両足斬り落とすからな!!

よいな

桓騎!

次にこの様な暴挙に出らば、

問答無用に

その首をはねる故

肝に銘じておけ!!

フー

助かった...

キングダムの

秦の軍律には元々

戦場で取った首を

褒賞に換える法が

あった

秦の年記に

戦での敵の首級の

数が残っているのは

そのためと思われる

ザッ

しかし

「史記・素始皇本紀」にて

この首の数は

桓騎の十万斬首以降

記されることは

なくなった

こんなところに

いたのか

へへっ

第70話、戦後の軋み

へへっ

キングダムの

俺達がまさか

こんな最前線で

会うとはな

......

立てよ

場所

変えようぜ

ああ

もっと

見晴らしの

いい所に

そうだな

...

へへ

お前の馬

どこだ?

分からん

歩いてきた

二人乗って

大丈夫か?

よゆーだ

よゆー

落ちねーよーに

しっかり

つかまってろよ

でも気持ち

わりーから

あんまり

ひっつくなよ

注文が

多いな

......?

力カカカ

見ろ政

夕陽だ

言われ

なくても

分かっている

血みたいに

真っ赤だな

今は

そんな風に

言うな

見ろ政

あそこにちょっと

他の山より高い

ところがあるだろ

...

ああ

その先に

最近いっていう

難所があってよ

その前に玉鳳の

王貴が色々頑張って

くれたんだけど

まーそりゃいいや

飛信隊は

そこを必死に抜いて

こっち側にあった

扈輌本陣を

目指したんだ

そんで上に行ったら

岳白って饅頭みてェな

大男と戦って

結構やられたけど

何とか勝ってよ

影丘は

ひっでェ崖でよ

でもそこをうちの

新人が登って

突破口を開いた

テンが言うには

飛信隊が抜いたから

扈朝の最後の守りが

俺らの方に向かい

そのおかげで

桓騎は扈軻を

討てたそうだ

信じられるか

桓騎の頭の中

どうなってん

だ?

そんでやっと影丘抜いて

こっち側に来たら

もう桓騎が扈軻を

討ってた...

ひょっとしたら

その形を作るために

飛信隊は

呼ばれたのかも

知れないって

天才であることは

間違いないので

あろう

.....

だがそれでも

奴は...

ああ

クソヤロォだ

......政

そして

ありがとな

こんな所まで

来てくれて

今回は

悪かったな

なぜお前が

謝って

礼を言う...

俺が目と鼻の先に

いながら

桓騎の虐殺を

止められなかった

現場にいれば

桓騎を

ぶっ殺してでも

止めたのに..

仕方ない...

飛信隊が意図的に

驚きれていたのは

聞いた...

捕虜虐殺を知って

桓騎をぶっ飛ばしに

行こうとしたが

テン達に止められた

桓騎軍と

飛信隊で

戦争になる

ってな

だから

思ったんだ

桓騎を止めることが

出来る奴がここには

いねーってよ

そしたら

お前が

来てくれた

さすがだぜ

来たが桓騎を

断罪することは

出来なかった

今はまだ

あの男の力が

必要だ

......

...

だろうな

一応釘は

刺しておいた

無闇に

あんな暴挙には

出ぬはずた

ムカつくか

...だが

今心配なのは

桓騎ではなく...

万の捕虜を

虐殺した

結果だ

先の統治の

話もそうだが

まずはその前に

趙人の怒りが

前線のお前達に

向かう

趙の士気が

下がるのなら

戦は有利に

なるだろうが

過度な残虐性は

逆に相手の士気を

上げてしまう

大丈夫だ

こっちは起を

滅ぼそうと

してんだ

怒りを

買うのは

当たり前だ

そして

向こうも

容赦なく...

それにここからは

どんどん戦場が

趙の民と

近いところに

なっていく

近ければ近いほど

向こうの苦痛は強く

伝わってくるだろう

だがそれも

承知の上だ

いよいよ

難しい戦いに

入っていくと思うが

俺達は

やりきってみせる

桓騎みてェに

暴走なんて

することなくなァ

......

......前から

そうだか

オウ

俺はお前の

“金剛の剣”

だからな

フッ

お前という

存在に本当に

助けられる

本当に

何度も...

お前は

やはり

強いな

ん?

何か

言ったか?

見ろ

へ?

先程

お前が言った

影丘の場所

ここから見えぬが

そこより右の奥に

あるのが

平陽と武城だ

あー

本来俺らが

狙ってる城だな

その二城を抜いて

北上すれば

そこにはもう

趙の王都邯鄲がある

..

趙王都

邯鄲...

十七年に

なる

俺が闘商紫夏の

力を借りて邯鄲を

脱出してからな

尊い犠牲を出し

命からがら逃げた

子供が

秦王となって

舞い戻り

その邯鄲の

喉元の地に

今こうして

立っている

無論それもまた

お前達の血の

犠牲のおかげだ

俺らだけ

じゃねェ

お前も一緒に

戦ってんだろうが

でも...

そうか

あと少し

なんだな...

ああ

二城の先にある

王都邯鄲を

落とせば

趙国が

滅びる

ああ

当然、先程お前が

言ったように

ここからが難しく

激しい戦いが続く

だが

貫くべき

趙の心臓は

もう目の前だ

ああ

任せとけ

ザッ

ん?

ん?

あ?

那貴!

よー

オイ

お前達三人は

無事だったん

だな

......

久しぶり

ですね

那貴さん

ああ

何とかな

てめェ

何してる

こんな所で

ザッ

はァ!?

殺す!

つか

座るな

てめェ

何受け入れて

んだよ

この裏切り者を

まー

まー

まーまー

黒桜さん

まーまー

じゃねェよ

恐るな黒お

しわが増えるぞ

長居はしない

.....

...

で?

何の用だ?

お頭は?

......

女共と

天森じゃ

ないですか?

.....

雷士のことは

聞いた

もちろん

その後、お前達が

やったこともな

あ?

様子を見に

来ただ?

雷土の

報復にしては

やりすぎだ

それでちょっと今

お頭が

どんな感じなのか

様子を見に来た

.....

あれは

雷土さんの死が

理由では

ありませんよ

さすがに

部外者が

すっこんでろ

久々に

〝首斬り桓騎〟の

本性が外に出た

だけですよ

......

本性...

俺は雷土のことは

大きく関係してる

と思うぜ

お頭にとって

あいつの死は

小せェことじゃ

ねェだろ

まー

小さくはないで

しょうけど...

最古参ですし

妙だな

最古参は

砂鬼一家だと

聞いたが

は?

砂鬼が?

何言ってんだ

お前

んなわけ

ねーだろ

ん?

あれ?

何か俺も

聞いた気が

お前から

聞いたんだっけ?

ん?

そういえば

私が入った時も

すでに砂鬼は

いたような...?

.....

前から

思ってたか

古株なのに

どうして砂鬼は

幹部に入って

ないんだろうな

入れるわけ

ねェだろ

あんな母体の

知れねェ奴らをして

さすがに

そうですよ、お頭だって

不気味な

砂鬼一家とは

いつも距離を

取っています

黒桜は?

知るか!

あいつら昔から

いるかいねーか

分かんねー

だろが

そうか

つーか

もう失せろ

那哀

うん

いや

もう少し

飲もうぜ

似玉!!じゃ

ひゃあ

キングダムの

その中で

政はしばらく前線に留まり

各所を巡回し兵を労った

大王様

王責を見舞った

大王

よい

そのままで

政は王賀と

子供のことにも

触れて話した

俺も最初は...

貴様は

ジャマだ

失せろ

独身男

なっ

そして政は

連れて来た三万の兵を

そのまま前線の

増援軍として置いて

わずかな兵団で

咸陽へ戻って行った

勝ったとはいえ

大いに戦力を失った

桓騎軍と玉鳳は

その兵を取り入れて

これから再生を図る

ことになる

一方

敗れた趙国内では

無論、激震が走り、

開門ー

その軋みによって

奏にとって最も厄介な男の

止まっていた時が

再び動き出そうとしていた

青歌

王都邯鄲より

急報である

本殿はどこか!?

本殿は

どこか!?

王都邯鄲より

急報である!

キングダムの

第701話・大将軍の帰還

趙国王都

邯鄲

ああ

うちの子

が...

有が...

うちの子は

無事なので

しょうか

自分で

お前を探せ

ここは

東二区から

出陣した者達の

名だ

うわああ

父上っ

通してくれ

こっちです

お母さん

あああ

あそこに

突軍に殺された

兵達の名前が

一区は?

一区の役所へ行け

ああ

うちの子が

戦死を...

ああ昭がァ

そうだ

奴らは抽励を

皆殺しにした

万の人間が

無抵抗のまま

首を斬られ

...焼かれたそうだ

そんな...

邦:

違う

戦死じゃない

投降したのに

桓騎に虐殺

されたのだ

へ?

長平

だ...

おのれ奈め、

ああ

次の戦には

俺達も出陣する

秦兵は

皆殺しに

してやる

許さん

許さんぞ

捕らえて

八つ裂きにして

殺してやる

素兵は

皆殺しだ

桓騎の生皮を

はいでやるぞォ

......

......

宰相目

郭開

くっ...

どっ

どうされますか

郭開様

その二城が

抜かれると

梁軍はもう

このか...

厄頼事を討ち

本軍はその勢いのままに

平成・武城に

襲いかかるでしょう

んたん

邯鄲まで!!

っ...

慌てめさるな

扈軻は敗れど兵は

まだこの王都圏には

十二分におりまする

城内の民を見ても

桓騎の蛮行は

こちらの士気に

火をつけた

平陽・武城も

同様に士気は

上がっておる様子

韓倉

何っ!?

そう易々と

奴らは邯鄲に

届きませぬ

今気がかりは

一部の豪商達が

財を持って

この邯鄲から脱出しよう

としている件だ

ちょっと待て

その話

韓倉殿

そなたも

邯鄲から北へ逃げる

準備をしていると

他の者から聞いたぞ

それを真似て

民に邯鄲脱出の

選択肢を与えては

突軍が邯鄲に迫った

時に人がいなくなる

......

豪商含め民が

外へ出られぬように

今すぐ全ての城門を

閉ざすべきです

なっ

何っ!?

当然だ

ここにいる私達は

一般の民草とは

違いまするぞ

無論ギリギリまで

戦いまするが

いざとなれば

我らは大王を守り

脱出せねば

なりませぬ

国家の中枢に

いる我々は

生き延びねばなりませぬ

生き延びねば

なりませぬ

お...

おう

その通りじゃ

オオ

バカなことで

喜ぶでないわ

その時は

命があっても

今の地位も

権力もなく

敗走の徒として

生きるのだぞ

もっもちろん

そのようなことは

誰も望んで

おりませぬ

士気の高まった兵で

爽軍を返り討ちに

致しましょう!

その通りです

だが兵は

いるが

扈軛亡き今

総大将を張れる

将がこの邯鄲に

いるのか!?

英傑・趙忽〟将軍が

おりますが

早い!

もし趙忽を失わば

本当に我々は...

な..

ならばやはり:

ここは

もう...

あの方しか

......

急報っ

楚国より

急報っ...

!?

楚から!?

!?

楚...というか

!?

楚にいる

あのお力!?

だ...

誰だ!?

楚におられる

あのお方から...

.....

ま...

まさか.....

ヒッ

ヒィ

あっ

オオ

......

フン

王都

..っ

廉頗様

大変

ご無沙汰して

おります

お世話になった

妥部です

本当に

オオ

哀多の倅

袋静か

ヌハハそちが

邯鄲からの使者を

務めるとはのォ

ハイ

私の父は

表可です

服顔様にもう一度

お会いできるとは

...

介子坊様も

ご健勝で

何よりです

ヌハハ喜びすぎて

鼻が出ておるぞ

宴多の倅の表静よ

健勝すぎて

今朝も楚が

苦戦している

魏との前線に

出向いて

粉砕して

やったわ

ヌハハハのォ

汚いのー

ハイ

私は表可の

倅です

ヌハハハ

美燕様も

ご健勝で

何よりです

はい

粉にして

やりました

廉頗は

楚に亡命した後

高齢になっても

戦場に出ていたと

史書に

記されている

さ...

さすがで

ございます

して..あの...

取領様

邯鄲に

送って頂いた

知らせは...

本当なので

しょうか...!?

キングダム@

......

さっそく

本題ですが

厄頼が討たれたのも

捕虜が虐殺されたのも

聞いた

秦軍がもう

平陽にまで

迫っているのも

知っておる

傍から見ていて

趙国の命はもはや

風前の灯火よ

じゃからのォ

は..

はい

袁静

この廉頗が

趙に戻って

桓騎ら

青二才共を

真っ二つにし

趙を救って

やろうかと

思ってのォ

......

ハイ...

ハイ

すぐにその旨

邯鄲に戻り報告

させて頂きます!!

ヌハハ

まー飯くらい

食っていけ

会静

ちなみに

これが

他のいつもの

一食分じゃぞ

えっ

キングダムの

貴様も残すで

ないぞ!

ええっ

廉頗が趙へ戻る旨を

使者へ伝え

その際大食し

健在ぶりを見せた

逸話と

そして

その顛末もまた

史書に記されている

れ...

服顔...

あの

廉頗大将軍が...

戻って来る...!?

す...

すごい...

あの服顔将軍が...

元三大天廉頗様が...

ご帰還される!

いいぞ!

これで十分に

立て直せるぞ

オオ

本当に

そうであろうか

!?

韓倉殿

服顔将軍が

起を出た理由を

お忘れか?

先の王、悼襄王の

“性質”を諫めたため

総大将を更迭され

魏へ亡命した

そして今、我らの

王は先王と同様か

それ以上の性質を

お持ちである

廉頗将軍が

今この朝廷を見て

黙っていると

思いますか?

う...

.....

黙っている

わけが

なかろうが...

かつて上着であった

間相如でさえも

気に喰わぬと

殺す勢いで喧嘩を

売ろうとした男だ

ここに戻らば

我らは一掃され

下手をすれば

問答無用に全員

音をはねられるぞ

えっ

そ...

そんな...

大袈裟だが

全員は

高官位隊その仮二人は最大の友とな

郭開殿は

間違いなく

無事では

済むまい...

激上線...

か..

邪開様

ど...

どう

されます

邪田様...

宰相...

簾将軍錐老衙善飯然糞臣蛍

頃多三遺矢矣。

「史記」によると

楚にて廉頗の健在ぶりを見た使者の話を

郭開がねじ曲げ

「馬鹿は年老いても食は進むが

座していたしばらくの間に三度も失禁した。

と報告し

趙王は廉頗はもう使いものにならぬと

勘違いしたと伝わる

この郭開の捏造により

廉頗は生涯

趙に帰れなかったのである

なっ...

賊郎将軍の

ご帰還が

認められない!?

なっ

なぜですか

いっ一体

なぜ...

お...

王はなぜ

そんな...

そんな

バカな...

なぜですか..

うっ...

ううっ

もう一度

ご再考を

大王に

ご進言を

なっ

納得

できませぬ

どうか機会を

お与え下さい

この技師

命を賭けて

大王に運営

致します

.....

分かった

食静とやら

私がもう一度

王に進言する故

お前は下がって

待て

あの男

始末しろ

韓倉

お任せを

して...

鳳輯の後は

誰に...!?

...

はい..

...

腹ワタが

煮えくり返る程

口惜しいが...

呼び戻すしか

あるまい

ーそうして

邯鄲〟から

〝青歌〟に

早馬が走り

あの男を.....

ついに

二年ぶりに

三大天李牧が

復活を遂げた

扈郵軍は敗北したが

李牧が出て来た

ことで

平陽一帯の戦いは

停滞する

それでも、

そして

その翌年

いよいよ

三大天李牧と

六大将軍桓騎が

正面からぶつかり合う

生死を賭けた大戦が

幕を開けるのである

あとはいえ、チョートパンで

キングダムの(完)

作、原、泰久

こんにちは、原です。

この度は大好きとご味深く真んありがとうございます!!!

2022年になりました。

今...

「レキュラースタッフ」上村恵¡朗毛利茅夏'佐藤優次、岡元、利息、タガセロ

一頭レギュラー北原涼子ジンン「ヘルフ・梅本量伍□鎭集,大沢太郎

おかげ様でキックスは運動作用は突入の方、「はっは」

今年は、連載以外でも、

・キャグの必死・名古屋・

・アニメ4期

映画2

目白押しです。

今年もなんで直にお願い致します。

頑張ります!

き貴様

おまけマンガ「秘技」

支援(65巻おまけの続き)

今っ...

ちょっと

待てっ

!?

そんな

秘技を

一体

どこで!

。置打ち〟を

やろうと

したろっ

...

「それは

皆、自覚はないが、

人には実は瞬きよりも

短い瞬間で意識が止まっている

スキ間が存在する

〝霞打ち〟

と言う!のだ!

驚いた

こんな秘技を

操る者が

ここにいたとは

どこで

学んだ?

え?

その止まった瞬間に

打ち込む秘技を...

じゃあ

オイラも

その優打ち〟が

使えるんじゃ

お前はただの

助平じゃ

んー

ささァ?

山で獣を

撃ってたそんな技

から?

っていうか

知りませんよ

兄ちゃんを

傷つける奴は

オイラが

許さないぞ

冗談じゃ

この助平アホがア

ギャー結局

何られた!

たしかに

私と痍姉にとっても

危険な弓使いじゃな

まるでは自分のサーバですが、

今のうちに

殺して

おこーか...

ギリーリッ

イラ?

これが本当の

雨田村〜じゃっ

・裏となります。

おしまーい

カバーデザイン

皆様やPOOKET

a-zma

YuC

DIGITAL

5月15日木、初日に、月曜でのNS

キングダム

64巻

原泰久

©原泰久202:20と2

初版発行

デジタル版発行-2022年

2022年

発行所・集英社

http://www.shuesharco.co:

この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです

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