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〈詠の二十六〉
沙村広明
広明
アフタヌーンKC
537.講談社を個本規制
雑誌5572554
SBN978-4rO6:310654-
C9979、¥533E_()
それはまぁーんぐージをやるやろうと思っていた。トップページに使うように聞いた感じです。
いつも気がしないでしょうか。トップページに使うつもりで描いた後です。
当時、妹が助かっていた会社の上司さんが極端のゲーキャッシャンプー
当時、次の朝のいいたちは一無限の住人を読んでくれてた線で、その中にも願いすることですが、
その人にお願いする予定でした。
「南国ムードの明るい絵ができたぜ」と
満足して妹に渡したら「ちゃん」
満足して緊張したら「...」なんてこんなショップ中に考えられます。お話していたのは、
言われました。
言われません。せめて南国っぽく、マンシュルーム中毒語をと言っても、かかったです。
セット開画しは、言ってほしかったです。
アフタヌーンKC
講談社
C654
地沙村広明
苦談ネ
アフタヌーンKC
杉村広明
いや...
それよりは、
...
紗村天明
「つぼ
...
ー〈其の三〉
第百三幕や吉田
第百十四幕◆古記
第竜十幕隊
第百十六幕の
驚きなくものいの露
第百十一幕や大田
第百十二幕の中国
ー〈其の一〉
「〈其の二〉
「〈其の四〉
じゅっ、とうっ、び
「埠尾
埠尾
「〈其の一〉
ー〈其の二〉
ーー〈其の三〉
豊幕&十操尾
33
63
...
93
93
2018.18:15:08
はいはい、いいですか
◇第百七十幕◇
くものいの露
調子
よさそう
だね
おう!
久しぶりだよ
この万能感
ところで
凜
さっきの
話だが
ひでえ
茶番を
やった
もんだな
己が寝てる
間によ
うん
判ってる
でも...
仕方ないよ
茶番だと
思う
だって
私
私が今
この子のために
してあげられる
事なんて
本当に...
何にも
ないんだもの
私...
江戸に
帰ったら
この子に
何をして
あげても
いいわ
それこそ
一生養っても
いい
だけど
今は
してあげられ
ないのよ
今の私に
できる事と
云ったら
汚いやり方で
ごまかして
煙にまいて
この子から
遠ざかる
事だけ
.....
もしも
もし
今とは違う
結末.....
練造が
本当に望んだ
結末があったと
して
本当に
もしもの
話だけど
その時この子の
隣に立ってるのって
やっぱり尸良さんて
気がするの
ああ!?
判ってる
想像がつくよ
この子が今まで
尸良さんに
どんな酷い事
されてきたかって
事くらい
そして
生きてたら
さらに一層
イヤなものを
見続けなきゃ
ならないだろう
なって事も...
でも
尸良さんは
まっすぐな人
だから......
私みたいに
迷わないから
尸良さんが
あとほんの少し
.....強かったら
きっと
この子の願った
結末を...
...アホの
極みだな
オメーは
こいつの望む
結末なら
隣に立ってんのは
新夜に決まってん
だろうが
あっ
そうか
三人がかり
だったけどな
それに
あと少し
強かったらも
クソもねえよ
不死身で痛覚もねえ
化け物だったろうが
それで負けてんだぜ
あーあ
そうでし
たねー
凜
アンタ今
汚いやり方で
煙にまいた..
とか何とか
云ったが
実際
煙にまけても
いねえと思うぜ
己は
たった一晩
あんな言葉
ひとつで
肉親を
奪われた恨みが
消えるモンかよ
だがそれが
何だってんだ?
己だって
尸良の野郎と
顔つき合わせれば
殺すって選択以外
あり得ねえ
結局のところ
アンタは
川上新夜を
斬る他なかった
だろうし
そういうのは
めぐり逢わせ
みたいなモンさ
殺した相手の
身内に
一生恨まれ続ける
覚悟だけだ
己達が
しなきゃ
ならないのは
.....はい
赦したい
赦されたい
なんて
考える事自体
ずうずうしいん
だよ
あー
いい朝!
すみません
たんぽぽさん
目黒さん
練造の後
後の事
よろしく
お願いします
判ってる
よー
ーっ
じゃあ凶
馬は
借りてくから
ハア!?
天津影久からは
直々に常陸に
呼ばれてるしよー
一刻でも
早く行って
やらねえと
ふざけん
なよ!
最後の決戦で
逸刀流の幹部が
欠けたままで
どうすんだよ
オイオイ...
お前まだ
逸刀流でいる
つもりなの?
一対二どころか
一対三の戦いに
加担したお前が!?
こっちは
生身で
むこうは
不死だぜ
う......~~~っ
それで塞がると
思ってんのか?
まともな医者に
みせねぇと
腐って落ちるぞ
かんけー
あんのかよ
何甘えてんだ
ガキが
天津にしたって
いい迷惑だろ
てめェみてえな
半怪我人...
それにお前
その疵...
ちっ
判ったよ!
クソッたれ
...
うーか...
よく考えたら
次の宿場で
馬調達すりゃ
いいだけの話だ
......
つまんねえな
もっと
悔しがれよ
もう
行くんだ?
ああ...
常陸に着いても
アイツが剣を
持つわけじゃなし
治りが
遅いのは
問題ない
それに
凛ちゃんの凍傷
まだ完治して
ないんですよ
歩けるように
なるまで
様子を見た
ほうか...
そういう気遣いは
アイツが一番
嫌がるだろうよ
どこまでも
天津影久を
追っていくのが
アイツで
アイツの中で
それが唯一
迷いのねえ
事だからな
うん
阿葉山宗介に
依頼して
馬を押さえて
いた者だが...
ご免!
......
ああ...
そっ...
それが...
半刻くれェ
前にやって来た
お侍だよ...
「後で御公儀が
弁償する」とか
云ってよォ...
自分の乗る
一頭だけ
残して...
...
やられた
我々が
江戸城に
討ち入れば
いずれ
吐鉤群の
耳にも入ると
思っていた
しかも
あの大胆さ
...
吐め...
しかし
まさか
我々が城を
出るより早く
馬を駆るとは!
とうに失脚した
男への伝達を
課反人の討伐より、
優先させたと
いうのか.....!
これ程の腹心を
江戸に残して
行くか..
減んで
くれるなよ
阿葉山殿!!
やはり
追けてきて
ますね...
あの馬
そんなわけ
なかろう
馬で尾行
とは...
連中に
してみりゃ
......?
忍も
雇えんほど
窮してるん
ですかね?
いずれ
追いついて
皆殺しにする
腹算段なの
だからな
こちらの人数と
道行きが判れば
それでいい
追跡が
バレようが
バレまいが
関係ない
それより
阿葉山よ
うむ...
逸刀流十二人
六鬼団...
恐らくは
三〇人前後
そろそろ
例の手を
仕掛けようと
思うんじゃがの
少しでも
減らして
おかんと
この先が
キツイわい
アレを
やるなら
あの馬に
見られている
今が
都合よかろう
そうだな
......
あれ?
一人に
...?
阿葉山
さん
ん?
居士は
お一人で
どこへ?
筑波山の
南麓に
集落がある
そこは
果心居士の
故郷だ
あのジジイは
山育ちにしか
できん一狩り」を
仕掛けに
行ったのよ
その狩りは
立ち入った者
すべてが
獲物となる
たとえ
儂らでも
な
!?
逸刀流から
一人だけが
...?
こちらの馬に
気付いた上での
行動ならば
罠であると
思います!
判っておる
が...それが
罠であれ
どちらも逸刀流で
ある以上
等しく追い
等しく殺す
吐の旦那
己が
行きますよ
罠だろうが
何だろうが
...!
遠くから
撃ち殺す分には
関係ねえ
そうだな
だが
少なくとも
あと一人...
吐様ッ
私も
行きます!
...
よかろう
行ってこい
ありがとう
ございます
...アナ..ヒックアップ
蛇組深田!
石原!平山!
阿比留!
花組二人に
同行せいッ
残りは
引き続き
水戸路の本隊を
追う!
......
そっ...
総領?
おお
茂助か
親父は
まだ
生きとるか
は...はい!
おかげさんで
一壺」を開く
......すぐに
仕度せい
アンタ
吐の旦那の
実子
なんだってな
...それが
何か?
変わってんな
アンタの親父
普通
よこさねえぜ
罠かも知れねえ
方に...娘を
他の花組と
分け隔てなく
扱って欲しいと
しつこくお願い
しましたから
今とても
嬉しいん
ですよ
これは...信用
なさってくれた
証しなのだと
いざ天津影久を
眼の前にしてまで
子煩悩が働かなきゃ
大したモンだけどよ
伴殿
.....何で
そういう事に
なるんだよ
当たり前の
親子像の話を
しただけだろ
吐様を
侮辱なさる
おつもりで?
そうですか...
そうですね
何なんだよ
今の眼は...
親も親なら
娘も娘だぜ
全く...
伴殿!
あれを
身を使う場所が
まったくないのか
何とも...!
アレか.....?
てか何
つっ立ってん
だ?
こっちに
気付いて
ねえのか?
まさか...
ホッ!!
チャンセーロー
そうだなぁん
間違いない
これだ...
ガンジャ
!?お
おいっ
何だよッ
ありゃあ
...?
おい!!
どういう事だ
こりゃあッ
い...いえ
確かに!
さっきは
一人で...
どう見ても
本隊だろ
こっちが!!
あと
そいつは
別人ですっ
ひい...
ふう...
六人か...
まあいい
さて...まだ
逃げ帰って
くれるなよ
第百七十幕
第百七十
何だってんだ
あの連中
「山に登った」と
いうよりは
「森に入った」と
いう解釈が
正しそうですね
山道でも
何でもねえ所を
登っていきや
がったぜ
......
伴殿
そりゃ嬉しい
お招きだわ...
その招待に
無策で応じるのは
バカのする事
だがよ
ひょっとすると
彼らはほとんど
逸刀流の
擬い者かも
しれませんよ
.....?
どうして
そう思う
英殿の指揮下
設置された
吊り輪・吊り網
地鉄・地獄穴...
例えば...
江戸城は
吹上において
何スか?
そのタバコ
私の想像する
罠とは
ああいった
モノですが
それらを
仕掛ける時間は
もちろん彼らに
なかった
あらかじめ
地元の仲間が
仕掛けとくに
決まってん
だろう
私も
そうだと
思います
しかし伴殿
考えてみてください
.....我々同様
今日になって初めて
この地を踏んだ彼ら
その全員が
たとえ仲間とはいえ
他人の仕掛けた
罠を記憶し
自在に歩き廻れる
ものでしょうか?
折しも
この雪
眼で罠を
確認するのは
医難極まると
いう日に
動けるのは
仕掛けた本人
「土地の仲間」
......か...
だがよオ
罠ってモンは
他にも色々
種類が
あるだろ?
下準備も
いらねえしな
そういう
罠なら
むしろ問題
ありません
単純に
人数を盾に
包囲網を
作ろうって
肛かも
知れねえ
相手が
逸刀流未満の
剣士であれば
たかが四、五人の
不利
おまっ
本物の
逸刀流で
あれば
我々だけで
跳ね返して
みせましょう
.....それに
恐らく
そういった
戦い方は
しません
一度戦った
だけの敵を
何信用
しちゃってん
だよ...!!
...まァ
じゃあいい
先刻の奴らは
水戸路の十二人
とは違う...
偽者だとしよう
だったら
己達が
こうしてる
意味もねえって
事になるぜ
何だって
危険を冒して
偽者狩りを
しなきゃ
ならねえ?
最初の老人は
間違いなく
逸刀流でしたよ
ケッ
御岳の話を
聞いたろう
どうだか
なァ...
逸刀流の残党
九人......
うち四人が
江戸城を襲撃
つまり
結局ァ
水戸路の
逸刀流も
最初から
半分以上が
擬い者
だったって
事なんだよ
あのジジイが
「本物」だと
どうして判る
判りません
判らないから
等しく
殺すために
来たんです
伴殿
吐様にあずけた
命のひとつ分の働きは
してもらいますよ
判ってるよ
...
ウルセエな
そうですか
よかったです
......で?
どうするよ
バラバラに
散策して
なかよく罠に
かかるか?
一列縦隊で
いきましょう
不測の事態が
起きても
被害が最小限で
すみます
おう!
お前ら
先に行け
だ...誰が
先頭行く?
え!?
ジャンケン
で......
ずいずい
ずっころばし
で.....
早く
しろ!!
ひええ...
いえ
それこそ女に
任せられるかよ
...はら行け
お前さん
次行けよ
しんがりも
先頭同様
危険です
私が
務めますので
どうぞ
いえ
伴殿が
どうぞ
...
判らねえ
女だな
お前が
先だって
云ってんだよ
......何の
お心算で?
フ......
フフ...
伴殿
志願して
おきながら
やけに渋ると
思ったら...
やはり
最初から
離反するお心算
だったのですね
一人で行くっ
つってんのに
しゃしゃり
出てきや
がって...
正直
ついて
行けねーん
だよ
お前の
親父には
「六鬼団」てな
どんな組織だ?
できなきゃ
死罪
死罪人を集めて
逸刀流を追わせ
天津影久の首級が
あげられれば
放免.......
そーいう
組織だ
ろうが
......
今思えば
逸刀流を
何人殺ったか
じゃねえ
天津を
殺ったか
どうかだ
そしてそいつは
あの十二人の中に
いねーんだよ!
引き返して
りゃあ
よかったんだ
御岳と
合流した
時点で
己達は
どうなる!?
天津が江戸城に
出現したと
聞いておいて
何で素直に
江戸に戻らねえ?
何で
あの十二人への
報復を
優先させる!?
自分の手の
届かぬところで
仲間が死ぬ無念を
味わわせたいって
肛なのかも
知れねえが...
あるいは...
天津が必ず
仲間と合流すると
踏んでるのか
だが
本当に
来ると
思うか!?
よしんば
天津自身は
その気でも
城を出る際
深手を
負ってりゃ
途中で
のたれ死ぬ
かも知れん
それでも
己達の死罪は
決まっちまう
んだぜ!
.....私は
天津影久を
良くは
知りません
しかし
来ると
信じてます
吐様が実際に会い
その人となりを
理解した上で
そう判断して
いるのですから
ケッ!
ガキが
何でも
父上父上じゃ
ねえんだよ!
江戸の大門の中じゃ
さすがにその気も
起きなかったが
ここまでくりゃ
逃げ果せるのも
難しくはねえ
まあいい
こんな話は
とりあえずだ
己はこのまま
ズラからせて
もらうぜ
私が
追いますよ
いや
無理だね
この場で
両脚を
撃ち抜かせて
もらうからな
無駄な殺しは
好きじゃねえが
脚くらいは
いいよな?
......蛇組は
どうなさるん
です?
ほっときや
ここで死ぬだろ
あんな連中
もっとも
お前さんも
この森の中で
歩けずにいれば
結局ただじゃ
すまんだろうが
まあ...
悪く思うな
アハッ
アハハハ
ハ.....ッ
!?
...
プッ
オイ何
笑ってんだッ
ハアーーッ
...いえね
さすが
父上だなあ
.....って
思って
もうね
面白いくらい
吐様の
おっしゃった展開
そのまんまに
なるんですもの
...!?
伴殿
はっきり
申し上げて
貴方がた......
六鬼団花組の中で
吐様が信用
なさってるのは
その風体から
逃亡が
困難と思われる
荒篠獅子也殿だけ
それ以外の
花組を
この旅において
本隊と別に
動かす時は
私が荒篠殿か
御岳殿のいずれかが
目付役になる事に
なっているんです
!!
それでね
伴殿
つまり...
吐様は
信じてくれたん
ですよ
そうか.....
それで...
私で
あれば
先刻私
「信用されて
嬉しい」って
云ったでしょう
?
ほー...
そうか
そうか
じゃあ
予定は
変更だ
貴方を
止められる
と
頭
ブチ抜いて
やるよ...
よけてみな
伴殿
鉄砲というのは
背中から突然
撃たれるのが
最も怖い
これだけ
見えれば
この距離で
さし向かい
視線
手の筋
恐らく
私が勝ちます
そうかい
おわっ
うわああ
あーーッ
!?あれは
蛇組の声
くそっ
どっ...
どうして
どうして
じゃねーよ
お前が死んだら
己に集中砲火が
くるだろうが!
!!馬鹿
伏せろッ
フウウ
ウウッ
あ!
オイ
馬鹿ッ
チ.....
ウホ...
すげ...
う!?
しまっ
...
な
アホな...
クソオ
ッ!!
ひっ...
クリー...
◇第百七十二幕◇
壺
〈其の
次...
!!
遠い...
な...
ふっ...
ふざけるな
コラァッ!!
ウォーオレオ
...
弾込める
ヒマくらい
よこせってんだ
......次は
.....
すぅぅ...
........
安心せい
もう
儂以外
誰も残って
おらんよ
...!!
お主らが
知っておるか
知らんが
我ら逸刀流は
数の利に頼む
戦い方を嫌う
追跡組のお主らが
五人より増えぬと
判った時点で:
こちらも
初めの十人のうち
五人を戦場より
離脱させた
どこから
もっとも
人の数を
合わせたと
いうだけで
それ以外は
どんな汚い
事でも
するがね
しかし...
この展開は
予定外だった
正直......
ここまで
仲間を失う
事になるとは
思わなんだ
呆れた男じゃな
......そこの
鉄砲撃ちは
成る程
一六鬼団」か
これは...
認識を
改めねば
伴殿!
オイツ!
罠かも
知れねえ所
走ってくん
じゃねえよ
あ......すっ
すみません
己まで
巻き添えに
なるだろォが
あのっ...
お訊ねしたい
事が...
正直
貴方ほどの
腕があれば
先程の戦い
どうして
私の援護のみに
徹されて
いたのです!?
どっかのガキが
次から次へと
罠を起動
させやがるから
あ...いえ
それについては
大変感謝して
おりますが
うあ...
重ね重ね
すみませんッ
最後の射手を
一撃のもとに
斃すことも...
...
あのな
敵に銃口
向けるヒマが
なかったっ
つの!!
私が......伴殿の
目付けを務めるのを
父上が許可した
理由がわかった
決して
私なら勝てると
ふんだわけでは
ない......
大変な
思い上がり
だった
この人が
味方を殺して
逃げる人では
ないからだ
それは...
良心からか
度胸がない
ためかは
判らないが
もし
人を殺すのに
何の躊躇も
しない人なら
そもそも入山前
あんな無駄話を
したりはしない
今だって
......
伴殿!
この杣燎
......
...判らねえ
女.......
今の戦いで
自分の腕が
とうてい伴殿に
及ぶ処ではないと
痛感しました!
大言の数々は
お詫びします
その上で
ぜひとも
お力を拝借
したい
残り一人の
逸刀流を捜し
蛇組三人を
捜すのに
伴殿の腕が
不可欠です
......
それが済んだら
逃げても
いいって事か?
それはまた
その時に
考えると
いう事で
...
......半分だ
不意討ちされた
カリは返す
いいな
蛇組は
お前が
勝手に捜せ
...では
それで
さて.....
どおすっか
お前...
残り一人とか
マジで
信じてんのかよ
それに
罠もまだ
残ってるぜ
今度は各々
別方向を捜しましょう。
......残り一人なら
奇襲を受けても
そう怖くはない
自分で
かかってみて
判ったのですが
探索の
際は
周囲とともに
足元も
警戒して.....
「罠」は一種類のみ::
地面から四、五寸の
高さに張った紐です
くるぶしの高さに
目を凝らしていれば
目視で発見できると
思います
てめェに
云っとけよ
......言葉も
ありません
......
さすがに
疲れたかな
あっ
...
ごめん
......!
毒はない
急所に深く
刺さらなければ
どうという事は
ない鍼だ
...勝てる
うっはぁ
......己が
見つけ
ちゃったよ
........
死んでる
しかし
外傷は
一切ねえ
ただ
縛られてる
だけだ
毒でも飲ませたか
.....だが
どうやってだ?
襟のまわりに
シミひとつねえ
...無抗したり
吐き出したりも
してねえって
事だぜ...
......?
何だこりゃ
...!?
あっ...
...うえ!?
うお.....
はっ
ハッ
はっ
い
アッ
アア...
三幕の
壺
第百七十
ありがとう
わざわざ
吸い込んで
くれて
お前さん
がな...
実に厄介
じゃった
鉄砲もそうだが
........何せ
動かんからのう
ジッ...
ジジイィ
何に
見えた?
あの壺の...
なっ......
中は......
...か...
貝...殻...?
左様
貝殻に硝酸を
ぶっかけた
だけの代物じゃ
それで
どうなるかと
言うとな
大量の
炭酸瓦斯が
発生する
......
ククク...
まあ...
わからん
じゃろう
炭酸瓦斯と
いう物はな
儂らが普段
吸って吐く空気にも
きわめて微量に
含まれておる
もちろん
そんな量では
吸ったから
どうだという
代物でもない
そこで
儂らは
この森に
四〇個ほど
常置してある
「壺」の蓋を
開け
硝酸を
注いで廻った
ほれ
今儂とお前が
吸っとる空気の
大体二〇分の一が
炭酸瓦斯じゃ
どうなると
思う?
さて...
これで
そこの
そいつらが
判り易かろう
時が経つにつれ
頭痛・耳鳴り
目眩・吐き気
.....なっ.....
何...考えて
やがるっ...
お前ら......
アホかっ...
そんな事すりゃ
ホッホッ
ホッホッ
ホッホ
お前らも...
タダじゃ...
儂らは
慣れとる
からのう
さらに濃くなれば
いずれは呼吸も
できなくなり
死ぬ
.......?
慣れてる...
あの集落の連中は
一年の三分の一を
里で過ごし
三分の二を
山で過ごす
「山に住む
民」
儂と
同郷じゃよ
ただし
山と
云ってもな
筑波のような
低い山の
話ではない
富士・浅間
男体・白根
妙高・四阿
儂らが
時にするのは
そういう山じゃ
判るかな?
どういう事か
空気...?
さよう
ご明察
薄い空気に
慣れた肉体が
できあがる
この森に
入ってから
儂は
常人の
三分の一ほども
呼吸をしとらん
カハッ...
ハアッ...
ハハッ
ホレホレ
お前も
呼吸の数を
減らさんと...
ハッ
ハ...
...こ...
呼吸...
ああ...
そうか...
そうかよ
だからっ
...
お前らは
弓をっ
ホウホゥホウ!
いやお前さん
見かけによらず
知恵が回る
もんじゃのオ!
動けば
呼吸数が
上がり
それは
「不動」
儂らの
狙いは...
自身は
できるだけ
動かず
お前らには
できるだけ
運動させ
そう...儂らの
「狩り」のミソ
結果ムダに
炭酸瓦斯を
吸い込む事と
なる.....
森の奥へと
誘い込む
事.......
あの罠もそうじゃ
...無論アレで
くたばってくれれば
面倒もないが
何より
アレの存在を
意識したまま
探索させる事
緊張させる事が
肝心じゃった
人の呼吸は
「緊張」によっても
速まるからのう
な?
儂らにとって
お前さんがいかに
厄介じゃったか
これで十分に
判ったじゃろ?
儂らのような
高山慣れ」が
ないとはいえ
最小の運動量で
遠距離攻撃を
仕掛けてきよる
しかも
こっちの若いのを
はるかに上回る
命中精度でじゃ
おまけに
慎重じゃ
...いや
慎重じゃった
連れが
「罠は一種類」と
言ったのを
うっかり
信用したのか
最後の
最後に...
自分から
のこのこと
壺に近付いて
くれなんだら
ウグウッ
......
ホッホッ
ホッホッ
儂とて今頃
こうノンビリとは
構えておれん
かったわ
六鬼よ...
儂はな
他の逸刀流のような
流麗な剣技も
骨を断つ腕力も
持ち合わせておらん
正真正銘
治療屋として
箱を置いとるに
過ぎん....が
時と場所さえ
選べるなら
儂一人で
六鬼団全員を
相手にできる
自信はあるぞ
これは
鍼治療の
鍼じゃよ
毒もない
苦しまずに
死ねるツボを
教えてやろう
ハアッ
ハアッ
ハアッ
ハアッ
やめて
おけ
そのザマで
まともに狙いが
つけられるのか?
さあ...
どうかね...
ぐああ
っ.....
ううお
くっそオ
オ.....ッ
ハア
ハア
ハア
おいおい
おいおい
......
凄いマネを
するな
......
...
あのな
自らの
脚を撃って
気付けに
するとは...
そんな代償を
払ったとて
焼け石に水も
いいところ...
お前さん
それは
勘違い
じゃぞ
これは...
催眠や
麻酔の類では
ない
うるせ
えッ!!
てめェはもう
.....それ以上
喋くるんじゃ
ねえッ
ほんの
数毫で
いいんだ
心の臓に
狙いを付け
引き金を
引く...
それだけで
......
天晴な
気概...
これが
「六鬼」か
死ね
...
..
...
ゴホ...
ぐうっ
......常日頃
から......
何があっても
急所には
届かぬように
鍼の
隠し処にも
気を使って
いるが...
あの状態
から
正確に
心臓だけを
狙ってくるとは
.....恐ろしい奴
その
几帳面さが
仇になった
のう......
...が
ハアッ
ハアッ
ハッ
ハッ
ハア!
死んだ
伴殿が..
死んだ!
全滅...
全滅
...!?
あんな
老人一人に
...
......
馬鹿な
勝たなきゃ
勝たなくては
........
考えろ:・
考えろ
考えろ
繰り返さ
れれば...
いずれは...
うう...
頭が痛い
......鍼...
鍼を......
投げられたら
今の...
私では...
避けられない
急所を庇う...
くらいの事は
できるかも
しれないが...
第一:反撃の
スベがない...
投げられ
たら...
「負け」...!
近付かせ
なければ
ならない!
あっ...
瓦斯でやられ
死を待つだけの
でくの棒の
ように...
まだだ...!
まだ気を
失うな...
それで
......
その先は...
どうなる?
忘れ去られた
地蔵のように
振る舞って...
近付かせて
その先は...
一瞬が
...勝負だ
一瞬で...
老人の急所
を.....!
うう...
寒い...
頭が痛い
とても無理だ
......
これでは..
意識を...
.....たとえ
ごく短い間
でも......
伴殿のように
そうだ...
伴殿だって...
勝利するために
.....自らの脚を
撃ち抜くという
気概を示した...
私も...
私だって
これを
脚に...
待て待て
.....バカ
自分に
酔うな
.....!
伴殿と
私とでは
闘い方が
違う...!
伴殿は...
極端な話
その両脚を
失ってさえ
闘い続ける事が
できる人だ
だが...
女の私が
......
鍼を...
刺すなら
......
刀を持ち
一撃で人を
死に至らしめる
には...
刺したと
しても
全身の擬条を
一つたりとも
欠くわけには
いかない...
運動に支障の
出ない場所
.....例えば
耳.....
......
ああ違う!
駄目ッ...!
そんな処...
たとえ気付けに
なったところで
バレる
...!
相手から
丸見えの場所に
刺してどうする
......
気付けを
悟られたら
終わりだ...
敵からは
見えず...
自分の動きを
妨げない...
そんな場所
に......
鍼を...
この鍼を...
鍼を...
何だって
......
くそっ...
...頭が
まだ...
行かないで
......
私の刃圏に
入ってもらわな
ければ......
話にならない
今はもう...
脚腰すら
こんな...
私の心
まだ...
まだ...
早...
...そろそろ
「壺」を開けて
一刻か......
歳は
とりたく
ないのう
儂のほうが
しんどくなって
きたわ......
早いとこ
ケリを
つけんと
あるいは
...もう
死んでおるかも
知れんが
とにかく
あの女だけ
は......
!
猛々しき
女傑よ
貴様は
ただでは
殺さんぞ
第百七十三幕
◇第百七十四幕◇
壺
其の四
女傑よ
ただでは
殺さん...
お前は...
.....三人も
斬って
くれおって
お前...
お前は..
...いや
判っとる
......本当は
儂のせいじゃ
牙を持たぬ
人間の......
一貧者の刃」
自らの体質以外
勝るもののない
我々が
知恵をしぼって
編み出した
百選の剣士達と
渡りあう手段
よもや思わなんだ
...罠と知ってて
猪突猛進を
くり返す者と
いや
我々に
落ち度は
ないはず
お前程度の
剣士であれば
易々討ちとれた
はずなのだ
お前
ごときが
...くそっ
腹立たしい
そんな阿呆を
完全に援護する
冗談じみた腕の
鉄砲撃ちが
来ようとは
かく上は...
その肉体で
任めてもらう
しかないのう
吐鉤群に
向ける
高札代わりを
両手首
あるいは
腕一本を
切り離すか
顔の皮を
削ぐか
ギリギリ生かされて
いるかも知れん」と
疑わせるサジ加減が
肝心じゃか......
それと
吐に先んじて
街道に
晒しておけば
たとえ
追いつかれたと
しても
やたらな襲撃を
させぬための
警告になる
こんな手口は
無論逸刀流の
本懐ではないが
統主不在の
急場を
しのぐためには
仕方あるまい
...
...何の
反応もなしか
さも
あらん
人一倍
この森を
走り廻っていた
女だ.....
それに...
あの場所
「瓦斯溜り
じゃ
この森は
意識どころか
そろそろ
呼吸障害が
始まっても
おかしくない
一見
なだらかな
傾斜のようで
いて
炭酸瓦斯は
空気より
重いので
中腹で発生
すれば
倒れた木
木の根
岩などによる
「窪」が
いくつもある
斜面を
伝い...
この「窪」に
溜まる
この
「瓦斯溜り」を
知っているのと
知らないのとでは
同じ森の中を
歩いている
ようでいて
吸い込む
瓦斯の量に
雲泥の差が
出る
放っておいても
じきに死ぬか...
そうも
いかんか
この瓦斯は
天然の
産物ではない
......
云い切り
たいのは
LIタじゃが
壺の中の
貝殻が
なくなれば
やがては風が
再び
清涼な空気を
運んでこよう
そうなれば息を
吹き返さんという
保証もない
やはり
止めを...
とは云え
一本だけに
しておくが
......
痛みは
ないはず
何のはずみに
起きんとも
限らんからの
残る右腕
では.....
足元の刀を
拾い上げるに
やや遠く
じゃが
これで
左腕の動きは
ほぼ封じたぞ
右手で
アレを
抜けば
腰の刀は
どう
抜いても
逆手に
なる
目の前の敵に
斬りつけるには
必ず一度は
握り直さねば
ならん
そんな動きを
されれば
いくら儂とて
余裕で
避けられるわ
ま...もっとも
あの状態では
とても片手で
刀を握る力は
残ってなかろう
がな......
念には
念を...
じゃ
.....!
何と...
こんなに
若いとは...
......!?
うっすらと
日焼けしとる
...
これは
武家の女の
手ではない
きつい
労働に
明け暮れた
手だ......
二〇〇年前なら
いざ知らず
何故
こんな娘が
戦の場に?
...いや
それは
村の仲間も
同じか...
武士同士の
潰し合いに
そんな
人でなしが
のう......
武士以外の者を
引きずり込む
愚か者が
おるんじゃ...
一体......
何だったん
じゃ......
この闘いは
死んだのが
机なら...
殺したのも
杣とは...
...
...
...
...
...
...
そういえば、
...
この...
紐は.....
......
...何だ
...
お察し...かも
知れませんが
私には
もう...
ただ
刀を振る...
力は......
ないんです
貴方...の
お仲間が...
それより
軽い武器を...
そこかしこに
...
...
...
...
...
...
そういうことで、
...
っ
...
...
...
...
...
おっ...
意識を
あの中...
で......
よく...
!!
ハッ
ハア
!!っ
!?
ッ
ーッ
!!?
!!
いァ
ハッ
ハア
ハッ!
ハイッ
ウカッ...
...
...
!!
ハァ
ハア
!!
ハア
ハァ
んっ...
!!?
燎殿!
......
御岳様...
あー
あのー
ここで待ってて
半刻経っても
戻らなければ
応援呼んでこいと
伴殿に
云われたもんで
その通り
に......
!!
みっ...
御岳様...
申し訳...
申し訳ありま
せん......!
しっかり...
!出血して
いなさるか
私以外...
全員がっ...
殺られました
私一人...
私一人が..
...逸刀流は
どうされた
?
...斃した
...と...
思います
逸刀流が減り
貴女が無事で
あるならば
まず十分な
結果です
そうですか
.....いや
しかし...
蛇組と...
伴殿が...
伴の事は
あまり
お気に
なさるな
燎殿.....
蛇組は
ともかく
さあ
討伐に
失敗すれば
どのみち
生きられぬ
命です
お疲れでしょう
........
吐様の下まで
あの馬で
戻りましょう
......
あの小屋...
随分前にも
見た......
......
御岳様
これは...
吐様達とは
逆の方向では
........
......
嫌だ...!
やめて
下さい..
何処へ
連れていこうと
いうのですか!?
御岳様ッ
第百七十四幕終劇
«第百七十五第
昔の
幕
御岳様ッ
私ッ...
そっちに
そっちに
行きたく
ありません
吐様の下に
戻って下さい
御岳様ァ!!
吐様は
お前と燎は
この旅で
死ぬ事は
許さん...と
燎の戦闘続行が
これ以上困難と
映った時は
江戸を出る時
私にこう
云われました
そして
お前の目に
連れて
江戸に戻り
総てが
終わるまで
軟禁してくれ
と
う...
嘘だ...
そんな事を
云うわけが
ない......
厳格な...
武人たる父が
子供可愛さに
そんな......
腑抜けた事を
云う筈がない
謀らないで
下さい
御岳様
腑抜けと
云われたか
それを
云う資格が
誰にある!?
何故
そう思う!?
貴女は吐様に
親娘の度を超えた
思慕を寄せる
ばかりで......
わずかばかりも
吐様の心情を
汲みとろうとは
していない!
子供の駄々も
いい加減に
しなされいッ
家名も
財も
吐様には
もう何も
残されては
おらんのだ
妻も
子供も
天津影久を
討てようが
討てまいが
滅びゆく身の上
命運を共に
できるのは
彼と同様に
お上に
滅びの命を
下された者だけ
これは
死者の道だ
だが
貴女の道は
それに非ず
死者には死者の
生者には生者の
男には男の
女には女の
仕事がある
貴女にも
判るはずだ
今や
吐様の血を引く
唯一の女が
生きて為さねば
ならぬ事を...
血...
女...
......
父上のおらぬ
吐家に......
......置いて
いかないで
......私...
何の意味が
ある......
しまった
☆
燎殿ォ
そこの
二方!
御岳か
!?
手出し
無用にして
いただこう
どうなっ
てんだい
こりゃ
女の子じゃ
ないか
偽一...
百琳...
あらら
御息女
だ...
これ左は
脱臼してん
じゃないの?
御岳
この女は?
......
吐様の...
あれま
ねえ
ちょいと
垂れ流して
もらう他
あるまい
うへっ
冬だよ今
むしろ
腰巻きとか
外した方が
いいのかわ
おしっこ
どうすんの
これ?
しっかし..
隠し子とは
決戦を前に
娘だけ
逃がす...か
最悪な
オッサンだよ
......ちょっと
好きになった
けど
察して
くれ
先刻のような事が
もう一度あれば
次も脱臼で
済むとは限らん
私も正直
決戦から一人離れ
江戸でまんじりと
過ごすというのは
耐えられんのだ
そっちが
本音だね
三日後に
迎えに来る
万一...:誰も
迎えに来なかった時は
解放してやってくれ
...と頼んだ
それと
一日二回
食事を運んで
やってくれと
三日......
三日で
カタが
つくのか?
お主がいれば
二日でつく
礼を云うぞ
偽一お百
今街道にいる
即席の逸刀流の
相手ならば
とりわけ
天津影久
我らだけで
何とでも
しよう
だが
江戸城夜襲の
四人は別だ
正直云って
六鬼が彼らに
勝利しうるとは
私も吐様も
考えておらん
奴が五体満足で
戻ってきた場合
まともに
立ち合う事が
できるのは...
吐様
ご自身か
お主だけだ
判った
己が
盾になろう
四人.....
そうか...
残り
一人は?
はっ
戦の後
衰弱者しいご様子
だったので
手はず通り
御岳様が
馬で.....
負けられん
戦いだ
そうか
軽蔑するで
あろう?
死ぬる
運命の者
いえ
私も息子が
おりますので
......
足手まといは
片端から
切り捨てて
いく
金で
雇った者
必要なのは
それだけ...
......
これも詭弁か
ご苦労
下がって
おれ
はっ
街道の逸刀流
一人減り
残り一〇人
死んだ者は
風体を聞くだに
恐らく古参の
幹部であろう
引き換えに
花組一人
蛇組三人
対価としては
妥当なところ
......だが
遅いな
江戸城の四人と
合流される前に
より壊滅的な
打撃を
ここから
偵察の馬を
とばして
逸刀流に
追いつくまでが
約四半刻......
徒歩なら
一刻半か
...二刻
が.....
そのために
かなりの
強行軍を
強いたのも
事実
江戸を出た時点で
一日以上あった差を
何とかここまで
縮めたか......
睡眠は
一日二刻
宿屋が寝るより
遅く着き
起きるより早く
出立するために
基本が
野宿
干し芋
干し魚中心の
粗末な食事
儂が云うのも
何だが....これで
音を上げる者が
一人もおらぬのが
不思議なほどだ
二刻弱の
差は.....
無理をすれば
明日中に
埋められん
事もないが
その無理の
おかげで
勝てる戦いに
勝てなくなる
ようでは
何が何やら
体力を
温存するなら
馬で追うのが
一番だが
この街道で
馬を調達
できたとしても
せいぜいー、二頭
だが...
その一、二頭を
はっ
おい
荒篠を
起こしてくれ
こっち
にも
くれ
よっと
布団借りて
きましたァ
道場以来
ですね
こういうの
宿場で
この人数だと
部屋どころか
宿も別々に
なりかねんし
そんな時に
追いつかれても
対処できんわな
宿の人間
巻き込んでも
何ですしね
まあな
果心居士は
...帰って
こなかった
つまり
それは...
そういう
事だー
ううっ
寒い...
くそっ
何という
縮まり様だ
ん?
これからのサイトでそれでも、これからも、
それはそういうことで、
大丈夫か?
...うん
さァて......
来るべき時が
来たか......
残り
これだけか
美金までも
手分くらい
代表アレル...
宿は
木賃宿が
せいぜい
尸良さんに
捕まった時
小判が全部
沼の中に...
食費は
削らねえと
して...
駕籠は
もう無理
おまけに
足か...
遅くなるとは
思うけど
馬は...まあ
土浦を過ぎたら
どういうわけか
全滅してたが
だから
大丈夫
だって!
全然
歩けない
わけじゃ...
ちょっ...
祀さん卍さん
何里あると
思ってんの?
無理だって!
いいから
早く乗れ!
こんな寒い
思いをして
着いたら全部
終わってました
...なんてのが
一番アホらしい
加賀の時
以来だね...
あ?
そうだっけか?
重くない
私?
それに
こんな事
してやれんのも
この旅で最後かも
知んねえしな
あはっ
こりゃあ
暖かいや
オイ
オイ
五体が
揃った己の
体力を
ナメるなよ
ああ.....
そっかあ
第百七十五幕
*
◇第百七十六幕
〈其の一
goedemorgen
谷津芝
谷津芝
殿ォ!
お前らが
「六鬼」か?
...成る程
仲間の首を
見ても...
こちらの人数が
少ないと知れば
即座に斬りかかる
事はなし.....か
よく
飼い慣ら
されておる
何ィ!?
よいよい
では
その規律に
則って...
そういえば、
...
仇を
討たれては
どうだ?
そちらから
我らに比類する
手札三枚...
あるのならば
出してもらおう
く...
どけ
こいつら
あっ...
阿葉山さん
アンタが
阿葉山宗介
......か
アンタに
聞かせたい
事がある
アンタらの
待ってる...
天津影久は
ここへは
来ない
なっ
昨日
江戸からの伝令が
天津影久以下
三人の死体を
確認したと
伝えてきた
ま...至極
当然の末路で
ござろうな
アンタ方が
どれだけ
自分の腕を
過信しとるか
知れんか
な.....
何という
......
しかし...
言われて
みれば...
統主達との
合流予定日から
もう丸一日
経ってるぞ...
そんな...
まさか
本当に...
いやっ...
馬鹿な
息を
するように
嘘を吐くな
おう
ヒゲ入道
公儀は
ホント
嘘ばかり
だな
確かに
影久達と
儂らの合流は
遅れとる
だが四人の生死に
係わりなく
お前らがこの状況を
作り出す事もできる
例えば
儂は
四人の移動を
少しでも
早めるため
お前らの中に
慎重な者が
いれば
川を一本
越えるごとに
四人分の馬を
用意したが
宿場という
宿場で
貸し馬という
貸し馬を...
ことごとく
斬り斃して
くるかも知れん
御公儀を
名乗れれば
こその
荒技だな
...
その想像
だけで
私の言葉を
嘘と.....?
噂に聞いた話だが
吐鉤群は
切腹を下知されて
いるらしいな
天津影久討伐まで
猶予をもらっとる
だけだと...
いや
いや
嘘と
思ったのは
もっと単純な
理由よ
そんな中で
影久の死が
確認されたら
どうなるか
当然
水戸路で
油を売っとる
場合じゃない
とっとと
江戸へ戻って
切腹の準備だ
お前ら六鬼団の
処遇は知らんが...
少なくとも透刀流と
刃を交える理由は
なくなるわな
お前らが
いつまでも
水戸路を
ブラブラ
しとる事が
影久の生死を
掴めておらん
証しなのよ
な...
成る程...
決まっとる
何だ...
よかった
しかし...
何がしたくて
そんな嘘を
こいつらは
足止めに
来たのよ
ここに
吐鉤群が
到着する
までの...な
もはやひたち
常陸に
赴いても
無駄
そう
思わせ
たいのよ
違うか?
ヒゲ入道
結局のところ
お前らは
縮められな
かったんだ
よな?
儂らと
お前らの
江戸出立の差
この一日の
差を
この先
お前らにとって
何より避けねば
ならんのは...
儂らに
追い付くより先に
お前らが影久達に
追い付かれる事だ
もちろん尻に
火がついてる
お前らだ
かなりの強行軍で
来たんだろうが
.....そろそろ
音を上げたく
なったか?ん?
馬貸しの馬は
使えんように
してきたと
しても
別のクチ
例えば百姓から
借りられるかも
知れん
たかが四人分
二頭の馬だ
ありえん話
ではたし
そうなれば
たまらんわな
四人と十人を
別々に撃破
するのと
おいコー
血じゃねえのか?
のか?
ああ?ゲッホントだ
四人と十人に
はさみ撃ち
されるのとでは
まるで話が違う
それとな......
ここまでの読みが
合っていると
すればーーの
話だが
勘違い
されんうちに
云っておくわ
影久達と合流しようが
できまいが儂らが
常陸から舟を出すのは
変わらんのよ
元よりこの旅
仲間を一人も欠く事なく
済むような旅になるとは
誰も思っとらんわ
成る程...
さすがに
逸刀流副将
頭が下がる
つまり我々は
無駄足だったと
いうわけで...?
ワッハハハ
バハハハ!
おいおい
寝言を云うな
ヒゲ入道!
?
弟子を
殺して
おいて
まるで
花火見物で
雨に降られた
時のように
「無駄足
だった」
カ
面白い
のおー
お前ら
まあ
せっかくだから
死んでいけや
とは
自惚れて
いない
六鬼団が
逸刀流に
勝るもの
だが
一対三では
話にならぬ
他に誰か
...
儂が
死んだら
云え
あ...
阿葉山さん
こんな時に
すみませんが
己.....
この辺で
逸刀流
抜けさせて
もらいます
あ!?
阿葉山
さん
亜門
己も......
この辺で
おさらばです
拙者も
失礼ながら
ここで
おっ...
己も...
己も
某も
お前ら
儂が戦うと
云っとるのに
......何じゃ!
.....が
とは云え
斬り合いが
始まれば
そういう
わけにも
いかんか...
向こうとて
こいつらを
見逃しは
せんだろう
こいつらの
今の剣力を
顧みれば...
妥当な判断か
...
おい
何を
しとるんだ
......お前ら
何を
しとるか
訊いと
るんだ!
品田!
亜門!
む...??
jente!
お家
第百七十七歳の
棹
其の三
何を
やっとるのか
訊いとるんだ
貴様ら!!
三人相手に
何人
抜いとる
逸刀流の信条を
知らんわけでは
あるまい
説明せい
品田!!
ですから
辞めると
云ってるじゃ
ないですか
我々はもう
一対二だろうが
何だろうが...
馬鹿者
だったら
なぜ逃げん!?
中途半端
なんじゃ
貴様らは
怖じ気づいて
逃げたいから
辞めるなら
まだわかる
こいつらは
儂一人で
殺ると
云っとる
だろうが
本当に
貴方一人で
六鬼三人に
勝てると
お思いか?
お前らは脇で
膝でも抱えて
眺めとりゃあ
ええんじゃ!
阿葉山
殿
果心居士が
自分に利する狩り場で
六鬼と戦い...
帰ってこれなかった
......その事実を
前にしても?
それに
どんな勝ち方でも
いいという
わけではない
この後の
吐鉤群との
決戦の事を
思えば
貴方はここで
負傷する事さえ
許されない
...
阿葉山さん
......
そろそろお
私達も
気付いて
いるんですよ
「逸刀流」と
いうのは
私達が
いくら
逃げのび
ようと
やはり
貴方がたの
事です
貴方や
天津殿が死ねば
逸刀流は終わりだ
そんな
事は..
阿葉山
さん
逸刀流は
出会った時から
私の憧れ
でした
私だけで
なく
ここにいる
誰にとっても
です
しかし
悲しいかな
この中の
誰一人として
逸刀流を名乗るに
足る存在には
ならなかった
まあ...
認めるのは
悔しい
モンですな
それは
今現在の
話だろうが
何のために
儂らが稽古を
つけとると
思っとるんだ
逸刀流の
未来のために
貴様らが
必要なのだ
年寄りに
同じ事を
何度云わせる
お言葉
ですが
それも
時間切れ
ですよ
云ったところで
決められや
しないでしょう
ここは
既に
剣が峰です
今貴方が
するべき事は
この場で
使える者と
使えぬ者とを
より分ける事
...
フフ...
とまあ
だから予め
こちらで
決めさせて
もらいました
ああ!?
んあ!?
おっ...
コラ!
貴様ら...
何のマネ
を.....!
...?
何を
している
どうなるか
判っとる
だろうな
貴様ら...
ぐうう
有臼殿
鼓田殿
治刀院
貴方がたは
我々の中では
頭ひとつ分
剣力が上だ
阿葉山殿を
よろしく
お頼みします
うてよ
フネッ
阿葉山さん
すみません
できれば
最後の最後まで
「逸刀流」として
在りたかった
ですが......
「盾」としての
完遂を
最優先しての
この仕儀と
なりました
許して
下さい
おまっ
誰が
許すかァ
下ろせェ
馬鹿者
どもがァ
予想外の
事態になった
...
...追ってって
斬ったほうが
よくないかい?
天津影久
死亡...
むう...
果たして
信じますかな
彼らが
疑う材料は
ない筈だが...
ま半々だな
奴らが信じようが
信じまいが
その場で
斬り合いになると
いう事だ
それよりも
確実なのは
どうかな
そこまで不利な
話にはならんと
儂はふんでおる
彼ら全員を
相手に
馬二頭分の
人数で......
フフ...
いよいよ
「死ね」と
仰せらるるか
?
御岳に
江戸城の話を
聞いたか
天津影久を
筆頭に
副将あったい
凶戴斗
単純に考えて
あの作戦に伐り出された
この四人が現在
逸刀流最強の志士と考えて
間違いないだろうな
馬紹祐実
翻って
水戸路組の中の
古参の剣士として
阿葉山宗介と
名の判らぬ
仮面の男
逸刀流古参で
あるという事は
それだけで
相当な剣力の
持ち主であると
いう事だが
燎と伴が
対峙した
一人がいる
城の衛兵
数百人を相手に
立ち回って
その後馬を駆り
ほぼ不眠不休で
常陸を目指す
この二人が
江戸城襲撃に
加わらなかった理由は
考えればすぐ判る
老人
だからだ
はっきり
云って
自殺行為だ
老人ならば
何をか云わんや
しかし
偵察の話では
水戸路組の中には
若い者が多かったと
聞きますが...
そう
そこだ
それが
本当ならば
そ奴らは何故
江戸城襲撃に
加わらなかった
のか
そもそも
天津影久は
何故
たった四人で
あの作戦を
決行せねば
ならなかったか
恐らく
そ奴らが
剣において
未熟な連中
だからだ
多数の衛兵を
相手にして
とても
生きのびる事
叶わず.....と
判断された者共
なのだろう
逸刀流を
二分化し
我々の目を
欺くために
金でやとった
連中か...
かつて逸刀流が
併合していた
他藩の道場から
逸刀流の危機を
聞きつけて
駆けつけた者らか
いずれにしろ
烏合の衆
千人近い
罪人の中から
選りすぐった
貴様達に
及ぶ者では
ない
成る程
荒篠
今回の
戦い方は
こうだ
向こうも
三人で
応える筈
馬二頭分
まあ
三人か
こちらが
三人で
出向いた場合
これは
逸刀流の
信条による
ものだ
云ってみれば
彼らの善意に
期待する形だが
云う迄もなく
その中の一人は
阿葉山宗介だ
これまで
例外はない
まず
三人でくる
荒篠
斬り合いが
始まったら
三人がかりで
阿葉山宗介を
殺れ
他の二人が
何者だろうと
関係ない
脇目もふらず
阿葉山のみを
殺せ
瞬斬せよ
あの老人を今、
失う事こそが
天津影久にとって
何をさしおいても
避けるべき事態の故に
その後
残りの連中は
余力があらば
撫で斬りにせい
しかし
ひとつお尋ね
したいが...
こちらの誰かが
負傷していれば
無理をせず
馬にて離脱せい
...御意
ん?
人も獣も
追い詰まれば
何をしてかすか
判らぬもの
ここに及んで
彼らが
一対一の信条を
反古にしてきたら
我らはどうなります?
その時は
仕方ない
公儀のために
死んでくれ
......
どう反応
するべきや?
この事態...:
三人以上と
斬り結ぶのは
まあ......
予測の範疇と
云えるが
阿葉山宗介
抜きとは
すっ跳んで
いって
斬りつけるか
いや
...
もはや
無理か.....
「それだけは
させぬ」と
これだけの眼が
語っておる
よしんば
斬りつけた
とて.....
殺し損なえば
その先は
阿葉山を含む
三対一〇...
さすがに
それは...
!
おお...!!
これは
恥ずかしい!
臆病者は
私一人
だったとは!
有日!
お前ェェ
おい
おーい
判った
儂の
負けだ
いつまで
師匠に
こんな格好
させとんじゃ
話し
合おう!
な!?
お前らの考えを
理解した上で
儂から提案がある
うっ
そのままで
話して下さい
...
ぐふ...
そろそろ
吐き気が...
頼む...
止めてくれ
......?
そのまま
吐いて
下さい
年寄りだから
吐いたモンが
喉につまって
死ぬぞ......
お前ら
吐かないん
ですか?
これを
云い出したのは
誰だ?
いつ全員で
決めた?
ぬわ
いつの間に
決めたん
だと
訊いと
るんだ!!
......昨夜
阿葉山さんが
外に出てる
時に...
品田が
あんの
ツルッ禿
すみません
阿葉山さん
まあ...
正直云って我々
高を括っては
いたんですよね
「六鬼団」という
ものを......
認識が
変わったのは
果心居士が
敗れてから
です
そんな事
予想外だった
それはもう...
どうあっても我々が
逸刀流の規範に則って
勝てる相手ではない
阿葉山さんだって
我々を護るような
戦い方をしてたら
勝てる勝負を
落とさんとも
限らんでしょう?
少し彼らを
信用してやって
くれませんか
だからと
云って
お前らが
阿葉山殿
彼らは自ら
死地を求めて
残ったわけでは
決してない
貴方と私達が
共に
生き残るため
これが最良と
信じて
残ったのです
もちろん
あの瞬間
彼らは「逸刀流」で
なくなりました
しかるに我々の
根源たる願いは
逸刀流の理念が
この世に
在り続ける事
阿葉山殿
それは自らが
逸刀流である事より
大事な願いです
貴方はかつて
我々を護るためならば
逃げる事も恥にあらずと
おっしゃって下さったが
あの恩に
報いるのは
今日をおいて
他にあらず
彼らの心
察してやって
下さい
耳が痛い
です...
こんな中途半端の
どこが最善だ!?
スットコドッコイが
つくづく
半端者の集まり
じゃのおォォ
貴様らはァァ
しかし
これが
最善の...
あのなァァ
お前ら...
逸刀流の名を
捨ててまで
一対多の
戦い方を
選択しといて
それと
儂だ儂!
儂をふん縛る
前に
何で
お前ら三人は
そこに参加
せんのだ?
ああん!?
どうして
「一緒に戦わせて
下さい」と
云ってこん!?
そうすりゃ今頃
全員でここに
いられたんじゃ
このアホども!
いいや
それは...
さすがに...
カアー
ペッ!
カアー
ペッ!
甘すぎて
胸やけがするわ
お前らの頭はッ
ていうか
そこまでせんでも
敵一人につき
味方二人ですよ?
お前らが
二人がかりどころか
一〇人がかりでも
勝てるか判らん
冗談みたいな
剣士がおるのよ!!
想像
できんなら
教えてやる
想像できんなら教えてやる
世の中
にはな
吐鉤群
しかり
かつては
奴の部下の
中にすら...
無限の住人図
付録
穴埋めの巫女
なんぼは
あとはじめて、
いやー
たんぽぽ
さん
はいはい
何でしょう?
「巨乳に
美乳なし」とは
よく言った
ものですが
ちょっ...勝手な格言
捏造しないでよ!!
ああ
そう言えばさ
猫って何で
魚が好きか
知ってる?
......その話
今の前フリと
関係あるんで
しょうね...?
あれってさ
実は好きで
魚を食ってる
わけでも
何でもなくて
日本人が魚はっか
食べてるから
猫も仕方なく魚を
主食にするように
なったって話
らしいじゃないの
ああ...
そう言えば
異国の猫は
肉しか食べない
って言うよね
猫の長生きの
ためには
肉中心のほうが
いいらしいけど
でもさー
その説って私がなり
懐疑的なんだけど
だって
じゃあ犬は
どうなん
だって
話ですよ!
少なくとも
日本じゃ猫より
人間との共存の
歴史が長い
犬の立場は!?
それにしても
人と共に生きる
犬や猫が
どうし
て?
確かに...
上の理屈で言うと
日本の猫が未だに
貝とかイカとかで
食中毒起こすのも
変な話よね
でコレが
おっぱい的な
見地で考えた
勢力分布表
です!!
その生活圏で一番
手に入り易い食材を
主食にしてるんだと
すればさ...
どうあ
そろそろいっそ
人間を食う犬とかが
現れてもいい頃だよな
あっ!
目黒ちゃん
私!
オチが
読めたよ
エヘヘ♡
前巻までの
流れ的に!
今オチを
ムリヤリ
ねじ曲げた
でしょ!?
あとせめて
敵」とか一味方」で
分けようよっ
何なの!?
「悪」って
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定価500円(税込)
他の人のホーム様のAMA「インプライ医薬サイトに
島村くんの木が寄り、2017年6月19日(火)よりシューショッピングページにより、Hu柴使崇細ポインターーー
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1974年11月14日
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沙村広明
プヒノUすメイドッグINFORNZATON
いやっちゃんとして
自分を持っている
沙村広明
発売中タイトル
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そして、
それは、
え...
2017年09月
...
収録作品
学生たちの商番ラブコン
愛と情熱に生きた女ー代わ
大傑作青春ラブコメ8more!!
大阪府南南ノートNow.17易であし漫画全集
京都スーパー飲みある紀
ろヶ池
修羅を見た
ジャオリエッターアップスポイントに
全身全室をかけたりが漫画し、その圧倒的画力を描き出される。恋と笑いと涙の青春残騒物語。いきでは早い。大変恥じゃってきました。
フタヌーンシーズン増刊に「竹易てあし」名義で発表し、大評判となった漫画全部入り。
「愚痴っぽくて刹那的。なぜわかいなくせに傷つきやすく。経験ないのに知ったか。
おって、でもまっすぐだったあの頃に、もう一度戻ってみたくなりまし
一ナチュラル沙村ワールド万歳以上
〈漫画家〉藤沢とおる〉
〈収録作品〉
大学生たちの青春ラブコメ
『久誓院家最大のショウ
女子高生による世相風刺
『制服は脱げない
貴族の「妹」にさせられた少女
『ブリギットの晩餐
駆け出し漫画家の同棲日記
『シズルキネマ
実録麻雀漫画
『下層戦略鏡打ち
商業誌未発表だった幻の短編
『青春じゃんじゃか
しゃかじゃか
64ページの濃厚西部劇
エメラルド
マフタヌーンKC、
10月7フタヌーンは20分以上、定価550円(税込)
短編の名手"の本領が発揮された
集!
職業の中の株玉の読み切りストーリー
「月刊アフタヌーン」を始め、様々な雑誌で発表してきた短編が
ご先求しくさんANHの満を持して一冊に。
無限の住人とはいつも無限う住人」とはひと味もふた味も違う
はしー欲しいこれまで沙村広明がここにある!
「無限の住人」第25巻は、アフタス
1ン00年10月号から10年6月号に掲げる
載された作品を収録したものです。
編集部では、この作品に対する皆
様の御意見・御感想をお待ちしてお
ります。
また、今後「アフタヌーンKC」に
まとめてほしい作品がありましたら
編集部までお知らせください。
深なお、お送りいただいたお手紙・おハガキは、ご記入
いただいた個人情報を含めて著者にお渡しすることがあ
りますので、あらかじめごご了解のうえ、お送りください
東京都文京区音羽二了目十二番三十一号
議談社「アフタヌーン」編集部
〈郵便番号】ニー八〇〇一〉
アフタヌーンKC係
アフタヌーンKC
限
二〇一〇年五月二十一日
著者沙。村広明
発行者、清、水、保険の
発行所株式会社講談社
講談社
株式会社・廣・済・営業・学生・
【株式会社】フォーネット社
印刷所
本文裏版所豊国印刷株式会社
製本所
@yHROAK'SAMURA2010
【本書の無断被写【コピー)は著作権法上での例外を除き、禁じられています
落丁本,乱丁本は購入書店名を明記のうえ、小桃業務部宛にお送りください。
送料小社負担にてお取り巻えいたします(電話60:50%)8600。なお、この本に
ついてのお問い合わせはアフタヌーン碣集部宛にお願いいたします。
第一刷発行
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東京都文京区音羽コーニントニ
郵便番号「ニニーAOO!
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