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王様ラ
【電子書籍版】
>キン
十日草輔
王様ランキング
人物紹介は
最終201ジ
次ページから
本編が始まるよ
第105話
ピク
~~~
...!
...
...
グオオオ
オー
ッ
キャアアアッ
!!!
ボキハハキだキ
バキン
スルッ
骨を砕いた?
いかん
ググアッ
がっ
しまった
シラサンペ
〈遠当て〉
かっ
ぐっ
動けん...
...
ジュク
オーディキーファイ...
...来いオウケン
ジュク
オウケン
う...
ボ
ボッジ様?
ボッジ
おいっなに何よあ
何があった?
おっおっ
ってか
今ここで何が
起こって
いるんだ
大量の魔獣が
いたり
冥府の罪人が
幅を利かせて
いたり
お前は
兵士のくせに
何やってんだよ
まさか
ボッジ
こいつも
口きけない
のか?
なんでいっ
ボッジ様
あうん
あなたは
ここからお逃げに
なられた方がいい
ういう
ど
ことだよっ
全ては
ミランジョ様の
ねが
願い...
いあんお
ヒリング様を
亡き者と
するため
そして
この国を
なくすため
もくてき
目的はなんだよ
ボッジ様
なんでそんな
ことを?
お父上の
ボッス様は
ダイダ様の
身体を
使って
生き返りました
全てはミランジ『槍の夢のため
生き返った?
夢
あの方は
ただ
ボッス様の
おそばに
いること
ボッス様の
憂いを失くし
二人だけでまた
旅に出ること...
そんな理由で?
ミランジョ様には
かけがえのない
ことなのです
すみません
ボッジ様...
私は
ミランジョ様の
助けになりたい
のです
それは...
そうはいくか!
二
ババアを殺そうと
しているならなおさらだ
わた
私はミランジョ様に
たいおん
大恩がある...
知るかっ
と
なれば
あなた様と
対峙することに
なります
おっおお
ボッジ様
あなた...
一体?
ボッジは
変わった
とてつもなく
強くなったんだ
つらいことを
たくさん
乗り越えて
冥府の
デスパーさんに
鍛えてもらってな
ボッジを
なめんな!
デスパー...
そうですか
ハハハ
あなた様から
とても自信を
感じます
自分を
信じる力を!
そしてそれを
信じさせて
くれる存在と
出会った
んですね!
?
私にも
います
わたし
私はその
存在を
守りたい
素晴らしいことだ
くだ
行って下さい
なたの
みち
行って下さいあなたの信じる道を
私は
大丈夫です
そして私は
あなたたちの
敵なのです
ああ
ボッジ様
あなたは
ずっと
一人で多くの
悲しみに
耐えてきた
そんな
あなたを
私はずっと見守り、
たくさんの
勇気をもらって
いました
そして今
あなたは
とてもお強く
なられた
ああ...
あなたが
この国の希望に
なるかも知れない
ハハハ...
ボッジ様
どうか
どうか皆を...
...
ミランジョ様を
お救い下さい
私は..
何も出来
なかった
...
ハハハ
うぐぐ...
チュー
何かしらこのネズミは
まるで人のように
恐宗!!
ボッジまずは
ババアの
安全確保
あうっ
それから
罪人たちと
ミランジョを
倒す
あう
そして
ミランジョを
守るお前の父親、
黒幕をやっつけて
終わりだ
ちゃちゃっと
終わらせるぞ
ボッジ
うう
迷ってるヒマなんてねえ
なんてねえんだ
ボッジっ
あうっ
よーし
あれババア
いないな
どこ行った
...
オウケン!?
まさか
隊長たち
やられたのか?
とりあえず奴を
やっつけるぞ
あの子と
同じ...
カゲ
一族だ
悲運な一族
死してなお
利用されるか...
バウッ
あの子は
生き残りか
利用され
裏切られ
一族滅ぼされた
...悪名だけ
残してな
だが聞いたところでは
純粋な者たち
だったようだ
盲目に
一途で...
嫌な予感が
するぞ
あの子に
何かよくない
ことが
あると?
やめて
下さいっ
...うむ
そんなこと
考える
のは!
ホクロ
今はボッジ様の
元へ急ぎましょう
そっ
そうだな
私をどうする
気だ?
まあ、成り行き
だからな
......
とくにどうも
しないが、
あんたの真意が
知りたいな
必要ない
私に危害を
加えない限り
好きにすればよい
加えると
言ったら?
殺す
あの男は
死んだぞ
どうする
んだ?
おおー
怖い怖い
あんたは手も足も出ないの
出ないのに
来たか
へ?
げげっ
なんだ
お前
そいつに
ついたのか?
なんか様子が
変だぞ
やめろ!
こいつは
やべえ
敵対したく
ない
やばい?
こいつが?
あんたが
操ってん
のか?
理性のない奴は
操りやすいからな
こやつは
私のしもべだ
置物が
喋ってる
ウフフ
お前を殺して
証拠を見せよう
なっなんでだ?
なっなに
私の愛弟子を
殺そうとした
罪は重いからな
オウケン
ジャキ
なんだ
仲間割れ
かっ
えっ
ギャッ
ボッジ
なんのつもりだ
このガキッ
邪魔するなら
斬るぞ
うん
なん...だ
おめえも
やべえのかっ
ほう
。
待てっ待て
この通りだ
抵抗はしないぞ
だけど後ろから
あいつがだな
.....
う...
おっおっ?
なんだっ
フッ
グハハどうだっ
あおおっ
パタ
.....
なんとも
ないのか?
?
?
どういう
ことだ
猛毒だぞ!
猛毒っ
汚ねえっ
ウフフ
巨人族に
人の毒など
効かん
あっ
そういえば
あの時
ボッジは
胃とかが
丈夫だって...
本当にボッジは
最強だな
くそっ
...
あいつ
オレの友達
ボッジ
あんた
だあれ?
...
カゲー族か
そんでオレ、
カゲ
なにっ
いきなり
お前もやはり
悲運のにおいが
するな
オウケン!
あ
カゲ君、
ボッジ君を
オウケンと
戦わせては
いけない!
ボッジ君では、
絶対に
倒せない
殺されて
しまう...
ボッジそのまま
オウケンも
やっつけちゃえ!
.....
...
ギャッ
!!
ッ
ッグ
.....
ボッジー
?
何してんだ
ガッ
おっおっ
なんだよ
なんか投げられ
てたのか
...すごいな
もはや
超人の域だな
そうなんだよ
あいつスゴイんだよ
まさに
最強!
だれも
敵わないの!
そうか、お前が
力を引き出したのか
えっ
違う違う
デスパーさん
って人
フフフ
信頼する者が
無垢に
自分の可能性を
疑わないのなら...
何でも
できるもの
さ
親が子を疑い、
心配するように...
ヒリングの
もとにいれば
無能のまま
だったものを
だが時として
判断を誤るか
あんた
だあれ?
キャキ
シュッ
...
?
?
あれっ
気絶しない
...
ボッジー
ミスったのか
え
?
?
バッ
ハイ
?
まっまた
!
ゲッ
なっなんだ
笑ってんのか
相手の剣が効かないと
わかったみたいだな
効かない?
なんだ
あいつ...
大丈夫
特別な技?
ボッジには
びっくり
すんぞ
まだ特別な
技がある
果たして
オウケンに
効くかな...
うん
行けっ
ボッジ
ゲッ
キ...
決まった
剣を砕くか
だが
何だありゃ
オウケンの持つ
剣は砕けん
おいおい
あっ
ガッガッ
はっ
はっ
はっ
なんだあいつ
疲れないのか
はっ
はっ
ボッジ...
...
逃げたほうがいい
そうだっ
そうだよ
ありがとう
ボッジーっ
......
私は..
なぜ
そんな助言を?
だめだっ
ボッジ
逃げるぞ
!!
...
ボッジ...
そうか
逃げないのか..
自分を
過信し、
おろかだな...
殺されるか
ちがうっ
ボッジは、
みんなが
犠牲に
なると
考えてる
んだよ!
ボッジは
ボッジは自分が
やらなければ、
自分のことなんて考えてないんだ
ないんだ
ボッジはずっと
一人でいたけど
それだって...
バッカ
ヤロウ
.....
みんなを
幸せにして
私も幸せに
なるんだ
ボッジ!?
ボッジ!!
どうした?
ボッジは
急所ついて
あいつを
殺す気だ
オウケンは
不死身だ
!!
ムダだ
え
不死身
そんなっ
あっ
どうした
ボッジ
考え直した
殺さない
別の!
よかった!
別の倒し方を
考えてるんだ
倒す法
などない
不死身だと伝えた
ほうがいいぞ
そうだった
ボッジー
奴は
不死身だ!
...
とりあえず
お前は休め
オウケンの
追い付けない
塀の上へ!
いいぞ
ボッジ
...
ぎょっ
ギャアアッ
助けてくれえ
!
ボッジ
ゲゲッ
おいおいっ
奴を倒す
方法は
ないのか?
ていうか
なんであいつが
不死身だとか
知ってるんだ
お前...
何者だ?
ボッス様
鏡とは
何者ですか?
そしてあなた様の
真意は?
聞いて
どうする
私は
ダイダ様を
取り戻したい
それを私に
言うか
私はたくさんの
人の闇を
見てきたぞ
だから人を
見抜こうと
努力してきた
心の
優しい者たち
ばかりだなあ
お前は
特にな
!
鏡の名は
ミランジョ
私が誰よりも
大切に思う人だ
ミランジョは
私の子であり
母であり
そして師の
ような存在だ
なんだ?
若き頃、私は
おさ頃、私は武者修行に出ていてな
父上?
魔法との戦い方を
身に付けるために
魔法立国
ホウマを訪れた
ホウマ?
これは
父上の記憶?
オレに
見せている
のか?
オレに何かを
求めている
のか?
え?
ホウマ国は
神だけが使えた
魔法を、
人間が使えるようにし、
神々の勢力に
初めてあらがった
人間たちだ
立ち上がっ
たのだ
その時代
神々が次々と
人間の国を
支配し奴隷に
していてな
ホウマの人々は
いち早く世界の
現状を知り、
ホウマ国
伝え聞く
ところによると、
魔法を利用して
悪逆非道の限りを
尽くしたと...
その国で
出会ったのが
ミランジョだ
スー
ミランジョの
父親は私が
殺してしまった
魔法の使い手
だった
未熟な私は
加減でき
なかった
深手を
負った私を
ミランジョの
母は治してくれた
優しい人だった
この国の人々は
皆そうだったが
彼女は心配に
なるほど
お人好しでな
なぜだ?
私はホウマ国に
とどまり
ミランジョの
成長を見届けた
聡明で
魔力の高い
子だった
人の幸せの上に
自分の幸せを
築きなさい
そして母親に似て
とにかく心優しい
子だった
神々との闘いが
激しくなり、
男は
かり出され、
私も
協力した
ホウマ国の連戦
連勝だったが、
一度でも
負ければ
総崩れと
なる...
神々の勢力は
それほど
巨大だった
そんな中で
同じ人間の隣国
ギャクザと協力する
ことにしたのだ
ともに発展し
豊かになろう。
自分たちを
守ろうと
ギャクザ国?
ホウマの人々は
人は
わかりあえると
考えていた
だが国が違えば
文化が違う
ギャクザは
ホウマとは
真逆...
真逆?
そうだ!
ミランジョの母は
最後までそれに
気付けなかった
ギャクザは最も
貧しい国だった
お母さん
木がないわ
ギャクザ国
です
大国と隣接し
常に支配され
奪われてきた
この国の人々は、
自ら戦わず
ウソをつき
自己保身をして
生き延びてきた
常に誰かを
欺くことが
生き残るすべで
彼らの正義だった
親は子に
憎しみを教え
自分たちを
肯定した
決しておのれを
かえりみず
ウソを真実にした
そんな習慣が
ギャクザ人の人間性を
作っていたんだろう
ホウマ国は莫大な
資金を投じ
改革に取り組んだ
仕事を与え
学校を建て
病院を作り
山に
木を植えた
そして魔法を
教えた
ギャクザは
驚くほど
豊かになった
だが彼らは
感謝など
みじんも
感じなかった
神々の国に
近い自分たちの
方が、
ホウマ国よりも
優れていると
妄信していた
だからホウマが
豊かなのを許せず、
ねたんでいた
なにより
やさしさや
思いやりを
弱さと感じ
自分より下の
人間と見下した
腕力の強い
者だけに媚び
へつらい従った
薬代が
優しい
ミランジョの
母はだまされ
利用された
ミランジョの母は
それを知りながら
必ず心は通じ
あえると信じて
...
ギャクザは
豊かになったが
決して
ホウマの
助けには
ならなかった
戦場で
自分たちが
優位な時は
ギャクザ人は
非道の限りを尽くし
ホウマは恨みを買った
不利と見ると
ホウマは
疲弊し
そして..
仲間を見捨て
我先に逃げ出した
神々の勢力は
勢いを増した
先生
先生
あら
どうしました
え
金はどこだ?
ミラン
ジョ
ミランジョ
逃げて
ミランジョ
その夜
内通し
神々の勢力が優勢と
見たギャクザ人たちは
神の軍を
ギャクザに
招き入れた
ホウマを
裏切り
神についた
負けて豊かさを
奪われるのを
恐れたギャクザは
私たちはホウマに
全てを奪われました
豊かだった
この国を
ホウマは蹂躙
したのです
ふーむ
一見、
豊かに
見えるけど
それに
奪いつくした
ホウマは
なぜ病院や
学校を
作ったんだい?
じいっ
どうなの
ねえ?
スッ
まあ、いい
でしょう
我らが
来たからには
もう大丈夫だよ
おお!
国に戻るか
ギャクザは放って
おかれるので
まあね、奴隷に
したいけど
さすがに
今後、
寝返る奴が
いなくなっ
ちゃうしね
逃げた
ホウマ人たちは
どうします?
いいっ
放って
おく
彼らはもう
終わりだから
それに
神々も新たに
人間を支配する
方法を見つける
時期に来て
いるんだよ
ホウマの
抵抗は、
神々と
人間たちの
意識を少し
変えたよ
だいたい、
我らだって
一枚岩では
ないし
人間の啓蒙も進んで
知恵もついてる
太古の力は
どんどん
失われてるし
もう我々の
時代じゃない
それからホウマは...
彼女たちは
どうなったの
ですか?
なぜ
奴らは彼女が
餓死するのを
楽しんで見ていた
私たち
だって
幸せになりたい..
どうかこの子
だけは...
そして
こんなこと
人ができる
ものなのか...
これで
治してくれ
おまいさん...
私は
ミランジョと
一緒に生きて
いくことに
決めた
彼女の笑顔を
ただ取り戻し
たかった...
そのむごい体験が
彼女を変えて
しまった...
ちがう
ちがうんだ
立ち直りつつ
あった彼女を
裏切り傷つけ
苦しめ...
変えて
しまったのは
この私なんだ
だから...
私は
!!
お前が黒幕!
ミランジョ
ジャキン
そうだよな
ううー
ビュッ
ボッシ
えっ
いええっ!
ばっか
やろうっ
お前を置いて
そんなこと
できっか!
ギラッ
らえっ
ボッジ
デスパー
様っ
見つけ
ましたかっ
いやー
・っ
いや...
!!
無事ですか
ボッジ君、カゲ君
デスパーさん
隊長
ボッジ君
よく頑張り
ましたね
さすが私の
弟子です
誇りに思い
ますよ
そうっ
ボッジは
本当に
頑張った
んだよ
ボッジは
みんなを
守ろうと
.....
ボッジ君
あなたは
これから
成長していけば
いいんです
自分を無力
だなんて
思わなくていい。
あなたはこれ
からだ
みんなのために
まるで
もう勝利した
ような言い方
だな
なぬっ
あれが
ミランジョ
たたき割って
やろうか
抵抗しない
のか?
したくとも
私本体は無力だ
ああっ
やめるか...
いったい
お前は
なんなんだよ
ふぎぎぎ
...私は
なにか印象が
違いますね
そうですね...
とはいえ
何なん
だろうな...
命は
もらいます
オウケン
私のオノヤリが
避雷針のように邪魔
になって
しまった
仕方ない
でしょう
次は外し
ませんよ
......
デスハーの
雷か
雷
こいつ
は、
いける!
......
.....
ボッボ
兄上...
ボソ
ボッ
わかって
いる
~~~
く...そう..
気付いたかっ
シラサンペの
正体は
相手に気付か
れぬよう
相手の
急所を狙い
スキをつくる
ものです
異物を
当てる行為
種がわかれば
隊長なら見切れる
かもしれません
!!
ガッ!!!
バッグ
避雷針に
気づいても
もう遅い
フィフネ
右半身だけで
雷を流した?
頭と心臓を、
避けたのかっ
雷を克服
したか..
みな、
殺られる...
くっ
かはっ
隊長っ
こっちです
オウケン
私が
相手だっ
デスパーさん
あなた達は急いで
逃げなさい!
でも
...でも
心配いりません
隊長もみんな
私が助けます!
そんなことよりも
あなた達は
足手まとい
なんですよ
ボッジ
逃げるぞ
来いっ
ボッジ君
大丈夫
決して振り返らず
突っ走りなさい
それも
勇気!
ボッジ
オウケン
こっちです
このデスパーが
相手です
デスパー
お前には武の
才能が全くない!
ハハハ
.....
兄者は
決めつけが
悪いクセだ
そんなことありませんよ
頭では
わかるんだ
でも身体が
思うように
動かないんだ!!
なぜ...私だけ
こんなにも
弱いんだ!?
私の武器は
分析力、
ぐっ...
直感力!!
オウケン
我が弟
初手は
突きが来る!
よしっ
私の身体よ
動け!
さあ一緒に
雷くらいますか
そう!とも!
兄さん...
兄さん!
兄さん
オウケン
か!
まだ僕は
助けなくて
いいよ
まだ?
助ける人は
他にいる
じゃないか
兄さん
他に?
誰ですか?
う