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アフタヌー
KC306
村広明
直託ス
沙村広明
なずい
私のサービス
十名前もわれもあまり自分のうが
9784063143065
11月10日(月)日(日))
1.00mmindows1.1929979005146
雑誌55722-06
ISBN4-06-314306-6
c9979¥514E〈O〉
アフタヌーンKC
講談社定価本体1,税別
(税別)
館基ヶ
ご報告します。統村明沙子の娘、明津沙を始末しました
死体は指示どおり、ソイレジト・グリーンにして皆で美
味しくいただきました」「うむ、ご苦労。さて残る問題
は明沙子亡きあとこの漫画を引き継ぐ者だがー。館菜
お前が描け」「わ、私めがです
か?」「嫌か」「いえ、光栄で
あります」「よく言った。死力
を尽くし、必ずや世のヤシグメ
ン・ヤングガールのハートをご
タックするのだ。行け
...親友本「研究ミドラの
あ村広明〈歌村明津沙〉
無秘飲
ああ、ああ。
第三章を誰で彼、「真の言う
ー〈其の二〉
第八十幕»
第二幕を誰そ役
第三章学誰そ役
しかれ
第五幕を終わり、
第王幕8終血
第モ幕〆終血
第H^幕〆終血
しゅうけつ
其の一〉
其の五
其の空〉
其の三
其のニン
..
兄さん...
いえてっ
......
判ってる
とは
思うがよ
こいつが
敵だろうが
通りすかり
だろうか...
こっちも
ガキの
使いじゃ
ねェんだ
気にせずに
斃す
って事で
いいな!?
ああ...
仕方ないな
格好つける
前に...
動かねェと
死ぬぞ
てめえら
う.....
死イ
...
くっ...
!?
あれ...
遠野ォ
来んなァ
お前ら
馬鹿野郎
二人がかりで
倒せなきゃ
あの世で
師匠に
何て云や
いいんだよ
忘れんな!
お前らが今
殺さなきゃ
なんねえのは
そこの
男.....
天津影久
なんだよ
!!
ああ?
◇第七十六幕◇
天津
影久...
だとお
〜〜っ!?
...
どいつだ?
...いや
考えるまでも
ねェか
恐らく
心形唐流って
道場の連中
だろうか
どいつも
こいつも
どうだこの
色気の無え
袴姿.....!
一人を
除いては
卍さんッ
邪魔だ
この野郎
!?
うお...
!!
今度のは
はっきりと
判った
!!
まただ
かわしてるんだ
こいつらは...!!
やれやれ
参ったぜ
天津影久を
目の前にして
それを
追ってる連中に
喧嘩をふっかけ
ちまったとは
ここです。
しかも
こいつら
雑魚じゃ
ねえ
簡単にゃ
すまして
くれそうに
ねェぜ.....
つうかあと
何人いんだ!?
こんなのが
せいッ
!?
これでッ
終わり
だ...
あ...
ぐえッ
何だ!?
!!
万次さん
そいつは
治療代の
ツリだ
あの人は
...
おいおい...
冗談だろ?
最悪の
事態だぜ
こりゃ
何だって
ここで
逸刀流が
来るかね?
......茶々が
入りやがる
何者か
お前はッ
逸刀流
凶戴斗
いっ...
刀......流
だとオ...
やべ...
言っちゃ
マズかった
?
あ天津
影久
もう
辛抱ならん
これ以上
埒外者に
邪魔されて
たまるか
元より
己にとっては
逸刀流も
心形唐流も
関係ないッ
貴様一人の
命の問題
なのだッ
これで
終わりにするぞ
......天津影久
オイ
ちょっと待
ああ!?
!!
旦那
お前ら
あっ...
なっな...
何.....?
第七十六幕終劇
今第七十七幕や
〈其の三
ハア
ハア
...
ハッ
......遠野
......?
どっちへ
行った?
多分あっち
...あっちの
斜面だ.....!
なァ...
さっきの女が
現れた後
片目の男が
踵を返して
......
逃げ出したよな
こう...
追ってて
思ったんだが
最初から
こうやって
己達全員を
バラけさせる事が
目的だったのかも
そうかも知らん
そうじゃないか
知らん.....が
戻って
合流した方が
良くはないか?
どのみち!
己達の仕事は
ひとつたッ
滝!
ここで戻って
お前
先刻の己達の
不様な戦い...
師の亡骸の前で
どう報告する
つもりだ!?
クッ...
何でそう
一生懸命かね
お前らは
まあ
聞け
お前らの
出方ひとつで
天津彩久は
己にとっても
ちょっとした
敵でよ
協力すんのも
やぶさかじゃ
ねえぜ
こっちは
今さっき
会ったばかりの
男の云う事なぞ
信用できるか!
いかに逸刀流の
統主とはいえ
十数人もかかって
倒せぬようでは
心形唐流の
名に
泥をぬる
事になる
そして我々は
仲間に手をかけた
人間を
何人たりとも
許しはしない
以上、三つの
理由から
断る!
......
だそうだ
ぐおッ
遅いッ
かあァ
ククク...
風評以上でも
以下でも
ないな
_逸刀流」
フフ...
こりゃ...
病み上がりには
重てえ
食いモンだ
うおお
あっ
畜生
...
!
おお...
あれ?
馬鹿
上だッ
こっ...
うか...
見ろ...
どうしても
...
...
み...
私が...
届がぬー
ものが
あそこに
舞っている
子供の頃
だがが一匹の野犬に
恐怖を感じた
事がある
その直後に現れ
犬を両断した
まだ10歳かぞこら
少女に対しても
同じ感情を...
今思えば
それは「恐怖」とは
少々質の異なる
受け入れる事に
屈辱も抵抗も
ない
心地良い絶望
わ
生涯・自分の前を
歩き続ける存在に
ろう事を
本能で予見し
思い出した
あれは...
あれは「
・長崎・
だ
後は
貴方一人
くそっ
あれだけ斬っ
一滴の血も
浴びてないとは
...どういう動き
しやがる.....!
...くっ
...
焦るな!
一歩
一歩...
一歩一歩
近づいて
いくんだ
女の方から
手を出してくる
直前まで
!
さあ
来い!来たなら
.....
その
一撃は
脚が
来ようが
問題ない
退がらずに
止めるッ
そしてせってサマ
弾き様に
一突きで
己ならできる!
他の連中は
無理でも
己なら......
ぐおッ
ハアアッ
!!
貰ったあ
アアアッ
!?
は...
ゴ...
アッ
...!!
ばっ...
...うっ....
後ろから来る
刀を......
見もせずに
......腿で..!
お己が...
刃を立てて
いたら...
お前.....ッ
背中から
人を突く時
刃を寝かせないと
骨で止まって
臓に届かない
貴方ほどの
腕をお持ちなら
刹那に判断すると
思いました
!
おわあああ
ああアア!
たっ
クソ
くそおァ
!!
第七十七幕終劇
終劇
◇第七十八幕◇
元々
山育ちな
モンでよ
...?
悪ィな
お前らみたいな
道場出の奴らは
こんな足場に
誘っちまうのが
面倒ねえんだ
だが中々
やる方だった
ぜ.....
テメェら
成仏しろ
...
あ...
アッ!!
ううっ
...?
おおッ
があァ
ヒッ...
槇絵
さん
それ...
もう...
決着が
ついてる
いっ
いやだアア
もうオオ!
これ以上は
勘弁
してくれェ
こっ...
ここにいる
...
いや
ここにいた
全員っ...
こんな殺され方を
するために
諏訪くんだりまで
来たわけじゃ
ないんだァ...
天津影久
アイツだ!
アイツを
追って...
み...皆
二度と道場には
戻らぬ覚悟で
門を出てきた
死ぬのは
怖くない...
断じてそうじゃ
ないんだ...
だけど
お前には
つけさせて
くれよオオ
アイツとの
決着.....
アイツとの
決着をオッ
お前に
殺されるのは
イヤなんだァ
さ最初に
お前に刃を
向けたのは
己達だ...
それは誘る!
頼むから
お前が己達の
誰より強い事も
よく判った...
けどもう
充分だろな?
もう一度...
己とあの男を
戦わせて
くれよおオ!
天津影久!
!
ザマ
ないわね...
使いなさいよ
それもアンタの
なんだから...
...ごめんなさい
ありがとうございますが、
この時期は、お客様になりましたが、
ちょっとわかりませんが、
恐らく
五割以上の確率で
天津影久が死ぬ
それに対して
何ら感慨が
湧いてこない
自分に驚いた
それとも
旅の疲労が
心を麻痺
させるのか
あの女は
どうして
あんな目が
できるんだ
...この
腑甲斐なき
事態......
選ばざるを
得なかった
...馬鹿な
親心...
汲んで頂けたら
...せめて
...
介錯に代えて
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
刀を抜かなきゃ
何もできねェ
だから
剣士」っ
てんだよ
こいつらは
馬鹿だ
どうして
ぃつもいつも
こんな事ばかり
しているのか
どうして
こいつらは
あの山の上で
何が起こった
にせよ...
最後に必ず
こんな局面に
立ち返って
くるんだ
血を流さずに
済む方法だって
あったろうに
あの娘の
倖せ...
ただそれだけ
それだけを
懸命に...!?
考えて
いたのだ
それが
どうして
こんな事に
どこで...
どこで
間違ったのか
ハアッ
......?
ハッ
ハッ
ハア
ウ......
ウッ
ウウ
ウオオ
......!
第七十八幕
第七十九幕や
〈其の五
お.....
おお.....
......
...ま...
白川で
お会いした
時...
貴方の身体の
異変に
気が付いて...
追ってきました
...
いり...や
負けたのか
......
そうか...
......
何と...
皆...
死ん...た
...??
...
......
フフフ...
それで.....
悔やむ...
時間すら
ない.....とは
クフッ...
......師匠
お嬢...
さん...
すみませ
あっ
ハッ
派手に
やったなァ
姐ちゃんよ
ハア
ゼエ
天津
景久ッ
可哀相な
男
公儀のために
よかれと思って
してる事が...
こんな風に手のひら
返されて...
でも
こんなんで
私に云った事
忘れないでよね
忘れられて
たまるかッ
アンタは
これから
何人
殺そうか
何人
殺され
ようが
何度
信じるものに
裏切られようが
「流派の垣」を
打ち壊すんなら
それをやって
みせなさいよ!
いつまでも
戦国の夢を
見続ければ
いいんだわ
こんな
風に
フフフルドル
逸刀流が最後に
どこに到達
するとしても
待ってあげるわ
抗うのか
滅びるのか...
そして結論が
出た時に
私が
貴方を
殺しに来る
必ず
それは
憶えといて
判んない
ーただ
この先
どうなったんだか
知んねェけどよ
いいのか
あれで?
あの男が
何処にいても
何をしてても
二度と
見失わ
ない
不思議だけど
......
そんな確信が
あるんだ
おい凜
何だお前
その足
爪でも
寄れてんじゃ
ねェのか
ええっ?
あっ...
うん...
しょーが
ねーなァ
......ホレ
......
どうした?
ええー
いいよォ
う!
バカ野郎!
己はもう
さっさと飯喰って
風呂入って
寝てェんだよ
こっちのが
速えんだ
ガタガタ云うな
?
何かオメェ
軽くなって
ねえか?
うん...
黄金器
使っちゃった
し...!
お金も
失くなっ
ちゃった
かっ
なあーに
やってんだ
このガキは
卍さァん
いいじゃないですか?
卍さァん
いて!バカ
首痛っ
五日後
こりゃあ
......
杯盤狼藉にも
程度があるぜ
優った料理と
ゲロの臭い
それに
死臭...
それに何だ
嗅いだ事も
ねえような
ヒデェ臭いだ
おい
誰も
生きて
ねェのか
凶.....
脚と...
背中も斬られ
立つ事も
できんでな
フウウ.....
今回ばかりは
死ぬかと
思ったぞ...
盛りかけた
食い物に
小半の酒で
凌いでおったわ
どう
なってんだ
じいさん
御家人や手代が
何人集まれば
「逸刀流」を
ここまでに
できるんだ?
何人
だと...
たったの
二人だよ
これだ
お前なら
判るだろう
......!
こりゃ...
ツキヨタケ
じゃねえか
成る程...こんな風に
切って煮ちまえば
素人目にはシイタケと
区別が難しい
食えば確かに
一発で
腹をこわすが
だが待てよ
大の大人が
死ぬ程の毒じゃ
ないはずだぜ
死には
せんでも
しかし...
毒で弱ったとはいえ
...
ここに集まったのは
他藩の道場を任された
一騎当千の
猛者ども
足腰立たなく
なってくれれば
十分.....と
考えたのか
それを
撫で斬りとは
...恐ろしい
手練だった
奴らの
名は...
いやもう
判ってる
そいつは
統主抜きで
逸刀流を一堂に
集めるために
わざわざ
統主の留守に
酒宴を用意した
張本人だ
じいさん
答えは
最初から
用意されて
いたんだ!
以前に己がした
「アカギ」って
野郎の話を
憶えてるかい?
やっと判った
......己が
馬鹿だった
アレは
己の
勘違いだ
いくら何でも
こんな最悪な
事態になるとは
思わなかった
己はあの時
あの駕籠昇きが
「アカギ」と云い残して
死んだモンだと
思っていた
だが
そうじゃない...
そんな名前を
云ったわけじゃ
なかったんだ!
奴はこう
云おうとして
.....途中で
死んだんだ
「ア」ってのは
ただの奴の
呻き声だ...
鉤群」
第七十九幕終劇
◇第八十幕を
偽一...
受け取れ
「宴」は
成功した
御老中は
お悦びだ...
これは
労いだそうだ
かたじけ
ない
療養場にいた
お主の息子な
......れを
云われると
話しづらいか
今朝
死んだぞ
お主
どうする?
お主の
上げた首
そうか...
今日まで
六一個
お主自身の
罪状放免と
息子の薬代
すべて
差し引いても
七〇両持って
市井に戻れる
勘定だ
金のつか
遣い道が
決まったら
私の家敷へ
来い
今は考えが
廻らぬか...
いつでも
待て
吐
金の
遣い道なら
もう
決まっている
あの女を
「無骸流」から
引き揚げて
やってくれ
あと四〇両で
事足りる
はずだ
あの女
百琳か?
アイツは
もう駄目だ
もとより
一人で動くには
不安定な素材なうえ
あの左腕では
だが
アイツ自身は
それに気付いて
ない...いや
仮に気付いても
頑なに一人で
戦い...
早々に命を
落とすだろう
頼む
吐鉤群
...
情に絆されたか
駄目だ
偽一よ
公儀にとっては
死罪人の金など
ただの約束事に
過ぎんのよ
金に置きかえて
売り買いされる
女郎の身受けとは
根本的に違う
自力で
あがなえねば
次に差し出すのは
「命」
ならば
我らに首を
とられるより
戦って死ねれば
本望ではないか
......七〇両
総てでも
駄目か?
額の大小では
ない
駄目だ
.....偽
条件がある
チッ
まあいい
...
焦っても
駄目なんだ
完治すれば
また勘も
戻るさ...
ん...
アア...
エ......!
...
...
第八十幕
誰そ彼
質の
皆既に
知っている
だろうが
ひと月ほど前
酒の席での
謀により
仲間十人の命が
失われた
正てたのは
番衆...
吐鉤群
我々が
「アカギ」と
呼んでいた男の
正体だ
これだけの仲間が
わずか一日で
殺されたのは
憤懣に堪えんが
真に!?
由々しきは
その内の
九人が
武蔵江戸から
甲斐相模までに
点在する
「我々の」道場を
司っていた面々と
いう事実だ
つまり
それは...
かつてなく
敵が手練で
あるという事
そして
その九道場は
離救していくものと
思った方が良いと
いう事で?
そうだ
すべてが!
私の判断の
誤りである
すまない...
正直私は
浮かれていた
かも知れん
上手く
事が運ぶように
見えた時こそ
自身を警める
べきであった
......今
そんな事を
話したとて
詮ながろう
問題は
この渦中を
正真正銘の
「逸刀流」...即ち
この十人だけで
凌いでいかねば
ならぬという
事だが
お前達は
どう思う?
十人もいりゃ
いいんじゃ
ないですか?
同じ人数が
その酒宴で
斬られたっ
つったって
結局そんな
汚え真似
しなきゃ
勝てねえ連中
て事だから
我々は
確かに
この二年間
僭越ながら
申し上げ
ますが統主
道場の併合
剣流の統合に
躍起になって
きましたか
その目的は
我らの力と気骨を
公儀に誘示する
ためであって
徒に
剣士を抱える
ためでは
なかったはず
惜しむらくは
公儀にはその行いが
救国ではなく
謀反と映ったらしい
事ですが
しかるに
これは想像の範疇!!
むしろここからが
胸突き八丁
踏ん張り処では
ありませんか!
目に見えて
教わるものが
ない
「逸刀流」の門を
叩く理由が
ひとつでも
あるとすれば
...だと
アタシは
思います
愚かなまでに
力を求める
その精神
それを知り
なお離れて
しく人間
それは元から
アタシ達とは
違う人間です
統主
......己は
難しい事は
云えないけど
江戸に来た
ばかりの時分
仲間が
殺されたん
だったら
そいつのために
.....何かして
やりたいと
思うんです
家に泊まれと
云ってくれた
親切な仲間も
死んで
しまいました
かげひさ
...影久
ここが
鍔際だ
我ら逸刀流は
誇りある牙を携え
主に傅くを望んだ
狗!
その主が
曲学阿世に
堕した連中で
あったとしても
そんな主で
あればこそ我々は
一層に牙をみがく
必要があった
だがこの牙を
抜こうとする程
愚かな主であれば
話は別!
我々は
全霊をもって
自らの誇りを
守らねばならぬ
たとえ
主の手足を
食いちぎる事に
なろうともだ
スゴイ
!
六つに切った!
以前までは
どうやっても
四つだったのに
何か
以前より
修行の旅
.....って
わけでも
なかった
のにな
でも
眼とか
足元が
自由に動く
......ような
気がする
卍さん
卍さん!
ゴ.....
んー.....
もォ
食えねェ
ベタベタ
やん......!
くは~~
甘えたい
よう...
くそっ
くそっ!
でも...
駄目なんだ
もう
そこまで
戻っちゃ
私も
いつかは
この男から
離れていかなきゃ
ならないんだから
...
...
卍さん
私一人で
天津影久に
会って...
戻って
きたんだよ
少しぐらい
ご褒美を
頂戴よ...
名前名前
万次は
小屋に
居るか?
......え
はいっ
あっ...!!
「偽一」さん
数えで
いくつに
なる?
「凛」...
だったか
?あ
はい
あっと...
十六です
十六カ
充分一人で
生きていける
歳だな...
今何て
...?
何だお前
よく判ったな
......?
戸良にでも
訊いたのか
?
どォした
...いや
今から
話すのは
無骸流総代
番衆
吐鉤群の言葉だ
いわば幕命として
受け取ってくれ
お前には
今日から
無骸流に
入ってもらう
ククッ...
来たよ
お前の
罪状は
我ら
無骸流の中でも
群を抜いている
四年と少し前
上司旗本
堀井重信を
殺害して
さらに
追い手についた
八丁堀衆
与力同心を
手にかける事
一〇〇余人
だがその後の二年
一切の捜索から
お前は見逃がされて
きた筈だ
そう
お前は
見逃がされて
きたのだ
それは
透刀流に係わる
利害の点で
お前と公儀が
合致したゆえた
しかし
桜が楽した
我々は
次の段階に
駒を進めねば
ならん
つい先日
逸刀流の総数を
大幅に間引く事に
成功したが
必要なのだ
人手が...
だがもはや
素人を育てる
時期とは違う
我々も
同志を多く
失った
逸刀流が
再び力を
つけてからでは
遅すぎる
欲しいのは
今すぐ連中に
拮抗しうる力
それで
己か
そりゃ
光栄な
話だな
光栄な
事など
何もない
「逸刀流」が
再ならば
己も
お前も
毒なのだ
ただ殺すより
殺し合って
くれれば
この上ない話だ
......彼らにはな
忠告するが
その選択肢は
ないものと
思った方がいい
イヤだと
云ったら?
断れば
目の前の男が
お前を殺す
...ほう
そっちの方が
面白そうだ
第八十一幕
誰そ彼
...
何で...
味方じゃ
なかったの
あの人...
しかし
思いのほか
早く
戦うハメに
なったよな
......ええ?
不思議な話
ではないな
......少なくとも
お前が「逸刀流」と
戦っている事実
よりは合点がいく
...
負けたよ
今まで何と
「逸刀流」を
狩った?
五九人
しかし誓って
逸刀流以外の者を
手にかけた事は
ない
お前を斬れば
お前がその
一人目となる
いくぞ
!!
次だ
小屋に戻って
取ってきても
いいぞ
久し振りに
欲しいと思う
武器を見たぜ
ククク...
悪ィが
そう思ったら
最後
面白ェ
......偽
半刻後には
この中だ
万次
己は首か
心の臓を
突かれれば
死ぬ
お前の肉体が
他人と少し
違う事は
知っている
テメェは
馬鹿か
お前は何処だ
何処を
斬られれば
死ぬのだ?
ソコを
狙う
何で
教えると
思ってんだ
自分の急所を
そうでは
なく
これは
お前のために
訊いている
負けてやる事は
できぬが
相手の苦痛を
短く済ませる事は
できるだろう?
ほおっほー
そりゃどォも
...
気を遣って
いただけると
いいぜ偽
......
気にすんな
好きなトコを
斬ってみやがれ
斬れんならよッ
!?
あ...
グゲッ
ゴォッ
!
ぎゅっ
ぐほっ
カン...
ハアッ
ハアッ
ハアッ
ハアッ
ゼェ
ガホッ
.....ハッ
ハッ...
ハアッ
ハア...
ハッ...
ハア
ハア
野郎...
愛人さん
誰ぞ彼
昔の
......
捕捉した
うおっ
.....
く...
いででで
でデデ!
戦いを
長引かせる
のは
不本意だ
ここまで来るのに
ずい分時間が
かかってしまった
だが
この体勢から
敵を生かして
帰した事は
一度もない!
万次よ
命を捨てるも
命を曝すも
同じ事
己と共に
来い!
さすれば
外してやる
こんな処で
捨てるくらいなら
その命無骸流に
預けてくれ
さすれば
外してやる
.....たと?
そう云われて
ハイッて返事する
男の命が
欲しいのかよ
......これで
まずは
大丈夫
...死ね
仕方ない
ぐあッ
..ッ
ウグ
冗ッ...
......談じゃ
ねえぞ
コラァ...
うっ...
おおお
らああ
ああッ
!!
う...
へッ...
ようやく
放し
やがったな
放そうか
放すまいが
方法を
知らん事には
外せん
仕掛けなのだ
あーあ
そうかよ
くくっ...
仕方ねえな
...できれば
こーいう
野暮なマネは
したかァ
ねえんだがよ
ぬっ
ぬああ.....
コオオオ
オオォオ
オオ...
せいいぃいいいッ
無駄...
!?
カッ
ぐはあ
ああア
ゼエッ
ゼエッ
ゲヘッ
ゴホ!
ハアッ
...
これでは
...もう
使いモノに
ならん
何という事を
そりゃあ
悪かったな
あそこに
転がってん
のでも
よけりゃあ
貸すぜ
てめェなら
何とか
使えんだろ?
やろうぜ...
まだお互い
五体満足だ
いや...
また
後日に
しよう
今日は
さすがに
疲れた
じゃあ
一つしかねえ
お前の武器を
己が壊したっ
て事で
この場は
己の勝ちで
いいか?
.....まあ
そうだな
ガハハハッ
偽一
いいぜ
己を無骸流の
「直参」の前まで
案内しろ
勘違いすんな
仲間になるとか
云ってねえんだ
ちょっと
見たくなったぜ
お前より上って
連中の顔をよ
呆れた男だ
.....最初から
そのつもり
だったのか
わざわざ
無駄に血を
流すとは...
ヘッ
ヒマだったん
だよ
最近は子守りも
済んじまってな
あ!
......単純い
終わってる
どっちも
死なずに
済んだ
みたいだ
良かった
......!
終劇
「無限の住人」第13巻は、01年の3
月号から収年の1月号に掲載された
作品に描き下ろしを加えて収録した
ものです。
編集部では、この作品に対する皆
様の御意見・御感想をお待ちしてお
ります。
また、今後「アフタヌーンKC」
にまとめてほしい作品がありました
ら編集部までお知らせください。
東京都文京区音羽二了目十二番二十一号
講談社「アフタヌーン」編集部
〈戦便番号〉《ニース○○》
アフタヌーンKC係
アフタヌーンKC-
1100三年十一月二十二月
〈定価はカバーに表示してあります
著者沙村広明
発行者五十嵐隆夫
発行所株式会社講談社
講談社
第一局発行
東京都文京区音河二ーーーっっ!!
郵便番号、一二一人OO!!
電話・編集部・東京へ○三ごお三九五ー三四六つ
ntedinJapan
販売部、東京、ロジュエルサーラスのみ
印刷所株式会社・廣・済・学・学生
製本所「株式会社・フォーネット社
CHROAKへのAMURA200
「本書の無断現行プロビー」は第作権法上での例外を除き、欲しられています。
落丁本,乱丁本は購入者店名を明記のうえ、小型雑誌業務協対にお送りくださ
い。送料全員担にてお取り替えいたします。電話のSES「SEO」なお、この
本についてのお問い合わ地はアフタヌーン観集部死にお願いいたします
アフタヌーンにC306
アフタマーン
講談社