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しっきりと
entedby.TUKLJSHIAKUHITO.
ドィンアビス
MADE
そういえば、
ABYSS
★000年3月18日(火)の10月11日(日)
BANBCOCOMICS
19299779097-9008208
C9979\820E
雑誌「57632-50-Li-t-~~
雑誌「2/3-20定価」本体820円+税」
ISBN978-4-8124-B7167
wHIsTLES
白笛〔伝説級白笛
歯周病医療機関できず、それぞれの理由もあります。その結果だと思われていないけど、
意匠を持っていま深度制限は無く、彼らが届けた情報
深度制限は無く、彼らが届けた情報は真実として扱われます。
希望と絶望が入り混じる
大冒険活劇、第二巻!!
りを容赦なく飲み込んでゆく
友人たちの切力を得て、塗り屋へと話を出したりことに
その影を気にしつつ、素早く確実に満っていくよね。
接客さんも忘れない。変える度への到着。極めは
無謀な挑戦だが、リコには、ひとり
かつの身体には恐るべき力を絡めている彼らのガイドは、
でも遠距げるはずだと...グッズで、自分でも
ぬ、無駄な女を守るため、夏に帰りそうね。
深く澄んだ姿を決して帰るない、既に答えた犬からで
深く澄んですが...と思われるの桜の人穴に、少女リコは振られてしまうとしている。
鈴付き
赤笛
ハポルグ・東京笹の
CHEERSRACCSIA
つくしあきひと...
【ナット】
アビスの中でだけ見つかる古い文字。
散在する意味に、今も見ることができる
昔から保管家にちが一種の暗号として
利用しており、今や穴の街オースの
...
公開文字となっている
ネザーグリフ
路素落丈字☆
d♀リeぁ
BANMBOOCANWAS
collos
川は勝手につける
・高売にかけられたり、
海外に発表されたりした
漢物には外国語の名前も
付けられる。
ありがとうございました。
...
...
フォーク
のへらさじ
いっぱい刺してる
第千人概念
...
ロの中を切らないよう注意
...
一刻して手入力を得ると、
言われる一般遺物と
だっためる
探察中に事故で大竹を負たオーゼンは
格闘経最中だったん桜をやむを後なく使用
以来見つける頃に買い秋り自らに打ち込んだ数は
口の本にもなるという。
COENAWARASAの災害保証によいことができません。もの。そのまま高額で買い取る形によった
「まち手にもなる
メータス通り
の国同士のか慣れを変えうるもの。
フイドインアビス
つくしあきひと...
伝統的な仕置き
隊裸吊リ☆
MADEINABYSS
Prestactもらっていました。Actioneのアイテムについて、
でも、ここでおすすめしていましたので、これまではないのでしょうかもしれません。
ソローアビア
と
層最下部遅き森
ん
wifix.x.
ん
深男二郎誘いの森の25
COMTENTS
ハローアビス
ん
深界一層
アビスの淵
ん
ハローアビス
18
監視基地
...
ハローアビス
4
呪い除けの籠
んッ
ハローアビス
6
不動卿
16
ろくでなしの
教授法
...
condedby_kuakastickindic
MADEINABSNO
ローアビス
09
深界一層
アビスの滞
わ...
レグ...
おきて...
ふぃぃ~...
......
いえああっ
それあ、
私...いつの間に
眠っちゃってたん
だろ...
ごめんね
レグのおなか
温かくて...
無理もない
まれに見る
夜更かしだった
からな
ところで
レグ
岩壁街からまっすぐ
降りてきたが...
どこなのかは分からない
すごいねこの
トラップ
ここどの辺か
分かる?
!
深度計は
820メートル
を指していたぞ
...???!?
どうした
リコ
深度0〜1350メートル
深界一層
アビスのが
ふぅ...
地表近くより
ずっと明るいじゃ
ないか
すごぉい...
ああれ!
深度600メートルの
石の方舟...
あの時目指してた
深度400メートル:
もう見えなくなってる...!
力場のゆがみで
地上も見えないのか
あんなに上に...
おや?
あの境界が
やけに明るいが...
そのゆがみが
光を運んでいるのか...?
すごいよレグ!
この速さなら
いけるよ!!
奈落の底!!!
もちろん
油断は禁物
だけどさ!
追っ手がかかる
前に一気に
二層まで行け
ちゃうかもよ!
そ...
それは良かった
ところでリコ...
...こはんに
しよっか
ううう...
ガンキマス:2匹
内臓を傷つけない
ように取る
ぶつ切りにした
ガンキマス
トコシエコウの
実を少々
火を弱めて
棒ミソをとく
リコ汁
火を止めてから
刻んでおしいたサイノナを
たっぷり入れる
見た目・度し難し
!
味:豊かで
目覚ましい
リコ爆弾より
うまい!
ガンキマスのキモは
爆したものに
ミソを塗り
保存食にする
リコ何をいじって
いるんだ?
星の羅針盤だよ
ああ上下が
分かるという:
見せておくれ
ちがうよ
奈落の底を
指してるの!
ふーむ
磁石でも
重りでも
ない...
不思議だ
振っても回しても
針の角度が微動だに
しない...
ほんと?
かして!!
アピスの遺物か...
不可解な理がはたらいて
いるのは感じるが...
しかしやはり上下が
分かったところで...
ん~~!!
いいん
役に立つのか??
あ...
10
いいの...
いいのよ...
昔から言うもの...
アピスから頂いたものは
いつかお返しするの:
モノでも命でも...
そそうか..
探窟家の
教えにしては
謙虚だな...
ぶっ
そうだ!
アピスは欲張り
さんだね...
そうリーダーが...
?
これなぁに?
封筒...?
バタバタしてすっかり
忘れていた!!
...とりあえず
中を見て欲しい
ここれ:
ライザの封書!!
レグちょろまかして
きちゃったの!?
いやよく見てくれ
あの時の紙はボロボロ
だったはずだ
複製では
なかろうか
ほんとだ
あれ?でもなんで??
:孤児院を出る前に
リーダーにはったり
出くわしたんだ
そのときは
うまく誤魔化せたと
思ったんだけど...
気が付いたら
それが
尻ボケットに
入っていて
それで...
こんな事が
出来るのは
彼ぐらいしか...
リーダー...
私たちを応援
してくれるの...?
ん?
サイズの違うのが
入ってる...
これ
夜明けとどもに
捕えに出る
レグ夜明けからどのぐらい
経ったか分かる!?
いいや...ただ
寝起きで既に明る
かったことを考えると...
急ご!
すぐ出なきゃ!
レグ
たき火の跡隠して!
私忘れ物ないか
見てくる!
準備はいい?
よしきた
もちろんだ
行こう
二層まで逃げ切れれば
追っ手はかからないと
シギーは言ってたな...
きっと試して
るんだ...
えオオオ・
しかし何でリーダーは
こんなあべこべな事を...?
......
これは最後の
授業なんだよ
こんなところで
捕まるようなら
レグ...
?
ぼさ
奈落の底なんて
到底無理だって...
!?
このまま跳んで!!
ゴコウゲは縄張りから
出られないから
『重し』になる!
度し難い作戦だな!!!
おおっ
どの
諦めて
離したかな?
......
リコ
大丈夫か?
はあ
うん
だいじょうぶ
へいきだよ
:慣れないことで余計に
体力をつかっているのだろう
はじめての深さ
手付かずの道
はぁ
それに..
〝追つ手〟は
まだ来てない
みたいだな
ルートを外して降りてるから
はあ
追いついてきても
そう簡単には見つからないよ!
...
見て...レグ
それに捜索隊は
3人以上で動くから
はあ
私たちの方が
先に見つけ...
ふぅ
どうしたリコ
雲の切れ間...
深界二層
『誘いの森』だよ!
赤笛が二層に入れば
『自殺』扱い...
これが...!
...どこに
なんだ今のは
僕の声...?
おっと...
えへへへ
凄くてこけちゃった
リコちょっと
休憩しよう
え...でも...
...僕はおしっこ
がしたい
あじゃあ
わたしもー
リコあの手紙に
対して言っていた
君の妄想だが...
最後の授業のこと?
妄想じゃないよぉ...
その上であの封筒を
持たせてくれたのなら
そうだな...
あれは間違っていない
気がする
んッ
リーダーは毎晩
見回りを欠かさないと
言っていた
ひょっとしたら夜な夜なの生でや...
僕がロボットである事なんかも...
見透かしていたのかもしれない
きちんと逃げきって
応えないとな
うん!
?
どしたのレグ
何だ...?
何か光ったんだ
あの三つ連なった
岩の辺り...
...??
探窟家だ!
えっ!
そ
捜索隊かな!?
!
一人だけど...
まっすぐここを
目指してる!
そんな!
ルートから外れた道
選んでるのに!
わざわざルート外を
向かってくる..
間違いなく
目的は僕らだな...!
急ごう!
えー
はぁ
レ...レグ
追っ手どうかな...
私前みてるから:
確認しよう
どう
レグ?
深界二層までに
まけそう...?
僕らの..
真上だ...
何なんだ...
速すぎる...
はー
あああ...
ほと、
お追いつかれた...!
相手は一人:
撒けるか...?
あ...うぅ...
さすがライザさんの
娘だな
なかなか速えじゃ
ないか
リコ
どうだよ
俺もなかなか
やるもんだろ
ハボさん...!?
どうして..
...黒笛ハボルグ::
白笛でなくとも
ここまで手練だとは...!!
どうする?
リコだけでも
先に逃がして...
それにしてもよォ
10
深界二層
深い一層誘いの森
盲点だったぜ!!
お前が
『奈落の至宝』
だったとはなぁ!!
レグ!
!
...
肌の部分も
遺物なのか!
見た目じゃ
わからん
もんだな!
ほう
金玉は機械仕掛けじゃ
ねえんだな!
荷物の重さを
さっ引いたとしてだ...
結構軽いんだな
おいおい蹴るなよ
レグ!!
隙を見て
はっお...
手信号
まだ習って
ないんだった...
あっはははほ!
悪い悪い
話がまだだったな!!
......
俺ぁな
お前たちを
捕まえにきた訳じゃ
ねえんだ
!!?
お願いします!
監視基地までとは言わない
がらさ!せめてあいつらが
二層に逃げ切るまで...!
それに
白笛ですら発見できるか怪しい
「余裕の全宝」の本当の姿を見る
最後のチャンスかもなんです!!
レグは凄く速かったけど...
ハボさんならあの速さに
追いつけます!
おう
「くぜ、
そんで『奈落の至宝』を
拝みにきたってワケよ
拝むだけにして
いただきたかった
ぬぁっはほはは!!
ちなみに捜索隊は
ねじれ英石の辺りを
探してたぜ
ありゃまだかかるな
さてと
行くぞ2人とも
「監視基地」まで
俺も付いてくぜ!
ほんと!?
『奈落の至宝』も
見られた事だし
ほんとさ!
黒笛が一緒とは
頼もしい
あいつらとの約束も
果たしておかんとな!
なあリコ!
ハボさん
あの...
あの...
おう
なんだ!
ごめんなさい!
それはダメなんです!!
えっ...
そりゃないぜー...
ンなるほど!
最後の授業ねぇ!
アイツも味な
真似を!
しかしいいなーこれ
あん時の封書だろ?
写しか?
ま
そういう事なら
しゃあねえわな!
アイツも最後くらい
自分が来いってんだ
よな
そしたらすぐに
捕まえちまうから
ダメか!
ぬっはほはは!!
ごめんねハボさん
せっかく来てくれたのに:
なぁにこれ
いいって事よ!
実は他にも用が
あってな
あとな...
一番大事な用
なんだか...
蒼笛からやる二層の
『予防接種』だ
大抵のタチキリ熱に
かからず済むぞ
あと昨日の残りだけど
行動食に辛子饅頭な
早めに食っとけ
わ
これは一緒に行けない以上
今言っておくべきか:
これからお前たちが行く〈二監視基地』だが...
そこの防人がちょっと由者でな
そう...
不動卿「動かざるオーゼン」
現役の白笛だ
お母さんの封書を見つけた人?
アピス深層で生まれたリコを
ライザさんと共に地上まで運んだのも
こいつだ
白笛!!
しかも私の命の
恩人!?
すごい!!
しかしハボルグ...
特に言いよどむ
ような事には
思えないが..
...
詳しくは俺から言う事はできない
リコには辛い事がある...かもしれん
覚悟をして行ってくれ
『口節オーゼンに気を付けてくれた
大丈夫です!
わたし白笛に
会いたいし!
お母さんの事とか...
お母さんの封書
見つけた時の事とか
聞かなきゃいけないし!
それにそれは
レグ
リコを頼んだぞ
そうだな大丈夫だ
心強い相棒もいるしな
了解した
任せておけ
それじゃ
行ってくるね
小ボさん
ああ
行ってきな
ボヤボヤしてたら
白笛になって
追いついちまうけどな!
うん...
おばさまにも
よろしくね
俺らはどうしたって奈落の落としてた
遅かれ早かれ!!
分かっちゃいたけどよ
あっ
レグあれ!
風乗りの風車だ!
おおっ!?
何だ何だ
昔はあれで上昇気流を
捕らえていたんだって
4000年以上
前からあるらしいよ
あれを越えたって
おことは...
よく残っているな...
深界二層
誘いの森
ここが..
深界二層:/
私たち...
最後の授業を
乗り切ったんだよ!!
そうなのか...?
そうだよ!!
やったよレグ!!
リーダー
私たち
やったよ!
......??..
実感があまり
ないんだが...
僕らは本当に
逃げ切れたのか?
そうだよ!
そうだよ!
もう追っ手を気にする
こともないんだよ!
ここまで来れば追っ手は
かからないっ
......??..
行くことも戻るごとも
すごく難しくなるから
シギーは
確かそう言っていた
それはつまり
捜索隊ですら追われる側に
なるということで...
僕らは逃げ切れた
わけじゃなく
人の領域から外れた
あらゆるものに追われるのでは
ないだろうか...?
急ごレグ
仲間を呼んでるのかも
しれない
大きい葉っぱだねー...
ああ、緑の匂いも一段と
濃くなったな
しかし身を隠すのにはいいが
まるっきり周りも見えないな
いいかいレグくん
この木は大きいけど
アマギリの仲間なんだよ
あまぎり?
そう!
ほら見て見て
アマギリの新芽はね、必ず
アビスの北を向いてるの
同じようにね
枝は必ずアビスの
中心方向を
向くんだよ
ほう??
周りが見えない時は
頼りになるから
遺離したらアマギリを辿れって
昔から言われてるんだ
は~
なんだか賢く見えるぞ
リコ
地上にいた時とは
えらい違いだ
えへへへ...
あれ?
褒められてる
んだよね?
コンパス
新芽
えっと...
ここから降りれば
いいんだよね...
枝
アゼスの中心
[°
なるべく監視基地
側にいかないと...
助けて...
人の声...?
あの時とは違う...
...
......
どしたの
レグ
リコ静かに...
誰かいる...
あっ...ぎ
たすけて...
ホント!?
あっちだ!
助けを
求めてる!
助けて...
聞こえた!
近いぞ!
ぎ...ひぃ...
たすけて...
倒れてるの...
探窟家だ!!
僕が追い払おう...!
レグ待って!!!
たすけて...
たすけ...
ぎぃ...
手出しちゃだめ...!
罠かもしれない!
あれナキカバネって
いうの...
獲物が助けを呼ぶ声を
真似するんだけど...
...人も襲うなんて...
ああやってコロニーに
誘い込んでるの:
だからあの人はもう:
助けて...
レグ!
伏せて!!!
リフ!
別のやつか!!
迂闊!!
大丈夫...
まだ届く距離だ!
落ち着け...!
絶対に外すな!
うっっ
町級賞柳
リコの特ち込んだ遺物で
星の羅計監
明細書のように
リコが名付けた遺物
米界一層よ?出土
内部の『離針盤』らしきものは
球体を回しても微動だにしない。
軽く面丈な
『スミ砂』の特性は
生かされており、
リコは盾としての通用を
考えてくいるようだ
正確には遺物の加工品
誰かが捨てたものを
リコが拾っできた
三般遺物『スミ砂』を
誰に統結させて作った板を
さらに雑に縫い付けて傘にしており
結果、警報を下げてしまっている
リコは「奈落の底を指している」と言い張るが...
横の突起は特に
東西南北を指してはいない
深界一層に生息する大型の虫。
10メートル程のドーム状の縄張りを持ち
内側に粘着質のわ触毛を張り巡らせ待ち伏せる。
縄張りはそのまま、獲物を絡め取るための罠でもある
縄張り内では恐るべき速度で動くが
一転、縄張りの外にはー切干渉しない
いきぎの良い、生態を見せる。
獲物が踏み入れるまでは
ドニムの頂点の巣で休眠している
1
色用できるかは不明
危険度:★★「受警戒
DVDに麻痺性の
香針利
狙うのは少し先:
大丈夫...当たる...!
頼む...!
11
火葬砲
当たってくれ!!
ううっ...
よ...っ!!
リフ!!
まずい...
アビス内での上昇は...!
リコ...!
く...遠い...!
雛の餌!?
だめだ!!
やめてくれ!!!
嫌だ!!!
リコ!!!
何か!!
何か手は...!!
どこに...
どこにいるんだ
行け...
まただ...!!
だがこの感覚は...
だがこの感覚は...『身体が思い出した』
『身体が思い出した』
「かつて、こうした事がある!!
...
キャー
はぐゅ...
リコ!
うむぅ...
確か...二層の
負荷は重い
吐き気と頭痛...
早く降ろさないと...
......
もしアレがリコに
当たっていたら..
カリタ
僕は一体
何なんだ...
何なんだ...
むむむ
むむ...
ほっ
ケガは...
無いみたいだな...
!!
リコ!?
......?
よかった...
なかなか目覚めない
から心配したぞ
ああでもまだ
起きない方が...
いや...なかなか
目覚めないから
怪我だったら
どうしようかと..
その...
やだなぁレグ
そんなに
恥ずかし
がらなくても
いいのにー
ロボなんだし
それに肌も
吐息物で汚れてて...
それに
助けてくれたのも
レグなんでしょ
レグが...
いっ。
無我夢中だった
んだが...
まさかこんな
事になるなんて...
レグが...
スゴイ!!
ねえねえ!
やっぱり
この手のトコから
出たの!?
名前何がいいかな...
火葬砲にしよっか!!
これやったの...?
リコ...
とてもそんな気分には...
あやうく君ごと
吹き飛ばす所だったんだ...
もしそうなったら僕は...
レグ,
だいじょうぶ!!
ええとね...
大体...
このぐらいだったよ!
一体何を...
はじめて私を財けてくれた時
レグが使った火葬砲の大きさだよ!
それも大体200メートルも先から!
だいじょうぶ!
レグはこの力を
使いこなせて
いたんだ!
一緒に
特訓しよう!
君はこの力を
使いこなせるんだよ!
たす...けて
助けて...
12
二層最下部
ひぐぅ...
ひぐぅ...
逆さ森
ない...
ないよお...
リコ...!?
は、
あ
はいよー
ズあ
リコは...
レグ!
おきた!
ねえねえ大丈夫?
急に寝ちゃって全然
起きないんだもん
火葬砲撃って
疲れちゃった...?
あぁそうか...
その:大丈夫だ...
ところで..
何を叫んでいたんだ...?
あ
そうなの!
私の探窟手帳が
無くなってるの!!
ふむう...?
いつもメモを取っていた
あの手帳かい?
うん
ひょっとしたら
ナキカバネに掴まれた時
落としちゃったのかも
ボーチの留め具も
壊されてたし..
そうなると...
.....
ま...
しょうが
ないかぁ...
いいのかい...?
できれば奈落の底まで
持っていきたかったけどね...
だってさ...
のちのち発見された時に
ここら辺の事までしか
書いてなかったら
私の伝説が
轟かないじゃない?
『スゴイノリコさんマジで
最深部に辿り着いたんだ!
とかさ!
はぁ
せめてレグの機能大全に
一火葬砲』書き加えたかった
なぁ...
それだけが
心残りだよ...
確か:僕のちんちんが生っぽい
とかも書いてあったな...
一あの星の羅針盤も
本当に奈落の底を
指していたなんて...!
それもさっき
落としてたけどな...
新しいの
っくろっと
永久に
奈落の闇に眠るといい...
おおっ
これは..
肉の両面に焦げ目をつけたら
オウバの葉を乗せ蒸し焼きにする
リコ石焼き
見た目まで
おいしそうではないか!
えへへ
味付けは岩塩と
トコシエコウの実のみ
オウバの香りが香ばしい
見た目・食欲をそそる
レグが寝てる間に
下処理までして
おいたのです
モニ...
いただきます
しかしリコ
よく一人で
獲物を仕留め
られたな
えへへへ
味・本能に訴える旨さ
リコ...これ
癖はあるけど
うまい...!
これね
レグが仕留めた
ナキカバネの
お肉だよ
...
んん?
その..
リコは...
平気なのかい?
レグはロボット
なのに気になるんだね
ナキカバネは...
ヒトを食べてたりも
するんだろう?
う〜〜ん...
そうだねぇ...
う...うむぅ...
自分と同じ形をしている
せいだろうか...?
孤児院でもさ
たまにお肉出てきたよね
ああ
アレってね、深界一層で
着笛たちが狩ってきた
ものがほとんど
なんだけど
そういう原生生物も
多かれ少なかれ
探窟家とかならず者を
食べているのよ
死んじゃうのは悲しいけど
とす、
彼らは生き物の血肉になって
そしてふたたび私たちの力になるの
そうなのか
我々は..
探窟家はそうやって
強くなってきたのよ
.....
悪夢にまで見たあの光景ですら
そうか...
ここで生きる者たちの
したたかさの全ては...
アピスで生きていくために
身につけたもの...
ここでは日々の営みの一つにすぎないのだ...
むぅ...
んむむ
やはりうまいな
イリメリット
いや、
深界二層
最下部
逆さ森
深界二層
誘いの森
眠りの菌床
逆さ森
天上瀑布
監視基地
滝が上に向かって
流れてる...
ほんものだ..
ありゃりゃ...
まっすぐ
飛ばないね
風がめちゃくちゃに
吹いているんだ...
今までのように
近道はできないな...
方向はこっちで...
どうしたリフ
なんか:冷えてきたかも...
風もそうなんだけど
逆さ森って
あんま力場からの光が
反射しないのかな
薄暗いよね...
大丈夫か?
防寒具を出そうか
あううん
ここじゃ荷物広げられない
から後で..
ふむう...
リコちょっと
持っていてくれ
パチン
落ち着くまでそれで
我慢してくれ
はぉぉ...
あったかい!
レグは寒くないの?
風は感じるが特には...
さすがぁ!
じゃあちょっと
の間借りるね!
くんくん
レグ!
...
そうだ
聞こうと
思ってたんだ!
頭になにか
印が出てる!
へー
私気付かなかったよー
どういう意味か
分かるかい?
ううん...
レグの故郷の文字
なのかもね
カウゥー、
あ
消えちゃう..
寝てる時は
出てなかったよ
これー
そうですよね
あれは...?
えっと...
インビョウかな?
縄張りだよって
言ってるんだと思う
一か所に
留まらない方がいいかも
そうだな
急ごう
方向はこっちで
いいのか?
うん
もうすぐ監視基地までの
ルートが見えるはずだよ
言ったでしょ
ちゃんと覚えて
るんだから
...
お師さま
お師さま
何か近づいてきます
...
二人です
一人は赤笛なのですが、
もう一人が...
ゴンドラの準備は...
探査家ですらないような...
え
お師さまが...?
なんだか...
風が穏やかだな...
アビスの中心から
離れてきたからかも
そういや生き物も
おとなしいよね...
そういうものなのか?
力場がね、光とか栄養とか
運ぶから縦穴に近い程
生き物が多いんだって
呪いもちょっとは
マシになるって
言われてるよ
ほー...
監視基地が妙に
離れた場所に
あるのもそういう
理由か...
えーっとね...
元々は逆さ森が高すぎて
降りられないから
迂回するために作った
中継地点なの
そしたらたまたま都合が
よかったんだって
ほら力場が弱いと
遠くまで見通しが効くでしょ
それで大きな望遠鏡も作ってね
あれ..
望遠鏡か...?
リコ
ふぉ...
これが...
監視基地か...!
あれ?
どうしたんだ?
そう言えば...
うん
ええとね...
ずいぶん
高い所に
あるんだな...
監視基地には
いつも見張りさんが
いるんだって
だからね
近づくだけでゴンドラ
降ろしてくれるって
聞いてたんだけど...
うーん...
レグあそこまで手伸ばせる?
両手なら或いは...
やってみよう
ふむぅ...
赤笛に...
ロボット...
警戒されてるのかも
しれないな
レグ...?
どしたの?
何かに...
腕を掴まれた...
フフ~ン...
まだ生きてたんだ
あの子供
13
監視基地
リコ大丈夫か?
はおぉぉ...
へえ
よく登ってこれたね
この辺は負荷が
ゆるくなって
いるとはいえ
子供には
キツかった
ろうに
ああの私!
ん?
リコと言います!
おう...
彼女が
知ってるよー
ライザの子だよね
あははは
汚いなぁ
あの頭...
どう撫で付けたら
ああなるんだ?
近くで見て分かったが:
大きい...
身長は2メートル以上
あるんじゃないのか...?
それに...
あの白い笛...
この女が..
おや
白笛:『動かざるオーゼン』:!?
少年は平気なのかね
この笛...
また見る事に
なるとはねぇ
あの...オーゼンさん.ですよね!
その笛見つけて
くれたって...
そうだよー
私がオーゼンだよー
はっ
ああの!
助けてくれて
んン?
リーダーから
聞いたんです!
アビスの中で生まれた私を
『呪い除けの籠』に入れて...
ありがとう
ございます!
それで:お母さんと一緒に
地上まで運んでくれたって...!
あああれね
重くてさぁ
何度も途中で
捨ててこうと
思ったよ
思い出すなぁ
大事な『鐘』まで
放置してさぁ
フフフ...ッ
置いとけばあの子も
来てくれたんだよなぁ
惜しい事したなー
お師さま...
ンフフフ...
んン...
キミは赤笛だろう?
ダメだろうに
こんな所まで来ちゃ
...
あの...
あのですね!
私...
お母さんに
呼ばれたんです!
それで...
レグと一緒に
「奈落の底」に
行くんです!
だからその
お母さんの事だけ
聞いたら
すぐ出ていき
ますから...
だから...
あーそう
そうなんだ
はぉ...
それはキミらが
ここに来ていい
理由になるのかい?
う...
ご
ごめんなさい!!
とは言っても赤笛が
どうやって
ここまで来れたか
には興味があるけどね
マルルク
はいお師さま
この子たちの話聞いといて
ボクがですか?
子供同士の方が
話しやすかろ
えあ...
あの
お二人とも
これを...
私まだやることあるからさ
話は明日聞かせてあげよう
じゃ
あっ
蒼笛!
ここにいる間だけ
他の探窟家に赤笛が
ここにいる理由を一々
説明するのも面倒かろ
保険としてこれは
預かっておくよ
出る時にその着笛と
交換だ
今日は泊まって
いきたまえ
きちんと体も洗っておくように
まったくゲロ臭くてかなわん
はぁぉ
この監視基地は
大ポルタという...
ポルタの大木
樹のウロ穴を
利用して
作られて
いるんです
今も少しずつ・
内側の枠を広げて
建増しして
いるんですよ
根っこは遠く
海の底まで
伸びている
そうですよ
誰か確かめ
たのかい?
憶測だそうです
海の底に積もった栄養を摂るから
力場からの光が薄くても大きく育つとか:
ほらそこの壁とかウロ穴の
内側なんです
育ちすぎて
絡めとられたり
しないのだろうか
ここ使って
下さい
お風呂そっちです
ホントは遺物を
洗う場所ですけど:
鉱泉も流れてるんで...
これ全部
遺物か...
私行ってくる!
キレイになってくる!
おや
不屈の花...
トコシエコウと
言ったっけ
レグさんは
ロボットなのに
不思議ですね
本当にどこにでも
あるんだな
リコさんに言われるまでは
ヒトだと思ってました。
僕も自分がロボだとは
あまり思えないんだ..
そもそも一体何なのか...
腕が伸びた時はちょっと
ぴっくりしましたけど...
どうされました?
マルルク...で
いいのかな?
はい!
実は僕も不思議に
思ってる事が
あってだな...
なるほど!
君も大変なんだな
お互い苦労するな!!
あははは
やだなぁレグさん!
ボクそんな事
されてませんよー!
おやー
二人とも
仲良しに
なってる
ごめんレグ...
なんか拭くもの...
ボ...
ボ
ボク着替え
取ってきます!
はい
お腹減って
ませんか
これ
残りものですけど...
マルルクちゃんは
私と同じぐらいなのに
もう着笛なんだねー
え?
ええ..
蒼笛になれるのは
15歳からですが...
白笛の直弟子という
ことで『特例』らしい
です
ボク事故で行き倒れてた
ところをお師さまに
拾われて...それ以来
ずっとここにいるんです
え地上へは
帰らないの?
ボク日の光に弱くて
地上で暮らせないんです
いただきます
お師さまボクを
拾って以来ずっと
監視基地の防人を
買って出てるんです
「一々地上に戻らなくていい」
って理由らしいんですが...
何だか怖そうな
人だったけど...
もちろん本心も
入っているんでしょうけど
本当に良くしてもらってるんです...
いいお師匠さんだね!
ええ本当に
はいはい
なあ
マルルク
ん?
なんですか?
その部屋にある遺物は
何なんだい?
リコがいじり始めて
しまったが...
あはは大丈夫ですよ
あれらは地上へは持って
いかないものですから
この辺で採れた遺物を
選別した残り...
四級遺物なんですよ
これ四級遺物なんだ...!
ほらレグ見て
こっちが私の『太陽玉』
似てるけど
ここで採れた方のが
複雑な形してる...
遺物って
深層にあるもの程
複雑な形をしてるのが
多いそうですよ
ほう
この辺で採れるものは
まだ4割くらいはタマゴ型の
遺物なんです
大昔の人が使ってた
道具なのに...
不思議ですよね
いいなぁ
掘りたいなぁ
あははは
もっと泊まっていて
くれれば探窟も
できるのにー
そうだ!
ボクお師さまに
お願いしてみます!
もう少しここで
探窟とかして
いきませんか!
え
いいの!?
同い年ぐらいの子が
ここに来たのって
初めてで..
私も!!!
私もしたい!!!
ボク、お二人と一緒に
もっとお話とか
お仕事とかしたいです...
あ
ごめんね
マルルクちゃん
まだ奈落の底にいる
お母さんが
どんな感じか
分からなくて..
だから
急いでいいのかどうかも
分からなくて...
分からないから
急がなくちゃ
いけないんだ...
ええ...?
そうですか..
じゃ今日はたくさん
お話しましょう
ボクお師さまから
そうするように
言われてますし!
うん!
...
呪い除けの籠
まあまあリゴさん...
ボクもおととしまで
やってましたし...
しかしリコ
なぜまた僕の寝床で
寝小便を...
うぅ...
ちゃちゃんと
おトイレ行こうと
したんだもん!
でも...夜起きて
探してる時に...
ミィ、
おしっこ...
......
誰かいるの?
ミイ
ぺい...
まるでこの世の
ものじゃない
みたいで..
私ものすごく
怖くなっちゃって...
あははは
やだなぁ
リコさん
そんで
レグのとこ潜ってたら
そのまま..
監視基地に
おばけの噂は
ありませんよぉ
そうだぞリコ
そんな非科学的な...
あわわ...
いいるんだろ?
死体によく似た
生き物とか:
そんなの
お母さんの封書にも
なかったもん...
面白そうな話をしているね
お師さま!
ああの
ああの
これはその..
......
ああ
ごめんなさい!!
そうか
君は気付いてないのではなく、
あの子にもハホルグにも
何も知らされていないのか
?
あの
それって何の...
知りたいなら
ついておいで
そうじゃなければ
見たことは
忘れるんだね
......
君たちの事は
今朝マルルクから
あらかた聞いたよ
こいつが
上がっただろうに
確認したいんだけどさ
君はライザの行方を
追っているとか:
はい...
私お母さんに
呼ばれたんです!!
ライザは死んでいる
君が母を追う旅は
ここで終わりだよ
...オーゼンさんは
どこでその笛や
封書を見つけたん
ですか...?
墓だよ
え..
もう何日前
だったかな...
四層:『巨人の盃』の奥に
トコシエコウの群生地があってね
そこに塞が出来てたんだよ
あそこさライザが
好きな場所だったんだ
あれらはそこに
置かれていたのさ
そんな...
でも
お母さんは
私を呼んで..
それライザの字じゃ
ないよ
何故そんなものが
紛れてたのか
知らないけどさ
ライザはいたずらでも
そんな字は書かないよ
あれ?
えっ!!
わわたし...
自分で確かめに...
君が突落の底を目指す理由は
何だっけ?
それは名案だ
墓でも暴いて
みるかね?
そそれに...
封書にあった『謎の人影』も
レグに関係が...
ふふ~ッ
なるほどねェ
...
...ここは何だい?
私室さ
知りたいから
付いてきたんだろう?
入りなよ
......
なんだこの
四角いのは...
......
すごく複雑な模様...
二級以上の遺物...?
そう載ってないよ
競売にかけられる前に
ライザが買い取ったものさ
けど遺物録に
こんなのは...
ここに運んだのは
私だが
!
もしかして...
『呪い除けの籠』
...半分当たり
オオン
Jo
ギュキ
キャ...
!!
実際は呪いも受けるし
死にもする
渡りが出来ない
生き物をコレに入れて
深層から引き上げると
上昇負荷を受けずに
死ななかったから、そう
呼ばれてたんだけど
実は違ったんだよ
ただ動き出すんだよ
分かったのは
君のお陰さ
君死産だったんだよ
邪魔臭いから
この中に突っ込んだら
なんと動き出したのさ
昨日懐かしくなって
試しに晩飯に使う
予定だった内を
入れてみたんだけどさァ
そしたらこれが
走り回って逃げるんだ
しばらくしたら
動かなくなってさ
揃いちゃったんだけど
半身の方はまだ
動いてたとはねェ
ねえ
君はいつまで
もつのかなァ
それとさァ...
あの時動いた君も
昨日入れた肉も
何故かアビスの
中心に向かおうと
したんだよね
ねえ何で?
君なら知ってるんじゃ
ないかな
君もあの肉と同じ
なんだろう?
お師さま..
〜〜〜...
どうして..
やめて...
そんなこと:
そろそろ分かって
くれたまえ
私は君が
嫌いなんだよ
......
何だね
『奈落の至宝』の少年
あんたの話は
とても興味深いが...
これ以上リコを
傷つけないでくれ
いくらなんでも
大人げないぞオーゼン!!
それ
よく言われたよ
ミキィ..
探窟家の最高峰☆白笛
自らが発掘した奈落の遺物で
武装した彼らは
それぞれを体現した異名で
呼ばれている
殲滅のライザ
『殲滅卿
『神秘卿』
神秘のスラージョ
えっと、
『黎明卿』
新しきボシボルド
新しきボンドルドする、@ypte
15
不動卿
その中でも無双の怪力を持つのが
じゃあ30人乗った
プンドラを引き上げたとか
『不動卿』
動かざるオーゼンだ
10メートルもある
岩を支えたってのも
本当なんですか!?
あくまで
噂だぜ噂
ただ一つ
確かなことは
そういった噂は
50年も前から
囁かれてるんだ
50年...
ってことは...
50年も前から
白笛だったって
こと!?
まさに『不動卿』だな
凄い人だよ
ただなぁ...
なあハボさん
オーゼンの武装って
どんな遺物?
それは言えんわ
...そんな顔するなよ
白笛は穴の街の切り札だ。
笛が帰らない限り
公にはされないんだぜ
オーゼン:
まさか『籠』の事は
言わないとは思うが...
不安だ...
やはり無理にでも
...ついで行くべきだったか...?
頼んだぞ
もしもの時
守ってやれるのは
お前だけだ
ねえ君
神様って知ってる?
急に何を言い出すんだ!?
ここの人たちはねェ
あまり神様を
信じていないのさ
代わりに何を信じてるのか
それはここ
この大穴
そのものさ
奈落の底は未知だからこそ
畏怖れられるからこそ
神たりえるんだ
分かる?
簡単に行って
帰ってこれたら
遺物の価値も
アビス信仰も
足下から揺らぎ
かねないのさ
『奈落の至宝』が目録に
載っていないのはね
見つかっていない
からじゃない
存在しちゃ
いけないからさ
...?...
何だあの怪力は...
腕が...軋んだ...!?
いやァ
本当によかった
君
思い出す前に
記憶をなくして
るんだってね
処分しておかないとなァ
ボ...ボク...
ぼ:望遠鏡確認
してきます...
マルルク
動くな
...!!
じょ...
冗談じゃないッ!!
こんなところで
終わってたまるか!!
力ずくでも
行かせてもらうぞ!!
...行かせてあげるよ
動かなくなった
後でね
全く止められない!?
千切れもせず
細くもならない
同じ領域に何重も
束ねてあるのかな?
なんなんだ
あいつは!
まあいいや
返すよ
あれ
頑丈さが
売りなんだって?
試してみようかな
思ったより軽いな
!!
まずった
床をやってしまった
床より
よっぽど
頑丈だね!
あと何回いけるかなァ
レグが...
レグが壊れちゃう!!
い...いたた...
よくも...
やったなぁ...
やって!!
邪魔だよ
リコ!
う...うぇ...
リコ!
ああ...
こんなに血が...
すまないマルルク...!
躊躇できる
相手じゃない
2011年10月10日(金)
本気でいかなねば
そう言って、
やられる!
んン?
何を見せてくれるんだね?
絞れ...
このぐらいの
大きさだったよ!
...あのまま出せば
監視基地ごと
焼きかねない:
ううぅ...
落ち着け...
細く...
鋭く...
君機械人形のくせに
呼吸も瞬きもするね
そんなんじゃ獣にも
狩られるだろうに
ねえこれ
当たったら
どうなるのさ
試してみよう
キギッ...
ずれー...
へー...凄いねェ
消し飛ぶんだ
こんな火砲
お目にかかった事が
ない
...
度し難いぞ
オーゼン!!!
度し難い!!
ドン
な
何だその腕は
何か埋めてあるのか...?
これかい?
『千人楔』と
言ってね
全身で120カ所入れたかな
健康の秘訣だよ
〜〜〜っ!!
人の事を
とやかく言う割に
よっぽど人間離れ
しているぞオーゼン!
色々と気を遣うのさ
歳だからね
煩いなぁ
...
わぁぁ...
あああ
そんなに大事なら
しまっておけば
よかったのに
いいじゃないか
君も遅かれ早かれ
肉に戻るんだ
...
わ...
何だか急にぐったり
しちゃったけど
わたし...
あとちょっと
でも
いい!!!
でもレグと...
長生きしたくて
アピスに潜ったん
じゃない...!
えっ
レグと一緒じゃ
なきゃイヤだ!!!
お前!!
見け
リコ...
駄目だね
君らは
不適格だ
アナキカバネの
主に深界二層に生息する大型の鳥
大きな群れでコロニーを作り、全体で子育てをする。
見た目によらず愛情深く、雛から育てるとヒトにも慣れる
オスの方が
良い所が長い
高度な高評機写を行う際としても、知られ
ツチパシなどの社会性の高い、獲物を連れ飛り
コロニー全体で鳴き声を覚えてやりに利用する
繁殖期には獲物を群れごとコロニーに呼び込み、一網打民に持る事もある
左右で大きさの違う目は空間認識に優れ
上空からの天敵にも素早く対応できる
肉は臭みはあるか
うまみた強い
(深刻
くちばしは無く、発達した舌で痩物の肉や内蔵を啜り取る。
翼を広げると、両端までの幅が10メートルを越える間体もあり
ヒトの大人でも容易に運ぶ力を持つ
迂闊にコロニーに足を踏み入れぬよう注意したい。
危険度:★★★
ローアビス
10
ろくでなしの一人、教授法
教授法
う...、
...!??
ほら
ちゃんと嵌ったろ
!?
起きた!
あ...
起きたのー
!?
リ...リコ...!
レグノレグ!
ごめんねレグ!
ごっ
うご:うごいたぁ!!
んぐっ...
いなくなっちゃヤだぁ!
...
ごめ..
リコを残したまま:
倒れていたのか...!?
ひぐっ
ぱう、
ほう
くそぅ...!
レグ...
リコを
あ
こっちも
泣いちゃったよ
オーゼンさん
また泣かしたのぉ
かわいそうに
う...
頼んだぞ...
くそぅ...
ああんたたちは...
えぐっ
何:何なんだ...!
俺たちかい?
地上に帰る場所のない
ろくでなし共だよ
マルルクに呼ばれち
まったのさ
ひっぐ
ああの...
ボク...
『地臥せり』
オーゼンさんの探窟隊さ
引っ込んでるよう
言ったんだけど
泣いて騒ぐしか
できなかった
小娘に
撃って昏倒した
ことがある火砲を
考え無しに放つ
機械人形...
彼らが何一つ正しく
判断できない中で
友人を助ける為
最良の行動をしたね
さすが私の弟子だ
この子もべそべそに
なって飛んでくるしのー
命令に背いた
罰として
後で裸吊りだよ
ポウズたちがいる間は隠れてろって
言われてたがよ何度も地響きはするし
そそうだったか..
マルルク...
すまなかったな...
ライザさんの子を
試すって言ってもよ
やりすぎだよなー
ど..どういうことだ...!
そのまんまの意味さ
本気さァ
本気でやらなきゃ
伝わらないだろ?
私は子供騙しが
嫌いなんだ
今までのあれが:
え、演技だとでも...!?
じゃじゃあ..
『奈落の至宝』は
処分するとかは...
もちろんそんな気は
なかったさァ
ただ君が
頑丈過ぎてさ
いくら叩いても
潰れないから
だんだん興奮して
きちゃってねぇ...
アピスの深部に棲む原生生物は
私より遥かに狡猾で強かだ
君にその娘は
守れないよ
マルルク
少年を介抱して
やりたまえ
ヒトの食い物で腹が
膨れるなら
ヒトの薬も効くだろ
多分
効かなきゃ多めに
食わせときな
ははい!
今日のレッスンは
終わりだよ
私は片付けが
あるからね
ほら
せっかく集まったんだ
手伝っていきな
?
?
!?
今の君らがこの先へ行っても
せいぜいなれるのは食いでの
悪い餌が小さめの苗床...
あとは地面や壁の
染みぐらいさ
もっとも私が叩き直す途中で
そうならないとも限らな、が...
ああそうだ
一つだけ騙していた
ことがあった
例の墓だけどね
誰も埋まって
いなかったよ
本当さ
暴いて確かめない訳
ないだろ
ライザは待って
くれているさ
せいぜいやって
みることだね
オーゼン
ーセ、
その髪は一体
どうなっているんだ?
また君かね...
2度も蹴られたのに
懲りないね
珍しいのか
いたもんだね
...こいつはね
傷を取り繕って
いるのさ
アビスの深層で心を
やられるとね
徐々に身体にも
出ちまうんだ
六層の「呪い」ほど
すぐには現れないけどね
潜る度に死線や
正気の境をふらつけば
頭の皮だって捻くれて
くるもんさ
こいつは上手く整えて
誤魔化してあるだけだよ
かっこいいな!
あまり適当な事
言うとまた蹴るよ
いいやがっこいい
その傷は心折れようと
奈落に挑み続けた
不屈の証だ
動かざるオーゼン
本物の自笛だ
なああんた
私の師匠に
ならないか
オーゼン
見ろオーゼン
ついに黒笛だ
もうじきあんたに
追いつくぞ
昨晩私に叩かれて
泣いてたくせに
よく言うよ
まあいいさ
ならば早速行こうかね
明日からは四層の負荷で
流すのは血涙さ
楽しみだねェ
望むところだ!
あんた性格は
度し難いか
最高の師匠だよ。
どうしたオーゼン
もう降参か?
オーゼン!
誰にやられた!
...待ってろ
連中根絶やしに
してやる...!
すごいぞ
オーゼン!
一面の「不屈の花」だ!!
奈落のただ中とは
思えないな!
なあオーゼン!
うちの隊の
トーカだ
結婚したぞ!
少し一人にさせて
くれないか...
すまないオーゼン:
あ
本当に
忌々しい
間抜け面がさっさと
逝ったと思ったら
赤子まで死んで
出てくるとはね...
私に取り上げ
させといて
全くいい度胸だよ...
間抜け面とお前が来て
ただでさえ丸くなった
ライザに
今度はこの仕打ちかい
忌々しい
...あんなライザは
見たかなかったよ
...
体力も少ない...
こいつはここに置いて
ライザと「鐘は抱えて登るか...
まぁぁ...
ぷぇぇ
あの赤子...
籠から出した途端
アビスの方へ
這っていくなんて
気味が悪いったら
なかったね
お陰様で元気さは
まるきり怪物だ
私の弟子もうんざり
してた
...弟子なんて
取ったのかい?
シルオだ
会った事あるだろ
そいつは結構な
ことで
ああ...
私の誘いを断った
やたら図太いあの子かい...
オレは殲滅卿の方が
いいんで
お前さんの娘だと
割れたら
潜ってる隙に
ならず者に攫われて
良くて人質悪けりゃ...
大丈夫
私の弟子は
優秀なんだ
あれから2年だっけね
未だにくたばっても
殺されても無いって
ことは
うまく隠し通せて
いるようだね
ただ
ただな...
リコは
私にとって
あまりにも大事なんだ
どんな遺物でも
私の何もかもを
払っても足りない
尊いものの積み重ねが
今のあの子を
生かしている
このまま一緒にいたら
私はリコから
冒険に挑む権利を
奪い
そして私もアピスから
離れてしまうだろう
そうなる前に
私は行くよ
あの子がどんな
道も選べるように
自分だけの冒険を
見つけられるように
フフっ
ンフフフ...ッ
何を取り繕って
いるのかねェ
「底」が見たくなった
だけだろうに
なあオーゼン
再びリコが地の底を
目指してあんたの前に
立ったら
教えてやって
欲しいんだ
そうだ
自分が動く
死体かも
ってことを
かね?
どれだけの奇跡が
君を動かしてきたのかって事と
その先で待つ素晴らしい
冒険への挑み方を
面倒だね。
自分でやりな
ま..
お前さんのとこに
送り出すぐらいなら
やってやるさ
メイドインアビスC●END
BAMBOOCOMICS
メイド・ンアビス。
2014年7月14日初版発行
2015年7月1日4刷発行
著者
発行人
担当編集
発行所
山本暎亮
後藤明信
つくしあきひと
@TuKusHIAKHITO2014
株式会社竹書房
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋27-3
電話103:284-1576(代表)
Q3.3234.6267(編集)
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凸版印刷株式会社
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