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セイントセイヤ
...
ふAITVI-
集英社文庫
9784086176606
1.92...1920179005905
cO179¥590E
ISBN4-08-617660-2
定価本体500円十税
11.車田正美
聖城にて女神が傷を癒すその時、再度、
地上の支配を目論む異王刀一デスが復活。
女神を狙い、聖域に侵入した冥闘士の中
にはサガ・シュラ・カミュらが...。聖闘
士達は思わぬ強敵に苦戦を強いられる
集英社文庫
SIEIY2
車田正美
集英社文庫
セイントセイ
慟哭ノ血の涙の巻......
復活/ハーデス百/人の魔星の巻...
CONTENTS
火時計ノふたたび燃ゆるの巻
...
ジェミニノ血の懺悔の巻...
巨蟹宮の中の死界の巻、
...
童虎復活/の巻...!!
死界の蝶ノフェアリーの巻...
...
...
ハーデス百八
魔星のな
中国は産山
五老峰ー
う...
つ...ついに..
ついに
この時が
来たか...
二百四十三年間
わじはこの五老峰の
まっまっ
大滝の前に座したまま
歩も動かす
監視じ続けたが
それももう
終わりのようじ
ここから西ベイキロの
彼方の秘境...
そこには
前聖戦におい
女神が邪悪を
封じこめた
巨塔がそびえ立って
じゃが
その女神の封印も
もはや、効力を失う
時がきたのじゃ...
今こそ
その封印は
解ける
そして
冥王バーアスひきいる
百八の魔星が
闇の底から甦る
この地上を
暗闇と恐怖によって
支配するために...
じゃが翼女神と
女神を守る
聖闘士がいるかぎり
バーデスたちの
思い通りには
けっしてさせん...
...
...
ふたたび
新たなる聖戦が
始まるのじゃ!!
キリシア
聖域ー
グーグ
1
ズズ~
ス~~~
ムニヤムニャ
こらぁ
あんたら
何度いったら
わかるのよ
今日は
寝ずの番だって
いったでしょ
へ...へい
それはよく
わかってます
こ..
これは
市さん
ホントに
いつ敵が
襲ってくるが
わかんないのよ!
...ったくもォ
ほかも見回って
くるから
ちゃんとやってよ
今度
居眠りしたら
黄金聖闘士の
おにいさんたちに
いいつけるざんすよ
へ...へい
那智ほんとに
雑兵くんたちは
非常事態の
緊張感に欠けて
困るざんすね
フッ仕方あるまい
平和そのものの
この春の南だ
しかも女神も
お帰りになって
ホッと一息という
ところだからな
その女神は...
沙織さんは
大丈夫ざんす
かね
ウム今は
十二宮の上にある
教皇の間の
御褒所にて
おやすみだそうだ
なんといっても
ポセイドンとの
一戦で
疲労困憊の
ご様子...
沙織さんの
その魂は神とはいえ
肉体は生身の人間
ほんとうによく
ご無意でお帰りに
なられたさんすよ
おいたわしい
なんでも地球上になん
降るべき雨を
一身に受けていたと
いうざんすからね
いったい
どこのどいつが
攻めてくるという
さんすかわ
うむしかし
その直後に
このような
非常事態に
なろうとは...
わからんだがその隣に
そなえて黄金髪闘士
たちも以前から一歩も
この聖域を動け
なかったという
そればかりか
地上のすべての聖騎士が
召集をうけて温泉です。
聖域を守るように
非常事態が発令
されたということは...
グー
ゴー
ウム
ポセイドン以上の
恐るべき敵には
違いないざんす
おい寝るな
またヒドラの
市さまに
怒られるぞ
いて
ん
しかし
大げさすぎやしないか
普段だって
この聖域には
十畳二十重に結界が
はりめぐらされて
いるんだぜ
まったく
アリー匹
入ってくる
ことなんて
できないよ
お...おい
ち...
ちょっと
まて...
責金聖闘士たちは
何を恐れて
いるのかいな
な...なんだ
あいつは...
人間か...
アテナよ
起きなさい
女神
アテナよ...
あなたは
フッわたしを
忘れるはずは
あっまい
ハーデス
...
わたしに
何のご用
ですか
きみを
迎えに
きたのだよ
アテナ!!
早太
ーデス!!
さあ
結に行こう
死の
せ界へ...
アテナ
い...今のは
現実...?
はあ
はあ
そ...それとも
わしの脳裏に
うかんだ不吉な
まほろし...か..
どちらにしろ
わしの恐れていた
とおり...
復活するやいなや
ハーデスはまっさきに
聖域を襲うつもりじゃ
はあ
はあ
はあ
そして
その目的は
ただひとつ...
アテナの
首!!
うっ
むっ
うっ
これは!?
なんだ
あの声は?
さっきの
雑兵たちの
方向だ!
いったい
何があった
んだ!?
おい
しっかり
しろ!
おい
市!!
な...
なんだ
おまえは?
これは
おまえの
仕業か...
ええ~い
なんとか
返答する
ざんす!
どっしえ
〜〜〜っ!?
こ...こいつ
体がすりぬける
さんすよぉ
い
ひっ
な...
なんざんすか
この顔は!?
化物め
こいつは
人間じゃ
ねえのか!?
くっほ...
ほんとうだ
こいつの体は
まるっきり
攻撃がきかない
まるで実体がない
みてえだ
拳が全部すりぬけて
ゆく
ぎょっ
ナ...那智
まわりを
見るさんす!!
うっ
ひ...
ひとりじゃ
ないざんすよ
団体さんで
お出ましに
なってるざんす
こ...こいつら
まるで幽霊みたい
じゃないか
ひええっ
こういうの音手
さんすよ
き...
きたあ
い
...コココーチャロップ
ひいっ
邪武
た...
助かった
ざんすう!
雑兵の悲鳴が
聞こえたから
来てみたんだがよ
いったいなんだ
こいつら?
むっ
なにい
そ...それが
ぜんぜん
わかんないのよ
どしえ
バ...バカな
体が跡形もなく
消えている
オ...オレたちは
夢でも見ている
のカ...?
い...いったいこれは..
日羊宮
きたな
先ほどから
下の方で小宇宙が
やたらザワめくのを
感じてはいたが
いく裏にもはりめぐらされた
結界をこえてこの十二宮の人口まで
忍びこむとは、まさしく老師の
恐れられていたとおりの事態に
なったようだ...
そこで
止まり
なさい
それ以上進むと
あなたの
命の保証は
できません
フッ
命の保証
などと...
ムウよおまえが
わたしに、攻撃など
できるわけがあるまい
なに
見忘れたのかムウ
このわたしの
顔を.....
ま...まさか...
そんなバカな...
フッ
覚えていた
ようだな
ムウィナ...
ならば
何をボーッと
立っている
無礼であろう
な...なにい...
あ...あなたは
...
さあ
ひざまずけ
このわたしの
足もとに!
う..
うう...
土下座をして
礼をつくさぬか
どうした
わたしの命令が
きけんのか
う...
は...
そうだ
わたしの
いつことに
おまえは
逆らう
ことなど
できはしない
ムウよ
おまえに命令する
アテナの首を
十二時間以内に
ここへもってくるのが
どうしたムウ
何をたぶらって
いるのか
さあ早く
アテナの首を
とってまいね!!
う...
うう..
い...いかに
あなた様の
ご命令と
いえども..
バカめ!
このお方に
従わぬことが
どれほどの
罪悪かよく
わかっていよう
ムウよ
!!
そ...
それだけは
お...
おまえたち!!
な...
なにい
いつから
こんな状態
なんだい?
は...はいシャイナさん
二時間前に見回った
時にはなんとも
なかったのですが...
し...しかしゃ!!
聖闘士の
死体なんかを
盗んでいったい
どうしようと
いうんですかね...
クソォ
この慰霊地に眠る
聖闘士たちの
夢を荒らすなんて
どこのどいつが...
ま...待ちなよ
これは外側から
基をあばいたん
じゃなくて
むしろ内側から
くずしたって
感じだよ...
エッ
内側から
基をくずし
たって...?
そ...それでは
まさか...死体の方が
事からはいでたと
でも..
死を
司る
あいつなっ
なら...
そんなバカなし
死んだだんけん
人間が...
い...いや...
できるやつが
いる...
魚座のアフロディー
蟹座のデスマスク
お...おまえたち..
死してその肉体は
慰霊地に眠っていた
はずが...
いまだに
成仏できず
死霊となって
さまよい出たか
クックク
死霊では
ない
オレたちは
冥王ハーデス様に
忠誠を誓い
あらたなる
生命を
与えられたのだ
冥王
ーデフ
そ...そうか
老師の危惧
なされていた
とおり...
ついにハーデスが
百八つの
魔星とともに
復活したのか
なんだと
しかし
デスマスクに
アフロディーテよ
おまえたちほど
愚かな人間は
おらんな
生命とひきかえに
ハーデスの走狗に
なりさがり
女神のお命まで
狙いにくるとは
なにい
それでも
かつては
女神の聖闘士か
恥を知れ!!
だまれ!!!
この世でぬくぬくと
生をむさぼっている
きさまなどに
死の世界の恐怖が
わかってたまるか!!
そ...
その聖衣は!!!
キャンな
...
゙
魚座
黄金聖衣!!
な...
なぜ...
なぜ
おまえたちが
黄金聖衣を
まとっているのだ...
い...いや違う...
まるで冥界の宝石でも
あるかのように黒く
光り輝くその感じは...
そ...それは
黄金では...
クククそうだ
残念だが
これは黄金聖衣
ではない
だがこれこそが
いわば死の国の
聖衣といえるもの...
冥衣!!
むう...
冥闘士の
証...
冥衣!!
そして
以下ハーデス様に忠実なる
死の国の戦「...文闘士の
誰なのだ!!
いったようにオレたちは
ハーデス様に忠誠を誓い
実謝士としてあらたなる
生命を与えられた
わが星座の
この蟹座の冥衣と
ともにな...ククク...
さあムウ
そこをどけ
もはや
おまえでは
話にならん
アテナの首は
オレたちが
とってきて
くれるわ!!
むっ
なんだおまえ
あのお方に
逆らうつもりか!?
た...たしかに
あのお方に
逆らうことなど
わたしには決して
できはしない
だが
おまえたちまで
勝手が通ると
おもうのか
な...
なにを!!
ならば
腕ずくで
通るまでだ
影は?
な...
なんだ
これは!?
目に見えぬ壁が
立ちはだかって
進むことができん!!
くっ
こんなまやかし
一発で打ち砕いて
やるわ!!
積戸
冥界波
ぐぴっ
ぐっ...うう
こんなバカな
冥界波の威力が
すべてこのオレに
はねかえってきた
せ...せっかく
生きかえったというのに
あやうくあの世へ
逆もどりするところ
だったぞ...うう...
ぐわあ
どけデスマスク
ムウごときの技
このアフロディーテが
粉砕してくれる
ヒラニアンローズでな!
ふれるもの
すべてをかみ砕く
この黒バラ!
うわああ
わかったか
このクリスタル
ウォールを
破壊することなど
とうてい不可能
だということが...
な..
なにい
クリスタルウォールに
攻撃をしかければ
それは鏡の自分に
むかってするようなもの
すべてその威力は
はねかえりじゃ
ことごとく自分を
キズつけるしか
ないのだ
五老峰
おでかけって...?
いったいどちらへ
行かれるの
ですか
それは...
いや春麗は
しらなくとも
よいことじゃ...
ポッホッホ
でも
わたしの知る限り
この五老峰から
離れたことのない
老師がいったい...
では
いつここへ
お帰りに?
さあ~て
いつになるか
ひょっと
すると二度と
もどれん
かもしれんよ
ホッホホ
そ...
そんな
いったい
何が起こったの
ですか
よいか春雛
わしがたとえ
帰らなかったとしても
おまえには
紫龍がおる
老師...
おまえの
大好きな
あのやさしい紫龍を
けっしてはなすん
ではないよ
紫龍や星矢!!
氷河...解消一輝..
彼らには魚の
ほんとうに長い間
飼いばかりさせて
すまなかったと
思っておる!
だが、安心おし...
もう一度と
かれるなんだ
彼らを聞いに!!
まさこむことは
しないこれからは
ごく普通の少年として
やすらかに
いっ
生きていって
はじいのじゃ...
よいな
紫龍とふたり
幸福に暮らすの
じゃぞ
さらばじゃ
春麗...
老師...
あ...
ろ...ろうし
老師...
ムウよ
いい加減にせぬかこのふたりは
このふたりは
わたしに従って
キチにもの
おまえのしている
ことはすべて
わたしへの
及謡になるのだが、
さあ
クリスタル
ウォールを解くのだ
ムウ!
おまえが
解かねば
わたしが
う...
この程度のものが、
わたしに通用する
はずがあるまい
うっ
やった!
跡形もなく
砕け散ったぞ!!
おお
さあもはや
行手をさえぎる
ものはない
行って
アテナの首を
とってまいね
かつてすべてを
知りつくしている
十二宮の道!!!
はっ
アテナの寝ている
教皇の間までなど
わけもないことだ
クワーッハハハ
そこを
どけーッ
くっ
仕方が
あるまい
やるか!
よせムウ!
そのふたりは
わたしに
従っていると
いったはす
そのふたりに
拳をむけることは
わたし自身にむける
ことでと思え
うっ
う...
うう...
どけムウ
オラ
オラオラ
そこを
どけと
いってるんだ
う...
くっ...
こ...
こいつ
こ...この白羊宮を
敵から守るのが
牡羊座のムウの
使命...
た...たとえ
殺されたとしても
通すわけには
いかん...
よお~~~
ならば殺して
くれるわ!!
死ね
ムウよ!!
あぎゃあ
う...
くっ...
た...たれた
邪魔しやがった
のは???
ぐわはあああ
お..
おまえは!!
健康的なのでのご
星矢/
ムゥ
ど〜〜
たんだよいったい
あんたほどの人が
なんで
やられっぱなしに
なってんだよ!?
いったい
なんなんだ
こいつらは!?
うっ
デスマスクに
アフロ
ディーテ!!
バ...バカな
十二宮の闘いで
死んじまった
はずの
こいつらが...
な...なぜ!?
こ...
これは
夢か..
それとも
こいつらは
幽霊なのか
ムウ!!
幽霊では
ありません
冥王ハーデスの
戦士...
冥闘士として
甦ったのです
ハーデスに比べれば
サガの反乱も
ポセイドンの覚醒も
予想外のほんの小さな
アクシデントに
すぎないのです
ハーデスの
冥闘士!?
な...
なんだって
いわは
ハーデスこそが
女神の倒すべき
本当の巨大なる邪悪!!
前聖戦での
女神の封印が解け
ふたたび地上を暗闇と
恐怖で支配しようとして
甦るハーデスの野望を
阻止するために...
その新なる聖戦のために
女神もわたしたち聖闘士も
この時代に生をうけ
この聖域に集ったのです
そして甦った
ハーデス軍が
まっさきに
狙ってくるのは
この聖域の破壊と
アテナの首!!!
な...
なんと!!
そ...そうか
ポセイドンとの酷いの時
黄金聖闘士たちが聖域を
動かなかったわけが
これでわかったぞ...
一時は老師さえも
変に疑ったりしたことが
あったけど..
それより星矢
きみは何をしに
ここへ来たの
ですか
オレ魔鈴さんに
確かめたいことがあって
それでギリシアまで
来てたんだけど..
エ?
何って..
その...
帰り
なさい
この聖域で異様な
小宇宙を感じたんで
それで...
エ?
ここはもはや
きみのようなものの
来る所では
ありません!
早そうに
立ち去り
なさい!!
五老峰
春麗
はっ
シ...素敵
いけないわ
ねていなくては
体の傷はまだ完治
していないのだから...
エ?
べ...べつに
老師はどこへも...
雨の目も風の日も...
常にこの五老峰の
大瀧の前に座して
動じなかった
老師の小宇宙が
完全に消えている
春服
老師はどこへ
行かれたのだ?
カくす
春麗
いかに今のオレが
不自由な目をして
いようとはっきりと
わかるのだ
老師が五老峰を
動かれるほどの
いったいどんなことが
おこったのだ
それにここから
西の方角で
ものすごい数の
凶星が飛びたったのを
感じた
以来はるか
聖域のあたりでも
不吉な小宇宙の
ざわつきを感じるのだ
まちがいない
何かが
おこったのだ
いや!!
しかもかつてない
想像を絶する
ようなことが...
もう
そんなことを
考えてはいや
いやいや!!
いやっ
老師もせっかく
おっしゃって
下さったのです
紫龍たちは二度と
戦いには行かせないと!!
だ...だから...
だからもう
聞いのことなんか
考えないで!
おねがい
紫龍!!
ン...
シュンレイ
春麗...
東シベリア
マーマ...
マーマの眠る船が
この海溝の
いちばん深いところに
沈んでしまってから
会いにいってないけれども
淋しくないですか...
今の氷河には
どんなに深い
闇の底にでも
着ってゆく力は
あるつもり
だけど...
一度ど
マーマには
会いにいかないと
言いをたてた
のです..
だけど
マーマのことを
忘れるなんてことは
片時だってありはじない
オレを熱さ魂で導いてくれた
わが師カミュと
わが友アイザッ
かけがえのないふたりの
霊魂を含めて
すっと冥福を
祈り続けるつもりです
この氷河の命あるかぎり
この東シベリアの地で、
これからずっと...
むっ
まただ...
聖域の方角で
異常に小宇宙が
わきたつのを感じる
聖域でいったい
何がおこって
いるのだ
東京
にいさん
...
あれから
一輝にいさんは
どうしている
だろう...
にいさんの
ことだから
無事に違いない
だろうけど..
そういえば
星矢も
どうしたかな
なにか星矢のねえさんの
ことで深い関連が
ありそうな魔鈴さんもこれ...
その後行方しれず
だっていうし...
かわいそうに
星矢...
星矢はねえさんを
さがすために
今まで必死に闘って
きたんだもの...
行方不明の
星華ねえさんの
消息を得るために
魔鈴さんを捜しに
ギリシアまでまた
出かけていった
けど..
星華ねえさんが
一日も早く
みつかるように
ぼくも祈ってるよ
星矢...
ま...また
はるか聖域から
感じるこの小宇宙
この異様な
小宇宙は
いったい何なん
だろう...
はっ
はっ
ど...
どちらにしろ
聖域で異変が
おこって
いるんだ...
い...
いかなければ...
沙織さんは...
女神は今
聖域にいるん
だから...
それは
無用だ
!!
おまえや星矢
紫龍氷河一輝の
5人は今後聖域に
近づいてはならん
近づけば
アテナの名のもとに
死を与えられる
そうだ...
た...たっみ
辰巳さん
な...
なんだって
死...
?
さ...沙織さんが
オレたちを
この聖域から
追い出して
手にあまれば
殺せといったって?
バカな...
オレたちは
今まで数多く
闘ってきた
女神の聖闘士だぜ...
そうです
これは女神の
ご意志なの
です
それに
ハーデスのことを
聞いた以上じっと
してはいられない
他のみんなだって
気がかりのはずだ
ムウ
これは
なにかの
まちがいだ
!!
沙織さんに
女神に
会わせてくれ!!
うわっ
ま...
まちがいだ
ム...
ムウ...?
ぐっ
これは何かの
まちがいに
きまってる...
やかまし
余計な邪魔を
しくさったと
思ったら
今度は泣きごと
かあ
うっ
い~~かげんに
しろっぴ!
このクソガキゃあ
狡兎死して
走狗煮られる
とはこのこと
だあ
おまえらは
お払い箱!
もはや用済みという
ことなのだ
ウワー
――ッハハハ
さあ早く消えろ
青鍋の
クソガキめえ!!
モタモタ
してっと
オレが煮殺して
くれるぞォ
うっ
お...お化けの
おまえなんかに
そんなことを
いわれる筋合は
ねえ~~~
消えるのは
おまえの方だあ
ぎゃん
!!
やって
やるぜ
来い
デスマスク
フッ
むっ
クッククク
なんたなんだ
その破損だらけの
聖衣はあ~~ッ
前の闘いで
ぶち壊されたまま
ムウに修復もして
もらえんとは
宇宙的に
憐れなヤツ!!
そんな
ボロ聖衣をまとって
このオレ様に勝てると
おもってるのかあ
おまえを
倒すのに
聖衣なんか
関係ねえー
今オレは
ものすごく
頭にきてるんだ
くっ
こ...
この..
わってやって
やりまくって
やるぜーーッ
ガキィ
ッ
うっ
ガサスローリングフラッシュ!!
ほんとの
カニみたいに
アブクふくまで
やってやる!!
立て
デスマスク
!!
うぎゃ
ぴい~~っ
こ...この
クソガキ
こうなりゃおまえを
一番の血祭りに
あげてやるう
おとしてやる
おとしてやる
死界の穴
黄泉比良坂へ
けりおとして
やるぞォ
できるものなら
やってみろ
その穴に逆もどり
するのはおまえだ
デスマスク!!
くらえ精尸気冥界波
うーえ不安不波
ペガサス
流星挙
なにい
むっ
あ...
ム...
ムウ...?
ど...
どうして..
いったはずです
早そうに
立ち去らねば
死を与えると...
そ...そんな
さ...沙織...
さん...
サ...
サオ...リ..
今...
星矢の声が
聞こえたような
気がした
けれど..
星矢
...?
星矢が
ここに
...?
アテナ...
お目覚めに
なられまし
たか...
は...
あ...
あなたは..
どうして
ここに...?
う...
くっ...
う...うう
ほ...
ほんとうか...
ム...
ムウ...
オ...オレたちが
もはや用済み
だっていうのは
本当のことなのか...
ヘッ
うっ
本当だあ
ついでに
もひとつ
教えてやるぜ
ムウは
おまえら
青銅だけじゃねえ
アテナの命まで
われら冥闘士に
ささげるのか
な...
なんだと!?
お...おまえの
いうことなんか
誰か信じるか
バ...バカな
でまかせを
いうな...
ククク
信じぬのは
勝手だ
だがムウは
いやでもそう
しなければ
ならぬのだ!
あのお方が
われら冥闘士の
味方にいる限り!!
あ...あの
お方だって..
誰だあいつは?
この聖域で
あのお方に
逆らう者など
ひとりとして
居はしないのだ
バカめ
聖闘士のヒョコの
おまえなど
知るよしもない!
冥土の切符
がわりに
教えてやる
よく聞け
星矢
あのお方の
名は..
うっ
余計な手出しを
するな
デスマスク...
な...なにい
おまえ...
星矢の
始末はっ
わたしがっす
つける
どぴい
うあっ
くっ...
ム...ムウのヤツ
あんなやさしい
顔をしてるくせに...
な...なんて
バカ力だ...
い...いてえ
ム...
ムウ...
星矢...
安らかに
眠りなさい
いいですね
ま...
まて...
ムゥーッ
スターライトエクスティンクション!!
おお
なんだ
これは
星矢が
大いなる
光の輪に
つつまれた
し...しかも
その光に溶け
こむように
うわあああ
星矢の体が
消えてゆく
き...
消えた...
星矢の
体が..
まるで無数の
星の光に飲み
こまれた
ように!
フッ
完全に
この場から
消えてしまった
ムウよ
スターライト
エクスティングショップ
あいかわらずの
恐ろしさまな
フフフ
だが
わたしの日まで
ごまかすことは
できぬ
ペガサスを
どこへ
飛ばした...
どこと
おっしゃられても...
スターライト
エクスティンクションに
かけられた者の
行く先は...
死の国以外に
ありません
フッ
まあさかろう
たかが寿命の
子供ひとり...
生きたところで
死んだところで
戦いにたいした
違いにはならん
テスマスクに
アフロディーテ
はっ
アテナの
首を
とってまいが
ムウはここから
一歩も
動けん!!
わかりました
しばらく
お待ち下さい
すぐさま
この場に
アテナの首を
もってまいり
ましょう!!
うぎゃ
ぴい!
おまえまだ
わからぬのか
ムウ!!
うっ
そのふたりに
手を向けてきことは
わたしへの反応に
なるという
ことが...
わ...わたしも
この白羊富を
死んでも守るのが
使命といった
はずです
これがあなたへの
反抗というのなら
このムウッ二死をもって
ぐないをいたしましな
だがその前に
デスマスクと
フロディーテだけは
絶対に許さん
わたしの手で冥界へ送り返す
な..
なにを
お...おお...
はじめて...
はいしょって
ムウが...
大翔はる
黄金の下のごとく
常に優雅な微笑を
絶やさなかったムウが
初めてその牙を
それじゃない
むいた!?
くらえムウ
積尸気
冥界波
ムウの
心臓めがけて
とベブラッディ
ローズ!!
かつては女神の
聖闘士でありながら
主への欲望のために
ハーデスに忠誠を誓い
なおかつ女神のお命まで
狙いにくるとはこちらへ
言語道師!!
よこれきった魂の...
おまえたちぶたりなど
「歩も白羊官に
いれてたまるものか
このムウみずから
引導をわたしてくれる!!
さあ
まいもどれ
死の国へ!!
うっ
いかんだぜ
逃げろふたり
とも!
なにい
うおっ
うぎゃあぁああ
スターライトエクスティンクション
アスマスクに
アフロディーテよ
おまえたちの肉体は
この世から完全に消滅し
死の国へ逆もどりした
そう..
おまえたちだけは
ほんとうにな...
ムウよ
愚かなのはむしろ
おまえの方だぞ
そのふたりを
消したところで
聞いがおわる
わけではない
むしろ
おまえたちにとって
もっとうらいことに
なってゆくのが
わからんのぉ
お言葉ですが
それでもひくわけ
にはいきません...
ハーデス軍
百八人の実闘士
すべて片づける
までは...
百八人の実闘士の
ことではない
な...
なんですって
た...確かに
あのお方のうしろに
まだ数人の実闘士が
いるのを
感じる
アテナの首を
とりにきたのは
デスマスクを
アフロディーテ
だけではないのだぞ
しかし
この小宇宙は
すべて以前出会った
ことのある人間の影響
ま.まさか...
うっ
あ...
ああ...
おまえたち
まで!
ハーデスの
誘惑に負け
アテナを殺しに
きたというのか!!
この慰霊地に
火をかけな!
エ?
パ...パカな
シャイナさん
そんなことしたら
ここの地下に眠る
尊い聖闘士たちの
遺体も...
そうだよ
一度すべて
焼きつくす
んだよ
いくら
聖域のまわりを
かためてみたところで
そんなことはもはや
無意味なんだ
敵は..
ハーデスの先鋒は
むしろこの聖域の
中から出てくる
のだから...!!
シャイナさん
大変です
黄金聖闘士たちの
基も同じように
あらされています
なにい
まるで
墓の中から
はいでた
ように!!
う...
お...
遅かった
もはや
手がつけ
られない..
かつては
黄金聖闘士の
中でも最強を
ほこった彼らまで
敵として
甦えっては...
聖域は
まちがいなく
内側から
崩壊して
しまう!!
う...
うう...
サガ...
シュラ...
カミュ...
おまえたちまで
......?
おまえたちまで
ハーデスの
軍門にくだり
アテナの
命をとりにきたと
いうのか!?
その
とおりだ
そこを
どけムウ
シ...
シュラ...
うっ
彼様!
テレポー
テイションで
かわしたつもり
だろうが次は
髪を切るだけでは
すまんぞ
ムウ
う...
うう...
ムウに無駄な
血を流させるな
シュラよ
わたしが
どかせて
みせよう
カ...
カミュ...
この凍気
で!!
う...
ヤモン
う...
うう...
ムウほどの男...
どかそうとして
どくわけも
あるまい...
やはり
ひとおもいに
葬って
やるのが
せめてもの情け
サ...
サガ...
お...
おまえたちは...
ほ...ほんとうに...
ムウ...
はっ...?
失いている
こ...
これは..
サガが...
サガの心が
サガだけ
ではない
カミューも
彼らの魂が
血の涙を流して
働哭しているのが
このムウには
感じられる!!
ま...
まさか...
ムウよ
覚悟!!
まさか
おまえ
たちは...
くっ
うっ
まるで
金縛りに
あったように
体が動かない
こ...
これは!?
サガよ
もうよい
ムウの動きは
今このわたしが
封じた!
ムウのとどよば
わたしがさす
おまえたちは早メラに
アテナの首を
どってまいね!!
はっ
くれぐれも
いっておくか
十二時間以内による
ではいって
まいります
それまでに
アテナの首を
どらなければ...
わかっているな
はっ
う..
うう...
ま..
まて...
くっ...
覚悟は
できて
いような
ムウよ
今までの
わたしに対する
反逆の数かず...
だがやはり
わたしは
おまえが
可愛い
ゆえに
わたし自身の
まで苦しますに
殺してくれる
う...
うう...
さらばだムウよ!!
なこいらっにきっときっ
十二宮の
火時計に
火がついた!!
こ...
こ...これはいったい
誰が!?
ホッ
わしじゃ
ろ...
老師!
久しぶり
じゃのう
シオンよ
ド...
童虎...
243年ぶり
じゃが...
まさか
このような
かたちで
再びおまえに
出会えるとは
思いもしなかったぞ
さあいいかげんで
顔を見せたら
どうじゃ
わが友
シオンよ
う...
うう...
そして
サガの乱で
命をおしした!!
教えてる!
その名もかつての
黄金地関し...
牡羊座のシオンよ
お...おお...
わが大思ある師
牡羊座のシオン...
さ...されど...
されどそのお姿は
いったい...
フッおどろいたか
童虎これが
冥王ハーデス様の
お力なのだ
むうう~~っ
このわしと同じ
261歳のはずが...
ま...まるで
248年前の前聖戦の
時と変わらぬ
若さじゃ...
なにい
!!
このシオン!!
ハーデス様に
忠誠を誓った
おかげでふたたび
精気あふれる
生命を与えられた!!
しかも人間が
最も美しく
強く光り輝く
十八歳という
絶頂の肉体をもってな!!
それに
比べてドッコ
童虎よ
老いた
な
おまえたちの
生命や若さなど
まぼろしたと
いうのじゃ
まぼろし
よ...
なに
わしがなぜ
火時計に点火
させたと思う
おまえたちの
生命など所詮は
あの火時計が
消えるまでの
まばろし...
ムウよ
それはシオン
おまえたち自身が
いちばんよく
わかっている
はずじゃ
は...はい
老師
おまえは
すぐさま
サガたちを
追うのじゃ
そして
アイオリアたちと
協同して実闘士を
一歩も女神に
近づけてはならん
あの火時計が
消えるまで
土時間!
うっ
その十二時間は
なんとしても
女神を守り
ぬくのじゃ!
お...おお
体が動く
金縛りを
老師がといて
くださったのか
この場は
わしが
引きつけた
ゆけムウよ
では
むっ
はっ
まて
ムウ!!
動くな!!
シオンよ
おまえの相手は
わしがする
243年ぶりに
ゆっくりとな...
フッ
望むとこ
ろよ
......
むう...
わたしとおまえが
闘えば千日戦争に
おちいるかもしれん
フザンドッ!!
童虎まさか
おまえは
それを...
ハーデス城ー
うわっ
うう...
た...たのむ
どうか
もう一度だけ
チャンスを
くれ...
ぐっ
こ...
今度は必ず
アテナの首を
とってくる
から...
だ...だから
お願いだ
死界へ
送り
返す
ことだけは
やめてくれ
ど...どうか
ハーデス様に
お目通りを...
た...たのむう~~っ
ハーデス様が
貴様らのような
ウジ虫に
お会いになるか
はい
失敗は許されん
貴様らふたりは
このオレみずから
だが死界
バカおどしてくれる
う...
うう...
くっ
た...
助けて
くれ
い...いやだ
また死の国へ
戻るのは
たくさんだあ
うぎゃああ
うわああ
や...やめろ
うわあああ
やめて
くれ...
バカ共め
これがかつては
聖闘士の中でも
最強といわれた
黄金聖闘士とは
笑わせる
これなら
わがハーデス軍の
雑兵の方が
まだましたわ
そこは
死界への
落とし穴
もう二度と
さまよい
出てくるな
パンドラ様
ラダマンティス
か...
はっ
パンドラ様
何用
か?
はっ是非わたくしを
アテナの聖域へ
お遣わしいただきたく
お願いにあがりました
その件ならば
聖闘士の
亡者どもが今
行っている
最中では
ないか
所詮は
ハーデス様のエサに
とびついてる
だけの連中
いたずらに時間を
貴し結局は全てが
水泡に帰すおそれが
あります
はっ
そうすれば
アテナの命など
一時間たらずでとって
まいりましょう
しかし奴らでは
役に立ちません
たった今
ふたりほど死界へ
逆戻りさせました
どうか
お許しを..
どうかこの
ラダマンティスに
出陣の許可を...
なりません
ハーデス様は
心やさしきお方
自軍の戦士
冥闘士がひとりでも
キズつくのを
お好みには
なりませぬ
し...
しかし
ならば静かに
待つのです
ラダマン
ティス!
あと
十二時間もすれば
わがハーデス車は
百八人の冥闘士ひとりも
失うことなくアテナの命を
手にすることになるのだから
おまえは
ハーデス様の
お考えに口を
さしはさむ
つもりか...
はっ
い...いえっそう
減相も
ありません
はっ..
まさか老師が
来てくださるとは
こんな心強い
ことはない
しかしそうし
老師の言われた
十二時間守りぬけ
とはいったい
どういうことなのだ
あの火時計が
すべて消えるまで
士二時間...
はっ
ホ二時間
たては...
ま...
まさか...
まさか
冥闘士は
着いた
だが...これは
おかしいまるで
小学宙を感じない...
アルデバランの
守る第二の
金牛宮!!
アルデバラン
サガたちは
確実にここを
通ったはずだが...
うっ
し...
死んでいる
ア...
アルデ
バラン...
あなたは
死してなおきんぎゅうきっ
この金牛宮を
守りぬこうと
して...
立ち往生したのが...
ア...
アルデバラン
聖闘士の中で
並ぶべき
者のない
闇をほこる
あなたも...
し...しかし
ほとんど
争ったあとがなく
キズあとひとつ
ないとは...
サガやカミュ
シュラが一度に
相手では
さすがに
防ぎきれなか
ったのか...
アルデバランは
どうやって
息乾えたのだ...
まさか
まさか
冥闘士は
その通り
ここへ来た冥闘士は
サガたちだけではない
サガたちは動けなくなった
このタウラスの様を
通りぬけていっただけだ
もちろん
タウラスを
動けなくしたのも..
とどめを
さしたのも..
むっ
すべては
このオレが
やったことだ!!
あんせい
この地図
ディープの
ニオベがない
ハーデス城
ラダマン
ティス様
!!
セーロス
か
ケケッ
おっしゃる通り
ケケケッ
地奇星
フログの
ゼーロスに
ござりまする
ラダマンティス様
お指図のとおり
聖域へ冥闘士
十数名ほど
向かわせましたが
だが本当に
およろしいので
ケケケ
よし
パンドラ様に
無断で冥闘士を
動かして...
なに
あとでどのような
おしかりを
こうむるかも...
余計なことを
気にかけるな
オレはサガたち
亡者などはなから
信用しておらん
ならばよいのですが
とにかくハンドラ様は
その美しさに似ず
恐ろしいお方
それでちょっと
ラダマンティス様の
ことを心配した
だけで...ケケッ
チッ
要はアテナの首を
早急にとれれば
それでよいのだ
地暗星
ディープのニオペ...
そうかハーデス軍
正規の冥闘士も
すでに入りこんで
いたのか
フッ
その通り
サガたちなどは
所詮たんなる
案内人にすぎんのだ
どうかな
おまえたちの
方がかえって
サガたちの
足手まといに
なるかもしれん
な...
なに
ほざけ!おまえも
タウラス同様
この場で息の根を
とめてやる
むっ
はい
な...
なにい
なんだ
この香気は
!?
か...体全体が痺れて
気が浮くなる
アルデバランも
これにやられたのか!!
フッもうムダだ
いくら息を止めた
ところでディープ
フレグランスの
香気は皮膚から
浸透する
くっこの香気を
吸ってはいけない
そしておまえの
中枢神経を冒し
五体を麻痺
させる
やがて
数秒もしないうちに
おまえを深い死の淵へと
引きずりこむのだ
クククッ
さらばだ
アリエス
フッ
黄金聖闘士とは
こんなに
もろいものか...
あっという間に
ふたりも
片づいたわ
な...なんだ
これは!?
前面に
ガラスの壁のような
ものができている
いったいいつのまに!?
うっ
うわあああ
クリスタル
ウォール
いかなるものも
この目に
見えぬ壁を
通りぬける
ことはできない
ク...クリスタル
ウォールだと
バ...バカな..
ま...待て
どこへ行く
アリエス
それでは
ディープ
フレグランスは
その壁に阻まれて
通用しなかった
というのか...
むっ
貴様との勝負は
これからのはすだ
すでに
死んでいる者に
勝負もなにも
あるまい
な...なに
すでに死んで
いるとは...
先を急ぐので
失礼!
いったい
どういう
ことだ...
おい!!
アルデバランが
ひとりの敵も倒さずに
ムザムザやられると思うか
おまえが
ディープフレグランスで
アルデバランの息の根を
とめたと思った時
おまえもまだ
アルデバランの
グレートホーンによ
五体をバラバラに
されていたのだ!!
パ...バカな
オレが五体
バラバラだと...
そ...
そんな...
ばか...
あ...ぴっぺっ
びっぴっぴ...
ぴぴぴぱいいい
く~~~
ありがとう
あなたの死は
けっしてムダには
しません
女神は必ずや
守り通して
みせます
アルデバラン
あなたの無言の
教えによって
ピンチを救われ
ました
あなたの聖女に
かすかに残った香気を
感じることによって
いち早くあの男の技を
かわすことができたのです
だがこの十二宮に
正規の実闘士も
侵入していると
わかった以上
油断はできない
一刻も早く
すべて片づけ
なくては...
む..
なんだこれは..
双児宮から
恐ろしく強大な
小宇宙を感じる
行手に見えるは
第三の双児宮!
無人の宮の
はずなのに
いったい...
まちがいない
近づくほど
強くなる...
しかもこれは
敵のでは
ない...
いたか今は守護人か
・不在の無人の宮
サガたちはとっくに
通りすぎているはずだ
誰だ!?
ただい何者が
無人の双児宮を
守っているのだ!?
オオオラ
サガ...
まさか
あの男が
生きていた
とは...
おまえたちは
先に行ってくれ
ここはわたしが
始末をつける
そしてふたたび
このサガの前に
立ちふさがるとはな
血の腰痛のも
先ほど
この御寝所へ
何者かが入り
込んだような
小宇宙を感じ
たのですが...
アテナ...
何もかわった
ことは
ございませんか
ミロ...
なにしろ今は
ハーデスの先鋒が
押しよせている最中
お気をつけになり
ませんと...
ありがとうミロ
でも心配は
いりません
先ほどここを
訪れた者は
敵ではないの
ですよ
むしろ心強い
味方となって
この聖域に加勢に
きてくれたのです
その者はあの...
な...何ですし!?
あの男が
生きていたと
いつのですか?
し...しかも
すでに奴見当を
守っていると!?
あの男とは
...?
本来あなたの
ものである
双子座の黄金聖衣を
まとったあの男を
知っているのか
あの男は昔
このサガに
悪への誘惑を
ささやき続けた
男よ!!
さあ早く
あの男はこの
サガにまかせて
ふたりは
先へ行け!
もともと
この双児宮は
あなたが預かっていた
宮だ少しばかり
ゆっくりするのも
悪くはあるまい
よし
わかった
先へ行ってるぞサガ!!
サガ!!
十三年前
人間の力では
けっして出ることは
不可能なスニオン岬の
岩牢からおまえは
行方知れずになった
神の罰を
うけたのは
おまえの方では
ないかサガ
神の罰をうけ
とっくに死んだかと
思っていたが...
なに
アテナを殺し
聖域を乗っ取るという
大それた野望に敗れた
おまえは天罰をうけ
自ら死を選ぶに至ったはず
サガよ
やはり
おまえという
男は真の悪
そのもの
だったのだ!!
それが今またこうして
ハーデスの走狗となり
冥闘士の先陣にたって
アテナのお命を狙いに
やってくるとは...
だまれ
その悪をこのわたしに
うえつけたのは
どこのどいつだ
しかもおまえはかつて
このサガを...アテナを
死ぬほど憎み続けて
いた男のはず
そのおまえがなぜ
双子尾の黄金聖衣を
まといこの双児党を
守っている
いったい誰の許しを
得たのだ!!
マスクをとって
答えよ
わが弟カノン!!
もちろん
アテナのお許しを
得たのだ
バカな!アテナが
悪業の限りを
つくしたおまえなど
今さら許すと思うか!!
聞けサガよ...このカップは
スニオン岬の岩牢で
いくたびもアテナに命を救われた。
かつまた海底神殿においても
その大いなる小学宙に至上の柔らかだ
ゆえにこんなわたしでも
やっと目覚めることができたのだ
アテナはこのカノンの心の中の悪を
すべて洗い流して下さった
そのアテナがししもお許しくださるのから
一部をかけすてで今度こそ正義のために
闘おうと誓ったのだ...!!
そい罪深い
このカノンをアテナは
お許し下された
これからは
アテナのため
正義のため
聞い抜くのみ
邪悪のやからは
この奴見昔から先は
・歩も輝きぬから
覚悟しろサガよ!!
フッ
一歩も通さんと
いっても既に
カミュもシュラも
やすやすと
通り過ぎて
いったでは
ないか
愚か者め
どうかな
なに
この双児宮かつては
守る人間の力に
よって迷宮と化す
こともあったはず
な...
なんだと...
ま...
まさか
おまえ...
シュラも
もはやこの双児宮から
抜け出すことは
できんのだ
今頃は
このカッ
双子座の迷宮に迷い込み
果てしなくさまよい
うん...あぁぁぁあああ
続けているはずだ
フッなるほど
おまえが必死に
ここを守ろうとしている
ことはよくわかった...
おまえの心は悪一色に
染まっていてけっして
ぬぐうことなど
できはしない
だが今さらおまえが
双子座の聖駅士として
アテナに忠誠をつくす
などとは笑止千万!!
それはわたしが
一番よく知って
いることだ
おまえの
薄っぺらな
忠誠など
このサガがひっぱが
してみせてくれる
いくぞ
カノン
おまえを倒せば
迷宮も消える
まさに一石二鳥と
いうことだ
まずはそのマスクを
はぎとって十三年ぶりに
悪の顔をみてやるわ!
くらえ
むうっ
これは
バカめ
そんな
まやかしが
このサガに
通用するか!!
な...
なにい!!
双子座の聖女の
中身はもぬけの
カラとは
いったいこれは!?
や...やはり
カソンの肉体は
死んでいる
のでは...
わたしたちと
同じように!!
そして
その魂だけが
なにかの力を
うけて復活
したのでは...
フカンジが
どこにいるのか...
おのれカソン
どこまでも?
このサガの真似を
しでかすつもりが...
い...いや違う
やはりカツ、
もともと死んでは
いなかったのだ!!
そうだ..
カノンはそうじゃ
この双児宮に
迷宮を作りだしたと
いっていた...
ということは
わかしたちから
みたものはすべて幻影
だがそんな
真似ごしなど
このサガの両では
いつまでも
通用せん!!
おまえが
どこにいようとも
必ずや一撃を
それでやるぞ!!
はっ
なんだ
今のは!!
うっ
下の双児宮から
この教皇の間へ
まるで落雷が落ちた
ような小宇宙を
感じたか!!
むっ
し...しかしこ
はるか離れた場所から
ここまでの威力を
送り出すとは
やはりあの男以外
考えられない
サガ...
信じたくは
なかったが
ずっと感じていた
敵の小宇宙はやはり
おまえたちなのか...
ま...まちがいない
やはり双児宮からの
攻撃的小宇宙が
ここを襲ったのだ...
う...
うう...
そして
聖闘士として
聞いたいとアテナに
お許しを得に来た
男というのは
おまえだな...
はあ
はあ
サガの弟
双子座のカノン!!
はあ
はあ
さ...さすがに
神の化身と
呼ばれたサカだ...
はあ
はあ
双子座の
幻影などに
惑わされる男
ではなかった..
幸いダメージは
少なかったようだな
ならばここから
立ち去れ
兄を...
サガを止めるには
やはり全身全霊で
ぶつかってゆく以外
にない...
いくらアテナが
お許しになろうと
オレたちまでが
おまえを信用
すると思うか
早急にこの聖域から
消えろこれ以上
居るとこのミロが
成敗してくれるぞ
カノン!
残念だが
立ち去る
ことはできん
ならば
力ずくで
叩き出す
までだ
サガたち心臓上は
すでに奴児説を
越えた翼様
もはや、刻の猫子も
ならんのだ!!
双児宮を
ぬけた
カミュよ今のはいったい
何だったのだまるで
同じところをグルグルと
走りまわっているようで
いつまでたっても
ぬけだせなかったが...
ウム確かに
うわさに聞いた
ことのある
双子座の迷宮に
迷い込んだよう
だったな
しかしその幻覚が
消えうせて
こうして
双児宮の外へ
出られたと
いうことは...
むっ
片づけたのか
この双児宮を
守っていた
謎の男を...
サガ!
いや...
たんに一撃を加えて
この状況をかわした
だけだか...
あいつが..
あの弟カノンが
わたしにかわって
この双児宮を
守ろうとして
くれたとは...
サガ?
まさか...
まさか夢にも
思わなかったぞ...
おまえが本当
あく
悪の心をずてさり
じゅんすーっ
純粋に正義に
目覚めたのかどう
真に問われるのは
これからだ
それはすべ
おまえの行動で
こめじてもらう
もう一度
あといえん?
アン...本棚か?!
いの!?
でも通販士からかを
いつって来るぞ
地上も海外もすべてこのカノンのものとなるのだ
ほんかマリちゃんも気に殺してしまえといってるんだ
げるべき
朝、オレたちの夜子にとは最後でも最も知らん。オレがやっとやってもよいのだぞそりゃあば参上はオレからのものだ
フッ兄ちゃんいい洗濯で正義になったらどうだ
ウワーッハハハーッ
もはやおまえのような...
お姉ちゃんのよよっ
いつでもお前だったからことですが...ここで来るんだろうなーーーなんだよ
けきかえオレは普通ばかりで終えてしてきた感じ奴子とはいえまるで今後2部分での感じがある...
だがオレは怒っているのだぞ近さんの心にすかと話しながら部屋に着か寄ってかもこうだな...
この兄負りの手で...
スニオン駅の先生に
教皇の間ー
どうあっても
ここから
立ち去らぬか
カノン
去らぬ!
わたしはアテナを
守るために
ここへ来たのだから
笑わせる
なー
ッ
ポセイドンを利用して
アテナはおろか地上の
罪もない人びとを
さんざん苦しめた
おまえなど誰が
認めるかあーーッ
もう一度だけ言う
死にたくなければ
去れ!
くどい!
今攻めて来ている
冥闘士たちが
ひとり残らず
片づくまで
去ることは
できん
ならば
くらえ
真剣の衝撃!!
スカーレットードル!!
うわああ
スカーレット
ニードルは
針の穴ほどの小さな
傷跡だがさっちゃっ
想像を絶する
激痛をうける
ぐうう
〜〜〜っ
それはまさしく
サソリの猛毒が
全身をかけめぐるような
衝撃をおばえるのだ!!
この真紅の
針によってな!!
うおああ
い
ぐうう
〜〜〜っ
ううう
〜〜〜っ
発狂か
死か...
このスカーレット
ニードルをうけた
敵にまっている
ものはふたつ
しかない
サソリ座15の星が
すべてその体に
撃ちこまれる前に
答はでる
発狂か
それとも
死か!!
カノンよ
おまえは
どちらだ
ぐわああ
い
おかしい..
この男なぜ
立ちむかって
来ぬのだ!!
むしろオレの
SNを
甘んじて
うけている
ような...
カリンの小宇宙からは
あの最強だった
あにぎゃあ...あなた
兄サガと同じくら
強大な実力を
ひじひじと感じる
とができるのに
もに闘
て互角ベタをすれば
このドロの方が敗北を
愛するかもじれん危惧す
おぼえるのに...
なぜだ...
ま...
まさか...
まさか
この男は...
ミ...
ミロよ...
どうした
続けろ
た...たとえ
SN5発
すべてを
撃ちこまれても
耐えてみせるぞ..
く...狂うことも
ましてや死ぬこと
すらも今の
わたしには許さ
れんのだから...
せっかくアテナから
お許しいただいたこの身...
ただひとりの敵も倒さずに
死ぬわけにはいかない...
さ..
さあミロよ
遠慮なく
撃ってこい...
さあ...
そうか...この男
今までのせめても
罪はろぼじの
ために...
罪をあがなうために...
あえてその身に
SENをうけて
というのか...
よかろう...
狂うこともなく
死ぬこともなく
どこまで耐え
ぬけるか...
みごと15発
その体にうけてみろ
カノン!!
ミロ!!
アテナ
お出になっては
いけません
危のうございます
ミロあなたはいったい
何をしているのです
カノンは前非を悔いて
わたしたちの加勢に
来てくれたといった
ではありませんが
お言葉ですが
アテナ
やめるわけには
いきません
たとえアテナがカノンを
お許しになったといっても
わたしやアイオリア
シャカやムウたちは...
あなたも今の
このカノンをみて
春か悪かわからない
はずがないでしょう
こんなことはもう
やめて下さい
ミロ...
いいえこの聖域に生き残った
すべての聖闘士たちは
けっしてカノンを
認めないでしょう
それほど
このカノンのために
多くの血が流され
たのです
ここで改心したから
といっておいそれと
皆は信用しません
さあ立て
カノン!
このカノンカ
本当に前非を
悔いているのなら
みずから命を
投げたす必要がありますが
あるのです
ミ...ミロ
そして
残り3発
最後までうけ
通してみせろ
う...
うう...
こ...
来い
ぐぉおおお
...
カノン
ついにSNの
傷跡が血を
ふいたか...
だが懺悔のためには
おまえは最後の
一発をもその身に
うけねばならん
このとどめの
アンタレスを!!
その出血に伴い
やがて意識は
うすれ五感も
とだえる
ここまでいかに
狂いもせず死ぬことも
なく来たヤツでさえ
このアンタレスは
決定的な死を与える
ミロ...
あなたは
さあゆっぞ
スカーレット
ニードル最大の技術が
そうだカノン
これですべては
おわるのだ
すべてな...
アンタレス
うおおお
アテナ!
冥闘士の小宇宙が
ひしひしと
近づいて
きているのを
感じます
わたしは
自分の天婦宮へ
戻ります
失礼!
ま...待て
ミロ...
敵である
このわたしの前に
アテナを
おひとりにして
心配ではないのか
その名も
黄金聖闘士
双子座の
カノンだけよ...
ここには
もはや
敵はおらん
ここに
いるのは
わが同志...
ミロ...!!
ミロは...
最後の一発は
アンタレスではなく
真央点をついて
このカノンの血止めを
してくれたのです
ミ...ミロは!
このわたしを
真の聖闘士として
認めるための:・
いわば免罪符
としてS.Nを
うちごんで
くれたのです...
ア...
アテナ...
ええ...
ふたりを見て
わかりました
ミロの
気持ちも...
カノンあなたの
気持ちも...
カノンよ
この
ハーデスとの
聖戦ではと
たぶんオレも
おまえも
死ぬことに
なるだろう!!
いわばお互い
わずかの時間
生きのびた
だけかも
しれん...
フッ
次は四番目の
巨蟹宮/
むっ
ここも蟹座の
デスマスクがいない
今は完全な無人の宮と
化しているはずだ!!
うっ
なんだ
この
小宇宙は!?
なんだ
ったけ
いったいあれは!?
し
家の
無人の話である
上盤部から
立ちのほる
この小学術は
いったい何なの
いや小学宙と
いうより
まるで死気...
そうだ
まるでここが
実界の入口のような
感じをうけるとは...
まさか
.....
うっ
185
なにい
あれは
はいっ、
...
比良坂!?
バ...バカな
このまま
巨蟹宮を突破
しようとして
進めば
あの黄泉比良坂へ
いやでも落ちる
二度と蘇生
することは
不可能と
いわれる
あの死界の
落とし穴へ...
お兄ちゃんは
旧野党の中は
まさしく
死の国への人!!
死の世界比良坂にがっている
がわっているとは!!
...
オレたちに
死の国へ
舞い戻れと
いうのか...
バカな...
誰かが
つくりあげた
幻影に"
決まっている
たしかに
しかし
ここまでの
幻影を作り
だせる男とは
いったい...
こ...
これは
現世と死界の
間を死にきれず
さまようじ者
どもか!!
はなせ
!!
むうう
〜〜〜ッ
わからん...
いったい何者が
この巨蟹宮の
幻影をつくり出し
ているのか...
双児宮でははるか
数量の間にいる
カノンの存在さえ
見ぬいたわたしにも
わからんとは...
消えろ
い
自分の存在は
切わからぬように
しながらなおかつ
これだけの小宇宙を放ち
我々を籠給するとは...
なんという
恐るべき男か...
ところで..
奴等は...
奴等はやはり
つけているか...
サガ...といって
ここでいつまでも
足止めをくうわけにも
いくまいオレたちに
残された時間は
わずかしかないのだから
ウム
オレたちの
あとを
ぴったり
とな...
無傷のまま
ぬけてきたはずの
アルデバランの
小宇宙も先ほど
消えた
チッ
まったく
うっとうしい
奴等だ
いっそのこと
片づけて
しまうか
やるのは
いつでも
できる
今はまだ...
おそらく奴等の
うちのひとりが
残ってやったの
だ..
わたしたちは
とにかく
アテナのもとへ
ゆくのが先決...
いやそれはまずい
まずい
アテナのもとへ
何者がつくり出し
たかは知らんが
この黄泉比良坂
死の国から来た
我われに見せるとは
せっぱつまったとはいえ
笑止なこと!!
よし
この巨蟹宮の
幻影を消しさって
くれる
ああ
やった
!!
幻影が
消しとんだぞ!!
サガ
ウム
行くぞ
なぜ早く
さよ
巨蟹宮を
突破せぬか
バカな...
せっかく巨蟹宮まで
やすやすと
たどりつきながら
サガたちめ
いったい何をしている
あれほど
燃えさかっていた
白羊宮の火は消え
次の金牛宮はおろか
双児宮の火も
消えようとして
いるではないか
おそらく
あの世への
入口でも
見つけたの
じゃろう
ポッホッホ
いったい
無人の宮で
何がおこったと
いうのだ
なに
死人が迷うて
この世へでてきても
結局死人の帰る
ところはあの世しか
ないということ
じゃよシオン
フッ
いいのか童虎
そんなことを
いってて..
いずれは
おまえたちも
その死人の仲間入り
となるのだぞ
だが今度の聖戦では
だれひとりとして
生き残れまい
聖郎士は金滅するのだ
その血祭りになるのが
十二宮を守る黄金聖闘士たちよ
フッフフブフ
おまえも知って
いる通り前聖戦では
88人いた聖闘士も
わたしとおまえの
たったふたりしか
生き残れなかった
たしかに...
だがそれでいてまだ
数分しかたっていない
ような気もするのだ...
どうなって
いるんだ!?
もう数十時間も...
この巨愛官の中を
走っている気が
するが
それも
双児宮の
迷路とは
まったく
異質の...
どちらにしろ
いつまでたっても
出口がないとは
これはまた何者かの
幻影におちたな
う...まるで
神の気まぐれに
翻弄でもされて
いるようなこの
小宇宙は...
むっ
あの光は!?
出口か
なにい
...
カなパ
これは、
仏陀の手の平の上!!
松崎のすの下の上!
バ...バカな
オレたちは
数十時間も
走りつづけた
つもりか...
神仏にとっては
たった手の平の上を
走り回っていたに
すぎない距離だった
とでもいうのか...
はあ
はあ
お..
おのれ
!?
これは
いったい
はあ
はあ
いったい
何者が...
わ...
わかったぞ
その男の正体が...
ここまでの真似が
できる男は聖域でも
ただひとり
あの男以外いない
それは...
もっとも
近い男!!
乙女座のシャカ!!
乙女座の
シャカ...
あの男がしじょう
処女宮から
このすべての
幻影をつくり
だしてオレたちを
翻弄していたと
いうのか...
シャカよ
もはや
今までの
ようには
いかんぞ!
おそらく
だが相手が
シャカとわかった
以上これで反撃は
可能になった
黄金聖闘士の
中で
次に死ぬのは...
リシャカよ
い、おまえだ
これで
この巨蟹宮から
抜け出せるぞ!!
いやそれは
まだできぬ
おお
仏陀の幻影が
消しとんだ!
なに
黄泉比良坂に
続きこの仏陀...
われわれは単に
目の前の
幻影のみを
消したにすぎん
シャカを
倒さぬ
かぎり
...か
これを作り
だしている
根源のシャカを
消さぬ限り
巨蟹宮の幻影を
完全に消しさる
ことはできんのだ
そうだ
見ろ
おおへんは無数の
幻影
...
...
オレたちの
行く子を阻むように
...
はるか彼方まで
続いている!!
むうう~っ
シャカは
どうあっても
ここからわれわれを
出さぬつもり...
火時計が
消えるまでの時間を
少しでも多くかせてありがとうご
つもりなのだ
この巨蟹宮に
永久に閉じ込めて
おこうという
はらか...
いや...シャカも
われわれ三人を
相手にしてまさか
そこまでは
考えてはいまい
だからこのような
幻影にいちいち
かかわりあっていては
シャカの思惑通りに
なるだけ...
要はシャカ自身に
消えてもらう
ことなのだ!!
そうだ
消えて
もらうぞ
シャカ!!
むっ
下の巨塚官から
またもや攻撃的
小宇宙が立ち
のぼった!
今度は
この獅子点を
通りこして
すぐうしろの
処女性に
むかっている!!
先ほど
教皇の間へ
落ちたものと同じ
ビッグなやつだ!!
危ない
この至近距離では
処女官だと
粉々にされるぞ!
シャカ
やったか
サガ!?
さすが
シャカだ
己のまわりに
完璧な防御壁を
しいて微動もせぬ...
いや
カミュ
シュラ...
サガよ...!
ハーデスの走狗に
なりさがったとはいえ
かつては共に正義を
守ろうとした
アテナの聖闘士...!!
それゆえに
できれば
留めるだけに
したかったが
結局は
賊として討つ以外
ないようだな...!
むっ
シャカの
小宇宙が最大に
燃焼したしたのを♪
感じる!!
こ...
これは...
むっ
うっ
なんだ今
巨蟹宮に
落ちた攻撃的
小宇宙は...
あの世へ
逆戻りしたのかも
しれんのう
シャカの引導に
よって
一瞬にして
サガたちの
小宇宙が
消えた...
ま...まさか
サガたちは
そ...そんな
バカな
しかし
このままでは
すべてが
水の泡に...
ならば童虎
先におまえを
殺すしかあるまい
どこへ行くシオン
わしがいるかぎり
おまえはこの場を
動くことはできん
かつての
友...
それゆえ
あとにしようと思っていたが
遅かれ早かれ討たねば
ならんのだからな...
いくぞ
童虎!
くるか
シオン!
むっ
お待ち下さい
老師...その者の
相手はわたくしに
おまかせを...!
お...
おまえは
重虎復活/の感
おかしい
先ほどまで凄まじい
小宇宙の激突を
くりひろげていた
サガたちとシャカの
小宇宙がまるで感じ
られなくなった..
いったい
何が
おこったのか...
うっ
こ...
これは!!
【感想】カップ
!!ば
...
壊している
こ...これがシャカが
処女宮からはなった
天魔降伏の
威力か!!
しかし
サガたちは
どこへ...
一片の肉片も残さずに
五体が飛散したとは
思えんが...
な...
なんという
凄まじさだ...
ま...
まさか...!
老師遅ればせ
ながら只今到着
いたしました!!
どうか
その者の相手は
この紫龍に!!
はっ!?
うう...
老師?
うわああ
春麗に二度と
五老峰を動く
ことのないように
いいおいたはず
不自由な
目をして
なぜ動い
たのじゃ
な...なぜとは...
老師それは
こちらから
お聞きしたい
ことです
すべては
アテナの
ご意志じゃ
聖域がこのような
危機の時に何故
わたしたち青銅を
のけ者になさる
のですか...!?
せめてこれから
安らかに生きて
ほしいと願う
アテナのお心が
わからんのか
ろ...ぁぅ
老師...
聞け紫龍よ
おまえたちは
もはや充分に
闘ってくれた
傷つきすぎた...
わかりません
今さら安らかに
生きろなどと!
しかも老師さえも
聞いに立たれた
このような時になぜ!!
今度の聖戦では
聖闘士全員
ひとりとして
生き残ることは
あるまい...
おそらくは
アテナまでも...
死んでほしく
ないのじゃ
おまえ
たちに...
な...
なんと!?
アテナに
いたるまで
すべて死に絶える
というのですか!?
う...うう.....そ..
それならば尚さらのこと
わたくしたちだけ
安穏と生き延びることなど
考えられません!!
そうじゃ
ハーデスとの
闘いはアテナも
すでに死を
覚悟していなさる
老師!!
紫龍よ
おまえには
人の情愛が
わからんか...
おまえが死ねば
春蘭がどんなに
悲しい思いを
するか...
正義のため
多くの人びとのために
闘うのはたしかに
導いことじゃが...
しかし
全世界を
敵にまわしても
だったひとりの
ひとを愛する...
ろ...
老師...?
そんなことが
あってもよいのでは
ないかと思うが...の
ろ...
老師...
わ...わかり
ません...
この紫龍
いまだ未熟者
ゆえ...
どうかの
紫龍よ...
危ない
紫龍ー
むっ
はっ
老師
フッ童虎よ
ちょうどよい
道連れが
できたようだな
うわあ
い
師弟仲よく
葬ってくれる
そ...フフフ
なにを
まて紫龍
おまえは手出しを
してはならんと
いったはず
そうじゃ前聖戦を
わしと共に闘い
生き残った
牡羊座のシオン...
そしてあの男こそ
ムウの大恩ある
師でもあったのじゃ
あのシオンはの
サガの乱で
死んだ
真の教皇じゃ
な...
なんと...
それでは!!
な...
ムウの
下がっていろ
紫龍これは
シオンとわしの
闘いじゃ
なんぴと
たりとも
手を出す
ことはならん
いくぞ
シオン
こい童虎
はっ
おおっ
どうおお
な...なんという
凄まじい小宇宙の
ぶつかりあいだ!
し...
しかも
これは!!
お互いの
パワーが中間で
ぶつかりあい
くすぶっているのを
感じる!!
老師と
シオンの
力はまったくの鳥
互角だと
いうのか!!
わたしも
おまえと闘えば
千日戦争に
陥ることは
必至と考えていた
フッ
童虎よ
勝負は
決まったな
な...
なに?
しかし童虎よ
2018年という時の
流れがふたりの
優劣を分けたようだ
248年前のわたしたちの
力はまったく互角で
いつも勝負は
決まらなかったからだ
な...
なんじゃと
む...
うっ
老師が
シオンのパワーに
少しずつ押されて
ゆくのを感じる!
もはや
昔の力は
ない!
童虎...おまえは
百八の魔星を
封じ込めた
アテナの封印を
見守り続けて
老いぼれた
あの十八歳の頃の
無敵の肉体と
ハワーカな!!
ううう
だがこのシオンは
ハーデス様に頂いた
この若さがある!!
い...いかん
老師が完全に
押されている!
こ...
これでは
やられる!!
童虎ノ・老いぼれの
おまえには
もはや、勝目など
「ないのだ」
むうう
危ない!
これではすべての
パワーが老師に
ぶつかる!!
い
老師ーッ
老師!ッ
くわあ
ろ...
老師...
老師!!
シ...シオンよ
みせかけの命が..
若さが...それほど
うれしいか...
う...動くなと
いったはずじゃ
紫龍...
なにい
い...命とは
ただひとつのもの...
たった一度
だけのもの...
それゆえに何よりも
かえがたく着く
光り輝くものだとは
思わんのか...
バカめ棺桶に
片足をつっこんでいる
老いばれの言葉など
誰が聞くか!
どどめだ
こらえ!!
うっ
お...おまえ
ほどの男でも
命の欲望に
負けたと思うと
悲しいぞ
シオン...
一度死んで昔のシオンにもこれ!!
ド...
童虎...
おまえ...
葛山
ひゃく、りゅう
百龍覇
そいい
いくつ
クリスタウォール
いかに
CWでも
百龍の牙を止める
ことはできん!!
ムダ
じゃ!
うっ
なにい
や...やった
ッ
うっ
うわあああ
百龍覇が
シオンを
貫いたぞ!
なにい
!?
パ...バカな
百龍覇を
まともにうけて
倒れもせんとは...
シ...シオンには
老師の拳がまるで
通用しないと
いうのか...
フッ童虎よ
やはりおまえの
老いは確実だ
昔なら今の一撃で
このシオンも完璧に
倒されていたに
違いない
だがおまえにはおか
もはや若かった頃の
パワーはすべて消え
うせているのだ...
なにい
う...
な...なんと
体に突きささった
百龍覇のダメージを
すべてぬきさった!?
ろ...
老師!!
ま...まるで
体にうけた
弾丸を
筋肉の力で
はきだすかの
ように...
シオン...
まさしく
今のおまえ
は...
むう...
うう...
あの
若き日の頃の
無敵の強さを
持っている...
ま..
まちがいなく...
童虎!
納得したなら
おとなしく
往生してもらうぞ!!
むっ
な...なんだ
シオンの体から
立ちのぼる
この小宇宙は...
童虎おまえも
知っているはずだ
この大いなる星層に
まきこまれたら誰も
逃げのびることは
できん!!
死ねえ
...
それじゃ、
ありすが
ぐわあああ
老師
老師!!
しっかりして
下さい老師!!
老師
ザコは
どいてろ
心配せずともおまえも
すぐに葬ってやるわ
この童虎の首を
落としてからな
ぐわあ
うう...
ま...まて...
む...
むざむざと
老師の首を
とらせは
しないぞ..
目が不自由な
上にそんな
傷だらけの
聖衣をまとって
一体何を
する気だ
もちろん
闘うのだ
正義の
ために!!
らえ
山昇龍覇
ゆう
な...
なにい!?
バ...バカな
昇龍覇を
...
片手で楽らくと
さえぎるとは..
フッ
この程度の
ことで何を
驚いてる
たかがザコと
いえどもこれ以上
チョロつかれるのも
目ざわりだ
ま...
まて...
おまえから
先に葬って
やるか
ろ...
老師!
シ...紫龍よ
手出しはならんと
何度いったら
わかるのじゃ...
し...
しかし
しかし老師
わたしは
聖闘士です...
地上の正義と
平和のために
闘うアテナの
聖闘士です...
そ...
そのために
長い間
老師に教えを
うけました...
い...今ここで
闘うなというの
ならなぜ死ねと
おっしゃって下さら
ないのです
紫龍
わ...わたしは多くの同志が
闘っているのを見ぬふり
をして生きてゆくことだと
死んでもできません
こ...
この紫龍
は...
ホツホッホッ
あい変らず
人間が堅い
奴よの
まあ
それがおまえの
欠点でもあり
良い所でも
あるのじゃが
一緒に死ぬか
紫龍よ
わかった
紫龍...
アテナには
わしからお詫び
しておこう
ろ...
老師...
老師...
フッ童虎よ
可愛い愛弟子との
別れはすんだか
あわてるで
ない紫龍よ
ならば今度こそ
師弟なかよく
死界へ送ってくれるぞ
シオン
おまえには
わしは
討てん
なにい
危うく首の皮が
つながって
いるくせに
他をはざくか
「なにい。
...
これは
...
こらえ、どごめの
スターダスト
レボリュー
ヨンを!?
天秤座の
聖衣!!
ラ...天秤座が
盾になってオレと
老師を守って
くれたのか...
だが悲しいかな
おまえにとって
その天秤座の聖衣は
もはや無用の長物!
フッ童虎よ
自分の聖衣に
救ってもらえ
たか
逆に聖衣に
ふり回されるのが
オチだ
ハッハハハか
さあ今度こそ
とどめだ!
もはや何ものも
おまえの死を
妨げることはできぬ
死ねー
老いさらばえた
身にその聖衣を
まとうことは
できぬ!
うっ
な...なんだ
今にも死にそうな
はずの童虎の体から
たちのぼるこの
小宇宙は...!?
し...しかも
これは今までのような
老いはてたものではない...
こ...これは...
まさしくこれは
童虎が十八歳の頃の
強く雄々しく...
凜として
あの天秤座の聖衣を
まとっていた
絶頂の頃の小宇宙だ...
シオンよわしがなぜ
248年間も五老峰の
大滝の前に座したまま
だったと思う:
それはハーデス軍の
監視だけが
目的では
なかったのだぞ
な...
なにい
な...
なんだと
ま...まさか...
童虎おまえは
そうよなぜ
天秤座の聖衣が
ここに飛んで
きたのか...
それらすべての
答を今
みせてやるぞ
シオン!!
「まるでさなぎが
脱皮でもするがの
ようにはがれ!!
落ちてゆく
なにい
な...
なんだこれは
だけど...
通院の皮膚が
ひびわれて
あああ〜〜〜く
バ...バカな
老いた皮膚が
すべてはがれ落ちて
その下から現れた
この内容は、
醜虎だあ!!
まぎれもなく
35年前の若わかしい
「八茂の頃の
それでも、
え
バカな!老師が
若返ったとは
どういう
ことだ!?
今オレの
目の前で
何が...!!
老師の体に
何が
起こったと
いうのだ!?
う...うう...
ま...紛れもない
ま...まさしく
今のおまえは
243年前の
あの若き日の
黄金聖闘士...
天秤座の童虎!!!
うう...重虎
おまえは五老峰にて
ただハーデス軍の
監視をしていただけでは
ないといったな...
そうだシオン
わしはアテナより
偉大なる神の力...
そ...それでは
おまえの
その肉体は
ま...まさか...
MSOPETHA-
MENOSを
ほとこされて
いたのだ!!
WisonParindor.
成功NOS!
あの神々の
彼死の悲し
いわれる
フニリーマンゴール
FX17か!!
そうだ
248年前
凄まじい聖戦が終わった時
ハーデスとの
生き残った、わしとおまえは
また来るべき
聖戦に備えて
アテナより使命を
授かった
ジオンおまえは
教皇として聖域を守り
わしは、百八のハーデス軍の
魔星を封じこめた塔を
監視するという役目だ
だが今いったように
アテナより
MSSOPETILAIMENOSを
ほどこされた
わしの心臓はその時から
一年に10万回しか
動くことはなかった
な...なんと
一年にわずか
10万回!?
バ...バカな
10万回とは
人間の一日の
平均的鼓動
ではないか!
そ...
それでは
そうだ20年という
歳月はわしの肉体に
とってはわずか
248日間でしかなかった
ということなのだ!!!
むうう
~
~っ
こ...この248年間が
たった248目とは...
恐るべきは
アテナ..
ま...まさか意虎に
そのような仮死の法を
施していようとは...
そ...そうか
それで老師は
五老峰の大滝の前に
座したまま
雨の目も風の日も
ほとんど動かれる
ことがなかったのか
紫龍
よ!!
アテナの封印を
見守りながら
尚かつ仮死の状態と
なってその身を
休ませていたのだ
!はは
...
いつまでも
何をしている
アテナには
わしから
お詫びすると
いったはず
早そうに
ムウの後を追い
敵をけちらせ!!
だがようじん
用心を
怠るな
もはや十二宮に
入り込んでいるのは
サガたちだけ
ではない
は...
はい!
よいか紫龍
そいつら冥闘士を
ひとりも生きて
帰すな!!
ハーテス軍
正規の冥闘士も
すでに何人か
いるようだ
アテナを
死んでも
守りぬくのだぞ
はいろうし
老師!
動くな
小僧
もはや
動けんのは
おまえの方だ
シオン...
むう
ゆけッ!!
紫龍ーッ
はい
紫龍よ
さらばだ...
よいか...
おまえは
けっして
死ぬんじゃ
ないぞ...
戦院28代ぶりに乗り
...
インプーッ
1
クロスそう
秋座の
聖衣装着!!
さあシオン
これですべて
対等だ水年前と
同じようにな
フッいいたろう
その方がかえって
こちらも心おきなく
殺せるというものだ
だが本当に
このシオンと
力まで対等に
なったのか試して
やるぞ!
くらえ
童虎!
くっ
どうだシオン
もう一度中間で
くすぶるバワーを
押しきれるか
お互いのパワーが
完全に対等に
なった以上
千日戦争に
陥る力それとも
う...うう
ま...まさしく見事に
内なるパワーも
甦っている...
し...しかしこれでは
一番恐れていた
事態に陥って
しまうぞ...
ふたりとも
消滅するかの
どちらかだ!!
そうなる前に
どうあっても
倒さねばならん
っえ童虎!!
バカめ
自ら消滅を
望むかシオン!!
ああ
百龍覇
はっ
老師!!
はい
ろ...
老師と
シオンのコスモ
小宇宙が...
き...
消えた...
うっ
老師!!
むうう...
老師ほどの
お方がやすやすと
消滅されるとは
思えんが...
し...しかし
相手が
わが師シオン
では...
はっ
うおっ
か...体が
動かない...
うっ
これほどの
サイコキネシスを
使える者とは
いったい!?
こ...これでは
次の攻撃を
うけたら確実に
やられる...
キャ
キキ
キャ
キャ
うっ
キャ
お...おお...
いままでサガたちのあとに
まるで影のように
つき従っていた奴らが...
まさしく幽霊のように
実体を隠していた
輩がついに
その姿を見せたか:
ハーデス軍百八の魔星!!
むう...ざっと
見わたしただけでも
確実に二十人近くは
いる...
これほどの冥闘士が
サガたちについて
いつのまにか
この十二宮に
入りこんでいたとは
うう...
し...しかし
依然として
体が動かない...
こ...
このままでは
やられる..
集上
死界の
...
サガたちは
どこへ
消えた?
さきほど処女宮から
この巨蟹宮へ
凄まじい攻撃的小宇宙が
おちた瞬間にサガたち
三人が消えた
なに
フッそれは
こちらが
聞きたいこと
むっ
奴らはいったいどこ
どこへ
飛んだのだ
百八の冥闘士も
大したことはないな
フッフフフ...
なに
これだけの人数が
サガたちの後を
必死でつけていながら
見失うとは不様な...
死界の時フェア!
サガたちは
どこへ
消えた?
さきほど処女宮から
この巨蟹宮へ
凄まじい攻撃的小宇宙が
おちた瞬間にサガたち
三人が消えた
なに
フッそれは
こちらが
聞きたいこと
むっ
奴らはいったいどこへ
どこへ
飛んだのだ
百八の冥闘士も
大したことはないな
フッフフフ...
なに
これだけの人数が
サガたちの後を
必死でつけていながら
見失うとは不様な...
なんだと
この
ちぼうせい
地器星...
よかろう
ならば
体に直接
きいてやる
フッ...
動きもとれずに
死と紙一重の
この状態で日の
へらぬ奴よ
う...
ザイクロプス
のギガント
がな!!
う...
くうう...
な...なんという
破壊力...全身の
骨にヒビが
入ったようだ...
せ...
せめて...
せめて
動ければ...
サガたちは
どこへ消えた
し...
知らん...
この十二宮に
隠れるような...
場所でもあるのか
もうわかると
思うが次の一撃で
おまえの体は
粉々になる
それでも
答えられんか
よかろう
死ね
くどい
待ちなさい
むっ
うっ
パピヨン
う...
な...なんだ
いったい...
なにも見えないが
やっらの後ろに
恐ろしく強大な
小宇宙を感じる...
こ...
こいつだ...
先ほどから強力な
サイコキネシスを
ほどこしてわたしの
動きを封じている
恐るべき男は...
ギガントよ
この男の始末は
わたしにまかせて
おまえたちは
先へ行きなさい
たったいとりの
聖闘士あいてに
冥闘士がこれほど
とり囲んでいても
恥になるだけだ
次の
獅子宮へ
それにサガたちの
目指す所は
ただたしとこつ
アテナのもと以外
ないのだからな
ギガントよ
わたしのいうことが
きはないというのが
なに
し...しかし
ハピヨン
こいつはオレの
獲物だぜ
う...
ちっ...わかった
ならばその男は
おまえにまがそう
だがそいつもう
かわいそうな奴よ
よりによっておまえに
目をつけられるとは
ククク...
死界の蝶と
もっとも恐れられている
おまえにな...
ククク...
くっ
くっ...
いかなくては
う..
ま...まて
あれだけの
人数がいては
アイオリアといえど
とてもひとりでは
防ぎきれまい...
き...
消えた...
奴ら次の
獅子宮へ
むかったな...
はっ
フッ
そうだろう
たった今解いて
あげたのだから
おお...
体が..
今まで
金縛りのよう
だった体が
動くぞ...
うっ
先ほどから感じている
恐ろしく強大な
小宇宙の男だ
どこにいる
姿を
見せろ!!
フフッよく
見たまえ
なにい
いったい
どこに...
ずっとあなたの
目の前に
いるのですよ
...
これは...!
ハーデスカ
ゼーロス
ゼーロスは
おらんか
はい
ラダマンティス
様
ゼーロスめは
ここに
ケケケッ
何か御用で
ござり
まするか
サガたちに
ついて聖域に
向かわせた
実際士から何か
伝令はないか
はい
まだ何も
チッすでに
四時間以上も
経過していると
いうのにいったい
何をしているのか
まあいい
ゼーロス
パピヨンを
よべ
万が一のため
奴にも行ってもらわねば
ならんかもしれん
十二時間以内に
アテナの首を
とらねばすべては
水の泡...
それを
わかっている
のだろうな...
それが
なに
パピヨンも
聖域へ向かった
と...?
そうか...
ならば
案じることは
あるまい...
はい
ケケケッ
パピヨンなら
たったひとりでも
黄金聖酸士全員を兼る力を
持っている
なにしろあいつはその身に
恐るべき魔力を秘めている...
そう...まさしく奴は
進化する魔物なのだからな...
なんだ
いったい
この異様な
物体は...
このような
グロテスクな
物は初めて
見たが...
くっ
こんなわけの
わからんものに
かかわっている
暇はない
先へ行かねば...
うっ
勝手に動いて
もらっては困る
あなたの始末は
わたしがすると
同志に約束した
ばかりなのでね
な...
なに...
そ...
それでは
おまえが...
フッそうとも
わたしここそ
地妖星...
バカな...
これでは
まるで化物..
人間では
ないのか...
パピヨンの
ミュー!!
フフフ...噂にきて
牧羊座のムウ...
あなたと闘うたよ
わたしは残った
金縛りを
解いたのも
対等に闘うためだ...
よ...よかろう
ならばこちらも
もはや容赦は
しないぞ
望む
ところよ
なにい?
うわああ
し
したが
通じんとは!?
くらえ
わが師
シオン
ゆずりの...
タストレポリューション!!
うっ
結果
い...いったい
パピヨンとは
いかなる冥闘士
なのだ...
バ...バカな
得体のしれない
ものから
さらに不可解な
物体が...
なにい
!?
今度は
口から
糸を
はいた!?
ジルキィスレは
そうだな...
うおおお
な...なんだ
この糸は!?
くっ
まるで
生きもののように
からみついてくる
!!
フッ
ムダなことは
やめたまえ
そのSTの
糸を引きちぎる
ことは不可能だ
な...
なにい
たとえ
黄金聖闘士の
カをもって
してもな...
あなたはやがて
そのシルキィ
スレードによって
完全におおい
つくされる
そして動くことも
呼吸をすること
すらもできずに
死に絶えるのか
う...くっ...
ハ...
パピヨンとやらの
いうとおり
気が遠くなって
ゆく...
フッフフフ
っっ...
こ...
このままでは
う...
うう
...
巨蟹宮に
ついたぞ!!
ムウ
ムウがくせん
苦戦を
している
はずだ!
うっ!?
な...なんだ!?
この巨蟹宮から
たちこめていた
ムウと冥闘士たちの
小宇宙がまるっきり
消えている..
これでは
巨蟹宮は
もぬけのからの
ようだが...
さっきまであれはどの
戦闘的小宇宙を
燃やしていたムウと
実闘士たちはいったい
どこへ行ったのか...?
よしならば
オレも
急がねば!
しかし...ここまで
誰の存在感も
感じないところを
みると...
次の獅子宮へ
むかったのかも
しれん
小宇宙から感じた
冥闘士の人数は
予想以上に多そう
だからな
今かすかに
小宇宙を感じた
ような気がしたが
気のせいか
とにかく
先を急ごう
十二宮を守る
聖闘士の数は
わずかだ
早く敵に
追いついて
ひとりでも多くの
冥闘士を倒さねば
ならん!
はあ
はあ
い...今わずかだが
あの中で気を
失っていたようだ
はあ
死力をつくした
今の一撃で出られ
なければ完全に
息たえていた...
くっ
はあ
はあ
し...しかし
なんという
恐るべき
化物か...
はあ
あのような
敵にはかつて
出会ったこと
がないぞ...
あれほど強烈だった
小宇宙もまったく
消えてしまって
いるが...
その化物は
いったい
どこへ...
うっ
な...
なんだ
これは!?
いったい
この中に
何が...
こ...これは
今わたしが
閉じ込められて
いたのとまったく
同じもの..
うっ
フッフフフとはり
STの中から
出てきたな
ムウ...
お...おまえが
なぜみずから
その中に..
そ...
その声は
パピヨン!!
最終的進化を
するためだ...
な...なに
最終的しか
進化とは...
ムウあなたを
STなどで死なしよう
ことなどはじめから
出来るとは思って
いない
あなたの実力は
やはり噂以上のもの
ゆえにあなたと
対等に闘うためには
ってきし
最終的進化を...
わたしが最強の
状態にまで
進化する火要が
あったのだ
ま...まさか
おまえは...
Sriをあなたに
しかけたのはいわば
その時間をつくる
たわ...
な..
なるほど...
ようやく
わかって
きたぞ
おまえの
正体か...
数回にわけて
姿かたちを
かえる
その進化...
最終的進化を
するためには
わたしもほんの
わざかの時間だが
眠りにつかなければ
ならないのでね
フラフフッ...
パピヨン
おまえは
まさしく
その名の
とおり...
フッそうとも
今こそみせてやろう
この地球星パピヨンの
ミューの真の姿を!!
最終的進化を
おえた最強の
状態を!!
うっ
や...
やはり
やはり
それがおまえの
本当の姿から
ッ
...
...
...
フフフ
このパピヨンが
最終的進化までした
ことによって
確実になったことが
ひとつだけある
それはムウ
あなたの
死だ!
その言葉は
そのまま!
おまえに返そう
パピヨン
フッ
忘れたのか
あなたははじめ
わたしがしかけた
サイコキネシスで
身動きひとつ
できなくなったと
いうことを...
よかろう
サイコキネシス
ならば
黄金聖闘士の中でも
このムウが最も
得意とするところだ
こいパピヨン!
どうした
こぬのか
パピヨン
フッならば
小手調べと
いくか
なに
そのいど
程度か
その程度の
サイコキネシスでは
このムウは倒せん
バ...バカな
柱がすべて
返ってくる
うっ
くっ
さすがは
噂にきいた
だけのことは
ある少しは
やるようだな
感心している
場合ではない
と思うがな
なに
う...
か...体が...
先ほどおまえが
わたしにしかけて
くれた金縛りの
サイコキネシス
少しばかり
ノシをつけて
返してやるぞ
体が
動かない
な...
なにい
うっ
こ...これは?
!?
望みをいえ
叩きつけられる
場所は
床がいいか
それとも壁か
な...
なにい
体が持ち上げ
られてゆく!!
うわあ
ぐっ
ぐうう
み...見えない力で
体が壁におしつぶ
される~~~
...
...
な...なるほど
聞きしにまさる
サイコキネシス...
ぐわっ
うっ
こ...これが
ムウの
恐れられる
ゆえんか...
フッ
そんなことに
いちいち答えると
思うのか...
パピヨン
おまえに
聞きたい
ことがある
そうか
うっ
シオンやサガたちの
他におまえたち
正規の冥闘士は
いったい何人この聖域に
入りこんでいるのだ
こ...こんと
今度は
体がまわる!!
答えれば
回転を
とめてやる
さもなくは
ますます
回転が早くなり
死ぬぞ
そうか...今までわたしは
いかに敵といえど
命までは
とりたくはなかった
フッかりにも
冥王ハーデス様
の戦士..
冥闘士が敵に
命乞いなど
すると思うか...
しかし
おまえたち
冥闘士は
別のようだ
この十二宮から
ひとりも生かして
帰すわけには
いかん!!
おまえの命が
とぎれれば
回転も止まる
フッ
これで勝負が
終わったと
思うのは
甘いぞムウ...
さらば
な...
のオー
!?
な...なんだこのオーは!?
くっ
おや!!
なにい
!?
スターガスト
SDRが
ひとつも
通じないとは!
うっ
こ...
これは!?
フェアリスロンギング!!
ムウよ
それは死界の蝶と
よばれる
フェアリーだ
今から
あなたの体を
あの世へと
運んでくれる
な...
なに
さらばだ
ムウ!
一片の肉片も残さず
フェアリーと共に
あの世へ旅立ったか
ムウ...
はっ
ア...
アルデバラン
...シャカ...
老師に続き...
今ムウの
小宇宙も
消えた..
冥士
ハーデスを
倒さずに
ムウよ!!
おまえも
死んだのか
そうか...
やけに簡単
すぎるとは
思ったが..
だが所詮
隠れ通すことは
不可能だ!
やはり
テレポーテイションで
身をかわして
いたのか...
死界の蝶
フェアリーは
敵がどこに
隠れていようとも
必ずや見つけ出し
そのまわりに
群がるのだからな
!!
さあムウよ
おーん
さぁ!?観念した
..
まえ!!
はあ
はあ
はあ
FTから
たとえわずかでも
生きのびたことは
ほめてやろう
しかしこの
パピヨンの前で
二度も命拾いは
ないぞ!
さあ
今度こそ
死ねムウよ!!
くっ
認知症、
うっ
またもや
かすりもせず
消えてゆく!
フッ
あなたのSDRが
わたしに通用しない
ことはすでに
わかっているはず
し...しかし
光源拳がここまで
通用しないとは
パピヨンも光遠の
動きをもって
いるのか...
いやテレポー
テイションで
瞬間的に身を
かわしているの
カもしれん...
どちらにしろ
この
パピヨンには
直接的な攻撃は
ムダという
ことか...
さあ考えている
暇はもはや
ないのだ!
死ね!!
うおおお
バ...バカな
一度ならず二度までも
F
Tから身を
かわすとはなんという
テレポーテイションの
能力...
や...やはり
ムウのサイコ
キネシスの力は
並たいていの
ものではない..
よし
なぜ..
こまでの
イコキネシスの
能力をもちながら
なぜもっと遠く
しないのだ!!
もっとも
はるか遠くへ
とべば助かる
ものを...
なぜF1から
身をかわずだけの
距離じが移動しないのだ...
なぜいつまでもこの死地に
とどまっているのだ
フッパピヨンよ
この場はわたしに
とっての死地では
ないぞ
わからんのか
この巨蟹宮は
おまえにとっての
死地だという
ことが...
なに
バカな
後悔するぞ
、度までも
生きのびる
チャンスを無に
したことをな!!
はっ
ムダだ
フェアリー!!
三度も
わたしの目を
あざむくことは
できん!!
このパピヨンも
サイコキネシスの
能力を
もっていると
いったはず!
たとえあなたの
テレポーテイションに
追いつけないまでも
見のがすことはしない
う!?
ムウ
次に着陸した
場所がやはり
あなたの死地と
なるのだ!!
な...
なんだ
これは!?
な..
なにい...
クリスタル
ネットだと...
パピヨン
これでおまえは
テレポーテイションで
わたしの攻撃をかわす
こともできぬ、もはや
どうにもならぬのだ
そうだ
パピヨン
まさしくおまえは
二度と抜けだせぬ
くもの糸にかかって
しまったのだ
パ...バカな
こんなものを
いつのまに
くっううう
どうかな
なに
むっ
いったはずだぞムウ
フェアリーは敵が
いるがぎりそのまわりに
群がると...
その命をとるまで攻撃を
やすめることはないのだ
愚かな...今攻撃を
しかければ
先に死ぬのは
おまえの方だぞ
パピヨン
ハーデスの
冥闘士は...
フッシオンや
サガたちと一緒に
してもらっては
困るな
わたしたち
冥闘士は
亡霊ではない
あの世から
現れた亡霊には
死ぬことが
恐ろしくはない
ということが
なに
おまえたち聖闘士と
同じようにやった
この地上に生まれ
生きている人間だ
それが百八の魔星の
復活により
わたしたちの体内に
眠っていた。冥闘士也しての
魂がよみがえったのだ!!
冥王バーデス様を
守り闘うために
わたしだち、
百八人の冥闘士は
神話の時代から選ばれた
バーデス様の戦士なのだ!!
生き返りたいが
ためにアテナを
裏切ったシオンや
サガたちとは根本的に
違うのだフフッフ
よかろう
ならば恐れずに
死ねパピヨン
......!???
バカめ先に
死ぬのは
あなたたムウ
さあフェアリーよ
最大の力を持って
今こそムウを
死界《運べ
よく見ろ
パピヨン!
なに
!?
ああ
これは!?
みずから
フェアリーにも
死界へ
連れていっても
もらうかいで
うっ
いつのまにか
フェアリーも
すべてクリスタル
ネットに
かけられている!!
いやいやっぱり
次の獅子宮へ急がねば
たったひとりでも
これだけの力を持つ
冥闘士だ
たとえ
アイオリアと
いえどあれだけの
人数では気にかかる
そんなことは
それに、その〈死〉《...》
この作品はジャンプ・コミックスとしてて1989年11月、1990年1月に、
ジャンプコミックス、愛蔵版として1996年9月、それぞれ集英社より刊行された。
★収録作品は週刊少年ジャンプに1989年10号〜27号まで掲載されました。
作.武論尊画;平松伸二
ーベルマン刑事
¥%??}C髙橋義生@山中江連
〜12ドーベルマンの異名を持つはみ出
し刑事加納蘇治が凶悪犯に挑む〃
高橋よしひろ
車田正美
白い戦士ヤマト
10時大ヤマトが様々な強敵と死闘を
展開する、関犬ストーリー!!
聖闘士星矢
全15巻女神を守るため聖闘士集結/凌
絶な闘いが小宇宙全開で炸裂する。