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NAGI

これから自分が自分のようになりました。

実行をIndowsintionの

ぜ!!!

...

なお、もっと俺と遊ぼうぜ...

8HNOBIOHIK

...

闇のマギ・ジュダル・

推参!急変!!

最強オリエンタル

ファンタジー第5巻!!

定価440円本体419円

784000mmpmininで84.091225276

C9979、4419E

雑誌45035-27

ISBN978-4-49-122527-6

定価・本体419円十税

・小学館

9:299790004194

創世の魔法使い

『マギ?!!

・ルジアナ

最強戦闘民族

闇のマギ

・コダル

〈高刃〉《》〈

「魔法・冒険・本格始動!!

メインキャラ

七海の覇王

ワケ。〈aborinfordione

うん。

「楽しんでくれよな!!」

DFSENT8

ひとりと

発売!!

週刊少年サンデーにて

大人気連載中!!!

Q&61

9月21日からThitformaid

Mxc61

これまでは、自分が自分でできているのは

Qinellagurinter

ひどー!!あはは

10.201

8月16日に2月10日KANPARTS

C9979\419E

1.SBN978-4-09-12282-6

雑誌,45035-27

定価:本体419円+税

・小学館

友であるアリバリと彼の生まれ育った国である

バルバッドを救うべく動き始めたアニバ...っこー・アララシ!!だが、そんな彼の前に

もう一人のマギジュダル「が立ちはだかる!!

comics

...

「楽しんでくれよな!!」

ついでどれNT8

Corerilllistraican/大高添

Look...cogo.Coverdesは!志村泰央+ベイブ!

.nx61

このような動きが出てきたのは、

これを「aboo!!of.nagle」に見えてくれて

それに、Lagon...。それは、最後25歳でも

5月10日(土)CPTAKALDARTS

Qipelagorintなので、

.Q.X8I

大高

8月10日(月)(日)KAIPAPARART@

平成28年09月10日までの

お嬢様は

Q.201

coNTBNTS

大丈夫......?!?

襲撃......57アリババとシン

それではないような

アリババとシンドバッド...い、75

アリババとアブマド...:..98

黒い太陽......!

それは...これまではないのですから、そのままじゃないでしょうかもしれませんが、これからできないと思いました。

その名はジュダル......!?

二人のマギ......!!

でも...そんなことを言っているのですから、それはそういうことでしょうかもしれませんでした。

第48回夜フラーゴくん......

カシム?

ああ。きり

「霧の団」の本当の

リーダーさ。

「霧の団」はアイツが

仕切ってるんだ。

留めの街

第38夜

アイツは

俺をリーダーに

したいみてー

だけどな。

お前と

ウーゴくんみたいな

関係さ。

...

その人と

アリババくんは

どういう

関係なんだい?

そう、カシムは

昔から俺の

友達だったん

だ.....

いや...やっぱり

取ったぞ!俺が

この山のボスだ!

やっぱ俺に

かなう奴は

いねぇなあ。

ちきしょ

さっすが

カシム!

カシム(7歳

!?

おお!?

誰だ!?

へっへ〜ん、

ゆだんしちゃ

いけねーよ

カシムくん。

なぜなら、この山には:

俺が掘った無数の

抜け道があるんだ!

名付けて

「トンネル殺法!!」

アリババ(6歳

すげー

アリババ!

セコい!

生意気

なんだよー

アリババ!!

テメェ...

生意気っていう方が

生意気なんだよ!!

なんだと

!!

こんな風にケンカは

しょっちゅうしたが、

基本的に俺たちは

ウマがあった。

ゴミ溜めの町を

毎日一緒に

走り回っていた。

だが俺とアイツが

全部同じだった

わけじゃねー。

俺には優しい

お袋がいた。

わあ、

アリババくんの

お母さん?

ああ、お袋。

本当に優しい

人だった。

お袋はスラム街の

娼婦の一人だった。

夕方になると、

俺はお袋のひざの上に

帰っていった。

お袋は

明るい人でさ、

俺はいつも

幸せだったよ。

だが、カシムは

違った。

あいつの父親は

ろくでもない

男だった。

この

クソガキが!

酒買ってこいっ

つったろ!!

うるせえ、てめえも

ビービー

わめくんじゃねぇ!

!!

殺してやる!!

親を殺すだと、

どういう了見だ!!

やめろ!!

ちくしょ~

酒だ

酒え~...

お袋はいつも

カシムたちを

自分の子供みたいに

抱きしめていた。

俺はちょっと

嫉妬したよ。

お袋を取られた

みたいでさ。

で、そんなある日、

カシムの親父が

スラムから消えた。

家族を捨てて逃げたか、

どこかでのたれ死んだか...

まぁ、スラムじゃ

よくある話だ。

そして、そんな

カシム兄妹を

お袋は引き取った。

俺たちは

四人家族になった。

家族か...

にぎやかそうで

いいね。

ああにぎやかで

楽しかったぜ。

それに、そんな生活は

カシムを変えたんだ。

カシムはしょっちゅう

盗みをしててさ、

ある日、

あいつは店の親父に

捕まったんだ。

そしたらさ...

二度とうちの子に

盗みはさせません。

盗んだものも

弁償します

親の責任です。

私を殴って

ください!

やめろよ

おばさん!

スラムじゃ

実の子にだって

ここまでする

親なんかいねーぜ。

さすがのカシムも

それ以来大人しく

なったんだ。

だが...

そんなお袋もある日

病で死んだ。

あの日は本当に

悲しかったな...

俺はまだ

ガキだったしな。

もう、寂しくて

悲しくて

ワケわかんなくて...

でも、カシムは

泣かなかった。

アイツは俺より

一つ歳上だから、

急に兄貴ぶり

やがってさ。

泣くな。これからは

俺がお前らを

守ってやる。

残された俺たち三人は、

ガキ同士力を合わせて

本当にがんばったよ。

生活はそれなりに回った。

お袋の客や近所の人たちが

助けてくれてさ。

俺たちも働いた。

色んな仕事をした。

ゴミ拾い、靴磨き

外国人相手の

バルバッド観光案内は

もうかったなぁ。

でも、カシムは

少し様子が違った。

あいつはまた盗みを

するようになっていた。

それも、街の

悪ガキどもを使って

前よりハデに...

カシムは、

生活を守るのに

必死だったのかも

しれない。

だからある日、

俺は言ったんだ。

「俺も手伝おうか?」

って...

それでも、それは自分ではないですが、

それでも、

それでは、

お前がそんなこと

する必要はねえ。

お前は

俺なんかとは

違うからな。

な...

なんだよそれ...

最近わかったんだ。

俺は根っからの

悪党だって。

あの親父の血を

引いてるからな。

でもお前は

違うだろ?

お前は、お前の

母さんみたいに

真っ当に生きてくれ...

カ...カシム...

少し間を置いて

カシムは言ったんだ。

なぁ...

俺らともだち

友達だよな?

!?

おう!

あったりまえ

だろ!?

あの日の

カシムは少し

おかしかった。

今でも覚えてる。

それからすっごく

数日後の

ことだった...

お前が

「アリババ」か?

お前に会いたい

人がいる。来い!

バルバッド王国の

王様だった。

王様...

マジで驚いたさ。

スラムに王様だぜ!

その上...

アリババよ、

お前は

私の息子だ。

これからは

王宮で

暮らすのだ。

俺はそんなわけない

って言ったさ。

お袋は娼婦で、

俺は誰の子かも

わかんねー。

でも王が言うには、

お袋はそもそもは

王宮に仕える

下女だったんだと。

そこでお袋は

王のお手付きになり

俺が生まれたらしい。

ワケわかんな

かったけど、

逆らえるわけ

ねーよな。

俺はスラムの

ゴキブリ、

相手は王様だぜ。

とにかくカシムに

相談した。

王の部下には、俺が

王子なんだとは

誰にも言うなと

言われてたけどよ

関係なかった。

だってカシムは

家族だったから。

こいつは俺を

引き止めてくれる!

カシムも俺と一緒に

いたいはずだって。

でも...

「やっぱり」...?

前から不思議

だったんだよ。

なんでお前みたいな

奴がここにいるん

だって。

やっぱりな。

...?

ど...どういう

意味だよ...?

ああ...

どういう意味も

クソもねぇよ。

お前を俺の

仲間にしない

理由はなぁ...

気に食わねぇんだよ。

盗みもしねー、

悪さもしねー、

一人だけいっつも

善人ぶってやがる。

お前と俺は、

生まれながらにして

違う人間なんだ!

とっとと

どこへでも

行っちまえ!

俺はカシムを

殴った。

殴りまくった。

そのまま

俺はスラムを

後にした。

そして、その日から

俺の暮らしは

一変した......

でっかい..

体を洗い、高そーな

服とクツを着せられただけで、

その日から俺は

「王子様」ってわけさ。

笑っちゃうだろ?

でも、その日からは

つらい生活が

待っていた

俺はスラムから来た

汚いガキ。

そんな俺を見る

王宮の奴らの目の

冷たいことってないさ。

特に王子のアプマド、

サブマドなんかは

俺の事をまるで汚物

みてーに見るんだよ。

しかも連れてきた

当人の王様まで、

王宮では俺を完全に

無視するんだもんな。

俺は孤独

だったよ。

その上、俺には

毎日厳しい訓練が

課せられた。

話し方、歩き方、

飯の食い方から

剣術、商学、

数学などの学問まで。

正直、俺は学問も剣術も

好きじゃなかったから

つらかった。

あ!でも商学の

課外実習は

楽しかった!

あと、書物を読むのも

嫌いじゃなかった。

特に冒険小説、

巷じゃ「迷宮攻略」

プームだったしな。

とにかく俺は

がんばった。

帰る場所も

なかったしな...

だけど、

そうするうちに

周りの目も

変わってくる

もんなんだよなー。

一部の人は俺に

普通に話しかけてくれる

ようになったし...

弟王子のサプマドまで

近づいてきたんだ。

たった三年程で

俺のスラムでの日々は

遠い記憶に

なっていったんだ。

でも、そうなると

不思議なもので、

逆に思い出したく

なるんだ。

生まれ育った場所のことを...

生まれ育った

場所のことを...

ある日、俺は

こっそり

王宮を抜け出した。

スラムを一目

見たかったんだ。

でも、そこには

何もなかった。

ゴミ溜めの街は

いつのまにか

綺麗に整備され、

面影すらなかった。

あれだけいた

スラムの住人は:

一人もいなかった。

そして、途方に

暮れた俺は

仕方なく王宮に

帰ろうとしていた。

その時..

なんであの時、カシムに

会っちまったんだろう。

あの時...俺が

王宮を抜け出さなければ

...

あの時、カシムに

会わなければ...

あの事件は

起こらなかったん

だ...

俺がカシムと

出会わなければ

あんな事は

起こらなかったかも

知れねーんだ。

第90夜国車

あんな事?

アラジン、前に

話しただろ。

俺がひでー

失敗したことが

あるって...

そのことさ..

カシムは驚いたような、

まるで死人と

会ったかのような

微妙な顔をしていたよ。

カシム!

どことなく

風貌は変わっていたけど、

それはカシムだった。

カシムとは

別れ方があんなだった

ものだから、

俺は最初

声を掛けるのを

ためらったよ...

でも、

とにかく、お

俺は声を出した。

カ...

カシムだろ?

久しぶりだな:

よぉ!

アリババじゃねーか!

ひっさし振りだなあ!

ハハハ!!

なんだよお前、

なんでこんなとこに

いんだよ~?

やあ、なんとなく

外に出てさ!

マジか!

俺もだよ

偶然だな~

あの時は、あいつが

何を考えてるのか

わからなかった。

打ちとけてしまえば

話すのが楽しくて

懐かしくて..

だが、今思い返すと

気づくんだ。

あいつが一瞬、

暗い目をしていた

ことに......

カシムはあの日

俺と出会った時から

決意していたんだ。

.....

あの事件を

起こすことを...

アリババくん...

飲みに行こうぜ!

俺は意味が

わからなかったぜ。

だって俺たち

まだそんな年じゃ

なかったしな。

てもなんか

くやしくなってさあ。

アイツが

俺より大人に

なってる気がして...

俺はついて行った。

するとどうだ...

あいつはその店の

顔だった!

おっかねー大人たちが

次々とガキのあいつに

頭を下げに来るんだよ。

よく見りゃ

金回りも

良さそうだった。

.....

じゃあー...

再会に乾杯!

カ..カシム...お前

今何してんだよ?

妹のマリアムや

スラムのみんなは

どこへ?

...

スラムはもうねぇよ!

国に

追い出されたんだ。

再開発がどうのっ

つってたかな?

ま、今は

別の居住区で

みんなそれなりに

やってるよ。

......

お前、何も

知らねぇのな:

俺...ほとんど

王宮に...

閉じ込められてる

から...

...

まぁ!

今日はそんな

シケた話は

いいじゃねぇか!

せっかくの再会に

飲めよ!

お前一口も飲んで

ねえじゃねぇか!

もしかして、

飲めねえの?

のっ、

飲めるよ!!

えーいっ!

変な味だなぁ...

変なカンジ...

こいついつも

こんなもん

飲んでんのか?

ホラ、どんどん

飲めよ!

だがいたが、

ハハ、いい

飲みっぷり!

俺は王宮での三年間で、

いろんなことを学んだ。

文字や剣術:

だが、カシムも

学んでいたんだ。

俺が決して学べなかった

ことを...

演技、つぎ方、飲ませ方、

つまり、

大人の社交術ってやつさ。

その後は昔話さ!

俺もなんだか気分が

良くなっちまって、

ケラケラしゃべった。

カシムはグチった。

マリアムが

グレてこま

困ってるとか。

俺は笑った。

自分が一番

グレてた

だろってな。

じゃ、どうやって

ここまで

来たんだっ

それがよ~

抜け出すのは

大変だったぜ!!

見張りが多くてよ〜

ー...昔話も

尽きてきたころ...

そういや、さっき

お前、王宮に

閉じ込められてるって

言ってたよな?

どうやって

抜け出したんだ。

フッファファ

それはな...

「トンネル」さ。

「トンネル」!?

覚えてるだろ?

俺がスラムで

トンネル作りの

名人だってことをよ!

昔、その手で

お前を陣取りゲームで

負かしたっけなぁ!

ああ、覚えてる。

だが硬い王宮の壁に

どうやって「トンネル」を

掘ったんだ?

それはな

くくく~

俺は得意気に

話しちまった。

外から見たら硬い壁でも

内側全てがそうじゃねー。

ちょっとしたほころびや

スキマを抜けて、王宮の壁に

「トンネル」を作ったことを...

―――...

カシムは感心してた。

でも俺は場所までは

教えなかった

酔ってはいても

それぐらいは判別はついた。

カシムもそれ以上

聞いてこなかったしな。

夜も更け、

そろそろ王宮に

戻らないとまずい。

でもその前に、俺は

カシムにどうしても

言わなきゃならねー

ことがあった

...

あのよー...

カシム...おいちゃんっ

俺が王宮に

入る日さ...

あの時

さあ...

その...殴って

悪かったな。

「どこへでも行け」なんて、

あれは俺のために

言ってくれたんだろ!?

......?

...ああ!

当然じゃねーか!

俺たち

親友だろ!?

俺は嬉しかった!

カシムが俺のためを

思っていてくれたこと!!

そして今も、

昔も少しも変わらず

仲のいい

親友であること!

それらにとても

勇気づけられた。

だから気づかな

かったんだ。

カシムに金を

渡された

あいつの部下に、

王宮まで

つけられて

いたことに...

......??

アリババくん

......?

......?

バカだよな~~

俺...

カシムと

会った日から、

しばらくは

平穏に過ごした。

相変わらず

授業は厳しかったが

何かが吹っ切れた俺は、

なんでも前向きに

取り組んだ。

そんなある日、

王様に呼ばれた。

王はこの一年病に伏し、

権限はほとんど長男...

アプマドに移っていた。

王は言った。

儂はもう

長くない。

だが、この国は

このままではだめだ。

実際バルバッドは

うまくいってなかった。

主要貿易国の

パルテピアが衰退し、

かわりに力を増した

北東の煌帝国に、

武力を笠に、経済に

介入されていた。

煌帝国!?

その頃にはアブマドに

ぴったりと煌帝国の

使者がつき、政治にまで

口を出していた。

アプマドは怠け者だから、

面倒くさがってそいつの

いいなりになる始末だ。

王は俺に

言った......

「この国をお前に

任せたい」

驚いた...おお

俺に王になれって

いうことか?

しょせんスラムの

子供に過ぎない

自分には、到底

無理だと思った。

あまりの話に

俺が何も

言えずにいると..

...

やはり無理か。

だが...

お前に頼むしか

ないんだ.....

王は語った。

この国が本当に

危機的状況にあること。

今は亡き正妻に

教育を任せた

アプマド・サブマドには

国政を任せるには

不安があること。

陛下、一つだけ

お聞きしたいことが

あります。

.....なんだ、

言ってみろ。

しかし自分は

もはや長くないと

いうことを

陛下は、母さん...

...いや、私の母のことを

どう思っていましたか。

アニスの

ことか...

アニスは

母さんの名前だ。

沢山のしがらみが

あって......

一緒には

なれなかったなぁ...

愛していたよ。

しかし...

うん

...陛下

ありがとうございます。

そのお言葉があれば

私はここで

やっていけます。

俺は初めて

その時実感が

湧いたよ。

この人は、俺の

父親なんだって。

......

しかし、お話を

お受けすることは

できません。

この国にはすでに兄たちが...

アプマド・サブマド両王子が

います。

今私が入っていっては

国は乱れてしまうと

思います。

それよりも私は;

スラムにいたので

民の気持ちが

わかる...それを

活かして、

兄たちを

精一杯補佐して

いきたいと

思います。

...

そうか...

よろしく

頼む。

身の

引きしまる

思いだった。

俺は、力いっぱい

この国に尽くそう

って思った!

...でも、

それが王との

最後の対面に

なっちまったん

だよな...

俺は、昼間の

王との対面のことを

考えて寝つけず、

ベッドを抜け出し、

建物の裏に出たんだ...

そしてその夜、

事件は起こった:

その日は月もない

真っ暗な夜だった...

星明かりだけを

頼りに周囲を

見わたすと...

そこにそう、

アイツが

いたんだ!

カシムだよ!

驚いた。

なんであいつがここに!?

!?な、なんだ?

カシム?

もちろんそんなはずは

なかった。

カシムの後から

次から次へと知らねー

ヤツらが入ってきた。

遊びに

来たのか...?

何人かは見知った顔。

そうだ、彼らは

カンムの

強盗グループの

スラムのヤツら!

そいつらを従えて、

カシムは王宮に盗みに

入ってきたんだ!

カシムは盗みを

続けていたんだ!!

それも昔とは

比べ物にならねーぐらい

大規模に!!

うん。お婆さん

どうする!?

人を呼ぶか!?

カシムに

声を掛ける!?

カシムが

捕まったら...!?

あいつが処刑

されちまう!!?

なんで!!?

約束したのに

...

戦う!?

襲われたら...

「この国を

頼む」

なぜって、それは俺が

カシムの本性を

見抜けなかったから。

なんで!?

一体なんで

こんな

ことに!?

いいように飲まされて

ペラペラ

喋っちまったから。

そしてその時も

俺は、一歩も

動けなかった。

カシムが捕まるのも

いや、ぢゃっ

王宮が襲われるのも

いや。

いい気になって、何が

「国に尽くそう」だよな。

本当は責任の重さに

しり込みしてたくせに。

何一つ選べない、

卑怯で臆病な俺:

人に見られた...

どうしますお頭?

カシ...ム?

ああ...

殺すこたねぇ...

縛って

放っておけ。

そして

混濁する意識の中で

俺が聞いたのは、

炎の音、まと

逃げ惑う人々の声...

カシムは

周りの建物に火を付け、

その隙に宝物庫から

財宝を奪った。

カシムが財宝を運ぶのに

使ったのは、俺が酒場で

話した、王宮の壁の

「トンネル」だった。

そんな

ことが...

ああ...

そして..

「王が

亡くなられました。

目覚めた俺が

最初に聞いたのは

その台詞だった。

直接の死因は

病ということだが、

前の晩の事件が王の

死期を早めたんだ。

俺がとどめを

刺したような

もんだ...

俺は怖くなって...

その日の内に

バルバッドを

逃げ出したんだ。

これで俺の

バルバッド時代の

話は終わりさ。

第40夜

だいじょうだい

ふむふむ

なるほど

ね~~

先王の隠し子のウワサは

聞いていたが...

そんなことがねぇ〜

仕方ねーだろ、

俺が出てったら

「アリババくん」が

喋ってはくれんだろ。

静かに。

ちょっとシン...

盗み聞きなんて

悪シュミですよ。

それから俺は、

バルバッドから

北の、

オアシス都市群で

日銭を稼いで

暮らした。

しがらみのない生活は

楽しかったよ。

憧れてた

「迷宮攻略」を真剣に

考え出したのもこの頃。

そして、アラジン

お前に

出会ったのさ。

.....

その後、あなたは

「第7迷宮」を

攻略したのですね...

ただ、やはりわからない

ことがあります...

マギB

なぜ、あなたはその後

あなたを裏切った

カシムの「霧の団」に

入ったのですか?

...その後...俺は

けじめをつけるため、

バルパッドへ帰った。

「迷宮」も攻略したし、

アラジンとの

約束もあったしな。

だから、新しい一歩を

踏み出す前に、

王宮へ帰ることにした。

あの事件の

真相を話すために。

ところが...

バルバッドに

辿り着いた俺は、

国の荒れっぷりに

おどろいたよ。

この辺じゃ

わからないかも

知れねーが、街の外れは

ひでーもんさ。

メシも食えねー奴らが

わんさかいやがる。

一体どうしちまったんだ?

それはなんと...

そんな中、

あるウワサまで聞いた。

王軍と衝突している

っていう連中がいる。

カンム率いる

「霧の団」だって

いうじゃねーか!

俺は、カシムのことは

思い出さねーように

してた。

家族同然だったアイツが

俺をだましたなんて

考えたくも

なかったからだ。

でも、ウワサを聞いて

考え直した。

ケジメをつけるなら

カシムとが先だ!

その辺のチンピラに

金を渡したらすぐに

会えたよ...

...お前

アリババか?

久し振りに見る

カシムの顔だった。

カシム!

違うんだ。

ここまでの話だと

カシムが悪モンで、

俺がだまされた

被害者みたいに

聞こえちまうけど、

カシムと「霧の団」が

すべて悪いわけじゃ

なかったんだ..

俺は聞いた。

カシムとスラムに対する

国の許せない仕打ちを...

俺は何も知らなかった..

あいつにも

事情があったんだ...

本当に悪いのは

国の方

だったんだ...!

俺たちは

隔離されて

いたんだよ。

えっ?

花俺がまったく知らねー事実だった。

俺がスラムを出た後、

国はスラムに対して

とんでもない政策を敷いた。

居住区の制限。

人と物の出入りの制限、

住民の活動制限。

つまり、

スラムの人間は

自由に物を

手に入れることも、

国が定めた

肉体労働以外に

街を出入りする

こともできねー。

正に監獄さ。

お前がスラムを

出てった次の年さ。

早速スラムでは

病が流行ってよ。

王宮は知らんぶりどころか、

王都に病が広がらねえように

俺たちを街に閉じ込めた!!

医者はいねぇ

薬もねぇ...

というもこいつも

バタバタ

死んでった..

俺の妹の

マリアムも..

アイツが苦しんで冷たくなってく時...

アイツが苦しんで

冷たくなってく時:

俺は何も...何一つ...

俺は何も...

何一つ...

何一つ

できなかったん

だっ......

...

そんな...!

だってお前

あの時、言ってた

じゃねーか!

みんな無事だって!

そう、あの夜

アイツは

言ってた。

スラムは何も

変わりないと:

そう言うしか

なかったんだよお!!

てめえが何も知らずに

ヘラヘラ聞きやがるから!!

あの時、俺は

とっくに決意

していたんだ。

!!

どんなことしてでも

スラムをなんとか

しなくちゃならねえ!

そのためには

「力」が必要だった!!

俺が「霧の団」を

組織したのは

そのためさ!

お前から

「トンネル」の話を

聞けた時は

助かったぜ...

あの襲撃で

「霧の団」は更に

力をつけた!!

部下を集め、

武器を集め、

憎き現・国王、

アブマド・サルージャの

国軍と戦える

までになった!!

だが、何かが

足りねぇ!!

俺たちは、しょせん

スラムのよせ集め::

このままではいずれ

ただの盗賊として狩られる

ことになるだろう...

...???!?

カシム...

...!

ハハッ...

ハハハ...

そうだ...

そうだよな!!

!?

アリババ!!

霧の団に入ってくれよ!!

いや...ぉぅじ

王子のお前が

リーダーになってくれ!!

そうすりゃあ...

「霧の団」は、

それで俺は、

「霧の団」に入ったんだ。

カシムと話して

わかったんだ。

「賊軍」じゃ

なくなる!!

あんな事件があったけど、

カシムはやっぱり

俺の家族で友達なんだ。

そのカシムが!!

あんなに

困ってるんだ!!

アイツのために

俺も戦いたいと

思った!!

俺は、すぐに行動を

起こした。

盗んだ物資を

市民にも

分け与えた...

支持を得たら、お

俺は身分を明かし、

あのアプマドの下衆野郎と

話をつけに行く!!

俺はやるぜ

アラジン!!

そうすりゃ民衆の

支持が得られ、

「霧の団」は単なる

反逆者じゃなくなる!!

そうだったん

だ......

なんだろう?

アリババくんは

大切な友達や

国の人たちのために、

たくさん悩んで、怒って

戦っているんだ...

くも...

この感じ。

僕は前にも

これを見たことが

ある......?

「戦争だ!」

「よくもやったな

戦うしかないんだ!」

やめんか

馬鹿共!!

「見誤るな、

本当に守るべき

ものを」...

そうだった。

...ねぇ、もし王様が

それでも君の言葉を

聞いてくれなかったら...

マギB

どうするんだい?

それは..

「戦争でも

する気かよ!?」

アリババくんが...

大切な友達のためを

想う気持ちは、

とてもよくわかるんだ。

でも、怒りに任せて

戦ってしまうと、

悲しいことが起こる

気がするんだ...

......??

そ...

んなこと

言ったって...!

でも.....

でも...

しょうがねー

だろ...!?

この国は今

ヒデーんだよ!!

誰かがやらなきゃ

ダメなんだ!!

みんな苦しんでるのを

放ってなんかおけねー!

でもっ...

確かにま

お前らの言うのも

もっともだって

わかってる!

俺たちが戦うことで

なん

難民だって出てる!

だから国と戦う

覚悟を決めた

ところだったのに...

国軍や

貴族どもといえど、

人を傷つけ

ちまってる!!

もう...ワケ

わかんねーよ!?

こんな情けねー

俺は.......

もう...もう

出てってくれよ!!

だから今、

アラジンお前に

会いたくなかった

のに......

この国から

出てってくれよ!!

痛ぇな

何すんだよ!?

???...??

確かにこの国の

問題は僕らには

とても難しい

落ち着いておくれよ

アリババくん。

君は大変なことを

考えすぎて、

頭がゴチャプチャに

なっているんだ。

でも、大丈夫だよ。

いつしよ

僕も君と一緒に

考えるから!

君の大切な

友達のために、

どうすればいいのか

僕にも考えさせて

おくれよ!!

ウーゴくんも

モルさんもいる。

皆で考えれば、

今よりいい答えが

見つかるはずさ。

アラジン...

怒鳴って、

ごめん...

「もう一度」

うん。

「二人で

考えようよ!」

いいよ...

...

よぉ...

捜した

ぜ...

助けに来たぜ、

相棒!

カシム!!!

な、なんだぁ

上からでかい音が:

シン、

後ろ!

第418

...

カシム!!

何しに来たんだよ!?

こんなに部下ども連れて...

何じゃねぇだろ!

しかも、相手が

とんでもねえ奴だって

いうから、部下ども

引きつれてきたんだ!!

俺たちは、お前が

さらわれたっていうから

助けに来たんだ!!

!?

なんの話だよ!?

この人が

カンム...!

てめえらは...

昨日の邪魔しに来た

ガキどもじゃねぇか!

そうか...

てめえらも

奴の仲間だったん

だな...?

...!?

あなたが

「カシム」さん

ですね。

アリババさんを

連れに

来たんですか?

.!!

アリババさん、

ついていく気

ですか?

!?

襲え!

襲え!

金持ちどもの

ホテルだ。

標的はどいつだ?

カンム!!!

わからねぇ、

かたっぱしから

ひっつかまえろと

命令だ。

どういう

つもりだよ!!?

「霧の団」が

ホテルを襲うなんて

聞いてねぇぞ!!

馬鹿野郎!!徹底的に

やらなきゃ、こっちが

やられちまうんだよ!!

「シンドバッド」

にな!!

なんなんだ?

こいつらは...

よくも俺らの

頭をさらって

くれたな。

狙いは俺??

「霧の団」がなぜ?

昨日の報復か!?

なぜ身元が

バレたんだ...

やれぇ!!

あの机

大理石だぞ!?

あの男

バケモンか!?

シン、

任せろ。

うおぁ!?

なんなんだ

お前らは?

!?

ああ、

もう

この

役立たず!

うるせぇ!!

おらァ!!

.....

??

なんだぁ?

今のはよぉ...

ハッサン!?

余計な魔力を

使わせやがって!

畜生が、全員で

やっちまいな!!!

おお!!

カンム...

「シンドバッド」って...

あの「シンドパッド」か!?

スタッ

後で話す!!

今は時間がねぇ!!

さあ行こうぜ

アリババ。

危ねー

カシム!!

ええ!?

化け物かあの女...

!?

とにかく

逃げろカシム!!

上だ!!

屋上なら

袋のねずみだ。

仲間が

こんなにいるぜ。

関係ないホテルの

人達を襲うなんて、

所詮は盗賊

壊滅させましょう!!!

来やがれ

化け物女!!

昨日みてえに

黒霧でねじ伏せて

やるぜ!!

待ってよ

モルさん!!

!?

アラジン

大丈夫か?

シンドバッド

おじさん!

また変なのが

増えたぞ...!?

ハッタリだ

全員でかかれ!!

おお!!

さすがに

数が多いな

...

マスルール!

了解。

すごい!!

手かげん

しなさい。

やりすぎだぞ

マスルール

な...なんだ

てめえは...

何って...

俺を捜しに

来たんだろ?

そうか、お前が

シンドバッドか。

先に手を出して

きたのはそっち

じゃねぇか!!

くらえ

黒縛霧刀」!!!

なんだこれは?

それが昨晩の

「黒い霧」ですよ!

ああ、例の

お前が捕まった

っていう。

動くんじゃねぇ...

てめえらの大将の

命がねぇぞ!

ちょっと待てカシム

さっきから

何を言ってんだ!?

情報がいい

入ったんだよ!!

シンドリア王

「シンドバッド」が...

俺たち「霧の団」を

狙ってるってな!!

ほぉ、そのことを

誰から聞いた?

黙って

捕まってろ!

捕まってるって...

これでか?

...!?

なんの光

だ...!?

...?!

黒い霧

が...

溶かされて

...?!

言ったでしょう?

「七海の覇王」

シンドバッドは...

そんな...

そんな

バカな!!

不思議な力には

慣れてるって!

この程度の魔法道具は、

俺には効かないよ。

さて、

もう手はないのか?

くそっ!!

これで

アプマド王との

約束が果たせる。

な?なんとか

なっただろ?

ジャーファル。

ええ、

そうですね。

さあ、

お前を捕まえて

国軍につき出せば...

俺の仕事は

終わりだ。

..!!

ね?

怪傑アリババ君。

あとは、君を倒せば

終わりだよ。

怪傑

アリババくん。

くっ...

さあ、君も剣を

抜きたまえ!!

なんなら

出せばいい。

大将同士で

決着をつけよう

じゃないか。

「攻略者」

なんだろう!?

なんでこんなことに:

伝説のご迷宮攻略者

じゃねーか!!

「シンドバッド」!?

待ってください

アリババさんは...

......

アラジン...!

......

!?アラジンなぜ

動かないの!?

アリババさんが

危ないのに...!

アリババ逃げろ!!

おい、野郎ども!

逃げてくれ!!

俺たちの頭領を

逃がすんだ!!

ほお、大将を

逃がすか。

どうする?

アリババ君、

一旦

逃げるか。

くっ!

まあいい、

アリババ君。

それも一つの

判断だ。

だがどうせ

「霧の団」は終わりだ。

逃げたければ

逃げればいいさ。

実権はそこの男が

握っていたんだろう!?

考えてみれば、

君はこいつらとは

「違う人間」

だものな。

......?

彼らは、

「スラム街の人間」。

君と彼らは

違う..

やめろ!

君は、表面上は

仲間のふりをしていても、

実はそうじゃないだろう?

言うな、

言うんじゃ

ねえ!

だって君は、

い...何だ

言い出すんだよ

こいつ......

王子様だ...

だま

黙れ!!!

知った風な口

きくんじゃねぇ!!!

俺とこいつらに

何一つ違いなんて

ねぇ!!

こいつらみんな、

俺の大切な故郷の

兄弟たちだよ!

それを...

それを.....

その絆を、

バカにすんじゃねぇー!!

礼節と厳格の

精霊よ、

汝と汝の

眷属に命ず。

我が

魔力を糧として、

我が意志に

大いなる力を

与えよ。

出でよ、

アモン!!

この力が

ある限り!!

やってやるよ

シンドバッド...

「霧の団」は

終わらせねぇ。

これがアモン...

炎のジンか。

これは、

バルバッド地方の

王宮剣術。

なかなかの

太刀筋。

炎との

コンビネーション!

そして..

.....?

なんで...

炎が消えて

く.....?

だが、思った

通りだな。

アリババ君、

君は、ジンの

使い方をまるで

わかっていない!

さあ、終わりだ

国軍につき出すぞ。

そうですね。

アプマド王は

「霧の団」をどう

するのでしょうね?

...

むろん、全員

処刑するだろう。

反逆者の

末路は死罪!

こいつだって、

それぐらい覚悟で

戦ってきたん

だろう。

...!

冗談じゃねぇ...

俺は、おいしい思い

できるっつうから

入っただけだぜ...

.....

あっ、

待てよ!

俺も!

俺も!

:残ったのは

これだけか。

.....

俺の...「霧の団」が...

...

「霧の団」は、

君が作ったのか。

義情のため

国軍と戦うなど..

死ぬつもりだったのか?

無謀な上に

愚かだぞ。

......

無謀なんかじゃ

ないね!

俺たちは国軍に

負けなしだった。

それは、国軍から

情報をもらって

うまいこと

やっていた

だけだろうが。

!!

己れの無力さも

わからないなら、

「霧の団」は弱い!

俺一人に

壊滅させられる

ほどに弱い!!

ぐっ!

お前は、勝てない

ケンカにまわりを

まきこんで、

破滅させようと

してただけだ!!

お前は

なおさら

愚か者だ!!

!!

くそっ!!

二人とも

見ていてください。

厳しいですが..

これが「義族」の

末路です...

そんな

盗賊たちの未路は

...

死しか

ありませ...

だが!!

...んっ?

だが、それでも

戦うというのなら、

......

んっ??

それは、

お前らには

もう一つ道が

残されている。

自分たちに

足りないものを

他者で補うこと...

すなわち、この俺を

「霧の団」の仲間に

することだ!!

...?

......?

ええっ!?

メリットは

あるぞ。

俺の

シンドリア国を、

「霧の団」のバックに

戦えるのだ。

...!?

シン...

戦う?

ああ。

あなたが

「霧の団」に

入って?

バルバッド国軍と?

...

ああ。

それはおかしい。

「霧の団」は

倒すべき敵です。

ああ。

貿易再開のため、

アブマド王とも

約束したでは

ありませんか。

だが、俺は「霧の団」に

味方したくなったのだ...

あなた、

言ってることが

変わってますよ!!

「盗賊はどんな理由だろうとだめ」

って、最初に決めたじゃ

ないですか!!

それでも

......

ジャーファル君

お前はなんって

冷酷な男なんだ!!!

えっ...

ええっっ!?

最初に決めた!?

それは、無知だった俺が

はじき出した

過去の未熟な答えだ!

あの後お前も

知っただろう。

飢えたぼし

母子を、

武器を

手にした

少女を。

この国の

惨状を...

それをあざ笑う

腐った貴族を。

それでもなお、

お前の心は少しも

動かなかったというのか!?

ええっ...

なんてひどい

奴なんだ君は!!!

ええ

っ!!?

そりゃあ...

そうですけど

なんでたぁるも

私が悪者に!?

だろう!?

この国を見て

思ったんだ。

あの自分の

ことしか考えん

バカ国王よりも、

俺は!

自分が処刑されると言われても、

自分が処刑されると

言われても、

スラムのために

戦う気持ちを

捨てないこいつらの、

力になりたいと!

だから俺は、

「霧の団」とともに

戦うぞ!!

なんだって!?

王様が盗賊団に

入るって!?

なんだ

あのオッサン:

ふざけんな...

おかしいんじゃ

ねーのか?

俺は

だまされ

ねぇぞ。

どうしたの?

アラジン。

シンドバッド

おじさんが

おもしろいんだもの。

変わった人だねぇ〜

シンドバッドおじさんって。

この人がとっても

有名人になっちゃうのは

僕わかるよ!

あの時から、おじさんは

最後にはこうする

つもりだったのかな?

とにかく、

おじさんがしゃべり出すと

みんなおじさんを

無視できなく

なっちゃうんだよね。

しくしく

というわけで、

今日から俺は、

君たち「霧の団」の

一員になるぞ!!

いや!?

第43

なんなんだ!?

一国の主である

アンタが、他国に

介入するなんて、

このオッサン...

......

何か理由が

あるんだろ?

ただ、この国の

民を助けたい!

どういうつもりだよ?

ーと言っても、

.....

信じないか。

...

そうだな...

まぁ、他にも

理由があると

すれば...

それは...

「世界の異変」を、

止めるためだ!

世界の..

異変...!?

......

世界の異変って

なんの話だ:?

君たちは

知らないかも

しれないが

この世界は近年

混乱に満ちている。

...

この話...

どこかで..

「今、世界には

とある異変が起き、

危険と戦に満ちています。

簡単に言えば

せんっせんッ

戦争、

貧困、

俺は、

シンドリア国王として、

それにはとても

困っているんだ。

差別の拡大

難民は増えるし、

経済的にも

打撃を受けるし、

だから俺は今回

「世界の異変」の一つである

「バルバッド内乱」を

解決したいと思っている。

それで

どうだろうか?

散々だ。

.....!?

なんだこいつ...!?

...

自分の方が

絶対的優位なのに、

俺にどうだもくそも

ないだろ!

だまされんな!

俺はだまされ

ねぇぞ...

カシム!!

「国王」のくせに

何が俺たちの

「仲間」だ。

貴族・王族

てめぇら上の

人間は!

俺たちみてえな

汚ねぇ下の

貧乏人が、

飢えて死のうが

腐ってなくなろうが

いいと思ってんだろ!?

下の人間を

踏みにじって生きてる

クズ野郎じゃねぇか!!

自分たちが

贅沢に暮らす

ためならよぉ!?

シンドバッド...

なっ...

何...!?

シンドバッド

王が、

黙れ。

お前は何も

知らないだろう。

どれほど自分を

犠牲にして

生きてきたか。

知らない

野蛮が...

やめろ、

ジャーファル。

はっ...

わかった..

わかったから、

俺たち

どうすりゃ

いいんだよ!?

すみません!

ああ。

仲間にして

くれるのか

ありがとう。

ジャーファルおにいさんは

ちょっと怖い

人だったんだね。

まあ時々...

では、早速

行動しようか

アリババ君。

マギ団

行動?

君は僕と

今から、

!?

何が仲間だ、結局

アリババを王宮に

突き出す気か!!

違うよ、話を

しに行くだけだ。

バルバッド王宮に

行くのさ。

それが今と

いうことだよ。

???

どこで話

聞いてたんだ?

この人??

アリババ君、

君は言っていたね。

「民衆の支持を得たら

身分を明かし

アプマドと話をつける」と。

君はすでに民衆の

支持は得ているし、

君の身分は他国の王たる

俺が保証しよう。

民衆にも宣言すればいい。

その上で君は、

「霧の団」頭領兼兼

バルバッド国第3王子

としてアプマドと

話をつけるのだ。

怖いのかい?ちょっと

自分が王子と

認められないことが。

大丈夫、

君は王子だよ。

...でも...

君の父上から

聞いている。俺は

古い知り合いでね。

えっ!?

うん...君は

バルバッド先王に

よく似ている。

...!!?...???

だから君には

重い責任が

あるんじゃないか?

君は、紛れもなく

バルバッドの王子だ。

どうだいカシム君?

これで話がまとまれば、

スラムの人々の生活は

保障されるだろう。

マギB

それが君たちの

望んでいたこと

だろう?

...

行っておいでよ

アリババくん。

何も怖いこと

なんかないよ。

君は、勇気ある

人じゃないか。

僕は知っている!

その日、バルバッドに

大きなニュースが流れた。

「霧の団」の

リーダー「怪傑アリババ」が

バルバッド国の第3王子であり、

単身王宮に乗り込んだというのだ。

人々は、この国の王と

反政府組織のリーダーとの

会談に未来への希望を託し、

王宮の前に集った。

......ハァッ...

シンドバッド

おじさんでしな、

このウワサを

流したのは。

話を兄弟同士で

つけてくれ。

俺は、内政干渉は

しない主義だ。

もう散々ちょっかい

出しといて

何言ってるでし!!

僕は「霧の団」捕獲を

頼んだだけでし。

この騒ぎ、どうして

くれるんでし。

さぁ、話せ

アリババ王子よ。

言いたいことが

沢山あるんだろ?

...

ア、アリババは...

ちゃんと考えて

話せる奴だよ...

は、話を聞いて

やろうよ...

アプマド兄さん...

ぼ、僕はそれを

知っているから..

...

...

アブマド兄さん::

知ってると

思うけど...

父上が亡くなったのも..

俺が原因も同然だ...

宝物庫の事件は

俺のせいだ...

あの時...自分は

消えない罪を

犯したと思ってる...

でも...

なぜ...

なぜ今、みんなが、

王宮に押し寄せて

いるのかを...

考えてくれ!

「霧の団」が宝物庫を

襲ったのか....?

あんたの国民の

気持ちを!

今の政治で

貧しい人たちが、

死ぬほど

苦しんでるって

ことを!

スラムで育った

俺にはわかる

だから今日、

ここに来た。

........

この国の、

国王たる

あんたの力で、

国民の生活を、

これからは全力で守ると

約束してくれ!

!?

そうすれば、俺は

「霧の団」を解散する!

待てよ!!

約束は...

言いたいことは

それだけか

えっ?

無礼ぞ。

下賊の者が、

王族に語り掛けるは

無礼であるぞ。

余は、第二十三代

バルバッド王国・国王

アプマド・サルージャ。

下賊の者と語らう

口を持たぬ。

スラムの拾い子を、

弟などと

思うたことはない。

そちの音、

シンドリア国王殿の

応護なくば、

とうに

飛んでいることを

忘れるな。

......

下がれ。

予は気分が

悪い...

王宮の外に

ウジが沢山

湧いていて...

ふざけるな!!?

自分の国民を

そんな風にぬかす

お前に!!

ぜつたい

絶対に

ない!!!

王の資格

なんてない!!!

おや、これは

なんの騒ぎですか?

アブマド王よ?

おお、戻ったのか

「銀行屋」!

こんなに

国民の人たちに

支持されている

ようですから、

きっと大丈夫です..

「霧の団」の他の

人たちは?

アリババくん、

大丈夫かなぁ?

そうだね

一度、アジトに戻って

いるそうです...

あ〜〜っ、

そっか..

なんだよ、

この人だかりは...

絨毯持ってくりゃ

よかったかな~~...

めんどくせーなくっ、

全部ふっとばしちゃおう

かな!?

第41夜「異なって

なんだろう

けん

今、

だけ...

太陽に

あの人が黒い

見えた気が

黒い太陽

第44夜

おお、戻ったか

「銀行屋」。

ハイ、

アブマド国王様。

バルバッドは

相変わらず

蒸しますね。

参って

しまいますよ。

...おや?

先客が?

そちらは、来訪中の

シンドリア国王殿だ。

挨拶せい銀行屋。

ハイ。

初めまして!

シンドリア国王様!

私、「銀行屋」の

マルッキオと申します!!

現在、仕事で、

バルバッドの財政の

顧問を請け負って

おります。

どうぞ

お見知り置きを!

初めまして、

シンドリア国王

シンドバッドです。

よろしく!

ええ、ええ。

こちらこそ!!

伝説に聞く、

攻略王シンドバッド様に

お目にかかれて光栄です!!

いや、そんな

大げさですよ!

...?

...そうですか...

あなたに...

どこかでお会い

したことが?

いいえ、

私とあなたは

初対面ですよ!

なんなんだよ、

今日のうぜぇ

人ごみはよー

あー、もう

どけって!

あっ!?

!?

あ!

「バカ殿」じゃん!

お前、なんで

ここにいんだよ〜!?

ジュダル!?

知り合いでしか?

ジュダル殿。

こいつってさ~

いつも俺の

邪魔しに

現れんだよねー。

...

まぁな!

なぜだ...

なぜジュダルが

ここにいる...!

ああ、しうかい

紹介するでし

シンドバッドおじさん。

こちらは、煌帝国の

「神官」である、

ジュダル殿でし。

!?「煌帝国」の、

しん

神官」...!?

そ、俺今煌帝国で

神官」の仕事やってんの!!

今日だってそのお勤めで

来てんだぜ?

ジュダルが

煌帝国に入り込んで

いるというのか...!?

そして、

このバルバッドに

手をのはしている...

ということは..

あの男も...

悪いけどおじさん...帰ってまーいで

もう帰ってほしいでし。

変なウワサで

騒ぎを起こしたことは

もういいでし。

僕は忙しいんでし。

マギ6

待て。話は

終わってないだろう。

なんのことでしか?

ああ...

シンドリアとの使えるこいか

貿易再開の

約束のことでしか?

悪いけど実は、

その約束は

守れないんでし。

どういう

ことだ?

なぜなら、バルバッドの

貿易の権限はすべて:

煌帝国に渡すことに

したからでし!

......

......

煌帝国が貿易を

許可しない国とは

貿易できないんでし。

黙ってて

アプマド...

煌帝国の支配国に

なるつもりか?

これは「銀行屋」が

提案した、バルバッドの各行目見りに

経済回復のための

政策なんでし。

そうです!!

国と国との平和的な

経済の橋渡し!

それが私たち

「銀行屋」の仕事!!

支配される

わけじゃ

ないでし。

そうだ!あなたも

国王様なのでしたら、

どうです?

私たちに

すべてをお任せして

みませんか?

やはり!

こいつ、

顔も名前も

違うが...

あの組織のにんじんひとり

人間の一人だ!

そして

この国は

すでに

ちょっと待てよ。

俺の話は

終わって

ねーぞ!

国王として、

約束しろよ。

苦しんでる人たちを

絶対に守ると...

今、ここで

約束しろよ!!

...

おじさん、早くそれを

つまみ出すでし。

スラムのゴミの

言葉など、僕には

わからないでし。

アブマド!!!

俺たちとお前に、

なんの違いもねぇ!!

話を聞けよ!!!

やめろ!アリババ君。

一旦退くんだ!!

話を聞けよ!!!

畜生ー

ッ!!

「霧の団」のアジトは、

元・スラム隔離居住

地区内の廃灯台にあり、

その夜は、

集まった市民たちで

騒然としていた。

国王との会談は

どうなったの!?

一方、アジト内に

残っていた団員

たちにも動揺が

走っていた。

アリババが王宮へ

行っている間に、

カシム・ハッサン・

ザイナブらの

幹部が姿を

消したのである。

会談は?

これから

どうなるんだろう..

国軍が

攻めてくるとか?

まさか!

今までなかった!

でもそれは、カシムが

王宮の協力者と

つながってたからって

話だぜ...

ダメだったんだろ

この様子じゃ...

幹部たちが

逃げたんじゃ...

俺たちもう

終わりだよ...

アリババさん...

戻ってきてから

一言も喋らない...

会談は......

ダメだったのかしら?

アリババくん、

王様とは

話せたのかい?

......?

!?

話どころじゃ、

なかったよ..

アフマドは

俺のことなんか、

...???...

人間とも思って

なくてさ...

色々

わめいたけど

......??

なんにも

ならなかった

よ........

そんなこと

ないよ、

アリババくん。

聞こえるだろ?

君が勇気を出して

王様と話したことで、

マギ図

こんなに

沢山の人たちが

心動かされた

じゃないか。

なんにもならなかった

ワケじゃないよ。

今日、君が

変えたことが、

確かにあるよ!

........

ありがとう。

アラジン。

でも...これから

どうしましょうか。

でも...こうしち

交渉は決裂

しちまったなんて、

どう伝えりゃ

いいのか..

わかんねーよ...

「霧の団」や、外にいる人たちに

事情を知らせないわけには

いかないように思います...

そうだねぇ...

123

来てください。

シンが「霧の団」の皆に

今日の結果を

伝えるそうです。

!?

頭領の君も

ここへ。

諸君、

結論から

言おう。

本日の会談にて、

交渉は決裂した。

!!

要求は完全に

はねのけられた。

国王軍と我々の

対立も決定的に

なってしまった。

そ...そうか

......

俺たちはもう

お終いだ

.......

何がしま

お終いなんだ?

そもそも、君たちの

戦いの終わりは

なんだ?

貧しさを

抜け出すこと。

......

守るべき家族を

養うこと。

そんな

崇高な目的を持たん奴も

いるかも知れんが、

各々の

目的のために、

盗賊まがいの

やり方しかなかった

君たちが、

今日初めて、

国王に

正面から話を

持ち掛けた。

お前たちは、

今日、やっと

初めて!

正々堂々と

戦ったんだろう!?

自分を

虐げるものと...

自分が剣を取った

理由を思い出せ!

忘れるな!

それでも、今日

こんなもので

終わりだと思う奴が

よし。

この場に一人でも

いるのか!?

ならば、俺は俺の

持てる力のすべてを

お前たちに貸そう。

何が来ようが、

俺が倒してやる。

国から追われよう

ものなら、俺の国で

国民として

受け入れてやる!

シン...!

これ以上、難民を

受け入れては、

シンドリアの財政は

厳しいですよ...

そんなもん、俺が

なんとかするさ!

世界はまだ、

理不尽さで

溢れている。

それと

戦う者たちを

受け入れる。

そのために、

俺は国を作ったの

だからな。

すごいね。

ああ、あれが

一国の王サマって

やつなんだな...

アラジン、

お前すごい人と

友だちになったな!

あ~あ、

こんなところに

いやがったのか、

あの「バカ殿」

俺も混ぜて

もらおっかな〜?

それにしてもよぉ...

シンドバッドってのは

なかなか

いい男じゃねぇか。

はい

俺は気に入ったぜ。

でも、どうしよう

兄ちゃん?

そうとは知らずに、

俺たち追いはぎ

しちゃったよ。

△S・ナンド

奴は寝てたんだから、

俺たちの顔は

見られてねぇんだ。

し・ナンド△

△M・ナンド

大丈夫さ。

ん?

そっか!

兄上、

あれは

なんでしょう?

第45夜

の名は

..

おー

シンドバッ

!!ドし

ジュダル!?

付いて

きたのか...!

よっ、バカ殿!

ここで

何してんの?

なんだアイツ..

あ...

あの人は

昼間の..

ジュダル、

お前アブマドの

手先として

来たのか?

それとも

煌帝国のか?

...あ?

ああ!違う違う!

正直、俺そういうの

どうでもいいから!

貴様ら、

この国で一体

何をする気だ?

...さあ?

そんなことより

わかってんだろ、

シンドバッド?

俺が好き

なのは...

親父どもの考える

経済どうのってのは、

せん

戦争だよ。

俺にはキョーミの

ねー話だからな..

強いんだぜ!

俺のいる煌帝国は。

兵隊も沢山いる、

「迷宮攻略者」の

将軍もいる、

迷宮怪物軍団だって

できたんだぜ!

すっごいだろ!

...ジャーファル

おにいさん、

貴様ら...!

彼はジュダルといって、

我々と因縁のある男...

そして

アラジン...

あの人は?

あなたと同じ

「マギ」ですよ。

...

「マギ」!?

あ!かちが

かん

勘違いすんなよ!

俺が一番

組みたいのは

シンドバッド、

お前なんだぜ!

だから、いい加減

俺と組んで、

世界せーふく

目指そうぜ!

何度も言ってるだろ。

煌帝国の皇帝は

どうも気に

食わなくてよ~

俺はお前らの

操り人形にはならん。

...

にしてもさぁ、

なんなわけ

こいつら?

ゾロゾロと...

...あれ?

何コイツ?

こいつの周りの

ルフ変だよ。

シンドバッドよぉ:

しまった...

しかし

隠し通せまい

こいつ、

なんなんだ?

...お前と同じ

「マギ」だよ。

.....

こんなチビが

「マギ」い〰!?

ウソだろ

〜〜〜~~~っ!?

はあ〜っ!?

だって「マギ」ってのは

すっげーんだぜ!!

世界を

変えるために

ルフが送り出す、

創世の魔法使いにして

最強のマゴイの使者。

それが

「マギ」

なんだぜ!!

そんなのが

俺の他に、そうそう

いてたまるかよ!?

...彼が「マギ」だから

お前も反応したん

だろうが。

........

くすッ

ようチビ!

俺、ジュダル。

お前は?

ぼ、僕は

アラジン。

そっか、アラジン。

「マギ」同士

よろしくな!

おいおくい、

こんな

どんくさい奴が

俺と同じとか

マジかよ~!

こんな奴と組む気じゃ

ないだろうな...?

彼は関係ない!

この国で偶然

出会っただけだ。

シンドバッドよ、

まさか俺を差し置いて...

.......

...ならいい

けど~~

そうだチビ。

お前がほんとう

本当に「マギ」なら、

他にも王候補を

連れてんだろ?

一人か二人ぐらい

その辺にいんだろ?

なあチビ!

お前の

王候補を

出せよ!

王候補...

「あなたも

選んだことが

ないのかしら?

なんだよ

だんまりかよ?

いいよ~

じゃ自分で、

捜すから~...

...

みい~

つけ~

たっ!

アリババ

くん...!

あれ?なんだ

俺、お前のこと

知ってるぞ?

お前、アレだろ...

昼間、

アプマドの豚に

いじめられてた

奴だろ!

あん時のお前:

みっとも

なかったよな

~~~

なんか必死こいて

わめいてたけど、

全然聞いて

もらえなくて..

しまいにゃウジ虫

よばわりされて

泣いてたよな~!

ほんっと

お前って...

情けない

奴......

情けなくなんか

ない!!!

......

あ?

アリババくんは

情けなくなんかない!!

僕は知っている!!

アリババくんは

自分が

認められないかもって、

最初から知ってたよ。

でもみんなのために、

怖いのをがまんして、

勇気ある人なんだ!!

今まで誰も

できなかったことを

やりに行ったんだ。

彼は決して

情けなくなんか

ない!!

アラジン...

...へぇ、チビ。

そんなに見込んでる

王候補なのかよ。

こいつが?

ふ~ん...

俺には

そうは...

見えねー

けど...

なっ!!

ぐっ!!

ほら、弱え~

ジュダル!!

シンドバッド!!

なんでお前、

こんなくっだらねー

奴らとつるんでんの!?

バカじゃねぇの!?

へっ、

やる気

かよ?

デーマ

なんなん

だろう?

この人に会った

時から感じる

この感じ。

最初は

なんとなくだった

でも、今は

はっきりと

わかる!!

僕はこの人を

止めなくては

ならない!!!

46夜

ふた

アラジン

...!!

まるで...

私と戦った

時みたい...

戦う気満々

みてェだなあ!?

オイ!!

君と戦いたい

ワケじゃないけど、

これ以上、僕たちに

何かするなら止めるよ。

やめろ!!

やめるんだ二人とも!!

...???...?

黙ってな、

シンドバッド。

それに、今のアンタに

俺は止められないね。

これは「マギ同士の戦い。」

ただの人間は

口出し無用。

さっき見て

わかってんだぜ

今、「金属器」

一つも持って

ねーんだろ!!

確かに今の俺に

止める力はない。

マスルール!!

ぐっ!!

了解。

...!

やっぱりだめです...

俺たち今、「眷属器」

使えないんで。

さーはじ

始めようぜ、

チビのマギ。

くそっ!!

まずは

魔力の撃ち合い

といこうゼ!

魔力の

撃ち合い!?

!!

さぁ、

いくぜぇ!!!

なんだこれはよォ

オオオ!?

うわぁぁぁっ!?

はははっ、

穴だらけに

なりやがれ!

アラジン!?

ジュ!!

ああ?

!?

...

.....

...

なんだ...

そっか。

おいチビ!

やめよう!

魔力の撃ち合いは

意味がねぇ。

ルフの加護がある

「マギ」同士では;

魔力が打ち消し

合っちまう

みてーだ。

魔力が

打ち消し合う...

こうなったら

「魔法」で勝負

するっきゃねーな!

魔法!?

サッカッ

何言ってんだ。

さっきからとっくに

魔法使い同士の

戦いじゃねーか!

チッ...

あーあー、

何もわかって

ねーな!

これだから

素人の集まりは

イヤだよなぁ?

なぁ!

シンドバッド!

くっ!!

フフン...

俺が教えてやるよ、

素人ども!

マゴイとはなぁ

ルフが生み出す...

そうだ...

じゅんぜん

純然たる力!

魔力はそのまま

集めて撃っても

大した威力はねぇ。

さっきみたいに

ちょっとものを

壊す程度だけど...

魔力を生み出す

ルフたちに

マギB

とある命令を

あたえると...?

この通り!

かみなります

雷魔法の

完成だぜ!!

!!?

雷の魔法

...!!?

アラジン!

ううん。

ルフとは本来、

この世のあらゆる

自然現象を

起こしている存在。

一応聞くが、君は

魔法を知っているか?

やはり

そうか...

己の生み出す

魔力を使ってね。

つまり、

ルフが生み出す

魔力が、

嵐や炎や雷を

作り出していると

いうわけだ...

魔力

自然現象を引き

そして今...

ジュダルはルフが

生み出す魔力で

雷を作り出した!!

いつまで

喋ってんだよっ...

オラァ!!

アラジン、

だめだよけろ!!

!!?

やはり、今のアラジンに

あれを防ぐことは

できない!

アラジン!!!

オイオイ...

あっさり吹き飛ん

じまったのかァ...?

!?

これか...

魔法」!!

......

第47夜

兄上!

あれは!

ああ...

あの時の巨人じゃ

ねえか...

なんでまた

こんなとこに...!!

だが、あいつの強さは

ハンパねえぜ。

あれであのガキと

やり合ったら

どうなっちまうんだ!?

出た...

アラジンの

「ジン」!

やはり、実体化

させるのか。

そもそも「ジンの金属器」は

宿った「ジン」の力を

己に纏って戦う道具。

だが、

「マギ」であるアラジンと

ジン」との関係は

根本的に異なっているようだ。

俺も

初めて見るが

あれで一体

どうやって

戦うんだ!?

へえチビ、

おもしれえの

持ってんじゃん...

巨大な「ジン」の

体.....

そんなもん

俺たち「マギ」にしか

出せねえもんな。

いいぜ...

認めてやるよ。

お前のこと!

でも、お

俺の魔法だって、

あんなもんじゃ

ないんだぜ?

バルバッドは

霧の町。

水なんて空気中から

いくらでもルフに

集めさせられるぜ...

そしてこれに..

さらに命令

すると...

俺の一番得意な

氷魔法だ!!

兄ちゃ~ん!!

でっかい氷のヤリ

みたいのが...!

バカヤロウ...

その前に...

なんであいつ

飛んでるんだ?

重力を操る

浮遊魔法か...

なんて奴だ!

へっへ〜ん!

ジュダル...まぁ

複数の魔法を

同時に平気で

使っている。

どーだコレ!

スッゲーだろ

シンドバッド!

おぼ

覚えるのに

苦労したんだぜ!

さすがに

長距離飛ぶのは

厳しいんだけどな。

おっと...

驚いてくれるには

まだ早いぜ:

俺の得意技は

これからさ...

ピンッ...

ペリッ、

くらえ!!

「降り注ぐ氷槍!!!

ーっ!!

逃げろー

なんだよ

これえぇっ!?

ヒッ!

!!?

なっ、

なんだァ!?

刺さったとこから

凍ってくぞ!?

ウーゴくん!!

へえ

やるじゃん!!

へえやるじゃん!!

でもまだ

槍はたくさん

あるんだぜ!!

これで

どうだ!!

ウーゴくん!!

ぅおおおぉぉぉ!?

!!!

これが「マギ」

同士の戦い:!

なんて

すごまじい...!

.....

確かにどちらも強い。

アラジンも

ひけをとらない。

しかし..

ははっ!

強えーじゃん

そいつ...

でも、これで

勝った気になんか

なってねーよな!?

俺の氷はまだ

残ってるんだぜ。

ウーゴくん!!!

...

ウーコくん...

力をもっと

あげなきゃ...

ウーゴくんが

大変だ...!

よじ、

っ...

ウーゴくん...!

ウーゴくん...!

......

でも、効いた

みたいだぜ。

とんでもねーな

そいつ!

見ろよ...

穴から魔力が

もれてるぜ!

.....!

なぜなんだ!

なぜ君は

僕たちに

こんなことを

するんだい!?

あ?

そういや...

なんで

戦ってんだっけ?

なんで...

だと...?

まあ、

いいじゃねーか!

遊ぼうぜ

チビ!

忘れちまった!

お前も

「マギ」なら

わかるだろ?

!?

俺は力が

余って糸って

余ってしょーが

ねーんだよ。

おかげで

何やってても

クソつまんね

ーしよ、

でも......

今日はちょっとだけ

楽しいぜ。

だからもこともっと

俺と遊べよ、

チビの「マギ」!!

なんなんだ

この人...

それよりも..

さっきから...

ウーゴくん...

ウーゴくん!?

ウーゴくんが

笛に戻らない...!!?

くゥゥ

ウーゴくんが

大ケガしてる...

もういいよ。

それ

戻って

ウーゴくん!!

戻ってよ!

戻って!!

ウーゴくんが

笛に戻らない!

なんで!?

今までこんなこと

なかったのに!!

!!

ウーゴくん!!

第48夜

ウーゴくん!!

ウーゴくんが

笛に戻らない!

それに...

おかしい!

僕はもう力を

あげてないのに...

ウーゴくんが

止まって

くれない!!

おいチビ

まさかこんなもんで

終わりじゃ

ねーよな?

こんな機会

減多にないんだ。

もっともつと

遊ぼうぜ!!

ウーゴくん

ウーゴくん!!

アラジン

大丈夫!?

しっかり!!

モルさん...

おお?チビ

その女なんだ?

こっちだ!

この

イカレ野郎!!

スッゲー

素早いじゃん...

だからぁ、

俺には普通の攻撃は

効かねーんだよ...

...

通った!!!

んー...

...

痛ってーな!

......

ああ...

忘れてたよ

「迷宮攻略者」

だったな、お前。

誰も邪魔すんじゃ

ねーよ......

俺は「マギ」同士で

思う存分戦ってから、

このチビを

ぶち殺してーん

だからよ!

んだよお...

!!

うおぉおおお...

うぉぉおおお

ぉぉおおおッッ!?

ボブッ

へー...

...!?

なんなんだよ

その「ジン」はああ!?

ちょっ...

ちょっと待て!

シャッ!!

おいチビ!!

その「ジン」

卑怯だぞ!!

さっきから

お前はじん

自分の魔力を、

そいつに

与えてない

じゃないか!

つまりそいつ今、

他の奴の魔力で

動いてるって

ことだろ!!

その「ジン」は..

その「ジン」は

お前の

「ジン」じゃない!!!

えっ

!!

勝った!!

ウーゴくん

Qx61

9月26日のWindowsidord

『Story&Ait

shinobuOhicka

ReqularAssiStalls

松原

Matsubere.

ジ戸アキラ

色美穂

wiholsshik:

マわからないねーが、はんさ。

MARU

2011年01

石橋和章

Kazuakiにhinbook

Ssalss&Prumution

小関顕

戸高伸一郎

ShinichirouTrodka

嫌がDesiuner

志村泰央

YououTunuterbookPhontesstionestaleの

マギG

少年サンデーコミックス

2010年8月23日初版第1刷発行

検印廃止

発行者

という制す

「週刊少年サンデー」2010年第16合併号〜第27号掲載作品

大高

CShanobu.Ohraka-2010

田横

図書印刷株式会社

連載担当/石橋和章

岩純区ヨ/4mm平単行本編集責任/赤岡_進

単行本編集/石橋和章/〈多賀映子(アイプロダクション)

現実、石橋が早くて、その100で800万東京都千代田区ーーーっっ!!!ツ橋三の三の一覧小学館1003005055.5301553.

発行所

「TBDINIAPAN

〈Turtwebスポ御TEL・販売OS(58)!356.編集(33556)編集13230/5853

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ISBN978-4--09-122527-6