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55

8月16日(2)「フリーストレス」とは、

夏休み日はDVDになりますが、

55

pplighing

.Q.本61

Qinc.lagutithatmendor

8月16日(土)THKATPEART@

2016年9月11日です。Ofinagit

あと...はありますけれど、のでセロはないけど

2018年01

...

:0WTBNT

第339夜、虚偽と信望の信念......3

第55回復場の作業の皆さんに第34回復、見極める戦い...2.2第31位、精神を復讐の目を覚めることが発生しています。お客さんが

でも、それはそういうこともありません。そうですか...それでもないでしょうか。これは私も知れなかったのかもしれないと思っていますから、そうなんだけどね。

精神と傀儡の信念...

神神に魔術の体を革新者...57とある空間..

全ては布石...幸では有石....。

繋げる魔法......11

どちらでもないい未来...

第348夜大魔法の可能性......160

第349夜巻き込まれる人間......18

シンドバッド様!

あなたなら

てきます!

くっ、

化け狐め!

あの者たちは?

「迷宮」の幻...

なのか!?

俺の相手は白龍くんか。

俺は数ある王の器の中でも

君のことが一番...

...なんていうか、君には

期待てきないんだよな!!

「氷獣結晶陣」!!

ブァレフォールは

氷魔法の使い手か!!

ザガン...

他愛なかったな...

何!?

尾の感覚が

消えた...!?

魔装

ヘリアル』!!!

ベリアルの傷が

再生しただと!?

普通の戦い

じゃない...

どうしたら

終わるんだ!?

君が試練に

応えられたらだよ。

しかし君は誰よりも

運命に弄ばれ...

運命に敗れた王の器だ。

このブァレフォールの

問いに答えられるとは

思えないがな。

なんだと!?

なんだ

これは!?

君が

守れなかった

煌帝国の

風景だよ...

白龍帝!!

白龍くん。君は多くの犠牲を払い、

国を取り戻した。しかし国を守りきれず...

結婚へ導いた。そして腰しく皇帝の座から

引きずり降ろされてしまった!!

託された国を

守るんじゃ

なかったのか...!?

これでは一体..

なんのために...

俺は大勢の命や

人生を犠牲に

してきたんだ...?

煌帝国を

だが君の不幸は

ソロモン王の理不尽な

運命のせいでもある!!

かの世界では、

罪なき人々にも無差別に

不幸が降りかかる!!

俺はこんな世界を

変えたいんだ!

正義を行った者には視福を。

悪に染まった者のみに

罰を与える......

そんな正しい世界を

作るべきなんだ!!

そうだろう!!?

正しいせかい

世界だと

...?

ふたた

再び汝に問う!!!

理不尽な世界では何を疑い、

何を信ずるべきか!?

俺はジン『ファレフォール』に

認められたシンドバッド...

虚偽と信望の信念!!!

iPhoneforeで

Ciogootyon

Ondowsooffor.

...!!

なに!?

皇帝の力を

分け与える!

各々が力を

受け取り

『運命』と戦え!

自分で自分を

バラバラに?

何!?

戦え!!己の誇りと、

この国を守れるのは、

おまえたちの力のみなのだ!!

......!?

...なんの

つもりだ?

皇帝としての

力を紅玉帝に

譲り渡した。

確かに俺は敗れた王の器だ。

しかし、その後の者たちが

力を合わせ、支え合い、

国を立て直した。

...それで良かった。

シンドバッド。

おまえは力を他人に

分け与えない。

自分一人だけを

信じているのだろう?

だから

そんな風に...

お前一人だけが

仲間より大きく

強い姿をして

いるのだろう?

......

わからなくもない

俺にとっては姉が、

か弱く守るべき

存在だった。

だが...

姉にぐらいは

全てを打ち明け、

力も危険も責任も分け合い、

共に戦うべきだったと...

今はそう

思っている。

.....君の

答えは?

何を信じる

べきかと

訊いたな?

己以外の

存在を信じろ。

なぜなら、己一人が

信じる正しさなど...

生きている間に

何度も変化するからだ。

...

...

難儀なことにな...

わかったよ..

白龍くん。君はやはり

俺にとって最も、

相容れない王の器だ。

汝に問う。

理不尽な世界では何を疑い

何を信ずるべきか?

己以外の存在を信じろ。

なぜなら正しさとは、

生きている間に何度も

変化するからだ。

難儀なことにな...

第340夜目に

見極める戦い

しかし、王者の正義

そのものが間違って

いた場合は?

白龍くん...

それは...王者の

責任の放棄では

ないのか?

正しさは変わってしまう。

例えば、かつて

煌帝国では軍事により

勢力を拡大することが

正義だったが、

それも時代に

沿わなくなった。

王とは正しさを掲げ、

大勢を率いて前に

進まねばならない。

王者の正義が揺らげば

他の者も迷って

パラバラになろう。

なに?

俺は、復讐を大義に掲げ

兵を起こしたが、

殺す相手が

いなくなったとたんに

自分を保てなく

なってしまった。

おまえは

どうなんだ?

...

己の正義が絶対に揺らがないと

言えるのか?

自分が道を違えているかもしれないという

不安はないのか?

それとも神になれば...そんな

不安からは解放されるのか?

むしろ俺が問いたい。

教えてくれ、

シンドバッド王よ。

........

白龍くん...

はい?

俺が問いかけをするために

君たちを聖宮へ呼んだんだ!!

問いかけで返してくるとは

君は不遜なやつだな!!

それは

どうも。

俺は世界から

戦争をなくすために

行動してきた。

そしてその通りに

成し遂げた...

俺は分

自分を

信じて

いるよ。

なぜ?

誰にも実現

できなかったことを

やったという

自負があるよ。

昔から、

俺にはなんとなく

見えたんだ。

どうすればいいのか。

運命』が?

ああ!アラジンが

アルマトラン」の歴史を

見せてくれた時に

確信が持てたんだ。

『運命』の存在

そのものにな...

そうだったんだな

「ソロモン主」よ

だから

自分以外の

仲間を信じて

いないのか?

俺は仲間を

信じて

いるさ!

だが仲間のことを、

自分より小さく弱い存在だと

思っているのだろう?

......

.......

ただ、人間には

役目があるんだ。

まさに、ジュダルが

「第一の迷宮」で

言った通りにな。

あいつが

そんな

ことを?

ああ。人は器の

大きさも形も違う。

適した役目しか

全うできない。

白龍くん

まさに君が

皇帝の役目を

全うできなかったように。

力が足りなければ

失敗してしまう。

それは.....

仲間を信じていない

ことにはならない。

それは、

その通りだ...

失敗には

代償が伴う。

俺はそれを

無視できないと

言いたいんだよ。

だからかつて

シンドバッドは、

国家の垣根をなくし、

世界の力を己の一手に

集約しようと

していた...

力を一人の王に

集める必要が

どこにある?

力を分け

与えればいい

己以外の存在に

なぜ?俺が

神の役目を

失敗するのが

不安だからという

理由でか?

そんなことは

てきない。

それは...わから

ないじゃないか。

本当に、一人も

いないのか?

なぜ?

神の力を分け与えられる

相手がいないからだ。

俺以上に、うまくこの世界を

良い方向へ導けると

確証を抱ける相手が

人もいない。

...

おまえより

優れた人間が...

......

おまえと対等以上に

渡り合える人間が:

本当に一人も

いないのか?

―...

だから.....これは

それを見極めるための

戦いじゃないか。

えっ?

シンドバッドおじさんは

なぜ僕たちと戦うんだい?!

「それは、俺の唯一の心残りを消すためだ

それは、俺の

唯一の心残りを

消すためだ

ああ...

なんだ...

そういうことか...!

シンドバッドおじさんは、

自分が本当に世界で一番

神様にふさわしい

優れた人間なのか、

まだ確信が持てないんだよ。

きっと、それが

心残りなんだ。

おじさんは

神様になったけど、

ルフの書き換えから

僕たち4人は

こぼれ落ちた...

ルフが

書き換えられていない

僕たちを見つけた時の

おじさんは、なんだか

嬉しそうにも見える

顔をしていたよ。

挑戦者を

見つけたような...

なんか、

待ってました

って感じ

だったもんな!

「君のルフに俺の意志は及んでいない」

「君のルフに

俺の意志は

及んでいない」

「君は不思議だよ

アリババくん」

だから僕たちと

戦って、問いかけて、

見極めたいんだよ

自分が本当に神様に

なっていいのかをね。

シンドバッドさん

って潔癖だよな。

真面目な人

なんだよ

それって

褒めてるのかい?

けなしてるのかい?

ブァレ

フォール』が

沈む!

白龍が「迷宮」を

攻略したんだ。

てもおかしいなあ。

ジュダルや白龍なんかが

シンドバッド様を説き伏せられるとは

全然思えないんだけど...

なぜこんなあっさり「迷宮」を

攻略させちゃうんだろう?

ってことは

つまり...!?

僕たちに

説き伏せられることが

目的ではない...?

シンドバッドさんには

別の目的が

あるのか...!?

さあ着いたよ!

ここが

「第三の迷宮」だ!

い声

また何かが

見える!

シンドバッドさん?

...と、誰だ...?

その頃俺は、

ついに自分の国を

手に入れようとしていた。

とある島を

パルテビア帝国から

買い取り、

最初の王国を

建設しようと

していたんだ。

そのバルテビアの

王女だったのが彼女...

セレンディーネだ!

ようこそ!

『ゼパル』は

シンドバッドが

17歳の時に

挑んだ「迷宮」だ!

パルテビアの

王女...?

ジン「ゼパル」の

最初の主はこの

セレンディーネだ。

そして、

俺は..

彼女の命を犠牲にして...

そのルフと同化することで、

『ゼバル』の力を手に入れたんだ。

アリババくん、ちょうど

君とカシムくんのようにな!!

なに!?

魔装ッ!!

えっ!?

汝らに

問う!!!

理不尽な世界では、

人間は己の意志で

生きるべきか!?

他者に導かれるべきか!?

俺たちは、

『シンゼパル』に認められた...

精神と傀儡の信念!?

ああっ!!?

魔装が

二体!?

さぁ...

君たちの

答えを聞かせて

もらおうか!!

第341夜

精神と傀儡の信念

、ねん

『ゼパル』の魔装が

二体だと!?

シンドバッド

おじさんと...

パルテビアの

王女様だって!?

相手が二人なら

俺たちも二人で

戦おうぜアラジン!

うん!

えっ!?

ちょっ...

はいはい

わかりました。

私たちは

先に行こっか!

アリハハくん!

アリババくん!?

彼には次の「迷宮」へ

行ってもらったよ。

君と

アリババくんは

良くないからね。

良くない...?

『王とマギ』

だから。

俺は、その

システムを

信用して

いない。

音魔法!!

力魔法!!

音魔法!

くっ!

『ゼバル』は音魔法で

頭に語りかけて

くる.....!!

汝に問う!!

理不尽な世界では、人間は

己の意志で生きるべきか!?

他者に導かれるべきか!?

俺たちは『ジンゼバル』に

認められた...

精神と傀儡の信念!?

とはいえアラジン

君の答えは

わかりきって

いるがな!

ああ。「人間は

己の意志で生きるべきだ...

それが君の答えだ、

そうだろう!?アラジン!!

わかりきって

いるだって!?

そうだ!

人は自分の意志で

生きるべきだ。僕は

マグノシュタットで

そう学んだ...

マグノシュタットか。

懐かしいな..

学長先生が教えてくれた。

絶対に正しい人なんて

いないから...どんなに

眩しい誰かがいても

委ねちゃだめなんだ!!

だが君は

委ねているじゃ

ないか?

そうだ。君の

「マギ」としての

生き方は

君自身の

意志じゃない...

僕が

委ねている?

ソロモン王に

変ねられ、

ウーゴに変ねられ、

ソロモン王が

創った世界の

システムから

変ねられて

いる......

それが君だ!

君という存在だ!!

君は矛盾の産物だ

アラジン...

人間は己の意志で生きる

べきだと言いながら、

君自身は己の意志で

生きちゃあいないんだよ。

他者に影響されている!!

そうだ...僕は

えい

影響されている。

ほう、

認めるのか?

ああ。

ソロモン王に

影響されている。

ウーゴくんに

影響されている。

そして......

...?

アリババくんに、

学長先生に、モルさんに、

シンドバッドおじさんに...

......

出会った

たくさんの人たちに

影響されている。

おじさんの

言う通りさ。

僕の考えは僕だけの

ものじゃない!

僕はこの世界に

生まれ落ちて、

何も知らなかった。

託されたそのままに

最初は生きていたんだ。

ルフの導きに

従うこと...

考えかだは

変わるんだ。

でも、色んな

人たちに

影響されて、

僕は

変わって

...

いった。

誰かと

出会うたびに

人間は

変わるんだよ。

じゃあ君は、

まさに、他者に

導かれていると

いうわけだ?

でも、誰か

たった一人に

導かれた

わけじゃない。

.....

僕は聖宮で生まれた。

聖宮には時がない。

無限の時間の中で、

問いかけてもロボットみたいに

しか答えてくれないウーゴくん

だけを相手に生きていた。

そして僕は、

限界を迎えて

暴れた...

今ならわかる。

あの時の僕がなぜ

あんなに

つらかったのか...

なぜ..

.......

つらかった

のか...!?

誰とも出会え

なかったからだ。

誰の影響も

受けられなかった

からだ。

まだ見ぬ

誰かとの出会い

こそが、

僕たちを

進化させて...

満たして

くれるんだよ。

......

ここからどこへも行けない。

違う何にも変わることが

できない...そんなつらい

ことってなかったんだよ...

おじさん!!

おじさんは

これから

何になるの!!?

神様になったら

その後何になれるの!?

誰もいない、おじさんの

予想外のことは何も起こらない

そんなの絶対、

誰にも耐えられないと

思わないのか!!!

シンドバッド

おじさん!!!

...

わら

笑った...

アラジン...

君は、俺が

神になった後の

孤独の心配まで

してくれるのか?

コク...

君は

いい奴だな。

だが俺は

支配者の孤独と

いうものとは

無縁だよ。それは

感じたことがない。

ウーゴくんもそれで

おかしくなってしまったと

言ったじゃないか。

おじさんも同じにならないと

どうして言えるのさ?

俺にはダビデや

アルバたちが

いるからな。

その人たちが

仲間なの?

...

今までおじさんが

大切にしてきた

人たちよりも?

おじさんは本当は

何を考えているの?

アラジン。

出会いが人を

進化させると

言ったな?

聖宮と人間の

進化について

語り合えるのは

初めてだ。

君となら

語り合えそうだ。

迷宮『ゼパル』内部

342夜

革新者

アラジン、

君となら

語り合えそうだ。

おじさんはなんのために

こんなことをしているの?

語り合うなら地上でも

てきたはずだよ。

おじさんは僕たちと

カ比べがしたかったんじゃ

ないのかい?

おじさんが世界で一番

神様にふさわしいんだ

って、証明するために。

そうだな。

少し違うな!アラジン。

俺は別に世界で一番に

なりたかったわけじゃ

ないよ

...

えっ?

俺よりも世界を正しく

導ける者がいるのなら、

それでも構わないさ。

そこで、見込みがあるかも

しれない君たち4人を

聖宮へ呼んだわけだが...

まだまだ、俺の力を

譲り渡す気にはなれないな!

シンドバッド

おじさん...

汝に問う!

理不尽な世界の

中では、

人間は己の意志で

生きるべきか?

他者に

導かれるべきか?

理不尽な世界の中

だからこそ...

ぶつかり合いながら、

少しずつ変わりながら、

僕たちは自分の意志で

生きていけるよ。

...クックリスクラストラックスを

それが、僕の答えだ。

......

...

そうだな...

アラジン

理不尽な世界の中で

戦乱が絶えなくても、

みんな生きて

いけるんだ。俺も

聖宮へ来る直前に

そう理解した。

じゃあ

おじさんはなぜ、

それでも世界を

変えようとしたの?

俺が、そう

したかったからさ。

君の言う通りだ

アラジン

どこへも行けない、

なんにも変わることが

てきないことほど

つらいことはない、

だが世界を変えることなんか

誰にも望まれていないことも

理解していた。

かつて仲間だった者たちにすらも、

俺が革新者であることは

もう望まれていなかった。

......?

かつて仲間だった者たち?

なんのことを言っているの?

「八人将」たちの

ことさ。

俺たちはかつて、

世界の理不尽さに憤り、

世界を変えようとした。

国を作り、同盟を作リ、

争いをなくそうと誓った...

俺たちはまさに、革新者だった。

......

そしてその通り、

世界は完成した。

すると、予想外のことが

起こった。仲間たちは皆、

革新者であることを

やめたんだ

...どういう

ことだい?

築き上げたものを、

愛しすぎてしまった

ということさ。

ジャーファルは『国際同盟と「七海連合」を

守ることに必死だ。煌帝国の

国際同盟離脱を阻止するべきだと、

血相変えて飛び込んできたよ。

「レームと煌が

手を組めば、

あなたが

生涯を懸けて

築き上げたものが

無になりかねない!」

「王サマが

王様だった頃の

シンドリア王国が

大好きだったんだよ

シャルカンたちは、昔の

シンドリア王国を懐かしんでいる。

当然かもしれない。あの島に

俺たちだけの楽園を作ることが

ゴールだったから。

昔が懐かしい、

昔のままで

いてくれと

言われると、

それが俺には

つらかった。

より良い方へ

変わり続けたい。

前へ進み続けたい。

運命』?

そうだ。それが

君の言う『運命』ってやつじゃ

ないのか?アラジン。

太陽が傾いて

きてるじゃねーか。

でも......

......

築き上げたものを

守りたいって気持ちは、

悪いことじゃないと

思うな。

家族を守りたい

っていう気持ち

とか......

自分の家族を守りたい、

自分の国を守りたい

という気持ちは

悪てはない。

当然のものだ。

俺たち人間

誰もが持つ、

自然な気持ちだ。

そして

皮肉なことに...

その通りだ。

その当然の気持ちが

ぶつかり合った時に、

戦争が起こるんだ。

止められないわけだよ。

......?

みんな、最初は

それぞれ世界を

良くしようと

考えている

だけなのに...

どうしてうまく

いかないんだろう?

「守るために!」

「守るだめに!

「守るために!!」

「守るために!

「守るために!」

守るために!

そうだろう?

アラジン。

俺たち人間は

そういう風に

できている。

家族一人を

守るために

剣を取る父親から、

る奴は、

許さない

大帝国を守るために

兵を起こす母親まで。

築いたものを

守ろうとする時に

人は武器を

手に取るんだ。

夢を叶え、

夢を描き、

そして、

どんなことでも

する........

なんのことはない。

俺が憎んでいた戦争は

人間の自然な感情を

原動力にしていたんだ。

世界ではなく

人間が、

そういう風に

できていたんだ。

...!!?...

悲しいね...

人間が人間らしく生きる限り、

世界のシステムを何度

作り変えても、戦争や理不尽は

なくならないんだから。

やっとわかったよ。

おじさんは

悲しいんだね?

だから人間の

心そのものを

......

ルフでか

書き変えて

しまったのかい?

...アラジン。

君は俺が

神の力を

行使することに

批判的なようだな?

しかし君は..

そもそも一体誰が

俺を神の座に

着かせたのか、考えた

ことがあるのかね?

ああ。僕は

おじさんのやろうと

していることには

賛同できない。

前にも言っただろう?

誰が.....

おじさんを神様に

したかだって...!?

ダビデやアルバやウーゴでさえ、

シンドバッドは死ぬと考えていた。

しかし俺は蘇った。

これは一体どういうことだ?

これこそが、

ソロモンの意志

なのではないか?

「第四の迷宮」へ

とある空間

第343夜

「第二の迷宮

ブァレフォール

「第三の迷宮」

ゼパル

「第一の迷宮」

バアル

シンドバッドおじさんが

神様になったことが..

ソロモン王の意志だって!?

そうだ。俺は聖宮に挑む時

鍵となる『ソロモンの知恵』

なしでは自殺に等しい

行為だと自覚していた。

ダビデやアルバ、

聖宮を創ったウーズでさえ、

シンドバッドは死ぬと

考えていたんだ。

しかし、俺は蘇った...

これは一体

どういうことなのか?

これこそが

ソロモン王の意志

なのではないか!?

いや、もしかするとソロモン王よりも

もっと上にいる。誰かが

俺を神に仕立て上げようと

しているのだ。だとすれば...

君一人の

ちっぽけな倫理観で、

俺の行いを否定するのは

まったく傲慢なことだ!!

アラジン!

だから俺は、君たちの

説得だけでは決して

止まらないよ!

聖宮の力で世界を

進化させ続ける!

アルバさんや

ダビデはそういう

仲間なのかい?

彼らは常に

俺の寝首をかこうと

狙っている。

対等に近いから

仲間なんだよ。

そうだ。俺を止めたければ

力ずくで止めるしかない。

が...それは俺を神に選んだ

ソロモン王への反逆だぞ!?

君はソロモン王の使者だろう!?

「アラジン。もういい加減に

俺たちをアルマトランから

解放してくれ。君は

過去の滅びた世界のマギだ!!

「ぐっ...!!!

おじさん。

あの時の答えを

今言うよ。

僕は滅びた世界の使者じゃない。

この世界で一人の人間に

なったんだ

だから遠慮なく、

僕一人のちっぽけな

倫理観のために戦うよ。

フリノハくんや

白龍くんも

自分の信念で

命を懸けて

ここへ来た。

僕も自分の

意志で

立っている。

しかし、君という

存在自体が

アルマトランの...

関係

ないね!!

.....

...迷いを

断ち切ったか..

いい面構えだ。

アラジン!!

相手になろう。

果たして俺に

勝てるかな!?

君と

アリババくんで、

カずくで

止めてみろ!

四つ目の「迷宮」は

あれか?

第四

狂気と

...

アルバさん

早くしないと

陽が沈んじまい

ますってば!

何をそんなに

焦っているんだい?

アリバパくん!

アルバさんこそ、

なんてそんなにのんびり

しているんですか!?

世界消滅の危機ですよ!

私には関係の

ないことさ。

関係ないかぁ...

もう、

「あのお方」の声も

聞こえなくなって

しまったし...

えっ?

早く終わんないかなぁ、

これ。

......

...

そういえば俺、

アルバさんの知り合いに

会いましたよ。

そうなんだ。

はい。セッタさんと

ワヒードさんたちに。

...何

言ってんの?

俺、ちょっと

死んでた時期が

あったんです

けど...

その時に

行ったん

ですよ...

イル・イラーが

封印されてる

次元に。

...

「あのお方」に

会ったの!?

イル・イラーの

ことですか?はい。

一応会ったって

ことになるのかな?

いやいや...

できるわけないさ。

なぜ君が

「あのお方」の

元へ行けるんだ?

さぁ。強いて言えば、ベリアルの魔法の

おかげですかね?よりによってなんて

イル・イラーの次元へ飛ばされたのかは

わからないんですけど...

...あっ。

アルバさんたちが

マグノシュタットに

次元の穴を開けたせいで、

次元の境界が薄くなってた

からじゃないかって、

セッタさんは

言ってましたけどね!

.....

信じられない

君は一体...!?

俺はその人たちの

力を借りて、

こっちの世界に

戻ってきました。

いわば死後の世界って

やつですよ。そこには

アルマトラン時代に

死んだ人たちが

いっぱいいて...

もし本当だとしたら...

なんであいつらは、

君一人だけを

生き返らせたんだ?

色々事情が

ありまして。

「あのお方」は

なんて言ってた?

私のことは?

何か言ってなかった?

ねぇ、何か

教えておくれよ!!

...はい...

そもそもあの時

俺は行こうと思って

イル・イラーの元へ

行ったわけじゃ

なかったんですよ。

洛昌での戦いで

白龍に負けて、

呆然自失って感じで

気づいたら

とある空間にいました。

暑くも寒くもない、

誰もいない......

奇妙な空間でした。

そこで俺は延々と、

自分が今まで

生きてきた闇の記録を

見せられました。

ボーッと

座っていると、

ただただ流れて

くるんですよ。

俺が生きてた時の

記憶の光景が..

延々と。

繰り返し。

れ?れ

何十回も、

何百回も

眺めている

間に...

生きている間

何もできな

かったな...

そしてふと

気になったんです。

他のやつらは今頃

どうしているん

だろう?って。

賑やかな

新入りが

来たのぉ~

ああ、俺は

死んだんだなぁ...

って実感が

わいてきました。

...?

カタカタ

やかましいんじゃ。

ワヒード。

彼は死んだばかりで

記憶が新鮮なんだよ。

だから再生が賑やかだ。

自分以外の存在に

意識を向けた瞬間に、

びっくりしました

俺の周りにたくさんの

人間が現れました。

わしらは

性欲も食欲も

遠い音じゃのぉ...

セッタ。

嘘をつけ。君の

記憶はその分野で

大いに固着している。

未練が濃い証拠だ。

未練

かあ~

お兄ちゃん、誰?

どこから来たの?

いや、正確には

初めからそこに

いたんです。

ぼうず、

どこから

来たんじゃ?

どこから

来たにせよ、

君はもう

死んでいる。

そいつらの顔を

見ている内に、

気づいたんですよ。

似ている..

アラジンが

見せてくれた

アルマトランの

人たちに...

おまえも

イル・イラーの一部じゃ。

もうここから

出られんぞ。

ここから

出られない?

俺、死んでいた時期が

ありまして。

その時に奇妙な空間へ

飛ばされたんですよ。

最初はわけが

わかりませんでした。

なんだ...!?

俺はさっきまで

白龍と戦っていた

はずじゃなかった

のか...!?

落ち着きたまえ。

君は死んだんだ。

!?

体の感覚がねぇ。

なんだこれ?

どこだここは?

こいつら...

誰だ!!?

死んだ!?

いや俺は

死んでねーよ!

ここにいるし...

お兄ちゃんも

アルマトランで

死んだ人じゃ

ないの?

アルマトラン...!?

......

見覚えがある..

あんたらアラジンの

魔法で見た...

アルマトランで

ソロモン王の仲間

だった人たちだ。

そうだよ。

アラジンって誰?

...!

ほんとだ...

「異種族」の

ひとたちも

いる......

..!!

すげぇ...俺今、

アルマトラン時代の

伝説の人たちと

喋ってるのか。

俺、あなたたちの

こと知ってます!

あなたは奥さんの

尻に敷かれてた

魔導士だ!

余計なお世話じゃ!

あなたは

イスナーンの

弟さんだ!

君、なぜ兄さんを

呼び捨てなんだ!?

君の最期は...

ううっ...

かわいそう

だったな...

そうでも

ないよぉ~!

ハイ、次は

パパの番だよ。

よっしゃ!

あの.....

なぜ石を積んで

いるんですか?

なぜって..

他にやることが

ないからじゃ。

...!?

そういやみんな、

何してるんだ?

ボーッと座ったり

無意味そうなこと

したり...

うんうっ!!

あの...ここは

イル・イラーの中

なんですか?

そうだよぉ!

ここは死後の世界

なんですか?俺の

死んだ親父や

おふくろは

どこに?

いないんじゃないか?

君はアルマトランの

人間じゃなさそう

だしな。

俺は

やっぱり...

死んだん

てすか。

そうじゃ。そして

ここから出るのは

無理じゃ。

そんなやつは

見たことがない。

し...死んだ.....

俺が...!?

あんな中途半端な

ところで...!?

俺は..

まだ死にたく

ねぇよ。

えっ、

生き返った

やつがいる!?

何か...何か方法は

ねーのか...!?

でも一人だけ、

ここから出て生き返った

やつがいたな。

あいつは例外じゃろぉ。

前例かあるなら

俺にも希望が

あるかも

しれない!

誰なんですか!?

その人は!

誰って..

ダビデだよ。

...ダビデ?

ダビデって...

あのダビデ

ですか?

どのダヒテだ?

ソロモン王の父親で、

長生きの...

アルマトラン時代の

悪い魔法使いの。

おお、よく知っとるのぉ!

そのダビデもつい最近まで

ここにおったが

生き返ったんじゃ!

どういうこと

ですか?

そもそもアルマトランで

死んだ者は黒いルフとなり、

イル・イラーの元へ還るんだ。

ダビデとて例外ではなかったらしく、

僕たちと共にこの空間へ収容された

というわけだ。

僕たちにとって...

ダビデは仲間や家族を

殺した憎い仇だ。

でも不思議だな。

ここへ収容

された途端に、

僕たちは感情を

忘れてしまった。

怒りも悲しみも

生への執着も

手放してしまってね。

時間が無限に

感じられるせいかな。

だが

ダビデだけは違った。

彼は意気揚々と

とある「確信」について

語り続けた。

フハハハ!!

ついに繋がったぞ!!

半堕転の特異点と

繋がった!!

思った通りだ!!

このシンドバッドという

特異点と一体化すれば、

私は再び地上へ舞い戻れる。

次元の穴は必ず開く。

私にはわかるんだ!!

フハハバハハハ!!

おじいちゃんついに

ボケちゃったよ

ここ退屈だもんね~

イカれたおやじじゃ。

そう思っていたよ。

だがある時、

鷲愕する出来事が

起きたんじゃ。

地鳴りと共に

次元が切り裂かれ、

穴が開いた。

さらにその後、ダビデは

地上へ舞い戻った...

そう、

なんとすべては

やつの予言通りに

なったんじゃ。

さて行くか。

「聖宮」の力を

手に入れに...

鍵は「ソロモンの知恵」

だな。そうすれば

私は神になれる...

こ、

こいつっ...!?

ありがとう。

君たちの死も

すべては布石だ。

ゾッとした。

それまでダビデのことは

凶悪ではあるが

単なる愉快犯、狂信者...

そんな風に見くびって

いたんじゃ。

違うって?

でも違った。

やつが確信したことは

必ず実現する...

やつはワシらとは

違う。

やつはもしかしたら

もっと何か巨大な

使命を背負って

生まれてきた

特別な存在

なのではないか?

やつはこの無限の時間の中で

一人だけ自分が生き返ることを

確信し続けていたんじゃ。

恐ろしいことじゃ。

常人の精神力ではない。

ワシらはあっという間に

生きることを

諦めてしまったというのに...

ダビデ...

やつは

恐ろしい男だ。

やつが確信したことは

必ず実現する。

じつげん

まさに「連命」の体現者。

うんめい

たいげんしや

それがダビデだ!

あれっ?

ちょっと待って

ください。

「シンドバッドと一体化すれば

私は再び地上へ舞い戻れる」

っていうダビデの言葉は...

どういう意味ですか?

言葉通りの

意味じゃろう。

ダビデが

舞い戻るとどう

なるんですか?

君たちの世界は

ダビデに

滅ぼされる。

アルマトランの

二の舞だ。

シンドバッドは

乗っ取られる

じゃろう。

乗っ取られる。

滅ぼされる...!?

しかも奴にとって殺戮は

別の大きな目的のための

手段に過ぎないらしい。

仲間・家族.....

なんとも思っていない。

奴には感情がないんだ。

そんなの...困ります!!

止めにいかねーと!

無駄無駄!

次元の壁は

越えられん!

残念だが、君も

ここで:過去の記憶と

無限の時間を持て余し、

無感動になっていく

だけだ。僕たちと

同じようにな...

そんな...!

だが

変じゃのぉ~

あいつなぜ

まだあんなに

元気なんじゃ?

ワシらはここへ来た瞬間に

生き返ろうなんていう

感情は消し飛んで

しまったもんだがのぉ〜

へえ~

なんだか

おかしなお兄ちゃんが

来たねぇ~!

俺、

生き返りたいん

ですよ!

またその話かアリババ。

石積みでもしてろ。

その内何もかも

どうでも良くなる!

どうでも

良くなんか

ないですよ!

アリババはここに来て以来、

ずっと調べまわったり

みんなに話を聞いたり

しているな。

ねぇ、セッタお兄ちゃん。

「生き返りたい」

ってどんな気持ち

なの?

...

さあな。でもテスも

大昔は生きていたん

だよ。

ふーん

生きたいって、

どんな気持ちだっけ?

わからないなぁ...

変なの、

あのお兄ちゃん...

そういえば、

ここにいる人たちみんな

魔導士じゃないですか。

力を貸してくださいよ!!

力を貸すも何ものぉ。

そもそもワシらは今、

魔法が使えんのじゃ!

えっ!?

なぜですか?

ここにあるモンは

何もかもが幻じゃ!

ワシらの体もな。

ルフが宿っていない。

当然魔力もない。

だから魔法も使えない。

そっかあ...俺の体にも、

ルフはないんですかね?

ないよ。

ああでも...

この石には

ルフがあるな。

えっ!?

石!?

この石だけは

幻じゃないんだ。

『次元の穴』から

拾ったんだ。

次元の穴!?

ほら、この闘話しただろう?

ダビデが蘇る少し前に、

奴の予言通りに

「次元の穴」が開く

騒動があったんだ。

その時に、穴の向こう側から

様々なものがこちら側へ

紛れ込んで来たんだ。

向こう側では何やら

戦争をしていたな。

頭からたくさん手が生えた

黒い巨人がいて..

はい。たぶんそれ

マグノシュタットの

戦争と「依り代」の

光景なんですよ

ってことは、

これは俺がいた

世界の石...?

つまり幻じゃない

物体とルフが

ここにあると?

そうだな。

ワナワナ

ただ、大収穫じゃねーか!

ルフって魔力の源だろ!?

つまりこの石を使えば...

魔法が使えるってこと

じゃないんですか!?

女んだなんだ

ねんだなんだ

アリババ

お兄ちゃん!

聞きたいん

だけど...

んっ?

そういえば

そうじゃのぉ。

考えも

しなかった。

特にやりたい

ことがない

からな。

......?

生き返って

どうするの?

特にやりたいことも

ないし......

僕はここでこのまま

石積みていいと思う

けどなぁ...

テス...

おお、

そうじゃ

そうじゃ!

俺はやりたいこと

いっぱいあるんだ。

会いたい奴、守りたい国

守れなかった約束、

やり残したこと、

まだ知らないことがたくさん...

お、俺一度も女の子と

付き合ったことすら

ないんです!

お願いします!

みなさんの力を

貸してください!

お、おまえ女を

知らんまま死んだのか。

なんてかわいそうな

奴なんじゃ!

しかし、この物質も白いルフも

アルマトランのものじゃないぞ。

僕たちでは使いこなせるか

どうか怪しいが...

これがアリバパくんの

世界の石ならば、

アリババくんなら

使えるんじゃないか?

魔法って

どうやって

創るの?

パパ。

えっ!?

どう創るって

そりゃあ......

いや、まずはその

生き返る魔法ってのを

創らないと...

...頑張って

創るんじゃ。

テスのパパはそういう

難しいことは苦手なんだ。

頭脳労働はウーゴや僕に

昔から任せきりで...

やかましいわ!

ワシだって魔法ぐらい

創れるわ!

書く物持ってこい!

超速で魔法式組んでやる!

しかし

生き返る魔法とは?

精神感応系だろうか?

いや、力魔法だろう。

まずは次元を超える

ということだから...

なんだか、

賑やかに

なってきた。

時間だけは有り余って

いるから、研究し放題だな!

次元に干渉する

魔法式とは?

未知の魔法の発明か。

久しぶりだなぁ~

この感じ!

うらぁ

アリババ!

修行ある

のみじゃ!

いざ魔法式が

組みあがっても、おまえが

魔法を使えないことには

生き返れんぞ!

石のルフに命令を送るって

どうやるんですか!?

魔法使いじゃない俺に

てきるんですか!?

僕がコツを

教えてあげ

ようか。

おっ、テス

ありがとう!

アリババお兄ちゃんの

会いたい人ってどんな人?

色々だよ。

俺の世話になった

人たちがピンチなんだ!!

いーん。

お兄ちゃんの

ママは?

どうせ暇

だしね!

俺のおふくろは

死んだから

いねーんだ。

そうだなぁ。

テスが死んだ時も

テスの母ちゃん

悲しそうだったなぁ。

ふーん。

悲しいね。

ふーん...

ママかぁ...

ん?

どうした?

僕、ママに

会いたいなあ。

......

こういう気持ち、

どうして忘れて

たんだろう?

僕ママに会いたい!

やったー!

魔法式が

できたぞー!!

なにこの石像!?

かっこいい!

そっかー...

アリババ

お兄ちゃん

生き返ったら

いなくなっちゃうん

だね。

アリババが生き返るのにも

体が必要だろうからな。

例の石で作ってやって

いるんだ。どうせ暇だしな!

いいかアリババくん。

僕たちが創った

この大魔法は、

次元と次元を一瞬だけ

繋げる魔法だ。

君は、そこを通り、

元の世界へ帰る

というわけだ。

じゃあ俺は、

またここへ戻って

来られるんですか?

いや。

この大魔法の負荷は

生身の人間に耐えられる

ものじゃない。

変な言い方だが、

死んでいる君だからこそ

一度だけ使える離れ技だと

思ってくれたまえ。

気の遠くなる修行だぞ。

おまえは石でできた仮の体を

動かせるようにならねばいかん

100年に感じるか

2008年に感じるか―...

正気でいられるかのぉ?

やって

みせますよ。

しゅっぱ

出発の日

じゃあ行ってきます!

今日までありがとう

ございました!

おお、

止められると

いいのぉ!

おまえの世界の

滅亡!

それも

なんですけど...

俺、もう一つ

やりたいことを

考えたんですよ。

やりたい

こと?

俺がもらった

この魔法って、次元を

繋げるんでしょう?

ルフを繋げることも

てきたりしないん

てすかね?

ルフを繋げる?

どういう

ことだ?

俺たちの世界で死んだ奴は

白いルフになり、

大いなる流れって場所に行く。

でも、堕転した奴らは

黒いルフになって仲間はずれだ。

イル・イラーの中にいる

あなたたちも別の場所。

アル・サーメンの奴らも

また別の場所......

なんで死んだ人たちは今、

バラバラにならなきゃ

いけないんですかね?

もし全部繋げられたら...

会えるのか...

兄さんに...!

ママに

会いたい

っっ!!!

家族に会いたい:

ママに

会いたい..

会えるのか

ファーランに

違います!俺が

そうしたいんです。

アリババ、ワシらに

恩を売るつもりなら

もっと早くから言えば

良かったのにのぉ?

生きるのも

世界を救う

のも、

もう誰かに

理由を求めたり

しない......

誰にも望まれなくても

自分の意志で生きる...

そう決めたんです!

彼のおかげで

久しぶりに

楽しかったな。

変なやつ

だったのぉ!

一人だけ元気で

生き返ることを

信じ続けて......

まるでアイツの

よう......

いってらっしゃったりババくん

ハハハ!

まさかな!

第346夜

でもない未来

ない。

ダンジョン

第四の迷宮『フルフル劇内部

ーということが

あって、俺は

生き返ったんですよ。

ダビデの『確信』は

必ず実現するだって?

はい。ダビデは

シンドバッドさんを乗っ取り、

聖宮の主の座に着くと

確信」していました。

『ゾロモンの知恵』を狙って

いるとも語っていたそうです。

俺はそれを

止めたくて

生き返ったん

ですが...

でも、

どっちも実現

しなかった

じゃないか

そうなん

ですよ。

ダビデ老はシンドバッドを

乗っ取るどころか、

懐柔されて手下に

なっちゃったよ!

そうなんですか!!

最後の最後に聖宮の主に

なったのはシンドバッドさ。

ウーゴと「7人のジンたち」を

味方につけてね。

そんなことが

あったんですか...

ウーゴくんも

シンドバッドさんの

味方か...

...

私は...

......

”あのお方”の力を

取り戻すどころか、

私自身も力を

失って...

私、

生まれて初めて

独りになったわ。

もう、あの

愛しい声も

聞こえない...

静かだなぁ...

......

......さん

アルバさん!

んっ?

...えっ?

アルバさんも

シンドバッドさんの

味方で、世界をルフに

還したい派なんですか?

シンドバッド?

あれっ?

じゃあアルバさんは、

これから

どうしたいんですか?

これから

どうしたいかだって?

ようこそ

アリババくん!

「第四の迷宮」

『フルフル』へ!

俺が四つ目の「迷宮」を

攻略したのは、

二つ目のシンドリア王国を

建国した直後だった。

......

このお決まりのイベント

もう飽きたなぁ。

大事な話を

しているところ

なんですから

よく聞いて

ください!

最初のシンドリア王国は、

パルテビア帝国の侵略により

滅ぼされてしまったんだ。

その時に、

多くのシンドリア国民が

堕転した。彼らの黒いルフを

俺は体に取り込んだ。

そしてこの頃から、

俺にはダビデの声が

聞こえ始めたんだ。

この話は以前

アリババくんにはしたな。

はい。

俺は今アジンドリア建設する前に

ルフが投げしてしまい

ダビデが言っていた

「半頃転の特異点と繋がった」

っていうのは、きっと

このことだったんだよな。

うーん?

てことは

やっぱり...?

ダビデの『確信』は

部分的には実現してる

ってことになるのか?

汝に問う!

ええ!?

シンドバッドさん!

もうこういうのは

やめましょう!

太陽が傾いてきている。

時間がないんです!!

そんな掟を

「世界のすべてを

ルフに還す」のも

やめませんか!

それ以外にいい方法は

ないんですかね!?

ない!

なぜならこれが

『運命』だからだ。

アラジンにも

語った通りだ。

俺が神の座に

着いたのは

俺の力ではない。

ソロモン王や、

またはさらに上位世界の

神々たちの意志が

俺を選択した。

その摂理の前には

俺や君個人の

倫理観は無意味だ!!

「世界をルフに還したい」

と願っている、

俺というただの人間を

神に仕立て上げた

者たちがいるのだ。

だから俺は

運命の波のままに

俺の願いを叶える!

俺はルフに

還りたく

ありません!

ならば止めてみろ。

君たちが

正しいなら、

ここで俺を

倒せるはずだ!

そして勝者が

選ぶ道こそが、

真の『運命』

なのだろう!!

それを戦って

見極める!!!

ふむ...

えっと

どっちが勝っても

別にいいよ。

えっ、

なんて!?

そうかな?

楽しみにしてて

くださいよ

アルバさん。

だって...

シンドバッドが勝てば、

世界はルフに還る...

そして

アリババくんが勝っても、

ソロモンの世界がまた

延々と続くだけなんでしょう?

なんだかどっちも

私はうんざりだ!

えっ?

きっと、その

どちらでもない

未来になる...

俺、なんだかな気が

そんな気が

するんです!

なんだっ

て...!?

魔装・

フルフル!!

しよう

勝負!!!

第347

虚無感

無意味な戦いだ。

アリハハくんは

何を考えているんだ?

「シンドバッドが勝てば

世界はルフに還る。

でもアリババくんが勝っても、

ソロモン王の世界が延々と

続くだけなんでしょう?」

「楽しみにしてて

くださいよアルバさん。

そのどちらでもない

未来になる...

俺、そんな気が

するんです!!

......

無理無理。

勝てないに

決まってるよ!

「運命」だから...

偉い神様たちと

戦うからなんて理由で、

俺はルフにされたく

なんかありません!!

君もアラジンと同じだな!

あるいは、君ならばという

予感もあったが...元より君たちに

理解できるはずもない!!

「運命が見えなくなってきている。

アリババくんが戻ってきてから

少しずつくるってしまった。

世界中の国々を仲間にするのは

簡単だったのに、なぜ彼一人だけが?

なぜ、俺たちに

理解できるはずが

ないんですか?

あなたが理解して

もらう努力から

逃げていただけ

なんじゃないですか!?

なんだと?

俺たちは何度も

話し合おうとした。

あなたは

話さなかった...

だから、誰からも理解して

もらえなかったんじゃ

ないんですか!?

シンドバッドさん!!

では言わせてもらうが

これは俺たちを「運命」の支配から

解き放っための戦いなんだ。

俺たちの上にかつて

イル・イラーがいたように、

イルメラーの上にも神がいる。

「運命」の支配から

解き放つための戦い?

俺たちの未来など

彼らの気まぐれ一つで

変えられてしまう...

ウーゴは、魔法でイル・イラーを

引き摺り下ろすことには成功したが、

すべてを覆すにはもっと

巨大な力が必要なんだ。

君たちには

「連命」を誰かに握られている

という感覚は理解

できないだろう...

実に幸運なことだ。だが、

永遠に理解できないままでいられる

とは限らないじゃないか

アルマトランでの惨劇を

見ただろう!?

アルマトランでの

惨劇...!?

アルマトランの魔導士たちは、

ある時全員が「運命」をはっきりと

理解してしまった!

すると、それまで

自由意志で生きていたと

思い込んでいた自負が

一気に崩壊してしまった...

戦っても、努力しても「家族を守ってる」

何をしても無駄、すべて誰かの

手の内という感覚だ。自分が

神の操り人形だったという事実...

すなわち「運命」!

それを理解した時の

圧倒的な虚無感......

そんなものに人間は

耐えられないんだ!!

結果、どうなったか

見ただろう!!

えない...!!

そうだ...

俺たちは

がまんならない

「運命」の存在

そのものが

アルマトランの魔導士たちは

「運命」の存在を否定する、

ただそれだけのために

世界を滅亡させる

戦争を起こした!!

神ですら尾無感には潰される。

ウーゴは壊れてしまった。

革新する目的を持てず、延々と

世界を管理し続けていたからだ。

俺は同じ轍を踏みたくない。

圧倒的な

「虚無」を生み出す、

縦に連なる

「連命」の文配構造...

こんなものは

間違っている!!

俺は間違いを

正したいだけだ!!

...

いや、理解

できました

...まあ、運命」を

破壊するのが俺の「運命」

といったところだ。

君には理解しようも

なかったか?

つまり、

シンドバッドさんは

みんなを守るために

戦おうとしているん

ですよね?

単純に今いる人たちを

十年二十年生かすため

だけじゃなく......

いつか来る、俺たちが

「運命」を理解して虚しさに

心を食い殺される日を

避けるためには、「運命」を

司ってるやつらを

倒すしかない

そういうこと

ですよね?

......

そうだ。

これはシンドバッドさんの

革新のための戦いであると同時に、

みんなを虚無から守るための

戦いてもある。

あなたには

大義名分がある。

なのに、みんなには理解して

もらえない......

俺には

理解できました...

......

でも、俺は嫌気が

さしました!

大義名分のためなら

なんでもする自分が心底

いやになりました!

シンドバッド

さんは、

バルバッドで俺たちを

助けてくれた頃から

何も変わっていません!!

何を...

言っているん

だ......!?

これはみんなのための

戦いなんだって思うと...

なんでもできや

しませんか?

大義名分があると...

立ち止まれなくなりや

しませんか?

.......

俺はシンドバッドさんの

いいところをたくさん知ってます!

革新を求める冒険者、

でも、みんなを守ろうとする

王者の顔も

あなたの一部です...

今、どっちのために

戦っていますか?

......?

大義のために、

守りたいもののために、

我を忘れてはいませんか?

守るためになら

なんでもする。

俺たちは..

俺たちは......

「築いたものを

愛しすぎてしまうと、

いうことさ」

「家族一人を守る父親から

大帝国を守る母親まで」

守りたい気持ちは

自然な気持ちだ。

だが、皮肉なことに、

そのために戦争を起こす」

「俺たち人間は

そういう風に

できている」

「そして

どんなことでも

する......

夢を描き夢を叶え、

守る時に俺たちは

武器をとるんだ」

あなたは今、

自分がそうなって

いることに

気づいていますか?

...

ふ......?

なるほどな。

俺は「聖宮」に入る時に

大義名分にしがみつくことは

やめたと思っていたんだ。

だが、今の俺もまた、

過去に愛した者たちを

捨てきれない、ただの人間の

ままだということか。

そうです。

だから冷静になって

もう一度考えて

みましょうよ!

では、君はどうしたいと

言うのだ?このまま

ソロモン王が作った世界のまま

でもいいというのか?

いつか誰もが

「運命」を理解して、

虚無感に心を壊される。

そして仲間だった者同士で

殺し合う......

ああ...

変わって

どうし

その可能性に

見て見ぬふりを

してもいいというのか?

...

はい。

遠い未来よりも、

今を精一杯生きることが

大切です。

そうです。

やはり

無理だったか...

と、

以前の俺なら

答えていた

てしょう!

でも、俺って

すごいんですよ。

一度

死んだんですよ。

そして

生き返りました。

だから、

シンドバッドさんとも

アラジンとも

ぜんぜん違う...

別の作戦を

思いついたん

ですけど!

「聖宮」を壊すべきだ。

ルフに白も黒も

なくすために!」

「世界をルフに選すべきだ。

運命の支配から

逃れるために!」

俺はアラジンとも

シンドバッドさんとも

全然違う...

別の作戦を

思いついちまい

ましたけどね!

別の作戦

だって!?

大魔法の可能性

第348夜

君なんかが?

いやいやアルバさん。

俺ってすごいんですよ。

そりゃもうシンドバッドさんや

アラジンよりスゴいんです。

いいですか?

一度死んで

生き返った

人間がどこに

いますか?

ええ?

人として死に、

神と一つになり、そして

再び人に戻ってきたのは

古今東西俺だけでしょう!!

...???~~~!!

いや...私とか...

精神体じゃ

ないですか!

でも俺は

生き返りました!

それはいろんな人が

協力してくれたからです。

なんだって???

そして

それこそが...

この俺の力

なんです!!

確かに!

俺個人は

シンドバッドさんやアルバさんより

能力はありませんよ!

でも、みんなでやれば

シンドバッドさん一人より...

アルバさん一人より...ものすごいことが

てきると思うんですよね。

自信があります!

......

...みんなでやるなら

君の自信じゃ

ないんじゃ...

みんなを

巻き込んで

スゴいことを

してかすのが俺の

力なんですってば!!

そして残念ながら、

シンドバットさんや

アルバさんも俺に

巻き込まれる人間の

一人です。

!?

俺の商会が

成功したのだって

シンドバッドさんが

助けてくれたから

じゃないですか

俺一人じゃ売れな

かったと思うな!

なんで助けて

くれたんですか?

よくわからない

てしょう?

『運命』を見渡せる

シンドバッドさんにも

よくわからないことを

やる俺って

スゴくないですか?

...

......

ほう。

確かに。

えっ!?

シンドバッド...

聴く価値は

ありそうだ。

話してみたまえ。

その前にアラジンも

ここに呼んでください

シンドバッドさん。

そうでないと意味が

ありません!

バッッ!!

だいさん

「第三の迷宮」「ゼバル

えっ?

あれ?なんで?

ゼバルとの

戦いは?

よぉアラジン

話があって

転送したんだ!

いいですか?

皆さん。

シンドバッドさんの

作戦は...

縦を繋げる伝統

上位世界へと続く

世界の天井を壊す。

そうだよ。

そんなの良くない!

みんな自分の意志で

精一杯生きて

いるんだから...

てもこれだと

今生きてる人たちは

死んで全員ルフに

なっちまいます。

神B

一方アラジンの作戦は...

一方アラジンの作戦は...

横を繋げる

出してす。

「聖宮」を壊してルフの色分けを無くす。

でもこれだとシンドバッドさんの

言う通り、運命はどこかの神様に

握られたままです。

じゃあ、

どうしろって

いうのさ?

みんな...

どうして

思い付かないのか

疑問ですね...

!?

俺なら...

縦の壁も:

横の壁も...

全部取っ払っちまえば

いいと思いますけどね!

縦の壁も

横の壁も?

どういうことだい

アリババくん?

つまり

こういう

ことさ!

俺は一度死んだ。

俺は一度死んだ。

ベリアルの鎌で

別の次元に

飛ばされた。

そして

戻ってきた。

つまり、次元を

超えたんだ。

この、俺が戻ってきた時に使った

この俺が戻ってきた。「入門法」が鍵なんだ!

鍵?

大魔法?

そうだ。それは

次元と次元を

一瞬だけ繋げる魔法

だった。

つまり理論的には、

イル・イラーの世界と

俺たちの世界を一つに

繋げるのは可能だ

ってことだろう?

うーん?

バルテビアに

建ってたみたいな

高い建物を

想像して欲しいん

だけど。

プレミナーは

...

シンドバッドさんのは、天井を壊して

上の階にいる大勢の人たちを

倒しに行こうっていう作戦でしょう?

俺たちは

1階にいる。

...そうだ

天井を壊すのはいいと思うんですよ!

世界に上も下もなくなれば、

俺たちは誰の操り人形でもなくなる。

てもシンドバッドさんは

そのためには「巨大な力が必要だ」

と言った...

果たして本当に

そうでしょうか?

俺が生き返った

時みたいに、

少しの力でもそれは

可能なんじゃ

ないですか?

......

あれっ?

じゃあつまり、おじさんの夢は

別にみんなを殺さなくても

達成できるってこと?

そうだ!

てもそれだけじゃ

足りねぇ。

ルフの在処は

バラバラなままだ!

聖宮を

壊せば、

俺たちの

世界だけは

ルフの

在処?

アラジン、おまえは

言っていた。

ルフに白も黒も

なくなる方がいいって。

その通りだ。

分け隔てのねぇ

楽園になるだろう。

ても俺はアルマトランの

人たちも助けたい。

アルマ

トラン?

そうだ...

イル・イラーの中に

閉じ込められてる

人たちがいる。

アル・サーメンになって

異次元を彷徨っている

やつらもいる。

いつ、どの世界で、

どうやって死んだかで

バラバラにされている。

これは、

どうにもできねぇ

世界の悲しい

絶対法則なのか?

いやいや

そんなことはない!

その全部を繋げられる

かもしれねーのが..

大魔法...!!?

ょほう

おわ

俺の大魔法

なんだ!

そうだ!

俺の

『次元を繋げる魔法』

なら......

俺たちを隔てる

世界の縦の壁も、

ルフの横の壁も

壊して繋げられる!

「運命」を誰にも

支配されず、

ルフに差も

なくなる...

どうだ!

全部解決じゃ

ねーか!!

......

おお!?

...

...

あら...?

なんだか話が

予想外の方向に?

シンドバッド王は

どうするのだろう?

!?

ダメだよ...

ダメタメダメ

ダメダメタメ。

そんな魔法は

許されない!!

絶っっ対に

不可能だよ...!!

どういうつもりだ?

アリババくんは...

俺の「次元を

繋げる大魔法で...

世界の縦の壁も

横の壁もとり壊す!

巻き込ま

まれる秋間

......

つまり、神の

多重構造の撤廃と、

ルフの完全統合が

両方やるって

いうのは思い

つかなかった。

だろぉ?

この聖宮での

戦いは......

真に神に相応しい者を

決める戦いだ。

勝ち残るのは一方だけ。

「運命に選ばれるのは

俺か彼らか。

道は二つに一つだけ。

そう思っていたのに..

アリババくんがこんな

中途半端な妥協案を

出してくるとは。

これからどうなる?

俺にも予想が

つかなく

なってきた

...

ダメダメ

ダメッ!!

な、

なんだ!?

『次元を繋げる魔法』を

少ない魔力でやるなんて

絶対に不可能だよッッッ!!!

ウ、

ウーゴ

くん!?

だって、俺とソロモンが

イル・イラーの魔力を

総動員してやっと1階層

次元の千渉に成功した

だけなんだから。

そう...次元を繋げる魔法ぐらい

ずっっッと音に俺が考えたさ!!

でもあれには神一体分の魔力が

要るんだ!!だから今また

次元と次元を繋げるためには...

ソロモンの創った世界を

全部ルフに還す必要が

あるんだよッッッ!!

で、でもよぉ、

ウーゴくん

...

ソロモン王の世界が

ルフに還って

無くなっちまっても

いいのかよ?

...

あれ...?

そんなの悲しいよ..

どうしよう?アラジン...

.....?

ウーゴくん?

ウーゴの意識は

ダビデの魔法で

混濁している。

そんな!

俺はどう

すればいい?

アラジン。

しかし、誰よりも

優れた頭脳を持つ

アルマトランの

大魔導士には

変わりないよ。

ウーゴ

くん...!

ウーゴくんは

完全に壊れちゃった

わけじゃない。

混乱しているけど

ウーゴくんなんだ...!

ねえ、

聞いてくれるかい?

アラジン。

うん。

そもそもね...

世界の縦の壁は軽々しく

壊しちゃだめなんだよ!

世界の向こうにも

世界があるんだから:

こっちの都合で

侵入したら、

壁の向こう側の人に

迷惑だろう?

はぁ??

順番を入れ替えて

・あのお方を貶めたくせに

よくそんなことが

言えるわね!

怒らないでよ

アルバ!

...

うーん...?

そう言われて

みれば...?

そうだよね

僕たちはイル・イラーのことを

ものすごい悪者だと思っていた

けれど...よく考えたら、僕たちの

思い込みなのかも知れないね。

喋ったこと

ねーもんな。

えっ?

だからソロモン王は

『運命』をバラバラに

したのかな...?

神に立ち向かわず、

神々から

切り離されることに

よって、独立

しようとしたんだ。

てもよぉ、アラジン!

完璧な独立なんて無理だぜ!!

実際、ソロモン王は独立に

失敗してるじゃねーか!

俺たちの世界の天井には

たまに小さな穴が開く。

「暗黒点がまさにそれだろ?

俺たちの外側に神様たちは

いるんだよ!

見ないふりはできねー!

う〜〜ん。

だから俺は...

シンドバッドさんの言う通り、

縦の壁は壊すに賛成だな!

......

壊すって、いつまで

壊し続けるのさ!?

イル・イラーの上は?

そのまた上の人たちは!?

終わらない戦争と

同じじゃないか!

そうだ、おまえたちは

傲慢なんだ!

あのお方、をただの

エネルギー体か何かだと

思っているようだけど違う。

私には声が聞こえていた...

意志はあるのよ。

私たちと同じよ!!

いや...同じではないよ。

上位世界の者たちは

俺たちの運命を一捻りに

できる力を持っている...

だから俺もアリババくんと

シンドバッドの意見に賛成だ。

世界の縦の壁は壊すべきだ...

運命はこの手で

勝ち取るべきだ。

私は反対よ!!

そうやってまだ異次元の

神の力を奪い新たな世界を

創造し続けようというの!?

ソロモンのように..

私は永遠に

滅ぼし続けるわよ!

ね、粘着質!

...!!!...

『運命』は

勝ち取るべきだ!!

世界の縦の壁は壊すべきだよ!

いいや、「運命」は

独立すべきだ!!

世界の縦の壁はむしろ厚くして、

僕たちの世界を守るべきだよ!

...

混沌と

してきたぞ。

しかし、

『運命』について

4人がかりで

討論することに

なろうとはな。

遠い未来の話だと、

今まで誰も

取り合わなかった

というのに...

勝ち取るってことは

相手を負かすって

ことでしょ!?

自分さえ良ければ

他の世界は

どうでもいいの!?

そんなこと!!

...あれっ!?

言われてみりゃ

そうだ!

イル・イラー

かわいそう

こいつらじゃ

らちが明かないわ!

やはり。あのお方

以外はみんな滅ぼす

べきなのよ!

...

どうすれば

いいんだ!?

助けて

ソロモン!

さっきから聞いていて

疑問に思うんだが...

君たちはなぜ、外の世界と

コミュニケーションを取れない

前提で喋っているんだ?

コミュニ

ケーション?

世界を国に

例えて

みてくれ。

わからないよ

おじさん

世界の縦の壁は

「国境」だ。

説明して

すると、アラジンと

アルバが言うのは「鎖国」

アリババくんと

ウーゴが言うのは

「侵略」だろう?

......!?

.....

......

......

......確かに

そうだな。

鎖国派

侵略派

だが、異世界の

生命体たちも

俺たちと同様に:

...

意志を持ち、社会を築き、

異世界の存在に怯えている

だけかもしれないじゃないか

言語が通じないだけで...

ちょうどアルマトラン時代の

異種族たちと同じようにな

その場合、

俺たちが取るべき

行動はなんだ?

それはそうですよね...これからはなんですけどないのか

......

「同盟」か?

そうだ。

閉じこもる

わけでもなく、

侵略する

わけでもなく...

ただ、国境を

正しく管理し、

交流すればいい。

未知の世界に

繰り出し、

未知の生命体と

意志を交わせないかと

まずは試し......

もしかしたら、

互いの世界には存在しない

資源を交換して有意義な

商売すらできるかも

しれないじゃないか...

なぜ、それに

思い至らないんだ?

さっすが

シンドバッドさん!

でも、おじさんも...

世界の縦の壁をこわす

べきだ!とか最初は

言ってたじゃないか。

そ......

そうだな...

は、できるって

言ってるでしょ

ほんとだ..

ああ...だが君たちが

あまりに極端な

言い争いをしている

ものだから...

別の案を

思いついたってわけ?

「すべてを覆すには

巨大な力が必要だ!」

とか言ってたくせに?

それは無知だった俺が

はじき出した

未熟な答えだ。

何言ってるのこの男。

神の男が

こんなにあっさり

意見を変えて

しまうとは、

恐ろしいわね。

本当にね。

あれっ?でも

なんでこんなことに

なったんだっけ?

...

「いろんな人が

協力してくれたからですよ」

「そしてそれこそが

俺の力なんです!」

......

「みんなでやれば、

もっとすごいことが

できると思うん

ですよね!」

「確かに、俺個人は

シンドバッドさんより

能力はありませんよ!

だけど...!!...

いやぁ...

さすが

シンドバッド

さんですね!

俺一人じゃぜってー、

俺一人じゃ

せってー

思いつかなかった

と思うなぁ!

...

『そして残念ながら

シンドバッドさんも

俺に巻き込まれる

人間の一人です

マギ団・完-

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...sighor

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そういって言われるのはキャキャラへあったのですが、

マギ35巻おまlけまんが「疑惑のラブレター

なんだこの手紙?アラジンくんへ♡」かぁ。

ラブレターかな?でもなんでこんなここに

置いてあるんだ?まあここは、

いつもみんなで雑談してる部屋だもんな。

ここに置いときゃ

いつかアラジンも

読むだろうなぁ

確かに.....

でもめっちゃ

中身が気になるな!!

もちろん俺が読んでいいもんじゃ

ねーんだけどな。

やめよ。元に

戻しておこう。

お、よぉ

白龍!

はい

アリババ殿。

アラジンくんへ♡!?

これはいわゆる恋文というものだろうか?

しかし、なぜアリババ殿がこの恋文を

この机に置いたんだ?

何かのいたずらだろうか...いや...

あの人はそういう無粋なのやかしを

するタイプではないな。

今はモルジアナ殿との

結婚式のことで頭が

いっぱいだろうし...

そうだ、結婚式だ!

これはおそらく、式への招待状なのだ。

ならば、これを俺が盗み見ても

物悲しくなるだけだな...あ・いや...

もちろん俺が読んで良い物ではないのだが。

戻しておこう..

ああ

アラジン殿。

何か届いて

ましたよ

えっ?

「アラジンくんへ♡」!?

この手紙、誰からだろう?

なんだかピンク色のルフが飛び交ってる...

浮かれていて...それでいてどこか、

切ないような...

手紙の送り主の

想いを表して

いるようだ。

もしかしてこれはいわゆる...

ラブレター

というものでは!?

僕ににいや心当たりない

それに、こんないつも皆で

雑談してる机にあえて無造作に

置いてあるということは...

誰かの罠なのでは?

いやぁ〜考えすぎだなぁ~~~

こんなまわりくどい悪ふざけ

するメンツはいないもの...

じゃあ一体、誰が僕に?

わたし

アラジン!

えっ!?なんだい

紅玉おねえさん!?

そのお手紙は

あなた宛よぉ。

マグノシュタットから

届いたのよぉ。

えっ、

マグノシュタットから!?

アラジンくんへ○○最近、とってもかわいい子犬を聞い始めました。

飼い始めましたのって

この子がいれば、もう独り身でも

さみしくありませんのって

ヤムライハより

おわり♡

マギ85

少年サンデーコミックス

2017年8月23日初版第1刷発行

(検印廃止)

発行

ヒロ君は

六高大

CShinobuChrakk.201

佐上靖佐

図書印刷株式会社

大丈夫ですね。こちらのおいしいのは、ありであった。お前、お客様は同じような

「週刊少年サンデー」2017年第13号、第15号〜第35号掲載作品

連載担当/小倉功雅

単行本編集責任久保田滋夫

単行本編集ノ小倉功雅ノ多賀映子(アイプロダクション

発行所

すでに、キミでもいい人気がオープンし、販売のほうが3550年12月35日-編集(312230)5年8月

(〒101-8001)東京都千代田区一ツ橋二の三の一

「禁小学館

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ISBN978-4-09-127683-4

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