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Instructions:
ヒーロー協会が
設立された当初
ヒーローの
ランク分けは
C級B級、A級の
3段階であった
協会が各ヒーローを
ランク付けする際は
・怪人等討伐の実績
戦闘能力
・人助け等の社会的貢献度
・大衆人気
等を
主な基準としている
単に強ければA級に
なれるという訳では
なく、日常の素行や成果を
加味した査定を協会が
行うことで、身体能力が
低くても長所を生かして
上位に食い込む事が可能になる
大丈夫か!
その校に
かかった風船は
任せなさい!
しかしある時
協会は気付く
ランキング上位を
キープし続けている
者達が束になって
ようやく退治できる怪人
必殺技とか
欲しいな...
設立後は
毎週のように
塗り替えられる
ランキングによって、
熾烈な正義の争いが
半年以上続いた
災害レベル"鬼〟
それを
金属バット
"当時C級223位
単独で
倒せる者がいる
彼らは
不思議な事に
自分の順位に
固執しなかった
手柄を挙げようと
一足先に現着した
ヒーロー達が
全滅した頃に
マイペースで現れ
戦い
そして
番犬マン
当時C級301位
勝利する
総合実績では
ヒーロー活動を
ヒーロー活動をコツコツと行いランキング上位に常駐する者達より
コツコツと行いランキング上位に常駐する者達より下であることか
下であるため
埋もれていたのだ
超合金クロビカ
当時C級388付属下付
このままでは希気なヤ能り
確保が難しい
このままでは稀有な才能の確保が難しいと判断した協会は
はと
戦闘能力に特化し、
それ個人で
国が有害
軍隊の一個師団並の
「事に編成する
戦力を有すると
認めたヒーローに
別枠を用意した
シルバーファン
当時B級77位
彼らはS級ヒーロー
と名付けられ、
ランクが新設された
『成り上がってやる』という
「野心を抱いてプロヒーローの
門を叩く猛者は多い
しかし目指す先は
"A級のトップランカー"
であり"S級"ではない
それはいかなる
猛者達の間にも
世間一般の共通認識が
通常
10月している証拠である
「S級は狂っている」
これは一度は
最強を目指した
男達からの
畏敬の表れであり、
その存在は
いかなる干渉を
受けようと
ブレる事は無いと
認められている
S級10位ヒーロー
豚神
なめたマネしてくれたな
S級4位ヒ'
オッサン
アトミック侍
どうしたS級
「ロー
S級8位ヒー
機能不全によっこい
なったか
・ンビマ、
S級5位ヒーロー
童帝
今こそ天才の
証を!!
考えろ!!
ボクなら
勝てる!!
有効な一手を!!
しかし糖分が
足りない!!
S級17位ヒーロー
あと少し
休めば...
ぷりぷりプリズナー
歩ける程度には
回復するはずだ...
実力は間違いなく
S級と目されている
A級1位ヒーロー
寄るなぁあああ
それが...ここで醜いバケモノオオオおおお
「オオぉおおお
うわぁぁぁあああ
その不細工な顔面をお
おおお俺に近づけるなぁ
ああぁああ馬鹿野郎ぉお
おぉぉぉおぉおおおっおお
イケメン仮面アマイマスク
同じく
A級2位ヒーロー
イアイアン
A級3位ヒーロー
オカマイタチ
A級4位ヒーロー
ブシドリル
S級ヒーローが
パケモノと称されるのは
あくまでヒト社会での話である
人類全体の
視野で見れば
同じ規模の
脅威との接触は
既にしていたが
彼が
己の戦歴を
語ることに
無頓着な限り
誰も知る由の
無い話である
ヒーロー協会は
この日、初めて本物の
パケモノの集団と
接触したのであった
その未曾有の危機を
シッチが想定していない
訳ではなかった
それでも尚
今回の突入メンバーに
絶大な信頼を寄せ勝利を
確信している理由は
彼女
S級ヒーロー2位
“戦慄のタツマキ”
の参戦であった
正攻法で
彼女に勝てる生命体は
この世にいないとまで
謳われる存在であり、
しかし
減多な事では
表舞台に立とうとしない
S級1位ブラストよりも
むしろ協会の最終兵器と
して厚い待遇を受けている
この日の相手は
正攻法とは
対極に位置する者
対面した瞬間から
瞬
間から
終始
ちょっと何よこれ
と!!これただの肉の塊じゃない!!
見事にタツマキの
必殺の間合いから
はずれていた
追い詰められた
フリをして...
ぶこっ
威圧効果も兼ねた
巨大サイズ
耐久性重視の
肉壁を念動力で
ちぎり飛ばし
さすがは実の妹に
『化物の中の化物
と言われるだけはある
この私を
からかってたの?
操りやすいよう
私のサイズに模して
埋め込んでおいた
肉人形の本体まで
引きずり出された
この様子だと
他の侵入者も
かなりの実力派
...おそらく既に
怪人何匹かは
殺られているに
違いない
だがホームレス帝や
黒い精子あたりが
組んで畳み掛ければ
このタツマキですらも殺せる
竜レベルが一同に集うなどまずあり得ない話
まずあり得ない話だ
この怪人協会は
奇跡とすら
思えるほど
凶悪な構成員に
恵まれたのだ!!!
私は更に地下深く千五百メートルから
連中に指示を出すだけでいい
真の支配者とは
表に出てこない
ものなのだ
世界中が実態の
知れない新しい
王に恐怖する
怪人どもでさえ
本物の私の居場所は
知らない...それで良い
サイコスの名は
未来永劫に亘り
恐怖の象徴として
語り継がれるのだ!!
その礎に
その確にまずはタツマキお前が死ねッ!
あぁ、そこにいたのね
見つけ
けた。
つづく