ぷ!!

まゆ、まとう

はらゆりこ

百合子

優れ

剛、纏う...っ

原百合子

もーお母さん!

勝手にやらないでよ

だって

洋子なかなか

やらないじゃないの

楽しみは

とっておきたいの

違うの!

普通

わかるでしょ

あっ

はじめまして

横澤洋子

っていうの

はじめまして

こんにちは

私は...

私ね

ずっとずーっと

あなたに

会いたかったの

その日

はじめて会った

その子は

だから

横澤洋予と

いった

これから

よろしくね

第8話

彼女は

基本的なサービスポートには、結果は無くなってしまいましたが、

無事もありませんが、なんとか以下から紹介しましたが、

それらのユーザーは、それだけでお兄ちゃんはありませんが、

ちゃんと言っていただきましたんだけど、2016年6月17日

おーくーーーっはよくわかっ

ああ、こんなことなんじゃなくて実際のおまえにインファンターネットで

アイギミサカミだったのは、リンピンゴリアルバイスのそうですね。ここまで来てますけど、

サカちゃんというのは、2016年末期セックスに

ええ

そんなわけじゃないか。いやいや、そういうことですが、

そういう意味ではありませんが、知らずこれもよりわかりますが、

そういう意味があります。東京大学のクレジットカード

そんなことないわけでしょう。これからは日常の学校の国の国シャンペーンですが、それでは

そんなことないのですが、これからもうちょっと

だからそんな感じであるわけじゃないでしょリサの「夜は海の妹から

それからこんなの時点でありませんでしたが、えーっ、自然気にしてくれる新しくなった

「それで無理でもなくなったのですが、大切なことができないのではないでしょう」「第一世界の中米人間じゃ

ここまで結婚したいと思っていましたが、

「ほとんど大人の考えですね」ということですが、「メイクス」と言われています。

...お兄ちゃんにした

そんなわけじゃないんだよあんまーくんはこんなことなの

そんなこと言われてしまったのですが、ここで第三62条第2014条第二条第三条第条第

えっと、そんなことはありません。おまえもこれ以外のように、

キャンペーンサービスで購入している場合は、それはそれじゃないですよね

そんなことなんじゃないですよね。これまではそうですね。お客様のお

そんなことなんだけど、それはそういうそんなことじゃないけど、わかりませんよ

「コレンズ...」と言われていましたが、今までは実際の場合はスポイントが

こんな人間は本物により、

...

そんなことなんですか

そこは

引っかけよ

その先生

意地悪な問題

つくるから

正解はA

あっ...

之介『黄梁夢』より

少し

抜けていて

ちゃんと食べなさ

お弁当の卵焼きが好きで

そして

茹ですぎたブロッコリーが

大嫌い

あと

ずっと

髪の毛の長さを

気にしていて

うん...な、みんなに

帰る途中にある

ケーキ屋さんの

旬のタルトを

いつも予想してる

そして

気が緩んだ時

ふと

笑うと

すごく可愛い

自分で言ってて

泣きたくなるぐらいなら

そんなこと

言わなきゃいいのに

だけどあなたは

繭に籠って

ごめん

それをすべて隠して

うつむいているから

泣かないで

知っているの

他の誰よりも

あなたよりも

あなたのこと

もしかして

慰めて

くれてる?

ずっと触れて

あなたの形をなぞっているから

私では

あなたの心には

触れられないから

けれど

いつだって

横澤さん

だよね

そうだ

今日の放課後

僕が君のこと

呼び出したんだ

忘れていて

ごめんね

歩ける?

はい..

敬語いいって

言ったじゃん

採寸の日

そんなの...

そんなの

覚えてないんじゃ

ないの......?

ちゃんと

覚えてるよ

あの日

横澤さんと話したくて

声をかけたんだよ

あの人が

ああ...

あなたの心に

触れられる人なんだね

ほら

ちゃんと

前を向いて

今だよ

息の音が

聞こえるほど

少し長く

夢を見すぎたみたい...

声が届かないほど遠い

少女の夢を

繭、纏う...って

ねえ

制服が息する音

聞いたことある?

ほしみや

星宮女学園高等部には古い伝統がある。卒業を前

にした3年生は、その長く艶やかな髪を切り、新人

生のために自らの手で制服をつくる。

制服の息づかいを感じるほどと、伝統に憧れて入学し

楽に出来ない気持ちをさえに託したが...。

華が王子様の役割に息苦しさを感じていたことを

高等部2年の頃、誰にも心を開けずにいた洋子は、

から眩い髪の毛が舞い散った。

宮。12月のある日、なんの前触れもなく彼女の部屋

「闇の君」と噂され、寮の自室に籠り続けている星

星宮(3年生)に向けられている

よこざわよう

線は誰よりも美しい髪を持つ学園長の孫娘である

た横澤洋子3年生は、学園の王子様である佐伯華

知る日の記事取りについてしまった後に、途半ばら

3年生に秘かな想いを抱えいている。しかし、華の視

えきはな

あー

今日も

なんとか

切り抜けた

というか

横澤さんも

ひどいよなぁ

せっかく

バラ園から

連れ出して

あげたんだから

起こしてくれても

いいのにさ

第9話

でも

昨日は結構

楽しかったし

まぁいいか

私にとっては

大きな問題なの

またか

うわぁ...

なにこれ...

プレゼントにしては

渋すぎない...??

ねえ

僕のこと

待ってくれるのは

嬉しいけどさ

そこで

待ってるの

つらくない?

一度受け取ったら

責任は持つことに

している

待ってなんか

ない...

私は...

それが

捨てられないか

見届けるために

いるだけだし...

今ちゃんと

受け取ったよ

なにか伝えたくて

ここで

待っているんじゃ

ないの?

あ...

ありがとう

ございました..

昨日

寝たまま

だったから...

でもなんで

梅昆布茶...

ハンカチ...

そのまま私

帰っちゃったし..

そ...

それは

甘いものをよく断ってたから嫌いなのかなって

甘いものを

よく断ってたから

嫌いなのかなって...

だから.....

しょっぱいなにかって

というか..

佐伯さんのこと

なにも知らないし..

お礼が言いたかった

だけだから

嫌いだったら

おばあちゃんか

おじいちゃんにでも

あげてよ

あともうこんな

待ち伏せみたいな

こともしないし

関わらないから

安心して

じゃあね

ねえ

僕の好きなものは

甘いもの

ケーキアイス

ゼリー

なんでも

あと

柴犬が好きだな

家で飼ってるんだ

特に好きなのは

チョコ系のお菓子

あまり受け取らないのは

いろいろと面倒だから

本当は食べたいよ

苦手なものは

あまりないけれど

強いて言うなら

ミニキャベツとかが

苦手かな

僕も一緒だよ

横澤さんのこと

なにも知らない

僕も教えて欲しいな

横澤さんのこと

横澤さんの

言葉で

ねぇ

もしよければ

一緒に

帰らない?

廊下辺り

入学式が終わった後

髪の毛

制服と

これだけを

携えて

1年

宮田遥香

第1

3年生のみなさんは

今日は一日

サロンにいらっしゃるわ

挨拶しに

行きましょう

サロンは1階の

突き当たりの

お部屋よ

緊張

されてる?

はい

3年生のお姉様に

これから一年間

妹としてお世話に

なるものね

私も去年の入学式の後

とてもドキドキしたわ

お姉様の

一番美しい時間を

私たちは独占できるのだもの

妹はお姉様

ひとりにつき

ふたりよ

2年生からひとりと

1年生からひとり

お姉様によって違いますけれど

妹のやることは主に

お姉様の髪のお手入れ

あと身の回りのお世話かしら

妹はお姉様からの

指名制ですけれど

どの先輩の妹になっても

大丈夫よ

みなさん

素敵ですもの

ああ

でも

星宮先輩だけは

妹を取られて

いないの

失礼

いたします

フ...コン

1年生が

ひとり

到着しました

去年は薔薇園でしたし

ピクニックはどうかしら

サンドウィッチもつくって

それも

いいわね

次のお茶会も

星宮さんは

出られないのかしらね

どうしましょう

席は減らせませんし...

また

佐伯さんは

どうかしら

最近声をかければ

出てくれますし

通学組

ですけれど

新入生ね

は...はい

あのかたは

美しいから

今日から

お世話になります

1年の宮田遥香と...

そうでは

ないわ

鞄を

置いて

足を

引いて

裾を

掴んで

ここでの

挨拶はこうよ

そうね

とても

いい子

ねえ

貴方...

えー

いいなあ

もうお姉様

決まったの?

それも

一番人気の

九条先輩

お姉様が

お風呂から

上がられましたよ

どうやったら

そんなすぐに

指名されるの?

私は

ただ..

はい

とても

いい子ね

そんなに

かしこまらなくても

いいのよ

すごく美しくて

私なんかが

触るのが

もったいなくて...

フフ...

宮田さんの髪に

触れても

いいかしら?

九条先輩...

あの

私まだお風呂に

入っていなくて

汚...

違うわ

ここでは

お姉様

お...

お姉様

そう

とても

いい子

浅野さん

はい

宮田さんの髪には

あの赤い瓶の

オイルが..

そう

それをお願い

あとは..

嫌な気分に

なってしまった

かしら?

大丈夫よ

宮田さん

いえ

ここで一緒に

過ごしましょう

いろいろ

教えてあげるわ

私の

言う通りに

すれば

どう?

改めて

私の妹になって

くださるかしら?

はい..

3年生になる頃

貴方は誰よりも

美しくなるわ

大丈夫...

この美しさに

間違いはないのだから

...

それでも、

廊下辺り

絢音

絢音の髪は

すごく美しいわ

誰よりも

美しいわ

どのくらい?

星宮で

番美しかった

私以上に

第11話

いえとても

いい式でした

それは

よかったわ

3年生は

サロンで

お待ちですよ

入学式

疲れたでしょう

ご挨拶

しましょう

高等部1年

九条絢音

お母様が

言っていた通りね

星宮寮は

寸分の

狂いもなく

あるべきものが

あるべき場所に

置かれている

もしかして

星宮さん?

申し訳

ございません

九条絢音と

申しますわ

あ...

あら

とても美しいから

てっきり星宮さんかと...

ごめん

なさい

いえ

とても

光栄ですわ

星宮さん

どうされたの

かしら

先生に

聞いてみる?

またね

なにが不満なのよ

......

先輩がた

ごめんなさい

そういえば

お伝え忘れていましたわ

貴方のための

席だってあるのに

星宮さんは

一度ご実家に

帰ってから来ると

言っていました

すべて私の

落ち度ですわ

星宮さんを

叱らないで

くださいますか?

ええ

もちろん

叱ったりなんて

しないわ

九条さんも

ご自分を

責めないで...

ありがとう

ございます

先輩がたが

優しくて

私嬉しいです

私も

ぜひお願い

したいわ

ねえ

九条さん

私の妹にならない?

小さい時

庭のバラも

美しさは私だけのものだった。

溢れる光も

ずべてすべて

そして

母の瞳も

私のためにあった

九条さんよほら女優の

お子さんが生まれた後

芸能界を辞められたけど

学園入学前大学

あそこ

お母様譲りの

本当に美しい子ね

お嬢さんも

星宮に入るのね

髪だって...

ほら

入学したら

仲良くして

いただくのよ

うん

ほら

お母さんの言った

通りでしょう?

顔も

貴方が

一番なのよ

髪も

それではここで

星宮女学園の

卒業生で

ご紹介にあずかりました

九条沙耶と申します

元女優でもあらせられる

九条沙耶さんに

ご挨拶をいただきます

この度私の娘の紅音も

星宮女学園の門を

くぐることとなりました

私の制服を

娘に贈ることが

できないのは

大変残念ですが、

この学園が

紡いできた糸が

娘の代まで

途切れることなく

受け継がれることを

大変誇らしく思います。

何故ならば

私たちが

守り続けたこの伝統が

決して間違いではなかった

ということに

他ならないからです

私たちはこの

美しい楽園を...

なにかしら

......

廊下辺り

第12話

ありがとう

光栄です

おはよう

ございます

やはり

九条さん

四ツ谷さんの

妹になられて

しまいましたね

おはよう

ございます

聞こえて

いるわよ

嫌ですわ

学年の一番同士

お似合いという

ことですよ

けれど九条さん

私はいつでも

待っておりますわ

それは

規則違反よ

一度決めたものは

卒業まで通す

それがここでの

絶対の掟

ここを

守るためには

ここを守るためには

少しの

綻びも

許されないのよ

あの絵画にも

あるでしょう

ノルンの

三姉妹ですね

神々の楽園の

運命を紡ぐ三姉妹

過去

彼女たちは

世界樹の下で

現在

未来と

それぞれ

役割を持ち

千切れて

しまわないように

神々の楽園の

行く末を紡いでいた

けれどある日

神のわがままで

小さな綻びが生まれた

その小さな綻びは...

やがて大きく

広がっていった

大地を潤していた

泉は涸れ

青々と生い茂っていた

世界樹は

かつての輝きを失った

いつしか

運命を巻きつけていた

やわらかな世界樹は

岩に変わり

糸を潤す水は

土埃に変わった

糸を

弛ませては

いけない

もっと

強く糸を張って

けれど

それも束の間

糸は決して

千切らせては

いけないわ

未来を司る

妹が唇を震わせた

あぁ

お姉様がた...

楽園が

楽園が終わって

しまいますわ

すばらしいわ

九条さん

今年の1年生から

選ばれるのは

九条さんで

決まりでしょうか

そうね

それしか

ここのテーブルに

座っても?

えっ...

ええ

すぐに用意

させるわ

お隣

いいかしら

...ええ

九条さん

お待ちして

おりましたわ

星宮さん

廊下辺り

第13話

ええ

心配しなくても

素敵なお姉様に

巡り会えたもの

今日

星宮さんが寮に

いらしたことは

言わないで

おきましょう..

大丈夫よ

お母様

...いやい

...

...そう

お母様?

ねえ

絢音

そこから

あれが見える?

そこにいるのは

過去を司る長女のウルズ

現在を司る次女の

ヴェルザンディ

「ノルンの三姉妹」

ひとり

欠けているでしょう

描かれていないのは

未来を司る

三女のスクルドよ

スクルドは

楽園の終焉を予言した

そして彼女は

死と滅びをもたらした

だから

その絵は

未来を排除したのよ

けれど...

私最近不安なのよ

悪い予感が

なんとなくするの

歳を取った

せいかしらね...

永遠に

この美しい学園が

終わらないように:

九条さん

お姉様

少し

お時間ある?

これは...

毎年一番美しい

寮組の卒業生の

髪で紡いだ糸よ

そう

お母様から

聞いたことが

ありますわ

私の髪の毛も

紡がれているのよ

あら

九条さんの

お母様も

ここにおられるのね

はい

この糸は

最初に

紡がれた日から

一度も途切れた

ことがないの

だから

この先を辿れば

必ず九条さんの

お母様に

繋がっているわ

いえ

それだけじゃ

ないの

もっと

遠く遠く...

はじまりの女たち。にも...

とても素敵

でしょう?

はい

いえ

私たちの絆

そう

これは

学園の...

だから

決して千切らせる

わけにはいかない

そうでしょう?

星宮さん

来てくれないんじゃ

ないかと

ドキドキしたわ

今日

ここにふたりを

呼んだのは

私が卒業するまでに

どちらがふさわしいのか

見極めたいと思うの

いずれ

ふたりのどちらかが

この糸を継ぐ者に

なるからよ

だから

知っているわ

選ばれるのは

従うのは

私の感情では

ないわ

それは*楽園を

千切らせないために

必要なこと

過去

現在の糸を

最高の状態で

引き継いでいくこと

そう

私が

従うのは

ここの意志

九条さん

九条さん

どうかされた?

申し訳

ありません

あまりに美しくて

見惚れていました

そうなら

いいんだけれど

先程の

お話

星宮さんが

いいと思いますわ

くだらない

星宮さん?

おやすみなさい

あら

どうしたの

かしら

ちょっと

待ちなさい

さっきのは

なに?

私個人を

侮辱するなら

すればいいわ

そんなに

私を侮辱

したいの?

けど

ここを冒涜するのは

許せない

ねぇ

この絵

どう思う?

どうって

この学園が

永遠に続くためにと

未来を...

未来を司るスクルドが

楽園の終焉を予言した

違うわ

そんなの

ただの噂にしか

過ぎない

未来を描かなかったのは

本当にこの学園を

終わらせないため?

私が

聞きたいのは

貴方は

どう考え

いるのか

やめなさい

永遠に

続くなんて..

この学園で

一番美しくて

どんな身勝手な

振る舞いをしても

未来を

約束されている

貴方には

やめなさい

私たちの気持ちなんて

ここに

間違いなんて

ないわ...

私は

貴方のせいで

ここが

壊れてしまう

ぐらいなら

未来の

せいで

私たちに

未来なんて

いらないわ

廊下辺り

ねぇ

制服が息する音

聞いたことある?

例えば

袖を通じた時

風でスカートが

ひらめいた時

校章を

つける時

冬休みが明けると

すぐに制服づくりが

はじまります

12月にしては

暖かい午後

この制服のために

我が校へ入学した子も

多いのではないで

しょうか

さようなら

さようなら

はい

横澤さん

それじゃあ

制服をよろしく

お願いしますね

こういう日は

制服が

第14話

息苦しく感じる

ねえ

まだ決まって

いないんでしょう?

なんの

お話?

ここの地下に

あるでしょう

日本では日本の

選ばれた者は

学園の永遠になるの

本当にそんなこと

あるのかしら

九条さん

ほら

永遠の糸

どちらにするのか

決め切れないまま

先輩が卒業して

しまったらしいのよ

私は

そう聞いたわ

楽しそうね

そして

星宮さん

なにをお話し

しているのかしら?

みなさん

ただいま

帰りました

九条先輩

九条さん

おかえりなさい

ませ

私の妹

宮田さんに

言づけをお願い

できるかしら

帰ってきて

すぐで

申し訳ないの

だけれど

お姉様

申し訳ありません

遅れてしまって

知っているわ

今日は

委員会の集まりが

あったのでしょう?

けれど

汗をかくほど

急いではいけないわ

髪が傷んで

しまうわ

覚えておいて

.....はい

ハンカチは洗って

お返ししますね

今日は

12月だというのに

暖かいわね...

いいのよ

気にしないで

でも

本当

嫌になるぐらい

どうって..

人の制服の

気持ちなんて

わかんないよ

お願い

少し嫌そうな

顔をしたと

思ったらさ

ほら

すぐに

楽しそう

そこには

君にしか見えない

世界があって

そんな君が

すごく

羨ましいんだ

そこには

星宮さんが

いるんだ

だから

ねえ洋子

教えて

欲しいな

すんごーく

しんどいって

王子様なんて

やめちゃえ

部屋から出て

正解ね

外のほうが

息がしやすいわ

あら被服棟に

私より美しいもの

でもあった?

えっ...

あぁ

佐伯さんね

ははい

あんな

憂いをおびた顔

見たことがなくて

美しいな...と

確かに

通学組の中では

群を抜いて

美しいかたよね

もちろん

お姉様が

一番美しいです

先生お時間

いいですか?

貴方も.....

例の件について

お伺いしたくて

あら

九条さん

ごめんなさいね

こちらでも

あなたか星宮さんが

まだ決められて

いないの...

でも冬休みに

入る前には

決めるから

待っててくださる?

本当は

決まり切ったこと

なのだけれど

はい

お待ちして

おりますわ

私があの子を

どんなに排除しようと

私のひと時の楽園を

つくったとしても

お姉様の妹に

選ばれた時

本当に

嬉しかったん

ですの

学園に選ばれるのは

あの子なのだから

運命は

変わらない

だから

本当に

お美しいですわ

もう

大丈夫よ

6年間

ここに通ってても

寮組のアレには

慣れないわ

僕も

また

ねえ

僕のところに

落ちてきて

そうしたら

もう離さない

君のために

完璧な王子様に

なったんだ

空は飛べないけれど

地を這うぐらいは

できるから

君が望むなら

僕が

何処へだって

ねぇ?

うん...うん

廊下辺り

第13話

星宮先輩の窓

から...

お.....

お姉様の

髪の毛を

といていたら

なにが

起こったのか

私...

先生

先生

そろそろ

帰っても

いいですか?

うんそうだね

帰れそうだったら

帰って

というか

横澤さんは

大丈夫なの?

はい

全然

ピーピー

騒がしいなぁ

気をつけて

帰ってね

確かにさ

あれは

びっくりするけど

はい

星宮さん

ってことには

驚かなかった

帰って

いいって..

帰れそう?

気まずい

うん

そろそろ

乗り換えだから

そうこれで

いいんだよ

また明日

学校でね

いつだって

傷つくのは...

うん

深入り

しないほうが

絶対いいって

どうしたの?

ほ.....

ほらっ!!

え...あ...

柴犬

マカロン

食べに

行こうって

言ったじゃん

それは

いいんだけど

どっちも

最寄り駅だって

ネットにも

書いて

あったから

洋子の乗り換えの

駅のほうが

近かったんじゃ

ない?

間違って

ないし...

道によっては

さっき降りた

駅のほうが

近いし

そんなに

一緒に

食べたかった?

早く

言ってよ

また

ねえ

そんな

顔してる...

星宮さんの

あれは

私がした

キスよりも!!

心動かされる

ことなの...?

じゃあね

また明日

なにか..

悩んでることが

あったら...

待って!!

もし..

なんでも

相談のるから..

ね?

こんなの...

でも

全然自分らしく

ないってことぐらい

嫌なほど

知ってるよ...

あなたのこと

あの日

みたいに

大丈夫

なにも

ないから

それよりも

そろそろ帰ろうか

さすがに

冷えてきた

ほら

耳まで

冷たい...

嫌なほど

優しい触れかたで...

本物の

王子様

みたい...

あの日

ハンガチを

受け取ったのは

自分を

変えたかった

から

あの日

あなたの肌に

触れたのは

あなたが

私と似ていると

思ったから

あの日

唇にキスをしたのは

香りも

あなたを

知りたかったから

あなたの

体温も

あなたの

心も...

やめてよ...

そんな

綺麗な顔...

制服の上からじゃ

なにもわからないの

どれだけ手をのばしても

秘められた心に

触れることはできない

学園に舞い散った

眩くも危うい、続びには

7永遠の楽園の終焉を

予言するのか...

第3巻へつづく

百合子

いやー

ゆ、まとう

...

まゆ、まどう

エスポーツは

はらづらこ

あ、そうだった。

BEAMCOMX

繭、纏う2

著者「原百合子

2019年8月10日発行

GHARAYurko2019

本電子書籍は下記にもとづいいて制作しました

BEANACOMAX『繭、纏う2』

2019年8月10日初版初刷発行

発行者「青柳昌行」

第11日月明日11発行・株式会社KADOKANA

いや、やっとやったわけじゃないんだろうとpkawa.co.jp/

編集コミッフ&キャラャラクター局

コミックビーム編集部

エンターブレインカスタマーサポート

装幀内川たくや()UCHKAWADESGNInc)

TwEB]https//wwwえっ、っ...!kadokawa.co.jp/([お問い「合わせ」へお進みください)

本作品の全部または、一部を無断で複製、転載、配信、送信すること、

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また、本作品の内容を無断で改変、改ざん等を行うことも禁止します。

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予告なく変更される場合があります。

本作品の内容は、底本発行時の取材け・執筆内容にもとづきます。

また、ご覧になるリーディングシステムにより、表示の差が認められることがあります。

初出・月刊コミックビーム2018年10月号、12月号〜>2019年2月号、5月号〜8月号

...

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