Lindboonthe

borderline

...

そういうことですが、これまでの

境界線'

鳥取砂丘

12

ということですが、

CONICS

境界線

ボの

Preacntederの

TottoriSal

HouguNsH

鳥取砂丘

78483224017.1878-8

929997909年9月29日

C9979¥819E

雑誌52205-13

ISBN978-4-8322-4008--

定価:|本体819円+税

[indboondhe

bordlerline

2016年10月20日に

...

「内容

Copyrighoneの画像があるのではなくていましたが、

リ命境

Lindboonthe

bordorline

...

「そういうことですか」「わかっているの

HOUBUNGHA

いやいいんですね。

いいじゃないけど

境界線

鳥取などでも

...

78483224017.1878-8

929997909年9月29日

C9979¥819E

雑誌52205-13

ISBN978-4-8322-4008--

定価:|本体819円+税

街で暮らす、

天国なんかじやないけれど、地獄と呼ぶには程遠い

異形の者が集う街。人はそこを、"りンボッと呼んだ

人間とエルフの間にうまれ、厄介者扱いを受けていた少女・フゥが故郷を飛び出し

たどり着いたのは、*リンボ"と呼ばれる辺境の街。住人たちと触れ合う中で

フゥは少しずつ本来の自分を取り戻していくが、平和だった街に異変が

壮大なスケールで描かれるフアンタジー4コマ、堂々完結!

なんか街がいる

女の子のゆるい日常、

だけじゃない4コマ誌。

まんがタイムきらら

リ命境

Lindboonthe

bordorline

...

「そういうことですか」「わかっているの

HOUBUNGHA

境界線

鳥取などでも

その

ひとりぼっちだった女の子が

やがて、街を救うまで。

ての人

...

僕が私ともって一度リンパを

いやいやあのいいですか

...

これからは、このようなものではないでしょうか。

「Pordion」なんていたのではないのですが...

境界線上のリンボの

Limboontheborderline.

PresontadbyTorcoriseQ

MANSGATIMEKRCOMICS

HOUBUNSHA

境界線上のリンボ2)鳥取砂丘

以前は丘、じっくり

環界線上のリンボの

鳥取砂丘いobobe

Tordorisaの

HOUEUNSHA

私もお兄ちゃんでもお

水の

COMICS

*背え比べ

ああの頃の続き

「彼女の名前

ワバックグラウンド・ミュージック

ぱたらく人々

あ伝えたいもの

わかくれんぼ

境界線上のリンボー2ーもくだ

Iinaboonthe

borderline

あっ。それはどうしてるんだろう...

o53.045.097.039

セブルー・リンボ

「それぞれの声

キキミの踏む影に

ゅゅらぐセカイ

o2r.o!3.03

あありふれた物語

『妖年期の終わりに

「ナイフ

103095.087o7.o69.06.

...

こんちはー

フゥ

ラッセとポルタ

見かけなかった

あ、ネーナさん

いえウチには

来てませんけど

まぁ

いいや

それじゃ見かけたら

家に帰るよう

声掛けてくんない?

はい!

また二人の

イタズラですか?

大丈夫ですね...

いや

今日はそうじゃ

ないんだけどね

ラッセに

ポルタ!!

ん?

いつの間にっ!?

逃げたっ!!

かくれんぼ

いいじゃんなのかわかりません

「じゃあ、

お姉ちゃーん

おなかすいたー

何?

ポルタ

ただいまーっ

何だお姉ちゃん

ほったらかしで

出かけてんのか

ラッセ!

ラッセー

ポルター

おおっ!

おやつあげるから

こっちおいでー

うるさいのに

ん?

それじゃコレ

お姉ちゃんの部屋に

持って上がろ!

毛糸?

どうしよ

...ははぁん

大丈夫!ここなら

きっと見つから

ないって!

うー...

でも

素直に出てって

謝った方が

叱られない...かも

ラッセとポルタ

見つかりました

ううん

この中で捜すのは

難しいなぁ

あんまり怒ってる

みたいじゃ

なかったし

バカ!

お姉ちゃんが

本気で怒った時を!!

思い出せって!

おぃご

おやっ

やるよー

それにしても

ここって何を

置いてるの?

整理くらい

主に以前僕が

作った魔導機

なんかだね

こうだったろ?

うっ

あっ

来たぞ!

どーりでよく

分からない物が

多いわけだ

おーい

怒ってないから

出ておいでー?

絶対本気で

怒ってる...!

コレなんか

分かりやすいん

じゃないか?

それもう

魔法関係ないじゃん

つまりここは

ガラクタ置き場な

ワケね?

失礼な!

使えるのだって

ちゃんとあるぞ

例えば...

あっ!

そんなトコに

居たのっ!?

この人見知りでも

安心の通話装置

なんてどうだ?

マイクで拾った音を

誰でも

スムーズな

へえ...

別に設置した

仮面から発声する

事で...

あぁっ!?

それでその

仮面ってのは

どこにあるの?

あぁっ!?

そっちは

私の寝室ですっ

待てぇーっ!!

テキトーに使って

みれば出てくる

んじゃない?

じっと黙って

れば見つかん

ないって!

スイッチを

入れて...

こーんにーちはーっ!!

ぎゃーっ!!

どれは!!

だ大丈夫

ですか~...?

お姉ちゃん

重いのに

飛び降りるから

さぁて

追いつめたぞぅ

うぅ...

私はそんなに

重くなーいっ!!

うわっ!

また

お化け!?

二手に

分かれたっ!?

誰かお化けだーっ!!

ぎゃーっ!!

ネーナさん

コレをっ!

何でお化けより

私を描がるっ!?

ん気だなぁ

初めて役に

立ったかも

しれない...

だからあの

セーターの事は

怒ってないって

もう着れなく

なったやつを

糸に戻して

なっ

んだ

それじゃ全然

別のものに

編み直そうと

思ってたの!

逃げる事

なかったじゃん!

それじゃ

ウチに帰って

オヤツを...

ちょい待ち

それじゃ僕らを

捜してたのは?

丈測んなきゃ

新しい服

編めないでしょ

他所様ンちで

散々暴れ回って...

すんなり

帰れると

思ってる?

あの女顔

帰るのはココ

片付けてから

だからね!

ごめんなさーいっ!!

CHARACTE

それは...

いや...

Borderline

人間とエルジの間に生まれた少女

クンルヴィ...働く、たくましい少女

先生...真者の回転費」は

韓国医薬魔法使い先生とは師弟の間柄

...戦族の青年

リイナミ父と二人で暮らす。

ドアヴリル・妖精・羽を怪我しクラフ

クラウス...心優じい青年バネーナの幼なじみ

ラーク...怪力の声族。リィナの父

!!

レイ:リンボこの下層で暮らす少年

ーナ:食堂「赤い風船亭」の看板娘

ラッセとボルタ

ネージの双子の弟

ひ子供たち...

イと暮らす、みなじご達

...自律機械

公園の管理人

に救われる

うーん...

おーいフゥ

今欲しいもの

ってあるかい?

いいじゃない

ですか!?

役立つんだし

それじゃ先生も

何か欲しいもの

言ってみて下さいよ

新しい実験

器具...かな?

と突然

ですね...?

えーと

新しいお鍋...

かな?

もしくは

頑丈な起き

あんま子供らしい

ものじゃないな...

足腰っ!

あんまり参考に

なんないなぁ...

5伝え良いもの

リィナちゃん

私に相談って

あのね

何だいクラーク

僕に相談って?

この事

ナイショにして

ほしいんだけど...

この事は内密に

頼みたいのだが

私のお父さんいつも

遅くまで働いてて

大変そうだから

何かして

あげられない

かなって...

うーん

家のお手伝いとか

肩たたきしてあげる

とか...?

いつも仕事が遅く

なって娘に寂しい

思いをさせている...

代わりに何か

してやれない

だろうか?

何かで...

家政婦を雇うとか

仕事を減らせば

いいんじゃないか?

そういうのは

もうしてるから

もっと別の何か

ないかな...?

それじゃ

贈り物は?

それ

良いかも!

家の事は

自分達で何とか

やりたいし

ものじゃない

仕事は減らせる

それじゃあ

プレゼントとか

それだ!

でも何を贈れば

お父さん喜んで

くれるんだろう...?

しかしあの位の

女の子は何を

欲しがる

ものだろう?

大人ってどんな

ものが欲しいん

だろう?

お師匠

さん!

おおフゥか

勝手しておるぞ

昔欲しかった

もの?

あんまり覚えて

ないなあ...

人形とか?

なになに!?

先生何か

くれんの?

あのー

お師匠さんは

何か欲しいもの

ってありますか?

根性のある

弟子かのう

子供が好き

そうなものを

調べていてね

君等は何が

欲しいんだ?

オヤツ

たくさん!

ヒコーキの

おもちゃ!

そ、そういう

人じゃなくて...

研究における

時間と予算

うーん

...やっぱり男の子の

欲しがるもんじゃ

アテになんないか

あ!

あと欲しいものじゃ

ないけど見て

みたいのがあった!

そりゃ

何だい?

じゃあいくら

働いても疲れない

肩と足腰

大人って大変

なんだな...

竜巻の内側っ!

子供っつーのは

後先考えない

事を言うね...

ただいまー

いつも帰りか

遅くなって

すまない

...寂しくは

ないか?

お帰りなさい

お父さん

ああ

食事の支度なら

私がやるから

ううん平気

それより

お父さんこそ

お仕事

大変そうだけど

体は大丈夫?

ああ頑丈なだけが

取り柄だからね

でもお父さん

疲れてるでしょ

それに私が

やった方が早く

できるし

献立も

偏らなくて済む

から...

別にお父さんを責めてる

わけじゃないからっ!?

何が欲しいか

なんで自然に

切り出せないっ

それで何か

分かった

リィナちゃん?

ううん全然

聞けなかった

...

フゥちゃんは

何か分かった?

フツーに聞きゃ

いいだろ?

何か欲しいか

なんて

そんな事聞けば

遠慮してしまう子

なんだリィナは

私が聞いたのだと

大人は丈夫な足腰が

欲しいみたい...?

だけど私の

お父さん体は

丈夫だから!

...

ん?

じゃあ逆に

アンタは彼女に

どんな物

あげたいんだ?

そうだな私が

そこに居なくても

想っているとか

ようなもの...か

すぐに分かる

私達が親子だと

せめて気持ち

だけでも伝え

られたらなぁ...

リィナちゃん

あゴメンね

フゥちゃん

この落ち葉が

先生の帽子に

似てるなぁって思って...

そんな都合の

いい物かある

わけ...

って

あったわ

アンタ

不器用

あ!

そうだ!!

ねえ

フゥちゃんって

公園のアポジーさんと

友達なんだっけ?

本当か!?

でもそれを手に

入れるのは結構

大変だと思うけどね

ただいまー

おかえり

リィナ

今日は外に

遊びに出かけてた

のか...ん?

むー

何の音?

...どうしたんだ!?

そんなに

汚れて!?

ちょっとそこで

転んじゃって..

お父さん

何してるの?

わぁあ!?

しかしその

髪についた葉っぱ

なんかは...

だ、大丈夫

だから!

な...

何でもないよ

リィナ

ちょっと...その

書類整理をね

お父さんには

関係ないから!

これが反抗期

というもの

なのだろうか!?

へハハ

お父さん絶対

隠し事してる...!

お父さんが隠し事

してるみたいで

何だ

そういう事

だったのか

娘の様子が

おかしくて...

リィナちゃんは

落ち葉で

お父さんの似顔絵を

作るんだって言って

ました

クラークは手編みの

マフラーだってさ

おそるいのやっ

でもお互いの事

想い合ってるのにそれが

伝わらないって

やっぱり二人が

似てないから

なんでしょうか?

あの先生

なぁフゥ

僕は逆だと

思うかね

ありゃあ

似過ぎてるから

伝わらないんだ

こら

!?

僕はなんだか

疲れたよ

それで、その日が

その親子の

記念日になったとか

ならなかったとか

ワムさん!

市場で

働いてたんだな

ああ

脱皮の彼か

貯金して一人

暮らしを

はじめるんだ!

言ってましたよ

って

意外としっかり

してるじゃないか

やっぱり仕事が

キツかったとか?

それとも誰かと

モメたとか?

...寝坊だよ

何でその彼が

ウチに居るのかな?

昼はぉ

クビに

なったんだよ!

朝寒いのは

苦手なんだよ

子供か

お前は

元々ご先祖は

冬眠してた

ってゆーし

これはもう

仕方ねーたろ!?

先生ワムさんの事

本当なんですか?

よう

邪魔するぞ

お師匠さん

確かに

彼等が生活スタイル

を変えたのは

近年の事だ

大体100年くらい

はっ

近所までの

用のついでに

寄ってやったぞ

それじゃあ

さあ

もてなして

貰おうか!

嫌な客だ

体質のせいなら

可哀想ですね...

自分じゃ

どうにも出来ない

事なんだー

あの偉そうなの

って...誰だ?

いや

僕の

師匠だ...

彼の寝坊は根性の問題だろう

彼の親坊は

根性の問題だろう

だからみんなに

グイリに

来てんだよ

他の連中は働いてるんだし

他の連中は

構いてるんだし

あー、アレが何の...

こんな昼間に

何やってんだ?

今日のおそれはシブーいのな

茶菓子の

たかり...

かなぁ?

は、はい

良いよな

魔法使いはよ!

肉体労働とは無縁だし

肉体労働とは

無縁だし

気ままにブラブラしてれば良いもん食えるんだからよ!

気ままにブラブラ

してれば良いもん

食えるんだからよ

そういう訳で

コイツを預かって

貰えませんか?

くだらん事を

しておるのう

本当に

そうかな?

君なら一週間も

耐えられないと

思うけどね

まぁまぁ

賭けてもいい

固い事

言うなよ!

雑用でも何でも

頼まれてやるぜ

いらん!

貴様のような

ガキは邪魔に

なるだけじゃ

マシで!?

その賭け

のってやろう

じゃん!

は、は

しかし君

負けた時の事

考えてる?

何ィ!?

それに

その賭け

儂に旨みが

無いではないか

どうせぐーたら

過ごすだけだろ!?

楽勝だぜー

短絡的だなぁ

上手くいったら

フゥのエッグタルト

半月分で

どうです?

めった!

何で私が

賭けの商品にっ!?

とりあえず

掃除でも

してもらおうか

こんな広い家

一人でかよ!?

書庫整理なら

安全じゃろう

本当だろうな...!?

ここなら

暖もあるし

市場の重労働

よりはマシで

あろう?

ちっ

えーとあの

次日、村はこっち

ああ

そうそう

言い

忘れたが

それで...

所々にトラップが

仕掛けてあるので

気を付けてな

先に言え

ジャマすんなよ!

あったあっ

おーい

夕食じゃぞー

おお

待ってたぜ

いつまで

働かせんだよ

ヒトに仕事

やらせといて

本人はもう

寝てんじゃ

ねぇのか?

こんだけ?

なんじゃ

サンドイッチじゃ

不満か?

眠いなら

そこのソファーを

使うと良いぞ

わっ!?

エリートさんは

もっと良いもの

食ってんじゃねーのか

うん?

これは

良いものじゃぞ

それにしても

もうおネムの

時間か

ああ...

仕方ないか

まだガキ

じゃものな?

なんせ片手で

食えるからな!

そんな事

ねーよ!

そんな事ねーよ!

まだまだ

動けるっつーの

扱いやすい奴...

誰だ

こんな夜中に

ん?

あぁ

うむ

分かった

うーん...

若造

起きておったか

僕はちょっと

出かけてくる

こんな

夜中に?

起きるのが

遅いぞ

帰ってたのか

下で火事が

起きたらしい

お前は先に

寝ておれ

おい

じゃあの

あ...

若造後は腹が

減っておる

夜食を買って

来てもらおうか

あとコレと

寝ボケてんのか

朝食だろ?

なんだよ

...寝るか

今は深夜9時

だから夜食

...目がマシだ

ヒト使いが

荒いんだよ!

魔法使い

なんて

気ままに

暮らしてると

思ってた

夜は遅くまで

コキ使うわ

朝っぱらから

パシらせるわ

特別な才能の

無い奴ばっか

ワリを食ってる

と思ってた

待てよ...?

アイツ

いつ寝てんだ?

片手で食える

もんが良い

んだっけ?

先生の言う

通りだったよ

俺にはあの

生活は無理だ

また市場で

働けないか頭を

下げてみるよ

うんそれが

良いだろうね

世の中、甘い話は、

そうそうない

ものだろう?

それで

これから

どうするんだい

それではこの賭け

優等の勝ちじゃな!?

げっ

師匠っ!?

さあ早速報酬を

頂くとしよう!

先生

...アンタ本当に

忙しかったのかよ!?

...んー?

はい

どうぞ!

おはよ

鳥さんは

早起きだなぁ...

朝ゴハンだよね

ちょっと待ってて

ーっ!!

わきゃー

ックグラウ

なんか

寒くなってから

おふえ...

エサの取り合いが

激しくなってる

気がするなぁ

あっ

先生今日は

朝出かけるって

言ってたっけ

今日の朝食は

昨日のパンも

残ってるから

ンコン

シチューを

あっためるだけで

いっか

先生ーっもう

起きる時間

ですよーっ

先生ーっもう起きる時間ですよーっ

お仕事に

遅刻しちゃい

ますよーっ!?

...起きない

ん?

そうだ!

お師匠さんが

来てますよーっ

あーっ

いつの間に!?

次はもっと心臓に

優しい起こし方で

頼むよ...

そぐもぐ

郵便

でーす

...はーい

こちらにサイン

お願いします

はーい

朝ご飯くらい

ちゃんと食べてけば

いいのに...

えーと

お店の商品の

仕入れかぁ...

あれ?

あとコチラにも

サインお願い

します

あっ

はい!

先生の部屋の

ドアが開いてる

...?

あとこちらと

こちらと..

これと

それ

あとあちらにも

サインを

お願いしまーす

...

アレは夢だったと

思うんだけどね...

まぃどーーっ

......

こんにちは

フウ

ラジオの電池を

買いに来たのだが

何じゃその

荷物の山は!?

アポジー

さん!

あっ

お師匠さん!

この荷を運び

入れなければ

ならないのか

私でよければ

手を貸そう

先生がお店の

仕入れを一遍に《

頼んじゃった

みたいで..

運ぶの手伝って

もらえませんか

でも

アポジーさん

気に

しなくて

良い

この位

私にとっては

軽いものだ

しかし力仕事は

苦手じゃし

魔法は

疲れるしのぅ...

おやつオマケ

しますんで!

交渉を

覚えたか!

わーっ

すっげぇ!

おばちゃん

次僕飛んで

みたい!

誰がおばちゃんじゃ!

うるさいから

どっか行け!

あー

今日も一日

大変だった

なあ

ちぇーっ

ん?

そうだ!

む?

この箱

今までのより

妙に重いような...

昼がにきやか

だったから間が

もたないような...

前はそんな事

なかったんだ

けどなぁ...

うひゃー

たっけぇ!!

でも

ーっ!!

わー

あ、いやきな

まあ

いっか

うん

なかなか

上手いじゃないか

はっ..

かかか帰って

たんですか!?

しまった

忘れてた!

皆に手伝って

もらって何とか

なりましたけど...

気をつけて

下さいね!

邪魔するのも

悪いと思って

聴かせて

もらってたよ

ごほんっ!

そんな事より

先生!

今日荷物大変

だったんですよ!?

皆...か

あとで65年に

何か言え

そうだな。

フゥもこの街に

来て友達が増えた

みたいだね

え、何か

言いました?

いーや、

何でもない

境用の

しかし、しっかりしてくれないよ。

し...いわ。on.theborderFine

ヶ沢線ト

「Pacenter」が「WindowsWerdProusurestre

Pacentedの「Windows」ということで、AppleUnstallestin

これとこれ

お願いします

えっ!?

ちょっと

待って!

スッ

ドロボーっ!!

黒い髪液をの名前

よぉフゥ

シルヴィの奴

お手柄じゃねーか!

シルヴィ!?

口が悪くて

乱暴者も

追加な...

これ君の

だよね

はい!

ん?ああ

アイツだよ

最近この辺で

働き始めた

奴だけど

いやー

私がいて運が

良かったね!

どうか

したか?

ありがとう

ございま

いえ知ってる

子と同じ名前

だったから...

あんな強引で

ガメツイのと一緒に

しちゃあそいつが

可哀想だ...

ぜっ!?

聞こえてる

っつーの

バカ野郎!

...お礼は一割で

どうかナ?

ガメツイって

言ったろう?

お願い今月の

家賃ギリギリ

なんだ!

全部盗られる

よりはマシだと

思えば...ね!?

でもお金の事は

先生と相談

しないと..

それじゃ

タ方ねー

どーにも

逞しい

奴だぜ...

...お腹

空いてるん

ですか?

ここンとこ

ロクに

食べてない...

でもちょっと

うらやましい

ですよね?

何が?

じゃあウチで

ご飯でも

どうですか?

お礼の相談も

できますー

マジで!?

行く行く!

あんなハッキリ

言いたい事言えるの

ってすごいなって

私なんて

全然...

せっかくだから

何か高そうなの

食べさせてねー

...そんなに不満が

たまってんのか

そ、そういうワケ

じゃないです!

ああいうヒトが

羨ましいのは

昔は何も

言えなかった

から...かな?

へぇあの娘に

助けられた

それで

張り切ってる

ワケか

先生の知ってる

ヒトだったん

ですか?

何だい

あの耳?

人間でも

エルフでもない

気色悪い

近寄るな

半端者の!

いやこの間

市場で見かけ

たんだ

つまみぐぃは

ダメですよ

なんとなくフゥに

似てたから

覚えてたんだ

耳が

中途半端じゃ

なかったら...

私もあんな

風になれたの

かな...?

私に...?

うわさ

そういえば

シルヴィさん...

人間

だったのに

怖くなかったな

...似て

ますか?

あれ?

美味いっ

美味いよコレ!!

口に合って

良かった

です

君は仕事を探して

この街に?

これなら

いくらでも

腹に入るネ!

食い溜め

食い溜め♪

しかしこりゃ

作り過ぎたんじゃ

ないか?

うん

前は大陸の

小さい町工場に

いたんだけどね

魔導機関による

自動化だっけ?

いつもより

多い人数だからと

思ったら...つい

あっその心配

なら大丈夫!

機械に仕事を

とられて急に

クビ!

畑も持ってない

あたしはそこで

食えなくなったワケ

お持ち帰り

用意もバッチリ

なんで!!

逞しい娘

だなぁ

ホントに

もしあんなもん

考えた奴を

見つけたら

ブン殴って

やりたいね

んで

ようやく見つけたのが

市場のそうじ仕事

ってワケ

大きな街なら仕事が

余ってると思ったん

だけどなぁ

あっ

もうこんな

時間!?

明日も

朝早いから

帰んなきゃ!

フゥが

羨ましいよ

店持ちの

親戚がいる

なんてさ

あの先生

夜道は

危ないですし

今日は泊まって

もらうのは

どうでしょう?

ギチギチャチ

マジでっ

いいの!?

でも

シルヴィさんは

自立して生活してて

カッコ良いと

思います!

泊めるのは

構わないが...寝床は

どうする?

あその辺は

大丈夫!

カッコイイ...か

でも〝カッコイイ〟は

食べらんないんだよ

ねえ...

床で寝るのは

慣れてるし!

フゥ上の

部屋につれて

行きなさい

実はね今日

フゥの名前を

聞いた時

すっごい

驚いたんだ

えっ?

あっゴメンね

暗くしちゃった?

...でも

村には

親戚のおばあさんが

いなかった...?

私のお姉ちゃんも

フゥって名前

だったからさ

そういえば昔は

よくお姉ちゃんと

一緒に寝てたっけ?

ばあちゃんは

次の年に肺炎で

亡くなって

あとは

教会で...

って

何で

知ってんの!?

...ねぇ

シルヴィさん

そのお姉さんは今

どうしてるんですか

......

あの

わかんない

小さい頃

私だけ村に置いて

どっか行っちゃった

シルヴィさんって

もしかして

人間とエルフの

ハーフじゃ

ないですか?

ちょっと

それってどういう

独りはっち

今たって

必死で...

なのにッ!

おーい

どうしたんだ?

騒がしい

じゃあ何で

こんな所に居る...

だって..

まだ

起きてるのか...

先生っ!!

...何が

あった?

シルヴィさんは

この子は..

私の妹です

シルウィが

逃げたぞーっ!!

このまま

村から追い出し

ちまえ!!

子供の頃は

弱虫で

よく他の子たちに

いじめられてた

いつも

泣き出しそうで

ふるえていたけど

シルヴィには

お姉ちゃんが

ついてるからね!

そんな私をいつも

助けてくれたのが

お姉ちゃんだった

そんな

お姉ちゃんに遊くなろうと

憧れて

決めたん

だった

...ん

夢か..

でも

お姉ちゃん

そういうことで、

9.あの頃お続き

そういえば、

私を置いて

行っちゃった

じゃない

あの時も

誰?

ああの

フゥです

シルヴィお腹

空いてないかな

と思って

お弁当

作ってきたん

だけど...

あの時も

帰って

から!

別にいらない

あの時

だって...

...あの

鳴ってない

から!

散々ほったら

かしといて

帰って!!

今更力に

なりたいなんて

言われたって..

ああ

クソ!

何で俺が

臭い飯

食わされんだよー。ガキが金持って

歩いてんのが

悪いんだろ!?

いたいた

よぉ

シルヴィ

ワムか

食い物でも

見せびらかしに

来たの?

...次捕まったら

ヤベーからなぁ

この辺での

仕事ももう

潮時か...

ん?

い、やっ

ちげーよ

こないだお前が

フゥの家

行った後から

アイツずっと

しょげてっ

けど

お前何か

やらかしたのか

あのガキ

どっかで...?

俺を殴った

奴か!!

弁当

少し食うか?

全部食うな

テメェ!!

シマを移る前に

お礼はして

やんねぇとな・

今日も

シルヴィの

所に?

はい

今の私に出来るの

ってこれくらい

だから...

今日は直接

渡せると

いいな...

でも会っても

もらえないん

じゃ

弁当作っても

仕方ないだろう

その時はまた

ワムさんに渡そう

と思います

えっ

な何!?

あっ!

あのヒトは

この間の...

それで

良いのかい?

...今はこれで

良いんです

誰だ!

ヒトん家の窓

壊した奴はぁ!?

あの子よくワムさんの

お弁当狙ってる

みたいなんで

ねぇそこの

アンタ!

さっき

逃げてく奴を

見なかった!?

...あ

あの泥棒野郎

一体何のつもり

だか...

こっちに

逃げてったん

だよね?

お姉ちゃんが

いなくなって

から

うん

自分の事は

自分でやって

きたんだ!

でもちょっと

待って!

何?

私はもう

弱虫じゃない

強くなったんだ!

ああいうヒト

って何するか

分からないから

あんまり

深追い

しない方が...

そんな事言ってる

からああいうのが

つけ上がるの!!

誰かに守って

もらわなくたって

平気なんだ!

それに私

やられっぱなしって

性分じゃないの!

誰かさんには

分かんないと

思うけどね!

!!

きゃああ!!

きゃああ!!

シルヴィ!?

何だこの

ガキ...?

な...

何で...?

テメェが

出しゃばるから

こうなるんだぜ...?

あっ

やば...

私はずっと

シルヴィの

味方だから

まぁいい

それより

まずは

テメェの方を...

お姉ちゃん

に...!

手を出すな

ーッ!!

ねぇ

シルヴィ

ごめんね

助けるつもりが

助けられちゃって

子供の頃何で

いじめられてたか

覚えてる?

えっ...

...別に

...大きく

なったね

シルヴィ

私もう

追い抜かれ

ちゃった

私の耳が

こんなだから

シルヴィや

おばあちゃん

まで疎まれて

村から追い

出されそうに

なって...

...お姉ちゃんが

いなくても

もう平気だね

たから私が

いなくなれば

皆普通に

暮らせるかなって

思ったんだ

...お姉ちゃん

...平気じゃ

ない

平気なんか

じゃないよ!

お姉ちゃんも

おばあちゃんも

いなくなって...

ずっと一人で

頑張ってたん

だから!

黙ったまま

いなくなって

ごめんね?

...うん

フゥがケガして

戻った時は

驚いたけど

二人の問題は

解決した

みたいだね

それに

姪っ子が急に

増えるとおじ様も

大変でしょうし

お気遣い

どーも

それで

シルヴィは

これからどう

するんだい?

今まで通り

一人暮らし

かな

お姉ちゃんには

いつでも会える

わけだし

あ、お姉

私も手伝うよ

...

...しかし

まあ

あわわ。

ちくはくだけど

良い姉妹じゃ

ないか

ほうほう

もぐもぐ

それでそこの

娘がフゥの妹

だったワケじゃ

な何...?

それにしても

随分フケた

妹だのう

相変わらず

言ったい放題

こらっな。

020.背、え、上、く

姉の方が

妹みたいじゃ

私はフケてない!

お姉ちゃんが

小っちゃいの

!!

すまん

言葉が

悪かった

お主の方が逞しくて

頼もしそうに

思ったのじゃ

それじゃ私が

頼りないって

いう事ですか...?

相対的には

そうなるな

うっ

体格の事

言われたって仕方ない

じゃん!

シルヴィは年の

割に世間

慣れしてるし

それでより

逞しく見える

んだろう

ところでお主等

姉妹で性格が

随分違うか

昔からそう

じゃったのか

それに逞しい

トコ私にだって

あるんですよ!

ほほう

例えば?

子供の頃の

シルヴィは

すごく

引っ込み

思案な子で

いつも私に

付きっきり

でした

一人で火だって

おこせますし

魚捕りや

食べられる

草だっていっぱい

知ってます!

私のお手伝い

してくれたり

おねーーーん

マネっこ

はかりしてた

んですよ

いや

そういう事

じゃない

あれ?

昔は素直で

可愛い子

だったんだなぁ

どおいう

意味っ!?

どんどん

私もシルヴィ

みたいに

なれたらなぁ

そういえば

シルヴィ

って

ここに来る前も

自立して生活して

いたんだよね

それは無理

じゃろう

えっ?

フゥとあの娘

では境遇が

違うしの

同い歳

くらいだと

ネーナさんも

お母さんと

お店を切り盛り

してるんだ

...境遇って

いうと

私は逃げ出して

この街に来た

けど

シルヴィは一人で

生活する為に

この街に来た..

あれ?

って事かな?

ちょっと待って

それじゃ私は...

...そうか

あの子は

強い子なんだ

.....

先生のお店で

留守番してる

だけじゃない?

おはよー先生!

私今日

ヒマなんだ

お店にお邪魔

してても

平気ー?

お姉ちゃん!

構わないよ

フゥと店番

よろしく頼む

これ取れば

良いの?

シルヴィ!

先生見かけ

なかった?

先生お弁当

忘れて

行っちゃって

先生なら

そこで見か

けたけど...

その荷物

重そうだから

私が持つね!

ここからじゃ

もう追いつけ

ないか...

貸して

お姉ちゃん!

私なら

追いつけると

思うから!

ありがとう

ございましたーっ

...シルヴィって

仕事覚えるの

早いね

あの子あんなに

速く走れるように」

なったんだ...

前にもこういうの

やった事

あるしね

私は最初

店番も出来

なかったのに..

こんちはーっ

ネーナさん

こんにちは

ごめんね

ウチのチビが

迷惑かけて

ほら悪さ

するなら

帰るよ!

もしかして

あなたが

シルヴィさん?

聞いてた通り

フゥより

大きいんだね

シルヴィで

良いよえーと

ネーナさん?

だけ

お姉ちゃんが

いつもお世話に

なってます

もっとシルヴィと

遊びたいーっ

でも私

お姉ちゃんの

手伝いあるしなぁ

...行ってきなよ

シルヴィ

お姉ちゃん?

それって

逆じゃん?

なんか

変なの

変じゃない!

えっ

えっ

でもだって

お姉ちゃん

一人じゃ...

いいから!

待て

逃げんなーっ!!

...妹さんは

活発な子

なんだね

このお店は

私一人でも

大丈夫なのっ!!

何であんな事

言っちゃったん

だろう...

シルヴィの

逞しさは

人の輪に受け

入れられた上で

変われたものだ

師匠の言った

境遇は強い弱いの

話じゃないさ

あのーのんか

何でも出来る

から?

強い子

だから?

私にはああは

なれないから?

...私って

ヤな奴だ...

でもあの子は

自立して何でも

出来るのに

私はずっと

頼りなくて..

フゥは自分で

思ってるより

頼りにされてるよ

特に

シルヴィには

ただいまー

あれ

シルヴィは

帰ったのか?

えっ

...フゥ?

言ってたじゃないか

いつもフゥに

付いてきてたって

手伝いするとか

マネっこしてた

とか

...先生〜っ

今でもそれは

変わってないんじゃ

ないかな?

あだっ!

あの...さっきは

ごめんね?

お姉ちゃん...

ううん

私の方こそ

誘らなくちゃ

何やってんだよ

シルウィ!

やーごめんごめえ

ごめん

さ続き

やろっか

えっ?

お店の事

あれこれ手を

出しちゃって

うっとうし

かったかな...

って

ううん

今日はもう、っ

いいや

そろそろ

帰んないと

お姉ちゃん怖いし

またねーっ

子供の頃みたく

失敗ばっかじゃ

なくなったし

出来る事も

増えたから

それで...

もしかして

私に良いトコ

見せたくて

...

―...

シルヴィ!

...お姉ちゃん?

ううん

今日は

ありがとう

シルヴィ!

今日の菓子は

クッキーか

今日はシルヴィも

一緒に作っ

たんですよ

それに比べて

シルヴィは...

はじめて

作ったんだし

仕方ないじゃん!

やはりフゥは

何を作らせても

美味いのう

やはりフゥの方が

しっかりして

頼もしいな!

ちぇ

しっかりしてる

ヒトだよ

お師さんは

違うぞ

シルヴィ

ああいうのは

しっかりした

じゃなくて

ちゃっかりした

って言うんだ

何じゃとぅっ!?

それじゃあ

よろしく

頼んだぞ

いい加減

街の議会でも

問題になってね

師匠と二人で

捕まえる事に

なった

お師匠さん

何かあったん

ですか?

お菓子も

食べずに帰っ

ちゃうなんて

...実はな

例の"占師〟が

また事件を

起こしてるらしい

でもそういうの

って警察の

仕事なんじゃ..

アカデミーにも

面子の問題が

あるんだろう

あの師匠も

付いてるんだ

102k.ナーイン

大丈夫さ

それで先生達

しばらく

見ないんだ

ところで

そいつってどんな

事したの?

事件の多くは市場

周辺で起きている

ハズなんだけど

これだけ捜して

見かけた者すら

おらんとは...

リィナちゃんは

姿を消されて

私は耳をすごく

長くされて..

この間はドワーフの

ヒトが毛玉みたいに

されてたって

恐らく〝占師〟

というのは魔法使い

でしょう?

お疲れ

さまです

かれこるす...

何かしらの術を

使っておるのかも

しれんのう...

他にもまだ

色々やってた

みたいで..

迷惑な奴だね

そいつ!

せめて

目的くらい

分からないと

ありませんね

捜しようも

やってる事は

嫌がらせみたい

じゃしのう..

それにしても

何であんな事

するんだろう...

...あの

嫌がらせ

って

もし誰かにする

ならどんな時

なんでしょう?

そうじゃの

そいつが困ってる

所を見るのが

楽しいとか

女業を

見る!?

じゃ犯人は

外来者を

嫌ってる?

八つ当たりや

愛さ晴らしとか?

しかし街のヒトが

外のヒトを嫌う

理由って何だ?

んー

外見じゃ

ないの?

もしくはその

対象を嫌って

いるのか...

...

色んな種族が

一緒くたの

この街で今更?

それに犯人は

魔法使いだ

魔法使いは大抵

僕らみたいな

無尾族で

外見的には

外のヒトと

大差は無い

どうかしたのか

フゥ?

あの...

私...すごく

嫌な事考え

ちゃって..

ここに来る前と

同じだったら

どうしようと

思って...

いや

一人

心当たりがある

被害者って皆

もしかして

尻尾の無い...

...ううん

街の外から

来たヒトなんじゃ

ないですか?

そいつは尾無しを

妙にライバル視

する尾族でな

...思えばあれは

敵視に近かった

のかもしれんな

教授の研究室に

そんな奴が

居たんですね

尾族なら

市場でも

目立たんし

魔法使いとも

思われまい

ただいまー

先生っ!

大変なんです

シルヴィガ...

どうし

たんだ?

もう半年も

見かけてないっ!?

ああ

彼は他の生徒と

折り合いが

悪くてね...

縮んでる!?

今朝街で例の

占師っぽい

のを見かけて...

ちょっと

つけてたら...

一応席は

残してるのだが..

何かあった

のかね?

...師匠!

シルヴィの

解呪を

頼みます!

僕はすぐに

でも奴を

捕まえにー

先生!

実は例の

事件の事でー

先生..

私も連れて

行って下さい!

フゥ?

研究室に奴の

魔力を帯びた物が

残ってて良かった

ある所に

歴史使いの

修業生がいた

彼は優秀では

あったが

長年。魔法使い”の

学位を得ら

れずにいた

シルヴィに

ついてなくて

大丈夫だったか?

今はお師匠さんが

ついてます

から...

無尾炭が多くを

占める魔法

学会で

自分が認めら

れないのは

自分が尾族だからと

思うようになった

...先生

私達悪い事

してない

ですよね?

なのに

何で...!!

それで無尾族を

嫌っていた

らしい

じゃあ外から水た

ヒトが狙われてた

のは...

...犯人の話

聞いて

おくかい?

外のヒトには

尾が無いだろう

ついでに

魔法にも嫌い

愛さを晴らすに

都合が良かった

んだ

な...

何で俺が

こんな目に

会うんだ...

魔法使いの

家に生まれて

苦労もしないで

地位を得た奴等に

何が分かる?

そりゃ君

因果応報

ってヤツだよ

うわぁッ!!

何年も学んで

何年も修業した

俺の苦労が!

年下に追い

抜かれる

俺の気持ちが!!

あのジジイは

差別してやがんだ!

因果

だぁ...?

元はといえば

お前等が悪いん

だろ!

ならあなたは

何なんですか!

何で外のヒトばかり

狙ったんですか!?

君が尾族

だから―...

本当にそう

思うのかい?

君が認められ

なかったのは

その身勝手さ

故の事だ!

!?

ぎゃ

君は最後まで

勘違いして

いたいんだな?

何が!?

...何だ

何があった?

気が

付いたか

魔法封じの

オリの中さ

君の実力は

認められて

いたんだ

君はその思考が

枷になってるとは

思わなかったのか?

ふざけるな

出せっ!!

他人の倍

努力してきた

この俺が

行き着く先は

こんなじゃない!!

君がその力を

他者の為に

向けられたなら

教授はその席を

渡す気でだって

いたんだ

お前等のせいなのに!

お前等のせい

なのに!

お前等が

悪いのに!!

俺が一番

可哀想なのに!!

...信じられるか

そんな話...

くそっ...

くそっ...!

ようやく

事件は片付いた

けど...

浮かないな

フゥ?

...先生

私も前に何で

私だけのけ者に

されるんだろう

って思ってた

事があって...

それで..

フゥは

大丈夫だよ

あのヒトも

最初は誰かに

認められたかった

だけなんですよね

それがいつからか

あんな事に

なってしまって

彼は自分が孤独だと

思い込んで

ああなったんだ

君は独りじゃ

ないって知って

いるだろう?

さぁ

帰ろうか

...はい!

ぎゃわーっ!!

な何!?

先生助けて

凶悪なのが

追っかけてくんの!

私達頭から

食べられちゃう!

お姉ちゃん

逃げてーっ!!

どうしたんだ?

騒々しい

ぎゃーっ!!

何よ

この娘?

どっかの誰か

みたいな反応して...

FoVAON?

妖年期の終わりに

アヴリルさん!

ははは

そんな事が

あったんだ

すみません

わざわざ

お見舞いなんて...

う...

アヴリルから

体調が悪いって

聞いたけど

大丈夫

クラウス?

アヴリルが

飛べるように

なったら

気が抜け

ちゃった

みたいで..

でも〝渡り〟の

日に間に合って

良かった

ねぇ先生

こういうのって

先生の力で何とか

出来ないの?

病気を治せる

発明とか薬とか

...

渡り”って?

妖精のヒト達が

この街の上を

飛んで行くの

夏場でも

長持ちする

氷嚢や

加湿器とか

カイロなんかは

作れるけど

病気そのものを

治すのは魔法でも

無理だね

何それ

怖いっ!!

ひーーっ

フゥ達の故郷では

妖精が何か誤解

されてるみたいだね...

何だ肝心な

所で役に

立たないのね

今理不尽な

文句言われた

気がする

クラウスの事

心配だし

やっぱりまだ

街に残ろう

かしら...?

何かの時ヒトを

呼ぶ位なら

私にも出来るし...

ところで

妖精達の

“渡り”ってさ

世界中を回る

って聞いたけど

ホント?

読みな...

本当よ

毎日歌って踊って

旅してきたわ

それは

良くないよ

僕の為に

残るだなんて

折角”渡り”に

備えて努力

してきたのに

あんた達昔

聞いてたのと

ちょっと違うかも

えが楽しそう

今までどんな所

通ってきたの?

有名な場所とか

その頃は余り

意識してなかった

から...

そっか

僕の事は

心配しないで

また会いに

来てくれれば

良いから

今は君が飛ぶ

姿が何よりの

励みになるんだ

それじゃ妖精

って他にどんな

奴が居るの?

仲良かった

奴とかさ

それなら

そうね...

ええと...

...そう

それなら...

ええと...

...何で?

...思い出せない?

アヴリル

思い出せる

一番古い

記憶は?

...クラウスに

名前を

呼ばれる所

...以前に

妖精は常に

群れで動く

生き物で

個々の意識は

薄いという説を

聞いた事がある

クラウスは

彼女の名前を

知っていた?

いえ最初彼女を

見つけた時は

警戒されて

口をきいて

貰えません

でしたから...

もしかしたら

彼女を名前で...

呼んだ事で

個としての

意識が強くなった

のかもしれない

それじゃ

アヴリルは仲間の

所に帰れない...?

でもケガした

彼女の世話を

するのに

ずっと“妖精さん”

じゃあぶしつけ

だと思って

もしくは

試しに名前で

呼んでみたら

初めて応えてくれて

帰るとこの街の

事を忘れてしまう

かもしれない..

そんな...

それで僕は

...ッ!!!

彼女は“アヴリル”

という名前なんだ

と思ったんです

アヴリルさん!!

...君は追わ

ないのか?

今の話が

本当なら

彼女から自由を

奪ったのは僕

じゃないですか...

僕がアヴリルを

助けたのは

彼女を縛る

為じゃない

しかし君が

助けなければ

彼女はケカで

死んでいた

だろうし

彼女は自分が

何者なのか考える

事もなかった

だから彼女は

仲間の所へ

帰る方が良い

その方が幸せに

決まってる

...でも

...アヴリルは

これからどう

するでしょう?

それは彼女が

決める事さ

君は

クラウスは

これからどう

したいんだい?

...

僕はどうする

事が正しいん

だろう...

結局

刷り込み

みたいなもの

だったのかな?

この街で

親しいヒトは

限られてるし

他の男なんて

知らないし

クラウスは誰に

対しても優しくて

ねぇフゥ

クラウスは

私が妖精だから

助けてくれた

と思う?

それは

きっと

だからって

わけじゃない

と思いますよ

私だけが

特別じゃ

なくて

どこにでも

ある親切で

それじゃ私が

妖精でも何でも

ない子だとしても

困っていたら

助けてくれた

のかしら?

きっと助けて

くれたと

思いますよ

私の気持ちは

片想いで...

アヴリルさん?

...

そうね

クラウスは

そういうヒト

なんだものね

フゥ...

これから

どうするか

決めたわ

おおい

ネーナ!

アウリルを

見なかった?

いや

見てないけど

まぁ

そうだよね

クラウスが少し

変わったのは

あの子拾って

からだし

何の事?

どうしたんだ

クラウス

顔色悪いぞ?

アヴリルが

家から飛び出して

しまって...

飛べるように

なったんだ!

前よりよく

外に出るように

なった事に

よく笑う

ようになった事

それに体調

悪いのに

誰かを捜して走り

回るなんて事

前は無かったじゃん

見かけたら

知らせる

からさ

体調悪そうだし、

クラウスは

家に帰って

おきなよ

でも...

今捜さないと

このまま居なく

なってしまい

そうで...

こんだけ大切に

想われてるん

だから

アイツも

幸せだろうね

って...

おーっ

クラウスは

よっぽどあの子の

事が大切なんだね

あれ?

えっ

クラウス?

どこ行た

今分かった!

僕が君の事

どう思ってるのか

何を望むのが

何も

伝えないまま

分からないまま

終わって

しまえば

僕は伝えたい

僕の気持ちを!

僕は知りたい

君の気持ちを!

例え君が居なく

なってしまう

としても...

君との今までが

全部嘘に

なってしまう

おいっ

クラウス!

クラウス!!

アヴリル...

どこに行って

しまったんだ

アヴリル!

アヴリル!

待って

アヴリル!

ここは...

...

...

...

...

...

...

そういえば、

あっ、あ、あああれ、われ...

クラウス

起きた?

ネーナ

人間に

なりたい

だって?

正確にはヒトと

同じ大きさに

なりたい

だけど

覚えてる?

アンタ外で

倒れてさ

ウチまで

運ぶの大変

だったんだよ?

先生に

無理なら

そうか...

迷惑かけて

ごめん

してくれるだけ

魔法使いを紹介

でも良いわ!

生き物の

体はとても

複雑なんだ

そんな

魔法は無い!

でも

アヴリルを

捜さないー

コラ!

まだ寝てろって

でも私

この間

言われてん

お医者にも

だぞ!

アヴリル位の

大きさにされた

事あったけど...

やっぱり

そういう魔法が

あるじゃない!

今彼女は

どこに居るん

だろう..

...なぁ

ーっ

聞くが

何でアヴリルは

大きくなりたい

と思ったんだ?

...先生は

私が街に

残る事

あんまり

良く思って

ないよね

そうなん

ですか

先生?

でも

それって

私の背丈が

こんなだから

だよね?

もし私が

ヒト並みの体格

だったら...?

ああ...僕らと

僕らと

妖精は

生活様式も

違えば体格だって

まるで違う

そんな彼女に

この街で

何が出来る?

この街でやって

いけるかもしれない

って事か

しかしなぁ...

自分で食べる

物も用意

出来ず

働く事も

出来ず

クラウスの

世話だって

結局は誰か

任せになって

しまう

これじゃあ

いつかの別れは

確実だ

...師匠に

聞くだけ

聞いてみるか

奴の魔法は

何度か見たし

研究資料も閲覧

出来るが再現は

難しいな...

ところで師匠

あのでかい

ケモノは...?

やはり儂は

帰る事を

勧めるぞ

お前がヒトに

なったとして

そいつと共に

いられる保証も

ないしのう

...い

ネズミじゃ

でかっ

これじゃ

アヴリルさん

例えば

そいつが

巨人になっちゃい

ますね...

お前以外の

誰かを選んだら

どうする?

その誰かとの

幸せを願うわ

このヒト

ヤブじゃない

でしょうね!?

一応望み

通りの形態で

安定させる

式も見つけて

おるわい!

ーお前は

誰の為に

ここに残りたい?

じゃあそれを

使えば...!

しかしこれ

には問題が

あってな...

実験ネズミの

半分以上は

死んでしまった

私は

彼の幸せを

望む

私の為に

残りたいの!

またウチで

寝てて良かったん

だぞ?

ありがとう

ネーナ

今になって

思う

僕は

本当は

彼女の気持ちに

気付いていたん

じゃないか

留守の間に

彼女が帰ってると

いけないから...

そっか

大人しく

待っていなよ?

ずっと

気付かない

フリをして

ただ彼女に

対して

責任を負う

のが怖かった

だけじゃないか

お姉ちゃん

クラウス帰らせて

良かったの?

まだ調子

悪そうだった

けど...

何でもっと

早く

まぁね

気持ちを伝えようと

しなかったん

だろう...

そういえば

もう

渡りの日も

近いのか

もし気持ちを

伝えていた

なら

君はそばに

居てくれた

だろうか

もう渡りの日が

来ちゃい

ましたね

アヴリルさん

どうしてる

でしょう..

フゥ?

どうしたんだ

今になって

思うんです

...本当は

妖精のまま街に

居ても良かったん

じゃないかって

さてね

師匠には暫く

家に近づくなって

言われてるしね

こんなに来るって

ねぇフゥ

お願いがあるの

無理に変わら

なくても二人は

幸せだったんだし

いつかの

お別れは

先延ばしでも

平気だったんじゃ

ないかって..

クラウスに

私の事は

黙っておいて

彼はきっと

心配するから

それで

私にもしもの事が

あった時は

それもまた

選択の一つだったん

だけどね

でも彼女は

別のものを

選んだ

アヴリルさんに

そこまで

させたのって

一体なんだったん

でしょう..

私は仲間と一緒に

旅立ったって

伝えて欲しいの..

恋...とはまた

別のもの

なんだろうな

きっと

クラウスの奴

あれから

ずっと

家に篭って

誰にも会わない

みたいでさ

アイツを元気

づける方法って

何か無いかな?

クラウスは

誰にでも優しくて

そういう事は

僕の専門外

なんで

フゥに

任せるよ

そ...

そんな事

言われても私...

それは

きっと

なんじゃ

なんじゃ?

私だけが

特別じゃなくて

女一人に

逃げられて

引き篭もるとは

そいつは

よほどの

ヘタレなのか

師匠!

私に差し伸べて

くれた手も

ただの親切で

まぁしかし

あのうるさい

小娘が

扉の前で

騒ぐのた

引き篭もっても

おられんじゃろう

私の気持ちは

片想いで

...

だけど

私は彼の

なんでもない

優しさにひかれたのだ。

J命境

境E

しかも思い出していると言ったのですよねー

児界線上

そしてそんなことはいいでしょうかもしれないです

アイバルバイスから「あれは「WindHoutunter」の

「Pacenter」が「あれはそれをHougunstaline

HOUEUNSHA

先生さっき

少し揺れません

でした?

ん?

何の事だい

どうしたんだ

フゥ?

周りのヒトも

気付いてない

みたいだし..

ええと...

気のせい

だったのかな?

そうだよね

地震なんて

あるわけないか

04ゅらぐセカイ

うん、はっ、とぐそ、そうか。そうだ。

だってここは

空に浮かぶ

街なんだし

おおいフゥ

無事だったか!?

はい

何とか..

この音

どうしましょう

お店が大変な

事に...

それに

この揺れ...

お互いケガが

無かったんだ

まぁいいさ

それより少し

留守を頼む

お出かけ

ですか?

この調子

じゃあ

街でも騒ぎに

なってるだろう

地震!?

学院に魔法使い達

が集まっている

ハズだ

何があったのか

聞いてくるよ

大事じゃなきゃ

良いんだけど...

この辺の被害は

マシな様じゃの

あそこで働く

技術者達と

連絡が途切れて

しまった

恐らく地震で

伝声管が折れて

たのだろう...

フゥ

起きてたのか

先生

それに

お師匠さんも

具体的に何が

起きているかは

分からない

けど

先刻の大揺れは

ただ事では

無さそうじゃ

何か

分かりました?

...どうも

厄介な事が

起きたらしい

色々憶測はあるが

もしかしたら

最悪

...何があるん

ですか?

都市を支える

機関区で

トラブルが

あったみたい

なんだ

この街が落下

してしまうかも

しれない

そこまで歩いて

行けないん

ですか?

機関区への

通路は崩れて

しまったんだ

私体は

小さいですし

じゃあ

飛ぶ機械

とか...

狭い所も

平気です

...いや

駄目だ!

隙間が機関区

まで続いてる

保証も無い

街の浮力という

巨大な魔導の

不調の影響か

周囲の魔力も

不安定でな

魔力に頼った

魔法も機械も

使えんのた

それに隙間が

下の街に通じて

いたら...

大丈夫ですよ

少しぐらい

危ないのは昔の

経験がありますし

まだ下まで

続いていそうな

ものといえば

都市構造の

隙間くらいか...

しかし大人が

通れるスペース

はあるまい

それに街が

無くなって困るのは

私も一緒です

.....ツ!

あの!

それじゃあ私が

行くっていうのは

どうでしょう?

それは...!

君は逞しく

なったな

フッの目的は

下の街の機関区

へ行って

技術者達に

新型の無線機

を渡す事だ

これで彼等と

連絡が取れる

ようになる

そういえば

この街に来て

結構経つけど

我々も下への

通路の復旧を

急ぎます!

下に街がある事

考えた事

無かったな

はい

下の街って

どんな所

なんだろう...

もし道が

途切れていたら

良いのだぞ

帰ってきて

無理はせん

ようにな

風!

はい

行ってきます

外だ!

上の連中

大揺れの事

何も言って

こないのか?

ケモノ共が

俺達の事

気にするかよ!

大方上の奴らが

何かした所為に

決まってる!

向こうじゃ通りが

崩れて怪我人が

出たってよ

ちくしょう

ケモノ共め

地震が上の

ヒトのせいに

されてる...?

それに皆の事

ケモノって...

あのヒト達

何で...?

おい!

お前...

人間の街に

何で混じりの

ガキが居るんだ

人間の街...

ヒトの街

じゃなくて?

ケモノに媚びて

恥ずかしくない

のか?

裏切り者め

なんて

奴だ...!

ヒトだぁ?

何上の連中

みてぇな事

言ってんだ...

そうか!

上から来たなら

何か持ってる

だろ

よこせよ

!!

お前さっき

管の隙間から

出てきたな

見てたぞ

おいその子供

どうかしたのか

嫌です!

ケモノの街から

混じりのガキが

降りてきたんだよ

身なりも良いし

間違いねぇ!

何で下の街の

ヒトは上の街を

嫌うんだろう...

何で上のヒトの

事をケモノなんて

呼ぶんだろう...

何でここの

ヒト達は...

人間ばかり

なんだろう!?

ちくしょう

目がッ!!

おいっ!

そこのチビ

早くこっちへ

早くっ!!

はいっ!!

レイ兄ちゃんが

帰ってきたぞ

誰か知らない

奴も一緒だ!

悪いな

ガキ共

今日は

メシ無しだ

ドジなチビを

拾ってな

それどころ

じゃなかった

えと

レイさん...?

この子ー

達は

お仲間を

見るのは

初めてか?

こいつら皆

はぐれだよ

また

地震か..

お前の行きたい所と

この地震

関係あるんだろ?

ふうん

あそこで

事故がねぇ

それでお前が

大役を受けた

わけだ

...そうか

ここに居る

ガキ共は

流れ着いた奴

奴隷同然だった奴

色々で

どいつも一人じゃ

生きていけない

奴はかりた

また

揺れて...

行きますね

約束しろ

まぁ待て

ここのガキ

全員を上で

生活させるって

街は迷路だ

お前じゃ辿り

着けやしない

それに人間に

捕まれば今度

こそリンチだ

お前が通信機

運ぶ役を任された

って事は

でも!

偉い奴とも

知り合い

なんだろ?

お前は機関区

まで行かなきゃ

ならない

...手を貸しても

いい

ただし

条件があるが

俺はお前を

案内できる

どうだ?

酷い所だろ

.....

こっちだ!

音を立てるなよ

なぁ何で

人間が

この街の事

はい!

“リンボ”って

呼ぶか

知ってるか?

天国でも

地獄でもない

場所だから...?

違う

神様なんて

ものか居ない

“辺士”だからさ

異世界から

来た連中は

自分達の

もたらした魔法や

歴史機械が

人々の生活を

豊かにしたなんて

言ってるが

職を失った人間は

仕事を求めて

街に来たが

安い雑用ばかりで

家賃さえ

払えない

こちら側の

農夫や職人は

多くの仕事を

魔法機械に

取って代わられて

しまった

郷にも戻れず

街にも居られ

なかった人間は

街の下部に

小屋を建てて

住みだした

本当に魔導で

豊かになった

のは

元々金持ち

だった一部の

奴だけだ

上の連中もより

安い労働力を

求めていたから

そんな

浮浪者達を

放っておいた

...

そうして

出来たのか

巨大な怪物に

垂れ下がった

膿の塊

この

“辺士”だ

こんな所じゃ

生きる為の

手段は問えない

特にはぐれ

なんてものは

俺だって..

その内ウチの

ガキ共だって

レイさんがあの子達を

上に連れて

行きたいのは..

こういう

生き方

する奴は

少ない方が

良いだろう

おい!

はくれのガキが

居たぞ

あそこだ!!

あいつ等

まだ捜して

たのか!?

逃げるぞ!

ここまで

来れば

もう平気

だろう..

...奴等の事

気にしてんのか

私...何も

知らないで

だからあの人達

上のヒトの事

ケモノって...

だからって奴等が

正しいなんて事

ないからな

...この街は

私をはじめて

受け入れて

くれた場所で

...

ここが

こうなったのは

お前のせい

じゃない

色んなヒトが

暮らしてて...

誰でも受け入れて

くれる場所だと

思ってました

こほれ落ちる

奴が出るのは

当たり前だし

こぼれた

奴が悪いんだ

”はぐれ”なら

分かるだろ

でも

違ったん

ですね...

着いたぞ

ここを

抜ければ

機関区だ

上とはまた

連絡が

つかないのか!?

魔力嵐を

何とかしないと

それも...

こちら東機関区

通信聞こえるか!?

おーい

主任!

こっちに

来てくれ!

何だまた

トラブルか!?

こちら都市

災害対策本部!!

通信聞こえて

いる!!

エルフの子供が

入り込んで

きたんだ

今向こうで

抑えてる

こんな所に

エルフが...?

そちらの状況を

知りたい

報告を頼む!

それとフッは

居るか!?

はいっ!

あの!

責任者の方は

どなたですか!?

上の街から

通信機を届けに

来ました!

君のおかげで

きっと皆を

助けられる

ありがとう

フゥ!

...はいっ!

32番管から

5番管へ

バイパス急げ!!

動力系

日番閉じろ!!

上からの

指示で

最悪の事態は

避けられた

みたいだな

レイさん

次はお前の

約束だぞ

フゥ

これでひとまず

魔力嵐は

収まるだろう

魔法が使用

可能になり

次第

こちらに

増援を送る

との事だ

...はいっ!

おい!

どういう事だ

それはっ!?

これは都市議会からの

緊急通信だ...

もう一度言う

下の街の廃棄が

決定したー

...

この放送は

都市議会からの

緊急放送です

昨晩よりの

都市の揺れは

都市浮力機関

一基の故障が原因

と判明しました

都市下部に

建てられた

違法建築群の

影響で

困難であり

それじゃ下の

せいじゃないか

現状の

ままでは

本来ならば

他の正常な

機関によって

行われる

都市の平衡

維持は

都市の崩落が

危ふまれます

そんな

よって

議会は...

23時間後

都市の海上への

着水とー

違法建築群の

廃棄を決定

しました

026、そこれそれの声

どういう事だっ

下の俺達は

見捨てる気かっ!?

上の街の一部は

避難区として

開放される

上下を繋く

通路も

復旧中だ

ここを廃棄

するとか...

ケモノ共め

何を考えて

やがる

じゃあここの

ヒト達も

助かるんですね

でも俺の

トコのガキは

”はぐれ”だ

人間と一緒に

避難はさせ

られないぞ..

俺達の仕事を

奪ったあげく

今度は家まで

奪うのか...

ねぇ私達

どうなるの...?

機関区から

上にやる事は

出来ないか?

ここまでの

道は険し

かった...

あいつ等を

連れて来る

のは無理だ

ここを失ったら

何処に行けば

いいんだ...

奴らの都合に

振り回されて

ばかりじゃないか

...そうだ!

私が降りてきた

穴を使うのは

どうでしょう!?

ちくしょう...

ケモノ共め

ケモノ共め...!

お前等

起きろ!

人間達の

避難が

始まったぞ

おおい

フゥ!

ネーナさん!

何でココに?

避難に使う

通りと

ここが

離れていて

良かったですね

お前よく

場所を覚えて

いたな

先生から

連絡が

あってね

それで

あの子達が...

前に森で

暮らしてた

事があるんで

得意なんです

こういうの

...

...レイさん?

...いや

良くない事が

起きなきゃ良い

と思ってな..

あんた達さ

お腹空いて

んでしょ

とりあえず

ウチに来る?

皆忙しそう

ですね

街を降ろす時

結構揺れる

みたいだからね

おーい

皆ぁ!

急いで補強

してるんだよ

フゥが

帰ったよーっ

...なぁあんた

自分のトコは

いいのか?

俺達みたいのに

構ってなくて...

ウチは近所の

避難所みたく

なってるからね

おかえりっ!

活躍は

聞いたわよ!

ケガはない?

フゥちゃん

人手なら

...そうね

それじゃ君も

手伝ってよ

皆も助かるし

さぁ疲れた

だろうフゥ

たんと食べて

ゆっくりお休み

ありがとう

ございます!

それがお代って

コトでどう?

ー助かる

...そういえば

あれ?

シルヴィ?

そういえば

見てないわね

家が向こうの

地区なら

市場のヒト達と

一緒に避難して

るんじゃないかな

そちらの様子は

どうですか?

師匠

お前か

...捜しに

行ってこよう

かな?

見つけたら

また戻って

来てね

皆の魔力の

消耗が激しい

あと二時間も

もたんと

放送しておけ

それより

避難はどう

なっておる

下の住民の

避難区はまだ

足りんのか!?

おおい

大変だそ!!

南東の市場を

緊急て避難区

指定したので

その問題は

解決したのですが

...フゥ

ここに留まって

いた方が良いかも

しれないぞ...

レイさん...

どういう

事ですか?

がッ?

何が

あった?

ーそれか...

なあ

聞いたか

市場の方で

暴動が起きた

んだって?

お姉ちゃん!

シルヴィ!?

無理も

ないよ

急に市場を

奴らに取られ

たんだ

何で私達の街を

下の連中に渡さ

なきゃいけないの?

何だか..

シルヴィ

その傷...

大丈夫!

ちょっと

ケンカに巻き

込まれてさ

大体この街を

降ろさなきゃ

いけないのだって

奴らが勝手に

住み着いたせい

じゃないか!

街の様子が

変だ...

この辺に

住んでる皆

急に家を追い

出されてイライラ

してるから..

無事でいて

シルヴィ!

なのに下の

連中は...

...お姉ちゃん

早く逃げよう

多分この

ままだとー

ケモノ共は

ここを出て

行け!!

この世界は

俺達のものだ!!

このガキ...ッお前も

奴等の仲間か!?

違いますっ!

お姉ちゃん!

誰せっ!!

俺達の生活を

破壊したケモノを

許すな!

ヒトが避難区

まで開放して

やってるのに奴等...

貴方今

そんな事

したら

どうなるか

分かるでしょう

!?

ヒトの社会に

寄生してる奴等

がよく言うぜ

!!

誰のせいでこんな

事になったと

思ってるんだ!

俺が何も

しなく

たって

どうせ

誰かがやるっ!!

駄目ですっ!!

うわ!?

きちゃ

わああ!!

お姉ちゃん!

シルヴィ!

街が...!

くすっ

落ちる...!!

お姉ちゃん!

お姉ちゃん!

...シルヴィ?

シルヴィ

大丈夫?

うん

027.ブルー・リンボ

でも

街が...

この辺り

古い建物が

多かったから...

...声?

お姉ちゃん?

...どうしよう

シルヴィ

誰か

埋まってる...!

ーー行って

お姉ちゃん!!

私はお医者さん

探してくるから!

うん!

元々ケモノが

家に住む事自体

可笑しかったんだ

ついでに服も

脱いで森にでも

帰りゃ良い!

酷い...

何でこんな

事に...

お前等..

誰のせいで

こうなったと

思ってる...

野蛮人め!

.....

あぁ...

くそっ!

ぎゃんざゃん

吼えるなよ

犬野郎!

やり合いたいなら

やってやるさ

あのっ!!

ははっ

いい気味だっ!!

すいません

そこ...

!?

どいて

下さいっ!!

ここに誰か

ヒトが埋まって

るんです!

手を貸して

下さい!

ヒトだって?

...おい!

ここに倒れて

いるのは

貴方の仲間じゃ

ないんですか!?

...そいつは

人間じゃ

ないか!

何でそんな奴を

助けなきゃ

ならない!?

お前は奴等に

味方するのか!?

私は

知ってます!

ここで倒れて

ケガしてるのは

みんな

なんだって

...

!!

今更

亜人同士で

仲間割れか!

やっぱり

こいつら

人間もどきだ!

しっぽが

あるのも

無いのだって

ウロコの肌も!

...黙りなさいっ!

人間もどきは

どっちですか!?

貴方も

人間だと

いうのなら...

人間らしく

振る舞ったら

どうなんですか!?

おいその声は

フゥじゃねーか!?

どうした?

...ワムさん!

まだ息は

あるぞ!

誰か医者を

呼んでくれ!

助けて

下さい!

ガレキに

ヒトが埋もれ

てるんです

よっしゃ

任せろ!

よぉし皆ァ

他にも誰か

埋もれてないか

手分けして

捜すんだ!

おい

あんた

何ぼぅっと

してるんだ!?

えっ?

あぁ...

ふんっ

キッ

んっ

そっちの

あんたもだ

手伝え!

...

...っ!

...うん!

信じられますか

幼い頃ー

他人から疎まれ

蔑まれて育ち

一時は

どうなるかと

思ったぞ!

今回僕らは

フゥに助けられっ

ぱなしでしたね

最初この街に

来た時は

他者を恐れ

何も出来す

何も言えず

ただ弱々しかった

女の子が

これから先は

儂らの所で

片付けねばの

今はあの

中に居て

あんな事まで

やってのけた

...それだけ

人は変われる

のだろう

...どうした

いえ...ね

変われますかね

僕達も

さての...

しかし変わろう

とする事は

出来るじゃろう

それじゃあ

よろしく

お願いします

あぁ

あぁ

最初この街が

神様の居ない

辺土だから

ッリンボ!

なのだと

聞いたとき

あれから

数カ月

いくつかの

いさかいは

あったものの

爽花直だ

けれど

神様が居ない

という事は

私はとても

恐ろしかった

ぐるっ!!

ものが食える

街を再建

しています

ヒトと

人間は手を

取り合って

私達次第で

どうにでもなる

のだと気付いた時

この街の

あだ名は

リンボ!

不安の影に

隠れていた

〝期待〟を見つけた

ここは地の果て

最果ての都

フゥから?

何でわざわざ

手紙なんか

その方が

雰囲気が出る

からってさ

ここには

異世界からの

移民者に

こちらの世界の

はぐれ者も

集まった

こちらとあちらの

境界線上

集まる

みたいだぜ

地獄でもない

この街を

天国なんかじゃ

ないけれど

あんたも

行くんでしょう

郵便屋さん?

あぁ

もちろん

人々は

パリンボ〟と呼ぶのだ

はじめましてコンギクお久しぶりにす鳥取とす

皆様の応援のみかけでまたお会いできました。

おりがとうございます!

連載中は色々不安も大きかたのですが、

なんとか無事に着陸は事がときました。

『境界線Lのリホ』は、この巻ではいまいですが、

つら達の物語はこれらも新売にいくのでしょうね。

ここまで応援しこ下さった皆様

抱きの影を川さん、デザインの染谷さん

本当にありがとうございました!

また近いうちには、できる事を祈りつつ

ではでは、

【初出一覧】まんがタイムきららH22/1~H23/2本書は以上の内容を収録しました。

【SBNS78-4-8822-4008-7

PrindedinJapan201

装丁、染谷洋平「GALODLONY」

印刷所_株式会社光邦

製本所_株式会社セイコーバインダリー

発行者一伊東朋視

発行所_株式会社方文社

«造本には十分注意しており、ますが、万一、落丁・乱丁などの

「不良品がありましたら、ご購入された番店名を明記して「最務部」宛に

お送りください。送料小社負担にてお取り替えいたします。

但し、古書店でご購入の本は、お取り替えできません。

本書の一部または全部を無断転載・複写、コピー〉することは、

法律で認められた場合を除き、著作権の侵害となります。

〒112-8580東京都文京区後楽1-2-12

【電話】代表(03:3815~1521

「振替】00110-8i74050

*鳥取砂丘

...

境界線上のリンボの

2011年4月10日-第1副発行