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Instructions:
...
どどダリ
佐野菜見
...
どどダリ
佐野菜見
油断するなよミギ」
「百も承知さダリ」
九八三年
神戸市北区
山側
オリゴン村
まだまだ...
...なんで、私が
...
目次
第一話ひとりの少年
第二話「ぼくとお父さんの肩車」や
第三話危険なケモノ
第四話老夫婦の秘密
第五話「ほくらの誓い」
あのーーーんっ!!!
「九九〇年
二月
いよいよ...
だねぇ
えぇ
夢みたい
子に恵まれ
なかった私達が
ひとりの少年の
親になるなんてね
来たわ!
幸せな
家庭を
築き
ましょうね
お前がひとりの少
ここが
今日から
これが...
秘鳥くんの
部屋よ
ぼくの
部屋.....
ちょっと
幼すぎたかしら
いいえ
掛け布団は
唐草模様のほうが
よかったかな?
なら
よかった
いっしょに
飾りつけして
ぼくお星さま
大好きです!
パパ
カッター
取ってー
あこれね
さっき届いた
雑貨類
はいはい
はいはい
もっと素敵な
お部屋にしましょう
ん?
こんな
大きな箱
届いてたっけな
あの
飾りつけ
ぼくに
任せてもらえ
ませんか?
えぇ
好きなように
配置しなさい
じゃあ
ママとバパは
1階で
もちろんよ
ご飯が
できたら
ここは秘鳥くんの
城なんだから
夕飯の準備
してるわね
呼びに
来るからね
おちちゃんおそわ
片すぞ
あぁ
秘鳥くん
もうそろそろ
夕飯できるよ
やぁ
はいっ
たいした
もんだ
もう
終わったのかい
そうそう
もうすぐ夕飯が
できるよ
今日は
ごちそうだよ
引っ越し業者が
見たら
舌を巻くぞ
下降りようか
ママ腕によりを
かけすぎちゃって
食卓がまるで
最後の晩餐だよ
全部食べ
きれるかな
まいったな
ううう~~!!!
ゆっくるな...とて
どうかしら
秘鳥くん
んまぁ
素直なのねぇ
こんなおいしい
ごちそう生まれて
初めてです
ねぇ
秘鳥くん
その
ブロンドヘアーは
.....はい
あらっ
じゃあやっぱり
異国の血が
流れてるのね
生まれつき?
ママ!
物心ついた
時にはこの
髪色でした
ママ!
さぁさぁ
どんどん食べてね
お父さんが
お母さんが...
はいっ
ップス!
やだっ
私ったら...
このマッシュポテトに
グレービーソースを
かければ格別よ
秘鳥くんは
今年で13歳よね
はい
表護施設では
そんな.....
すぐ伸びるわよ
歳の割には
小さいと
からかわれました
そうさ
縦にも横にも
伸びるよ
ママの料理なら
男の子
なんだから
ちょっとババ
それどういう
意味?
ふう
ごちそうさま
お腹
いっぱいだよ
ねぇパパ
ジャンバラヤに
手つけてないじゃない
さすがにママ
今日は作りすぎ
だよ
ジャンバラヤまで
手が回らない
そんな...
ジャンバラヤ...
おかあさん
ジャンバラヤ
おかわり下さいっ
えぇえぇ
もちろんよ
今
よそうわね
はい
どうぞ
ごちそうさま
でした
おかあさん
いいのよ
秘鳥くん
のんびり
してて
秘鳥くんが
たくさん食べて
くれただけで
ぼくも
皿洗いしま
しょうか
だって
.....
充分だもの
ちょうどいい所に
秘鳥くん
かた
ん
ふふ
教えてあげるよ
ちょっと肩もみ
頼めないかな?
こっち
おいで
もみ?
そうそう
なかなか
うまいじゃないか
その調子
その調子
そう...
次はもんで
もらおうかな
親指に
力を入れて...
.....
やっぱり
そこは
とんとんに
してもらえる?
はい
もう少し
優しく.....
やっぱり
もみがいいかな
はい
あて
ごめんね
秘鳥くん
ついつい調子に
乗っちゃって
その...
嬉しくて
こうやって
息子に肩もみ
してもらえるの
ぼくも
夢見てた
から...
...ぼくも
そ...
そうか
ずっと
夢見てました
じゃあ
パパの
わがままに
付き合って
もらおうかな
叩いて
そこは
もんで
叩いて
叩いて
もんで
もんで
強く
あぁすごいよ
秘鳥くん
臨機応変に
門外不出の
僕の注文の
多さに
対応してくれる
なんて
才能だ
いやぁ
ありがとうねぇ
すっかり肩が
軽くなったよ
はいっ
また...
お願いしても
いいかな?
それでは部屋に
戻りますね
いつでも
うん
ゆっくりしてね
秘鳥くん
あの子は
本当にいい子だ
うふふ
私達には
ちょっとできすぎた
子だったかしら
あぁ...
きっと
うっかりハチベぇな
コウノトリが
運んできてくれた
天使なのさ
あぁ...
これから
肩車に
授業参観
どんなことを
してあげよう
ぷきっと体が
いくつあっても
足りないわねぇ
休日には家族で
ビクニックや
遊園地
ぼくらは
うっかりハチべぇな
エンゼル
油断するなよ
ミギ
慎重に事を
進めよう
だってさ
1日目としては
上出来たな
百も承知さ
ダリ
慎重に事を
進めよう
ひとりの人間
として
多第一話多おわり
昼ごぼくとお父さんの肩車
甘い!
劇薬には
では
次の薬品は...
これは...
とりわけ甘いぞ
使えないと
ダリ
仕方ないな
ミギ
夜明けが
近いぜ
今日の調べは
ここまでにしよう
おはよう
秘鳥くん
昨晩はよく
眠れた?
はい
ぐっすりと
うふふ
秘鳥くん
ほらこうやって
ちぎって
パンは手づかみで
いいのよ
こう
ですか?
お行儀が
いいのね
そうそう
秘鳥くん
お部屋のワード
ローブ見た?
!
あの...
言いづらいん
ですが
新しいお洋服
たくさんある
でしょ?
まぁ
そうだったの
ごめんなさい
ねぇ
その...どれも
小さくて...
ちゃんと
サイズを
聞いとくべき
だったねぇ
それは悪いこと
したねぇ
また新しい服
買ってくるね
どんな服が
好みかい?
じゃ...じゃあ
これと同じものを
そんな
秘鳥くん
遠慮しないで?
2着ほど...
いいえ
ぼくにとっては
この服が
スティーブ・ジョブズ
じゃあるまいし
毎日違う服
着たいでしょ?
そうかい
......なら
一番
馴染むんです
似たものを
デパートで
探してみるね
ありがとう
ございます
何かおうちの
お手伝いさせて
くださいっ
その...
代わりといっては
なんですが
ぞうきん
がけ
まどふき
えんとつ
そうじ
それから...
そんなの
いいのよぉ
そうだよ
そういうことは
家政婦さんに
頼んでるしね
あなたは
息子なんだから
.....
気を遣うことは
ないのよ
秘鳥くんは
まだ
私達に
遠慮してる
ようね
きっと
いままで
子供らしいことを
させてもらえ
なかったんだろうね
そうね
できる限り
子供時代の
思い出作って
あげたいわね
ママと一緒に
チェリーバイ
作ったり
パパに肩車して
もらったり
ちょっとババ
それパパのしたい
ことでしょ?
ママだって
......
あった
これだ
おりたいなん
...ふしくみ
おかあさん
あら
秘鳥くん
ぼくも隣で
絵本読んでも
ええ
もちろんよ
いいですか?
いらっしゃい
なんの本
読んでるの?
マックス先生
っ
チェリーパイ
わあ
チェリーバイって
いつか食べて
みたいなぁ
空想上の
食べ物
すごく
おいしそう
うぅん...でも
これはきっと
ママと
一緒に
なんだろなぁ
それが...
実在するんです
えっ
チェリーパイ
作りましょうか
そう
そう
じょうず
じょうず
生地を
回しながら
丸く
なってきた
伸ばして
ごらん?
手順を覚えると
簡単だから
ぼくもう
覚えました
秘鳥くんも
少しずつ
覚えていこうね
まっ
本当に?
じゃあ打ち粉に
使う粉は?
強力粉
オーブンは何度に
余熱しておく?
200度
じゃあタネを
まとめるのに
使う道具は?
ドレッジ
まぁすごい
記憶力
おかあさんの
教え方がうまい
からですよ
さて
ここからが
大変よ
えーっとまずは
様方向に敷いた
生地を
パイを
編み込んで
いくわよ
1個飛ばしで
折り曲げる
それから次は
縦方向に生地を
敷いて
次はさっき
曲げてない
ほうをこう...
うんっ!!
どつちがどっちだか
わからなく
なるのよね
あら
違うわ何これ
えっと?あら?
は~い
ママこういう
作業苦手!!
お届け物
かしら?
ごめんな
さいねー
またしても
保険屋さんだったわ
んまぁ!!
雁字搦めの
混乱知らず!!
実を言うとね
ママ子供と
チェリーパイ
作るのを
想像通り
...でした?
作る
スピードも
楽しさも
ずっと思い
描いてたのよ
ううん
実際は
想像以上!
あ!
このお庭には
よく
遊びにくるん
ですか?
ええ
春になったら
小鳥さん!
そうだ!
木の板と
トンカチ
ありますか?
それは
ざんざか
くるわよ
車庫にあったと
思うけど
何か作るの?
内緒です
ん~~
届かないよぉ
ど...どうしたん
だい?秘鳥くん
鳥さんの
おうち
置きたいのに
そ
あ!
おとうさん
あぁ
もう少し
ぼくの背丈じゃ
届かなくって
それは
困ったねぇ
パパが
肩車したら
ぼくの背が
高ければ...
秘鳥くん
或いは...?
本当に...
あぁ
もちろん
いいんですか?
乗りました
さぁ遠慮なく
パパの肩に
またがりなさい
あぁ
この日が
よしパパの頭に
しっかり
つかまっててね
秘鳥くんにとっての
どうか
少年時代の
素敵な思ひ出と
なりますやうに
いくよ
はいっ
いち
さんっ
にの
天高くー
もう
パパったら
なぁに
おとうさん...
一体
何したのよ?
ぼくが
ちょいとばかし
やんちゃを
ごめんなさい
重かった
から...
...ハハがね
だからね
秘鳥くん
それは違うよ
少しだけ
少しだけ
休ませておくれ
そしたら
もう一度
パパが
不甲斐ないんだ
秘鳥くんを
今度こそ
肩車して
みせるから...
おとうさん
まさかあんな
老いぼれだとはな
あの老体じゃ
ぼくらを持ち
上げるなんざ
とはいえ
持ち上げない限り
ムリって
もんさ
ミギ
計画が
ふんづまりさ
いい手が
ある
...
ダリ
ぼくも
だよ
よしっ
本当に
ああ!
やろう
大丈夫ですか?
次こそは
巣箱を木の上に
置こうね
はいっ
...乗ったね?
待って下さい
まだ
...いくよ
心の準備が...
秘鳥くん
パパもだよ
ハパもまだ
準備ができてない
だけどもう
失敗は許されない
1本勝負
おさむ
修!
準備
腹を括れ!
できました
いくよ
にの...
いち
さんっ
やった...!
さぁ
成功だ!
巣箱を!
置きました
どれ
そうか
早いな
どうしたんだい
秘鳥くん
パパにも
見せてご覧
もしかして
うん...
!
高い所が?
そうか
こわい...
そうか
こわいのか
パパったら
案外マッチョ
なのね
どうだい
パパもまだまだ
捨てたもんじゃ
ないだろ?
まぁそれで
肩車してアレを?
そうそう
秘鳥くんは
案外高い所が
苦手なんだよね
名前に鳥が
ついてるのに
春が
楽しみねぇ
もうおとうさん
内緒にしてって
言ったのに!
しめしめ
まんまとぼくらの
...そうだな
そして新たな
発見があった
思うたこつぼ
さ
だいぶ老夫婦を
とりこんだだろう
それから
老夫は腰が
弱いこと
まずはぼくたちの
体重は相殺して
Oにできること
チェリーバイは
うまいこと
頭の後ろが
カビ臭いこと
一方老女は
気が短いこと
それから
登第二話をおわり
それから...
危険なケ
いやいや...
ははは...
だったらいいんだろ
そうよこれでも
パパ昔はね
わかる?
ギア様
お?偉いね
秘鳥くん
リチャード・ギアに
似てたんですから
はい
うーん
トム・ソーヤなら
わかるんですが
文学を
読むんだね。
施設には本が
たくさんありました
!
!?
...
あひャひゃひゃ
うぉーほっほっ
ちょっとぉ
くすぐったいわね
サーディンったら
これ
これ!!
もお~
ごはんならさっき
食べたでしょう?
おこぼれ
ちょうだいと
いうわけか?
残念だが
今日の食卓に
さては
サーディン
君の好きな
イワシは
並んでないぞ
うんふふふ...
早急に
あのケモノを
始末しなければ
待て
ミギ
確かに
ぼくらの正体を
暴きかねない
危険な存在だが
とはいえ
このままでは
早まるな
今日は
おフロ入り
なさいな
そのやり方
だとすぐに
足がつくぞ
秘鳥くん
お湯
沸いたわよ
はい
おかあさん
いいか?
要はケモノを
近づけさせなければ
いいんだ
犬というものは
くわえて
ぼくらは
この家に来て
...それは
つまり
鼻が利く
まだフロに
入ってない
やつに居場所を
教えている
ようなものさ
体の臭いを消して
敵をあざむくんだ
なぁ
ダリ
ここの老夫婦は
ああ見えて
つわものなの
かもしれない
こんなもので
体を洗っている
なんて
言ったろ?
ミギ
油断
するなと
きっと歳を
重ねると
皮膚も
重なるんだ
やつらは
六十代だから
六重層...
そういう事さ
秘鳥くん
湯加減は
いかが?
あら
肩まで
つかって
えらいわねえ
寝間着と
タオルここに
置いとくわね
あら?
...
はーい
服が2着?
なあ
2日分
出したのね
寝間着って?
とはいえ
困ったな
明日は我が身
だぜダリ
これは
慎重に
あぁ
身なりが
バラバラだ
部屋に
戻らなくては
ねぇパパ
コルク
取ってぇん
あらよっと
廊下には
今だ
誰もいない
ど...
部屋に
行くには
どうする?
この道しか
ないんだ
大丈夫だ
臭いは消したん
だから
飛びつきゃあ
しないさ
!!
放せっ
ダリ!
サーディン?
あら
なんでも
どうしたの?
どうしたの?
サーディンの
トイレはここじゃ
ないでしょう?
ないですよ
...あら?
おかしいわねぇ
たてつけが
悪いのか
そうだ
ママ
開かないわ
そこから中に
入ってカギを...
何かのはずみで
中からカギが
かかったのか...
業者を呼ぶ
には遅い時間
だし
トイレに換気窓が
あったじゃないか
困ったねぇ
やぁねババ換気窓よ
通れるとしたら
タコぐらいよ
あの...
おとうさん
おかあさん
時間が...
だから今は
リビングで
時間の流れが
解決するでしょう
時の流れに身を
委ねましょう
あらなんだか
素敵な格言風...
それも
そうね
でもね秘鳥くん
時の流れは同時に
尿意の訪れでも
あるんだよ
仕方ない
こうなったら
.....
わかった
わかったから
サーディン
急き立てないで
ちょうだい
ママが今
開けるから
よし
開い...
ママ...?
ママ!?
やめないか
そんな
放してゃ~
パパ!
ちょこざいな
ドアを
開けるには
もうこれしか
ないのよぉ!
わかった!
一旦下ろそう
その金棒を
金棒じゃない
落ち着くんだ
ママ
のし棒よ
これが
落ち着いて
られますか
...え?
どうして
秘鳥くんが?
...それは
ですね
ぼくは
いちもくさんに
そして
換気窓から
全身の力を
抜いて
トイレの裏口に
まわりました
体を
くねらせ
ねじり
こませ
ぼく
こう見えて
中に侵入
したのです
まぁ
秘鳥くん
体柔らかいん
ですよ
僕達の
ために
ひと肌
ケモノを
脱いでくれ
たんだね
くくく
ダリ
早く
出し抜いて
やったぞ
迎えに
来いってんだ
!
おい
近寄るな
来るな
この
!
それでは
おとうさんおかあさん
おやすみなさい
おやすみ
あったかくして
寝るんだよ
おい
ミギ?
ヨロ
ミギー?
...
おいミギ
何してる
ダリ!
このケモノは
ぼくらの正体を
どうやら
ぼくらに好意を
抱いてるようだ
...ともすれば
いずれ
家こうと
してるのでは
ない
利用できる
なるほど
どれ
こいつは
使えそうだ
多第三話やおわり
の秘密
極面の老夫婦の
フランクバッドを
秘鳥くんの
髪は
.....ぼくは
この髪きらいです
あら?
ほんと
キレイねぇ
おさまるべき所に
おさまっている
どうして?
施設のみんなに
妙ちきりんな
頭だって
秘鳥くん
いい?
みんなと違うって
いうのは
言われてた
から.....
それに
秘鳥君の髪が
ママなんて
素敵なこと
なのよ
妙ちきりんなら
妙ちきちき
ばんばんよ!!
だいぶ演技が
板についてきたな
まるで
本物の親子に
見えたぞ
フン
あれは
拠点作りの
ためさ
ミギ
薄気味悪いこと
言うんじゃない
ダリ
そうとも
そしてそれは
この3日間で
成し遂げた
そろそろ
次の段階へ
行こう
あぁ
外へ
繰り出そう
秘鳥くん?
ちょっと
いいかしら?
あのねババとママ
今から出かけて
くるけど
ぼくも
秘鳥くんは...
えーっと
その...
いっしょに行って
いいですか?
そうね
サーディン!
そう...
家で
お留守番してて
欲しいんだ
サーディンが
寂しがるじゃない
だから
秘鳥くんは
.....
わかりました
うむ
ほくらに
何か
かくしごとでも
あるのでは?
きな臭いぞ
...ともすれば
ここは
ぼくらのぼくへやー
!
やつらの
寝床のようだ
ミギ
...
奇妙な
ものを
見つけ
たぞ
...なんだこれは
......
三角布に
この
ひもを
ひもが
3本...?
わかったぞ
ダリ
結ぶ
こうやって
撚って
いくぞ
家の中じゃ
ムリってこった
寝床には
あやしいものは
なかったな
次は
ちぇっ
そうだな
あの部屋た
にっぽんの歩き方
rectoml,nder_sty:
シニアの品格
豪幸せの戦後、
氷遠の別れ
日本語が滅びそ
あがり」を克服
机船と七つの海〈竜
PhRand.gmepsuの
WSUALITEJARACTOTT
ここは
どうやら
ほくらのほくや
老夫婦の
寝床
......
?
老夫の部屋の
ようだ
ミギ
あやしい書物
を発見した
胸中!
小さなこぶし
肩たたき
なんのその
痛みこそすれ
肩ぐるま
かびくさい
これやこの
しましまねまき
ひとりくん
こしも
よわいし
からっきし
たいした
ものは
見つからないな
もしか
すると
ここの
老夫婦は
かくしごと
なんて
ないのかも
しれない...
ん?
ミギ?
この写真の
下に
何か
あるんだ
どれ
開いた
やっぱり
この夫婦
裏がある
これは
老夫だ
そしてこの
美しい女は...
老女ではない
ことだけは
ダリ
これは
つまり...
まちがいない
...愛人って
やつだろう
なんだ
ミギ
裏のない
人間なんて
今の顔は
いないのさ
さぁ次は
1階を探そう
おいダリ
ここに
扉があるぜ
こんな所に
まだ部屋が
あるとは
な...
...ここは
ぼくらのぼくへや
老夫婦の
寝床
おお
どうりで
収納庫だ
カビ臭い
わけだ
待てよ
ダリ!
なんだミギ
こわいのか?
まさか
こわいん
じゃ.....
これは
そういう
ダリだって
服のにおいを
遮るためさ
ん?
なんだ
なんか
ダリ...
この部屋
空気が薄いぞ
この
小部屋:・
妙だぞ
早く
ずらかろう
ミギ!!
じ
人毛だ.....!
なんで...
そんなの
老女は
ぼくの髪を
知るかよ...
人毛が
こんなところに...
よく
撫でるけど
それと
これとは...
何か関係が
あるのか...?
へへへ...
まずい
帰ってきた
!
...何か
出かけるっ
てのは
裏庭に
回るぞ
運んでるぞ
あれを
持ち帰るためか
いよいよ
明日だねぇ
えぇ
楽しみだわ
それまで
くれぐれも
秘鳥くんに
ふふ
ばれないように
しないとねぇ
驚くかしら
それとも...?
あの
マシーンで
一気に
剥ぐつもりだ
まさか
最初から
髪が目当て
だったとはな
このまま
刈られたり
やつらに一矢
むざむざ
しない...
報いるんだ...!
登第四話きおわり
第五話
やぼくらの誓い
秘鳥くん?
あら
いい子
明日が
もう
おねんね
したのね
楽しみね
飾りつけは
こんな感じかな
あら
いいじゃない
グラス足りる
かしら?
明日は
すいぶんと
ブギウギ
してきたわ
3時に
なったら
何人来て
くれるかしらね
秘鳥くん
には
賑やかな
歓迎バーティーと
なりそうだ
この場所を
空けてもらって
倉庫から
アレを
目隠しを
させて
運んでくる
......と
なるほど
歓迎会の
皮を被った
老夫婦も
客も
こんな
ことが
秘鳥の
毛刈りショーか
まかり通る
わけない
ぼくらを
騙すと
いい趣味して
やがるぜ
老夫婦を
使って
みせしめに
するんだ
どんな目に
遭うのかと
待ってよ
パパ
ママ
もうすぐ皆
来ちゃうよ
このドレス
お気に入り
なんだけど
とっても
似合ってるよ
パーティーで着る
ドレスが決まら
ないの
太って
見えるのよね~
まいったな
こりゃ
んもう!
パパったら
そればっかし
もっと真剣に
考えて!
黒い服が
いいな
おとうさんも
おかあさんも
秘鳥くん!
でも
おとうさんと
おかあさんが
黒い服が
いいな
黒ねぇ...
家族で
バーティーで
着るには喪に服し
すぎじゃない?
黒い服
着てくれたら
.....
おそろい
だね
秘鳥くん
13歳なのね
よろしく
学校は
どちらに?
うちの瑛二と
同い年だわ
よろしく
ほらこの時期に
編入させると
色々大変でしょ?
今ババと
考え中でね
だから
春までは...
だったら
それまでの
間
ボーイスカウトに
入るといいわよ
楽しいわよね?
丸太
他には?
手旗に
ローフ結び
ローフ結び
サイコー
テント張り
カレー作り
火おこしと
ごみ拾い
ローフ結び
サイコー
SHIT
水
水
この赤ワイン
スーパー辛口だわ!!
まだお
辛いわ~~
おかあさん
大丈夫?
おみすだよ
ありがとう
はい
はい
おみずだよ
GILBEYS
GIN
おみずだよ
......
おとうさん
ごっちこっち
きまってるよ
おとうさん
そうかい?
これなら
おかあさん
惚れ直し
ちゃうね
やつらを
燃やす準備は
整った
あとは
3時
西の窓から
30度で入ってくる
これを
通して
毛刈りショーが
始まったら
燃えやすい
ふたりに
太陽の熱を
浴びせる...と
人々は
おのの~
神の怒りを
......さて
問題は
人体自然発火
だ...
ぼくに
やらせてくれ
ダリ
買ったのだと...
近くで見届け
たいんだ
どちらが
おとりになるか
化けの皮が
剥がれてゆく
ミギ!
やつらの
その様を
皆さん
何?
ビンゴ大会?
少しの間
ちょっとここ
空けてもらえ
ますか?
秘鳥くん
おっちんとん
して
チークダンス
タイムよ!
お付き合い
願います
なぁに?
!
いよいよだ
ふふ
なんでしょう
太陽の
位置
隠れみの
よし
よ..
しまった!
ミギ...!!
サ・ク・セ・ン・ハ
チュ・ウ・シ
...
さぁ
太陽よ
その嘘で
塗り固められた
焼き尽くせ
うわっつらを
秘鳥くん
目隠しを
取って
え.....?
ふふ
おかしい
まだ
燃えて
ない...?
なんで?
秘鳥くん
まさか
計画は
失敗.....
外して
ああ...
そんな...
こんらさ、
ようお
ママとパパ
からの
愛する
息子への
贈り物よ
この家に
来てくれて
ありがとう
...
......?
秘鳥くん
.....
嬉しく
あれ?
なかった?
もしかして
あんまり
まま!!!
あ~~~
いらっ!
秘鳥くん...
まさか
そんなに
喜んで
くれるなんて
サフライズ
ーなぁ
そんなに
怒るなよ
大成功ね
ミギ
ミギ
ちょっぴり
燃やしただけ
じゃないか
だって
ミギ
あれじゃ
演技
でくの棒
みたいに
固まってたし
.....
ほら
できなかった
だろ
服も
元通りだ
まさか
本当に
信じられるか?
秘鳥の歓迎会
だとはな
あの写真の
美女が
それに
人体の不思議
だよな
そして..
アレは
昔の
老女なんて
人工毛髪
だとよ
どうやら
まだまだ
たくさん
...うん
ぼくらの
知らないことが
あるようだ
ぼく
知らなかった
ちっとも
家族って
こんな感じ
なのか...
ダリ?
い!?
いくぞ
ミギ
ダリ!?
どこへ!?
決まってる
ぼくらの
おかあさんに
会いに
7年前
確かにぼくらは
そして
おかあさんは
あの頃の
ぼくらには
この町に
住んでいた
今なら
この町で
死んだ
わからなかった
けど
わかる
おかあさんは
ぼくらが
養子として
入りこんだのは
この町の人間に
殺されたんだ
そして...
......
この町で犯人を
探しだし...
わかるな?
ミギ
百も承知さ
ダリ
ふたりで
ひとりの
殺すんだ
新たな
人間として
『第五話《おわり
第一話〜第五話ハルタvol.46〜val50
へ初出か
へSTATFA
非上裕子
坂上果級
坂倉彩子
藤花翼
明らかになった
明らかになった双子の目的。
ダリ
ひとついいか?
なった双子の目的。
友達って
いいだろう
ミギ
.....
どう
作るんだ?
母親殺しの犯人を探すため、
ミギとダリは、
家の外へと行動範囲
不動範囲を
抜けてい
はじめまして
ぼく園山秘鳥だよ
よろしくね!
『ミギとダリ』
これより
秋山家の
捜索を
はじめる
しめしめ
まんまとぼくらの
思うたこつぼさ」
それでも、これからもう一度、このようになっていたのですが、それは自分の意味がありませんでしょうか。これではないと思います。
990年神戸市北区
アメリカの気外をモデルに送られたニュータウ
ン、オリゴン村。捨福な住民か暮5すこの町に
ひとりの少年が現れる
子供のいない国は家に来てとして迎えられたり
年の名は秘島ひとり
美しく聡明な少年・秘島に、国山夫妻はたちま
お魅了されるが、秘島には、大きな秘密と恐る
でき目的があった
しかし、
「油断するなよミギ」
「百も承知さダリ」
佐野菜見
...
ああ、そうですね。ですから、ですが、これからのお
それは...
NamiSano
「セッション」
なんですかんないんだよいかがですから、それでも
HARTACOM
ミギとダリ・
著者_佐野菜見
2018年5月15日発行
cNanisano2018
本電子書籍は下記にもとづいて制作しました
HARTACONIXミギとダリ1
2018年5月15日初版初刷発行
発行者一青柳昌行
2011年『初め』1発行・株式会社KADOKANA
https://www.kadokawaco.jp/
編集コミック&キャラクター局
ハルタ編集部
装丁・芥陽子(note)
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EOIK
☆WALKER