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アフタヌーンKC

7R各300

9784063143805

1.11月11日は2011年19月29日7005146

雑誌55722-80

ISBN4-06-374380-5

c9979¥514E〈O〉

アフタヌーンKC

講談社定価本5,00円

第31回(税別)

講談社

アフタヌーンFXC380

む、げーん...の

他沙村広明

・講談社

アフタメーンKC

...

ちなみに

前の十八

自信号ひようれて

鬼が来て!

アフタヌーンKC

アフタヌーンKC

無限っぽく

沙村広田

まみ

第百幕8活殺

第三幕8端の巣

第三章8端の巣

第三章8端の巣

ーー〈其の二〉

第三条8端の巣

第五章8瀬の巣

豊富な瀬の巣。

ー〈其の一〉

其の二〉

其の三

其の空

其の

1233

3153

☆第百十四幕

ニュースの

行これ友

ほれ

あの男じゃよ

おお

アレが

成る程

荒んだ顔を

しとる

地下牢で

ひそひそ

そりゃ何と

ひそひそ

死神の

所業よ

死神と云えば

知っておるか

もう一人の...

やはりあの

死体の山は

何と

山田浅右衛門が

連日......?

鬼畜生

じゃ...

とても

医者とは

......ひそひそ

結構結構!

死神鬼畜生

何とでも

呼ぶがいいッ

云いたい事が

あれば

ハッキリと

申されいッ

憶えて

おけ

とても

医者とは」?

こっちの台詞だ

羊の名は

正史に

刻まれず

飼われて

おるだけが

アンタ方の

お役目よ!

...

...

全く...

どういう

神経じゃ?

......?

百年の世に

残る技が

乞食医者が

あの口の

きき様...

当世の目には

魔術としか

映らん事は

間々あります

あ奴の所業が

是か非か

それは後の世が

裁くもの

そりゃ

そうだが

...

我々が

省みる事には

ございますまい

やれやれ...

蔵多先生は

いっつも

冷めとるのお

おう!

おっほほ...

骨も多いし

やはり寝かせ

ないと...

さすが

金道

しかし

「生き胴」は

基準が

難しいね

ハハハッ...

浅右衛門殿!

その刀は

ナマクラじゃ

ないんですか

あれえ~~~?

ほらあ~~~

斬れて

ませんよお

全然~~ッ

命を

粗末にしないと

いう事と

歩蘭人くん

......

私は常々

人を殺さないと

いう事は

別の事だと

云い続けてきた

罪人が死んで

キミの手術の

腕が上がる

これぞ「活人」だ

のたれ死に

させるよりは

ずっと善い!

死人の肝から

作った

私の薬で

誰かの労咳が

癒る

歩蘭人くん

キミが

この先

何千・何万

何兆人を

殺そうとも

私はキミの事

応援するからね

やってやつて

やりまくり

ますよ!!

いや

そんなには

ハハハ...

うん

がんばって

ところでキミ

寝てないんじゃ

ないの?

しかし

有り難う

ございます!

百琳さん

...

干した薬の皮をむいたもの

搗栗の御強!?

わッすごい

大好き!

ハッハツハ

いやあー

がんばったよ

張吉さん

がね

まあ

験かつぎも

兼ねてサ

えっ?

行くん

だろ?

万次さんの

ところへ

当然

.....はい

ふーん...

あっ

あの今回

アンタと

あの子の

二人で!?

私にも

カませて

もらえるん

だろうね?

あでもそんな

無茶を云ってる

つもりもなくて

瞳阿と

二人だけで

やってみようと

思うんですけど

あの娘は

ああ見えても

相当の......

私は

アレです

けど...

多少

錆びたっ

つっても

まそりゃ

判るけど

別に

人が増えて

困る事じゃ

ないんだろ

こう云っちゃ

何だけど...

アンタよりは

戦えるよ

でも...

これまでも

お世話に

なりっぱなし

だから...

別に世話を

やきたいわけじゃ

ないんだよ

私にも

責任が

あるって

以前に...

何だそりゃ!?

まあー

水くさい娘に

なっちゃった

モンだねえ

百琳さん

今回の件で

百琳さんの手を

借りるつもりは

ありません

これは

遠慮とか

あの......

今朝......

百琳さんの

腕がとか

そういう話じゃ

なくて......

偽一さんが

道場にみえて

...

プッ.....

...

...アンタ

いつから

気付いてたの

私が

妊娠してる

事に

そうだなんだかわからなかったんだけど...なんでしょう

先日

あの娘と

訪ねて来た

時―

...ハン

何とまァ

意外に

他人の事なんか

見てたんだね

アンタ

...

そうだ

ああそれで

私に帰れと

そうだ

大人しく

してろって

事?

なーに?

孕み始めに

動きすぎるのは

良くない

お前も

経験者なら

気を遣え

「気を遣え

だって?

気をねェ

ウッフフ

ラフフフ

フフ...

産む

かよ

誰の種かも

判らねえ

こんな子供

腹の子に

罪はない

判ったところで

どっちみち

父無し子さね!

私に

突っ込んでた

連中は...!

みィんな

アンタが

殺しちまった

わけだからさ

まあ私が

最後に斬った

あの一人かも

知らんけどね

殺すな

アハ...

アッハッハツ

ハッハッ

アッハッハツ

ハ........

アンタ

少し

......偽一

私の事

かまいすぎ

知ってん

のよ

上納金を

五〇両以上も

滞らせてた私を

何で吐鉤群が

放免したのか

さだめし

いい事をした

気分になってん

だろうけど

お生憎

こっちゃ全然

すっきりして

いないんだよ

アンタが全部

肩がわり

してったん

だってね

私と真理路が

コツコツと

積み上げて

きたものを

一瞬で

横奪りされた

ようでさ

そうさ

アンタの

お切匙は

全部どっか

ズレてんのよ

そのくせ

手前の生活は

そのザマで

手前の

子なら

いざ知らず

他人の...

こんな...

...

.....こんな

畜生胎...

ぐッ...

放し

てっ...

何だ

何だ?

おいおい

まずいって

ギーさん......

アンタの力で

女殴ったら

引っ込んでろ

うっ...

ダメ...

私......

とても

駄目...

産めない

......?

産めないよ

...この子

だって...

産んだら

真理路が

朝られた

あの光景を...

気が

狂いそうだった

あの痛みも...

あいつら

一人一人の顔も

...全部...

思い出すよ

この子の顔を

見るたびに

思い出すよ...

......?

不憫だよ

......?

そんな子

...

......

大丈夫だ

そんな事には

ならん

子供は

己が

引き取って

育てる

...

切匙だろう

な......

お前の

云う通り

女房がいれば

女房にー

息子がいれば

息子に

己には

自分一人の

為に使う

人生なぞ

要らぬ......

無用だ

己もお前も

いや...

無骸流も

逸刀流も

命の

消費者

だった

だがな...

本来女が

この世で

すべき仕事は

産んで

増やす

事だ

腹の子は

己達が

世間に戻る

最後の機会と

思え

......

......

お前が

これまで

実の子を

二人までも

奪われたのは

不幸な

事件だろう

.....だが

覚悟の

上ならば

好きにしろ

嫌なら

そのお前すら

我が子を

望まぬ子を

自ら手にかける

親と知れれば

身を労れ

死んだ

二人の子に

祟られるぞ

...うん

偽一

ん...

何でも

ない

アンタが好き

......!!

いいじゃないですよ...それでもないのですからね

第百十四幕

行くわよ

瞳阿

冷第百十五幕☆

〈其のー

先に

云っとくよ

ん?

この間の

河原では

止められた

けど...

今日は

殺すから

大事な人間を

護るためなら

人を斬っても

いいって

統主が云うんだ

だから

邪魔者は

全部殺す

いいわよ

本当云えば

私だって

卍さんの命と

赤の他人の命が

同じ重さだなんて

思ってないもの

そのネイムページ

まァ

まァ

大丈夫!

何も

しないから

協力して

くれればね

おたおた

お助け...!!

あィ

坑内の方が

賃金がいいって

聞いたモンで

何?

坑内で仕事が

したいだと?

まァ聞いて

下さいよ

おっ母さんが

病に罹っち

まって

医者や薬は

無理でも...

そう

云われてもな

精のつく物でも

食わせてやれたら

なァと思ってね

...まま.....

駄目なら

諦めるん

だな

恩に

きやす

坑内は

ただでさえ

人手が余って

おるからのう

どうも

どうも

ま中へ入って

仲間と交代を

掛け合ってみい

どうも

んん!?

待て

待てィ

え.....?

後ろの

二人は

何じゃ!?

し......

新入りです

新入り

だと?

あ......

こいつらは

お前は

黙っとれ

........毎日

ここに立っておれば、

時折目にするが

お前の

ように

ボロを着て

耐え難い

異臭を放つ

乞食連中の

中で

たまに

そうでない人間が

ある......

訊いてみれば

まだ食いつめて

日の浅い者やら

斡旋された

無宿人やらだ

だが

そこの

二人の

ように

それだけ

非道いなりにも

拘らず

体臭のない者は

初めてじゃのう

表へ出ろ

仕事の前に

その身体

改める

そら

出い!

何を

しておる

ほれッ

ぬ!

おわっ

これは

......

貴様ァ

...

ぬァ...

はあああ~~

どうした!?

聞け!!

ただ此度

目付・三廻りの

暴挙により

近しい人間を

理不尽に奪われ

我らは

御公儀に

仇なす者に

あらず!

その人間が

この坑内に

囚われているとの

噂を足掛かりに

参じた者なり

我らの目的は

仲間の奪還!

ただそれのみ

我らの剣力は

貴方がたを遥かに

凌駕すると思えッ

貴方がたと

鍔を合わせる事

さらさら望まぬ!

だがもし

そうなれば...

これは冗談

ではないぞ

我らを女と

思うな!

命が

惜しくば

去れッ

...

ぬかせッ

狼藉者が

どいて

......ああ

駄目だ!

これじゃ

止められ

ない...

...

うお.....

えっ

あれ?

道案内は?

他の

お薦さん

達は!?

あ.....!

しまった

ひえ...

ああ

あ...

にに

に...

中へ?

外へ?

逃げち

まった

よォ...

そ...外

外ッ!

......

まずいわ

坑内から来た

お薦さんの後を

仲間のフリして

ついて行って

江戸城までの

最短路を

憶えてから

武器を持って

再突入....って

計画だったのに

凜は

もおォォ

私が戦ってる間

他の連中の

足を止めとく

ぐらいの事

してよッ!

でも

逃げたのが

外でまだ

良かったわ

この騒ぎを

中の人達に

知られる

よりは...

ゴメン!

ホント

その通り

ちっとも

良かないよ

どーすんの

これから!?

......

手探りで

行くより他

なし......か

☆およそ4キロメートル

お城は

この方角に

約一里

...わっ時間

穴の中が

一本道なら

一刻と

かからないわ

瞳阿

だけどもし

迷路のようなら

......又は障害が

多かったら

これだけは

約束して

頂戴

今日中に

辿り着けるか

どうか...

この先

与力・同心が

何人

立ち雲がっても

さっきは

云うヒマも

なかったけど

戦わずに

済ませる

方法を

真っ先に

考えて

......斬っても

いいって

今朝...

もちろん

他に方法が

見つからなけりゃ

最終的には

そうするわよ

あのね

これは

アンタの

ためでも

あるの

のべつ

幕なしに

斬り合って

たら...

アンタは

鬼の子のように

強いけれど

他人より

体力に

恵まれてる

わけじゃ

ないでしょ

そんな事

ない!

何云ってんの

もォ凜は

悠長よ!

真剣味が

ないのよッ

悠長じゃ

ないし

真剣な話を

してんのよ

凜より

統主の

云う事が

正しいの!

アンタに

大ケガでも

されたら

お仕舞いだから

こういう時

人を斬っても

いいって

統主が云ったの

だから

そうじゃ

瞳阿!

え!?

ウソォ

ホントォ

私が以前

ほんの一時期

天津影久と二人で

旅してた話

アンタにしたっけ?

帰ったら

訊いてみると

いいわよ

しかもそれは

逃避行

だったわけ

.......でね

いざ追っ手に

囲まれそうに

なった時......

アンタんトコの

ご統主様は

私以上の悠長さで

こんな台詞を

吐いたのよ

聡明なる者は

「最も

戦いを

避ける者だ」

「戦って

勝つ者は

その次に良い」

......って

統主が

そんな

事を...

私は

アンタと違って

天津影久なんか

崇拝も何も

してないけど

その時はねー

「あ人の上に立つ

人間の器量って

こういうモンか」と

さすがにちょっと

思ったわよ

...うん

......!?

判った

統主がそう

云ったなら

私......

見ていて

下さいね

統主!

云ってない

けどね...

そんな台詞

ホッ

ちょっと

遅いな

おっ

死体を捨てに

行った連中

戻ってこんな

そうだな...

...それは...

......?

あんな奴

だったか?

いや正直

乞食の顔など

見分けが

つかんわ

うわっ

なっ

何じゃ!?

す......

すんません

どなたかに背中

見てもらえると

騒がずに

済むんですが

......エヘへ..

外に出た時

毛虫が...

背中に...

はァ?

図々しい

奴じゃのー

どこじゃ?

この辺か?

ええ.....ヒッ

こ腰の辺りに

落ちたようで

......概ね

いいわよ

盛り上がん

ないの

こんな

感じで

いい?

忍法「親切・

働かえし」よ

あ...

あイ!

逃げたら

この娘が

怖いですよ

あ荷物

持ってきて

下さい

アンタも

相当な

モンだよ

終劇

第百十五幕

猫の巣

トワ!

トワ

トワ

目を...

揺するな

ただの

脳震盪だ

いずれ目覚める

鉄板を重ねた

頭巾か...

野盗の考えた

代物としては

気が利いてるが

それで防げる

ものかどうか

武器を一見して

判断できぬ

ようでは

場数が

足らぬも

いいところだ

そうだ...

確かに...

改めて見れば

でも

戦いの中で

それを?

一見して

判断しろ

.....だって?

かなり

重そうな

冷たってのが

判る......

不可能だ!

あんな

戦い方を

されたら

...わ2メートルで

一間まで近付いた

トワの動きを

目で追い続けられる

人間はいない

もちろん

自分はトワと

戦った経験が

ないのだが、

今まで

戦った相手は

全部そうだった

今までは

そうだった

のだ

故に

この衝撃!

ひとつもり、

当たらない!

信じ難い

日本は広い

この人はだが

これだけ鮮やかな

腕を持ちながら

ただの一度も

自ら打ち込んでは

こないのだ

馬鹿にして

「殺す価値もない

愚か者らよ

去らば去れ!」

無言の余裕が

かえってトワを

苛立たせた

...まとわり

ついても

あしらわれる

だけど

この距離から

真っ直ぐ行けば

必ずアレを

上から

振り下ろして

くる筈......!

この判断は正しいかった

相手がこの人でなければ

そう

誰だって

思わない

まさか

これ程の

重量の物を

ああも

しなやかに

操っていたとは

え?はっ

はい...

......お前は

戦わんのか

.....

ひどい発音

だな

オ己は

人.......

殺せません

この娘の

負けは......

二人の負け...

は...

はい

宣教師くずれが

野盗の

真似事か...

その子の剣も

習ったモノでは

あるまい?

トワは

剣術は...

素人だけど

木に登って

鳥を捕ったり

狸を

捕ったりが

村で一番

上手だった

何と

ハッハッ!!

生活で

培った

動きだとは

野盗を

続けるのに

飽きたら

ここへ来い

お前達のような

外れ者が

最後に吹き溜まる

場所だ

カの

使い方を

教えてやる

へーえ

カッコいい事

云うのね

統主は

いつだって

カッコいいよ

まあ今のは

全部東作から

後で聞いた話

だけどね

私は

気絶してた

から

統主はとっても

不思議で素敵な

人なんだよ

不思議って

何が?

アレは不思議

だなー

統主の目を

じっと見てると

頭の裏が

バチバチして

普段全然

使わない言葉が

スラスラ出て

くるのね

斧で殴られた

後退症じゃ

ないの......?

まとにかく

逸刀流みたいに

シソーを持って

人を斬るのは

大切な事よ

凜も

判るでしょ

そーゆーの

判んないわ

その理屈じゃ

まるで

思想があれば

人を殺しても

いいように

聞こえるじゃ

ないの!

何云ってんの

......

あるわ......ええ!

ありますけどね

ご免

やめよう

こんな話

凜だって

人斬った事

あるって

云ったじゃん

フフッ...

確かに

ズレてるのは

私の方だ

貴女の場合

その重さって

いうか......

境界線って

いうか......

卍さんの

命が

懸かってる

こんな時に

どっち

行く?

!!

こっち

人の話し声が

する

うん......

まずは人に

会わなそうな

方に行って

こっちは

明かりが

ないから

道だか

行き止まりたか

判んないけど

道が

無いようなら

戻ってきて

考えましょう

うわ

真っ暗

ゴホッ

それより

何か

すごい臭い

しない?

ケホッ

ケホ!

ぶわっ

何よこの

臭い?

くっさ

痛ッ

.....あれ?

行き止まり

嘘?!

でもココ

光が...

あっ

本当

うっぷ

うっは

......

いるいる

七......ハ...

九......

えっ?

そんなに

うん......

あと壁の

こっち側にも

何人いるか...

!!

ん?

ふいー

じょぼぼぼほぼ

ん?

........何で

こんな所に

あおい

彦造

主の手拭い

落ちとるぞ

いや儂のは

.....ほれ

バカ

バカッ

高畠

あすこの

手拭いは

主のか?

手拭い

なんぞ

持って来て

おらんわ

駄目よ

瞳阿!

厠の

向こうから

落ちたんじゃ

ないのか?

よし!

こうなったら

皆殺しだ

えっ

こういうのは

早い方が

いいのよ!

ひえ...

乞食が

さぼってでも

おるんじゃろ

だろうと

思うが

一応な

先手必勝

......

ムググ...

お願い

だから!

見つかる

までは...

ね?瞳阿

鼻が

曲がるわい

......

!!

ん!?

おう

何だ?

いやー

それが今

上でな...

鍛冶橋門

前に...

...

それで目下

...

何と!

それでは

......?

しかし

ここは

どうする

最低三人は

残しておけと

吐殿が......

やれやれ

......行こう

おう

...

......

息が...

あっ

ご免!

...

すごい!

運いいね

多分

揃ったのよ

何か...

いきなり

人が減った

みたい

......瞳阿

これは

運じゃ

ないわよ

材料か...

お膳立てが

やっと!

はあ!?

材料?

お膳?

ミソ汁?

下がれ

下がれ

下がれィ

此処を

どこだと

心得おるか

貴様らァ

お侍様

!!

うちの夫を

返してくだ

されー

ーッ

バツ...

お前らの

亭主の事など

儂らが知るかッ

ウソだ!

だって

お前のお父は

お城の中に

いるって

お奉行様に

言われたモン

ジャージョンの

そうだ

そうだ

亭主の行方を

知りたぎゃあ

番方にでも

訊きゃあええと

北町様は

苦笑い

しとったい!

えいイ

黙れ!

黙るか!

この鬼共

畜生共ォ

わしゃあ

見たんじゃ!

この先の

竹藪でえ...

他の大勢の

男達と一緒に

孫の......亡骸を

お前らが何を

隠しておるのか

わしゃみィんな

知っとるぞオ!

み.....

見たんじゃ

おお...変わり果てて

おった事......

何故かカラスに

食われもせなんだで

プヨプヨの顔が

ワシの方を....うう

ほんに恨めしげに...

おばば~~ッ

己は無実じゃ

~~~ッ!

何の因果で

こんなハメに

なったんじゃあ

ひとり孫の

いわれなき不遇

晴らさぬうちは

この老いばれ

天にも地にも

よるべなき魂の

ずだ袋よ!

母母の

地獄へ道づれじゃー!!

子供が

腹を空かして

あの夫の帰りを

待ってるんです

お侍様ァ

ココラ

放せ!

何を

グダグダ

やっとる!?

二〜三人

斬り捨てて

黙らせい

あっ

村内様

!は

はいっ

きゃ

ひええ

えっ!

不届者めら!

これ以上

この場に留まる

者は......

刀の錆に

してくれるぞ

お小さいキズの事

斬れば

家斉様の太平に

細瑕を刻む

最初の一刃にも

なり得ましょうぞ

そのような事

檀那様方も

まさかお望みでは

ございますまい

なっ...

何.....?

私らはね...

何もお城の中に

入れてくれって

云ってるんじゃあ

ございませんのよ

一目男衆に

会う事すらも

叶いませなんだら

せめて......

中でどんな目に

遭ってるかだけでも

聞かせてもらわにゃ

帰るに帰れませんよ

こんなモノ

抜きにして

穏当に相手しちゃ

くれませんか

何せ

女のやる事

ですから

結局

こっちの方が

便利なので

着かえた

得意そう

に......

こうなったら

私だって

キリキリいくわよ

ううっ

帰りてー

ちょっと

幕!

第回

後で

詳しい場所を

教えます

明日の朝

奉行所や牢屋敷の前で

屯してる女達に

そこにあるモノを

見せて

竹藪の

中に!?

それが

江戸城の中から

運ばれてきた

モノである事を

吹聴して

欲しいんです

それで十分です

あとは

その日のうちに

江戸中を

この噂が

駆けめぐる

でしょう

死体を見た女達は

恐らく

そこからほど近い

鍛冶橋門や

数寄屋橋門の前に

それが

狙いです

狙い?

当然

城に着くまでに

幾人もの警護に

道を阻まれると

思いますが

城門の前に

女達が集まって

騒ぎを起こせば

私と瞳阿は

明日の早朝

「猫穴」から

突入します

当然そこに

人を廻さねばならず

猫穴の護りが

手薄になる筈....と

ただ

ひとつ心配なのは

暴動になる危険性が

あるという事です

門番の目に

課反の前兆と敗れば、

案外簡単に

刃傷沙汰になって

しまうかもしれない

そうならないように

明日百琳さんも

その場にいて

女達の行動を

導いて欲しいんです

......

難しいね

すみません...

昼間は

あんな事を云って

おきながら...

でも

そうじゃなくて

アンタが云う程

都合いい展開に

なるかどうか

難しいって

事だよ

門の

一つや二つで

騒ぎを起こした

ぐらいで

そこの......

猫穴とやらから

人足を廻したり

するモンかねえ

江戸城の中には

べらぼうな数の

お侍がいんのよ

しかも

そン中の半分は

お役目がなくて

暇を持て余してる

連中なのよ

......

私思ったん

ですけど...

あの......例の

「不死実験」の

正体って

......実は

城内でも

ほんの一部の

人間にしか

知らされて

いないんじゃ

ないでしょうか

実験で使う

ためとはいえ

囚人を......

身分も問わず

城内に入れる

今の状況が

とても

御老中以下の

総意とは

思えないし

「不死」の

肉体を持つ

卍さん

ほとんどの

幕臣は

噂話程度にしか

知ってなくて

それを

連れに来たのが

偽一さん二人

だって...

こんな状況

...

そもそも

この実験の

肝心要...

吐鉤群直属の

「無骸流」の人間

ただ一人だと

いうのが...

真っ先に

その中の誰かが

鎮めに来るんじゃ

ないかと......

それでこの件に

携わっているのは

中心にいる

吐鉤群と......

実際に実験を

したであろう

数人の典医

だから

この実験に

関わる事で

何か騒動でも

起こったならば

あとは

囚人を監視する

警護人達だけの筈と

考え至ったんです

聞いてると

アンタの計画は

最初からさ

強引だけど

........筋は

通ってるか

あのねェ

凜ちゃん

その穴が江戸城に

通じてるものならば

上手くいく...って

話なんだよね

その大前提が

覆された時は

どうなるか

考えてる?

その通りです

百琳さん...

実はその部分

......一番大事な

その部分は...

正直

完全な確信を

持ってるわけじゃ

ありません

勘だとしか

云いようが

ありません

でも私......

今回はその勘に

判断を委ねて

みようと思います

これは

女の戦い

ですから

女の勘が

この局面で

外れるわけは

ありませんもの

ご免なさい...

賭みたいな話で

女の勘

........か

フフ...

偽一さんには

止められたん

ですけど

どうしても...

百琳さん以外に

頼れる人か...

馬鹿だね

嬉しいよ

よく

話して

くれた

にゃはは!

来た

来た

来たっ

お侍様

ウチの

亭主はア

また一から

説明かッ

勘弁

してくれ

ビエー!!

あっち側も

随分

増えてきた

ねえ...

収拾

つくんか

こりゃあ

旦那方を

頼んだよ

凜ちゃん

この下

水たまり

判ってる

よ!

それより

寒ゥいよう

蝦夷っ娘

でしょ

我慢なさい

...北海道の古名

蝦夷じゃ

こんな薄着の人

誰もいないよッ

シッ!

声大きっ

ん?

......

あっ!

いてて

いていて

プハッ

た...大変だっ

かかったぞ

誰かっ......!

おいっ見ろ

見ろ蕗谷!

そそうだ

咲楽様を...::

え嘘っ

ホント?

あはは

.....!

いやァ

有り難う

有り難う

あはははほっ

本当に皆さん

よくかかって

くれましたァ

はあ

しかも

女の子だ

ええ!?

女の子と乞食で

ここまで

来たわけ?

色仕掛けで

入れるような

甘い場所でも

ないのに...

凄いよキミ達!

あご免

説明すると

ね......

真ン中の

簀の子を踏むと

落ちるように

作ってあるんだ

こっちを

歩くのが

正かーい!

もっとも

この罠に関しては

一つ前の詰め所で

説明されるはず

なんだけど...

なァんでか

貴女達は

知らなかった

わけだよねえ

......す...

すみません

うっかり

...

アウッ

駄目駄目!

何を云っても

てんで説得力

ないよ

こんな刀

腰に差して

......あれ?

こっちの娘も

いやあでも

僕ホント

嬉しいよ

この仕掛け

考案したのは

僕なんだけど

触るな

馬鹿ッ

くっ

やーそもそも

侵入者自体

全然いなくてね

「年貢のムダ遣い」

なんて云われてさ

...アッハッハ!

...

咲楽様ッ

六人斬られ

二人のされて

ました!

なっ!

入り口から

ここまで......

......

重罪だなァ

どうします

こ奴ら!?

うーん...

あ!

うん!

はっ!?

全員「敲き」に

するってのは

どうだい?

いや...

咲楽様

あのっ...

「どうしよう」と

いうのは

そういう話じゃ

なくてですね

ん?

牢屋敷に

送る前に

吐殿に引き渡し

ますか....って

事ですよ!

大体ホラ

相手は...

女ですから

敲きは...

それは表の

法律でしょ?

以上・情報・婦女には厳き飛ば適用された

ここは

人目の

届かない

闇の中だよ

パッと見

首謀者っぽい

この娘には

普匹〇回!

持ってた剣に

血の付いてた

この娘にも

四〇回

荷物持ちにも

二〇回ぐらい

いっとく?

敲かれんの

かよ......

......

ん?

じゃあ

仕度して

待って

い...いや

お前.....!

その答...

全部

私一人で

受けます!

!?

何イッ

そっちの男は...

おっしゃった通り

荷物持ちとして

しかも脅迫して

連れてきただけです

ほうっ

そりゃまた

どうして!?

血の付いてた

剣も

この娘の剣じゃ

ありません

隣の娘は

夜目が利くんで

私が誘いました

私の装いでは

仕舞う処が

ないので

持たせていた

だけです

......自分が

殺ったと?

第一

こんな子供が

人を斬れるわけ

ないでしょ!?

我々がこの場で

刑の采配を

する訳には...

......そうで

あってもな...

いや「敲き」も

含めてだが

うるさいよ

志村

いいんじゃ

ないの?

いいんじゃ

ないの!?

美少女百敲き!

ウブフフフ!

今日地上に

廻されないで

ホントーーに

良かったなあ

ああいいね

肌が白いね!

何で敲きは

婦女子には

適用されない

決まりか

あるんだろう

しかもそうっ

恨み言を吐かずに

ただ冷たく睨む

...それはもう

もの凄くいいよ!

ん?

つまらねえ

いやまったく

理解できねェ

私が...

この敲きに

耐えたら

約束して

下さい

それで

お咎めが済んだと

いう事で......

捕り物方に

引き渡す事なく

全員解放して

くれませんか?

ううう...うんううんだよなんですか

割が

合わないん

だけどね

無論

武器は

この場で

手放します

六人

殺しといて

敲き百回か

......!

まあいいでしょ

アッチの二人に

関してはそう

約束してあげても

アッハッ

ハッハ

ハ!

馬鹿だなア

キミは

百回も敲かれて

まだ

生きてられると

思ってんだから

フウッ

ク...

凜!

お前ら.....

クソ馬鹿ッ

やれやれ

仕様がないな

刑罰だって

云ってんのに

殺す

ハハハッ!

天罰

てきめーん

はい!!

!さ

咲楽様...

そこまで強く

打っては.....!

とても百回は...

正式な答なら

ともかく

刀ですぞ!

おいおい

罪人相手に

優しくして

どうするの

大丈夫犬丈夫ほら男より女の方が...

大丈夫丈夫

ほら男より

女の方が...

痛みには

強いってよく

云われてるし

ねえッ

エッ...

バハハハ

ッ......

ご免よォ

数役も

蔵き☆音も

ないせいで

普通より

ちょっとキツい

刑になっちゃっ

てるけど

お悩んできたの際に数を数え

まあ

キミが死んだら

残りはあの娘に

味わってもらう

わけだからね

それが

困るなら

胃液を吐こうが

血を吐こうが

肩が折れようが

心臓だけは

止めない

ようにね!

ラフフフッ

凜!

凜!

ふぐぐぐ

ぐァ...

...

何の音?

ぬァ...

......

...?

うう...

な.......

何.....?

この......

嫌な音は!?

終劇

第百十七幕

第百十八幕や

...

村の

早い物...

......細々こ・

どこから

響いておるん

じゃああァ

ぬうあああア

やめてくれえ

頭の中を

触られてる

ようだア!

待て!

何...

ええっ

...うお!?

ああ.....!?

ななな

何だお前っ

......

があッ

!!う...

おァ...

貴様

その音を

止めィ!

わあああ

あああぁ

あああッ

なっ...

!!

き貴様

奴らの

...!?

凜ッ

うおっ

ぶウッ

馬鹿.....

降り...

くっ

臭い!

臭い!

......?武扇

外れてる...

ちょっと

待って!

ハハハ...

何だ

何だ...

いいだろ

礼儀とかじゃ

なしにさ!

興味あるんだ

一体どんな

奴が......

おい

お前!

取れよ

その仮面

!!

よははは

はははッ

そらっ

こうなったら

どうよ!

何だァ?

紙細工か

オイオイ

燃えるのが

早くない!?

早くしないと

!!

く...

......

...

...

「逸刀流」?

うん

怖畔って

いうの

あの笛で

相手の心を

狂わせといて

襲いかかるの

本人何も

感じないん

だってさ

「逸刀流で

一緒に戦いたく

ない剣士」

ダントツ一位だよ

......!?

でしょうね

マ、

マー!

何で怖畔

ここにいんの

え?

何?

入り口から

ずっと...

付けてきた?

果心居士に

頼まれた!?

......ええー?

じゃ何よ

もっと早く

助けてよ

.....途中で

迷って?

アホか!

あっちの

仮面は

何なの?

敵陣だから

隠れ装!?

目立ち

すぎだ

.....よく

判るなあ

ん...

大丈夫...

骨は

折れてないわ

そんな顔

しないで

あの人達の

云う通りよ...

仲間を助ける

ためとはいえ

......何で

一人で...

え?

......ああ

だって貴女に

怪我されたら

お仕舞いじゃない

人を殺して

進んでるん

だから

こっちも

無傷で済むとは

思ってないわ

あれ?

さ!

行こう

うん...

あれ?

ナンダ郎は

...

逃げちゃった

かしら...

あの

野郎!

いやまあ

逃げるでしょ

でも...

困ったなァ

荷物......

...

ホオゥ

吐殿

これを

誰からだ

綾目殿に

ございます

歩蘭人?

うわあ...

......あれ

お城!?

ただの

櫓よ

江戸城に

天守は

ないでしょ

体時と一緒に

乞食のマネは

ムリなので

着かえた

ふう...

...

さて

どうしよう

お薦さんを

見かけたら

案内して

もらおうと

思ったけど

こう広いと

瞳阿!

あれを

そうコレ

果心居士の

将軍様でも

気がつかない

......っと

老いぼれた

町医者に

地図を作られて

いようとはね

...八幕「終慶

>第7十九条の

--

そこに櫓が

あるって事は

こうで...

ココと

そっちが

こう

繋がる

から...

あっ

ここかも

「吹上」?

ああ......

何て読みなの

我ながら!

半日も

かかったのは

別にして

じゃ後は

夷作の所まで

一直線だね

え?

すごい!

予想より

ずっと奥まで

来たみたいよ

そっか

凜......

ま.....まっ

とにかく

とにかく!

身を隠してから

話しましょうよ

こんなトコに

立ってたんじゃ

目立ち過ぎるわ

ほら

見て

今私達が

出てきた場所に

くつわ十字が

書いてあるでしょ

これは

「通路」の印かと

思ったけど

ひょっとしたら

「不明」って

意味かも

知れないわ

本丸近くの

地図には

この印が

沢山書かれて

いるもの

瞳阿

果心居士は

どうやって

この地図を

作ったの?

茶呑み仲間の

御典医に

世間話と一緒に

さりげなく

訊くんだって

続けて訊けば

怪しまれるから

時間がかかって

しゃあないわ

って云ってた

......つまり

一度にじゃなくて

時間をかけて

ゆっくりと隙間を

埋めていったって

事よね

それで

最終的に

この印が

付けられるん

だから

その場所は...

典医ぐらいでは

知り得ないか

もしくは

知っていても

おいそれとは

漏らせない

ような...

「何か」が

あるって

事じゃない?

北は

あっち!

風つぶしに

あたってみる

価値は

ありそうね

わあっ

うそっ!

なんか

今日の凜

冴えてる!?

ではただすが

脳にえーすよ

ホホホ木ホ

今日の私は

無敵かもよ

ああ

これか

こりゃあ

統主に

頼まれた

地図じゃよ

ただ

もうそれは

用済みに

なった

奴だがな

書いてるのが

最新版じゃ

「OOO」の

部分が

思い出せない

その頃はまだ

不明な場所が

多くてな...

例えばほれ

四枚目の

吹上門近くの

くつわ十字は

今では

...

ある事が

判っておる

怖畔もっと

身ィかがめて

すぐ近くにも

印があるわよ

えっと...

そこの茂み

曲がって...

ここ......

武器庫

ん?

曲者

ぞーッ

皆の者

オオ!!

待てィ

止まらん

と......

まずい

...

こういう

事態だけは

避けたかった

のに......

凜凜

!?

行って

みましょう

このまま

まっすぐ

行った先にも

くつわ十字が

あるけど

むっ

こらこら

こらァ

不届者

めらア

この先を

何処と

ええ!?

あの印って

この門の先?

!おお

いたぞ

あそこ

じゃ

...

そこ!

えっ?

あ...

瞳阿

大丈夫?

...これ

風が吹いてる

...何処か〈

通じてるよ

この穴

き奴ら

何処へ

行った

脇に

入るのが

見えたぞ

とにかく瞳阿

こうして

考えてる

時間はないの

えっ!?

ココで?

早くッ

荷物を

ほどいて!

アレを

使うわッ

灯りは

まだか?

よりによって

この穴へ

逃げたか...

馬鹿槍は

置いてこい

ん?

いたぞ

見ろッ

何だ?

この袋は

女とて

斬る時は

斬るッ

うっ......

...この

沼田左近

ぬおオオ

オォ...

ウゥゥ

何事じゃあ

はっ!!

......それが

先程...:城内に

闖入者があったと

吹上より知らせが

ありました!

す.....すぐ

向かいますが

よもや...

そ奴らが

......

何だと......!

何だ?

今の音は

あんたァ

西の丸の

方角か?

ははは

こりゃ

すげえ

凜!

怖畔!

誼阿...

ここ...

ご免...

ちょっと

手を貸して

くれる......?

また......両肩

外れちゃった

......

死ぬところ

だったよ

ていうか

生きてるのが

奇跡だよ

はい

ホントに

ごめ......

んアッ!

あ...

ありがと

.....まさか

こんな脆い

地盤だとは

...でも

怖畔さんは

どうしたの

かしら

まさか

爆発で...

さっき一番

後ろにいたし

それはないよ

でも

この奥って

...?

アイツは

大丈夫だよ

いざとなれば

私より脚が

速いんだから

先に奥に

進んでるん

じゃない?

さすが......

仲間の能力は

信頼してるんだ

あ!うわっ

そうよ瞳阿

ああ

ここに

ねえ!?地図って

どうなったかしら

偉いっ!

よくあの

騒ぎの中を

えー

どらどら

あの門から

北上すると

どの辺りに

あれはおまえらないだろ!!

ごめん

その

いっちゃん

うんこ

怖畔ッ

うんこ

怖畔ッ

助けに来たと

思ってたら...

なにそれ!?

.....まあ

仕方ないよ

天津影久が

どんな目的で

作らせた地図が

知らないけど

私達が捕まって

公儀の手に

渡ったら

一大事だからね

それに

同じ事よ

もう奥に

進むしか

私達は

何?

いや...

よく見たら

そこに何か

......?

.....

瞳阿来て

ちょっと

.......!

どっ

よろうぞ...

いや...

似たん!

...

誰.....?

あッ

まずい

オレオオオレンジ、

!?

アガッ

瞳阿ッ

第百十九幕

第百二十条が第百

第十

ウカッ

......

ガアアア

......

ど...

瞳阿!

爆風で

門が...

わやこう...なんですのか

んんんっ

ゲホッ

ゲホッ

ハッ

ハッ

ハッ

モオ?

ンン...

ハア

瞳阿

大丈夫!?

ハア

何なわけ

何コイツ

コイツ

こ......

殺しちゃった

の......?

あ!?

.....うん

明らかに

侍じゃ

ないわね

多分この人...

実験のために

連れてこられた

罪人の一人だわ

目つきが

変だったよ

苦痛や恐怖で

正気を失って

しまったの

かしら...

それとも

何か薬で...

だって仕方

ないでしょ

殺されかけてん

だから!

考える暇なんか

ないよ!

ちょっ...

大声

出さないで

誰も貴女を

資めたり

してないでしょ

今なんか

ちょっと

非難するような

目をしてたよ!

凜なんてさあ

大体

こーゆー時...

あっ

...何よう

キャッチン

じゃあああ

あはぁ

まさか

駄目...

あっ

は!

やめて

瞳阿!

うあ...

寄るなァ

アケエエ

エエ~~

...ひっ

...!!!?...!?

ゲウ?

死......

やめな

さいっ

心を失って

本能で襲ってきてる

だけの人よ

敵とか

味方とか

侵入者とか

そんな区別も

ついてないのよ

ね?奥へ

急ぎましょう

早く!

早くしないと

ここは...

さっき

気付いたけど

.....この牢屋

ひとつ

だけじゃ

なかった

みたいよ

瞳阿...

よく見て

恐らくこれが

果心居士の云ってた

不死実験」の

結末よ......

ケダモノ

同然...

酷い有り様

だわ

私は今まで

「不死」の人を

三人見て

きたけど

とても

こんな風では

なかった

それでも

肉体だけは

その三人と同じか

かなりそれに

近いとしたら

この人達は

恐らく首でも

落とさない限り

肉体の

どこを斬っても

治癒して

立ち上がって

くるわ!

だから

道を

斬り開く

どいてもらう

しかないわ!

私達にはまだ

この人達を

外へ解放する

方法が判らない

元に戻す方法も

判らない

声が

震えてるよ

凜......

......

いい事?

決して首を

斬り落としては

駄目よ......

があぁ

あ...

ハアッ

ハアッ

ア.....

ハアッ

ハアッ

.....凜

......

凜その先に

また横穴が

あるよ...

うん...

警護人が

いると思う?

.....多分

大丈夫よ

いたら...

先刻の爆発で

大騒ぎしてる

はずだから...

ああ.....

何だろう

この愛鬱

卍さんに

近付いてるのは

確かだと

思うけど...

でも...

近付けば

近付くほど

ウンザリ

するものを

見せられる

ような...

......

急所を

断ち斬られ

てる.....

どれも

これも

ああ...

......

これで

判った...

.......もう

全部判った

不死実験の

仕上げとして

験斬りをされ

生き返らなかった

者ー

不死にはなったが

正気を失ったので

放棄された者!

そして...

そこに

至るまでの

大量の...

実験台...

こんな

事が...

......使い

捨てだ.....

こんな

事が....!

......

......

......

凜......

この先は

一人で行って

無限の住人口を

歩みを止めた瞳何と別れ、さっちゃってみての

大学を止めた理解を江戸城の地下の国かった

2017年に奥へと飛び走る。まずは本当には

夏によくと休みまで彼女が目にした

光景とは一般的に

不死力解明編、ついにお

あっいに夜に

エラ御期待!!

[第十九巻]

「無限の住人」第18巻は、アフタヌ

ーンQ4年10月号、11月号「05年1月

号から5月号に掲載された作品に加え

筆して収録したものです。

編集部では、この作品に対する皆

様の御意見・御感想をお待ちしてお

ります。

また、今後「アフタヌーンKC」

にまとめてほしい作品がありました

ら編集部までお知らせください。

«なお、お送りいただいたお手紙・おハガキは、ご記入

いただいた個人情報を含めて著者にお渡しすることがあ

りますので、あらかじめごて「解のうえ、お送りください。

東京都文京区音羽!二丁目十二番二十一号

議談社「アフタヌーン」編集部

〈郵便番号〉《ニース○○》

アフタヌーンKC係

...

アフタヌーンKC-

二〇〇五年六月二十三日

著者沙村広島明

発行者五十嵐隆夫

発行所株式会社講談社

壽菁談社

株式会社・廣・済・堂・

【株式会社】フォーネット社

印刷所

本文製炭所豊国印刷株式会社

製本所

◎工河OAK(SAMURA2018)

「本書の無断規写「コピー」は著作権法上での例外を除き、禁じられています。

海丁本・乱丁本は購入書店ある画成のうえ、小桃紫秘部宛にお送りください。

透料小桃食担にてお取り替えいたします二軍試合の場合、BBG。なお、この本に

ついてのお問い合わせはアフタヌーン榊集部宛にお願いいたします。

じゅう

第一刷発行

定価はカバーに表示してあります

東京都文京区音羽ニーニューニー

郵便番号、一二二1八〇〇二

電話編集部東京(○三二五三九五ー三四六三

販売部、東京、ロニアニアエアルガーニンズバック

Printedin.Japan

3N4-06-314380-5

マフタヌーンKC

講談社

...

9784063年10月9日4日6314305

19:10月14日10/1929979005146

雑誌55722-80

ISBN4-06-314380-5

C9979¥514E〈O〉

アフタヌーンKC

講談社を価本体1,税別

(税別)

講談社

続く一続かねえ

「奥さんっ!」

「駄目よ大八さん!

主人がもうすぐ...

ああっ......!!

大江戸桃色横丁

著者近影