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TRe,Bridessstorics
あっ、Kaoru.Mori
...
ご嫁話り、
森薫
...
第十四巻目次ーもと
第九十六話「公式
第九十七話
第九十七話〈西色の氷〉
第九十八話
第九十八話「本の矢、
第九十九話
けっち
第九十九話、決着
第百話、
こんれい
第百一話
対秒圭女
ェ8ェ
19世紀
中央アジア
◆第九十六話
冬
アミルさん?
カルルクは
いつ戻ってくるか
わからないから
中で待ってたら?
いえ
大丈夫です
寒いし
そんなに
寒くないです
アミル
カルルクさん
おかえり
なさい!
カルルクさん
重く
なりましたね!
ただいま
アミル!
背が
伸びた
からね!
ほんと
ですね!
アミルと
カルルク
ふたりは
20歳と
12歳で
結婚した
もうすぐ
1年経つ
アゼルお兄様
たちは?
いつまで
いますか?
そのまま
話し合いの
場所に
行ったよ
アゼルさんたちの
話し合いが
終わるまでは
いるよ
カルルク
戻ったのか
10日
くらいかな?
おかえり
カルルク
どうだ
向こうの
暮らしは
ちょいと
たくましく
なったかね
皆さんと
うまく
やれてるの?
元気
そうだな
おかえり!
おかえり
なさい
おかえり
お土産
は!?
あるよ
1
やった
中央アジアの
草原の
そのまた
北方
ロシア
帝国
「凍らぬ港が
欲しい」
極寒の地に
閉ざされるという
焦燥は
ロシアを
南方へと
駆り立てる
その侵攻に
危機感を
抱くのは
草原の者も
町の者も
同じー
...
なあ
本当に
話し合い
なのかな
どうした
ジョルク
だってさあ
丸腰で
来いって
不安すぎる
だろ
.......
相手だけ
武器を持って
いるようなら
帰ればいい
丸腰は
お互いだ
まあ
今こうして
生きているのも
冗談みたいな
ものか
どうぞ
なかへ
お茶を
ですが、それに、「何か」
草原の者どうし
我々よりも
詳しいかもしれんが
彼らを知って
いるかね
ああ
ジャンディクの
一族の者たちだ
族長の
ジャハン
一度会った
ことがある
そのいとこの
サルク家
東に
所領がある
そうだ
そちらも同じ
ケイテリ家と
サルバ
アイグル家
ちょっと
いいか?
一度会ったと
いったな?
悪いがあまり
記憶にない
ハルガルだ
なるほど
どこの
者だ?
代替わりを
したんだ
私が
新しく
長になった
ハルガル?
あそこは確か
ベルクワトが
アゼルだ
あのときか!
婚礼の席に
招かれて
会ったことがある
馬を
見せてくれた
そうか
だいぶ
まえだ
みな
本当によく
来てくれた
ハルガルの
アゼルか
誰であるか
お互いに知った
ところかな
感謝する
どうやら
今度のロシアは
本気らしい
集まって
もらったのは
ほかでもない
ロシアの
話だ
......
聞いて
いる
そうだ
だからといって
手をこまねいて
いるわけにも
いかない
ここで
西のほうでは
かなりの部族が
土地を追われて
いるそうだ
ここまで
来るのも
時間の問題
だろう
待ってくれ
草原の者が
草原を
守るために
手を結ぶ
町の者に
あれこれと
指図される
つもりはないぞ
......
わかる
それは
だがなぜ
そこに
町の者が
口を出す
あー
もー...
話し合いだと
いうことは
わかっていた
はずだ
話す気が
ないなら
来なければ
いい
なんだと!?
なら
なぜ来た?
まあ待て
アゼル
言い方が
悪い
争うつもりは
ないんだ
草原の者であれ
町の者であれ
今の状況を
なんとかせねばと
思う気持ちは
同じだろう
その通りだ
我々とて
草原の者に
思うところが
ないわけでは
ない
過去にも
いろいろとあった
被害も
受けた
忘れた
わけでは
ないからな
かといって
畑で
肉は
獲れないし
草原で
穀物は
育つまい
常に敵対して
きたわけでも
ないだろう?
町にあるものは
草原になく
その逆もまた
しかりだ
私たちは
お互いに
補い合って
きたじゃないか
......
そうだな
.......
そうだ
強固な
自らの町は
自らで守る
草原と町とで
同盟を結ぼうと
いうことか
ゆるぎの
ない
だが
今回ばかりは
相手が
大きすぎる
そうでは
ないか?
同盟といっても
どうやって?
草原に
掟は
あるが
町の者に
それが
通じるのか
?
......
それは
我々も
考えた
ところで
ハルガルの
長は
いまだ
独り身
だそうだな
え!?
ちょっと待ってく
それって...
この機会に
連携を
深める気は
ないか
...
悪いが
氏族の違う
者たちと
血縁は結べない
そうらしいな
では
そちらの
ジャンディクの
一族とは
どうだ?
確かに
.....
同じ氏族
ではあるが
.....
気を悪く
しないで
欲しいが
ハルガルの
暮らし向きが
豊かだとは
とても聞いて
いない
大事な
娘たちだ
親の都合で
あとあと苦労を
させたくない
あんたがたも
親なら
わかるだろう
もし草原の
者たちが
一族として
まとまるなら
我々はそれを
保障しよう
毛皮と肉の
取り引きの
優先権を
渡す
町への出入りも
自由にしていい
双方にとって
実入りは
大きいはずだ
我々は
確信が
欲しい
........
なぜ
そこまで?
強大な敵を
まえにして
退かず
分かたず
手を合わせて
立ち向かうという
確信が
考えて
くれないか
こっちは
あんまり
寒くないね
風が強く
ないですからね
冬の幕家は
寒いでしょう
そうか
ほんとだ
もう
慣れたよ
アミルも
言ってたけど
慣れると
いいところ
だよね
広いし
アミル?
...
あれを獲れば
今日はごちそう
ですね
シカだ!
当たった!!
あ
逃げ
やりました
ね!
ちょっと
外しちゃった
ふんっ
でも
当たり
ましたよ
持て
ますか?
持てるよ
これくらい
軽いよ
もっと
大きいのだって
獲ったこと
あるし
あそこだ!
ねえ
お父様
あれ
何!?
さあ
何か大事な
催しがあるって
聞いたけど
何する
の!?
なんだ
ろうな
集まったな
町の
長どの!
ああ
そうだな
事情を
ご説明
頂きたい!
今日集まったのは
草原の者たちが
一族として血縁を結び
結託するためだ
我々はその
仲介人であり
見届け人である
町も草原も
同盟して
立ち向かうことが
必要だ
今日のこの場は
その起点と
なる
皆も知ってのとおり、
ロシアの脅威は
日々せまっている
値々に対抗して
勝てる相手ではない
そうだ
とはいえ
そもそも
血縁を結ぶに
値するか
どうか
草原の女は
弱い男を
相手にしない!
娘聟に
ふさわしいか
どうかも
ここで証明して
もらう!
勝負をして
娘たちに
勝てば
願っても
ないことだぞ
アゼル!
嫁にやろう!
一族の
存続が
かかっている
なんとしてでも
勝つんだ
アゼル!
異論はない
本当かよ
本当に勝ったら
嫁さんに来て
もらえるのかよ
勝負は
何を?
受けて立つ
勝てば
な
草原での
勝負といえば
決まっている
だろう
馬競べだ!!
カルルクさん
馬競べ
ですよ!
え!?
いい勝負
です
相手の実力を
知るには
いちばんです
うん
走り方を
見れば
人柄だって
わかります
誰だって
走り方には
嘘をつけません
そんなに
......?
娘たちが
着いたようだ
いい馬だな
確かに
見事だ
ああ
西方のテケ族が
乗っているという
金の馬
あれに
似ているな
テケ族の
馬!?
そんなの
勝てねえ
じゃん!?
速そうだ
負ける
ものか
...
勝負は
簡単だ
ここから
まっすぐ行くと
山の谷間が
ある
それを取って
ここへ戻って
来い
先に着いた者が
勝ちだ
谷間の木に
矢が
刺さっている
赤の布の
ついた矢だ
随走は
自由だ
勝負の行方を
見届けたい者は
ついて行くがいい
行き
ましょう
カルルクさん
あ
うん
★第九十六話おわり★
◆第九十七話★
ふふ...
一時的には
★第九十七話
金色の氷
先頭の馬
速い
ですね!
うん
すごい
雪面を
金の
氷が
滑っていく
.......
わたしの
カルカシュカ
カルカシュカ
お前は
誰よりも速く
誰よりも
美しい
うひー
はえー
なんだよ
もー
最初から
とばしすぎ
だろー
おいてけぼり
じゃねえか
よー
手かげん
しろよー
わかっ
てるよ
お前は
悪くねえよ
あなた!
ねえ!
かわいい
わね!
そうよ
?
俺?
あなた!
ねえ
あなた!
私と
結婚しない?
私を
選ぶなら
負けて
あげても
いいわよ!
本当に!?
え!?
あれ!?
なんで!?
いいの!?
でもそれって
八百長って
ことだよな
馬競べで
八百長とか
そんなこと
...
そんなんじゃ
あなた
一生
ひとり身よ!
いくじ
なしね!
え!?そんな
ちょっと
まって
まって
まって
★第九十七話おわり★
◆第九十八話◆
★第九十八話
★第九十八話
一本の矢*
あっ
なんだよ
もう
足場
悪いな!
カルカシュカ
......っ!
ここを
まっすぐに行くと
山あいに
谷がある
そこの木に
赤い布のついた
矢が刺さって
いる
それを取って
さきに戻ってきた
ほうが勝ちだ!
妨害しては
いけないとは
言われて
いないわ!
そうだな!
姉様!
大丈夫
1本
残してあるわ
1本残してあるわ
勝つのは
ひとり
勝ちたければ
奪ってみなさい!
それなら
矢もひとつで
十分
草原の男なら
それくらいは
できるでしょう?
なるほど
あ...
ただの馬競べで
終わるとも
思っていなかった
が......
そういう
勝負か!
こういうの
アゼルが
好きなやつ...
何人で
かかっても
かまわないわ
ねえ!
負けて
あげるって話
ぜひ
皆さんで
いらっしゃい
え!?
そんな
あれ
なしね!
私たちが勝つか
あなたたちが
勝つか
じゃあね
!
がんばって
!
そっちのほうが
楽しいわ!
姉様は
いつだって
最高よ!
話が大きく
なったな
矢を奪えば
いいだけだ
馬競べには
変わりない
引き
離される
行くぞ!
一族を
率いるのは
血縁を結ぶに
値するかどうか
一族の存続が
かかっている
群れのなかで
いちばん強い雄
草原の女は
弱い男を
相手にしない
同盟を組んで
ロシアに対抗
するため
我々の血を
つなぐため
勝ちたければ
奪ってみなさい
勝つ!!
★第九十八話おわゆ
◆第九十九話★
あの矢を奪って
さきに戻れば
勝つ!
そう簡単には
取らせないわよ!
アゼル
あっ
決着、
*第九十九話
アゼル
もう
!!
?
なに?
矢が
1本に
なったのよ!
そういう
勝負ですね!?
え?
どういう
勝負?
うわっ
あぶねえ
あぶねえええ
...
なんだ
なんだ!?
ワクッ
これは
馬競べとは
言わないわ!
勝ちたければ
奪えと
言っただろう!
アゼル
いったい
どうなったん
だ!?
.....
放して
俺の
勝ちだ
.......
俺の
勝ちだな?
いいわ
カルカシュカ!
姉様!
勝ったぞ
いい
だろう
ハルガルの
勝ちだ
同盟相手として
また娘聟として
ふさわしいと
やったぞ
アゼル
でかした
経緯は
おいおい
聞こう
......
見事
証明して
みせた
なかなか
面白いことに
なっていた
ようだ
なんとも
まあ
ジャンディクの
長に
もうひとつ
頼みがある
なんだ?
同じ一族として
ともに生まれ
ともに育った
者たちがいる
彼らにも
伴侶が
必要だ
アゼル...
アゼルー
ふん
綱は三ツ縒りに
すれば
さらに強い
彼らもともに
より強い絆を
結びたい
まあ
そうだな
いいだろう
それぞれ
好きな娘を
選べ
娘たちが
いいと言えば
嫁にやろう
選べ
選べんの
?
本当
かよ
彼は
私がいいって!
そうか
早いな
へ?
なによ
あれ
なしって
...
いい
じゃない
負けて
あげるのは
なしって
話でしょ
それとも
なによ
私じゃ
嫌だっての?
私あなたが
気に入ったの
そんなことない
そんなことない
私は
リャザット
あなたの
名前は?
バイマト
ジョルク
ジョルク!
かわいい名前ね!
かわいい
名前ね!
彼女はなぜ
顔を隠している?
アイグルは
出戻りだ
夫がろくでも
ないやつだった
鍋を蹴って
熱湯を
かけたんだ
そんな男
切り落として
やれば
よかったのよ
相手を選び
そこなった
親の責任だ
あまりにも
扱いが
ひどいので
連れ戻した
アイグルは
やさしいから
見ても
いいか?
........
ひどいな
彼女を
選びたい
好きに選べと
言われても
誰にも
選ぶだけの
理由がない
.......
アイグルは
一度ひどい目に
あっている
2度は
ごめんだ
男に傷を
つけられたと
いうのなら
男として
彼女を選ぶ
理由がある
けっして手荒く
しないと
約束しない限り
嫁にはやれない
受けて
くれるか?
約束する
傷つける
ようなことは
絶対にしない
辛い目に
あったな
向こうは
決まった
ようだな
アゼル
お前は誰を
選ぶ
彼女が
いい
........
なぜ?
いちばん強い
話は
まとまった
かね
そのよう
ですな
宴を
用意してある
皆で
楽しもう
お互いを
知るのは
これからだ
やれやれ
支度が
無駄にならんで
よかった
まったくだ
いい馬だな
テケ族の
馬か?
テケ族の者は
自分の馬を
手放さないという
カルカシュカは
最高よ
そう
なぜその馬が
ここにいる?
........
牧草地に
迷い込んで
きたのよ
背中に主人の
亡骸を乗せて
亡骸は
ていねいに
埋葬した
家へ
お帰り
カルカシュカは
帰らなかった
だから私が
乗ることにした
もしかしたら
帰る家を
なくしていたのかも
しれない
カルカシュカと
いう名前も
私がつけたわ
......
そう思うか
あなたの
馬も
いい馬ね
走りを
見たから
わかる
忠実で
勇敢で
とても
いい馬
名前は?
アルキルク
アルキルク
あなたの
名前は?
そう
ハルガルの
ベルクワトの子
アゼル
アゼル
ジャンディクの
ジャハンの娘
ジャハン・ビケ
私の
名前
ジャハン・ビケ
そう
ジャハン・ビケ
◆第九十九話おわりや
★第百話
あり
ました!
戻ろう!
ああ
アゼル
兄様!
妹の
アミルだ
町に
嫁いでいる
アミルの
夫の
カルルク
はじめ
まして
アミルです
はじめ
まして
私は
ジャハン・ビケ
走るのを
見ていました
いい馬
ですね
ありがとう
カルカシュカ
よ
カルカシュカ
似てるわね
兄と
ですか?
そう
似て
ますか?
似てるよ
ふたりとも
どんな
えーと
うーん
そう
ですか?
どんな
ところが?
馬が好きな
ところとか?
馬は皆
好きでしょう?
馬は皆
好きだろう
馬は皆
好きよ
.......
アゼル!
婚礼の
日取りを
決めたい
そうだな
話し合いも
必要だ
同盟の
ためとは
いえ
なんでもよいと
いうわけにも
いかん
もちろんだ
娘たちを
嫁がせるの
だからな
そうだろう?
こちらも
相応の手順は
踏むつもりだ
草原の
他部族にも
知らせよう
同盟に
乗るところも
あるはずだ
皆
自分たちの
土地は
守りたい
味方は
多いほうが
よい
これからは、
ねえ
アミル
アゼルさん
たち
見た?
さっき
見ましたよ
どこだろ
しかし、
人が多くて
わからないや
よく
来てくれた
感謝する
ハルガルの
アゼルだ
娘聟に
なる
やあ
あんたが
アゼルか
呼んでくれて
ありがたい
我々も
草原はもっと
まとまるべきだと
思っていたんだ
今日は
めでたい
婚礼の日だ
堅い話は
あとにしよう
じゃないか
だいたい
どこも
ロシアに
対して
まあ
まあ
花嫁たちは
いつ着く?
もうすぐ
だろう
持参財の
馬だそうだ
素晴ら
しいな
さすが
ジャンディクの
長だ
いい馬を
持っている
あの
胸板が
首が
あれ
いい馬ね
たてがみが
あそこのも
すごく
いい馬
ですよ
どういうのが
いい馬なの?
いい馬
ですか
........
うん
たとえば
あの馬とか
だいたい
わかるけど
アミルは
どういう馬が
好きなのかと
思って
そう
ですね.....
首も
羊みたいに
丸くて
きれいで
耳が水辺の
葦みたいに
ピンと立って
いるでしょう?
あれは
いい馬です
歯も
白くて
きれいですよ
あとは
このアゴの下
胸板も
広いほうが
いいですね
堂々として
見えますし
力も強いです
ここがきれいに
くぼんでいるほうが
いいです
あの
テケの馬は
そんなに
広くないよ?
あの馬は
特別です
うなじも
ウサギみたいに
丸くて
きれいでしょう?
脇も
アバラとひじが
離れていて
脚は犬のスネ
みたいに
まっすぐで
こういう馬は
よく走ります
くるぶしが
短くて
ひづめが
丸くて
胴体も
しっかりしている
ほうが
いいですね
あまりよく
細すぎる馬は
ないです
あの馬は
特別です
いや
よかった
一時は
どうなる
ことかと
思ったが
若い嫁が
3人も来て
くれるとは
これで一族が
途絶えずに
済む
これで安心な
わけは
ないだろう
子孫が増えても
土地を追われる
ことになっては
元も子もない
やっと
安心できる
な
今日は
めでたい
日だ
おおいに
祝おうじゃ
ないか
そもそもが
ロシアと対抗
するためだ
まあ
まあ
★第百話おわり★
♦第百一話
◆第百一話
新妻・
づま
じゃあ
私たちは
向こうの幕家に
いますから
聟殿
あとは
頼みますよ
俺の家に
嫁さんが
いる
俺の
嫁さん
すげえ
あ
儀式が
長くて
なんだか
疲れちゃった
わね
......
はい
そう
ですね
お茶でも
いれようかな
いいよ
いいよ
俺が
やるよ
俺が
寒く
ないか?
もっと
火入れ
ようか?
腹減って
ないか?
なんか
食う?
あなたって
本当に
かわいいわね!
ねえジョルク
あなた
子供は
何人くらい
欲しい?
ええ
えーと
まあ
そりゃ
多い
ほうが
いいんでは
ないかなと
私は
そうねえ
男の子と
女の子
5人ずつで
10人は
欲しいわ
あでも
男の子は
もうちょっと
多くても
いいかな
ね?
はい
これが
嫁さん
すげえ
当分は
慣れないことが
多いと思うが
これから
よろしく頼む
アイグル
そのお心だけで
十分です
バイマト様
一生をかけて
お仕え
いたします
このご恩は
忘れません
大げさ
だな
そんなに固く
考えないでくれ
嫁いできてくれて
ありがたいのは
こちらもなんだ
湖のような
目をしている
それはそれでもいいのですが、いや、
妻になる
女に
なにか
気のきいたことは
言ってくれないの?
妻として
迎えるなら
鷹のような
女がいいと
思っていた
男も女も
皆母親から
生まれ
母親に
育てられる
子を守るのは
何者をも
恐れず
勇猛な
母鷹のような
強い鷹
とは
言っても
そう思って
いたが
良い鷹は稀で
よい伴侶を求めるのは
さらに難しい
ジャハン・
ビケ
お前に
比べたら
すべてのものは
子羊だ
私は
本当の
草原の男が
好き
草原の男は
男の中の男
たとえお父様が
望んだ相手
だろうと
本当の男で
なければ
この身体には
指1本
触らせない
そう思って
いたけど
群れを守って
狼を蹴散らす
雄馬のような
あなたなら
いいわ
ロシアと
戦うの
でしょう?
我々から草原を
奪うつもりなら
そうなる
だろう
私も
戦うわ
ジャンディクの
娘は
夫の帰りを待って
幕家のなかで
泣いたりしない
黙って後家に
なるくらいなら
ともに戦って
ひとりでも多く
敵を倒す
......
そうだ
ろうな
カルルクさん!
ほら
早く入って
ください!
ちょっと
待って
さむ
さむ
はー
あった
かい
うひゃっ
やめ
やめて
アミル
アミル
手が
つめたい
つめたい
やめ
さむい
おじさんたち
喜んでたな
これで一族が
途絶えなくて
すむって
アゼルお兄様も
うれしそう
でした
そうですね
うれしそう
.......
ずっと機嫌が
よかったですよ
........
だった
かなあ
よけないで
ください
あっ
もう
......
戦争に
なるのかな
嫌だなー
そうかも
しれませんね
そうですね
アミルは
僕が
守るから
絶対に
じゃあ
僕が
守るよ
お互いに
守れば
私は
カルルクさんを
守りますね
どちらも
安心じゃ
ないですか
........
.....
でも
アミルは
僕が
守る...
そうかー
...
はい
◆第百一話おわりや
あとがき
あとがさ、ちゃんちゃらマンガ
私はみんな
いや、いやかました。
というわけで、
草原の馬競へ
新キャラ
登場です
世に美しい馬は、
数多くいますが、
その中でも
ひときわ輝く
〈物理的に〉
馬といえば、
黄金の馬
アハル・テケ
お嫁さん
たちは?
あとっちも菊ちゃう
新キャラ
アハル・テケは
短かく柔らかい毛が
ビロードのように
空に生えているので、
日の当たり方で
金属的な光沢が
出ます
トルクメン人の
テケ族か乗っていた
ことで有名です。
砂漠の馬なので
バレリーナのような
細身の体型からは
想像もつかないほどの
持久力と脚の速さを
持っとか
お嫁さん
たちは?
そうです
新しいお嫁さん
イリヤス...
エセンベルリこの
『小説、佐牧民』
ここから
名前を借りた
ジャハン・ビケ
金中本気で
殺しにかかって
ませんでしたか
死んだら
それまでの
田カよ
ちなみに
沢山いる娘たちは
皆同じ母親では
ありません
草原でも
有力者は
複数の妻を
持っことも
ありました
奥さん
何人くらい?〈己〉
2.3人くらいっ
というわけで、
馬競べ
草原では
とにかく馬、
馬で
なんとか
馬が全てを
解決する
ホント?
たぶん
今見返してみたら、
ひたすら走っている
ばかりです
結局のところ
森が馬を沢山
描きたかった
だけじゃ
ないのか!
それも
大いにある!!
おかげさまで
だいぶ馬欲が
満たせました
大変ありがとう
ございました
ところで
話は
変わりますか
最近
仲間トレを
始めました
もう2年くらいたちます
といっても
もう2年
たちます
ペシデ
プレス、
今のところ
MAXPMEVらい
座りっぱなしは
健康に「番悪」と
言われる姿勢。
とはいえ
漫画は二生
描いていきたい
「生描ける体を
維待するしかない
そんなこんなで
ウォーキングや
ジョギニグは
続けていたのですが、
神経科学や
睡眠:疲労
人体に関する
本など
何を
読んでも
有酸素運動
だけでなく
筋肉にしをしろ!!
はい
サルコペーア
高齢化による
筋カ減少
他にも40才を越えて
ぼくやり体が重く、
なってきたりなど
すでにして
サルコペミア予備軍の
気配も漂う
やるしかないのか
筋トレを!!
それほど頻度は
高くありませんが、
確実に効果は
実感しています
原稿を
描いていても
体力が上がった
気がします
時々あった
謎の不調も
ほぼ消え
あとは
わりと単純に
楽しい
2017/72
スクワットに
限定公開では
以前にもあり
そしたか
それから
今年の初頭に
ほぼ初となる
原画展が開催
されました
ありがたいことに
いくつかの美術館などが
手を挙げて下さり、
地方巡回展も
決まっています
会期中のイベントなどで
直接感想を聞くことも
ありました
よかったようだったんじゃないんだよ
仕目さんとても
よろこくで
下さったようです
こんなに
よろこくで
もらえるとは
思いません
でした
「うれしい
です
とても
うれしいです
原画を見たことが
きっかけで、ベン画の
楽しさに目覚めた
かたもいたようです。
画村の使い方についても、
今後描いていきたいです
さらにうれ
うれしい
ことが
もうひとつ
わたくしい...
ふたたび
中央アジアへ
しかも
今回は
行ってるます!!
まいり
て、まいります!!
ウズイキスタン
念願の
フェルガナ
盆地にも!・
フェルガナ金地には
陶器の町・絹の町など
工芸が成長くな所が
集まっています
でも、それは...
退階ほどなので
この単行本が
出る頃には
帰国している
はずです
どこかで今回の
取材旅行についても、
お伝えしたいです
資料本が
話したい
だけとちゃう
そう私が
話したいだけ
だけ
今回の取材で
得たものを元に
より充実した
漫画を描いて
いきたいです
今夜ともよろしく
お願いします
それではまた
人生たのしい
ハンターメンバーがみんなフェータイムメントハンダーベッドなスピッドがあるというのはダイエットサイトを
そういえば、それはそうだ。...これからのそれは...
それでも、それでも、それでも、それでも、それでも、それでも、それでも、それでも、
また、これまでYouTubeをそれでも、マンションです。東京都市でお、おいしいですか
それは......これからも、それは...
それでも、それでも、それでも、それでも、それでも、
...いや、いいじゃないけど、こういうのはいいのだろうかな。
これまで、
青騎士コミックス
著者森薫
乙嫁語り
りーおとよめがたりー@
2022年10月20日-発行
ver.OO1
CCKacruMori2022
本電子書籍は下記にもとづいて制作しました
中華...青騎士コミックス『乙嫁語りでゅ!!じょした一おとよめがたりー(@)
2022年10月20日初版初刷発行
発行者「青柳昌行」
発行・株式会社KADOKANA
...!https://www.は、はーーー...!kadokawa.co.jp/
・編集・あすか・青騎士編集部
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装丁,BALCOLONY.
ki.a.cosev:フォーマットデザイン内田圭祐(8823DESIGN)
初出・青騎士2B、3B、4、5B、6B、7B、8B、9B