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アフタヌーン
KC10
「沙村広明な
講談社520
9784063141016
19199979005208
雑誌55720-01
ISBN4-06-314101-2
C9979『5520E-(O)
アフタヌーンKC
講談社奉納朋
こいつぼく
いやいやってくっ
ふわっ
あ〜〜っ
!
ボクと流れて
そういえばそのように、
まよろを
それじゃ
丁度、この巻の話を本誌でやってた時、「沙
村さんてエッチな人なんですね」とか「たま
ってんすか」とかいう葉書がいっぱい来まし
た......青い!!青すぎるぞお前ら!俺
が本気を出せばxxxとかメメメなんてもう
メメッとスメメメさせてで、脚をこうメメメし
たず何にメメメンバ...
沙和広助
沙村広明自画像
アフタヌーンKC
アフタヌーン
«cin
沙村広明
沙村広
アフタヌーンKC
講談社
恐らく
何度、
第四条文単の頃・大途
第五条文章の唄・血流ー
第六条文晶の唄・刀途
第七章や夢弾真のこと
第八幕を夢弾〈真の〉
◇第四幕◇
蟲の唄攻
もしかして、どうしたのだけど、
......ねー
卍さん
ん?
寄ってこ!
宿を出て
どれくらい
経つ?
あのな凜
切りつめても
死にゃしねエと
言ったのは
お前だよな
確か?
......一刻
かな
例えば
こーいう
地図と!
あと宿だな
それに食事と
河の渡し賃...
それ以外は
そうだね
...ご免
お茶と
お団子くらい
大丈夫よ。多分、
酒は反対
したろーか
お前は!
...まァいい
茶でカンベン
してやるよ
すみま
せーん
わらび餅と
麦湯と
あと
厠...
どこですか
厠なら
裏戸口から
どうぞ
へっ...
やっぱそれか!
先に言えよな
くっ...
何だ
大?小?
月のもの?
それで
言わせる気
それをっ!!
いーでしょ
とれだって!!
.....結構
廻ってる
よな...
ガキが
まァよく
がんばるぜ
しかしこれで
見つからねーと
なると...
おい
暗ェんだよ
そこに立た
れるとな
座らねーなら
早く失せな!
坊さんよ
うむ
......
ふうーぬ
しかもその
いずれもが
主
唯の切絵地図
だろ?
面白い
ものを
見ておるな
その諸々の
丸印...
すべて、江戸の
町道場の所在を
指しておる
近年...
さる流派によって
よんどころなく
服従を強いられた
道場ばかり!
......はーお
よく知ってんじゃ
ねーの......俗世に
疎い坊主がよ
フフフ...
まだ知って
いるぞ
主らの探している
男の事も....!
それだけの道程を
廻り歩いても
会えなんだか
その男.....
天津影久の
所在.....
主の
返事しだい
では
この儂が
教えてやれん
事もないがな
...ハッ!
待てよってめェ
いくら何でも
そこまで
どうして
判る!?
宇治茶だ!
はいっ!
宇治茶で
ござい
ますねっ
麦湯
おまっ
とお!
あと
桜餅を
もらうかな
桜餅は今
ちょっと...
柏なら
すぐですけど
...では
それを
ああ?
それと
わらび餅
ねっ!
あいすいま
せんねー!
ホントにっ
で?
どーして
判るん
だよ
それが
「逸刀流」の
ものだという
事もな...
その強引な
合併劇ゆえに
敵の多い流派よ
この地図の印が
道場であるという
事は...
市井の地理に
明るい者ならば
刹那に気付く
首領・天津影久を
暗のうちに殺らんと
つけねらう輩は
巨万といる
儂でなくとも
いずれ気付く
筈だ!
主のその
風体の物騒さを
考えれば
なおのこと...
...プッ
立派立派
その洞察力!
立派立派その洞察力!
フッフップッ
そしかそーか
...じゃあ
.....
坊主の行脚も
無駄ってんじゃ
ねーんだなァ
ワハハハパ!
残る問題は
これだけ
......か
「主らの
探している
男」と
言ったな
先刻...
己が一人で
ないと
何故判った
今の調子で
説明して
みろ!
フ.....
?へっ
ジジイかと
思ったら
主が
「万次」か
...
何が「優」だよ
己と一〇歳も
違わねーんじゃ
ねェの?
失礼した...
余計な前置きは
ここまでにしよう
「逸刀流」
剣士
名を
閑馬永空
という
見ての通り
...
帯刀しては
おらんよ
てめェの
身体は
てめェが
坊主じゃねーって
事は...
前に立たれた
時に判った
血の臭いが
強すぎる
ケタが
違う...
己は今までに
二八人斬った
が!
己の予想
こいつは
だかな
てめェの
は...
まいっか...
それよかお前
そーベラベラ
しゃべっちまって
いーのかよ
お前が云わなきゃ
己達ァ天津の
本名も知らな
かったんだが...
話したといっても
その程度
それとて
たいした情報
ではない
.....だが
言った通り
主の返答
ひとつで
勿体つけ
やがる
何だよ
言ってみろ
「逸刀流」について
儂が知っている
すべての情報を
提供しよう!
主
下僕を
持ちたいとは
思わんか?
どーゆー
話だ?
天津を
消す!
勘違いするな
儂は彼に
恨みがある
わけではない
...どころか
「逸刀流」の
本質とは
「流派」を
懐疑する
ところより
始まるのだ
彼の唱える
ところの「剣道」
その志には
敬服さえ
している
総ての流星流の
枠をとり払い
その混沌から
あらゆる戦局において
それぞれ最高の
剣技のみをとり出し
新流とする
実現すれば
形骸化を続ける
旧来の武家剣法とは
一線を画したものと
なるだろう
天津影久...
まあ確かに天才の
部類だろうな
若さに似合わぬ
あの剣力と判断力
どちらも大変な
ものだ!
しかし
がいくら強い
とはいえ所詮
人間は人間...
理想半ばにして
死なぬという
保証はない
いかな場合にも
確実に夢を具現する
技と肉体を持つ
者こそ.....
どんな理想も
実現できなければ
絵に描いた餅だ
真の引率者に
足る者だとは
思わんか?
「凶」って男に
聞いたのか
そうだ!
奴は
称賛したぞ
主の剣技と
その
不死の
肉体を
この己の
事を...
儂ひとり
主ひとりでは
天津に勝てん
だが
二人一緒
なら...
今日は
生かしといて
やる...
失せろ
.....それが
返事か...
主らにとっても
悪い話とは
思えんが
......何故だ
勘.....と
いうより
臭いだな
てめェは...
己と同様
性根っから
人を殺すのが
好きな人間だ
いやいや
なんですか
...
たまに
いるんだ...
己らのように
何...
そりゃ別に
恥じる事でも
何でもねェさ
血を見た時だけ
生きてる事を
実感できる
人種がな
唯な
人の上に
立つ事だけは
諦めたほうが
いい
そーいう輩が
権力を手に
入れた時
まず
やる事は
ひとつ...
「虐殺」だ
フフ...
我々二人が
手を組めば
天下無双だと
思うか...
そうか
.....まァ
仕方がない
ラフフフ
フフ...
ならば...
なおの事
しかし
あれだな
主も
「一〇〇人斬り」とか
異名をとる割には
意外と良識という
モノがあるのだな
......驚いたぞ!
そりゃあ
どーも
誰が褒めて
おるか!
主とはもっと
理解し合えると
思ったのだが...
残念でならん
フウウ...
卍さん
大丈夫ッ!?
......餅より先に
盆持つだろ
フツー...
何なんだ
この男は
己の不死身を
知っていながら
ヒ首一本で...
聖女子ーも!!
やっぱりして
やっぱり
「逸刀流」の
人?
ああ
だが...
最近お前より
己の方が有名
みたいだな
こんな...
ご免.....
騒がせ
たな
バカ!
お前の命の
心配してるより
気が楽だ!
元々
賞金首
だしよ
仏の分の
茶代は
払うから
もう...
主とは...
.....もっと
理解し合える
筈なのだ...
......一度
言うぞ...
西蔵国の
山奥じゃあるめーし
「血仙蟲」を持った
人間がそう
ゴロゴロいて
たまる力!
あの
婆ァか?
額と両頬に
墨を入れた
?
八百比丘尼の
仕業かって
聞いてんだよ
喇嚇の
老尼僧
だった...
あ.....あの
お婆さんが
.....そんなっ
逸刀流に
手を貸して
いるなんて
それは
違うな...
儂が「血仙蟲」を
仕込まれたのは
逸刀流と
関わりを持つ
はるか以前の
話だ...
以前って
どんぐらい
にひゃ...
ほー
二〇〇年
程か...
......って
それまだ
室町が...
そうだ
儂は
時代が変わるのを
この目で見た!
今までに
五人の女を
妻とし
んぐっ...
「イベント」
帰らなかった
これだけ
Voo!地域では
死は冷酷だ
しかしな
それ以上の数の
友を持ったが...
すべて先立たれたよ
死ねぬというのは
それにもまして
むごい事だ
!
卍よ
先刻の返事は
保留にしておく
......憶えておけ
だが...
手がないわけ
でもない...
この世に
不減の物など
ない!
我ら二人とて
例外ではない
......こよい
今宵にでも
それを知る事に
なるだろう
...?
何の話だ
...!!
卍さんっ
な.....な...
何なんですか
あの人?
この人もだけど...
ヌレッ
何か
妙だな
これ...
ホントに
大丈夫!?
むし
蟲.....が
出てこねェ
ご依頼
う...
ぐ...
ハァ...
アガッ
......ウッ
うおぉおおお
おおああっ!!
.....うっ
む...
むこうへ
行ってろ
...
凜.....!
う...
あ...
やだ
カハッ
ハ.....
ハァッ!!
きゃああ
ァアアア
アアッ!!
なっ.....
ちょっと...
何で
こんなンなる
のォ...
死んじゃう
の!?
ねえっ
第四幕|終劇
«第五幕»
蟲の唄
むしの何だけつずー
クウアア...
!.....
卍さん
疵がっ...
疵がどんどん
開いてくよ
ねェッ
がっは
...!
こ...
これ...
こいつは
見事...
やられたぜ
.....
閑馬永空
よォ...
毒!?
それしか...
考えられん
昼間の...
あのヒ首に
...多分
も......もちろん
大抵の毒なら
屁でもねェが
こいつ
は.....
!
ま
卍さんっ
くっ...
り.....凜....
己が死んでも
...絶対に
やめて
よっ!
一人で動くな!
早く......次の
これまで...
かね...
聞きたく
ないよっ
そんな話
きゃ
卍さん
飲んでっ
う...う
毒消し...
母さまに
教わったの
?
土青木香と
連翹を練った
丸薬よ!
☆「土青木香」はウマノスズクサ科ウマのスズク
サ「連想」はモクセイ科レンギョウという植物
どちらも前にて飲むと解喜作用がある
ん.....なもン
効かねえって
...
何の毒かも
判らねえって
のに...
ああ!?
何処.....
いいから
絶対
飲んでてよ
お医者さま
呼びに行く
バッ...!医者に
どうこうできる
問題じゃねェ!
それよりコラ
夜半に
一人で
ウロつくなッ
すぐ
連れてくる
から...
凜
.....
お医者
なんて
相手を何に
あなたが
何本を
ああ!!
「医薬」
.....あてに
ならない
よね...
...
また、ここまでは、これまでも
お客さんにおいて、お客様のお店ではお住まいますが、
ああ、そうだね。それはそうですね。
東北海道北東京東京都大阪市西区東京区西区北区東区東北区大阪東京地区区東西区南区区南大学区区大学院大学大学生大学研究大学学研
それであるような気がするんですが、あなたは大丈夫ですね。それはそれぞれですよね。
はぁっ、はぁぁぁっ...
それでも、これからのお客様のお店ではお客さんのお
それでも、
同じ体質の
人でもない
限り
そうよ...
卍さん
普通の人の
身体じゃないし
何とか
できるわけ
ないよ
しず...
娘
おお!
やはりじ
お主か
実にしばらく
よのォ.....
憶えとるか?
この婆を......
何を泣いとる
こんな夜に
...後光が
まぶしいから
あ?
...何と
あの不死身の
男がのう...
「血仙蟲」...
でしたっけ?
お婆さんも
持ってるん
でしょ?
なかったん
ですか
こーゆー事
何ていうか...もォ
気が動転しちゃって
お医者さまも
頼れないし
湯治って
ほ者が
湯ォン体...
閑馬...水空
懐かしい名よ
本当に奴の
仕業だとすれば
...なまじワシに
無関係とも
言い張れんな
ワシらを殺せる
毒がこの世に
一つだけある
奴がそれを
持っていると
なると...
厄介な話
じゃな
今から
来るか?
ワシの時に
解毒剤を
調合して
やろう
はっ
はい!
その前に
履物は
どうした
お主
え?
...???クラスラス?
ああ
急いで出て
きたから...
エヘへ......
間抜けかな...
...ね?
お婆さん
フォローは?
んいやいや
一途な事よ
のう
が、お主まで
ケガしたら
面倒見切れんぞ
お婆さん
万次さんの事
「カン次」って
呼んでるんだ
ああ...
うむ
これを履いて
ワシを背負え!
はいっ
さ
ぱっと行って
ぱっと帰って
くるか!
カン次の奴が
寝くたばらん
うちにのう
ん?
些細な
問題じゃろ
名前なぞ!
なーんだ
ド忘れか
やだなあ
いつもの
高笑いは?
お婆さん
ほ......ほほ
ふひょ
ひょう
あなひょひ
よりよな...
ふう...
カカシに
ならずに
済んだ.....か
血も
半分かた
止まってる
あのハナクン
みてェな薬が
効いたのか...
...用心棒
形なしだよ
遅いんだよ
この女!
ハイ
......
ハッ
...いてて
!!
フウ
あンの
スットコ
ドッコイ
だから!
言わん事じゃ
ねェだろが
ッ郎ォ...
...あ
あの...
置いて
きました
けど...
...
ああ...
ご苦労
あの...
それで
孫は...
樽の中で
よく眠れる
ものだ...
おお...
せめて...
卍さんに
解毒薬を
届けさせて
「血仙殺」
昔...西蔵国を
徘徊していた頃
偶然手に入れた
毒だ
我々の身体に巣喰う
何千何万という
「血仙蟲」は...
宿主が疵を負うと
疵口で死結して
破壊された体組織を
代行する能力を
持つ
つまり我々の
不死の身体は
下等な蟲どもの
「つなぎ」に
よって
危うく
保たれていると
いう事だ
この「血仙殺」
主らが使っても
何も起こらんが
その「つなぎ」の
部分をバラバラに
分解する作用が
ある
もし喰らえば
一晩のたうった
揚げ句
全身の
あらゆる古疵が
一つ残らず
開く!
その苦しさと
いったら...
過去に一度も
致命傷を負った
事がなければ
それでも生きて
いられるが...
もし
そうでない
者は
じゃ.....
卍さんは
......!
...フッ
あの程度では
恐らく死には
至らんだろう
仮に...
致死量だと
したら今頃
何をしても
無駄な事だ
何しろ、この
「血仙殺」に
解毒薬は
ない!
そう
出しゃばり娘の
捕まり損って
いうわけ...!?
ウウ...
ご免ね
本当に
ご免ね!
お嬢ちゃん
仕方がないの
仕方がなかっ
たんだよ...
孫を殺すと
おどされて
でもまさか
こんな...
......
お婆さん
ひょっとして
まだ四〇
ぐらいよね...
暗闇でよく
判らなかった
けど...
それに
この人
.....多分
そう簡単に
私を殺しは
しないと思う
謝らなくて
いいよ
そういうものよ
子の親なんだ
から
...
お嬢ちゃん
待っといで...
今人を呼んで
くるからね!
待っといで
よ...!
!!
ちょっ
な何
しようって
いうの
待って!
やめ...
やめて
よ!!
な.....何の
つもりなの
殺すなんて
殺す
なんて...
ねェッ!
お前なんか
侍じゃない
畜生ッ
死ね!
この
クズ野郎
.....何を
泣く事が
ある
死んだのは
赤の他人だ
刃物を持たない
人間が...
どうして...
どうして
斬られなきゃ
いけないのォ
違う...
違う
母さまァ...
知りた
ければ
それを
教えて
やろう
二百年前...
まだ世が戦国
だった頃
儂は
一人の武将に
仕えていた
我が妻も
友人たちも
同様
その武将のために
命をおとした
この儂も
自らの肉体を
不死としてまで
彼につくした
戦場で
斬った人間は
一〇〇〇人を下るまい
そして
永き闘いの末
我らに残された
ものは...
豊臣家の
制覇による
世の平定と
落城跡に転がる
我が主の首
だけだった
その豊臣も
減んだ今...
ふと考える
事がある
あの戦で
死んだ者々は
何だったのか
名を残すのは
戦に勝った
一握の支配者
だけだ!
そして
武将にさえ
なれぬ
我々は
生まれた時から
ただの駒に
すぎん
百姓も侍も
違いはない
儂も
主も
敗北すれば
武将といえど
虫けらに同じ
我が妻や
友人も...
虫として
生まれ
虫のように
死ぬのだ
殴れ!
新しい疵ロ同士が
接触すれば...
血液を媒介にして
ごくまれに
「蟲」を伝植させる
事ができる
命を
尊いものと
言える
その資格を
得るのだ
無限に生き
無限に死を
見ろ!
主に
賭をして
もらおう
さすれば
やがて...
先刻の女の
生き死になぞ
一瞥に足らん
事というのが
判るだろう
不死の肉体なら
復讐を果たすのも
さぞかし易い
話だろうな
怖いのか
!
うう
うあっ.....アハア
アアアァ〜〜ッ!!
...おいおい
こんな狭ェ
小屋ン中で
何
泣かされ
てんだよ
外で遊ぼうぜ
引導にゃ丁度いい
月夜だ
なあ!?
閑馬
てめエが
二〇〇年の
長ェ人生の
中で
何を学んで
きたのか...
今夜
聞きてェ
もんだな
閑馬永空
第
「何度も
しかった・と
嵐の唄
話すべき事は
昼間すべて
話した
死ななければ
判らぬか?
それとも
主...
クッ...
それを期待
してんだよ
だろうな
泣き
わめくな
主にはもとより
何も期待して
おらん
儂は
誰一人
失わずに
済んだわ
こんな簡単な
事で他人に
「蟲」が
移せるなら
悟ったのだ
よ...
必要なのは
バカ野郎
てめーの
女房役は
ご免だ
あーあ
この痕
加減ってモンを
知らねェ男だね
どーも
最初から
儂と同じ
人間だけだ
.....とな
卍さんっ
お婆さん
......か....
八百比丘尼の
格好した
オモテのアレか
どこの誰だか
知らねーが
あの婆ァもう
ダメだ
.....
心配なら
とっとと行って
拾ってこい
ガキの方は
無傷だがよ
.....でも
...
お婆さんの
だかな
多分...
あのままじゃ
河が田んほに
じき落ちるな
今さら
血の海を見るのが
怖ェのか!?
ここにいると
もっとひでェ物を
見る事になるぜ
行け
...でも.....
何故...
動けるのだ
「漢方」
...
かな?
クッ
漢方......か
私が西蔵国から
持ち帰った
いかなる薬も
はねのけた
「血仙殺」がな
.....フフフ
まあいい...
儂も
性急すぎた
双方
不死身なら
その通り
だ...
並の人間じゃ
とても到達
できねー程の
苦痛を
引導にも
ひねりが
ないとな
閑馬!
てめェにゃ
味わわせて
やるぜ
それを
期待して
いる
来い
ウ...
ダァ
良かった...
ご免ね
後でちゃんと
埋葬して
あげるから
......
.....剣術じゃ
ない...
殺し合いで
すらない...!
...
生半には...
死ねん...
ものだ...
心臓を刺される
この苦しみを
何度も
味わわなきゃ
ならんとはな
てめェと
共有
できるのは
結局
この痛み
だけだ...
なあ閑馬?
......懐柔が
叶わぬなら
逸刀流にとって
主はただの
脅威だ...
さて
.....じき
夜も明ける
ここから
先は
命をかけて
もらおう
「命がけ」
カよ...
人間らしい
条件だ
最期に
もう一度
聞こう
昼間の
返事を
男が一度
云った事は
曲がらねェ
.....のが
世間の常識
らしいぜ
あッ
...お
女の服
ひっぺがして
武器...
物色してん
じゃ...
閑馬ァ
.....ね...
...
あなた...
全部急所に
命中したと
しても
無意味だぞ
お願い...
もう死んで
二〇〇年も
生きてきて
一度も人の上に
立てなかったと
いうなら...
あなたは
もう...
最後まで
虫のまま
なのよ!
チッ...
クソッ
何処へ...
解体し
ジジイ
ろー
卍さん
フウッ
フク
!!
無理して
もおっ.....
ねェ大丈夫
でっけー声
出すな...
響くっ.....
まだ毒が
抜け切って
ないんだから
ホラ
薬!
それでか.....
なンか今
頭が...
あんまり
血のめぐり
良くしちゃ
いい...
ゴフッ...
ウワッ...
...フフ
フフフ...
フ.....フ
見ろ.....!
な.....何と
素晴らしい
蟲どもでは
ないか...
卍......主と
同じ...
こ.....の...
肉体だよ
ク......
ひとつ...
お......教えて
やろう.....
......娘!
......息が...
あるうち...
に...
天津...影久は
半月後
加賀へたつ
......え
......儂..
云えるのは
これだけだ
ど...
どおして
待てよ
閑馬!
寝る前に
ひとつ答えて
もらう
てめェさっき
落ちてくる己に
一瞬早く気付いて
おきながら
フフ...
娘.....
......たか
儂も
避けも
しなかったな
ありゃ何故だ!
まこと...
先刻の主の
言葉通り
よな.....
虫として
生きるの
は...
もう
...疲れた
これで
いいかな...
凜
どうして
こいつの分まで
墓を作る
気になった?
んー
何か
「二〇〇年の生命力に
敬意を払って」
......かな?
私...
小屋の中で
この人に
結局
不可能
だったん
だけど
あのね
死なない身体に
してやるって
云われたの...
何だかとても
......
とても恐ろし
かったの
不死身だったら
さ.....
復讐とか...
色々
やり易く
なると思う
じゃない?
でも
あの時...
本当は
死ねないって...
永久に生きなきゃ
ならないのって
一体
どーいう...
凜.....
今まさに
子供が河へ
落ちようと
している
何で
それをボーッと
見てんのよっ!
ねェ
卍さん
んー?
目的を果たさず
死ぬのと...
長生きして結局
目的が果たせない
のを知るのとじゃ
どっちが不幸
なのかな
死ぬまで
わかんねーよ
ンな事は
第六幕「終劇
«第七幕»
...
そ...
このめびき
昔の夢を
見ていた...
夢?
他愛もない
話ですよ...
まだほんの
子供の頃
目の前に
一匹の大きな
犬がいて
私を殺そうと
規っている...
感情のない
緑色の眼...
恐怖を
おぼえた
そして矢庭に
犬の眼が光り
その歯を見せた
刹那
私の背後より
深蒼の影が
走り出たかと
思うと
わずか一太刀
.....鰻のように
犬の身体は縦に
ニッになっていた
よほど剛者
でしたのね
その方...
それが
違うのです
あれは
あれは女...
「少女」でした
私より幾分年上らしく
思われたが一確かに
子供だったのです
だがそれ以上に私を
驚かせたのは...
あれほどの距離から
犬を切り裂きながら
彼女の服はただの一滴も
血を吸っていないという
事実!
それを見たとたん
先刻の「恐怖」とは
明らかに違う
震えが...
私の全身を
走りました
それから...
何処からか
祖父「天津三郎が
やって来て
その様子を
見ると
ひどく
怒りだして
その場に居た
二人の子供を
しこたま殴って
去っていった
お祖父様の
飼い犬だったのでは
ないのですか?
理由は憶えて
いない...!!
犬は唯の野犬
だったように
思います
当時祖父は気を
病んでいましてね
理由なく怒るのは
茶飯事でしたよ
はっきりと憶えて
いるのは
祖父が来る直前
月明りの下で
垣間見た彼女の
横顔.....
屍のように
青白い肌と
非道く
悲しそうな
その...
あのさ...
もしだよ
もし私が
江戸を出て
加賀へ行くって
云ったら
卍さん
ついて来て
くれる?
行くだけ
無駄だ
凜.....
仮に閑馬の
云った通り
天津があと
半月しか江戸に
いねーとするか
見も知らねェ
加賀の国で
一体
どーやって
天津を
見つける
勝手知ったる
この江戸で
二月かかって
出会えなかった
野郎だぜ
例えば
だ...
こーゆーのは
どうだ?
これから半月
急いたところで
どーせ骨折り
損だ
江戸から加賀へ
抜ける道が
そう何本も
あるわけじゃ
ねェ
毎日オモテを
ブラついてりゃ
上手くすれば
ならいっそ
その半月後に
賭けてみろ
甲州道の
どこかに
宿をとって
ブチ当たる
って
寸法だ
そっか
そーいう手も
総合的に
云って
......ま
卍さんに
云われた...
卍さんに...
ん?
流籠うお
の影を求め
お前
もうちっと
頭つかえ!
広告への道
知らて
友を探してくるなよ
読人待つは
それらは
花も遠く見える
風を追い
人を追いィ
四九年を
さ速えば...
...皆
行っちゃっ
たわよ
「ゼンソク
だから
そう...
走っちゃ
ダメ」って
母さんが
キレイな
箸...
昔ね...
母親が
私にくれた
ものなの
これ?
ふーん
でも変なの
どーして髪に
ささないの?
んーっと
七二文だね
はい
...あれ?
フフ...
そうよね
何?
あやっ
何でも
ないです
また、
おう
卍さん
卍さん
私さ
ちょっと両替
してくる
ああ?
小銭
なくなっ
ちゃった
すぐ戻って
くるから
待っててね
って
コラ!
チッ
あの先生の
くれたのァ
小判ばっか
だからな
ああ
どこで待ってて
ほしーんだよ!?
そこで
待っててよ
そこでェ
...
そこでっ
たって
ここで?
ごるん.
くィ...
おっと
ヒマそう
だね
兄さん
野暮な
物云いじゃ
ないか
ちょんの間
二四で
どうだい
......何だ
お前
間に合って
るよ...
他を当たんな
今の娘の
事かい?
いい器量
だよねェ
生娘に
見えるのは
私の見立て
違いかね
何にしろ
婆ァ抱く程
渇いちゃいねェッ
つってんだ
うるせーん
だよ
早く消えろ
ほお
婆ァかどうか
触って
確かめても
いいんだよ
いいだろう
来な!
...成程
......夜鷹が
袖引くにゃ
まだ早ェんじゃ
ねーか
もう六ツ刻
だよ...
こうしている間に
陽も落ちるさ
妙だな...
おめェ程の
器量持ちが
何で
道ばたで
客をとる
今さら廓入り
できる歳じゃ
ないんだよ
まあ
アンタよりは
若いけどね
色々あった
のさ...
それ以上は
お訊きでないよ
......クッ
?
クックッ
クック...
じゃあ
最後に...
もう一つだけ
訊かせて
もらうかな
た......只の
護身用だよ
女が
ひとりだし
.....ほら
へーえ
何だよ
こりゃ
こいつァ
付子だな
......しかも
こんだけタップリ
塗ってありゃ
熊も殺せるかも
知れねーぜ
«トリカブトの根を日光にさらして作る毒薬のこと。
ふざけんな!
護身用のヒ首に
毒を塗るか
雇い主の
名前を云え!
大方の見当は
つくけどな
な......名前は
知らない...
...そーいや
天津の外見って
知らねーんだよな
ツリ目で長髪ゥ!?
......まいいや
多分間違っちゃ
いねーだろう
若いお待
だったよ....!
ツリ目で長髪の
許しとくれ
二〇両の金を
積まれて...
それが命より
大事ってんなら
勝手にしろ!
テメェ
こーゆー場合
斬られても
文句云えねー
んだぞ
私らみたいのにゃ
一生拝めるか
どうかって額さ
.....ま
シロート衆を
斬っても仕方
ねェし
金は
地道に
稼げよな
連れが戻る
からよ...
帰るぜ、己ァ
ん?
痛.....
!!
大変
申し遅れ
ましたが
名を
乙橘槇絵と
申します
逸刀流頭主
天津影久との
盟約による
剣客の
ひとりで
ございます
へえ...
そりゃまた
ごてーねーに
どうも...
ま
お互い
玄人なら
何の加減も
必要ねェ
来な
...!
お覚悟
あ...
!?
動くな
土俵の把握も
できねェとは...
本気でやって
ねーのか
実力なのか...
どっちにしろ
その程度にしか
戦えねェ
奴が...
一人前に
刃物
振り廻すな
バカ野郎
云ったろーが
一度刀を
手に取った奴ァ
斬られても
文句は云えねー
んだよ
そーゆー死に方
してェかってめェ
あァン?
ハンパな剣士に
なるくらいなら
夜鷹になれ
それが
てめェの
ためだ!
......ったく
逸刀流にゃ
そんなにコマが
足りねェのが
こんなの
よこし
やがる
とはな
...どうも
妙だな
この女
本当に...
ま
いっか
...槇絵.....
剣士になる
いらいなら
いっそ
遊女を
おやり
槇絵
大丈夫?
......
戦ってるとこ
見てたの
ん.....
その前
から
うん
お姐ちゃん
剣士だったん
だ
弱いんだね
......
欲しい?
えっ
わ!
どーしてェ
ホントに
いいの?
うん
多分
もう...
必要ない
愛して
◇第八幕◇
東京へのコンビニ
わあわびき
春の都にゃ
今朝も今朝とて
紅い仇花咲き乱れ
下に往く者
仰ぎ嗅ぎては
世は泡沫の詠をよね
鼠小僧の
引く手あまねく
浮世騒がす相死にの
見ろや隅田を
流れ行くのは...
庄屋の
彦一で
ねェか
人目憚る想い人らは
花へ誓いぞ云ひ刻む
咲けよ桜よ我等を糧に
されば輪廻も影を成す。
蟹につつかれ
鳥に踏まれ
小指結べど
逝くは一人で
連れは長者の
二番嫁工
これも
愛では
浮かばぁ
れえ
ぬぅ...
ハハハ...
ハハハ...
恐れ入るねェ
これで座敷は
初めてだってん
だから!
なァ!?
お耳汚し
を.....
...とあたしゃ
思うんですけどね
どうです旦那?
耳汚し
どころか
唄いが上手いの
弾きが上手いのは
別段珍しくも
ないけど...
あんたン歳じゃ
普通こうまで
感の入れられん
ものさね
そうそう
お初姐の
云う通りッ
お槇ちゃん
......だったね
時に
今の唄は
何てンだい?
長唄はこれでも
知ってるほう
なんだがね
粗末な出来で
申し訳も
ありませんが
ぬるま湯のような
今日の日和に
これも一興かと
思いました...
いやはは
そりゃあ
かなわん
手前のほんの
つたない創作で
ございます
唄玄人な上
詩才も
あるたァね
ヤホっ
その面の
艶美なる
様を
いかな麗句で
云い遂せるか
お酌をして
おあげな
槇ちゃん!
よく出来た
女だ...
なかんずく
おやにじん
御仁も仲々
御ロ上の
達者なこと
どっかで一度
見た憶えが
あるよなァ
......その顔は
お槇ちゃん
ああ
そうそう
少し前まで
門前仲町の辺の
小さな遊廓に
そっくりの女が
いたな
フフッ...
何もそう
固くなる事ァ
ないだろう
そうだ
間違いや
しねェさ
何と
いっても
自分で抱いた
女の顔だ
...フフフ
忘れらん
なくてね...
どうだい今夜
久々に...
旦那!
その辺で
堪忍してやって
おくんなまし
私らは
しがない芸妓
芸を売るのが
仕事の女どもで
ござんすよ
春をお望み
なら...
夜も早う
ござんす
どうぞ
浅草なり
深川なりへと
いいんだよ
まアンタも
大人しすぎる
けどね
お初さん
先刻は
本当に...
...
アンタの
唄さ...
私もさァ
ここに来る
以前は
浅草の辺で
身体売って
たんさ...
アンタと
同じにね
何かこう...
身につまさ
れるんだよね
一度だけ
もちろん
見つかって
まァ酷い目に
あったけど
気の毒なのは
相手の男...
世を儚んでか
首くくっち
まってさ
好いた客と
廓抜けを
図った事が
あってね
アッハハハ
若すぎたん
だねェ...
二人とも
まっとうに
生きたいと
願っても
一度
こんな風に
身を惜しち
まうとさ
お天道様は
ちゃあんと
それを
見ていて
なかなか
中々...
夢を見させちゃ
くれないん
だよねェ
もし父さまが
生きていて
そんな事
したら
もし兄さまが
いたとして
そんな事
したら
私は
怒る
やっぱり
怒る
(予測)
ほーら
つまり
これは
嫉妬とは
何の関係も
ないんだ
ここまではいいのですが、
!?あーん
ひょっとして
お前まだ
怒ってんのォ?
昨日の事
悪イッて
云っただろ
何度も
はァーーン
それとも
あれだ
いーかげんに
しろよ凜
黙って
女買ってた
事はよオ
それって
お前...
嫉いてん
のか?
......っかじゃ
ないのオ?
フン!
ばっ
云っとき
ます
けどね
男の人
なんだから
色々と問題が
あるんでしょう
しね
色々と!
夜鷹を買うお金
くらいケチりゃ
しないわよ
卍さんが
誰と何しようが
私の知った
事じゃないの
ええそう!
知るもん
ですか!
でもホラ
卍さん私の
用心棒
なんだから
私をほったらかして
そーゆー事されちゃ
いざって時に
困るわけ!判る?
遊びたいなら
私が寝てる
間にでも
気が付かない
ように出てって
ほしいわ!
何処へなり
ともさァ
クックッグッ
わかった
わかった
...うん
そうして
気ィつける
って...
今度から
...プッ
けどよ
まァ
考えように
よるか
金も遣わずに
その辺を全部
解決する手も
あるよなァ
例えば
お前が己の
相手をする
とかな
ククク
つっても
無理か
まだ一六か
そこいらの
お嬢ちゃん
にはねェ
とりわけ
お前なんざ
その歳まで
剣の修業に
かまけてた
みてェだし
父親以外の
男とは
ロクに手も
握った事
ねえってクチ
だろどーせ
......お....
大人っぽく
見えない?
はいはい
一体何!?
お前それ
!!!?...!!
...
悪ィ悪ィ!
冗談だよ冗談
大体よォ
ククッ...
お前みたく
面ッ白ェ
女だな
ガハハハッ
胸も尻も
足らねー
お子様が
髪おろした
ぐらいで
色っぽく
なるんなら
世の中
どっか
行っちゃえ
お前なんか
うわっ
バカ...
槇絵ちゃん
お客さん!
あ...
はい
何しや
がんだ!
あちょっと
待っ.....
貴女は
一体...
ここで
何をして
いるのです
あの日
貴女を身受け
したのは
こんな所で
芸妓をさせる
ためだと
お思いですが、
お金をお返し
しようと...
......失礼
昨日
例の男と
戦った
そうですね
そんな気遣いを
お頼みした
憶えはない!
話だが
信じ難い
ええ...
強くて...
猛々しい人
でしたわ
このふた月で
仲間の八人が
あの男によって
殺されている
その内
二人は
統主の私で
さえ...
私は
貴女が
おびやかす
剣力を持って
いたのだ
だが...
それでも
貴女の敵では
ない筈です
この世で
私を倒す
事のできる
唯一人の
剣人だと
思っている
母親の
ね...
話を
思い出して
いたんですよ
他人を斬って
生きるくらい
なら...
剣人になる
くらいなら
いっそ
遊女に
なれと
でもね
どうぞ嘩って
下さい
その
どちらかに
生きる意気地
さえ
この私は
持ち合わせて
ないんですのよ
なるべく早く
お金を返そうと
今は芸妓をして
おりますか
これが
済んだら
私...
待てと
云うのなら
待ちもするが
いずれ貴女は
私のものに
なっていただく!
その言葉の裏の
残酷な真意さえ
知らずに済む
のなら...
.....そ
私は...まあ
何と幸福な
心持ちになれた
ことでしょう
でも
影久様は
ただ...
影久様...
もう...
総て判って
おりますよ
私の力が
欲しいので
ございましょう
貴方は.....
貴方は...
私の父と
同じですわ
己の野心の
ためなら...
たかが女の
夢語りごとき
いくらでも
摘みとって
いける方
なのです
武家の娘に
生まれながら...
剣を取るでも
なしに...
世間の並の幸せを
願っても叶わぬ
この私の生き様
など...
貴方の目には
さぞ唾棄すべき
物事のように
映っておいで
なのでしょうね!
でも
私は...
......な...
...何故
.....あの時
私を抱いて
くださらな
かったの
ですか...
あ...
貴方の手で
畜生道に
堕とされるの
だったら...
貴女の才能が
そんな風に
埋もれていくのは
いっそ...
遊女として
生きる覚悟も
つきましたで
しょうに...
私には
耐えられない
それだけです
フフフ...
これは...
己ごときは
相手にできん
わけだ
ねえ!?
あんな
二枚目の
旦那に
門前仲町
の.....
可愛がって
もらってんじゃ
よゥ
藤原苑」
だったよね
あの店
親父に
頼まれたん
ですよ
「五〇両で身受け
させたはいいが
金看板を失っちゃ
ウチの店は
たちゆけねェ」
「力づくでも
つれ戻して
きて欲しい」
とこうだ
ま何て
勝手なジジイ
だろうね...
なぁ?
眠らしゃ
後は
役得三昧って
わけだ
云うまでも
ないですが
みね打ちで
お願いしますよ
皆さん!
判り
ました
は?
...私が
子供
だったん
ですね
己そーゆー
話してた?
自分で
優えて
うっての
あっ
...
たった
今ね...
理解っ
たん
ですよ
...
.....
バッ...
バッ......カ
野郎オォ!
そいつを
切っちまっ
ちゃあ...
売り物に
ならねエ
だろォが!!
.....お初
姐さん
貴女の
云う通り
でした...
一度でも
苦界に
身を堕とした
女が...
人並に
夢を見よう
なんて
始めから...
とんだ高望み
だったんですよ
......わえ?
無限の住人2
付
録
いつもここにお
企画
きゃー
24時間
そのため2009年09月19日
...
Q-雪の魔王編(9
そは
ことがある。
こんなこれに刺されたことがあっ
烏
元は黒木輔人の弁撃士さん
武器を開く武器...左右で
奴の数が違うがある
特に意味はないと
思われる
四道(一文中
これに限らず、卍は武器とこ...以前の持ち主の
免前をもじってくすけ3事がよくある。
夢!!と小振な刀だが、だからといって
まどもな神経だったら服の中にしまったりはしない。
事がある
これに斬られた
そは
▲株申辰政(一対)
デビュー当時のおばえ署きでは、これは一応「発工機械の
手による、ものうしいが...だからどーしたという感じだ
一本だけならまともなかだか二本とマランもうダメ
▼(無銘
デビュー作で「50修羅」とか
書かれてたアレとは別物
片方の柄の中には〈鎖〉
つまっており、フルくらい
まごん中にするができる
それによるとリットがあるかないかはありすぎ
阿吽
普段は右のようにたまれておいしいはずっと
おり、戦争時のみー本にする。
二節権として使う事も可能
いや「武器の名前が欠かりたい」ってハガキが
分かったもんで...
だけはカンペンして下さい
...でも「技に名前をつけて、
マクトネシリが
「クトネシリカ」とはアイその評価に出てくる霊力の名。
蝦夷(北海道)から来た剣なので、葉が勝手に免付けたの
だろう。身体止の末はおまり良くない。
黄金通り
黄金
「こがねむし」ではない。んぁん...
全長約1件Chondの小型の
七百の葉はこれを全身に
20本以上隠し持っている。
ころふと大変だ。
・綬(裏側)
...真の手製。小物ストも
兼ねている。複数の
この三の本物にも云えるが、
女性は刀を腰にさせ
ないので、帯のするには
ここで何らかの工夫が
必要となる。
ちなみに右が
実在の刀綬
日本ではあまり
使われない。
カフ
▼頭椎(斧
一枚打ちの条。小型ながら重量がある。
日本において戦後はポピュラーな武器ではなく、これも
ネパニルあたりのものがモデル。3巻に登場する(かも)
...
▼頭種(食)
目先の剣は「日本書記」にも出てくほが、こーゆーデザイン
だったかどうかは知らない(ってオイ..)ちなみに天津は
その名前、最後、持っている武器等に、連載開始直前まであった
「尾族くさい設定」の免残が色濃く残っている。
「植物
春春
三郎権。刃の刊多からみておを5く絶来品を改造したものと
思われる。正確には図のように中央の節だけやや短いのだが
著殺は作者もそんな事は忘れてい子。全長2・5ル・
ヘルス動する時はこんな感じ。
これでどーやって音を乗でると云うのか、
▼グラントルコ
実際、ルオッサンス期あたリのヨーロッパなら、こんな
わけのわからない食いがあっこも不思議ではない。
突き事門の武器である。
主刃と柄のスキ間には本当なら
鍔(キョン)がはとまっているはず。
99分18自身が「じゃまくせえ」とか言って
取ってしまったぁだろう。
1▼井上真改最殺
名エの刀にもを植えてだいなしに
している。恐ろしいのは朝れの家
よりもむしろ、その毛から刃先に
むかってしたたる毒のほう。
まさに「一撃火殺」のみどい武器だ
無限の住人」第2巻は、94年の5
月号から9月号に掲載された作品を
収録したものです。
編集部では、この作品に対する皆
様の御意見・御感想をお待ちしてお
ります。
また、今後「アフタヌーンKC」
にまとめてほしい作品がありました
ら編集部までお知らせ下さい。
東京都文京区音羽二丁目十二番二十一号
議談社「モーニング」編集部
〈郵便番号〉《ニーロー》
アフタヌーンKC係
アフタヌーンKC
本寸
「一九四年十二月、十七日
一九九五年、一月二十五日
著者沙沙
発行者山・野・
発行所、株式会社講談社
明
円前
印刷所_廣済堂印刷株式会社
製茶所永井製本株式会社
◎エroaki_samura_lger
「大事の質制限なコピー」は著作権法でのの例外を除き、禁じられています。
落下本・乱丁本は小社雑誌業務部にお送り下さい。送料小社長
担にてお取り替えいたします。なお、この本についてのお問い
合わせはモーニング編集部あてにお願いいたします。
〈定価はカバーに表示してあります。
第一刷発行
第二刷発行
そういえば、
販売部-東京(○三)ご五三九五ー三六〇八
講談社
東京都文京区営地コーニン「ニュー」「高津海軍等・一二一一」○電声戦集部東京へミミニ九州五十一九一九「九」が東京コミュニ五三五十五五五十三十五十二六」とからの
東京都文京区音河ニーニー二十二
郵便番号、一二二十〇二
電話事業部、東京ベラミニア四五ールームが
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