次ページから本編が始まるよ ボッジが旅立つちじっまえ数日前 ドーマスよく来てくれた 王を決める話し合いでなぜ私に入れた? ダイダ様の器こそが王にふさわしいかと そうか私の方がふさわしいか? 兄上はお前の弟子だろうが卑怯者め! それを裏切って私に入れるとは臣下の風上にも置けぬ! 私はなあお前と試合をしたあの日 信頼できる者に出会ったと感じたんだぞ しかしそれは裏切られたわけだ 决して決してそのような 私はお前の実力を買っているんだ ゆくゆくはなぎうで私の右腕にもしたいとまで思っていたんだ だがその夢は叶わぬものだった ダイダ様私はどうすれば? 私は国のため民のためある決断をした その実行は本当に信頼できる者にしかできない ならばこのドーマスに! その場しのぎの返事をするな! 本当に私のためならどんなことでもできるか?ドーマス! はいっ!その覚悟です! 良い様にコントロールされた感はある... 私の感じた良心の痛みは 自分の道を進むという強い覚悟を持たなかった私の弱さだ やっぱお前にはこれがないとな お前には特徴がないからなこれでバランスとれたな 見たところ外傷もないし こりゃあ何があったんだ? 火山でもないのに火が噴き上がるのはこのガスのせいだったんだ ボッス様の養分と私が加えた秘薬が混ざり合っているのです 中のものを変化させるのです その灰の中から復活の宝玉を取り出します それを先ほど取った聖なる血に 入れてくれて秘薬の完成です それをお飲みになればボッス様の力が手に入ります。 いさいきょう世界最強の力がです やめたこんなもの飲めるか怪しげな! 私を信じられないのですか? ランキングをお忘れになったのですか? だからオレはこれからもっと努力する何年かかろうとも! あなたが挑もうとしている世界は そんななぁ生易しいものではないのですよ ほねみ骨身にしみてるんだ わからないがダメなんだ 確かに抵抗を感じることは理解できますが それを飲むことで得られるものはその比ではないのですよ なら初めにお前が飲んでみろ これはボッス様の血を引く あなただけに効く薬です 最強の血を引くあなただけの魔法の薬なのですよ われわれ我々は飲みたくても飲めるものではないのです ダイダ様...想像してみてください... で最強になったあなたが一気に王様ランキングを駆け上がることを 世界の王になるあなたを それを飲む勇気さえあれば かんたん簡単に・実現できるのですよ これを飲めば本当に... 何事も決して楽な道などありませぬ この時間こそがあなたを作る周りにもそして何より己自身にだまされないように!! 鏡お前がオレのことを思ってのことだとありがたいが こんなものがあるから! 二人とも既に呪われてる 呪いガスで死なないわけだ 一人は力を奪われた巨人 黒いのは神に嫌われ姿を変えられたかげいちぞ影一族だ 王冠の帽子とは傑作だな ご苦労だったな面白い暇つぶしになりそうだ お前ボッスのむす息子か 私は冥府の王デスハーだ ボッジ様はもういない... ドーマス様?ボッジ様は? もういないと言っているだろう! ドーマス様あなたまさか ボッジ様の護衛じゃなかったんですか? 私はボッジ様を消すことが使命だった... 本当に殺したんですか?ボッジ様を? この手で突き落とした... ボッジ様を守れなかった自分への! 腕一本ぐらいしっかり打ち落とせ! ボッスは死んだそうだな 王には無能の兄に代わって弟がなったそうじゃないか この冥府には何しに来たのかな? この冥府にはちゃんとした目的があって来た 口が利けないからオレが話すんだっ いハハハ噂どおりの無能なんだな! この冥府には人並みの力しかない...奴を王様にまでした人物がいると聞いた人物がいると聞いた 確か名はデス...デス... そいつに会ってボッジを最強の男にしてもらうんだよ! その無能を?最強の男に? ちなみに探しているその男は ボッジを食強くしてくれ まずは実力を見てからだな おい黒いの少し離れたほうがいいぞ ちなみにそいつは冥府騎士団の隊長だ 冥府騎士団は知っているな? 知らないとよ大したことないなお前たちも 一応世界中の騎士団で一番強いと言われてるんだぞ! まずはその男に打ち込んでみよ いやちょっと待ってくれ ボッジはよけるのがすごくうまいんだ 名高いボッス王のご子息だと期待していたが とんだ期待外れだ... 強くなるなど根本的に無理だ...。 今までたくさん挫折してきたはずだろうに... とにかく私はそんなに甘くはなれない すぐ他の希望を見つけられるさ まぐれじゃないのかっ! さすがだ!ボッス王の息子! すっすげえ!さすがボッジ! すげえだろこいつの才能いう どうあいて相手を倒す? それをどうにかしたくて教えてもらいたいんだっ 別の生き方はたくさんある ボッジは王様になるんだ あんたいぼん平凡な奴でも強くできるんだろ? もとそいつは元々才能があったのさ ボッジだって才能なら! 推薦状をもらってたんだっ すいせんじょう推薦状? お前はこれを読んだのか? 悪かった..傷つけちゃったな... 大丈夫だからお前がそんなこと気にすんな ぃやぃやいやっお前はオレの期待を裏切っちゃいないよ! だい大丈夫お前は大丈夫だよ お前はいろいろと失礼だな お前たちがさが探している人はデスハー様ではない デスハー様にからかわれたのだ だが元はと言えばお前がしっかり名前を憶えていないのが悪い じゃじゃあ探してるのは誰なんだよ デスハー様の弟君デスパー様だ 普通に教えてくれてもいいのに... でもなんでわざわざそんなこと教えてくれるんだ? だが一番はボッジ様の成長を見てみたい お前の成長が見たいんだってさ そして弟君のデスパー様には お前たちの助けになることを あいつ銅像なんて建ててやがる前言撤回! こんなもん建てるからだよ オレはカゲこっちはボッジだ オレ達あんたに強くしてもらいに来た! ベビンからの推薦状もある あんたの兄貴に破られた まあ兄者は異様に私に嫉妬してるというのもありますが... かくかくしかじかなんだよ 力も統率力も私なんて敵わない おまけに質素で勤勉民を思い人徳もある あれ国民が兄者を慕って作ったんですよ あああれは兄者自身が壊したんですよ 兄者は顔がコンプレックスでね 自分で言うのはなんですが 私は整っているでしょう?顔が うんまあ奴と比べると... 子供の頃からけっ私は結構 「よく陰で泣いてる兄者を見ては心を痛めたもんです そうなのかもしれないな そんなことないでしょう! あの隊長の攻撃をかわしたんですから それにあのボッス王の息子だしよほどの逸材でしょうに...意地悪ですね兄者も... そんなことよりあんたどんな奴でも強くできるんだろっ 平凡な奴を王様にまでしたんだから それちょっと違いますね 彼は確かに才能は平凡でしたが 大事なものを持っていましたよ 前に進む勇気困難に立ち向かう勇気人を信じる勇気 己を信じ続ける勇気などなど はに何一つ欠けることなく 彼は周りからどんなにバカにされようが笑われようが 自分を信じて考え行動し進み続けました 一つ一つのプロセスをおろそかにせず いつのまにか彼の元には人が集まり王国ができた 私は彼が強くなるための最善のアドバイスをしただけです 強くなるアドバイスをしてくれよ 弟子入りですか?ですか? 私だって生活があるしほしいものもいっぱいあるんです 大丈夫!ちゃんと用意してる これでは足りませんよ! まあボッジの城から盗んだ金だけどな! わかりました引き受けましょう ボッジは王様に!強くなれるか! ちょっと待て簡単に言うな 私はね普通の人が見えないものが見えるんですよ あなたはボッス王のような豪傑になりたいんですか? ...言いづらいのですが あなたはこの先いくら鍛えたとしても力が強くなることはありません ボッス王のようにはなれないのです! なっなんかあるだろう?方法がっ 力を強くする方法ですか? 元がないのですから... 私はお金を受け取っています あなたを強くしなければならない 力なんてなくても私たちにはね いろんな可能性があるんですよ あなたは強くなれますよだれ誰よりも おっさんすごいんだな! おっさんとはなんですかっ デスパーさんと呼びなさい おしじゃあ教えるのはあした明日からです! 明日に備え私は町で英気を養ってきます! 二人は家でゆっくりしてなさい どっどうしたんだよその顔! 私のことをラクダ顔とバカにした男を殴ってやりました! そしたらケンカになったのです まぁ...そうなるわな.. それにしてもこっぴどくやられたなあ 相手は私よりもっとひどい顔ですよ ギタンギタンですからっ ほー本当に失礼すぎる質問ですよっ 不愉快ですもう寝ます! あなたたちも早く寝なさい明日は教えることがいっぱいあるんですから! 地底だから昼なのか夜なのかわからないな ボッジ明日はがんばれよ ボッジは掃除とかしたことないだろう まあ雑用はオレに任せて ボッジはデスパーさんにしっかり教えてもらえおし オレはこれで貢献するからヱッホエッホ おなか減ったか?おなか減ったか?待ってろ今作ってやるからやるから 見た目とにおいはともかくおいしいみたいですね 巨人その体は山より大きく 歩けば地震を、引き起こしくしゃみをすれば竜巻を起こす 湖の水を飲み干し何千人の食料をいちにち一日でたいらげてしまう あなたは彼が巨人の子ということを知っていましたか? なにもんだい何か問題が? 普通巨人は大きいはずですが 人の何倍もの力を持っています ねんそれは残念ながら... ってことはボッジにも潜在的な力が? とても大事なことがあるのです 巨人は大抵のものを丸飲みする大食漢です そのため胃が恐ろしく頑丈でたいていの毒は効かない 彼に料理をさせてはいけないのです! われわれ我々の命に関わるのですからね 強くなるためにまず自分をよく知らなければなりません 人は武器で何倍も強くなれる 自分を知ることにもなる まず自分に合う武器を見つけなさい ここにはありとあらゆる武器が揃っています 私はあなたの力となる武器をすでに思い描いています あなたのこれまでの価値観を無にして選びなさい これであなたには誰も敵わなくなる のぎめひのための識と秘技をのじ識教えますそち知し教 ボッジはデスパーさんとずうっと稽古してい 稽古場は固く閉ざされている オレ自身はボッジがどんな武器を使っていて 稽古後ボッジは疲れ切って気絶するように寝てしまう 一度デスパーさんに尋ねたことがある いったいどんな稽古をしているんだ? 孤独なことも成功のスパイスなんです 本当はあなたをビックリさせたい 一人で悩みかんが考え集中し腕を磨く でももしボッジ君がくじけそうになったら 何も聞かず元気づけてあげてください 自分を知り相手を知ること 大丈夫ですよ問題ありません なんということを... あなたの体格よあいせせ性格から 少なからず予測はできたこと 私のクモの巣に捕らわれたチョウ ああ...ダイダ様ごま かわいそうなお方... お前の好意をすまなかったな とい自分の可能性を信じたい... 必ずやお前の期待に応えられる王様になってみせるぞ! おまだ終わりではないのです なんということだっベビンはやられたのか?