中宮スキ澪梅と「はやまってキャラクター原案双葉はづき は毎宮スキ澪梅ここ...精神病気のキャンペーンの ターニャアイリス専属の侍女 ターニャアイリス専属の侍女。 ライルアイリスの護衛。 アイリス・ラーナ・アレメリアアルメリア公爵家の令嬢で領地の経営を一任される日本の税務事務所で働いていた前世の記憶がある 公爵家の図書室の司書。 ディタアイリスの護衛。 モネダ商業ギルドの副会計士。 で、公務家の執事見習い。 エドワードトーン。タスメリー王国の第二王子アイリスの元婚約者 ルイド・アルメリアアイリスの父で公開家当主。アイリスの母。社交界で王国の宰相。 メルリス・レゼアルメリア メレリス、レキビ・アルメリア・フィリンターは必要なお客さんを持つ ベルシーン・アリレスリア・アナル・メリットの開催でアイテムの ...ターンアルメリアアルメリア公爵家の嫡男で、アイリスの弟 男爵家の令嬢エドワードと結ばれる いつも読んでいるあの研究結果はここで生まれてるんですねぇ... まずは学園長に挨拶に行きましょう だいたいどうして庶民用の学園なんかあるんだ 学んだところで所詮庶民は庶民だろう ...なんで僕がこんな所に... そこまで言うのならベルン 貴方は授業に出てきなさい 学園長には話を通しておきますから 申し訳ありませんがよろしくお願いしますね ただし公爵家の名前を出すことは厳禁よ 私も授業を受けてみてもいいですかぁ...? レーメには学園の講師もお願いする予定だしベルンと一緒に受けてきてちょうだい 今のベルン様の行動は目に余ります なぜわざわざ連れて来たのですか? 自分でも疑問に思い始めているわ: お待たせしましたアイリス様 学園長の役職を引き受けて頂き感謝しております どうぞおかけになって下さい お母様の紹介で集まってくれた講師の一人で お会いするのは役職を拝命した時以来ですね 学園でなにかお困りごとはありませんか? アイリス様が派遣してくださる方は皆優秀ですから 私は教えることに専念できて満足です 医学を愛し研究に没頭しすぎて貴族の実家を自ら出たという経歴の持ち主だ よろしければ学園の様子を聞かせてくださいませんか それは構いませんが... できればルカ様が感じたことをそのままに 途中で学業を断念せざるを得なかった私の願いと言いましょうか 気分だけでも学生時代を思い出したいのです そういうことでしたら喜んで 学園長今日はたくさんお話し頂きありがとうございます そう言って頂けてなによりです 最初はこの学園も貧富の差の軋轢がありましたが... 一時ですが学生気分を味わえてとても楽しい時間でした ほどのスパルタ具合で学園というよりまるで研究機関のようになっていますよ 研究結果はいつも楽しみに読ませて頂いています それと変わったところではダリル教の司祭が医療科へ通っていますね 恵まれない子らを助けるには知識が必要だと熱心に学んでいます 急に呼び止めてしまい申し訳ない あの...司祭様もこちらの学生なのですか? 私学園を見学中でそれで... ここは素晴らしい学園ですよ ちょうど授業が終わったところでしたので 望めば望むだけいくらでも学ぶことができますから 失礼ですが司祭様はどうしてこちらの学園へ? 普段司祭様は教会からあまりお出にならないと聞いていたものですから... 己の無力さを感じたからです 教会で人々へ治療を施していたのですが 助けることができる命が増えるのならばと ...ご立派なのですね... 神に仕える者として当然のことです 教会は民にとって盾であった ダリル教はタスメリア王国の国教だ 国民のほとんどが信者であり私自身も例外ではない 民の『最後の砦』と称された教会 病を患っていたら治療を施し 飢えている者がいたら炊き出しを行い... けれども今のタスメリア王国でそんな活動をしている聖職者はほんの僅かだろう 「神の代理人」を名のるダリル教の発言力は時に貴族の権力を上回る それゆえダリル教の教皇は貴族と同列に扱われるようになり それに倣い豪奢な暮らしを始めた司祭たちは変わってしまった :そんな中でもラフィエルさんのような人が居ることが救いだ その分じゃ随分と絞られてきたみたいね ここでの授業は全て生活に直結するものよ 医療然り農業然り... だからこそ皆必死で勉強する 自分の生活を良くするために 身をもって知ったでしょう? 目標が明確だからこそここの生徒たちは貪欲なのよ 自分の大切な人の生活を豊かにするためにね ...何故お姉さまはこのような場所を作られたのですか 貴方は「何故」ばっかりね 時間はかかるけれども民の生活水準は同じしていくはず 頷主代行として未来を見据え必要だと思ったまでよ ベルン様ようやく王都へ戻りましたね ここにもう用はないんでしょう お母様を説得できなかったみたいだし 婚約パーティも予定通り開催されたようだし... これで名実ともに男爵令嬢はエド様の婚約者ね タスメリア王国は王位継承問題が これから「両陣営」がどう動くかですね 公爵家としてもこの問題は もっぱら話が耳に入るのは派手に動き回っている...第二証子側 それに対し第一王子側は堅実な印象 陣営の貴族は血筋はいいが社交好きで 経営には無事着で治めている領地の大半は火の事だと聞いていろ 経営には無頓着で治めている領地の大半は火の車だと聞いている 新興貴族が多く血筋という面では劣るが 自領での経営に専念し着実に領地を繁栄させていると評判だ ...といっても肝心の第一王子があいかわらず表舞台に出てこないのがねぇ... 各商会から仕入れた場合の比較データが細かく記載されている? 今まで読んだ書類の中で群を抜いていい出来だ やけに整っているから驚いてしまって これ誰がやったのかしら? 最近商業ギルドから雇い入れた者です。 職場での評判は随分良いようですよ その方の名前を調べておいてちょうだい 振ってみたい仕事があるのよ ...面白い人もいるものね 各地の税収の記録簿が出来上がりましたのでお持ちしました この間の商業ギルドの方にお願いした書類ね 意外と時間がかかったわね... これを書いた方をすぐに呼んでもらえるかしら 事実確認はしているのよね? 国不明瞭な予算申請について」 アルメリア領では各街・各村に対して補助金を出している 「作物の助成金」の申請 理由は。天候が悪く不作だったため〟 しかし周辺の街では同じような申請は上がっていない! 過去「現地調査はほぼ行われていなかったと聞いている 故に通ってしまっていたのだろう.. その街のひとつが不正申請しているのではという報告だ 新しい事ばかりで足元が覚束なかったわね 皆から集めている税なのだ 不祥事がないようしっかりとした管理体制をとらなければ 商業ギルドの方をお連れしました お初にお目にかかります 私の名前はディーンと申します 商業ギルドの紹介で仕事をさせて頂いております 私の名前はアイリス・ラーナ・アルメリア この領地で領主代行を任されているわ いいえ勉強中の身なので 貴方は今の商会以外にどこかに勤めていたのかしら? 読み書き算術は近くの出来る者に習いました はじめは過去の報告書と照らし合わせ収支の記録をまとめていました この規模の街でここまで予算が必要なのかと この規模の街でここまで予算が必要なのかと 貴方はどうしてこれに気づいたの? この街特有の作物が生産されているわけでもないようでしたので 理想としては予算の用途を監視する体制を作りあげることでしょうか この件について...今後どうするか貴方は何か考えていて? ただ一から立ち上げるのは難しいでしょうから 領官の仕事の一環とすればと考えます ...それに加え村長及び街の長は高等部の会計科の習得を必須としましょうか 後は支出を細かく記録して貰うのもいいわね それと今回の処分についてだけれど... このまま彼にこの件を任せてしまおうか: 予算の横領を見つけ告発し 処罰」の話ではなく『今後の対策』を回答してくれた 着服の件は私の着任直前まで起きている 領地改革で人材不足の今彼ほどの能力を持った人を逃すのは惜しい しっかりと処分しなければ示しがつかないだろう。 ただ領官でもなく身計も判らない彼に大きな案件を任せるかが問題ね: この前もらった美容液の事なのだけれど... ディーンに会ったことがあるのですか!? ええ...お父様のところで アンダーソン侯爵とは家族ぐるみで良くしていただいたので 何度か将軍にも武道を学びました ...ということは身許はバッチリ...? 一旦下がってこの書類を確認しておいてちょうだい 彼のことはどう思われますか? 信頼していいと思うわよ なんならお祖父様が身許の保証をされるでしょうし 実はディーンに仕事を任せようと思っているんです ...お母様がそこまで仰有るのであれば身許は確かなのでしょう。 美容液の件はまた後で来るわね 先ほどの書類です確認が終わりましたので ...と言いたいところなんですが 今回の件今後も領官として任されて貰えないかしら? アルメリア領に長期間留まる事ができないのです ...手伝いのため定期的に王都へ戻らなければなりませんので 商業キルドも勉強目的でお世話になっています 定期的に実家に帰って構わないから家業の手伝いが終わったらこちらで仕事をしてくださらない? 戻ってきた都度短期雇用という形で契約を結びましょう 給金は領官の給与を元に日割で計算するわ 商業ギルドよりいいはずよ 他に何か条件があるなら要相談 それで引き受けてくださらないかしら? よろしくお願い致します ありがたいお言葉ですが... とりあえず今週もお願いね 告白のようなこの会話を何度繰り返しただろう 傍から見たら美形を懸命に口説いているようにしか見えない いやある意味、口説いているのか.. 我ながら若い男を誰かしているような会話だったわね... 携わってもらった補助金横領の件も収束を迎えつつあるー 横領していたのはあの街の経理だったのよね? 街の長の弟だったため監督責任として長にも連帯責任を負わせました ::牢屋に連行されなかっただけでもマシよね 弟は役職を解き長は懲戒免職に それとこちらが各学園の収支報告と来年度の予算申請書です。 初等部は全域に開校済み...と 今の予算状況では難しいですね 次は職業訓練ができる中等部を開校したいと思っているのだけれど.. そのために安定した税収入を考えていて... 以前作った草案なんだけれど見てもらえる? 「消費税」と「所得税」ですか 「所得税」は今の「人頭税」に代わるものとして考えているわ ものを購入する度に値段の何割かを店に払い間接的に税を納めてもらう... 面白い考えだとは思います アルメリア領は教育が広まったばかりで徐々に識字率が上がってきている段階です 大きな商店はともかく小さな店でも消費税を導入できるようになるのは先のことでしょう まず民の理解を得るのが難しい これでは平等とは言い難いと思います ...誰字率がもう少し上がり算術が広まった暁にはぜひとも採用したいですが、 「人頭税」を廃止し「所得税」への移行: これも少しだけ疑問が残ります 今アルメリア領で採り入れている「人頭税」は 仕きているだけど未完主がかかる 先程お話しした「税の基本」に惇るものだからです 老若男女問わず全ての領民に平等に税を課すものです 領民に「自分はアルメリアの民」なのだと意識付けるうえでもいいものだと思います ご提案の「所得税」は確かに公平ではありますが... 私は平等すぎて問題もあると思うのよね 支払い能力のない子供や老人にまで税を課すでしょう これからの子供たちには労働より教育を受けることをできるだけ優先して欲しい... ...そうなるとそれは重荷にしかならないでしょう? でも家庭に働けない人がいる場合は家族がその人の分を払わなくてはならない ...確かにそういう意見もありますね 私が作った「所得税」の案は 「個人の所得について税を課す」としているのだけれども 他者から入ってきて自分のものになるお金・もの 収入を得るために必要なお金 仕事の種類ごとに計算方法を変えようと思っているの 商店などの金銭をやりとりしている所は計算しやすいけれども 普通の農家ではそうもいかないでしょう だから個々で持っている土地の収穫量を計算し それを「みなし収穫」として税を徴収する方法はどうかと考えていたのよ だから〈民〉で土地の権利をはっきりとさせていたんですね..! 毎年その量が収穫できるとみなして税をみなして税を徴収! もし「所得税」を導入した場合 税計算を行う役所の人員はどうされるんですか? そこは抜かりないわよ? 〈財〉の領官を高校の会計課へ通わせているわ それから会計課の卒業生も雇うつもり 最終的には民たちの学力が向上し自ら税の申告をして貰うのが理想ね ...長い道のりですね 明日はついてきて貰いたいところがあるからちゃんと空けておいてね 相変わらずかったいねぇ〜 ディダでいいって言ってるじゃん 二人ともディーンを知っているの!? 師匠のところで何回か一緒に訓練したことがある 結構な使い手だったから覚えてた 幼い頃からライルとディダはお祖父様のところに滞在をして訓練を受けていた 師匠と呼ばれているのはお祖父様だ もしかしてターニャも会ったことがあるんじゃない!? 私は侍女の仕事も覚える必要があったため お師匠様のところにずっといた訳ではありませんから ディーンさんも不定期だったようですし 今日は将軍はいらっしゃらないのですか? 師匠は任地へと戻られたので我々が護衛として来ました 正直こんな大所帯じゃなくてもって気はするけど ディーンが増えて百人力ってとこかく 何はともあれみんな揃ったわね これから先アイリスって呼ぶのは敵がだからね? それじゃあ今回はこのメンバーで街に行くわよ 今日はまたえらくカッコいい男たちを連れているじゃないか! そうねそうかもしれないわね 街道が整備されたおかげで東の方からの海産物も入ってきててね 以前よりも魚の種類が増えた? この世界で美形に囲まれすぎて感覚が麻痺してきている... 手間がかかってこの価格はすごいわ! アリスちゃんは苦労どころが分かってくれるから嬉しいねぇ 皆に良くして貰っているわ 以前視察で回ったときよりも 道端に佇む人が減ったような気がする 商いの活発化で求人が多いのも一役買っているのだろうかー ...アリスさんいつも教会へ寄付を頂き、ありがとうございます アリスさんじゃないですか! いえ...お役に立てれば幸いですわ ラフィエルさんは今日もスラムの方へ? ええ何人か患者さんがおりますので ...貴方の行いに神のご加護がありますように あのラフィエルさんご一緒しても? ダリル教ということは無償で治療を施しているのですよね 昨今の司祭が無償で民への奉仕を行うなんてー 貴族に媚びへつらって豪奢な暮らしをしている訳では無いということね 「街の本当の姿を見たければその街で最も貧しきところを見ろ」と私は教わりました 他の領に比べるとマシだなと いずれ領をあげて医療活動を支援していく制度を作ろうと考えているの まだまだ私の改革は民に行き届いていないということをー まず民たちから税という形でお金を集めるわ そして医者にかかったときは治療費の一部を負担するだけでいいようにするつもり 援助金として治療費を支払う いわゆる日本の健康保険制度だ 治療費の負担が少なくなるから今より積極的に医者にかかれるようになるし、 医者に支払う医療費の全額 きちんとした制度があれはラフィエルさんのような人を領として支援できるでしょう? それ故の税制改革と戸籍作成ですか :そうした場合保険料を集めるときの貧富差の考慮や 事務手続きの人員確保など問題が山積みですね それと良心的な医者ばかりであればいいですか 不正についてもきちんと監督できる枠組みがあればいいとは思うんだけれど 制度を知らない民に付け込んで患者と領に二重に請求する者など出てくるかもしれません 監督できる枠組み... 新しいことを始めるとどうしても領官不足になっちゃうのよね... 例えば「医療ギルド」を作ってしまうのはどうでしょうか お嬢様の改革で今後、領官の仕事が増えていく事は目に見えていますから 民間にお願いできる仕事は委託するべきかと ギルドに加盟した医者ならば治療を施した時に領から援助を受けることができる... ギルド主体で手続きをして貰えるのなら領官を数名監視役で送るのもいいですね 領が負担する援助金の計算などはギルドに一任 不祥事があった場合もギルドで処分してもらえばいいし... 今後本格的に詰めていきましょう 領官たちとも話し合うわよ! ...ディーンさんはお嬢様の小難しいお話についていけるんですね だからディーンみたいなのが来たのはよかった いうんだから世間は狭い 俺らが助けたくてもそっちの方面はとんと分かんねーし 最近姫様すっげぇ忙しそうにしてて身体を壊さねぇかってターニャとか冷や冷やしてたんだよ ディーンは腕が立つし姫様のことよろしくなー 本宅にあまりいないディダにも働き詰めって伝わってるとは思わなかった... ...ねぇみんな最後にひとつだけ行きたい所があるの 私のことはアリスと呼んでと言ったじゃない でもね心配してくれてありがとう おにーちゃんおねーちゃん すぐ来ますから良い子にして待っていてください 今度来たとき絵本読んであげるねー やっぱり街に出るとリフレッシュになっていいわね ディーンのおかげで仕事が早く終わるからもっと機会を増やそうかしら? お嬢様はもう少し休暇をとられた方がいいと思いますよ あれは領内でも有名な宝石店だったかしら... 高等部設立の際に出資してくださった所だからよく覚えている」 お嬢様どうかされましたか? あ何でもないわ大丈夫よ そろそろ家に戻りましょうか お嬢様少しよろしいでしょうか [至急の仕事はなかったと思いますが、 何か気になることでも? 今日の視察で思いついたアイディアを書き留めていただけよ ...今書かれていたのは予算編成の書類ですよね でも未決の書類が目についちゃって さ最初は本当にそれだけのつもりだったのよ やれることはやろうかなー... ディダさんも言っていたじゃないですか こんなに働かれるのですか? お屋敷のみんなでお嬢様のお身体を心配していると ...ディーンだって働いてるじゃない 私が働くのは生きるためです 働かなくても生きていけるでしょう? この貴族社会で働く女性が極々一部なのはわかっているわ 奥様として家を守り家を盛りたてる でも私はお父様から領主代行の地位を賜っているもの その地位に恥じぬように働くのは貴族だからこそじゃない? 大変失礼ながら..私のイメージしていた貴族は ただただ領民から税を搾取しそれで生きているものだと思っていました。 その方法が思いつかなかったわけではないわ ...でもせっかく与えられた仕事だから 未熟な身でも精一杯やろうと思ったの 私だからこそできる事があるってそう思ったの 私が自分のしてきた事を信じる事ができたの これからも私が頑張ることで少しでも民の笑顔が増えるのであればー 民が幸せになれるのであればそれはとても素晴らしい事だなって ...そそれよりディーン 何か話があったんじゃないの? 危ない厄ない...美形に当てられるところだった 以前学園に出資してくださった所が随分繁盛していて良かったな...と 今日の視察の時にぼんやりとされていましたよね? その時の様子がいつもと違っていらっしゃったので: 街でぼんやりとしていた時もそうでしたが ...ごっそりと表情が抜け落ちていらっしゃったので ...そんな顔をしていた!? あの時見ていたのは商店ではなかったですよね ディーン少し付き合ってくれない...? お誕生日おめでとうございます 今日はこの場を心ゆくまで楽しんでいってほしい ごきげんようアルメリア卿 最近はいかがですかな? 将来はきっとお母様のような才色兼備ですわ ごきげんようアイリス様 今日も可愛らしゅうございますね お褒めいただき光栄です メルリス様この間のお話なのですけれど 可愛いと言われて全く嬉しそうじゃないな? 大人たちはお前の後ろにある公爵家しか見ていないんだな そして家族と比較されている 比べてくるヤツらがぐうの音も出ないほどになってみせろ 私はエド様の隣に立ちたいと願った 周りに猛反対されても押し通して 宰相という立場のお父様にも心を砕かせて それで得たエド様との婚約 エド様が大人たちの陰謀に巻き込まれないよう王族になるための勉強を積み... そして挙げ句婚約破棄だ 私にとっては自ら望んだ婚約 貴方も座ってちょうだい 今日街で見たカップルはどちらが宝石店に入ろうと言い出したのかしら? ああやって幸せそうに笑い合って腕を組みどこかに出かける... 私は婚約者がいたけれどもそんなこと一度もなかったわ ーでもそれは貴族の子女として仕方がないことなのかもしれない 政略のための愛のない結婚だってあるのだし けれども政略結婚であればこそ婚約者にプレゼントを贈ることはあるでしょう ーでも私はエド様に贈り物を貰ったこともないのよね 私がどうして仕事をするのかだけれどもさっき言ったことは嘘ではないわ 仕事をする事で少しでも領民の笑顔が増えればと思っている けれどもそれと同じくらい 私は自分の存在意義を見出したかったのかもしれないわね アイリスとして意識を持ち鍔地から始まったこの物語 公爵令嬢としての存在意義が全くなくなったところからのスタートだった 王都の学園を追われ王家に嫁ぐことも出来ず家名に傷をつけて... そんな私が最後に縋り見出したのが仕事だったというだけだ ...自分勝手な理由よね... ーお嬢様ご自分を卑下なさいませんように お嬢様は自身の役割を全うすることでその先で得られるものが見えていらっしゃいます 嘘ではないのでしょう? 貴女が領民のことを思う心は 動機や原動力がなんであれ きっと見失うことはありませんよ 本当に大切なものが何かを ...男女の関係については私がお伝えできることは何もありませんがー それから水に浸して絞ったタオルも この世界に来て初めて私はぶっ倒れた 熱は下がったようですね... お身体の具合はどうですか 少し怠いけれども明日には動けると思うわ 体調管理は基本中の基本 ...急に倒れてびっくりしたでしょう いえ...体調が戻られているようで安心しました お嬢様が倒れられているのを見つけた時は生きた心地がしませんでした ディーンはもう王都へ戻った? 今回の雇用期間は今日の午前中まででしたから 明日はとても書類の山のお出迎えね... 貴方昨日帰ったんじゃ... お嬢様こそお身体はもう大丈夫なんですか? 私の権限で回せるものは回しておきました ここにあるのはお嬢様の承認が必要なものと報告のみです でもディーン良かったの? :迷惑をかけてごめんなさい 体調の優れないお嬢様を放っては帰れませんよ いえ私が勝手にしたことですから こちらに目を通しておいて下さいね 仕事の面でも精神面でも... ーこのままでは彼に依存してしまう 彼が居ることで安心してしまっている 側にいて欲しいとすら考えている いつも心の中で線引きをしてきた でもこれ以上踏み込んではいけない エド様の時に思い知ったじゃない いつか人は離れて行くと... この人にはここまでなら任せられる ここまでなら信頼できる いつ裏切られてもいいつもりでいた ディーンはその線を壊そうとする 全てを任せたくなってしまう この気持ちには見て見ぬふりを この気持ちには見て見ぬふりを ここは文化・経済の中心地 そこの一角に学園がある 学園とは違う特別な場所 ...ユーリ早く行くぞ遅刻する 癒やされていたんだよな... 今回のテスト結果いかかでした? まぁ!それでは良い結果でありますようお祈りしますわ 並大抵のことじゃありません! 本当に..本当にすごいことなんですから誇ってくださいー いつも勉強を見てくださってありがとうございますー ここがわからなくて.. 教えて頂いてもいいですかー? ベルン様見てくださいー! ベルン様のおかげでこんなに成績が上がりましたよー! やっぱりベルン様はすごいんですよー! ユーリは自分の日常にいなくてはならない存在になっていた エドワード様と結ばれた後も 彼女の幸せを傍で見守り続けたいしかし 自分がエドワード様に付くことで王位継承問題が複雑になることはわかっていた ユーリが好きだったんだよな... 顔色があまり優れないようですけれど... ―また遅くまで勉強をしていたのか? 無理はしていませんのでご心配なさらず ドルッセンは何だか疲れているようですけど.. ヴァンは今日は早いのですねー? いっつも遅刻ギリギリだと思わないでほしいなー 昨日騎士団の訓練で揉まれただけですので..自分は平気です ドルッセンは騎士団長の子息ですから きっと期待されてのことですよー 騎士団長家主催のパーティの一件を受けての扱きか... ...ユーリ様の髪美しくなりましたね やっと会員になれたのですよー ありがとうございますー きっとアズータ商会の美容品のお陰ですね お姉さまが会頭の商会だ... たかだか一商会が俺の婚約者を待たせるなんてな そんなこと言ってはいけませんー! あそこの商会本当にすごい人気だよねー きっと会頭さんがすごい方なんでしょうねー 今度城に呼び寄せようか 向こうも栄誉なことだと喜ぶだろう それはいい考えですねー そういえばこの間お話しした件はどうでしたー? あぁ教会での炊き出しな 僕たちダリル教も喜んでお手伝い致しますよ 民の皆さん喜んでくれるといいですねー ユーリがやるなら皆喜んでくれるさ エドワード様は国の予算が前より圧迫されているのはご存じなんだろうか... 以前のタスメリア王国であれば民への炊き出しくらいで予算が揺らぐことはなかっただろう 三十年前のトワイル戦役の負債に加え王族が自らに使うお金が増えているのだ エドワード様はユーリ様へのプレゼントのために エルリア様はご自身のために その上に度重なる民への炊き出し! 税収は変わらないのだから結果は目に見えている クスメリア王国の財政は火の車だ 王都に戻って父に教えを乞うようになり 父や姉が言っていた言葉を今になって理解したー いくら気まぐれに炊き出しを行っても根本的には何も変わらない ...これ以上施しを行うのは国庫への負担になります それはただの人気取りだ 今回は見送られた方がいいかと思いますがー 民達の生活を助けるのが最優先じゃないの? みんな喜んでくれるんだもの良いことに決まっているのに... どーしてベルンはそんなこと言うの? エド様はこの国の王子様よ エドワード様にあまり無理を言いませんよう... 度が過ぎれば良くありません 王子様はなんだってできるでしょう? 国の予算が足りないのなら税金で取ればいいじゃないー それか国軍をなくせば? ...うんそれはとってもいい考えよー! 国軍なんていらないわよ この国は平和なんだもの そうしたらその分予算が増えるでしょう? まるでどこかの臣下みたいだぞ 差し出がましい口失礼致しました ...軍をなくせと!? 国軍は無駄な予算など貰ってはいない! 治安の面でもトワイル国との国防の面でも軍は必要不可欠だ 騎士団など見栄えばかり気にしている金食い虫ではないか! それを分かって言っているのかあの婚約者殿は... 減らすなら騎士団を減らせばよかろうに! エドワード様は施しをする前に自分の生活を見つめ直して欲しいものだ それに彼女はフレゼントをねだるから質が悪い ユーリ様もエドワード様のフレゼントを喜んでいないで それを売り払うなりして施しを行えばいいものを ...ひとます学園で得た情報は以上です 質が悪いと言えばエルリア様も...な いくら反対してもユーリ様の案を無理に通してしまう これからも何かあれば知らせてほしい ...いかがされましたか 少し思い出していただけだ アルメリア領での生活はその一言に尽きた 懸命に仕事をしている姿を見れば支えたいと思うし 手助けをすることで彼女は更に自分を楽しませてくれる そんな関係が心地良かった そんな関係が心地良かった この生活を続けたいと思うくらいに アルフレッドの補佐は大変ではない? 皇太后アイーリャ・フォン・タスメリア ...そういえば最近出かけてばかりみたいね? 昔から気心が知れた仲ですから 離宮に来る暇もないくらい忙しいのかしら 誤魔化さないでアルフレッド私だって知っているわよ 先日の一件...エドワードがユーリ令嬢の言葉を真に受けて エルリアとエドが色々やらかしているのを宰相と共にフォローしてくれているのでしょう リソート開発を推し進めようとした時はさすがに冗談かと思いました ここは素晴らしいところですね! もっとみんなが楽しめるようになればいいのに... エド様もそうは思いませんかぁ? リゾート開発をされるよりは良しとしましょう ...宰相が反対しきってくれたのでしょう? その代わりにとユーリ令嬢のドレスを作ることになってしまいましたが まだ王族ではない婚約者のユーリに対して 王家や国家運営の予算を使う謂れはないのだけれどね ―全銭面だけでなく城内の運営に関しても目に余ります エルリア様の実家である侯爵家とその一派が役職をほぼ独占 このままでは国の腐敗が加速するでしょう おかげで良い人材が日陰へ追いやられています 唯一の頼みの綱である王は病床の身の上、 母上が亡くなってから無気力になってはいましたが... 情報統制をしているからまだ王のことは外部に漏れてはいないでしょうけれど 遠くないうちに露見するでしょうね だからこそ侯爵家も勢い付いているのでしょう まだ死ぬつもりはありません 全てを終わらせるその時までは 役立つ人材を引き入れ膿を切り捨てるその時まで― ...お祖母様には隠し事ができませんね ...ルディと共に出かけている先は教えてくれないのかしら? ...その話はいずれまた アルメリア領に赴いているのは知っているのよ 今度こそ私の願いを実現させることができるかもしれないわね 可愛いかわい可愛いメルリスの娘... 初めてメルリスを見た時のことを今でも鮮明に思い出せる まるでお人形さんみたいね 彼女をひと目見た時から私の心は奪われた 長い睫毛にキラキラ輝く大きな瞳 私のものにならないかしら 先日ご相談頂いた件ですが メルリス様は既に公爵家のルイ様と婚約されております 今から王家に嫁がせるというのは... 無理強いをしてメルリスに嫌われたら本未転倒ですもの それは可愛らしい女の子だそうですよ メルリス様が無事ご出産されたそうです! 子に名前を付けてくださりありがとうございます メルリスにそっくりな顔立ちのこの子 アイーリャのニアイ」とメルリスの「リス」をとってアイリスー あの時の願いがやっと叶いそうよー まずは社交界から追放されたアイリスを戻さねば 社交界に戻れなければ後々彼女が大変だもの この先事が進んだ時に...ね 私も動き出しましょうか 今日もいろいろな発見があって楽しかったわ 院の子たちも可愛かったし 将来引退したら院で働こうかしら 早速だけど報告をお願いね これにより領の輸出入が増えています それぞれの商会も取り扱う品物が増え利益が上がっているようです アルメリアには港町があるんだもの他国との貿易に活用しないとね 少し前から行っているアルメリア領の関税緩和ですが 国や領地をまたぐ時に品物に税金がかかる! 同じ領内の街から街へまたぐ時に品物に税金がかかる! 輸入時の関税率を下げることで流通量を増やすのが狙いだ 関税収入は減ったけれど商会の売り上げが増えているからその分は所得税で賄えそうね 輸入品の関税を安くすることで領の製品が売れにくくなる事を心配していたのですが杞憂だったようです カカオや高等部で開発した品種改良の作物など 領にしかない特産品があるのが大きいと思われます 貿易量が増えておもしろい布も見つけたしね ...とはいえ物価の動向を見つつ慎重に進めていきましょう こちらが届きまして...至急お読みいただければと どうしたのセバスそんなに慌てて!! 建国パーティの招待状!? なんでこんなものが私のところにくるのよ... お嬢様が学園を去って王家の方から関係を絶ってきたというのに... 今更なんだと言うのです! 今回のパーティは王族からの招待状 無下に断ることなどできないでしょう 腹を括るしかなさそうねー ベルンもエド様ももう卒業なのね 学園がお懐かしいですか? ベルンと私って年子で同学年じゃない? だから本当なら私も卒業だったのかって思っただけよ 卒業することで吉とでるか凶とでろか 懐かしいといえば懐かしいけれど追い出されてからの日々が濃すぎてね ベルンが彼らから離れることはこちらとしてはありがたいけれども あの者のことをお嬢様が心配する必要はありません 見事に言い捨てたわね... ...タスメリア王国が存続するのなら領として中央とのパイプはあった方がいいでしょう? 何だったら将来のことを考えてベルシには宰相を継ぐ準備をして欲しいわね お嬢様のお言葉ですと.. この国が滅ぶことも視野に入れていらっしゃるようですが ー先のことはわからないもの どうぞこちらへご案内いたします お帰りなさいませお嬢様 またお嬢様にお会いできて嬉しいです お帰りなさいアイリスちゃん ...久しぶりだな元気なようで安心した お久しぶりですお父様お母様 本当に明日のパーティに出られるのですか 仕方がないでしょう王族からの招待なんだもの ...今更かと思うかもしれませんが... 貴方が私の心配をしてくれるだなんて 領地では上手くやっているようだな それよりも今回の件は本当にすまなかった 私もメリーも探りを入れてみたのだが 王族からの招待だからの一点張りでな 私なんかを出席させてどうするつもりなんでしょうね? 何もメリットはないでしょうに 今回のパーティはお前にとって辛いものになるだろう 一度社交界を追放された者に貴族は厳しい それは覚悟を決めました 逃げることができない以上どうしようもないですから 建国パーティに王が出席されない...!? 恐らくその事で混乱が起きる 王のことが噂になればお前の話題は霞むだろうな 倒れられた時点ではそこまで重病ではなかった ...だが今現在病状は悪化している 傍目から見てもはっきりとわかる程にな 明日のパーティが引き金となり国中に伝わるだろう たしかに王がいなければ皆不審に思うでしょうね... パーティ後は今まで以上に激務になるでしょうがどうぞご自愛くださいね 明日のパーティを凌げば私の存在は皆の記憶の彼方へ飛んで行きそうですから さっさと領地に戻りこれまでの生活に戻りますわ ...あまり無理はしないように 新しいドレスどうかしら? お嬢様素敵です...! あら見たこと無い生地ね? もしかして新商品かしら まぁ!それは発売が楽しみだわ 試作品なので商品化はまだ先なのですけれど ーじゃあ支度もできた事だし アイリスちゃんそろそろ行きましょうか? 視察の「球ということで、今、目はいつもの面々で街に出て ガヤガヤと賑わう、大通り。人が楽しそうな笑みを浮かべながら歩き、それを目当てにたくさんの出店が出店している「...んー!!久しぶりだわ「祭りに参加するのは」空気に当てられて、ついつい何ににもなくとも笑ってしまう。場所は、我がアルメリア公爵領領都本日この街では祭りが開催されている昔からあるこの祭りは、年闇の恵みと来年の率を願う ア公爵家に身を寄せた時期が早い方だ。つまり、当時をよ 二人は私に仕えてくれているメンバーの中でも、アルメリ ...まあの頃は、大変でしたね 足が遠のいたけど... その言葉に同意だと言わんばかりに、ライルが頷く。 私の言葉に、ターニャが顔を顰めてそう呟いた 参加していたのよ。お祖父様カ亡くなられてからは自然と 「ええ!幼い頃はお祖父様と屋敷を抜け出して、祭りに 私の横を歩くディーンが、不思議そうに首を傾げた ...むしろ、市井の祭りに参加されたことがあるのです ん跳ね上がっていきましたし、 やわんやになっていましたよ 「...確かに。正直、びっくりしましたよ。あの警備の厳重さには」ディーンの苦笑いに、今度は私が首を傾げた。 ねるうちに、いつの間にが公爵家の警備の厳重さはどんどーはない。 んーーーる!!ちは一体何のためにいるんだ。と、なりますから、侵入者太 ...無に護衛のメンバーはその私が顕著でしたね、自分たち 策ではなく、公爵の脱走防正策のために警備網が構成されたといっても過言ではありませんねそれでも抜け出す、歩いた。...今日ぐらいは良いだろう。公爵とそれを阻止しようとする護衛とでやり取りを重 すことがお上手だ。たのです。使用人たちは、その度にてん てかは知りませんが、妙に使う用人を描いて屋敷を抜け出し 「...なんだか、随分と手慣れてますね」 ディーンが珍しいものを見たと言わんばかりに目を見 まさか貴族の子女がこんな風に買い食いをして歩き回っ とはいえ、とてもではないが知り合いに見せられた姿で たまにある出店の飲食物を購入しては、買い食いをして あら、ウチってそんなに警備厳しいの?」「一見えないところで、ですらかね...。正直、王宮のレベルに勝るとも劣らないと思います。よ。師匠も、驚嘆...という 信用しているので普段の警備なんて気にしたことがない。 いかんせん仕家と比べることはないし、基本的に彼らを まあ、それを言われてもしまうと心が痛いわね、 がいらっしゃったぐらいだし ...そのまま特に何の問題もなく祭りを見て回った。 ですよ。この領地が、そしてそここに住む人々が。そういった、その部下という形で、ディーンの思考...好みというのは似るものなんだな、と」そのディーンの言葉に、今度は胸が温かくなる。私にとってお祖父様は目標だ。...多少貴族らしくないところはあったけれども、それでも民を思いそのために行動をし続けたその背中を私は尊敬していた お嬢様もお祖父様も心底お好きなんだなと思ったまで うに返ってきたような気がして思わず苦笑いを浮かべる。 賞族らしさがない』とどの口が言うのかと、ブーメランのよう 「へえ...。お嬢様は、お祖父様に似てらっしゃるのです その時は全く貴族らしさがなくって...:街中に知り合い だったんだけれども、好んで街に出ていたみたいなのよね。 なんというか、お祖父様って普段は本当に貴族欲とした方 「言ったでしょう?お祖父様とよく祭りに来たって... 「この祭りは、二人で抜け出して来ましょ 「...私は、アルメリア公爵家の皆さんを敵にまわすような真似はできません。 正直、物々しいと自分でも思う。 由に見て回る方が良いわ。効率が良いものだから、次回の 視察なら、その話ができる貴友人に付いて来て貰って自 何せ護衛が二人、侍女が人。それから街の視察のため 過去を思い出して今回のそれと比べると、少し...杏子 お祖父様と一人で来た時、で、もう少しのひのひしていた て、視察としても満足のいく内容そして、その帰りのことだった。...おえ、ディーンこそっと私はディーンの耳元で囁く。 街の様子や雰囲気そして祭りのそれらも実感できたので、かなり満足だ。人が集まるからこそ、の改改警等を発見することができ か。それとも...。色々な未来を想像することは、楽しかった。 それとも、見つかってターニャに怒られるのか。 米年に思いを馳せれば、興奮する。 も強ち間違いではないと思うのよね 街の様子は、今年のように明るく賑わっているのだろう 私は無事アルメリア公爵家家家を抜け出して、自由気まま 年後は、どのような『今』を迎えているのだろうか。 百聞は見にしかず...てね。まあ、訓練のためっていうの ディーンの問いかけに、今度は私が苦笑いを浮かべる。 私の提案に、ディーシは苦笑いをしていた。...警備隊にとっても良い刺激になると思うのよね。お祖父様が亡くなって時間が経つから、気が緩んでいるかもしれないし」じとっと、ディーンに睨まれただその視線に、気分はまるで悪戯が見つかったような時のそれだ。「...さっき聞いた時からずっと気になっていたんですね 来年、という言葉を否定ししなかった彼に喜びを噛み締めめながら 想像すれば、未来へは幾多もの...それこそ無限の見えない先があるのだから。という訳で、来年はよろしくねポインとディーンの肩に触れ、お願いを再度口にて反論される前に離れる。横目で見た彼の瞳は諦めたように遠い目をしていたようだったけれども、私は見なかった事にした。 原作湯両澪原田漫画梅宮スキナニクク漫画・仲吉人ヤキャラクター原案、双葉はつき、 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信すること、あるいはウェブサイトヘの転載等を禁止します。 また、本作品の内容を無断で改変、改ざん等を行ううことも禁止します。本作品購入時にご承諾いかただいた規約により、有償・無償にかかわらず本作品を第三者に譲渡することはできません。本作品を示すサムネイルなどのイメージ画像は、再ダウンロード時に予告なく変更される場合があります。本作品の内容は、庶本発行時の取材・執筆内容にもとづきます。また、ご覧になるり、ーディングシステムにより、表示の差が認められることがあります。 この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係がございません。 中宮スキ澪梅と「はやまってキャラクター原案双葉はづき