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KINGDONE
原泰/
★この作品は、デジタル配信用に再編集を行ったものです。
UJJ原森久
KiskeDowker
...
目次
第702話驚くべきもの
これは...
...
...
...
逆手の大戦略
北上開始
現気道の精神感触
鬼気迫る戦術
扈靴の乗らない相手の残念
復讐心の度合い
大きな選択情報の違い話・確認な教師の歯磨
大きな選択
211
奇跡の前進
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45658510K
63
★この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などには、コンビナ。いっさい関係ありません。
中国・春秋戦国時代
李信ッ!!
本作の主人公、下僕の出身ながら、
数々の試功を積み止げ遂に将軍と
なる。今はじさ幼馴染み達に天ド
の大将軍になることを誓う。
娘基二年(紀元前25年)
王弟・成績による反乱が起こる。
蛇甘平原の戦いで親軍を破る。
娘皇三年(紀元前24年)
馬陽を巡る趙との戦いいて王騎が亡くなる
始皇四年(紀元前28年)
趣将・李牧の計らいで
素趙同盟が成立。
始皇六年(紀元前24年
韓・魏・趙・燕楚からなる合従軍が
薬に攻め込む。
娘皇九年急元前28年
成人を迎えた嬴政が、「加冠の儀」を
執り行う。
時は紀元前中国・春秋戦国時代、500年以上にわたり戦乱が続くこの時代に、
中華を目指す若き王と天下の天将軍を志すひとりの下僕がいた
二人の少年が見た事は、七つの国の運命と思うの者たちの人生を巻き込んで、
また誰も知らない壮大な未来へと続いてゆく
嬴政えいせい
若き炎国の上。王弟の反乱や相国
日本最近の権力争いなど経営の立場
を越え、まだ誰も成じ遂げたことの
ない中華統一を目指す。
婚皇十年(紀元前37年)
黒羊丘にて慶舎率いいる趙軍を破る。
埼基十一年(紀元前28年)
王騎「桓騎・楊端和からなる。
連合軍が趙国の鄰・標陽を奪う。
館島十三年(組元前28年)
嬴政が六将制度を復活させる。
素連合軍が
趙の武城・平陽を攻める。
うとした...。
一方、敗戦
で卵地に立
たされた趣
国では、あ
の李牧が賊
緑への復帰
を果たそ
うとしてい
競馬薬は彼女したが学校が出て来たことで平成一期の戦いは伊浦する
二年ぶりに三大天亭校が開店を選げた
超王都・邯鄲に手をかけるべく、
その手前に位置する二つの城・武
城と平成へ進攻する条国、バカ
対二十四万という圧倒的劣数の
中、超感電車との戦いに挑んだ
相談年は、時数減状態に陥る
も、敵を欺く奇策で超本陣に突
人。大逆転の木、見事に総大将・
感慨を討ち取った。しかしその
頃、麺の捕虜となっていた電士が
拷問の未に惨殺。植騎が趣兵数
万人の斬首を命じる事態に。その
の報告を受けた参国王・歳政は
直ちに現地へと向かい、相場を滅
しく糾弾両者は触即発の状況
に陥った。
そういうことですが、そういうことはそういうことです。
前巻までのあらすじ
第702話驚くべきもの
.....
ギィ
!
りっ学牧様っ
だっ
大丈夫
ですか?
話驚く
第702話・
.....
カイネの方こそ
大丈夫ですか?
わっ私は
平気です
どこでも
眠れるので
フフそうで
でしたね
丸二日も
こもりっきりで
ねっ
寝てないの
では
ずっとそこに
いたよう
ですが
寝起きに
悪いですが
皆を呼んできて
くれませんか
カイネ
は...
ハイ!
喜んで!
北!?
舜水樹二城の...
後ろの線は?
!
ハ!
ちょうど昨日
完成しました
分かりました
ならば十日程
邯鄲を離れます
!
留守を頼みます
舜水樹・馬南慈
学教様はどこへ!?
平陽・武城に
入られるのですか!?
ならば私も
ブァカ
話聞いて
なかったのか
お前
!?
ハ!
ハ!
...ッ北”””を
見に行くと?
青歌城
将軍楽菅
その通りです
......
閼与辺り
ですか?
...いえ
宜安です
!?
えっ
そんなに
北へ!?
お伴します!
オイ
すぐに
発ちます
急いで
支度を
防寒具も
忘れずに
ハイ
今すぐに
えじゃあ俺も
お前は
来るな!
偶抵は軍を
南に出れるよう
備えておけ
さァ
行きましょう
学校様
バタン
ワハハ
あっ
...
どう見る
楽彰
青歌城
将軍上和商
宜安は
離れすぎだ
だが
うむ
宜安と聞いた時
背筋が凍った
こちらは
長城ですでに
先手を打っている
そしてさらに
李牧殿の描く通りに
進むのなら...
素軍は
大いに
後手を踏む
宜安
......
思った通り
悪くない
始皇十四年
〈紀元前28年〉
オー?
同じゃ何じゃ
今日は朝から
にぎやかじゃな
何か良い事が
あったのか?
年が明けた
んだよ
飛信隊は
新年を
趙の平陽近くの
前線で迎えた
こんなに楽しいんなら
こいつらワシらと違って
弱くてすぐ死ぬんだから
戦争やめればいいのにな
琥姉
...
楽しそうだな
みんな
そうだな
束の間の
休息だ
フフ
そうだな
でも
そこが複雑で...
羌!
よっス
よっス
羌瑰副長
来たー
席空けろ
席
つか隊長
そのカッコ
寒くないのか
?
何じゃお前ら
朝からデキあがって
おるではないか
おー羌礼
お前も今日は
特別に飲めーい
飲まん
ワシは肉を
食う!
ワハハハ
じゃあ肉だー
別に
ギャハハハ
信はアレだから
感じんのだー
アレって
何だ
尾平
そして
展開していた
趙軍が
平陽・武城に
入ったため
秦軍は二城に到達
武城
まだ雪が
残るうちに
総攻撃が始まった
平陽城
うおっ
で
でけェぞ
この城
みっ見ろ
あの矢の雨
あれじゃ
近づく
だけで...
な何か
迫力が...
ひるむな
ぐあっ
くそォ
チッ
さすがに...
河了貂...
うん...
......
ん?
えっ...
せ...
井蘭車!?
どけっ
通るぞ
うわっ
進めェ
モー
モ
かっ
桓騎軍が!
井関車を
持ってる!?
井闕車
ではない
紅春〟だ!
紅春って
何だ?
昔告白して
フラれた女の
名前だそうだ
うちに
井岡車なんて
あったのか
桓騎軍
氾善
井関車紅春
見ているか
桓騎
紅春のあの
美しい姿を
あれこそ
歩く芸術だ
美しいか?
どこから
どう見ても
美しい
キングダムの
いや
モロバクリ
だろ
函谷関で見た
井関車と違って
フラついてるな
そこが
儚くていい
コケそうだな
紅春は
コケん
あの呉鳳明の井闘車を
目にした時
長年この氾響の頭の中に
あった巨大兵器の姿が
ついに見えた
ふざけた
井関車が
来るぞォ
そこから
設計と製造と
失敗を繰り返し
あの紅春は
実に六代目
六代紅春だ
六大将軍
みてーだな
弓兵集まれェ
厨兵も
来い
一人も
城壁に
降ろすなァ
平陽・武城の
坂攻めか
同時に始まった時
王翦である
二城の中間地を
疾走する
一団があった
武城
こっ
こっちです
王殿様
そしてその先に
王翦達は
な...
何だ
これは...
驚くべきものを
目にする
どこまで
続いている?
は...はい
い...
急ぎ調べました
ところ...
およそ
二百五十里と
...
なっ...
二百五十里
だと!?
バカな...
こんなものが気づかな
作られていてかったのか!?
申し訳ありません
昨年までは
平陽・武城から
商頭カタに
布陣していて
二城の先まで探れて
おりませんでした
しかし
数年前まで
ここまでの
ものはなかった
はずです
...
一体
いつから
こんなもの
を...
.....
李牧の
〝長城〟か
李牧は三年前から
平陽・武城の防衛ラインの
強化を考え
二城の後ろにあった
皆と小山を土翼で一なく
長城の楽城に着工していた
平陽
鄴の敗戦の後
朝廷から遠ざけられたが、
その作業は
郭開が引き継ぎ
学校の設計通りに進んだ
元々邯鄲の南には
長城が点在していたが、
李牧がそれを全て
つないだため
全長は100mもの長さに
達していたのだ
......
地図を持て
ハ!
王都圏のもので
よろしいで
しょうか
いや
趙国全体のだ
全体!?
邯鄲より:
北!?
...
宜安か...
キングダムの
第763話、逆手の大戦略
薬
咸陽
よォし
桓騎軍は平陽城に
王翦軍は武城へと
ほぼ同時に
攻城戦に
入ったそうだ
桓騎の十万斬首で
超が怒り狂い邯鄲から
大挙して打って出て
来るのではと心配したが
向こうは逆に
外にいた軍を二城に
引っ込めおった
桓騎の所業に
恐れをなした
のではないか
趙人は
ここまで来ては
さすがの李牧も
手の打ちようが
無いのだ
平陽も武城も
大きな城だが
邯鄲や鄴ほどの
強さはない
いよいよだ
いよいよ我らの軍が
趙の王都に届くのだ
この勢いのままに
気に超を
滅ぼすぞ
扈輯を失い
李牧が復活して
邯鄲に入ったと
報告もあるが
今のところ
さして大きな
変化は見られぬ
しっ
失礼します
王翦将軍より
平総司令へ
鳥による知らせが
届きました
あの二軍が
攻めれば
いつかは落ちる
鳥の知らせ?
まさか
もう武城を
落としたのでは
あるまいな
ど
どうぞ
ワハハ
それはさすがに
早すぎであろう
...
どうした
昌平君
...ハ
いや
王韜将軍なら
ありえるぞ
最前線
王詔将軍からの
知らせです
〝二城と邯鄲の間に
李牧の長城有り〟
〝通過難し〟と
!?
お願いしました。
...
え!?
今何と?
学校の長城!?
一体何の
こと...
通過難しとは
どういう意味だ
まさか...
邯鄲に行けぬと
言っているのか!?
一同
落ちつけ
まだ何が
起こったのか、通過不可とは
分からぬ
くそれに
言っておらぬ
いや...
迂回で済むのなら
王翦将軍はわざわざ
鳥を使ってまで
伝えて来ぬはず
何かただ事では
ないことが
向こうで起きている
昌平君
伝令の続きは
ないのか?
た確かに
邯鄲の南には
古い長城が
点在していた
それを李牧が
いくつか
繋いだの
じゃろう
少々迂回して
行けば問題
ないはず
.....
あります
〝これを選手に
好機と見る〟
〝宜安を攻め
北にフタを
すべし!
!?
!?
!?
ぎ...
宜安!?
き...北に
フタとは
どういう...
静かに!
趙王家の
!?
えっ
......
おっしゃる
通りかと
脱出経路を
潰すと言って
いるのか?
この先
!?
えっ
邯鄲を包囲し
陥落させたとしても
王宮からは恐らく
地下の脱出道があり
超王含め王族は
城外へ逃れるはず
こちらは
邯鄲陥落で
超を打ち倒したと
発するが
コッ
向こうは
趙王家の在る所が
超である。と発し
力が残っていれば
しぶとく抵抗戦に
出るでしょう
運良く早めに
趙王を捕らえれば
それでケリはつくが
往々にして
落ち延びていき
残党が再集結し
こちらの掃討戦が
続いていく
厄介なのは
復興しやすい地に
王家が
逃げ込むことだ
それにより
戦いが長引く
恐れがある
それが...
いかにも
北”か...
超北部の
地名を
持って来い
ハ
食いものは
もう下げろ
ハハ
久々に趙北部の
城の名を
見た気がする
しかし
ぎ宜安は
あんなに
北だぞ...
ああ
呼沱水の上はもう
白狄の国だった
中山がある
あそこまで行くと
もはや中華とも呼べぬ
さすがに起王が
そこまで逃げるとは
考えにくい
いや
むしろ最終的には
そこに逃げ込むと
考えるべきだ
はい
さらに
中山の北には
不毛の地代
コッ
そして
一つ厄介なことに
その代・の西側に
あるのがー
つまり
かつて
何も無いと
聞いてますが
一応そこまでは
趙の領土です
雁門”
李牧が...
治めていた地
です
!
趙の朝廷と李牧の
確執は根深いため
趙王達が
学校に命をゆだねて
頼ることはないとは
思いますが
もし仮にそうなり
雁門に入り立て籠る
となると...
一筋縄では
いかなく
なります
いや、そんな北の果ての地など
もはや脅威とは
ならぬ
脅威とならずとも
力はそこに
書かねばならぬ
そうすると
次に控えている
最大の敵楚〟との戦いに
全力を注げなくなる
あの超大国相手に
それは命取りに
なりかねない
!
王翦は
そうなる前に
北の経路を叩くと
言っているのか
王翦は邯鄲の南に
長城が出現
していると
言っています
!
見方によっては
趙軍の南下
つまり南への脱出経路を
自らふさいでしまった
とも取れる
...はい
その通り
です
これは
築軍の北上を
防ぐものですが
つまり
王殿はこれを
好機として
北を攻めて
フタをして完全に
脱出路を無くせと
長城越えの戦いも
回避するので
そこでの犠牲も
出さずにすむ
利も大きい
北を討ってから
南下し
北口から邯鄲を
討てば
その一撃で
全てが終わります
確かに...
ならば
最後の問題は
王翦将軍が
”宣安”と伝えて
来たことだ
宜安は
あまりに
北すぎる
た...
確かに...
もう少し南で
良いのでは
宜安ほど北へ
行かずとも...
闘与から東へ折れる
手もあるのでは
うむ
いえ
私も宣安を
狙うべきと
考えます!
分かった
昌平君
すぐに
宣安攻略の
戦略を!
ハ!
よ
よしまずは今の
秦軍全体の配備から
洗い直しじゃ
忙しくなるぞ
!??...???
ハハァ
武城
ブハハ
あれだけ一か所に
様子をかためれば
登れるよなー
それにしても
すごい数の
大梯子ですね
クク
田里弥の性格が
よく出ている
フオオ
どんどん
登れエ
敵は
ひるんで
おるぞォ
田里弥様の
大梯子隊の力を
今こそ天下に
示す時ぞォ
階段を奪い
城門を内から
聞くのだ
この武...
ドス
うっ
後続は
永遠に来る
安心して戦えェ
田里弥軍
千人将山秀
そうして
田里弥様の
名を
死ねェ
あっ
千人将
だから
そこに立つなと
言ったのに
効かぬわー
俺は
田里弥軍
千人将
山秀
この銅の
肉体と
根性で...
ドス
うっ
フォオ
ッハハ
ドン
山秀だ
俺あいつ大好き
なんだよな
堅物ぞろいの
田里弥軍で
唯一笑える男
殿
壁上の制圧が
階段部分まで
進んでいるかと
そろそろ
では
おー
そうだな
ハハハ
ゴッ
ご苦労
田里弥軍の
諸君♡
ゴコゴゴ
あっ
この城はでかい
お前は東の門へ行き
亜光軍を中に
入れてやれ
御意
行くぞ
オオ
糸凌!
今宵はこの城で
一番眺めのいい部屋で
お前を抱くぞ
御意
武城
陥落
フォオオ
山秀
やりましたぞ
田里弥様ああ
何であの人
死なないんだろ
それから十日後に
桓騎軍も平陽城を
落とした
武城より日数を要したのは
桓騎の十万斬首の一件が
大きく関わっていた
桓騎憎しと
兵の士気が
高かったことと
敗北すれば同様に自分達も
虐殺されるという恐れから、
それでも敗れ
捕虜となった兵・住民は
震え泣き叫ぶしか
なかった
ワシらも
皆殺しにされる
うう
く...首を
斬り落とされる
ヒノイ
おはこわい
平陽の人間が
最後まで徹底抗戦に
出たためてある
お...
お慈悲を
ホギャ
子供だけでも
どうか
子供だけはっ
お慈悲をっ
ホギャ
ところがここで
桓騎は捕虜の対応を
一緒に入城した
飛信隊に丸投げした
面倒な捕虜の扱いは
飛信隊に押しつけて
自分達は城内の財を
もうことに
専念したのだ
これにより平陽の人間は
これ以上危害を
加えられることは
なかった
安心しろ
俺達は桓騎兵
じゃねェ
飛信隊だ
お前達に妙なマネは
一切しねェし
やらせねェ
女子供は
細を解くから
大人しくついて来い
飛信隊って
たしか...
戦地で略奪すら
犯さないって
有名な隊じゃ...
あっ
たしかに
聞いた事か
飛信隊だ
そうだ
俺達がその
那信勝た
えっ
ええっ!?
男は
後だー
おかしなマネ
する奴は
女も後たそー
大丈夫
ですか?
女子供とはいえ
夫や父を素兵に
殺されていれば
襲ってきますよ
ああ
細か
解いてやる
おーおー
すご
助かった
お前みたいな
子供までこんなに
きつく縛らなくて
いいのになー
あ
ありがとう
ございます
あ
お母
オイラたち
殺されないの?
た
多分
助かる...
ギャー
ガキに
がまれたー
やめなさい
竹
大丈夫だ
そういう奴は
目を見れば
分かる
うう
お父の仇ー
平陽・武城を落とした
桓騎軍と王翦軍は
それぞれの城内で
軍の再生につとめた
そしてそれから
二月後
咸陽にて
軍総司令昌平君が
号令を発した
キングダムの
それは王翦・桓騎の両軍が
長城を迂回・北上し
まず関与を落とし
さらに北上
一方で
秦北部軍と東部軍を
合わせ大軍とし
太原を通して
趙北部に進入
宣安一肥下
番吾
NS
太原
北部軍
東部軍
東部王
太原を通る軍と
王翦軍:桓騎軍が合流し
超大軍となり一気に
宣安に攻め込むという
必殺の大戦略であった
なので。
武安
桓騎
武城
太行山脈
楊端和
キングダムの
第704話北上開始
キャハハ
はーい
ご飯に
するよー
まあ...
母さーん
お父
ごはん
だっこ
母さん
今日は
何?
んー
羊汁
安ちゃん
羊汁好き
私も
好きですよ
お母も
好き
えー?またー?
私も
好きです
わ
私も
大好きです
わ
キャハハ
母さんが
父さんに
抱きついた
キャハハ
カイネ
学牧様っ
カイネ
カイネ
起きなさい
邯鄲に
戻り
ますよ
へ?
キングダム
ム8
すぐに
準備を
はい
へ?
夢かー
夢だよなー
ふー
正に夢
邯鄲に戻らず
このまま李牧様と
雁門に
帰りたいなー
やばい
寝ぼけて
口から
出ていた
ゴホ
やばい
......
そして..
...ん?
ゴホ
ゴホォン
すっごい
変なことを...
ゴホン
カイネ
いつか全てが
終わったら
一緒に雁門に
帰りましょう
ゴホッ
え?
今何か
言いましたか
李牧様
フフ
いいえ
!?
え
何ですか
今何か...
宜安の下見から
邯鄲に戻った李牧は
すぐさま二所に
早馬を送った
一方は
司馬尚のいる
青歌へ
もう一方は
葵の東部最前線。太原への
北東に位置する趙の城
“狼孟”へ
狼孟
趙
秦
そして
その李牧の報を受け
青部から
狼孟城に
二人の将が現れた
青歌の
カン・サロと
ジ・アガです
お見知り
おきを
寒いな
香歌より
寒い
狼孟城主
公孫布だ
遠方より
よく来て
くれた
李牧殿の使いにより
貴殿らの事は
聞いている
二人共でかい
優もけっこう
大きい方だか
こんな大男
初めて見た...
いきなり来て
ぶしつけだと
お思いなら
共闘でも
構いません
お心遣いしかし
感謝
戦上手故
この城の軍を
幸いてもらえと
狼孟の強さは
名君の業と
確信しました
狼孟軍は
勇猛と聞いて
います
我らも多少
精兵を連れて
来たので共に
して
本当に...
あの李牧殿の
推挙された
お二人に
何の不満が
どうぞ
我らが軍を
手足のように
お使い下さい
李牧殿の
言われていた
通りです
この狼孟が
次の戦場に
なるのだろうか
変軍はもう
平陽武城...つまり
邯鄲の喉元にまで
迫ったと
聞いている
そうせざるを
得なくしようと
しているのです
李牧殿が
今さらこんな
北の前線を攻める
ことはないと
思っていたが
国家存亡の戦いに
この狼孟が関わる
のならば我らは
喜んで血を流そうぞ
李牧殿はまだ
諦めていない上に
大いなる勝利を
狙っています
私も
ジ・アガも
同じ覚悟です
...城主
この狼孟は
李牧殿の戦略の
重要な初手と
なります
共に戦い
役目を全う
しましょう
うむ
宜しく頼む
カン将軍
ジ将軍
いきなり立ち話で
申し訳なかった
酒宴を
用意している
飲んで
冷えた体を
温めて下され
有り難く
!
いきなり
しゃべった
フフ
それでは今宵は
存分に飲もう
奏軍が
来るまではまだ
少しありそう
ですから
実際に
連中が来るのは
だいぶ先です
我らは十分に
ああ
フフ
そうですね
準備を
整えながら
待つとしよう
......
狼孟が密かに
軍強化に入った日から
実に五か月後であった
築軍総司令、冒平君が
〝宜安〟攻略の大戦略を
打ち上げたのは
内容は
南から関与を撃破して
北上してくる
王翦:桓騎両軍と
太原を通る楽北部軍・
東部軍が合流して
超大軍となり
。宣安〟を討つという
ものである
太原
最初に
慌ただしくなったのは
平陽武城の地であった
二城を引き継ぐ
楊端和軍が
到着したのだ
あっ
楊端和
バジオウ
タジフ
久々だな
壁も
フッ
会うたび
見違えるな
信
信
コンニチマ
タジフ
元気ヨ
元気ネ?
信
はっ
フフッ
ちょうど出陣
するところが
ああ
顔が見れて
よかった
端和殿
それでは
え!?
壁の
兄ちゃんも
カカカ
せっかく
取った
二城だ
しっかり
守ってて
くれよ
オレ達と
一緒に
戦うの!?
ああ!
武運を
壁将軍
王翦将軍に
呼ばれたのだ
壁軍一万を
率いて私も
参戦するぞ!
いー万!
コミッコン!!
昨日まで
行きたくないと
泣いていたのに
随分と勇ましいな
そしてこっしの...?
(死ぬなよ壁
からかう奴が
いなくなる
やった
これは心強いぞ
オオ
まとまで
キタリ殿
泣いてなど
いない
奴は少しだけ
山の民題を
覚えた
壁将軍と
一緒に戦える
(ああ)
くすくすらりょっとしたら
次は平地語を
私が教える番だ
待っていろ
キタリ殿
オレ!
ナジャラ族
そこで
(壁将軍を
頼んだぞ
ナジャラ
ンン
ナジューラ
何かすげーの
ついてきそー
だな
ドンタカ
..
ペニス
李牧が復活したと
聞いている
ナジャラ族三百人
壁雷参フ
ああ分かってる
.....
気をつけて行け
信
あ!
楊端和
六将って
何か首飾り
もらったんだろ
見せてくれよ
いいぞ
はーやーくー
いーくーぞー
あっ
桓騎本軍の
出陣だ
よし
オオ
俺らも
行くぞ
同刻
武城からも
王翦軍-楽華軍が
出陣
王翼軍と桓騎軍の
連合軍が
まず最初に狙うのは
趙王都圏北西に
位置する大都市
〝関与〟である
悶与
桓騎
部鄲
出ました
“閼与”に
向かっていると
思われます
王翦軍;桓騎軍
共に長城を迂回
しながら北上!
り李牧様の
言っていた
通りに...
いよいよ
始まりますな
李牧様
よし
クククわざわざ
死にに上がって
来やがった
ハ!
おー
盛り上がって
おるな
我々も
動きますよ
カイネは
第一陣を
先導しなさい
コッ
!!
あっ
だっ
大王
...
様
それに
私は
お前達に
疎ましく思われている
ことも知っている
...
あー
よい
ちょっと
近くを通った
だけだ
ジャマは
せぬ
滅相も
ありません
フッ
自覚は
ある
こんな
性分
だからな
んっ
へ?
.....
何だお前
女か
べロ
その者は
我が軍の
大切な将校です
ならば
やめておこう
女
その手を私の
前で拭いたら
斬首にするぞ
李牧
お前が
兄嘉を推して
戦ったことは
知っている
大王様
だが私は
お前のことを
嫌っても
好いてもいない
!?
郭開らと違って
私はお前のことなど
どうでもいいのだ
私の興味は
快楽に溺れていた
父王を超える
快楽の極みに
達することだけだ
故にお前の
ジャマをするような
バカなマネはせぬ
フフ
その分
お前にとっては
父王の時よりかは
幾分かマシであろう
王ならば
国のことを
考えるべきです
やめろ
次に私を諫めたら
その舌を
切り落とさせる
余計なことは
考えず戦いに
集中しろ
邯鄲の兵だろうと
何でも好きに
動かせばよい
私がいつまで
快楽の玉座に
いられるかは
お前に
かかっている
お前の命に替えても
私の遊興の時を
守り抜け李牧
元よりそのつもり
趙国を滅ぼさせは
しません
じ?
まずは
〈悶与〉か?
はい
何か
仕込みは?
...
抜かりなく
まずは
この〝閼与〟で
王翦軍;桓騎軍を
半分にします!
続きまして甘巴の
大赤蟹の塩茹でと
甲羅焼き
香辛風味
第705話、鬼気迫る戦術
そして
薄豚肉の
山菜包み蒸し
五種盛りです
うまっ
茹で蟹やべーな
フフフ
そうでしょう?
猩玉さん
お頭
赤穂高原の
柘榴酒です
お肉に合うかと
摩論
やっぱお前
エセ軍師やめて
料理人になった
力かしいか
フフフ今は最高の
褒め言葉として
受け止めますよ
うめェ
おおいしい
おいしー
オギコさんは
もう少し
落ちついて
食べましょう。紳士の
ね
ように
ふーん
それに
しても
黒桜さん
他人が
戦っているのを
眺めながら美味しい
昼食を取れるのは
何とも優雅ですねェ
オギコ
それ少し
残しとけよ
んだなー
オイ
オオ
ギア
閼与
ギア
第705話、鬼気迫る戦術
ぶっ
!
落ちろォ
くそっ
何で飛信隊まで
後ろにっ...
大丈夫か
王翦軍
だけで
あの城
平陽より
でけェぞ
何か
いい香りが
するな
琥姉
桓騎軍
王翦は閼与に着くと
桓騎軍には後方支援と
他所からの敵の襲撃への
防御を任せ、攻城戦は
王飄軍だけで行った
飛信隊
壁軍・楽華軍
そして飛信隊も
同様に外敵守備
である
...
......
どういう
ことで
しょうか
影丘の時みたいに
我らを後から呼んで
決定打とする狙い
......とか?
いや
そうじゃない
と思う
本当に
王殿軍だけで
やるってのか?
だったら
宝の持ち腐れって
やつだろ
せっかく
連合軍
だってのに
本命の
北部攻略の
ために?
うん
いや
逆に無傷の軍を
多く保って
先に行きたいんだ
王翦将軍は
上層部はきっと
激しい戦になると
予想しているんだと
思う
だからここは
王聖軍以外の力を
温存しとく
ってのか?
今回のは成陽も
本腰を入れて援軍を
送ってくる大戦略だ
意外と
男気あるのか
王翦将軍ってのは
ザッ
うん
そんな作戦なら
自分のとこ温存して
桓騎軍に攻城戦を
押しつけても
よかったはずだ
桓騎軍は
決して攻城戦が
得意じゃないのを
知ってるからだと思う
おかしな井関車は
持ってるけど
桓騎軍だけで闘与を
落とすとなると
相当な犠牲を出すよ
おかしな井屋中とは
何だッそして
井岡市ではなく
なんだ!
そういう自分は
得意だって
言ってんのかよ
王製将軍は
.....
最少の犠牲で
落とす自信が
あるんだよ
きっと
じゃあお手並拝見と
いこうじゃねェか
ケツ
王翦軍
第六隊第七隊
南壁の点に
結果
大様子の
群れで
壁上に拠点を
作り
南壁を
制圧せよ
閼与
オオ
ヌオオ
もう三本
いくぞォ
引けェ
オオ
ブハェハハ
田里弥の奴
さらに固めて
きたな
行くぞ
糸凌
この調子じゃ
南門はすぐ
開くぞ
ハ!
見ろ
城壁が
梯子と兵で
真っ黒だ
こ...
これは...
......
何だあの
様子の数は...
オオ
行けっ
キングダム@
行けェ
っ
一気に
叩き漬せェ
オオ
死ねっ
はぐっ
オラァ
オオ
よし今だ
ここから
上がれっ
フッ
フッ
!?
フッ
ん?
!
うオオ
なっ
ジャマだオラ
まー
あっ...
あっ
うわっ
死ね案の
クソ共ォ
くっ...
え
オオ
ひィ
...!?
奴ら
深手を
負ったら
自ら
飛び降りて
いる...?
...
正に
一人でも多く
道連れにせんとする
鬼気迫る戦い方で
あった
オオオ
オオ
.....わ...
わざとやって
いるのか...
.....
はっ放せ
はっ放せ
そして
この道連れ戦法は
城壁の防御も
しやすくした
ぐわっ
詰めろ!
あっ
前の仲間の死を
ムダにするな
バカな...
そういう戦術
だとでも...
通常は壁の際に
守備兵の死体が
たまっていき
次の兵が守りに
入りづらくなり
敵に登られて
しまうのだが
死兵が飛び降りて
守備の邪魔を
しないためだ
うオオ
殺せェ
その戦術を伝えたのは
閼与に派遣された
舜水樹であった
!!
!?
だが通常...
李牧は
殴与軍の総指揮権を
舜水樹に与えて
城に送り込んだのだ
守城戦において
兵卒が取れる
最上の手だ
末端の兵士まで
士気が高すぎる
気をつけろ
どんどん
締ちてくるぞ
.....
.....
命令が
あったとしても
ここまで徹底して
出来ることではない
この城の
兵は
ぐわ
ドッ
ドドッ
異常”だ
まさか...
ウオオ
あっ
田里弥の気づき通り
今戦っている
閼与の兵は
普通の兵ではなかった
気をつけろ
こいつら最後は
必ず通連れに
してくるぞっ
くそっ
ギア
壁上で
戦っているのは
学校によって
集められた
昨年、恒騎に
虐殺された投降兵達の
親・兄弟・子ら遺族達であった
前列疲れたら
代わっていいぞ
フー
彼らは
桓騎に
がっ
素軍に
うっ
殺せっ
殺せェ
っ
恨みを晴らす日を
待ちに待って
いたのだ
オオ
行けっ!行けェ
だから舜水樹の
この苛烈な戦い方を
全ての兵が遂行出来た
オオ
本当は桓騎兵が
登ってくれば
より火がついたのだが
まァいい
遺族達の怒りは
桓騎の代わりに
お前達が受け止めろ
王翦軍
閼与は
桓騎の
十万斬首への
怨念返しの場だ
王郎様...
田里弥軍の
様子が..
何だ
まだどこにも
投点が
作れぬぞ...
キングダム@
正に昨年の
桓騎の暴挙の反動を
王聖軍がまともに喰らう
形となった
どうなっている
......
そして
李牧はまた
別の軍も
この関与に
投入していた
ん?
!?
へ?
!?
!?
なっ...
打って出た
うっ...
ぐわっ
てっ
敵愛ー
それは
!?
?
扈軋軍の
三将であった
虎白公と
.....
若き龍白公の
残党軍で
あった
ひっ
残党といえど
その実は扈郵軍の
〝槍〟となっていた
最強の騎兵団である
くっ
出たなら出たで
開いた門から
入城するまでだ>>行くぞ
行くぞ
ドォン
バカな...
奴らまさか...
閉めろっ
急げっ
ガララ
あっ
なっ...
戻らぬつもり
なのか...
ガタッ
まずいな...
そしてその二軍は
全く虚をつかれて
動けぬ王翦軍の合間を
駆け抜け
舜水樹の
指示通りに
敵襲...
敵襲だー
王翦軍全体の指揮を
執っていた田里弥に
襲いかかったのである
何っ
オオ
死ねェ
第706話_扈輛軍の精神
龍白騎兵隊
三百!整列!
よいか
虎白騎兵隊
三百!整列!
我々はこれより
敵兵の海である城外に
打って出る!
一度外に出れば
もはや城内に
戻ることはない
我々は全員
外で死ぬ!
決死隊
である
オオ
オオ
狙いは
城を包囲している
王製軍の指揮官
田里弥を討ち
敵に打撃を与える
そしてその後
奥に控えている
桓騎軍まで
駆け抜け
にっくき
桓騎の首を
斬り落とし
オオ
扈軛様の
仇を取る!
オオ
よし
いいぞ
門を
開けよォ
ハハァ
ご武運を
虎白様
寵白様
ご武運をォ
虎白公!
第10代前
扈軛軍の精神
...
出陣は
許すが
心意気は
買うが
無駄死に
だけは
するな
決死隊は
やめろ
そこまで
お前に
指図される
筋合いは
ない
武運を祈る
出るぞ
オオ
虎白隊
龍白隊
出陣!
オオ
ゴゴンゴ
キングダムの
!?
!?
何だっ
敵が...
打って出た
五百...
いや...
!?
もっと
多いぞ
...
えっ!?
まずい
王殿軍は
完全に虚をつかれて
対応できないよ
狙って
いるのは
今全体の
指揮を執ってる
田里弥将軍だ
危ない
あ
テン
奴ら今
騎馬が出てすぐ
城門を閉めたよな
この素軍の海に
あの騎馬だけで
飛び込んだのか...
えっ
え?
うん...
......うん
城に戻らない
つもりだよ
あの
騎馬隊は
外で死ぬ
つもりだ
オオ
......
殺せェ
とっ
止めろ
っ
ブオ
ギャ
と
止まらぬぞ
あの敵
何を
している
こっ
ここまで
来るぞっ
オオ
フォオ
いっいかん本当に
止まらぬ
で
田里弥様
退避を
何だ
あの隊は
バカな
きっ来たぞ
退避を早くっ
......
間に合わん
...
背を討たれるより
斬り結んで
活路を開くぞ
見えたぞ
あれが田里弥だ
田里弥様を
お守りしろ
カラララ
真っ二つに
してやる
ぎ御意
オオ
!?
!
!?
なっ...
おっ...
王翦様っ!!
キングダムの
なっ...
王翦だと!?
お...王翦様が
近衛兵団を
連れて来て
下さった...!
た
助かったぞ
王翦様
申し訳
ありません
よい
こ奴らは...
残すと
厄介だぞ
扈軛軍の
生き残りだ
今すぐ周辺の兵を
呼び集めよ
*景可の陣〟で包囲する
ハ!
ハ!
桓騎軍ら外の陣の
全軍に伝令
内から出ようとする
騎馬を絶対に
見逃がすなと
この連合軍の海に
飛び込んで来た
パカ共は一人残らず
ここで滅する
チン
ハハ
オオ
殺せェ
オオ
ああっ
くっ
あれが
王韜だ
ぐわっ
ま...
まさか
王闘自ら援けに
来るとは...
しっしかし
王殿が
出て来ている
奴を討てば
それこそ...
いや
無理だ
しっ
失敗したっ...
虎白公達は...
もう王殿の前には
ぷ厚く壁が...
ダメだ
出陣は失敗だ...
助けには
行けぬ
あのまま
あそこで
死ぬ...
守城戦で兵力が
貴重な中
私怨を晴らすために
打って出るというのは
認められぬが
それが出陣の
条件か
前方に出て
指揮を執っている
田舎弥をます
狙うというなら
作戦として
何とか目をつぶる
そして
ああ
だがそれでも
三百騎ずつだ
心意気は買うが
間違っても
無駄死にだけは
するな
そこまでお前に
指図される
筋合いはない
出陣は許すが
決死隊”は
やめろ
田里弥の急襲に失敗したら
すぐに離脱し
お前達の目的の
桓騎を急襲しろ
これ以上
生き恥をさらせ
と言うのが
生き恥が
どうした
お前の
復讐心は
その程度か
それも
失敗したら
何が何でも
外へ脱出し
生き延びろ
何っ
中途半端な
無駄死には
ただの逃げた
......
主の仇
桓騎の首を
取るまでは
泥水を
すすってでも
生き延びるべき
ではないのか
知った風な
口をきくな
舜水樹...
いいな
貴様に一体
何が分かる...
一般兵では
お前は
ないのだ
北の秋の血を引く
部外者が
我ら慰瓢軍の
精神にまで
口を挟むな
全て
無駄死にだぞ
虎白公
桓騎と
刺し違える
以外は
...
ここまでだ
包囲を
脱するぞ
!
!
ハハッ
虎白隊は
援護に回り
龍白隊を
押し出せ
オオ
扈郵軍随一の
突破力を誇る
龍白隊を
先に行かせろ
引き受けた
龍白隊
一点突破だ!
我に続け
行かせるか
バカが
一騎も
逃がしは
せぬわ
オオ
虎白公達が
脱出を始めた
む無理だ
何だあの
包囲陣の
早さは
一帯の全弓兵に
あの乱戦場を
狙わせろ
キングダムの
王殿兵の
包囲がもう
あんなに
む無理です
あそこまでは
さすがに矢は
届きませぬ
届かずとも
手前の包囲に
つこうとしている
敵の気は逸らせる
急げ
ってェ
ハ!
なめるな
舜水樹
この程度の
包囲
我らは
ズリャア
自力で
突破する
オオ
がは
行けェ
抜けろォ
ここからが、本命”だ
我らの
オオ
行けェ
龍白兵
後は任せた
ああ
先に逝って
待っていろ
メアア
!
あっ...
ぬっ...
抜けたァッ
何っ
抜きよったぞ!
龍白隊が
あの包囲を!
虎白も続くぞっ
はっ
速い
そして...
上手い
敵の防陣の
隙間を
あっという間に
.....
あっ
駆け抜けて
桓騎の陣へ
見ろっ
桓騎の本陣あたり
まだ何の動きも
ないぞ
奴ら油断
しきって
いたんだ
ここれは
ひょっとして...
見えたぞ
にっくき桓騎の
いる本陣だ
このまま
突っ込み
桓騎を殺し
オオ
扈輌様と
虐殺された捕戚達
の仇を討つ!
オオ
いける
いけますぞ
虎白様
桓騎軍は
また財団すら
作れていない
龍白隊が
届くぞ
無駄死に
にはならぬ
ここで必ず
桓騎を
仕留める
そこでしっかり
見ていろ
舜水樹
ん!?
.....
ヌオオ
ドドベド
ん!?
なっ
チィ
悪いが...
ここより先に
行かすわけには
いかねェんだよ
...
707話
第707
乗らない相手
く...
桓騎本陣を
目前にして
ジャマがっ...
キングダムの
.....
竜布様
おのれっ
強行突破
だ!
オオ
オオ
行くぞォ
オオ
来るぞ
お前ら
一騎も
通すなよ
オオ
!
ギャ
オオ
死ねっ
ォォォ
オオ
っ...!!
どけェ
なっ...
この隊の
将か...
っ...
強い...
!
ジャマを
うっ...
副長
き...
気をつけろ
するな
するに
決まってん
だろうが
バカヤロォ
!
!!
信殿
隊長
ジャマだと
言っている
こいつは
任せろ
ぐっ
虎白様
前を行っていた
龍白隊が敵に
2)捕まっています
キングダムの
あの隊
強いぞ
くそっ桓騎本陣を
目の前にして..
あれは
影丘で岳白公を
討った飛信隊だ!
ということは
将はあの龐煖様を
討った信...
さっきと
同じだ
!?
えっ
そういう
ことだ
手強いぞ
我らが命をかけて
盾となり龍白隊を
桓騎の元へ行かせるぞ
ハハァ
広がれ
乱波の陣”だ
オオ
...
タメだ
直前で敵に
捕まった
見ろ...
両隊共に
どんどん
姿が小さく...
ああ
くそっ
せめて
王殿軍ではなく
桓騎軍が攻城戦に
出て来ていればまた
結果は変わっていた
やも知れぬが...
あそこで..
彼らは
全滅するのか...
...
いや
まだだ
...
!?
えっ!?
......
オラァ
がはっ
...
フフ
ウオオ
なっ
!
田永
田永さん
あ?
桓騎の首を
必ず..
た頼んだぞ
呂安
ぐあっ
こいつ...
ぐあ
何としてでも
龍白隊を
突破させるぞ
こ
この敵
しぶといな
数はこっちが
圧倒的に
多いのに...
...
何じゃ...
白鳳がいつもより
重く感じるぞ
どうした
礼
〜大丈夫か
時々あるぞ
太古の戦の神でも
乗らない相手が
いるんだ
......バカな
え?
ウオオ
オオ
くおっ
敵に
同情してる
とでも?
この軟弱者
が!
くっかりじんか、
やめろー
何だこいつ
よっよし
道を
押し開けたぞ
今だっ
行けっ
龍白隊
行け
龍白
ここは虎白に
任せろ
扈軛様の仇...
桓騎の首を
その手で討て!
頼むぞ
虎白公
ああ
私もた
若き龍白公
あの世で皆で
桓騎の頭蓋の杯で
酒を飲もうぞ
ほんの僅かであったが、
貴殿と馬を並べ得た
ことを誇りに思う
心得た
行くぞ
どオオ
オオ
行けっ
龍白兵
桓騎を
討てェ
扈軛様の
仇...
捕度道の
仇...
たっ
頼んだぞ
オオ
あっ
まずい抜かれた
あの強い将らが
抜けて行くぞ
あっ
あいつら
意地でも
桓騎将軍を...
.....
俺が
仕留める!
楚水
渕さん
ここを
頼むぞ
相騎って
クソみたいな
奴なんだろ
あの敵に
討たせれば
丁度いいんじゃ
ないのか?
そういう
わけには
いかないんだよ
なぜじゃ
複雑なんだ
って言ったろ
信を追う
十騎
ついて来て
ハ!喜んで!
あー
ワシも
行くー
!
さっきの敵に
捕まったせいで
桓騎本陣の
守備が...
!
!
桓騎が
いるぞ
このまま
突っ込むぞォ
オオ
バーカ
ってェ
!
ギャ
くあっ
オオ
オオ
へ?
なっ...
どけっ
弓兵
なめるなよ
桓騎兵
オオ
!
朱摩さん
くあっ
大将は
生け捕りに
しろ!
死ねェ
そいつが雷土を
連れて行って
拷問死させた
龍白の長男だ!
ぎっ
いや
そんなこと
言ってる
場合では...
見誤ったな
桓騎
強いぞ
こいつら
俺達の力を...
オオ
逃がすか
貴様への
怨念の
深さを
こっちの
セリフだ
お頭
オオ
ひとまず
逃げましょう
!?
へ?
貴様っ...
どこまで
ジャマを
ハッ
あっ
り
龍白様っ
ヌオオ
......
待て殺すな!
そいつは雷土と
同じ目に...
うわああ
龍白様ァァ
あああ
...
信.....
第708話復讐心の度合い
龍白様
龍白様
てめェ
何殺して
やがる
生け捕りだっ
つったろうが
そいつは
雷士さんより
酷い目に遭わせて...
ふざけんなよ
飛信隊
信
鄙士兵
どけっ
ああっ
ぶち殺すぞ
てめェ
龍白様
竜布様ァァ
このクソが
雷土さんの仇を
よくもあっさりと
第708話・復讐心の度合
何とか言え
てめェ
飛信隊信
あのクソガキが...
代わりに
てめェを
バラすぞ
コラ
馬から降りろ
てめェ
このクソバカが
よくも
龍白様を
おのれ
飛信隊_信
朱摩一家
そのガキ
殺っちまえ
馬から叩き落とせ
俺達がバラバラに...
でちゃごちゃ
うるせェんだよ
てめェらは!!
よく聞け
桓騎兵の
クソ共
配置的に
大将の一人である桓騎を
守る所にいたせいで
助けたくもねェ
お前達も飛信隊が
血を流して助けた
将軍が好き嫌いで
動いてたら
戦争に勝てるわけ
ねェからだ
.....!
ありがたいと
思いやがれ
バカヤロォ共
なっ
何だと
てめェ...
雷土の仇が
何だ...
その前にお前ら
あのクソヤロォー人の
怨念返しのために...
!
!
去年一体
何万人の無抵抗の
人間の首を
はねやがったんだ
...いえ
それは雷士さんの
役物ではなく
戦術的な...
うるせェ
絶対に
忘れねェ...
桓騎軍
全員を...
お前達を...
俺は絶対に
許さねェからな
ふっ
ふざけたこと
言ってんじゃ
ねェ
クソガキがっ
ぶち殺すぞ
てめェ
...
へー
...
...
.....
龍白の兵達
決死の覚悟で
出て来たお前達が
死ぬまで
戦う気なのは
分かってるが
あえて
難しいことを
言う
投降して
この龍白の体を
国に返してやれ
!?
何っ?
ここに置いておくと
桓騎兵に
めちゃくちゃにされて
さらしものになるぞ
...
オイてめェ
何を勝手に:
うるせェ
さァ
どうする
龍白兵
穂姉
うん
.....
主を目の前で
討たれて...
投降など
出来るわけが
なかろうがァ!!!
分かってるから
難しいって言ったんだよ
オオ
!
ぐわっ
うおっ
羌瑰
礼
外で聞いてると
隊長が一番
うるさかったぞ
フハハ
でも
おかげで
戦争が複雑
だってのは
少し
分かったよ
ぐ
お
おのれ...
龍口様
龍...
くそ俺達は
桓騎を...
将軍になっても
相変わらず
うるさいバカな
ガキですが...
つまんねーな
助かりは
しましたね
お頭
やっぱ
あいつが
いねーと
盛り上がりに
欠けるな
あー
雷士さん
ですか
フフ
そうですね
まーいたらいたで
治めるのが
大変ですけど...
.....
...
虎白様...
龍白隊が...
桓騎まで
届かなかった
ようです...
そして
もう...
我々ももはや
ここで..
.....
無駄死に...
とは言いたく
ありませんな...
我らだけで
相当数、素軍を
葬った...
ああ...
そのよう
だな...
桓騎と
刺し違える以外は
無駄死にだぞ
ダメだ...
.....
扈軻軍残党の
姿が...
消えた...
桓騎本陣近くに
迫ったように
見えたか...
やはり
失敗した...
やかましい
お前の復讐心は
その程度か
桓騎の首を取るまでは
泥水をすすってでも
生き延びるべきではないのか
ギッ
やかましいぞ
この部外者が...
脱出しろ
虎白公
この戦いは
始まった
ばかりだぞ
すまぬな
後は任せる
いえ
共に戦えて
光栄でした
私もです
舜水樹様
キングダムの
おかげで...
大いなる...
戦果を得た
はい
はい
さ
お早く
城主選は
随分前に
脱出しています
行って下さい
昨年の虐殺が
あった故
闘与に滅多な
ことはせぬと
思うが
それでも苦痛は
あるだろう
桓騎と王翦を
討った後必ず
解放しに戻る!
ハ!
ご武運を!
しばし時がかかる
やも知れぬが
耐えろ
閼与陥落
難城である関与を
落とした王翼軍の
面々の表情は決して
明るくなかった
関与の守備兵の
想像以上の土気の高さに
陥落させるのに
予定の三倍の日数を
要したためだ
つまり王翦軍は
この関与攻めで想定よりも
三倍も多く死傷者を
出してしまったのである
ゴッ
コッ
関与の脱出口を
知っていた
とはな
お前の言葉に
乗せられて...
再び生き恥を
さらしたぞ
舜水樹
そんなもの
桓騎を討てば
全てが
ひっくり返る
行くぞ
李牧様の
元へ!
ドッ
第709話・大きな選択
蒙恬
!
キングダムの
信
一体どういう
ことだ
...
その説明のために
今から緊急軍議が
行われるんだ
楽旅
飛信隊信だ
通せ、歌恬様と飛言隊は
王翦軍がっ...
この閼与から
動けなくなった
って...
とにかく
話を聞こう
この閼与攻めに
当初予定していた
よりも
三倍もの日数を
費やしてしまった
知っての通り
よって戦いの
死傷者も
想定の
三倍出た
キングダムの
そして
そもそも
この閼与には
ある一定数の兵を
置いておかねば
ならぬ
無論、趙に
取り戻されぬように
するためだ
つまりは
それで
この連合軍は
今
大きな選択を
迫られることと
なった
悶与に予備軍を置いて
ここから北上できる王露軍は
大きく縮小され万全ではない
?
一つは
この場合
太原に集結している
秦北東部軍にも急ぎ
太原に留まるように
伝令を送らねばならぬ
王翦軍がある程度
復活するまで
全軍でこの閼与に
留まること
この場合
二つ目は王聖軍だけを
閼与に置いて
他の軍で北上を開始し
予定通り北東部軍と
合流し宜安を目指す
えっ?
王翦軍は回復次第
出陣し後を追う
我々だけで
...
出陣!?
キングダムの
.....
ち
ちょっと
待って..
元々
王韜軍が
一番多かった
その王殿軍が
出陣しないん
じゃ
この軍は予定の
半分くらいに
なってしまうよ
聞いて
いなかった
のか
それと
...
飛信隊には
口の利き方を知る
者は居ないのか!?
それで趙北部を
攻略しろって
言うの!?
王翦軍も
回復次第
後を追う
ギロ
えいや...スミマセン
二択...
両者の
違いはー
!?
時?
その通りだ
時”
前者の
王殿軍復活まで
全軍待機の
場合
太原に大軍が
駐留することになる
もしその間に
この大軍の存在が
趙に知られれば
気づかれてしまう
やも知れぬー
我らが
宜安を中心として
超北部攻略を
狙っていることを
そしてもし
気づかれれば
もちろん
その間に対処を
練られる
太原に集まってる
軍の兵数は
どのくらい!?
ギロ
ですか!?
ニヤ万
だ
えっ
にっ
そそんな
大軍と
ニ万じゃ
なくて!?
桓騎軍...
そして
楽華と
飛信隊が
合流して
一緒になるのか
ニ十万?
ニ十万
だ!
壁軍も
忘れるな
十分...だろ
テン
......
うん!
軍容としては...
問題ないと思う!!
王闘軍が後軍に
回ってしまうのは
数字以上の痛手だけど
同意見です
でも
その回復を待って
李牧に対処を
講じられるよりも
わ
私も
すぐさま北上して
北東部軍と合流し
宜安に攻め込んだ方が
はるかに上策だと思う
.....
して...
です
桓騎将軍は
いかに?
さっきから
だんまり
されてるが
キングダムの
うるせェよ
なっ
何っ!?
李牧だの
太原だの
関係ねェ
開与には
もう
奪うもんが
ねェだろうが
!
それは
つまり...
もちろん
出陣すると
いうことです
っし
...
つっても
お前らの好き勝手には
させねェからな
やれやれ
六大将軍に
向かって
本当に失礼
ですねー
この
お猫さんは
ああ!?
いつもより
慎重に行け
桓騎
秦軍は
趙北部の情報を
あまり
持っていない
そんなもんは
行けば
分かるだろ
ゆっくり
後で来い
王翦
ククク
桓騎軍が
全部手に入れた
後になァ
桓騎軍は閼与を出陣
北上を開始した
蒙恬の
楽華軍
壁軍
―狼孟
そして飛信隊が
これに参軍し
共に北上した
まずは太原から出てくる
二十万の北東部軍との
合流を目指すのである
一方
秦北東部では
その全城に徴兵令が
発令され各城から
兵が出陣し
〝太原〟に集結した
見ろ
太原だ
着いたぞ
!?
何だあれ...
城の外に...
中からあふれ
出ているのか...
すごい
数だ
両城の邦松です
以下五百名
到着しました
明城だな!
よし!
待っていたぞ
修城
よく来てくれた
騎馬三百か
よし!
太原で
のらりくらりと
大軍を作っていては
趣に気づかれる恐れが
あるため
本営の昌平君は
短期間に一気に
兵を集め
腰を
上げよォ
!
修城の田紀
以下千名!
うち藤原三百
あの左の
広場にて
休め
中で
休めない
のか?
悪いが城内は
すでに人で
あふれている
それにどうせ
すぐに発つ!
行くぞォ
そしてすぐに
太原から
東へ出陣させた
秦北東部
連合軍
その数二十万
である
前に合わせて
歩けェ
行軍を
乱すなァ
騎馬の道を
空けよォ
見ろ
兵糧隊の
列だ
オオ
すごい
数だ
これは
本当に
大戦だぞ
フハハ何とも
壮観ですな
曹波広将軍
フム
本営が戦略を
鄴攻めに切り替えた故
もはやこの曹波広の
出番は失せたと
思っておったが
よもや
これ程の大軍を
率いて出陣する
機会が巡って来るとは
何とも愉快
各将校達も
高まって
おります
秦北東部軍大将
将軍曹波広
しかし先で
王聖将軍達と
合流すれば我々は
その下につかねば
ならぬのでしょうか
これ程の
大軍なのに
フハハ
仕方なかろう
向こうは
六大将軍ぞ
当然だ
だが
宜安攻略戦で
大功を挙げ
この曹波広が
射止めようでは
ないか
それはいい!
いや有り得
ますぞ!
この北東部軍で
宜安を
攻め落とせば
んっ..
空席の
六将最後の
椅子を
どうか
されましたか?
将軍
オオ
...
いや
何でもない
フハハ
雪波広様が
六将になられたら
我らは皆
将軍だぞ
オオ
秦北東部軍
秦め
半年近く
待ったぞ
この時を
ろうも・
狼孟軍大将
将軍カン・サロ
趙
狼孟軍
行くぞ
狼孟軍副将
将軍ジ・アカ
まだです
カン・サロ様の
合図が
出ていません
まだか
キングダムの
第710話世界の違い
秦北東部軍
それにしても
すごい数だな
一体何人
いるんだ?
北部・東部の
全域から徴兵
されてるからな
俺達みたいな
小さな城国
からでもなー
見ろあの旅
草干の兵だぞ
ありゃ
草干って
あれはもう
ただの村だろ
ワハハ見ろ
草干の奴ら
こんな数の人間
見たことねェから
カチコチだ
ワハハ
笑うな我らとて地方の
松小都市だ
大差ない
流れてきた
噂じゃ
この軍は二十万近く
いるらしいぞ
えっ!?
にっ
二十万!?
そ
そんなに
いるのか
ど
道理で
多いはずだ
本当に全域から
集められたんだな
こりゃ
しかし
驚いたな
こっち側で
今頃こんな
大軍が起こるとは
ああ
二年前に南側から
鄴に攻め込んで
もう平陽・武城まで
取ったと聞く
超攻めにはもう
北側の俺達の出番は
ないと思ってたよなー
んー
でも
こんな大軍じゃ
戦も大きくて
長くなりそうだ
うちにはいつ
帰れるかなー
ワハハ
出陣してすぐ
帰る話かよ
亜望
ワハハハ
何をひるんだことを
言っておるか
武功を挙げる好機が
巡って来たと
胸を躍らせぬか
亜望
あっ
先ではあの
王翦将軍と
桓騎将軍が
待っておられて
俺達は
そこに合流して
共に戦うらしいぞ
えっ
朱角隊長
ええ!?
六大将軍の
お二人と!?
すげェ
隊長
よォし
朱角様
それなら
武功だ
オオ
栄里の力を
他に示すぞ
変賞金で
たらふく
うまいもんを
食うぞ
ハハ
そうだな
それは
なかなか
家気な...
それはもう
勝ったも同然
楽勝だ
やりましょう休星
隊長
隊長はぜひ
北の将軍に
昇進を!
オオ
それはいい
ん?
!?
!?
てっ
敵襲っ
左方
敵襲だっ
栄里兵
左に
隊列を
組めっ
!?
わっ
えっ!?
ん?
秦北東部軍大将
曹波広
?
?
?
何じゃあ?
...
何だあの
喚声は
カン・サロ様
ジ・アガ将軍が
始めてしまった
ようですか
ああ
まァいい
奴にしては
待った方だ
胴から後ろは
ジ・アガが
喰い荒らす
朱角隊長ォ
心臓は
我らが頂く
としようか
こっちにも
来るぞォ
敵襲じゃア
あっ
左方
岸上に
敵影
...
左だっ
!
北からと
いうことは
“狼孟”か!
いつも
閉じ籠もっておる軍が
この二十万の我らに奇襲とは
いい度胸だ
返り討ちに
してやるから
さっさと下りて来い
この下郎共がァ
動じて
おりませんな
あの将
勇猛か
アホウか
出るぞォ
陣形を組めエ
オオ
どちらか
試してみよう
荘関
邯鄲と宣安の中間地
報告
闘与から
素重が北へ向かって
出陣しました!
その中に
王殿軍の姿は
無いとのことです
お見事!
学校様
闘与が頑張って
くれました
閼与で
李牧殿の
予言通り
青歌軍
当日
奏軍は
半分に
ーとなると
次は...
報告!
西の国境
狼孟より急報!
楽・太原に
北東部軍集結!
その数およそ
ニ十万!
キングダムの
にっ
ニキ万!?
その軍がすぐさま
出陣した故
狼孟も出陣
すると!
騒ぐな
李牧様は
それくらい
起こると予想
されていた
太原も
狼孟も
出陣したと今頃は
なると
すでに
戦り合って
いますね
さてさて
こちらもうまく
いきますかな?
え・え
難しくは
ないでしょう
李牧様のおかげで
狼孟には十分に
準備する期間が
あった
青歌一の
剛将
ジ・アガ
それに狼孟には
あの二人が
入っている
三年前青歌が
救オルド車を
返り討ちにした時
一人で蒸兵を百人以上
殺ったって男か
本日歌に
居候してた
時には
ジ・アガは
大猿が人と
まぐわって生まれた
男だ
えっ!?
ひどいウソは
やめなさい
上和龍
少し戻るが
青歌一の
剛将は
私である
ジ・アガも
頼もしいか
...
上和簡
カン・サロ
やはり居て
最も安心を
得るのは
彼こそ
我ら司馬尚
側近衆の
筆頭
つまりは
主
司馬尚を
除けば
青歌最強の
武将だ
曹波広様
退避をォ
て
敵が来ます
だダメだ
いつの間にか
囲まれてる
な...何だ
一体
どうなっている...
なぜ狼孟軍が
ここまで強い..
それになぜ
これほどの兵が
いるのだ...
半年も前から
準備をすれば
それなりに兵は
増強できる
あっ
しっ
将軍を
守れェ
迂闊だったな
増強?
太原の将よ
...それでは
貴様らも
二十万規模の
軍勢で...
えっ
フッ
さすがに
それはない
我らは
せいぜい
数万
こちらの数を
多く感じるのは
両軍の兵の質が
違うからだ
練度も違えば
士気の高さも
比にならぬ
何ィ...
お前達は広域から
急遽徴兵された
寄せ集め
前線の案の攻勢と
この軍の多さに
最初から勝った気で
歩いていただろう
一方こちらは
国の命運がこの奇襲に
かかっていると
言い聞かせて
半年間練兵し
士気を上げて
挑んでいる
何でだ
何で攻める
俺達の方か
襲われるんだっ
ハァ
始まる前から
勝負はついていたのだ
秦将
いや
始まっていたことに
そちらが気づいて
いなかったと
言うべきか
ちょっと待て
...
先程から一体
どういうことだ!
半年前...?
半年前だと!?
半年前から
ここに奇襲をする
つもりで準備を:
はっ
半年前から...
ああそうだ
なっ
この薬北東部軍が起こって
ここを通ると
読んでおったと言うのか
貴様はァっ...
ーと言っても
読んでいたのは
学牧殿だかな
.....
三大天
李牧...
そんなバカな...
ね...
狙われていた...!?
半年も前から
李牧はこの軍を
狙っていたとでも
言うのか
本当に
そうだとしたら
違いすぎる
世界が
見ている軍略の
世界が.....
半年の差が
致命傷だと
身をもって
知ったであろう
案将
だから
お前達は
敗れる
宣安”は
李牧殿が作った
お前達を葬る
闇の穴だ
なっ
何っ...
侵攻している
つもり
なのだろうが
超北部の戦いで
秦将達は全員死ぬ
秦の大将の
誇りは見せて
もらいたい
ものだが..
ぐあっ
第711話・微妙な数
一応
投降を
すすめる
.....
ぼはァ
なめるなよ
勝つのは
案だ!
見ておれ
不意打ち
してきた
卑怯者が...
お前達の国は
秦が滅ぼすぞ!!
ッオオ
第711話「微妙な数
曹波広様ァ
将軍
うわああ
おのれっ
ぐあっ
お見事
ここはもう
終わりそう
ですね
ジ・アガの方は
どうなってる?
カン・サロ軍は
奏将「曹波広を
狙って急襲し
これを討った
一方
少し先行して
ジ・アガ軍は
前方から四割程の
ところに突撃し
その軍を粉砕
そして
曹波広
また、実際に
ガギギ
向きを
後軍の方へ変え
爆走した
なっ何だあれは
人があんなに
空に...
隊長ォ
前から
急襲が
前方の
悪波広様が
討ち取られたと!
バ...バカな
総大将が
討されたっ...
急襲されたのは
ここだけじゃ
ないのか!?
どうしますか
圧乱様
来るぞ
敵の数が
分からないのは
まずい
我らは大将を
失った...
なっ
何イ!?
一度後退して
立て直した方が
バカな
前を見殺しに
するのか
前は今
どうなっている
分かりません
伝令は必死に
それだけ伝えて
絶命を
......
敵を討って抜いて
あの獣の如き
前を助けに
行くべきだ
あれを我らで
討てるのか!?
それに前には
もう助ける味方は
いないやも...
それは行かねば
分からぬわ
奇襲を受け
総大将曹波広が
討たれたという凶報は
次々と後ろへ伝わった
たっ大将が
討たれた?
前の喚声は
やっぱり
敵襲なのか...
え
大将が
討たれたって...
俺達負けたって
ことか...!?
それで俺達は
どうしたら...
わっ
分からぬ
報告だけで
前から命令は
何もない
!?
バカな
前を助けに
行くに決まって
おろうが
俺ら昆兵は
五百人だぞ
俺達が動けば
他も動く!
えっ
俺達の
総大将が
やられた!?
とりあえず
副将に指示を
あおごう
いや
副将も
真ン中辺りで
死んだそうだ
一体
どういう
えっ
ととりあえず
退かった方が
いいんじゃ...
ん?
そうしないと
前の週中か
身動きか...
ん?
こっここも
やばいぞォ
にっ逃げろォ
あっ
待てっ
待てっ勝手に
退がるな
こっちにも
十分
兵はいる
湾兵
一旦退くぞっ
ハ!
あっ
湾城の兵が
退かるぞ
我らも
退がり
ましょう
土丹兵も
退がるぞ
これでは
聞いていた
話と
全く違う!!
確かにそうだ
こんなところで
死んでは
たまらん
金兵も
退がるぞ
勝手に
退がって
大丈夫
なのか?
後方へ
転進だア
立て直す
ためだ
急げ我らも
敵郎を受けるぞ
実はこの時
崖上には
数列の趙兵しか
いなかった
退がれェ
しかし
各城からの寄せ集めの
この北東部軍は
一度混乱すると統制が利かず、
崖上の敵の数も確認せぬまま
退却の大きな流れを
生んでしまった
我らも
帰るぞォ
後退だァ
カン・サロ様
ジ・アガ将軍が
敵を追い
後ろは全て
後退していく
模様です
そうか
では
あとは
前だな
秦北東部軍
先頭
曹波広様が
討たれて
後ろは退がって
行っただと!?
な..
何だと...
そんな...
バカな...
.....
ど
どうされますか
風范様
我らも
後退を...
しかし
どうやって
退がる
後ろは敵だらけ
なのだろう
.....
ええィ
うろたえるな
ここにはまだ
五万の軍が
いるのだ
それが
どうした
雪波広様の
仇を討つぞ
いや待て
それは
危ないぞ
敵の規模も
分からぬのに
迂回して
太原へ
!
この作戦は
我ら北東部軍が
先で待つ主盟軍・桓騎軍と
合流して趙北部を
攻略するというもの
数は減れど
作戦は生きている
先では
六大将軍のお二人が
我らの到着を待って
おられるのだ
前進して
合流地へ向かう!
バイ...
行くぞォ
案北東部軍将軍
風范
背後の趙軍が
追って来ぬか
警戒を怠るなァ
オオ
この一戦に懸けていた
狼孟軍の奇襲は
すさましく
結果わずか半日で
秦北東部軍の
四万を葬った
案の中軍・後軍は
我先にと退かり
出発地の太原まで
後退した
風范
そして残った前方の
五万の軍は予定通り
前進して桓騎軍との
合流地へ向かった
のである
太原
フッ
趙北西部
太原と宜安の
中間地辺り
まだ半焼けだよっ
だよっ
よー
チャチ
フア
うっさいのー
来たか!
ああ
来たっ
来ましたー
北東部軍か!?
やっと着いたか
やっぱ
二十万の軍となると
足が遅ェなァ
カカカ
いやそれが...
何かよく
分かんねェん
スけど...
来たのは
“五万〟だけですっ
はァ!?
狼孟軍の奇襲を
受けた北東部軍の
半分以上が
太原に戻ったと
閼与
全軍退却
ではないのか
はい..
先頭の一部は
相談頭との
合流地へ
向かったと..
やっと着いたか
やっぱ
二十万の軍となると
足が遅ェなァ
カカカ
いやそれが...
何かよく
分かんねェん
スけど...
来たのは
“五万〟だけですっ
はァ!?
狼孟軍の奇襲を
受けた北東部軍の
半分以上が
太原に戻ったと
閼与
全軍退却
ではないの
はい..
先頭の一部は
相談頭との
合流地へ
向かったと..
数は
......
五万程と
...
五万
...
来てくれたのは
ありがたいですが、
微妙な数
ですね
五万は
ああ
本当にそう...
五万もかなり
大きい軍勢では
あるけど
ニ十万と思っていた
オレ達には
かなりの...
王殿軍を
置いてきたことで、我々はすでに
戦力を半分に
している
さらに
これでは..
め...
面目
ありません
責めては
いない
あなた方は
よく来てくれた
待てば残りの十数万が
立て直してやって来る
ってことは?
考えにくい
と思う
あの軍は
北部・東部の
寄せ集めだ
混乱すれば
意見をまとめるのも、すぐさま
士気を上げるのも
容易ではない
出陣は
無理だろう
そんな悠長なことを
言ってる場合では
ありません
十数万を待つ時間が
あるのなら
初めから我々は
王聖軍が復活するまで
闘与にいましたよ
確かに
そうだ
うん
そうだね
だとしたら
再びここで
一択”だ
この五万を吸収して
今ここにいる連合軍で
宣安攻略戦を始めるか
一度
作戦をあきらめて
悶与まで撤退するか
で?
まずは
よくしゃべる
飛信隊軍師
河了貂さんの
ご意見をせひ
分からない
オレは
蒙恬の意見を
聞きたい
!
五万と聞いて
ずっと考えて
いたけど...
本当に
判断が
難しいんだ
宜安攻めを
あきらめる数字では
ないけど
攻略への確証を
得る戦力にまでは
届いていない...
つまり一博打”に
出るべきか
どうかと
そ
そこまでは
言わないけど
報告では
宣安含め
一帯の兵数は
おそらく十万
そして
この軍は
合わせて
十四万
俺達が閼与を出て
北上した時から
趙に宜安攻めを
読まれたとして
そこから急いで兵を
増強しても多くて
一〜二万ほどだろう
攻城戦に
なるとして
決して戦えない
数字ではない
無謀だった
鄴攻めに比べれば
むしろ好条件かと
確かに!
私は行っていますか
閼与に戻れば
立て直しに数か月
その内に趙北部の守備を
固められるよりがは
今
攻め込んだ方が
宜安攻略は
難しくはないと
俺は思う
攻め込むに
一票だ
私もだ
.....
うん
オレも
出陣に
一票
...
私もだ
.....
ん?
珍しく静かな
飛信隊、信殿は
いかに?
まー
どうせ
無論
我々も
です!
決して
へられせた
わけでは
なく
行くに
決まってんだろーがと
大声でおっしゃるの
でしょうが念のため
分からねェ
え何?
どういうこと
信?
分からねェ
は?
分からねェけど
何か...
え?
何か
悶与辺りから...
妙だ
都合が...
よくねェか?
え
何を言っているの
ですかね
都合はむしろ
悪いでしょう
.....
フッ
プルってるんなら
お前は帰れ
元下僕
ピピってるとは
言ってねェ
だが
いつも以上に
慎重に行かねェと
危ねェ気がするって
言ってんだ
...
あんたも
何か
感じねェのか
桓騎将軍
ハハハ
さっきから
何を言って...
感じてるぜ
お前
以上にな
えっ
だから
飛び込むんだよ
いつもの
ことだ
桓騎.....
何も
変わってねェ
そういう所に
あるものこそ
手に入れる
価値がある
どんな仕込みが
されてようが
その上を行って
最後は相手を
ぶっ殺して
俺が勝つんだよ
さっさと
出るぞ
ザユ助
共が
荘関
急報ー
狼孟軍が
スレ東京都を
緊破!
半数以上が
太原に戻り
およそ五万が
東進!
桓騎軍と
合流し
十四万となった
連合軍が
宜安に向けて
動き出しました!
我らも
すぐに
出陣します
ハ!
出たか!
ハ!
李牧様っ
予定通り
宜安で
桓騎を討つ!
ハハ!!
悶与
王翦本陣
第712話「奇跡の前進
急報ー
桓騎軍は
北東部軍五万を
吸収して東進
当初の予定通りに
宜安攻略に
踏み切った模様です
どう思う
田里弥
...
やってやれぬ
数字ではない
ただし
今の連合軍は
当初の予定の
半分以下
際どい戦に
なってしまった
ことは
間違いない
殿
ギ
桓騎軍の援軍として
私が一万を率いて
出陣しても
宜しいでしょうか
だよな
では
待て
まだ
行くな
もう少し
様子を見る...
分かりました
...
桓騎の
連合軍は
いよいよ未踏の地
趙北部へと足を踏み入れ
より深部へと行軍した
の前、
何か
少し景色が
変わって
きたな...
うん
確かに...
山々が大分
険しく...
それに
ちょっと
涼しく
なってきた...
左右注意
!
この辺りは
視界が悪い
奇襲かあると
したら
この辺だぞ
特に右方
山一つ向こうには
植巴という
小部市がある
警戒しろ!
オオオ
昼なのに、星が見える
星?
どこだよ
それも
すごくよくない
並びの星だ
へキ将軍
〈キ将軍
!
どうした
ナジャラ族長
イアリエ
嫌ナ風ガ
ズット
吹イテイル
コノママ進ムト
全員無事ニハ
帰レナイヨ
なっ
閼与ヲ出タ
時カラ占イモ
良クナイ
何てことを
言うんだ
族長
不吉なことを
口にするん
じゃない
不吉ナノダ
ん?
ナノデ長老ガ
今ノウチニ
ナジャラ族ノ魔払イヲ
ヤッタ方ガイイト
言ッテイル
ヨノ軍ノ長ノ
ヘキ将軍ニモ
参加シテ
ホシイソウタ
えっ
長老?一魔払い?
アンミノサン!
亜ッ!!
亜ッ!!
アンミノサン!
コマー
ナイッ
ドンタカ
ドンタカ
クニ
コマッ
ギャハハハ
あ
は
笑うな
信
これは
ナジャラ族の
神聖な儀式だぞ
ギャハハハ
ヘキ将軍
マダ終ワッテ
ナイヨ
集中
将軍
は
はい
何やってんだ
壁
ちょっと
何やってんの
行頭か乱れ...
!?
壁!?
そんなに
笑うな
あれは
ちゃんとした
魔除けの祭りだ
集中
集中将軍
何なら
隊長も入れて
もらってこい
この戦
何か怖いぞ
コマン
隊長も何か
違和感があるって
言っておった
ろーが
そうじゃ
へっ
バカ
言ってんな
ドコッ
魔除けくらいで
退く脅威なら
最初から
脅威じゃねェし
でっけェ壁が
出て来るんなら
出て来るで
そんなもんは
自分らの力で
打ち砕くんだ!
そりゃ
分かっとるが
ギリギリの所で
«運が生死を分ける
こともあるぞ
運が
運も大事だけど
今は敵戦に
しっかり備えるのが
一番だよ
今重要なのは
途中どれだけ被害を
おさえて宜安まで
たどり着くかだ
梁未踏の地で
どれ程の抵抗を
受けるのか
読めない
大掛かりな
急製を念頭に
ここからは
臨戦地勢で
進む必要がある
戦勝祈願の儀式は
ありがたいけど
壁は早く自軍の
指揮に戻らないと
戦勝祈願
ではない
あれは
魔除けじゃ
どれだけ敵と
ぶつからずに
進むか...か
...
そんなら礼
敵が仕掛けて
こねーってことを
願って
飛信隊を代表して
お前が一緒に
踊ってこい
何でじゃ
隊長が行け
隊長命令だ
絶対嫌じゃ
赤服
桓騎軍
狼孟
太原
秦
ローーー!!
趙
武安
武城
平岡
趙北部に深く入った
桓騎連合軍は
敵の急襲に
備えながら
さらに東道
しかし
何と彼らは
ただの一戦も交じえず、
宣安まであと二日程の
所まで進攻したのである
赤麗
日時間
飛信隊
斥候
那責さん
戻って下さい
斥候は我々の
仕事です
昔のクセが
抜けなくてな
やばそうな戦いは
先の状況を自分の目で...
だっ飛びの
おかげか!!
趙の騎馬
ではない
桓騎軍の
斥候か
待て
ん?
ふっ
伏兵に...
〝斥候殺し〟か
便玉隊の
斥候か
なって
ませんね
あんな所を
ようやくか
あっ
...
義孝達は
戻って
河了貂に伝えろ
俺達はもう少し
奥まで
探ってみる
あ
那賀さん
何と
何と
我々は一戦もせずに
目的地の宜安まで
あと一日半の所まで
来てしまいましたよ
正に奇跡
やはりこれは
日頃の行いの
おかげでしょう
かねェ
バカ言ってんじゃねェ
途中のどこの城も
籠城して出て来なかったから
素通りして来ただけだろうが、
しかしここまで
抵抗してこないとは
予想外でしたね
ああ
各城から数百・数千で
バラバラに出て来ても
この十四万の軍には
焼け石に水と
あきらめたのだろう
連携して防衛線を
作る時を与えず
我らが速やかに
進攻した功だ
......
本当に手出しが
出来なかったと思うけど
仮にもし何かの策
だったとしても失策だ
こっちは無傷で
ここまで来れた
というのが
何より大きい
オレ達はもう本当に
宣安の目と鼻の先まで
たどり着いた
ただ一つ問題は
ここから先が
“斥候狩り”に遭って
情報が入らず
どうなっているのか
分からない点だ
!
同じく
...
おやおや
奇遇ですね
我々もです
那貴...
っていうか
あなた方も勝手に斥候を
放っていたのですね
そうなんだの
うちは那貴が
他の斥候より
奥まで行ったと
言っていたけど
赤麗...
それでも
赤麗の姿までは
見れなかったと
赤麗
.....
うんそう
赤麗は宜安のすぐ
近くにある小城で
宜安攻略を始める前に
この城だけは
落としておいた方が
いいと思ってる
ここを制圧して
陣取ることが
できれば
全く同意だ
豪恬様もここで
赤服攻めを
勧めるつもりで
いた
.....
悪くない
かと
仮に宜安攻めが
長引いたとしても
戻る根城があって
軍の消耗はぐっと
減らせると思う
野営よりか
城内で休みたい
ものですからねェ
ただし
赤麗の重要度は
向こうも十分
承知のはず
防衛には
宜安軍も
出て来るかも
しれない
ってことは
いよいよ
始まる
ってことか
趙北部
攻略戦が
そういう
ことだ
それではまずは
どのようにして
赤麗攻めを?
本営からの
情報ではそれほど
大きな城では
なさそうですが
うん
本戦の宜安の前に
力は温存したいから
できればいずれかの
車だけで
でも桓騎軍は
外したい
捕虜虐殺の怒りで
赤麗の士気が
上がると厄介だ
おや残念
だったら
言い出しっぺの
飛信隊がやるしか
ねーだろ
うん
いや待て
敬恬?
蒙恬様
赤麗攻めは
壁将軍の軍に
お願いできない
だろうか
えっ
お
おい蒙恬
そ...
......理由は
二軍の特異性だ
二軍の
特異性?
飛信隊と楽華は
三百人隊の時から長く
独立遊軍をやってきて
あらゆる状況に対して
機転が利くところに
強みがある
斥候が封じられ
様子が分からない宜安の
戦いにおいてその力は
重要になってくる
ほー
そのために
二軍を温存して
壁軍が血を流すのが
良策と
ハハハ
言いますねー
壁軍の力が
劣るとか
そういう話
ではない
軍の
特性の活かし方の
話をしている
悪いけど
オレもそう...
思わねェ
信っ
ふざけんな
赤麗は
飛信隊が
落とす!
いや
赤麗攻めは
壁軍が
引き受ける
信
何でっ
ありがとう
!!
オイ
お前達は
宜安の本戦に
備えておけ
ありがとう
ございます
壁将軍
オイ
フフ
勘違い
甚送しするな信
壁軍は
お前達二軍に比べて
確かに特性は薄い
壁様
かたじけ
ない
だが逆に全てを
そつなくこなす
という特性はある
はっきり言って
壁軍の方が
攻城戦は上手いぞ
一方正攻法が
必要な攻城戦は
お前達は得意では
ないはずだ
軍の特性の
活かし方だ
宜安攻めでの
お前達の活躍を
期待して
赤麗は
我々が
引き受けた
壁..
!???...?
あれが
赤麗城か...
やはり
攻城戦
外に軍の
気配はない...
つまり
さて.....
一体どうやって
攻めたものか..
第三隊
配置に
着きました
第五・第六隊も
完了
壁...
攻城戦は
上手いなどと
口走って
しまったが...
「史記」によれば、
始皇十四年
(紀元前28年)に
赤麗
全隊配置
完了!
いつでも
始められます
壁将軍!!
ゴクリ
......
秦は大軍を起こして
趙北部攻略戦を
仕掛けている
そして
えーい
その初戦が
赤麗である
全弓隊・
歩兵大隊
前進!
ん?
ん?
オオ
何じゃ...
どうかした
完礼さん?
あの城は
...
敵の弓に
備えよ
射程に入り次第
こちらからも
撃ち始めろ!
弓隊前進!
弓隊前進!
備えよォ!
何じゃ...
あの城は...
へ?
進めェ
第78話「決戦前夜
盾兵は
弓隊を
守れェ
っ!!
そろそろ
来るぞォ
オオ
ひるまず
進めェ
ハー!
ンナジャラ
ドンタカ
ドンタカ
ンンナジャーラ
コマッ
.....
.....
ん?
...
?
!?
ま...
まだ
撃ってこない!?
...
.....
とっくに
向こうの射程に
入っているぞ!?
な
なめやがって
十分引き込んで
矢の雨を
降らす気かっ...
壁様
向こうは
何か策か...
......
ぇぇィ構わん
それならそれで
もうこちらの射程
に..
よォし
入ったぞ!
前進停止!
全弓兵
撃つ...
!?
じっ
城門が
打って
出る気だっ
へ!?
開いたっ
!?
いかん
騎馬が
来るぞっ
あらら
!?
弓隊を
下げろっ
え!?
弓隊下がれっ
くっ
こちらも
騎馬を出せっ
ハハァ
弓隊を
守れエ
オオ
だっ
ダメだ
間に
合わな...
!?
へ!?
えっ!?
降服します
どうか
お赦しを
ゴホ
ゴホ
えっ!?
!?
へ!?
分からん
のか
え?
何?
老人が
三人だけ
白旗?
あの城は
最初から
空っぽじゃ
勝った
勝ったぞォー
す...すげェ
これが
ナジャラ族の
魔除けの力...
.....
ォオオ
さすがに
そうじゃない
とは思うけど
赤麗城に
残っていた
老人達は
事の顛末を話した
城内にいるのは
寝たきりの老人や
病人数十人です
この城は
見逃して
もらえないと
思い...
動ける者達は皆
城を捨てて
逃げました
どうか
お助けを
老人達は
殺され
なかったが
桓騎兵はすぐさま
城内に雪崩れ込み
略奪を行った
ギャハハ
でかくねェ城だが
結構残ってるぜ
こいつら慌てて
身一つで
逃げたん
だって
お
ゴホ
住居には多くの
財が残ったままで
桓騎兵を大いに
喜ばせた
持ちきれねェ
荷台探して
来い
味方じゃ
なかったら
全員ぶっ殺す
のになー
この区画は
カショー家の
もんだ
他へ行け
くそっ
桓騎兵
と
それはともかく
我々も豪恬様の
寝室を探して
きます
清潔な
部屋を
愛閃
それよりまずは
城内を調べさせろ
桓騎軍は
当てにならん
楽華全兵を
使って徹底的に
.....
河了貂
楽華は城内の
調査を始めたぞ
えっ
もう!?
早いっ
飛信隊が入った。
区画はこっちで
やるって
破恬に伝えて
広いは広いから
分業した方が
いい
...
チッ
豪恬の奴も
怪しんでる
のか
うまく
いきすぎだ
そうですね
ちょっと
気持ち悪いくらい
うまくいってる
分かりました
赤麗はさすがに
何か仕掛けが
あるのかも知れない
...でも
何かあるに
しても
やっぱり趙は
血を流してでも
赤麗を守るべき
だった
死傷者無しで
赤麗まで取れるなんて
幸運以外の何物でもない
素軍はもう
これ以上にない形で
宜安攻めに臨める!
楽華と飛信隊が
探ったが
城内に怪しい所は
見つからなかった
桓騎連合軍十四万は
城外に溢れながら
ここ赤麗にて
夜を迎えた
これがいよいよ
宜安攻略戦の
前夜である
秦国王都
咸陽
桓騎軍は
赤麗をも
取ったと
す
すごい
ででは
明日にでも
宜安に...
何という
早さだ...
キングダムの
大王様
おめでとう
ございます
いよいよ
宜安を...
どう思う
昌平君
.....
コッ
ここまで趙北部が
抵抗を見せないのは
さすがに予想外でした
報告では赤麗も
無血開城で
あったと
元々戦地になると
思っていなかった
北部の民が
桓騎軍の悪評も
相まって
恐れおののき
戦意を失ったか
...
もしくは
“宜安”に力を...
溜め込んでいるのか
!
...
な...
...?
俺はずっと
その後者”を
恐れている
大丈夫です
現場の将達は
皆そのことを
頭に入れて宜安戦に
臨むはずです
......
そうだな
コッ
チャ
久しぶりだな
那貴
どーも
砂鬼と
二人きり
...?
コッ
?
何か用か?
ええ
ちょっと
話が
燕国
対趙国境付近
介黄
おお
しっかり
盛り上がって
きたのー
オルド将軍
わっ笑っている場合
ではありません
あの案が
こんな北部に
現れ
あっ
オッ
且つもう
宜安にまで
案が趙北部を
攻略すれば
今度はいよいよ
我ら燕が秦軍と
激突することに
なります!
なぜに
ここに!
最北の地より
戻られたのですか!?
ハッハ
ヘワハハ
素趙の大一番が
近づいていると
聞いて
飛ばして来たわ
それはそれで
面白いでは
ないか
なァ
ユキイ
ヲメウ
最高
な何が
最高かっ
うるさっ
ふふざけている
場合では
ありませんぞ
燕王からも
行き違いで
オルド様を
呼び戻す使いが
走ったはずです
王都”薊”も今
大騒ぎに
なっていると
ハハハ
慌てすぎだ
お前達は
甘く
見すぎておる
!?
えっ!?
官安と番吾の
これが超北部の
要であり
仮に王都邯鄲が
落ちた時の次の
遷都先であろうが
あの李牧が
そんな大切な城・宜安を
そう簡単に
案に渡すと思うか
!
!
李牧...
李牧...
キングダムの
......
しかし...
邯鄲にいる
李牧が
どうやって...
.....!ん?
当然宜安に
入っておるわ
!
!
ひょっと
して...
フハハ
北部へ来た
という
情報すらない...
えっ
現に趙北部は
奏軍の急襲に
何もできぬ
ままに...
しっ
しかし
そんな報告は
入っておりません
我らの間者は
超北部に散って
おりますか...
李牧が
宜安に入城した
という話は...
突軍はもう
赤服に...
だから
恐ろしいのだ
あの男は
徹底した情報封鎖
いや
情報操作術と
言ってよい
たしか前にも
似たようなことが
あったであろうが
十一年前
大包奴軍を討った
強重の存在を
李牧はそっくり
そのまま隠して
馬陽にて
戦っていた
秦の傑物
王騎を葬った
一気に
南下させ
あの時も
北の情報封鎖から
始まっている
!
ち...
ちょっと
お待ちを...
そ...
それでは
こ...
今回も
李牧は謀を
仕掛けていると
間違い
なかろう
あの王騎ですら
抗えなかった
李牧の策
フハハ
見物よ
今度は一体
誰が
その〝餌食〟に
なるのかのォ
キングダムの〈完〉
作者あとかき
こんにちは、原でも
この度ではいくつかご報告が。
この度は、社会と購読者にありがとうございます!!
上野一福岡からの三巡回目です。
足を選んで下さた皆様、本当にありがとうございました!
僕も会場に行き、何人かの方と会えが試してきて、
嬉しかったです。
それぞれの名前でサバヤ形から異なるので、それに合わせて、死んの方だと
微頭をたり、カラー原因は足色食費が休みに大幅に入れ替えて
実際には、お前の方がお気に入っているようになってしまったことがあったのですが、それはそれでもいいでしょうかもしれませんでしたが、
そして、フニメ十朝がスタートにゃあります!!何日は終るっち理解でき
どんどん新しいキラか出てきて嬉しですね。
これを書いている時は、ちょっと娘と食物が始まるところです。
ここで背中から出てくるんですね。もと前から出ているかと思ってた。ご
玉風・飛信機の活躍が楽しみです。
しょうか・
高でした!!
そしてそれで、映画です!
ようやく映画キアのみえの公内が近付いてきました。
実は先日、14年く完成版と観てされていたので、
(初3部品乗ってやつ)
と同様に泣けるシーンが多くあり、
観終わったあと、普通目が真っ赤でした。
オリジナルシーンのシナリオを作りうせて頂いています。
楽しんで、感動して頂けると、嬉しいです。
作、原泰久
クス発売当時の情報
そに戦場の圧倒的迫力はぜひ映画食事では、
映画!
キングダム2一選かなる大地へ
どうぞ宜しくお願い致します!!
・月15日公開
書きたいことは山程ありますが、それはすれどこかで、
ある日呉殿は
悩んでいた
暗く「呉慶と息子」
何か
キメ台詞が
ほしいのだ
お疲れ様です
おまけ今って
はい
豆を
すりつぶして
います
レギュラースタッフ_L村恵【朗,毛利茅夏〟佐藤優次岡元利恵、タガセロ・庄子、夏央央、夕方、夕梨
類レギュラー北原涼子『ヘルプ梅本晨伍□編集,大沢太郎
ただいま
なのだ...
ん?
息子風明
何を
している
...
ほう
ええそうなのですか
宿命の秦趙戦
相騎軍バ本女
家この情報は2022年5月間点のこので、
ジム66巻2022年秋発売!
桓騎里
飛信隊
はい規模
未だかつ
和元前233年
ブラウザで
ヤングジャンプ
・ブ最新号が毎週
最軽に読める
『気
ポデジタル
へ
公式テン
定期購読サービス!!
キングダム、原乗久
ホテンマル・
定期購読デ
註まること楽しめる!
ルカラ
WEB
一版や
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https://www.younglumoword
〈掲載内容は2022年6月17日時点の情報です。
面白さ、えりすぐり!
ゾャンプ系青年誌アプリ
〈絶〉聞く中!!
ングジャンプ連載作品が売日にすぐ「金銭付」で
現時日にすぐ「話単位」で読める!
アプロにアプリオリジナル連載作・名作などホームライン
作・往年のサップ
アプリオリジナル連載作、各作用など充実のラインナップ!
クルドジング
やばいの
となり。ヤングシャンプ
それに、
もっと比較に。もっくに
何に...
Windtos//yninjp
☆掲載内容は2022年5月7日時点の情報です
ワンパンマン
原作/ONE、漫画/村田雄介
...
集英社の闘う漫画サイト
となり®ヤングジャン
登録不要のWEBコン
WEBコミックサイト旅館のSy/tonarinoyip
「となりにいて欲しいキャラ」
にきっと出会える!!
YuC
DIGITAL
SHUESAはYOUNGJUNATONS
キングダム
65巻
原泰久
©原泰久2022.20と2
初版発行
デジタル版発行-2022年
2022年
発行所・集英社
http://www.shuesshacco.
この作品は、デジタル配信用に再編集を行うったものです
本作品の内容あるいいはデータを、全部・一部にかかわらず、
無断で複製、改竄、公衆送信(インターネット上への掲載
を含むすることは、法律で禁じられていいます。また、個人
的な使用を目的とする複製であっても、コピーガードなど
の著作権保護技術を解除して行うことはできません。
FXTRA.PAGES
...
原泰々
KINGIDOM
次巻に
続く也!
集英社
背表紙・カバ一折り返し
激表記はコミックス発売当時のものになります。
だーカバーデザイン岩崎城(POCKET)
FXTRAPAGES
IKINGHDON
原泰久
本体・表紙
数事前はコミックス終了当時のおのになります