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Instructions:
アフタヌーンKC
講談社
講談社
アタシーンで、「むーげーん」のじゅうにん
20
沙村広明
知らなく
第百子「幕父
第百十四幕多国
...
第百三幕父、慶歴
第百五二幕父「東京
第百五十幕火
第百千幕や東
第百五幕甲交
其の四
其の三
其の二
下に白/
其の
147
93
◇第百四十九幕や
交錯
じきに
陽が落ちるな
今日は
ここまでって
トコカ...
しっかし
面白味のねえ
旅だぜこりゃ
季節柄
物見遊山でも
ありゃしねェし
剣客も出やしねェ
次のあら川まで
あと一里だし
そこまで
行っちゃおうよ
張り切る
なァ...
お前も
こうなると
吐のツラが
懐かしいぜ
やめてよ
卍さん
もお...
水戸を
過ぎる頃には
意外な人達と
何度も出会うと
思うわよ
まあまあ
ボヤき
なさるな
あっ
ご病気
ですか!?
すごいカッコ...
ハッハッ
ハッ...
だ...
大丈夫
大丈...
でもあの
失礼ですが
背中の人は
ひょっとして
気を失...
めっ...
目黒さん?
ハァ
ハァ
り.....
凜...
わ.....!
どうどう
どうどう
た...
たんぽぽ
頼む...
!?これ
たんぼぼ
さん!?
報告?
うっ
てちょっと
何処に...
報告...
報告に
あーッ
わざわざ
ゲロの中に
エボラ...!!
うわッ
ぶちゃん
...先刻から
何やってんだ
お前?
!
こいつらは
すみま
せーん
お医者さん
呼んで
もらえない
でしょうかァ
はいはい
はいはい
こりゃ大変
よっこいしょ
そうねえ
医者ねえ
住んでないね
この辺には
あ御免
ください
あの
この宿場街に
お医者様って
いませんか?
ああ...
困ったな
けど
今いる客ン中に
医者の心得が
あるって人が
いるから
頼んで
みますよ
ひとつ
何の
騒ぎです?
ほらこの
お客さんよ
医者の心得が
あるって...
本当
ですか!?
ぜひ
お願い
します
おお!
お客さん
いい所に
あ.....
......
アンタッ...
何してんの!?
こんなトコで
くそっ
あの女
しかし...
途中で
身を隠して
いたら...
何処まで
先に
行ったんだ
怪我を
負った女は
隠すかも
しれんな
ボヤくな
いくら
脚が速くとも
人を抱えて走れば
あちらの体力が
必ず先に尽きる
だが奴らは
逸刀流についての
何らかの情報を
吐鉤群に
伝えるために
戻っているのだ
それは恐らく
遅くなれば
手遅れになる
類の「何か」だ
少なくとも
一人は今も
この道を
走っている!
もっとも
今頃
恵那達も
その「何か」に
気付いたかも
しれんが...
ムッ
!!
あれかッ
いや待てっ
......違う
...公儀だ
面を上げて
もらおう
...?
こいつは...
...
...「戸良」
え...
この男が
あの...
.....誰だよ
アンタ...
「無骸流」
尸良か
新番頭
英干彦が配下
「懸巣」の一人
三潴という
何も
クソも...
ここで
何をしている
答えろ!
となりゃあ
英...!?
.....ああ
逸刀流が
水戸道を通って
常陸に行くって
ネタを...
頭目.....
吐の旦那から
聞いてよ...
当然そこに
あの二人の野郎も
集まってくんだろ
なあ....って
ウキウキしてる
だけよ......
頭痛だよ...
最近多くてな
!!
座ってたのは
まあ...:アレだ
斬れ!
どうした
両腕の無い
ただの男だ
易かろう?
それは...
音かでは
ありませんが
しかし三潴様
お尋ねして
よろしいか?
我々一行まだ
常陸へ向かい
急いでいた途上
若芝の辺りで
男女二人連れを
追い越してから
しばらく後...
「黙っていたが
今のが恐らくは
一〇〇人斬りで
あったぞ」と
恵那様が
笑いながら語られ
我々をひどく
驚かせた事が
ございましたな
聞くならく
一〇〇人斬りの
凶状たるや
名に違わぬとか
此奴...
尸良は今
斬り捨てて
あの時の
一〇〇人斬りは
看過せしめたは
いかな理由で?
尸良と
一〇〇人斬りの
処遇の差か...
ふむ
良い質問だ
吐の奥方の
自害に気圧され
吐の常陸行きを
止められなんだは
真に口惜しいが
こうなった以上
逸刀流の船出までに
吐と透刀流が
できるだけ盛大に
潰し合ってくれる事が
望ましい
罪状の上で
一〇〇人斬りは
度し難い
極悪人だが...
目を付けるべきは
吐鉤群とも
天津影久とも
与しておらぬ点だ
あの男が
上手く動き...
逸刀流か
六鬼団の誰ぞを
葬ってくれれば
良しー或いは
泳がせて
損のない
コマだ
逸刀流か
六鬼団の誰ぞに
葬り去られても
まあ良し
だが尸良...
あ奴は違う!
奴は元々
吐子飼いの
狗だった男
目的のためなら
あのような
ド外道までも
使役する性分が
吐鉤群の
一番困った
ところであった
が!この私が
新番頭に
就いたからには
そうはいかん
誰がこの先
外道に公儀を
名乗らせようか
出会ったら
速やかに
斬れ!
それが
英様の
ご指示だ
御意...
姐ちゃんよ
英の野郎は
確か......己に
こう云ったぜ
逸刀流を
四人殺れば
後は...
どうとでも
好きにさせて
やる.....と
こんな所で
のんびりしてる
己も己だが
あの約束ァ
どうなってんの
かねえ.....?
いつの話を
しているんだ?
悪いが反古だ
英様がお前に
ほんの微塵でも
何かを期待してると
思ったのか?
あー.....
そー...
気の毒な
事よの
成仏
いたせ
......?
ああ...
...!!
いけねー
なァ...
公儀の人間が
嘘をついちゃあ
よォ...
あ...
そんな
こったから
オメエ
ああ...
あっ...
いっ...
ア......!
いつまでも
世の中良く
なんねえんじゃ
ねえのか
アァアアン!?
おおア...
あっ...
!!
理解るぜえ
アンタの気持ち
痛えってより
「マジ?」って
思うよなァ
見なホラ
いっそ
アンタも
こうして
みたらァ?
最初はまあ
シャレになんねェ
痛さだけどよ...
慣れれば......
これで
なかなか...
今じゃあ
もう...
手足
みたいな
モンだぜ
.....つーか
手だっつの
ゲハハハ
ハハハ
う......!!
アガ...
ウウ...
アンタだけ
殺さねえで
いるのはな
万次についての
いいネタを
聞かせてくれた
礼だ...
ウブッ
だが
ここから先は
約束を
反古にした
罰だ
上司の罪は
部下の罪
だよなアア
練造オ
そこの死体の
刀集めて
ここに全部
持ってこい
.....?
オ...
エ...
ゴッオ...
ヴー...
第百四十九幕|終劇
◇第百五十第8一
唯、月下に白く
こりゃ
すごい
私でも
なかなか...
ここまでは
足を
止めるな
天才の
仕業だねえ
吐様!!
中村に
着くまでは
休ませんぞ
吐様
捨ておかれ
ますか!?
この惨状を
我らにとって
時間を失うは
命を失うに
等しい事
冬場の
夜といえど
街道...
半刻後には
誰ぞが見つけて
いよう
ゆめ
忘れるな
吐様は
本当は知って
おられるのでは
ありませんか?
これを
やった者が
誰か
......聞いて
どうする
猟犬の中に
狂犬が一匹
交じっておる
だけの事
そして
犬ならば
肉を喰わねば
生きては
おれんのだ
まあ
ご安心下さい
毒の類は
使われて
いないですね
疵も
そう深くは
ありません
鉄線入りの
網椎子を
着込んでいた
せいもあって
乳房の厚みを
貫けなかった
ようです
不幸中の
幸いでしたね
あのー
先生...
手裏剣を
受けたのが
この人の方
だったのは
今のは
そーゆー
話ですか
?
それとも
オッパイの
大きさの
話ですか?
はい?
確かに
私は
身の軽さを
最優先するため
唯子の類は
身に着けて
いませんでした
それは
りょ.....
いえ
前者です
はい葛湯
体力は
どう?
あ.....
ありがと
ん...
もうだいぶ
......ていうか
ゆっくりしても
いられないんだ
...
これ
飲んだら
もう...
二人は
吐鉤群の
忍なの?
凜...
てめえ...
てめえ
凜.....
や.....!
待った待つた
生きていれば
ただの町娘にも
色々とあるのよ
別にそれを
どうこうって
云うつもりも
ないのよ
じゃなくて
お前.....
何でただの
町娘風情が
吐様の名前を
知っている!?
聞きたい?
待って...
ちょっと待って
江戸城って...
吐様失脚の
原因になった
あの大事件の
主謀者が...
アンタ!?
あわわ...
おまけに
宗理先生の
旧友の娘....?
そこ全然
驚くトコじゃ
ないでしょ?
は!?
うお~
何それ!?
時の人じゃ
ねーかよ
お前ら!
時の人って...
やだなァそんな
呼ばれ方...
もしや
万次さんて一〇〇人斬りの
万次さん!?
それに比べて
アッシらは
...
.....先刻
何聞いてたの
人の話...
...
......てかさ
何でアンタ
それを私に
話してんの?
私らが
何か特別な任で
アンタ達に
近付いてるとか
思わないわけ?
一oo人形ッ
まっとっ指令
かでさ
え.....や
何でって
事もないけど
それだったら
少なくとも
「一〇〇人斬り」の
顔ぐらいは
知っとかないと
マズいでしょ?
アッハハハッ
ないないって
そんなの!
なっ...
てめ...
宗理先生の長屋で
あれだけしょっ中
顔合わせてるのに
うん......でも
貴女達の場合
それはないか
なーって...
ああ
それは
簡単
全っ然
気付くそぶり
ないんだもん
知ってて
知らないフリ
してるだけかも
しれないじゃん
フ...なんかヘラ
失礼なコトを
いやんだよーな
特に
貴女の場合
...
まあいいや
吐鉤群の
忍」って
判ったのは
どこで?
気を失って
運んできた
ばっかりの
時に...
「センセ♡
ちょっと
それ取って
下さいます?」
「センセ♡
この味
どうかしら?
「何としても
吐様に.....
「いつまで
食ってんだ
ブタ!」
「重いんだよ
ブタ!
うーむ
ちなみに
口から出た
割合は
って詭言を
何度も同度も
云ってたのよ
...
ってトコ
だったかしら
どっから
どう聞いても
私の寝言だな
そりゃ...
すげえな
私...
どんだけ
正直なんだ
我ながら...
ホレボレ
する...
クク.....
寒そうな
頭だなァ
ブフー
あの...
その節は
まことに
...
冬の間も
休まず
行脚か?
ハハハ
行脚で
自分のした事が
償えると
思ってるわけでは
ありませんか...
殺人鬼は
お互い様...
当たり前だ
と強く
云えた立場じゃ
ねえか...
公儀の追っ手を
100人...
でしたっけ
ニ丸O人の
お前にゃ
負けるがな
私が今
している事は
単に贖いの
決意の表明です
本当の贖いは
もっとずっと
長い道
治療という名の
呪いが横行し
貧しき病人は
死を待つ他ない
この国に
生涯かけて
漢蘭の医術を
根付かせる
何の事はない...
泰西に渡る前の
自分の志に
ただ立ち返った
だけの話ですが
それで充分だろ
オメェは
医者なんだ
からよ...
それに
そりゃあ
もし
成し遂げられりゃ
偉ェモンだぜ
昔ー
百人殺した
償いに
千人の
悪党を斬ると
妹の墓前で
誓った
だが...
ただ
それだけの
事が
やってみりゃ
難しくてな
悪党
悪党って
太平に飽いて
土道再生だのと
天下を騒がす
馬鹿どもが
悪党なのか
どっちでもいい
...この女に
手を上げる奴が
とにかく悪だ...
そう決めつけて
斬りまくったが
太平を守るのに
なり振り構わねえ
役人どもが
悪党なのか
.....あの.....
いいですか?
これで
良かったのか
ねえ
あァ!?
少し
おかしく
ないですか
その話?
ああっ!
すみません
すみません
.....でも
聞いてて
ちょっと...
引っかかった
もので
人斬りの罪を
人斬りで贖う
.......
コトですか?
ああ...
医者は
そりゃあ
いいぜ!
だが
二本差し
...?
一介の浪人に
できる事が
他にいくつも
あるかよ!
.....ったって
オメエよ...
人を治すも
生かすも
できるだろうよ
ただの
浪人なら
それしかない
かもしれない
でも
貴方は
そうじゃない
でしょ?
私はね...
ずっと
気になって
たんですよ
典医で
なくなった
後も...
貴方の
肉体の構造に
あと一歩まで
肉迫して
おきながら
何故それを
他人に移す事は
叶わなかったか
医者の私が
こんな事を
云うのも
変ですが
貴方が
人斬りの
償いといって
人を斬る...
本当に
そのために
この世の者ならぬ
何者かかー
不死の力を
必要とせぬ者に
不死が移るのを
妨げていたような
気すらします
だけど多分
そうじゃない
そうじゃない
.....と
思いたいん
ですよ
誰かが不死を
与えたのだと
したら...
それは恐らく
悪鬼の仕業だ
不死の神秘に
一度は触れた
者としての...
甘ったるい
感傷ですかね
それでね
目黒さん...
訊きたいのは
ここからなの
貴女達は
誰から
逃げて
きたの?
吐鉤群の
部下で
水戸道に
いるという
事は...
逸刀流を
追けてたって
事よね?
それがバレて
襲われたのね!?
それは何処で!?
逸刀流は今
何処にいるの!?
忍者って
......それ
公儀って
事!?
待ってよ!
バレるような
へマなんて
してないよ
私達が
掴んだネタを
横から盗ろうと
する輩がいてさ
輩って
どんな...
悪の
忍者軍団
おそろしい
歩ろたった
おそろしい奴ろだった
何で公儀か
同じ公儀の
貴女達を......
うるさいな
公儀も色々
あるんだよ
云えるか
バカッ
私もう
行かないと
吐様達が...
ねえ一体
どんな情報を
掴んだの?
助けて
あげたんだから
少しくらい
いいでしょ!
逸刀流に
関係ある事!?
ない事!?
それだけで
いいから!
天津影久
だよ
!
天津影久が
逸刀流の
群れの中に
いなかったんだ
......
何ですって
ふあ...
うう...
冷えるゥ
.....そしたら
娘にえらく
怒られてな
そりゃあ
仕方ない
やれやれ
お主まで...
手厳しいのう
ハハハ
七つの娘が
路考茶の帯を
喜ぶと思うか
大変だと思っていますが、
む!?
いや
おい!
止まれ
...誰ぞ
入城する
知らせが
あったか?
どのみち
こんな時間では
無理だかな
!!
貴様ら
あ...
その紋
は...
いっ...
外の連中
か.....?
ちょっと
見てくるか
!
高野
一緒に
!!
おいっ
誰か
そこに...
み...
見ろ!
ほ...
本当だ
!?
フー...?
おっ...
おのれェ
ェ.....!!
いいぜ大将
凶
馬紹
これまでは、
怖畔
遠慮は
無用
全身全霊で
悪名を刻め
第百五十幕
っ
ま、
...
慶
其の
は、
お第百五
バツ...
三人が
一瞬で...
オイッ!
何なんだ
アイツら
しし
知るか!
どど
どうする!?
すぐにでも
ここに...
ボサっと
すんな!
コレしか
ねえだろ!
怖畔!
ホウッ
あっ...
ああ...
死にたく
なかったら
一人でも
減らすんだ
なっ...
なん...
くそ...
うわああ
ああッ!?
!?
ぐあ...
うおおお...
あが...
どうした
?
お?
誰か...
今門が
開かな
かったか?
まさか...
こんな
時間に...
えっ...
うお...
なん...
何じゃ!?
貴様らッ
狼藉者が...
出あえーーっ
出あえ!
出あえ
曲者
曲者ぞォッ
大手門前
ッ
出あえー
旦那!
さて
忙しくなるぞ
見られたか
......
早かったか
出あえー
出あえエッ
どうした
一体ッ?
賊の
侵入です
先ほど
大手門で
戦斗...
門番士七名
全員死亡した
模様です!!
ふあ...
服...
この間も
あったなあ
こういうの...
吹上だっけ?
馬鹿!
どやされるぞ
今回は?
あれから
半蔵門の
警備は
二〇人態勢
らしいぜ
大手門
だとよ
大手門!?
まさかあ
冗談でしょ
吹上は理解るよ
普段から人
少ないしさ...
でも
大手門の内側は
番所銀座ってな
所なんだぜ!?
そりゃ
斬られに
入るような
モンだよ...
ありえないよ
そんな...
くたばれ
この...
おおおね
愛のパパパの
柴崎...
うぬっ
ただたたたれ
あっ
くそっ!
こんな物...
し.....
ひっ...
ヤバウバウパッパワ・
あのパカ
余計なマネ
しやがって
くっ...
取れねえ
チ...
見ろ
凶!!
堀の向こうが
百人番所...
それに二の丸だ
あの
明かりの
数を
そして今
馬紹と怖畔が
向かってる...
喰違門の
先にも
また番所
オイオイ
ロクでもねえ
経路を
選んでくれたな
アンタ.....
我らは今宵
地獄を作り
客をもてなす
料理人
だが凶
ほんの数瞬
気を抜けば
我らもまた
客の一人と
なるぞ
なにその
たとえね
もしかして
ちょっと
浮かれてるか
旦那.....?
ああ!
二年半前の
あの夜以来の
気分だ!
行くぞ
...
そんな
...
これですか
火急じゃ
干彦様は
おられるか?
何事だ!?
目下小姓組
小十人組が対処
しておりますが
な...
待て
またしても
賊です!
それは
外門の話では
ないのか?
既に
二〇余人が
斬られている
有り様で...
信じ難くは
ありますが
...はい
大手門内の
出来事に
ございます
大手門...
馬鹿な!
百人番所の
目と鼻の
先だぞ...
誰が
好き好んで
そんな門から
侵入する?
...いや
判った!
すぐ出るッ
刑部貴様は
先に戻り
私に代わって
指揮を...
......刑部
......私めか
直に...
誰か...
おるか?
その.....
狼藉者らが
何者か...
確認した人間が
英様
闖入者は
逸刀流
統主
天津影久
以下四名で
ございます
第百五十一幕|終援
...
何だと...
........
第
◇第百五十二幕◇
塞
其の二
オイ!
矢が
足りんぞ
今本丸へ
取りに
行ってます
いいかア!
相手は四人だ
何としても
門前で仕留めィ
きっ...
来たぞ!!
あっ
怖畔
ウイッ
止まっ
ウオオオッ
え...
射て剣て射て
射て射て封てィ
うがッ
な.....な
何だァ!?
かわっ
げはッ
......冗談
じゃ...
ない...
勝てるか
あの長刀を
......
あんな速さで
振られて...
.....?
何...
どっ...
どうした!?
開いたか
どうやらな
我々も
行くか
う!?
ぐほァ
ひっ
ひえええ
えええっ
どけ!
はいいい
うっ...
バカ!
近寄るな
わ.....ま
またァ!?
あわわわ
わわわっ
いぎッ
はわ
ぎゃああ
ああぁあ
あー
いい
ココラ
貴様ら
敵に
背を向けて
逃げる奴が
あるかッ
喚いてないで
お前が自分で
やってみせたら
どうだ?
恐れるなァ
馬鹿者らめ
爆発する前に
たたき斬って
火を消せば
済む事ぞ!!
くっ...
なめおって
死なば
諸共ォ
ぬうお
お...
あっ
うわあ
あああ
ああッ
!!
...
え!?
不発
...?
くたば
れイイ
馬紹!
怖畔!
!!
なめる
なァ!!
何度も
こんな物に
引っかかると
くそっ
くそっ
くそっ
くそオオ
オ~~!
ここまで
だァ...
ギャウ
凶
馬紹
怖畔
折り返しだ
隙をみて
千飯を
食っておけ
さて
最後の
胸突き場だ
抜けりゃあ
本丸か...
抜ければな
怖畔
右の櫓を
頼むぞ
お前の役目が
一番大儀だが
死ぬなよ
よし
行くか
来たぞ
連中だ!
あッ
何これ?
天津
影久ッ
.....
第百五十二幕
◇第百五十三幕や
鑒
箕の三
ぐううう
げお!
うべあ
死...
おわっ
...?!?
!?
しまっ
いてて
どけって
この...
...あぶねー
あぶねー...
大番組頭
雲霧仁左衛門
小姓組頭
鬼龍院櫂
ようも
やりにやって
くれたのう
貴様ら
道を外した
その剣技...
音に聞く
逸刀流」か!?
はてそれは
どうですかな
雲霧殿
ん?
英殿の
最中とか...
話では
逸刀流は
江戸払の
裁きに従い
水戸路を往く
それに
フン
あのカスの
云う事など
アテになるか
ここまでされれば
どちらでもよい...
小物を何人も斬って
返り血に浮かれる
連中に
灸を......
ハァ
ハァ
!!きっ
来たぞッ
な...
何だと
...本丸か
ふう
.....いや
悪いけど
顔に精気が
ないな図
ここが本丸だ
もっと
喜べんのか?
そうだな...
天守が見えれば
また趣も
変わろうが
先刻までと
大して感想
変わんねえ
窓江戸城の天守閣は一六五七年に焼失し、以後再建されていない。
そう考えると
江戸城というのも
ただ広いだけの
味気ない場所だ
ひっ
フフ...
さすがに
番士頭二人を
屠った相手に
好んで
斬りかからんか
さて大将
どうする?
この状況で
やるのか?
例の...
あっ...
お待ちを
いや
しばし待て
もうじき
役者も揃う
危険です
あまり
出られては
ええい
どけッ!!
お待ちして
いましたよ
英于彦殿
きっ...
きっ...
貴様ら
......?
な...
何をやっとるゥゥッ
ここでええー
ッ?
天津殿ォッ
なんでだ!?
何故御辺が
江戸城に
いるッ!?
ご御辺
我々としても
いずれは江戸を
出るつもりだった」
などとっ!
だ誤りおって
いやいやぃや
謀りだのと...
心外な云われ様
ですな英殿
よくもまあ...
よくもまあ
じゃあしゃあと
オオ.....!!
夜明け頃には
約束に違わず
水戸路を踏んで
いましょうぞ
......ただ...
やり残した事が
あるままでは
私も気持ちが
晴れぬもので
立つ鳥跡を濁さず
という諺を
知らんのかー
い
くっ...
江戸払を
云い渡された時の
逸刀流の総人数は
九人だった...
存じていますが
あいにく鳥では
ありませんので
だいたいッ...
どんな道理で
ここにおるのだ
御辺らはっ?
実際私自身
「懸巣」を使って
調べてみれば
十二人の逸刀流が
水戸路についていた
いやそちらも
正真正銘の
逸刀流ですよ
しかし江戸城に
さらに三人だと!?
一体
何なのだ
御辺らは!?
水戸路にいたのは
御辺らの騙り者と
申されるか!?
それより英殿
ご自分で気付かれ
ましたかな?
英殿
その報告が
九名であれば
貴方が今宵
我々の狼藉を
予測し得ぬのも
無理はない
今の言葉
そのものが
貴方自身の
うつけぶりを
表していると
恐らくは吐鉤群に
聞いたのだろうが
逸刀流の残党が
九名であると
知っておられ
そのうえで
ご自身の配下に
水戸路の逸刀流が
十二名であるとの
報告を受けていた
また仮に
七名六名と
少なく報告
されれば...
いくら貴方とて
確実に我々の
その後の出方を
警戒しただろう
しかし英殿
ひとつ学んで
おいてほしい
聞いた
人数より
多いと
いう事は
少ないのと
同じほどに
怪しむべき事
なのですよ
かつて逸刀流は
公儀の...いえ
吐鉤群の
計略にかかり
多くの幹部を
一度に失った
それが呼び水となり
武力で併合していた
地方の流派が
次々と我々から
離反していった
が...そんな中でも
我々と同じ高みを
目指そうとする者が
ほんの一握りだが
残っていた
それと英殿
水戸路にいるのは
そういう同志ですよ
...十日前に
集ったばかりのね
仲間の内で
今夜の襲撃に
加わったのは
ぐううう
う~~~
貴方は
もうひとつ
勘違いをして
おられる
!?
目の前の
三人だけでは
ないのですよ
......
...?
そ...
そうだ
あの時
刑部は...
確かに四人と
もう一人は
あぎえ
ええッ
!!
英様...
あ......なっ
貴様っ...
え?何で...
どこから....?
ごへあ
全員
動くなッ
第百五十三幕|終劇
大番頭小姓頭
新番頭を今夜
全て失うぞ!!
下がれ
くっ...
うう...
ひいいっ
凶
...
本当に己が
やんのかよ
これで
役者が揃った
例のやつを
頼む!
昨日さんざん
練習したろう?
チッ
不味く
なっても
知らねーぞ
?なっ
何を......
まあ
まあ
...?
指.....
南...
......と
ああ...
カイター
おまえは
...
そういえば
はははっはっ!!
まず駅前
全体的に
◇第百五十四幕
其の四〉
えっ
......?
間違って
ねえかな?
ハハハッ
上出来
上出来!
......
あああ~~~
ヒッ
さて
英殿
声に出して
読み上げて
頂きたい
じょ...
城内警備
将軍警護
よろず承り
そうろう...
逸刀流...
幕敵...
討伐...
結構
ありがとう
ございます
さて
では
引き揚げると
するか!
剣術指南
......諸々
ウィ
モエッ
本気で
腹も
減ったしな
ハハハ...
食う気力が
あるだけ
よかろう!
はあ~~
...
ちょ...
ちょっと
ちょっと
待てェ!!
一体全体
どういう
つもりだ
天津殿ォ
ご御辺ら
一体.....
どういう
つもり」
とは?
そもそも
何をしに
江戸城へ
来たのだ!?
おすすめ
え?
百人規模の
番士達の波を
斬り開き
斬り開き
着いた先で
やる事が
その落書き
だけだと!?
お気に
召しま
せんか?
ならばこれから
本丸の間にて
家斉公に
拝顔奉ると
しましょうか?
56
バツ...
馬鹿な...
冗談
ですよ
とりあえず
歩いて頂き
ましょうか
ひイッ
道を
開けろ
ご苦労
さん
......
静かなもの
だ...
英殿
貴方が来てくれて
本当に
助かりましたよ
いかに我々とて
今の体力で
ここの者どもを
総て退けるのは
困難極まるが
新番頭殿の首を
あずかって
おるだけで
こうも歩き易い
...いい気に
なっておれ
私以外の
組頭がここに
来れば...
雲霧仁左衛門殿と
鬼龍院櫂殿の
事ですかな?
なっ....!?
どこでその
名前を...
いや何
先程
お二方と直に
お会いして
たたき
斬り
ました
ので
あの二人と
先に会えたのは
嬉しい誤算
でした
まとめて
斬れ.....と
云い放つ事も
彼らなら
できた
たっ...
あ...
が.....
今となっては
この者らに
そう指示できる
人間もおらぬ
こうして
貴方を人質に
とったとて
老中や
若年寄が
駆けつけて
来るまでは
あの二人を
斬った.....?
あ......ええ?
おや?
焦られますか
英殿?
ハハハ.....
そう焦らずとも
よろしかろう
いみじくも
多くのお仲間に
取り巻かれている
この状況
あの二人の
手がなくとも
貴方の声ひとつで
いくらでも
良い方向に
導けるでは
ありませんか
つまり...
貴方自身が
!?
そう一言
おっしゃれば
私ごと
こ奴らを
斬れ
わっ...
......!
うう...
ウダ!
.....では英殿
ここから本題に
入りましょうか
それぞれ
何人の番兵を
置かれています
かな?
今現在
半蔵門と
田安門には
...?
西の半蔵門と
南の田安門ですよ
え...
ああ
どちらも
二〇人の
はずだ...
しかし
ほう
それは
凄い!
それだけいれば
吹上の守りは
まず盤石と云って
良いでしょうな
ならば
これは
なおの事
残念です
常盤門
三人
大手門
七人
江戸城の
玄関先と
云われる門で
この人数
さすがに
疲弊はしたが
?
おかげで
助かり
ましたよ
さして苦労せず
本丸までを
拝めるとは...
良い経験だった
英殿.....
新番頭の
お立場から
どう思われる
ど...
どうとは
......英殿
これは
貴方のせい
ばかりとも
云えないが
どうも
貴方
がたは
一を見て
十を識る事が
できぬ方々の
集まりのようで
たかが
二人の小娘が
天下の江戸城の中で
火の手を上げる事を
貴方がたは許した
もし仮に
いや「仮に」
どころではない
我々のように...
害意を持ち
剣の心得もある者が
数人連れだって
押しかけた場合
一体
どれ程の狼藉を
許して頂ける
ので?
我ら逸刀流
今日は四人で
本丸の土を
踏んだか
謙遜抜きで
云わせて
もらえば
八人もいれば
この城を
占拠できたかも
しれませんな
先程我々が
何をしに此処へ
来たのか....と
尋ねられましたね
白状して
しまうと
目的らしい
目的なぞ
ないのですよ
あァ!?
あえて云えば
今夜行った
総ての事が
目的でもある
はっ
英様!?
いかが
されま
した!?
かつて
祖父から
逸刀流を
受け継いだ後
私はこの一門を
公儀の牙とするために
遮二無三走り廻った
...そのためか
講剣所」という
手土産を携えた
吐鉤群の訪問の前に
やや慎重さを欠いて
いたのだろう
判りますか?
我々の無念が
いか程のものか
その結果は
貴方もよく
ご存知の通り
そして思った
国を護る牙として
無用な我々ならば
いっそ
国を脅かす
毒となろう
弑す事すら
厭わぬ
苛烈なる毒に
医者を営む
ある仲間の
受け売りだが
一度毒に冒され
それに耐え抜いた
肉体は...
知って
おられるか
英殿
冒される前より
強靭に
再構築される
ようですよ
英殿
貴方がたは
今日の出来事:...
あの凄惨な光景を
生涯忘れないで
ほしい
力なき事の
虚しさと屈辱を
仲間の死への
怒りとともに
いつ何時でも
思い出してほしい
今日を最後に
江戸を去る我々の
心からの願いです
......
この先が
吹上か...
さて
英殿
悪いが
ここで
お別れだ
わっ
ああッ
早く
早く!
畜生ッ...
あいつらァ
英様ァ
がもが
っ...
弓を!
弓を
持てィ
いや
それより先に
英様を...
ヒイイイ
イ.....ッ
ゲホ
ゲホ
エーッ
ホッ!
かっ.....!
構うでない
もっ...
もし...
吐鉤群で
あったなら
自分ごと
斬れと...
云ったで
あろうか...
うっう
...!!!?...???
...
吐様だったら
そもそも
捕まって
ないよ...
第百五十四幕「終劇
7そ8G->
そういうことで、
...
沙村広明
議談社
もっと
〈説の二十
ああァクァーお~お待たせえてーーーっ!!
どれだろ
978406314500
雑誌55724-09
アフタヌーンKC
請請設名社定価本体引用
10月10日(日)第11回「929799005146
(税別)
1SBN978--4-06-314509-0
C9979¥514E〈O〉
あのモブは、
毎度おなじみ、微妙なページに人気のこのコーナー
今回は、真と関わりの深いモブ達の
気になるその後を大紹介し
人生イチゴー会、ビタミンの
毎度おなじみ、微妙な人気のこのコーナーで今回は、真上関わりの深いモデ屋の気になるその後を大統領!!人生イチコ会とタミンの
ロ・24
吾妻九平太&小雪九平平
離別した女房が不治の病にかかった知らせ
お母さん、三日間悩んで結局会いに一末期の
水をとり、その後、遺留品の中から何通も
ホームページの「出される事のなかった自分への手紙」
そういえば、そうですか。を見つけるに至り、別れの原因がほんのだと
こんなのお主人の女の子がいないので、いつの部屋解であった事を知って訳にくれる。あ
の時、白山の麓で行き倒れてる女の子を助
いていたら、女性の人間に合わないため、女房の死に目に向けられなかった。
いいんだよ。みんなにおにいただけましたかもしれない...。長谷がらい判断だっ
たよー
鉄砲水の吉災
薬が盗んだ十一両も元手に両国の最大場
マバクチを打ち大勝するもそれが元で賭
マックショコンへのインターネットでは、基本的に人以上に、これはお天道様があります。
ギになれと言ってるに違いないと、一念発
やっぱりとコントロールを起こしていると、起こってイタク教材を始めるものだが、
私のスタッフあたり知らないのは大失敗。かろうけて残った金でしょうかも知れません
大丈夫だからないなんだよ。で、今はそこでとれた大根を売り歩く毎日。
「結局、でも、こんな人のみんなで一緒尻、でかいバカチはからっきしだったな。
まってくれる...クック・ジェンジングでも、好きに生きたい後悔はしてねぇよ。
あの時の妹の生きているのはあの頃の娘さんには本当に謝りてたが、返
ありがとうございますが、す金がなあ...。大根ではけりゃくらでも
もってってもらうんだけど」
直後に溺死。
はーは〜〜〜。「おのれェあのアマァ
沙村広明
アニメの詳細は
ウラでね
この最新KCでは
江戸城に押し入って
彼を中心に、強刀流"の4人が
手当たりしだいVに斬殺しちゃう
お楽しみに
講談社
それに記載されて
滾巧還場復瑕會
アフタヌーンKC500
無限の住人の
314509-0
「スタイプの
ついにフェッシュ
AT-Xにて2000年7月18日(日)
A.一人しくんいのキャラリー1000から隔週放送開始12018年01月から
2017年10月21日土曜日日午前7時3000年3月23日日金から5月20日(土)から3月11日(水)
2018年11月24日(日)から15日(火)までに会われていますが、10月10日(月)に開催されましたので
艶浪「無限の住人」画集物価調書(最終利
現次「六代(火)土へ」回未沖田町番/講社刊
◎2000秒は広明・講義社法第三雄優集会
ノベルス「小説無限の住人「G」2000年7月22日発売決定」
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