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4.
車田正美
...
SwirerT
集英社文庫
9784.087.034086176538
1988年11月26日(月)第192017905
ISBN4-O8-617653-X
cO179¥590E
定価本体500円十税
セイントセイヤ
聖域にはひこる邪悪の根源・教皇と対
決する気持ちを固めた沙織。星矢、紫龍、
瞬、氷河も一時は自分の地へ戻って行く
が、沙織と共に聖域へ向かう決心をする。
遂に聖闘士同士の全面戦争が始まった!!
東京科文は
SELYA
車田正美
集英社文庫
CONTENTS
戦えノ女神のもとでの昔...
大いなる未来のためにの巻...
筋子座アイオリアの挑戦の巻...
激突/黄金聖衣の春...
天野の時いき...
セイント
女神のもと
それで星矢
おまえが
気がついたら
砂にその書き置き
だけをのこして...
魔鈴さんは
いなくなって
いたというのが
今さら
女神を守れとは
どういう
意味だろう?
ああ...
第一女神なんて
いうものか
本当に存在
するのかな?
さあね
どっちにしろ
関係ねえよ
もう
コリゴリ
だぜ
こんなことは
フッ
おまえまるで
母親においてけ
ぼりされた
ダダッ子みたい
だな
うるせえ!
でもなには
ともあれ
みんな無事で
よかった...
フッ
ウムオレたちの
身がわりになった
暗黒聖闘士の
ヤツらには
がわいそうなことを
したが..
それにイッキ
一輝の
ことも...
いやヤツなら
自力でかならず
生きのこっているさ
ヤツの強さはハンパじゃ
ないからな...
黄金聖衣も
こうして全パーツ
無事にとりもどした
ことだしそろそろ
もどろうか
氷河...
すて
ちゃえよ
そんなもん
まったく
おわらいだぜ
そんなニセもののために
どいつもこいづも
必死になって
みせものの
銀河戦争だ
暗黒との死闘だと
一体なん人の人間が
たおれていったんだ
さっきも
いったろ
その黄金聖衣は
ニセものだ
エ?
白銀の
ミスティが
いってたがな...
あれもこれも
すべては~
クラード財団の
城戸沙織...いや
城戸光政という
ジジイのせいだぜ
大体
城戸光政って
のは
なに様だ!
権力と財力に
ものいわせて自分の
やりたいことを
ゴリおしする
悪党じゃねえか!
そのために一体
どれほどの人間が
ないたり死んだり
したと思ってるんだ
今度の銀河戦争に
したってそうさ
聖闘士同士の戦いを
日本でやりたいという
バカげた欲求ではじまった
ことだろう
セ...
そんな
ヤツがオレたちの
父親だってのを
しんじられるかよ!?
星矢...?
な..
なんだって?
なんていった
今...
ち...
父親...?
城戸光政が
ぼくたちの
父親だって?
本当だ!
ヒ...
氷河!?
バカな...
本当か
それは...
お...
おまえ
この
ことを...
しっていたさ
七年前
はじめて
この日本へ
きたとき
からな...
な..
城戸光政は
日本だけでなく
世界中にも
子どもをうませた
女性がなん人かい
「オレの母親も
そのびとりだっ
というわけだ
母につれられ
はじめて父の国とい
日本へむかったが
途中遺難し
母は死んだ
ひどいばっちは
オレを日本で
まっていた父というの
城戸光政だったのさ!
だがあいつは
父親としてのあただがい
言葉などひと言も
かけてくれなかった
酵上の
捨て子のように
オレを一べつ
したたけだった!
...
みんなとおなじだ
...あとは
聖闘士になるため
ムリヤリ各地
とはされた
運よくオレは
母親のねむる
だったがな
そこでオレは
静かに一生を
おえるつもりだったのさ
母のねむりの番でも
してな...
だが
聖闘士になった
オレにそんな
安藤な暮らしは
ゆるされなかった
聖域から私闘を
えんじるおまえらを
抹殺してこいと
指令をうけたのだ
だがふたたび
おまえらにであい
ふれあっている内に
オレはまよった
聖域からの指令
どおりおまえたちを
ほうむるべきか
それとも...
フッ
結局決断の
おそさがオレ自身も
おまえらの仲間と
みなされ聖城から
ねらわれるハメに
なっちまったがな...
一輝に
したところで
そうさ
おそらくッじゃっ
城戸光政という
この世でもっとも
憎悪する人間が
父親とわかったときに
あいつは阿体羅と
なったのだ
あいつの体内の血は
過流したはずだ!
しかしもっとも、にも
べき相手、城戸光政自身の
すでにこの世にいない
わかったとき。
たんにデス
クィーン島での
地獄の毎日が
あいつをかえたん
じゃない
..
...
数万光政の息の
わかったものはすべて
いや、そういうことは
破壊と自悪の対象に
なったのだ!黄金聖衣も!!
百人の孤児も!!
城戸光政という男の
たおいのするものは
すべてこの地上から
消滅させようと
したのだ...!
一番身近な
弟であった瞬
おまえこえてした?
あいつとの
戦いでオレは
そのことを
いやというほど
感じたさ...
そうか
一輝は
黄金聖衣の
略奪や復讐が
目的でかえって
きたと思っていたが
そうでは
なかったのか...
自分さえも
消滅させようと
思ってかえって
きたんだ...
そんな
気がする...
おそらく
にいさんは
だれだって
あの城戸光政の血が
ながれていると思えば
自分自身の体さえも
すてたくなるさ
フッ
それなら
おまえはもう
大丈夫だ
おまえも
おれも..
いやオレたち全員
今度の戦いでは
いやというほど
血をながした
いっそ
体中の
すべての血を
ながしつくしてな
城戸光政の
血はほとんど
ながれでてしまったさ
なに!?
はん?
フッ
一週間ほどで
人間の体内の
血液量はもとに
もどるというか...
いやな血を
すべてはきだし
ぼくたちは
うまれかわった
ようなものだね
クス...
ち...
ちがいない
アハ...
アハハハ八ハハ
おい
これがあの
グラード
コロッセオか?
しんじられない
すっかり廃墟と
化してしまっている
じゃないか......
オレたちが
富士で
戦っている間に
一体なにが
おこったんだ?
うっ
沙織よっ
お嬢さんだぜ
なに
やってんだ
あいつ
オレたちをここで
ずっとまってたん
じゃないだろうな
あ...
四人とも
無事に
もどって
きたのですね
別にもどり
たくてもどって
きたわけ
じゃねえぜ
ケジメをつけに
きただけさ
関係ねえ
もうあんたの
思いどおりには
ならないぜ
オレたちは
これから
自由に生きてく
そうみんなで
きめたんだ
さあ約束どおり
黄金聖衣はとり
かえしてきてやった
じゃあな
あっ
どこへ
いくのです
そんな
勝手なことは
ゆるしません
なんだっ
て?
かまうな
星矢
あなたたちが
えらばれた
戦士だから
です!
あなたたちの
本当の戦いは
今こそ
はじまるの
ですよ!!
またか...
本当の戦いって
銀河戦争の次は
どんな企画が
あるんだい?
おだまり
なさい
おじいさまを
悔呼するような
ことばは
ゆるしません
尊敬しろとでも
いうのかよ
あっちこっちに
子どもをつくり
オモチャあつかいした
ようなヤツをよ!
そんなに
やりたきゃ
今度はおまえが
女子プロでもやりな
そのほうが光政の
じいさんも
よろこぶぜ
ヘッ
冗談じゃねえ
そうですか
しったのですか
自分たちの
出生の秘密を...
ならば
都合がよろしい
なに?
わたしも
今こそ真実を
おはなし
しましょう
うっなんだった
これは
これは...
ご...
小宇宙!?
城戸沙織の
な...なんと
強大な!!
おじいさまの
ことを...
あなたたちの
ことを...
そしてわたしの
ことを...!
しかも
やすらぎに
みちた
小宇宙を感じる
とは言体
それは今から
18年はどこ前
光政術がギリシアを
グループ旅行中
アテネの廃墟において
ひとりの戦士に
であったことから
はじまるのです!!
光政鏑は
そのとき
はじめて
聖闘士なるものの
存在をしったのです!!
その戦士こそ
黄金聖闘士
射手座の
アイオロスと
いいました
そして戦いに
キズつき今にも
息たえようとする
アイオロスは
黄金聖衣の箱と
女の赤ちゃんを
だいていたのです
聖域に
この子を
殺そうと
する者が
あらわれた...
どうか
この子が
成長するまで
まもって、
いただきたい!
はあ
死力をつくし
ここまで
なんとか
すくいだしたが
もはやこれ以上
にげきれない
この子こそ
この世に邪悪が
はひとるとき
なん百年かに一度
神がおくだしになる
救世主
..
女神の化身なのだ!!
ずれこの女神の
まわりに真の勇気
力をもった少年たちが
あつまってくるでしょ
邪悪をはらい地上の
正義なまあろうとする
少年だらが、
その中から成長した
真の聖闘士にこの
箱をあたえて
ください
この射手座の
黄金聖衣を...
そ・
そのはなし
真実なら
その赤ち
数百年に
一度うまね
というか
女神の化身
とは...
そんなことなくの
まさか
そういえば、それは...
城戸沙織
女神の化
身体が
フッ
なにを
おどろいてる
んだよ
みんな
それじゃあ
女神ってのは
傲慢でわがままな
女のことを
いうのかよ
全部
オレたちを
しばるための
つくりばなしに
きまってるだろ
冗談じゃねえ
もしあんたみたいな
女が正義を
ふりかざしたりしたら
逆にこの世は
間になっちまうぜ!
いいえ
射手座の
黄金聖衣が
それを証明
しています
だから
なん度も
いったろう
いい加減に
しろ!!
白銀聖闘士の
やつらですら
それには
みむきも
しなかったん
だからな!
だけど真の
聖闘士ならその
黄金聖衣になにかを
感じたはずです...
う...
そ...そういえば
一輝どの戦いのとき
あの黄金聖衣は
いつの間にか合体し
オレをまもってくれ
はるか!!
はさる一輝を
オレを勝利に
みちびい
くれたような...
ま...まさかあの
黄金聖女は本当の...
どうした
星矢!?
は...
これからオレは
自分の力で
ねえさんを
さがすことに
きめたんだから
いいや
だまされねえぞ
あの女にかかわり
あうのは
もうこりごりだ
最初から
クラード財団など
あてにしたオレが
まちがってたんだ
たとえ
なん年かかろうと
世界中の
はてまでいっても
かならすねえさんを
さがしたすんだ!
瞬...紫穂..
氷河...
あなたたちも
そうなのですか
エ...エエ...
残念ですが
このわたしと
共に戦ってくれる
ものはだれも
いないのですか
いいでしょう
臆病者に
用はありません
どこへなりと
さりなさい
あたしびとりでも、
戦います
正義をまもる
あのに!!
本当にこれで
よかったのかな
ぼくは
なんとなく..
いいんだって
気にするな
キリがねえよ
女神をまもれとは
あの沙織さんを
まもれということ
だったのかな...
......
いやばくが
気にかかるのは
魔鈴さんと
いう人が私に
かきおいていった
ことだよ
魔鈴さん...
感じたか
!?
感じた
まさか
沙織さんの身に!!
なにか!!
今の小宇宙
コロッセオの
中からだ!!
なにい
これは
っ!?
うっ
カラス
無数の
カラスが
...
沙織さんを
くつれていく!!
バ...
バカな!
ほかの
カラスが
黄金聖衣も
うばって
いくぞ!
くっせっかく
とりかえした聖女を
そんなことを
させてたまるか!
ギャ
いい
ガガア
しかたが
ない..
ギャーッ
ガーッ
拾っ!!
ギャ
ッ
星矢
おまえは
お嬢さんを
救出にいけ!
ガーッ
ガーッ
グェ
いいから
はやくいけ
ほっとくわけには
いくまい!!
エ?
な...なんで
オレが...
うう
グワ
フーッ
どうやら
黄金聖女だけは
ひとつももって
いかれずに
すんだね...
くっそ〜〜〜っ
まったく
面倒くせえこと
してくれたぜ!
ギャ
い
しかしなしで
なんで
カラスが
お嬢さんや
こんなものを...
ま...
まさか...
どうした
氷河
いや...
白銀に烏星座の
ヤツがいるときいた
ことがある
そいつは
まるで自分の
手足のように
カラスを
つかいこなす
そうだ
まさか...
日本へきた
白銀聖闘士は
ミスティたち
だけではなかった
というのか?
わからん
しかしこの
Gコロッセオが
わずかの間に
廃墟と化したのも
聖殿士の仕業
ではないのか...
ウム
たしかに
聖闘士数人の
力をもってすれば
雑作もないこと
だが...
で...でも
それが
事実だと
すれば...
ひとりで
...
った
星矢が
あぶない
フッ
帰ってきたな
がわいい
ヤツらよ
はて
すこし数が
すくない
ような
気がするが...
これが
城戸沙織とか
いう小娘か...
やれやれ
コロッセオの
破壊だけでなくあとから
こんな小娘までさらってこいとは
教室もおかしなことを...
おっと
きたない手で
その人に
さわるんじゃ
ないぜ
な...
なにいっ?
だれだ
おまえは
!?
青銅の
星矢だ!
星矢?
お嬢さんは
かえして
もらうせ!
バカな
おまえらは
ミスティたちが
葬ったはず...
残念だが逆だ
あいつら全員
海辺で仲よく
ねているぜ
し...
しんじ
られん...
そ...
そうか...
よかろう
ならば
白銀聖闘士の
真のおそろしさを
オレがおしえてやる!!
む
うけて
みろ
星矢!!
烏星座
ジャミアンの
ブラックウイングの
恐怖を!!
そら
いけ
兄弟
たちよー
くっ
カサス
けん
流星挙/
ガーッ
ギャーッ
グワーッ
グワー
ガーッ
グエーッ
なにが
Bウイングの
恐怖だ!
おまえの
カラスどもは
にげだしたぜ!
かかったな
星矢...
う...
なに!?
こ...
これは!?
な..
なんだ景気だ
黒い羽が
まとわりついて
はなれない...
バ...バカな
ただの羽に
こんなにも重みを
かんじるとは...
う...うう
これでは身動き
どころか息をする
こともできない!
とどめだ
星矢!!
クックク
口ほどにもない
ヤツよ
こんなヤツに
ミスティたちが
やられたとは
ふにおちん...
さあ
兄弟たちよ
その娘を
つれていけ
まあいい
オレは教皇に
いわれたことを
はたすだけだ
アテネの
聖域まで...
う...
うう...
なんだまだ
息がつか
あったのか...
さっさと
地獄へ
いけーっ
えろ
爆発
しろ!!
う...うう
あ...
ああ...
熱くなれ
オレの心の
小宇宙よ
奇跡をおこせ!
うおおねお
なっぎゃあー?
!?
ブラック
ウイングを
はじき
とばすとは...
くっだが
もうおそい
あの娘は
おまえの手には
とどかんわ!
くっ
流星挙〃
バ...バカな
あの距離から
一羽のこらず
うちおとすとは
こいつ本当に
青鍋か!?
うおお
っ
...
...
う...
うう...
どうやら
右腕が
おれたな...
ジャミアン
残念だが
勝負は
あずけとくぜ!
なに
フッ
そんな
ムシのいいことが
とおると思って
いるのかい
あ...
ああ!
ひさしぶり
だね星矢
約束どおり
聖衣をまとって
きてやったよ
おまえと
本気で
戦うために...
シャイナ
さん
チッますい
右腕はつかえ
ないし
こいつめ
もう
のがさんぞ
クックク
しかも
よりによっていくだって
一番苦手な
ヤツがあら
われるとは...
星矢おまえは
もう袋の
ネズミだよ
前後を
ジャミアンと
このシャイナに
はさまれ
右手は崖...
そして
左手は
おそらく
三百メートル
以上もある
絶壁だ
フッ
どちらにしろ
絶望的だな
星矢...
星矢...
う..
うう...
くっ...
なんだ
気がついた
のか...
もはや
おまえの
たすかる
道はひとつ...
もちっと
気を失ってりゃ
よかったのに...
わたしか
ジャミアンを倒して
突破口をつくるしかない
それともこの崖下へ
身をおどらせるか?
一番ヤバイ
ところだぜ
お嬢さん
イチか
バチか...
オレと
死ぬようなことに
なっちまっても
いいかい?
星矢を
しんじて
います...
よお
~~~し!
う
うおおお
オレにしっかりかまっ
つかまって
るんだぜ!
なに!?
とんだぁ
バカな
この高さから
とぶとは
血迷ったかぁ
自殺行為
としか
思えん!
フッ
星矢
あいかわらず
かわいいこと
するじゃないか
今おまえが
夜空にとんで
いく姿は...そう
エ!?
まるで
流星のようだったよ...
私は、
..
う...
うう...
セ...
星矢...
どこです
星矢...
星矢
.....?
た...大変
頭から
血をながして
いるわ
右腕も
おれているし
はやく手当てを
しなければ...
でも
この高さから
わたしを抱いて
本当に
とぴおりるとは
ありがとう星矢
わたしを
まもってくれて
星矢
やはりあなたは
真の聖闘士...
クックク
まだ
たすかった
わけじゃない
そいつに
礼をいうのは
ちとはやいぜ
お嬢さん
しかしおどろいたな
あの高さからとび
おりてふたりとも
死なんとは
まあみたところこいつは調死の状態
顔死の状態
とどめをさすのに
雑作もあるまい
星矢に
手をふれては
なりません
クックク
どきな
お嬢さん
もうおあそびは
これまでだ
なんなら
力ずくで
どかしても
いいんだぜ!
できるの
ですか
あなたに
な...なにい
小宇宙!?
ハカな
この小娘から
小宇宙を
感じるとは
一体!?
いや
そんな尺度を
すべて超越した
全宇宙的な小宇宙を
この屋下から感じる
な...なに
この
小宇宙は...
これほどまでに
雄大な小宇宙を
感じたのは生まれて
はじめてだ
ジャミアンのでも
星矢の
ものでもない
もっとビッグな
グレートな...
どうした
シャイナ
なにを
手間どっている
うっ
おまえ
たちは...
早そうに
聖域にひきあげて
こいとの教皇の
ご命令だ
聖闘士以上の
人間がこの下に
いるというのか..
ま...まさか...
たかが城戸沙織
とかいう小娘ひとり
拉致するのに
時間がかかり
すぎるぞ
アルゴル
アルセウス座
御者座の
カペラ!!
地獄の
番犬座の
ダンテ!!
むっ
うっ
なにい
なんだシャイナこの
この
小宇宙は...
フッ
おまえたちも
感じたか
女神以外、
いない!!
これだけの
小学宙をもつ
人間はおそらく
黄金聖闘士の
十二人にもおるまい
しかしこんな
おそるべき
小宇宙は
はじめてだ...
ま..
まさか
ここまでの
小宇宙を
もつものと
いえば...
バ...バカな
こんな小娘に
ここまで
威圧感を
うけるとは...
さあ
おとなしく
聖域へ
かえりなさい
か...体が
うごかない
まるで
金しばりに
あったようだ...
な...
わたしに
あいたければ
自分のほうから
でむいてくる
よう
にと
そして教皇に
つたえる
のです!
わたしは
にげもかくれも
しませんからね!
パ...バカな
教皇がおまえ
などにじきじき
おあいになるかーっ
やれ
兄弟たちよ
もはや遠慮
することはない
軟量は女神の
補佐役とはいえ
実質的に聖闘士を
家屋する力をもつのだ
いわば
88の聖闘士の
頂点にたたれる
お方だ...そ..
それを...うう..
この娘を
きりきざんで
やれー
ーっ
な...
なにい!?
う...うわ
よ...よせ
バ...バカな
カラスの群れが
オレにむかって
くるとは!?
オ...オレだ
オレがわか
らんのかっ
やめてくれーっ
な...なぜ
今まで手足の
ようにおれに
したがってきた
カラスたちが...
う...
うう...
くっそ
っ
うっ
おまえは
魔物か!?
はっ
な...
なんだ...
この男は
いったい
どこから...?
だれだ
おまえは!?
そ...
それにしても
なんという
戦闘的
小宇宙だ...
地獄から
まいもどり
そして今また
地の底から
まいもどって
きた男よ...
お...
おのれ..
ジャマするつもり
ならおまえから
片づけるぞ!
あ...
あなた
は...
片づける
フッ
カラスがこの
オレをか...
燕雀いすくんぞ
鴻鶴の志を知らん
とはまさに
このことだ
な...なにが
おかしい
きえろ
きえさるのは
おまえの方だ
カラス!
この鳳凰の
はばたき
ひとつでな
もう???
あの分では
ギリシアまで
とんでいったかも
しれんな
ほう、よく
こちらは、
...
ん、しょう
...
大衆
や...やはり
あなたも無事
生きていたの
ですね
不死鳥
フェニックス
フェニック一緒!!
一輝
あなたは
わたしたちの
危機をすくいに
きてくれたの
ですね
それは
どうかな
エ?
敵にまわるか
味方になるか
きまった
わけではない
なるほど
ジャミアンが
たおれたわけは
これか...
もう
ひとり
その娘をまもる
聖闘士がいたとは
はっ
しかしオレたちが
教皇からあたえられた
使命はグラード
コロッセオの破壊と
その娘を拉致して
くることだけだ
青銅の抹殺は
ミスティたちの使命
オレたちには
関係かない
ジャミアンの
ことは大目に
みてやる
おとなしく
その娘を
わたせば命だけは
たすけてやるぞ
青鍋よ
おまえたちこそ
このままおとなしく
日本を去れば
命だけは助けて
やってもよい
なるほど
やる気力...
たかが
青錦が白銀の
オレたち三人を
相手に戦うとは...
死ぬ気だな
おまえ...?
お嬢さんと星矢が
無事ここから
いなくなるまで
この線より
こちらに入るな
入った
ヤツは
死ぬぞ!
な...
なにい!?
さあ
お嬢さん
もどりますよ
ひとます...
エ...エエ
この線から
入ったら
死ぬだと
たかが
青銅が
ふざけるな
そういうことで、
なに!?
...
...
...
カペラ
いったはずだ
その線から
入ったら
命はないとな!
ち...ちがう
この男たかが
青銅だと
思っていたが
おそろしく強大な
小宇宙をもっている
ま...までよ
この男の聖衣は
たしか...
鳳凰星座
ま...まさか..
それでは
たったひとりで
暗黒を撃破し
その足下にひれ
ふせさせたという...
あ...あの
デスクィーン
島の...
フェニックス
「輝かん
なるほど
あいつが
フェニックスなら
うかつにとびこんだ
カペラが愚かなのだ
ヤツが相手なら
全力をつくして
ほうむってやる!
この
地獄の番犬座の
ダンテがな!!
むっ
そらうけてるる。
一緒
地獄の枷を!!
あぶない
一輝!
ほう
この鋼球を片手で
うけとるとは
さすがたな
本来なら
その手が粉ごなに
けしとんでいる
ものを...
だが
これで
おまえはオレから
はなれられん
フッいわば
この線が
おたがいの生死を
わける死線よ!
この線からそっちへ
入ったら
死ぬというが
それはおまえに
とってもおなじこと
むっ
さあ
こっちへ
入ってこい
一輝!
おまえこそ
この線から
こっちへ入ったら
死ぬのだ!
それとも
こちらから
いこうか
そら!!
なに!?
ああ
今度は無数の
鍋球が!
あぶない
!!
...
な...
なにい!?
バカな
あの鋼球を
ことごとくうち
くだくとは!!!
うっ
オレが
死線をこえたら
なんだって?
こ...
こいつ...
おしえてやるが
オレは死線など
なん度もこえて
きた!
でも
フェニックスの
逆によってな!?
この程度が
白銀の
実力とは
片腹いたい
フッ
そいつは
どうかな!?
ペルセウス座の
アルゴルとか
いったな
次はおまえの番が
一輝!
バカめ
たかが青銅の
分際で
調子にのりおって...
カペラよ
やはり
やられては
いなかったのか
当り前だアルゴル
ちょっと油断して
いたのでかるい
脳擬温を
おこしたが...
おまえごときの首を
とはすことなど
最初から造作も
ないことなのだ
この御者座のカペラに
かかればな
いくら強いといっても
しょせんは青銅
オレたちの敵では...
なにい
!?
首のない
一輝の死体が
こちらにむかって
くる!!
バ...バカな
一体
これは..
くっくらえ
円盤!
よ...
バ...バカな
ソーサーが
オレの腕を
とばすとは!?
うっ
ま...また
ぎゃあ
ぐわぁ
こ...これは
ソーサーが
くるったように
オレにむかって
くる!?
し...しかも
無数に!!
...
バ...バカな
みずからの
ソーサーで
こ...ここまで
やられるとは
オ...オレは...
オレはあると
夢か幻でも
みているのか
フッ
夢とか女とか
そんななまやさしい
ものではない
あれこそが・
うお
鳳凰幻魔拳
おまえが
最初にうけた拳は
ただの拳では
ないのだ
おまえの精神は
あのとき
ズタズタに破壊
されたのだ!
今のおまえは
生ける屍に
ひとしいえァかわ
三途の川で
もがいている
亡者よ!
それはそうですね。
フッどちらにしろ
最期のときが
きたようだ
バ...バカな...
な...ならば...
オレはあのとき
から幻をみて
いるとでも..
おまえが
最初になげた
ソーサーが
もどってきたぞ
うわぁあああ
なに!?
エ?
カ...カペラは
どうしたのだ
いきなり
たちあがって
おまえにソーサーを
なげつけその
ソーサーが今足元に
かえってくるまでに
カペラの精神になにが
あったというのだ!?
フッ
オレになげつけた
ソーサーが足元の
地面にもどって
くるまでわずか
数秒..
だがその
数秒間に
こいつはおそろしく
ながい幻を
みたろうよ
なに
!?
バ...バカな
カペラが
粉ごなに!
オレにむかって
くれば
おまえも
ああなる!
それでも
くるか
ペルセウス座の
アルゴルよ!
フッ
いっておくが
オレはちょっと
ちがうぞ
らしいな
おまえから
感じる小宇宙は
ほかのふたりより
でかそうだ
むっ
アルゴルよ
ここは
オレに
まかせろ!
ダンテ!!
このままでは
白銀の名折れ
こいつはどうあっても
このダンテが
たおす!
死にぞこないが
またひとり
たってきて
どうする気だ
今度こそ
おまえのとどめを
さすのさ一輝
鋼球の本当の
恐ろしさを今こそ
思いしれー
なにい!?
なんだ
あの鎖は
あれは
瞬!!
に...
にいさん
フ...
青銅聖闘士か
今さらひとり
ぐらい加勢が
ふえたとて
なにになるか!
いや
二人だ!!
うっ
フッゾロゾロと
頭数ばかり
でてきおって
大げさな!
に...
にいさん
どこへ!?
どこへ
いこうと
オレの勝手
オレが
おまえらと共に
戦うなどと
カンちがい
するなよ
オレは
群れるのが
きらいだ!
それにそれだけ
ガン首ならべれば
いくらおまえらが
弱っちくとも
こいつらには
勝てるだろう
相手は
ふたりしか
いないのだからな
フッ
まて
紫龍
な...
なに...
富士の地底で
凍りつかせた
おまえの右腕
もうほとんど
感覚があるまい
いずれヒジから
おちるぞ
地中海カノン島の
噴煙の中へ
七日七晩身をおけ
そうすれば
おまえの右腕は
もとどおりになる
はずだ
にいさん
こういう場合
礼をいった方が
いいのかな...フッ
にげるのか一輝
おまえとの
勝負はまだ
ついてはいないのだ
うっ
な...
なに!?
残念だけど
あなたの相手は
ぼくがする
それとも
無意味な戦いを
やめて聖域へ
力えりますか...
ほ...ほざけ
おまえら
みな殺しに
してやるわ!
お嬢さん
ケガは?
わたしは
大丈夫です
それより
星矢が...
むうこれはひどい
全身打撲に加え
頭と右腕を
骨折している
星矢
はやく治療を
しなければ...
このままでは
失明の危険が
あるぞ
そ...それに
この頭のキズは
視神経のほうまで
おかされている
おそれがある
星矢が
失明...!!
なに!?
エ?
いそごう
氷河
おまえは
お嬢さんを
たのむぞ」
ウム
そうか
もうひとり
いたのだったな
やはりやる気
だろうが.....
こちらは
ふたりだか...
フッ
心配ご無用
敵がひとりだろうが
なん百いようが
このベルセウス座の
アルゴルには
おなじこと
なぜなら
わたしの前では
どんな敵もすべて
ただの石にかわって
しまうのだからな...
くらえ
アンドロメダ
はっ
バカな
あいつのチェーンの前に
ケルベロスの鎖が
粉ごなになっていく
な...
なにい
!?
おどろくことはないよ
いかにあなたの
鋼球鏡が強力とはいえ
しょせん地獄の養犬を
つなぎとめる
だけのもの
この
アンドロメダ
顔の前では
彼にたたない
ましてや...
...
あはは...
年生の
...
ぐわぁあああ
紫龍
星矢は!?
際よ
ごらんのとおり
このお方がいかせて
くれないのでね
たのむぞ
!瞬!
エッ
星矢の目が!?
一刻も早く
手当てをしなければ
星矢の目が
あぶないのだが...
みんな
はやく
いって!
この男の相手は
ぼくがするから
星矢をはやく!!
おっと
うごかないで
あなたの相手は
ボクがすると
いったはずだ!
仕方ない
力ずくでもじっと
していてもらうよ!
フッ
できるのか
おまえに
な...
なに!?
バ...バカな
鍋が完全に躍動感を
うしなっている
まるで魂をぬきとられた
かのように...
い...一体
この男の
背中に
なにが...?
しりたいか
アンドロメダよ
ならばおしえて
やろう!
フッ
ほら
しっかりと
目をあけて
よくみろ!!
あ...あ...
ああ...
うっ
あ...
ああ!
な...
なにい?
こ...
これは!?
石!?
バ...バカな
一体
なにが...
瞬が
石と化して
しまっている!!
フッ
しりたいか
なぜ石に
かわったのか..
アンドロメダは
これをみたからよ
ふだんは背中に
装着されて
いる...
このメドゥサの
盾をな!!
なに
メドゥサの盾
?
一見
なんの変哲も
ない盾だが
これがどうして
瞬を...
はっ
ま...
まさか...
さあ
よくみろ
メドゥサを!!
そして
おまえたちも
石と化す
のだ!!
うっ
あぶない
氷河!
あの盾を
みるな!!
なにい
!?
うっ
フッフフフ
このメドゥサの盾と
目があって
生きのびたものは
いない!
なるほど
やはりそうか...
伝説のメドゥサの盾
もうすこし
気づくのか
はやければ...
だれもが
ことごとく
魂をぬきとられ
石になるのだ!
な...
なにい
おまえは
お...
おまえだけ
どうして..
紫龍
残念だが
オレは目を
あわせずに
すんだのさ
一瞬この
ドラゴンの盾で
ふせいだのでな
ギリシア神話にある
勇士ベルセウスは
髪の毛がヘビでその
恐ろしい目をみたものは
ことごとく石にかえられてしまう
というメドゥサの首を
きりおとした
そのメドゥサの
首をもって
ペルセウスは
海の怪物を石にかえ
みごと退治したのだ
という..
現代においても
ペルセウス座の
聖闘士は
メドゥサの首を
盾にかえて戦うと
できるか
ペルセウス!
以前
老師におしえ
られたことが
あった
このドラゴンの
盾には
メドゥサの威力も
つうじなかった
のだぞ!!
老師...?
ほお
きさまがあの高名な
五老峰の老師の
弟子か...
ならば脅鍋とはいえ
相手にとって
不足はない
今度こそおまえも
石にかえてやる
レテモンの
青が
盾が上か!
メドゥサの
うんだろう
盾が上から
うけてみろ!
これが
龍星座最大の
奥義...
いくぞ、
「ペルセウス!!
み、さん.
最初の
だ
よう、ひゅう、
昇龍覇
フッ
通用しないのは
あたりまえ
だ!
な...
なにいちゃい
昇龍覇が...
な..
おまえは
無意識の内に
このメドゥサの盾と
目をあわせない
ようにして
拳をくり
だしている
そんな
不自然な体勢では
おまえの昇龍覇が
最大限に発揮できる
わけがあるまい
さあまともに
昇龍覇を
くりだしてみろ
このメドゥサの
盾を真正面から
うちやぶって
みろ!!
うっ
フッ
こぬのか
そんなに
こわいのなら
こちらから
いくぞ!!
ぐっ
さすがに
聖衣の中でも
最強をほこるという
ドラゴンの盾
普通なら
今の一撃で
おまえの体は
粉ごなになって
いたものを...
いつまでも
盾の陰に
かくれおおせるか
だが
それも
時間の問題!
た...たしかに
この守勢のまま
ではいずれ
やられる..
な...なんとか
攻撃に
転じなければ...
う...
うう...
は...
盾にメドゥサを
うつしそれを
たよりに首を
おとしたという
肩にうつして...
キリシア神話の
ベルセウスは
メドゥサの首をきり
おとしたときまともに
みては自分も石に
なってしまうので
ペルセウス
おまえのいうとおり
盾にかくれるのは
やめだ
はあ
はあ
攻撃に
うつることに
する!
バカめ敵を
まともにみなければ
ロクな攻撃もできんと
いうのがまだわからんか
な...
なにい!?
ペルセウスの
すがた
姿がきえた!!
ハッハハハ
ここだ
紫龍ー
うっ
アルブーブレブー
んゴニオ
もはや
盾でふせぐ
ヒマはない
おまえの
最後だ!
う
うっ
フッ
ペルセウスが
メドゥサをたおした
ときの伝説など
とっくに承知だ
そんなものに
このペルセウス
みずからが
かかると
思うか
そ...
そうか
やはり相手が
化物ではなく聖闘士では
小手先の技では
通用しないということか
ならば
今度こそ
真正面から
ぶつかってやる
これなら
メドゥサの盾を
みずにすむから
な!
くるなら
真正面に
ぶつかって
こい紫龍!
そうか
ドラゴンの聖衣が
強力なだけに...
しんGでさえ
致命俺にはならんか
だがどちらにしろ
おまえの苦しみが
長びくだけのこと
おおっ
いくぞ
ペルセウス!
ウオリャ
アアー
うっ
な...
なにい!?
左半身が
石にかわってる
...
バカな
目を
おおっていても..
まぶたを
とじて
いても...
メドゥサの
盾には
つうじない
という
のか...
フッ残念だが
そういうことだ
布をとおし
まぶたをとおして
メドゥサの魔力は
おまえの網膜に
とびこむのだ
まともに
むきあって
メドゥサの
魔力から
のがれることは
できん
さあ
左半身が石と
化した以上もはや
ドラゴンの盾で
ふせぐこともできん
今度こそ
完全におまえの
五体を石に
かえてやるぞ!!
それとも
LAGで
半分生身のまま
とどめをさして
やろうか!!
な...なんだ
今紫龍から
感じた
小宇宙は...!?
これ以上
なにをしようと
もはやヤツに
勝機はあり
えないはず
なのに...
ペルセウス
どうやら
おまえを
あまくみすぎて
いたようだ...
おまえをたおすには
このオレ自身も
相当の血を
ながす必要が
あったのだ..
そう..
メドゥサの盾を
ふうじるには
これしか
なかったのだ!
な...
なにい!?
バカな
みずから
何聞いたつぶす
つぶすとは!!
し..
正気か
紫龍...
正気さ
ただ
オレたちに
とって戦いは
つねに命がけと
いうことだ
さあこい
ペルセウス
このドラゴンの
右拳はまだ
のこっているぞ!
ほざくな
そんなことは
やぶれかぶれの
行為にすぎん!
メドゥサの
盾が通用
するか
しないか
うけてみろ
う、ぎんじゅうりゅう、は
廬L早龍覇
みえた!!
メドゥサの
顔でなく
勝利の女神が!!
な...
バ...バカな..
たったひとつの
勝利のために
みずからの両目
までもすてるとは...
このような男は
たかがひとつの
勝利の
ためだけでは
ない...
みたことがない...
大いなる
未来のためにさ
ペルセウス...
...
聖域
教皇
および
ですか
フッ
おそいぞ
教室のおよびに
おくれるとは
なにごとた
アイオリア
まいりました
なに?
おお
おまえは...
黄金聖闘士/
スコーピオ
蠍座
教皇
これは一体!?
おまえが
どうして
ここに...
おどろくのも
ムリはない
黄金の監闘士同士が
顔をあわせるような
非常事態など
めったにないからな
じつは聖域のほこる
黄金聖闘士の
おまえたちふたりを
よんだのは
ほかでもない
よくきけ
獅子座の
アイオリア
蠍座の
ミロよ!
青銅のヒョコたちが
日本において
ショーまがいの戦いを
くりひろげたという
ことはしっていよう
はじめは
気にとめなかったが
一応こらしめのために
おなじヒヨコの氷河という
ものを日本へむかわせたが
これはミイラとりが
ミイラになりおった
しかも
デスクィーン
島において
暗黒聖闘士の
ドンにおさまった
一輝という男までが
あらわれ..
それでこのたび
隊鈴たちには青銅の抹殺
シャイナたちには
Gコロッセオの
破壊を命じ
日本へむかわせたのだが
黄金聖衣を
めぐって青銅と
暗黒の死闘まで
しでかすにいたっては
もはや黙認できる
状態ではなくなった
白銀聖闘士十名の
ことごとくが
五人の青鍋に
たおされたという
報告がはいった
都城まではおまえの時はもったろう!!
なに十人の
白銀聖闘士
か...
った五人の部隊
青銅聖闘士にい
たおされた!!
そうだ
だった五人の
月日土日土
フッ
なにかの
まちが
でしょう
青銅が
白銀を
たおしたはなしなど
きいたこともない
そんなことより
教墓ご用件は...
魔命が
うらぎったという
報告も
はいっている
魔鈴が...
われら資金ふたりを
よんだわけは
まさかその背銅のヒョコ
五人をたおせという
ことではないでしょうな
そのようなおはなしなら...
やって
もらわねは
ならん!
いや
今たおしておかねは
いずれおそるべきことに
なるかもしれん
彼らが成長してからでは
お言葉ですが教皇
それでは獅子に
アリをたおせと
いうようなもの
われら黄金の
誇りが
たちません!
教皇...
なにを
それほど
までに...?
なぜなら十三年前に
うしなわれた
射手座の
黄金聖衣か彼らの
手にあるからだ。
なに?
射手座の
黄金聖衣が!?
そ...それが
どうして
日本に!?
おまえたちふたりとも
しっていよう、十三年前
この教皇にじゃや女神に
反逆をくわたて聖域を
おわれ様我郎さんだ射手座の
製金画配上オイオロスのはなしか...
そのアイオロスの賞金基本が
日本の城戸光政はいう男に
続くらい、今まで日本に
わむっていたのだ
つい最近はでこや物とばかり
思っていたのはまるで形をかえて、
いたからだ
そればかり
ではない!
ふたりとも
みろ
これを!!
山羊座
水瓶座ん
魚座の
社牛座
うっ
これは
黄金聖衣の
箱が七つ
そうだ
おまえたちふたりを
ふくむ賞金聖闘士
九人までか
女神に忠誠を
ちがっている
にもかかわらずだよ
十三年前アイオロスに
加担し聖滅を裏切った
まま野放しになっている
黄金聖脱士がふたりいる
そ...
それは...
みてのとおり
この場にはない
天秤座と牡羊座
のふたりよ
天秤座の黄金聖闘士は
中国五老峰あたりに
いるときいた
すでに数百歳を
すぎているはずだが
聖闘士の中でも
最強の実力をはこる
もっとも
おそるべき男だ...
牡羊座の
黄金聖闘士は
インドと中国の
国境あたりの
魔境にすみ
いっさい人との
関わりを
たち
聖衣の
修復を
手がけている
ときいた...
この二名
聖域からの招集に
十三年間一度も応じず
女神に対する
反逆の意を
露骨にしめしている
天秤座と牡羊座の
ふたりが日本の
青銅に加担する
ようなことになれば
敵の黄金聖衣は
射手座をふくめた
三つとなり
わかるか
ふたりとも
事態はもはや
日本の黄金聖衣
だけに
とどまらない
もし戦いとなれば
こちらが勝つにしても
相当の流血を
地梧せねば
ならなくなると
いうことだ
わかりました
教皇
いけふたりとも
女神に反逆を
くわだてる者たちに
天誅をあたえてこい!
しかし理由のいかんによれ
たかが貴銅をたおすのに
黄金がふたりも
でかけたとあっては
それこそ聖闘士の笑いもの...
ここは
このアイオリア
ひとり
おまかせを...
よいミロ
アイオリアに
まかせて
おけ!
あ...おい
アイオリア
しかし教皇
よりによって
このはなしのあと
では...!?
アイオリアは...
アイオリアは
十三年前に
零様を
うらぎったと
される
射手座の
黄金製関上
アイオロスの弟
ではありませんか!!
いくらアイオリアが
女神に対する忠誠心
あつく聖闘士の中でも
一二の屈強をはこる
とはいえ今のはなしの
あとでは心に動揺が...
アイオリアは
この十三年間
裏切り者の弟として
さんざん
苦汁をのんでいる
フッ
だからかえって
好都合なのだ
それに万が
アイオリアが
死ぬようなことに
なってもそれは
一石二鳥というものだ
このときとばかり
必死に黄金聖衣を
とりかえしてくるだろう
うらぎり者の兄の汚名を
はらそうとしてな
は?
いや...
なんでも
ない
はっ
教皇...
あいかわらず
腹の底の
みえぬお人よ...
しかし
おまえの危惧どおり
いつアイオリアが
裏切りを
みせんともかぎらん
みはりをつけておいた
方がよいな...フッ
聖城においても
教皇に対する不信感が
すこしずつだがまっている
ようだか...
の仮面の下の
素顔をみたものは
どこしか
まさしく
正体不明の
ナツのお人よ!?
ぎゃあ
日本
グラード財団
いててて
もうちょっと
やさしくやってよ
美穂ちゃん
クスッ
びえっ
し...しみる
~~っ
や...やい
わらいごとじゃ
ねえぞ瞬
ちょっと星矢ちゃん
うごかないで
薬がちゃんと
ぬれないでしょう
もう大げさなんだから
城戸のお嬢さんを
たすけるために
頭の骨に
ヒビがはいるわ
右腕を骨折
するわもう
全身キズだらけ
なんだぜこちとら!
ハハハ
でもよかった
一時は失明
するかも
しれないなんて
さわぎだった
のに...
あ...いや
ゴメン
これなら
もうだいじゃ
大丈夫だね
失明っていえば
紫龍はどうした?
ペルセウスの盾を
ふうじるために自分から
目をつぶしたというか
まあ
こわい
あいつの
おかげで
あそこにいた全員
石から生身に
もどれたような
もんだぜ
うん
紫龍は春麗さんに
これられ五老峰に
かえったようなに
むこうに目にぎく
いい薬があるとか
いってたけど...
氷河も東シベリ
かえった
母の眠りをまもり
シベリアの大地を
ヤコフと共に
耕すといっていた
ぼくもそろそろ
旅だとうと
思っているんだ
もちろんにいさんを
さかしにね
そうか...
みんなとあえなく
なるのは
さびしいけど
その方がいいやな
おれもキスが
なおったら
ねえさんを
さがすんだじゃあじゃ
自分の足で...さ
みんな
もう二度と
日本へは
くることは
ないだろうね
結局
城戸のお嬢さんが
女神だろうが
なんだろうが
今さらあの女のために
戦うヤツはいない
ってことだよ
オレたちゃ
ロボット
じゃない
からな
レレッ
なんだよ
この黄金聖衣の
箱は!?
わたし
やだって
いったのに
き...城戸の
沙織
お嬢さんが..
グラード財団に
この資金要求をまもれる
人間はいない
星矢のそばが
一番安全だからって...
冗談じゃ
ねえぜ
しるかい
こんなもん!
いっ
ふ...ふざけ
やがってこの黄金聖衣の
おかげでなん度
死ぬ思いをしたと思ってるんだ
もうみたくもねえよ
て
て
スス
ムニヤニヤ
あ~~~っ
ひっくり
したあ!
シャイナ
さん
あんた
まだ日本に
いたのかよ
星矢
あたりまえさ
白銀聖郎士が
ことごとく
たおされたまま
おめおめと
聖域へかえれるかい
たとえおまえ
ひとりだけでも
首をぶらさげて
かえらなきゃ
なぜ
おまえを
つけねらうか
しりたいか星矢...
神話の時代より
女神をまもる聖闘士は
男子ときめられていたヒィント
いわば聖闘士の世界は
女神をのぞいては
女人禁制なのだ
またまた
どうして
おればっか
目の仇にすんだよ
いい加減にしてくれよ
だから女子が
聖闘士の世界に
はいるときは女である
ことをすてさるため
自らの顔に仮面をつけ
られるのさ
そう聖闘士の
女子にとって
仮面の下の素顔を
他人にみられることは
裸をみられた以上に
屈辱的なことなのさ
星矢
おまえははじめて
わたしの素顔を
みてしまった男...
聖闘士の女子に
とって素顔を
みられた男には
ふた通りの方法しか
のこされていないのさ
みられた
その相手を
殺すか
...それとも...
それとも
な...
なにさ?
さあ
おしゃべりは
おわりだよ!
い...いや
しょせん
おまえと
わたしでは
かなわぬことさ
...フ。
あの世へ
おくってやる
星矢
このサンダー
クロウでね!!
うわあ!
うっ
な...なにい
黄金聖衣が
全体の姿を
あらわした!!
あっ
し...しかも
これは以前と
かたちがまるでちがう
や...やはりこれは
本当の黄金聖衣!?
これが射手座の
黄金聖衣の
真の姿
なのか!!
ま...
まちがいない
これこそ正真正銘
射手座の
黄金聖衣...
うっ
さ...沙織
お嬢さんのいったはなしは「えっ...?
事実だったのか...
な...なんだ
この
小宇宙は
!
表だ
表から
感じる!
黄金亜
しかし
こんな強大な
小宇宙をもつ
聖闘士とは一体?
ま...
まさか...
うっ
あ...
あの男は!?
アイオリア
エ?
初めて
パ...バカな..
白銀のわたし
たちだけでなく
ついに黄金まで
派遣されるとは...
教皇は一体
なにを
お考えに...
へえ
アイオリアだって
ひさしぶりだな
だけどなんで
わざわざ聖域から
おでましに?
なぜここまで
執拗に星矢たち
青銅を
ほうむろうと
されるのか...
まさか
オレのケガの
見舞いにきて
くれたってのかな?
星矢
にげるのよ
エ?
こ...ころ
殺される
って...
うっぷ
く...くるしい
なにを...
オレを殺そうと
してるのは
シャイナさん
でしょうが...
はやく...
そうしないと
殺される!!
わかっているのか
黄金聖闘士の
恐ろしさを...
今までおまえたちが
かろうじて勝てた
暗黒や白銀とは
わけがちがうんだよ
うっ
なに!?
バ...バカな
一体こりゃ
どうなって
るんだ!?
か...体が
目にみえない
力でひっぱられる
うわああ
っ
いてて...
ひえっ
ひょっとすると
今オレたちを
ムリヤリ表〈
ひっぱりだした
のはあんたの
仕業か?
な...なんだよ
ひさしぶりに
あったってのに
そんなやり方
ありがよ!
シャイナ
さん?
アイオリア
星矢は
このシャイナに
まかせて
どきたまえ
シャイナ
そばにいると
キミまで
ケガをするぞ
わたしが
きっとなんとか
するから...
お...おねがい
アイオリア!
シャイナ
さん!
エ?
うっ
な...
なにい
バ...バカな
なんだ
今のは...
ア...アイオリアの
指が一瞬キラッと
ひかったと思った
だけで...
こ...こんな...
星矢ほかの
四人の青銅は
どこにいる?
それにセックリフス
射手座の
黄金聖衣はどこだ
な...なら
みすみす
やられるわけには
いかない...
いかにこっちから
聖域での良き先輩
だったあんたでも
戦うしかないぜ...
そ...
そうか
ア...アイオリア
あんたも白銀の
ヤツらとおなじように
教童からさしむけられた
人間ってわけか...
よせ星矢
昔にめんじて
命だけは
たすけてやる
ただし
ほかの四人は
黄金聖衣は
どこだ?
ふざけるな
兄弟をうってまで
命乞いをすると
思うか!
フム...おまえが
聖域で六年間
魔鈴に指導されて
身につけた拳が
これだったな
だがこの拳の
どこが流星と
よべるのだ...
このアイオリア
にはな!
くらえ
ペガサス
流星学!!
おまえのくりだす
ひょつひとつの拳が
まるで
スローモーションの
ようにみえるぞ
な...
なにい!?
こ...こんな...
流星拳がすべて
アイオリアの体を
すりぬけて
いくとは
こ...これは
一体...
おまえたち青錦の
動きはせいぜいマッハ!
白銀でさえ2から5
つまりどうあがいてもマッハの
城をでることはできん!!
黄金聖闘士は
一秒間におよそ
三十万KM...
つまり地球を
七回り半という
速さをもっている!
だが
黄金は
ちがう!
な...なに
一秒間に地球を
七回り半の遠さ?
バ...バカな
それではまるで...
そうだ黄金聖女の
聖闘士はすべて
光速の動きを
いるの
光速!!
そ...それでは
シャイナさんを
とばしたのも
オレを指一本で
ふっとばしたのも...
だ...だめだ
オレには
どうあがいても
マッハがせいぜい
流星撃をことごとく
かわしたのも
すべて光速の動きが
あればこそだったのか...
か...かなわない
しょせんオレは
青銅の実力しかない
黄金には歯が
たたないんだ...
どうさかたち
したって
光速の動き
などできっこ
ない..
では
もう一度だけ
たすかる
チャンスを
やろう
ほかの四人と
黄金聖衣は
どこだ
わかったようだな
黄金聖麟士との
歴然とした
実力の差が...
さ...さっきも
いっただろう
たすかるために
兄弟をうれるか
やるなら
やってみろ!
そうかよし
もはやなにも
きくまい
今度は指一本では
なくこの拳を
みまってやろう
そうすれば
おまえののぞみどおり
確実に死にいたる
ことができるからな
むう...
さあ、
うけろ是大
...セイバー
そういえば、
獅子の牙を
う!?
なにい
!?
シャイナ
さん!!
愛するしか
ないのさ..
セ...星矢
仮面の下の素顔を
みられた聖闘士の
女子はその相手を
殺すか...それとも...
エ...?
フッで...でも
星矢にとっては
迷惑だよね...
あ...あたしなんか
......?
シ...
シャイナ
さん..
あたしなんかが
おまえを愛したり
したら...
だ...だから...
ああ...星矢
こうしていると
感じるよ
おまえの
小宇宙が...
おまえの小宇宙は
まだまだ大きく
なる可能性を
ひめているよ...
フッ...星矢
あたしなんかか
すきになって
しまって...
ごめん...ね
それを
ただしいことの
ために...正義の
ために役だてるん
だよ..
シ...
シャイナ
さん...
し...しっかり...
シャイナ
さん!!
星矢の
小宇宙は
とても
あたたかくて
やさしい...
うああ...
シャイナにめんじて
今日のところは
みのがしてやる
それに
これ以上ケガ人を
いたぶっても
仕方がない
まて
アイオリア
なぜ
拳をとめ
なかった
女の人に
拳をふるって
なんになる!
おまえなら
シャイナさんが
おれをかはいに
とびこんでくるのを
楽に案知
できたはずだ
アイオリア
オレは
おまえを
ゆるさないぞ!!
たとえ
この場で死んでも
おまえをたおす
これですこしは
気がすんだか
星矢
な...なに
たしかにシャイナが
とびこんでくるのに
気づかなかったのは
このアイオリアの
落ち度だゆるせ!
うっぐ...
こ...拳の方が
い...
いてえ...
まだ手当てを
すればたすかるかも
しれない
シャイナのことは
まかせろ星矢
そ...
それは
わかっては
いたけど...
ア...
アイオリア
星矢なぜ
掟にそむいた
聖域を
でるときにあれほど
私闘は禁止だと
いわれたはずだ
女神を
補佐される教皇の
命令は絶対だ
だが星矢
おまえにも反撃の
チャンスをやろう
傷をいやしておけ
そのときまで命を
あずけといてやる
いずれにしろ俺は
おまえをほうむらねば
ならんだろう
ア...
アイオリア
あまい
なぜこの場で
星矢の首を
とらないのです
アイオリア様!!
うっ
なんだ
おまえたち
これは
なんの
マネだ?
クックク
教皇からのご命令で
アイオリア様を
みはっておりました
白銀聖闘士
!!
なに
バカな
なにしろ
アイオリア様は
聖域を裏切った
アイオロスの弟
ちゃんと命令どおり
実行されるかどうか
ご心配なのでしょう
つまらん心配などせず
かえって教皇に
つたえろ
このアイオリア
五人の腎鯛の首と
射手座の黄金聖衣は
かならずもって
かえるとな
いえ...つまり
アイオリア様が
できぬのなら
われらがかわって
星矢の始末を...
どうですかな
現に今このように
星矢のとどめも
ささずにたちさろう
というのはすでに
教皇のご命令に
そむかれて
いるのでは...
貴様ら
なにがいいたい
のだ?
そうだ
こいつの首は
俺がとる!
うっ
だがヤツらの
仇は俺が
とってやる!
こいつにミスティにモービスに
モーゼスたちが
やられたなどと
いまだ信じられん
ならば
いかせてもらうぞ」
死ね星矢!
かまわん
でしょうな
アイオリア様
ククク...
«コルネホロス
ギリシア語で視権を
持つ者の意
な...なに
これはモーゼスの
KSBより
強烈!
うわあああ
ーっ
こ...これでは
地面に頭を
ただきつけられて
死ぬ~~~〜〜〜っ
の座の
この
ヘラクレス
コルネホロスを
イラクアルゲレスなコルネホ?
うけてみろ!!
ミスティたちの
仇は
俺がとる!
銀蠅座
この銀蠅座の
ディオがな!!
ケッケケ
アルゲティよ
そりゃあないぜ
こいつの首は
おまえだけのもの
じゃない!
そうら星矢よ
もう一度天空
高くまいあがれ
銀蠅座
死のキック
だ!!
がはぁ
スジットフライト
はえっ!?
ふたりとも
いい加減にしろ
白銀の仲間の仇を
うちたいのは
おまえらだけでは
ないぞ!!
この
巨犬座の
シリウスが
いることも
わすれるな!
さて
だれが
こいつのとどめを
さすが...
ケッ...といっても
今の俺たちの
小技でもはや
半死半生だぜ
クッ...だ
だめだ生身の
ままでは白銀聖闘士が
三人も相手では
勝負にならない...
せめて
こんなとき
ペガサスの
聖衣があれば...
聖衣が...
むぅ
さきほどより
あの窓から
強い小宇宙を
感じるか...
あの部屋に
まだなにか
あると
いうのか...
あそこは
たしか星矢が
いた部屋:
ま...まさか
あの部屋に
よ~~
こうしよう
こいつの体を
天空高く
なげあげ
三人一度に
攻撃する
おもしろい
だれがとどめを
さしてもうらみっこ
なしだな!
ケケッ
いわゆる
早い者勝ち
ってわけか
そうら
いくぞ!!
うっ
なに!?
星矢の体が
きえた!?
ああ
ーっ!?
バカな!
あれは
!?
黄金聖衣
射手座の
黄金聖衣
なにい!?
...聖衣が、いか解したみよ
分解したぞ
はやく
にげろ
バ...バカな
それでは
まさか...
エ?
黄金星衣をまとった
聖殿士が相手では
おまえら白銀が
なん十人かかろうと
皆がたたん!
まさか
星矢が...
ぎゃあああ
だからそんなこと
...
..
しかし
しんじられん
その聖衣が
おまえの体を
おおうとは...
会聖衣の者
なぜ
射手座の
い
ルドクロ
弟手座の黄金聖衣が是夫)
星矢の体に
そう
装着されたのだ!?
だがどうやら
これで星衣の上では
このアイオリアと対等の
立場にたったな星矢
なぜ黄金聖衣が
おまえごときの体に
装着されたのかは
わからん...
しかし
それをみた以上
このままかえる
わけにはいかん
いくぞ
星矢!!
か...かわせた
アイオリアの
光速の拳を!
なにい!?
この球羅力
ジャンプすると
いうよりまるで
空を溺ける
ような感じだ!
こ...これなら
ひょっとすると
通用するかも
しれない...
お...
おお...
ペガサス
りゆう
流星拳!!
うっ
や...
やった
こ...これは
夢か...
ア...
アイオリアを
黄金聖闘士の
アイオリアを
たおしたぞ!!
うっ
うけて
みろ
星矢!
なるほど黄金聖衣を
まとったことによって
それほどの
力がついたのなら
もはや手加減はいらんな
「トニングボルト!!
やはりかりものの
黄金聖衣では
今イチだな
星矢
ア...アイオリア
なぜそこまで
教皇に
したがうんだ
...
教皇は女神を
補佐するのに
ふさわしい愛と
正義をもった
偉大なお方だからだ
かわいそうだが
教皇の勅命どおり
死んでもらうぞ!
いわば
教皇は神のような
お方なのだ!
な...
なにい
おまえは!?
ギリシア、アテネ
聖域ちかくにある
ロドリオ村
SAMT.SEYAへAvaveuki.
SYONENWA
3「URLINAMANTANATAYA
SANT.SEYA〜SYOMEAWAMANAM-MAXMA~~~
SAMT3EYA〜
ASHTAMO
YuSHAへ
...
うう..
死にたくない
カ...かわいそうに
おじいちゃんは
人一倍信仰心の
つよかった人...
い...いやだ
死ぬのがこわい
地獄へ
おちたくない...
臨終の今...
人生でおかしたいくつかの
罪を悔い死後地獄へ
おとされることを
おそれているのだ...
おじい
ちゃん
カシモドの
住居は
ここですか
さ
教皇!!
きょ...教皇様
わ...わたしは
罪深い人間です
自分の
おかした罪が
恐ろしい!
死ぬのがこわい...
さあ死を
おそれることは
ありません
カシモドよこの世に
生まれてひとつも扉を
おかさずに死んでいく
人間などひとりもいません
しかし死ぬことによって
おまえの罪はきよめられ
これからは神との
くらしがまっているのですよ
神は死んだ
人間まで罰したり
しません
安らかに
ねむりなさい
安らかに...
あ...
ありがとう
ございます
おお...あれほど
恐怖にゆがんでいた
おじいちゃんの顔が..
なんという
やすらかな
死に顔だ...
きょうこう
教皇...
きょうこうさま
教皇様!
あっ
教皇様だ
教皇様
ギリシア中の
まずしき人びとに
愛とやすらぎを
あたえていなさる
神はいつも
あなたたちと
共にいます
みんな...
両親のいうことを
よくきいて
しっかり
まなぷのですよ
その徳は
すべての人びとに
したわれ
あがめられている
アテナの教皇は
まさしく
神のような
お人だ!!
聖域-
教皇...そろそろ
女神様に
拝謁なされる
お時刻で
ございます
ウム
わかっている
その前に
身を沐浴して
きよめるゆえ
さがっていよ
ハッハハハ...
女神に拝謁だと
まったく笑わせる
この十三年間
いもしない女神が
さも奥の神殿に
いつようにふるまう
ご苦労なことだな
ククク...
バカをいうなオルス
責任はすなわち
おまえの責任
しはない
いうな
おまえには
わたしの苦悩が
わかるまい!!
オレたちは
ひとつのはずだね
グクククッ...
そうさせて
しまったのは
おまえの責任
ではないか!
そんなわたしを
邪悪の行いに
ムリヤリ
ひきずりこんだのは
おまえのせいだ!!
オレの
責任
だと?
クックク
そうおおきな
声をたてるな
側近がおどろい
はいってくるぞ
わたしは
女神のために
正義のために
つくしたいのだ
ただでさえ
近頃のおまえに
対して聖域では
不造がたかまって
いるようだしな
まったく
おまえの体は
いつみても
美しいよ
いや最高の
芸術とは
オレたちの
ことかな
神がつくり
あげた最高の
芸術かも
しかん
なにしろ
オレたちはひとつ
なのだから
クックク...
だまれ
教皇
お着がえを
ここに...
き...教皇どう
どうされ
ました
ううう
うう
ご気分でも
おわるいのですか
教皇?
うっ
教皇だいじう
大丈夫ですか
失礼します!
なっ
なにい!?
お...
おまえは
!?
みたな
〜〜〜っ
な...
なにい
まさか
おまえは
教...
わたしの素顔と
肉体をみたものは
生かしておく
わけにはいかん
おまえは
一体
だれた!?
ぐえええ
~~~っ
やはり急がねば
ならない
教皇の正体を
しられてからでは
まずいことになる
刻もはやく
城戸沙織を...
いや十三年前に
アイオロスがすくいるった
女神をほうむらねば
教皇の野望が足元から
ぐずれでいくことになる!
教皇は
神などでは
ありません
その拳をおろしなさい
アイオリア
さ...沙織お嬢...
あぶない
今でてきたら...
アイオリア
わたしのはなしを
ききなさい
き...
城戸沙織...
な...なんだ
この小宇宙は...
ま...まさか
この娘は...
そうすれば
教皇が神ではなく
悪魔だという
ことがわかる
でしょう
教皇が
悪魔...?
いっておくが
聖郎士の掟をやぶり
いわば正義を冒険した
行いを全世界に
さらしたのは
きみらなのだぞ
わたしのはなしを
ききなさいといった
はずですよ
アイオリア
う
うっ
こ...
この沙織という娘から
感じる強大な小宇宙は
一体なんなのだっ
これほどまでの小学宙は
黄金聖闘士の十二人にも
いないはず...
それ以上の小宇宙を
もっている人間と
いったら...
ま...まさか...
女神!!
こ...この娘が
現代の女神
だというのか
?
アイオリア
わたしは
十三年前
あなたの兄
アイオロスに一命を
すくわれたのです
なに!?
聖域を
うらぎった
逆賊の兄
アイオロス
にだと...
逆賊などでは
ありません
アイオロスこそ
正義をつらぬいた
真の聖闘士そして
今いったように
教皇こそ...
教皇こそが
この女神を
殺害しようとし
...
...
聖域をみずからの
手におさめた
邪悪の化身!!
な...
なんと!?
はあ
ウソでは
ありません
十三年前
教皇は黄金の
短剣で
わたしを
殺そうとしたのです
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
...う...
うぉおおお
はあ
はあ
アイオロス
さ...教皇
正気ですか
どけ
教皇!!
あなたはじゃん
ご自分の
なさっておられる
ことがわかって
いるのか!
この子は数百年に
一度神が
おくだしになる
女神の化身
それを...
はあ
邪魔するな
アイオロス
おやめ
なさい!
き...教皇あなた
あなたは...!?
なにい!?
う...うう...
みたな
アイオロス...
わたしの素顔を
みたものは
生かしておくことは
できん!
おまえも
女神と共に
死ね~~~っ
だれか
であえ
アイオロスが
反逆を
こころみたあ
アイオロスが
女神を殺害
しょうとしたのだ
早そうに
追っ手をかけろ
生かしておいては
ならん!
はあ
ア...
女神..
はあ
かならず
とどめを
させ!!
...この
アイオロスが
一命にかえても
おまもりいたし
ますぞ
そして
その赤ちゃん
だったわたしと
この射手座の
黄金聖衣は
城戸光政翁に
たくされたのです
バ...
バカな...
そ...それでは
十三年間
聖域で信じられて
きたことが
まるで逆だったと
いうのか...
それゆえ
まさか教皇も
黄金聖衣とわたしが
東の果ての日本に
あるとは予想も
しなかったのに
ちがいありません
ギリシアより
帰国したおじい様は
聖域の目から
のがれるため
黄金聖衣の形に
細工をほどこし
北欧で手にいれた
アンティークのように
みせかけました
わたしもいわゆる
深窓の孫娘として
なにひとつしらされず
九年の歳月が
すぎたのです
五年前
おじい様が
危機の病床において
はじめてこれらの
事実をはなして
くれたのです
いわゆる
銀河戦争の本当の
目的は邪悪と
対等に戦える
真の聖闘士を
みつけること
そして世界中にこれを流布し
わたしたちの存在を
しらじめることによって
間にひそむ邪悪を
おひきょせ
ひきすりだすことでした
むう...
ただ
一輝ひきいる
暗黒聖殿士の出現は
予想外でしたが...
やがてこちらの
誘いどおり
教皇は白銀聖闘士次
刺客としてくれ
はなってきました
ただはじめは
たんに掟をやぶ
星矢たち青銅聖闘士
抹殺とグラード
破壊にとどめるだけの
きゃー
もりだったのでしょ
だけど教皇は
途中で気づいたのです
わたしが女神であること
黄金聖衣が本物で
あることを...
グラードコロッセオを
破壊し終え』かえりがけた
シャイたたち自銀聖闘士を
ここです...
ふたびっかと目もくれなかった
わたしをら致し『黄金聖衣を
うばおうとしました
しかし
星矢たちのおかげで
それらはことごとく
粉砕されたのです
そしてついに
教皇は
黄金聖騎士の
あなたまで
派遣してきたと
いうわけです
う...うう...
それが
事実なら...
い...いや
しかし...
いいですか
アイオリア
あなたが真の
女神の聖闘士ならば
たおすのは
わたしたちではな〜
証明でき
ますか
聖域をのっとり
聖闘士の掌握を
もくろんだ
教皇の方なのですよ
エ?
今あなたが
はなしたことを
しんじるには
あなたが女神だと
いうことを証明
しなければならない
いいでしょう
うってみなさい
な...
あなたが
真の女神ならば
わたしの拳さえ
ふうじることか
できるはずだが...
この戦いをい
はじめた時から
わたし自身死は
覚悟しています
大ケガをするか
へタをすれば
死ぬことになるの
ですよ..
それでも..
さあ
アイオリア
おまえの
光速の拳で
みごとわたしの
胸をつらぬいて
みせなさい!!
ライトニン
ボルト!!
う...うう...
死んでも
後悔なさるな...
星矢〃
こ...この
わからずやめ
くそくく
いくら
衝撃の事実を
きいたからって女に
ライトニングボルトは
ないだろう......
わ...わからない
だけど
アイオリアの
くりだした拳の
軌跡が...
くうう...
いてえ~~~っ
ライトニング
ボルトの
光の玉が
みえたんだ
はっきりと..
な...なんと
星矢...
オレの
光速の拳を
うけとめるとは
...な...なぜ?
...
バ...バカな
それでは
おまえは
光速のうごきを
みきったと
いうのか...
だが
おまえの手元で威力が
散消せずくすぶっている
そのままでは手が
ひきちぎられるぞ星矢!!
アイオリア...
まだ
わからんのか?
うっ
な...
なんだ!?
アイオロス
...にいさん!!
...これは...
星矢のうじろに
射手座の聖女を
まとったアイオロ
にいさんの幻影が、
みえるとは...
アイオリアよ
おまえには
どちらが正義で
どちらが邪かの
区別もつかない
のか...
エ...?
それでも
真の聖闘士か!
このわたしの
弟か...!!
しかもアナ
女神に
拳をむけるとは
おまえの方こそ
死をもってその罪を
あがなえバカ者め!!
に...
にいさん...
な...なにい
オレの小宇宙が
なにか別の力によって
さらに大きくなって
いくのを感じる!!
バカな!
星矢が
ライトニング
ボルトの威力を
おしもどして
いる!!
ァおおお
我おおお
うっ
いけない星矢
アイオリアを
殺しては!
...
い...一体
なにが
どうしたってんだ
オレは
無我夢中で
光の玉を
おしかえした
だけなのに...
うっ
負けたよ
星矢...
エ?
おまえにでは
なく...
おれの
射手座の
アイオロス
にな...
にいさんの肉体は
たとえ十二年前に
何ちはでようと
その魂は小まだに
射手座の聖女に
行っているのは
それをまとう
僕のあたらしい...
連邦士がんだろうな。
女神をまもり
つづけているのだ
にいさん...
あなたは
逆賊など
ではなく
死んだのちも
正義のために
戦ってこられた
のですね...
お客様はお
...
うっ
な...なんと
射手座の黄金聖衣が
勝手にオレの体から
離脱して...
合体
する!!
星矢
残念だが
あの黄金聖衣は
別におまえを真の
所有者とみとめた
わけでは
ないらしい
エ?
黄金聖衣は
女神をまもろうと
する者に
装着したんだ
おまえが正義の側で
戦ったからこそ
身をおおったのだ
そ...そういえば
一輝との戦いの
ときもおなじように
黄金藍衣がオレを
まもってくれた
ことがあったっけ...
な...
なるへそ...
へ...
へーっそーっ!!
あの黄金聖衣は
相手の身をおおい
逆におまえを
ほろぼすという
ことだ
つまりもし
おまえが
悪の側で戦った
としたら
それを
わすれるなよ
星矢!
うう
さぶ~っ
女神..
あなたに
拳をむけた
無礼をおゆるし
ください
アイオリア
この罪は
一命にかえて
おわびいたします
アイオリア
死んでは
いけません
よ
アイオリア
あなたにはこれから
たすけていただか
なければならない
多くの戦いがまっている
のです...そのためにも...
けっして
死ぬようなことが
あってはいけませんよ
は...
オレは..
わかっています
わたしが
みんなから
きらわれている
ことは...
星矢...これから先
一緒に戦って
くれる気には
なりませんか
でもおじい様に
対する誤解だけは
すててください
おじい様は
ご自分の星の下の
運命に殉じたの
ですから
星の下の
運命に...?
そうです
あなたが聖域へ
いってベガサスと
であったことも...
一輝が
デスクィーン島へいって
いって
フェニックスと
なったことも...
紫龍:氷河...
瞬くそして
わたしのことも...
だれのせいでも
偶然でも
ありません...
すべて
それぞれがもって
生まれた星が
みちびいたぁ
運命なのです!!
おお神よ
この子と黄金聖衣を
わたしに
おあずけになって
一体どうしろと
おっしゃるのですか
残念ながら
わたしはすでに老いている
余命いくばくもありません
そんなわたしにこの子を...
正義をまもるために一体
なにができるというのです...
神よ
あなたは
わたしに百人ちかい
子があるということを
しっていて女神をたく
されたのでしょうか?
まさかあなたは
旧約聖書にある
アブラハムに
ならって
わたしに
百人の子を
いけにえとして
ささげろと零
おっしゃるのか...
まさか
お..
おそろしい!
それでも
あえて
おこなわなければ
ならないのですか
!!
神よ!!
もし
それをおこなえば
わたしは百人の
子どもたちから
悪魔のようにいみきらわれ
ミげすまされることだろう...
そ...それでも...
おじい様は
それをご自分の
運命とうけとめ
あえて悪魔の
汚名をきたのです
けっして
あなたたちが
思っているような
エゴイズムで
したことでは
ないのです
おじい様を
すきになれとは
いいません
ほとんどの子を
身よりのない
孤児として
施設にいれたのも
俗世間からの情を
たちきらせるため...
ただ悪しざまに
いうことだけは
もうやめてください
それが最後の
お願いです
さ...
最後のお願い
...って?
お...おい
あんた
一体どこへ?
聖域へいって
教皇と
対決します
な...
もちろん
バカな
たったひとりでいって
どうする気だ
殺されるぞ!
アイオリアにも
いいましたが
おじい様から
すべての真実を
しらされた
ときに戦いは
はじまっていたのです
そのときから
すでに命は
すてているの
ですよ...
な...なんのために
そこまでして
戦おうと
するんだ...
おとなしく
目をつぶってりゃ
一生裕福な人生が
おくれるはずの
あんたが...なぜ...
だからこれが
わたしの
星の運命
なのです
そして
正義のため..
あ...
さよなら
星矢...
自分の
星の運命...
正義のため
SOWEDAYSLATER
そして
アイオリア様
どこへいかれます
そちらは
教皇の間!
どけ
ーっ
勝手に
おはいりに
なられたら
おとがめを
うけますぞ!
ぐっ
どうした
アイオリア
勅命も
なしとげずに
なぜまい
もどってきた
女神にはいろ
拝謁する
ためです
バカな
女神はだれにも
おあいに
ならん
正気か
アイオリア
用があれば
すべてわたしが
とりつぐ
そんなことを今さら...
敵の首もとらず
黄金聖女もとりかえさすに
おめおめともどり
なおかつわたしをたおして
でも女神にあうなどと...
邪魔をするなら
あなたを
たおしてでも
お目にかかる!
やはりおまえは
逆賊アイオロス
の弟!
兄弟の血は
あらそえん
ふたりして
女神に牙を
むけるか!
だまれ教皇
逆賊は
あなたの方だ!
あなたの後ろに
ある女神神殿
そこには
はじめから
女神などいない!
ク...
あなたはつねに
女神がいるように
ふるまってきた
しかし十三年間
女神はこの聖域に
存在しなかったのだ!
クタクク
なぜならば
女神は十三年前
あなたが殺害しようと
したところを
アイオロスにすくわれ
日本へのがれて
いたのだからな!!
そうか
アイオリア
おまえしったのが
真実を...
ならば
生かしておくわけ
にはいかん
女神に牙を
むける者として
アイオロス同様:
わたしみずから
おまえを
成敗する!
体!?
教皇の
髪の色が
かわっていく
死ね
アイオリ
うっ
み...みえない
教皇の拳が...
な...
なんという
光速の拳...
とどめだ
アイオリア
くっ
おおっ
たがいの
光速の拳の威力が
空中で
ぶつかりあい
アイオリア
おまえ本気だな
本気で
この教皇に
はむかう気だな!
空気の
渦をつくり
だしている!
もはや真実が
みえた以上
容赦はしない
いくぞ
教皇!!
やめなさい
アイオリア
あなたは
だれを相手に
戦っているか
わかっているのですか
むっ
うっ
お...
おまえは
乙女座の...
謀反人は教皇が
手をおくたしに
なるまでもない
わたしが天誅を
くだす
教皇に拳を
むけることは
女神への謀反に
ひとしい行いです
黄金
聖闘士!
ャカ、
神殿の時の
乙女座の
シャカ
よい所へ
きた
シャカよ
アイオリアよとにかく
この場はひけさもなければ
わたしは勅命にしたがいたかい
きみをたおさねばならん
ひかぬ
女神神殿へ
とおるまでは
たおせ!
逆賊
アイオリアを
うて!!
シャカよ事情を
説明しているヒマは
ない!おまえこそ
この場はひけ!
やむを
えん.....
くるか
シャカよ
黄金聖闘士の
われらふたりが戦えば
おたがいこの場から
消滅することに
なるか...
千日戦争に
なるかの
どちらかだ
ええーい
なにを
ためらっている
シャカよ!
拳を
くりだせ
むう!
はあ
ーっ!
むおおお
~~~っ
うりゃあ
せいや
っ
むう
アイオリアの
拳がシャカの
筆底にはばまれ
シャカの拳が
アイオリアの掌底に
はばまれたまま
こ...
これでは
まるで..
しかもおたがいの
足は蹴りに
そなえ事制の
形をしたまま...
千日戦争
の形!!
平日戦いを
!つづけても
このままの状態
勝負はつかないが
...
フッならば
たがいに秘技を
くりだす以外
あるまい
シャカよ
おまえは
消滅を
のぞむか?
だまれアイオリア
これよりわたしは
仏陀の教説を転じて
迷いを破砕する...
そうまでして
おまえは
教皇に...
むっ
そんなにはう
あと、
っ
まさか
もん、いく
一冊
まずは
むう
こ...これは
シャカの
小宇宙が
増大していく!!
迷いはさった
もはやアイオリアを
ほうむるのに
なんのためらいもない
天魔降伏!
死すべし
アイオリア!!
なんのシャカよ
おまえの小宇宙ごとき
獅子の牙が
粉砕してくれる!!
ライトニング
ボルト!!
なにい!?
中国
五老峰
紫龍
ーっ
やあ春麗
どうした
老師が
およびですよ
はあ
老師が
フッ
また
お説教かな
紫龍どうじゃ
日本から
もどってきて
はや数週...
土いじりは
たのしいか
はい老師
わたしは今
生まれて
はじめて
生きる喜びを
味わっています
おろかな...
聖闘士は女神を守り
正義のために
戦うとおしえた
はず...
朝日と共におき
日没と共にやすむ
そしてこの中国の悠久の
大地をたがやす喜び
紫龍はこの五老峰の土と
なるつもりです
その正義のための
力をあえて
さびつかせる
とは...
お言葉ですが
聖闘士がまもる
べき女神...
ふぉっふぉふぉ
あの沙織じゃさぁ
お嬢様の日ごとに
成長してゆく
小学宙に...
その女神が
城戸の沙織
お嬢さんでは...
気づかんとは
子どもよの
紫龍
もはや二度と
ドラゴンの聖衣を
まとうことは
ないでしょう
はっ?
もうよい
さがれ
おまえの
気持ちがそこまで
かたいのなら
仕方あるまい
廊山の土となるのも
又よきかな...
は...もうしわけ
ありません?し
老師
な...なんだ
この強大な
小宇宙は!?
老師!!
クッククク
老師
おひさしぶりで
ございます
デスマスク
か
フッ
このわしにまで
刺客をさしむけるとは
教皇もよほどあせって
きたとみえる
老師あなたに
対して拳を
むけることは
おそれおおいか
これも刺命...
お命ちょうだい
する
この黄金聖闘士
蟹星座の
アスマスクが
なにい!?
だれだ
!?
ジャマを
する気か
小僧!!
オレは
ドラゴン
紫龍!
フッ
どけ小僧
老師に
拳をむける
者はオレが
相手だ!!
どかぬと
おまえも
死ぬことになるぞ
シ...
紫龍...
いったはずだ
老師に
傘をむける者は
オレが許さん
い...いけない紫穂
あなたは目が
みえないのに...
殺されてしまうわ...
わらわせるな
青銅の
おまえごとき
黄金の相手に
なるか!
くらえ
ドラゴンの
蹴りを!!
な...
なにい!?
バ...バカな
たった指一本で
オレの蹴りを
とめるとは
フッ井の中の蛙とは
おまえのこと...死の間際に
なってはじめて知れ
黄金星関士の恐ろしさを
紫龍ー
フッ
キジもなかすば
うたれまい
しゃしゃり
でてきたのが
おまえの不運...
さて本来
わたしが
うたなければ
ならない
相手は
あなただ!
老師
いや...
黄金聖闘士
十二人のひとり...
神田の中のこと
イ
天秤座の
うう...
ド...
ドラゴン
老師
これも勅命
聖域に十三年間
反逆の意をしめした
あなたを討つ
お覚悟は
よろしいか
それが
どうかしましたか
クッククク...
ホッ
なにが勅命じゃ
その命令を発した
教童こそ女神を
ほうむり聖域を
さん奪した反逆の彼
なるほど聖闘士の
すべてが教皇の悪事を
知らずに忠誠を
ちかっているかと
思っとったが
おまえのように
教皇が悪としりながら
あえてつかえている者も
いるのじゃな
正義と悪の
定義など
時の流れによって
まるでかわって
しまうものなのだ
わかりますか老師
教皇のおこないも
今は悪とみえても
未来においては
正義とされる
バカ者め
真の正義は
どんなに時が
ながれようと
不要のものじゃ!!
それは過去の
幾多の歴史が
証明している
ナチスの正義しかり
日本軍の侵攻しか!?
これ以上の
問答は無用
覚悟ー
――
な...
なにい
滝の底から
水柱が
たった!
おまえ
聖衣など
まといおって
まだこりぬと
みえるな
巣置い
ほざけノ老師の
おっしゃられる
とおり正義とは
不変のもの
くらえ
デスマスク
それさえもわからぬ
貴様こそ
黄金聖衣をまとう
資格はない!
むうっ
さん、しょう、りゅう
...
広山昇龍覇
なにいこれが
廬山昇龍覇
だと!?
むう!?
黄金聖闘士の
デスマスクを
あそこまで
おしだすとは...
昇龍覇がいつもの
数倍の威力を
もっている
バカな
うわさにきいた
以上の小宇宙だ
視覚を
失っている
ことによって
紫龍の小宇宙が
増大されている...
むっ
バ...バカめ
黄金の
このオレを
本気に
させおって...
仕方がない
おまえにみせてやる
蟹座の真の力を!
な...なんだ
この異様な
小宇宙は...
蟹座の散開星団
プレセベは中国では
積戸気とよばれる
積尸気とは
つみかさねた死体から
たちのほる鬼火の燐気のこと
そうつまりプレゼベは、
地上の霊魂が天べのはる
穴なのだ
むういかん
積尸気を
つかうとは...
フッさあ
紫龍
この積尸気を
とおって
あの世へいけ!!
まちなさい
デスマスク
むっ
うっ
ホッ
友遠方より
きたるか...
は..
青銅相手に
黄金のあなたが
本気になるなど
大人気ないじゃないですか
それにその
紫龍はわたしの
知己...
むざむざと
うたせる
わけには
いかない
な...
なにい!?
お...おまえは
ジャミールの
黄金聖闘士...
牡羊座のムウ
な...なぜおまえが
この五老峰に...
もちろん
決戦の時がきた
ということだ
聖域の教皇と
日本におられる
女神とのな
なに!?
さあどうする
デスマスクよ
戦いの幕をおまえと
わたしの一戦で
あけるか?
フッ冗談ではない
このデスマスク
黄金聖闘士を
ふたりも相手に
するほどバカでは
ないわ
今日の
ところは
ひとます
ひいてやる
ま...まて
デスマスク
勝負は
ついていないぞ!
なに!?
勝負?
フッ命がたすかった
だけでもありがたいと
思え小僧
命がいらな
ければー
聖域まで
それまで
首でも..
あらって!!
おくのだな
き...きえた
ヤツの
小宇宙が
この場から..
ムウよ
おかげで
紫龍が
殺されずに
すんだわい
なんの
老師がおられるのに
かえって
でしゃばった
マネをして
もうしわけ
ありません
とりあえず
今日はご報告に
まいりました
はい女神も
この十三年間で
見事に成長され
教皇との戦いを決意された由
しかもたったおひとりで
最後にのりこまれるとか
クソォ~
ウムおねしが
賃金聖衣をまとって
いるところをみると
先ほどのはなしは
本当らしいのう
な...
なに!?
沙織お嬢さんが
たったひとりで
聖域へ...
それではないのですからね...!!
ソラ
ソラ
ソラー
東シベリ
氷河が町まで
買い物に
つきあって
くれて
たすかったぞ
お礼に晩めしは
とっておきの
シチューを
ごちそう
してやるからな
氷河
はいよ
ヤコフ
ここで
とめてくれ
氷河またマーマに
あいにいくのはいいが
今日は花がおおいん
じゃないか
いつもは花は一輪と
きめているんじゃ
なかったか
今日は
マーマの命日
だからな...
いや今日は
これでいいんだ
ヤコフ
そ...
そうか...
じゃ先に
かえってるからな
シチューが
さめない内に
はやくもどって
きなよ氷河
ああ
今強大な
小宇宙を
感じたが...
気のせいか..
水河...
時局は切迫して
きてるというのに...
相も変らず
死んだ母親へ
花をたむけに
行っているとは..
この師
みずからな
その唯一の
おまえの弱点を
今からたち
きってやる
な...
なにい!?
海底
地震か!!
ああ
マーマの船が
海溝の一番
深い所へ
しずんでいく
だ...だめだ
あそこへ
おちたら
だれもちかづく
ことはできない
も...もう
二度とマーマの
顔をみれない!!
マーマ!!
MAMA
こ...これで
本当に大切な
ものはなにも
かもなくして
しまったな...
はあ
はあ
しかしないでしょ
海底地震など
はじめてだ
なぜ..
こ...これは
師の筆跡...
船を海溝に
おとしたのは
師の仕業だと
いうのか...
し...しかし
なぜ...
聖域でまつとは
一体...
ヤコフ
すまないが
食事を一緒に
することは
できなくなった
星の子学園!
そして出陣の日
ふたたびこの
キグナスの聖女を
まとってしまった
以上..
じゃ
美穂ちゃん
ペガサスの聖衣
あずかっていて
くれてありがとう
オレそろそろ
いくよ!
セ...セイか
星矢ちゃん
き...
きっと
かえって
きてね
み...
美穂ちゃん
なにいってるんだ
あたりまえ
じゃないか
ご...ごめんでも
なんだか星矢ちゃんが
二度とかえってこない
ような気が
するんだもの..
大丈夫だって...
沙織お嬢さんの
供をしてちょっと
ギリシアまでいって
くるだけだから
女ひとりでいいかせられ
ないだろう
わたしさぉ?
沙織お嬢様
きらい...
生まれてから
今まで戦ってて
はかりだから
いつもキズだらけ
ドロだらけ...
だっていつも
星矢ちゃんたちに
あぶないことばかり
させて...
星矢ちゃんたちが
かわいそう
今の世の中
同じ年頃の子は
うんな青春を
楽しんでいるのに
美穂ちゃん...
美穂ちゃんのいう
青春を楽しむってことが
今の若いヤツらの
姿と思ってんなら
流行のベースタイル
流行の服をきて町を歩く
ディスコでおどる
海へ町へ恋人同士つれたって
スポーツカーで
ぷっとばす
オレちょっと
ちがうんじゃ
ないかと
思うんだ
なに事もあさくからく
すべてシャレでなかして
するでシャレでなかしてオレが、マンになったらそれこそ
はだしてそれが
青春を楽しんでるって
ことなのかな。逆に自分未来の
ものさんにひとつもたす流れた
ものにながられて
青春を浪費している
だけなんじゃないかな...
だけどオレだちは
ちがうんだよ
この広い大宇宙の
中のひとつの
生命とし
心の小宇宙は
燃焼しているんだから
だれががつぐりあげた
流行にのせられて
生きているより
なほど充実しているんだよ
お嬢さんが
ってたよ
人間はそれぞれの
星の下に生まれた
運命によって
生きるのだとね
幸福な星の下に
生まれるヤツ
不幸な星の下に
生まれるヤツ
いろんな人間がいるさ...
だけどオレ
いかなる
星の下に
生まれようと
雄おしく
生きてやる!!
いたまま
じゃないさ
そのキズを
のがこえてさらに
おおきくな
やるさ!!
だってオレは
ねえさんを
みつけなきゃ
ならないんだもの
その日まで
くじけること
なんかできない
じゃないか
そうだろ
美穂ちゃん
う...うん
城戸邸
お嬢様!?
離陸準備
完了です
お嬢様
おまち
ください
こ...たっる
辰巳
なんですか
その格好は...
お嬢様ひとりを
聖域へいかせて
なるものですか
ご苦労さま
それでは
ただちに
出発しましょう
不肖
この辰巳徳丸
剣道三段の腕を
もってお嬢様を
おまもり
いたします!
ヘッ
やめとけよ辰巳
おまえの竹刀に
やられる
聖闘士なんか
ひとりもいないぜ
エ?
ああっ
おまえ
星矢
ちょっと
ギリシア見物が
したくなってな
一緒にのっけて
もらうぜ
こ...この野郎
今までどこいってた
犬でも三日かえば
恩をわすれんぞ
こいつ~~っ
星矢...
ありがとう
きたねえな
ツバを
とばすな
フッ
ひとりだけ
いい格好はないぜ
星矢
あんたのために
いくわけじゃない
勘ちがいしないで
くれ
氷河!!
紫龍
...
おまえひとりを
死なせるわけ
にはいかない
バカめ
目もまだ不自由
だってのに
死ぬ気か衆龍
なんたって
オレたちは
兄弟だからな
フッ...
みんな...
た...
たすかった
じゃ
お嬢さん
いこうか
ちょっと
まって
ください
なに
瞬も?
エエでも
約束の時間に
もう一時間も
おくれているのです
ま...
まさか
瞬の身に
なにか...!?
そりゃあおかしい
あいつはオレたちと
ちがい几帳面だから
約束におくれることなど、サっしこないよ!!
けっしてないはずだぜ
オレたちって..
おまえだけ
だろう
ルーズなのは
うう
はっ
まだ
わからないの
いくら
強情を
はっても
わたしが
聖域なんかに
いかせないよ!
カメレオン座の
ジュネがね!!
うう...
あなたがなぜ
アンドロメダ
島から...
日本まで
きたのです
教皇の
差し金ですか...
ちがう...
たかが
青銅の数人が
いったからって
なにになるの
...
しかない
けな
あくっ
ネさん
大ひた
みんな
殺される
教皇とそれを
とりまく
黄金聖闘士に
歯がたつわけ
ないじゃない
で...でも
ぼくはいか
なければ...
しなければ
...
全員生きて
かえれっこ
ないよ
まだ
わからないの
瞬...
わたしは
おまえを死なせ
たくない...
でも男子にとっ
戦わなけ
ならな
あるの
そん男子との命をかけ慣れなければならない時があるのです!!
いかがばい
そのため、
そんなことを知っていたのか
★収録作品は週刊少年ジャンプに1986年50号〜1087年16号まで掲載されました。
一つの作品はジャンプ・コミックスとして1987年9月11月、1988年1月に、
ジャンプ・コミックス、愛液版としてこて1996年2月、それぞれ集英社より刊行された。