小林さんちゃんと... おっさんがカンナちゃんの父親... カンナちゃんを迎えに来たの...? それは私が順を追って説明しましょう こういう説明は面倒だから任せるぜ おう来たかわが軍の軍師様よ 龍玉...というものを御存じですか? 戦闘で使えばドラゴンが強力な力を何百年もかけて得ることが力を封じ込めたできます道具ですね なんでか闘いで知らねぇが切り札にもカンナがなり得るそれをものだ壊しちまった 責任を取れと仲間がうるさいんでカンナを野に放った まさか次元を抜けてこんなところまで来ているとは思いませんでしたね それがカンナちゃんがここに来た原因のいたずら.. じゃあそれを許してあげたからここに来たってこと? 許すとか許さんとかは最初からねーな 今までは領内で百年後の大戦まで力を蓄えてるだけでよかったのですが... 領の近くに調和勢が拠点を作って小競り合いが始まったのですやってきたのは白竜公ルミネース...厄介な相手です それはカンナが壊してしまったんでしょう? そりゃまた相当強いのがきましたね 壊してしまったということは龍王の力がカンナ様に流れ込んでいるはずなのです 今まで面倒を見てくれた礼はほしかったら言ってくれ わからないところがあったか? いや...事情しかわからなくてさ カンナちゃんのことどう思ってるの? 仲間だ共に戦い敵を倒す為の仲間 人間の価値観から離れすぎていますか? そういうのはわからんと言った 人間の価値観に寄り添いその関係性や生き方に同調し歩みを揃える... ここにいるトール様はそうなのでしょう あなたはそういうのわかるんだ 俺はただカンナと共に闘おうというだけだ さぁカンナを出してくれ カンナは小学校に行っています 人間の子供達と学んだり遊んだりする場所ですよ カンナはそこで大切な友達を作りました つまりあなた方はカンナ様が大切なものをこちらの世界で学んだので我々には渡したくないと? しかしそれはカンナ様が決めることでしょう カンナ様はキムンカムイ様に必要とされたいからいたずらを繰り返していたといいますならば必要とされている今がまさに願いが叶った時といえるのではないですか? なんだ...こいつ一体... 私はまずあんた方をカンナちゃんに会わせたくないんだけどね 傷つくってわかるからだよ 人間の見方だとあんたは放任ネグレクトの最低な親だ ああ...あんたはきっと人間より頭も力もずっと強いんだろう だからこそカンナちゃんの求めるいろんな情を覚えることもできたのに闘いに能力を全部使うのか? 人間の価値観覚えて出直してこい 穏便にと申したはずです 小林様もおやめください我が主は争いになれば容赦しない 終焉帝に啖呵を切っただけはある... その手緩ませろキムンカムイ へっどうやら闘った方が早かったみたいだぜアーザード 俺だって最初からこっちの方が... いいえこちらが妥協しましょう 我々は最初から龍玉さえ手に入ればいいのですそれはカンナ様を手元に争わずともできます置かずとも この世界で龍玉の力を抽出して頂く カンナ様に頼んで頂けますね小林様 争いの為の道具でしょ? お父さん...私...やるから.. 元々お前が壊したものなのにか? 仲間としての責任を果たせ 戦果をあげたら労ってやる 酒の趣味は合うのに気は合わなかったようだ おまけに俺と満足に闘う力もねぇ なんもできねぇよお前には では後程抽出についてご連絡いたします失礼を 結果を見ればこれまで通りなのかもしれない... だけどこのままでは終わらない... 今日は外食行きましょう! 事情はトールからカンナ...聞いている落ち込んでいるのか? いや...落ち込んでいるというより... 食べすぎだぞカンナ!! 元気なのはいいですが元気を出す手段がヤケ食いだなんて... 久しぶりにあってあれはない! 怒髪天の逆鱗べタ触り!! 小林さんも止めるに、まるでエルス止められませんよ あらら...このままでは小林さんのお財布がビンチですね 知ってるんですかイルル? 昔私がいたドラゴンの群れの中にもいた... その時も群れの長は奴の意見に頼っていた 群れの長の思想が過激化しすぎて皆抜けた... 長についていった竜達はどこかの戦いで深い痛手を負ったはずだ... 彼...ドラゴンじゃなく魔法使いのようでしたが.. アーザードはいなくなったから死んだと思っていた バイトがあるでしょう? しかしらしくないわ小材さん カンナちゃんに自宅で龍玉とやらを作らせる いつもなら最初にその提案をするのは小林さんだ カンナちゃんを人間の子供として見ている カンナちゃんもそう見られたい なるほどファフ君が言ってた人間ごっこってこれか のめり込みすぎている? 違うよ..本当にその日々を愉しむならもっと本気になるべきだ そのおじさんがいらないというなら...君がカンナちゃんのお父さんになってしまえばいい ガチ勢ってそういうものだろう? エルマみたいになってるよ 甘いもの買ってきた!? コパヤシ明日休み?遊びに連れてって! カンナはお話があるそうですどうぞお二人で行ってきてください もっと遊園地とか... このままこうしてて.. 遊園地は行ったばっかり コバヤシと...トール様と..才川にイルル...皆..いるから...大丈夫... 平気..あんなお父さん知らない 私の方が気をつかわれちゃってる なら私もちゃんと向き合うか: カンナちゃんのお父さんに悪口言っちゃったよ エゴがでちゃったのかも: 普通の:人間としての家族をカンナちゃんが求めてるの知ってたからそうあってほしいって でも...あのおっさんわかんないってさ だけど私も最初はわからなかった どのドラゴンにもある人間に興味を持つタイミング... カンナちゃんにもあるの? とても寒い風が吹いた日... どこかあったかい場所: 人間はああやって寒さを凌いでるんだ あったかそうだったから私も真似した 本当にあったかくて... 身体だけじゃなくて.. きっともっとあったかくなる方法があると思った... 私は冷え性なのが残念だな... 器に力をいれないといけないの 先帰ってていいよ私はゆっくり帰るから 何度か命を賭けてしまって常人と感覚スレしたかなとは思っていた だけど私自身が強いわけでは決してないのはわかっている... おもちゃでも買って帰るか... 小林...お前どうする気だ 新作ゲームの買い出しだ それならこの世界の秩序と仲間が今の生活を守ってくれるだろう.. だがお前はキムンカムイの価値観にまで期待している できるはずがないと言っている ここで気持ちを我慢したら同じ答えが言えなくなる 以前聞いたよね?ドラゴンと対等のつもりかと 力が足りないと言っている いや本当それだけ困ってる 強くなってみるのはどうかな小林君? 休日に上司に〈云うの気まずいっスヤ 翔太の試験合格のご褒美を買いにね 龍玉というものは魔法使いが器にマナを込めるのと原理は一緒ですね 割ることでため込んだ力を得るわけです なんでカンナちゃんがいたずらで割った時はその力を得なかったの? その力の塊を圧縮されたまま体内に取り込んでしまったのでしょう 小林さんも何してるんですか? その例えはよくわかりませんか... 時に納得するという感情は満足感であり、解放感だよ 武力で得ようとする者もいる 人間は結果を積み重ね積み上げたものによって死という最後の結果を納得する為に生きている ーと考えるのが私の持論だ だがその納得を得られる者がどれだけいる? ドラゴンに価値観を加えるという行為はその人生最後の納得を得ることと同価値だと私は考える 死ぬほど努力しないと無理ってことですか? 人間を辞めるという手もある か弱い女の子のいやーでも私にそんな人間辞めるのは才能力?嫌だなぁ なら三日修行してワンバンでやっつけるコースでいこう そんな都合のいいコースが!? ただ大切なものを犠牲にする必要はある 結局そういうのじゃないですか 君にとっては都合がいい犠牲かもね 胡散臭い人はすぐそういうことをいう それでいいならまぁ犠牲にしちゃおうかな 君は独力でいけるだろうから本だけ渡そう 防犯プサーのそりゃ代わりにしますどうも ...ここ数日ルコアさん見ないですけどいないんですか ああ...あの方は傍観勢だから争いの場では姿を見せなくなる あ、だからこそ、そういうことですが、それではなくそうです。 いいから...いや... そういえばイルルが暴れてた時もいなかったな 責めないであげてほしい 長い間千渉をしてもしなくても後悔をしてきた結果なのだろう いろいろありそうですもんねぇ 私にとっちゃ思惑の見えない専務の方が気になりますけどね 私はこの区域担当の守護者だからね この一連の件が終わったらお話しよう 長く生きられないけど意思や考えや価値観をパトンタッチしながら積み上げていく... 相手に伝える言葉や想いだって効率化してるはずなんだ だから私はこの世界の日常で得たものを使って... カンナの親父さんに伝えてみようと思う 私もそろそろ動くか... 嬉しいぞトール!お前から呼び出してくれるとは!! いや!昼休み中なら大丈夫だ! 手短に済ませますので聞きたいことを聞いたらすぐ帰ります あなんか事務的だ...冷たい.. 今の我が家の事情は知ってますね? ああだいたいは小林さんから聞いている キムンカムイが龍玉を持ち出そうとしたのは敵にルミネースがいるからです 何故証和勢が積極的に動く? 元々ルミネースは穏健派だ 向こうから仕掛けたり混沌勢が暴虐を仕掛けたりしなければ何もしない このままカンナが龍玉を作ってキムンカムイに渡してしまえば戦いが始まるでしょう 争いが一度始まってしまえば過激派に歯止めが効かなくなる 双方深い痛手を負うことになるぞ ええ...なるほど... イルルの話と状況は同じ... 龍玉作りの進捗報告と称して細かくやりとりしていこう これは部長が取引先の女性を口説くのに使った手なんだ 龍玉はこちらにあるので無下にはすまい!! まるで女神を口説くヘルメスみたいですね できてから送ってくれりゃあいいんだがなぁ 酒のうまい飲み方とか書いてあるみたいですよ なるほどなぁ進捗とやらはついでで俺についての恨み言がびっしりじゃねぇか こうも激情を人間から叩きつけられたのは初めてだぜ カンナにしても学校とかいうところの出来事や才川...?って誰だよ変な奴の紹介だの共に戦わずに作った友を信頼してやがる ん?この酒のうまい飲み方っていうのはいいねぇ今度試してみるわ 人間に向けられたもんから逃げ出す俺じゃねぇ 言いてぇことがあるなら全力でぶつけてくりゃいい 全部受け止めて返してやらぁ 戦いにおいてはとても気持ちいい戦士なんですけどねぇ 性分を変えろと無茶言ってるのは向こうだぜ シ画の歌み方のことはえみちゃんのおりがとよ!! カンナちゃんさらに返信だ!!! 書きたいこと全部書いちゃえ!! 効果があるのかもわからない... 進捗報告という雑談が続いた また手紙が来たのですか あまりこのようなことに時間を使われては 毎度こっちがああっい気になる事も読んじまう書くもんだからよ ただ現状ルミネースの方とは睨み合いだ 向こうが縄張りに深く踏み込んでこねぇなら今は合わせとくさ 俺もそのうちこいつらのことわかるようになるのかねぇ あいつ...どこへ... あ見て!返信が今回少し長いぞ!! でもお酒のことばっかり!!! 私はこの方法...好きですか... これでいけるのでしょうか? 私はただ紙ごしにわかりやすい話がしたかっただけ あのおっさんの立場やら思想やら受け取り方やら... 背負うものやらね... 私が何か言える段階は越えてる それでも続けるのはカンナの為ですか? トール達との日々もこの手紙も 積み重ねた厚みに意味を持ちたい 無視するならその意味をおっさんが理解してから無視しろっての というのは建前で私のエゴだ あー...猫と遊び過ぎた あーもーそんな汚れて服はすぐ手洗いするので風呂入っちゃってください 随分と凶暴で強力な猫だったんですね あなたが不覚を取って手傷を負うほどの... お前から受けたダメージもまだまだ抜けてないんだぞぉ バイトにお休みの電話入れましょうか? 聞かなくてもわかるだろ? 調べていたことは当たりだったんだ 私はアーザードがキムンカムイの陣営を出て行ったのを不審に思って後を追ったんだ そして奴を追って着いた場所が... 調和勢の軍勢じゃないか.. 一体何を話している... 相手はルミネース::ここの総大将か キムンカムイのじゃあ暴虐は目に余ります 人間を見つければ虚待しながら殺し 自然だかな土地を意味もなく踏み荒らし汚していく... 私は間者をしながらも胸を痛めておりました 彼等は領土を拡大しながら悪逃非道を繰り返しているのです 我々は釘をさす意味で率制としてここにおるだけでいいと思っていた だが奴等はわざわざこちらに挑んでくるのか? そうだ...我等はその噂を聞きつけこの地に参ったのだ 勝負がなければ双方にいたずらに被害が出るとわからぬキムンカムイではあるまい 彼等は龍玉を手に入れあなた方を攻め滅ぼすつもりだ 龍王だと...!貴重なものだぞこのような場面で使ってくるというのか? 急いだほうがいい... 手に入り次第あなた方に襲い掛かるでしょう.. そうなる前に我等が動くべきというところか... ううむ...そこまで愚かであったかキムンカムイ: その情報の変を取ったら攻め込むことを考える お前は引き続きキムンカムイを見張っていてくれ ルミネースは近日中に攻めてきます 俺達は現状陣地から動く気はねぇのにか? どうやらこの地を我々から奪い去り近場の人間を従わせ搾取をするつもりでしょう やだねー奴等の友達料ってやつは 戦うとなったら引く気はねぇ!!龍玉が間に合わずとも載ってやる 微力ながらお手伝いさせて頂きますよ 両陣営に二重スパイして戦いを煽るなんて... とにかくこのことをトールに伝えないと.. 異界のゲートを開く為には魔力を多く使う! こそこそ嗅ぎまわる野良犬に落ちぶれたようだね ...何故こんなことをする? 戦い好きのドラゴンの台詞とは思えないな お前らドラゴンが戦いを求めてるから与えてやってるだけだよ 逆に理由まで作ってやってるんだから感謝してほしいくらいだ 何故こんなことをするかだって? 好きなんだよ..ドラゴンが苦しむ姿が ズタボロになって死んでいけば最高だ こんな嫌なやり方で対立してくれるんだから救いようがないよ 相手のことを思う感情を使う気がないからここまでいいように操れるんだ ただの魔法使いがドラゴン相手に真正面から戦うつもりなのか...? だが魔法使いの攻撃手段でこちらを傷つけるほとの人力はない!! 自分がそうだからって相手も素の力だけで挑んでくると思っている ドラゴンの攻撃は通らない お前らを殺すことしか考えてないんだよ 魔法使いに無警戒すぎましたね で命からがら逃げてきたんだ ドラゴンを殺す為だけに対策を練ってくる魔法使いなんて聞いたことがないぞ 両陣営が一触即発の現状.. 向こうの世界の世捨て人的な私達が戦いに介入していいのか? どうということはないですよ ありがたいじゃないですか倒すべき敵がはっきりしているなんて 走ってるお父さんの背中におんふされてるだけの夢... 私はただ振り落とされないように頑張ってしがみつく もう駄目だ落ちるって思ったところでお父さんが足を止めてちゃんと抱えてくれる... このままでは両勢力で確実に利がない戦いになります 私はアーザードを消して戦いを止めます 生き死にの話はともかく 戦いを煽ってたっていう物的証拠がないと止められないんじゃない? 確かにイルルの証言だけでは信じてもらえないかもしれませんね 「このまま何もしない」..では駄目なのか? 何を言い出すんですかあなたは...んへ あっちの世界の戦い...私達には関係ないともいやな...思うんだ 私はドラゴンが戦いを求めてるから簡単に騙されるって言葉にむかついたが... 戦いたい奴が勝手に戦って生き死にしてる世界に小林を巻き込みたくはない 両陣営の誤解が解けたところで元々敵対勢力... アーサードを倒したところでそのまま戦いは起こる可能性が高い でもカンナちゃんには聞かせられない話だね カンナをここに追放したのはキムンカムイだ 戦いになったからって都合よく戻ってこいとも言うまい... 龍玉を渡したらこの話は終わりってこと? やっぱりなんとかしたい.. 何ができるかは考え中だけど... まぁどっちにしろアーサードの奴には仕返しするけどな! しばらくシンキングタイムでしょうから私は夕飯の買い出しに行ってまいりますね! あうんいってらっしゃい 小林さんは覚悟を決めようとしている カンナの為に...血生臭い戦いの中に飛び出す必悟を... 小林さんが今何かしらやっているのは知っている... 明らかに身体の中に「力を取り込み始めているからだ: だがそれで...どうにかなるほど甘くはないだろう... 小林さんを守り切れるだろうか...? 人がシリアスに悩んでいる時にお気楽ですねあなたは!! 何を言っている?俺はこれから長い聞いに入る は鬼谷がへはらん当の燃料だ レイドボスは死闘になるだろう ふん...昔からすぐ悩むなお前は そういう時はだいたい運動不足だ どうせゲームの話でしょう!? 引きこもりのあなたには言われたくないですよ ふむ...そうだな... 互いに運動不足かもしれんか たまには身体を動かすか? だいたいの状況はわかった そして思うが何を悩む? 小林は自分の意思で戦いに首を突っ込んでいる 死んだところでそれは奴か不相応な力で鉄火場に飛び込んだせいだ 縁起でもないこと言うな!! まだまだだな人間と戦えばこの程度の挑発は平気でする 昔のお前なら悩むにしろもっとスケールの大きなことで悩んでいたぞ どうしたら神々の軍勢を皆殺しにできるかとかな... お前は人を知りすぎて人の尺度で物事を考えているのではないか? お前にできることはなんだ? 力を持つドラゴンだからできることがある しかし私の力で小林さんを守り切れなかったらと思うと... どこまでもどこまでも強くあろうとする力こそを使うべきなのだ 俺に出会い頭で襲い掛かってきた時... ケツァルコアトルに喧嘩を売った時... そして神々の軍勢に単身突っ込んだ時... 何故か知らんがお前はその時よりずっと強くなっている 守るべき財宝を見つけた者の強さだ 小競り合いがどうした? キムンカムイもルミネースも殺せ 小林を守ることなどそのついでにすぎん 悩む暇があるなら力を磨き続けるのがお前のやることだ 人間と共に生きる時を後悔にしないのだろう? ファフニールさん... 初めてファフニールさんに土をつけた気がする ま私のやることなんて端から決まってますか 出たとこ勝負でなんとかしてみせるぞ! いやーすいませんちょっとファフニールさんと話し込んじゃって!! 早速小林さんと作戦会議だ! おそらくここに直接次元ゲートが開いて飛んできたんだ カンナちゃんがいなくなった カンナはこれを読んで... 俺がお前に必要としていることは今も昔も 共に仲間として戦うことだ 近々起こる闘いに必要となってきた 最早お前がそちらで力を抽出しているのを待ってはいられない こちらに来てやってもらいた 龍玉はなくても戦ってやるつもりではあるんだが、そうなれば仲間が結構死ぬなそれを避けてるんだ 俺は嘘がつけない...正直に言うが、お前が俺に抱いているものは未だによくはわからない だが一方的に追放して不義理を働くような物言いでも、お前がこっちに戻ってくるなら.. 親子の情とやらの重要性も考えなきゃならねぇなと思う 次元ゲートを作っておく 魔力の痕跡を辿っていけばわかるはずだ 了承したならそこから入ってきてくれ 卑怯な言い方しやがって! カンナの書き置きもあった ぶ小林...というわけだすまねぇな 龍玉があればお父さんたちが勝つ カンナは魔力の気配を隠しています... 次元ゲートの魔力の痕跡も希薄すぎて感知力が高いカンナでないと追えないでしょう ...もう会えなくなっちゃうかもしれない ちょうど遊びにあっ行こうと思ってて...カンナさん カンナさん...どうしたの?黙っちゃって... 私...ここからいなくなる ごめん...一緒にいたかった カンナちゃんを追うよ!! 行くということですか? あなたキズが治ってないでしょう 二人守る余裕はないんですよ 私はあのオヤジにもう一度会って話さなくちゃいけないと思う ひたすらトールの負担になるのはわかってる 駄目ならハッキリ言って.. 私を信じてくれますか? 正直来てくれるとは思わなかったぜ お前にはお前の仲間が既にいて... そいつらと共に生きることを選んでいると... 間もなく戦いが始まる... 集中できる部屋を用意: バランス悪いから持ってて それにしてもそういえばいいのはそして、 もしかして、それにしても たいいんでしょうか... 結局ドラゴンってことか... イルルカら聞いているんだろう? 俺のことをお優しい親父にチクればことだなよかったのに お父さんはお前を信頼してる... 龍玉が勝手に壊れたのを信じてもらえなかったように? 龍玉があるとルミネースがおいそれと手を出してくれないからね..いったん君にお預けしたってことだ 親に必要とされ共に戦えることが嬉しいんだろう? 人間ごっこをやめ:友達もだからあの人間よりも全て捨ててきた...だろ?キムンカムイを選んだ ...今さらどうでもいい カンナさんそんな...突然すぎる!! 私まだまだカンナさんと一緒にいたい!友達だよ?親友だよ!?無二のノ永久の! 待って...カンナさん!!いかないでー!! しかし父親と共に戦えるとなればあっさりとここまで協力的になったわけだ あの手紙にキムンカムイが親子の情を持ってくれるかもしれないと希望を持ったのかな? 俺は戦いっ起こった時この地を離れる...後は好きにするがいいさ それで..また同じことを繰り返すの? 強大な力を持ちながら己を律せず好き勝手暴れる混沌勢... 人間にとって一番いいのはドラゴン自体がいなくなることだ 起こされた混沌に対して秩序と引き換えに対価を要求する調和勢... そんなドラゴンばかりじゃない...私の周りには... 人の感情を理解し互いを尊重し寄り添えるとでも言うつもりか? だからいくらでも争えばいい...消えてなくなるまで 面白がって人間のふりをしているだけの癖によ それが一番気に入らねぇってんだよ だからあの手紙も書き換えたの? さっき話してもわかる..お父さんにああいう書き方はできない 気付いていたなら何故... 向こうで得たものを全て捨ててきてここに来たんだろう!? 待てええええええぇえ!! やだやだ絶対お別れしない!! どこに引っ越しても私はあなたを追い続けるもん逃げても無駄!!居なくなったら舌を噛んで死んでやる!! お別れとかさよならとか今言ったことを全部取り消して私に謝罪して抱きしめさせろぉ!! わかった!わかった才川ー!! 人間の感情は温かかったり優しいだけじゃない: 途方もなく欲望深い心... お父さんにはもっとお父さんしてもらう アーザード...お前は倒す 私は:全て貰って才川と小林の元へ帰る! とことん俺をお前にイラつかせたいできることなどらしいな...何もない... 私...戦うって理由が今まで自分のことばかりでしたが... こういう誰かの為の戦いっていいですね キムンカムイもこういう戦いの楽しさに気付いてほしいものです トールもそこはちゃんと楽しさねぇ...ドラゴンなんだ 私は私のままメイドですから 小林さんも...小林さんのまま何をするのか見せてください 小林さんは何かすごい秘密兵器があってキムンカムイをワンパンで倒すんですよね!? そんなわけないじゃん... そうだ...初めて行く... 日本の常識も法律も一切私を守らない... か弱い女の私には怖すぎるけど: 私を守ってくれるのがトールだっていうなら... 所詮はその程度だ... 今何が来たところで俺は余裕で逃げ出せる力は及ばず龍玉は奪われ... どうやら君のお仲間が追いかけてきたようだね おやおや小林という人間も一緒だ ふふ...何を期待してる ここあたりの魔力の流れは把握している... 少し細工すれば出口をいじれるんだ ここが...トールの.. 睨み合う両陣営のど真ん中だ 彼等が降りたつ場所は... なんだ...急に現れたぞ... あれは終焉帝の娘トールじゃないか? 何故ここに...生きていたのか 我等と戦う為に戦力を揃えたか... まずいな...一触即発だ... 戦うにしてもここじゃあ挟み撃ちか... 奴は離反した逃亡者と聞くぞ! 丁度いい!調和勢と一緒に叩き潰してくれるわ!! こんな時に悠長だとは思うけど... 感じたことがないほどここは生々しく自然な空気で... なんというか絵画の世界のようで... 小林さんいったんこの場から離れますよ!! ん?ああちょっと待って..こういう場所に来る予定だったから都合がいい そこに並んでいるドラゴン達:、 恐怖とかそれ以前に... トール...私の声大きくできる? もう我慢できねぇ!一番槍行っていいだろ!? いやキムンカムイ様の号令がまだ... 静まれえええぇぇえぇえい 人間?なんで人間がこんなとこに? もうみんな逃げちまったはずだろ? えー...私は休戦協定の提案に来た第三者!ただの人間小林です! あなた達の争いは仕組まれたものであり、非常に迷惑しているので誤解を解き休戦することをここに提案するものであります!! いきなり何を言い出す!!そいつらが何もしてない俺達にいきなり戦いを仕掛けてきたんだろう!? 何もしてないだと!!嘘をつくな!! ここにいる信仰心ある人間達を虐げていると聞いたぞ!! 混沌勢は人同士が戦い合って滅んだ土地を使っているだけだと聞いている!! そして調和勢は嘘の情報を聞いてここにやってきている!! 待て待て急に出てきた人間だぞ? しかし本当なら戦う理由もないのに戦うことになる 大戦争の前に無駄な消耗は嫌だ 一度確認してもいいんじゃないのか? 呑気なことを言っていたら奴等を取り逃がすぞ関係ねぇ俺は戦いてぇ こうやって混乱させているうちにこの場を...? アーザードは我等に長年仕えた密偵! 嘘をついているなどと侮辱でしかないわ! 騙されるところだった!! 謀りおって!許さんぞ人間!!! あれ?でもアーザードは裏切ってたのかショックだ!! ねぇドラゴンチョロいの多すぎない? そんなこと言ってる場合じゃないですよ!!! え?ここ電波ないですよ? こ...電話:小林から... ああいいよ通信する出て道具か...みれば? 互いに遺言を言い合えばいい 言い終えた瞬間殺してやる 小林...私...ゴメ... 駄目じゃない家のもの勝手に持っていっちゃ ごめん...でもちゃんと「使えた」 そっか...本当いたずら好きだねぇ 小林がどこにいるかは知ってる... 目の前の男が教えてくれた... ねぇ...また「いたずら」してもいい? 聞きたい会話がないようだが? えー皆さんご静粛に...!私からの反論は... もういい...殺すか... ドラゴンが...!?しかし何か来たところで防御は万全...! 人間にとって一番いいのはドラゴン自体がいなくなることだ だからいくらでも争えばいい 消えてなくなるまで... 魔法で声を作った反応も感知できん アーザード...裏切っておったか... 龍玉が勝手に壊れたのを信じてもらえなかったように? ぬぅぅ...ショック...!! 前玉があるとルミネースがおいそれと手を出してくれないからね... なんだ?俺の声...そんな道具が... いや...ドラゴンがそんな小細工をするなんて... 侮ったのは認める...! 戦闘は瞑想してるはず... せっかくの眠いにケチがついちまった... 正面からくりやよかったのによ そういうのはあいにく苦手でね 殺すぜアーザード... お前の死を悼む仲間はいないと思え ドラゴン達の様子が...!? 龍玉の力は単純にトラコンの能力を向上させるものじゃない.. 魔法使いでもドラゴン並みの力を使う為に作られたものだ そしてそれは思わぬ副産物を作り出した.. 魔力の形質をいくらでも変化させドラゴンの中へするりと入り込み... その身体と精神を冒し... うう...同胞を殴ってしまった... 事態が急変しているようだな あなた達...どうしてここへ: おいそれと肩入れできる立場でもないでしょうに 僕が二倍働くから行っておいでよ ファフニールさんは周回イベント中だって滝谷君から聞いてたのに... 周回は僕が代わりにやっとくから向こう手伝ってあげなよ アーザードが動いたということはカンナが危険です!! ここは二人にお任せして行きましょう!! 駅前のクレープおごりだぞー! 俺は新作のグラボをよこせ 私は混沌勢の軍勢を相手にしよう 誰は誤和勢を皆さんにする しかし幼害さえされなければ戦いは収まりそうでしたね! さすかは小林さんです! ドラゴン達が騙されやすいってだけ 簡単に騙されるから簡単に目が覚めた あの山を越えた先です! 触れてきたものでいくらでも心が変わっていく... あれはキムンカムイだ... カンナちゃんは...!? よくもただの人間がここまで来たものだ ドラゴンの庇護があればここまで調子に乗れるものなんだな 龍玉とかいうのでドラゴンを操れるとかでしょ!! さすがに人間は鋭いなぁ ドラゴンを全て操れるわけじゃないな... 魔力の質まで理解してる...長く関わってきたこの一帯のドラゴンまでか! なんだこいつ:本当に鋭い...!? 小手先の魔法を使っていたが素養が少しある程度ではないのか!? キムンカムイも魔力の質さえわかればこの様というわけですか... 情けないですねぇ... 親を操って子を襲わせるとか最低すぎじゃない? それってより強く否定したいから弄んでみせたってことでしょ 本当に人間の情愛を理解することなんてない あなたは親子愛を利用してカンナちゃんをここに呼んだ おしゃべりはここまでだ! どこかのタイミングで戦うと思っていたが... これは互いに不本意でしょうね 完全に操られてるわけか.. 何度も呼びかけたのに..気付いてもらえなかった... やっぱり...ダメなのかな... 私の声...届かないのかな... コバヤシ魔法は習いたて... そんなすごいの使えない.. まずいな...キムンカムイ...互角くらいだったか... ならば小林とカンナを人質にでもするかぁ!! まずいな...まさかキムンカムイと互角ほどの強さがあるとは...! りゅ...龍玉!?前玉なのか!? しかしあの器の大きさと腰の太さはなんだ!? 龍玉は魔法使いの才能を削って器を作る... 何人もの魔法使いが枯れるほどの力を使ってようやくこの大きさだというのに... いや...待て...!待てよお前!! それほどの才能をただこの一時の為に犠牲に...捨てるつもりなのか...!? そりゃ現実で使わないもの: ちょっともったいない気もするけどさ... 子を泣かせる親をぶつとばすのにはさ なるほどそういうことですか! ありったけ籠めます!! テレポートできない!? 戦闘中自分の魔力をばらまきまくりましたからね... 今この場で好き勝手に魔法のコントロールはできませんよ トール!溜まったみたい!! じゃあトールがこれをあいつに...! はい!小林さんいきますよ!! テレポートは奴の専売特許じゃありませんよ! 小林と...トール様と...才川にイルル... みんな...いるから...大丈夫.. みんな...いるから...平気...大丈夫...あんなお父さん知らない... 平気...あんなお父さん知らない... いや小林さんならいけるかなって... いきなりあんな高いとことばすヤツがあるかぁ!! 戦うことしかキョーミなくて.. 簡単にだまされて利用されて... 途中から...おぼろげに記憶はあるんだが... まさか俺にお前が勝つとはなぁ... いや...立てねぇよ.. 一発でのされたのなんて初めてだぜ 私がやったこと少ないけどね 勝ちだというなら飲み会で自慢するわ とりあえず話しにくいから人型になってよ 何でお前はここまでやれたんだ... 仲間のカンナの為だってのか?同族でもねぇのに... あっさり答えるじゃねぇか 親でもいいかなとも思った 親代わりになれる友達止まりだよ お酒がうまくなるからね それで命をかけたのか? もっとおいしくしてもらおうか 俺はやり返しただけだ!! ただ何を選んでも正解だった だからこの結末も正解と受け入れるべきだ 俺の時は...あんな... あんな奴いなかったじゃないか!! ドラゴンから俺を...妹を守ってくれる奴なんて...救ってくれる奴なんて... 守るべき者がいない君がドラゴンを今更やっつけたところで... 救い主にはなれやしない 君の救い主がやってきた 戦う...戦うんだ!! お前は..小林の下で暮らすべきなのだろう... 考え方も生き方ももう違う! どうあっても俺はお前の望むようなのにはなれん それはハデスより弱いね!! トールもそろそろ下足るかな なんで立ちあがったの? 何にもわかんないわこのおっさん ずっと...ぎっとずっと、 さてしかったさびかたさびかった!! さびしかったよぁ...!! 私の方がさびしくなるな これで..この騒動も終わりですね あなたの魔法の器を吸わせています... すでにほとんど残っていなかったようですか... カンナが未完成で持ってきたからな... そういう想いにあなたは負けたんですよ そこまで読んでいたならたいしたヤツだな... そんなもの何かひとつ叶わないだけで信じられなくなるというのに ...カンナは父親を見捨てそしてなかった...小林さんはカンナを諦めなかった それもまた...道程なのでしょう 死ぬまではその考えが最終地点にはならないと思うんです 信じられないものが信じられるようになったり... 考えは変わって戻ってまた変わって... ドラゴンがそんな簡単に考え方を変えるわけないだろうが! 命が終わるまで続いていく... キムンカムイが娘を顧みなかったように...! 奴らは想いなど知ろうとしない... いつものように見下して言えばいいだろう!? 下等で愚かな人間だとよぉ! トドメを刺さないのか!? 沙汰はキムンカムイに任せます あなたはもう動けないし魔法は二度とそれに...使えない 小林さんなら殺すなと言うでしょうから 小林...ヤツが何だというんだ... 何なんだあいつは... 何って私の考えを変えたきっかけの方ですよ 長い長い命の道すがらにあったきっかけ... そんな人に出会えるといいですね ...傍観勢はつらいですね いえ...今回のことで気持ちが少しわかりました カンナざあああぁああん!! イルルさんカンナさんはどごべいっだのぁぉぉぉお 本当?それまでここに泊まってていい? それは小林に聞いてみないと... ずっとこの調子なんだよ それでカンナは...? うん...お疲れイルル そうよ!カンナさんはどこ!? 嘘よ!!だってカンナさん言ったもん!! 今しか一緒にいられないヤツと過ごせ 時々会いにきてくれてもいいし... 時々会いにいってもやるからよ カンナの為にここまでやれちゃうなんて... 正直嫉妬しちゃいます... トールの為ならどこまでやってくれますか? こんにちは!クール教信者です 本当か!私も本編に出れるのか!? ふははアニメのネタバレは禁止だぁ 引き続き原作者として貢献させて頂きますぞ! また動き回るトール転がり回るカンナ食べまくるエルマに揺れまくるルコア! よろしくお願いします!! ...待って今どの程度ネタバレしていいか聞くから なんて弱い原作者だ... えー...さてここからはこの巻の内容について振り返りますかね 何もわからないおじさん 今回は全面それなりにいつもとノリが違って驚かれたことでしょう こういうエピソードは大分前から考えていたのですがやるかどうか迷っていたのですよこの作品にそこまでの柔軟さはあるのかなとかそういう部分ですね まぁ私は気にすることなくやってきたのでこの度やらせて頂いたわけなのですが 初期プロットと大分変わった話になりましたね この巻で収めようと思った為なのですが 結果としては過不足なくといったところ いろいろ考えることが多かった今回の話...心情をストレートに伝えることが苦手な私ですがキャラクター達にもそうさせるわけにはまいりませんこのキャラならこうするだろうと信じて発言させていったわけです そうしてラストシーンまで描きあがったものを見て各キャラこんなエピソードをつけたいものだなと できたらいいなぁ... さて長々真面目に語らせて頂きましたが...次の巻から普通にいつものノリに戻ります まっすぐな気持ちを作者の私が綺麗ごとだと自己評価しない為に自分が納得できる言葉選びをしたりしてましたね 「ジョヴァントクス様。 アニメも含めてよろしくお願いします!! 『小林さんちのメイドラその教信者様...『異種族レビュア』 原作サイト...クユーザーなふふい万もッ... ●『天原『クール教信者 月刊アクション発コミックス。無料で試し読み.. 専用アプリをダウンロードして読み取り用画像に「かざす」だけ!ホスマートフォン、タブレット端末のみ対応(一部未対応の機種もあります) 読み取りには専用アプリ無料のダウンロードが必要です。 印刷所...三晃印刷株式会社株式会社宮本製本所数本所 この物語はフィクションです...登場人物・団体等はすべて実在のものとは関係ありません。