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TheBridesstarice
Kicaord...Blori
あ!!
ペッページの
...
ですか??
...
..
オレも言って
ど
...
...
...
乙嫁語り
台嫁語り、
◆お
森薫
Twe.BridessSfories
あっ、Kacru.Mori
第八巻目次-$e-
第五十番バリヤの決意
さい、あくならない。
〈猫〉《ふたりで遠慮け
第五話最悪の想像・
...
第四十七話
第四人第一ウマルが来た」
第四十七話、簡入れ、
第四十六話
第四五語パリヤの刺繍
西大震北の平野へ
第四十五話
森篇ガゼル
第四十四話
第1四端ばらの化さくころ、
エ4エ
O3J
◆第四十四話◆
...
アニス
シーリーン
おはよう
バラ?
きれいね
今お花を
持っていこうと
思っていたのよ
いい香り
花は今だけ
だけど
バラ水
とか
香油にすれば
ずっと保つわ
香油?
シーリーンが
ふたりめの
妻になって
少し経った
シーリーンは
最近よく笑う
ようになった
老夫婦も
新しい暮らしに
なじんできた
ようだ
xaune"ばらの化さくころ"
いやー
何度見ても
見事な
食べっぷりで
...
シーリーン
これも
食べる?
惚れ惚れ
あなたの
分は?
いいのよ
まだ
たくさん
あるもの
確かさっき
おやつだって
言って
スイカ1個
食べてた
はずなのに
これも
どうぞ
いっぱい
食べて
上手ね
......
シーリーンも
弾いてみる?
教えて
あげるわ
ムリよ
やったこと
ないもの
覚えて
しまえば
簡単よ
こうして
持って
指は
こう...
シーリーン
まあ!
シーリーン?
すごいわ
シーリーン
どうして?
わたしには
ちっとも
抱かせて
くれないのに
そうなの?
すぐに乗って
くる子だと
思ったけど
いやだわ
この子
抱くとすぐ
これやるん
だから
......
ほら
猫って
布団とか
やわらかいものを
揉みたがる
くせが.....
ある...
から...
わたしには
そんなこと
したことないわ
......
そういう意味で
言ったんじゃ
ないのよ
え?
ええ
そうね
シーリーン
シーリーン
シーリーン
何を
するにも
奥様が
シーリーンも
大変ねー
そう?
シーリーン
シーリーンって
ひっきりなしで
おっと
シーリーンも
奥様でしたっけ
あのひとの
そういうところが
かわいいわ
あらま
お熱い
ことで
だったかしい
あなた!
なあに?
変わり
ないわ
どうしているかと
思って
顔を
見にきた
ねえ
シーリーン
シーリーン
この部屋は
狭くないか?
十分です
子供と
ふたりでは
さびしいくらい
それなら
庭のよく見えるところに
アニスとふたりで使える
居間を作ろうか
どうだ?
アニス
いいわね!
なにか
不自由なことが
あったら
月光の顔にため息は似合わず
月光の顔に
ため息は
似合わず
遠慮せずに
言ってほしい
ふたりとも
私の大事な
妻なのだから
心やすく
暮らせることを
願っているよ
また
夜に
ただ楽しみの
うちに
時を過ごせ
......
それに.....
そうでしょ!?
あのひとは
立派なひとね
声が
すてきだし
詩人だわ
そうなの!
そうなのよ!
わたしもずっと
そう思ってたの!
実際のところは
どうなんだ?
マーフ
どう...
おっしゃい
ますと......?
その.....
アニスと
シーリーンの
ふたりの仲だ
ええ
そりゃもう
仲良く
おっと...:
そうか
うまくやれて
いるのか?
じつのところ
心配していたんだ
旦那様が
お知りになったら
嫉妬するくらいの
ものでして
アニスは
ああ言ったが
その状況に
なってみないと
わからないことも
あるだろう
それなら
よかった
......
旦那様は
よろしいん
ですか?
......
アニスに
隠しごとを
しているわけでは
ないが
奥様どうしが
姉妹妻という
特別な関係で
私も友人としか
しない話と
いうものもある
女性には
女性の世界が
あるのだから
やはり
女性同士でしか
できない話と
いうものも
あるだろう
身近に
親友がいるのは
よいことだ
前から
思ってたけど
やっぱり
あの奥様にして
この旦那様あり
だわね...
マーフ?
マーフ?
どこ?
はいはい
ここにいますよ
いま
行きます
なあに?
アニス
そんな
顔して
.......
うれしいの
なにが?
いろいろな
ことが
ときどき...
思うのだ
けれど...
もっと話して
くれればいいのにと
いう時が
ありません?
アニス
あなた
言葉が
足りないのよ
そうだな...
確かに
......
もう少し
聞きたいと
思うことも
ある
聞きたいのは
その
。いろいろなことに
なんだから
わたしが
うれしいのは
......
あなた
あなたのことを
本当に尊敬
してるし
言って?
ここにこうして
ふたりが
いることで...
あなたのことを
考えると
とても幸せで
だから
わたし
あなたのことを
愛してるんだわと
思って
うれしかったのよ
それは
私もだ
アニス
そうか
シーリーンもよ
あなたに会えて
本当に
よかったし
だから
姉妹妻に
なれたことだって
夢みたいだし
シーリーン
は...
シーリーン
が...
......
大好きよ
シーリーン
いい子
前四計四話はおわりや
よく
できたわ
*番外篇ガゼルき
!!?
...
...
そういうことですから、
それは...
それは...!!
♦番外篇おわりゃ
それでも、
そういうわけではないですが、
いやー
こりゃ
ひどく
やられたな
◆第四十五話★
めちゃ
くちゃだ
被害の軽い
ところから
直すから
当分のあいだ
うちに
来るといい
後回しに
なるな
......
まいった
とにかく
使えるものだけ
運んで
どうぞ
この部屋を
使って下さい
大変だった
わね
話は
聞いたわ
気を
落とさ
ないで
荷物は
これで全部?
ええ...
あとは
焼けちゃった
から
パリヤの
お嫁入りで
用意していた布も
全部だめに
なってしまって
あらー
町は
先日
バダンと
ハルガルの
襲撃を
受けた
家を建て直す
までのあいだ
パリヤさん一家は
アミルの家に
居候する
お世話に
なります
お世話に
なります
アミルさん
ほら
パリヤ
あなたも
はい
よろしく
よろしく
それを見つけていたのか
♦第四十五話
『パリヤの刺繍・
アミルが
この町に嫁いできて
初めてできた友人
それが
パリヤだ
お年頃の
パリヤにとって
ところが...:
目下
気になるところは
結婚相手
率直すぎる
性格が
災いしてか
なかなか
縁談が
まとまらず
あせる
パリヤ
そんなバリヤに
最近
気になるお相手が
できた
相手の家族と
話した感じ
悪くはなかったん
ですが...
何しろ
嫁入り道具を
もう一度イチから
揃えなければ
ならないし
町も今
こんな状態では
結婚式を
やるどころでは
ないし
当分のあいだ
先延ばしに
しようという
ことになりまして
そうか
まあ仕方が
ないだろうねえ
つらいが
事情が事情だし
待ってくれる
だろうさ
私
わかりました
これは
あれです
何を
ですか?
そんなこと
いいんです
私もう
私は
どうあっても
うまくいかないん
です
もう
そういう
運命なんです
一生結婚
できないんです
そんなことは
ないですよ
せっかく
作ったものが
だめになったのは
本当に残念
ですけど...:
いや
きっとそう
なんです
よしんば
結婚式に
こぎつけたと
しても
気持ちは
わかりますが
思いつめないで
下さい
パリヤさん
具体的ですね
お相手は
直前に気が変わり
楽団は道に迷って
着かないし
ご馳走は冷めきって
近所のロバは
はらいたを起こすに
決まってるんです
大丈夫です
待ってくれますよ
......
パリヤさんは
何も悪く
ないんですから
ティレケさんは
上手ですよ
誰か
手の空いている
人に
手伝って
もらいましょう
パリヤさんは
ししゅうが
嫌いですか?
いや
決して嫌いな
わけではない
嫌いでは
ないんだけど
......
思ったように
上手く
いかないから
鳥をぬうと
楽しいですよ!
イライラ
してきて
......
ああ
うん
そうね
お婆様
どれ
どんな
塩梅だね
ふーむ
......
うちは
焼き物を作って
ますでしょう?
夫が喜ぶので
止めなかったん
ですけど
針と糸を持つ前に
粘土に触らせて
しまったのが
間違いだったのかも
しれませんわ
パン作りだけは
一生懸命
やるんですけど
まあ
なんだね
それ以外は
さっぱりで
パリヤさん
や
お前さんはね
人が言うほど
はねっ返りな
娘じゃない
アミルが
嫁いできた
ばかりのころ
優しく
してくれたのだって
知っとるよ
だから
いずれ良縁も
あるだろうさ
......
だが
そうは言っても
針仕事は
必要だ
いい機会だ
どれ
ひとつ
仕込んだろがい
よし
じゃ
行ってくる
トルカン
みんなに
行き渡る
ように
私たちもお昼に
炊き出しに行くわ
少しずつ
分けるんだよ
カルルク
庭まで
使ってるん
ですが
もう
いっぱいです
仕方ない
他を当たって
みるよ
まだ既の
空きあるか?
そうか
川のほうに
まだ何頭か
いるんだ
......
......
やりかたが
雑で
力まかせで
せっかちで
こらえ性が
ないんだね
それは
お前さんは
あれだね
それは
その通り
なんですが
とにかく
ひと目ずつ
丁寧に
おやり
大きさと
向きを
揃えるんだよ
どうにも
上手く
いかなくて
どうしたら
いいんで
しょうか師匠
丁寧に
それにな
こういうのは
嫌々やっても
上手くならん
母親になれば
家族が着るもの
全部に責任を
持たんとならん
のだから
子供.....
生まれる子供に
着せてやるつもりで
おやりよ
なに?
想像つかない?
それなら誰か
身近な人の
ことを想って
縫うんだな
そのほうが
上手く
いくもんさ
わたしは
鷹のことを
考えて
ぬいます
......
アミルさんは
刺繍をするとき
何か考えて
ますか?
ひとりの
ときですか?
......
歌です
ひとりのときは
歌います
そうです
......
そうですか
「誰か
身近な人の
ことを想って
縫うんだな」
身近な
誰か.....
お前
そんなんじゃ
その
もらいまか
アミルさん
なんでも
できる
NHSP10
誰か..
誰か
よう
こさえたな
どれ
できたか
このあたりは
ずいぶんよう
出来とるんじゃ
ないか?
ふむ
あら
ほんと
すてき
だわ
とても
すてきじゃない
目も揃って
きれいだし
まあこれ
パリヤが
縫ったの?
あなた
どうも
ずいぶん
手伝って
もらった
みたいで
そりゃ
この子ひとりで
縫ったんだよ
何?
本当か
パリヤ
これ
見て
パリヤさんは
出来るのよ
ねえ
そうよ
手先は器用な
はずなんだし
そうか
いや
よく出来てる
お世話に
なったうえに
こんなに
バリヤのことを
気にかけて
下さって
なんと
言ったら
いいか...
ちょっと
お母さん
大げさでしょ
何も
たいしたことは
しちゃいないよ
この子が
自分で
やったことさ
誰かのことを
考えておやりと
言ったくらいだ
誰かの
ことをねえ
え...
誰のことを
考えて
縫ったの?
なんというか
まあ
そんな
まあ.....
誰というか
........
たいした
あれじゃ.....
群れが
散ってるぞ
何をボンヤリ
している
おーい
ウマル
なんだまだ
気にしている
のか
だって
当分、先に
延ばすって
いつまでさ
うーん.....
仕方ないだろう
事情が事情だ
どちらにしろ
話し合うことは
多いのだし
時間は
がかるんだ
そう
あせるな
そうは
言っても
ずいぶんひどく
やられたという
話だし
ひとりでも多く
人手の欲しい
ときだろう
何か手伝えることも
あるかもしれん
見舞いに
行くか
うん!
行こう!
★第四十五話おわりゃ
よし
いいぞ
撃ってみろ
『北の平野へさ
★第四十六話
小さいわりに
意外と飛ぶな
うむ
あのバダンの
連中から
取り上げた
武器だ
なかなか
物が良い
このあたりも
台車を
作り直せば
使えそうです
うまくすれば
ロシアが攻めてきた時の
備えになるかもしれん
そういえば
あのハルガルの
生き残りは
着いたぞ
ジョルク
指示したとおり
北の平野へ
向かったようだ
起きろ
ねみい
無理に付いて
来ずとも
野営地に
残っていれば
良かっただろう
冗談じゃ
ねえよ
あんな所に
いられるかよ
手つかずだ
おっさんたちの
辛気臭い
泣き言
延々聞かされる
身にもなれよ
それにしても
よくこれだけの
牧草地が
残っていたものだな
そりゃそうだ
こんな
いつロシアが
攻めてくるか
わからん所
おっかなくて
誰も
近寄らねえよ
まあ
確かに
体よく
国境兵に
された感は
ある
......
少なくとも
今年の冬は
越せる
戦いに敗れ
父亡き後
アゼルは
族長を継いだ
反対する者は
誰ひとり
いなかった
ほーれ
食え
食え
今のうちに
太っておけよ
いっ
食えなくなるか
わかんねえんだ
から
それと
新しく冬営地に
使える場所も
新しい井戸が
必要だ
......
探してくれ
バイマト
土地の者が
うるさそうだな
直接
話をつける
ジョルク
お前もだ
俺が?
ひとりで
全部?
やれる
だろう
これからは
ラクダとヤギも
お前が放牧に
連れて行け
日の出ている
うちは
できるだけ長く
食べさせる
......
他に
やりようも
ねえか
命は助ける
家畜も
保証しよう
だが
許すわけには
いかん
いずれにしろ
ロシアが
攻めてきた時の
時間稼ぎにでも
なればよい
ハルガルが
ロシアに
寝返ったら
どうする?
野放しに
しておく
わけではない
時々は
目付けの者を
やって
様子を
伺わせる
それに
おそらく
だが
当分は
様子見だな
あの者たちが
ロシアにつくことは
なかろうと思う
◆第四十六話「おわりゃ
木綿と
麻と
絹地と
絹糸も
十七話
このくらい
あれば
足りるかしら
まあ.....
こんなに沢山
ティレケの
布支度用に
揃えたもの
ですけど
ティレケはまだ
急ぎでは
ないですから
どうぞ
使って
ください
パリヤさん
必ず
お返し
致します
本当に
ありがとう
ございます
あ
ありがとう
........?
革は
いらないん
ですか?
革?
革なんて
何に使うの?
このへんでは
革に刺繍は
しないわねえ
えっ!?
刺繍用の
革です
鏡入れとか
鞍掛け用の
そうですか
そうなん
ですか?
革に刺繍って
できるもの
なの?
私も
聞いたこと
ない
できますよ
ですけど
普通の針じゃ
通らない
わよねえ
*第四十七話
...あまり
それにしてはいけないのですが、それではないでしょうか
それはそういえばいいのですが、
そういうことですが、この時期には
ふふふっ、ここでこのことを知ってるのですが、
花嫁は皆
嫁ぐ時に
何年もかけて
刺繍を施した
日用品を
大量に持参する
刺繍は
年頃になる
以前から
前もって始め
布支度と呼ばれる
この一式が揃わなくては
お嫁に行くことは
できない
パリヤさんも
当然準備して
いたのだが
そして
あまり進んで
いなかったが
この前の襲撃で
家が被害に
あったせいで
せっかくの布も
作り直しに
なってしまった
無事だったのはこれだけで
無事だったのは
これだけで
あとは全部
もう一度
作り直さないと
......
どのくらい
作る予定
でしたの?
できるだけ
多くと
思ってました
けど
あまり
遅くなっては
良くないので
40品で
100枚くらいを
......
そのくらいは
欲しいです
ものね
急いでも
3年か4年
もう少し
かかるかも
......
ちょっと時間が
かかりそう
ですわね
でもこの前
パリヤが
縫ったこれ
を見たら
このくらい
できるの
だったら
だってあなた
結婚式の時に
皆に見られる
のよ
いい人に
来てもらったって
思ってもらいたい
じゃない
あなたに
辛い思い
してほしく
ないのよ
作り直す
ことになって
むしろ良かった
かも......
ちょっと
お母さん!?
あれだって
確かに
......
後々まで
言われる
ことです
ものねえ
でも
......
そんなに待って
くれないかも
しれないじゃ
ないですか
大丈夫
ですよ
もっと歳が
いっちゃったら
大丈夫
ですから
がんばり
ましょう
っっ
次は
ないかも
しれないし
野趣
あふれる
わねえ
あら
本当に...
革だわ
これ
これは
なんですか?
羊の
毛刈り用の
はさみ入れです
櫛入れ
ですか?
アミルさん
とりあえず
簡単に
できるものからと
思って...
どんな柄に
するんですか?
揃入れな
こんなの
とか
今考えてた
ところです
けど...
ふんふん
これはちょっと
無理ですよ!
大変
ですよ!
こんな感じで
縫ってみちゃ
どうかね
ちょいと大変
くらいを
やらんと
上手くならんよ
お前さんなら
これくらい
やりゃできると
思うがね
簡単に
済まそうと
思ってたのに
まあ
そのまま
やれとは
言われてない
わけだし
ちょっと
似た感じに
すれば
いいだろう
簡単に
済ますこと
ばかり
考えとると
なんか
そんな感じじゃ
なくなってきた
いつまでも
上手く
ならんよ
あら!
そんなに
色糸を
使うんですか
ええ
ちょっと
やってみようかと
思って
すごい
ですね!
櫛入れは
小さいから
まだ
楽だし
私も一緒に
やります
しまった
もう
飽きてきた
今からでも
もっと簡単な
模様に
変えるか...?
いやでも
ん
どれどれ
おう
進んどるわな
よし
よし
らなかった
すごい!
君がこんな!!
刺繍が
上手だなんて
わあすごいな
......
出来が
いいもの
持っていった
ほうが
そりゃ
決まってる
いいに
けど
そこんに
ぜひ僕
キャッピ
だろう
できたな
こりゃ
うらやま
お嬢さんを
もらった
ものだ
よいおね!!
女の人の
部屋には
ですね
男の子は
いきなり入って
きては
いけませんよ
だいじょうぶ
だいじょうぶ
あっ
こら
ロステム
どこに
行ったかと
思ったら!
あなたまた
庭の掃除
やらなかった
わね!
こら
お待ちなさい
ロステム
......
こんな所で
縫ってるん
ですか?
パリヤさん
場所を変えれば
気分も変わるかと
思って.....
?
これ
誰が
やったの?
がわいい
でしょう?
あー...
......
すごいな
若はさすがだ
できた
...
く〜〜〜...
がんばった
けないもの
今までで
一番がんばった
あー
......
......
細かい所も
丁寧だ
こりゃ
よう
できとる
よう
がんばったな
色も形も
ええ
きれい
ですね
なに
大変なのは
初めのうち
だけさ
一度縫える
ようになりや
あとはどんどん
楽になる
でも...
それにな
まだまだ
沢山
残ってるん
ですけど
こういうのは
毎日使う
もんだ
見るたび
ようでけたと
思えて
いいだろう
次は
もう少し...
大きいのを
作ってみよう
◆第四十七話、おわりゃ
★第四十八話★
親父さん
出来てる分だけ
取りに来ました
あそこに
積んである分は
持っていって
いいぞ
おう
どうだ
そっちは
屋根の
細かいところは
大体ふさいだ
よな
でもまだ
4・5軒は
残ってるはずだ
そうか
冬になる前に
ある程度
直しておかないと
まずいな
カルルク?
ユスフさん
ずっと
つなぎっぱなし
だったから
馬の世話を
全部任せて
しまってるけど
どこか
行くのか?
大丈夫です
少し
走らせて
きます
ひとりで
大丈夫かい?
トルカンたちも
手伝って
くれてるし
誰だ?
誰かの
親戚か?
あ!!
いやいや
こりゃどうも
わざわざ
思った以上に
ひどい有り様で
大変な目に
あわれましたな
おもてなし
したいのですが、
なにぶん家が
やられて
しまったもので
...
ええ
いやまったく
まいりました
いや
お気遣いなく
今日は何か
手伝えることが
あるかと思って
来たんです
えっ
手伝い
ですか!?
人手は
いくらあっても
足りない
でしょうから
そうですか
ええ
なんでも
やりますので
言って下さい
それはまた
ありがたい
ことで...:
え!?
どちらにしろ
燃やすしか
ないそうなので
もらって
来ました
これを薪に
するんですか!?
無茶
ですよ!
これ
大きすぎ
ますよ
折れば
入りますよ
パリヤさん
パリヤさん
あちらのお家の
方が
手伝いに来て
くれたらしい
わよ
あちらの
お家?
ほら前にも
来たじゃない
あの
男の子
縁談が
進んでる
んでしょ?
ウマルさん
というの?
あの子も
一緒に
それじゃ、
◆第四十八話
・第四十八四ウマルが来たと
あの子が
パリヤさんの
お相手候補
ですって
まあ
あの
パリヤさんの?
お家は
なんの仕事を
してるのかしら
兄弟は?
親戚は?
ひとりっ子なの?
ちょっと
体つきが
細いけど
やっとお相手が
見つかって
お母様も安心した
でしょうよ
どこに
住んでるって?
なんだ
みんなして
ゾロゾロと
そうだな
......
しっかり
してそうだし
悪くないわ
後で
紹介して
もらわなきゃ
何が
できる?
いろいろ
できますよ
それじゃ
何をやって
もらおうか
羊の世話とか
水運びとか
レンガ作りとか
あと
そろばんで
勘定も
できます
そろばん?
そろばん?
そろばん
だって?
そろばんなんか
あったか?
商店街の
町会には
あるだろ
ちょっと
行って
借りてこい
これで
いいか?
はい
何か
勘定
するもの
ありますか?
そうだな
......
あの
手控えは
どこだ?
今回の
ゴタゴタで
町会の備品も
大分なくして
しまってな
大体の値で
見積もり
できるか?
はい
まず
町会の
大ナベ
ひとつ
4タンガで
3つは欲しい
買い直すものを
控えて
おいたのだが
宴会用の
大皿と食器類
およそ
20タンガ
葬式用の
天幕
15タンガ
同じく
敷物類
共同水路用の
水車一式
30タンガ
......
荷車5台
字も
書けるのか
...
全部で今
いくら
くらいだ?
この
くらいです
ふむ
なるほど
早い
もんだな
どこで
覚えたん
だ?
へえ.....
うちの年収も
わかるかな
大方
予想通りだ
この前
羊を売ったんだが
買い叩かれてないか
勘定してみて
くれるか
うちが前に
隊商宿を
してたので
常連の
商人さんに
教えてもらい
ました
麦の値段が
上がったんだが
どっちに
売ったほうが
得だ
これこれ
町の手伝いに
来たのだから
個人的な興味は
後回しだ
ちょうどいい
材木やら鉄やら
まとまった数が
必要だ
誰か字の
書ける者
ウマルを連れて
聞きに行ってこい
必要であれば
皆で
出し合おう
勘定が
早い者がいると
何かと助かる
ウマル
はい!
頼んだぞ
あの子
そろばんが
使えるん
ですって?
そんなことも
できるのねえ
早いですよ
隣り町に
親戚がいるので
当分そこから
通うそうです
まあそれじゃ
せめて
手土産くらいは
お渡ししないと
たいした
もんです
パリヤあなた
パンと果物を
届けてらっしゃいよ
えっ
ンヤダ
ぐ
だって
それなら
なおさらよ
謝って
くれば
いいじゃない!
そうよ
ちゃんとした
格好で!
せっかくなのよ会ってらっしゃい!
せっかくなのよ
会ってらっしゃい!
前にひどいこと
言っちゃったし
気まずいし
........
すごいな
........?
ありがとう
あとその
...
なんか
光ってる
これ
ごご?
あの時は
あの
ご
でしょこびしぶし
あの時は
ごめんなさい
......
え!?
何が?
いやだって
ほら
前の時に
ひ
ひどいこと
言っちゃって
あ!
ああ!
何か機嫌でも
悪かったのかと
思った
いや
機嫌って
だって
そんな
まあ別に
気にして
ないなら
それはそれで
いいんです
けどー
...
用意してたものが
ダメに
なっちゃったん
だって?
あー
はい
......
また
作り
直さないと
ならなくて
......
......
そっか
作り直す
ことには
なりましたけど
前よりは
やっぱり
皆に見られる
ものですから
ちゃんとした
ものを
持っていきたい
ですし
大事なこと
なので
いいものに
なってると
思いますし
こうなったのも
悪いことばかりじゃ
なかったのかなと
適当に
済ませるのは
良くない
ですから...
刺繍が上手く
なるのなら
必要なこと
だったのかも..
むしろ
こうなって
良かった
ような......?
あれ?
いや
いや良くは
ないんですけど
.......
作り直すのって
どのくらい
かかりそう?
......
........
たぶん...
3年か
4年.....
いや
そんなに!?
いや
ゆっくり作ったら
そのくらい
かかるかも
しれませんけど
急げば
そんなに
かからない
はずで
私としても
もちろん
......
できるだけ
早く揃えたいと
思っているわけ
でして...
そう
なんだ
......
明日また
来るよ
それじゃ
え?
ああ
はい
渡して
来た?
何か
言ってた?
別に
明日また
来るって
それなら
いいけど
せっかく
うまく進みそう
なんだから
あなた
本当に
失礼のないよう
気をつけて
...
...$..!!!?
...
~~~...
そう
明日また
来るよ
◆第四十八話おわり
★第四十九話★
すごい
すごい
マ第四十九話
*第4九声ふたりで遠駆け
あせらないで
スルキーク
スルキークは
久しぶり
だもんね
アラクラは
この前走って
きたけど
かまって
やれなくて
ごめんね
掃除は
毎日
してたのに
イライラして
壁を蹴っ飛ばしたり
してたよ
スルキーク
カルルク
さんも
忘れて
ませんでした
からね
別に
僕は
大丈夫
だって
パリヤさんたちの家が
なくなっちゃったのは
仕方ないし
えっ
みんな
大変だったし
やらなきゃ
いけないことも
いっぱいあった
から......
......
アミル
あの
木のところまで
競争しよう
え!?
勝った
ほうは!?
えーと
......
ひとつだけ
なんでも言うこと
聞かせられる!!
それっ
勝った
勝った
......
負けました
荷物が
多かった
からだよ
そんなに
たくさん
何を持って
きたの?
...
いろいろ
です
うーん
いいですよ
あとで
いい?
なんでも
言って
ください
考える
から
ちょっと
待って
このへんが
いいかな
少し
休もうか
はい
敷物
お茶
お盆
湯沸かし
座布団
きゅうす
湯のみ
どうぞ!
等々
等
これ全部
持って
きたんだ
食べるもの
パンだけ?
あれ?
思ったら、
肉は
とってきます!
......
久しぶり
ですから!
ほかには
?
あ
そうか
お湯を
沸かしておいて
ください!
うん
気をつけて
うわ
すごい
でもこれ
ふたりじゃ
多すぎるんじゃ
ない?
あとで
ワタだけ抜いて
持って帰ります
人が増えたから
明日の昼食に
しますよ
あもう血描き
血抜き
してある
こっち
終わったよ
手伝おうか
これ
鹿ですけど
大丈夫!
羊と
同じような感じ
だよね?
膀胱を
破らないように
気をつけて
下さいね
えっ
度の勝敗って
どこ!?
ちょっと
重いかな
ゆっくり
帰れば
いいか
ハリネズミだ
まだ
夕方なのに
アミルは
ハリネズミに
刺されたこと
ある?
ありませんよ
このへんにも
いるんだ
そうですね
カルルクさんは
あるんですか?
僕も
ない
痛いの
かな?
みやって
ただいまー
おかえり
なさ.....
あら
すごい
おかえり
どうだった?
だいぶ
走ってきたから
他の馬も
このままって
わけには
いかないよな
どこか
放牧できる
場所を
作らないと
それは
ウマルさんに
ですか?
パリヤ
さん
スルキークも
少しは
気が済んだと
思います
ああ
はい
当分は
毎日届けろと
いわれて.....
母に
ハリネズミが
いたよ
ぼく
知ってる!
トゲトゲで
まるいの!
そう
そう
たぶん
そんなに痛く
ないですよ
出るくらい
ハリネズミ?
アミルは
刺してみようが
なんて言うし
だからって
わざと
刺さなくても
あのさ
アミル
......
今日
なんでもひとつ
言うこと聞くって
言ったよね?
どうぞ
はい
なん
ですか?
考えたん
だけど
......
僕にも
弓を教えて
アミルの
お兄さんとか
みんな
弓が上手かった
でしょ?
そうすれば?
僕もできたら
いいなあって
思って
だって
そうすれば
強く
なれるし
狩りにも
いっしょに
行けるかなって
わかりました!
教え
ます!
弓を
作りましょう!
うんと
強いのを!
毎日
やれば
すぐに
上手く
なりますよ!
......
うん
......
なんの
音?
結婚
したら
私も夜中に
角を削りだす
のだろうか
『ボランティおおい、
おめでとう
パリヤさん
・第五十話・
良かったわね
おめでとう
すてきよ
すてきな
花嫁さんだわ
ああ
とうとう
パリヤが...
やれやれ
やっとこれで
安心だ
ほら
あそこで
おムコさんが
待ってるわ
行って
らっしゃい
......
うーん...
パリヤさん
きみは
.....
いままで
すごく
大人しい感じ
だったから
そういう子だって
信じてたん
だけど
本当の君は
そんなに生意気な
性格の人だって
知らなかったし
なんだか僕の
勘違いだった
かも
僕は
君みたいな
性格の子とは
仲良くできそうに
ないな
やっぱり
結婚するのは
やめよう
父さんに
断って
もらうように
話すよ
それじゃ
待って
...
え!?
ちょっと
そんな
ちょっと
待って
待って!!
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
ハッ
......
夢...
CopyrypaccyTriを
ひどい夢だ
最悪の想像・
◆第五十話
......
おはよう
ございまふ
どうしたん
ですか?
パリヤさん
体調が
悪そう
ですけど
大丈夫
ですか?
大丈夫です
そんな
たいした
ことじゃ
......
すぐ
忘れるので
大丈夫です
おはよう
ございます
おはよう
いや
ほんとに
ウマルさんたちは
今日も一緒?
やっぱり
君みたいな
子とは
ああたぶん
一緒だと思う
仲良く
できそうに
ないな
いや
あれは夢だ
夢だから
.....!!
水路の
掃除を
頼めるか?
水路?
そういえば
町会で
相談したんだが
あわわわ!!
男手はいま
手一杯だから
婦人会のほうで
できるなら
やってもらおうと
いう話になった
前から
やろうという話は、
していたんだが
そうねえ
今回の騒ぎで
先送りになって
いてな
そろそろ
やらんと
詰まってしまう
今日は
女性だけ
外回り
みたいですね
そんなに
重い仕事じゃ
ないから
子供たちにも
手伝わせれば
できるかしら
ね
それぞれの家で
伝えてある
はずだから
あとは
婦人会で
相談してくれ
そうですね
わかったわ
ほら
みんな
集まって
ぢょろちょろ
しない!
いいですか!?
今日はこれから
水路の掃除を
します
水路は
わがるわね?
あそこに
落ち葉や砂が
たまると
水が流れません
町の周りに
沢山流れて
いるでしょう?
水が止まっては
畑が作れませんし
飲み水もとれなくて
大変です
ですから
これを全部
さらって
きれいにします
みんな勝手に
動かないで
ちゃんとついて
くるんですよ!
いいですね!?
あなたたちは
向こう半分を
やってちょうだい
あとの人は
こっちを......
本当に
大丈夫ですか
パリヤさん
いや
大丈夫です
やれます
少し
休んでたほうが
........
.....
今日は男の人と
会うことも
ないし
ヘーキですよ
へーキ
だいぶ
きれいに
なったわね
もう少し
かしら
パリヤさんは
...
こっちは
全部終わり
ました!!
あら
早いわね
そっちはまだ
終わって
ませんか!?
手伝い
ますよ!
途中で
残しても
仕方ない
ですからね
パリヤさん
元気ねえ
早く
終わらせちゃい
ましょう!!
こうですよ
こうですよ
こう
こう
ちょっと
ここで
待ってて
くれ
はい
そっちは
終わり
ましたか!?
おわった!
終わって
ないじゃ
ないですか
まだ...
残って
ますよ!
おわったよー
パリヤさん
いいのよ
水が
流れれば
いいんだから
大体きれいに
なれば
いいのよ
え
でも...
細かく言ってると
終わらないから
パリヤ
言われた
とおりに
なさい
張り切るのは
わかるけど
あまり
出過ぎたことは
しないのよ
でも...
あ.....
あ.....
なんで
...!
いつから
そこに
.....!!
本当の
君は
いや...
そういう
性格だって
知らなかった
待たせたな
行こうか
あの
これは
あの
ちょっと
ま
待って
待って
★第五十話「おわりゃ
パリヤさん?
◆第五十一話や
パリヤさん
どうしたんですか?
大丈夫
ですか?
......
......
私は
もうダメです
一番
見られたくない
ところを
思い切り
見られました
絶対
幻滅されました
もう
おしまいです
私なんかもう
ミミズですよ
ダンゴムシ
ですよ
ダンゴムシ...
結局
こうなるんです
パリヤさん
.....
パリヤー
ウマルさんに
いつもの
パンと果物
渡してきたわよ
どうしたの?
今日に限って
会いたくないなんて、
ウマルさんも
気にしてたわよ
私のことは
特に何も
言ってなかったけど
明日また
って
なんて
......
そういえば
いつもはあんな感じ
なんですかって
聞かれたけど
あなた
何があったの?
あとこれ
ウマルさんから
あずかって
きたわよ
たくさん
いただいたので
良かったら
食べて
くださいって
おいしそう
ですよ
良かった
ですね
......
どういう
ことだ.....?
あんなに
ひどいところを
見られたのに
幻滅
されなかった?
「いつもは
あんな感じ
なんですか?」
いや
いやいや、や、
私自身に
疑いを
もたれている
失望されるのは
時間の問題
...っ!!
安心は
できない....!!
このままでは
いけない
なんとか
しなくては
....!!
私は
性格を
変える
私は
私の理想の
私になる
理想
......
理想
......?
いやあれは
さすがに
理想が
高すぎるから
このアイドルにて
Kule
何か
もう少し
できそうな
...
できそうな
人は.....
◆第五十一話
パリヤの決意さ
ラヒムさんちの
カモーラさん
明朗快活
誰にでもやさしく
子供の面倒も
よく見る
家事
裁縫は
いうまでもなく
歌や踊りも
一級品
同じ年頃の
子たちのなかでも
信頼は厚い
もちろん
縁談が
引きも切らず
父親の所へは
毎日のように
お客が訪ねて
くる
カモーラさんは
本当に
良くできた子
よねえ
お母様が
うらやましいわ
ほんとう
よねえ
あんな娘さんは
なかなか
いないわー
カモーラさん
だったら
何も心配
いらないわよ
ねえ...
私が
知る限りに
おいて
あの子ほど
近所の評判のいい
子はいない!
つまり
あの子のように
ふるまうことが
理想の私への
第一歩である!!
あの.....
パリヤさん?
どうしたの?
何か話したい
ことがあるの?
いっいや
べつに
見てる
だけですよっ
気にしないで
ください
参考に
させてもらいたい
だけだから
ほっといて
ください
べつにあなたと
話したいことなんか
ないですよ!
お母さん
私何か
パリヤさんに
嫌われるようなこと
したかなあ
まあ
パリヤさんが?
ほら
あのふたり
何かと
正反対
じゃない
そりゃ
うらやましく
なることも
あるわよね
縁談だって
引きも切らない
わけだし
ムリも
ないわあ
パリヤさんに
してみたら
面白く
ないでしょう
くく~~くくく〜〜...
ねえ
パリヤ
あなたが
カモーラさんのことを
ねたんで
冷たくしてるって
うわさだけど
比べられる
ことも
多いし
本当
なの?
え!?
なんで!?
とにかく
まずは
できないー
カモーラさんの
行動を見て
覚えるんだ
ここのね
糸を
ぎゅーっと
引かないで
とちゅうで
止めるの
もういちど
やってごらん
できない
やって
できないー
その()
カモーラさんは
がまん強い
大丈夫
できる
できる
ゆっくりやれば
できるよ
一緒に
やろう
教えてくれて
ありがとうね
そういえば
頼まれていた
手ぬぐいが
できました
あら
すてき!
やっぱり
上手ねえ
もう私なんか
何もいうこと
ないわねえ
その@
カモーラさんは
謙虚である
いえ
そんなこと
ないです
まだまだ
全然.....
おいで
カモーラさんは
動物にも
やさしい
お年寄りに
礼儀正しく
あいさつする
掘ると
ながくなって
けずると
太くなるもの
なーんだ!?
あたり!
頭の巡りが
よい
うーん
井戸?
お願いよ
これ以上
まからないよ
もうちょっと
このまえは
もっと
安かったわ
下げてくれたら
全部買うから
あと
値切るのが
うまい
なるほど
だいたい
わかってきた
つまり
カモーラさんのように
なるためには
がまん強くて
謙虚で
動物にやさしく
うまくなれば
礼儀正しくて
かしこくて
値切るのが
いいんだ!!
.....
......
........
パリヤさん
カモーラさんが
来ましたよ
パリヤさんに
お話したいことが
あるそうです
え?
........?
こんにちは
え!?
あれ!?
なんで!?
あの...
私もしかして
パリヤさんに
何か悪いこと
しちゃったかなあ?
もし
そうだったら
あやまろうと
思って.....
べっ
べつに
そんな
だいたい
今回の
ことは
カモーラさんには
全然関係のない
ことであって
...!
そうか
あやまる
ことなんか
何も
ないですよ
それは
思い違い
ですよ
なんか
ごめんね
変なこと
三百っちゃっ
パリヤさんは
カモーラさんを
見習いたい
そうですよ
ちょっと
考えてる
ことがあって
だって
みんなの評判だって
一番いいじゃ
ないですか
そんなこと
ない
私なんて
カモーラさんは
どういうふうに
しているのかなと
思っただけで
そんなこと
ありますよ!
うちの親だって
いっつも
カモーラさんのこと
ほめてるし
カモーラさんは
いろいろ
うまくやれるし
ひとから
嫌われる
こともないし
正直
うらやましい
です
そ・
そうかあ
でも
私も
私
言いたくても
言えないことが
多いから
パリヤさんの
なんでもはっきり
言うとこ
いつもすごいなと
思ってて
......
......
ふたりは
お友達に
なったら
どうですか?
お友達になれば
自然と影響
されますし
いいところを
お互い
見習うと
いいんじゃ
ないですか?
........
友達に
なってくれる?
やっぱり
いや?
え!?
まあ
いいですけど
そんなこと
ないです
いやじゃ
ないです
えーと
あの
じゃあ
よろしく
パリヤに
友達が
もうひとり
増えた
第五十一話おわりゃ
あとがき
早く来い
あとかき
こんにちは
みなさま
森薫です
冬の朝
出るに
出られぬ
布団虫
乙嫁語りも
はやる巻!
ハリヤ編の
始まりです
とはいえまた少し
状況が後退して
おりますが
まあ
パリヤだし
そううまくは
いかないでしょう
今回
カモーラさえという
友達か増えました
おまつちゃんと
大人びて見えますが、
ハリヤより
ふたつみっつ
年下のつもりです。
...出来の良い
...後輩の
ような
まだ結婚に
あせるような
年ではない
ちなみに口調に...
差があるのは
パリヤが誰に対しても
よそよとしいから、
近ければ
親しく話すと、
それと
「ガゼル」に
出てきたのは
昔この地方にいた
カスピトラです。
アムールトラに」
似た
美しい毛並
だったとか
今は絶飛して
しまいました
さて
突然ですが、
わたくし!!
念願の!!
中央アジアへ
行ってまいり
ました!!
時間的な制約で
今回は3ヶ国のみ
それでも最大限の
取材スケジュールと
つめて下さった
プロコエアさえ
〈旅行会社〉
ありがとう
まずは
ウズベキスタン
ウズベキスタニは
カルルクたちの
町のモデルです
ブハラあたりの
ウズベキスタンの
木!!
なんと
ウズベキスタンの
!!
ウズベキスタンの
なんかの夢!!
ウズベキスタンの
天井!!
日経し
おおお
森サンは
天井が
好きですえー
あー応
モスクとかも
行きました
ガイドの
チル
ジーナさん
めっちゃ詳しかった
エだとか...!?
いうな
.実際のところ
行かなければ
わからないのは
こういうなくでも
おいところだったり
するんですよね
これが
これが
知りたかった
続いて
カザフスタン
カサフスタンは
曲豆富な
天然資源で
経済成長
目ざましい国です。
こ...
これが、わきでる。
ガスマネーか...っ!!
あまりの差に
がくぜんとするわたく
それはともかく
カザフスタンは
広い
元遊牧団家
カザフスタンは
アミル実家
アゼルたちの
モデル地域です
カッコイイ
ガイドのサマルさんが
あまりに格好の
方でおののく
ももも
もう少し
くわしく
本業は
日本語の先生、
まるで幕家が見えるよ
見えるようだ
ユルタ今でも
使ってますよー
そして
キルギス
バァちゃんモデル
キルギスは
カザフと近い
"元益牧国家
ですが
より山かちな
地域です
泊まったのは
山中の小さいお
実家が
牧畜
やってます
子供の頃
手伝って
ました
これ馬が
好きな草です
ここではいまだ
馬もバイク替わりーぁぁ
農協っぽい
おじさん!
乗馬、
鷹狩り
パン焼き
子犬
えええっあああっ
ニワトリ
そんなことないと
リンゴ
キルギスでの
民宿の夜
ベッドの中で
マンガ描いて
本当に
よかった
なあ...
と思った
もちろん資料本との他も
密貝えるだけB貝ぃ込んで
根性で持って帰りましたよ
郵送がアテにならないとの事も
現地で
安トラク調達が
やはり
最善策の
ようです
★というわけで大
今回の取材を
今後に
最大限生かして
いきたいと
思います
それでは
また
おゆり
電子版「ビームコミックス
乙嫁語り8巻
著者/〈森薫
2015年12月14日電子版ver1.0発行
発行人・青柳昌行
発行・株式会社KADOKANA
〒1028177東京都千代田区富士見2-133
電話「C570400L55(ナビダイヤル)
http://www.kadokarkorkakackio.
協力エンターブレイン事業局
編集,ハルタ編集部
装丁内田圭祐(882:3DESIGN)
©2015.KaoruMori
本電子書籍はビームコミックス『乙嫁語り8巻』
2015年12月25日発行初刷)を元にして制作しております。
*本作品の全部または一一部を無断で複製、転職、配信、送信したり、ウェブページ上に転載することを禁
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