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Instructions:
...
むしー
『菅
前巻より約一年一
待望の啓太。音される待雪の番でまな最薄筈。
!!
難しく
一響き続ける彼、
ばら
ぅ
え
ヒトと話との人をつくぐ、漫画「ギンコの流れが
生徒を置いた姿を映し出す。
現在のアプリメーションて絶大反響障号を載せ
出さわけかける妖曲調。
カラー原稿はすべてカラ―...で収録。呟き5編「沖つ宮リ「販売取得」「山抱く
「第野行」「暁の蛇」に描き下そして、そういうわけではないので、そんなことは
...
むしー
!!
「タヌーンに
うるしばらゆき
アフタヌ>KC36
蟲師5
ISBNu4-06.314361-0
アフタヌーンKC2811歳前「55日N4」UG-314GBT-8
...はぁ...
...はぁ...
ちど私
生んでお
また会いたいのだ
この美しい海を
見たいの
いや...でも、
...
...
...
沖つ宮ぉきゃ
さあ
...何者
だって?
〝生みなおし〟の事
聞いてきたよ
よく
わかんないん
だけどね...
本当かい
一体どこで
聞いたやら
まァ
ゆっくり
やるか
はるばる
来たってのに
収穫なしか
島の人間は
手強いな...
......ん
...あの光は
何ですかね?
!
ウミボタルに
しちゃ明るいし
.....
さあ
私にも
...
漁火にしちゃ
あんまり
小さい...
へえ
あんたには
見えるのがい
.....あなたは
ああいうものに
お詳しいの
母さー
ええ
まあ
そういう
生業で
じいちゃん
戻ったよ
.....よかったら
うちへどうぞ
ごはんに...
あ
昼間の人...
野宿には
蛇が多い
ですし
じいちゃん
こりゃ
珍しい
お客さん
だよ
あ
どちらさんだ
マナ
...その子は
イサナよ
ああ
すまん...
澪
.....
あれはもう
現れないと
思いますよ
月が出て
きましたから
ああ...
そう
...ギンコさん
あなた...
〝生みなおし〟の
事を聞きに
ここへ?
何か
...あの光
ご存知で?
いつも
あの岩の辺りから
現れるんです
あの岩の下には
〝竜宮〟と呼んでる
海淵があります
...!!
あそこで
命を落とした
者は
全く同じ姿で
もう一度
生まれてくるんです
ギンコさん
...イサナは
まともな
子供に
見えましたか
・まさか
あの子は
私の母の
〝生みなおしん
です
父さん
父さん
よして
まだ.....
生きてるのに
......許して
澪...
この病になって
助かった者は
おらんのだぞ
生きてるうちに
沈めてやらんと
戻れんのだ
私は...
いやよ!!
澪.....
また
ここへ...
消えて
なくなるのが
おそろしい...
戻ると思って
眠りたいの...
お願いよ
母さん
母さん
明日だ.....
ついに望月だ
頼むよ
お前母さんに
また会いたくは
ないのか?
わしだって
親族だって
皆会いたいのだ
マナが
戻るのを
待ってるんだ
お前は...
夫も母も
次々と
亡くして
辛いだろうが
だからこそ
子を成せば
それが糧にも
なろう...
実行
頼む
お前しか
おらんのだ
わかったわ
その子の姿が
皆の心を
なぐさめるのなら
生んであげる
でも
その子はもう
母さんじゃない
マナとは
呼ばないと
約束して
どれでも
いいの
一粒でいい
ああ
人が孕めば
子に成る
そのひと月の間
海に沈めた者の
姿にな...
......
...そうして
生まれたのが
イサナです
死んだ夫の子
ーてのは
ありえんのか?
......大が
死んだのは
イサナの生まれる
二年も前ですから
...私は
あの子が
何者なのか
知りたいんです
.....
あの子は
まともな
人間に
見えたし
腹を痛めて
生んだ子には
違いあるまい
まだ
何とも
言えんが
......
ただ
祖母によく似た子供
と思ってりゃ...
いいんじゃないか
......
どうしたの
眠れないの
そういう時は
母さん
こうするんだよ
おっきな魚に
なったつもりで
青くて
静かな
深ーい海に
ゆっくり
潜ってくとこ
思い浮かべるんだ
そうしたら
いつの間にか
眠ってるよ
母さん
どうしたの
......何でも
ないよ
お休み
イサナ
心配ない
うん
そうよ
私は
ばあちゃんの
〝生みなおし〟
なんだって
そんなのなら
たくさんいるよ
大つくらい
の時
蛇にかまれて
死にかけて
生みなおされたの
あ
あの子も
そうよ
向こうの
女の人も
そう
みんな
お嫁に行って
すぐの頃
麓にやられて
生みなおされて
......
お前さんも
旦那さんは
十何年も待って
また祝言
挙げたんだって
.....
生みなおされて
幸せに
暮らしてるのよ
マナって
呼ばれると、少し
困る
でも別に
気にしない
幸せか
だから
母さんのところに
生まれて幸せ
母さんは
そう呼んだり
しないし
この海も島も
みんな好き
...
...何も
見えんな
夜光の群れに
近づくのも
不用心だし
満月の
〝産卵〟を
待ってみるか
じゃあ
それまで
ずっと
いるのね
ああ
わあ
見て
きれい
......
失った
愛しい者を
取り戻せる島
望めば永久に
別れずにすむ島...
ならば
まさしく楽しくて
...だが――
よく似た子供
......と
赤子の頃は
そうも
思えました
私は母の
子供の頃の姿を
知らないの
ですから
でも
成長するに
つれ
少しずつ
顔は変わり
性格や
性格や
細かな癖も
何もかもが
私の知っている
母の姿に
近づいてゆく
母とは別れた
はずなのに
同じ姿で
私を
母と呼ぶんです
自分が
生んで育てた
娘が
自分の娘と
思えない
〝竜宮〟の
奥からだ...
!
......
あの粒...
やはり
何らかの〝蟲〟が
造り出している
ように思う
確証は
ないが
こう考えると
つじつまは
合う
あの粒の中に
あったのは
様々な生物の〝胚〟
...いちばん
大元の形のものだ
それを
取り込んだ者が
海へ流した者と
同じ姿の者を
宿すという事は
〝その蟲〟は生物を
胚の状態に戻す作用を
もたらすモノ...と
考えられる
それは...
つまり
あの子は
身体的には
あんたの母と
同一人物だ
この先
ますます
近づいてゆく
だが
あの子は
あんたに
生み育てられた
だからあの子は
あんたの母には
なれはしない
あの子にとって
あんたは
ひたすら〝母〟なんだ
そう.....ね
私が
しっかりして
やらなけりゃ...
ギンコー
明日
これ以上
首突っ込むと
この島を
放っといていいか
わからなくなる
舟が
出せそうなら
発とうと思う
え
お前らの
幸せを奪う
権利なんて
ないのにな
.....
私もねぇ
ありがと
ギンコ
母さんが
死んじゃいそうに
なったら
母さんを生んで
あげるんだ
母さんが
いなくなるなんて
考えられないもの
.....
こりゃあ
殿風かも
しれん
今日は様子を
見たほうが
いい
ひどく
なってきた
ね.....
.....仕方
ねぇな
あら
あんたも
寝つけない事
あるのね
あるよォ
いい方法
知ってる
だけだもん
サンゴの横
通り抜けて...
コバンザメとか
したがえて
眠れない
時はね
おっきな
魚になって
海に潜るとこ
思い浮かべると
いいんだよ
ゆーっくり
暗い深ーい所へ
潜っていくの
そしたら
だんだん...
母さん?
ごめん
ちょっと
........
のど...
渇いて
大丈夫...
ここにいて
しっかり...
しなきゃ
あれじゃ
流され
ちまう...
!!
オー
澪
おい...
あれ
俺っとこの
舟がない
......
まさか...
待て
イサナ
あそこだ
あの光にゃ
近づくな
喰われっぞ
!
むやみに
突っ込むな
慎重に
近づくぞ
うん
母さん
こっち.....!
舟を
囲んでる
どうすれば
......
イサナ!
来ないで
お願...
!!
待て
イサナ!!
...
ああ
イサナ
お前は
大丈夫
無事
だったか
上がれ!
早く!!
!!
これは
まる、その前まで
そりゃあ
たいそう悪い
冗談だ
...
離れてく
さあ...
さあ...
早く
上へ...
早く上へ...
......嵐が
...嵐が
やんでる
やんでる
それに...
アレは一体
何故
急に...
そうか...
だったな
発光して
生物を
おびきよせて
とらえ
あの蟲の
事は
ごく一部が
わかったに
すぎんが
大元の姿にまで
戻して排出する...
そういうモノなんだろう
生き物の
〝生きた時間〟を
喰う蟲.....と
言えるかも
しれんな
あれの事を
あんたらは
よく知ってる
...何にせよ
折り合いが
つかねえ
ところも
時間をかけりゃ
いずれなじんで
いけるだろう
ええ
しかし
イサナ
お前、あの時
何も考えず
飛び込んだろ
肝つぶしたぜ
ほんと
あはは
ごめんね
...あのまま
母さん
喰われてたと
しても
生みなおせば
また会えたのに
よ?
.....!
でも
ん.....
そうしたら
母さんの
生きた時間は
食べられて
しまうんだよね?
そんなの
さみしい
生きた全部を
誰がにあげる
くらいなら
母さんのまま
死んでしまう
ほうがまだいい
母さんと
おんなじだ
さすが
あんたは
あたしの
子だー
その
島で
〝生みなおし〟は
この先も
通常的に
行われ続ける
事だろう
死にゆく者の
慰めに
残される者の
空洞の
埋め合わせに
それを
望まずに
死にゆく事は
得難く
幸福な事かも
しれないから
おまけまんが
なっとだいぶ昔の出。
おはぁちゃんが
十代後半の頃
おばあちゃんの
お父さんかこんな
話をしたそうです。
ある日
お父さんが
近所の人達と畑で
作業をしていると
1山の音続
・突然
遠くの山の
ドオー
ものすごい立場か
唱ヅ郷香いたそう
近所のおばあさんか
火と山の間の道
通って
病気で
田人ぼの姉の小生に!!
隔離されている
お嫁さんに食事も
届けに行くのか
見えたのですが、
戻りには
田んぼの中を
様子だたまなが、
気がふれたように
歩き回っていたと
いいます
その後も
おはあさんは
家のはりの上に
巡ったりと
その山には
「あとぎま」というの
「おばあちゃんにもどういう
かは分からないそうで
かまつられていて
まともでは
なくなって
しまっていたと
いいます
あのちはきっと
そのおやじりのお
たのだとx6
言ったのだろうです
体どんなぞ
だったのか
おそろいけれど
それが、山の声!!
ならば
聞いてみたい
なんでも、します
私の世界にあるものは
匂いと音と
味と手ざわり
それで全部
それで充分
眼の中に
何かある
...何だろう
眼福眼禍%多分
...やれやれ
やっと街道に
出たか...
すると主は
奥の間へと
誘い入れ
天井をば
指さしにけり
.....へえ
見れば天井一面に
垂れ下がる
黒き髪の如きもの
それが夜な夜な
伸びてきて
鼻に入りて
眠れぬという
こりゃ...
蟲の話だ
今の話......
どこで聞いた?
......
...ミニニーニング
他にも話を
聞きたいかい?
私の父だよ
蟲師さん
何で俺を
蟲師だと?
......
さァ
何となく
ほら
もう遅いし
そこらに
宿とってさ
まァ
そんな顔せず
聞いておゆきよ
旦那ー
あいよー
おい
俺はここで
宿をとる
気はな......
さあ荷物
お持ち
しましょ
お一人様
ご案内
だよー
へい只今ッ
いや...へい見合っ
いって
言ってんだ
よ
おい放せ
荷物
返せっ
.....
...さて
.....
お次は
どんな話に
しょうかね
あんたの
親父さん
蟲師か...??
どれも
真実味のある
話だな
ああ
そうだった
私の眼が
役に立たない
ばっかりに
...もう
退いたのか
死んじ
まったよ
...まったく
視えていない
のか?
いいや
よく
視えるよ
どういう
こった
眼福を
視たのか
そりゃ
すごい
幻の蟲だ
視た
どこで
...ッ眼福〃を
眼にしちまった
からね
...それじゃあ
次は
私の話を
しょうかね
その代わり
ひとつ頼みを
聞いてほしい
この両眼を
山に
埋めてきては
くれないか...?
...周!
周!
父ちゃん!
おかえり!
お仕事
どうだった?
蟲師だった父は
私を残して
しばらく家を
空ける事も
多かった
今回はな
私は父の
旅先の話を
聞くのが何より
好きだった
すごいものが
手に入ったんだ
眼福という...
視れば眼が
良くなるという
蟲がいる
これまで
幻の蟲と
されてきたモノ
なんだが
それを視たという
男の眼玉がひとつ
手に入ってな
眼玉.....?
何
死後に
取り出した
もんだ
そして
その眼玉は
死後も腐らず
残っている
その男は
眼福を視てから
死ぬまでの数年
その男は眼福を視てから死ぬまでの数年
みるみる眼が
良くなった
って話だ
眼福を
見つける
手がかりになる
かもしれん
周
お前の眼は
俺が一生かけても
視えるように
してやる
...必ずだ
待ってろよ...
.ん
ー。
父ちゃん?
開けるな
どうか
し...
何...
今の
あれが
眼福なのかも
しれん......!
そして
蟲だ
眼玉の中に
いやがった
父は
山中を
捜し回ったが
それは
見つからず
ひと月も
経った頃
だった
何だろう
眼の中に
何かある...
もしかして
これが
.....!
"視える〟と
いう事.....?
痛.....っ
眼に何か
入って
きた
え
父ちゃん
〝物が視える〟
という事を
私は初めて
理解した
父ちゃん
...だよね
それは
それまでうまく
想像できない
事だった
......周..!?
そして
それは
想像を
はるかに超えた
すばらしい
事だった
群青色
藤色
桃色
橙色
あれが雁
さきちゃんに
何で眼が
良くなった
の?
うわぁ
すごく
キレイに
並んでる
フサちゃん
光る花
みたいのを
視たの
私の眼は
友人の誰よりも
遠くまで見渡す
事ができた
草むらの
中
ヨウちゃん
みっけ
そして
周ちゃん
みつけるの
早すぎて
つまんない
みーつけたっ
鬼やっちゃ
だめー
時と共に
視えるはずの
ない所まで
視え始めた
壁の
向こうの丘
丘の向こうの
山脈
部屋に
居ながら
臨めるように
なっていった
見知らぬ
景色や
そのはるか
向こうの
海までも
だが
人々の
暮らしに
私は夢中に
なった
やがて
眼が回り
歩くのが
困難になった
安寧な
闇が
訪れるのは
私は
瞼を閉じた
時だけ
眼を閉じて
いる事が
多くなった
だが
そうして
時が経つと
また
別のものが
視えるように
なっていっ
!?
危な...
ん?
.....?
何でも
ない
うわあぁ
大丈夫!?
おじさん
あいたたた
急に風が...
眼を閉じていると
近くにいる者の
未来や過去が
視えるようになり
......
さっきのは
.....?
やがて
自分の未来も
視てくれと
人が集まる
ようになった
私の視る
未来は
すべて的中した
いいいっ
......
来年の夏
川に落ちて...
亡くなります
どうか川には
近づかないで
ください
〝千里眼〟と
噂は広まり
けれど
たとえ
忠告しても
視えたものは
決して
変える事は
できず
近辺の村からも
人がうちを
訪れた
私への依頼はやがて
私への依頼は
やがて
盗人や不貞を
言いあてるような
ものばかりに
なっていった
私の眼は
重宝されたが
友人と呼べる
者はいつしか
いなくなっていた
...仕方ないよ
千里眼なんて
薄気味悪いに
決まってる...
視えたって
何も変えられや
しないんだし...
私は
人を視る事を
やめた
けれど
やがて
......
何.....?
瞼が透けて
外が視える...
周
出かけて
くるぞ
...!周?
どうした
そりゃ
妙だな
大丈夫...
すぐ
慣れるよ...
父ちゃんの
未来と
外の景色が
いっぺんに
視えて
眼が眩む
三日で戻る
無理は
するなよ
うん
だが
父はそれきり
戻ってこなかった
私は来る日
山へ登り
千里眼で父
谷の底に
そして
ついに
ある日
父の姿を視た
私は
父を弔うため
旅に出た
わずかな
路銀にでも
なればし
琵琶で
父に聞いた話を
弾き語って歩
父の骸に
辿り着くと
私はそのまま
街道を
琵琶を弾いて
歩き暮らす
ようになった
父の戻らない里に
帰る気には
ならなかった
...そうして
暮らすうちにも
瞼はどんどん
透けていった
視界を
遮るものは
何もなく
明るいうちは
立っているのも
ままならない
...でも私にも
視えないものが
まだあった
それが
とうとう
自分の...
未来だよ
視えるように
なっちまった
あんたが
ここを通る
事も
こんな
頼み事
しなきゃ
ならなくなる
事も
全部...
視えてた事
なんだよ
......
それで...
その
千里眼を
くり抜いて
山へ捨てて
きてくれって
わけか...??
この眼は...
一度は私に
喜びをくれた
ものだから
.....それを
人に頼む
くらいなら
とうに
自分で
やってるさ
忌々しくとも
何とか一緒に
やってきた
.....けど
もうじき
この眼は
私のものじゃ
なくなるんだ
私が視た
眼福と
同じように
眼玉から
抜け出て
土に潜り
新しい眼玉が
来るのを待つ
だからまた
私みたいなのが
出ないように
それが
全部
眼玉を
山の深くに
埋めて
ほしいんだ
視えてる
...ってのか
この眼が
視てるのは
.....解せんな
眼を治してくれと
言うならともかく
治療法が
ないとも
言い切れんぞ
視えたものは
変えられないと
言っただろう...?
手の
届かないほど
遠くにある
〝決められた事〟
なんだよ...
なぁ
あんた
......知人に
文を出しても
いい返事はないよ
俺にはやっぱり
あんたの言う事
鵜呑みにゃ
できんよ
できる事は
させてもらう
何故
...そうかい
そんなに
助けたがる
.....?
その左眼を
失くしたせいか
子供の頃が
真っ暗で
視えない
千里眼なら
視えるだろ
あんたのは
......
...俺の
一番
古い記憶は
十の頃
どこだか知れねぇ
真っ暗な所を
一人で歩いてる
ってもんだ
何も
視えない
手探りで
歩き続けて
いると
そのうち
月が出た
真っ白い
偽物じみた
その月が
沈んでも
また昇って
くるのは
月
そんな所を
長いこと
歩いて
ある時
ようやく
陽の昇る
所に出た
その陽の光の
ありがたさは
今でもよく
覚えている
あんたは
永久に
光を失うのが
恐ろしくは
ないのか
恐ろしいよ
でも
何もかも
視えちゃいるのに
何も動かせない
事と
光しかない
世界も
恐ろしい
闇の中でも
自由に生きられる
事...
どっちが
恵まれてると
思う...!?
私は
闇の中で
光を思い出し
ながら
生きてくのも
悪くはないと
思うんだ...
ぅう...っ
.....う...
あ
あぁ.....っ
う
ああっ
どうした
...:大丈夫
......
どこまで
視えてるん
だ...?
......
この眼玉の
また...
視えた
だけ
彼女の眼は
ずっと
自分の瞼だけは
透過しなかった
命が終わる
瞬間まで...
他者の未来しか
視えなかった
それが
瞼も透け
自分の未来も
視えるように
なったというのは
眼玉にとって
視られる事で
服に宿る蟲
それは眼玉を
体が死しても
生き続ける
別のモノへと
組成させ
彼女は他者と
なりつつある
という事か
やがて
完全に
乗っ取ると
身から!!
離れてい
.....文の
返事も
まだ来ない
か...
分離の時は
もう近い
...手の
決められた事
届かない
.....あれ
天井の
向こうが視えない
...??
一体...
...あれ
ちゃんと
視える
も...
眼玉が
勝手に
動いてく
ぁ:ぁあ
!!
あ
くそ...ッ
......
待ってろ
今
痛み止めを
やる...
う...
ぐ...
...あぁ.....
眼玉が...
なくとも
涙は出るん
だね...
......
この眼玉の
どこまで
視えてるん
だ....?
しばらくして
土から
顔を出すと
...眼玉が
私から落ちた後
埋められて
土の中にいる
けものが
こちらへ
やってくる
命が終わる
瞬間まで...
けものの
眼玉に
美しい花が
映っている...
それが
ゆっくりと
眼玉の中に
吸い込まれると
そこで
すべてが
真っ暗に「なる
ねぇ
文の返事が
届いてる
はずだよ
今はこのまま
身ひとつで
やってみたい
.....里に
戻るのか
さあ...
どうだろ
先が
視えない事が
嬉しいんだ
それじゃあ
どこかで
見たら
声かけとくれよ
もっと琵琶の腕
上げとくからさ
この羽織だ
ちょうど
面白いものが
入ってな
今度は
何だい
この山で
ほぉ
羽裏が
見事だな
時折
炊事をする
者がある
ひと昔前に
名を馳せた
天才絵師の作
なんだか
......炊事?
見ると
たまに
まぁ
そう見える
って話だが
まるで
民家から出る
煙のように
ゆらゆらとな
絵の山から
白いものが
立ち上って
おる
いや、やまだくころも
山抱くェ
やまだくころも
ふぅ...ふぅ
ねえ
あんな
山の上にも
誰かが住んで
いるんだねえ
ん
こっから
奥にゃあ
誰も住まんぞ
たくさん
煙が
立ってるよ
でも
......?
神様も
飯炊き
すんのか?
じゃあ誰ぞ
炭でも
焼いてるんだろ
山の神様が
飯炊きして
るんだよ
でなきゃ
どうやって
飯食うの
神様は
腹減らないん
だよ
さっさと帰って
うちの飯炊き
してくれよー
ーっ
はー
い
じゃあ...
風呂焚きよ
こらー
お前ら
行くよ
あの頃
山には
不思議なものがいた
「は今も
あの頃と
同じ姿で
こにあるけれど
あの頃とは
違う
あの時までは
確かに
姉ちゃん
故郷は
まるで
やわらかな衣に
包まれているかの
ようだった
これ...
絵の
お師匠様に
失礼のない
ように
作って
おいたのよ
山の蚕の
紬糸織って
山の
草や木で
染めたの
...塊
もう
父さん
だって
戻って来れなきゃ
...それでいい
でも
俺絶対
あんたが
立派になれば
許してくれる
立派な絵師に
なってみせる
から...
これを
見て
たまには
里の事
思い出して
.....
ありがとう
姉ちゃん
姉ちゃん達
早く...
絵が描きたい
どうしてる
かなぁ...
お前
そこの皿
洗っといて
くれ
はい
おーい
ちょっと
あったかく
なってきた
な...
はー
ーい
......お前の
羽織か
この羽裏
誰の作だ
..わ
私のです
すみません
どうしても
描きたくて...
は...
お前が
これを?
........
気に入らん
な.....
先生
明日より
画室へ
上がれ
気に
入らんぞ
わしが
教える事は
あまりない
だろうがな
しまった
絵の具が...
あと
ひと息
だってのに
先生ー
調子は
いかがです
納期も迫って
おりますが
ああ
任せて
くださいよ
さて...
どうするか
もう金を
借りるアテも
ないし...
売れるもの
も.....
すぐ
請け戻しに
来るから
ずいぶん
ぼろだねぇ
そんなにゃ
出せないよ
頼む!
もう少し
これはいずれ
値の上がる
ものだせ?
う
実に
素晴らしい
出来映えだ
さすがは
お師匠の
お墨付きだな
これだけの
者がまだ
無名だとは
どうだろう
うん
君の名を
広めるにも
いい機会だろう
気に入った
急なんだが
来月までに
もう一枚
できるかわ
孫の祝言が
あってね
...ぜひ!
やらせて
いただきます
寝る間なんか
ねぇぞ...
う...う
いかん
私も
鼻が高い
すこぶる
好評でね
これだけ
注文書を
預かってきたよ
がんばって
おくれよ
やったー
さて次は
どんな
図案にしよう
か...
お師匠ー
あ
今日の分の
文です
そのへん
置いといて
くれ
また
納品の催促か
よくもまあ
飽きもせず
ご苦労な
事で
驚いたの
何のって
ものすごい
地滑りでよ
里ひとつ
流された
そうだ
俺も
危なかったよ
西の方の
何とかって山の
裾野でさ
もっともつと
名を売って
やる.....
まさか
うちの里って
事もあるまい
:::他の事に
気をもんでる
場合じゃない
今は大事な
時期だ...
おお...
成る程
...
さすがは
先生
...しかし
先生どこが
お具合でも
悪いのでは...
以前お目にかけた
先生の絵は、まさに
生命みなぎる
といった感じ
でしたが...
は
いえ
私の
取り越し苦労
ならいいの
ですが
くそ.....
何だってんだ
こりゃ...
お疲れの
ようですな
しばし
薬を飲んで
休まれなされ
何...
そう
焦らず
とも
しかし...
先生の名は
もはや
不動のもの
でしょう
ーーー!!鬼
具合は
どう.....
これ飲みな
元気になるよ
...姉ちゃん
嫁に行ったのは
何年前だったか
元気に
だろうか・
父さんは
あれから
ふたりの顔が
見たい...
今なら
許してくれる
だろうか
もう
十年以上
経ったのか
思い出すのは
こんな時
だけで
都合のいい
事だが
故郷の山河の
匂いをかいで
歩きたい
そうすればきっと
何を
気後れする
事がある
家族じゃ
ないか
いい絵も
描けるように
なるだろう...
まさか...
そんな
お前.....
これは
一体...
伯母さん
......!
塊.....か
姉さんから
......文が
行ったろうに
...!?
三年.....前に
なるか...
ひどい
地滑り
でな
家も畑も
.....大方が
流されて
立派に
なった
お前に
読んで.....
おらんのが?
皆で話して
お前に文を
出してもらった
のさ
里を助けて
もらえんカ
......とな
......
父さんは
...地滑りで
死んじまったよ
父さんと
姉ちゃんは
姉さんも
その翌年
この子を
産んで...
死んじまった
その報せ
だって
.....
悪い事は
言わん、町へ帰れ
.....もう
来るんじゃない
行ってた
ろう.....?
ずいぶんと
人気のある
絵師だったん
だがね
ある時
ふつっと
姿を消して
それっきり
その絵だけでも
売り物には
なるんだがね
どう
見るかい
ほー
...薄衣なのに
異様に重いな
確かに蟲の
気配もする
なら例の
珍品好きの
先生に高価で
売れるだろ
どうだい
この値で
ーん...
うー
これまで実害が
ないとは言うが
蟲の正体が
わからん事には
不用心だし
高値も望めん
半値なら
もらうよ
冗談を
どうせ
ぼろ布の値で
買ったくせに
いやいや
あんたなら
正体調べて
高値で
売れる
だろう
厄介な
蟲だと
困るし
なァ
どうだ
調べる手がかりに
なるだろ
半値なら
こういうモンにゃ
どの蟲師も
大枚はたいてまで
関わりゃしねえよ
もうひとつ
情報が
ある
........
待て
わかった
この山は
絵師の故郷の
山だという
ああ
わかったよ
それは...
お気の毒
でした
もう...
ですが...
もうお戻り
くださらないと
俺には
もう...
戻れんよ
筆を
取っても
何も...
描けんのだ
何も...
浮かんで
こんのだ
今日も...
見知らぬ山の
うに見える
里の者に
とって
.....
.いっそ
見知らぬ
土地に行って
暮らすか
俺がもう
よそ者なのと
同じように
これは
........
里の...
土の味だ...
やあ
トヨ
この頃...
めまいが
しなくなったな
体も軽い
今日は
ひとりか?
これ
持ってく
ところなんだ
バアちゃん
家にいるか
バアちゃん
冷っこく
なった
遠方だが
そっちで
引き取って
もらおう...
あの子は
どうするん
だ
父方の
親せきが
おったろう...
俺に
引き取らせて
ください...!!
お願い
します
...必ず
大事に
育てます
から
あの子は
体も頭も
育ちが遅い
お願いです
お前には
育てられん
どうか
よそへ
やらないで
ください...
トヨ
ちょっと
これ持ってて
くれ
......
そうそう
そうじゃあ
ねえよ
ほら
貸してみろ
こぼす
なよ
んー
こんなじゃ
すぐ倒れ
ちまうぞ
もう
五つになると
いうのに
赤子のままだ
うまい
ほれ
ご苦労
さん
姪っ子に
食わせて
やれ
あいつ
喜ぶぞぉ
ん.....
.....あ
戻って
いる
山が
元に
戻っている
あの煙...
一体...
何だ
これは
...
...
......?
...あ
やっぱり
買うんじゃ
なかった...
死ぬかと
思った...
な
何だ!?
あんたは
いやあ...
別に
......軽く
なってる
怪しい者
じゃ.....
......
.....それ
.....で
この羽織に
棲む蟲の正体
探りに
俺の
羽織だ
だが
この山に
入った途端
この絵の山を
探して
来たわけだ
異変が
起こってな
だんだん
荷物が
重く...
......
何だ?
?
......
で
やっとの事で
土から
出てみりゃ
何だ
こりゃあ...っ
羽織から
蟲の気配は
消えていた
はあ
それは...
気の毒に
まァ
羽織の中に
いたのは
あきらめも
つくけどな
産......土?
この地の
〝産土〟だった
ようだから
この地は
大きな地滑りが
あったようだが...
土地により
固有のものがいる
泥状の蟲だ
とはいえ
それは
土の中に
いる時の姿で
地表に出ると
煙状になる
ようだかな
その時
大量の産土も
一緒に流されて
しまったんだろう
その産土が
流された先で
この羽織を
見つけて
身を寄せた...
ずいぶんと
大量に
棲んでたようだ
この布
この地のもので
作られたもん
だろう?
産土は
他の土地では
生きていけないから
集まったのかね
...ああ
姉が...
里を
出た頃
すべて
山にあるもので
作ってくれたもの
だ...
これを羽織ると
山の匂いや音を
思い出せた
これは...
山そのもの
だった
産土は
同郷の匂いに
集まるからな
そして
それを
口にして
その土地から
生じる
すべての植物に
微量に宿る
動物も体内に
産土を宿す
どこにもいる
蟲だけに
影響力は
小さいし
宿主が
土地を離れれば
まったく
力を失う
子供の成長が
遅いのも
生まれた地に
戻りさえ
すれば
また
生涯一他の
ささいな蟲からは
守ってくれようと
するモノだがな
関係が
あったり
するのか
乳離れの頃に
産土を充分に
摂れなかったら
だとしたら
けっこうな量の
産土が
この地に戻った
事だし
そういう事も
あるかも
しれんな
今からでも
この地の作物
たくさん
食わしてやりゃ
少しずつでも
追いつくだろ
そうか...
.....なあ
もう...
この羽織
不要に
なったん
だろう?
どうか
いや別に
何とでも言って
売ろうと思ってる
わけで
俺に売っちゃ
くれないか
頼む
これは
大事な
衣なんだ
......
あー...
その
代わり
わかった
よ...
条件が
ある
産土の棲む
羽織か
ああ
そりゃ
面白いな
ごくたまーーに
絵の山から
煙が上がるそうだ
たまに...って
どの程度だ
うー
す
......十年に一度
くらいかね
...ほんとに
稀だな
しかしこりゃ
絵の方も
かなりの物では
あるな...
だろ
幻の
天才絵師の作
でな
ほぉー
.....まあ...
死ぬ思い
したわけ
だし...
これ
くらい
許される
だろ.....
これに...??
..え
......
そう
同じ
絵を
...絵の具が
ないか?
...いや
まだ...
持ってるよ
......
ーっ
あー
おー
......
さすが
だな
おやま!
もっと
かいて
そうだぞ
トヨ
お山だ
おーし
いいぞ
奮rr
筆再田士
かがりのこう
かがりのこう
火を焚け
夜が来る
火を灯せ
闇が来る
火を隠せ
火を隠せ
骸から生まれし火が
紛れ込む
あの火は
皆...!!
その火に
あたっては
だめ.....!
げほッ
けほ
はあ
・はっ
はあ.....っ
がはッ
うぐっ
......
これが
報いなのね
あの男の
言うように
楽していれば
よかったのだろうか...
私は
間違って
いたのだろうか
この辺りの
ようだな...
よう
この里に
蟲師がいるって
聞いたんだがな
...誰師?
野萩の事
じゃねぇか?
父ちゃん達と
原にいるよ
見た事ない
草がいっぱい
生えてきて
山の木
どんどん
枯らしてるんだ
...じゃあ
決まりだな
手分けして
里の周りの木
伐っとかんと
...
ああ
あんた達!
野萩!
ここには
来るなって
言ったでしょ
あんた
また
ケガしたの
お客
連れて
きたんだよ
......客?
!
その草に
触っては
さすがに
これだけ
群れりゃ
成る程
これ一本だけ
生えてても
見逃しちまう
な
蟲と
気づくが
...あなた
ギンコと
申します
ここらで
新種が
出たってんで
蟲師...
ですか
調査にと
思ってね
もう
.....生憎
ですが
調査は
終えたん
ですよ
.....
あんたの
研究の写し
いくつか読んだよ
いてっ
動かない
野萩って名
覚えがあると
思ったら
驚いたね
こんな若い娘
だったとは
それは
どうも
なら
あの蟲の
調書も
さぞ立派だろ
見せて
もらえねえ
かな
...途中まで
ですけど
途中?
あんたさっき
終えた
ってー
もっ
調査の
必要は
ないんです
明日
山ごと
すべて
焼き払うん
ですから
ええ.....っ
山
焼いちゃう
の?
ええ
何で?
よくないのは
あの草だけ
だろ?
......
こうするしか
ないの
あの草を
これ以上
放っとくと
山の動物は
死んじゃう
の?
でも...
皆で
できるだけ
追い払うように
してもらったわ
山も
あんた達の
命だって
危ないのよ
わかって
ちょうだい
これは
生き延びる
最後の
手段なの
......
本当に...
他に方法は
ねぇのか
もう
時間切れ
なのよ
何か力に
なれる事も
あるかもしれん
これまでの事
話しちゃ
もらえんか
...今から
二月前に
なるわ
そうね...
あの原を
拓いて畑に
するために
すると
大きな
黒い岩が
現れました
皆で土を
起こして
いたんです
この辺りは
火山に近いため
溶岩石も多く
いつものように
掘り起こし
原の隅に
放っておきました
翌日
その岩の
亀裂から
草が生えてい
気づきまじ
けれど
その時は
気にも
止めません
でした
それは
どれだけ
刈っても抜いても
すべて根がつながって
いるらしく
日後
拓いたばかりの
土地一面に
降り続いた
雨が上がって
原へ行くと
その草が
生い茂っ
いまし
すぐにまた
生えてきまじ
これは
異形のモノだと
気づいた時には
もう遅く
草は花のような
ものから毒を吐き
周囲の草木を
枯らし始めたのです
草は山中に
広がり...
里へも迫って
きています
その勢いは
衰えを知らず
数々の駆除法を
試しましたが
有効なものは
見つからないまま
...
しかも相手は
正体不明の
蟲だ
どんな
影響が出るか
わかったもん
じゃない
だからと言って
山ごと焼くのは
代償がでかすぎる
どうにかして
人を集めて
確実に抜いて
いくべきだ
どれだけ
時間が
かかったと
しても
皆の命が
かかってる
のよ
だから
こそだ
このまま
作物まで
枯れてしまえば
里は冬を
越せなくなる
焦って
手を出すのは
まずい
賭けるなら
自分らの命
だけにしろって
言ってんだ
でも
怯えきってる
里の皆に
それは
通じない
多少の
犠牲は
目をつぶれ
と言うの?
...正論だわね
なら
そんな理屈
意味はないわ
それは
あんたも
だろう
あの晶にすぐ
気づけなかった
事を悔やむのも
わかるが
あんたが
畏れて
どうすんだ
そのためなら
故郷の人を
守りたい
のは
当然でしょう
どんな手段も
使うつもりよ
その調書は
差し上げます
今後の調査に
お役立て下さい
どうぞ
もう
お引き取り
下さい
あぁっ
大楠
伐っちゃっ
た...
桜の木も
ないよ...
おい
.....
あんたら
何だ
あんた
伐るのを
やめてくれ!
自分の里の
ためだけに
どんだけのものを
犠牲にする気だ
頼むから
肝据えて
考えてくれよ
俺らだって
山を荒らすのは
辛いさ
だがな
自分や家族が
死ぬかって時
なんだよ
あんた
よそから来た
最前だろう
この里にだって
立派な蟲師が
いる
よそ者に
わしらの
何がわかる
恐怖で
周り見失って
闇雲に
攻撃加えてる
よそ者から見りゃ
あんたらは
怯えた猿の
群れのようだよ
...!!
何だと
この...っ
そうする
ために
猿と何か
違うってんなら
少しは恐怖に
勝ってみろ
ヒトは火を
使うように
なったんでしょう
火に
歩み寄ったのも
ヒトの知恵だわ
...知恵で
克服しろって
言ってんだ
.....
浅知恵だ
そういう事を
言ってんじゃ
ない
もう
手を引いて
言ったでしょう
と
...皆
邪魔を
するな
来い!
落ち着いて
聞いて
里の端で
あの草を
見つけたわ
あー...あー
伐採を
急いで
...少々
痛...
言いすぎた
か.....
今夜にも
山に火を
つけましょう
やはり...
よく
調べてある
それだけに
俺じゃ
無理なんだ
焼くしかないのは
悔しいだろうに
あんたが
止めてくれるしかないんだよ
...まさか
どうも
嫌な予感がする
火を与えては
いけない
あれは
溶岩石の中に
いたモノだ
んな気がする
つけましょう
...
.....これで
やって
いける
ああ...
でも
みんな
焼いちまった
な.......
の音
......
なぁっ
おい
何だ
ありゃ.....っ
あれは...
あの火を
家に近づけない
で
!!
陰火だ....!
......!
皆
早く里に
戻って
おい!
そこらの
容れ物を
全部
伏せろ
隣近所にも
言って回れ
早くしねえと
あの火の玉が
巣食っちまう
ぞ
...皆
よく聞いて
その人の
言う通りに
して!
早く!
あれは
火のように
見えるけど
陰火という
モノ
雨の日や
寒い日なんかに
現れて
火と思って
近づいて
きたヒトの
暖かな日は
壺の中や
木のウロなんか
狭い所で
姿を消して
潜んでる
体温を
徐々に
奪っていくの
いくつかは
もう巣食って
しまってる
でしょうね...
この先
火に近づく時は
気をつけて
気をつけるって
どうすれば
いいの?
気づかず長く
あたりすぎると
...凍え死ぬ
事もあるわ
火にあたって
ぬるいと感じたら
陰火と思えば
いいわ
陰火の中には
ヒダネという
誰がいるの
その
蟲が
陰火の実体...
ヒトの熱を吸って
生きるモノよ
面倒な事に
なったな
.....でも
大丈夫
気をつけてさえ
いれば
害を受ける事は
ないわ
あの草が
ヒダネの幼生
だったとはね
...でも
ヒダネなら
対処できる
新種じゃ
なくて
残念だったわね
いつか書物で
読んだし
でも幼生の
生態がわかって
大収穫じゃない
俺に
あたるなよ
陰火は
しつこいぞ
もし手に
負えなくなったら
ここへ文を
よこしてくれ
......
この里で
対処できるのは
あんただけだろ
力になる
調書の
礼だ
一人で
無理は
するなよ
......
火ィ
焚くか...
ああ
くそ
寒いな
......畜生
つきゃ
しねえ...
ん
...残り火が
こりゃ
ありがてぇ
ちっとも
部屋が
あったまら
ない...
おお
今日は
冷えるねえ
草は
どうやら
絶てた...
もう
増える事は
ないだろう
あとは
陰火を...
...野萩ちゃん!
うちの子が
こんな
冷たく.....
うちの
じいさんもだ
隣の連中の
様子が...
う...!!
...ッ
ぐ..
野萩
ちゃん.....?
...それで?
.....七人
亡くなった
わ...
それから...
陰火で
煮炊きした
物を食べて
腑を凍傷の
ように傷めた
者が大勢...
う...充分
注意して
もらってる
う...つもりだった
......今は
どうなってる
腑を傷めた者は
このまま安静に
していれば
じき治るはずよ
皆
細心の注意を
払うようになって
今は被害も
落ち着いている
陰火のときに
処理は?
ヒダネを潰せば
やがて消えたわ
それで
ほとんど
処分できた
はずよ
でも
蟲を殺せば
火も消える
.....か
書物どおり
だな
書物にない
生態も
わかったわ
充分に熱を吸い続け
寿命を全うした
骸からは
また
あの草が
芽を出すのよ
...
力を貸して
ほしいってのは
その事か
...それは
私ひとりで
できるわ
どう
するんだ
私が
山を焼いた時
陰火を
吸い込んで
しまったのよ
.....ヒトの体も
容れ物と
言えるものね
そのまま
少しずつ
私の熱を吸って
潜んでいたの
誰もいない所へ
行けばいい
ずっと体が
凍えるよう
だったけれど
それはもう
止まったわ
...これは
報いなんで
しょうね
そして毒を
吐き始めた
里の皆にも
私がもう
長くない事は
伝えてある...
その代わり
草を吐く
ようになった
体を
乗っ取られる
前に
ヒダネが
私の腑の中で
芽を出したの
里を出て
死に場所を
探そうと
思ってる
.....だから
あなたに...
里を頼みたいの
あなたなら
二度と
こんな過ちを
犯したりしない
でしょうから...
.....断る
俺もあんたの
立場だったら
同じ事を
言えたか
わがらんよ
あんたらが
始めた戦いだ
...あれから
ずっと
考えていた
事がある
......
ひとつ
この先も
続くんだ
あんたひとりで
終わってもらっちゃ
困るんだよ
試させて
くれ
陰火を
つかまえる?
それで
野萩は
治るのか?
....さあな
ー、
いたー
...どういう
つもり...?
ヒダネ
ってのは
毒を吐くのは
たまたま持った
習性だったん
だろうが
そいつがヒトに
火をつけさせる
事にもなる
火を得て
成体となって
からは
よくできてる
よな
だが
所詮この火は
〝偽の火〟だ
幼生に
偽の火を
与えたとして
その火で
ヒトを
おひさ寄せ
熱を吸う
火を使う
唯一の動物
ヒトが
結果
この火に
使われている
成体と
なる事が
できると思うか?
......
それじゃ
あの草を
駆除するには
そして陰火を通した
食い物にも
おそらく同様の
効果がある
そうだよ
...
自分の腑も
灼きながら?
陰火で焼けば
いいんじゃないか...?
俺も
食べたけど
腑が焼ける
みたいに
痛かったよ
......
どうする?
野萩
~......うッ
は...ッ
焦るなよ
焼けている
もっと
ちょうだい
急ぐと
あんたの
体がもたない
少しずつ
その後
ゆっくり
治していくんだ
確実にな...
草を吐き
里を異形のモノから
守りながら
腑を灼き
娘は
生きていると
いう
ねえ
あったかく
なったから
かなぁ
......
そうかもね
この頃
陰火あまり
見ないね
でもまだ
どこに潜んでるか
わからないわ
油断しちゃ
...
あっ!
!!
.....谷の方へ
飛んでく
.....そして
少しでも
寒い所を
探しているの
かもね
息を潜めて
冬が来るのを
じいっと
待っているん
だわ......
暁の蛇琴ぇが
長閑だねぇ...
...いや
まったく
しかし
ここのところ
うちの嫁と
きたら
こうも毎日
陽気がいいと
人間だんだん
だめになるねぇ
ぐうたらと寝腐って
ろくに朝飯も
作りゃしねえ
春眠なんたらを
覚えず
ってやつかね
しかもこの頃、
物忘れまで
激しくなってな
ひでえ
なあ
帰ったら
あんたの顔
忘れてねえと
いいがな
この前なんざ
市に子供
置いてきた
.....
へそりゃ
かえって
ありがてえや
その嫁さん
ん.....?
夜に眠れねえ
って事は
ないよな
大いびきで
よく寝てっ
けど...?
そんなら
いいが
よかあ
ないよ
うるさくて
こっちが
眠れやしねえ
いびきの
薬ならあるぞ
効くのか
そりゃあ
ご苦労さん
...あの
今の話
ん
いびきの
薬か?
夜、眠れないと
...いや
物忘れの
方...
...何か
まずいんですか
心あたりが
あるのか....?
ただいまー
......
ヘンな
生き物が
母さん?
ああ!
助けて
カジ
...ハンな?
わたし!!
この時季になると
毎年川から
上がって来るだろ
...カニの事?
これも
忘れたの?
......そ
そうだった
かしら
あら
違うよ
初めて
会う人
蟲師の
ギンコさん
カジの
お友達...
だったわよね
蟲師......?
...どうぞ
カジの母の...
さよです
...少し
お邪魔しても?
だいたい
いつも
あんな調子
元々...
おっとりしてる
と言うか
物忘れってのは
よくあったんだけど
去年の春
ぐらいから
妙な忘れ方
するように
なったんだ
その日
珍しいぐらい
客が多かった
ので
母さんの好物の
団子を買って
帰ったんだ
おいしいわねぇ
この菓子
...??
何言ってんだよ
たまに
食ってるだろ
母さん
こんなの
初めて
食べたわ
母さんは
団子についての
記憶を全部
なくしていた
そんな事
ないわよー
あんたに内緒で
食べてるって
言うの?
また
別の日には
あまり
着ないのは
売っちゃおうと
思って...
......
こんなの私
持ってたかしら
どしたの?
高かった
からって
大事にしてた
じゃないか
...あ
こんなの
あったわねぇ
顔映り悪くて
あまり
着てないのよね
...
そう
.....?
...
あまり着ない
着物の中でも
今日は
冷えるわねぇ
柄のあるもの
だけを忘れて
しまってたり
うん
びっ...くり
するわね
急に
変な事
しないでよ
変って
...
ただの
くしゃみだろ
正月に
親せきの家に
行った時には...
...クシャミ?
くしゃみという
ものを忘れて
しまってたり
...カジ...
むこうの
ふたり...
誰だっけ...
マサおじと
ミツおば
...じゃ
その隣は
.....
あんたの妹
...妹まで?
確かに...?
妙だな
それに...
昼も夜も
ずっと起きて
働いてるんだ
物忘れと
言うよりゃ
進行性の
記憶喪失だ
...だろ?
前はよく
...
家事の合間に
あの木の下で
昼寝してるぐらい
だったのに
絶対
どっか
おかしいよ...
夕飯
できたわよー
カジ
ギンコさんも
どうぞ
何もありません
けど
後で
母さんの
忘れたもの
思い出せるだけ
書き出してみてくれ
...それは?
あ
どうぞ
お構いなく
旅に出てる
夫の
ええ
一年かけて
あちこち回る
行商人なんです
蔭膳
なんです
......蔭膳
.....
...こうして
おくと旅先で
食事に困らない
って言うでしょう
まあ...
気休めなんです
けどね
まさか
死んじまったの
てにれてる
とかじゃ
もったいないから
やめろってのに
大した量じゃ
ないじゃない
父さんが
誰のために
旅してると
思ってんの
...その分
母さんの
減らしてるだろ
その割にゃ...
稼ぎにならないん
だから
うちにいる
母さんより
ずっとお腹が
減るんだから
近場で
働きゃいいんだ
.....カジ
...いつもなら
とっくに戻ってる
時季だってのに
文ひとつ
よこさないでさ
母さんが
ぼんやり
しちまうのだって
父さんがいつも
心配かける
から...
やめなさい
......
カジ!
......
ごめんな
さいね
夫も...
優しいくらいが
取り柄の
どうしようもない
人でねぇ
あの子も
父親にそばに
いてほしいだけ
なんでしょう
けど...
きっと
どこかで道にでも
迷っちゃってるん
ですよ
.....
あいつの
心配は
父親に限った
事じゃない
ようだがね
...ええ
...あなたも...
あの子に
頼まれて
来たのでしょ?
ええ
おおよその事は
聞きました
では...
何か
おわかり
ですか....?
.....それは
まだ
何とも
そう...
ですか...
あの子の
ためにも...
もちろん
私からも
どうか...
お願いします
..
そして
それが...
何より
このままだと
いつか
夫や
おそろしいん
です...
あの子の事まで
忘れてしまう
忘れた事すら
忘れてしまう:
.....
できたか?
うん...
だいたい
何してんの
忘れた記憶に
一定の決まり事が
あればと思ったん
だが...
ーん...
んー
いまいち
傾向が
わからんな...
なあ
......
忘れてた
親族には
共通点って
ないか?
!
単純に...
あ....みんな
川向こうに
住んでて
市とかでも
顔見ない人だ
日ごろ
遭遇する回数の
少ないものから
忘れてる....?
.....しや
それなら
夫の事は
とうに忘れてる
はずだな...
だいぶん
夜も更けたが
一向に寝そうに
ねえな
うん
眠ろうとしても
うまく
眠れないんだって
だから...
ああやって夜中
機を織りながら
温かな風
父さんの事
忘れないように
繰り返し
思い出してるん
だってさ
そうか
.....せめて
眠れたら
花の匂い
待ってるのも
少しは楽だろうに
ね.......
機を織る音
深い深い
眠りの淵に
こんな声は
常ならば
落ちるために
あるんだろうに...
......ん
もう
起きた?
ようやく
うとうと
し始めた
もう朝.....
あら
ご飯
ご飯.....
?
!?
どうしたの
:::記憶を
喰う蟲.....?
あれは...
やはり
ああ
影魂という
名でな
半透明の
黒い幕状を
していて
そこで
ヒトや動物が
休むのを
待ち
眠り始めると
耳から脳に
入り込む
古い巨木の影に
好んで潜み
同化している
......庭の
桜の影に
それが.....?
すると宿主は
ほとんど
眠らなくなり
記憶を少しずつ
失ってゆく
...おそらく
そして
一定量の
記憶を喰うと
内部で分裂し
宿主がわずかに
眠った隙に
分身を
外に出す
それがまた
木の影に潜み
そうやって
増えてゆく
それは
本来
だが
体内に
潜まれると
深く脳内に
入り込み...
手を出す
術はない
日に
長く当たると
消えてしまう
弱いモノだ
...!!
じゃあ
影魂の弱点で
わかっているのは
日の光だけだ
治せない
って事.....?
頭ん中に
当てる事は
できん
だが
忘れたくない事を
守る事はできる
かもしれん
え.....
...例えば
「団子の事」
それを
記憶が
頭ん中の
童笥のような
ものの中に
しまわれている
とする
「遠くに住む
親せきの事」
「くしゃみの事」
影魂は
抽斗ごと
抜き取ってゆく
そんなふうに
それらは無数の
抽斗に区分され
入れられている
その順序は
あなたの
関心などとは
無関係で
まるで
無秩序に
見える
......が
毎日
飯の炊き方
ひとつだけ
影魂に
侵されていない
記憶の一群がある
繰り返し
している事
見ている事
考えている
記憶の中で
会う
事...だ
...影魂は
宿主を
死なせないよう
機織りの仕方
息子の事
夫の事
日常の
基本となっている
事柄の記憶は
後に残してるんじゃ
ないだろうか
...じゃあ...
それらを
忘れる事は
ないと...??
あくまで...
推測だがな
それに
......
もしこの先
記憶が底を
つき始めたら
その時は
それらも
喰われるの
かもしれん
だから
俺に言える
対処法は
より
多くの記憶を
蓄えてゆく
という事と
何度も
何度も
忘れたくない事は
思い出す...
て事だ
わかりました
そうして
みます...
そうだよ
母さん
そうね
......
家でじっと
待ってないでさ
外にも出れば
いいし
そうしよう
かしら
待ってないで
父さん
捜しに
行こうかしら
え?
ずっと...
そうしようか
って考えては
いたのよ
でも
父さんに何か
あったのか
知るのが怖くて
けどもう...
でも
どうやって
...?
父さん
.....よく
西の街の話
してたから
たまた
なのか...?
待つのは
たくさん
...!一緒に
......
まずはそこ
行ってみる
かしらねぇ
来てくれる
わよね...
カジ
ああ
.....じゃ
ここで
世話ん
なったな
...こちらこそ
ええ
お元気で
その決断が
気ィつけてな
ふたりにとって
良かったのか
どうか
その
いきさつを
知ったのは
ちょうど
一年が過ぎた
頃だった
よう
戻ってた
のか
ギンコさん
お袋さんも
...元気そう
だな
しまーっ
いらっしゃい
ませー
ー
うん
父親には...
会えたのか?
えーと
うん
西の街に
いたよ
そこで
ああ
知ってるよ
その先の家
行ってみな
別の家族と
暮らしてた...
......
...
母さん
何で何も
言わないん
だよ!?
母さん
旅の帰路
食事も
睡眠もとらず
やがて
母さん?
少し
休...
母さんは
黙々と
歩き続けた
母さん!!
か.....
疲れきって
いたのか
そのまま
母さんは
倒れたきり
何日も
眠り続けた
ん.....
朝か...
何かが
出て行った...
ん...
母さん!!
どうしたのよ
そんな
顔して
ああ
よく寝た...
ここ
さてと
ご飯を...
どこ?
.....
母さん...:?
私達何で
こんな所に
いるんだっけ
........
....遊山に行った
......今の:
何の音?
.....そんで
帰りだよ
そうだった
かしら...
大丈夫だよ
何か
食べなよ
そうね
お腹ペコペコ
早く...
早く
うちに
帰ろう...
その朝
母さんは
俺の事と
うちの事
...それ以外の
身の回りの
いくつかの事
すべての記憶を
失ってしまって
いた
......
塞ぎ込んでる
間に...
記憶の大半を
喰われちまった
のか
.....
でも
相変わらず
ギンコさんに
言われたように
外に出て
それもほとんど
次の日には
忘れてるけど
飯の炊き方とか
俺の事とかは
忘れないで
いるよ
今も
ほとんど
眠らないのか?
毎日色んな
物事に出会う
ようになった
からかな
毎日.....
楽しそうに
してる
うん
相変わらず
夜はずっと
機織りしてる
...そうか。
相変わらず
だな
うん
ただいまー
...相変わらず
だよ......
おかえりー
もうご飯
できるから
手ェ
洗っといでー
うん
......母さん
また一膳
多いよ
...そうよねぇ
あんたと私の
だけでいいのに
え?
...一体
...何で
こうしなきゃって
思ったのかしら
でも何だか
こうすると
安心するのよ
ねぇ...
どうして
かしら...
...何でだった
かしら...
「蟲師」第五巻〈おわり〉
1付録。
食事も道を
歩いてみま
ちょっと
だけ
今年の4月、何となく気分が
怒りあがるずと行ってみたかった。
〈熊野古道に行って来ました
とはいえ、通言で、他にも行きたい所なのだ。
ので全体は部活にならなかったのですが、
くあああ
いつになったら
着るだぁぁ
巨木立ち並ぶ
太門坂。20分程と
書言いてありましたが、
多分私は30分
以上かかってました...
歩いてますか
JRのポスターで
夫婦が優雅に
実際、汗だくです。
しかし私のE木の
神々さは本当に
素晴らく体が
的に限界なのも伴え
見えないモノも見えて
きぇうな場所でした
そしてやがて本の間から遠くに
現れる御神体、那智滝の
美くさんいたら、理屈抜きで
手を合わせたくなる感じでした。
えぇ信仰だから行ったよなも
なく、ミルを歩くのはキンイだろう。
なぁと思っていたのですが、行けば
また帰りたく、もっと奥まで行く
きたくなる場所でした。
いずれる金を期して共戦したい
と思います。
ちなみに他の目的地ような
そうだな...!!!
あ...あぁあああっあっはあはははっはっ
なんだっただ、友桜はもうか
玉巻です。という事は無跡で揺られる
てはや五月。2の間に、20代後半とね。
足をいたギンコも年下になってまっ
そのないです。もうもん中で多少
「老けてはきいっようですが、明らか、
に時の流れがゆっくような悔いです。
正直、最初はこんなに長く続けられるとは思い
ませんでした。が、まだまだどうやら続いております。
これからも、お付き合いようにするのです。
だまされたかも
父にそなえて
練習ないこっ
だって
は難しいです...。
〈眼福眼禍〉眼の話は失うのがの文化文政期に生まれ〈既の蛇〉
怖いかろなる気分でます。たというう事ですが、お父さんなお母さんが
ですなあ。
〈携帯行〉《という》が気を与えなけませんが、
はかなくて強くて見て
ものは美とて怖くて
て飽きなくて好きな
このですが描くの
〈沖つ宮〉サシゴの産師〉《、シ〈山抱く衣〉羽裏に
がモテーブでとた。一度2生で見てで表地より派手な絵を
おたいもののいとつ。
ふふるというのは、江戸
おはあちゃん
ありがとう!!
え...おまえ
まみちん.
ひう...
やよいちゃん
陽子ちゃん
今回もお世話になり、
ました。ファンか
いて楽しかったです。息子
編『集』宮崎孝士(アフタヌーン編集部)
装、幀っ住吉昭人【フェイク・グラフィックス】
泉栄一郎今ェイク・グラフィックス,
印刷所_図書印刷株式会社
製本所・株式会社・フォーネット社
販売部、東京(03)5395-3608
発行所
電話・編集部・東京(0)3)5395-346?
発行所・株式会社講談社
発行者「五十嵐隆夫
著し者が、
東京都文京区音羽2-12月
郵便番号iki8001:
うるし
漆原友紀
アフタヌーンKC祝
蟲師G
三〇〇四年十月二十二日第一刷発行
(定価はカバーに表示してあります。
壽菁談社
[本書の無断複写(コピー>>は著作権法上での例外を除き、禁じられています。
落丁本品丁本は購入費店名を明記のえ、か社雑誌業務部宛にお送りください。
送料小社負担にてお取り替えてたします(電話(30分)を使っている「305-3000と
なお、この本についてのお問い合わせではこんにちょっ、世間はいいんじゃないのかクタマーン編集部力にお願いいたします。
「沖つ宮」ーー
「眼福眼術」
「山抱く衣」
@YUKIURUSEHBARA2004
N.D.C.726.255p.18cm
ISBN4-06-314361-9
PrintedinJapan
月刊アフタヌーン2003年10月号
月刊アフタヌーン2003年12月号
初出
「篝野行」
「暁の蛇」
また、今後「アフタヌートンKCJにまとめてほしいA作品がありましたら、編集部までお知らせください。
編集部では、この作品に対する皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。
月刊アフタヌーン2004年2月号
月刊アフタヌーン2004年4月号
・月刊アフタヌーン2004年6月号
〒12-8001東京都文京区音羽2-12-2
沖談社「アフタヌーシ」編集部アフタヌーンKC係
本当だね
あの光の軌道の内
あったような気
無言のサインと
人にも虫にも有効な
...
見ていて飽きなかったのですが
帰り道、二人になると
...
無性に人恋しくなりました。
夏の初め頃に蛍の乱舞を見ました
虫の飛び方
鳥ほど直線的で
それが点滅しながら本ず睨
茶京友
帰り道、一人になる
それが点滅しながら
鳥ほど直速
虫の飛び方
人にも虫にも有効
それは...
無言のサインというものが
あの光の軌道の
あったような気がし
無性に人恋しくなりました。
見ていて飽きなかったのですが
夏の初め頃に蛍の乱舞を見まし
誌「55722-61
SBN4-06-314361-9
79.4590E.(D)
ヌーン!で、議談を
橘・太体590円(税別
もー、編収録
...
メント
「誰でも「銀河の隙」「バイオリング」と2ノス「うたかた」「「...家路」
石の家」「雪の冠」「Marmanl「虫師く青い音楽「虫師く屋根の上の
9784063143614
192997900590
「くい36」
...いいじゃん!!
蟲
むしし
師
『蟲師』の源流『虫』
反響続々、全国書店にて発売
アクティバーアクターバーティングに出来るのは、
絶版により、手困難となっていた
志摩冬青"名前時代の作品
初収録タイトルを併せた
珠玉の作品集、待望の誉場
......
カウー、禍をすべてがあーで収録した
「明るいスを降りたひという選手様で、サンゴの子「黒いお
お客さんは、「この宇宙時間は......
漆原友紀
講談社
「くい36」
...いい!!
蟲
むしし
9784063143614
192997900590
雑誌55722-61
ISBN4-O6-314361-9
C9979、4590E-(0)
アフタヌーンKC講談社
定価:本体590円(税別)
師
本当ホース
連談を
沖つ宮
眼福眼禍
山抱くズ