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ONAGI

Ofo.lagutiofotinadio

「マギ17巻だニャーー!!!」

8月10日(2017日(日)夏)東京都

Same

CongleNomo(大変)2000人以外の映画『制限サイバイクリックスタッフスタオ

10月11日11月21日、97840912年3010

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2016年11月10日土曜日9月12日(土)までの

1949年9月19日(土)の41年11月17日(日)の

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レーム帝国とマグノクシュタットがついに開催されていますが、

初めて目の当たりにする戦争にアプランしかしないに用紙・ご達少年は何を見、何を知るのか!!

大河ファンタジー17巻!!

この場合は、

狐巫6I

Cholaguridfortmagic

でも、Googlenter.nest.cor.cel

大高忍

800代2010年10月12日(土)20時代の

小学生の小さい

...聞いているのは、タマ840912年3010

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レーム帝国とマグノシュタットがついに開催した開催する場合、「ファミュニティ」の選択を

初めて目の当たりにする戦争にシュタットがついに開戦!アラシン達少年は何を見、何を知るのか!?

お恥ずかしにアランシ達少年に大河ファンタジー17巻!!

...

狐本6I

Qinc.subuindortinagic

8月16日(月)日(日)に開催された

望月とIabutincinionで「manin

...???!!!??

Q&OI

9月21日のWindowstrinagit

狐X6I

8日10/25:07(日)K-2018/18

...

985clagutintのOfimadic

いつはかに知り合わない

coNTBNT

第1日後、魔界士の職場...。お目夜、緊張していただきます。

最近はお客さんのお客様にお問い合わせできましたが、そのプラスがあるのですが、

時間経営1000歳151枚31日経歴第10回食

でも、変化...それもガメリットの真実については研究室..!?

変化モガメット研究室のテクラスの

そして、そんなことはないのですが...それでもいいですから、これからもしれないでしょうか

わたしは...あんたはいけないかなぁ、そんなことはないですからねーって言ってるわけじゃないけどね

2014年ガスタのURLは研究室...アイティトスの共災...!!

第11回夜164位第165夜

それは...

そのメールの実際には、明治会...。アイテムスの実家..!!

第164役第155夜第1GE夜

最近新しいファライスの場合には、電話番号について、時間帯の時には別のことに、

第165夜第186枚第157夜

また、2017年10月の前...1日夜100に入ってきた..

アラジン、

俺たち絶対また

会おうな!

お二人の力に

なりたいんです!

アラジン、

アラジン!

アラジン

アラジン、

アラジン!

アラジン...

第159夜”魔

でも

僕は...

ほんとは

誰とも

......

愛する者とは

違うのだ!

君たちは、

「第159夜

魔導士の孤独

君たちは

それぞれが

様々な事情を抱えて

この国に来ているだろう。

だが...

「他者と違う」

という、

孤独を抱えているという

一点においては、

共通している。

...

てはなぜ...

......?

君たちは

他者と「違う」

存在として

生まれたのだろうか?

この世界で、

あえて...

なぜ君たちが

魔導士として

生まれ落ちたのか...

魔導士とは、

なんのためにこの世に

生まれたのか、

それを考えたことは

あるのかね!?

...

ルフ...

この大いなる

力が...

世界のすべてを

動かしているのは

知っているな?

生命の生き死にも、

大地や大気の脈動も

すべてはルフが引き起こす

自然現象なのだ。

そのルフを...

魔導士でない人間は

見ることもできないという。

ルフを見て

世界を動かす

力を操れるのは、

そう...

だが、ここで

よく考えてみて

ほしい。

その世界を動かすほどの

力を持つ「魔導士」たちが

世界の「歴史」を動かしたことは

果たしてあっただろうか?と...

君たちまどうし

「魔導士」

だけなのだ。

........

......!!

......

それは...

「ない」。

思い起こせば

太古の昔から、

烈々と打ち立てられてきた

大国の数々...

大黄牙帝国

レーム帝国

パルテビア帝国

そして、近年は新興の

シンドリア王国

煌帝国

に至るまで

歴史の

表舞台に立ち、

歴史をつむぎ

この世界を

支配してきた

「王」は誰かね?

そう、

それは

「非魔導士」

たちだ!!

...

魔法使いたちは

「占い師」や「巫女」

などとしてせいぜい

王にしえき

使役されていた

程度だ。

今から

その一端を見せよう

それは

これは、70年前の

ムスタシム王国の

様子である。

...

どういう

ことだ?

な...!?

なんだこれは

......?

「遠隔透視魔法」

私の血液に

宿るルフの

記憶を

映し出している。

そ:そんなこと

できるわけ

あるかよ!

うん、僕

一回見たこと

あるよ。

マジかよ、

スゲーな、

学院でか?

だから

ううん、

とある人の

不貞の有無の検証に

ちょっとね

!???

魔導士たちよ、

その目で

見なさい

「非魔導士」が

支配する国に生きた、

とある魔導士たちの

運命を......

お父さん!

いってらっしゃい

お父さん!

ねえ、今度は

早く帰ってくる?

ああ。

ホント?

帰ってきたら

本読んでくれる?

いいよ。

サーナがいい子に

してたらな。

やったあ!

お父さん、

無理して

いなくなっちゃったり

しないでね。

マタル・モガメット

70年前

お母さん

みたいに。

ああ...

必ず

帰ってくるよ:

70年前、すでに

ムスタシムには数十名の

魔導士が王家に従っていた。

これは当時珍しいことだった。

「魔法」の原理が解明され、

「命令式」へ体系化されたのは

ここ1世紀ほどのことなのだ。

日照りを

解消するため

畑に水を降らせろ!

早く

やれっ!!

奇跡だ...!!

いや、

「魔法」という

らしいぞ!

おおっ!?

おいモガメット、

大丈夫か!?

ありがとう

こざいます!

魔導士様...!

...

当時の

「魔導士」たちは

大した魔法は

使えなかった。

「命令式」への

体系化が不十分で、

魔力の消費は

非常に非効率的。

水を集める程度でも

体への負担が

大きかった

「魔導士」は

王家の権力のもと、

強制的に使役された。

まだあやしげで下賤な

「まじない師」の域を

出なかった魔導士の

地位は低く...

魔力が尽きるまで

魔法を使わされ

死ぬ者もいた。

私の妻のように、

娘のサーナも

魔導士だった。

魔導士同士が

子を授かると

その子も魔導士で

ある事が

多かった。

私は、

娘の将来が

気がかりだった...

だが...

そんな暮らしの中でも

魔導士たちには

一つの楽しみがあった。

それは、まぁ

魔法の研究だった。

この世の真理を

読み解きたいという

知的欲求は

何物にも勝る。

君たちにも

覚えがあろう?

魔法はすばらしい...

研究すれば

もっとできることが

増えるだろう。

それどころか

文明も進む...

国民の生活も

豊かにできる!

そうすれば

王様も俺たちのことを

認めてくださるかも

しれん。

やろう!みんな...!

魔導士様!

魔導士様!

ありがとう

ございます、

魔導士様:!!

今は制限

されていますが、

魔法を自由に

使う権利を

我々にください。

必ずや国をもっと

豊かにしてみせます!

彼らの嘆願にも

一理ある。

......

その通りですな、

ムスタシム王よ。

ホホホ...

「魔導士」

か......

魔導士様!

魔導士様!

えらくなった

ものよのう。

少し前までは

「のろい屋」や

「まじない師」

ふぜいだった輩が...

魔導士様!

魔導士様!

魔導士様!

魔女様!魔導士様...

魔導士様...

「魔導士様」

ねえとう

お父さん、

かぁ...

私たちは

なんでまとうし

魔導士なの?

時々思うんだ。

魔導士じゃなくて、

ふつうの人に

生まれていたら..

お母さんは

死ななかったんじゃ

ううん...

なんでもない

...

ごめんな。

サーナ..

でも、

俺たちが

生まれて

きたのには、

何か意味が

あるはずだ。

...

いみ?

魔法は

たくさんの人を助けられる

俺たちは:きっと

この世界を良くするために、

助けるために

生まれてきたんだ...

助けるため。

そうだ。

俺たちにしか

できない

ことがある。

魔導士には、

ルフから与えられた

使命がきっとある。

だから、どうか

この先何があっても

魔導士に

生まれたことを

悔やまないでくれ。

魔法は、

素晴らしい

ものなんだから!

あの頃...

私は、

非魔導士たちの

支えになることこそが

魔導士の使命だとすら

考えていた

うん...

わかった。

だがそれは

間違いだったの

だと、

すぐに

思い知らされた。

しばらく

経ってー

ムスタシム王国の魔導士たちは

その働きを認められ、

王に「貴族」の称号を授かった。

第160夜

騰導

称号が

てはない。

私は、

うれしかった..

仲間の苦労が

報われたことが:

それまで

疎外されながらも

必死で非魔導士の

ために尽くしてきた

魔導士が...

ついに、

皆に温かく

受け入れて

もらえた...

それがたまらなく

うれしかったのだ...

だが、その時

私はまだ

わかって

いなかった。

魔導士と

非魔導士の

根本的な..

違いをな...

アラジン、

ティトス、

スフィントス、

地下で..

何を見たか

話しなさい。

地下では!!

20万もの人々が、

魔力を吸い上げられて

虐げられている!!

!!

!!

ほお、虐げる?

本当にそうだったの

かね、ティトス?

......

何ぃ...!?

確かに魔力の少ない者は

多少つらかろうが、

彼らのほとんどが

酒をあおり、怠惰を

貪って生きていただろう?

外に出してほしいとも

言わなかったはずだ。

そうだろう!!?

...

...!

食欲

性欲、

そんな目先の

原始的な

欲求さえ

満たせれば

良い。

まるで

牛や馬、豚

そう、

「非魔導士」とは...

「家畜」と

何ら変わりのない

生き物なのだよ。

......

......

.....!

なんっ...

...てこと...

普通の顔して

言いやがる...!

...

だが彼らには...

牛や豚にはない

ものが一つある...

「5等国民」たちには、

己を無力な存在と

思い込ませることで

抑制している...

「恐ろしい欲望」

恐ろしい...

欲望...!?

「支配欲」

だ。

それは

「支配欲」...?

そう。たにん

他人より上に

立ちたい

他者から

奪いたい

蹴落としたい

踏みにじりたい!!

...という...

人間の最も

忌むべき欲望だ。

...という...人間の最も忌むべき欲望だ。

フフッ...

そんなもの...

ボクたち

魔導士だって

同じくらい持って

いるんじゃないか?

君たち

魔導士にとって、

最も強い

欲求は何かね?

いいや、

思い出し

なさい。

そう、それは

『知識欲』!

何かを知りたい、

解き明かしたい!

という

きたんきゅうしん

知的探求心」「

それ以上に、

他人から何かを奪いたい、

姿や領土が欲しいと思ったことが

君たちにはあるのかね?

だから...

かつての魔導士たちも、

誰も国を建てようとは

しなかったのだ。

しかし

それではいけない

と思わせる

事件が起きたのだ。

「貴族」になってから

3年後、

この国では

とある伝染病が

広まった

その時なんと

「非魔導士」たちは

伝染病の原因は

われわれ

我々魔導士だ

という根も葉もない

噂をしはじめたのだ!!

噂の主は、

魔導士の台頭を

快く思わない

貴族官僚たち...

民衆は手の平を返し、

魔導士を恐れ、憎んだ。

ムスタシム王は、我々を投獄して

あらぬ罪で拷問した。

死ぬ者もいた...

だが、

話はこれで

終わりでは

ない。

その30年後...

私や娘や弟子たちは、

すべての官職から退き、

王に嘆願して、

小さな校舎を得て...

隔離されながら、

細々と、魔法の研究をして

暮らしたよ...

「パルテビア

ていっ

帝国」との

大戦争が

勃発したの

だった!

それまでも

隣国との

小競り合いは

何度もあったが

今度の相手は

当時版図を

拡げに拡げていた

強国・パルテビア。

すると

「非魔導士」たちは、

急に我々魔導士に

頼りはじめたでは

ないか!!

私の仲間や、

教え子の多くは

無理矢理戦争に

駆り出され...

「防壁魔法」で盾にされ

魔力が尽きれば

死んでいった..

我々はずっと

人々の生活を助ける魔法

ばかりを研究してきたから、

戦では

ほとんど成す術もなく、

私の娘も......

お父さんの...

あの言葉を...

何があっても..

信じようと思って

きたけれど...

魔法は..

本当に...

非魔導士を

助けるために

あるのかしら...?

!!

んハハ...

勝った!!

あのパルテビアの

侵攻を退けて

やったぞ!!

ハハハ!!

私は..

.......

その時..

考えて

いた

目の前で、

酒をあびる

肥えた王族や

貴族たち...

そして、戦争で勝利に興奮し、

暴行・略奪凌辱の限りを

尽くした兵士たちを

思い出しながら...

こんなものの

ために...

これが、我々に

ルフがお与えになった

使命だろうか?

世界は、

良くなるの

だろうか?

見れば、この国は

30年も昔から

何も発展して

いない...

「魔法」は

あるの

だろうか?

我々が差別され

迫害されていた

この30年間、

「非感導士」たちは何も

してこなかったのだ。

伝染病の元凶

あらゆる国民の

不満のはけ口...

その上

我が国の兵士の

盾にもなるのだから

「魔導士」とは、

なんとも便利な

〝種族〟だな!

ハハハ。

種族”..

こんな

者たちの

ために

「魔法」はあるのだろうか?

繰り返される戦争

国同士の争いなど、

しょせんは支配欲を満たすための

”なわばりあらそいいではないか?

野蛮な獣と

何が違うのか?

なぜ

より良い

世界を

目指そうと

しないのか?

文明の発展

人類の意識や

道徳の進展

それによって

創られる

理知的な世界。

何一つ

生まれない。

この野獣たち

からは!!

このまま...

家畜の

ように

この「野獣」が王たる世界で...

魔導士は、使役されねば

ならぬのか?

家畜」は?

どちらの

種族だろうか??

私は、重大な認識違いを

していたのではないか?

絶対数や、すでに置かれた

立場に惑わされて...

野蛮を律し、

理性的な

理想の、

より良い世界を

作り上げられる

のは...

体だれだ!?

せかい...

世界を

まーど

患首寺

みちび

導けて

「非感工」という獣たちには

その資格がない

そのうわう道性がない......

このまま彼らにすべてを

委ねていては、世界は...

すべての魔導士たちは、

無意味で醜い戦いに巻き込まれ

滅びてしまうだろう...

ゆえにー

私は決意した...

「非魔導士」の支配から

脱却せねばならん!!

欲望をおさえられん

「非魔導士」は

われわれ

我々魔導士が完璧に

管理せねばならん!!

魔導士主導の、

魔導士のための

魔導士の国」を

作らねば「♪♪

作られてならんのだ!!

第16回夜

ずいぶん...

極端な話

だったよな..

「魔導士主導の国を

作らねばならん!!

到底

納得できない。

ここでひどいことが

あったことは

理解できた。

しかし...

「そこでは

『非魔導士』は

完璧に管理されねば

ならんのだ!!

私の両親は

非魔導士だ!

家畜同然に

扱われるなど

耐えられない!

フフ...

まったく

ふざけた話だ。

...

翌日

この時点では

生徒たちは

動揺するに

留まった。

しかし、

〝思想教育〟の

講義はこれで

終わりでは

なかった。

........

パルテビアとの

戦の後、

密かに国を

作ろうと

決意していた

我々魔導士は

このように..

非魔導士たちの

欲望を

魔法で叶えて

やった...

貴族の下衆な

うーん

享楽から、

庶民の怠惰な

願望までな。

楽だわ~

働かなくても

お腹いっぱい

食べられるなんて!

もっと魔法で

うちの畑の

作物も育ててよ!

庶民に魔法など

もったいない..

魔導士、

いや魔導士様

我々だけを

ご贔屓に!

ずるい!!

王家が魔導士を

独占している!!

国民にも平等に

魔法を分け与えろ!!

国民の支持は

どんどん学院に

傾いていきます...

彼らは近年数も増し、

研究も進み、強力な魔法が

使えるようになっている...

これ以上、力をつけられては

単なる学問機関が王座をも...!!

...あとは

一部の権力欲や

保身に走った貴族勢力に

手を貸すだけで良かった。

内乱は起き、

王は倒された。

すべて、

欲に駆られた

「非魔導士」たち自身による

争いだよ。

どうだ?皆、醜悪な

顔をしているだろう?

王族貴族を

皆殺しにしろーっ!!

魔法を

独り占めしやがって!!

そういう

ことだったのか...

国中が魔法に大丈夫

依存したんだ!

ドゥニヤ

おねえさん...

その争いに

巻き込まれ

たんだ...

争いを

誘発したのは

ティトス

何かね?

醜い欲の権化は、

おまえだろう?

モガメット。

おまえは魔法を利用して

この国を乗っ取ったんだ!!

自分が王になりたかった

だけなんだろう!?

国民の..

支持だと...!?

いいや、ティトス。

私はあくまでもこの学院の長を

名乗っておるよ。

むろん、国家建設の暁に

国民たちの支持を受ければ

甘んじて王の責任も負うが、

そんなもの

誰もしない!

〝5等許可区〟の

惨状を見れば...

ご、

〝5等許可区

......?

そして、

そこに生まれた

5歳のマルガは

胸の病気で

あと1年しか

生きられない:

あそこの暮らしは

ひどすぎる!

人々は地下で

魔力を奪われ、

力なく、毎日を

虚ろに過ごして

いるんだ!

外に出るのが

夢だって言ってた

あの子の目の前で

同じことが言えるのか!?

貴様は!!!

そんな子

が...

かわいそう

では

その子を

外へ

出せばいい。

!!

だがあそこには

同じような若者が

何百人もいるよ。

その子らを君は

どうするのかね?

全員

育てるのかね?

もし、その

マルガという子

一人を助けたい

なら...

......

.....!

それは君の

何か個人的な

心の傷を癒やし

たいだけの...

自己満足なの

ではないかね?

...

........

アラジン...

何かね?

アラジン...

そんなこと

ないよ、

学長先生。

僕もマルガちゃんを

出してあげたいって

思ったよ。

僕にも似たような

経験があるけど、

それだけじゃない。

地上の人たちの

快適な暮らしのために、

魔力切れで死んでしまう

運命の人が20万人も

いるというの?

そんなのへんだよ。

僕は、学長先生が

間違っていると思う。

それは誤解だな、

アラジン

「5等許可区」では、

ムスタシム時代より

死亡率は激減したよ。

...

アラジン..

えっ...!?

寒さも暑さも

飢えもない。税をない

飢饉も、天災もない。

病も魔導士が治してくれる。

もちろん、魔法で治せない

先天的な疾患などもあるがね。

かつて貧しい農民たち

自身が願ったことなのだよ。

魔法の恩恵を受け、

働かずに暮らしたいとな。

昔よりは

ずっといいよ。

......

放って

おいてくれ。

我々は現状に

満足しているん

だよ。

し、しかし!

......

私の両親は

「非魔導士」です。

地下に閉じ込められる

など納得できません!!

落ちついて

よく思い出し

なさい

地上には、

普通に働いて

暮らしている非魔導士が

あんなにたくさんいることを。

......?

良いかね

諸君!?

私は何も、

非魔導士を

虐けたいわけでは

ないのだ!

多くの者が幸せに

生きられる国を

作りたい!

だが、何度も

言うように!!

魔導士と

非魔導士は

より知性と、

理性を持つ種族が

ちがう

種族なのだ!!!

そうでないものたちを

統制し、より高度な

世界へと導かねばならん!!

無意味な争いの

ない世界!!

秩序に満ちた、

平和で文明的な

社会!!

知識の探求により、

世界を前へ前へと

進められるのは

私たちだけなのだ!!

「力」を持ち

生まれてきた私たちの

これは最早

義務なのだ!!

そうでなければ

「魔法」とは

一体なんなのだ!?

...

......

この憂える世界を

「魔法」で正しく

導くために!!!

私たち

「魔導士」は

生まれてきたのだ!!!

なのに、だ。

魔導士は、

不当な扱いを受けることが

多いだろう?

私は、それをなくしたいのだ。

......?

不当な扱い

.....?

みんな...?

俺の一族は

医術の魔導士を

輩出することが

多かったけど..

王族の下らない

権力争いに

利用されてたよ。

対抗勢力の

病殺とかな...

それが嫌だって

逆らったら、宮廷から

追放されちまった。

俺は、俺の祖父が

王族に逆らったのが

バカだったんだって

思ってた。でも...

もし、魔法を

正しいことに

使ってくれる国に

生まれてたら..

もっと

幸せになれたの

かな......

...

「魔法」の概念が

未成熟だから...

私は両親からでも

気持ち悪がられた

もの。

......?

東方では

もっとひどいと

思うわ...

妙な力を

持つ子だってね

きっと、今この瞬間にも

魔法が使えるってだけで

泣いてる子がたくさんいる!

私、マグノシュタットに

来た時思ったもの:

そんな子たちに

この国をみせて

あげたい、ってね...

...

......

みんな...

それから、変化が起き始めた。

魔導士の国か

「コドル1」の生徒たちは

授業が終わる度に

一か所に集まり、

意見を交わし始めた。

考えたことも

なかったからな..

しかし、ちか

地下に暮らすのは

やはりかわいそうじゃ

ないか?

じゃあ、

おまえの国の

スラム街と

どっちがマシだよ!?

炭鉱送りの奴隷とは!?

おまえは

どう思う?

うーん...

俺だったら

「5等許可区」が

いいね!

実際にこの目で

確認してみないことには

判断できないな。

5等許可区

え?

外に?

え?外に?

出たいとは

思わねえよ。

出たいとは思わねえよ。

何度も言うが、

前の暮らしよりは

全然いいんだよ。

放っといてくれよ...

どうしたんだい?

ティトスくん。

マルガちゃんに

会いに行こうよ。

......

マルガ...

もしかして、

ボクは自分の都合で

キミのことを...

ティトスくん...

!!

アラジン、

それに

ティトス..

えっ!?

学長先生!

なんでここへ...

そのマルガという

娘の元へ、

私をあんない

案内しなさい。

...えっ?

今、なんて?

そのマルガという

娘を、

今すぐ外へ出しても

よい..

と言ったのだ。

んじっ

第162条モガメットの真実

第162夜

なんなら

ずっと地上で

ティトスと二人で

暮らせばよい...

.....

.....

ふざけるな...

そうだ、

それがよかろう?

あれだけ非魔導士と

蔑んでおいて、

急にマルガが

哀れになったのか!?

ちがう。

哀れなのは

おまえだ

ティトス。

......

何...!?

ティトス:

そのマルガという少女に

あれだけ肩入れする、

おまえ自身が抱える

何かの影を見た。

おまえは

何を

隠している?

おまえが...

レームの「マギ」、

シェヘラザードの

手の者だということは..

知っている!

...

くそっ!?

大丈夫だよティトスくん。

この人はもう、

僕がヤムさんと

通じてるのも知ってる。

そうだ...

だが、そんなことは

なんの問題にも

ならん!

ヤムライハも

シェヘラザードも...

...アラジン!?

私にとっては、

異国の地で孤独に戦う

哀れな魔法使いの少女に

過ぎんのだ......

...

あわれな?

そうだ...

その強大な力で、

あるいは国を丸ごと

覆うほどの巨大な結界を

一人で張ったり

できてしまう

特別な魔導士だ:

もしかしたら、

すでに

そうしているかも

しれない..

「シンドリアを守る

自慢の結界魔法なの

だがそんなことを

すれば、

彼女らは

間違いなく、

若くして

死ぬ!

!!?

だが、ほんとう

本当にそれで

いいのか?

......

...

当然だろう!

このマグノシュタットでは

多くの魔導士と

魔法道具でしていることを

個人の才に頼れば犠牲は必然!

「シェヘラザード」とて

同様だ。私は彼女こそ

伝説の魔導士「マギ」

なのではと見ているが...

...だが

マギかどうかは

関係ないのだ。

...

コメ

関係ない

...だと?

そうだ...己の

「特別」なかに

殉じようとしている...

それが使命や

本望だとすら

思っているような...

私はそんなすべての

魔導士の子らが

哀れでならない...

もどかしい。

助けてやりたい。

世界中のそんな

魔導士たちが...

支え合いながら

幸せに生きられる

国を作りたいのだ

それが、

私の願いだ。

......

学長先生...

......

ほら...

地上へ連れて

いくんだろう?

...

!!

マルガ...

ほかの子供たちの

ことや、

おまえ自身が

これから

どうしたいのかは

地上に出てから、

自分の頭で

しっかり

考えなさい。

.....

...

外へ連れてって

くれるの?

ほ...本当に?

ああ...

ああ!

フフッ。

そんなに

気に入ったのか?

良かったな、

ティトス!

学長殿!

......

......?

学長殿!

学長殿!

モガメット様!

おお、

おまえたち。

この人は...

僕たちまどうし

魔導士のことを

本気で思いやってる。

心配している...

でも...

でも...

何か...?

バズッ

グス!!

あーあーー!!

ぼくも、外に

行きたい...

あっ!!

ハハ...

そうか...

しっしっ。

ティトスは

こういうのが

欲しかったのか。

気に入って

良かったな!

このおじいさんは

書い人が悪い人かじゃ

測れない。

ただただ、

もう...

この人にとっては

そっか..

わかったよ。

まどう

魔導士じゃない人たちが、

んげん

おも

同じ人間に

思えないんだね...

でも僕は

知っている。

それじゃ、

世界が

終わってしまう。

うわあ...

うわあ...

わああ

~~~!!

ティトスお兄ちゃん!

ニャーって鳴いたよ!

この子ニャーって

鳴いたよ!

ああ!ニャーと

鳴いたな!

大丈夫か、

マルガ!?

あれは?

あれは?

あれは?

うんっ...

あのね...

外へ出してくれて

ありがとう。

ずごくすごく

うれしいよ!

ティトスおにいちゃん

大好き!

...ところで

スフィントスくんは

学長先生の意見に

賛成なのかい?

ん?

ああ!

もちろん非魔導士を

家畜だなんて

思わねえけどよ...

魔導士が幸せになれる国を

作るべきだと思うぜ!

話し合ってた他の奴らも

大体みんな同じ意見だ。

いや~~~

学長殿は本当に

すげえ人だよな...

アラジン、

おまえもそう思う...

え?その...

僕にも..

色々あるのさ!

い...色々!?

なんだよ、

教えろよ!

そうしたいけど..

そのうちね!

しュムム

なっ...

なんだよ

そのしぶくい

ツラは!?

ムシァムシャとコシア

お〜い、スフィントス、

「お店」とは一体どうやって

使うんだ~~~!?

まあ...

それは

それとしてだ

明日から、

より高度な「授業」

「研究室」形式の

講義が始まる!

複数推薦を

受けている学徒は、

札の中から一つ

希望する研究内容を

選びなさい!!

僕には、まだ

知りたいことがある。

「5等許可区」のことも

やっぱり放っておけないし...

まだこの国でやることは

終わっていない。

ティトスくんもそうだよね?

...

あ、ああ...

そうだな!

おい

アラジン、

ティトス!

そんなに推薦

してもらってんの

おまえらだけだぜ

早く選べよ!

フフフ。

さあ、

の可否

僕はどの

「研究室」に

しようかな?

空間転移の

可能性と

ルフの特性と変質

...

魔法食物生産...

やったぜ..

かろうじて一つ

もらえた...!

うらやましいぞ

スフィントス。

私はゼロ...

すいせんじょう

がたこうどいりようまほう

研究室『8型高度医療魔法

推薦状

第163夜

「研究室」形式の授業とは、

学院でも特に才覚を見込まれた

学徒のみが推薦を受け、

受講を許される高度な授業である。

「研究室」での講義は

毎日の通常の授業終了後の

限られた時間に行われ、

掛け持ちは許されておらず、

お風邪

複数「推薦状」を受けた

学徒は、その中から

一つ選ばねばならない。

ずらっ

二人ともすごい!

こんなにたくさんの

推薦状...

シェヘラザード

様にった

お伝えせねば

ならぬ

項目ばかりだ

僕もぜんぶ

気になるな...

うーん...

ねぇ、ティトスくん。

僕の受けた授業の内容を

君に話すよ。

...それって

やっぱりちょっと

ずるいかな?

フフッ...なるほど。

なあに、それは一言も

禁止されてはいないさ。

ボクも君に

そうしよう。

では

ボクは...

ではボクは...

これにする。

これに

する。

じゃあ

僕は:

やっぱりこれが

一番気になる。

...

研究室

ほうどう

魔法道具の生産」推薦状

ん、すいせんじょ

研究室

『ルフの特性と変質

室長..

イレーヌ・スミルノー

ようこそ。

わたくしが

室長の

イレーヌです。

あっ!

おねいさんは

何度か..

僕はアラジンさ!

よろしくお願いします!

......

なにを

するんだい!

失礼、

わたくし

ぜいたく者は

嫌いでして...

ぜいたく者?

僕がかい??

いてっ!

そ...モモモ..

モガメット様と二人きりで

お茶をしただなんて...

そんな...

そんな...

夢のような

...んっ

イレース先生は

学長先生と二人で

お茶が飲みたいのかい?

まあ破廉恥な...

わたくし、不潔な者も

嫌いです...

それよりさあ

ここが「研究室」

ですよ。

...

「黒いルフ」は

初めてですか?

これこそ

わたくしの

授業で扱う

最たるもの

ですよ

...!

「黒ルフ」を

授業で

......

ああ

どういうこと

なんだ...!?

ルフとは...

常にしろ

白く輝く

大いなる力...

しかし、これに

とある働きかけをすると

その身を黒く

転じさせられると

いうことが...

12年程前の

報告で判明

したのです。

黒いルフ?

なんだ?そりゃ...

俺は一度だけ見たことがある。

ても目の錯覚だと

思ってたよ...

...

「12年程前の

報告」...?

ルフという

「大いなる流れ」の一部に

過ぎぬわたくしたち

人間は、ルフを完全に

支配下に置くことなど

絶対にできぬ...

この「黒いルフ」は

例外なのです。

「大いなる流れ」から

逸脱した彼らなら、

魔導士の意に従わせられ

白いルフでは起こせなかった

奇跡が起こせる...

と、今までは

考えられて

きました

しかし...

奇跡?

例えば...

これです。

なんだ!?あれは...

これは...

黒いルフから

作られた

人工生命体

です。

人工生命体

だとぉ...!?

ルフから人工生命体を

作り出す...

これは魔法の中でも

究極のもの。

ルフに愛されし

伝説の魔法使いにしか

起こせぬ奇跡です!

しかし......

我々は見つけ

出したのです...

黒いルフに

よる.....

われわれ

我々だけの

練成術を

......

「ジン」だ

.......

フッ、アラジン...

あなたにはやはり要注意ね。

モガメット様が

おっしゃっていた通り...

!!

「黒いルフ」と

人工生命体の話など、

他の学徒たちにはまったく

わからないはずよ。

なのに...

あなたは一体何を

知っているのかしら?

アラジン...

......!?

イレーヌ先生こそ、

なぜ知って

いるんだい?

「12年程前の

報告」か...

もしかしたら、

その少し前から

「世界の異変」を

起こしている

人たちに...

教えて

もらったんじゃ

ないかい?

...?

マグノシュタット

は...

とある組織〟と

繋がりが

あるんだね。

はぁ...?

なんのことか

わかりませんが..

この講義はあなたにとって

必ず有意義なものに

なるはずですよ。

でも今日はここまで...

解散。

でもわかったよ、

アリババくん、ヤムさん、

ドゥニヤおねえさん、みんな...

...学長先生はどこまで

僕のことを知っているん

だろう?

うーん

手ごわい

おじいさんだな...

やっぱり、マグノシュタットと

「アル・サーメン」には、

繋がりがありそうだ!!

それは...

おかしいわ...

マグノシュタットと

組織へに繋がりが

あるのなら...

とうに

煌帝国と手を

組んでいるはずよ:

どういうこと...?

シェヘラザード様?

“組織”とは...?

なんでもない..

報告を続けて、

ティトス...

トゥットゃ!!

ティトス

お兄ちゃーん!

マルガ

しー

ーっ

ーっ!

ティトス:

何?

今のは..

......

...例の一件の

マルガです...

一昨日から

二人で暮らして

いるんです...

そのために、

モガメット学長は

すてきな家を

用意してくれました。

窓から街が見渡せて、

ボクとマルガは

いつでも二人で

買い物に..

ティトス...

「5等許可区」の件:

私はまだ

許していないわ

...

申し訳

ありません...

その子と...

暮らして

どうするの?

楽しければ

楽しいほど、

後悔するのは

あなた..

ティトス...

わかっていると

思うけど、

あなたにはもう

あなたにはもう......

あまりじかん

時間が

残って

いないの。

うみんなみん

マルガ!?

...

それでも

だから...

大丈夫か?

マルガ。

うん...

あの...

ティトス

お兄ちゃんこそ

大丈夫...?

え?

あのね...

私のこと..

迷惑になったら

教えてほしいんだ

私は..

ここに

連れ出して

もらえて

はじめてのこと

ばっかりで...

はじめて会う人..

はじめて

会う人..

はじめて

思うこと..

はじめて思うこと..

すごく

楽しくて、

うれしくて

他のことが

見えなくなっちゃい

そうだから...

だから...

...

ボクはずっと

ここにいる。

マルガと

緒だよ

そんなことないよ

明日も明後日も

ここにいよう。

ほんと?

一緒にいて

くれる?

ああ!

スーーー...

「明日も明後日も

ここにいよう」

「ほんと?

一緒にいてくれる?」

「ああ、

ボクはずっと

ここにいる、

マルガと

一緒だよ。」

...あれ?

苦しく

なくなった...?

トスの真実

第164

...なことが

ん?

どうした?

おまえが望むから、

マルガの命を永らえさせて

やったのだぞ。

......?

そんなことが...

てきるのか?

魔法で...

重い病の人間の

命を永らえ

させることが?

........

できる。

マルガのような

治せないほどの病でも、

体の組織が死滅する

進行を遅らせられる

場合があるのだ。

もっとも、そのためには...

学院の優秀な上級魔導士たちの

治療を定期的に

受けねばならんがな...

......

そうか。

......

では

今日も授業の

報告をして:

ティトス...

やはり、

マグノシュタットでは

魔法道具を

「生産」しています。

本来は「迷宮」にしか

ないはずの魔法道具が

街にあふれているのは

そのせいですね...

ではなぜ

「生産」できた

のか?

はい、

シェヘラザード様。

という

点ですが

......

きっかけは

彼らが本物の

「迷宮」の魔法道具を

手に入れたことに

あるようです。

本物の

「迷宮」の

魔法道具...?

はい。

入手経路は

不明ですが...

12年程前のことだ

そうです。

しかし、まほうどう

魔法道具の量産体制が

整ったのは、ほんの

ここ2〜3年のこと

ですね...

2〜3年...!

そうです...

魔法道具を所持した賊どもが

出没し始めた時期と一致します。

さらに..

授業で見せられた

「学院が初期に開発した

魔法道具」と、

レームで見せて頂いた

「海賊の魔法道具」が...

ほぼ

まったく同じ形状

だったのです。

!!

必ず、

繋がりが

あります!

わかりました。

もう一歩、それについて

確証を探りなさい。

私は、

黙ってはいません。

やはり、

マグノシュタットが

魔法道具を

賊に横流しして、

レームを

おびやかそうと

しているのならば

はい!

...そして...

その調査が

終わったら

あなたの役目も

終わりね、

ティトス:

...えっ?

...そうでしょう。

あなたの役目は

レームをおびやかす

東の脅威の正体を

つきとめること...

......

安心して...

あとのことは任せて..

はい...

しかし...

その......

......

もうすぐ

終わり......

ティトス..

てすか...

あなたはよくやったわ。

あなたほどの力を持つ

魔導士でなければ、

これほど学院の

信用を得て、

情報を引き出すことは

できなかったでしょう...

...

.......

どうしたの?

何か

言いたいことが

あるの?

帰っておいて...

残った時間に、

できるだけのことは

してあげる...

他の子たちも

皆そうしてきたのよ

...

......

......!?

ボクは...

何?

...!?...!!!?

なんでも

ありません。

わ~マルガちゃん

速〜〜い

スフィントスくんも

がんばって~~~

うるせえ!

......

ーくん...

ーくん...

バカれ

してるよ

ティトスくん!

えっ!?

どうしたんだい?

近頃ぼーっと

していることが

多いけれど...

そ、そうかな?

すまない

話を続けよう。

そっか...

ティトスくんの

「研究室」では

そんな授業を

しているんだね。

まさか...

「大聖母」や

あの山賊たちが

マグノシュタットと

関わりがあった

なんて...

アラジン?

もうダメだ~~

ついていけねぇ!

マルガ、

急に元気に

なりすぎだろ...!

フフッ

そうだろう。

例の学院での

「治療」が

効いていてな...

そうか...まったく

学長殿は

すごいお方

だよな...

もうっ!!

スフィントス

くんの馬力は

そんなものなの!?

...

本当に、

かっこいいのは

治癒魔法の時

だけなん

だからっ!!

な...なっ...

なんだとぉ...?

スフィントスくん!

重い!

どいておくれよ!

この野郎、

そうじゃねえとこ

見せてやるよ!!

わ~!!

すごい

おいしそう!!

ほほう...

キミは炊事が

上手なんだな。

なかなかの味じゃ

よいか

うるせえ

大得意だよ!

どうだ見たか..

鳩肉と豆の

香草スープだ。

あっ、そういや

ボンボン...

いつぞやの

治療代

払えよな...

俺様が助けて

ダメ!!

貴族の子息

なんだ!

ケチな男だな、

キミは!

うるせえ!あれだぞ...

ごねるとおまえの

レームの実家に

押しかけてやるからな!!

ここでの授業が

一段落したら...

あと1〜2年待ってろ!!

レーム帝国かぁ、

いいな~

僕も行ってみたいなぁ!!

今、レームで

僕の友だちががんばって

いるところなんだ。

また、そのなぞの

アリババクンの

話かよ。

今度よっかい

紹介するよ!

ティトスくんにも!

学院でのことが

一段落したら...

きっと

楽しいと思うな!

...

ああ、

楽しみに

していよう!

ただきます

つまみ食い

すんなっ

つったろ!!

あーっ!!

『あなたの役目も

もうすぐ

終わりね」

シェヘラザード様

ボクは......

ボクは......

・スヤスヤ

どうしたんだ?

マルガ。

...そうか。

もう夜も

苦しくないか..

マルガの病は

きっと治るさ。

うん

...

あのね、

ティトス

お兄ちゃん...

待っててくれる?

待つ?

私が大きくなるまで

待っててくれる?

あのね...

私が

死なないのは

ティトス

お兄ちゃんの

おかげ。

でも、今は...

私が何か

返せることって、

あんまりないから

食器を

洗うよ!

お掃除も

する!

てもいつか

もっともつと

大きく

なったら

私、いっぱい

おん

恩返しがしたいんだ!!

だから5年後、

10年後......

私が大きくなるまで、

ずっと

一緒に...

どうしたの?

ティトス

お兄ちゃん。

.....

ああ...

わかったよ、

待っていよう..

5年でも、10年です。

ボクは......

こんな夜更けに

どうしたのだ?

ティトス......

...

...

ボクは

まだ...

死にたく

ありません

......!

モ...

モガメット学長

......

ボクは...

事情があって長くは

生きていられません:

第165夜

でも...

それじゃあ

いやなんです...

ティトス...!?

どうしたというのだ..

何かあるとは

気づいていたが..

もしや、おまえも

マルガと同様に

病に侵されて

いるのか?

......

ならば

力になれる!

人のための魔法..

人間の病を治す魔法なら

我々がずっと昔から

研究してきたことだからな。

......

じゃあ...

ダメかも...

「人間」の

ボクのは「病」じゃないし、

ボクのは

「病」じゃないし

「病」...?

!?

どういう

ことだ!?

ボクは...「人間」ですらないから...

ボクは...

「人間」ですらない

から......

ボクは...

シェヘラザード様の

魔法で作られた

ただの人形です...

ク...

クライ...

ココハ...

ドコダ...

あなたは私、

私はあなた。

レーム...

テ:イ::コ::ク

...

...

いずれ外の世界へ

解き放たれる時が来る

レーム帝国のために...

シェヘラザード

様が、じゃ

ご自分の肉と骨の

ひとかけらに

魔法をかけ続けて

作った分身...

それが

ボクです

「外の世界」で

生きられるのは、

魔法をかけられた

時間の

10分の1だけ

ボクは14年間

意識だけの

暗闇の中で

「外の世界」の話を

聞かされ続けました。

しも...

ボクは...

話でしか知らない

明るい「外の世界」に、

ずっと憧れ続けて

いました。

ずっと、

出ない方が

良かった..

こんな...

空があって、

空気が

吸い込める...

笑ったり、

怒ったり、

時々は大好きだよ、

ありがとうって

言われたりして...

時々は大好きだよ、ありがとうって言われたりして...

こんな眩しい

場所へは...

他の子たちは

平気でも、

ボクは

ダメだった。

これが...

これがあと

一月も

経たずに

お終い

だなんて...

これじゃ

なんのために

生まれてきたのか

...!

ティトス

.....!

ボ...ボクは

時々...

ボクが死んだ後も

生きていられる

人たちのことがです。

どういう

ことだ?

うらやましく

なるんです。

アラジンや

スフィントスや

マルガたちのことが。

!!

ボクが死んだ後の

話をされると...

た...

たまらない気持ちに

なる。

なぜ.....?

なぜ...

ボクだけが...

こんな風に

生まれてきたのか

いかん!!

ゆ...

許せない...

大切なはずの人たちや

親代わりの

シェヘラザード様にまで

こんな気持ちに

なるなんて...

嫌で嫌で

かた

仕方ないんです...

自分の

ことがい

ティトス!!

ティトス!!

しっかりしろ!

恥ではない!

羨むのも...

ボ...

ボクに...

アラジンたちも

おまえを責めない、

助けようとするはずだ!!

生きてる

価値は..

ない...

...!!

なんて

ことだ......

この子は

...!

とにかく気を

鎮めさせねば...

ルフが濁る!

...

なんだ...!

ティトスの中の

ルフたちが一斉に

ティトス...

大丈夫か!?

!!

下がりなさい、

マグノシュタットの

長老よ

...

...

だれだ?

おまえは

私は..

レーム帝国

最高司祭...

シェヘラザード

です。

ルフが...

何事かと思って

出てきてみれば

シェヘラザード

だと...!?

ティトスと私は、

同じルフを共有する

いわば「同じ命」なのです。

ティトスのルフの異常は

私も常に体感している?

こうして、ほんの少しの間なら

一つの「器」に意識を

同調させることもできる...

...

フッ...

「マギ」にはそんな

こともできるのか?

...

マタル・

モガメット侯

マグノシュタット

は、

レーム帝国の

属州に

なりなさい。

なんだと

!?

なんだと!?

どのみち近い将来、

貴国の選択肢は

二つに一つの

はずです。

私たち

レーム帝国に

下るか......

そして

もう一つは

煌帝国の

属国となって

「ム帝国と

戦火を交えるか

です。

安心しなさい..

レームは魔導士を

差別しません...

さあ、た

私たちの手を

取って...

生きるために。

......

...いいや

「非魔導士」の支配する

国では生きられない:

廃導士は魔導士の

国でしか生きられない

バカげているわ...

「金属器」も

「マギ」の

加護もない

マグノシュタットが

煌やレームに

かなうと

本気で考えて

いるの?

........

レームの民は、

レームの地に

眠ることが

運命なのだから

ハァ...

話になりませんね:

とにかく、

そんな自滅に

ティトスを道連れには

させられない...

返してもらいます..

いや、返さない。

えっ?

こんな:悲しみに

おしつぶされそうな

魔導士の子こそが、

私が守ると

決めた

存在だ。

この子を

見捨てては...

...!

私は生きる

意味すらない。

ティトスを

返して...

返さない!

返しなさい!!

ティトスはこの私

シェヘラザードも

同然の存在よ。

ご自分の

なさっていることが

わかっているの

かしら!?

マグノンユタットの

モガメット侯よ!!!

ああ、

わかっている!

返さない。

たとえ

レーム帝国を

敵に回しても!!

その言葉

私は

聞きとどけた

わ!!!

な...

なんて

ことを...!!

すべての

魔導士は、

私の息子も

同然だ!

ボクに...

だからもう...

そんな悲しいことを

言わないでくれ:

生きてる

価値はない...

ティトス!

開戦の前

第166夜

マグノシュタット学院

けつろん

結論から言う。

マグノシュタットは

レーム帝国と

開戦する!

...

どういう

ことだ...!?

...

昨晩ぐちょっと

学長室

今、

話した通りだ、

アラジン

ティトスくん

......

そんな..!!

ティトスを返せというのは、

シェヘラザードの

単なる〝口実〟だ。

シェヘラザードは、

マグノシュタットの背後の

煌帝国を見据えていた。

話してみて確信した。

煌かレーム

どちらかに

従うか...

戦乱にのまれる

マグノシュタットを

捨てて去るもいい。

明日の朝、皆にも

話すつもりだ。

だが、その前に

アラジン..

おまえには

私に二人きりで

聞きたいことが

ある。

そうだな?

学長先生は...

「黒いジン」の

作り方を誰に

教わったんだい?

......

「アル・サーメン」の

仲間なのかい!?

ほお...

アラジンも...

イスナーンを

知っているのかね?

イスナーン!!?

だね?

12年程前

革命を控え、

国外から魔導士を

夢っていた

我々の下に

イスナーン

たちは

やってきた。

彼らは我々と

志を共に

していた

非魔導士が

不当に支配する世界を

変えねばならない。

その通り

だな。

モガメット候..

あなたに革命の

意志があるのなら

われわれ

我々は

「知識」を

提供しましょう。

それから我々は

聞いたよ。

非魔導士に

王たる力を

与えるという

「迷宮」のこと

我々はイスナーンらと

協力し、

研究を進めた。

非魔導士の王に対抗し得る力を産み出そうと...

非魔導士の王に

対抗し得る力を

産み出そうと:

そう、

「黒いルフ」

「黒いジン」

そこに眠る

「魔法道具」

コン

「金属器」の

ことをな

...

「黒い金属器」を

学長先生と

イスナーンで

創り出したの!?

その力を封じ込めた

「黒い金属器」をな。

そうだ。

やっぱり

マグノ

シュタットは、

「アル・サーメン」の

仲間だったんだ

.!!

だが、

イスナーンたちとは

手を切った。

!!

どんな非魔導士にも、

王たる力を与えては

ならんのだ..

...

イスナーンはこともあろうに

その「黒い金属器」を

非魔導士の手下たちに

分け与えてしまった。

私はそれが許せなかった。

その中に、ムスタシムの王女が

密かにいたことも知っていた。

だから手を

切った...

昔は仲間だった。

でも、

今は違うと?

でも、今は違うと?

敵ではない。

ーーが、数年前に話し合いは

決裂し、彼らは去った。

もう連絡も取っていないよ。

...

「魔法道具」を

どうして

盗賊に

あげたんだい?

あれは

売り払ったのだ。

将来的に、ほほうどうして

魔法道具を量産して

他国に売り、

資金を得ることも

考えている。

...気がかりは

それだけか?

その試行として、

開発初期の

粗悪品を欲しいと

望む者たちに

与えただけだよ。

そのせいで...

私が守りたいのは

魔導士だ。

非魔導士ではない。

たくさんの人たちが傷ついてる。

でもそれが魔導士じゃないなら

関係ないって、

学長先生は言うんだね...

カノ

学長先生は

王様にふさわしい

魔導士だけの

王様に!

おまえも、

魔導士だ。

おまえやティトス

イレーヌ、

マイヤーズ、

アラジン!

他の魔導士たちを

思う私の気持ちに:

嘘偽りは決してない!

この国を

守りたい。

そのために、

アラジン、おまえも

力を貸してくれ:

頼む

ーこの国の

ために戦う...

ここで他国に屈しては...

ムスタシム王政時代に

革命を起こした意味がない...

死んでいった多くの者たちにも

申し訳が立たんよ。

私たちも..

安らかに生きられる場所を

探して、家族と共に故郷を

捨ててきた意味が

なくなってしまう...!

そうだ...

家族を守れるのは

自分たちしかない:

家族を守れるのは自分たちしかない...

魔導士の国が欲しい...

魔導士の

国が欲しい!

魔導士の

国が欲しい。

......!

ボクのせいで

マグノシュタット

が...

ごめんなさい...!

何を言う

ティトス!

おまえのせいではない。

おまえも必ず助ける、

見捨てはしない!

ダメだ...

レームに勝てるわけがない

杖をおさめてください...!!

?なに

何をそんなに恐れる

ティトス?

......

レームの王の器たち...

シェヘラザード様が

選んだ...

三人の金属器使い

たちです...!!

...

レーム帝国

帝都

レマーノ

屍戦か...

ええ..

わかりきっていた

ことでしょう。

煌帝国との戦は

避けられません。

レームの版図は

さらに拡がる...

......

現レーム皇帝の子息

第44迷宮「シャックス]攻略者

ネルヴァ・ユリウス・カルアデス

その前に..

ティトスを

取り戻して...

ていこくぐんさいこうしれいかん

レーム帝国軍最高司令官

第20迷宮「ブルソン」攻略者

イグナティウス・アレキウス

はっ!!

ならば我々が

敵陣を切り開いて

みせましょう。

あの子も

レームの民の

一員よ...

お任せを..

お願いね...

ムー...

フン!

アレキウス家子飼いの

奴隷たちか..

汚らわしい!

......

ぬぅぅぅ...!!

ヒイッ!?

ああ?

なんだと

テメェ...

ヘッ、

ビビってんじゃ

ねーよ

お坊

ちゃんよ。

汚らわしい

元奴隷

なんかを

相手によ..

おい!おまえ、

兄さんの品位を

下げるような野蛮な

マネはやめるのだ!

ハイハイ

仲良くね!!

おまえたち...

こういう時は

ビシッとしろ!

礼を尽くせって

いつも

言ってるだろ?

ハア...

でも団長!

俺たちは

シェヘラザード

様に

じゃなく、

あなたに

忠誠を誓って

いるんです!

僕と兄さんまで

一緒にしないで

ほしいのだ。

僕たちには

れっきとした

アレキウス家の血も

流れているのだ。

あなたが世界中から

見付け出してくれなけりゃ。

俺たちはまだ

奴隷をやってたような

奴らばっかりですからね。

「ファナリス兵団J団員

ロゥロゥ

「ファナリス兵団」団員

ュロン・アレキウス

ムー・アレキウスの妹

まぁ実際、

おまえたちを捜し出せたの

だって、アレキウスの

名の下にできた

ことだしな...

すべては陛下と

シェヘラザード様の

ご威光だよ。

あなたがそう言う

なら......

戦ってすべてを

平伏させよう!

皇帝陛下の

足元に!

レーム帝国の

ために!!

第8迷宮「バルバトス」攻略者

ムー・アレキウス

レーム帝国「ファナリス兵団団長第8選営「バルバトスは政権者

だん

てんざんこうげん

天山高原

マグノシュタットの

部下から報告があった。

どうやら、

レームが

マグノシュタットへ

侵攻するらしい。

ふざけた

話だよね...

あそこは

レームのものじゃない。

我らが兄王様の

属領だ。

そんなの...

決まってるしィ;

...

いかが

致しますか?

紅覇様...

第167夜

鬨のこう

とき

マグノシュタット

学院都市

レーム帝国と戦争だって!?

なんでそんな

無謀なことに

なったんだ!!

出せ!!この国から

出してくれ!!

お...落ち着け!!

昔パルテビアの大軍が

攻めてきた時だって、

魔導士たちが

追い払ってくれた!!

ありが

だ...だから今回も...

きっと魔導士様たちが

なんとかしてくれる

はずよ..!!

マグノシュタット学院

噂じゃ

いームだけじゃなくて、

煌帝国もいつ攻めて

来てもおかしくない

状況だって...

いや...むり

無理だろ..

俺は逃げる...

この国と心中する

義理はない!

ても...いいのかな..?

戦争になったら...

せ...先生とか...

この国の人たちみんな...

...死んじゃあ...!?

俺たちは..

どうすれば...?

だからといって

どうしろと

言うんだ!?

...スフィントスくんは

どうするんだい?

...

俺は...

......

安心なさい...

先生たち!

レーム皇帝も

煌帝国の皇帝も

恐るるに足りません。

わたくしたちは

そのような傲慢な

非魔導士の王たちを

打ち倒すべく、力を

蓄えてきたのですから...

力...?

じょ...じょうきゅっまん

上級魔導士たちは

なんだってあんなに

落ち着いてるんだ!?

“力”......?

...

「そして我々はついに

作り出したのだ!」

「非魔導士の王たちに

対抗し得る。力〟をな...」

お、おまえ..

なんでそんな

格好をして

いるんだ?

あ...!

ティトス

くん...

この国の、

「上級魔導士」の

一員になったんだ。

...

...

レームとの

交信も.....

もうてきない

あのね...

僕たち、

全部聞いたんだ。

学長先生から...

君が何に

悩んでいたのかも..

...おまえ...

完全に

レームから

寝返ったって..

ことだよな...?

シェヘラザード

さんとも...

マグノシュタットの

人たちと一緒に、

戦うのかい?

戦える

のかい?

ああ...

戦えるよ:・

ボクは

死にたくないんだ。

...!

軽蔑してるん

だろう?

ボクのことを

...君と

ボクとが...

同じだなんて

やっぱり

勘違いだった

......

ボクは、

君みたいには

できなかった...

自分のこと

ばっかりだ

僕は、一体なんなの!?

レーム帝国のため

なんて言われても

よざ回も

僕だって、

自分のためさ。

僕たちは...

...

...?

この世界に

生まれて...

大切な人たちができた。

もう役目のため

だけじゃない。

この世界が好きに

なっちゃったんだよね。

だから...

力の限り、

戦うんだ...

誰かに願いを

託された、

僕の命が

尽きるまで!

...!!

アラジン...

きみ

君は..

体...!

うーん...でも

レーム帝国と

戦うのは

気がすすまないな。

僕たちの

本当の敵は

彼らじゃないし..

本当の..

敵?

その源は、

この街の

どこかに

眠っている

かもしれない

僕は、

それを止める。

おまえたちの...

その身に

宿る魔力を...

誰かの

言いなりに、

世界の理不尽な

流れのままに、

我々の志が

ついえれば

今後100年の

歴史の闇に

再びすべての

魔導士たちが

突き落とされる

だろう。

もう委ねては

ならない!

炎を絶やすな!!!

杖を

掲げろ!!

魔導士に

生まれた意味を

見失わぬために:

悲しみを繰り返す

歴史の中で、消えて

しまわぬために

魔導士の国」を

守るために...

立ち上がれ!

マグノシュタットの

魔導士たちよ!!!

この戦いに動員された

魔導士の数は千人に満たない。

般兵士を含めても

マグノシュタットの総兵力

僅かに二の

この怒れる小さな国が

強大なレームや爆帝国にかなうとは

この時、マグノシュタットの外の

人間の誰一人考えていなかった。

そして

ムー団長!

泳いで早く行きましょう!

そのマグノなんとかって

のに...せめてこのちんたら

遅い船漕がせてください、

動いてねーと

気持ち悪いんです!

頭の悪い発言は

控えてほしいのだ。

マグノシュタット

までなん!!

何里あると

思って

いるのだ?

ファナリスと

いえど、

「純血種」以外には

そんな野蛮な

体力なんて

ないのだから...

いちいち

ムカつくんだよ、

この

インテリ

ファナリス!!

仲良く!!

仲良くね!!

団長ー!

大丈夫ですか?

僕に触るな!!

この脳筋

ファナリス!!

ああ、君か!

情けないとこ見られたな。

俺は団員のほとんどには

純粋な腕力じゃかなわないんだ。

純血のファナリスじゃないからな。

大丈夫ですか

団長ーっ!

あっ!!?

兄さん!!

また団長が

やられたぞ

んん?そういえば

なぜあいつは今回の戦に

ついてきたのだ?

ムー団長に

頼み込んだ

らしいぜ..

へえ、

そういうもん

なんですか...

確かに剣闘場での

奴の腕は中々だった。

団長に一太刀も

あびせた。

すみません

団長ーーっ。

その実力を買って、

団長は願いをきいて

やったそーだ...

なんでもあいつ、

マグノシュタットに

大事な友人が

いるんだとよ。

アラジン...

元気かなぁ?

ていこくぐんきゃくぶん

おうこくもとだいいきんおうし

レーム帝国軍客分国軍

バルバッド王国元第三王子

アリババ・サルージャ

マグノシュタット領最西端

【アクティア王国領海

マグノシュタットか...

なんとも

小さく

みじめな

国よ...

同刻レーム帝国

帝都レマーノ

マグノシュタットの

魔導士たちに

告ぐ!!!

私はレーム帝国

最高司祭

シェヘラザード

貴国の

マタル・モガメット候は

我々レーム帝国に対し

開戦の意を

表わした...

隔法証器で我らが領土を優し、アレキウス家の子恩を人質にとった...

魔法武器で

我らが領土を侵し、

アレキウス家の子息を

人質にとった..

最後の勧告です。

戦を避けたければ

杖をおさめ、

降伏なさい!!

第168夜

護神

シェヘラザード

様......

ボクは人質

なんかじゃない!

降伏せよ

だと?

心にもない

ことを...

来るなら

来なさい。

傲慢な

侵略者ども...

蹴散らして

やる!

ひ...

ひいっ...!!

ぜんぐん

全軍:

突撃

かい

開始!!!

何が?戦争が!?

おいアラジン..

やっぱり俺たちも

ティトスたちを

助けに行った方が

いいんじゃ...!?

......!?

...始まって

しまった...!!

でも...

学長先生の「力」を

止めようとしている

のは僕しかいない。

なんなんだよ

それは!?

止めないと..

みんな

死ぬ。

うおお!

前に進めない...

なんだこれは!?

ぐあっ!

ぐっ!

防壁魔法の

結界だ。

学院都市を中心に

3重の強力な

結界を張ってある。

マグノシュタット

がくいんと

学院都市

学院都市は

マグノシュタット領内の

国民の大部分を

収容している

この国の「核」:

ここは

通さんよ。

ぼうぎよけつかい

第3防御結界

ぼうぎよけつかい

第2防御結界

ぼうぎよけつかい

第1防御結界

力で

押し切りなさい!!

防壁魔法は

無敵ではないわ!!

う...

うわっ...!

バハハハ

いけるぞ!!

大レームの槍で

ムスタシムの

残党を

皆殺しにしろ!!

ううっ!

!!!

...

なっ...なんだ

こいつらは!?

ああっ!!

ま...

魔導士様...

ひ...ひるむなまやかしだ!!

本来魔法使いには

大した戦う力はないはずだ!!

せいぜい多少物を浮かせたり、

雨を降らせたりする程度の...

たっ...

隊長ォ!!

ん!?

『浮遊岩衝』!!!

なっ...あ

ぎゃあ!

うああ!!

シャア...

ジュウ!!

ぐわぁ!

雨...?

ひいい!!

ギャアア!!

うわあああ!!

酸性雨」

この国の、すべてを

守る盾になる...

ぁあああっっ!?

それが

私たち...

マグノシュタットの

魔導士の存在意義だ!!

ぎゃああ!!

うわあ!!

つ...強い...

なんなんだ

こいつらは!?

マグノシュタットの

「上級魔導士」:

この国の

守護神たちよ。

一人一人が

レームの一個中隊にも

劣らぬそのわけは...

彼らが生まれながらに

ルフから授かり、

体に宿した

大量の魔力:...

そして何よりも、

学院で長年に渡り

魔法の研究に明け暮れ

魔導の真理を

解き明かし...

彼らがここを

通さんよ。

もっとも...

そうでなくとも

レームの槍は

束になっても

結界に傷一つ

付けられんようだが..

この戦は、

レーム軍が

圧倒的に不利だ。

己の力を

最大限かつ最も効率良く

放出できる、

最短の命令式を

組み上げたことにある。

破れぬ結界...

その力の源は

...!?

さらに、

マグノシュタットは

水も食料も何もかも

魔力さえあれば

永久に

自給自足が可能

学院都市内部で

作られ続ける

大量の魔力!

レームや煌から...

逃げられるとは

思っていなかった。

二大帝国の戦は

時代の宿命...

われわれ

しかし、我々は

それに屈しない!

魔導士の国は

永遠にここに

在り続けるだろう!

攻めあぐねて

疲弊しろ:

そして本国へ帰るがいい、

時代に翻弄され戦に酔う

哀れなレームの兵士たちよ...

落とせるわ。

こんな堅い要塞...

どうやって

落とせっていうんだ?

マギ囮・完

Quxcl

9月26日のWindowside

[Stafr

薫Story&Art

ShinobuChraka

これは、2018年4月30日(日)は「ASSSRAMIS

谷本

...

舞嶋大

Hiro,Maizime

イン崎ユリカ

Yoiko.koxeは

にいやとも

TomeNinyo

秋山有緒子

メギ

...

鵜本あや

Ayallmole

・Bditor

Kozuakikhibashi

『Solless&Prumailon

戸高伸一郎

ShinichiouTodke

知久敦

usho.chiko

『Desiuner

志村泰央

そういう気持ちいいですよねっちゃんはできませんよ。

マギ17巻おまけまんが

「マグノシュタットとヒゲとヤムライハ

あいつ今回は

なんの魔法の

研究で閉じ

こもってんだァ?

マジかよ

私利私欲に

まみれてんなァ...

違うわよ!!

人体の局所的な代謝を促進するのは

8型魔法の高度な技術であり、これを

様めることは不老不死という人類最大の

命題につながり◯メ△◯x△

ウソつけ!

おまえ国の金使って

欲望まみれの研究

してんじゃねーよ!

これはちゃんと

自分のお金を使って

やってることよ...

あいつの

ヒゲ好きは

病的だな...

男性のヒゲを

伸ばす魔法

らしいよ!

☆ヤムライハさんの

好みは

ヒゲの年上の

男性です

違うよ。

ヤムは

最初の男性が

忘れられないんだよ。

眠れぬ夜を

一緒に過ごしたり...

ほっといてっっっ!!!

......

一緒に湯浴み

までしたり...

ふうん...

でもそれぐらい

俺たちだって

ガキのころ

してたし。

えっ?

......なに

何それぇ?

ヤムという女性を

つくり上げた

思い出の男性だよ。

おい...

その男性とは

ヤムライハの育ての親

マタル・モガメットの

ことではないか?

そうだよ。

スパルトス知ってるの?

ああ。

ヤムライハは言葉を

選んでたずねれば、

懐かしそうに昔の

ことを話してくれる。

シャルも

それぐらい

聞いたことある

はずなのに

気づいてないね~

翌日

ねえ...なんなの?

その妙な顔の布...

頭でも打ったの?

10日後

そう

だね。

できたわ。

これこそが

ヒゲを伸ばす

命令式よ!!!

あれ?

シャル

どこ?

さっそく試そう!!

最悪私のヒゲが

・伸びるけど

かまいやしないわ!!

まあ見てろって

俺は20日間は

これを

外さねーぞ。

ヤムライハ、

最近こもりきりで

皆心配していますよ...

14日後

コンコン

ガチャ

おーい

入るぞ

ヤムライハ...

19日後

コンコンがそっ

うわァァァア

ジャーファルさんの

頭髪がああーっ!!

うわァァァア、

今度は

ヒナホホさんの

頭髪がぁぁ!!

シンドバッド王の

まゆ毛がああ

ああーーっ!!!

イケてる

ません

ヤバエよ

まあまあ怒るなジャーファル

ヤムライハ...

昔が懐かしくなったのか?

いつも

国事のために

シンドリアに

しばりつけて

すまない。

そろそろおまえも少し故郷を見に行くぐらい

してもいい頃なんじゃないかと、

近頃のおまえを見てず、っと考えていたんだ...

いいかげんに

しなさい

ヤムライハ!!

ジョキッ!ショキン

お...

王よ...

すみま

ぜん......

20日後

そうよ!

子供じみた郷愁よ!

何がヒゲが

伸びる魔法よ!?

あの人との夢を

久し振りに見たせいで

心が弱くなっていたのよ..

王に

気を遣わせて

しまった..

もう

過去の面影に

すがったり

しないわ...

私のことも

子供じみた

邪愁で

皆に迷惑を

かけて

しまった...

そうよ..

もう

ヒゲの男は

味方じゃ

ないのよ..

敵...

そう、

ヒゲの男は

私の天敵

なのよ!!

オ~~

バカ女

~~~!!

見ろっ!

おまえが欲求不満

だっつーから

俺がヒゲを生やして

やったぜ~~~

ただの気分転換

だからなァ~~~

別におまえのため

だけってわけじゃないん

だからなァ~!

敵め!!!

えっ?

のこのこ

現れおったな。ゆるさん!!!

ヒゲの男め!!

そのヒゲ

ちょっと待て...

そこは俺の

ヒゲじゃな...

ショッ...

21日後

あれ?

シャルルカンは?

えっ?

何?何?

あーーっ!!

先輩は...今、あまりに

無惨な姿なので...

優しくしてやってください。

マギ1?

少年サンデーコミックス

著者

2013年5月22日初版第1刷発行

高貴大

@Shinobu.Ohraks_2013

たとえば、その後、

図書印刷株式会社

検印廃止

発行者

ED刷所

「週刊少年サンデー」2012年第47号~2013年第6号掲載作品

連載担当/石橋和章

単行本編集責任〟久保田滋夫

単行本編集/石橋和章/多賀映子(アイプロダクション)

(〒101-800)東京都千代田区一ツ橋二の三の

発行所「miconi東京都「代田区一ツ樹」の二の空気565編集(3220)548)

PRINTBDINJAPA

一然小学館

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ISBN978-4--09_124301-0