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MADEIN
MADEABY55
つくしぶっきひ
AkihitoTsukushi
MADEINABYS
Prestadはありませんので、Facebookアプリケーションの
でも、それでもサントに出てきましたが、最後にもそのままではないですが、
ぴ
★主な火物
メイドメンバー
!!?
そりゃそん
成れ果て村の住人。
メイニャだいすき。
...
だいぶっ、
『変化の子』と
呼ばれる謎の小動物。
人懐っこく、臭い。
まだそんなに自分が好きな女なのかった頃に「ニューローラー」
ペララと成れ果て村によって
完全に複製された。
まだこんなに大切なされてなかった頃にペラフと成れ果て前にとって完全に複数しきれた。
リコの自由として冒険に同行している
三賢
成れ果て村を作ったとされるえらい人たち。
村は住人から『イルフル』と呼ばれている。
強者と闘うことに価値を置く。
いい『業物』と呼ばれる
粘液まみれの棒を出す。
物知り顔でクリが軽い。
腕だか指だかが
いっぱいある。
身体がものすごく長い。
身体が複数したミーティを吸っていたら、それぞれに
嫌がったナナチにミーティを
買い取られてしまう。
でも代わりにナナチが
手に入ったのでよかった
このように、
ウソコのエルフ
通称ヴェコ。わけありで
『目の奥』という場所に
秘匿されていた。
かつての三賢の一人で
村の成り立ちを知っている
マジからは
食堂のおかみさん。
性別不明。
仕事柄、様々な言語を
なんとなく覚えている。
身体のように見えるのは
入れ物。本当の身体は
気体状だという。
村に来た者を案内したがる
おせっかいさん。
不滅。価値の化身などと
呼ばれる、成れ果ての姫。
村の者たちを根絶やしに
するのが願いだという。
レグと因縁があるらしく、
執着している
手渉器という、古くから
アビスに存在している
謎めいた人形のうちの一体。
よくファプタと一緒にいる。
CONTENTS
MADE,DNABYSS
ハローアビス
48
羅針盤は
闇を指した
...
nedbyAkdhio_Tsukuthi
ハローア
黄金郷
0%
ハローアビス
51
願いの形
んっ
ハローアビス
30
欲望の揺籃
06
アンスタント
薬端だいむ
*m:やんぱろk
衣装協力
«~~~はしくず空
ルーツ
ホルスター
48
羅針盤は
闇を指した
『この羅針盤が』
『この羅針盤が
吃立するところに」
『それはある』
身寄りのない
自分を引き取った
この男は
ひどくろくな
ものではなく
自分の経歴で
ただ一つ
「主役になった」
自慢話を
ことの度に
聞かせてきたので
よく覚えている
ある凪ぎの日
沖合いまで漁に出た時に
洋上で煙をあげる
船を見つけたそうだ
火の手もないのに
くすぶり
煙を吐き続ける遺体
両断されたまま
うごめき続ける者
中身が脱げて
しまっている者
船室の奥は
ヒトの状態を
とどめている者が
一人だけいた
けど彼は...
すでに会話が
成り立つ状態では
なかった
なんだこりゃ
値打ち
もんか?
その..
ら..
!?
糸金舟...
その羅針盤力...
吃立する
ところに...
ある
大穴だ...
地の底まで
続く...
途方もない...
人喰いの...穴
わたしは..
わたしは
見られなかった
逃げてきた...
黄金郷は
ある...
人喰いの
大穴の中...
それが
吃立するところ...
わたしは..
行けなかった..
っつってよぉ...
フゥ...
そいつ
事切れちまって...
なあ...
いいだろ...
託されたんだ...
なあおい...
どうか...
ッッ
俺は黄金郷を...
託されゥッ...
お前とは
違うッ
...んだ...
なあおい...
私は:
自慢話だけの
お前とはちがう...
準備をした
そのために:
そのために...
そのために
いや...
誰も
私を
知るものが
いない場所へ..
いや...ただ求めただけだ...
いなくなっても
なお響く
黄金郷はよ...
あの声が
消えてくれる
場所へ...
使い古しの
お前でもよ
持って行ったら
変えてくれる
かなぁ
お祝い
屑でも黄金に
変えてくれるん
だってよ...
こんな...
クズ肉でもよ
ハイエッチ
はっへっ
つらぁ...
いくら
訓練しても...
この船酔いだけは
慣れること...
ないなぁ...
最後の寄港地から
既に20日
たまに取れる生魚と
腐らない酒が
ごちそう...
隊長のワズキャンは:
今日も船底から
虫を捕まえて
そのまま食ってる
病の予防だという
加えてこの
水平線
視界から消えて
次の瞬間
視界を覆う...
繰り返し
繰り返し:
とことん
吐き気には
困らない
いいね
...な...何も
よくなぇ...
イオェエ...
吐き慣れて
きてる!
き...貴重な...
食料...
気にしない!
鉄パンなら
あと一ヶ月分は
あるよ
それに...もうすぐだよ
『星の羅針盤』が
吃立する地点...
この風狂う末開の海で...
それだけが頼りだ
......そうですか?
うぇ...これ...
自分が;持ってて...
い...いいのかな...?
当たり前じゃん
今や君も
我々ガンジャの
三賢だ
君がその羅針盤
持ってきた時さ
運命
感じふぁんだよね
ほんとマジで
君こそが我々の
道しるべき
......
心配するな
僕が信じる
ことは当たる
もうすぐだ
じゃあ!
ネズミ捕まえて
くるわー
マジで
軽薄な訳ではない
分かっている
とは思うが...
...
気にするな
ベラフ...!
彼の体感している
真理を言葉にする
方法を...
彼も我々も
持ち合わせていない
だから普段は
ああなのだ
最初はただの
思い込みだと
たかを括って
いたが..
本物だ
神がかりと
言っていい
彼なら...
たとえ黄金郷が
存在しなくても
見つけ出して
しまうだろう
彼は...君の入団も
三賢入りも
予言していた
君が現れる
前日にだ
そういう才が
アレにはあるのだ
......
ど...どういう
意図なのかな...?
売り物にも
ならない...
ふむ..
美しさとは...
なんだと思う?
あの..ベラフ...
私ほんとに...
三賢でいいのかな...
自分:そういうの
無いのに...
醜い身体で...
お世話」するしか
できない私を
ふへぇ...?
え...っと
ベラフ
みたいな...?
...分かんない
自信に溢れた...
かんじの...
醜いから
聞いのではない
...目
きれいですね...
美しいから
美しいのではない
その通り
美しさとは眼だ
いいか?
『眼差し』と
とらえよ
即物的な
眼ではない
立場身分名誉
姿形...
そして自信すらも
美の本質ではない
醜く爛れようが
理不尽を前に
倒れようが
立ち上がることすら
否定されようが
睨みつけ
慈しみ
憧れ続ける
その眼差しこそが
美しさの本質なのだ
闇に目を
凝らすのだ
君は
暗い目を
している
誰も見つけたことのない光は
真の闇の中にしかない
それに君は
君が思う以上に
有能で可愛らしい
汚れていようが
醜かろうが
私の目は
ごまかせない
声に怯えたら思い出せ
......
とてもな
ヴエコ!
来て下さい!
サマーシュラが
熱出してて!
ふへぇ!?
す...
すぐ行くっっ!!
相変わらず
上から目線だね
心外な!
さらなる深みを
見ようとして
いるだけだ
他の船は?
我々と
ジョミの船しか
残っていない
ワズキャン
見ろ
ジョミの..
船倉の荷だ...
恐らくはもう...
ねえあれ!!
あれ...なんだ!?
ワズキャン!
羅針盤が...!
不可侵海域の
孤島...
あれか...
我先に
降りたい者は
いるか!
ついに
好まるそ!!
捨てた故郷へ!!
人々へ!!
よし!
堂々と行け!
轟かせろ!!
お前たちこそ
理不尽を
踏み砕く足だ!!
ほんとに
あった...
あれが...
あの穴...
どれだけ
大きいんだ...
ワズキャン
こいつらは..
情報になかったぞ
フッへェェ〰!
ふへぇ...!?
え...何...?
いいね
これこそ
冒険の醍醐味
なるほど...
不思議な
文字だな...
これが
大穴か?
ハディ
まェン?
どお?
かつて来た
者たちが「横暴を
働いたようだ
いやっ!!
までいも
ふへぇ!?
情報を
渋られている
何...?
ベラフ...
そ...その人、なんて
言ってるんです...?
ケついぇッ!
大事な...
大事なもの...
つルソムど...
枢機の姿...?
...その...
羅針盤と
引き換えなら
手助けは
惜しまないと
あの...
どうぞ...
いいのかい?
君が見つめ
続けた
くびきであり
たからものだ
もう...いい
『見つめる先は...
闇の中..
じぶ:私は...探しに
行きたいから...
誰も見つけたことのない光...
大きい..
ほ...ほんとに...
こんなとこに
住んでる人...
いるの...?
黄金都市...
原住民たちは
『ショウロウ』と
呼んでいた
意味は?
「還らずの都
「決して戻れぬが
黄金都市は実在する」とも
うわ!
なんだ!?
?
どしたの?
あの...この子...
その...ついて
きちゃった
みたいで..
ふへぇ
何!?
めっちゃ
嗅いでくる...
失礼するよ
メアン
この刺青...
ふむ?
生傷も新しいな
赤子...
不可能...
子供を産めぬ
身体ゆえ
大穴へ追放される...
といったところか
そいつまで守れる
余裕はないぞ
そんな...
げ...現地の
ヒトだから...
穴に詳しい
かも..
それに...えと...
見てこの身体...
すごいしなやか:
どうする
ワズキャン
道案内に
困ってたんだ
心強いよ
ここからだと大穴が
よく見えんな...
そこ登るか
ン...?
どうした
!!
ふんっ
おぷ...っ
?
ふっっ
なんだ!?
...これ何...
毒!?
マズャすま!
コルホーまてい!!
マズャすま...!
マジャ...ふむ...
ゾーム!
ふへ...ごめん...
分かんない...
「大穴...内部で
登坂すれば
「食われる」...と
?
何に?
ゾーム...
近い意味で言えば
『呪い』
な?
頼りにしてるよ!
やっぱり
道案内は
必要だろ?
さあ!
行っちゃおうか!
黄金郷!
意気揚々という
気分ではなかった
けれど
かつてないほど
鼓動は高まっていた
自分たちは黄金郷を
目指した決死隊
『ガンジャ』
故郷にヒトに
捨てられた者たち
名もなき神を信じ
その源泉をヒトならざる
者に求め
彷徨ってきた
超常の遺物
この世
ならざる
景色:
どれも足る
そして
『呪い』
求めた厳しさに
きっとこの先に
求めた不可思議に
求めた源泉すらも:
support_usww.a-.zmanga.net
MADE
LIN
INABYSS
49
黄金郷
止まった...
止まったぞ
着いたのか...?
深界???層
ショウロウ黄金郷
な...っ
......ッッ!!
イカットカップ
何者だ!!
ヒトなの!?
気をつけろ!!!
それは、
ワイガク・
ジャッ!?
なんだ...?
.....
何か質問...
してる...?
我々は『ガンジャ』
黄金郷を
目指しやってきた
決死隊だ
ダンジョウン
ガンジャだ
:我々の反応から
意思を探ろうと
している
おそらくは
言語も...
いいねぃいね
知恵感じる
じゃん
ガンジェェ
ついてこい...
ってことかな?
警戒は
しておけよ
あれ...
中にヒトとか
入ってる...?
のかな...?
おお...!?
これは...ッッ
黄金郷...!!
本当に..
本当にあった!!
ゥオーゴォ
ウヴォーゴン
キョォォー
ウォオオックス
引けぇーーッッ!!
引けぇぇぇ〜〜ッ!!
ヮナ
では
ない
ヒトの気配
たくさん
考え入って
なかった
ほう..
言語の理解が
早いな...
ヒトの反応と
記録から
出すてる
かしこいね!
なぁ君らは
誰なんだい?
黄金郷の住人か
何かなんだろ?
ギュジュゥゥ...
黄金郷か...
この試練に満ちた
地を一黄金」とは
皮肉にしては陳腐だ
まだ何かあるな...
ああ!
皮肉なんか
じゃないよ
間違いなく
黄金以上の価値が
眠っている
入り口をくぐった
だけじゃ全部は
見えないさ
ヴァリュゥゥ...
我々は..
黄金郷の住人とは
言いがたい
我々は
ただの千渉器
見て触れて
探し集める
新しい言葉
新しい外見
君たちのこと
もっと知りたい
分かるよ〜
僕らも知りたい
ことだらけだ
縄を解いて
やって
お話をしよう
じゃないの
もっと分かり
合っちゃおうよ
そう
自分たちは
知ることになる
ここが
仮に黄金郷だとしても
ヒト以上のものになることは未だけわず
ヒト以上の
ものになることは
未だ叶わず
成れ果てる
方法しか知らぬ
ということ
自分たちを捨てた
故郷より
さらに過酷な
環境であり
戻ることすらかなわず
ここを第二の故郷と
するしかないこと
いいですから
だが同時に
この不可思議な
場所を置いて他に
悲願の達成を
成せる場所はない
そう言い切れる
だけの予感は
神がかりの
予言者でなくとも
感じ取っていた
どうだ?
えと...
切り詰めて...
あと7日間
ぐらい...
水はもっと早く
なくなるはず...
干渉器ちゃんなら
水場知ってるんじゃ
ないの?
聞いてはみたが
ルートの確保が
課題だ
彼らは生き物では
ない故に呪いには
かからないが
それゆえ
どの程度の昇降が
異形の呪いを
もたらすかも
知らぬのだ
困ったね
うむ
これ...なんて
書いてあるんだろ
ゾイギューソぅし...
メッつォコリじゃす
む..
分かるのか?
驚いた..
未知の文字列すら
あるぞ...
あの集落の識字率は
我々を遥かに
超えているな...
まェん
この黄金郷を
理解するには
君の持つ知識も
不可欠のようだ
君もヴエロエルコの
言葉をもっと
知りたいだろう
ベラフ...
あの...
この子..
イルミューイ
教えてくれたの:
名前...
ヴエロエルコ
文字の出来る
者を集めてくれ
干渉器たちもだ
イルミューイ
君が頼りだ
迂闊に動けぬ
今こそ
勉強をしよう
じゃないか
ねえイルミューイ
分かんね
けどここには
いない
ここの住人はどこに
行ったのかな...
身体に模様ある
ヒトみたいな
姿だって
村の言い伝えに
あった
村で一人前
なったら身体に
模様の墨入れる
黄金郷の住人に
ならう
でもイルミューイ
子供できない身体:
入れたの
捧げものの裏
だった...
なんだこいつ!
わあ
いつから
入ってた!?
どうしたの...?
ヴエコ!
何かが帽子に
入ってて!
いつの間に
いたのこれ...
かわいい
あっ...
イルミューイ...
まだ
危ないって..
ママアン
へええ~~~
めちゃくちゃ
慣れてるね
殻を利用して
隠れる生物にしては
警戒心がなさすぎる
どうやってこの
環境で生き残って
きたんだ...
ヴエコ...
その生き物を
飼う余裕は...
だっ
大丈夫...!
こんな場所でも;
大人しい
生き物が...っ
生き残ってる...
だから...
その..
その生態を
調べれば探索の...
我々の生存の
突破口足りうる
かもしれんな
そう!
しばらく
置いて様子を
見よう
ワズキャン
いいな?
もちろんだ
かわいいしね!
ワズキャン
干渉器の情報から
水場の洗い出しが
できたぞ
いいね
安全そうなとこ
あった?
さあな...
呪いがかかる
可能性が低い
水平位置にある
水場が五つ
うち二つの
大きな水場は...
恐るべき生物たちの
縄張りでもある
干渉器も
近寄れないという
残りの三つに
関しては
水場も小さく
生物も多くは
ないそうだ
狙い目だね
うむ...だが...
干渉器は水を
必要としない
ゆえに飲用に
適すか否かは
我々で試す
必要がある
なるほどぉ...
動物が
いないわけだ...
これは無理じゃ...
この熱我々も
近づけない
横倒し塔の水場
ふへぇ...
なら俺らだって
焼け死ぬわ
このボンコツめ...
熱源の水場
発火を伴う気温
鉱毒汚染
これは;
期待できるの
では..
待って...
沸かして
から...
とりあえず...
一枚岩の水場
持ち帰ろう
透明..
匂いもない...
皆が待ってる
水源を確保できた
自分たちは
ああ..
生き返る...
それを
足がかりに
残るは
食料だな...
人喰いの
黄金都市で
生き残る術を
犠牲を出しつつ
ではあるが
少しずつ
少しずつ
身につけていった
どうしたの
イルミューイ
大丈夫?
へいき
ちょっと
あつい...
フカー.....
...母さんの
におい
ふへへぇ...
ねえねえ
それが理由?
イルミューイが
最初に私に懐いて
くれたの..
母さんのにおい...
たくさんのヒトと
交尾したにおい...
ふっへぇ...!
...
母さんとても偉いから
たくさん子供いる
でも女の子供
イルミューイだけ
だから兄たちとても
おおいおってくれた
でも...イルミューイ
調べたら
子供出来ない
分かった
イルミューイ
呪われてる言われた
呪われたもの
大穴が産んだから
大穴に帰る...
母さんも...
兄たちも
イルミューイ
見なくなった..
もう
子供ちがう
いわれた...
いわ...
んぐ...っ
イルミューイ..
えっと...
自分:自分もね...
小さい時に身体
壊れちゃって..
子供ができなくて...
だから...その...
えっと...
お...お母さんの
代わりには
ならないけど!!
代わりとか
じゃない
自分は...
ヴエコがいい...
やだ...
もう...
すてられるの...
自分は光を
見つけたがっていた
だが闇の中で
ようやく見つけ
触れ合ったものは
やはり闇だった
けどなんて...
離したりしないよ...
イルミューイ..
なんて温かい
闇なのだろう...
ほらヴエコ
起きて
下さい
イルミューイ..
おはよー...
起きる時間
ですよ~
!?
ふへ...
はい..
イルミューイ...!?
う...っ
下痢...!
こんなに...!
どうしたの...!?
何これ...
透明な...
たまご...?
いもむし...?
下痢の中にいないと
気づかないほど:
そのままだと
全く見えない
なんなのこれ...
ヴエコ..!
来て下さい!
みんな...昨日まで
微熱だったのに...
エイチェムの:
ここ...
見て下さい:
足の指...
溶け固まった
鉛みたいに...
.....っ!
皆下痢の
跡がある...
か...看病に
水がいる!
今あるのじゃ
足りない...!
これ伝染の
可能性もある...!
ヴエロエルコ
後は頼んだぞ
胸騒ぎがする
は...はい!
僕も行こう
お前は要だ
ここで構えて
いてくれ
行ってくる
...
熱が下がらない...
ヴエコ!
今度は何!?
戻ってきた...
え...もう!?
いや...ベラフたち
じゃなく..
食料の調査隊...
だと思うんですが...
???
........
戻ったのがその...
3人だけで...
すぐに事切れて
しまったのですが...
このすがた..
何...?
ここが水場か...
......
アジャポカ
うむ...
澄んでいる
岩の一部を
採取したい
頼む
よしきた
いーっ
幾重にも
折り重なり...
溶け固まった
大型生物の死骸...
!!!
岩ではない...!?
我々は..
これを作った
原因を口にして
いたのか...!?
ベラフ...
どうする?
ここ以外に
持ち帰れる水は:
ああ...持ち帰る
我々に必要な水だ
その上で
知らせねば
ねえヴエコ
これ彼の鞄の中に
あったんだけど
何か分かる?
何に使うのか
までは..
神がかりの予言者は
ふむうん
それとも
大穴の魔力が
干渉器くんなら
知ってるかな
我々の欲に勘付いて
よこしたのだろうか
...遺物
だと思います...
何か予感が
あったのだろうか
いずれにせよ
いずれにせよ
これだ
これだ
これが分岐点だった
ナポリコミコン2019にて
ライブペインティング
上:約4O分ナナチ
下:リハーサルにてレグ
MADE
LIN
INABYS5
おそらくは
水そのものが
生物だね
下痢の中から
出たアレは
卵や種の類だろうね
中身も透明で味のない
水だったよ
50
欲望の揺籃
水そのものに
なりすまして
そんな...
煮沸まで
したのに...
地熱で沸いた
毒沼に生物が
いたぐらいだ
版図を拡大して
いるんだ
ここの連中の
生存戦略には驚か
されっぱなしだね
しかしこれで
安全な水場は
絶たれてしまったな...
我々に残された手段は
この『水もどき』に
蝕まれ続け岩となるか
それを拒み
乾き倒れるか:
大穴での飲み食いは
挑戦ばっかだった
けど
今回のは特に
ヤバいね!
ヤバい!
えっと...
発症や症状に
個人差があるから:
それぞれを調べれば
対策が見つかるかも...!
そういや
ほのかに甘いね
これ..
ああ...
あ~あと...
急務だな
もう一つ
いいかな...
それをどこで
手に入れ!?
これを持ち帰った
食料調達隊は
仕掛けた罠を
回っていたと
思うんだけど
その道すがらで
心当たりとかある?
分からない
『遺物』は
無かったところに
あったりする
あの子たち
ここに戻って
きた時はまだ
息があったん
だけど...
ひょっとして
この遺物が
関わってたりする?
それ
それのしわざ
丸い遺物は願いの形
ささやかなものから
強いものまで
とても強いもの
願い...?
ちがう
どの願いでもない
どんな願いが
ジャビスたちを
あんな風に...
それは『欲望の揺籃
それは
『欲望の揺籃
君たち風に言うと
直に触れない
方がいい
取り込まれて
願いが散ると
ああなる
『願いを叶える卵』だ
ヒトの成体は
雑多で複雑
適していない
使わせるなら
幼体がいい
......
だめだ...
水を摂ることが
必須なのに...
その水が
身体を蝕んでいく...
『水もどき』を
無毒化する方法が
見つからないまま
数日:
食料も
近場で得られる
虫に限られ
体力も補えない
このままでは...
いたい...
ふふっ...
イルミューイ!!
どうしたの!?
そんな!
ダメ...
戻って..
.......
手が...!
やあああ
いっ...
!!!
......
いいじゃ...そんな
欲望の揺籃?
大人がダメでも;
子供ならうまく
いったり...
あの『願いを叶うえる卵をかい?
しない...
ヴィン
可能性は...
とても高い
幼体の感じる恐怖
ずっと原初に近い
うまくいく
可能性高い
許可する!
さあ
皆には僕から
言っておくよ
僕らじゃ
雑念が多過ぎる
あの子自身の
願いに賭けよう
気をつけて持って
あの...
ところでベラフは...?
ああ~...
...ついに発症
しちゃったね...
強がってた
けど...
そんな...!!
時間はあまり
残されてない
頼んだよヴェコ
あの子は必ず
我々の救いになる
我々は穢れを
押し付けられ排斥
された者たち
居場所を子孫の代まで
奪われた者たち
イルミューイは
その末の妹だ
救う手がありながら
差し伸べねば
我々はふたたび
居場所を失う
お願い..
治って..
初めて間近で見た...
神がかりの預言者の顔...
『あの子は我々の
救いになる』
........
いえ...
ヴエコ!
どうしたん
ですか!?
まさか
あなたも
発症して...
いいぐっ!!
う...ちがう...
いや、
お腹が空い...
つかれただけ...
下痢とか
ないし...
...
そういう
わけには...
いや...
今は休んで
下さい
私たちで
やっておくんで
...
ヴエコ
ヴエコ!
イルミューイ!!
みてヴエコ!
ぜんぜん
いたくない!
...
っ
...
イ...
イルミューイ...!
こっち..
ジアン
おいで..
脈も正常に
戻ってて...
崩れたままの
手も痛くないって...
こんなに
元気なのに...
何かが...
何かがおかしく
なってる気がして...
この子は...
何を願ったの
だろうか...
それが...
覚えてない
みたいで..
ほら...
いじったら
痛くなっちゃうよ
いたくない
イルミューイ...
お腹減ってない?
らなーい!
どう思う?
......
...ウェロエルコに
任せ:我々は...
支えに徹しよう...
イルミューイと
最も心を通わせたのが
彼女だ...
イルミューイの一願い』も
それに関わっていると、
思いたい..
うん
きっとうまく
いくさ
限界は迫っていた
動けた者も
日々倒れ
もはやほとんど
残っておらず
その間『水もどき』に
関して分かったことは
個人差はあれど
全員が発症するで
あろうということ
今の自分たちに
対策する余裕はなく
為すがままだと
いうこと...
『呪い』を受けない
干渉器たちが
危険を犯して持ち帰った
「他の水場の水」も
のきなみ飲める
ものではなく
樽を汚しただけに
終わった
イルミューイは
ここに...
あのまま
ここに一人で:
イルミューイ
起きてる?
このまま自分まで
発症してしまったら:
ふふっ
イルミューイ...ッ
かっ...身体...
どこか..
痛くないの...?
へいき!
ヴエコ?
なんで
かなしい?
な...なんでも...
なんでだろ..
イルミューイは
大丈夫?
悲しくなること
あったりしない...?
ふか
ヴエコがいるから
へいき
のそっ
祈るばかりだ...
イルミューイの
身体はね...
イルミューイが
お願いした姿に
なろうとしてる
んだって...
ふーん
この選択が
間違いでは
なかったと
祈るばかりだ
願いを叶える卵:
この子は自らの
幸せを
自らの恐怖が
消えることを...
願ってくれたの
だろうか...
そうであって
ほしいと
祈るばかりだ...
ぐぐっ
インフル
イルミューイ!!
どうしたの!?
みて...
ヴエコ...
ほら...
ほら...
あかちゃん...
あ
アハア...
..
自分は...
自分はどうすれば
よかったのだろう...
ほらイルミューイ...
膜が
顔の周りも...
そう...
やさしく
なめてあげて...
それからお
翌日
『赤子』は
息を引き取った
食物を摂取するための器官が無く
食物を摂取する
ための器官が無く
食べることも
飲むこともできず
食べるごとも飲むこともできず
小さく鳴き声を絞りながら
小さく鳴き声を
絞りながら
イルミューイの
手の中で
弱っていった
これが
イルミューイ...
と...
弔って...
あけよ...?
これがこの子が
願ったことなのか?
教えてくれ
ヴエコ
祈りは...
ヴエコ
この子の願いは...
一体何に
ふたりめが...
うまれたの...
届いて
しまったのだ?
二人目も
三人目も
その次も:
生まれては
死んでゆく
願いの形を
奪われ続ける悲しみに
この子が
慣れることはなかった
一体...
いつまで...
くくく...
尻が!!
からい...
う...
下痢...
ああ...
ああ...
ついに...
ついに
きたのか::
身体が..
動かない...
水が...
水が欲しい...
ひたすらに水が...
...
イルミューイ...
ごめんね...
自分は...
ひどいやつだ...
得体の知れないものに...
願いを蝕まれ続ける
あなたを...
あなたを置いて...
あなたのことを
想いたいのに...
もう:
ただ..
ただ!!
水が...
欲しい...
あの子の願いを
叶えてやりなよ
できるのは
君しか
いないんだよ
......
脂の香り...
はやく:
なんて..
それを...
なんて
香ばしさ...
はやく:
こんなに...
ほら..
こんなに
うまいものが
あるなんて...
ゆっくり...
こんなに:
こんな..
...
ワズキャン!
おはよ
やっぱり
効果てきめん
だったね!
あれは...
あの...
あの...!
大丈夫
みんなにも
振る舞ったさ!
言っただろ?
あの子が皆を
救ってくれたんだ
MADE
ハハハ
INABYSS
一アヒ
SI
願いの形
ベラフ...
お...い、
わ...
ベラフ...!!
お願いベラフ...
やめて...
ください..
あ...
抗え...
なかった...
察して...しま..
しまま
あ...
しまった
のに..
あ...
あ...
こんな...
美味は...
ないと...
すすんで..
私は:
ほ...ぐ...!
ベラフ...!!
やめて...
あ...
あ!
起きてる!
ワ...
ワズキャン
目が..
べ...っ
ベラフが
こんな...
こんな
ふうに...!
ベラフは大丈夫
三賢なんだもん
大丈夫って...!
こんな...っ!
ヴエコ
イルミューイの
とこ行くけど
来るかい?
...もちろん
あの子
日に日に大きく
なってるんだ
産まれてくる子も
こう...ひと抱えは
あるよ
君が寝ている間にも
毎日産まれて
きてたんだよ
イルミューイ
お母さんが
きたよ~
オオォ
オォォ
イルミューイは
★
既に言葉を
失っていた
それでもなお
産まれてくる
我が子を
ファイアン
翌日までしか
生きられぬ我が子を
愛おしそうに
愛おしそうに
抱きしめていた
フヤッ
...
お...お願い
ワズキャン...!
一緒にいさせて
あげて...!
せめて...
せめて
生きてる間は...
そうしたいん
だけどね~
君が寝てる時に
どうしても足りなくて
生きてるのも
使ったんだ
そしたら
『水もどき』の
症状まで緩和してさ
ちょっと
思うに
鮮度なんじゃ
ないかな
願いは命に
宿るものさ
ほんと
綺麗だよね...
見てよこのツヤ
どんなところも
余すとこなくね
...???...??
やってみる?
料理
おっと
気をつけてね
病み上がり
なんだから
ごめんねイルミューイ:
わたし...
あなたの大切な
赤ちゃんをね...
見殺しにして..
........
なぜだ...
自分は...
なぜ狂って
しまえないのだ
ブエンチェ
ごめんねイルミューイ:
弱くて...
え:選べなくて...
あなたと...
自分に生きる場所を
くれた人たちを...
で...でも...
願いをこんな形で
奪われ続ける
あなたを..
このままに
なんて...
でっ...できない...っ
あなたと一緒に...
自分も...
...
...
「エネォ
鼓動が...
聞こえる...
...
.....
うっ...
これが..
あなたが生きたいと
願った姿だとしたら...
じっ:自分はまた...
じぶっ
ふぐぅっ
自分は一体...
この先に
叶えようとする
願いがあると
したら..
自分はまた..
あなたの願いを
踏みにじろうと...
どうすればいいの...
ヴェエ...
ヴエコがいるから
へいき
イ...っ
イル...
どっ...
どうすれば...
いいの...
うぇれぇ
ひぐっ
狂えもせず
死ねもせず
何一つ
選べなかった
罰してほしいと
願うものの
これ以上の罰は
思いつかない
地獄だ
たのむ...
やめてくれ...
それには...なぜか...
あ...
抗えない...
ゆえに
たえがたいのだ...
たのむ...
私はもう..
ももう...
地獄であろうと
ヒトは
生きてゆく
祈りも
嘘も
そのために
ある
皆が地獄に
慣れた頃
イルミューイは
叫ぶことをやめていた
カピュッ
...?
イルミューイ...?
カピュッ
どうしたの...?
『卵』の跡:
穴の奥に...
何かある...?
...
これ..
『欲望の:揺籃』...?
それは二つ目だよ
割れたはずじゃ...
君が倒れた時にね
呼応するように
イルミューイも
弱っていったんだ
だからね
...?
なに...
干渉器ちゃんも
初めて見るものじゃ
なかったみたいだから
彼女にもう一つ
渡してみたんだ
言ってるの...?
複数あるもの
なんだよねこれ
彼らに探して
もらってたのさ
ほんと
間に合って
よかったよ
これは...
本当にイルミューイ
の願いなの!?
こっ...
だって
こんな...!
イ:イルミューイ!!
どうしたの!?
オン
君と呼応してるのさ
いよいよだね
彼女の本当の
願いを見届けに
行こう
ど...どこに
向かっているの...?
あああ
ブアッ
エイルーっ!
い...いやだ...
や...やはり
キャンプを出たら:
だ...だめだ...
あちゃあ...
全員
イルミューイに
寄るんだ
巻き込まれない
よう気をつけて
お
お...
置いていいけ...
私はもう...
いいや
僕らじゃ
ダメなのさ
苦しみに慣れなかった
気高い君じゃあなきゃね
と...止まった...
なんだ...
どうしたんですか::
干渉器ちゃん
ここ何があるか
分かる?
何もない
隠された場所
そうか
日陰じゃ
ダメだったんだね
イルミューイ..
どうしたの...?
とても
穴の中央に近い
なに...?
生き物を...
取り込んでる...?
おびき寄せて
食べているんだ
まだまだ足りない
みたいだね
わ...
私を...
くく食ってくれ...
き君の大切な
ものを奪い:
か...
たのむ..
生き長らえて
ししまった...
う飢えにも
痛みににも
耐えてきた
はずが..
あ抗えず...
自負は...
しし信念は...
消えた..
わ私は...
もはや
人間では
いられない...
た頼む...
私を...
罰してくれ:
骨も:
何もかも!
心も
食い散らかしてくれ...!!
プールアップ
.....
ああ...
ベラフ...っ
ベラフ...
なんて美しい...
捧げれば...
許してもらえる...
私も
新しい姿に...
ありがとう
ベラフ...
さあ
身も心も
女王様に
捧げよう
間に合って
よかった
ここが我々が
目指した場所
どんな黄金よりも
価値のある
我々の故郷だ
ヴエコ?
.....
自分は嫌...
これが本当に..
イルミューイの望んだ
ことだなんて
思えない...
ふ:二つ目の卵が...
あの子をあんなに
したんじゃないの?
ヴエコ~
じ...自分は...
なら君は
どうしたいん
だい?
........
自分は..
ヴエコ...
君がいなく
なってしまったら
イルミューイの
願いは叶わなく
なっちゃうよ
もっと早く
こうすべきだったの...
か...かわいそうな
イルミューイ:
きっと悲しんで
弱って..
死んでしまう:
......
それで?
私が死んだら
予言が外れて
しまうの?
ごめんね
イルミューイ...
わがままで...
私だけの
暖かい闇...
誰にも渡さない
...っ!!
水もどき
症状:
まさか...
自身にも
『揺籃』を使
だ...誰にも...
奪えや
しないさ..
違う...!
あれは...!!
君だけの..
イルミューイだ..
........
ふへぇ...
なに...
どこ...?
イルミューイの
頭の中だよ
そこなら
イルミューイと一番
深く繋がっていられるよ
ワズキャン:?
イエーイ
似合うかな
......欲望の揺籃・
あなたも使って
いたのね..
うん
もうイルミューイに
身体を渡したから
これは名残り
なんだけどね
ホント..
間に合って
よかったよ
間に合ってよかったよ
どうして...?
干渉器も
言ってたのに..
大人が使うのは
適してないって...
ヴエコ
『神がかり』
だなんて
言うけどね
やるだけ
やらないと
ダメなんだ
見てきたじゃん?
君が呪いの大穴なら
ここで祈るだけの者に
何を与えるかな?
ヴエコ
きっとね
我々はここに
集められたんだ
君が持ってきた
一緒金舟」
あれを
見た時...
なぜかね
『望郷』を
感じたんだ
そうだね
ふへっ...
故郷に
捨てられた...
自分たちなのに...?
...『望郷』はね
故郷を思う気持ち
ではないんだ
どんなに求めても
得られなかったもの
決して
帰らないもの
もうどこにも
存在し得ない
ものへの
儚く
強い強い
憧れなんだよ
...
私にとっての
それが...
イルミューイ
だった...
......
そうだね...
きっと大穴は
呼び続けるはずさ
これからも
ずっと先も
憧れに...
挑み続ける
者たちを
なんの話を
しているの...?
予言?
希望さ
僕はもう行くよ
イルミューイの
気持ちが直接伝わるトコで
見守っていておくれ
もうここは
君だけのものさ
闇の中で
かすかな信号が
伝わってくる
皆イルミューイに
身も心も食わせ
彼女の一部と
なっていた
イルミューイは
既にヒトとしての
知性は失って
しまっていたが
ただ一つだけ
ただ一つの目的で
生き続けていた
皆を食い
ワズキャン...!
黄金郷の
力を吸い上げ
これは..
二つ目の卵が...
見えなかったなぁ
誰にも悟られぬように
ひた隠しにひた際しに...
ただ一つの願いを
叶えようと...
求めても
得られなかった
あまりにも儚く
あまりにも
強い、憧れ
あなたの
『望郷』
あなたの...
あなたの
最後の子供
ああ
よかった
イルミューイ...
あなたは何も
何も許しては
いなかったんだね
全部許せなかったのに
全部・閉じ込めて
叫んでいたんだね
私から...
あの子の姿は
見えないけれど
魂を囚われて
住処にされた
あなたの姿を
聞こえるよ
数えきれないほどの
兄弟たちの無念を
命の限り
叫んでいるよ
探してたものがあったの
もう
私ね。あなたに出会うまで
暖かい闇が
好きだった
イルミューイ...
見つからなくても
よかった
二度とは戻らない
望郷の彼方ー
真の闇の中に
誰にも見つけられ
なかった光は
確かにあった
でも
それを
手にするのは
誰でもない
願わずには
いられない
闇から
産まれた
孤独な姫君...
あなたが
母から継いだ
願いを叶えられるよう...
そして
いつかあなたの
呪いが解けて
あなただけの
願いを見つけて
幸せな旅に
出られるよう...
うそ...
か細い信号が
教えている
これは
還ってきた
子供たちと...
生まれてくる
はずだった子供たち...
........
ピエンタ...
ツナフェ...
コプロ...
これは
イルミューイが
名前すら呼べなかった
子供たち...
その魂の形...
君は小さいね...
じゃあカティ...
キミユリ
大丈夫
自分が...何度でも
ソルコー...
何度でも
名前をつけるから
君は少し
暖かいね
じゃあ...
ティクモ
眠れなくても...
子守唄を歌うから
もう喋れなく
なっちゃった
お母さんの代わりに
何度でも
ガラファ
トギー...
何度でも:
末の妹のことが
心配なんだね
心配で眠れない
ときも
テブカ...
イオ...
優しい
イルミューイの
子供たち
子守唄を
歌うから
何度でも
ニュラ..
チトリ...
ナイカ...
名前を
呼ぶから
全部忘れない
ように...
何度でも:
さやらさ
何度でも..
本来ね...
イルミューイに
村を維持する
だけの力は
残っては
いなかったんだ
三つの『卵』は
ファプタに受け
継がれたから...
でもね...
ここでの営みや
いろんな来客...
想像以上の価値が
イルミューイを
生かし続けて...
今この村は...
かつてよりも
ずっと強く
大きくなってる:・
ヴエコさん...
ファプタは
何をする
つもりなの?
......母親の解放
この村を...
滅ぼすこと...
性質上...この村の
膜を越えて入って
こられないから..
ずっと方法を
探してるみたい
だけど...
・っ
あの...
ヴエコさんから...
言って聞かせ
られないの...?
......
リコ
例えばだけど...
顔も知らない
お婆ちゃんに
一冒険をやめろ」
って言われて
やめる...?
やめない!
ふへぇ...
えっと...
つまり..
そゆこと
なのよ..
ま..
お姫様の願いは
イルミューイの
願いだもん
止めるなんて
できやしないよ
........
ねえ...
ヴエコさん...
あなたは...
あなた自身は
何をしようと
しているの?
......
...自分は
自分はもう...
ただ一つ
だけだよ...
ただあの子のことを
忘れたくないだけ...
MADE
!!
ABYSS
はォ
ほす
...
ギュミィィ...?
君.....君の姿は
我もまた千渉機
他の千渉機から
伝わっている
君が破壊した
者たち...
それと同じだが
我は
既に破壊
され
行動できない
これ以上の破壊は
控えてもらえると
君は:
言葉は
持たぬのか?
何をしている
この行動...
...ゴフ...
匂いを付けて
いるのか?
どうした
なぜここで
休むのか?
温度か?
適温なのか?
あの者たちの
匂いがしなかった
からか?
睡眠を
取るのか?
我は君の
『縄張り』と
いうこと
だろうか?
だとすれば
心強い
見て
触れて
君をもっと
知りたい
君の姿
君の力
君が何者
なのかを
クウが
見つかた
うれしか?
とても
嬉しい
君が探してくれた
素材を
我に合うよう
削り出している
ところだ
おもしろ..
おもしろな
君ほどではない
変幻する
身体
知識の
習熟速度
記録の
一切にない
君は何者なのだ
知らん
くどい
知るは
奴らへの
怒りだけだ
だが...そうだな
新しく知った
この価値探しの
遊びは楽し
集めるの
お前も
出来上がて
いくしな
シイ
シイが集まると
クウ
他にもあると
言ったな
もっと教えろ
母の言葉を
シイは
最初の価値だ
欲の始まりや
ささやかな
願いも意味する
クウ
価値の重なり
欲の先
積み重なる
願いを意味する
その上がグツ
願いの凝結
価値の結晶
純粋さを
意味する
メイ
途方もない
価値
願いの解放
清濁や混沌も
意味する
ハク
これが
最も高い価値だ
願いの証明
魂の形を
意味する
ハク...
そうだ
『かけがえの
ないもの』を
そう呼んだ
君にも呼び名が
あるはずなのだが...
くどい
知らん
母は既に言葉を
うしなてた
奴らの付けた
名があたとして
知りたくもない
ならば
なんだと?
ファブタ
君のような
おそるべきものは
他にない
新しい
名前がいる
ファウは尊い娘
アプタは不滅のもの
永遠を表す
果てぬ姫君
ファプタだ
ほめてやる
ファプタはファブタを
気に入ったぞ
ならばお前は...
我は千渉機...
いや
お前は
ガブールンだ
母の言葉で
女王の守護者
だったな?
そうだが
不満か?
疑問なだけだ
姫君よりも
脆い守護者など
成り立つのか?
うむ
お前は既に
守っている
フォオワ・
さあ
次の価値を
探しにいくぞ
メイドインアビス8●END
BAMBOOCOMICS
BAMBOOCOMMCS
ドイラビス!!
MADEABYAS
MADEIN
ABYSS
Presentedby.
AkinitoTsukushi
..
つくしあきひと
メイドインアビス8【電子版】
者
発行所:竹書房
発行日:2019年5月1日
落ち着いつくしあきひと
◎AKHITOTSUKUSH/TAKESHOBO2019