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.QlAGI

2016年09月11日-11:00:

うomis

2016年09月10日(月)

Q&OI

最強

オリエンタル

ファンタジー

第6巻!

政略結婚の為にやって来

恐らく、

して

みたかった

た盤帝。国の皇女・練紅玉"!!その心根はいかに!?

定価440円本体319円

8月16日(月)日(日)また東京区

...

Twithonteriphinで18409122629で

Windows100mmazg.9.92979

C9979\419E

ISBN978-4-09-122829-7

定価:本体419円+税

雑誌45636-29

9.小学館

祖国のために

ついに立ち上がる

アリババ...

そして彼が

手に入れるべき力とは!?

ジンの金属器の

真の能力が明らかに!!!

頑張る者です!!!い!!

第6巻はアリババがす...さらけ出して、

異常。人間の場合は自分であるのは

そういえば、

「お読みになってね。」

8月10日で2010年12月28日(火)

水曜日

発売日

週刊少年サンデーにて

大人気連載中!!!

http://websundaynet

!!lagl

2018年09月19日(月)は

もちろん、

2018年09月10日(月)までWebook

...

お申込み頂きましましていましたが、

大高忍

小学園

...8.0.0912262979409年2月

11月29日(月)日曜日19:9月9日9/19/

C9979\419E

ISRM978-4-09-122629

定価:本体419円+税

9.小学館

雑誌,45036-29

祖国のためについに立ち上がるアリババ・

そして彼が手に入れるべき力とは?

ジンの金属器の真の能力が明らかに!!

「お読みになってね。」

8月16日(月)(月1日(日)では、「2月曜日は

Coogrillistration/大高級Jrppragrrescrightを

2008年11月20日の8:0808:Coverdesign@maka/志村東央・ヘイブリッジフタジオ

.nxel

comks

8月16日(2月10日(土)ファンスタイル

大高忍

マギ

あと...はないけど、ひざいのままりし

彼女61

小学館

この前に、

狐茲6I

Qine.tagutiontermadic

忍高大

8月18日(2月)(日)KA.PCACART@

2018年09月10日土曜日は

はい...

10年61

:0NTBNT

彼女新たなる来訪者...私戦.....21夜、戦いの後..

乱戦してくれないですね

夜、飛眼...。21時、戦いの後..

使用している1度アリバイトサプラトにお使い物を作っていただけましたが、

わかりませんがいなかったんだけど...それじゃないですか?

私はまだ死な1をやって女の子の女子なんて知らないですか

それは...

ヒサプマド...75年3

教う者......?5役目..

...フリハハとも相手だって、一般社員...これは、社会一人の事情・ジンク全国政府

役目......98失意..!!ランの金属器..

第54夜第55仮第56夜

夜、決意...。11年、ジンの金属器..---180度、結納品..

第56回夜第57夜結納第5世枝

彼女シンの金属器...これ後、結構同じ...。449度、魔装..!!

第57夜、結構品...私個第56回夜。魔装.com/

「オオオ・

...???

すげえ

第49夜、新たななる来訪者

だい

......

なんて凄まじい

力だ...!

...

ウーゴくん!?

ウーゴくん!?

あのジン...

まさか...!!?

止めを刺す気か!?

ふふっ

第4978

あら

新たなる来訪者

あまりに

おい、いいはう

まずいっ

全員逃げろ!!

そんな

ウーゴくん!!

...!

あっ...!?

これは..

「迷官」で見た

...?

熱魔法」だ

......

あれは

それもあんなに

強大なものを...!!

大丈夫ですか

モルさん...

あ、ありがとう

助かったよ。

お前何人

花えてきたの

大丈夫です。

す...すごいね

とっさの

呼びかけて、

他の「霧の団」の

みんなは!?

みんな早く

逃げることが

できたから...

シンドバッドさんの

おかげで、犠牲者は

いないようです。

でも...

あの人は..

もう...

...なあアラジン。

ウーゴくんは

どうしち

まったんだ?

勝手に動いてる

ように見えたけど

...

わからないよ..

こんなことは

初めてで、

僕にも..

あらあらぁ...

なんなのお?

あの化け物は...

随分と

私たちのかわいい

ジュダルちゃんを

いじめてくれた

みたいじゃなぁい?

!!

間一髪

助けることが

てきましたね。

でも、おぉ

大ケガしてるわぁ。

ちょっとぉ夏黄文、

ジュダルちゃんを

ちゃんと治しなさいよぉ。

死んだら

一大事よぉ。

わかっておりますよ

姫君。

彼は我々の大切な

「神官殿」

なのですからね。

なんだ?

あいつら

シン。

ああ...

あいつらは

煌帝国の

人間だ!!

煌帝国!?

しかも、あんな

大がかりな魔法道具を

使っている。

あいつら...

ただ者じゃない。

どういう身分の

奴らなんだ...?

何よぉ、

まだやる気なの

あの化け物。

じゃあ、私が

相手になるわよぉ。

お気を付け

くださいね、姫君。

大丈夫任せてぇ。

あなたは治療を

お願いねぇ。

悲哀と隔絶の

精霊よ、

汝と汝の

眷属に命ず...

我が魔力を糧として

我が意志に大いなる

力を与えよ!!

!!

出でよ、

ヴィネア!!

行っくわよぉ!!

「ジンの金属器」

使いか!!!

こんな

やってやるわよぉ

化け物め。

!!

熱っ...

熱魔法...

水の膜がなかったら

危なかった...

せっかく集めた

私の水が

蒸発しちゃう

じゃない!!

この死に損ないが

あぁぁあああぁ!!

な:なんだあれ...!!?

...

ウーゴくん!!!

どうよ!?

夏黄文!!

流石であります

姫君。

だい、

もう10万一千

ジュダルちゃんの

具合はどぉ?

応急処置はしておりますが、

治すには、きちんとした施設が

必要でありますね。

じゃあ、早く

行きましょぉ。

いや、

!!

第50万

らん

何あなた?

気に食わ

ないわねぇ...

私たちは、

化け物に襲われてた

身内を助けただけよ?

ウーゴくんは、みんなを、

僕を守るために

戦っただけなんだ!

先に手を

出してきたのは

その人だ!!

違う!!

そう...

じゃあ

じゃあ、

下にいる

そいつらも:

あの化け物の

仲間なのね...?

あなたがあの化け物の

主なのね?

いかが致しますか

姫君。

片付けるしか

ないわねぇ。

閻心、

えんたい

閻体、

閻技、

やっておしまい!!

!!

...!?

なっ...

なんだこいつら!?

この子は私が

片付けるわぁ。

そのゴミたちは

三人で......

それ

...

うわ...

...っ!?

皆殺しよ!!!

わあぁぁぁっ

うわああ

なんだこいつ!?

助けてくれぇぇ!!

ひっ...

ひいっ!

止めろ

マスルール!!

!!

マスルールと力で

瓦角だと...!?

こいつは...

やはりあの...!?

何!

こいつら!?

速すぎて

さばき

きれない!!

モルジアナ!!

数が多すぎる。

協力してみんなを

守るんだ!!

はいっ!!

みんな大丈夫か、

俺の後ろにいろ!!

ほぉ...

貴殿、なかなかの

太刀筋だな...

こいつ..

強え...!!

みんな

楽しそうねぇ!

私も

ここからが

本番よぉ。

手合わせ願おう...

悲哀と隔絶の

精霊よ...

汝に命ず、

我が身に纏え

我が身に宿れ:

!?

なんだ

この人...!?

体が

変わって...!?

我が身を大いなる

魔神と化せ、

ヴィネア!!

やめてくれ、

お嬢さん!

何よ

あんたッ!?

!?

なんで...!?

な...何...!?

私の魔装が

溶かされてく...!?

お嬢さんは、

煌帝国の姫君と

お見受けしたが...

あ、

あなた..

誰...?

私は

シンドバッド。

シンドリア国王

シンドバッドだ。

あ...

あなたがあの

シンドバッド王...?

いっ、いつまで

にぎってんのよ

無礼者!!

失礼、姫君。

ただ、私は貴女を

止めなくてはならない。

だ...だって...

あの子が...!

お互いたちは

立場のある身分、

こんな所で争うべき

ではありません。

アラジン、

君もここは

杖を収めて

くれないか。

大丈夫だ、

「ジン」はこの程度じゃ

死なない。

君の友人は

まだ生きている。

それに、そんなに

激昂してしまって

戦うなんて、

君らしくも

ないんじゃないか

......!?

......

姫君。

私は現在一国王として、

ワケあってこの国に

滞在しているのです。

もし、貴女もそうならば

しかるべき場所で

お会いしたいものだ。

........

わかったわよ..

......

皆の者。

帰るわよ。

えっ...?

姫君、

しかし...

いいから、今日は

帰るのよっ!!

......

いいことっ!?

...

別にあんたに

言われたから

帰ってやるわけじゃ

ないんだからッ!!

行っちまった::

とにかく

助かった..!!

ケガ人の

手当てを!

......

でも、

ウーゴくん

が.....

ウーゴくんの星が

消えちゃった......

ウーゴくんに

........

もっと力を

あげなきゃ

51夜

おい、大丈夫か?

こっちにも

水をくれ!

シン!

どうだった

ジャーファル。

ケガ人が多いですね、

なんせこの被害ですから...

幸い、死者は

出ていない

ようです。

とにかく手当てだ。

今は態勢を立て直す。

あの...

布を集めて

きました。

水も必要な

皆さんに

配りました。

そうか...

ありがとう。君も

少し休みなさい。

大丈夫

ですかっ

マギB

いえ..

あの、私、

傷が深い人たちを

部屋に運びます

...

ありがとう

モルジアナは

いい娘だな、

気丈で優しい。

悔しい..

ええ。周りのことに

よく気が付くし、

てきぱきとよく働いて

くれています。

私は故郷に

帰る前に、

私、何も

できなかった...

アラジンと

アリババさん

二人の役に

立ちたいのに...

痛つっ...

くっそぉ...

何やってんだ

俺は...

アラジンや「霧の団」が

襲われてるのに、

何もできなかった...

「ジンの金属器」の

能力があったって...

肝心な時に

戦えねーんじゃ

何も意味が

ねーじゃんか...!

体中生傷

だらけだぜ。

ここも...

ここもか...

情けねー...

頭にくるぜ...!!

こんなケガしてる

場合じゃねーのに

...

こんな所まで

傷が......

ここもか。

アリババさん、

「ガチャッ

お加減は

いかがですか?

キャアアアッ!?

おおっ!?

何やってるん

ですか!?

何って...

傷を見てた

だけだよ!

まったく.....

手当てぐらい、

言ってくだされば

よかったのに..

いいんだよ、

こんなもん。

早く済ませて、

俺もみんなの

手当てに

行かねーと!

そういえばさ、

アラジン、

どうしてる?

......

疲れたそうで、

一人で部屋に

戻りました。

きっと、ウーゴさんが

消えたんじゃないかと

落ち込んでしまった

のだと思います...

......?

それだけじゃ

ねーと思うぜ。

アラジンは、

不思議な力を

使いすぎると

体力を異常に

消耗しちまうんだ。

前に、だい

「第7迷宮」でも

そうなったことが

あってよ.....

そうなんですか

行ってみようぜ。

ハイ。

...心配ですね。

おい、こいつ

息して

ねえぞ!

やべえよ、

生きてん

のか...!?

...!!?

アラジンッ!?

シンド

バッド!

アラジン、

しっかりしろ!!

アラジン!!?

なんの騒ぎだ、

いかん!!

その笛を外せ!!

!?

非常に

衰弱しています...

なんとか

持ちこたえては

いるものの、

とても

危険な状態です。

アラジン、一体

どうしちまったん

だよ!?

「迷宮」の時より

ずっとひでえ...

そんな...

彼は、魔力を

使いすぎたんだ。

「マギ」は確かに周囲の

魔力を無限に使える。

ただし、それは

体力がある内だけだ。

アラジンは体力が尽き、

ルフたちから魔力が

集められなくなったから、

マギB

自分の身の内の魔力を

その笛に与え続けて

いたんだ...

魔力を与えるのは

命を削るということ。

人間が生きていることも、

ルフが魔力を使って行う

自然現象の一つなのだから...

魔力が尽きれば

........!??

それだけ..

「マギ」といえど

死んでしまうぞ..

アラジンにとって

ウーゴくんは

大事だったんだ..

こいつにとって

ウーゴくんは

単なる

笛じゃない。

大切な

友達

だったんだ!

......?

しかし笛に、

八芳星は

戻っていない..

とにかく、

アラジンは

休ませるんだ。

これから

どうしよう...

この様子では、

数日間は目を

覚まさないだろう...

ジャーファル

本国に連絡は?

よし、すぐに

作戦を立て直そう。

飛ばしました。

早ければ一週間で

応援が駆け付けます。

煌帝国の

動きも気になる...

一週間か..

兄上...雲行きが

あやしいですね...

お頭!!

ああ...この団も

逃げ時かもしれねえな...

アリババの

お頭!!

俺たちは

これから

どうすりゃいい!?

「霧の団」は...

スラムはどう

なっちまうんだ!?

..!!

ワク

......

!!

大丈夫だ、

落ちつけ!

何があっても、

なんとかすると

言っただろう!

今、

シンドリアから

応援も駆け付けて

いる最中だ!

だから君たちも、

いざという時にすぐ

動けるように、

態勢を立て直してくれ!!

さあ!

......

おっ!!

ケガ人の

手当ての

続きを!!

...

ググッ...

ちきしょお...

俺はなんて

情けねーんだ...

役に立たねー

うえに、

みんなの不安を

取り除いても

やれねーなんて..

カシムだったら...

もっと上手く

みんなをまとめ

られただろうに..

そうだ

カシム。

お前、どこ

行っちまったん

だよ?

大変だーーっ!!

どうした?

大変だから

お頭っ!

今、

アジトの

外に...

国軍が

攻めてきた!?

ついに総攻撃を

かけてきたんだ。

もうしま

お終いだ!!

いや...?

そんな雰囲気じゃ

ねーみたいだぞ

.....?

見ろよ..

あいつは...バルカーク!

バルバッドの将軍だ...

なんだって

こんな所に...?

バルバッド国軍右将軍

バルカーク

スッ..

...?

あれは

......?

バルバッド王国副王

サブマド・サルーミ

第52夜

リババとザ

誰だ?

あいつ。

サブマド?

誰だそりゃ。

バカッ、この国の

副王の名前だろうが。

サブマド兄さん...

でも、副王は

政治に全然

関わってなくて、

人前にも滅多に

姿を見せねえって

話じゃねーか。

そんな人が...

何しにここへ...?

若!

すっかり

見違えましたな!

バルカーク!

あの頃、

私が王宮で

剣術を教えた、

小さな少年とは

思えませんな。

本日は、密命を受けて

参りました。

副王がどうしても

あなたに会いたいと

仰しゃいまして...

兄さん...

サブマド兄さん、

どうして

こんなところに?

........

ブルブループル

アルアルッ!!

こ...こんな

ア「アジト」で...

こんな大勢の

盗賊団の

「おかしら」なんて

す、すごいや。

ア...

アリババは...

すごいね

ぼ...僕なら無理だ...

震えちゃって

できないな...

い、今だって、

そうなんだ...

知らない人が

いっぱいいると...

あ...足が震えて

止まらないんだ...!

ウロウロ

若...いくかう

副王がこのような

状態をおして

ここへ来たのは、

あなたと大切な

話をするためです。

ここは我々にとって

敵地。

それを承知で、

命懸けで赴いた

副王のお気持ちを

お察しください:

よう、

サブマド

じゃねーか

人前に出るのを極度に

恐れるお前が何しに来た?

アブマドに

言われて

って、

ワケじゃあ

ないんだろう?

お、おじさん...

安心しろ。

話し合いの場を

設けるさ。

身の安全も

保障してやる。

う...うん

でも僕は......

謝らなきゃいけない...

おじさんの命を

危険にさらした

ことを...

ふうん...

なるほど

そうだったのか。

あれほどの情報を

握っているなんて、寝ちゃっ

かなり中枢の人間だとは

思っていたが..

お前だったなら

納得がいくな。

つまり「霧の団」に

国軍の情報を

流していたのも、

俺が「霧の団」を

狙っていたことを

リークしたのも、

全部お前だって

ワケだな...?

......

サブマドリ

しょうが

なかったんだ。

あの時、おじさんに

「霧の団」を潰させるわけには

いかなかったんだ。

...お前「霧の団」と

グルだったのか?

そ、それは

違うよ。

ぼ、僕は「霧の団」と

関わりはないし、

団の人たちに

会ったこともなかった。

それでも情報を流して

助けたのは..

アリババが

いたからさ。

アリババは昔から、

僕にできないことを

やってのける

人だったもの。

アリババのいる

「霧の団」なら、この国を

なんとかしてくれると

思ったんだ......

副王...

僕はアリババに...

マギロ

兄さんを止めて

ほしかった...

止める?

アプマドを...?

確かに、

この国の惨状は

目に余る。

王たる

アプマドのせい

なのかもしれない。

だが副王が賊に

手を貸してまで!

お前はアブマドの

何をそんなに

恐れているんだ!?

恐れる

そ、そうだね...

僕は兄さんが

怖いよ...

でも、えと

本当に怖いのは

兄さんがやろうと

していることなんだ。

...

い、いや...

そうなのかな?

とにかく、この国に

恐ろしいことが

起きては

いるんだけど...

い、一体なんで

こんなことに

なったのか...

よくわからないことが

一番怖いんだ...!!

...サブマド...

....ここからは

私が話しましょう。

この国の異変は

丁度、先王が

病に伏した頃から

始まったのです...

はじめまして、

「銀行屋」の

マルッキオと申します。

つかれい

王宮にやってきた彼は、

経済アドバイザーを名乗る

謎の男でした。

わたしはある

...

どうです?あなたも

次期国王様なら、

各国を渡り歩き

財政顧問を

請け負っていると言います。

私たちに

すべてをお任せして

みませんか?

当時バルテビアとの

貿易がとどこおり、

経済状況が下降の一途を

辿っていた我が国は、

他国の財政立て直じの

実績があるという

彼の提案に

乗ることにじました。

そして...

なんだこれは!?

これはですねぇ...

「煌」と

申します。

煌帝国が発行する

「紙幣」でございます。

はぁ?

ただのかみ

紙キレでは

ないか...

いいえ!!

紙キレではございませんッ!

これは近年中原で勢力を

増しに増すあの煌帝国が!!

その価値を保証した

「お金」なのでございます!!!

とにかく、次の貿易で

これを使って

ごらんなさい...

それは、確かに煌帝国の

近隣諸国との貿易に

恐るべき力を発揮しました。

紙キレが、様々な高価な

金品、工芸品、

調度品、特産物などに

変わったのです。

我々はその

素晴らしさに

驚いて、

その紙幣「煌」を

我が国でも使うことに

決めたのです。

我が国が物資を

輸入する時は、

代金として「煌」を

支払い

「煌」は銀行屋が

いくらでも

貸してくれました。

ただし、それには

わずかにですが

「利息」が付きました。

逆に輸出する時は、

「煌」を受け取りました。

こうしてバルバッド経済は

「煌」に完全に依存する

ようになったのです。

...愚かな。

自国の経済を

他国が価値を決める

紙幣に頼るなど...

ど、

どういうことだ?

そうなんです。

困ったのは、

「煌」の価値が細かく

変動することでした。

昨日まで1「煌」で

買えていたものが、

突然2「煌」払わねば

買えなくなる。

つまり、価値が半分に

なったりするのです。

それが恐ろしい

ところなんだ。

その度に我が国は

大きな損害を受けました。

そもそも「紙幣」なんて

ただの紙キレに、

本来なんの価値もないんだ。

「紙幣」の価値なんて、

それを作ってる国が

勝手に決めたこと

なんだからな。

だから、

我が国でも金属製の

兌換券はありますが、

あくまでも

国内で使うのみです。

そして、中央銀行が

発行した貨幣には、

利子を付けることを

禁止しています。

そうなんです。我が国の

借入金額はいつの間にか

膨大な額に膨れあがり、

丁度その頃

「霧の団」騒動が起き、

軍事費も

嵩んでいました。

それに伴い、僅かだった

利子の返済に苦しむまでに

なりました。

我々は借金をするために

借金を重ねるように

なりましたが

もう、マルッキオも

ただでは

貸してくれません。

担保として

様々なものが

差し押さえられ

ました。

海洋権、

制空権、

国土の利権、

最近では、通商権までも...

しかし、わくた

我が国の政治を担当する

王族や貴族や官僚たちに

危機感は

ほとんどありませんでした。

なぜなら、

国の借金によって

自分たちの生活水準は

保っていたからです。

般国民たちは

高い税金と

社会保障の

壊滅によって

苦しんでいる

にも関わらず。

「煌」を。

もっと「煌」を

貸してもらえないと

困る。

しかし、もうこの国には

担保に入れられる資産が

何も残ってはいませんぞ。

......

なんだ.....

まだあんなに

あるではないか。

次の担保は...

国民」である。

えっ?

この国にはまだ、

その「国民がこーんなに

余っているではないか!

「通商権」の次は、

国民の「人権」を

担保に入れるのだ!

さすれば、まだまだ

「煌」が借りられよう!?

兄さん...一体

何を言っているんだ!?

おい...

国民の人権を担保って

どういうことだよ...!?

兄さんは...

国民を売ろうと

しているんだよ...!!

バルバッド国民を...

煌や、

レームや、

パルテビアに...

労働という

「資本」として...!!

兄さんは

バルバッドを、

れいざんし

奴隷産出国に

するつもり

なんだよ...!!

第38夜

すぐ

救う者

バルバッドを、

れいさんしゅっ

奴隷産出国に

するだと!?

つまり

アブマドは、

バルバッド国民を

売ったというのか?

そ、そうなんだ...

兄さんは、こう

言ってた...

なあに、

国民ぐらい

大したことは

ないであろう。

王たる余さえいれば、

国は

成り立つのだ。

それに、人間なら

必要なだけ

いくらでも生まれてくる..

これで永久に

「煌」を借りられようぞ!!

ああ...

誰も...なんたい

反対

しなかったよ..

な...

その通り

ですねぇ!

なんだよ

そりゃあ!?

そ、そして

煌帝国は担保にとった

バルバッド国民を、

各国に奴隷として

売りさばく

つもりなんだよ..

ちょっと待てよ。

俺たちは悪党だから

奴隷の扱いぐらい

したことあるけどよ。

国が、んなことやるなんざ

聞いたこともねえぞ。

サブマド、

どういうことだ。

アブマドはそこまで

腐っちまったのか?

僕にはどうなってるのか

わからないよ。

でも、兄さんは

貴族や官僚たちと毎日金と

毎日金を

湯水のように使ってる。

他のことが

見えてないんだ。

貴族や官僚たちは、

自分たちの生活を

守るために、

そんな兄さんに

従うしかないんだ...

マギロ

副王様!

あなたは

それを私たちに、

止めてほしくて

ここに来たという

ことですか?

そ.....

そうだよ。

やりましょう

アリババさん。

私たちでその

ふざけた計画を

止めましょう!

おいおい

あの女...

すごい

怒ってるよ...

僕たちに

気づいてるかな!!

大丈夫、

俺たちは単なる

盗賊だったんだ。

あの女も

俺たちのことなんざ

覚えちゃいないだろ...

覚えて

いますよ。

なぜ「霧の団」に

いるのですか!!

あの時は、

あなたたちも

奴隷を売ろうと

していましたね。

ちょっと待て、

モルジアナ。

君たちの間にどんな

因縁があるかは知らないが、

彼らも今は

「霧の団」の一員だ。

とにかくサブマドの

話を聞こう。

...ハイ

調印式

そ、そうなんだ。

実は、兄さんは

煌帝国の皇女と

婚約をしているんだ。

い、五日後、

二人の結婚式がある。

そ、その時

国民を担保に入れる

誓約の調印式も

行われるんだ...

でも、僕にはそれを

止められなくて、

だから今日、

ここへ来た...

お願いだ

アリババ!!

君の力で兄さんを

止めてくれ..!!

僕には、

何もできないん

だ.......

......

...話はわかった、

サブマド。

俺に任せて

くれないか。

俺の同盟国たちにも

連絡をとって、

連合を組んで

バルバッド政府に

抗議してみよう。

五日後の

調印式に

間に合うかはわからないが、

国民を奴隷として

輸出するなんていう、

バカげた政策だけは

俺が止めてみせる!

う、うん...

でも...

......

副王、そろそろ

行きましょう。

う、うん...

若、

頼みましたぞ...!

あ...

ああ...!

「霧の団」に大きな

動揺を残しつつ、

サブマドは城へ帰っていった。

そして、長かった

夜が明けた

なぁ、アラジン...

お前、まだ目を

覚まさないな...

あの後、

サブマド兄さんが

来たんだよ。

俺にこの国を

救ってほしいって...

確かにこの国には

大変なことが

起こっている。

誰かが

なんとかしなきゃ

いけないんだ。

でも......

それって、

俺がすること

なのかな?

アラジン...

俺だって、がんばっ

たんだぜ...?

「霧の団」に入って

頭領なんかやって、

お前はさ、

俺に期待して

くれてたけど...

この国を

変えようとした。

でも.....

やっぱそれ、

違うと思うわ。

どれもうまく

いかなかった...

そうすれば、俺は一瞬の団を無敵する!

世の中にはさぁ、

いるんだよ。

本物の英雄が...

そう、例えば...

シンドバッドさん

みたいなさ...

あの人はさ、

すごいんだぜ。

度胸もじっとく

実力もじゃう

人望も、

俺なんか足元にも

及ばねぇ。

あっという間に

「霧の団」のみんなも

まとめちまった。

ほんと、

かなわねーよな...

そうだよな...

アラジン。

シン、これから

どうする気

ですか?

煌帝国が

絡んでいるとなると

同盟国とかけあったところで

無駄になるかも。

ああ、

それはわかってる。

それに、

仮になんとか

なったとしても、

本質的な解決には

ならない

この国は、システムそのものが

崩壊していますものね。

ああ。だからこの国は

まったく違う姿に生まれ変わる

必要があるんだ。

この国を真に思う

人間の手で。

それは、現王政を

打破するということですか?

例えば、アリババくんを

王にするとか。

アリババくんか...

今、彼にはあまり

期待できないな。

最初は俺だって

彼をアテにしていたさ。

しかし、彼には

実力も自信も足りない。

一体なぜ、

アラジンは

彼を選んだのか...

ちょっとシン

朝から

飲みすぎですよ。

仕方ねえだろ...

この国来てから、俺ずっと

動きっぱなしなんだから...

何か知ってる

どうした?

モルジアナ。

ケガをした人たちの

手当てが

一段落しました。

そうか...

わかった。

君も休みなさい。

ハイ...でも

その前に、

聞きたい

ことが

あります。

彼らは何者

なんですか。

.....

その話か。

わかった、後で話そう。

なんだ?

あなたは、あの

ジュダルという人と

その後ろにいる人たちを

知っているようでした。

でも、今日は

疲れているだろうから

休みなさい。

わかりました。後で

必ず説明してくださいね。

自分の戦う相手のことを

知りたいですから..

それじゃあ:

それと

あ、ああ。

アリババさんの

ことですけど..

確かに彼は...

でも、かつて

奴隷だった私を

救ってくださったのは、

自信がなく

見えるところが

あるかもしれません:

他でもない

彼でした。

だから、

私は

思うのです..

この国を救うのも、

あの人だって!

では...

.....

失礼します

...ジャーファル、

さっきの

アリババくんの

ことだが..

だめとか、

決めつけるのが

早かったかなぁ。

酔っていたから

ですよ、シン。

第54夜

やく

「銀行屋」よ...

そろそろ、

煌帝国の姫君が

見える頃だな...

ハイ...姫君は美しく

豪気なお方:...

この婚姻により、

バルバッドは更に

盛り立てられましょう。

それに、四日後の

調印式」の件も...

大丈夫ですよ

国王様。

ウ...ウム

煌帝国は、

野蛮な侵略国家

などではございません。

煌帝国と共に、

あなたの

バルバッドは

栄えるのです!

うむ!

「煌帝国」。

近年勢力を伸ばし、

中原を征覇した

軍事国家だ。

大天山高原

中央が漫

少し前までは

極東の小国に

すぎなかった国が

その勢いは、

俺たちも

無視できない

ものだったが

たった数年で

広大な中原を

支配してしまった。

その理由が

昨日やっと

わかった。

理由?

煌帝国の「マギ」、

ジュダルだよ。

ジュダル...

あの...すみません

「マギ」とは

なんなのですか?

それは俺も

知りたいな...

「マギ」は、

「創世の魔法使い」と

呼ばれる。

マギB

「迷宮」を

出現させ、

魔法を使い、

この世のルフを

操れる。

しかし、俺たちに...

最も関係のある

「マギ」の能力は...

そこに人を

導けるということだ。

「迷宮」には

ごまざまな

「力」が存在する。

秘法、

魔法道具、

そして

「ジンの金属器」。

「マギ」は

導いた人間に

それらを与える...

「迷宮」の「力」を

与えられた者と、

その周りの人々は...

「マギ」によって

強大に栄えるのだ...

じゃあ、

シンドバッドさんも

そうだったんですか?

俺はジュダルが

出現させた「迷宮」を

勝手に攻略

させてもらってね。

いや、

俺は違う。

とまあ、

俺のような

例外はあるが

それが気に入らない

らしいあいつと、

何度かぶつかったよ。

煌帝国は

まさに

「マギ」に

よって

栄えたのだ

ろう......

ジュダルは、その

「マギ」たる力を

現在、煌帝国で

ふるっていると

言った。

ジュダルは、

自分が出現させた

「迷宮」に、

さまざまな

人間を

送り込み...

煌帝国を、

近年稀に見る

強大な帝国に

作り上げて

しまったのだ。

はっ...

そして彼らの

侵略の勢いは、

まだ

とどまるところを

知らない。

そう。

もしかして

彼らが今

目を付けている

国こそが...

この、

バルバッド教えて

王国だ。

そもそも、数年前から

煌帝国はバルバッドに

軍事力で貿易に圧力を

かけている。

そして国力が弱まった

頃に「煌」で経済介入

してきている。

彼らが使うのは

軍事力に限らないんだ

..

そして、そんな

煌帝国の手に、

今まんまと

絡め取られようと

しているのが..

アブマド・

サルージャだ。

あいつは、

煌帝国の口車に乗り、

どんどん国を

疲弊させた。

土地を奪われ、

利権を奪われ:

そして、今度は

国民を奴隷として

売ろうとしている...

それこそが

今俺たちが

なんとかせねばならない、

この国にとっての

一番の問題だ!

...では、私たちの敵は

煌帝国と

アプマド・サルージャと

いうことですね?

わかりました。

ありがとう

ございました。

それじゃあ..

ああ、

そう思ってもらって

構わない

ちょっと待った、

アリババくん。

君にはまだ

用があるんだ。

話をしよう。

おわ

俺と二人で。

君と二人で話すのは

初めてだな。

君のことは、

君の父上から

よく聞いたよ。

俺にはもう一人

息子が

いるんだって。

優秀だって

自慢していた。

それが俺と同じ

「迷宮攻略者」となって

現れるなんて、

これも、ルフの

導きかな。

やめてくださいよ。

...

俺、そんなんじゃ

ないですから。

...

どういうことだい?

俺は:

アラジンの力を借りて

「迷宮」を攻略しただけで...

何もしてないし...

「ジン」の力も、あなたには

まったく通用しなかったし...

アリババくん。

君が今、

アブマドとの

交渉失敗で

自信を失ったのは

わかる。

同じとか:・

そんな...

やめてください。

しかし、今君が

そんな調子では困る。

...?

この国は

生まれ変わらねば

ならない。

今のアブマド中心の

王政から

まったく違ったものに。

どういうことか

わかるか?

......

アリババくん、

君がこの国の

王になれ。

心配するな。

今は自信がない

かもしれないが...

俺が力の限り

後ろから支える。

実力や自信は、

任をこなしながら

付ければいい

「ジン」の使い方も

教えてやる。

だから......

俺が王とか...

そんなワケないじゃ

ないですか

だが君は、

現に「霧の団」の

頭領として

活動して

いたんだろう?

やめてくださいよ!!

それは、いずれは

この国をリーダーとして

引っ張っていくつもり

じゃなかったのか?

そんなんじゃ

ないですよ..

俺がリーダーになったのは、

たまたま王族の血を

引いていたから:

俺が頭領になれば

賊軍じゃなくなるって...

カシムの考えがあっただけです。

アリババくん...

人には、生まれた時に

与えられる

役目があるんじゃないか?

君が、たまたま王族の

血を引いていたのは

偶然だ。

しかし、世界中の国王たちも

偶然王族として生まれ、

王として生きている。

俺とて、なりたくて

王になったワケではないが、

これが俺に与えられた

役目だと思い、従じている。

誰もが己に

与えられた役目を

まっとうして生きている。

そこに偶然も必然も

ないはずだ

...

昨日、

モルジアナが

来たよ。

...?

この国を

救うのは

君だと言ってた。

モルジアナ

だけじゃない。

サブマドも、

「霧の団」も、

国民たちも、

みんな君に、あんなに

期待しているじゃないか。

それは、皆が

感じ取ったからじゃ

ないかな、

君の「役目」を。

お、

あれ...

アリババさんじゃ

ねぇか?

一人で

どこ行くんだ?

...でも

そんなこと

言われても..

俺にそんな...

王様なんて...

わがんねぇよ...

どうやってやれば

いいのか...

第55

けっ

『王様になれ』

だなんで...

そんな...急に

言われてもな...

あーー!!

なつか!

おれ~むかし

俺も昔、

おふくろとあんな風に

暮らしてたな..

国民を

奴隷に...

はっ...

それって......

この人たちもみんな、

奴隷にされちまうって

ことなんだよな...

あ「アリババ」だ!

えっ、

アリババ王子!?

おい!!

「会談」は

どうなった!?

アンタが国を

なんとかしろよ!!

あ:その...!!

逃げろ、

こっちだ!!

!?

国民の我慢は

限界なんだ。

一人で出歩いちゃ

危ないぜ?

あ...

カシムリ

こっちは大変

だったんだぞ!

ああ、煌帝国の

化け物に

襲われたんだろ?

こいつらに

聞いたよ。

カンム、今まで

何してたんだ?

じゃあ、なんで

戻ってこなかった!

戻ってたまるかよ、

「シンドバッド」の

元へよ。

カンム...

シンドバッドさんは

悪い人じゃ...

アリババ!!

あいつは

他国の..

王族だぞ!!

あいつは、

俺の作った「霧の団」を

馬鹿にしやがったんだ。

絶対許せねぇ!

でもよ...

あの人の力は

必要だろ?

俺たちだけじゃ

もう何も

できないだろう...

アリババ...

それは、

!???...

国民だよ。

国民!?

俺たち以外にも、

この国を変えたい奴らは

山ほどいるぜ?

街で見ただろ、

奴らの我慢は

もう限界だ。

しかも今王宮では、

「国民奴隷化計画」

なんてふざけた政策が

持ち上がってる。

これを

国民にバラし、

武器を

与えれば...

そう、

国民を扇動し、

俺たちは

どうなると

思う!?

大軍勢となって

現王政を倒す!!!

な......!

なんだとぉ

カシム...

お前、本気で

言ってんのかよ...!?

そう驚くなよ。

計画にはちゃんと

協力者がいる。

だ...だれ

誰だよ?

この人は

「武器商人」だ。

以前から「霧の団」に

武器を流してくれてる。

俺たちの魔法武器も

彼から借りたものだ。

今回は、

「霧の団」、反乱民にまで

いきわたる

大量の武器を

貸してくれるそうだ!!

!?

カシム...

こんなあやしい奴とし

組んで...

なんてこと

考えてんだ...!?

カシム、やめてくれ。

アブマドは...

煌帝国とつながってる。

そんなのとぷつかれば

巻き込まれた

国の人たちに

大きな被害が出る!

わかってんのか!?

フン、上等だぜ。

帝国の援軍だろうが

数で圧倒できる!

犠牲は

増えるだろうが

仕方がねえ!

国民がどれだけ

死のうが......

最後に

勝つのは俺たちだ!!

カシノ...

カシム

お前、一体

どうしちまったんだ!?

あの時は、確かに

泣いてたじゃねーか!!

マリアムが

死んじまったって!!

お前は

今から...

自分のその手で

なあ...

マリアムみてえな

なんの罪もねぇ人たちを、

血の海に沈めようと

してるんだぞ!?

カシム!!!

計画の決行は

明後日の夜だ。

俺と

来るよな、

アリババ。

俺は、

戦争するなんて

聞いてない。

そんな顔するなよ。

お前が昔から

盗みとか、揉め事が

嫌いなの知ってる。

だから最初は

「霧の団」だけで

この国を変えようと

した...

でも無理だった。

何しても、

王族のお前が

動いても、

あのアブマドを

少しも動かすことは

できなかったじゃないか

だから俺たち、

もう

戦争するしか

ないんだ。

お前も

そう思うだろう?

俺は、

アリババ...

そう

思わない。

お前はまちが

間違ってると思う。

他の方法を

とるべきだと思う。

それは...

じゃあ、どうすりゃ

いいんだよ!?

言ってみろよ!!

わからない。

ほらみろ!

わからない。

けれど...

その方法を

必ず見つけ出す。

そして、国の人たちを

一人も死なせずに、

俺がこの国を

救ってみせる!!

ってぇ...

...

何すんだテメー

アリババよォ...

お前といると

しんどいわ...

わかってんじゃねぇか...

わかってんじゃ

ねぇか...

お前には

力もねぇ、

覚悟もねぇ、

王族としても

役立たずだ...

だからもう:

いらねぇよお前。

俺の前から

消えな。

それでも

俺を

止めるっ

てんなら...

次会う時は

敵だ!

シン、

アリババくんを王に

するという話は?

ああ...

彼は自信を

なくしていてね、

快い返事は

得られなかったよ...

シンドバッド

さん.....

俺に、

「ジン」の使い方を

教えてください

力が

必要なんだ。

この国を守るために!

...

QRelaburinですが、

...

第56夜

シンの金属器

ぼ奥

厳格と礼節の

精霊よ、

汝と汝の

眷属に命ず、

我が魔力を糧として、

我が意志に

大いなる力を与えよ。

Cよ

アモン!!

だめだ。

もっとアモンの炎を

身体のまわりに

収束させろ!

君の求める

「ジン」の使い方は

別にある。

あの煌帝国の

姫のように...

「ジン」の力を身にまという

記狙身を

魔神ど化す

使い方の本質!!

......

「ジン」の使い方を

教わりたい?

急にどうしたんだい?

あなたに

言われたことを

考えて...

王になるとかは、まだ

わからないですけれど..

それは...

俺にできることは

なんでもやるべきだと...

思ったんです!

よし、

いいだろう。

ありがとう

ございます!

アリババくん、

どうしたんで

しょうね?

ああ。

ごめんハ

ンドバッドさん...

カシムのことは

言えない...

あんなになっても、

カジムは俺のダチなんだ。

シンドバッドさんなら

カシムを力ずくで

止められるだろうけど、

それをしてほしくない。

だから

俺が...!!

魔力が

尽きたか...

はい..

魔力をまたためるには

どうしたらいいですか?

君が体力を回復させ、

金属器を身に付けていれば

数時間ほどでたまる。

君も知っているだろうが、

「ジンの金属器」は、

ためてある魔力が尽きると

何もできなくなる。

残量に注意しろ。

戦いの最中に切れたら、

どうするんですか...!?

それは確かに危機だが、

他にも魔力を

ためる方法が

ないわけでもない。

その方法とは...

それと...

「ジンの力を

身にまとう」って

いうのは、

どういうことですか?

うむ。

アラジンの「ジン」を

見ただろう?

強力だった。

あのように

「ジン」は大量の魔力を

金属器に送り込むことで

実体化させることができる。

しかし、あれは

「マギ」たるアラジンにのみ

できる技だ...

魔力の

少ない

我々人間に

「ジン」の

実体化は

不可能...

しかしだ、

「ジン」の力を引き出し、

それで薄く体を覆い、

己と同化させることによって、

実体化した「ジン」に近い力を

得ることができるのだ。

それが「身にまとう」ということ...

すなわち「魔装」

「魔装」した契約者の姿は

「ジン」そのものの姿に近くなる。

あの姫の『ジン』は、魚のような姿を

しているのだろうな。

君の

「ジン」は

どうかな?

じゃあ...

シンドバッドさんが、

触っただけで

その「魔装」を解いたり、

俺の炎を消したあの技は

なんて言うんですか?

ああ、

あれは単に、俺が自分の

体内の魔力を操作して、

相手の力と相殺させただけだ。

しかし、この

魔力操作は、俺とて

とある特殊な一族の山里で

一年修行して身に付けたんだ。

君がいちにち

一日や二日で

覚えられるものでは

ないよ。

よし、

魔力が

たまってきたな。

では、さっき言った

「魔装」をやってみろ。

はい。

しかし、全身を覆う

「魔装」は無理だろう。

そんな短期間で

身に付くものではない...

君ができる

可能性があるとすれば、

一部分のみの魔装:

すなわち

「武器化魔装」

のみだ。

「武器化魔装」?

ああ。

姫の変化を見ただろう?

まっ先に金属器から

手にかけてが

巨大な剣に変わった。

「ジン」に一番近いあの箇所が

最も「魔装」しやすいからだ。

ちなみに、

あの巨大な剣は

彼女の「ジン」

本体が持つ武器

そのものの姿...

さぁ、君も

アモンの武器を

出してみろ!

はい!

必ず...

出せるように

ならねーと..

俺には

力が...

必要

なんだ...!

うおお...

おぉおお

シン、

アリババくんの

「ジン」の訓練は

どうでしたか?

ああ、

筋は悪くなかった。

一日やそこらで

使いこなせやしないが、

明日も鍛えてやるさ。

シン、あなたは

アリババくんを

一体どうする気

なんですか?

だが、かたん

簡単には

いかないな。

無論、

この国の王に

なって

もらいたい。

アプマド王を退位させ、

アリババくんを

王にするには、

外からも出してき

政治的な働きが

必要だ。

でも、それならば

別にアリババくんを

強くする必要は

ないのでは?

俺が、どうめいこ

同盟国たちと

なんとか

やってみるさ。

はい...

そうでもない。

強さは彼の

自信につながるし、

彼が即位して、

簡単に

暗殺されてしまう

心配もなくなる。

まあ、彼にばかり

がんばらせる

つもりはない。

明日、お

俺は俺で

動こう。

と、

いうと?

あの

煌帝国の姫君と

話をつけにいく。

彼女が、おそらく

アブマドの

婚約者だろう。

この国について、アブマドよりは話せると思う。

この国について、

アプマドよりは

話せると思う。

でも、そうやすやすと

話せるはずはありませんよ。

大丈夫だろう。

彼女は、

話を聞いてくれる

女性な気がするんだ。

そうですね。

なんだ

ジャーファル。

七海の

女ったらし..

ん?

何か言ったか

マスルール?

アラジン、少しは

良くなったかしら...

アリババさん、

どうしたんですか。

あれ?

いや、ちょっと

アラジンの具合が

気になってな...

あなたこそ、昼間

「ジン」の訓練をして...

休んでいたんじゃ

ないんですか?

ああ、少し

休んだら

楽になったよ。

アラジン...

大変なことに

巻きこんじまった

な...

ウーゴくんも...

.....

あの...

アラジンはいつも

あなたのことを

尊敬する友達だと...

言っていました。

だからあなたが

この国で

困っているのを

助けたこと、

巻きこまれたなんて

きっと

思っていません。

君は僕の

尊敬する、

友達

だからね!

ありがとう

モルジアナ。

決心が

ついたよ。

アリババさん、

さっきのはどういう

意味だったのかしら...

なんだか..

前にもこんなことが:

そうだ...

...ミューハミが

とき、ここまで

時も...

アリババさんは

「コミュニアい...ユニュース」と

ああ言って..

人で...

まさか!

なんだ、お前は。

ここは

王宮だぞ!

!?ああっ!?

お前は...!!

ごめん

シンドバッド

さん...

俺のダチが

ヤバイ計画を

立ててる。

二日も

待って

られねーんだ。

それより早く

誰より早く、

王宮をなんとかしなきゃ

ならねーんだ。

この俺が!!!

おれ

俺はバルバッド

だいさん

第三王子、

アリババ..

サルージャだ!!

この門を、

開けろ!!!

結納品

アリババだ、

アリババ王子が

城門の前に!

俺は、アブマドと

話をつけに来た。

この門を開けろ!

ふ、ふざけるな!

「霧の団」の頭領のお前を

城に入れるわけが...

みゃあ

開けろ、

門を開けろ!

やっちまえ!!

門を開けろ。

そうすれば、

俺が民衆を止める。

ああ。

このままでは

お前たちの身は危ないぞ。

ほ...

本当に入るのは

お前だけなんだな?

バルバッド王子の

名にかけて誓おう。

国民たちよ、

しばしここで待て!

今から俺が

この国を変える!!

じょうない...りきゅう

バルバッド城内・離宮

...

夏黄文、

ジュダルちゃんの

具合はどうなのぉ?

煌帝国

購入された練紅玉

私の眷属器で

治療しておりますが、

全身の骨が

折れているので

完治には時間が

かかりそうであります。

そう...

いかがなさいました?

姫君...

ねぇ...おかしいと思わない?

夏黄文。

なぜ、正統な皇女である

この私が政略結婚などに

出されなければならないのかしら。

こんなもの、あの白瑛に

やらせれぱいいのよぉ。

あいつは前皇帝の

娘なんだから。

姫君、このバルバッドは南海の星号の要素

我が煌帝国が西方へ進出するための

重要な拠点となるる国なのであります。

それを無傷で手に入れ、

国民に威信を示すためにも、

正統な皇女である貴女様が

女王として即位する必要があるのであります。

わかっているわ。

でも、せっかく

「迷宮攻略」をして

金属器を手に入れた

ところだったし...

恋だって

してみたかった...

姫君...

私は武の道を

歩みたかった

......

それに...

これは...陛下の勅命であります。

それに、結婚式には

兄王様もいらっしゃいます。

わかってるわよぉ!

少し

気が迷っただけよ...

しきたりでは、おそらく

結婚式まで相手の顔も

見られないんだもの:

あーあ...

私、少し

マリッジブルーに

なっているのかしら。

アブマド王って

どんな人かな...

素敵な人だと

いいなぁ...

どうです?陛下。

姫の「結納品」の

者たちは.....

うむ、どの者も

素晴らしい

ではないか...

我が国軍の猛者たちが

まるで歯が立たなかった。

はい...どうです?

陛下の親衛隊にでも、

よかろう。

しっかり

仕えるがよい!

にしても..

何やら外が

騒がしいのう?

陛下ー

っ!

た、大変です、

王宮の広間に侵入者が...

その侵入者というのが...

まったく、

なんだと

いうのだ...

アブマド

お前と話をつけに来た。

今すぐここへ

降りてこい!!!

おやおや...

彼は先日の...

ふっ...

ふざけるなでし!!!

誰があいつを

城に入れたんでし!!!

くだらん!!!

銀行屋、

あいつを

ふみ殺せ!!

おやおや、

いいんですか?

彼はこの国の

王子...

では閣体...

早速勤めを

果たしなさい。

はっ。

あんなゴミ、

余は絶対に認めん!!

なんだ...

お前に用はねー!

な、なんだはねえぞ、

俺たちは

会ったことがある。

お、お前、

頭悪いぞ。

でも、

自己紹介は

必要ねえぞ。

だってよ...

お、お前今から

死ぬんだぞ!!

いつは!!

くそっ、こんな人間

いるのかよ!!

相手にしてらんねぇぜ!!

行け

アモン!!

...

お、俺さまは、

煌帝国の技術で生まれた

最強の戦士なんだぞ。

ピアッ

な...

何ィ!?

!!

くそぉ?!

なんて化け物だ。

炎を全部

消しやがった!!

な、なんだ、

もう終わりかよ?

だったらお前..

死ぬしかねぇぞ...

「アモンの

炎を

身にまとい、

己を魔人と

化せ!!

練習不足

だけど...

やるしかねぇ!!

まーそう

魔装!!

「魔装」、

「ジン」の力を

身にまとい、

「ジン」本来の力を

得られる技...

しかし、

修行不足の

今の君にできる

可能性があるのは

一つ...

「武器化魔装」

のみだ!

金属器から

腕にかけてに、

アモンの炎を

収束させろ!

練習では成功しなかったけど、

いちかばちか、

やるっきゃねえ!!

「魔装」!!

第58夜

第58夜

な、

なんだあいつ、

自分を

燃やしてるぞ。

これじゃだめだ。

もっと炎を剣に

収束させねーと!

..

やっぱりだめか。

収束しねー!

な、何ごチャゴチャ

言ってんだよ?

こっちはそろそろ

飽きてきた

ところだぞ。

あっ!!

このやろう!!!

いやだめだ!

このまま炎で

押し切って

倒せば...

どのみちこのままでは

ここでは、お客様からのお

ここに待ち構えているだろう

なかだやってるままは一気だと思うけど...

他の奴らに歯が立たね

やるしかねーんだ!!

「魔装」!!

その炎、

うっとうしいんだよ!!

ぐっ!!

ぐあっ!!

収束させるんだ...

なんとかして炎を剣に

収束させる!!

ひ、非力だなぁおめぇ!

「迷宮攻略者」も

しょせんは人間。

なんのつもりか知らねえが

無駄なあがきはよして

死ねよ!!

収束を...

収束...

くそっ、

だめだ!!

おや...あれは

「ジンの金属器」。

技は未熟ながら、

彼も「迷宮攻略者」

ということですねぇ。

...

あのゴミが「迷宮」を

攻略しただと?

ええ。

すなわち、彼も

「王の器」を持つ者。

ばかな

あいつが

「王の器」だと?

あいつはスラムのゴミだ。

そんな奴が余と同じ

「王」たる資格を持つはずがない。

そんなはずが

ないんだ...

ぐあっ!!

どうしたアモン!

なぜ応えてくれない!!

俺にはお前を

まとう資格は

ないってのか!

このまま

死ねってのか..

アモン!!

練習では無理でも、

死地に赴けば

力が発揮できるかも

しれないと...

思ったのに...

オラアッ!!

......

手間をかけさせて

くれたな...

うあ

泣くな

アリババ!

この国を...

頼む。

アリババなら、

この国を救ってくれると、

思ったんだ!!

みんな感じ取った

からじゃないかな

君の役目を...

頼む...

頼む...

アリバハ...

アリババ、

この国を...

アリババ...

くそおっ...

こんなところで

終わり

なのかよ...!?

お前にはなんの

力もねぇ。

そうだよ...

覚悟もねぇ。

王族としても

役立たずだ...

君は、

勇気ある人さ。

何もねぇよ...

力がねぇよ...

僕は知っている!

じゃあ

ぐああっ!?

馬鹿野郎!!

寝ぼけてんじゃねー!!

力も何も

関係ねーだろ!!

何がなんでも..

おれ

俺は!!!

前に進むって

てめぇ、

ぶち殺して

やる!!

みめたじゃ

魔装」!!

炎を剣に収束!

「収束」なんて俺には

わからねー!!!

それよりも

腕ごと燃やしちまえ!!

体の内側も

全部燃やせ!!

もっと!!

燃やせ!!

炎になれ!!!

......

にい...

それでもいいのですが、これからも

できた...

これが..

アモンの剣!!

gク

マギ80・完

Q&OI

9月26日よりFitfortmagit

^story&Art

ShinobuOHake

ReandowserMarAssstalis.

松原

Malledisuber@

ー色美穂

ho.lsshiki

一色大ね杉戸アキラ...っ、谷本山田

山田

Yomado

Bditor

石橋和章

Kozudkilehiboshi

Windes&Prundion

戸高伸一郎

shinchirouTcdoka

今本統人

Tsunatolmamolo

Desiguler

志村泰央

YouTubiniond-Righongingessidの

ちんどうちゆう

バカと姫君と従者の!!バルバッド珍道中

じゅぅしゃ

ひめぎみ

かん

6巻おまけまんが

ここが

バルバッド

なのねぇ。

ホッ!!いや!!

...なんかこんな

早く着きすぎましたね。

王宮への公式訪問は

明日の昼であります。

ではせっかくだし、

三人でバルバッドの街を

探索しましょう。

いけません

目立ちます。

街娘に変装

すればいいじゃない。

いいえ、貴女様を

そのような危険にさらず、

ワケには参りません。

ノリ悪いな行きたいの。

夏黄文...

行きたいの。

行きたいわ♡

だめです。

行きたい。

だめです。

だめ!!

なんと言われようと

絶対にだめで

ありますからね!!!

ヒャヒァヒァ

そのカサムかなか

似合うじゃねーかよ

メガネ

ガネ

そので

あっ、見てえ

二人共~~

露店だらけ

だな~~

私あれが

やりたいのぉ...

占い...

しょけんの

こらくずありますが、

貴女と結ばれる

運命の男性の顔を

この水面に映します。

12月です

水がめ

順番に何人か

映りますが、

最後に映ったのが

運命の人ですよ。

やるのかよ

ババア

くだらね〜〜〜

ババアじゃないっ

いいじゃないっ!!

本当に結婚しなくてはならない

ひとのお顔はどうせもうすぐ

わかってしまうのだから...

せめてそれまでは

好きに想像していたいわ。

ひめぎみ

姫君......

かわいいとこあんなぁ

ババア~~

ババアじゃ

ないっ

まだ17歳よ!!

いや、担当が「老け顔」

だって言うからよ〜〜

ふけがあ

誰よ担当って!?

では

いきますよーーっ!!

これが私の...

運命のひと...!!

それを...

ッ!!

おお

ユラーーッ

ピタッ

...次は?

終わりです。

これがあなたの

うんあ

運命の人です。

次の運命の人は?

あだ!!

豚っぽり

ないっ

とっかで見た

隊だったな

というか

神官殿はバルバッド国王に

お会いしたことが

あるっては?

おしまい

あっ

お客さん

また続きか

ありました

お南さ

僕が食い上げあげらこれはう

「昔を読んでみ

マギ@

少年サンデーコミックス

著者

2010年10月23日初版第1刷発行

大高

(検印廃止)

発行者

印刷所

田横

大阪府CShonichantaker2010横一田

図書印刷株式会社

「週刊少年サンデー」200年第28号〜第38号掲載作品

連載担当/石橋和章:

単行本編集責任/赤岡進

単行本編集/石橋和章/「多賀映子(アイプロダクション)

東京大阪府大阪市では、東京都市区・東京アニメーション・高島市小学館市南区大阪区大震災地区の大阪大阪駅東京東京区・京都大阪東京・東南区の東京地区南区南北区大学館・東区の

発行所・中小規模様千代田一催のお客様からのご両親のお

「TEDINJAPAN

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JRBC-(dutub)//wwwriticorip....セメール・indoitcoripTBL,03-3401-28)

制作局「CED-0120136-82」

ISBN978-4--09-122629-7