こう

しゃく

れい

宮スキ

澪梅

「はやまって

キャラクター原案双葉はづき

公爵令嬢の嗜み

毎宮スキ

澪梅

ここ...精神病気のキャンペーンの

また、CHARACTER

ターニャ

アイリス専属の侍女

ターニャアイリス専属の侍女。

ライル

アイリスの護衛。

アイリス・

ラーナ・アレメリア

アルメリア公爵家の令嬢で

領地の経営を一任される

日本の税務事務所で働いて

いた前世の記憶がある

公爵家の図書室の司書。

ディタ

アイリスの護衛。

モネダ

商業ギルドの副会計士。

で、公務家の執事見習い。

公開家の執本見習い

エドワード

トーン。タスメリー

王国の第二王子

アイリスの元婚約者

ルイド・

アルメリア

アイリスの父で公開家当主。アイリスの母。社交界で

王国の宰相。

メルリス・レゼ

アルメリア

絶大な影響力を持つ

メレリス、レキビ・アルメリア・フィリンターは必要なお客さんを持つ

ベルシーン・アリレスリア・アナル・メリットの開催でアイテムの

...ターン

アルメリア

アルメリア公爵家の

嫡男で、アイリスの弟

ユーリ・ノイヤ・

男爵家の令嬢

エドワードと結ばれる

きゃあああ

CONTE

...

ただ、その

きゃあああ

まだそれの

ちょっと

...

...

なんだか

熱い書き下ろし小説

の嗜み

令嬢の

ここが学園...!

いつも読んでいる

あの研究結果は

ここで生まれてるん

ですねぇ...

来られて

感激ですう!

まずは学園長に

挨拶に行きましょう

見学は

その後ね

はいい!

だいたいどうして

庶民用の学園なんか

あるんだ

学んだところで

所詮庶民は

庶民だろう

...なんで僕が

こんな所に...

そこまで

言うのなら

ベルン

貴方は授業に

出てきなさい

学園長には

話を通して

おきますから

お祖父様

申し訳ありませんが

よろしくお願いしますね

ただし公爵家の

名前を出すことは

厳禁よ

!?

...あの

お嬢様

私も授業を

受けてみても

いいですかぁ...?

ベルンも

大きくなった

よおー!!

めて

そうね...

レーメには学園の

講師もお願いする

予定だしベルンと

一緒に受けてきて

ちょうだい

はいい!

お嬢様

今の

ベルン様の行動は

目に余ります

...本当よね

カギャ

なぜ

わざわざ連れて

来たのですか?

自分でも疑問に

思い始めているわ:

お待たせしました

アイリス様

学園長の役職を

引き受けて頂き

感謝しております

どうぞおかけに

なって下さい

お久しぶりです

ルカ様

彼は学園の

最高責任者

ルカ・サモサ

学園長

お母様の紹介で

集まってくれた

講師の一人で

お会い

するのは

役職を拝命

した時以来

ですね

学園でなにか

お困りごとは

ありませんか?

アイリス様が

派遣して

くださる方は

皆優秀ですから

私は教えることに

専念できて満足です

医学を愛し

研究に没頭しすぎて

貴族の実家を自ら

出たという経歴の

持ち主だ

ルカ様...

よろしければ

学園の様子を

聞かせてください

ませんか

それは

構いませんが...

できれば

ルカ様が

感じたことを

そのままに

途中で学業を断念

せざるを得なかった

私の願いと

言いましょうか

何故また

気分だけでも

学生時代を

思い出したいのです

そういう

ことでしたら

喜んで

学園長今日は

たくさんお話し頂き

ありがとうございます

そう言って

頂けて

なによりです

最初はこの学園も

貧富の差の軋轢が

ありましたが...

それを吹き飛ばす

一時ですが

学生気分を味わえて

とても楽しい時間でした

ほどのスパルタ具合で

学園というよりまるで

研究機関のように

なっていますよ

研究結果は

いつも楽しみに

読ませて

頂いています

それは

よかった

それと

変わったところでは

ダリル教の司祭が

医療科へ通っていますね

司祭様が...?

ええ

あの方です

ラフィエル司祭

恵まれない子らを

助けるには

知識が必要だと

熱心に学んでいます

学園長

ええ

そうですが...

急に呼び止めて

しまい申し訳ない

あの...

司祭様もこちらの

学生なのですか?

あっ

何か私に

ご用ですか?

いえ

いえ

失礼しました

学園を見学中で

それで...

ここは

素晴らしい

学園ですよ

ちょうど授業が

終わったところ

でしたので

まぁは

そうでしたか

望めば望むだけ

いくらでも

学ぶことが

できますから

失礼ですが

司祭様はどうして

こちらの学園へ?

普段司祭様は

教会からあまり

お出にならないと

聞いていた

ものですから...

己の無力さを

感じたからです

教会で人々へ治療を

施していたのですが

助けることができる

命が増えるのならばと

...ご立派なのですね...

いいえ

神に仕える者として

当然のことです

教会は民にとって盾であった

ダリル教は

タスメリア王国の

国教だ

国民のほとんどが

信者であり

私自身も例外ではない

民の『最後の砦』と

称された教会

病を患っていたら

治療を施し

飢えている

者がいたら

炊き出しを行い...

けれども今の

タスメリア王国で

そんな活動をしている

聖職者はほんの

僅かだろう

「神の代理人」を名のる

ダリル教の発言力は

時に貴族の権力を上回る

それゆえ

ダリル教の教皇は

貴族と同列に

扱われるようになり

それに倣い

豪奢な暮らしを

始めた司祭たちは

変わってしまった

:そんな中でも

ラフィエルさんの

ような人が

居ることが救いだ

お祖父様!

いずれは頷をあげて

彼のような人を

思う

支援していければと

あらベルン

おう

アリス!

その分じゃ随分と

絞られてきたみたいね

何なんですか

ここの

授業は!

ここでの授業は全て

生活に直結するものよ

医療然り

農業然り...

だからこそ

皆必死で

勉強する

自分の生活を

良くするために

身をもって

知ったでしょう?

目標が

明確だからこそ

ここの生徒たちは

貪欲なのよ

自分の大切な

人の生活を

豊かにするためにね

...何故

お姉さまは

このような場所を

作られたのですか

貴方は

「何故」

ばっかりね

......研鑽を積み

知識を持つ者が

増えればやがて

それは民に還る

時間はかかるけれども

民の生活水準は

同じしていくはず

頷主代行として

未来を見据え

必要だと思ったまでよ

ベルン様

ようやく王都へ

戻りましたね

そうね

ここに

もう用は

ないんでしょう

お母様を説得

できなかった

みたいだし

婚約パーティも

予定通り開催された

ようだし...

これで名実ともに

男爵令嬢は

エド様の婚約者ね

この先

タスメリア王国は

王位継承問題が

本格化するはずだ

これから

「両陣営」が

どう動くかですね

そうねぇ...

公爵家としても

この問題は

軽視できない

もっぱら話が耳に入るのは

派手に動き回っている

...

第二証子側

それに対し

第一王子側は

堅実な印象

こちらの

陣営の貴族は

血筋はいいが

社交好きで

浪費家

経営には無事着で治めている領地の大半は火の事だと聞いていろ

経営には無頓着で

治めている

領地の大半は

火の車だと

聞いている

新興貴族が多く

血筋という面では

劣るが

自領での

経営に専念し

着実に領地を

繁栄させていると

評判だ

...といっても

肝心の第一王子が

あいかわらず

表舞台に出て

こないのがねぇ...

......あら

この書類

どうか

されましたか?

各商会から

仕入れた場合の

比較データが

細かく記載されている?

今まで読んだ書類の中で

群を抜いていい出来だ

いえ...

やけに

整っているから

驚いてしまって

これ誰が

やったのかしら?

最近商業ギルドから

雇い入れた者です。

職場での評判は

随分良いようですよ

その方の名前を

調べておいて

ちょうだい

振ってみたい

仕事があるのよ

本当に!

畏まりました

...面白い人も

いるものね

ベルンも

大きくなった

よあい!!

やめてくださいっ!!

令嬢の

の嗜み

お嬢様

ありがとう

各地の税収の記録簿が

出来上がりましたので

お持ちしました

この間の

商業ギルドの方に

お願いした書類ね

意外と時間が

かかったわね...

セバス

はい

これを書いた方を

すぐに呼んで

もらえるかしら

事実確認は

しているのよね?

国不明瞭な予算申請について」

なんてこと...

アルメリア領では

各街・各村に対して

補助金を出している

「作物の助成金」の申請

理由は。天候が悪く

不作だったため〟

しかし

周辺の街では

同じような申請は

上がっていない!

過去「現地調査は

ほぼ行われていなかったと

聞いている

故に

通ってしまって

いたのだろう..

その街のひとつが

不正申請しているのでは

という報告だ

...

新しい事ばかりで

足元が覚束なかったわね

皆から

集めている税なのだ

不祥事がないよう

しっかりとした

管理体制をとらなければ

フンコン

失礼致します

商業ギルドの方を

お連れしました

どうぞ、こちらへ

お初にお目に

かかります

私の名前は

ディーンと申します

商業ギルドの紹介で

仕事をさせて頂いて

おります

初めまして

私の名前は

アイリス・ラーナ・

アルメリア

この領地で領主代行を

任されているわ

今回の件は

ありがとう

いいえ

勉強中の身なので

:早速だけど

ディーン

貴方は

今の商会以外に

どこかに勤めて

いたのかしら?

読み書き算術は

近くの出来る者に

習いました

......ですが

進めていく内に

その街の数字が

頭に残りまして

そう...

はじめは過去の報告書と

照らし合わせ

収支の記録を

まとめていました

この規模の街でここまで予算が必要なのかと

この規模の街で

ここまで予算が

必要なのかと

......じゃあ

ディーン

貴方はどうして

これに気づいたの?

この街特有の

作物が生産されて

いるわけでも

ないようでしたので

理想としては

予算の用途を監視する

体制を作りあげる

ことでしょうか

この件について...

今後どうするか

貴方は何か

考えていて?

ただ一から

立ち上げるのは

難しいでしょうから

そうね

領官の仕事の一環と

すればと考えます

...それに加え

村長及び街の長は

高等部の会計科の習得を

必須としましょうか

後は支出を細かく

記録して貰うのも

いいわね

それと今回の

処分についてだけれど...

...ディーン

このまま彼に

この件を

任せてしまおうか:

予算の横領を

見つけ告発し

さっきの質問に

処罰」の話ではなく

『今後の対策』を

回答してくれた

見所はあるはずだ

着服の件は

私の着任直前まで

起きている

領地改革で人材不足の今

彼ほどの能力を持った人を

逃すのは惜しい

しっかりと処分しなければ

示しがつかないだろう。

ただ領官でもなく

身計も判らない彼に

大きな案件を

任せるかが問題ね:

アイリスちゃん

この前もらった

美容液の事なの

だけれど...

あら!

お久しぶりです

奥様

本当に

久しぶりね

ディーンに

会ったことが

あるのですか!?

え!

ええ...

お父様のところで

奥様とはその時に

アンダーソン侯爵とは

家族ぐるみで良くして

いただいたので

何度か将軍にも

武道を学びました

コク!

...ということは

身許はバッチリ...?

...ディーン

一旦下がって

この書類を

確認しておいて

ちょうだい

お母様

彼のことは

どう思われますか?

ん~~~っ

ちがいます

ちがいます

そうじゃないです

冗談よ

...素敵な方よね?

信頼して

いいと思うわよ

なんなら

お祖父様が

身許の保証を

されるでしょうし

実はディーンに

仕事を任せようと

思っているんです

そう...

彼と仕事を

...お母様がそこまで

仰有るのであれば

身許は確かなのでしょう。

美容液の件は

また後で来るわね

先ほどの書類です

確認が終わり

ましたので

ありがとう

...ねぇ

ディーン

......

お任せください

...と言いたい

ところなんですが

今回の件

今後も

領官として

任されて

貰えないかしら?

アルメリア領に

長期間留まる事が

できないのです

...手伝いのため

定期的に王都へ

戻らなければ

なりませんので

商業キルドも

勉強目的で

お世話になっています

手伝い?

ええ

実家の家業です

じゃあ

ディーン

定期的に実家に

帰って構わないから

家業の手伝いが

終わったら

こちらで仕事を

してくださらない?

戻ってきた都度

短期雇用という形で

契約を結びましょう

給金は

領官の給与を元に

日割で計算するわ

商業ギルドより

いいはずよ

他に何か

条件があるなら

要相談

それで引き受けて

くださらないかしら?

良いんですか...?

もちろん!

...それでは...

よろしく

お願い致します

アイリス

お嬢様

今年も21000

令嬢の

の嗜み

だからね

ディーン

私のモノに

ならない?

ありがたい

お言葉ですが...

勿論です

...わかったわ

でも

諦めないわよ!

とりあえず

今週もお願いね

告白のような

この会話を何度

繰り返しただろう

傍から見たら

美形を懸命に口説いて

いるようにしか

見えない

いやある意味、

口説いているのか..

我ながら

若い男を

誰かしているような

会話だったわね...

ディーンが

アルメリア領で

働くようになり

4ヶ月が経った

携わってもらった

補助金横領の件も

収束を迎えつつあるー

ねぇ

ディーン

横領していたのは

あの街の経理だった

のよね?

ええ

そうですね

街の長の弟だったため

監督責任として

長にも連帯責任を

負わせました

::牢屋に連行

されなかった

だけでもマシよね

ええ

弟は役職を解き

長は懲戒免職に

あとは罰金刑ですね

それとこちらが

各学園の収支報告と

来年度の予算申請書です。

初等部は

全域に開校済み...と

今の予算状況では

難しいですね

ありがとう

次は職業訓練ができる

中等部を開校したいと

思っているのだけれど..

そうなのよー

そのために

安定した税収入を

考えていて...

以前作った草案

なんだけれど

見てもらえる?

「消費税」と

「所得税」ですか

そう

「所得税」は今の

「人頭税」に代わる

ものとして考えて

いるわ

......?

ものを購入する度に

値段の何割かを店に払い

間接的に税を納めて

もらう...

面白い考えだとは

思います

ですが

時期尚早かと

なぜ?

税の基本は

公平

簡素

平等

...

...

です

アルメリア領は

教育が広まったばかりで

徐々に識字率が上がって

きている段階です

店にしても

そうです

大きな商店はともかく

小さな店でも消費税を

導入できるようになるのは

先のことでしょう

まず民の理解を

得るのが難しい

これでは平等とは

言い難いと思います

...誰字率がもう少し上がり

算術が広まった暁には

ぜひとも採用したいですが、

......では「所得税」は

どうかしら?

「人頭税」を廃止し

「所得税」への移行:

そうですね...

これも少しだけ

疑問が残ります

今アルメリア領で

採り入れている

「人頭税」は

仕きているだけど

未完主がかかる

先程お話しした

「税の基本」に惇る

ものだからです

老若男女問わず

全ての領民に平等に

税を課すものです

領民に

「自分はアルメリアの民」なのだと

意識付けるうえでも

いいものだと思います

ご提案の「所得税」は

確かに公平では

ありますが...

平等すぎる?

「人頭税」だけれども

私は平等すぎて

問題もあると

思うのよね

支払い能力のない

子供や老人にまで

税を課すでしょう

これからの子供たちには

労働より教育を受けることを

できるだけ優先して

欲しい...

...そうなると

それは重荷にしか

ならないでしょう?

でも家庭に

働けない人がいる場合は

家族がその人の分を

払わなくてはならない

...確かに

そういう意見も

ありますね

私が作った

「所得税」の案は

「個人の所得に

ついて税を課す」

としているのだけれども

他者から入ってきて

自分のものになるお金・もの

収入を得るために

必要なお金

収入

必要経費

仕事の種類ごとに

計算方法を変えようと

思っているの

商店などの

金銭をやりとり

している所は

計算しやすい

けれども

所得

コレに税を課す

普通の農家では

そうもいかない

でしょう

だから

個々で持っている

土地の収穫量を計算し

それを「みなし収穫」として

税を徴収する方法は

どうかと考えていたのよ

だから〈民〉で

土地の権利をはっきりと

させていたんですね..!

年の収穫量を計算!

毎年その量が収穫できるとみなして税を

みなして税を

徴収!

それもあるわね

もし「所得税」を

導入した場合

税計算を行う

役所の人員は

どうされるんですか?

そこは

抜かりないわよ?

〈財〉の領官を

高校の会計課へ

通わせているわ

それから

会計課の卒業生も

雇うつもり

最終的には民たちの

学力が向上し

自ら税の申告を

して貰うのが理想ね

...長い道のりですね

何事も

まず一歩ってね

それと

ディーン

明日はついてきて

貰いたいところが

あるからちゃんと

空けておいてね

畏まりましたー

あれ

ディーン

じゃん

相変わらず

かったいねぇ〜

ディダでいいって

言ってるじゃん

お久しぶり

ですね!

ライルさん

ディダさん

...えっ

うん

二人とも

ディーンを

知っているの!?

師匠のところで

何回か一緒に訓練

したことがある

結構な使い手

だったから

覚えてた

幼い頃から

ライルとディダは

お祖父様のところに

滞在をして

訓練を受けていた

師匠と

呼ばれているのは

お祖父様だ

もしかして

ターニャも

会ったことが

あるんじゃない!?

私は侍女の仕事も

覚える必要が

あったため

...ということは

いえ

お師匠様のところに

ずっといた訳では

ありませんから

ディーンさんも

不定期だった

ようですし

なるほど...

今日は将軍は

いらっしゃらない

のですか?

ええ

師匠は任地へと

戻られたので

我々が護衛として

来ました

正直こんな

大所帯じゃなくても

って気はするけど

ディーンが増えて

百人力ってとこかく

ターニャ...

大事な姫様だし?

ははは

......

ディダ!

何はともあれ

みんな揃ったわね

これから先

アイリスって呼ぶのは

敵がだからね?

それじゃあ今回は

このメンバーで

街に行くわよ

...

令嬢の嗜み

こんにちは

おばさん!

アリスちゃん!

おや!

え?

今日はまたえらく

カッコいい男たちを

連れているじゃ

ないか!

そうかしら..

...うん

あら

そうねそうかも

しれないわね

だろ?

街道が整備

されたおかげで

東の方からの

海産物も

入ってきててね

以前よりも

魚の種類が

増えた?

しかんいかん

この世界で美形に

囲まれすぎて

感覚が麻痺して

きている...

手間が

かかって

この価格は

すごいわ!

アリスちゃんは

苦労どころが

分かってくれるから

嬉しいねぇ

そうね

皆に良くして

貰っているわ

......随分

親しげでしたね

以前視察で

回ったときよりも

道端に佇む人が

減ったような気がする

商いの活発化で

求人が多いのも一役

買っているのだろうかー

すすみません

..あ!

ラフィエルさん!!

...アリスさん

いつも教会へ寄付を頂き、

ありがとうございます

アリスさんじゃ

ないですか!

いえ...

お役に立てれば

幸いですわ

ラフィエル

さんは

今日もスラムの

方へ?

ええ何人か

患者さんが

おりますので

...貴方の行いに

神のご加護が

ありますように

ありがとうございます

あのラフィエルさん

ご一緒しても?

ええ

もちろん

ですとも

ーーーっ

......

ここで治療を...

ダリル教ということは

無償で治療を

施しているのですよね

皆が皆

昨今の司祭が

無償で民への奉仕を

行うなんてー

貴族に媚びへつらって

豪奢な暮らしを

している訳では

無いということね

......アルメリア領の

スラムは凄いですね

「街の本当の姿を

見たければ

その街で最も

貧しきところを見ろ」

と私は教わりました

マシ...

ーここの領は

他の領に比べると

マシだなと

いずれ領をあげて

医療活動を支援していく

制度を作ろうと

考えているの

嫌でも実感する

「ここに来るたび

まだまだ私の改革は

民に行き届いていないと

いうことをー

「保険」という

制度よ

まず民たちから

税という形で

お金を集めるわ

そして

医者にかかったときは

治療費の一部を

負担するだけで

いいようにするつもり

治療費の

部を負担

治療

医者

援助金として

治療費を支払う

民が負担

いわゆる日本の

健康保険制度だ

治療費の負担が

少なくなるから

今より積極的に医者に

かかれるようになるし、

なるほど

医者に支払う医療費の全額

きちんとした制度が

あれはラフィエルさんの

ような人を領として

支援できるでしょう?

それ故の

税制改革と

戸籍作成ですか

:そうした場合

保険料を集めるときの

貧富差の考慮や

事務手続きの

人員確保など

問題が山積みですね

それと良心的な

医者ばかりであれば

いいですか

不正についても

きちんと監督できる

枠組みがあれば

いいとは思うんだけれど

制度を知らない

民に付け込んで

患者と領に二重に

請求する者など

出てくるかもしれません

監督できる

枠組み...

新しいことを始めると

どうしても領官不足に

なっちゃうのよね...

例えば

「医療ギルド」を

作ってしまうのは

どうでしょうか

お嬢様の改革で

今後、領官の仕事が

増えていく事は

目に見えていますから

民間に

お願いできる

仕事は委託

するべきかと

なるほど...!

ギルドに加盟した

医者ならば

治療を施した時に

領から援助を受ける

ことができる...

ギルド主体で

手続きをして

貰えるのなら

領官を数名

監視役で送るのも

いいですね

領が負担する

援助金の計算などは

ギルドに一任

いいアイディア

だわ!

不祥事があった場合も

ギルドで処分して

もらえばいいし...

今後

本格的に詰めて

いきましょう

領官たちとも

話し合うわよ!

...ディーンさんは

お嬢様の小難しい

お話について

いけるんですね

なー

小難しい話って...

まいいや

だから

ディーンみたいなのが

来たのはよかった

しかも顔見知りだって

いうんだから

世間は狭い

俺らが助けたくても

そっちの方面は

とんと分かんねーし

最近姫様すっげぇ

忙しそうにしてて

身体を壊さねぇかって

ターニャとか

冷や冷やしてたんだよ

ディーンは

腕が立つし

姫様のこと

よろしくなー

本宅にあまりいない

ディダにも働き詰めって

伝わってるとは思わなかった...

反省反省

.......

...ねぇみんな

最後にひとつだけ

行きたい所があるの

それとね

ディダ

ライル

私のことは

アリスと呼んでと

言ったじゃない

あ...

でもね

心配してくれて

ありがとう

おにーちゃん

おねーちゃん

勿論よ!

ねディーン

また

きてくれる?

ええ

すぐ来ますから

良い子にして

待っていてください

今度来たとき

絵本読んであげるねー

はー

ーっ...

やっぱり

街に出ると

リフレッシュに

なっていいわね

ディーンのおかげで

仕事が早く

終わるから

もっと機会を

増やそうかしら?

そうですね

お嬢様は

もう少し休暇を

とられた方が

いいと思いますよ

混雑

してるわね

あれは領内でも有名な

宝石店だったかしら...

高等部設立の際に

出資してくださった所だから

よく覚えている」

お嬢様どうか

されましたか?

え?

あ何でもないわ

大丈夫よ

―...

そろそろ家に

戻りましょうか

ええ

お嬢様少し

よろしいでしょうか

何かあったかしら?

[至急の仕事は

なかったと思いますが、

何か気になる

ことでも?

いいえ

今日の視察で思いついた

アイディアを書き留めて

いただけよ

失礼ながら

お嬢様

...今書かれていたのは

予算編成の書類ですよね

うっ

でも未決の書類が

目についちゃって

さ最初は本当に

それだけのつもり

だったのよ

やれることは

やろうかなー...

ディダさんも

言っていた

じゃないですか

休暇は必要ですよ

ーお嬢様はなぜ

こんなに働かれるのですか?

お屋敷のみんなで

お嬢様のお身体を

心配していると

......はい

...え?

...ディーンだって

働いてるじゃない

私とは違いますよ

私が働くのは

生きるためです

ですが

お嬢様は違う

公爵令嬢として

幸相の娘として

働かなくても

生きていける

でしょう?

......

この貴族社会で

働く女性が

極々一部なのは

わかっているわ

奥様として

家を守り

家を盛りたてる

それが普通

でしょう

でも私は

お父様から

領主代行の地位を

賜っているもの

その地位に

恥じぬように

働くのは

貴族だからこそ

じゃない?

大変失礼ながら..

私のイメージ

していた貴族は

ただただ領民から

税を搾取し

それで生きている

ものだと思っていました。

その方法が

思いつかなかった

わけではないわ

.....お嬢様は

領主代行とはいえ...

旦那様と同じように

セバスさんに委任

する事もできた

はずです

...でも

せっかく

与えられた

仕事だから

未熟な身でも

精一杯やろうと

思ったの

それがキッカケ...

でも今は...

私でも...

ううん

私だからこそ

できる事が

あるって

そう思ったの

私が

自分のしてきた事を

信じる事が

できたの

これからも私が

頑張ることで

少しでも民の笑顔が

増えるのであればー

民が幸せに

なれるのであれば

それはとても

素晴らしい事だなって

...そうですね

...そそれより

ディーン

何か話が

あったんじゃ

ないの?

危ない厄ない...

美形に当てられる

ところだった

...あぁ

以前学園に

出資してくださった所が

随分繁盛していて

良かったな...と

今日の視察の時に

ぼんやりとされて

いましたよね?

その時の様子が

いつもと違って

いらっしゃったので:

それだけよ

いえ

......?

な何か...?

街でぼんやりと

していた時も

そうでしたが

...ごっそりと

表情が抜け落ちて

いらっしゃったので

...そんな顔を

していた!?

無礼は承知ですが、

あの時

見ていたのは

商店ではなかった

ですよね

ディーン

少し付き合って

くれない...?

ここでも2010年

令嬢の

の嗜み

お誕生日

おめでとうございます

エドワード様

ありがとう

今日は

この場を心ゆくまで

楽しんでいってほしい

ごきげんよう

アルメリア卿

あぁ

お久しぶり

です

最近は

いかがですかな?

将来はきっと

お母様のような

才色兼備ですわ

ごきげんよう

アイリス様

今日も

可愛らしゅう

ございますね

ありがとう

ございます

お褒めいただき

光栄です

メルリス様

この間のお話

なのですけれど

なんだ

可愛いと

言われて全く

嬉しそうじゃ

ないな?

エド様!

大人たちは

お前の後ろにある

公爵家しか

見ていないんだな

......あぁ

...

そして

家族と比較

されている

卑屈になるな

自信をもて

比べてくるヤツらが

ぐうの音も

出ないほどに

なってみせろ

お前は

お前だ

「あの時から

私はエド様の

隣に立ちたいと

願った

周りに猛反対されても

押し通して

宰相という立場の

お父様にも心を砕かせて

それで得た

エド様との婚約

エド様が

大人たちの陰謀に

巻き込まれないよう

王族になるための

勉強を積み...

そして挙げ句

婚約破棄だ

私にとっては

自ら望んだ婚約

でもエド様はー

ディーン

貴方も座って

ちょうだい

今日

街で見たカップルは

どちらが宝石店に

入ろうと言い出したの

かしら?

ああやって幸せそうに

笑い合って腕を組み

どこかに出かける...

私は婚約者が

いたけれども

そんなこと一度も

なかったわ

ーでもそれは

貴族の子女として

仕方がないこと

なのかもしれない

政略のための

愛のない結婚だって

あるのだし

......

けれども

政略結婚であればこそ

婚約者にプレゼントを

贈ることはあるでしょう

形だけでも...と

...ねぇ

ディーン

ーでも私は

エド様に贈り物を

貰ったことも

ないのよね

私がどうして

仕事をするのか

だけれども

さっき言ったことは

嘘ではないわ

仕事をする事で

少しでも領民の笑顔が

増えればと思っている

けれども

それと同じくらい

私は自分の存在意義を

見出したかったのかも

しれないわね

アイリスとして

意識を持ち

鍔地から始まった

この物語

公爵令嬢としての

存在意義が全く

なくなったところからの

スタートだった

王都の学園を追われ

王家に嫁ぐ

ことも出来ず

家名に傷をつけて...

そんな私が最後に

縋り見出したのが

仕事だったというだけだ

...自分勝手な

理由よね...

ーお嬢様

ご自分を卑下

なさいません

ように

お嬢様は自身の役割を

全うすることで

その先で得られるものが

見えていらっしゃいます

嘘では

ないの

でしょう?

貴女が

領民のことを

思う心は

動機や原動力が

なんであれ

ーであれば

きっと見失うことは

ありませんよ

本当に大切な

ものが何かを

ありがとう..

...男女の

関係については

私がお伝えできる

ことは何も

ありませんがー

お嬢様...っ

...ターニャ

お水をちょうだい

それから水に浸して

絞ったタオルも

身体を拭きたいわ:

この世界に来て初めて

私はぶっ倒れた

熱は下がった

ようですね...

お身体の具合は

どうですか

少し

怠いけれども

明日には

動けると思うわ

体調管理は

基本中の基本

私も

まだまだダメね...

...急に倒れて

びっくり

したでしょう

いえ...

体調が戻られて

いるようで

安心しました

お嬢様が

倒れられているのを

見つけた時は

生きた心地が

しませんでした

ごめんなさいね

ディーンはもう

王都へ戻った?

ええ

恐らく

今回の

雇用期間は

今日の午前中まで

でしたから

そう...

明日はとても

書類の山の

お出迎えね...

ディーン!

貴方昨日

帰ったんじゃ...

お嬢様こそ

お身体はもう

大丈夫なんですか?

これ...

あぁ

私の権限で

回せるものは

回しておきました

ここにあるのは

お嬢様の承認が

必要なものと

報告のみです

でもディーン

良かったの?

貴方

契約期間が...

...ありがとう

調整ができましたので

あと2日間は

アルメリアにいられます

:迷惑をかけて

ごめんなさい

体調の優れない

お嬢様を

放っては

帰れませんよ

いえ

私が勝手に

したこと

ですから

こちらに目を

通しておいて

下さいね

.......

特に問題なし

......と

.....問題が

ないから...

困るのよね...

仕事の面でも

精神面でも...

ーこのままでは

彼に依存してしまう

彼が居ることで

安心してしまっている

頼ってしまっている

側にいて欲しいとすら

考えている

人に頼る反面

いつも心の中で

線引きをしてきた

でもこれ以上

踏み込んではいけない

エド様の時に

思い知ったじゃない

いつか人は

離れて行くと...

この人には

ここまでなら

任せられる

ここまでなら

信頼できる

いつ裏切られても

いいつもりでいた

なのに

ディーンは

その線を壊そうとする

全てを任せたく

なってしまう

怖い

......

この気持ちには見て見ぬふりを

この気持ちには

見て見ぬふりを

蓋をしてー

ただ、#24tend

蓋をしてーー

奥底へ

令嬢の

の嗜み

ここは文化・経済の

中心地

#2

タスメリア王国

王都

そこの一角に

学園がある

学園とは違う

特別な場所

貴族の

正息子女たちが

7王国中から集まり

勉学や人脈づくりに

動じむ場だからだ

おはよう

ございます

エドワード様

ユーリ様

あぁ

おはよう

おはよう

ございます

ベルン

あはいー

...まあの笑顔に

...ユーリ

早く行くぞ

遅刻する

癒やされて

いたんだよな...

今回の

テスト結果

いかかでした?

見るのが

怖くて...

...

今から

見ますの

まぁ!

それでは良い結果で

ありますよう

お祈りしますわ

こんな

ものか...

ベルン様!

今回のテストも

1位なんて

すごいですー!

...当たり前

だろう

まぁ

ベルン様!

それは

違いますよー

ベルン様が1位を

取り続けられるのは

努力を積み重ねて

きた証拠なんですー

並大抵のことじゃ

ありません!

本当に..

本当に

すごいこと

なんですから

誇ってくださいー

ハルンね

いつも勉強を

見てくださって

ありがとう

ございますー

ここが

わからなくて..

教えて頂いても

いいですかー?

ベルン様

ベルン様

見てくださいー!

ベルン様のおかげで

こんなに成績が

上がりましたよー!

やっぱりベルン様は

すごいんですよー!

「いつの間にか

ユーリは自分の

日常にいなくては

ならない存在に

なっていた

エドワード様と

結ばれた後も

彼女の幸せを

傍で見守り

続けたい

しかし

そう

思うほどに

ただ

自分がエドワード様に

付くことで

王位継承問題が

複雑になることは

わかっていた

それ以上に

ユーリが好き

だったんだよな...

ベルン?

顔色があまり

優れない

ようですけれど...

―また遅くまで

勉強をしていたのか?

おはよう

ございます

あ!

えぇ

まあ...

無理は

していませんので

ご心配なさらず

おはよー

おはよう

ございますー

ドルッセンは何だか

疲れているよう

ですけど..

ヴァンは今日は

早いのですねー?

いっつも

遅刻ギリギリだと

思わないでほしいなー

大丈夫

ですかー?

昨日騎士団の

訓練で揉まれた

だけですので..

自分は平気です

ドルッセンは

騎士団長の

子息ですから

きっと

期待されての

ことですよー

騎士団長家主催の

パーティの一件を

受けての扱きか...

...ユーリ様の髪

美しく

なりましたね

本当に

綺麗だ

やっと会員に

なれたのですよー

ありがとう

ございますー

きっと

アズータ商会の

美容品のお陰ですね

お姉さまが

会頭の商会だ...

たかだか一商会が

俺の婚約者を

待たせるなんてな

エド様!

そんなこと

言っては

いけませんー!

あそこの商会

本当にすごい

人気だよねー

僕もまだ

待ってる状態

きっと

会頭さんが

すごい方

なんでしょうねー

尊敬します!

......?

今度城に

呼び寄せようか

向こうも

栄誉なことだと

喜ぶだろう

それはいい

考えですねー

そういえば

この間お話しした件は

どうでしたー?

あぁ

教会での

炊き出しな

はい

勿論承認は

得ているぞ

なぁヴァン

僕たちダリル教も

喜んでお手伝い

致しますよ

それは

よかったですー

民の皆さん

喜んでくれると

いいですねー

ユーリがやるなら

皆喜んでくれるさ

もう

エド様ったらー

エドワード様は

国の予算が前より

圧迫されているのは

ご存じなんだろうか...

またか...

以前の

タスメリア王国であれば

民への炊き出しくらいで

予算が揺らぐことは

なかっただろう

だが今は違う

三十年前の

トワイル戦役の

負債に加え

王族が自らに使う

お金が増えているのだ

エドワード様は

ユーリ様への

プレゼントのために

エルリア様は

ご自身のために

その上に度重なる

民への炊き出し!

税収は変わらないのだから

結果は目に見えている

クスメリア王国の

財政は

火の車だ

王都に戻って

父に教えを乞うようになり

父や姉が

言っていた言葉を

今になって理解したー

いくら気まぐれに

炊き出しを行っても

根本的には何も

変わらない

エドワード様

...これ以上施しを

行うのは国庫への

負担になります

それはただの

人気取りだ

今回は見送られた方が

いいかと思いますがー

ベルン

......

民達の生活を

助けるのが

最優先じゃないの?

みんな喜んで

くれるんだもの

良いことに

決まっているのに...

どーして

ベルンは

そんなこと

言うの?

ユーリ様

エド様は

この国の王子様よ

エドワード様に

あまり無理を

言いませんよう...

度が過ぎれば

良くありません

王子様はなんだって

できるでしょう?

国の予算が

足りないのなら

税金で取れば

いいじゃないー

それか国軍を

なくせば?

...うん

それはとっても

いい考えよー!

国軍なんて

いらないわよ

この国は

平和なんだもの

そうしたら

その分予算が

増えるでしょう?

エド様

ユーリは

賢いな

ベルン

お前は

頭が固い

まるで

どこかの

臣下みたいだぞ

......?

...

差し出がましい口

失礼致しました

...軍を

なくせと!?

馬鹿では

ないのか!?

国軍は無駄な予算など

貰ってはいない!

治安の面でも

トワイル国との

国防の面でも軍は

必要不可欠だ

騎士団など

見栄えばかり

気にしている

金食い虫ではないか!

それを分かって

言っているのか

あの婚約者殿は...

少し落ち着いて

下さい

将軍

減らすなら

騎士団を減らせば

よかろうに!

...しかし

エドワード様は

施しをする前に

自分の生活を

見つめ直して欲しい

ものだ

それに彼女は

フレゼントを

ねだるから

質が悪い

ユーリ様も

エドワード様の

フレゼントを

喜んでいないで

それを売り払う

なりして施しを

行えばいいものを

ええ

...ひとます

学園で得た情報は

以上です

あぁ

質が悪いと

言えば

エルリア様も...な

いくら反対しても

ユーリ様の案を

無理に通してしまう

本当に

頭が痛い...

報告感謝する

ベルン

これからも

何かあれば

知らせてほしい

畏まりました...

まだ25cmの

令嬢の

の嗜み

...いかが

されましたか

いや...

楽しい

少し思い出して

いただけだ

アルメリア領

での生活は

その一言に尽きた

アイリス

彼女の存在が

大きい

んー...

懸命に仕事を

している姿を

見れば支えたいと

思うし

手助けを

することで

彼女は更に自分を

楽しませてくれる

打てば

響く

そんな関係が心地良かった

そんな関係が

心地良かった

あともう少し

この生活を

続けたいと

思うくらいに

ご無沙汰

しております

お祖母様

ー久しぶりね

ルディも

久しぶりです

はい

アルフレッドの

補佐は

大変ではない?

皇太后

アイーリャ・

フォン・タスメリア

...そういえば

最近出かけて

ばかりみたいね?

昔から気心が

知れた

仲ですから

離宮に来る暇も

ないくらい

忙しいのかしら

アルフレッド・

ええ

お祖母様

私も色々と

ありまして

誤魔化さないで

アルフレッド

私だって

知っているわよ

先日の一件...

エドワードが

ユーリ令嬢の言葉を

真に受けて

エルリアとエドが

色々やらかして

いるのを宰相と共に

フォローしてくれて

いるのでしょう

...

リソート開発を

推し進めようと

した時はさすがに

冗談かと思いました

ここは

素晴らしい

ところですね!

もっとみんなが

楽しめるように

なればいいのに...

エド様もそうは

思いませんかぁ?

リゾート開発を

されるよりは

良しとしましょう

...宰相が

反対しきって

くれたのでしょう?

その代わりにと

ユーリ令嬢のドレスを

作ることになって

しまいましたが

まだ

王族ではない

婚約者のユーリに

対して

王家や

国家運営の予算を

使う謂れはないの

だけれどね

―全銭面だけでなく

城内の運営に関しても

目に余ります

エルリア様の

実家である

侯爵家と

その一派が

役職をほぼ独占

このままでは

国の腐敗が

加速するでしょう

おかげで

良い人材が日陰へ

追いやられて

います

アイーリャ

こんな状況にも

拘らず

唯一の頼みの綱である王は

病床の身の上、

シャリア

アルフレット

エルリア

エドワート

母上が

亡くなってから

無気力になっては

いましたが...

情報統制を

しているからまだ

王のことは外部に

漏れてはいない

でしょうけれど

ええ

遠くないうちに

露見するでしょうね

だからこそ

侯爵家も勢い付いて

いるのでしょう

...アルフレッド

わかって

います

まだ

死ぬつもりは

ありません

全てを終わらせる

その時までは

役立つ人材を

引き入れ

膿を切り捨てる

その時まで―

...かしら?

...お祖母様には

隠し事が

できませんね

...ルディと共に

出かけている先は教えて

くれないのかしら?

...その話は

いずれまた

ふふっ

アルメリア領に

赴いているのは

知っているのよ

アルフレッド

今度こそ

私の願いを

実現させることが

できるかも

しれないわね

可愛いかわい

可愛い

メルリスの娘...

アイリスを

私の孫娘に

初めてメルリスを

見た時のことを

今でも鮮明に

思い出せる

まるで

お人形さん

みたいね

彼女をひと目

見た時から

私の心は

奪われた

長い睫毛に

キラキラ輝く

大きな瞳

私のものに

ならないかしら

陛下

先日ご相談

頂いた件ですが

メルリス様は

既に公爵家のルイ様と

婚約されております

そうね...

今から王家に

嫁がせるというのは...

今回は

陛下!

無理強いをして

メルリスに

嫌われたら

本未転倒ですもの

諦めることに

するわ

それは可愛らしい

女の子だそうですよ

メルリス様が

無事ご出産

されたそうです!

......

女王陛下

子に名前を

付けてくださり

ありがとう

ございます

この子が

アイリスです

メルリスに

そっくりな顔立ちの

この子

アイーリャのニアイ」と

メルリスの「リス」をとって

アイリスー

そう

名付けた

あの時の願いが

やっと叶い

そうよー

将来は王族と

必ず縁付かせ

ましょう

まずは社交界から

追放された

アイリスを戻さねば

社交界に

戻れなければ

後々彼女が

大変だもの

この先事が

進んだ時に...ね

さぁ

おはよ2000

私も

動き出し

ましょうか

令嬢の

の嗜み

お帰り

なさいませ

お嬢様

#2

街はいかが

でしたか?

今日もいろいろな

発見があって

楽しかったわ

院の子たちも

可愛かったし

将来引退したら

院で働こうかしら

お嬢様...

冗談よ

じゃあディーン

早速だけど

報告をお願いね

これにより

領の輸出入が

増えています

それぞれの商会も

取り扱う品物が増え

利益が上がって

いるようです

アルメリアには

港町があるんだもの

他国との貿易に

活用しないとね

少し前から

行っている

アルメリア領の

関税緩和ですが

国や領地をまたぐ時に

品物に税金がかかる!

国境関税

アルメリア領には

大まかに2つの

関税があったが

それを見直すことに

決めた

同じ領内の街から街へまたぐ時に

品物に税金がかかる!

なさな

輸出税

国内関税

輸出時の

関税をなくし

安くするよ!

輸入する

輸入時の関税率を

下げることで

流通量を増やすのが

狙いだ

関税収入は

減ったけれど

商会の売り上げが

増えているから

その分は所得税で

賄えそうね

ええ

輸入品の関税を

安くすることで

領の製品が

売れにくくなる事を

心配していたのですが

杞憂だったようです

カカオや

高等部で開発した

品種改良の作物など

なによりだわ

領にしかない

特産品があるのが

大きいと思われます

貿易量が増えて

おもしろい布も

見つけたしね

...とはいえ

物価の動向を

見つつ

慎重に進めて

いきましょう

失礼致します

お嬢様!

こちらが届き

まして...

至急お読み

いただければと

どうしたのセバス

そんなに慌てて!!

建国パーティの

招待状!?

なんで

こんなものが

私のところに

くるのよ...

お嬢様が学園を去って

王家の方から関係を

絶ってきたというのに...

今更なんだと

言うのです!

......お嬢様

今回のパーティは

王族からの招待状

無下に断ることなど

できないでしょう

......?

そうね

腹を括るしか

なさそうねー

3年ぶりの王都か...

ベルンもエド様も

もう卒業なのね

学園がお懐かしい

ですか?

うーん...

ベルンと私って

年子で

同学年じゃない?

だから

本当なら私も

卒業だったのかって

思っただけよ

卒業することで

吉とでるか凶とでろか

懐かしいといえば

懐かしいけれど

追い出されてからの

日々が濃すぎてね

ベルンが彼らから

離れることは

こちらとしては

ありがたいけれども

あの者のことを

お嬢様が心配する

必要はありません

見事に

言い捨てたわね...

...タスメリア王国が

存続するのなら

領として中央との

パイプはあった方が

いいでしょう?

何だったら

将来のことを考えて

ベルシには宰相を継ぐ

準備をして欲しいわね

お嬢様の

お言葉ですと..

この国が

滅ぶことも視野に

入れていらっしゃる

ようですが

久しぶりね

エルル

ー先のことは

わからないもの

どうぞ

こちらへ

ご案内いたします

お帰りなさいませ

お嬢様

またお嬢様に

お会いできて

嬉しいです

お帰りなさい

アイリスちゃん

...久しぶりだな

元気なようで

安心した

...それに

ベルン

お久しぶりです

お父様

お母様

「お姉様

本当に明日の

パーティに出られる

のですか

仕方がない

でしょう

王族からの

招待なんだもの

......ですが

エド様もユーリ様も

いらっしゃるのですよ

...びっくりだわ

...今更かと思うかも

しれませんが...

貴方が私の

心配をしてくれる

だなんて

いいえ

ありがとう

ベルン

失礼

いたします

領地では

上手くやっている

ようだな

......来たか

まあまあ

ですわ

それよりも

今回の件は

本当にすまなかった

パーティの

ことですか

ああ

...謙遜するな

私もメリーも

探りを入れて

みたのだが

王族からの

招待だから

の一点張りでな

私なんかを

出席させて

どうするつもり

なんでしょうね?

何もメリットは

ないでしょうに

今回のパーティは

お前にとって

辛いものになるだろう

一度社交界を

追放された者に

貴族は厳しい

それは

覚悟を決めました

逃げることが

できない以上

どうしようも

ないですから

...え

建国パーティに

王が出席されない...!?

ー救いは当日

王が不在な事か

恐らくその事で

混乱が起きる

王のことが

噂になれば

お前の話題は

霞むだろうな

何があった

のですか

.....王が

倒れたのだ

まさか...

倒れられた時点では

そこまで重病では

なかった

...だが今現在

病状は悪化

している

傍目から見ても

はっきりと

わかる程にな

明日のパーティが

引き金となり

国中に伝わるだろう

たしかに

王がいなければ

皆不審に

思うでしょうね...

お父様

パーティ後は

今まで以上に

激務になるでしょうが

どうぞご自愛くださいね

ーでも安心しました

明日の

パーティを凌げば

私の存在は

皆の記憶の彼方へ飛んで

行きそうですから

さっさと領地に戻り

これまでの

生活に戻りますわ

お前もな

...あまり無理は

しないように

ターニャ

新しいドレス

どうかしら?

お嬢様

素敵です...!

ありがとう

ええ

絹というんです

あら

見たこと無い

生地ね?

もしかして

新商品かしら

まぁ!

それは発売が

楽しみだわ

光沢が

素敵でしょう?

試作品なので

商品化はまだ

先なのですけれど

ーじゃあ支度も

できた事だし

アイリスちゃん

そろそろ

行きましょうか?

気合いも十分

ええ

支度はバッチリ

...いざ

戦場へ

行きますか!

だから

令嬢の

の嗜み

それ。

視察の「球ということで、今、目はいつもの面々で街に出て

ガヤガヤと賑わう、大通り。

人が楽しそうな笑みを浮かべながら歩き、それを目当て

にたくさんの出店が出店している

「...んー!!久しぶりだわ「祭りに参加するのは」

空気に当てられて、ついつい何ににもなくとも笑ってしまう。

場所は、我がアルメリア公爵領領都

本日この街では祭りが開催されている

昔からあるこの祭りは、年闇の恵みと来年の率を願う

書き下ろし小説濤亜

ア公爵家に身を寄せた時期が早い方だ。つまり、当時をよ

二人は私に仕えてくれているメンバーの中でも、アルメリ

...まあの頃は、大変でしたね

足が遠のいたけど...

その言葉に同意だと言わんばかりに、ライルが頷く。

私の言葉に、ターニャが顔を顰めてそう呟いた

か?

参加していたのよ。お祖父様カ亡くなられてからは自然と

「ええ!幼い頃はお祖父様と屋敷を抜け出して、祭りに

私の横を歩くディーンが、不思議そうに首を傾げた

...むしろ、市井の祭りに参加されたことがあるのです

ん跳ね上がっていきましたし、

やわんやになっていましたよ

「...確かに。正直、びっくりしましたよ。あの警備の厳重

さには」

ディーンの苦笑いに、今度は私が首を傾げた。

ねるうちに、いつの間にが公爵家の警備の厳重さはどんどーはない。

んーーーる!!

ちは一体何のためにいるんだ。と、なりますから、侵入者太

...無に護衛のメンバーはその私が顕著でしたね、自分たち

策ではなく、公爵の脱走防正策のために警備網が構成さ

れたといっても過言ではありませんねそれでも抜け出す、歩いた。...今日ぐらいは良いだろう。

公爵とそれを阻止しようとする護衛とでやり取りを重

すことがお上手だ。たのです。使用人たちは、その度にてん

てかは知りませんが、妙に使う用人を描いて屋敷を抜け出し

く知るのは二人だけ。

けれども、ディーンはそのタ1三ャの言葉に全てを悟った

と言わんばかりに真笑を浮かべた。

ああ...〈公爵と幼いお嬢様お二人が抜け出したら、それ

は騒ぎにもなりますね」

「そうなんですよ...。お嬢様のお祖父様は、何がどうし

「...なんだか、随分と手慣れてますね」

ディーンが珍しいものを見たと言わんばかりに目を見

ているだなんて......眉を顰められてもおかしくない光景だ

まさか貴族の子女がこんな風に買い食いをして歩き回っ

とはいえ、とてもではないが知り合いに見せられた姿で

たまにある出店の飲食物を購入しては、買い食いをして

へえ.....

ライルの口から語られた新事実に驚きつつも、ちょうど

中心地に到着したので街中を眺める。

やっぱり祭りは良いわね!......あ、あそこに食べ物があ

が呆れてましたから

あら、ウチってそんなに警備厳しいの?」

「一見えないところで、ですらかね...。正直、王宮のレベルに

勝るとも劣らないと思います。よ。師匠も、驚嘆...という

信用しているので普段の警備なんて気にしたことがない。

いかんせん仕家と比べることはないし、基本的に彼らを

ね」

まあ、それを言われてもしまうと心が痛いわね、

がいらっしゃったぐらいだし

開く

...そのまま特に何の問題もなく祭りを見て回った。

ですよ。この領地が、そしてそここに住む人々が。そういった、その部下という形で、ディーンの

思考...好みというのは似るものなんだな、と」

そのディーンの言葉に、今度は胸が温かくなる。

私にとってお祖父様は目標だ。...多少貴族らしくな

いところはあったけれども、それでも民を思いそのために

行動をし続けたその背中を私は尊敬していた

お嬢様もお祖父様も心底お好きなんだなと思ったまで

うに返ってきたような気がして思わず苦笑いを浮かべる。

賞族らしさがない』とどの口が言うのかと、ブーメランのよう

「へえ...。お嬢様は、お祖父様に似てらっしゃるのです

その時は全く貴族らしさがなくって...:街中に知り合い

だったんだけれども、好んで街に出ていたみたいなのよね。

なんというか、お祖父様って普段は本当に貴族欲とした方

「言ったでしょう?お祖父様とよく祭りに来たって...

「この祭りは、二人で抜け出して来ましょ

「...私は、アルメリア公爵家の皆さんを敵にまわすよう

な真似はできません。

正直、物々しいと自分でも思う。

由に見て回る方が良いわ。効率が良いものだから、次回の

視察なら、その話ができる貴友人に付いて来て貰って自

大分窮屈さを感じた

のよね...::

何せ護衛が二人、侍女が人。それから街の視察のため

過去を思い出して今回のそれと比べると、少し...杏子

お祖父様と一人で来た時、で、もう少しのひのひしていた

て、視察としても満足のいく内容

そして、その帰りのことだった。

...おえ、ディーン

こそっと私はディーンの耳元で囁く。

街の様子や雰囲気そして祭りのそれらも実感できたの

で、かなり満足だ。

人が集まるからこそ、の改改警等を発見することができ

か。それとも...。

色々な未来を想像することは、楽しかった。

に歩いているのか

それとも、見つかってターニャに怒られるのか。

米年に思いを馳せれば、興奮する。

も強ち間違いではないと思うのよね

アルメリア公園3ヶ月30日

街の様子は、今年のように明るく賑わっているのだろう

私は無事アルメリア公爵家家家を抜け出して、自由気まま

年後は、どのような『今』を迎えているのだろうか。

百聞は見にしかず...てね。まあ、訓練のためっていうの

ディーンの問いかけに、今度は私が苦笑いを浮かべる。

私の提案に、ディーシは苦笑いをしていた。

...警備隊にとっても良い刺激になると思うのよね。お

祖父様が亡くなって時間が経つから、気が緩んでいるかも

しれないし」

じとっと、ディーンに睨まれただその視線に、気分はまる

で悪戯が見つかったような時のそれだ。

「...さっき聞いた時からずっと気になっていたんですね

来年、という言葉を否定ししなかった彼に喜びを噛み締め

めながら

想像すれば、未来へは幾多もの...それこそ無限の見

えない先があるのだから。

という訳で、来年はよろしくね

ポインとディーンの肩に触れ、お願いを再度口にて反論さ

れる前に離れる。

横目で見た彼の瞳は諦めたように遠い目をしていたよ

うだったけれども、私は見なかった事にした。

角川コミックス・エース

Amazonス・エス公爵令嬢の嗜み3

原作湯両

原田漫画梅宮スキナニクク

漫画・仲吉人ヤキャラクター原案、双葉はつき、

2017年9月8日発行

CReia.HadukiFutaba.2017

©SukibMEMVA2017

本電子書籍は下記にもとづいて制作しました

角川コミックス・エース『公爵令嬢の嗜み3』

2017年9月8日-初版発行

発行者一青柳昌行

発行株式会社KADOKAWA

〒102:8177東京都千代田区富士見2-133

編集企画「コミック&キャラクター局

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装幀・デザイン・山口慎治(R.design.studio)

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係がございません。

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900K☆WALKER

こう

しゃく

れい

宮スキ

澪梅

「はやまって

キャラクター原案双葉はづき