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なんという

猛撃だ...!

これは勝負あった

ヒーロー狩りで

バングの怒りを

買ったのか

ガロウはもう

終わりだ

意識が

トびそうだ

にそうだ

ソグのじじい

元一番弟子相手に

不意打ちで殺しにくるとは

なんて非道なんだろうか

しかも一緒になってボコは一躍ってくるしじいけ成果結婚の遊人ポンプじゃんかよといっち良質素の人独手が

こいつら武術界の大御所が

二人掛かりなんて

恥ずかしくねーのかよぉおお

こいつらに

命をいしても

鬼サイボーグが

俺を見逃さないだろう。

つまりこの

絶体絶命のピンチを

乗り切るには3匹

まとめてぷッ殺すしか

ねぇって事じゃん

無理か

ワシの

...一番弟子”

チャランコの

痛みを知れ

ガロウ!!

ヒーローごっこ

やろうぜ!

お前も

やるだろ?

ガロウ

やろやろっ

えっ

パンパパ〜ン

フンフフフ〜ン♪

ジャスティスマン

参上!とう!

ジャスティスマン

キーック

あっ

...

...は?

どう

ごめんねっ

大丈夫?

ご、ごめん

たっちゃん

なんでよけてんの

おまえ

手すりむいた

んだけど

なんでおまえ

なんでおまえ空気読めないの怪人役なのに

さぶちんちょっと

ガロウ押さえてて

おっけー

ジャスティスマン

キ〜ック!

怪人ガロウンコマン撃破~

撃破〜

なんだこりゃ

走馬灯ってやつか?

随分と懐かしい

嫌な記憶じゃねぇか

こいつは確か...

そう...たっちゃんだ...

え?なになに

何で男子ケンカ

してんの?

先生

呼んだの?

ガロウが

暴れてる!

遊んでただけ

なのにガロウが

怒りだした!

なんなのこいつ!

たっちゃん!

僕と勝負しろ!

もう...

我慢できない!

は?

何言ってんの

おまえ!

ただの

ヒーロー

ごっこじゃん

もう僕は怪人役なんて

やりたくないんだ!

面白くない!勝負して

僕が勝ったらもう僕に

構わないと約束しろ!

さぶちん

よっちゃん

ガロウ押さえてて

卑怯だぞ!

やめろ!離せ!

僕は...

うぐぅっ

くそおおおぉお

うわっこいつ

キレてるよ!

先生呼んできて

たっちゃん

逃げて

なになに

どうしたの?

きもっ

押さえろ

押さえろ!

ヒーローごっこしてて

ガロウがたっちゃんに

まじぎれしたらしい(笑)

何それ

コイツ何

考えてんの

ちょうどよかった

お前らも手伝って

たっちゃんは

お調子者だった

たっちゃんが

優しいから

ガロウが調子のった

たっちゃんは

運動神経が

よかった

たっちゃんは

弱い者いしめ

が大好きだった

たっちゃんは

モテた

たっちゃんは

嫌な奴だった

たっちゃんは

人気者だった

俺は暗い

奴でいつも

独りだった

たっちゃんが

可哀相だ

俺は友達が

いなかった

俺は人気者

が大嫌いだった

何で暴れたり

したんだ

ヒーローごっこで

怒ったって聞いたけど

本当なのか?

つも僕が

怪人役で

遊びと

現実の区別も

つかないのか!

違うんです

たっちゃんは

人気者だから

皆僕が悪いように

言うんだ

お前が暴れたんだっ

だろ!窓が割れたら

どう責任とるんだ!

違う!

先生

たっちゃんが

いつも

怪人役が

嫌なんじゃない

ヒーロー役が

たっちゃんなのが

気に入らなかった

のか?

いやそんな

話じゃない

悪いことしたんだから

謝ってきなさい

俺はヒーローごっこを通じて圧倒的理不尽さ

を感じていたんだ。誰からも好かれている

人気者が誰からも嫌われている弱者を

方的に叩きのめずという構成。

親にも連絡するからな

これは単なるいじめではない。大衆が認めた

子供番組を忠実に再現したごっこ遊びなのだ。

何の役をやろうと自由だがヒーロー役は周囲の

了承を得た上で成り立つものなので必然的に

俺に出番は回ってこない。当然だが怪人役が

勝つというシナリオは最初から存在しないので

俺は必ず負けなければならない

何が正義だ!何が悪だ!

結局は多数派の意思によって

俺が殺されていくだけだ!

許せん!理不尽!

根拠は巧く解析できんが俺は怒っている!

ただわからせて

やりたいんだ!

弱者の一撃を

喰らわせて

やりたい

善悪の立場を

否定してやりたい!

こんなところで負けてられるか!

今だ!

人間怪人を

援護しろ!

了解

バング

後ろだ!