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PandoraHearts
PradordTealis
...バンドラハーッ
望月停
92997900562
C9979¥562E
16日N978.4.757529472
雑誌48075-76定価・「本体FPの
雑誌400/10定価:【本体5GE円】十税
SQLAREENIX
封印の在処を探す日々にオスカウ「が催したささやかな休息。
銀塩に記されし想いは、忘れえぬ安らぎの記憶。
願うことでこの時が、水造だに続けられるかのように...。
月、結婚
..
え...
オレの...
名前は
...「オズ」...
“思うさぎ”の
オズだ...
はじまりは
どこだったの
黄金の...
光の粒...
アヴィスが
今のような
闇に触まれるより
すっと前に
オレ...は...
近々
執り行われる予定の
グレン!バスカヴィルの
継承の儀さ
その日に限り
バスカヴィルの民は
次代グレンの顔を
拝むために一時
扉の前を離れるらしい
代わりに
その任に着くのは
バスカヴィル家との
交友を長きに渡り
保ち続けている名家
トレイ家だ
身分は
あちらの方が
上なれど
相手は君と同じ
”ただの人間”だよ
さて...私が君に
与えられる
情報はこれで
ほとんどだ
扉を開けるのは
グレンだけという
話も聞いたことが
あるがー
どうするつもり
なのかな?
ふっ
あとは君自身で
なんとか
してみてくれ
すまない
あまりに条件が
整いすぎて
いるから
これは必然なのでは
ないかと...
そんなことを
考えてしまったよ
大丈夫だ
うん
ミランダ
きっと
全てはうまく
いくよ
おっと
へへっ..
ヴィンスっ
そんなふうに
くっついたら
失礼だろ!
久しぶりだね
二人共
キルバートと
彼らと
出会ったのは
アヴィスに
堕とされてから
2か月近い時が
経った頃
だったろうか
ヴィンセント
男達から
いわれなき暴力を
受けていたところを
私が助けた
理由は自由!!
単純だ
ヴィンセントが
ヴィンセントが
屋敷へ連れ帰り
事情を聞いて
レイシーと同じ
紅い瞳を
持っていたから
レイシーと同じ紅い瞳を持っていたから
気づいた
彼らの境遇が
レヴィより教えられた
バスカヴィルの特徴と
一致していることに
そのことを
グレンに
相談した
次の日
バスカヴィルの
少年達は
グレンの屋敷へと
引き取られていった
ぐいっ
ぐいっ
いずれ
グレンの名を
継ぐこととなる兄と
禍罪の眼を
持って
生まれた弟
まるで
在りじ日の二人を
見ているかの
ような
ギルバートと
ヴィンセント
私の小さな
かわいい友人達
...うん?
どうしたの?
なんだか
元気がないわ
君達の力を
私に
貸しておくれ
―ジャック
少し
気がかりな
ことが
あってね
...アリス...
え...
実は...今度
ギルバートが
ヴィンセント!
聞いたわよ?
あなたの
お兄さん
グレンに
殺されるん
ですってね
一つだけ
君の兄を
助ける方法が
あるぞ
教えて
あげようか?
アヴィスの
扉の
開き方を
嘘だ!!
そんな...
こと...
ジャックが僕に...
あんなことを
させるはずが...
ない...!
ジャック!!
ベザリウスは
禍罪の子としての
汝の力を
利用したのじゃ
「禍罪の子は
アヴィスの核への
接触を可能とする」
ジャックは
アーサーに
そう告げて
いるらしい
おおかた
扉に触れた瞬間の
汝を接点とし
アヴィスの意志の
力で無理矢理
こじ開けさせたの
じゃろう
違う!
僕は..
ジャックは...!
...マスター
少し
いいでしょうか
どうした..
まだ眠って
いなかったのか
すみませんっ
別に怒っては
いない
明日の...
継承の儀式の
ことを考えたら
眠れなく...
なってしまって..
...!?
...無理もない
私も最初の
儀式の前夜はよかなか
なかなか
寝つけなかった
ものだ
マスターも
ですか!?
そうだ
だがあと四回
同じことが
繰り返される
わけだからな...
嫌でも慣れる
安心しろ
折角だから
初回くらいは
存分に
緊張しておけ
はい!
わかりました
マスター!
マスター
なんだ
明日の儀式の後には...
いろんな偉い人に
あいさつを
しなければいけないと
ききました
そこには
ジャック様も
いるんで
しょうか?
...
ジャック様は
いつも優しくて
...何故
えと...
楽しくて
安心します
明日お会い
することが
できたら
きっと
きっと...
僕の緊張なんて
どこかへ
やってくれるような
気がして...
「グレン殿
「もうこれ以上
ベザリウス・バルマ両家を
お招きになるのは
お止めください」
「先代よりの
親交が
あるとはいえ」
「あの者達...
特にペザリウスを
見ていると」
「何やら
不吉な予感が
胸を掠めて
ならないのです」
...ギルバート
おまえは
ジャックのことが
好きか
はいっ!!
でもマスターもっとうきです
...
そうか
私も
あいつとは
そうだな
これ以上
何を疑う
こともなく
友であり続けたい
ものだー
.許さない
オレは
ジャック!!
ベザリウスを
許さない...?!
XXID.Amote
Retracel入
おまえは
いつも側に
いてくれた
私達の
〝はじまり〟の時から
ずっと
ずっと
う...
「オズ」はそこで生まれたんだ
ほら
見て見て
ひとつは
私ので
これで
おそろいね!
可愛いでしょう
双子の
うさぎさんよ!
もうひとつは
あなたの
ずっ...
気に入った?
...今度
来る時には
また別のお友達を
連れて来るわ
私が
いなくなっても
あなたが
寂しく
ないように
おまえ...!?
何をしている
放せ!
なんですか
その態度は
...エコーだって
体が勝手に
動いただけです。
エコーが助けに
入らなければ
消し炭に
なっていましたよ!
頼んでない!
知ってます!
エコーだって
わりをさすん
あれは
オス様...!?
本当に...
邪魔ばかり
入るなぁ...
!?
残念だけど
アリス
もう
時間切れの
ようだ
?
やはり...
こうして表に
出てくるのは
時期尚早
だったかな
ひどく消耗が
激しいよ
君とグレンだけは
なんとしても
消しておきたかったの
だけれど
それは一旦
諦めることに
しよう
...
!
知ってる
...さぁオズ
”鐘”!!
オレは
この光景を
見た
今一度
君の力を
100年前の悲劇の舞台で
この私に貸しておくれ
「ねえうさぎさん」
「ジャックがね
私を迎えに
来てくれるって
すっとずっと
一緒に
いてくれるって
言ったの」
「お願いよ」
「だから彼を」
「あなたが
この深い深い
穴の底まで
連れてきて頂だい」
やあ
待っていたよ
〝黒うさぎ〟
どうか
私と契約を
交わしてほしい
オレは
アリスの
笑顔が
好きだった
アリスはオレに
名前をくれた
人形を
オズに
してくれた
一緒にいると
あたたかくて
何よりも誰よりお
大切だと思った
届けた
そう思える
自分が
嬉しかった
だからオレはん
自分に
"はじまり〟をくれた
レイシーに
あ礼がしたくて
ジャックに
レイシーの
想いを
それが間違いいだったのか
そこで全てが狂っでしまった?
もうすぐだ
レイシー
すまない...
ずい分と
待たせて
しまったね
今君のもとに
この世界を
届けるから
!?
何
!!
.....あ
あ
地震!?
なんだ
この光は...!?
黙れ!これは命令だ!
命令だ!
女子供も
関係ない
この城に
いる者は
一人残らず
殺せ!!
兄さん!?
.......
まずい...
いい加減に
っ...
そこを退け!!
レインズワースの鍵は
まだバルマ公の
手の内...
バスカウィルのE
彼の
本当の主人は
グレン!!
ハンズに
......
...やれやれ
今の彼を
オズ君の元に
行かせては
いけない...!
未だ
話の途中だと
いうのに...
ふふ
はは
は
ははは
これが
ちっぽけな
人形に
光が宿った
瞬間
“アヴィスの力は
人を
チェインに変え、
自我も思考も
一切の感情も
まだ存在しては
いなかった
無きものに
与える”
ただ人形は
見つめ続けて
いた
ふたつの躯に
ひとつの意志を
宿して
彼女の世界と
アヴィスを
行き来しながら
少女と
それから
どれ程の時が
経ったのだろうか
それを
繋ぎとめる
かのように
久しぶりね
「もうここに
来るのは
最後だ」と
隣のそれが
ゆらめいた
彼女は
つぶやいた
駆の奥で何かが
締めつけられる
ような気がした
はは
は
は
は
は
は
美しいね
君達にも
君達にも視えるだろう?
まるで
黄金の砂粒が
舞っているかのようご
ようだ
...何を
何をした..
ジャック..!
この世界を
取り巻く”銀”を
断ち切った
だけだよ
この地を中心に
”鎖は崩壊を
始めている
......
暫くは時間が
力かるだろうけど
やがてこの世界は
アヴィスへと
引きずり込まれる
......
どうしたんだい
アリス?
記憶を失くしていても
この光景を
覚えているのかい?
魂が
なのに
君と
100年前の
サブリエでも...
私は同じように。鎖”を
断ち切ったんだよ
グレンか
私の邪魔をした
“黒竜”
〃島木〃
〃愚鳩〃
あ
〝鷹獅子〟
行け!
今...
何か..
?
これ...は..
...なぜ
”鎖”の
崩れゆく
音が...!
なぜだ...
音が止んだ...
君の仕業か、
グレン
グレン様...
五体の黒翼を
全て解き放たれたの
ですか?
......
それでも”風”が
断ち切られたことにより
流れこんできた
膨大なアヴィスの力は
こちら側を飲み込もうと
してくるだろう
黒翼達の力で
”銀”の崩壊を
押し止めさせる
その力を全て
この地へと集め
サブリエごと
アヴィスの闇に
還す
ならば...
どうしておまえ
おまえが
こんな...
なぜだ!!
こんなひどい
真似を
答えろ..
答えろ
グレン
ひどい真似...というのは
私がバスカヴィルに
人間達の抹殺を
命じたことか?
じきにサブリエは
アヴィスに堕ちる
それに巻き込まれた
人間はアヴィスの力を
取り込むことになり
多くがその躯を
チェインへと
変貌させる
ことだろう
そうなれば
チェインとしての
死を迎えぬ限り
その魂に
“百の巡り”が訪れる
ことはない
アヴィスという名の
牢獄に永劫に捕らわれ
続けるのだ
...私はそれを
防ごうとしているに
過ぎない
手の届く範囲の
者だけでも
その者の魂が
再びこの地に
降り立てる
ように
グレン!
違う!
私が
言いたいのは
なぜ君が
“鎖”の崩壊を
止めたのかと
いうことだ!
やはり...
貴様か...
...クレン?
貴様が...!
ジャック!!
やめてくださ
きゃ!!
ジャッ
!
ひどい血...!
ケガしてるの?
大丈夫!?
ねぇジャック
何が
起こってるの?
アリス
ずっと地震が
止まないし..
私こわくて
アリス
君の力で
グレンの
チェインを
止めてくれ
君が
与えてくれたか...
“思うさぎ”は確かに
〝鎖〟を破壊してくれた
オズにはもう
«鎖〟を断ち切る力は
残されていない
だから
いや...
アヴィスの
意志!
なのに黒翼が
邪魔をしているんだ
お願いだ
アリス
そうやって
おまえは
オズの魂を
弄んだのか
...どうした
今のアリスは
私の呼びかけに
全く応じようとしない
私が白いドレスを着て
おまえを
待っていては
おかしいか...?
...オズに
だから
おまえから
聞き出そうと
何を
したのか...と.
アリス..
おまえは
...どうして
平気なんだ
...?
そこで
泣き叫んでいる
オズの姿が...!
視えないのか?
聴こえない
のか?
嫌だ...
嫌だ!
アリス
...
殺したくない
壊したくない
そんなことは
誰か...助けて...
どうでもいい!
...私
消えてしまう
けれど
その時は
友達に
なってあげてね
もしも..
この子を
みつけることが
できたなら
ふたつの奴は
はじまりの場所に
戻って
彼女は
いなくなって
人形は
見つめることを
やめて
眠りについた
瞼の奥で
遠くで
誰かの泣き声が
聴こえたような
気がした
それが
小さな何かを
抱きしめて
微笑んでいるような
そんな夢を見た
♡!
??
今すぐに!
アヴィスの意志と代われ!
君では駄目だ!
早く
私の声に
応えるんだ
アリス
アリス!!
やめろ...
アリスは
こっちに
出てくるな...!
アリス!!
聞こえているか!?
早く
グレンのチェインを
止めてくれ
それが
無理ならば
もう一度
〝黒うさぎ〟に〝鎖〟を
断ち切るだけの力を!!
このままでは
君を迎えに
行くことが
できなくなったんだ
ジャック...貴様
オズにこれ以上
何を
この世界と
アヴィスを
一つにするためには
君の力が
必要だ
アリス!!
アリス..
そこを代わって
頂だい
ジャックが
呼んでる...
だめ...だ...
どうして?
あなただけ
ずるいわよ
どいて
くれないのなら..
力ずくで
あ...く
だめだ
まずい...!
......め
わけ...
ジャック...おまえは
この世界を
終わらせるつもり
なのか
オズの力を
使って!
クク...
馬鹿か
そんなこと
私が許すわけ
ないだろうが!
このままでは..
すぐに躯を
乗っ取られる
オスは...
アリスは...
アリス...
早くそこを
どいて...!
そしたら
オズ
おまえは...私達の
はじまりの時から
ずっと側に
いてくれた
おまえが
一緒で
私はとても
嬉しかった
...ありがとう
だが安心しろ
アリスは
もう一人の
私であり
おまえは
私のものだ
私は
私のものを
奪わせない
護り抜
みせる!
アリス
君の笑顔が如くきだった
一緒にいると
あたたかくて
何よりも
誰よりも
大切で
のことを護りたかった
護りたかったんだ
悲しむ必要は
ないよ
...ほら
オブ
君の手の中には
最初から...
何も存在して
いないのだから
君はチェイン
破壊の
“思うさぎ”
愛する者も
護るべき者も
君が
手にしたものは
全てがまやかし
そのことを..
どうか忘れずに
いておくれ
オズに
戻った...!?
あ
オズ!!
ベザリウス!
オズ!
!?
え..
体が...透けて
オズ
怪我は
ないか
ギル
ごめん
オレ
オレ
は...っ
ギルバート
撃て
!?
起きたわ!
!?
!?!!?
彼女が
パッチ...
うわあぁあっ!!
いる!?
あら?
こっちにも
彼女がいる!!!
それでいい
ギルバート
今も昔も
変わらず
おまえは
私だけの
従者で
あればいい
手の中には...
X17.BrokenRabbit
RetracellX
バンドラハーツ『@-おわり
SpecalThanks
滝リサエコン...わかりました
山崎っさんいいいのはなにだ!!
...うむりずエコってしないですね。お姉ちゃんがいいんだけど、あっちですか
いいのようなことは、北条日、本人も早く山さんにおいてね〜
そろそろ
水着の食べ物で、幸せですから、そんなことはないのかもしれなかったのでしょうか
みずもっ!!
これからも...まずまずいくらいの時間がわかったのであれば、今回のお
いつもおかげで、それは一人の目的にさん、彼女は何度もしないかもしれないでしょう!!
「そういうわけではないのか」って、父と同じようなのだと思いましたのですが、なんです。
上記して何と見上のいいもありがとうございます
みなさんおかしいね...私も、自分を言えないですかー
--andyou!
カバー用著者コメント
ExtraContents
☆コミックス発売時のカバー-用著者コメントを収録
デジタル版「Ver.100
Gファンタジーコミックス
PandoraHeats
18
2012年11月2日発行
著者/望月淳
«2012.bunMochizi
初出/月刊Gファンタジー一平成24年4月号〜7月号掲載
発行人
田口浩司
発行所
株式会社スクウェア・エニックス
くページ抜け・誤植・内容についていてのお問い合わせ>
スクウェアエニックス・サポーツ・スクリエア・エージス・ザポートセンターいくつかの向いて言わせてくれないんじゃないのですが、
くだユワーの不具合「再ダウンロードできないけれど」「キュー」「フォーマース」のように今年、販売に関するお問い合わせシークーにお願いさせてい
本作品を購入された電子書籍書店のサポートセン彼女が一瞬、2018年のターにお問い合わせください。
この作品はフィクションです。実在の人物が団体事件などには、いっさい関係ありません。
本作品は、作品のオリジンナリティを尊重し、台詞や表現を発表当時のまま収録しています。
あくまで作品世界の中での表現で、あることをご理解ください。
本作品の内容の一部あるいは全部を著作権者、出版権者等の許諾なく、施法人、カーチェットへのマップの
本作品の内容の一部のOVは、転職、複号、複製、人衆送信は、初めてのサービスに朝起きて、香川雅也山山さんのお客様が送って、インターネットへのアップロードしてみました。
翻訳、研究等を行うことは、著作権法上の例外を除き法律で禁じられています。
これらの行為を行った場合、西法律により刑事罰が科せられる可能性があります。
表紙用マンガ@
ExtraEontents
mtentsおわり
☆コミックス発売時の表紙用マンガを収録
表紙用マンガの
クレン様の事実なる一日。
ExtraContenta
☆コミックス発売時の表紙用マンガを収録
PapdoraHearis
JanMachizaki
まだ夢を
見ているの
だろうか
なんだ...
ひとまずは
歓迎しておくと
するよ
「アリス」
バチ...
アリス...?
すぐに
アリスは
「彼女」じゃ
ないことが
わかった
アリスは
でも
なんていうか
色々..
ひどい。
この子が
笑うのは
好きだ
躯の中が
不思議と
あったかく
なる
...「オズ」?
それが
この人形の
名前?
そうよレヴィ!
さっき決めたの!
......
なーんかあいつって昔からモテ
昔からモテるん
だよなぁ
オズメて名前だっちこいつオスだな
それと...
ほれ
オズなら
こっちな
オズ!!
オズ!
オズ!
今日から
あなたは
オズよ!
オズ...?
それは
人形のこと?
それが...
「自分」の
名前
世界が
輝きを
増した
アリスが
名前を
呼んでくれる
たびに
「自分」が
形どられて
いくような
気がする
もっと
多くのことを
知りたい
どうやらそぞはすえこうしいのよ...
いえ...しかし、みたいにオレってならった方がいいのかな
もっと
多くのものを
見たい
もっと
もっと
オズ!
アリス
だから...弱みを見ればやめまし
なんだか
話し方が
怖くなった。
白い方のアリスはオレ...の真似をして時々こっちに遊びに来た
白い方のアリスは
オレ...の真似をして
時々こっちに
遊びに来た
君と一緒に
いたい
おまえは
今日も
美味しそう
だな!!
アリスの躯は
オレと同じで
ふたつあるけど
「中身」は
ひこつひとつ
違うらしい
外を...ね
見てみたかったの
私はここから
出られないから..
代わりにアリスに
行ってもらったわ
パンドラ/ーッ!!
かつての
美しさを
失ってしまった
アヴィスは
嫌だ...嫌だよ
嫌だ...嫌だよ
アリスもほとんど
笑わなくなった
アリス
君の名前
アリスって
いうのかい
可愛らしい...
名前だね
え?
.......
みつけた...!
オズ...!
これを
あの人に
届けて...!
船の中から...
唯一これだけ
拾い上げてこれだ
レイシーの
記憶のカケラ...
レイシーの想い...
きっとあの人に宿けたかっ
届けたかったと
思う
うか
オレが目を覚ました
覚ました時
どこにも姿が
見えなくなって
しまっていた君は
ずっと
その子の中で
生き続けて
いたんだね
闇がなお
レイシーの
全てを消そうと
まとわりついて
くる
消えるな
少しの間で
いいから
この人に
届けるまで
引き受ける
大丈夫
片方の躯が
なくなる
だけのことだ
レイシー
あの時は
名前すら
知らなかった
オレに
はじまりを
くれた人
あなたに
お礼がしたい
ありがとうと
はい、
声はもう
届かなくても
オレにも
視える
聴こえる
歌が
なんて
綺麗な
ボタ...
伝わった?
ちゃんと
オズ...!?
アリス...
駄目だよ
そんな
悲しそうな
顔は嫌だ
だから...
オレの大切な
アリス
え笑って
選みのうまれた日に
Retterentixil.BlackPabook
...オズ
オズ!!
聴こえた
流れこんで
きた
歌が
レイシーの
声が
記憶がー
RettacebIXXI
その歌
出会った
ばかりの頃にも
歌っていたね
私はただ
兄様が作った曲に
勝手に歌詞を
のせている
だけだから
曲名は
なんというん
だい?
...それは
兄様に聞いて
照れた
照れたわ
...曲名は
特に
決めていない
好きに
呼べばいい
では
「レイシー」で
早いな!
こんな
ちっぽけなものが
オレの...
真実
R.etrace.IXXI.
Black.Rabbit
きみの生まれた信
cONTINTS
Retrace:LXXI
Bioody.iabbit
Retraoe.IXXHI
...
アーサー・バルマ
?
Retrace:Lixir
Broken'abbit
からっぽな岸
119
...この8年間
辛くて悲しくて
どうしようも
ない時に
いつも
そのメロディを
ロずさんで
いたんだ
歌詞までは
わからなかった
けれど
それでも...
レイシーが
側にいてくれる
ような気がした..
だからこの歌は
私にとって
君そのもの
なのだが
気に入らない
だろうか?
兄様がいいと
言うのだから
好きにすれば
いいわ
ありがとうレイシー
おかしい
ジャックは...
おかしいわ
あの日
あの時
貴方に
声を掛けたのは
本当にただの
気紛れだった
兄様と
喧嘩をして
屋敷を
飛び出して
連れ戻される
までの
暇流しに
過ぎなかった
ピアスを
渡したことだって
すぐに忘れたわ
なのに
貴方は
自分から
触れてきたのだって
再会した時の
あの一度だけ...
ジャックはただ
私の側に
いられれば
いいのだと言う
それ以上の
感情を
決して私に
押しつけて
こようとはしない
......
レイシー?
...やっぱり
貴方は
おかしいわ
異常よ
貴方が
少しでも私を
求めてくるような
ことがあれば
すぐに突き放す
つもりだった
私がいなきゃ
生きていけない
ような顔を
しながら
自らが引いた
境界線を
越えてこようとは
しないジャック
私だけを
見ているような
フリをして
きっと、その奥には
何者も
映していないで
あろうジャック
でも...
でも...
不思議ね
不思議ね
異常と
わかっているのに
そんな貴方と
過ごす時間が
とても
心地よかった
ただ側に
いてくれる
それだけのことで
ひどく心が
安らいだ
ふわ...
だけど
だけど
それと同時に
私の
胸の奥には
真っ黒な
靄が
広がり始めて
いたわ
何故
ジャックに
嘘をついた
本当のことを
言って
どうなるの?
ジャックが私を
ここから
逃れ出して
くれるとでも
言うのかしら
...おまえが
望めば
あいつは
...
......
...ごめんなさい
いじめすぎた
わね
ねぇ兄様...
お願いだから
全て自分のせい
だなんて
思わないでね
この紅い眼を持って
生まれてきて
それなりに
色んなことが
あったけれど
私
自分が
不幸だなんて
思ったことないわ
この眼のおかげで私は
人間の残酷さと
読さを
知ることが
できたもの
それって
つまりは美しさを
知ることと同じよ
ほんの少しだけ
見方を
エ夫すれば
いいだけ
当たり前だと
思っていたものが
奇跡の産物だと
知った時
あらゆる事象が
美しく儚く
尊いものだと
感じられる
私は
この世界を
愛しているわ
おまえは...
強い
違うわ兄様
私は単純に
他人の何十倍も
ひねくれている
だけよ
...おまえが
消えて
しまったら
私は
寂しい
...「寂しい」...?
?
胸の中に
広がる
この黒い靄は
私がずっと
見ないフリを
してきたもの
すっとずっと対したの
封じ込めてきた
想い
...
ガラじゃないわ...
......
この世界から消えていくことが
貴方の脚にいられなくなることが
「寂しい」と
ここまで気づけなかったことが
こんなにも
寂しいなんて
...
おまえ...っ
オズに何をした...
何をしたんだ!!
ジャック
何を
視てきた
レイシーの...
歌が...
聴こえたよ...
グレン
レイシーは...
...!!
もう...
ここには
戻ってこれないの
だね...?
ああ
そうだ
......
簡単な
ことだね...
うん...
それなら
世界を
君のもとに
届ければいい
兄さん...
駄目だよ!
いくら記憶が
戻ったからって..
「自覚」した
からって
まだ傷が...!
ギルバート君!
何が
あったん
です
オズ君は
オズ君は一緒では
ないんですか!?
...オ...
ス...?
.......
感心せんな
帽子屋よ
!
リトレイス
KetracellXXI
与えた
情報の対価は
しっかりと払って
もらわねは
バルマ公...!
っ
...それは
我の物じゃ
返して
もらおうか
...皆の者
「ジャック!ベザリウスが
自らの躯を用いて
グレンッ
バスカヴィルの魂を
封じた」という話は
偽りであった
見た通りじゃ
ジャックが
己の存在を
抹消するために
吐き出した
虚言である
ジャック!
ベザリウスは
英雄に井ず!
奴こそが
全ての元凶
100年前の悲劇を
引き起こした
黒幕である!
オズ
君が
自分の奴を
壊してまで
レイシーの想いを
届けてくれたから
私は
自分の
するべきことが
わかったよ
するべき..
うん
私は
この世界を...
レイシーが
愛した世界を
アヴィスに還す
アヴィスの
一部となった
レイシーが
もう
寂しい思いを
しなくて
済むように
オズ君は
そのために
私が
アヴィスの意志に
頼んで作らせた
チェイン
この世界を
形作る「鎖」を
断ち切るために
生まれた
血染めのッピット
黒うさぎだ
―アヴィスは
――?全ての「はじまり」ではあるが
ではあるが
それと同時に
全ての
「終焉」でもある
その力に
引きずり込まれて
しまわぬよう
この世界は
「銀」によって
護られているのさ
...そんな話は
聞いたことが
ない
そりゃあ
そうだ
自分で
話してても
恐ろしく抽象的な
話に聞こえるよ
しかし
この世界を
この世界として
留めようとする
力は確かに
働いているよ
ただ
視えていない
だけだ
触れることが
できないだけだ
空気と
同じように
君のすぐ隣にも
その「鎖」は
存在している
バスカヴィルは
その「銀」を含めた
アヴィスに関する力を
見張っている
わけだが...
―――では
...では
もし
その「鎖」が
壊れて
しまったら...?
それを
聞いたところで
なんの意味も
ないことだよ
100年前...
あの時は!?
邪魔が入って
失敗した
だからこんど
今度こそは
オズ...
君のその
破壊の力で
「鎖」を
断ち切って...!
馬鹿か
ジャック
そんなこと
私が許すわけ
ないだろうが!!
まったく
ようやく
あの無口女に
一蹴りくらわせ
られたので
戻ってきてみれば...
誰の許可を得て
私の所有物に
手を出している
ジャック!
Rettacel_
XXI.Blood"Rabht
”鎖”...?
この世界をグルグル
巻きにしている
おーきな“鎖”が
存在している
らしいんだ
...ねぇアリス
君の力なら
その”顔”を
破壊することも
可能なのだろうか?
...壊すの?
どうして?
勿論
君と一緒に、っこり
いるためさ
君はこうして
こちら側に
やって来ては
いるけれど
“銀”がなくなって
この世界と
アヴィスが
一つになれば
その躯は
もう一人の
アリスの
ものだろう?
ジャックが
私を
本当の君を
迎えに行けるのでは
ないかと思ったんだ
迎えに
うん
だから...
そのために
...ね...?
それは、無理
この
小さな瓶で
そんな力を
使えば
壊れてしまう
レイシーが
殺していって
くれた
この級が
ねんだ...?
私が「中」に
いるせいで
私が「中」にいるせいで
すでにこの子の
いろんなものが
これまでの
二人のアリス...
どちらとも違う
壊れ
はじめている
まさか
君は!
アヴィスの...核
なのか...??
これ以上は..
これ以上は:
いやだ
いやだ
バチ...
あら...?
ジャック
どうかした?
さぁ...
「この
小さな躯で
そんな力を
使えば
なら......なん?
アリスでなければいいという
いいという
ことだね...?
力を
行使するのが
え...?
アリス
どうか私に
力を
さあワカメ!!!
今日も元気に
私の頭を
なてくりまわすがいい!!
おまけマンガ「アリス氏のこだわり、
大体なんで
いつも
オレなんだ!
頭をなでてほしいなら他の奴でも
他の奴でも
いいだろう!
たしかにそうだ!
一つの味で満足せずに
新たな美味を求めるのも
また良し!
さあオズ!
私の頭を
なでるといい!
わーい
次はおまえだ
女!
断る!!!
お...
お願いします
お姉様!!
では私もーー
さあワカメ!
私の頭を
なでるといい!
なんでだっ!!
それはそうですからねーっ!!そんなことをするのですよねえねえよね
あープもわかるかも!!
そんなもんで大きくてなんかちょっと飲むするみね〜
なにか
違ったらしい
チェ大きくてよかった...チュ大きさとよかうた....
「あなたは
私にとって
特別な存在
「大事な
大事なともだと
お友達」
「だから...
約束よ!?」
「もしも私が
苦しんでいたら
傷つける人が
いたら」
「その時は
あなたが」
「私を助けてちょうだいね?」
”鎖”を
断ち切る程の
力を宿した
チェインを
私に与えて
ほしい
tentarcel.
外が騒がしい...
何かあったのか
わからわがわ...。
っ...
私は..
どれくらいの間
眠っていたんだ?
わかっ
包帯の瞬間に
メモ...?
な...?
誰がこんな...
真似を
パラ...
ふふ...
また
君か...
また君が
私の邪魔を
するのか
アリス
わからんが
何度も同度も...
オズの声が
聴こえた
泣きそうな声で
私の名前を
呼ぶのが
原因はたぶん
おまえだろう
ジャック!
今すぐ
オズの駅から
出ていけ
そいつを
泣かせていいのは
この世でただ一人
私だけだ!
それは大きな
誤解だよ
アリス
違う...
オズの中から
出ていくべき
なのは
”思うさぎ”は
私の
チェインだ!
消えるべき
なのは...
アリス!!
君の方だよ
アリス
...チェインが
欲しいの?
!
なら
ちょうどいい子が
いるわ
これは...
黒うさぎ...?
ふかい...ふー、
ふかーい
アヴィスの底で
この子なら
きっと
...名前は...
はじまりの時から
ずっと私の
側にいてくれた
お人形よ
他の子達とは
比べものに
ならない程の力を
受けとめることが
できるはずだわ
なんだった
かしら
忘れちゃったわ
そういえば...
昔...レイシーの背後に
大きなうさぎの
シルエットが
見えたことがあった
あれはきっと
レイシーと
契約を交わしていた
チェインの姿――...
光栄だよ
彼女と
同じタイプの
チェインだなんて
なんの
音だ...!?
バルマ公!
今の話は..
どういうこと
あんたは...封印の石に
使われているのが
ガ...グレン様の駆だって
知っていたの...!?
知ったのは
つい先日
それまでは汝ら同様
石の中には
ジャックリベザリウスの
駆があるものと
思い込んでおった
確証がまだ
なかったが故
知らせずに
いたが...
口惜しいの
我はまんまと
踊らされた
わけじゃ
...
アーサーバルマの手記は
発見される
ことを前提に
ジャックリベザリウスが
己に都合の良いように
書かせたものじゃった
そうとは
知らずに見え
我は
この書を
手にしたこと自体が
真実を勝ち取る
ことに等しいと
錯覚してしまった
せめてもの救いは...
最後はこうして
気づいたこと
じゃろうか
手記の中に隠された
アーサーバルマの
本心に
二重三重の
暗号に身を潜めた
それらの言葉は
あるいは
暴かれることを
望んではいなかった
のかもしれん
だがそれでも
書き記さずには
いられなかったの
だとしたら
あれは
まさしく
我が祖先の
懺悔の叫びに
他ならぬの
じゃろう
「ジャック!!
ベザリウスは」
「私にとって
別世界の
人間だった」
「明るく
優しく
才智にたけ」
「人望厚く」
「そして何より美しい」
美しいし
「地味で
□下手な
自分とは
正反対し
「だから」
「彼が私なんかに
声をかけて
くれた時は
何かの間違いでは
ないかと思った!
「私のことを
“友”だと」
「そう彼が
言ってくれた時には
心が震えた」
「しかし...
違ったのだ
「あの男はただ
私の妹に
接触するために
私を利用したに
過ぎない」
...
「ああ...
恐ろしい!
「恐ろしい!
「あの悪夢
サブリエの悲劇が
たちの悪い
嘘であったなら
どれ程...
...アーサー
作業は
順調...かい?
「ジャックは」
「あの男は
生ける亡霊だ」
「奴に
気づかれぬよう
「ここに
私が知る限りの
ジャックの所業を
記しておく」
「かつて
ジャック自身が
私に言ったように」
「これらの
全てが」
「滑稽な御伽噺で
あったなら
よかったのに
...つまり
その
思うさぎという
チェインと契約を
交わすには
そう
アヴィスの扉を
開く必要があると...
そういうことかな?
ジャック
大抵のチェインならば
あちらとこちらの
間に生じた
“道という歪みを使い
やってくることが
可能らしいが
黒うさぎの場合
より大きな道を
開く必要があるのだと
アリスに言われた
そのチェインを
手に入れて
君は一体
何をするつもりだ
君への
思返しを
ミランダ...
君の助けがじけしば
なければ
私は永遠に
レイシーとの
再会を果たすことが
できなかっただろう
そんな彼の首を手に入れる
手に入れる
つもりなら
本当に
感謝して
いるんだ
グレンの力は
強大だよ
彼と同等...
いやそれ以上の
力を持って臨まねば
不可能だと
私は思うのだけれど
...そうだ
剣の腕は
言うに及ばず
彼にはグレンの証たる
五体のチェインが
ついているからね
私は!
彼を自分のものに
したい..
初めて
私は見た時からずっと忘れっしない
忘れられない
彼のあの
美しい首を
この腕に抱いて
ロ付けを
交わしたい
やがて
その躯が
腐敗を始め
ゆっくりと
死へと辿り着く
その瞬間を
この目に
焼きつけるんだ
そうして
漸く
彼は...オズワルドは
永遠に私だけのものに
なるんだ
ーーアヴィスへと
繋がる扉は
全部で5つ
内私が所在を
把握しているのは
バスカヴィルBBの
地下に在るとされる
一つだけだ
扉には当然
見張りがつく
バスカヴィルの民は
みなチェインを
使役するそうだから
”ただの人間”である
君では全く
相手にならないだろう
でもね
でもね
一日だけ扉の警備に
顔が生じる
日が存在するんだ