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2018

クリストのいいんじゃないか。

そして、

25

お問い合わせでプロストレスとは別には

8月16日(月)日(日(土)2)と2018

狐巫6I

9/1abutinfiotermagic

忍高高大

8月18日においてプロパストファンは、

2018年09月10日(月)

何を...ほらぼけれないのでやれば良いと

ごめん

CONTENT

いや...おまえにいっぱいおかしさんがいないけどいいんじゃないんだよ

今夜、白龍の決断...。雨夜、真実と断罪のジン..!?単校黒き王の器.....。

三国の思惑...。5回キーギスが、

黒きマギの答え...!!!

...それぞれの覚悟...これも

白龍の決断...。50

黒き玉の器...!!!

新たなジンのカ...!!?

フェニクスのいましめ...!!!

第247後、音響決戦...!!?

第248夜ジュダルの奥の手...。〈67〉

停戦協定

だと!?

煌とレームと

七海連合で!?

マグノシュタット

ての事件?

そうさ。今はもう僕たちで

仲間割れしてる場合じゃないんだ。

マグノシュタットでの事件を

覚えているかい?

極大魔法

ああ。

あの空から降ってきた

黒い化け物を

俺たちで協力して

追い払ったんだよな!

そうさ。

でもね、

完全に危機が

去ったわけじゃ

ない。

どういう

ことだ?

アラジン。

「イル・イラー」が開けた

「世界の穴」さ!

次元を突き破って

「イル・イラー」が出てきた時の

穴はふさがっていないんだ。

ね、

ユナンおにいさん?

うん。

あの戦いの後、どりゃ後、

僕は一人で空を見に行って

みたんだけど......

空間の歪みは消えていなかった。

ちょうど「大映合」にもあるような

強力な歪みがね。

あれがふさがるのは、一体

何百年後になるのかな...

穴がふさがらないと

どうなるんだ?

今度はすぐにでも

「イル・イラー」が降りて

きてしまうのさ。

「アル・サーメン」が新しい

「暗黒点」と「依り代」を

作れば、もう「魔装」て

戦うひまもなく、

この世界は

「アルマトラン」と

同じ.....

死の廃墟に

なるだろうね。

しかし、そのために

三国が手を組む

などと......

......!!

...ファン..

それは

名案だ。

シンドバッド

おじさん?

俺たちシンドリアは、かねてから

「アルサーメン」と戦うために

力を蓄えてきたんだ。

それは、アラジンやアリババイルが

初めてシンドリアへ来た時にも、

打ち明けた通りだ。

じゃあ、そのために

煌帝国とも協力して

くれるんだね?

シンドバッド

おじさん!

いや、

それは

どうかな。

!!

なぜですか?

シンドバッドさん。

それは...

煌帝国が

......

......

...!?

『アル・サーメン』

そのもの

だからだ。

..

..

..

..

「迷宮」が乱立する

「世界の異変」、

それを引き起こして

いるのは、ジュダルと

「組織」...

それを

飼っている

元凶こそが...

煌帝国なのでは

ないのか!?

まずい!

この図式は

...

まさか...

全世界

対策

煌帝国!

「アル・サーメン」すら

利用し、この対立国式を

作り上げることこそが:

シンドバッド王の

狙いだというのか!?

......?

だが、俺たちの

争いを回避する

手段はある。

練紅炎。

!?

「アル・サーメン」と

完全に手を

切りなさい。

なん

だと?

俺たちは、煌帝国と

喜んで手を組むが、

それは煌帝国が力尽くてでも

国から「組織」を追い出してからだ。

そのための力が

足りないのならば、

俺が手を貸そうか?

七海連合の

「金属器使い」たちが。

この男。

どうするつもり

なんだ...!?

練紅炎は!!?

煌帝国を立場的に

追いつめてから

妥協案か。

しかも、なぜ

内政に踏み込む

気だ。

なんて

ふてぶてしい

男なんだ。

...!???

俺は、

おまえが

気に食わん。

紅炎

おじさん...

.....

シンドバッド。

おまえは世界を動かし得る

力を持ちながら、なぜそんなに

窮屈でまわりくどいやり方で

生きているのだ?

アラジン、

どうしようか。

困ったね。

俺には、

まったく

理解できん。

君が意を決して

すべてを

打ち明けたのに..

王の器たちは

なかなか

噛み合わないね...

......

やっぱり、

わかってもらえない

のか......

アラジン

「アルマトランの

悲劇を

繰り返さないで!!

「決して

わかり

合えない!!

「僕は「マギ」として

このために

生まれてきたんだ!」

......

確かに、そして

「組織」は我々の一部です。

垣根のない一つの

共同体を作り上げるために。

そのための力が

神からもたらされたものでも

悪魔からもたらされた

ものでも構わない。

垣根のない...

一つの

共同体?

そうだ。

それこそが

ソロモン王の

理想だったのでは

ないか?

ゆえに姿や

言語はといっ

統一された。

しかしまだ

人々は

思想の違いを

理由に、

こうして

争っている。

......!?

我々が彼の王の意志を

引き継ごうではないか。

ソロモン王の言う

「一つの世界」の体現者こそが

煌帝国なのだ。

我々の意志は

何も変わらない!!

戦いを

やめないという

ことか?

いいや、

共に世界の

危機と戦おう

てはないか。

ただし、シンドリアや

レームは主権を放棄し、

煌帝国の傘下に入れ。

バルバッドと

同じようにな。

話にならない。

我々の理想は

各国が独立し、

多種多様な価値観の元、

同盟関係で支え合う

世界です

その多種多様な

世界とやらの頂点には、

シンドバッド王こそが

ふさわしいと

言っているように

聞こえるぞ?

では、ひと

「一つの世界」の

王者には、

練紅炎こそが

ふさわしいとでも?

そうだ。

いいや、

それを決められるのは

我々の内の誰でもない。

ただ一人の王者を

決める手段として

......

人は愚かにも

戦い以外を

知らない!!

こ...

これは...

まずいんじゃ

ないか?

「金属器」はない

けど...まさか

本当に戦いが?

やめて

くださいよ!

アリババ

くん?

この世界が...

バルバッドが、

アラジンの見せてくれた

通りになっちまう

ぐらいなら...

俺は、

兄弟の仇とでも

喜んで組んで戦うぞ!

あんたたちも、

自分の国の人たちを

守るために、そのぐらい

できねーのかよ!?

アリババ

くん。

......

...

なっ、

なんだよ!?

本気にするな、

馬鹿め。

アラジン...

なんだい、

紅炎おじさん。

だが、

貴様に対する

興味も失せた。

いい話を

聞かせて

もらった。

えっ!?

船の準備を。

アルバさんを

知っているのかい?

紅炎おじさんと

紅明おにいさんは。

本国へ戻る。

なるほど、

あのアルバという女の

狂信的な野望と、

運命を共にするつもりはない。

心当たりは

ある。

その女は、

普通の女に見えた。

少なくとも、

煌という小国が

天華を統べる

いくらか前まではな。

だが、

いつの頃からか、

黒い

まがまがしい

力と...

不浄の軍団を

引き連れていた。

「神官」たる

「マギ」!

正体のない

覆面の魔導士

集団、

そして

ジュダルを

な。

「不浄の軍団」?

だせぇな。

あんな奴らと

一緒に

しないでくれよ。

!!

..

ジュっ...

ジュダル!!!

よぉ!アラジン!

えらく

退屈な話だったが、

やっと俺も仲間に

入れてくれるんだろ?

面白くなって

きそうだなぁ!

第240夜

...

里き

マギの答え

ジュ...

ジュダル!

バルバッドの時

以来だな...

でも...

なんとなく...

雰囲気が

変わったような...?

......

おかしい。

どうやってルフを

騒がせず、

突然ここへ現れる

ことができたん

だろう?

え?

どういうことだ?

アラジン。

今の技は...!

.....

よぉ、

おまえ、強くなった

みてーだな、

アラジン。

......

たぶん君もね、

ジュダルくん。

よぉ、

そっちは「大談谷」の

マギ。

......

やめておくよ。

君とはあまり

戦いたくないな。

「親父たちのから話は

聞いたことあるぜ。

体なまってんだろ?

俺が相手してやろうか。

ユナンさんが

緊張している...!?

一体どうしたのかしら。

おいジュダル!

何しに来たのかは

知らんが、

おまえの好きには...

!?

あいつ、今まで散々

シンドバッドに

絡んでいたのに

どういうつもりだ?

せっかく

おもしろく

なりそうなのによ...

“和平協定”だと?

つまんねーこと

ぬかすんじゃねーよ、

もう黙って

見てらんねーな。

おい紅炎...

目をつける

アルマトランの「マギ」を

アラジンから

乗り換えようってんだろ?

どうやら

「アルバ」は

練玉艶

だからな。

!!

!?

練玉艶って

誰だ?

煌帝国の

在位中の

皇帝です。

初代皇帝の

皇后でも

あった者です。

ちょっと待って

おくれよ...

それって、

白龍おにいさんの

お母さんってこと

だよね?

えっ?

ちょっと待てよ..

「アル・サーメン」の

首領が...

白龍の

母親...?

えっ!

なっ...!?

若!

そうだ。

てもあのババア、

もうどこにも

いないぜ。

どういう意味だ?

ジュダル。

なんだ?

兵たちが入ってくるぞ。

規定の人員以外の

会場への立ち入りは

それどころじゃ

ないみたいだよ。

総督閣下!!

一大事です!

ーなんだと?

なんだと!?

一体何が

起きたって

いうんだ?

お...おそれながら

申し上げます

わ...我が国の

皇帝陛下が

......

...

謀殺

されました...:

だいよんおう

第四皇子

白籠皇子の

手によって...:!!!

その報せ、

虚報の

可能性は?

ございません!

すべての伝文が

同一の凶報を

伝えております。

反乱です!!

白龍皇子の率いる

反乱軍により、

帝都の守備兵団は

壊滅、残存兵は

西征軍を頼り

バルバッドへ

向かっております。

ちょ...

ちょっと待てよ

どうか早急に

陣頭指揮をおとりください。

総督閣下!!!

白龍が...

殺した?

あの時言ってた

自分の母親を?

「練玉艶」

煌帝国に巣食う

魔女です。

「あんな女は死ぬべきなんです。

生きてちゃいけないんです...

ばかな。

白龍には

不可能なはず。

そうだ。紅炎、

白龍につまんねえ

小細工しやがったな?

...

おまえか?

ジュダル...

でも、外すのは

簡単だったぜ。

今の俺の...

力なら

なっっ!!!

なんだ

あれは!!!?

受け取れよ、

ほんの

挨拶代わりだ。

話し合って

終わりだと!?

そんなのつまんねぇ。

地上にいる全員で

戦って決めるんだ。

誰が世界を

手に入れんのかを...

それが

俺の、

「マギ」としての

答えだ!!

話し合って

終わりだと!?

そんなのつまんねぇ。

地上にいる全員で

戦って決めるんだ。

誰が世界を

手に入れんのかを...

それが

俺の、

「マギ」としての

答えだ!!

じゃーな!

本国で

待ってるぜ。

あれは!!

やはり空間転送魔法:

ダンダリオンと同種の...

「ジン」の加護なしで

あんな魔法を...!?

一体いつの間に

手に入れていたんだ?

これほどの力を...

ジュダル...

それに白龍...

一体...何を始める

つもりなんだよ...!?

皇帝陛下が課殺され、

崩壊した守備兵団が敗走。

バルバッドへ向かって

おります。

アリババ!!

おまえもすぐに

バルバッドへ

来いッ!!

行っちゃったね、

煌帝国の

人たち。

覚悟

仕方なかろう。

「会談」はさっとはんば

中途半端に

なっちゃったけど、

これから

どうしよう?

「金属器使い」同士に

共通認識が持てたことは

良かったんじゃないか。

「イル・イラー」の時間限止というな。

僕は、もう少し

この話し合いが長く

続いてほしかったな。

ユナン

おにいさん...?

僕はずっと

見たかったんだ。

「金属器使い」同士が

己の存在意義について

討論するところをね。

「マギ」を

繰り返していて、

空しかった。

どんな国も

滅びてしまう。

ならば

「王の器」とは

何者か。

でも「ウーゴくん」は、

王と国というその存在意義自体を

僕たちの手で見出し、

守っていけと託していたんだね。

まったく厳しいね、アラジン。

君の父君と友人は!

ユナン

おにいさん...

シンドバッドは

これから

どうするの?

どうやら練紅炎と

「アル・サーメン」は完全に

敵対するようだ。

これから煌帝国は

真っ二つに割れ、

内戦となるだろうが...

練紅炎と

バルバッドに

協力するさ。

もはや、状況は

変したからな。

反乱を起こしたという

白龍皇子の独力で、

あの「アルサーメン」が完全に

消滅させられたとは

俺にはまったく思えない。

まだ残っていると考える。

実際、ジュダルは

白龍皇子に加勢している。

「アルバ」を殺して「テルサーメン」の

力を取り込んだのか...?

ジュダルのあのすさまじい力の

出どころも気になる。

......?

おい

オルバ。

ああ...

あの、アラジンさん。

その煌帝国で反乱を

起こしたっていう

「練白麗」っていうのは...

「白龍!!」

「白龍さん!!

「大聖母」を殺した、

あの火傷の男

ですよね.....?

..

「こんな女は

死んで当然

なんです」

シンドバッドさん。

..

どういうことだい

アリババくん!?

シンドリアと手を切って、

バルバッドの家督を捨て

練家の籍に入り、

練紅炎の下で

「金属器」で戦えと

条件を出されたんです。

アリババ、

そのことで

悩んで

いたのか!!

...???!?

俺は、

練紅炎の

部下になります。

...!?...???

それていいんすか?

アリババさんは。

シンドリアで俺たち、

事情は全部

聞きました。

煌帝国は

アリババさんの故郷を

占領した仇でしょ?

練紅炎はその親玉でしょ?

バルバッドに、

煌帝国が余計な

ちょっかい

出してきたせいで、

アリババさんの

家族が...

オルバ?

ゴ、ゴミみてーに

殺されたっていうのに、

家族の仇の手下に

なるなんて、

あんたそれで本当に

悔しくないんですか!?

悔しく

ないぜ!

そんなの

うそだ!!

......

いや...

そう.....

悔しいよ。

悔しいし、

やりたくねーに

決まってんじゃねーか!!

でも、

実際これから

バルバッドは、戦争に

巻き込まれるんだ。

だったら......

アリババ

さん...

......

俺が、

ただやりたくねー

って気持ちと

バルバッドの人たちを

守るためにやらなきゃ

絶対後悔することって

いうのは、

たぶん全然別のことなんだ。

だから......

バルバッドに降りかかる

火の粉を払える立場なら、

バルバッドに降りかかる火の粉を払える立場なら、

どこだろうが

構わねえ!

アリババくん、

いや......

アリババ。

いつか

オルバたちも、

アリババの

言うことわかる日

来るといいな。

うわあああんまりそうなんだけど...そうですか

シンドバッドさん、

師匠、ここでお別れです。

散々世話になったのに、

本当にすみませんでした。

いいや、

これは別れでは

ないよ、アリババ。

アラジンのおかげで

もはや「金属器使い」の

目的は一つに

なったのだから。

それは...

白籠は

バルバッドに

攻めてくるだろう。

もちろん、

そんなことには

させないよ!!

白籠と戦うのか?

白龍を

殺せるのか?

もちろん...

そうです。

白龍さんもこれから同じ敵と

戦う王の話の一人・そして何より、

私たちと同じ「迷宮」で冒険した

大切な仲間です。

あいつに会いに行く。

そして、

戦って生きて

連れ戻す。

そのために、

俺たちは行くんだ!

行こう!

バルバッドへ!!

アリババと君は、

魔装と浮遊魔法で

ひとっとびだろうが、

他の者はバルバッドまで

それなりにかかるだろう。

必要な物資を

持っていってくれ。

アラジン、ここから先は

別行動だ。ボクらは

この船でレームに戻る。

うん、

ありがとう

ティトスくん!

アラジン..

君はあの時、

マグノシュタットに...

ボクよりも本当に

たくさんのものを背負って

来ていたんだな!

そんなこと

ないよ..

ティトスくん。

僕は、ティトスくんの

秘密を知った時、

僕と同じだなって思ったのさ。

僕たちは、誰かに願いを

託されて生まれてきた。

そして、この世界のみんなの

ことを好きになって

戦う決意をしたんだ。

......

そうだな...

アラジン...

レーム帝国は、

煌帝国とも

七海連合とも、

戦わない。

もっと言うと、

今後本格的に両国が

衝突する時が来れば、

どちらにもつかない。

「金属器使い」同士が

完全に二派に分かれ、

戦争をするような事態だけは

避けねばならない。

!?

シュヘラザード様は

200年間レームの

存続だけを考えて、

外での戦には

見て見ぬふりを

してきた。

その後悔の

気持ちが

ボクの中に流れ込み

今も胸の奥に

しみ込んで

いる......

だから、もしレーム帝国が

傷つきながらも何かに

立ち向かわなくちゃいけない

時が来ても......

ボクらはもう、

見ないふりはしないよ。

君と一緒にやるよ。

アラジン!

ティトスくん

なんだかとっても、

頼もしくなったね!

ムーや

イグナティウスたちに

色々教えてもらって

いる最中なんだ。

まだ知らないこと

ばかりだけど、

みんなと力を

合わせて「マギ」として

全力を尽くすよ!

そうかい!

スフィントスくんも

がんばっているかい!?

あいつ太ったぞ。

レームでいいもの

食いすぎて、

家事も楽だとか

言ってな。

そ、そう

なんだ...

ああ、そのことは

もういいんだ

ムーにも色々と

事情があったことを

聞いたから...

「ファナリス」

にはな。

ところで、

ムーさんとは

仲良くやって

いるのかい?

マグノシュタットの

時は、ずいぶん

険悪だったじゃ

ないか。

あの

「赤獅子」

という

種族...

あれが

「ファナリス」

だ。

えっ!?

そう、まあが

間違い

ないよね。

おまえ、

まだいたのか。

たぶん、またい

間違いない

だろう。

テメー

団長から

離れろよ!!

えっ、

なんで僕

評判悪いの?

兄さんから

貴様の話は

聞いているのだ!!

「ファナリスの故郷は

大鹸谷の向こう側」

ってのは、そういう

意味だったんだね

そりゃあよ

へーなるほどー

なんか

君たち

軽くない?

「ファナリス」の

正体が、あの赤い

化けモンだって

ことはわかった

けどよ......

なんか結構

カッコ良かったし...

それに、元を辿れば

俺たち以外の人間も、

先祖は「アルマトラン」の

化け物だったって

ことだろ?

そうそう。

あんま変わんない

じゃん!

どうもこいつも

早飛なのだ

だから団長、

あんまり

気にしないでね

そう

そう!

何があっても

私たちは家族

なんだから!

よかったね

ムー。

でも、

「アルマトラン」で

あり続ける

唯一の世界

か.....

僕が何度も

生み落とされた。

「大峡谷」には、

まだ何か意味が

ありそうだ。

おまえは谷の向こう側にも

自由に行けるんだろう?

行けるよ。でも「あちら倒」って

とんでもなく広いんだよ。

「こちら側」とは比べものにならない。

だから、奥まで辿り着けた

ことなんてないんだ。

役立たず。

ほんと、昔から

かわいくないなぁ、

君って!

奥には何が

あるんだろうね。

いつか行って

みたいな!

ねっ、

モルジアナ!

ハイ。

「大峡谷」の...

向こう側の

世界..

煌帝国

帝都「洛昌」

あーあ、

長い距離を

飛ぶのは

疲れるなぁ。

おっ。

おまえのその

大した物量も運べない

転送魔法で...

弱音か?

ジュダル。

紅明の

ダンダリオンや

シェヘラザードの

転送魔法には、

運べる量は

負けても、

飛べる距離は

負けないぜ!

それにまだ

こんなもんじゃ

終わらねぇ。

おまえを

王に...

いつかこの力を

使いこなして

やる......

するために。

こうていこく

煌帝国

はくりゅう

白龍

第四皇子

ご〜〜〜てと。

我が王が奪還した

帝都の様子は、

どんな感じかなあ?

第242夜

白籠皇子は、

銀野者を

お討ちになったのだ。

そうだ。あのお方こそが

白徳大帝の正統なる

後継者であったのだ。

新皇帝はあのお方で

あろう。

しかし、あの女帝を

弑逆したのだぞ?

それこそ簒奪では

ないのか....?

滅多なことを

申すな。

戒厳令下だぞ。

内戦か...

紅炎様の西征軍が

黙ってないんじゃないか?

うーむ...

いや、我々は

間違ってはおらぬ。

我々こそが

正規軍なのだ。

なにせ、かつて

白徳大帝の懐刀であった

あの二人の老将が白龍皇子に

ついたのだからな!

マギよ。

殿下のおそばを

離れてはならぬ。

おっ?

貴殿は以後、煌帝国の

名だたる「王の器」

すべてにではなく、

白蓮殿下ただおひとりにのみ、

忠誠を誓わねばならぬのだ。

我々のようにな

せいりゅう

青部

軍有!!李

黒彪

子軍

...!!い将いったい

あのいかつい

ジジイども二人とも、

今やおまえの部下か。

うまくやったもんだ

なあ?

はくりゅう

白龍。

「マギ」とは気楽だな。

憂さを晴らしたくなれば

空中を漂って、

油を売っていれば

いいのだから。

ずいぶんだな、

テメー。

俺はおまえのかわりに

街の様子を

見てきてやったんだよ。

みんな言ってたぜ!

おまえは正統な後継者様で、

新しい皇帝様だとよ。

よかったじゃねーか!!

まぁ、おまえが

どんな手を

使ったとしてもだ。

...

けどよ、城の兵隊は

半分ぐらい

逃げちまったぜ?

白龍殿下!

殿下に

従います!

殿下のお心の

ままに!

そもそもうちの国の軍隊は、

ほとんどが前線の

紅炎の西征軍にいるんだろ?

そんなんて紅炎に

勝てんのかよ白籠。

勝つさ。...

玉艶を倒すほどの力を

手に入れた今、

紅炎にも負けはしない。

力だと?

たとえおまえがよぉ、

その二つ目の新しい「金属器」って、

「アル・サーメン」の魔導士どもを

味方につけたとしてもだ。

こいつら全員、

おまえの操り人形だぜ。

これで味方と

言えるのか?

白龍、おまえには

おまえを本気で信じて

ついてってやろうって

奴なんかほとんど

いねーんだ!

フフフラフラスラステム

......

まあ

...

物好きも

いるけどよ...

そうだな。

「俺と姉上、二人で

この国を取り戻しましょう!!

「そのためだけに、

俺は今日まで

生きてきたんだ!!!

「無理よ白龍...

「煌帝国はひとつです。

今は少し時間を頂戴...

ごめんなさい、白龍...

姉上...

姉上...

俺と

5つ年上の姉

白瑛は、

極東の

小さな王国、

煌国に

生まれた。

父はその後、

極東平原を平定した

煌王・練白徳。

人々は永きに渡る戦乱の

終わりを歓呼で迎えた。

一つに統合された国々は

号も「煌帝国」と改められて、

新たなスタートを切ったのだ。

二人の兄、白雄と白蓮は、

俺が物心つく頃にはすでに

父に侍従して戦地におもむき、

よく父を助けていた。

一代で大陸を平定した

希代の王と、

その峻烈さと勇猛さを分けて

受け継いだ、生き写しのような

有望な二人の皇子。

煌帝国の

未来は...

あの女が...

明るい

ものに

思われた。

「組織」を

呼び寄せる

までは。

雄兄様!

蓮兄様!

...でもお二人より

すごくはなれないので、

ほとほどになります。

ははは

...!?..

白龍は大きくなったら、

お二人のように

立派になります!

...父上が身配られた。

公には凱の残党に

暗殺されたと

されているが...

ちくしょう!

白龍、俺たちに

何かあった時には...

いいや、おまえ一人に言ったことはないから

背負わせたくはないものだ。

できることならば...

この兄たちが、

どうやって...

「組織」の間に

近づいたのかは

俺にはわからない。

しかし、

二人もまた

父と同様に

事故に見せかけて

消されてしまった。

あの大火の後、

俺が目覚めた時には

すべてが決まっていた。

帝位は皇弟である

練紅徳が練ぐことにだ。

その時、皇位継承権は

紅徳より俺の方が

上位にあったのだが..

当時の俺があまりにも幼く、

また何よりも

大炎の火傷で丸二か月間

目を覚まさず、

生死もままならぬという理由で、

二代目皇帝の座を

手に入れたのは

あの俗物だったのだ。

手引きしたのは組織

その背後にいたのはあの女

その時の俺は愚かにも、

家族を裏切って殺した

母親への憤りに

ただただ支配されており、

おめおめとこの国を

紅徳に明け渡してしまったのだ。

考えるほどに、

殺してやる

悔まれる。

悔まれる。

俺は義務を放棄

したのではないか?

組織に蝕まれた簒奪者が

この国を不当に奪ったと

知りながら、黙って

明け渡してしまったのだ。

取り戻さなくては

ならない。

正しい煌帝国の

姿を。

しかし、

どうやって?

俺は、紅徳が疎んでいた

前皇帝の息子ということで、

まともな官位も、軍での地位も。

皇子としての直割地も

何一つ与えられなかった。

監視され、城の片隅で

槍術の鍛練と学問に

時間を費やすのみ。

姉も...

同様であった。

しかし、

転機が訪れた。

ジュダルに

いざなわれ、

姉白瑛は「金属器」を

手に入れた。

その力を買われ、

監視つきではあるが、

一軍を任されるまでに

なったのだ。

俺も力を手に入れなくては

ならない。だが「組織」の

手を借りずにだ!

「マギ」は外にもいる。

敵だらけの

この国を出なくてはならない

俺が紅徳から帝位を奪う時、

その正統性を認め力を

貸してくれる者が

いるとすれば、国外に

求めるしかないんだ!

俺は何年もの間、

紅徳に従順な、

学問にしか興味のない

第四皇子であり続けた。

そしてこの厄介者を、

紅徳はついに

国外へ遊学させる気に

なったのだ。いくつかの

土地を経た後に...

ついに、俺は

シンドリア王国へ

向かうことになる。

「七つの金属器」を持つ

シンドバッド王、そして

「マギ」たるアラジン殿の

いる国へだ。

しかし

「さようなら。

......!!?

やはり、

助力を求めては

ならなかったのだ。

いや......誰かに力を

借りるとしても......

理解されようと求めては

ならなかったのだ。

今、漫画の民すらもうちょうえ...

今いる皇帝や紅炎が倒され、

内乱が起きることを

望む者などいないのだから、

それでも..

なぜなら、このまま

「組織」に操られたなら、

この国がどうなるか

知っているからだ。

父や兄のように

使うだけ使われて、

邪魔になれば

消されるだろう。

「ザガン」で

見せられた

ムスタシム王国の

内乱の光景...

俺は

やらねば

ならない。

「組織」の目的はなんだ?

世界の戦乱と悲劇

そのものが目的なの

だとしたら......

より一層、

あの女を

生かしては

おけないな。

「それはおまえの

私怨じゃないって

言えるのか!?

白龍!!

...

そう、私怨ですよ。

アリババ殿。

だが俺は間違っては

いない!!

俺は目的を

果たす。

そのためには

―...?

あなたにも様々な支格があろう。

だが、バルバッドを

練紅茶から取り戻そうとしない

あなたと同じ道は

俺には歩めそうにありません...

「お前が運命を

恨むなら、

俺が腕を

掴んでやる。

仰せのままに、

我が王よ。

今がその時だ。

「マギ」として

俺に力を貸せ、

ジュダル!!

ーと言いたい

ところだが、半端な

覚悟じゃ許さねえ。

おまえの願いはなんだ?

白籠?

玉艶を

殺し、

紅炎を

殺し、

煌帝国を、

手に入れる。

「第68迷宮

「ベリアル」」か...

「迷宮」は

出してみねーと

どんな「金属器」が

手に入るかは

わかんねーが

どれぐらい強力な何かが

眠っているかはマギにはわかるんだ。

「ベリアル」は特別だぜ。

おまえにやるよ!お望み通りな。

「マキとして

俺に力を貸せ

ジュダル」

「今がその時だ」

ここに来る前に

おもしろい力も

手に入れたし...

おまえも

サヨナラは済ませて

きたんだろ?

...

最後に一つ

聞くが。

ああ。

ああ!?

なんだよ!?

おまえ、なぜ俺に

協力するんだ?

紅炎でも紅明でもなく、

なぜ俺などに

こいつは協力する

気になったんだ...?

...

それは...

もちろん

...

おまえだけが:

俺とまったく

同じモンを

持ってるからだよ。

まったく..

同じものだと...!?

こんな奴と

一緒にされては

たまらない。

それでも俺は、

目的のために

こいつの力を利用する。

さー行こうぜ!

「迷宮攻略」だ!

なっ

...!?

ここが...

迷宮「ベリアル」の

内部...!?

おーい、

おせーぞ

白龍!

まるでここは

煌帝国の

宮殿そのもの

じゃないか...

ハァ?

何言ってんだよ?

俺にはなんか

山奥の...さびれた

村に見えるけど...

何を言う。

これを見ろ。いつもの

白嶺宮の柱じゃないか。

ハァ~?

おまえバカか?

ただの真葉き屋根

指さして

何言ってんだよ!!

「ベリアル」は...

どういう

「ジン」なんだ...!?

さぁ。でも

ルフの色は

「ザガン」の魔法の時と

同じ色だぜ。

おそらくこれは

幻覚だ。

生命を操る

魔法か...

ベリアルは、俺たちの

体に作用している。

おそらく視覚を

乗っ取られている。

やっかいな「迷宮」だな...

では...

消えてしまった...

一人で進めと

いうことか。

白龍!

!?

......

あ...

姉上...?

......

フッ、ずいぶんと

都合のいい幻影じゃないか。

あの姉上が、俺に

すまなそうにしている...

白龍...

......

あの時は

本当に

ごめんなさい。

あなたがずっと

母上のことで一人で

悩んでいるのも

知らずに...

たった一人の

姉さんなのに、本当に

悪かったわ...

......

でも、もういいの。

復讐なんて

しなくてもいいのよ。

白龍。

!?

どういうこと

ですか?

姉上!?

あなたはなぜ、

母上を

殺したいの?

白龍。

何を聞き返して

いるんだ、俺は...

それは...

それは......

託された

からだ。

ひいては、その手下たる

「アル・サーメン」や紅炎を

討つことこそ、俺の使命!

なんだ?

この女...

幻だとわかって

いるのに...

兄上はおっしゃった。

この国を不当に奪った

玉艶を討てと。

無視できない。

どうしようもなく...

ひきつけ

られる!!

本当にそうなの?

白龍。

思い出して。

父上や兄上たちの志を。

彼らは乱世を

終わらせるために、

中原の民に平和をもたらすために、

戦い続けていたのではなかったの!?

.....!

それなのにあなたは

内戦を起こそうと

している。

白龍、あなたの復讐は

本当に使命のためなの?

あなたの心は、

本当に兄上の願いと

同じものなの!?

.....

そ、そうだ...

フフフランスクラスを

兄上の...

願いと...

俺の心は..

同じもの...

だ..

!?

なんだ...

この傷は!?

我が名は

ベリアル。

真実と断罪の

「ジン」!!

ここでは

一切の虚偽は

許されぬ。

それは幻影ではない。

おまえ自身が頭の片隅で、

本当に考えていることなのだ。

己の信念に座をついた時

肉体を罰せられ、

空をつき続ければ死ぬ。

それが私の「速念」だ!!

そ...

そんな

バカな...!?

ジュダルくん

君はかわいそうな

人だね。

生まれた時に

「アル・サーメン」に

さらわれて...

だから君が

悪いことをしたと

しても、君の

せいじゃないよ。

そうかな?おっこう

俺は結構殺したぜ。

例えばバルテビアと

一緒になって、

できたばっかの

シンドリアを

ぶっ壊した時とかな。

でも、あの時

君はほんの小さな

子供だったじゃ

ないか。

シンドバッド

おじさんだって、

本当は

わかってる

...

それはそれよそれですよねえええあ

だからさ、

ジュダルくん。

僕たちの方へ

おいでよ!

「アル・サーメン」と

手を切って

君はマギとして

王を選び、まっとうな

国を築きたかった。

それが君の本当の

願いなんじゃ

ないのかい!?

ジュダルくん!!

...

違う...

...いいや、

おまえの

言う通りだよ。

アラジン。

じゃあ!

ダッ...

えっ?

白龍さん、

あの時は本当に

ごめんなさい。

やめろベリアル...

おまえは

最低の魔人だ。

頭の中に

入ってくるな!!

虚偽を裁き、

王の姿を見極めるのが

私の「迷宮」だ!

戻ってきて

ください。

そして、

また一緒に

戦いましょう!

もう遅い...

白龍さん、

私たちは

あんな風に

別れてしまった

けれど...

.....

.....!

すべてがだ

......

いいえ!

私たちは元に戻れる。

そうしたいと

思っているし、

そして...

「アル・サーメン」という

同じ敵と戦う仲間

じゃないですか!

それなのに

なぜ、

あなたは

そうしないの

ですか?

本当は気づいて

いるはずです。

そうでしょう、

......

白龍さん!!!

そうだ...

俺は

気づいている。

........

姉上と、話をすれば

いいじゃないか。

紅炎だって、俺と

目的はそんなに

違わないはずだ。

他の「金属器使い」

たちと......

そう、

アリババ殿たちと

話をすればいいじゃないか!!

あそこは

居心地が良かった...

白龍!

!?

アリババ殿

そうだ、

この人と共に

行けばいい。

俺のくだらない

こだわりなど

捨てて......

それで良い。

己の矛盾に

打ちえち...

この者は今

白く磨かれた

真の王の器に

なろうとして

いるのだ!!

アリババ殿と

一緒に、

戦えば

いいんだ!

なぜ

手を取らぬ!!?

なぜ手を取らぬ!!?

なぜだ...!!?

俺は...どうしても

アリババ殿の手を

取ることができない...!?

フザけん

なよォ、

チビ

よォ!!

仲間になれだと?

そうしたい俺も

確かにいた。

でも

よォ、

俺ん中の

もう一つの

こっちは!?

見ないフリを

すんのかよ。

この者たちの

冗談じゃ

ねえよ!!

器の底に渦巻く

これは一体なんだ!??

俺たちの中の

こいつがよォ...

そうじゃ

ねーだろって

叫んでんだよ!!

第244夜

黒き生

なぜ...

俺はアリババ殿の手を

取れないんだ...?

この者の

中に子に子供

渦巻く...

この黒いじゃん

思念はいったい

一体

なんだ!?

白龍さん!!

さぁ

こちらに手を!!

モルジアナ殿...

お姉さんともう一度

話をしましょう!

白龍さんは、

お姉さんと一緒に夢を

叶えるために、今まで

がんばってきたじゃ

ありませんか!!

......

...!

あねうえ~

姉上...

そうだ...

俺はこの人と二人で、

国を取り戻すために

生きてきた。

でも...

でも......

・?

...

姉上も...

同じ気持ちでいてくれると

思っていた。

姉上..

一つだけお聞かせ

願えますか...?

何?

白龍。

姉上は...

国が..

母上がおかしいと

気がついて

いたのに...

なぜ、

何もしなかったの

ですか.....?

..

..

白龍...!!

誰も...何も

しなかったじゃ

ないですか。

国の官吏も...

将軍たちも...

姉上も...!

国がおかしくなって

いくのに...

皇帝が殺され、

太子も殺され、

制度を作り変えられ

妙な力を与えられ、

気づいていたのに!!

白龍...!

それどころか...

紅炎や紅明

たちなんて...!

王艶の手下になりさがり、

力をもらって、

この国を好き放題

してきた奴らですよ!!

それが真実

なんだ!!なのに...

なのになぜ、

姉上は、

そんな奴らと

手を組めと

おっしゃるのですか!?

...???...??

......!

それは幻影ではない。

おまえ自身が頭の片隅では、

本当は考えていることなのだ。

『大義』の

ためよ...

白龍、

この世界にはね...

白龍、

白龍、

間違いもある。

汚れていることもある。

でも清濁をあわせ呑み、

恨みをぐっと抑え込んで...

手を取り合わねばならないわ。

あなたも

本当は気づいて

いるでしょう。

あなたはそういう

立場なのよ...

「立場」..

兄上たちの理想のために。

世界を一つにするために。

いい加減、あなたの

その心は捨てなければ

ならないわ

あなたの

その、

その.....

激しい

「怒り」の心は..

「怒り」かー

...!

フンッ

アラジンよぉ。

本当は俺にだって

わかってるんだよ。

「アル・サーメン」と

手を切って、

おまえたちのところへ

行けばいい。

「マギ」として、

それが正しい道だ。

ジュダ...ル...

く...ん...

でも、

でもよ。

俺の中で何かが、

そんなの絶対に

許さねえって叫んでる。

何度自分を

なだめてみても、

ダメだった。

許せなかった。

ハッ、

なんで俺が

許さなくちゃ

ならねぇ!?

親をふち殺された

ことも許せねえ。

何も選べずに、

俺の一生ぶち壊された

ことも許せねぇ!!

シェヘラザードでも、

ユナンでも、アラジン、

おまえでもなく、なぜ俺が?

なぜ、

俺だったん

だ?

世界中の

何もかもが

俺たちを

裏切り続ける。

間違ってる、

間違ってる、

間違ってると、

あがいているのに、

声は誰にも届かない。

間違っているのは俺の方

だ!!!

こんな

生き方が

俺の役目なら

それが

あなたの

運命なのよ。

これが俺の

運命なのだと

したら......

冗談じゃ

ないさ...

正しい道が

わかっていても...

こんなものを

抱えたまま、

生きて

いけるか?

生きては

いけない。

前に

進めない!!!

世界が

俺たちに

背くのならば

俺たちが世界を殺して、

作り変えてやるよ!!

堕転した

ピ車だと!!?

白龍!!

姉上..

だめよ白龍。

戻ってきて!!

そっちはだめ!!

姉さんの元へ...

そしてまた二人で

生きていきましょう!!

くりゆう

オイ白龍。

おまえはどっちを

選ぶんだ?

この先どうやって

生きていきたいんだ?

ええ!?

白龍よォ!!!

わめくな

ジュダル。

そんなのもう

決まっている。

さようなら

姉上。

幻影ではなく、本物のおまえも

いずれ殺してやるぞ

モルジアナ。

主のアリババの偽善に

盲従するおまえも、

主と同じ汚物だ。ハハ...

黒い私欲を選び取り、

おまえは黒さ王の姿に

なってしまった。

「金属器」は渡せん!!

そうだ...

貴様のいいし

意志など

関係ない。

力尽くても

いただくぜ。

さぁ、

我が王に

力を差し出せ!!!

ベリアル!!!

秋...ぐげん

具現化する

ほどの

「怒り」だと!?

「第三の目」

まさかっ...

ああ...

ソロモン王...

こんな大量の

黒いルフが...!?

これではまるで...

「イル・イラー」!

そのも...の.

はくりゅっ

白龍!!

やっとここまで

来てくれたな!

俺は「マギ」だ。

戦うのも一人じゃ

つまんねぇ。

おまえを王に

してやるよ!!

王に

なりたいわけじゃない。

まずはあの女を殺す。

だがその結果、

王になるのもいい。

おまえに

付き合ってやるさ。

ああ!

じゃあ早く

行こうぜ!

練玉艶を...

ぶっ殺す!!

「迷宮」の

出口だ!

第68迷宮「ベリアル」

攻略者練白龍

複数迷宮攻略孝

能力:???

攻騎数世界第三位

ちから

第245夜

煌帝国領

南天山前線

第九補給基地」

な...

なんだ!?

!?

空が...?

フィック

このお方は..

白龍皇子...

それに

「神官」殿...!?

俺たちの最初の城が

こ~んなショボイ

基地なわけえ?

白龍よォ~~

うるさい。

一体...!?

......

さーて白籠。

ここでどうするつもりだ?

おまえ...

2日前

「迷宮」から出て、

お互い大して離れて

飛ばされなくて

よかったな、白籠!

離れても、

こいつがあれば

おまえを辿れる。

「ベリアル」は攻略した。

マグノシュタットで

手に入れた力が

役に立ったぜ。

さーてと、

玉艶をブッ殺しに

行くかー!

いや、

まだだ。

「ネツメグサ」長い根を張るマメ科の植物

...!?

ハァ!?

おまえ、このまま

本国へ突っ込むつもりか?

おまえとて、自分の出生を

知ってから、「アル・サーメン」を

皆殺しにしようと考えなかった

わけでもないのだろう?

だが、できなかった。

そうだろう?

それに玉説よりやっかいなのは

手下の「親父ども」だぜ。

世界中にたくさんいて、

どこかにいる「本体」を殺さねーと

キリがねぇ。分身の方は

いくら殺っても人形になるだけだ。

まぁな。

あのババァ

クソ強えしよ。

それにウゼーことによ!

あいつら「分身体」は

常にルフを飛ばし合って

情報を共有してんだよ!

「告げロ」だよ!

世界中で起きてることを

玉艶に伝えてんだ...

たぶん今も、

見張られ

てんぜ。

その通り。

...???...??

だから

おいおい!?

本国へ戻る前に、

どこか奴らの

目の届かぬ場所で、

俺たちの力を

研ぎすます。

この基地を

徴収する。

煌帝国を不当に奪った

賊を討つために使う。

おまえたちも力を尽くせ。

!?

!?

...

練玉館、

並びにその手下の

魔導士集団

そして...

賊を

討つだって?

賊とは...一体

誰のことだ?

西征軍総督

練紅炎!

あ~あ、

だめだぜ白龍。

うちの国の兵どもは、

紅炎によ~~~

懐いてんだからよ〜

一気に反感

買っちまったぜ?

紅炎様を

討つだって!?

......!?

だが、うん

紅炎は

簒奪者だ。

そんなところ

変事情、

ヒラの兵士

どもは知ら

ねーだろ!

気づいている

者もいる。

隊長..

紅炎様は...

簒奪者などでは

ありません!!

私は存じております。

紅炎様は、白徳大帝の元、

白雄太子らと共に

戦乱の天華をおさめるべく

必死で戦っておられた。

そして今は、

たったお一人で大帝らの

志を継ごうとして

おられる。

世界を一つに

するために!

世界を一つに

するために?

だが紅炎は、

「金属器」を二つも

有していながら、

兄上たちを

見殺しにした。

嘘だ!

あの大火は、紅炎様が

二つ目の迷宮「アシュタロス」

攻略から帰還する最中に

起きた惨事であったのだ!!

あのお方が、それを

どれほど悔やんでおられるか

なぜおわかりにならぬのか!?

...???~~~!!??

白龍殿下!!!

なぁ、

おまえたち!??

......

..!?

れ、躰紅炎は

さんだつしゃだ。

れ、嫌な炎は

夏季者?

朱紅炎は

夏季者だ

さんだつしや

基本者だ

基本者ですね。

一体......!?

どうしたと

いうのだ!?

おまえたち....!?

なッ...

なんだ...!?

頭の中に...

何かが入ってくる

何かが見える...!!

ヒィィ!!!

嫌い紅茶は、愛奪者だ。大丈夫なんだ。

鉢。紅炎は「夏葉者だ。。。

れんこう

衆紅茨は冥事者

さんだっしゃ

登写者「基本者」

さんだっしゃ

さんだつし

簒奪者篆奪者

さんだつしや

簒奪者篆奪者:

さんだつし

れ...

集紅炎は

基本者だ。

......

うっわ、ヤベー!

えげつねぇ「金属器」

だなぁ!

「ベリアル」はよぉ!

「ベリアル」という

「金属器」は...

どうやら、

見えないものを見せたり、

聞こえるはずのない声を聞かせて

生き物を惑わせるらしい。

ちょうど、俺たちが迷宮ベリアルで

されたようにな...

キャッ

キロ

右ロ右ロ

フーン。じゃあ

雷ふっ放したり

そういう能力じゃ

ねーってことか。

残念だったな、

弱い「金属器」でよ。

いや...

これでいい。

使いようによっては

この「金属器」、

これから俺たちが

しようとすることに...

あつらえ向きの

能力だ。

俺は、この「金属器の力」を

もっとよく知る

必要がある......

基地滞在

2日目

お願いです!!

やめてくれ

やめてください!!

故郷に妻と子供が

いるんです...!

まだ小さいんです...!

ああ

どうか...

どうか、どうしか

やめっ......

白龍、

何やってんの?

うわっ、おまえ

そいつら全員

殺しちまったの!?

そんなわけないだろう。

殺してはいない。

「ベリアル」と「ザガン」の

能力を合わせて、

俺たちが玉艶と戦うのに

必要な戦力を作るために

試している......

ふぅん...

にしても「ベリアル」はすごいぜ!

他の「金属器」と同時発動できる

「金属器」なんて見たことねーよ。

シンドバッドや紅炎ですら

持ってねー。

そうか。これこそが

「ベリアル」の強み

なのかもな...

思う存分やれよ。この基地は、

特別な結界で覆ってある。

マグノシュタットの

学校の試験なんかで

使われてたやつだ!

この中で

使われた魔法は、

一切外へ漏れ出す

ことはない。

だから...

こいつら「分身体」が

「アル・サーメン」の他の

魔導士にルフを飛ばして

連絡を取ることも

てきねーよ!

で、こいつらにも

兵士たちと同じ

技をかけてんのか?

いや、

こいつらは違う。

この分身体でもには別の働きを

してもらわねばならない。そのために

「ベリアル」のとある技を試している。

フ~ン?

だが、いずれ異変に

気づかれよう。

「ベリアル」で従わせた

兵たちに普段通り

振る舞わせてはいるが...

もって、

一〜二週間

というところか...

それよりもジュダル、

マグノシュタットの

結界だと?

こいつに

聞いた

からだよ。

おまえなぜ、

そんなものを

使えるように

なったんだ?

マグノシュタットで得た黒ルフ...

この中にいる「マタル・モガメット」。

こいつらのルフからもっと

聞き出して、俺はもっともって

強くなってやるぜ...!!

ただの人間の魔導士の中では

恐らく最強の博誌の魔導士だ!

頭に........

情報が洪水みてーに

流れ込んで来やがる。

嫌がるなよ

ジジイ、

大人しく

俺の下僕に

なりやがれ...!

クソッ!

基地滞在

5日目

なるほど、

人間よりずっと

単純な構造を

している。

「魔力操作」!!

「それに

ウゼーことによ、

あいつら

「分身体」は...」

「常にルフを

飛ばし合って

情報を共有

してんだよ!」

基地滞在

7日目

ジュダル、

おまえに

早急に覚えて

もらわねば

ならない

魔法がある。

ルフの記憶を

具現化し、ただ

他人に伝える。

え~っ

そんなもんが

玉艶との戦いに

なんの役に

立つんだよ?

「遠隔透視魔法」だ。

我が国で軍の伝令に

使われているものや、

シンドリアのヤムライハという

魔導士のものと同種の魔法だ。

いいから

頼む。

てきないのか?

やってやろうじゃ

ねーか!

10日後

考えは

まとまったかよ?

白龍。

ジュダル。

時間切れだ。

なに...?

第九補給基地

......

突入する!

どうするぅ?

白龍。

そうそうなんですから

この第九補給基地に

不審ありとの報せを受けて

やって来たのだが...

特に不審はないな。

だが動めを怠るな。

紅炎様の名に

恥じぬように。

......

紅炎様?

なんだ?

貴様が指揮官

なのだろう?

なっ...

れ、

練紅炎は

簒奪者だ。

大帝と太子を

殺した

数奪者だ!!!

ドキドキ

何を言って

おるのだ!?

おまえたちは!?

なんだぁ?

あいつらスゲー

強えーじゃん。

白龍、おまえが

「ベリアル」で操って

あいつら戦わせ

てんだろ?

......

いいや、違う。

「ベリアル」は幻を見せ、

記憶を書き換えられる

だけの「金属器」なんだ。

玉艶と紅炎が煌帝国を盗んだこと、

そしてこのままでは、兵士たちの家族を

いかにして無残に殺すかを、

丸6日間休まず見せ続けたんだ。

それにより、人の記憶は固着する。

なーんだ、

それだけ

かよ?

だから、ザガン」の魔法も

同時にかけたんだ。

奴らの頭に仕掛けた

植物で、憎しみと興奮の

回路を刺激する。

すると、体の限界まで

力を振り絞る強靭な

戦士へと変貌する...

さらに、ベリアル」の魔法で

すでに憎しみの矛先は

玉艶と紅炎一派に

限定されている。

この「金属器」の同時発動こそが

「ベリアル」の強みだ!!

じゃあ、この近所の人間全員に

パーッと幻を見せようぜ!!

いや、それは不可能だ。

色々試したが「ベリアル」て

幻を見せられる範囲は

とても狭いんだ。「金属器」から

半径10m以内でしかない。

ヒィィ

なるほどー、

だからこーやって兵隊を

一か所におびきよせて

ひっつかまえる必要が

あったんだな!

白龍は、ょゅい

100余名の

捕虜を得て、

6日間をかけて

服従させた。

その間に

攻め込んで来た

別部隊も同様に

ベリアル」と

「ザガン」によって

とらえ、

さらに200余名を

戦力とした。

そろそろだ

帝都に...

打って出る!

オイオイ!

あいつら逃がして

どうすんだよ!?

言っただろ!?

奴ら「組織」の

「分身体」は

ルフを飛ばして

一瞬で世界中の

「分身体」に情報を

送るって!

えっ!?

俺の結界から出たとたん...

玉艶にもチクられんぞ!!

それで

いいんだ。

ハァ!?

一体どういう

つもりだよ、

おまえ?

ついに

来た...

長かった..

今まで

何度もあの女を

殺そうと

思っても...

できなかった。

俺には

力がなかった。

ずっと...

ずっと...

だが、今は違う。

力もある。

策もある。

協力者も

いる......

時は

満ちた...

今なら...

あの女を

殺せる!!!

あ...

どうした!?

白龍!?

...!?

オマエ...

誰だ!?

我が名はフェング

慈愛と調停の「ジン」

我が主の命によ

この者の殺意は

私が調停した。

フェ...

フェニクス

だとぉ!?

怒れる者よ。

内視に...おまえの証拠になぜなぜ

母と火に刃を向ける

のはおやめなさい。

その頭の輪は

いましめの輪

殺意は

ほめられて

いる間は

ただの卵。

だが、かくかく

明確な意図と

確信によって

そんな育てられてた事な

姿を成し、

卵のからを

突き破った時...

私はそのヒナ島を縛り上げる。

殺意と体を遮断する。

おまえは殺戮を行動に

移すことができない!!!

...

..!!

紅炎...

.....!!!

そう。

あの子たちが

色々と

動き出した

ようね。

でも、紅炎の呪縛をどうする気かしら。

紅炎は、紅徳帝の葬儀の後に

白龍が私を殺そうとしたと知り、

二度と同じまねができないように

魔法をかけました。

私と紅炎、紅明、紅覇、4名に

手出してきぬようにとね。

煌帝国を内乱で割るよりは、

白籠に地獄の苦しみを与えてでも

それを阻止した方がいいと

考えたのでしょう。

しょせん、紅炎にとって、

世界にとって、白龍は...

そのていどの存在なのです。

ふざけんじゃ

ねぇよ......

おまえらが

何様だって

いうんだよ...!?

ただ、手の平の上で

生きろってのかよ?

俺たちは

いっつもオリの中...

都合のいい時に...

都合のいいように

生きるだけ...!!

怒りを捨て、

戦いは

もう

おやめなさい。

怒りを

捨てろ

だと...?

冗談じゃない..

怒りだけが、

俺の生きる道だ...

俺の生きる力の

源だ!!

欺瞞の鎖で

俺は止められんぞ!!

紅炎!!!

「いまいめの物」を

頭に食い込ませた

まま動くだと!?

私がふさいだ

神経を無理に動かせば

一体どれ程の苦痛が...!?

さすがだぜ白龍!

だが、こんな体じゃあ

玉艶と戦っても

勝てねえだろう...

俺のとっておきを

試すっきゃねーか。

半日後

白龍!俺は一足先に

洛昌に行くぜ。

ちょっと準備があるからよ。

おまえは兵隊と一緒に

その後で運んでやるから、

ちょっと待っててくれ!

帝都「洛昌」

俺のとっておきを

試すっきゃねーか。

半日後

白籠!俺は一足先に

洛昌に行くぜ。

ちょっと準備があるからよ。

おまえは兵隊と一緒に

その後で運んでやるから、

ちょっと待っててくれ!

帝都「洛昌」

なっ...

なんだ

あれは!?

あれは...

「転送魔法陣」!?

ばかな...紅明様以外に

あんな魔法を使える

者がこの国にいる

はずが......

よぉ、来たな

白龍!

ジュダル...

おまえ...一人で...

勝手に...!

何をしていた!?

まーまー、

いいじゃねーか。

おまえに頼まれてた

方の仕事も、

きっちりやるからよ!

スッ

「ジュダル、

おまえに早急に覚えて

もらわねばならない

魔法がある。

「え〜っそんなん

なんの役に

立つんだよ?

「遠隔透視魔法」!

それが

煌帝国の

真実だ!!

なっ、なんだ!?

この光景は!?

戦いぬくと誓え

我らの、この国の、

仇敵を討て!!

「父上と兄上を

殺したのは母上なの

ですか?

うそですよね?

「真実ですよ。」

白籠のルフの

記憶だぜ。

「ベリアル」じゃ

こう広くちゃ一気に

見せらんねーからな。

この国を貪る逆賊、

練玉艶を俺は殺す!!

邪魔する者も

斬り捨てる!!

だが、共に仇を討とうと

いう者がいるならば、

剣をとれ!!

俺こそが、

煌帝国の

正統な王だ!!!

白龍里子...!!!

なんだ

こいつら、

っ、

強いっっ!?

第247夜

帝都決戦

帝都

オラオラ、

てめえらの王の

お通りだ!!

お、王!!?

白龍皇子が

反乱を...!?

さっきの光景は

真実なのか!?

今はそんな

場合じゃない!!

!?

ここは、

お通し

できませぬ!!

どけっ!!

国の仇も見極められぬ

老いぼれが!!

知って

います。

!?

気づいております。

この国の元凶も...

我らが永遠の主を

殺したのが誰かも!!

しかし、我々は

あくまでも煌帝国の

臣下なのです。

白徳様の築かれた

この国を真っ二つに割る

ことだけは、なんとしても

避けねばならぬのです!!!

タッ...

説得力ないぜ、

おっさんたち。

練玉艶、

貴様を

殺すッ!!!

白籠...そんな体で

よくここまで来たわね。

そんなに私を

殺したかったのね。

さようなら。

でも、この

戦力差をどうする

つもりかしら。

!?

ババァ!

そいつら

とっくに

てめぇのでした

手下じゃ

ねーんだよ!!

練玉艶コロス...!!

練玉艶

コロス...!!

組織に仇なす

裏切りモノ...!

「分身体」が...

ルフを共有して

いたのが仇に

なったな......

逃がした2体の

「分身体」に、あらかじめ

「ベリアル」の魔法を

かけておいた。

逃がした2体の「分身体」に、あらかじめ「ペリアル」の魔法をかけておいた。

奴らのルフが

「ベリアル」の精神魔法に

汚染されているとも

知らずに、

世界中の「分身体」ともに

ばら撒いてしまったの

だろう?

「分身体」は

人間よりずっと単純な体、

思念で動くでく人形。

記憶を書き換えるのは

ずっと簡単だった。

んだぁ?

もうやられちまった

のかよ?

人形劇をさせて

逆手に取られたな。

オ・バ・サ・ン!

うんうんっ

...

!?

..

あれで

「防壁魔法」

かよ!?

いいでしょう?

私が昔、かわい

がっていた娘の

魔法なの...

「ハッ首防壁」!!

ウッゼーんだよ

クソババアーーッ!!

イル・ラムズ・アルサーロス・

「黒い雷槍」!!

あらあら。

「極大魔法」!!

ああ

できない!!

ちっ、

8型魔法は得意じゃ

ねーんだよ!

でもね。

ジュダルの魔法で

「金属器」の補強を?

まさに「マギ」と「王」。

涙ぐましいわね。

何!?

黒いルフが

取られる!!

なんで!!

「あのお方」の

ご寵愛を

私から

奪おうなんて

...!!!

100年

早くってよ。

ぼうや。

メドウン・アルサーム

『滅葬』!!

この女..

この女...

この女...

この女..

強えッ!!!?

この女..

この女...

強えッッ!!

「魔装」が...

解けち

まってる。

紅炎にかけられた

「フェニクス」の呪縛のせいで、

白龍はろくに魔力が使えねー。

「アル・サーメン」の魔導士も、

俺も、あのババアに

黒いルフを全部

取られちまう。

「魔法」の

勝負じゃ、

この女に

勝てねぇ!!

どうしてなの?

ジュダル、白龍

今まであんなに

かわいがって育てて

あげたじゃない。

でもよ、

この女をぶっ殺さねーとよ、

俺たちの頭ん中は

怒りだけだ。

ちっとも前へ、

進めねーんだ

よッ!!

白龍、あとは

おまえに

任せるぜ。

なるべく

使いたくねー

手だったがよ...

なに?

なにせ、

この俺も...

暴れられなく...

なるから

よっ!!

なっ...

なんだ!?

この光は!?

!?

白龍皇子の

出した化け物が

消えた!?

「絶縁結界」...

マグノシュタットで

モガメットが研究してた

禁術だよ。この中では

一切の魔法が使えねえ。

だから玉艶、

おまえ

今......

魔法が...

魔法が...

おまえ今、

ほんとにただの

ババアだぜ。

この世界に、

こんな

技術がッ!?

!!

ジュダル...

そんな手が

あるなら、

早く言え!

奥の手

バラしちゃ

ツマンねー

じゃん?

この中にいりゃあ

紅炎の「フェニクス」も

無効化される。

体が楽になっただろ?

まあ、俺もただの

人間になっちまうし、

おまえの「ザガン」も

使えなくなるんだけどよ。

義手が...?

娘が

揚れん...

......

でも、右腕と

剣一本で

十分だろ?

女一人

殺すには...

リッ...

!!

フフ...白龍。

あなたの剣。

借りるわね。

魔法なしの戦い?

こいつ...?

かつての世界で...

よくってよ。

ジュダル、白龍にも

剣を持ってきておやり。

最強の魔導士は、

かの王だった

けれど......

最強の

剣士は、

わたー

私なの!!

こいつ...!?

ハ、

ハァ!?

この女...

この女、

魔導士のくせに

なんでこんなに

強えんだよ!?

..!!

夢は

見れた?

私を殺す

楽しい夢を...

..!!

玉艶...

俺は......

貴様を......!

殺.....!!

そう...

そんなに私が憎いの?

白龍........

はくりゆう

白龍ぅぅ

よかったわねぇぇ〜〜〜!

でも、

ごよなら。

この女!!

......

なに?

何?

帝国の、

未来の

皇帝に、

手出しは

させぬ!!

Qx61

9月26日のWindordionde

Staff

25

Story&Art

ShrobuChiake

HegularAssistant

舞嶋大

HiroyMoizin

秋山有緒子

メギ

本あや知識が

メッセージを選ぶので、西田原発展士郎第11007

これは...。。。!Bditor石橋和

美容室

石橋和章

Kazuekilishibosh

石渡誠

AMokoleIshivele

Windos&Promotion

今本統

Twindlefmamate

Yuheluchiyome

内山雄太

uesigner

志村泰央

YouTubeToreSerimindotashoneのお

「いこ

みらい

レーム帝国の未来のために」

いいキンみたせ!!

マギ25巻

おまけまんが

ムッ!

ティトス、

おまえ今日も

夢みてえな政策を

提案しまくって、

お偉方を

困らせてやった

そーじゃねえか!

夢だろ!

あ!

レーム帝国から

奴隷制度を

なくそうだ

なんてよ...

まあ、

マグノシュタットで

色々見たし、

気持ちはわかる

けどよ...

その......なんだ。

おまえも

「マギ」になって

日も浅いんだしよ...

夢じゃないぞ、

スフィントス!

反感とか、

買わねえように

気をつけろよ!

心配してくれて

いるのか?

スフィントス。

感謝しろよ

ボンボン...

ありがとう!

もっと

ほめろよ。

ボクはキミの

腹のぜい肉が

心配だ!!

よ!!!

うるせー

そうよスフィントス!!

太ったりしたら

レームで逆玉に乗って

一族再興を果たす

というカーメン一族の

夢がっ!!

ご、

ごめんなさい

姉上。

ティトス様は、

この国がどれほど

奴隷の労働力によって

支えられているか

ご存じて?

知っている。

シェヘラザード様も、

朝一夕ではどうにもならないと

感じていた。僕は、今後レームが

何十年もかけてやらなきゃいけない

変革の呼び水になりたいんだ。

シェヘラザード

様に比べたら

何もかも

劣るかな!

そのような

ことは

ございません。

皆はあなた様を笑うが...

あなた様は、

伝統に縛られた他の誰もが

言えなかったことを

口になさったのです。

あなた様は

シェヘラザード様ではない。

しかし、

シェヘラザード様すらも

できなかったことをも、

なさっておられるのです。

...ありがとう、

ムー・

アレキウス。

...

そう思うなら、

シェヘラザード様にしていたのと同じ

形だけの敬礼はやめて...

まずは、キミの思うままに

ボクに接してくれないか

ボクは、

キミと友だちに

なりたいんだ!

...ファッショッ

......

ほほう...

うわーっ!!!

フフフ...

やあ!じゃま

お邪魔してるよ!

ムー、

それにティトス。

新しい「マギ」との

関係は

良好なようだね。

おまえどこから

入ったんだよ...

ビックリ

した!!!

あっ、

「ユナン」。

やった

「友だち」に

なろうだなんて

よかったじゃ

ないか。

仲良くしてやってよ。

この人、外面がいいくせに、

本当の友だち

少ないから...

余計な

お世話だよ!

キミたち二人も

「友だち」なのか?

会談の帰りの船でも、

一緒でしたかみたいだ

フフ...

そうだよ。

聞きたい?

まだ貴族主義が

抜け切らない頃の

ムー・高飛車・

アレキウスくんの

話を......

やめてくれ。

いや、大丈夫だ!

昔のムーはよく

知っているから...

シェヘラザード様の

記憶で。

それじゃあ僕は

おいとまするよ!

何しに

来たんだろうな?

あいつは...

妙な男

だなッ

あの......ティトス様。

シェヘラザード様の

記憶とは...

一体どういう...?

うーん、

自分の記憶とは違って、

頭の引き出しの中に

眠っていて...

探して呼び出そうと

しない限りは

浮かんで来ない

未知の映像...

という感覚かな。

でも、

キミが嫌なら

昔のことを

探るのは

やめるよ!

キミの

嫌がることは

したく

ないんだ!

いつも

皆の前で

かばってくれて

感謝している。

あ、いえ

お構いなく。

うううん...うんっ、うぅぅぅうぅううぅっっ

ありがとう

ムー。

「おまえは化け物だ、

生まれてくるべきじゃ

なかったんだよ!!!」

俺は...

あの時

あんなことを

言って...

本当に、

悪かっ...

帰れよ!!

もと

あ、いえ

お構いなく。

続きを

どうぞ!

キミはしつこい

男だな!

おしまい

マギの

少年サンデーコミックス

2015年4月22日初版第1刷発行

(検印廃止)

発行者

印刷所

高大

@shinobuChaka-2015

佐上靖佐

「週刊少年サンデー」2014年第12号〜第7号、第49号〜第32号掲載作品

図書印刷株式会社

PRINTEDINJAPAN

1週刊シ平ク...あの中学生・連載担当・石橋和第ノ石渡戦・シャーン・

&&&@=~~mm#*¥{F本編集費任/久保日滋夫ル=~

単行本編集会社の人内田田大里村木編集/石波「多賀県大「イアイプロダクション」

東京では東京ストリーバーアップデータベーションプレーシャンプーなどですが、オーラーランドライブラウンドの

発行所

で、すいでもあり、来年のT-TEL・販売OS(52)!「「い田」スーノーソーツ3556-編集(3(323)5880

●遊本には十分注意しており、ますが、印刷、製本など製造上の不備がございましたら「朝作局コール

センターバフリーダイヤルDDの2018年3月にご連絡ください。

〈電話受付は、上・目祝休日を続く9:30-17:80)

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ISBN978-4--09_125810-6

25名マ士首刃

マ大妹〒名名行書客発

大高忍

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