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卯恐6I

902.1abuinfordPrand:

22

8月16日に2月10日(日)PAPART@

2016年09月11日(月)の「Windork

2016年09月10日より「OK-1009」と

...

CowreNTS

思想統一...。。。、条件だけじゃない

第20回夜第210夜

まあ、基礎的にここまで何を受けていただきますのですが、これ以外の状態があって、この日程度を気にしています。それは、本当に相談することです。

おとぼれ第214役

後会議...。77年生まれ放郷..!!お友神話...

第248条での子はアロセント第27夜、異種族...148999年。大型人・大型

第210夜、条件...23.

今回は、お客様にご利用者様においてお届けしますので、お問い合わせでご紹介いただください。この場合は、ご自身の利用についてはありませんでしょう。

第218夜罪人...い、〈あ〉

「世界を一つにする」

ために...

煌帝国は侵略戦争を

繰り返してるって

いうんですか?

...そんなこと

望んでない人も

たくさんいると

思うんですけど。

田根統

それとも、

理解し合い

共存する状態が

自然だと

考えますか?

まぁまぁ

落ち着いて

聞いてくださいよ。

そもそもあなたは、

人間は争うことが

自然だと考えますか?

...!?

はあ?

我々はこう考えます。

人は争う生き物であり、

それぞれがこの世界に

違って存在している、

故に...

...!?

わかり合うことは

永遠に不可能であり、

である、とね。

...?

どういう...

意味ですか?

人は、

数を増やし

異なる思想の元に

複数の共同体を

作ると、

いずれは

それ同士が

争って

死滅します。

こういう

ことです。

過去の歴史が

それを証明しています。

大黄牙帝国を始め、

すっかり衰退した

パルテビア帝国...

そして

「とある断絶された

世界に存在した巨大王朝」

にいたるまで

争いによって

滅びなかった

ためしがありません。

そしてそれらの

争いのすべては、

異なる思想を

持つ者同士の

「恨み」に

起因します。

「恨み」

我々の

故郷においても

そうでした。

中原には様々な国家と

思想が混濁していました。

例えば「吾」という国は、

過去に自国を踏みにじった

「凱」という国を恨み、

その支配権を奪うことばかり

考えていたし、

「凱」という国は長きに渡り、

王府と摂政王府が二人の王を

たてたゆえに派閥同士で憎み合い、

それぞれが優位に立つことばかり

考えていました。

そしてそれらが

てんでばらばらな

思惑の元対立し、

限りある中原の

資源を奪い合って

争ったのです。

俯瞰的に見ればなんとも

くだらないでしょうが、

これが現実です。

あなたの国でも

あったでしょう?

利害や立場の

違う者同士が

富と物資を奪い合い

争ったことが..

そしてきて

中原の民は最盛期の

10分の1にまで

死滅しました。

私たちも多くの

大切な者たちを

失いました...

マタル・モガメットは

「魔導士と非厳導士は

わかり合えない」と

言ったそうですね?

しかし、

それすらも

甘い!!

同じ血の流れる

同じ民族ですら、

信じるものが違えば

わかり合うことなど

不可能なのです!!

故に、

すべてを統

せねばならない!!

す...

つまり

は..

すべてを

って..

一体...!!?

世界のあらゆる

世界では思想と規律を統一し、

そもそも世界には

元は異なる思想と国があった。

という事実を...

歴史上から完全に

抹消します。

そしていいっ

唯一の王が...

世界を支配

せねばならない!!

歴史から...

事実を抹消

するだと...!?

「歴史」こそが

人間の社会の

先導者なのです。

くだらない制度で

人民を縛りつける

ことも

それがねじまがって

いてもいいじゃ

ありませんか。

戦をなくすために

戦を繰り返すという

矛盾も、

はい。

長い時間をかけて

人々から記憶と記録の

すべてを奪うことで

それは達成されます。

未来の安寧の

ためならば

そして、

奴隷という

理不尽な身分

階級も、

そうです。

しかしご安心を

煌帝国の奴隷制度は人道的です。

5年勤め上げれば解放されるし、

虐待も法で禁じられている。

すべて、

今は仕方のない

ことなのです。

......

それに何より、

これは

バルバッドのあたりに

治安維持の

ためなのですよ?

奴隷制を...

バルバッドへ持ち込んだのも

あんたなんだな...

...!?

なんだと

...

民衆は自分より

っっ

圧倒的に「下」の他者の

存在が見えている間は

命がけて反乱など

起こしません。

実際、

このやり方ゆえに

壇帝国占領下のどの国でも

大きな反乱は一度も

起きていないのですよ。

.....

そんなに

うまく

いくもんか!

...!!

奴隷にするなんちょっと

戦争捕虜の獲得が

不可能になる頃には

戦は世界から消え、

人々は安住の世界を

手に入れることが

てきます。

それに代わる

考えを

お持ちですか?

あなたは。

世界の大きな

理不尽を前に

嘆くだけなら

誰にでもできます。

しかしそれを

根本から変えようと

考えたことは

ありますか?

それはわかりませんよ。

いまだ歴史上

誰もやりとげられ

なかったことを

やろうとしているのです、

私たちは...

きれいごとの

一部を

苦しみながら

切り捨ててでも!!!

え...!?

バルバッド一国の

たった一時の幸せのため

だけでなく、

もっと大きな長い目で

この世界を見据えて

おられますか!?

お答えください、

アリババ・

サルージャ殿。

......

......?

何を愛う?

バルバッドの

状況は昔より

良くなった。

おまえにとって

なんの問題もない。

そうだろう?

...

話はついた

ようだな。

はい..

バルバッドは

良くなりました

......?

......

...

今の話も..

俺よりとても

大きな視点で

物事を見ていて...

でも

俺には

どうしても...

そのために

切り捨てられた

もっと小さな存在を

なかったことには

できません。

未来のためなら

今、何しても

いいんでしょうか?

いつか爆発しそうな

争いの種の「恨み」を

まいているのは今、

煌帝国とアル・サーメン

なんじゃないでしょうか。

戦は

矛盾だと、

何より...

あなたは

言いました

奴隷はッいじん

理不尽だと...

......?

本心ではいやだと、

間違っていると

思っていることを...

なぜ、あなたの

大切な人たちに

強要してしまって

いるんでしょうか。

そんなに色々

考えてるのに、

「金属器」だって

あるのに、

未来じゃなくて今、

生きてるあなたの国の

人たちのために、

あなたの優しい本心を...

伝えて

あげればいいじゃ

ないですか!!

........

...

あの馬鹿野郎、

紅明様に向かって

なんてこと

言いやがるんだ。

.....

...

恥もなく

よく喋る。

今のおまえは

王子てもなんでもない。

ただの

慶囚だ。

おまえがいくら

吠えたとて、

この国は何も

変わらない...

......

...

それどころか

今、この場で俺がおまえを

消し去ることすら

たやすいが..

敵の居城で単身

どうする

つもりだったんだ?

ぐっ...

くそ...

こんなところで

俺は...!!

馬鹿が...

調子に

乗りすぎた!

だが!!!

おまえの

出方次第では、

サルージャ王家は

彼はする!!

...!?

どういう

ことだ

...!?

アリババ・

サルージャ...

俺の

右腕になれ!!

紅明と共に

バルバッドに力を尽くせ。

シンドリアと手を切り、

俺に忠誠を誓え。

そうすれば、将来的に

バルバッドの全権は

おまえにくれてやろう...

さぁ...

どうする?

あ...

あんたの部下に

なれだって?

そうだ。

そうすれば、将来

バルバッドの全権を

くれてやろう。

煌帝国の

将軍になれ。

そんなこと..

てきるもんか!!!

シンドバッドさんや

師匠たちを

裏切れってのか!??

おまえは

シンドリアの

臣下なのか?

おまえには「金属器」がある。

紅明・紅覇らと共に

シンドバッド王と

七海連合に刃を向けろ!!!

おまえは

なんのために

力を手に入れて

きたのだ?

おまえの一番

守りたいものは

なんだ?

バルバッドでは

ないのか?

......

...!!!

俺に従え、

忠誠を誓え。

どうした、

今すぐ

答えろ。

なんだと!?

いや違う..

考えさせて

ください!!!

...

む...むッ

無理です

馬鹿かおまえは!?

おまえの答えは

決まっているはずだ、

そう生まれついたの

だから!!

この問答にかける

分一秒がおまえの民への

罪にも等しいぞ!!

さぁ、

こた

答えろ!!!

.......

......

もういい。

シンドバッドの

元で

生き永らえるが

いい。

ううう...うんううん..

.!!

そして、

バルバッドの

ことは、

完全に忘れろ。

...

そんなの......

「従う」って...

言うしかないじゃ

ないですか...?!!?

あんたはひどい奴だ。

こんなやり方で

今まで他の部下たちも

従わせてきたのか...

まぁまぁ、

具体的な話を

しましょう。

...

兄王様も、あなたを

無条件で迎え入れる

ワケてはありませんよ。

条件は

三つです。

ーっ、

シンドリアと

完全に

手を切ること。

そして三つ、

その身をもって

練家に忠誠を

示すこと。

これ以上、何されたって

こたえるもんかよ...

二つ、

バルバッドを

治めるにあたり、

我々にはない視点で

具体案を示すこと。

違います。別に

痛めつけようって

わけじゃありません。

単にはっこん

結婚しろって

ことです。

練家の皇女と

婚儀を交わせ。

サルージャの血を

残すならば、

練家の元でなければ

許さない。

はぁ...?

...

......

えっ.....!?

紅玉でも

紅琳でも

いい。

紅琳は

だめです。

もう

嫁ぎました。

そうか。

ちょ、

ちょっと...

待ってください。

俺は、結婚なんて

てきません。

国より重要な

気かかりか

あるのか?

とことん

見下げたやつ

だな。

どなたか想い人でも

おられるのですか?

ならば連れてくればいい。

側室の一人や二人や三人

いてもいなくても同じです。

ふざけるな!!!

俺はそんな

不誠実なこと

てきない!!

なにを

仰しゃいます。

女を知らぬ

子供でも

あるまいし...

.......

おっと、

これは失礼。

......?

...

まぁ、そうなん

てすけどね。

そんなん...

今関係ないじゃ

ないっすか...

ははは...

くっ...

若が!

若が

笑っておられる!!

何があった

いまいち

前後が聞きとれ

なかったぞ。

ははは...

本当におまえを

軽蔑した。

「アモンの

剣!!!

ストップ

ストップ!!!

早くお行きなさい。

兄王様のきげんが良いうちに

ま...待てよ。

俺はまだあの人に

話があるんだ。

あんたらは

バルバッドのことを

何もわかってない!

甘い!!

あなたがシンドリアとの

中継ぎの立場や、

「金属器」を札に

何を交渉する気でも、

先程の条件を飲まぬ限りは

何一つ許しませんよ。

覚悟を

決めて、

お選び

なさい...

『バルバッドか、

シンドリアか!!

バルバッドか

シンドリアかだと!?

一体どうすりゃ...

アラジン......

だめだ!!

アラジンは今まさに

シンドリアにいるんだぞ!!?

こんなこと簡単に

相談していいのかよ!?

アリババちゃん!

あっ!!

こっ...

こっ...

よく

紅玉...

久しぶりねぇ、

アリババちゃん!

会えてうれしいわぁ。

アリバちゃんが来るって

お兄様たちにうかがって、

私、張り切って

きちゃったのぉ。

タメだ...ダメだ、

どうしよう

頭回んねーよ...!!!

......

......

練家の皇女と

婚儀を交わせ!!

アリババちゃん、

元気ないわね

久し振りの

バルバッドだものね。

私も、ここへ

来るのは少し

怖かったわぁ。

えっ!?

ああ、ごめん...

ううん、

いいの。

えっ?

私は、

この国に嫁いでいた

かもしれなくて...

バルバッドは、

私の生き方を

決める重要な国だわぁ。

それは今もおんなじよ。

紅玉

...

ねえ

アリババちゃん。

私たち、

昔より良く

なっていると

思わない?

シンドリアと煌帝国も、

前よりは

いいと思わない?

マグノシュタットで

共通の大きな敵と

戦って......

「金属器」は私たち同士の

戦いのためなんかじゃ

ないって、

お兄様たち気づいたんじゃ

ないかしら!?

......

だから私も

呼び寄せられた

のよ......

煌帝国の影響

「将軍」としてね。

!?

紅玉も将軍に

なるのか...!?

ええ。まだそんな称号

お飾りだけどね。

なんの発言権もなかった

昔から比べたら大抜擢よぉ!!

......

そんな

...

きっと、あの

黒い化け物と

戦うためだわ...

紅覇お兄様と

白瑛お姉様は今も

天山でマグノシュタットの

「異変」の跡を見守っている。

みんなで大きな敵と

戦うんだって、

ジュダルちゃんだって

説得してみせる!

そして私も

戦うわ、

アリババちゃん

たちと一緒に!

紅玉

...

だからなんでも相談してね

私、力になりたいの。

だってあなたは

お友達だもの。

煌帝国の外で

はじめて私の気持ちを

受け止めてくれた、

恩人だもの。

だから私、よんぜん

なんだって

できるわ!!

紅玉...

おまえがもっと

嫌な奴なら

よかったよ

ええ?

何言ってる

のよ?

彼は

使える人材ですね。

そうだろう。

きれいごとが少々

鼻につきますが、

あれでまぁ、

バルバッドの民衆の間で、

なぜいまだに強い支持が

あるのか理解はできました。

そうだ。

私にはない

素質です。

柔軟て皮胸もある。

特に権力をふりかざす

人間に対して。

マグノシュタットでは

初対面の兄王様に

食ってかかったとか?

バカ

ですね。

彼は、

バルバッドを

より効率的に

支配するのに

使える人間です。

アリババは

シンドバッドから

切り離す。

そうすれば、

奴の「マギ」も

シンドバッドから

離れざるを得ない。

それに、

シンドバッドから

切り離せるものは

まだ

ありましたね。

「国賓館」

なぜ...

あなたがここに

いらっしゃるの

てすか!?

そうだ。

七海連合は

レーム帝国と

手を組んだが...

どうやら

一枚岩では

なかった。

ムーさん...!!

あいつはムー・アレキウス。

レームの重鎮のはずの

あいつがなぜ、

敵国のはずの

煌帝国の領内にいるんだ!?

モルジアナ、

君に話しておきたい

ことがあるんだ。

同じ

「ファナリス」として。

あいつは

ムー・

アレキウス!

レームの重鎮の

あいつが、なぜ

煌帝国領にいる!?

七海連合への

裏切りともとられ

かねないぞ...!?

う故郷

あの...

ムーさん。

きっと何か

お考えがあって

ここにいらっしゃるん

ですよね。

お会いしたことも

他言しない方が

いいてすか?

......

モルジアナ

君は賢いね。

それに優しい。

座って

確かに俺は

練紅炎に

会ってきた。

そして

このことは

シンドバッド王にも

伝わるだろう。

だが、

それでいい

どうして

ですか?

レーム帝国は

今、難しい立場に

いるからね。

シェヘラザード様

亡き今、

七海連合や

煌帝国と並べると

どうしても一番

見劣りする...

だが俺は、

レームを煌にも

シンドリアにも

みすみす奪われる

つもりはない。

奪われるって?

レームは

シンドバッドさんたちと

同盟を結んだのでは?

同盟か。そう単純じゃない。

レーム帝国と

マグノシュタットという努力は

七海連合と煌帝国

どちらにとっても決して

無視はできないが、

脅威ではない。

第3勢力にすぎない。

そんな俺たちが

煌か七海連合、

どちらかに完全に

寄りかかって

しまった時...

史上最大の

せかいせんそー

世界戦争が起こる

俺はそう

考えている。

そうなる

前に..

君に

話そうか

迷った。

そんな...!?

「大峡谷」の

向こう側の

真実について。

大峡谷の

向こう側の

真実...!?

ああ。

マグノシュタットで君は

話してくれただろ?

同胞を捜して

カタルゴへ渡り、「大映谷」で

ユナンに会ったこと...

実は俺も

君と同じ年の頃、まったく

同じことをしたことがある。

!!?

ええっ!?

ただ一つ違うのは、

俺はユナンの制止を

振り切って、

谷のさらに奥へと進み、

その先の景色を

見たということだ。

た...谷の奥の

景色を見た...!?

なぜ

マグノシュタットでは

そのお話をして

くださらなかったの

てすか...!?

.....

今でも迷ってるぜ、

君に話して

いいものか...

だが。会談の後に...

身の振り方を決めるためにも、

君は知っておく権利が

あるはずだ......

どうか

話して

ください!!

知っての通り、

「大鉄谷」の底は

行けども

行けども

暗闇...

何日経ったかも

わからず、

食料も尽き、

足の皮も

破れ...

このまま

死の国へ

向かうのかとも

考えた。

だが当時の俺は

仲間恋しさが

勝っていたんだ。

「ファナリス」という

この世界から

消滅しようとしている

自分たち種族の

帰るべき場所が本当に

あるのなら...

死んでも見つけ出したかったんだ。

死んでも見つけ

出したかったんだ。

......

コクコク

やがて、意識も

途切れようかと

いう時...

不思議な

ことが

起こった。

不思議な

こと?

死にかけているはずなのに

体が軽い。

力がみなぎってくる。

両脚が駆けることを

やめない。

いや、

四本の脚が。

気づけば、俺の身体は

鋼の皮膚と

深紅のたてがみを持った...

奇妙な

獣の姿に

なっていた。

獣の姿...!?

妙なことを

言っている

自覚はある。

だが幻じゃなかった。

谷のこちら側では

見たこともないような

妙な姿だったが...

だが、

これが正しいと

感じた。

今までの

世界での自分は

一体

なんだったんだ?

これこそが

俺の本来

あるべき姿。

まるで全身に

重い鎖と枷を

つけられていたかの

ようだった。

だが、今は違う!!!

全身に、

魔力が

みなぎってくる!!!

そして頭の中も

真っ白になる頃...

視界が開けた。

その時に見た

異様で野蛮で、

しかし痛いほどの

懐かしい世界を、

俺は忘れない...

な...

何を...

見たん

ですか!?

ファナリスの

故郷。

あーあ...

だから見たらもう

元には戻れないって

言ったのに...

今のは

僕が魔法で

ちょっと

近くへ

連れていって

あげただけ。

君はもう、谷のこちら側で

つきまとう違和感から

一生逃げられないよ。本当の

自分を知ってしまったから...

あれがなんだったのか、

俺には知る由もない。

だが、俺たちは

確実に...

本当にあちら側へ

行きたいのなら、

すべてに別れを告げておいで。

ムー、君はまだ若すぎる...

こちら側の

人間では

ない。

......

!??...???

谷さえ渡らなければ

何も変わらず

暮らせるんですよね。

みんなと一緒に...

ても......

大丈夫ですよね。

どうも

しない。

.....

ムーさんは

どうするん

てすか?

どうも

しない?

ああ。

俺には..

こちら側で

やり残したことが

あるからな。

子供の頃から

ずっと見てきた。

骨と皮だけの

体をベッドに

縛りつけて...

のたうち回りながら

レーム帝国を

守る姿を。

彼女の最初に選んだ

王こそが、俺が血を受け継いだ

ベルディナウス・アレキウス。

冒険譚もたくさん聞いた。

また身体を

変えなくちゃ...

こんなみにくい

ことをしてまで、

この国にしかみ

つくなんて...

あの人たちもきっと

望んでいないわね...

ムー...

いつか、本当に

私が死んだら

...いいえ、

なんでも

ないわ。

もちろん

受け継ぎ

ますよ。

あなたとおなたの王や

その仲間たちの願いを...

この国を誰にも

明け渡しはしません。

それにあなたは、

決してみにくくなど

ありません!

子を死にものぐるいで

守る母親の姿は

どんな動物でも

勇敢で美しい...

あなたは

私たちにとって、

誰よりも偉大な

英雄です!

たとえあなたが

死んでも...

そう...

ありがとう、

ムー・

アレキウス。

主に

先立たれた今、

そのやり残した

仕事をまっとうする

だけ。

レーム帝国は

俺が絶対に守る。

「大峡谷」の

向こう側に

ファナリスの

故郷がある...

その話を聞いて...

その話を

聞いて...

すべて

投げ出し、

向こう側へ帰ると

言ったあなたの

部下が何人

いましたか?

一人も

いなかった。

私も

同じです。

私にも、

こちら側に

偉大な英雄が

二人います。

なんとなく

...

君も

そう言うだろうと

思ってた。

だがモルジアナ、

これだけは

言っておくぜ。

七海連合と

シンドバッドには

気を付けろ。

シンドバッドは

同盟なんて..

他人とやすやすと

対等な関係を築く

男じゃないからな...

紅玉...

俺、練紅炎に

言われたんだ。

シンドリアと手を切って、

練家の皇女と程婚しろだ。

なんて。それで...

へえ。

...???!?

そ、そうか。

ははは...はなしは

わかったよ、

アリババくん。

.....!?

なんだ!?

紅玉の雰囲気が...!?

紅玉姫では

ないよ。

さっきの話だが、

ぜひ

そうしてくれ、

アリババくん。

シンドリアに

とっても、

それがいい。

まさか...

まさか...

シンドバッド

さん...?

やあ!

元気でやってるかい?

リババくん!

...

シ.....

シンドバッド

さん...!?

第21

きたな

そうだ。元気で

やってるかい?

アリババくん。

アラジンを乗せないなんて

条件を出して悪かった。

それと、シャンパルが

心配していたよ。

トトが粗相してないかってな。

紅玉はそんなこと

知ってるはずない...!?

でも

まさか..

なんで...!?

落ちついて

聞いてくれ。

君に事情を

説明しよう。

これは

「ゼパル」の

能力だ。

具体的にはルフを

頭の中にねじ込み

住みつかせる。

対象に特殊な

音波で千渉し、

頭の中に入り込む。

だからこうして、

少しの間なら

体を操ることも

できる。

か...体を

乗っとる能力

だとぉ...!?

よく

一体...

なんでそんな

ことを......?

世界の情勢を

見守るためさ。

俺は今、

三つの命の力を借りて

世界中から情報を

集めている。

まあ、これは

俺がルフを同時に

分け与えられるのが

三人までだという

理由からだが...

一つは煌帝国、のぞ

もう一つは自分の領土内、

最後の一つは君にも

教えられないがね。

俺は以前、シンドリアで

紅玉姫と「魔装」で

対決した時にこの技を

かけさせてもらった。しかし故に

燈帝国に対して様々な対抗策が

いち早く立てられるんだよ。

......

..!!

...

そんなの...

ひどいと

思わないんですか!?

紅玉は自分の大切な

兄貴や仲間のスパイを

させられてるって

ことでしょう!?

フリハハくん

俺はね...

情報投作

私情は

はさまない。

これは

防衛手段だ。

シンドリアは煌帝国に

宣戦布告されて、

煌帝国中枢の情報を

集める必要があったんだ。

それに手段は違えど、

この程度の諜報活動は

レームでも息でも

必ず行っていること...

自分の国を

守るためならな。

そして俺も、

どんな汚い手段でも

使うよ。

......

......!!

それより、さっきの

君の煌帝国入りの

話だが...

これはそんなに

深刻じゃない。

七海連合と

煌帝国は戦争しない。

今度の会談・でも

そう話を進める

つもりだ。

それに「八人将」は

君の故郷に戻りたい

気持ちを理解してくれるさ。

同じような立場の奴も

多いからな。

シャルルカンも

自国を追われ、

家名と継承権を

剣奪された元王子だ。

知らなかっただろう?

師匠が..

しかしそれでも、

君がシンドリアを

裏切るのが

いやだと

言うのならば...

アラジンにも、

これからどうするかは

彼自身に選ばせると

約束しよう。

.....

.....

煌帝国に従う

ふりをしていてくれれば

いいだけさ!

...

シンドバッドさん

そんなこと

てきません...

それがバレたら

バルバッドは

どうなりますか?

俺はもう二度と

バルバッドを

裏切るわけには

いかないんです。

だから

......

煌帝国の

幕下に入ったら、

本気であなたと

戦うかもしれません。

「ゼバル」のことも

紅玉に

話します。

いい覚悟だよ

アリババくん。

だが君は

想像した方がいい。

頭の中に、敵国の

盗聴魔法が仕掛けられて

いると発覚した紅玉姫が、

煌帝国の中でどんな悲惨な

立場に追い込まれるかをな。

......

.....!!

では。会談”で

会おう。

最後に、

俺は君のことを

何があっても味方だと

思っているよ。

それじゃあな!

あっ!

紅玉...

何も知らずに

利用されてる

なんて...!

「なんでも話してね

私力になりたいの」

紅玉に

.....

「だってあなたは

お友達ですもの!!

こんなことしてる

シンドバッドさんが

許せない

でも...

でも...!!!

白さ

相手

バルバッド港から

船団が出港した。

“会談”が行われる

マグノシュタットと

レーム大陸間の

海峡へ向けて、

すでにほとんどの

航行を

終えていた。

では、おまえは

条件を飲むと

いうのだな?

......

ああ...

シンドリアの人たちには

本当に合わせる顔もないけど...

今また理由をつけて逃げ出したら

俺はもう二度とバルバッドに

戻る資格がないと思う...

おまえに

それ以外の

選択肢など

なかったのだ。

後ろの船でついてきている

おまえの「眷族」たちも

迎え入れてやるぞ。

いや、

その前に一つ

確認したいことがある。

あいつらには

まだ

このことは

話してない。

なんの話だ?

答え次第では、

俺もどうしても

あんたの仲間になる

わけにはいかない。

あんたは

「アル・サーメン」の

仲間なのか?

........

「仲間」

か.......

それは違うな。

奴らは

煌帝国の一部だ。

俺の身体の

一部だ。

それとも、

煌帝国の皇帝が

「アル・サーメン」の仲間で

それと手を

組んでいるのか!?

体の

一部...

だと...?

アリババ...

おまえは

バルバッドの民

すべてを

信じるか?

自分が治めるべき

国中のすべてが

潔白で、

おまえを裏切らぬ

者たちだと

信じているのか?

そんな国は

ありえない。

大きく膨らんだ

組織形態の中で、

自分の部下すら

すべて信用できない。

それはしてはならないことだ。

あんたは...

誰も信じて

ないって

ことか...?

そうでもない。

俺は

弟たちのことは

信用している。

兄弟で争うことは

俺はしたくない。

だから

白龍には...

申し訳ないと

思っている

...!?

「申し訳ない」

だと...!?

白徳大帝は

偉大な主だった。

その元に生を受けた

白龍がうらやましいとすら

感じる...

だが俺は...

奴を王に

させるわけには

いかない。

奴が...

...!?

どういう

ことだ

......

雪根み」を飲みくだせぬ

王の器で

あったからだ......

アリババ...

いつかバルバッドが

おまえのものになった時

おまえの憎む者、

おまえが汚らわしいと

感じたものすべてを、

消し去ろうと

してはならない...

それは、

きりがない。

そうすれば

その国はいつか

一人の人間も、

いなくなって

しまうだろう..

だから俺は...

どんな汚い手を

使ってでも

自分の国を守る。

ま...

守る...!?

誰から...

「汚い手」って...

一体...!!?

......

俺は..

身の内に巣喰う

どんな汚らわしい

化け物の力でも、

己の

武器に変え、

進み続ける

だろう。

史上類を見ないほど、

「迷宮」、「金属器」、

力があふれている。

...!?

それじゃああんたは

白龍がいつか反旗を

翻すことをわかってて、

見逃してやってるって

のか!?

きっと

誰かが何かを

成し遂げるために。

だから、

いつの日か裏切る可能性を

はらむ者たちの力をも

すべて巻き込んで

一つの国を作っていく。

白龍のことも、

同様だ。

いいや...

奴は俺に、

何もできない

だろう。

...!?

なぜ

言い切れる!?

そう

俺たちが仕向けて

いるからだ。

ま...まさか...

この人も白籠に

何か仕掛けているのか...?

シンドバッドさん

みたいに..

「どんな

汚い手でも

使うよ」

「自分の国を

守るために

ならな」

自分の国を

守るためなら

他の誰かを

犠牲にして

でも...!?

俺は...

「金属器」で

戦うだけ...

他には何も

できてない...

王の器って

そういうもん

なのかよ...!?

島が

見えて

きましたね!

わかんねーよ

アラジン...!!!

どうやら

お出迎えも

来たようだぞぉ

くくぐくぐぐく

!!?

お待ち申して

おりました、

練紅炎殿。

音に聞く

シンドバッド王の

「七眷族」......

あれがその内の

5人と

いうわけか!!!

お待ちください、

閣下。

協定通り、

すべての「金属器」は

ここに置いてから

会場へお進みください。

我々「八人将」が

責任をもって

お預かり致します。

もちろんです、

そちらも同様に

なさるのならばね。

そして、きんぎゃ

「金属器」が主から

離れれば「眷属器」も

使えなくなる...

これで

心おきなく

語らえると

いうわけですね。

き...「金属器」が

11個も。これだけの兵器で

世界をも滅ぼせるだろう。

だがそれを手放した

練紅炎も

シンドバッド王も

今はもはやただの人間...

ただの人間なんだ。

何が起こるか

...

どんな不測の事態にも

対応できるように

しておかなくては...

あ。

アリババくんも

置いていって

くださいね。

はっ、

そうですよね!!

さぁ、

始めようか!

マスルールさん、

シンドバッドさん

たち...

!?

なんで

シンドリアの方へ

戻っちゃ

ダメなんだよ?

俺以外は条件を

飲んでない!

聞き分けのないことを

申されますな。

みんな...俺が取り付けた

約束のせいで、

シンドリアの方へは

戻れない。

ごめん...

事情は必ず全部話す。

その時は俺の話を

聞いてくれるか?

!?

戻れないって

どういうこと

ですか!?

城に行ってから、

ずっと戻ってこなかったし、

船も別々にさせられて...

何があったか

話してくださいよ!

.....

アリババさん...

練紅炎に何か無理な条件を

押しつけられたんだ。

やっぱ、俺たちが強引にでも

助けに行くべきだったんだよ!!

違うな。

戦って解決できる問題なら、

アリババはとっくにそうしてる。

もっとどうしようもない何かを

人質にとられて動けないんだ。

それが何かはわからないけれど...

「一眷族」の本当の役目は、

どんな時も

主の精神的な

敵にならずに

いられるかだと

思う」

あの...

アリバパさん。

もしかして...

シンドリアへの

義理のかわりに

人質にとられた

のは...

あなたが

身を切られてでも

守りたいと言っていた...

大切なものでは?

そういう

ことかよ...!

...

大丈夫だよ

悔しい!!

俺たちに

できる

ことは?

...

......

おまえらを

あいつらの好きな

ようになんか

絶対にさせないから。

あと...

ありがとな!

アリババには

モルジアナがいて

よかったぜ。

そうっすね...

ああ、

めんどくせぇな。

見てくださいよ、

向こうの「眷族」ども

ほとんど同化も

していやがらねえ。

俺たち

4人だけで、

全員殺せるじゃ

ないっすか。

...!!

浅はかな...

青秀君は

感じないのか?

シンドバッド王の

後ろに控える

者たちの

「気」を...

えっ?

!!?

ヤ...

「ヤンバラ」!?

魔力操作の一族!?

「金属器」もねぇ

魔導士も立ち入りを

禁じられてる。いわば

無力化されたこの島に

あんな奴らを連れて

脅しをかけて

きやがった!!!

んんん〜〜〜っ

しかし我らが主も

そんな知恵比べては

負けてはいなかった

ようですぞ~~~っ!!

考えたのは俺の

ご主人様なんですけどね。

細けえこと

気にすんなよ、

忠雲ちゃん。

...

なに...!?

痛いよ

馬鹿力!

なんだと!!?

ファ...

『ファナリス兵団』!!!

お互い

驚いても

いやがらねえ

...!!!

おや?ムー殿、

レーム帝国は七海連合と

同盟を結んだのでは

なかったかな?

どういう手を

使ったか..

あらかじめ

情報が

漏れていたな。

か...「会談」前に

水面下で

こんな応酬が

あったのか...

ええ、もちろんですよ。

ただ私は、練紅炎殿とは

「友人」でね。「会談」前に

個人的に会っていただけですよ。

それはいいですね!

そうでしたか。

私もぜひあなたとは

親しくしたいものです。

どうですか?

「会談」の後に酒杯を交わし、

語らうというのは。

ただ私は下戸でしてね...

あなたと楽しく酒の席を

共にできるかはわかりません。

団長下戸だっけ?

ザル

なのだ。

くだらん

あ~

ヤダヤダ

おっかねえ

さっさと

本題に

入らんか。

そうだよ

シンドバッド!

あっ!!

ユナン!

みんな

お待ちかねだね。

それじゃあ、

本日の主役と

その友達を

紹介するよ!

来たっっ!!!

どうして僕ら、

こんなもったいぶった

登場しなくちゃ

ならないのさ!

演出だよ演出。

演出だよ

演出。

それに

なんだかこの方が...

ワクワクするじゃ

ないか!!

アラジン

......!!!

集まってくれた

王たちよ、

僕は、

みんなに

話したい

ことがある。

まだ

誰も知らない

...

もう一つの

世界...

「アルマトラン」

の話さ。

女郷

「アルマトラン」...

トランの研文に記されるのの世界...

それがついに、この「マギ」の口から

語られようというのか......

......

そういえば、

煌帝国の

「マギ」は

来ないの?

神官殿は

近頃魔法の鍛練に

熱心だそうで、

邪魔できない

雰囲気でしてね。

我々のみて対応させて頂きます。

我々のみで

対応させて

頂きます。

そっか...残念。

せっかくだから

「マギ」全員で

聞きたかったのにね。

じゃあ

始めてくれる?

アラジン

「アルマトラン」とは...

ユナンですら

全貌を

知らないのか..

うん。

アラジンが握る

秘密とは、

一体.....?

「ジン」たちや、

「アル・サーメン」!

そして

僕の...

生まれ故郷

さ。

「アル・サーメン」の!?

アラジンの

おっ、

急に興味

持ち出したな

二人とも。

「ジン」たちの..

生まれ故郷

か...!!

なんだよアラジン、

おまえの

ふるさとかよ!

どんな国なんだ?

例えばずっと遠い...

暗黒大陸の奥とか、

そんな場所なのか!?

......

ううん。

「アルマトラン」はね、

この世界とは

空間も時間も

繋がっていない...

「別の世界」

なんだ!

???

別の世界???

アラジン、

それは別の「星」と

いうことか?

俺たちは、

今いるこの世界は

一つの「天体」だと

考えているのだが。

ホシ?

夜空の星の

ことか?

おじさんは

すごいね。

もうそんなことを

考えている

なんて...

テンタイ?

何言ってんだ、

あのおっさん。

でも、

それとも違う

ことなんだ。

別の「星」は

同じ空間で...

遠いだけだから

いつかは行けるよ。

でも、

別の「世界」は

そうじゃない。

例えば、

鏡があるとして...

その中にもう一つ「世界」が

あったとしても、僕たちは

そこへは辿り着けないし、

二つの「世界」は

永遠に交わることはなく

それぞれに栄え、

滅びてゆくだろう。

そんな

別々の「世界」が

今もどこかに...

いっぱい

存在しているん

だってさ!!

はぁ〜〜

くそ......

わかったような

......

わからないような...

途方もない

話だ。

俺はさっぱり

わからねぇ!!

考えたことも

なかった

理論だ。

永遠に別々の世界の

話なんざ俺には

関係ないね。

楽しそう

ですね

兄王様。

関係あるから

こうして「会談」の

設題になって

いるのだ。

アレ?待てよ。

永遠に行き来

てきないなら、

アラジンたちは

どうやってこっちへ

来たんだ?

それはね、

この世界の

「創造主」たちが、

僕らを

送り出したから

なんだよ。

「創造主」...??

そうさ。

世界が..

こうで

あることを

作った人がいる。

物が下に落ちること。

空があって

大地があること。

ルフが司る

すべて。

この世の採理を

作った

「神」たる存在。

それが...

「ソロモン王」

という人さ。

!!!

「ソロモン王!!!

「ジン」たちの

主だという...

トランの碑文の

世界の覇者

「ソロモン王」とは

一体......

何者

なんだ

.....!?

.....

「ソロモン王」は

僕にこう

言ったんだ...

「アルマトラン」の

ことは、

誰にも話しちゃ

いけないよって。

自分の生まれた

意味や意図を

知れば、

絶望せずに

いられる人間など

いない。

でも、

僕はそうは

思わない。

独自の考えを

持てなくなり、

自分の足で前へ

歩けなくなり、

そして世界も

歩みを止める

だろうと。

別の世界の歴史を

知ることで、

必要のない争いを

止めることだって

てきるはずだ

今ここに集まっている

みんなは、

そんな強い人たちだと

僕は信じる。

だから..

僕は今日、

この世界の

「神」に背く!!

!!?

なっ...なんだ!?

これは...!?

ユナンが

手を貸してる...

なんの「魔法」だ

...!?

モガメット学長が

使ったのと同じ

透視魔法

だ....!!

そうさ、

見ておくれ。

これが「ソロモンの知恵」で

僕が受け取った...

「アルマトラン」の風景さ!

!?

これからさ。

この世界にも

僕たちの世界と

同じように、

でもたった一つ、

違ったこと。

それは...

...?

なんも

ねーな?

大地が生まれ

水が生まれ、

長い時間をかけて

生き物が進化して

いったんだ。

人間以外にもたくさんの

「知的生命体」が

生まれたってことなんだ。

知的生命体??

そうさ。

僕も

言われるまで

考えたことも

なかったん

だけど...

不思議だと

思わないかい?

どうしてこの世界には

人間以外には

一つもいないんだろう?

複雑な言葉を操って

文明を生み出し、

人間と同等に

渡り合える種族が...

一つも。

......

...

とにかく、

「アルマトラン」では

何万という種族が

それぞればらばらに、

文明や社会を

つくり上げて

いったんだ!

こんな風にね。

ぶ...

豚が喋ってる!!!

こっちを見るな

青秀!!

しかし、同化が進んだ

「眷族」と似た雰囲気にも

見える...

一体

どういうことだ...?

......

うん、

そうなんだ!

みんな幸せだった。

この世界はとてつもなく

広かったから、最初のうちは

異なる種族たちは

出会うことはなく...

なんか気味悪いな...

人間以外の生き物が

二足歩行して

笑ってるのってよ。

なんだかみんな

幸せそう...

仲間同士で

ちょっとのケンカは

ありつつも、

それぞれ平和に

暮らしていたんだ。

うん。でも...

でも

ある日

彼らは

出会って

しまったんだ。

どの種族も繁栄して

自分たちの集団が

大きくなると、

食べ物や住む土地を

求めて、外へ外へと

出ていくしか

なかったんだ。

時に手を組み、

多くは争い

異種間の争いは

日に日に激しく

なっていった。

強い種族が

弱い種族を

どんどん滅ぼして

いったんだ...

そんな中で、

最弱の

種族がいた。

もろい身体に

爪も牙もなく、

毎日を必死に

生きのびている

「アルマトラン」最弱の

知的生命体...

それが

「人間」だったのさ。

「人間」!?

彼がやがて

世界の全てを

凌駕して、

そう。

てもその中から

世界最強の

力を持つ

「ソロモン王」という人が

現れ......

新しい世界を

創るまでに

なった...

これは、

そんな...

「人間」たちの

物語さ。

姉ちゃん

オークたちの

勢力が

拡大している...

なんでよ...

この壕にも

逃げてきたばっかり

なのに......

こ...ここ

降参しよう

...

ダメだ、

奴らに捕まった仲間が

どうなったのか

知らないのか!?

エサにされるんだよ...

俺は..

オークの子供たちが

俺の兄貴を

火で「調理」して...

食べやすいように

手足をちぎって、そして

うまそうに食うところを

見た。

.....

くそっ...!!

あいつら...俺たちの

ことをなんとも思っちゃ

いやがらねぇ...!!!

まるで俺たちが、

魚を捕って食うような

気軽さで...

実際そうなん

だろうよ...

この世界にとっては、

あいつらにとっては、

私たちは...

虫けらや獣のような

ちっぽけな存在だったのさ...

俺たちに食べられる

魚や動物たちも...

こんな気分だったのかな...

やめろよ...

そんなこと考えても

意味ないだろ...

...

見つかった...!!

!pvofo

じゃぁ...

このような

いいじい!!

SSbet

やらやって

...

イチ~ッ

こ...?

お母さーん

お母さーん!

うわぁぁぁ!

助けてくれーっ!!

神よ、

あなたがもし

おわすのならば...

神よ.....

なぜ、我らを

見捨てたもうたか...!!!

...!?

!??

黒い化け物じゃ

ないか。

一体どういう

ことなんだ

...!?

......

あ...あれは!!

マグノシュタットで見た...

今度のほど

その空から降りてきた

白い光のかたまりは、

オークたちを一瞬にして

消し去った。

そして、

その手で

人間たちを

ひと撫で

した。

その瞬間

人間たちはすべてを

理解した。

彼こそがこの世界の...

「創造主」で

あることを。

創造主」?

そう。

僕たちのこの世界を

作ったのは「ソロモン王」で

あるように

「アルマトラン」にも

「創造主」が

いたんだ

そしてヒんげん

人間たちは

これを

「神(イラー)」と

呼んで

あがめた。

「創造主」は本来は

自分の作った

世界に直接

舞い降りて

干渉なんかしない

ものなんだって。

でもこの時ばかり

は...?

「神」いわく

......

数多の種族が争い、

世界は滅びの危機に

ひんしている。

それを救うためには...

唯一の種族が

圧倒的な力を持ち、

その他の種族を治め、

世界を一つにせねば

ならない、と。

!!!

「唯一の王が

世界を治めねば

ならない!!!

同じようなことを

言ってる...!

そして、

世界を治めるために

神に抜擢された

「唯一の種族」こそが...

「人間」だったんだ。

「人間」?

「アルマトラン」

最弱のはずの

「人間」がなぜ?

さぁ、それは

わからないん

だって。

「創造主」の

本当に考えてる

ことは、...

一階層下の世界に

いる人たちには

本来わからない...

ただ、人間たちは

一番弱かったからこそ

仲間同士とても助け合っていたし、

他の種族にひどいことなんか

したこともなかったから...

「神」はそこを見込んだんじゃ

ないかって考えたそうだよ。

つまり、人間なら強大な力を

手に入れたとしても、理性的に

世界を治められるんじゃないか

ってね。

そしてこの時...

世界を治めるために

「神」が人間たちにやった

分け与えた

己の絶対の力の一部、

圧倒的な奇跡の力:

それこそが

「魔法」

だったんだ!!

..

「魔法」!!

そうさ!

これが

「アルマトラン」に

魔法使いが

生まれた

瞬間さ!

そして...

絶滅の危機から

救われた

人間たちは

「神」にとても

感激して、

こう誓ったん

だ......

与えられた

使命を果たそう。

魔法の

力で...

「理想郷」を

作ろう...!!

こうして

崇高な志を胸に...

滅びる寸前だった

たった50人の「人間」たちが全員

「魔法使い」になって、

広い世界へ飛び出して

いったのさ!

魔法使いたちは

がんばった。

知恵をしぼり、

戦争を仲裁し、いると

...

種族間のケンカを

いさめた。

そうやって世界を

平和へ導いて

いったんだ!

やけに

あっさり言う

ものだな。

そう簡単に

いくもの

なのか?

ううん。

もちろん簡単には

いかなかったんだ。

なにしろ...

「アルマトラン」の

種族たちは、価値観も

言葉も生態も

バラバラ。

だからみんなが

納得できる法律が

どうしても

作れなかったん

だってさ。

そうして..

混乱の世界は

結局、この後も

800年間も続いた...

でも、それを

一つにする王様が

やっと現れたんだ。

それこそが、

「ソロモン王...

「アルマトラン」

史上最強の

奇跡の魔導士だったのさ!

王よ

王よ、

王の中の王、

「ソロモン王」よ。

ついに世界は

一つになろうと

しております。

あなた様の

ご偉功で...

私たちはこの日を

どんなに待ち望んだ

ことか......

アモ、

泣くなよ

アモンの

クソジジーっ。

ウワラネッ

年寄りは

涙もろくていかんな!!

本当に信じられません。

このように数多の種族が

互いの過去を許し、

あなたという一つの

大きな器に身を

ゆだねようとは...

あきらめろ!

バルバトス

そうだよ、

ワタシに

しときなよ!

フォカロル

うっ...うっ

浮気者~~

レラージュ

バイモン

アシュタロス

アガレス

ヴィネフ

ザガン

ゼバル

フェニクス

.....

本当に

そう思って

くれるか?

そうです。

あなたの他には

志した者すら

おりませぬ。

このような途方も

ない...

素晴らしい

夢を...

はい、

もちろん。

.....

イスナーン

.....!

ちなみに

この人が..

ウーゴくん

だよ。

えっ!?

ウーゴくん!???

あれっ!!?

アラジンの

生まれ故郷って

.....

えっ?

ってことは...

もしかして...

......

その

となりの

女の人は...

一体...っ!?

でも、

この輝かしい王国は

この後間もなく

跡形もなく滅びてしまう。

ことになるんだ。

そしてすべての命が

消え去った...

だから...

みんなに知ってほしいんだ。

この時、何が起きて

しまったのかを...

そうすれば

今度はきっと

同じになんかならない

王たちよ、

王の仲間たちよ、

どうか耳を傾けて

おくれ!

フファ

誰...?そと

外で...

声がする...

私を...いか

迎えに来て

くれたのかな...?

ワヒード!!

セッタ!!

右翼に増援!

ファーラン!!

アルバ!!

ワヒードたちに続き

そのまま中央門を

突破しろ!

くそっ...

神意に背く

「不浄の者」共めが!!!

了解!!!

それは

おまえらの

方じゃろう!!

クールじゃないな

盲信者の群れは。

一途な馬鹿ほど

扱いやすいアル。

坊ちゃん!!!

イスナーン、

ウーゴ、先へ!!

「雷電」!!

ぐああっ!!

「神杖」を

奪え!!!

あの子も

フラフラ

だよ...

私を迎えに...

やっと天から

お迎えが...

でも、目がかすんで...

もうよく見えない

他の動力室は

全員死んでた...

...

あいつは、「神杖」を使う

ためだけに働かされてる

魔導士だ。

「神杖」は強力だが、

魔力をイル・イラーから

受け取りすぎる。

杖の主の命を削りとる。

あいつはクソオヤジどもの

消耗品なのさ...

...?

お、

おい!?

お、おい

大丈夫か!?

...!!?

おまえの望む

迎えは来ねえ...

生きるために

俺と来い!

あなた...

だれ

誰...?

ツロモ,

イル・イラーが

すべての人間に「魔法」を与えて

800余年

「理想郷」の

建設計画は

頓挫していた。

崇高な志を

魔導士たちは

忘れ......

圧倒的な

魔法の力を

背景に

異種族たちに

圧政を

敷いていた。

魔導士たちは、異種族の領土に

愚々塔」という

巨大な魔法装置を建造し、

そこから思考能力を奪う

精神感応系魔法を発し、

人間以外の知的生命体から

知能を奪い去り

意のままに従わせ掃取していた。

クー...

ウーウー...ウー...

けんじゃ

ピンッ

ガラガ

で、俺たちは

そんな魔導士正教連に

嫌気がさして大聖堂府を

飛び出してきた...

「抵抗軍」

わけさ!

...

なにここ...

にぎやかな

ところ...

この人たちは

一体...?

飯じゃ飯!!

飯持って

こんかい!!

腹が減りすぎて

正教連の犬どもを焼いて

食っちまうところじゃった。

ワハハハ!!

ワヒード

セッタ

クールじゃないな。

君の暴食ぶりは。

そんなだから、

君の筋肉は美しい均衡を

保てないんだ。

ウーゴ~~~

てめえなんで毎回

自分で戦わねーんだよ~~

俺やソロモンのうしろに

かくれてばっかりでよ~~

それはホラ...

俺って開発専門だし...

それにイスナーンの

雷魔法って

かっこいいし!ねっ!

イスナーン

どいつもこいつら同じアルバイト

汗臭くてきたない

男どもアル。

ふあ~~~?~~あ。

なんじゃと

このクソ女!

ウーゴ

なにアルか!?

もうおっぱい

揉まして

やらないアルよ!?

おだて

てんじゃ

ねえ!

え...

ええっ!?

兄さんの雷撃は

今日もクール

だったよ。

ばっか

よせよ。

......

ファーラン

なんだかとても

楽しそうな

人たち...

ああごめんよ。

おどろかす気は

なかったんだ。

イスナーン、おまる

俺の時とたいと

態度

遠くない?

ねえ。

私はシバ。

あなた

誰?

でも

いいのかしら...?

降臨祭でもないのに

こんなに大騒ぎする

人たちなんて...

はじめて

見......

ねえ君、

話を聞いて

いるかい?

ええと...

お名前

なんだっけ?

私はアルバ

ソロモン

坊ちゃんの

召し使いさ!

元だろ。元。

もう坊ちゃんは

よしてくれ

すみません

この方はソロモン。

さっきも話したように、

みんなのリーダー

なんだよ。

私、塔に帰る。

えっ、

なんでだい?

神から授かった

神聖な務めを

果たさないと

いけないから。

てもシバ、

あの塔でむりやり

魔法を使い続け

させられていたら、

君は死んでしまう

ところ

だったんだよ?

むりやり

などではないわ、

バカめ。

私は

命を賭して

不浄を

統制して

いたのだ!

不浄なるものの王、

ダエーフの手のものの侵略により

善と邪悪が混ざり合って

しまっているこの世界において

これは使命!

不浄の

統制ねぇ...

ても

そのご立派な

お役目は、

「塔」の上から

人間以外のみんなを

バカにする魔法を垂れ流す

ことだぜ、お嬢ちゃん。

そうだ。

やつらは

この世界の

膿だ。

異種族どもは

畏れ多くも我らが父

イル・イラー様の使者たる

神聖な我々魔導士を...

...

.....

.....

かつては虐げ、

頭からボリボリ

むさぼり喰っていたと

聖典、第2章4節から

8節にしっかりと

記されているではないか!!!

ハハッ、

イッちゃってる

アルよ。

201

そう言うなよ。

使命のため死ぬのは栄誉

そのお迎えが来るのを

待つような教えだぜ。

おそよかっ!!?

残念じゃのう、

わしらの目標は、

その異種族たちを

原導士の支配から

全員解放することじゃ。

!!!

不浄だ!!!

不浄だ!!!

不浄だ!!!

神罰よくだれ。

我らが父よ

この「不浄の者」どもに

死罰を

与えたまえ!!!

...

暑い...

つい飛び出して

きちゃったけれど、

ここはどこ...?

大聖堂府も

悪々塔」も

見えないわ

うんんんっ

はっ!!

「杖」を忘れて

きちゃった!

まずいよ

あれがないと...

だって、「塔の外の世界には

うんん...

!!

を~~~っ...

しかし...

...

ほら...!!

「塔」の外には

こんな気の触れた異種族が

ウジャツジャいるって...神父様だもが

いつも言ってたじゃない...!!!

キャーーッ!!!

あ...

あなたは!

???...??

はやく!!!

殺してよ!!!

あなた杖

持ってるじゃない!!

はやくそのばけものを

殺してよ!!

おまえ、

力も強いし

いい爪

してんな。

大丈夫、きっと

将来勇敢な

鱗狼の戦士に

なれるぜ。

だからもう

今日は

母親のところへ

帰んな!

...??

ハァ!?

うしろに

迎えに来ているし。

ヒィ!

2016年10月

Poogle

...

よ...よく考えたら

「防壁隊法」があるんだから

平気だった...

そんなに怖かったのか

お嬢ちゃん。

!!

だ、

だって...

はじめて近くで

見たんだもん!!

へー、

そうか。

そ、そうよ...

あいつらに...

「塔」から

魔法をかけてた

時には気づか

なかったけど...

実際に見ると

あいつらってやっぱり...

すっごく

気持ち悪いのね!!!

毛むくじゃらで...

野蛮で臭くて...!!

くやしい...杖さえ

持ってれば、また

あいつらの頭をバカに

してやれたのに...!!

......

そうか?

そうよ!

そしたら

あんなやつら

どうってこと

ないわ!

えうかそうか。

なあ、

シバ...

なあに?

おまえは

ほんとに

イヤな女だなぁ。

俺の目には、

おまえの方が

歪んだ汚ねぇ

ばけものに

見えるんだ

けど...

自分では

どう思う?

な...

なんなの?

なんなの?

この人...

助けて

くれたと

思ったけど、

せんせん

まともじゃ

ないじゃない!

昨日、

ソロモンとケンカして

本当に飛び出して

行っちゃいそうなのを

なんとか止めたんだ。

ハハハ、

そりゃ

ご苦労様。

兄さん...

食事ができたよ。

セッタの作る飯は

味が薄いし、

腹にたまらないアル。

わたしきらいアル。

適切な熱量と

栄養量の

健康的な食事と

言いたまえ。

待ちくたびれたぞ!!

君は食を

控えたまえ!

僕は太った君を

見るのが

大嫌いなんだ!

そうさワヒード、

まだ太らないで

おくれよ。

食事の後に組手に

付き合ってほしいのさ。

ちゃっ後ろめちゃちゃんね

仕方ないのぉ...

おまえら二人は

魔導士のくせに

やたら体鍛えて

どーすんだよ...

ねえシバ、

ソロモンのこと

許してやってくれよ。

あいつは君に

うまく優しく

てきないだけなんだ。

......

「シバ、おまえは本当に

イヤな女だなぁ。」

...

フンッ

ハハッ

フられた

アル。

ガーーン...

次の「神杖」を

奪いに行くぞ!!

おおっ!!!

岩山ごと

動いてる...

すごいだろ!

俺が設計した

魔法道具なんだ。

イスナーンたちの雷魔法で

動力をたかめないと

動かないんだけどね。

まったく

世話が

やけるぜ。

「神杖」

とは......

イル・イラーから

送られてくる魔力を

大量に受信できる

特別な杖なんだよ。

そんなの知ってる!

「我らが父」を

呼び捨てにするな

ハカめ!!

全部で72本あるそれらを

奪取するのが我々の目標だ。

今は魔導士正教連の

長老会が独占しており

主に「愚々塔」の動力として

使われている。

800年前にイル・イラーが

「世界平和のため」に

人間たちへ配ったのが、

今じゃおいぼれどもの

私利私欲のためのおもちゃアルバ

人間以外から考える力を

奪う魔法なんぞ...

下衆な魔法を一体

誰が考えたんじゃろうのぉ。

......

......

......?

そう...誰がどうやって

考えたんだろう?

あの塔はとてつもなく高度で

巨大な魔法道具なんだ...

複数の種族に

共通する感応を、

あれほど広範囲に

散布するには少なくとも

400種の魔法構成式が...!!

うるせー

魔導工学オタク!

そんなんだから、

ウーゴには女の一人も

てきないアル

わたし理系のオタク

きらいアル

ほらほら、

話が難しすぎて

シバが困っているじゃ

ないか。

......

止まっちまった

ぞ!?

!?

なんだ

なんだ!?

ああ...

「大陸の裂け目」

ですね、坊ちゃん。

ああ。

だが妙だな。

以前はまだしばらくは

陸続きだったはずだが...

最近、地盤が崩落して

てきたんじゃろう!

次の大陸まで

どれくらい飛べば

いいアルか?

休みなくかかん

20日間ぐらいかな...

そんなに動力

残ってねーよ。

おまえは燃費の悪い

ボンコツ作りやがって!!!

ボ...

ポンコツじゃ

ねーよ!!

俺をバカにしても、

俺の作った魔法道具

バカにすんなよ!!!

あーあー

うるせーっ!!

イスナーン

今進めねーのは

ウーゴのせいじゃ

ねーだろ...

こいつよりすごいもん

考え出せる

魔導工学士なんか

一人もいねーんだから。

すまん。

イスナーン、

いつも一団の

魔法での

サポートを...

おまえに

ばっかり

任せてすまねー。

だが......

それと、きょっ

今日はここで

休んでいこう。

えっ?

ソロモン!!

おまえのこと

頼りにしてるぜ!

ああ、

任せとけ。

それじゃおまえら、

先住の民に

しっかり挨拶してから

休めよ。

えっ?

イスナーン

今進めねーのは

ウーゴのせいじゃ

ねーだろ...

こいつよりすごいもん

考え出せる

魔導工学士なんか

一人もいねーんだから。

すまん。

イスナーン、

いつも一団の

魔法での

サポートを...

おまえに

ばっかり

任せてすまねー。

だが......

それと、きょっ

今日はここで

休んでいこう。

えっ?

ソロモン!!

おまえのこと

頼りにしてるぜ!

ああ、

任せとけ。

それじゃおまえら、

先住の民に

しっかり挨拶してから

休めよ。

えっ?

...

鱗狼だ!!

この下は彼らの

村か!!

きっ...きき昨日の

ばけものじゃない

...

こんなにいっぱい

いる...

また襲いかかって

くるっっ!!!

...

よぉ、

また会ったな。

一晩だけ

厄介になるぜ。

...

えっ

知り合い?

あっ...?

えっと...

...

も...

もしかしてこの二匹は

昨日の......

2012

2016年1

わ~~!!!

まさか里の

中に入れて

くれるとはな...!!

「鮮狼」のちょっと

地中里なんて

初めて見たぜ!!

すごいな~

ねぇ、

ソロモン。

見て

いいのか?

本当に?

あれは

なんですか?

入ってみても

いいですか?

やった!!

...なに、あの人...

急に子供みたい...

まだまだ

子供さ!

あの人は!

そ、そいつらの

言葉、あなた

わかるの!?

言葉なんて

わかんねーよ、

カンだカン!!

ソロモンは

異種族の暮らしや

文化に興味があって

それに触れるのが

何より大好きなんだ!

2016.

?あああまあっ!

...

...

カ...

カン!?

......

...変な人...

...

...変

だよ..

え?

なにが?

だってここ

きちんと

してるし...

汚くないし...

まるで...に、

人間の町みたい。

お店があったり

テーブルがあったり

親子がいたり...

あっっ!!!

ホラ!!

あいつら

挨拶なんか

してる!!

やっぱり

変だよ!!

どこが

変なの?

だって...

あいつらは

「異種族なんだよ!!?

昔は人間を食べてた

ような、憎たらしくて

野蛮な...

ついこの間まで

頭がバカでじゃ

白目をむいてよだれ

垂らしてたのに!!!

あっ、

ごめん.....

それは君の

魔法のせいだろ?

てもその効果が

切れた今は、頭のいい

いち種族にしか

見えないよ。

昔はどうだったか

知らないけど...

今はこうして

対等に意思疎通を

はかろうとしている

俺たち相手に、

食いかかってきたり

しないじゃないか。

対等ですって!?

ぜつたいちが

絶対違う!!

違うもん.....!!

「いいですか?

神の子らよ」

「「異種族」たちは

私たちとまったく違います。

おぞましく野蛮な...!」

「私たち人間の先祖を

散々苦しめた仇です。」

「やつらは危険です。

放っておけばまた

私たちにあの大きな体と

野蛮な爪で襲いかかって

くるでしょう。

油断してはいけません。」

「私たちは彼らを

統制しなければ、

世界とともに

滅びてしまうのです。」

「これは

魔導士の義務です!!!

くっ、

来るな!!!

化け物っ!!!

昨日はごめんなさい

だって。大丈夫、

もう正気に戻ってる。

え...!!?

こ...

こいつが

昨日の:・

...っ!

......?

...

...そうかなぁとか、そういうことですから、

ど...

どうしよう...?

何考えてるか

全然わからない

もの...!

2002018/

はぁぁぁっ...

ぜ...全然

わかんないってば!!

絵本なのかな?

ずいぶん

へたくそな

絵の本ね。

やってんだ?

お手本を

見せているのよ。

わけわかんない

これが魔導士と

いうものでしょう。

おお!

うまいもんだな

お嬢ちゃん!

そのお姉ちゃん

私、絵を描くのは

教会の他の子たちより

ちょっとは

得意だったもの!

ああ...

さっきくれた花は

頭につける

ものなのね?

重いよ

これ...

友達できた!

モモっていうの!

あっちで

あそぶの?

いいよ!

ぞうかそうか

仲睦まじい

こって。

陸が断絶されたのは

ごく最近とのことだった。

やはり足止めだな。

話って...

もう鱗狼族の言葉を

覚えたのかよ?

大体は...

さっすが育ちが

違うのう!

ということは

それより、

鮮狼のリーダーに

話を聞いて

みたんだが...

予定より少し

早いですが、

他の長たちが

やってくるのを

待たずに

鱗狼族にも

例のものを託し、

この地を去るの

ですね?坊ちゃん。

うるせー。

もちろん。

モモ、モモ!

あなたのお母さんは

あの人でしょ?

お父さんは

どこにいるの?

...

...

「僕のお父さんはね...」

「死んじゃった。」

「シバたちが

壊してくれたあの

変な塔」

「あそこから時々

聞こえてくる

音のせいで...!!

「みんな気が変になっちゃう。

仲間も家族もわからないほどに。

僕のお父さんはついこの間

その混乱の時に仲間と

共食いをして死んじゃったんだ。」

普段はそんなことしない

優しいお父さんだったのに、

なんでそんなことに...

「僕は、

とても

悲しい。」

モモ...

.....

...

ううん、違うよね。

だって「塔」には

他にもたくさん

魔導士がいたし

...

......?

......

それって..

私のせい..

.....?

そうだよ!

私だけの

せいじゃない!

......

私の他にも

たくさんの

成導士たち

が!!

たくさんの

魔将士たちが...

モモの家族たちに

ひどいことを

...

モモ...

ほんとはわかってる。

私、ずっと見てたもの。

私のかける魔法で、

この人たちの頭の中が

壊れていくところ...

...

ごめんね...

あなたの

お父さんが

死んじゃったのは、

本当は......

あのね

モモ!

本当は...

本当は...

本当は...

私が...

ううん、

なんでもない。

...

何がだ?

私、

言えなかったの...

そものお父さんが

死んじゃったのは、

本当は私の魔法の

せいだってこと!!

言って、

知られて

嫌われるのが

すごくこわかったの。

...

うん、

そうか。

モモに

知られなくても

...

私が私自身のことを

すごく嫌いに

なっちゃったけれど...

そう。

......

だけど...

そうか。

そうか。

でも俺は、

うん、

そう。

モモ......

どんなに

悲しかった

だろう...

!???...??!?

昨日までは

考えたこともなかった

狼の子供の気持ちを、

そんな顔になるまで

必死に想像してる

おまえのことが

好きに

なったけど。

...そうですか..

そう..

大丈夫。

おまえが

あいつらに

わびを入れる

機会は

これからさ。

たぶんな。

どういう

こと...?

うん

そう。

えっ?

正義の解放者を

気取る責様らに

このけだものどもは

殺せまい?

我々は浮遊戦艦からも

「愚々培」の精神破壊魔法を

飛ばし、異種族どもを操る

ことができるのだ!!

ハハハ!!

...

なんで?

だって...

さっきまでみんな

笑ってたじゃない。

なんでこんな

ひどいこと

するの.....?

普通に暮らして

普通に遊んで...

ただの優しい子

たちなのに、なの!?

グーーー!!

.....

モモ...

......

よく見ろよ。

これが、おまえの

してきたこと

だろ?

!!

???...??

あなたたち...

こうなることが

わかっていたのね...

どうして......?

なに責めるような

カオしてやがる?

これはおまえの

してきたことだろ、

「塔」の上からよく見てきた

光景だろ?こんなのは。

違うもん!

...

今のこれは

私がやってる

ことじゃない!!

おんなじこと

やってた

だろ?

1年か...

2年か...

あの部屋の

中で

気持ち良く...

あざ笑い

ながら

......?

...

...

得意になって、

気持ち悪い

奴らねって、

あいつらの頭の中を

めちゃくちゃに

ぶち壊して

きたんだろ!?

異種族どもめ!

神の御意に

身をゆだねるが

いい!!

......!?

そうよ...

その通りよ!

だってあの顔!

わーい!?

白目をむいて

よだれ垂らして...

あんなやつら

「統制」されて

当然よ!

かつて人間を

むさぼり喰っていた

むくいを受けよ!!

おまえらなんか

仲間の牙で

死ねばいい!!

やめてよ!!!

大体、このくに

極悪人は

あんたらの

方じゃない!!!

やめてよ!!!

なんだと?

だって、

助け出しちゃっ

たんだから...

この世で一番

悪いやつを!

絶対許しちゃ

いけないことを

した...

死ぬべきだった

大罪人を...

この私を!!!

どうして

殺さなかった

のよ!?

なんで

助け出したのよ!?

あの部屋で

死ぬべき

だったんだ!!

それなのになんで...

......

...

!!!?

それは

俺たちは、

あの部屋で死ぬ

資格もないからさ。

...

えっ?

ただ死ぬだけでは

生ぬるい。

私たちには、

やるべきことが

残されている。

命のある限り...

まさか..

そうさ、

俺たち全員...

あの「塔」に力を

貸して生き残っち

まった......

罪人

だからさ!

来たな...

神をも恐れぬ

ほうと

冒液者ども...

神威をその身に

降ろす...

「神杖」の

化身たちが!!!

ァギ囮・完

Qx61

9月26日のWindowsider

Staff

22

『StoryeArt

大高忍

Shinobuchonekion

Rendondlar.sststigants

舞嶋大

やってるようにHiro.Maizine

イン崎ユリカ

Yoriko「iok」

秋山有緒子

メギ

ん...

鵜本あや

Ayalmale.

吉田真美

Blutor

石橋和章

くっという気持ちがありますが

「Salas&Promation

水澤有希

YoukiMizusewe

知久敦

Alaushichiko

このcsigner

志村泰央

YouTubeSerimindowsterderSallestaldate

マザ22だおまります

あまりましか

嵐の前夜

シンドリア新

似草市国編

嵐の前夜

シンドリア編の

明日が会談!?

繁忙期のこの

クソ忙しい時に...

世界の

危機なんですよ!

ジャーファルさん!

それはそれ、

これはこれです。

でも切り換えて

準備しますか...

うっ、

そうだな、

よっこいせ...

風呂入った

方がいいな...

そうですね...あと

あなたそのみすぼらしい

ヒゲ剃ってください。

七海の覇王の威厳

4割減です。

臭え!!!

それはヤバイな...

かっこよくしてくれ。

練紅炎はいいな~~

ヒゲが似合って。

へ〜〜練紅炎って

ヒゲ男なんですか。

そう、超似合ってん

だよ~俺もヒゲ

生やそうかな

どう思う?

うわジャーファルさん

食のオーラヤバイっすね。

うそ...

うるせえ。

そんなに?一迫力負けしますよ。

煌のやつらってみんな

ガタイいいんですよ

王よ動かないで

ください。

カミソリが

事故リます。

ハイ。

えっ...?

そうかな...?

シンの立場を私が弱く

するのはマズイ。なんか

迫力ある感じにしてください。

シャルルカンみたいに

髪ツンツンがいいな。実は

一度やってみたかったんだよね。

俺もカッコよくしてくれ。

練紅炎よりもダンディで

かつ、ムー・アレキウスよりもお

キュートで若く見える感じに。

ああ~

おお

ハイ。

3徴E

2徹目

王よじゃ

無茶振りです。

あっ、

王よ。

ーッ!!!

ウォワー

ジャーファル殿

明日の件で...

よしっ、

これで明日は

完璧だ!!!

嵐の前夜

シンドリア編

嵐の前夜

シンドリア編の

2時間寝て

正気に戻った

なにが「完璧だ!」

ですか、バカじゃ

ないですか?

ほんともう年だな...

寝ないとログなことがない。

頭もスッキリしたし自分で

身なりを整えよう。

あっ!!

えっ?なんです?いょんだ

今の音..

ナハハハ八!!!

まさか...

ひっ、

ひどいな

ジャーファル!!

笑いごとじゃ

ねーだろ!?

たっ...

確かに......

くっ。

七海連合の長が

片眉じゃあ示しが

つかない...

どうしよう

マスルール?

はあ...

そっすね...俺はシンさんが

片肩でも格好いいと

思いますけど...

おっ、おまえ~

超いいやつだな

マスルール!!

シンさんって

いつも寝ぼけて

自分で顔いじると、

左側だけ剃り落とし

ますよね。前髪も...

シンドリア国王の

髪型事情が

そんなしょーもない

もんだって余所様に

もらしちゃダメだよ

マスルール。

片眉だから

違和感あるんじゃ

ないっすかね...?

わかんねっす

そっか...両層とも

剃っちゃえばおかしく

ないよね、マスルールも

男前たし!!

マスルール...

きみは何日

眠っていない...?

...!?...???

よしっならば

だいじょ

大丈夫だ!!!

ねえこの判断大丈夫?

また寝不足で間違った

判断しようとしてない?

大丈夫です。

昨日も今日も...

グッスリ

14時間睡眠

です!

でも

毛は

ヤムライハに

魔法で戻して

もらった。

嵐の前夜

煌帝国編

「金属器」が

手元にない間

あなたたちが

頼りです

たのみましたよ。

大丈夫ですよ紅明様!

聞けば向こうの

「眷族」どもは

ほとんど同化も

してやがらねえ。

俺たち4人だけで

全員殺せるじゃ

ないっすか。

よ........

4人だと...

青秀てめぇ~~~

俺を外し

やがったな...?

うちの

なっ

はずいに

え!?

ごっ、ごめんな

忠雲ちゃん、つい!!

くそっ...このチビスケ

同化する前は

弟と似たよ~な

ちんちくりんだった

くせに~~~

おまえも同化

すりゃいいじゃん!!

俺とグングリオンは

まだ日が浅いから

無理なんだよっ!!

いってーっ!!

あら青舜。

も~北天山の夜は

冷えるよ気をつけて...

李青秀(同化前)

誰とだれ

誰の弟が

ちんちくりんだ

コラァ!?

嵐の前夜煌帝国編

マギ@

少年サンデーコミックス

2014年7月23日初版第1刷発行

(検印廃止)

発行者

印刷所

高大

©ShinobuChraka-2014

佐上城之

図書印刷株式会社

「週刊少年サンデー」J2014年8月〜第1号、第3号一第6号掲載作品

連載担当/石橋和章

単行本編集責任/久保田滋夫

単行本編集ノ石橋和章「多賀映画「アイブログクション」

また、ファイルのスタッフファックスクックアップのアプリケーションプレートに行くのですが、

発行所では1000以降では、2017年10月17日、夏休みの30時30歳以上のお

PRNTEDINJAPA

●遺本には十分注意しており、まずが、印刷、製作など製造上の不機がございましたら「制作局コール

センターバフリーダイヤルODの355.082)にご連絡ください。

〈電話受付は、土・日祝休日を除く9:30〜17:3)

●本書の一部あるいは全部を無断で複製転載上演・放送等をすることとは、法律で認められた場合を

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限〔公益社団法人H本複製権センター委託出版物)

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ISBN978-4--09_124673-8