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<e::7
ここで
上沙村広明
コンス-
やっぱ
...
アプタヌーンKC
v村広映
だけせーまたお
それでも
ぼくは死人ひと
「稲条
とうじょう、遂刀流。以前
二人の切支丹を採用で改装
せた、持間の手線。百城を
感触に拷問し、無核光の黒柱
をはむせようとした。志水と
連れション中、倒れに音を断
り落とされ死亡。
禿顕,兄弗
とくとつさんきょうだい
リハ雨で戸良に、卍の足止め
を依頼された熊・家・眉毛の三
人衆。戸良の襲撃を助け、甲州
道を歩く卍に矢を射かけるが
すぐに降伏。仕舞いには会ま
で巻き上げられてしまう。10
志水
ばんどう、波刀流。鬼抜らと
共に無核流を観察したデブ。
百琳の拷問中、だんこを貫い
に出たところを偽一に捕まっ
た。自分の命と引き換えに仲
間の居場所を吐いたが、その
後の生死は不明。
お客さんは、自分自身に合わせていたので、
しみず、波刀流。鬼抜らが無
・核流の根城に読み込んだ際の
見張り役。卍に復讐する鬼の
仲間を売った戸泉に、暴削と
して事形を与えた。後に、立
ち小便中を偽一に襲われ、皆
を落とされる
本川義明
ばろ・すげさね、逃刀流、悪
府主催の酒宴がある由を天津
に伝えるため、阿葉山より遺
わきれた剣士。帰途、槇絵を
捜すよう天津に頼まれる。結
巣、酒室には欠席したことで
逸刀流の残党となった。
はるかわ。よしあき、槇絵の
父。複線と母・吹を追い出した
張本人。その後、自分もや
自川名に隠せ、労働を思うよ
れな数に、一旦は配の復讐を
思い止まった視線だが、引き返し
すと、そのれてい
早川改江斎元駅
はやかね。かとうざい。げんけい
首琳の元矢。剣術による家の
果を悲願とするあまり、白葉が
無線な息子を発作的に斬り殺
し、そのショックから正気を大
った自然に殺された。宗理のか
っての朗友でもある。
本来は
ぷらき、薬府主催の酒宴に招
かれた遺刀流の整形。新幹線
頭・吐鈎鉢の謎により酒や中、
軽く怒られ、動けなくされた
うえではどぬ一に襲われた。
成果そうな面倒えながら、あ
えなく死亡。
早川真都
はやかわりまつひご一百球の
息子。父と同様に胸を病みつ
つも、父の期待に応えようと
する従気な少年。喫造いの二
人の義兄や、自分で一緒に生
それた双子の妹と同じく
の手にかかって斬られる。
可鞍萌ー郎
しぐら、ごめじゅうろう。幕府
・主催の演奏に紹がれた逸力洗
の幹部。いかにも剣士然とし
た、厳しい風貌を持つ男、奥深
するほど偽」に対して、カッと
目を覚醒さ応威するが、心を補
ねられ、あえなく死亡。
そして、
特
巻
頭
☆説明文末の数字「>>Nは、その会場人物が初登場する単行本の巻数です。また、人物は作品に登場した顔に並んでいます。
まんじー二年前、上司であっ
た族本・堀井重信と九九人の
追っ手を斬り、以後一〇〇人
斬りと称される侍。八百比丘
尼により、関東僧の秘術・血
仙島を埋め込まれ、不死身の
肉体を持つ。
よう、卍や、その妹・町、八百
比丘尼らが集う、江戸の町中
にある茶屋の娘。司戸委安ら
新鮮組の連中が、町を拉致し
たことを、傷つきながらも卍
の隠れ家まで伝えに来た義理
堅い娘。
...
なんでも、
じょにりとょぶつ、教会に
懺悔に来た資金首を損し討ち
にして一〇年以上も無辞さし
できたエセ電数師。宝電話題
から足を銃で狙い撃ちにする
も、あっさり返り耐去にあう。
新鮮線・司戸議安の弟。
八百比丘は
やおびくに、卍同様、血仙息
を身に宿し、八〇〇年も生き
長らえてきた謎の尼僧にし
て、卍の身に血価量を埋め込
んだ張本人。父母の仇討ちを
誓う凛に、不死身の用心棒。
卍を雇えと告げる。
まち、市の妹。目の前で実の
兄に、まである薄藤花み辰み
を断り絞され、以来ショックで
電神的に退行してしまう。卍
冬場の仇と狙う司将教安に人
特にどられ、兄の眼前で新
斎藤応憑辰政
さいとう、おうい。だつまさ、お
の妹。即の夫。卍が飯本・相手
重信を斬ったことで温度を切
Sされた斎藤上総守版戦のは
子であるという因縁から、ハア
堀で徴釈出会った他と果たし
合い、妻の認証で断られる。お
司戸菱安
しど、ひじゃす。自称・無敵の
浪人軍団「新鮮視」劇将。魂の
序仁魚仏を卍に斬られた機嫌
のため、一気を悪いで前を
投致し、読き出し上卍の目前
で絡苦するが、頭面を「出」形
に斬られ敗北する。
無限にそれくらいの人物百人明らりに
くろい。きほと『影久の幼少
時より激刀流に駆する古会の
剣士。ほを綴る恋女を」共同
寝に送り続け、卍に斬るれた。
凛の黄金息小刀の乱れ菜ち
で、南肩に生首を襲い付け
狼奇潘昧が贄呈。
浅野・海
浅野「時
あさの・りん・無天一流・浅
野道場の一人娘。天津影久率
いる逸刀流により両親を殺害
され、復讐を誓った。二年後、
卍を用心棒として履い、仇討
ちの旅に出る。得意技(2)は
殺陣・黄金魚。
...
あさのッとき、凛の母。無天
一流壊滅の夜、繰り翼の眼前
で、天津影久率いち魅力発の
麻衣により綾香される。死後、
その昔は黒女国人の手により
別期にされ、黒衣自身の左肩
に縫い付けられた
天津二郎
まがつ・たいと、逃刀流。仕
込み刀の使い手。無天一流壊
池の晩に立ち会ってはいたが、
時の護辱には加わらなかった
硬派の剣士。凜のために浅野
家の宝刀を導い返しに来た中
と戦い、引き分ける。
あのつ。ぎぷろう、彰久の祖
父、師である浅野市先を守る
ため振るった剣が、真白のも
のであったというだけの理由
で最天一流を破門され、逆刀
滅を潰した。孫の膨久を初少
時より狂気の如く鍛える。
浅野虎厳
あさの。だかよし、涙の父で
無天一道、浅野道場面で、寝か
一四歳の誕生日を迎えた晩
強いに改め入って来た魅力流
の疑問に下ることを拒絶
敵々天皇に痛めつけられ、星
衣飾人により斬られる。
浅野虎秀
あさの。だかひで、約五〇年
前、無天一流の師範だった、と
の曽祖父にあたる人物、野党
の水面に囲まれたところを、
その通行と矢津三郎により守
られたが、天津の剣を邪道と
断じ、これを改門した。
天港最
あのつ・かげひさ「勝つこと
こそ剣の道である」と断する
逸刀滅縦主。祖父・三郎の無
念を晴らすため無天一流を授
減し、凛・生涯の仇敵となる。
国中のあらゆる流派を統一す
るという悲願を持つ。
そういえば
あさの、だかゆき、凛の祖父
天津三郎の破門により、年末
一流の免許皆伝となる。
現在に節約を継がせ、鼻が生
まわてから後も、昔の夜間を
続いてその過ちが一族に扱い
なさぬことを祈っていた。
そうり、涙の父の幼馴染みで
ある町総師。が、その実態は
芸術を過剰に愛する公儀の
隠密。死んだ土持ちの血を絵
の見として使用する対価とし
て、凜の旅の資金となる三〇
両を用立てる。
そんなことが
おとのたちはな・まさえ、幼
少時に天津を野犬から救った天
才的女剣士。遊女をしていた
が、天津に身請けされ逸力流に
加わる。卍には完勝するが、凛
の言葉に失し、命は覚わずに去
る。天津の一揺監の師”。
たつ、宗理の娘。芸術を愛し
過ぎるあまり、それ以外のこ
とに関心を持たない父に代わ
り、家事全般を取り仕切るし
つかり者の一四歳。火瓦たち
との死闘で重傷を負った卍の
看病もした。
つちもちょにさぶろう。透
流。死んだ黒衣購入の後姿を
なるべく、涙の命を狙って東洋
の屋敷を提案したハゲー中ら
それで歩まで追い詰めながら
総を定職にされ逆上した無理
により、断り破される
おとのたちはな・ふき、視線
の母。天皇三郎の姉・琴川も
の息子である義明に稼い板女。
慣れの剣の子が、兄を鋼肢に
追い込んだ結果、後輩きを失っ
大変明に提督される。以後、定
女に身を落とした。
はつ、芸妓。天津に身請けさ
れ、遊女から芸妓となった視
絵の先輩芸妓。自身も以前、
浅草で風にいたことがある。
父の借金のため、また遊女に
戻ることになったと損給に告
げ、去る。
上越住宅地下関馬水発
しずま、凄いくう、逆刀流
血仙島を身に宿し、二〇〇年
もの年月を生き続けてきた
見。礼に天津暗殺」出力流来
つ取りを持ちかけるが、拒ま
れる。加狐殺で卍を苦しめる
が、解体され、息絶えた。
かわかみ・れんぞう「新衣の
息子。母の病死に伴い、一年半
前から父と暮らす少年。命を
救ってくれた凛を、新夜と引き
合わせてしまう。父を斃す卍
を目撃し逆上、不死とは知ら
ぬまま、復讐を遂げた。
終間は
にせ、びくに、孫を人質にさ
れ、閑馬の言いなりに声を掛け
致した中年女。血仙校で習い
び足を助けようとする度に
八戸地丘尼を装い返ついた。
弾のために助けを呼ぼうと
し、関係に殺される。
かわかる。あらや、二年前、よ
の母を設辱した流刀流の
人。練造と暮らすようになっ
そからは、自作の話を残って
離らしている、謝罪を求める
噂を殺して、過去を封印しよ
うとするが、卍に敗北。
巻百合
まるゆり、練造に、葉履の鼻
結が切れたと因縁をつけた
通りすがりの侍。虫の居所が
悪いからと、練造を斬ろうと
するが、凜が命乞いをしてき
たため、鼻縮を直させた。嫌
味なだけの小物。
「無視しと信じ入」へ鈴場人物千人斬り!
まさと、男相街・芳町で身長
けされ、無酸流入りした少年
逸刀流天邦道場に使用人を
了承入し、内通や手引きで
逸刀流壊滅に貢献。が、偶然
再会した阿菜山に折られ、若
い命を取らず
葦屋と葛屋
咄ィ釣租
あしや、ぐずや、籠屋を装う
無酸流の二人組。歯を向けて
邦道場に運ぶ道中、龍一と声。
親しに殺そうとして返り討ち
に違う。基最は即死。葛屋は
現在を問われて「アカギ...
と言い残し、絶命
バイトで
はばき・かぎむら、幕府の新
番組頭°近々発足する講剣所
の師範として、逸力流を召し
抱えたいと、天津に持ちかけ
た。その裏で無骸流を率い
酒宴にて一堂に会した逃刀流
に壊滅的打撃を与える。
もろすみ。ちょうご、迷刀流
天津の加賀行きの間、統主と
行を務めるため、星川より天
就寝場へ向かう途中で俺一に
襲われる。武器を背にかけら
わ遺刀流の内情を張らされた
挙げ句、殺されてしまった。
書いちゃ無骸流。常に黙々と
敵の首を狩っていく手袋。吐
の忠実な犬として逸刀流壊滅
に大きく貢献し、晴れて罪状
放免を得る。最後には卍を吐
と引き合わせることで、百琳
も放免させた。
血仙蟲とは
八百地丘尼の言によれば一人生の目的半はで死ぬ人間たち
を救うために関節層が生んた究極の延命術」「刺威僧とは
西蔵国仏教の高僧である。血仙島を身に宿すと、斬られよ
うが突かれようが、体内にに基本フェ島」が瞬時にして破壊
された組織を修復、再生するため、「不死身」となる。心臓
や脳のような、中心的器官です6意所ではなくなり、切断
された部位も、切断面同士を合わせれば、容易に接合す
る。とはいえ、腕や脚などの部位を失っても、生えてくる
ということはない。また、己の右目が潰れたままであり、
体の傷もそのまま残っていることから、血仙岳の働きと
は、血仙鼻を埋め込まれた時点での肉体を、忠実に復元す
ることだと言えるだろう。作中で血価量を身に指してい
る人物は、卍、八百比丘局、関馬永田の僅か三人。花はも
ちろん、関馬もおそらく、八百比丘局の手により島を埋め
込まれているので、八百比丘局は国内で、不死の秘術を持
った、ほぼ唯一の人物と思われる。が、どのような手段で
これを人間に施すことができるのかは、まったく不明。な
お、血仙台、唯一の弱点となる薬が「血仙殺。西蔵良及浪
中に、これを手に入れ、所持していた関局の言によれば
「相手が紙を負うと疵口で死結して体組織を代行する」の
が血仙台であり、何千何万の点による、この「つなぎ」を
「パラパラに分解する」のが血仙殺である。量の有玉が血
仙殺を体内に入れると、新しいものから独口が、どんどん
開いていき、最悪の場合、死に至る。
ふさの、けんえい、透刀流の
副将。天津に統ぎ代行として
品川から呼ばれ、普遍に向け
うところを、百井と真理路の
芝居に騙され、毒を盛られる。
即発言してしなかったが、自然の
弓に指間を貫かれ絶命。
あばやま・そうすけ・逃刀流
天津の祖父・三郎の朋友。天津
の加賀行きの間、統主代行役
を務めた隻腕の老剣士。吐の
催した酒宴にて毒を盛られ
斬られるが、命は取りとめた。
根は好人物の六五歳。
真理路
ひゃくりん、無骸液。本名、早
川百。卍を味方に引き入れ天
津を狙うが、尸良により逸刀
流に売られ、拷問・陵辱を受
ける。三日目に偽一に救田さ
れるが、傷が癒えかけた頃
無骸流を解雇に。
しんけじ〝無核流。丁稚先の
・兵服問層から金を広々、死神
人となる。洋装だったときは
の両影を、金銭の百群は見
驚っていたが、逸力流に襲わ
れた自然を救おうとし、鬼技
に斬り殺された
はや、雪待の女郎。凶に、お恋
を殺した尸良の着物の柄を伝
えた女。その後、天津の田と
なり、誘き出した偽一に人質
にされるが、糸伊が天津を亮
ることで助かった。現在も雪
待て働く。
めしもりおんな、天津の足取
りを追う凜たちが潜伏してい
た、内藤新宿の宿屋で働く娼
婦。尸良の喋りにより、辻斬
りの疑疑をかけられ、関所を
越えられなくなった凜に、関
所抜けの秘策を教える。
れん、逃刀旅睨懇の女郎屋
雪待の桜女、母の美代のため
に働く。かつて妹を武士に新
られた凶を「慰兄ちゃん」とは
び、寝うが、流刀敷狩りを治
めた無骸流・尸良に驀行
殺される。
にせあのつ・かげひさ・天津
の加賀行きの際、敵の捜撃に備
えて張られた逸刀流による罠
のひとつ。流れの剣士役の袋田
と組み、天津膨久と名乗りを上
げることで、敵を交り出す。卍
にあっさり倒される。
尸良
しら、無骸流。異常な嗜虐癖
を持つ男。凛を斬ろうとした
右腕を卍に落とされるも、腕
の骨を削り出したをつけ狙う。
その後、お恋の仇として図に
左手を斬られ滝に転落。が、
未だ生存。
ふくろだ。読れの剣士を装い
偽天津と往来で喧嘩を始める
ことで、敵を炙り出す役を負
った、おそらくは逸力魂の剣
よ。あっさり偽天靴を打ち倒
した中に、背後から折りかか
るが、越北。
せい、電落の女郎。背格好が
近いことで天津の脇となった
三人の遊女のひとり、口長を
僕を続き出し、最高度に引き
合わずが、尸良にお足を斬ら
れ、轢頭される。その後、音を
拾った。
時間となく、合わせ以外の日本町のお
やえ、雪待の新造(若い女郎)。
女装して加賀に発ったとされ
る天津の服となった、三人の
遊女のひとり。誘き出した百
球に、散々胸を揉まれはした
ものの、幸いにも無傷で害待
に帰れた
さいがわかり逸刀流。お陰な
誘き出した敵を斬る桜の、お
屋を装った二人組。両名をも
口臭に手足をブック断られ、
秘々いたぶられた先に、首を
落とされて絶命。激痛に触る
ながら死んでいった。
たまざま〝独力流。八重が誘
・を出した百球の導弓にて伺え
れる。が、左目と右腕の筋を
笑いながらも生懸。その後
役職の鬼となり百戦を拉致
狭間するが、縄を抜けた音楽
により耐恐さる
いとい、逸刀流。葉矢の情夫。
葉矢が誘き出した敵を倒す役
を担ったが、偽一に葉矢を人
質にされ、天津の行き先が心
形庫流・伊羽指南所だと吐い
た。その後、逸刀流を抜けた
と思われる。
ちょうきちっ江戸の裏横丁に
ある、無骸流が出入りする飯
屋の板前。天津の目的地を偽
一から知らされ、姿を消した
凛を追うため、手形を手に入
れる密談を卍と百琳がしたの
は、彼の店でである
逸川流とは
約五〇年前、基天一流を破門になった天津三郎により興さ
れた流派、一勝つことこそ剣の道である」と断する天津影久
『三郎の孫』が二代目税主を継承するや、「国中の剣という剣
を滅ぼし、あらゆる流派の垣を取りのそいてみせる」という
悲願のもと、数年前から旺盛な活動を開始、以来、近隣から
遠方までの、あらゆる沈派に「服従か死か」の選択を突きつ
げ、江戸だけで千人以上の門人を抱えるまでとなる。
存在は、巨大にして孤高。「流技なき流派」「市目の蛮勇」
私これだ、基本的な名乗ってはいきあの、そこに
定の異要なり、格安がりといったのは女性です。い
武具・剣技を用いようと切の答めはない。唯一の身
一対一で闘うこと。強さのみを重視するゆえ、必然
強力な剣士が焦うこととなるが、反面、人間性や社会性
欠陥を持つ刻よらをも抱え込むこととなった。税金である
天津自身は、極めて理想家肌。その考えは「真に強い剣士
そが世に取り立てられるべし」に尽きた。が、数年で無双の
剣士集団として魚成長を遂げたことは、天津の思惑を超え、
公儀の警戒心を刺激。香衆・吐剣群を通した「逸力流」と認
剣所の師範として召し換えたいという甘言に譲られ、幹部
の大半を殺される。以後、制圧した追加の添くが難反し、残
常は俺が八名と三種類絵のみ。追い込まれた天津は、本城
地である向島天邦道場を燃やし、「公儀がもう一度、奥に
強力な武力の必要性に気付くまで徹底的に抗う」ため、野
に散った。
「冬の決起」を期して
中尾密八
なかや・そうはち・小仏川
ほど近い村・上長房村で旅籠
を営む男。この村では、村人
の縁者なら手形が無くとも関
所を抜けられると知った凜に
依頼され、凜を義妹と偽り共
に関所を抜けようとする。の
島田弥兵衛
しまた・やへい・小仏の関の
奉行。惣八の義妹を騙る漢を
怪しみ、緑者一切の調査を手
に、詳細まで詰問した切れ者。
一切ぼろを出さず、帝王切開
の痕まで晒す凜の胆に舌を巻
き、通行を許可した。
レッ
5宇路間
さと、惣八の妻。三年前、依
頼主が関所破りで死罪になっ
たため、関所抜けへの荷担を
拒む。が、凜の身の上を聞き
協力を決意。妹・砂和に仕立
てるため、濠の腹に帝王切開
の痕を刻む。
伊羽霊花
うるま、逸力流。無骸流が天
池を眠って出した春蘭に従う
形で、阿葉山が加賀に追わし
た、主人の剣士のひとり。た
口を根み、卍を宙吊りにする
が、中の罠にかかり、背後よ
新都されて
いばね・ひそが、心形唐流創
始者・伊羽軒秋の孫娘。門下
生の憧れの的ながら、紫央
すれの計らいで天津の髪とな
った。心形態流の机となった
天皇を逃がすと、自分に病じ
た父を追うように自力。
はるろう、心形魔流の門下生。
洗濯中に、心形断流の門をく
ぐった天津を発見、兄弟子た
ちに天津の到着を伝えた下っ
端、その後、帰宅した研水に
怒鳴られ、天津を座敷に案内
させられる。
はなた、遂力流。手形を狙う
卍との死闘で、早路閣の死後
を抱える卍を追い、川に置い
出された。宇宙間の死体から
流れる血で寝った水中より出
た出の刃に、胸を背後から見
かれ、絶命。
いりや、心形底流。師匠の義
理の娘、密花を貰うあまり
天津と試合うが完戦。師とま
花の自害を知り、嫉妬心を復
家心に換え床津を追い詰める
が、操絵に阻まれた。天丼と
の決闘に敗北
...
ひが、逸力流。宇留間と花田
を束ねる剛の者。倒した卍の
肉を喰らい、不死を得ようと
考えるが、百紙の落ちに阻ま
私以上、その疾笛に喰らいつ
くるのの、真理路により首を
こづえ、必形度流。入谷が
目おく翼熱な男。伊羽親娘の
復讐に立ち、一党で大津を沸
誰に追い詰めるが、戸葉と記
って強身創棟の凶に囲まれる。
心形唐流の攻滅を目に映しな
がら笑れた。
大迫
おおさこ、心形唐流。黒頭巾
の刺客が心形唐流と気付き、
道場に戻った天津を追ってき
た運を発見し、天津に気絶さ
せられた男。その後、凜の黄
金融と天津の連携により、右
腕を落とされた。
「無限と住人」を鈴場入物百人斬り!
みずもい、心形唐流。研水の
命により天津を残った、泉の
中の刺客のひとり、この男に
負ける、天津は刺客の革体を
見抜いた。刺客は生漫させる
が、この時の傷が死で天神は
桜色はに握る。
遠野
とおの「必死度流。流派の仇
である天津の居場所まで、お
を捕らえて案内させるが
この観然現れた中と断り合い
になった男。撮蛤の出現に来
じ山へ逃げた卍を遣うが、
を断られ離せ。
伊羽研水
たき、心形唐流。遠野と共に
凛を捕らえ、天津を追い詰め
た男。遠野と二人がかりでた
支配そうとするが、図に邪魔
され、山へと逃げ込まれる。
胸を一突きにされ、遠野より
先に通った。
...
いばね。けんすい、心形底で
総部、天津を加賀に招き、地下
唐流の逸刀流への許容を壊し
出た人物。落垣の娘・空花と天
神の校目の説明、公儀の命に
様子を、天津を間揃ちさせた
後いに、副属し果てる。
きぬか。遂刀流。阿葉山に内
空で無酸流に襲撃をかけた白
目の剣士。真理路を撫で戦って
(1)若琳を拉致した名誉なが
5、数日に来た偽」の武器と
特に観察された条件句、頭を
砕かれ死にする。
無骸流とは
果たし合いから難し肘ちまで、あらゆる手段を用いて、透
刀流剣士の首を狩る、正体不明の流派。その実体は、幕府
の新番組頭・吐黄群によって作られた、反・公儀的分子を抹
殺するための地下組織である。流派を名乗ってはいるが、
校、道場も師範も関下人も持たたない。構成員は総代・性を含む
め、僅か八名。吐を除くも人全員が死罪人である。近年、危
激に勢力を増した逸刀流の存在に、ある種の尊厳を抱いた
はは、東京ビットの取扱いをダイエットで、数々はお
対応できる説明は必要でありませんでしょうか。
「毒」と成すべく、その関容は、死罪の決まった罪人たちで
固められた。これを直参である吐が直精し、生まれたのが
無酸流である。その名称は「死罪に付きれてなお、何処にも
桜の残らぬ故、もって。無敵とと称するなり」という吐の音。
葉より付けられた。杏々の黒状は、盗みから殺しまで様
洗刀流をひとり腕せば最低一両半が与えられ、計・五〇両
を上納できれば無罪放免とこなる。とはいえ、命令違反・逃
はおろか、通行手形を申請しただけでも発罪人に逆戻りの
身の上である。まさに無感滅とこは、完理の言うとおり「幕府
に命綱を握られた罪人の集まり」と言えるだろう。吐の思
感どおり、無骸流は着々と逸力流の言動をあげ、酒宴の場
をもって、遂刀流に壊滅的な打撃を与えることに成功する
一方で無骸液骨体も最終的に、半数が殺され、戸良は命令
過度により投獄、偽一と自我は罪状放発を勝ち取った。結
成績を失った無該流は、その役割を終え、解覚された。
無限と言えば、合ったり大切な日本語を
けひと、演奏に招かれた逸刀
流幹部。女と見切りばかりの
美貌を持つ、謎の美剣士、子
◎凄いをおびた顔は、女性読
春のハートを直撃するに、充
みな流れを持っていたが、あ
えなく死亡。
くるせいが、むねただ、幕府も
俺の酒薬に招かれた銀刀流の
幹部。水玉模様の背微の男
過々としたホーダー価格調子
の中に、恐るべき武装を隠し持
っていた作者数。が、不意を
泣かれ、あえなく死亡。
人間が出るのは
らしょうもん。びざえもん、酒
に招かれた途刀流の幹部。お
全体を、すっぽりと買い込んだ
格別士。謎に包まれた「その姿
顔を見た者は、死ぬと言われ
ている「作者誌」。だ、そうなる
以前に、あえなく死亡。
ぽあ、ほうし、幕府主催の酒
実に招かれた逸乃飛の恰都
不敵な面構えをした限部の兆
よっ腹部の下に聞きれた、え
の右目を見た者は、死ぬと言
われているかどうかは不明だ
が、あえなく死亡
がんじゃ〝相変に招かれた»
刀流の幹部。適刀流箱」の
八百八町系憲章。「AKIRA」
の大佐チックな髪と、壁、鼻・
壁に付けた飾り金量で、大い
に時代を先取りしていたが、
あえなく死亡。
亡久浜町
きりふね。よいせん。幕府主
僕の演奏に招かれた塩刀遊の
幹部。丸眼鏡をかけた、留学
的量殺の剣士。またちの舜を
大いに楽しみ、飲み、がつ食っ
た。そのせいで蒼に当たっ
斬られ、あえなく死亡。
そういえば
加賀漆主・前田家の元剣衛指南伊羽鮮秋により、数十年前
に見された流派。軒秋の一番弟子・研水が伊羽家の養子と
なることで、二人目を観ました。人間だったのだからねえ。
伊羽指南所という名の道場を掲え、門弟は凡ぞ数十人を数
える。その理念は一勝たねばならぬ」こと。そして一武士は
口を開く前に、目の前の敵を倒さねばならぬ」ということ
剣に精神性を求めたり、実用にならぬ秘技・奥義を濫造し
たりする、素平の世の剣法を唾柔し、愚直なまでに実践的
な剣のみを置く流派である。極めて貿実劇健な、その佇ま
いを除けば、偶然にも避力流と志を同じくしており、門下
人・入谷と手合わせをした天津影久をして「逸刀流の人間
と闘っているような」と言わしめた。総帥・伊羽研水は人物
も、義にも厚い人物であるかゆえ、先代、軒秋より孫娘・お
花を託された際の一お前が知る中で最強の者に妹がせてや
ってくれ」との言葉を叶えんと、江戸より通々、天津を招く
目的は、研水の知り得る限り最強の剣士・天津影久に義理
の娘、霊花を曇らせること。これを条件に研水は、心形唐流
を流派・道場・国下人ごと、逸刀流に差し上げる、と申し出
た。やがて天津と密花は拉言の日を迎え、研水の望みは成果
したかに見えた。が、その晩、訪れた公儀よりの使者は、残
酷にも研本に「逸刀流と手を切り、枕主の首を奪え」と命じ
る。結果、研水観娘は自害に至り、その弔いを期した門人た
あの恋人は、天津国の教授「忠」に暴れるんですよね。
た心形腫流は、ここに無惨女経高を迎えたのであった。
唐流とは
ネットでは、世界肌の
り・こういん、酒宴に招かれ
た逸刀魂幹部。前方に鋭く
き出た髪を武器とする「無者
はっ剣士。吐の挨拶に相手を脳
ったりしているうち導に当た
り、胸体を上下真ッ!!つにさ
れ、あえなく死亡。
吉乃瞳阿
よしの・どうあ、逃刀流の残
党、蝦夷は小樽で場所請負人・
五名を殺害し、三月前、天津と
出会い逸刀流に加わった女史
士。天津を信奉し、冬の決起を
待つ。現在は凜の生家・浅野道
場にて居候。
地山緑車
果心居工
わやん。そりしげ、逸力流の
残党。凛を拉致して続き出し
ただに、勝負を挑んだ女装の
老剣士。閑馬永宮の遺品より
入手した「血仙殺」を塗った剣
で出を苦しめるが、回復した
中により解体された
八苑狼夷作
かしん、こじゃ急刀流の残党。
現時点では、その活動や能力
家、一切が謎に包まれた老人。
以前、醸阿が夷作に「居士の店
に行く時...」と語っているの
で、何らかの店を喜んでいる
と思われる。
やそのおおかみ・いさく、題図
の相棒として逃刀流に入った
韓眼の巨漢。潜伏先を探すう
ち、漫野道場の居候となる。我
が物顔に道場を荒らす膣阿に
気をもむ生真面目な男。天津が
濠の仇と知ってしまった。
せん、じい、マタギ。逸刀派
把山の育ての親だが、血縁の
ほどは不明。把山下、人間と
獣の違いは「死ぬ事」入の理解
の姿であると教えた。が、手
食いの態に左手身を抉られ、
あえなく死亡
圭反藤諒
かそり、久しあき、途刀流の
残党。担山が誘ぎ出した中の
付き添い人・偽一が、空力発演
私の無事、吐の部下だと気付
き、聞いを挑む。互いの肉を抉
り谷2近駅の中、武器の駅で
偽一に秘め殺された。
かね、遂刀流と昵懇の女郎
屋・雪待の女将。幕府に敵と
見微された集団と関わること
で、お上に目をつけられるこ
とを危惧し、逸刀流との関係
を一切、断ちたいと、阿葉山に
申し出た。
おずはん、逸刀流。酒宴後に
残った一〇名の逸刀流のひと
りにして、現存する八名の逸
刀流のひとり。その能力とこ
ろか人種すら不明の謎の剣
士。酒妻直後、天邦道場に一
度だけ姿を現した。
たのも、吐の屋敷に仕える忠
実在下男。卍の拉致に荷担す
る傍ら、最敷まで卍を迎えに
来た凛を門前払いした、食え
ない男。後に吐に代わって百
琳に、解雇と無骸流の解党を
申し渡した。
はなぶさ、吐の部下。左腕ま
でも失った獄中の尸良に、手
の代わりとして少年ひとりを
与えた男。卍と死合いたいと
いう、尸良の望みへの交換条
件として、図を含む四人の逸
刀流の首を要求。
[無限と住人]全谷場人物百人斬り!
でわのすげ、死罪人。卍の不
死力を移植するための、実は
台に這ばれた。全身の口腰を
劇隊、卍と交換することで
血の量が肉体に浸透したが、
肉体の毎生力が異常に高ま
る。が、そしく装弱
もうぜん、御殿医。不死力解
明と不死人の創田を、吐に要
請された。卍に麻酔を施し生
体解剖を試みるが、卍の肉体
に取り込まれかけ、失敗。錯
乱し、去るが、歩蘭人に大き
な示唆を与えた。
あやめ・ぶらんど、国禁を破
り七年間も異国を放浪した
真の医学を志す医師。常国後
投獄され、吐に教われた。去
職の後を引き継ぎ、卍の不死
を、四肢の交換手術によって、
出羽介に移そうとする。
あやめ、きくのしん。歩間人
の兄。弟に先んじて医者の道
を歩むが、弟とは違い、伝統的
な日本の医術を学んだ。病に
より母を失って取り乱した歩
蘭人から景音を吐かれ、鉄拳
制裁を加えたことがある。!?
ごとうせんせい
御目見法印(将軍を診察する資
格を持つ医者」にして積目兄弟
の師匠。インフルエンザに罹っ
た母を治せず、死なせてしまっ
たことを二郎矢〈現〉歩蘭人〉
により、なじられた。
綾目歩蘭人
・虎右ェ門
とらえもん、不死の秘法を医
学的に解明・実用とするため、
吐の命令で開始された生体実
瞼を、手伝う助手。孟膳や歩
聞人の支持に従い、よく働く
が、血膜い場面には弱い、基本
的に普良な男。
けい、江戸城内勤めの下女。
歩蘭人が、卍と出羽介の右腕
を切断、入れ替えて接合する
手術を行った後、爽弱した出
羽介を揚座数で看病した女。
非常に面倒見がよく、愛想も
いい元芸妓。
狩小浮
かるこざわ「卍の不死を解明
するための実験を行っている
江戸城内の地下牢の番をする
中屋同心。不審な動きに気付
いた際は、卍を縛した鎖を一
気に巻き上げて、宙吊りにす
る役目を負う。
やまだ。あさえもん・よしひろ
罪人の斬首を代々請け負う山田
家の、四代目を継いだ新食人。
通称・首斬り浅右衛門。吐の裏
前を受け、歩蘭人の手術を手伝
う。卍たちの手足を正確無比に
斬り落とす腕前を持つ。
ーー〈其の五〉
第五六章や捷径
ーーへ其の四
第五章を提径
第十章や捷怪
しようけい
第五幕8棟径
筆卒幕率開かれた穴
第至幕ゃ捷径
第九三幕&目派
ーー〈其の三〉
「〈其の
其の二
31
...
177.147121
15
◇第九十二幕◇
うあ!
すっ
すみません
すぐ出ま...
あっ
瞳阿
!!
イテテテ!
いったあい
ごご免
...だけど
今のは
いくら
何でも...
以前どおり
じゃないか
それじゃあ
瞳阿
ほら
昼間
自分で
云った事を
忘れたの
かい?
......
よし.....
ご
ご免なさい
...
神に誓って
ただ
いつもの
クセで..
貴女に危害を
加えたかった
わけじゃ
ないはずです
いつもの
クセって...
あっ
ちょっと
何......
何
土下座とか
始めてんの?
二人
そろって
あの...
頼み
ます...
こゆうか
履物をぬけ!
何を!?
一夜の
宿を...
出会いざまに
斬りつけて
くるような人間
泊められるわけ
ないでしょ
もうしま
せん
もうしわけ
ありません
あの...
オ己達
日の入りまで
あったんです
家が
......
どういう
人なんだろ
.....この娘
でも
燃えちゃって
......はい
実は今日
宿無しになった
ばかりで
......多分
よそ見を
している
そそれで
新しい時を
探したいん
だけど
己達
北の果てから
流れてきた
ばかりで
足場になる
知り合いも
なく
明日中には
住める処を
見つけますん
で
ど
どうか
なんかもう
参ったな
こっちだって
ソレどころじゃ
ないのに
.....あの
あのですね
正直、云って
空き家じゃ
ないと
知ったら
引き揚げて
くれると
思ってました
......!?
救っちゃった
力が早.....
物盗りとかで
来たんじゃ
ない事は
入ってくる時の
会話を聞いて
判ったけど
どのみち
私も
家って
明日になれば
またここを出て
......しばらく
戻らないんですよね
人が住まなく
なると
早く朽ちるって
云いますよね
別に
いいですよ
しばらく
暮らしてて
もらっても
誰が来て
何が起こっても
知りませんよ
ここは
その昔
ただし
色々な事が
あった
場所なので
何か
見るからに
この世に
生き辛そうな
人達だなァ
ククク.....
和人って
ホント土下座に
弱いんだわ
そ
そんな事
云っちゃあ
悪いよ
私や
卍さんも
そうだから
同じような
人間が
集まって
くるのかな
明日は
捜しに行こう
ズーーン...
大かな
ンッ
うん......
何の音.....?
...
稽古場が
ああぁああ
あああえ!?
......
......煙草
......
何やってんの?
第九十二幕終
◆第九十三幕◇
開かれた
私は今
猛烈に
後悔している
ん...
ほうれん草
ちょうだい
それはそれではなかったのですが、そんなことはないのだろうかな
この男の人は
八苑狼夷作
昨日一晩と
今朝までで
この二人について
判った事柄
だけど今日
陽が射す中で
よくよく
見てみれば
この人...
巨軀に似合わぬ
温厚な人
温厚という
気の小さい人だ
「北から流れて云々」と
語っていたので
最初はってつきり
これが蝦夷と呼ばれる
人なのかと思った
このべんでは
あまり見かけない
顔だちだし...
目が青い
髪は黒いけど...
南蛮の人なのかも
知れない
舌の廻りが悪いのも
そのせいか
だが悪いなりに
こちらが尋ねた事には
正直に答えてくれる
泊める事になった以上
これ迄のいきさつを
いや、そんな
いずれこの人に
説明してもらわねば
なるまい
そして...
この娘
吉乃瞳阿
いやもう
「こいつ」と呼ぶ!!
私にはその権利がある
「この娘「こいつ」と云っては
みたものの、年下がどうかは
実際判らない
だがいくら何でも意見...
夷作さんと比べれば
年下だろう
...姑と云おうが
わがままな姫君と
そその家臣ど云おうか
私より背が低いので
勝手に年下だと思って
いるけれども
なのにこいつどきたら
話す時は大抵が
命令口調で
どういうわけか
いつは
人見知りと
云ってしまえば
それまでだが
何というか
そのやりとりを、
見ている限りでは
間違いなく
二人の生活は
瞳阿を中心に
動いているようだ。
私との会話になると
ここまでほぼ全部
相方に委せっきりなのだ
夷作さんを含む
この世のほんの数火としか
会話をしないで
生きているような風情
そもそも
この二人の
間柄は?
帯刀して
いるのは
瞳阿だけだ
兄妹にしては
まるで似ていない
夫婦というほど
所帯臭くもないし
...そういえば
何だろう
武家の娘と
下男?
瞳阿
...って呼ぶわよ
貴女に直接
訊きたいんだけど
稽古場の壁...
弁償するのは
当然として
どういうつもりか
説明してもらえ
ないかしら?
...窓
連子が
空いてるでしょ
端から端まで
そうじゃ
なくて
出入り
できる穴
あのね!
道場に玄関は
必要ないのよ
あんな
狭い恋じゃ
母屋といっ
棟続き
なんだから
悪い神良い神
神への捧げ物を
出入りさせる為の
窓が必要なの
良い神が
出入り
できない
私は
ああ.....と
思った
家の造りが
悪いから
悪い神が
溜まったんだ
と
私の育った村では
どの家もそうだった
...昔この家で
色々の悪い事が
起こったと聞いて
......大陸で
云うところの
「風水」の
話だろうか?
すすみま
せん
ともかくここれで
簡単に二人を
追い出すわけには
いかなくなった
夷作さんに
謝って
もらっても
なー...
何としても
修繕だけは
してもらわねば
あの
私
あ.....
じゃあ
帰るまでには
...何とか
ちょっと
外出て
きますんで
瞳阿にも
手伝わせて
下さい
は.....
ええ?
そっ
それは...
難しいな
手伝わせ
ないと
駄目です
あ...
はあ
うるさい
死ね
結局朝まで
卍さんは帰って
こなかった
何となく
......女の
だけど
卍さん未だ
あの屋敷の中に
居るんじゃ...
......何て
読むんだ...
あの名字
でも
用事があるなら
私に二言あって
いはずだ
連絡がないと
いう事は...
捕まって投獄
されてるとか
やっぱり
違うのか
卍さんを
投獄
ってどうかなー
......だって何か
今さらって
ダカするし
........仮に
卍さんが
ここに居ても
居なくても
それを訊いて
みたところで
多分...
門前払いだ
あの時
百琳さんに
誘われて
ここを動いたり
しなければ...
否云うまい!
あれは善意で
声をかけて
くれたんだし
それよりも
食欲に負けて
フラフラついてく
この小娘は...
ーて事は
そもそも
卍さんも
偽一さんに
誘われて
.....この屋敷に
来たんだったわ
それはつまり
無骸流がらみの
用事が
あったから?
「て事は
百琳さんだって
何か事情を
知ってるかも...
う...
.....よっ
!!
グァ...
クッ.....
ウッ.....
ハッ!
血糊は
ねえ...
峰打ち...
だったのか
ここは
スウ
スウ
おい
起きてるッ!?
!!あ
コラ...
......
......何だ
あの野郎は
フー
囲まれて...
四人ばかり
斬り倒した
ところで
あの男が
いや......
思い出せる
ぶっ殺す
...いや
ぶっ殺すは
いいが
何処なんだ
ここは?
鉄牢
とは...
人間一人
閉じ込めるに
しちゃ
大ゲサ過ぎるぜ
おまけに
クッ
板前でも
呼ぶ気かね?
!!
......
うお
痛ッ
てえ!
......畜生
テメェら
では
儂から
始めさせて
もらおう
疲れた...
くあー!
結局
卍さんにも
百琳さんにも
会えず仕舞いで
会いたい時に
限って何で
会えないんだ
お帰り
なさい
あ
あらァ
有り難う
い今
米を炊いて
魚を
焼いたから
良かったら
一緒に...
今日誰か
男の人が
ここに...
あの
えっ?
いえ
さあ
そう
あ.....あっ
あれはまだ
あんまり
進んじゃ...
あっ!
そう云えば
稽古場の壁は
どうなったの
かしら!?
え!?
......
何で
玄関に
なってるん
ですか!?
すっすす
すみません
会心の
出来だな
これは
これ絶対
村の風習とかじゃ
ないでしょ?
ねぇそうでしょ
第九十三幕「終
汚九十四幕へ
抜きだ
・
〈其の
あっ
てンめえ
素体を
連れて来たぞ
どうだ
この男は?
......
よろしいかと
上鉤群
吐
アアア、
うおおお
おおおぉ
りゃあああ
ああアアア
くそっ
てめェ
野人め
今ッ
これよりの事を
確認しますぞ
吐殿
.....この者の
肉体の仕組みを
明らめ
かつ
そこの男を
この者と
同様の
治癒能力
つまり
に
「不死」
仕立て上げる
かような事で
相違は
御座りませぬな
うむ
いまひとつ
加えると
もしそれに
成功したならば
一刻も早く
その処方を
確立させる事
云わずもがな
我らが真に
不死を施したいのは
この男ではない
より大事な場面で
如才なきもので
あらすんは
いかな奇跡の術も
反古同然!
不死だって
.....どうか
してるよ
この人たち
...
万一の戦に備え
雑兵どもの肉体を
不死身にでも
なる御心算...
ですか?
歩蘭人ッ!
は......はッ
いらぬ勘繰り
でした!
しかし歩蘭人
軽率に
いずれ
目的は判る
今はただ
盲進する時
ふむ...
面白い事を
云うわ
そのような
モノを作り
うっかり謀叛でも
起こされる方が
恐ろしいとは
思わんか?
...
して吐殿
その成否を
お見せできる
ようになるまで
我ら二人に
許される猶予は
いか程で......?
孟膳
た...
たった
八日ッ
お主は
八日
八日経って
成果の上がらぬ時は
歩蘭人が代任する
さらに歩蘭人
お主も八日使って
進展なきようなら
ーお主ら二人
いつまでも城の門を
着れると思うなよ
...
判りました
その八日天命と覚え
......無二無三
この秘術解き明かして
御覧にいれましょうぞ
よくぞ
申したわ
期待して
おるぞ
ちょっと
待って
下さいよ
吐殿!
恐れながらに
申し上げるが
人間に不死を
施せなどという
およそ天地の理から
かけ離れた事を
あまつさえは
八日以内でと
無体を申される
割には
我々は
この男について
あまりに
知らなすぎる
かような短期間で
それ程の大仕事を
成そうとせば
時に双方の肉体に
過ぎたる負担を
負わせる事にも
なりましょうが
その男の「不死」が
それらを前に
どの程度まで
耐えうるのか...
いや果たして
それ以前に
その
不死とやらが
本当なのか
否か
ばッ...
...
僕の云う事が
信用できんが
七年間
食うや食わずやで
唐・南蛮の数国を
渡り歩いてきた
この身なれば
そうして周った
様々な国の
実に様々な場所で
「不死」「不老」と
仙人同然に語られる輩を
見てきましたが
帰国後
春意に背いた席で
景死を待つのみだった
この私めを
とり立てて頂いた大恩
つまされながらも
あえて御無礼
申し上げますのは
ことごとくが
騙り者だった
この男の検分は
我が屋敷にて
済んでおるが
我々が
見なければ
意味はないッ
虎右ェ門!
......
よかろう
あの男の肉体を
どこでも
批付けて参れ
は!?
は.....
吊られ
てると
思って...
勝手な事
吹いて
くれてんなァ
随分と...
くッ...
見ろ
歩蘭人
!!
......
何と...
うう
それ
しきの
疵
たわけ者
戦場に於ては
後ですら
気力で
治せるわ!
はっ...
いえ...
歩蘭人
今お主が
わめいたは
あれしきの事が
見たかったから
ではなかろう
ん?
吐......!
見ておけ
我らと
この男を
分かつものは
これよ
ぬがッ
...
ひッ
うぉおおお
オオアアッ
うわっ!
汚い...
ヒィエエ
うわァア
......ばっ
馬鹿な...
何....?
......?
ぬぉオオ
ー後は
頼んだぞ
虎右ェ門
それから
薬籠の
外に
行って
桶一杯の
湯を沸かして
もらってくれ
ハーー
オレ...
オレ...
私に...
やらせて
先んじて
やらせて
くれい!
孟膳殿!
孟膳殿
.....これは
......
年功序列で
どうぞと
云いだした
のは歩蘭人
...お主では
なかったかね
私の
医師としての
勘だが...
この仕事
貴方の
手に余る
歩蘭人
吐殿の言により
この御役目
今日より八日間は
我が領分
つまり今
去れ!
この牢内に
お主の居場所は
無い
アンタには
感じないのか
私に向かって
風が吹いて
いるじゃないか
ここは
百琳さん
あらあら
あら!
コラコラ
コラ!
何だって
こんな裏横丁に
入って来てんだい
アンタって娘は
いやあ
でも...
その...
昨日から
ずっと
胸騒ぎが...
万次さん
が?
ねえ?
あの旦那の
事だからさァ
私もそう思いたい
ですけどでもっ!
実際に二晩
消息が掴めないのは
初めてなんです!
こうしてる
今も
何処かで
大変な目に
遭ったり
血を流したり
してるんじゃ...
そうか
悪い事したわ
信じてもらえないかも
知れないけど...
あの日はホント何も
聞かされてなくてさ
そんな事
疑ってません
でも
力を貸して
ほしいとは
思ってます
判っといて
ほしいん
だけど
...
ひとつ
今から二人して
吐邸に行って
私から色々と
詰め寄った
からっつっても
何でもかでも
答えてもらえる
わけじゃないん
さ......それは
堪忍してよね
偽一だったら
も少し融通が
利くんだけど
構いません
ありがとう
ございます
ま何てか
...カ関係の
悲しさでね
万次様
ですか
埒が明かぬとは
この事ですなあ
まさに...
ねえホント
私も心底
そう思うワ
ですから......
とうにお帰りに
なられたお客人の
その後の所在などは
度々訊かれましても
はあ
とんと
アンタと間答して
時間をドブに
捨てたかないのよ
座敷へ上げて!
さもなきゃ頭目呼んで
すぐ済む話だから!
んじゃ夜に
また来るから
お屋形様は
御登城で
夜までお戻りに
なりません
あー
そー
お戻りには
なりません
......か....
貴女様が
訪ねて来たら
お読みして
差し上げろと
手渡された
書簡がここに
えーと
無骸流
副席偽
無骸流
三席百琳
右二名
この伝文が
読みあげられし
日付を以て
お役御免とし
さらに同日を以て
「無骸流」を
永久に解党す
元~無骸流筆頭首席
吐鉤群
...だそうで
長い間
御苦労様で
ございました
は!?
では
私めは
これで
は?
ちょっ...
何何の話
それオイ!!
第九十四幕|終劇
親九十五幕
......
解雇ですか?
おほ.....
のほほほ、
邪気がなければ
何を云っても
許されるわけでは
なくてよっ
お凜さん!
フッ...
いやはや
まいったよ
すっ
すみません
ご免別に
当たりたい
わけじゃあ
ないんだ
左腕を
怪我してから
こっち
やっぱり
怪我
だったのか
やたら暇が
増えたなァ
とは思って
たんだわさ
だけどそれに
「無骸流解党」の
オマケ付きと
なれば...
凜ちゃん.....
今だから少し
云うけど
どおーにも
得心しかねる
話だよこりゃ
その代償で
下働き
「無骸流」って
のはさ
私達が
幕府相手に
でも現時点
仲間のうちで
例えばそうね
......
「返せるアテの
ない借金」
みたいなモノを
こしらえてね
簡単に云や
そういう組織
だったわけ
正式に
その代償を
皆済できた
人間は
偽一
ただ一人の
はずよ
なのに
解雇解党
ですか...
.......そこを
切り捨てても
構わない...
構えない程の
何かが
起こってる...
気がしますね
いい勘だ
するね
そして
賭けても
いいけど
それは
万次さんが
消えた事と
無関係じゃ
ない筈だよ
よっし
まずは
偽一を
捜そうか
考えりゃ
アイツは
万次さんを
どう説得して
連れて来たとか
アイツが
仕事の中身を
私に黙って
いる時は
そもそも頭目に
何を頼まれて
万次さんに会いに
行ったのかとか
一言も
話してくれちゃ
いなかったよ
決まって
私が知らない方が
いい...ど
アイツ自身が
判断した時だった
それがどれだけ
人の心を
イラつかせようが
お構いなしにね
...一五七
「丙」
一五七
丙なり...と
......
判らん...
もうぜんどの
孟膳殿
......
何も見えんぞ
それ
お借り
できませんが
どうぞ
お気にせずに
なっ...
何だそれは
歩蘭人!?
手製の
玩具です
二日目
血を採るなら
採るで
構わねェがよ
他に手の
震えねえ奴は
いねェのか!?
出羽介
......と
云ったか
無駄だよ
無駄
これを
飲んで
みろ
あのー
......
こりゃあ
旦那の血の
ウワズミ
ですかね?
茶々を
入れるな
下郎!
しかし
その通り
本日の作業は
終了するッ
大丈夫かい
旦那よ
あわわわ...
血を
抜かれ過ぎだ
こりゃ
クッ...
何です
そりゃ
きつけに
飲めって...
渡されたよ
阿片と
蟠昧だと
何だってえ?
盗ッ人かよテメェ!?
何人も殺してそうな
顔しやがって
いやそんな...
ケチもケチ
火事盗ッ人の
輩でさ
センソってな
何です?
ガマの油
元々
様だったのが
悪いクセを
憶えちまって
江戸私になろうが
戻ってきちゃ
繰り返してた
モンで
ついには
このザマ
...へへへ
だけんどまあ
旦那のような人に
お目にかかるたァ
私の運もそうは
捨てたもんじゃ
ねえさねえ!
あァ?
いやあ
私も最初は
思いました
面倒臭ェ事を
させてねえで
さっさと
首でもどこでも
斬ってくれって
こんな暗くて
カビ臭ェ場所から
生きて出るか
死んで出るかも
判らねえ男に
どういう運が
あるってんだよ
一昨日
まではね
昨日からは
天地が
ひっくり
返っちまった
そんな肉体に
なれりゃあ
郷里の生活も
さぞかし...
へへ......!
ああ私?
いえいえ
カッ!
不死身で
郷里に帰って
熊でも退治
してみるか?
私ァもう
江戸の水が
馴染んじまって
るんでへえ
私じゃなくて
嬶ァの話でさ
ほれここに
私を連れて来た
吐って旦那が
いたでしょ
あの日の朝
私に
云ったモン
ですよ
おメェはこれから
不死の肉体を作る
実験台にされる
成功すりゃあ
放免だが
失敗すりゃあ死ぬ
死んだ時のために
今残す言葉が
あるか
言葉は足らねェが
そんな風な事をね
...俺ェお侍が
またとち狂った事
ぬかしやがると
思ったが
まァ
話すだけなら
タダでしょ
郷里じゃあ
頭の悪ィ
女房が待って
いるんですが
そんな口約束
信じてんのか
おメェは
ろくすっぽ
送れなかった
仕送りの
かわりに
そんな頑丈な躰
出来るってんなら
送ってやっちゃ
もらえませんかと
そうねえ
まァ信じてるよ
信じるしか
ねえもの
旦那
旦那の不死は
本物かも
知れねえが
それが麻疹みてェに
誰にでも伝染せて
医者・ボウズ要らずの
世の中にしましょう
ーってんじゃ
ねえ旦那
死なねえ躰なんて
よくよくな代物だ
それも何だか
薄気味悪ィ
世の中だわなァ
そんな躰に
なっちまうような
人はよ
オメェはまだまだ
死んじゃなんねえと
生きてやる事が
あるんだと
云われてんのかも
知んないねェ
それを
云ってんのが
仏様だか...
閲魔様だかは
判らんけど
私なんかじゃ
横着な人生しか
思いつかねえ
ま私ァ
なれねェよ多分
けんど
女房なら
なれるかも
知れねえな
アイツは
心が真っ直ぐ
だから...
カッカッ
カ......!
心が
真っ直ぐとか
...関係ねェか
んな事は
遅かった
ですね
珍しく
材料が
今しがた
届いてな
材料?
さて...
虎右ェ門
ここに書いてある
分量で
処方してくれ
は
はい!
いいじゃあ
ハプロン
...
もっ
孟膳殿...!
この処方は
口に出すなよ
歩蘭人
......
酒の匂いが
するな...
死ぬような
楽じゃ
ねェだろ
飲むん
ですかい
旦那?
何しろ
己も
オメエも
ひと月は
殺さねえと
約束されてる
ようなもん
だからよ
なァ?
先生方
早く
飲めッ
.....よし
効いたな
「全身麻酔」
だー
マンダラゲ
ビャクシ
トウキ
ソウウズ
テンナンショウ
センキュウ...
歩蘭人殿
この処方は
一体?
恐らく
孟膳殿は...
あの男を
生きながらにして
腑分けなさる
つもりなのだ
虎右ェ門
消毒用の
湯を
用意してくれ
........な
成る程...
思ったより
やる人だ......
この人は
「全身麻酔下の
生体外科手術」
かー
聞く限りでは
いや蛮国に
おいてすら
畜生を使った
実験以外に
実施例がない
...いささか
勇み足では
ないだろうか
殺してもすれば
我ら二人の
首がとぶ
この局面で...
孟膳殿
失礼ながら
腑分け
もしくは観腑の経験を
今までに何度して
おいでですか?
孟膳殿
!
........
カワウソの内臓は
人間のものと
よく似ると云う
それを
三度切った
問題ない
カッ...
カワウソは
カワウソ...
人間は
人間ですよ!?
待てッ
孟膳
この場は
私が...
オマエは
引っ込んでろ
若造オォッ
...
いかん!!
忘れて
しまわれたか
孟膳殿!?
「解体新書」が
発行された折の
我らの会話を
何を驚嘆して
おられるのですか
孟膳殿
ただ蘭書を
翻訳したという
だけでしょう
こんなものは!
杉田玄白
何をする人ぞ
「蔵志」や
「解屍編」ならば
一見にも
値しようが
あれらとて
ただ一度の
腑分けや観腑を
頼りに書かれた
脆弱な代物!!
この綾目歩蘭人!!
諸国彷徨中に
実に三九体の
屍を切り開いた
白人黒人
嬰児から老人
処女から売女まで
落ち着け
歩蘭人...
今ここで
私の手を
借りてもしたら
孟膳殿の
立場になって
考えれば...
この暴挙
無理からぬ...
たとえ
その結果
術式は成功
不死の秘密が
解明されたと
しても
孟膳殿の
典医としての名が
地に堕ちる事は
間違いない...!!
ないんじゃあ
ああしか
しかしいじかじ
どころじゃ
アンタの
代わりは
おっても
その男の
代わりは
おらんぞ
孟膳殿ッ
もってい
第九十五幕|終塚
第...
本来は
......!
わは...
わははは
ははッ!
我勝てり
見ろ
切開部が
塞がらん
歩蘭人ォ
触覚や
痛覚が
再生力に
影響ありと
仮定して
霧の中だった
不死の秘密を
およそ二〜三の
機構にまで
絞り込めるぞ
先ず
第一歩は
成功よ
それらを
休眠させる
方法を
必死で調べて
いたのだ
恐ろしい程
当たったわ!
そしてこの
発見により
見事な読みと
あえて云おう
だがゆえに今!
ゆえに私は
危惧している!
御目を
反らされるな
孟膳殿ッ
それは取りも直さす
今その男の肉体が
不死にあらずという事
花が塞がらぬと
浮かれている
場合では
ござらんぞ!
珍しく
吠えたな
歩蘭人
まそう
心配するな
医学史に
残りかねん一歩に
先鞭をつけられて
焦ったか
僕が
考えるに
この男...
もっ
...
孟膳殿!!
!?
きっ...
疵が
閉じていくぞ
孟膳殿......!
ど...
どけッ
か.....
肉体は...
眠って
おらんと
いうのか
うおおお
おぉおお
うう.....
!?ちょッ
孟膳殿...
うわっ
うる
さいッ
な.....何の
つもりなんだ
アンタ!?
この穴は
塞いでは
いかんのじゃああ
いかん
......錯乱
している
!!
孟膳
殿ッ
腕を
引っこ抜け
早く!
取り込ま
れるぞ
ぬあああ
あぁああ
ああ...
ハアッ
ハアッ
...
...
フーー...
六日後
玉膳は
まだ元に
戻らぬか?
は.....
見ていて
こちらが
辛いですよ
む......
少し威し
過ぎたか...
無理はないで
しょう
不死を移そうにも
何しろ
手術が出来
ないのでは...
それは
たとえ、お主の
番になっても
同じ経過を
辿るという事か
いえ
それが
あながち
そうでも
ないかと
ほう?
孟膳殿は
手術の中で
それ自体は
失敗だったものの
ある重大な示唆を
残してくれました
何だ?
うまくいけば
つきましては
吐殿に
お骨折り
願いたい事が
ありまして
大きな声では
云えませんが
歩蘭人
はッ
重々
承知して
おります
これは
大事です
.!
そして
恐らくは
......
医師としての
領分を
踏み外した
ものでしょう
しかしこと
繰り言に
なりますが
「生身の人間を
不死に...こという
御云いつけ自体が
既に生命の常識を
踏み外したもの
で
あるなら
この上は
我々同様
吐殿にも
番士としての
領分を
踏み越えて
いただく!
ク.....
云うわ
よかろう
......
やってみよう
有り難う
ございます
ううッ
ヒイイイとイイス...
も.....
孟膳殿ッ
......
何なんだ?
あの親爺は
それより
旦那
いやま
......
無理も
ねェですよ
?
こう毎日毎日
のんびりしてて
いいんですかい
ん.....
ああ...
とは云え
だー
牢抜けですよ
牢抜け
私ァともかく
旦那がここに
長居して
得する事なんざ
ねえでしょう
この
手枷足枷に
日がな一日
見廻り付きの
鉄の牢...
医者二人と
使いっ端の
若造も
残るは...
.....正直
厳しいな
刀の一本でも
ありゃあ
まだ何とでも
してみせるが
全員
丸腰ってのが
かえって
良くねえ
「吐鉤群」
あいつが
もう一度
来た時.....
順当にいきゃ
いくら何でも
勝ち目薄だが
勝機は
ねェでも
ねえ
奴らにとっちゃ
こっちは大切な
実験材料
むしろ
お前なんだよ
出羽介
いきなり急所を
狙っちゃあ
こねえだろう...
そこが頼みの編よ
一番の
問題は...
!!諸ンなって
逃げ遂せるのが
可能だとしても
その時、こいつまで
五体満足って保証は
さすがに無え
とは云え
置いていっても
どの道一死罪になる
男だからな
この実験が
成功しない限り
成功するわけ
ねェんだが
それに
比べり
幾分マシか...
......
頭痛ですか
旦那?
頭も何も
痛ェ事
だらけよ
ええっ
そんなに?
いっ...
ててて
クウ.....
ち違う
違う...
コラ!
どうした
?
脇腹が...
急に...ッ
グ......
ちょっ.....
ちょっと旦那
何の騒ぎ
だ?
ケホッ
おいッ
江戸煩いか
何かか!?
......御心配
なく...
立ち眩みの
ひどい奴ですよ
........もう
治まりましたが
どうなっ
てんだ...
こりゃあ
クッ
クククッ
...出羽介
?
ようやく...
この牢の中にも
陽が射し始めた
ようだぜ
...
......
命の重さか
終劇
第九十六幕「終
思ったより
ずっと重い
物だな...
>第九十七幕を
捷径
「3
〈其の四〉
九日目
_孟膳
お主は
優れた
医師だった
昔ーお主が
御老中の嫡男の種を
独自の処方薬で
完治せしめた時
我々は
少なからず
感動したものだ
だが
古方派と
云えど
お主も
やはり
この国の
医師
幕意に反してまで
海を越えた
あの若者には
果たして届くのか
僕の求める
結末とは...
尋常の処方では
届かぬもの
なのだろう
お杏カ沢...
その答えも
あと八日
虎右ェ門
待たせんじゃ
ねェよ
何処で
油売ってんだ
あのジジイは
......も
孟膳殿は
昨日で
約束の八日が
過ぎましたので
...もう.....
お閑を...
お閑を出され
ました.....!
ほーお
この牢ン中も
いよいよもって
世代交代って
わけか!?
は.....まあ
そうです
......まさか
あのヒゲは
吐鉤群殿
ですか?
チッ
来んのかよ
あのクソか
まあいいや
――御苦労
仕事に戻んな
虎ちゃんよ
わざわざ
見に来や
しねェよな
いや来る
...でしょう
今日は...
聞いたか?
出羽介?
は...
はい
へえ
聞きました
やるぜ
今日
合図は
しねえ
己が
動いたら
動け
へえ!
二度は
来ねえ
機会だ
お前が
しくじっても
ほっぽって
先行くぞ
覚悟
してまさ
!
来ました
I52
!
あのう
綾目先生
その...
腰物は
私物で?
は!?
そんなわけ
ないでしょう
借り物ですよ
借り物!
だっ...
旦那!
こりゃあ
どうにも...
け計算の
将外でさ...
どうします
こういう
場合......
......
くくっ...
......つまり
押し出されて
出て来たって
のか.....今
......!!..
ジイさんが
手ェ突っ込んだ
時にー
一緒に入った
「異物」が
正直
ゾッとするぜ
旦那の肉体ァ
出羽介
別に
騒ぐような
事じゃねえ
何ですって
そのちんまい
刃物で?
バ.....!
声が
でけェよ
こんなのでも
本あれば
そう難しくは
ねえんだ
あんな青二才
人質にとる
程度の
仕事ならな
問題なのは
多分その後
やって来る
吐鉤群よ!
.......いいか
医者の命を盾に
ロハ丁で
奴の大小を
手に入れる
もし成功したら
オメェは
好きな方持って
そこの牢番の
着物ひっぺがして
そのまま逃げろ
逃がして
くれます
かね...
中から出るだけならな
........恐らく
今医者に死なれちゃ
奴だって困る筈だ
だが一歩
外に出りゃ
どうだか
知れねえ
とは云え
こうしてりゃ
さんざ身体を
いじられた場句
基場行き......
がんじがらめ
徒手空拳と
判っていても
そもそもここが
江戸の何処かも
判らねえ......
逃げ果せるまでに
腕の一本ぐらい
落とされてるかも
死中に活を
見つけるしか
ねえだろ!
こうなると
吐がいねえのが
かえって有り難いぜ
......何に
使うんだか
知らねェが
帯刀して
来やがる
とは...
鴨葱たァ
まさしく
コレ
は腹が
ええっ
まっ
またですかい
旦那!?
ううう〜〜〜この世のモンじゃあ
よいです。だけどここの痛みはアアア
はああ?
聞こえねえ
聞こえねえよ
旦那よォ~~
ひゃあ
汚ェ!
ねえ先生
診てやって
くださいよ
朝飯を
食ってから
もうずっと
こうで...
献立は
憶えて
いるか?
うう~~
寒い...
憶えて
ますよ
身欠き
ニシンと
コッオッ...
ゴホォオエ!
ぎゅえッ
.....クウ
ああ
動くな!
遅ェよ!
...いいぜ
試して
みるか?
このまま
己の両腕が
上がっていけば
どうなるか...
くっ...
む!?
馴れねェマネは
よしなよ先生
いい頭で
考えな
医者ふぜいの
素人剣法が
死にも
しなけりゃ
殺すわけにも
いかねえ男を
判ったら
刀を置け
止められる
力.......
どうかって
事だよ
おら牢番
オメェもだ
よし
出羽介
拾っとけ
へいっ
!
何をして
おるかあッ
来たな
大将
万次...
貴様.....
取れ
取ってみい
出羽介
うう...
この実験が後の
女房の身上
もはや捨ておくと
いうのであればな
おい吐!
勘違いされちゃ
困るぜ
......
どうせよと
?
テメェが
イキがれる
場面じゃあ
ねえよなァ?
どうせよも
ヘチマも
ねえって
まず
腰の物を
捨てて
もらおうか
ふむ
それと
虎右ェ門
テメェが
己の
手枷足枷を
外せ
お前なら
おかしなマネを
しそうにねェし
すりゃあ
態度に
出るだろう
からな
いたたた
ひいイイ
それから?
それからは後だ
早く捨てろ!
やれやれ
...!!
仕方ない
そら
まず
こちらを
捨てるぞ
畜生ッ
......ち....
ぬあああ
ああァア
吐イィ...
!!
ぐおおッ
ゴホッゴホツ
剣を取れ
歩蘭人!
自分の刀を
拾えと云って
おるのだ
いい
機会だ
は...は
ハイッ!
この間お主が
後に云うた事......
たった今この場で
実証してもらおうか
い......
今ですか?
そうだ
今できなければ
残り七日も
与えるだけ
無駄というもの
え!?
早う
せいッ
お膳立ては
済んでおるぞ
第九十七幕
◇第九十八泉や
あ
母上に
別れを云ったか
二郎矢
何をする
二郎矢!?
......
後藤先生
私は...
アンタが
御目見法印と
いうから...
今までついて
来たのだ
千里を診察する資格を持つと
兄上!
アンタもだ
屋敷にこもって
来草をいくら
コネてみたところで
葵の役にも立たぬ事
これでよく判ったわ
うう...
何という
体たらくだ
何と...
一昨年の
風邪の流行でも
我ら三人何の
手だてもなく
知人友人次々
死にゆくのを...
唯々見守って
いただけでしたな
うっ...
......
お咲殿
今また
母までも!
府の虫や
脚気を治すだけが
医師かッ!?
そうではあるまい
兄上!
兄上には
判っておろう
毎年
死人が出る度に
城下で催される
疱痛祭......
あの類の...
ただいたずらに
病の流行を
早めるだけの
まじないだっ
この国で
治療と
呼ばれる
ほほ大半か
こんな国で
なければ...
母もお咲殿も
死ぬ事は
なかったのだ
東大阪というの、地震災これが詳しく言われる一部
民衆は阿呆だッ
医者は無能だ
恥を知れ
恥を!
二郎矢ッ
う...
...
何だ?
戻って
置いて行くしか
ないでしょう
密航だってよ
バレて
二度と寄港が
許されなくた
なったら...
出港と同時に
海に飛び込んで
来たらしいぜ
もっ.....
戻される
くらいで
あれば...
ここで...
臓物
ぶちまけて
果てる覚悟
歩蘭人!!
何を呆けて
おる
事ここに至って
まだ躊躇して
おるのか!
急げ
旦那...
...
やります
私は兄や
後藤先生とは
違う
孟膳殿とも
まだ違う
綾日歩蘭人は
目の本の
医師にあらず
国を捨て
蘭に歩んだ
人なり
え?
ぁひゃあ
あアッ
な...
何何!?
観念しろ
出羽介ッ
ちょっと
待って...
あっ...
私ですか
わあああッ
わあああッ
じょ...
冗談じゃ
ねェ!
こんなのァ
手術でも
何でもねえ
不死身に
なる前に
くたばりたか
ねえやい!
そのまま
逃げちまえ
出羽介
今なら
吐も
部屋の
......よし
反対側...
ぐうぉ.....
おお...
いってェ...
...
あれ?
ああ...
ありゃあ
己の....!?
歩蘭人!
刀は
もうよい
ハイッ
は
はいっ
次をしたく
仕度せい
虎右ェ門
うわああ
あー
ひえええ
ーッ
転がってる
万次の右手を
こっちへ!
え.....あ
ハイ!
うひっ
だんだん痛く
なってきたァ
ジタバタ
動くなっ
先生ェ
先生ェ
これを...
血止めを
出してくれ
痛えーッ
痛えよォ!
...は...
泣くな
馬鹿者!
フフフ
伊達に場数は
踏んでおらんと
いう事か
早いっ
おっと
感心しとる
暇もなし
来い
虎右ェ門
...
え?
はい
そこの
出羽介の
右手を
持ってな
吐鉤群
ここ迄
悪趣味なマネは
さすがに予想
出来なかったぜ
人間を
何だと思って
やがんだ
テメエらは
.....?
何を.....
ぬァ...
はい!?
なあぁぁ
にィイ!
いてて...
テメェ吐
ぶち殺......
虎右ェ門
斬り口
どうしを
合わせて
ある程度
繋がるまで
こういう具合に
......支えておれ
どうだ?
気を
失って
います
孟膳殿の腕が
万次の肉体に
取り込まれる
光景を見た時
この方法を
試してみようと
思いました
ただ
全身麻酔を施した後
一時的にせよ
再生力が弱まった
ように見えたので
麻酔なしで
執行せざるを
得なかった
この場合
メスやノコギリで
時間をかけて
切っている
ヒマはない
鋭利な刃物で
瞬時に
断ち落とすが
理想的...
肉体は不死と
いえど
本体から離れた
手足が
そう長い間
再生力を
保っているとは
考えにくい
からです
孟膳殿と私が
この任務に
就いたその日
不死の身なるもの
いかな構造かを
解き明かしかつ
罪業人(出羽介)に
同じ術を施すべし
......とは吐殿
貴方の仰せでしたが、
先日の
手術結果から
導き出すに
あの男の
肉体の
解明」とは
挺身すべき命題と
勝手ながらの判断...
どうぞお許しを
この国で手に入れ得る
いかなる器具薬材
書物を用いても
......恐らくは
百年河清を待つが如し
そこでいたずらに
時を潰すよりも
むしろ次の
「不死を移す術」を
確立させる事こそ
して?
歩蘭人
よかろう
我々としても
速やかに
その処方を
発見する事こそ
最重要...
お主は
この結果
どう見る
今の段階では
何とも...
成功だとしても
この後、出羽介は
著しく体力を消耗
し続けるでしょう
何しろ肉体が
造り代えられて
いくのですから
二〜三日は
予断を
許しません
食事も
そうですか
その前に
揚座敷を
空けるように
帯刀に伝えろ
下女三人に
交代で
世話させい
はっ!
まともな
寝床を
用意せねば
本編施設...!!今分の高い実士を役取する際に使われる
それと吐殿...
恥を忍んでの
お願いが.....
うむ
狩小澤!
何だ
先刻吐殿に
お手を
お借りして
気付いたの
ですが
どなたかに
ご助力
騙えないもの
でしょうか
実はこの実験...
いや当然と云えば
当然でありましたが
二人の肉体を
寸分違わぬ位置で
切断できる剣力が
何より必要でして
そうなると...
お恥ずかしながら
私の振るう刀では
とても......
成る程...
判った
山田浅右衛門を
連れて来よう
......く
首斬り
浅.....
ですか
......中指と
人指し指の
長さが同じ
昔から掏摸の間では
こういう指の持ち主が
重宝されると聞くが
出羽介
おメェ
生きて帰れりゃ
大した盗っ人に
なれるぜ...
瞳阿は
...もう
ギナの?
ど瞳阿は
晩飯の後は
すぐです
夷作さんは
そうじゃ
ないんだ
ああ
己は...
.....あの
すみません
オ己が
ついてながら
こんな......
ああ
いいのよ
さすがに
もう
馴れました
賑やかなのは
嫌いじゃ
ないですよ
別に家が
なくなっちゃう
わけじゃなし
ご両親は
ちょっと
風通しが
良すぎるけど
り凜さんは
子供の時から
この家に....?
ええそう
もう
殺されて
いません
こっこっ
殺され.....?
えあ!
ご免なさい
あの時も
丁度こんな
月の夜
だったから
ちょっと
思い出し
ちゃったのね
「死んで」で
よかった
かな...
ホントもう
色々ね......
あったよー
色々な事
あったんです
ね......?
......
だ...
誰に親
......殺され
たって.....?
い今...
え?
けひさ
天津影久
ああ
聞いた事
あります?
この名前
無限の仕人口
「無限の住人」第15巻は、02年の1
月号から30年の6月号に掲載された
作品に加筆して収録したものです。
編集部では、この作品に対する皆
様の御意見・御感想をお待ちしてお
ります。
また、今後「アフタヌーンKC」
にまとめてほしい作品がありました
ら編集部までお知らせください。
東京都文京区音羽二丁目十二番三十一号
議談社「アフタヌーン」編集部
〈郵便番号〉一二十人〇〇〉
アフタヌーンKC係
アフタヌーンKC-!!
二〇〇四年一月二十三目
(定価はカバーに表示してあります、
明
著者沙村広場
発若者五十嵐隆夫
発行所株式会社講談社
講談社
印刷所株式会社・廣・済・学・学生
製本所本村製本株式会社
@HROAK(`SAMURA~2000
「本書の無戦現金」コピーに変化権法上での例外を除き、禁じられています。
流丁本・乱丁本は購入続け名を明記のうえ、小林雑誌業務部対にお送りくださ
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第一刷発行
東京都文京区音羽ニーニーーニング
郵便番号、一二二1八〇〇一
電話編集部東京(○三ご五三九五!三四六三
販売部、東京(○三ご五三九五ー三六〇八
Printedin,Japan
SBN4-06-314337-6
784063143379
1.192997909年9月79日05146
雑誌55722-37
C9979¥514E〈O〉
ISBN4-O6-314337-6
アフタヌーンKC
講談社定価本統1,税別
(税別)
BiOGRAPHYof
SanurinioSamauraHimoakil
初期"沙村広明"メンバー〈最初のメンバーチェン後〉
写真をよりミカエルバンスここで、現在のアイテムは10時1、スナイバーリー(Cont)ですが、コーヒーローブルームページによる
三日木ラトナ「Panスネイルは、人の上がブリザード・ロース(bata)
1973年、『ThindorAdPlanis』は「沙村広明の前身ユニット)
の4人は金を出し合ってブリストルに仕事用のフラットを借りる
ことを計画。が、問題はすぐスマホにユーザーのご発生した。メンバーのひとり、
フィート8インチの長身を落ろうシャンリトル・ニキータが、そのあ
まりの大きさのため、何と仕事場への入室が不可能であること
お料理したのだ、他の2人は、苦渋の末に彼を解雇..沙村広
明として活躍中の現在に...いや、それなのか。至るまで続く、ベタリス変更の歴史
あーことくんはそんなことを。は、この時より始まったのである。『ThunderAaduaile』は、"
トル・ニキニタに代わるへダリストを求め、再びオーディションを
行った。そして運命は、このオーディションにおいて、最高のへ
タリストをメンバーと整退させる。ブリザード・ローズ
それが彼の名だった。スナイバーリーは、当時を振り返って語る。
「くてんくでんに酔っぱらってソファーで眠っていると、誰かが
俺の肩を叩いて起こそうとするのさ薄目を開けて見ると、何と
ほとんど天使が立ってるじゃないか。しばらくして、そんなことしてしまい、そいつはオーディショー
〈法〉《ユ》《...》。シに来た男だと判ったんだが、大きく、というのは一発で気に入ってしまってね。
そんなつんこいつになにが、ほんの2コマほどへタを塗ったところで、もういい、お前は俺
たちのグループのベタリストだ!と言ってやったんだし。ロー
たっの人がズの加入によりユニットは心機ちょっと一転、名前を"Mhyserrols
Web成人になっています。Vedatonter(神秘の放浪者)私、世界というのは、と改めた。1980年3月
そういうことですが、このようなものではないのにと、改めた。1900年3月、シトンにあるザ・マーキーに
で念願の公開制作を開催。ところがここでちょっとした事件が
起こる。見物客のひとりかステージに上がり「俺の方が上手く
ベタを塗れるぜ」と言い放ったのだ。ローズの「じゃあ塗ってみ
ろーの言葉に、その男はふと、これ以上の巨大なジ分のヘタを塗った後、筆へと
や初、トレース台等を完全にふち壊してしまった。そのバフォー
いや、マスロマとの主にはマンスにシビれた他のメンバーこの男をするときの人がいるのは、この場をすっかり気に入り、
ロースをクビ・代わりに、この男ーイングとアルバイスの男一イアイアンを正式なく
タリストとして迎え入れたそしてユニット名をWindonで
イション氏」と改め心機一転、しいよいよ本格的なプロ漫画家デ
ピューヘルニメンじゃねーとユーヘと、歩を進めるのであった
...