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ボフォイの本拠地

候補は三ヶ所にまで

絞られている

俺がボフォイを

調査している事は

奴に勘付かれている

...が、

キミはまだ奴に

疑われていない分

調査行動がしやすい

だろう

ジェノス君

本拠地への接近は

危険な任務だが

キミに

任せたい

奴の本拠地

そこに俺の怨敵

...狂サイボーグ”が

潜んでいる...?

現地で会敵したら

そのまま互いの兵器を

用いた大規模戦闘に

発展しかねない

仮にもS級ヒーロー

同士の戦いだ

始まってしまえば

決着がつくまで

事態の収束は

難しくなる

万全の戦闘準備を

構えていくべきだ

戦慄のタツマキや

閃光のフラッシュが

別働任務に就いたと

聞いた

これもボフォイの

仕掛けだと考えて

おいた方がいい

彼らが動けない分

我々でメタルナイトを

破壊せねばならない

...

ただ唯一..

ネオヒーローズの出現は

奴も予期していなかった

事だろう

彼らの活躍がなければ

今頃もっと各市の治安も

追いやられていたはずだ

怪人達をネオに

任せている間に

俺達の力で奴を...

...ジェノス?

駆動騎士

少し待て...

気持ちが

早まって

身体の制御が

利かなくなり

そうだ...

危うく...

今すぐに

お前と組むことは

できない

俺も

信頼している

人達がいる

俺が暴走して

しまいそうだな

彼らに

相談してから

判断する

それで

いいか?

勿論だ

キミが冷静で

安心している

俺の本名はゼロ

また会おう

よし...じゃ

行くか

ジェノス

そちらの活動の方は

どんな調子ですか?

いや〜

行き詰ってるな

署名が全然集まらねぇから

自分達で水増しする作戦を

話し合ってるところだ

そんな忙しいなか

今日は俺のために

時間を割いていただき

ありがとうございます

いいよ俺も一度

会ってみたかったし

お前を改造した

ロボット博士に

ところで

その包みは?

...

ちょっとな

お前が尊敬する

例の博士が信用に足る

人物かどうかを

俺なりに見極めようと

思って...な

...

私有地

並入禁止

いいですよ。

サイタマ先生

こちらが

クセーノ博士

狂サイボーグに町を

滅ぼされガレキに

埋もれていた

俺を救出し

戦う力を

与えてくれた

正義の科学者です。

いいよ

走った方が

早いし

こちらが

俺が強さの指標とし

弟子入りさせていただいた

サイタマ先生です。

どうか

穏便に...

博士と同じく

命の恩人です。

ワシの

ジェット機より?

ゲストにご足労

いただかんでも

言ってくれれば

無人ジェットを

迎えに出したのに

うん

何をアホな...

そんな生き物が

いてたまるかい

クセーノ博士

アンタは

これを見て

どう思う?

実は...狂サイボーグへ

繋がる糸口を遂に掴むことが

できたんです

で:今日はいったい

どうしたんじゃ

ワシらを揃えて

相談事とは...

おお!

それは...

しかし...その背後には

あのS級ヒーロー

"メタルナイト"が...

なんという

事じゃ...

ヒーロー協会内部とも

結託しているとすれば

迂闊に援護を求められんな...

ふーん

お前どうすんの?

...よく一人で

突っ込まずに

流行る気持ちを

抑えられたな

はい...その事で

お二人の意見を

聞きたくて..

偉いぞジェノス

よく我慢した

一瞬怒りで我を

忘れかけましたが

サイタマ先生の

適当な顔が浮かび...

力が抜けました

......

メタルナイトって

奴が怪しいなら

直接本人に聞けば

いいんじゃね?

それは賛成

できんのう

感付かれて

雲隠れされても

面倒なことに

なりますね

駅動輪士とやらが言うように

ジェノスがまだ奴に

警戒されていない利点を

捨てることになる...

次に近づくときは

戦うときだと

考えた方がいい

ふ〜ん

そうか...

10

俺はお前一人で

戦わない方が

いいと思う

俺がやって

やろうか

奴だけは

俺がやります

これは俺の戦い

譲るわけには

いきません

.....

落ち着くんじゃ

復讐心は

人を暗く淀ませる

サイタマ君は

お主が復讐の鬼と化し

元の健気なジェノスに

戻れなくなることを

心配してくれとるん

じゃよ

いや...

だってお前すぐ

壊れるじゃん

そういう意味で

心配

..

ジェ...

ジェノスよ

...

たすが

サイタマ君と

肩を並べるのは

それほど大変だという

ことじゃな

お主が弱い

わけではない

いつも相手が

強すぎる

だけじゃよ

......

ジェノス

黙っちゃったよ...

めっちゃ凹んでる...

ジェノス

はい

わかった

お前がカタキ討ちを

やるときは

俺がついていく

ただしお前が

負けそうな時は

俺が代わりに

ぶっ飛ばす

それならいいか?

しかし...

サイタマ先生と

いえど

はい..

ありがとう

ございます

そう簡単に

排除できるような

相手ではないかと...

じゃ余計お前

勝てねぇじゃん

し...辛辣...

それにしても

ボフォイ博士の

三ヶ所の研究所か...

よくそこまで

調べられたのう

信頼できる情報かは

わかりません...が

今はそれに頼る他

ありません

情報が本物だとしても

おそらく一筋縄では

侵入できんぞ

強力な衛兵ロボが

配備されていたり、

未知のトラップが

張りめぐらされて

いることじゃろう

今の俺の性能なら

災害レベル・竜・並みの

脅威でなければ

正面から突破できる

はずです

そうと決まれば

今すぐにでも

向かいたいところです

サイタマ先生

いや...

俺もヒーローネーム被害者の会の

幹部としてメンバーに相談して

スケジュール調整しなきゃいけないから

ちょっと待ってくれるか

はい

ありがとうございます

いまやっと

少し落ち着きました

どうやらまだ少し

殺気立っていたようです

そうか...

戦いの日々でも

ジェノスが人間らしさを

失わないのはサイタマ君の

影響もあるようじゃな...

ワシらは正義の科学者と

サイボーグヒーローの

コンビとして

狂サイボーグを追う

活動を続けておったが、

ワシにとってジェノスは...

もはや孫のような存在に

なってしまった

サイタマ君...

ワシの家族を奪った

狂サイボーグや

ボフォイ博士は

当然許せんが

今はもう一度

家族を

奪われることが

何より恐ろしい

...ジェノスを

どうか頼む...

お、おう

アンタは今後とも

うまく修理して

やってくれ

...??

そういえば

クセーノ博士

私自身は

!?

サイタマ先生に

直接会えたら

今度は身体データを

測りたいと

言っていましたが...

俺の?

あぁ!

そうじゃった

もしよければ

なんじゃが..

生身でそこまでの

強さを誇るサイタマ君の

肉体の精密データを

取らせていただけんかの?

先生はここ数年

健康診断も

行っていないとの

ことなので

なんかそれ

時間かかりそう

だな

少し時間はかかるが

機械の中でしばらく

眠っておればええ

機械か:俺

長時間ジッとしてるの

苦手なんだよなぁ

健康面からも一度

クセーノ博士に診て

いただいた方がいいかと

ジェノスの師匠が

来ると聞いて

一緒に食事でもと

:焼肉の準備も

してあるぞ

どうじゃろう

せっかくだし

私有地

並入禁止

おいっ

クセーノ!

ジェノス!?

どうかした

のか!!?

博士...?

つづく

...

ジェノス

直せるかな

動かないん

だけど

接触不良じゃな

ボタンのネジも

交換しておいたぞ

キミがサイタマ君か

会いたかったぞい

彼は信用できる人物のようだな

とはいえ初めて

会った気がせんなぁ

なんせジェノスから

いつも話を聞いてるからな

アンタがジェノスを

修理してる

ジイサンなんだな

いつもご苦労さん