「とても、静かだ。

空爆の音も、

火災の音も、しない

最終兵器彼女

もう、なにもかも．．．終わってしまったのだろうか？

．．

．．．．．．その

の開けてあれば、私はデザインの

．．．．．

高橋しん

いや、

なにか．．．聞こえる．．．．．．せつなく．．．胸に、ささる。

い．．．うた。

うた？

．．．どこか．．．なつかしく．．．優しい．．．．．

こ．．．ちせの

遠く

泣く声がする．．．

ちせの

生きている

音が、する

ああ、

うただ。

ＴＨＥＬＡＳＴＬＯＶＥＳＯＮＧ

ＯＮＴＨＩＳｕｒ「アレＥ『ＬＡＮＥＴ．

最終章

ラフ

最終兵器彼女●目次

最終章「ラブ・ソング」は、

ラブ・ソングは

ラブ・ソングは

ラブ・ソングゅ

ラブ・ソングは

ラブ・ソング®

ラブ・ソングッ

ラフ・ソンクは

ラブ・ソングッ

ラブ・ノング。

ラブ・ソング！！

ラブ・ソングに

．．．

．．．

．．．

ラフォソング「ａｎｄａｎａｎｏｏ！」

最終章）に

ふいー

ーっ

ちせー、

帰ったぞー

ちせー

ちーせー

ちーせ！

ただいまー、

変わり

なかったかー？

ん？

おう、

ただいまー。

それにホラ、

ジャーン。

トコヤ

セット

ちせ、髪の毛

ずいぶん

切ってねーだろ。

カワイクして

やるよ。

まかせろっ。

へへへー

今日は大漁

だったぜー

おう。

な．．．なんだよ。

泣くこと

ねーだろ？

ホント

ホント。

さ、薬のんだら

やってやるぞ。

バッカ。

うるせー

じっと

してろ、

アブネーぞ！！

わかったって。

オレだって

カワイクして

やりてーと

思ってんだから。

予解、了解、

少しずつな。

ごめんな、

オレ．．．女の髪、

切るのなんて

初めてだからさ．．．

わかっ

たって！

女の髪切るなんてよ、

最初で最後だからよ、

わりい．．．

ーおまけに

メガネも

ねーしさ。

でかいカガミも

ねーから

ほっとんど

カンで

切ってるしな。

うっせーな

冗談だよ、

ホレ。

あ、ごめん

いたかった？

そんなコト

言ったって

おめ、

ハサミがこれ

だもんよ。

ちせー

メシだぞー。

ーったく

いつまで

カガミ

見てんだよ。

はいはい、

かわいーって。

アホ。

え？

ふいー、

ごっつぉー

さん。

おそーそー

さまでした

最終兵器彼女□

ホレ！

ちせ！

終わったら

体ふいて

やっからな。

服、

一人で

脱げるか？

え？

薬のむ？

最後の

コたぞ？

メシ食ったら

ねるぞ。

歯ーみがけ

恥ずかしい？

．．．そっか。

あそ！

わかった

ははは、

味わえよって

言ってもムリカ

薬たかんなー

ちせの声は、もう

だれにも聞こえなかった。

．．．

ぼくはちせが出している

つもりの声に

注意深く、耳をかたむけ、理解した。

声が聞こえる時より

ちせの気持ちが、

たくさん判る気がしたから

メガネがある時より

ちせがよく見える気がしたから、

ちせには気づかれないよう

ゆっくり、ゆっぐり、話を聞いた。

ちせが想うこと一つ一つを

かみしめるように聞いた。

ちせが笑うと嬉しくなり

泣くと苦しく

おこると

せつなくなった。

ちせは、ぼくに伝える

まるで、うたのように。いつか、聴いた。

．．．

その晩は、天気が崩れ

やがて嵐になり、

雨は、朝方まで

雨は、朝方まで

続いた。

続いた。

この街の残り少ない電気を揺らした。

ちせの、命のように、

最終章

最終章「ラブ・ソ

グ」（２）

ほんじゃ、

次、前。

ホレ、ちせ、

ふいてやるから。

ちせの言葉は、もう

恥ずかしい？

アホ！！

誰にも聞こえない

あたり

めーだべや。

いまさら！

ぼくは聞こえるハズのない

ちせの言葉を

ゆっくりと聴き、

理解する。

メガネのない

ぽやけたハズの

視線の先に

最終兵器彼女

けんめいに

ちせの姿を焼き付ける。

ちせ．．．

数分後には

薬も切れ、

失われるだろう

年相応より

少し幼いような

ちせの、体を。

．．．．．．きれいに

なったぞ。

ちせ．．．

全部、見せろよ。

確実に

ゆっくり

失われていく

ちせの

命を。

体．．．

もっと．．．

下も．．．

すげ．．．

かわいー

ちせ。

ホント。

ホント．．

いつも．．．

いつも

ずっと

こうやって。ちゃんと

たくさん。

見てーと

思ってたんだ。

ーなんか．．．

いっつもスケベで

わりい。

最終兵器彼女□

これで

最後だなんて

くそっ．．．

アタマ

おかしくなっちまい

そーだよ！

．．．なぁ．．．ちせ、オレ

メガネなくってさ、

．．．だから．．．

．．．もっと

近くで

見ていい．．．？

いいか？

ん？

聞こえね．．．

最終兵器彼女□

ちせ、

もういいぞ。

わかってっから。

わり．．．今まで．．．

そんなマネ、

させて．．

感じてる真似

なんか、もう、

しなくて

いいんだぞ。

ずっと前からだよ！

ブキッチョな

おめーの演技なんて

オレでもわかるって！

ごめん．．．

オレを

キズつけないように．．．

やさしい女だな。

ごめん。

．．．ありがとう

バッカ、あやまんなって。

オレ、今

すんげー気持ち

よかったんだぜ。

おめーの

せいだけじゃ

ねーんだって。

最終兵器彼女□

うれしい？

バッカ。

だから、オレが

スケベな

だけなんだってば。

マジで。

ちせ．．．

おま．．

ほら．．．

少し長く

起き過ぎたな。

大丈夫だ。

ホラ、

ゆっくり。

大丈夫！

いいから！

手ー汚れる

から。

横になって。

さあ．．．．．

もうゆっくり。

おやすみ？

大丈夫

あ。

オ．．．オレ、

せめてちせと

一回でも、

ちゃんとエッチ

したかった

なー

へへ、

バッカ。

スケベ。

もー

ねれ！

ちせをねがせて

部屋が静かになると、

外の雨の音が、

急に大きくなったような

気がして、

あらためて、

最終兵器彼女□

嵐みたいな

天気に

気がついた。

不安定な

リズムをつけて、

大きくなる

風の、

雨の音。

あの意味もなく

いらだたしい

やるせなさにも似た

不安。

幼い頃、

働きに出るようになった

母親の帰りを待つ、

かみ合う

公ズのない

イメージを

いびつに組み合わせて、

ぼくは

ちぜの死を

現実と

感じようと

見つめた。

雨音が

ちせの死を包んで、

少しでも

痛みをまぎらわ

せればいい。

ほんやり思ってる

想った。

そんな終末への

感傷は．．．．．やはり

悪かな想いだったろうか？

風．．．が．．．？

ちせ．．．？

えっ。

えっ．．．？

え？

え、

えっ？

喰われてる．．．

最終章ソニー

グ」（３

う．．．

あっ．．．？

うそたろ？

．．．せ．．．

ちせ？

ちせ！？

うそだろ？

なぁ．．．？

アホ！

しかたなく

なんか！

おま．．．

ーっつ！

よおおっ。

ちくしょう。

こんなハズじゃ

なかった

こんなの

え

残酷すぎるだろ！？

どんなハズ

だったんだ？

同じじゃないか？

ちせは、死ぬ。

ちせも、死ぬんだ。

じゃあ？

オレが、

なんにもできないまま

アケミが死んだように。

なんにも．．

「なんもしてない？

バーカ

生きてるべや。

生まれてきた。

なにやってんだ。

オレ．．．

ちせは、もうー

シュウジ君？

なにやってんだ。

よかったあ．．．

追いつかないかと

思ったぁ．．．

シュウジ君が

学校出るの見て、

急いで

追いかけたん

だけどー

さすが陸上部ですね、

シュウジ君

足、速くって．．．

えへへ、

なんて．．．

ごめんね

あっ．．．あたしの

足が遅いだけ

ですよね．．．ごめんなさい

ちせ．．

ちせ？

あっ．．．あのそれでね．．．

ごめんなさい、

お願い

なんだけどー

い、一緒に

試験勉強

しませんか！

らっ．．．

来週の

テストの！

ねっ、

シュウちゃん！

英語と数学と

物理と現国と

古文が全然

だめなんだ、あたし。

えーと．．．あの

それにあたし、

歴史だけは

得意だからその．．．

教えてあげたり．．．

あ？

ごめ．．．

やっぱり

だめかなぁ．．．

じゃま？

ちせ．．．

お前．．

ど．．．

どうしたの？

シュウ．．．

ちゃ．．．？

あ．．．

ごっ．．．

ごめんね？

やっぱり

早すぎた

？

「シュウちゃん」って。

ごめんね？

そーだよね？

まだ早いよね！

つき合いはじめた

ばっかで．．．

あ、あの．．．

シュウジ．．．

．．．．．君？

アケミが

もー恋人どーし

なんだから、

「シュウジ君」は

失礼だろって！

「シュウちゃん」って

呼べって！

．．．

また

アケミに

ダマされた。

ちっくしょお！

．．．あたしも．．．

そうやって

呼ぶの．．．

最終兵器彼女□

ちょっと

あこがれ

だったんだわ．．．

どうしたんだ？

オレ．．．

ついに、

．．．ごめんね．．．

どてしよう

なんでこんな．．．

といきこと来たん

これじゃ．．．

ちせが．．．まるで

．．．まるで．．．

あっ！

あのっ！

おっ．．．

おかしく

なっちまったんか？

やっぱり

一緒に

そのっ！

シュウジ君．．．？

がんばん

そっせ！

あったけぇ

え？

これが．．．

え．．．あの．．．

ああ．．．

そうだった．．．

ちせだった。

シュウジ．．．君？

どーしていいか

でも、本当は

ふれると

やわっこくて、

あったかくって、

なんでか．．．わけわかんねーほど

そうだ、

胸が苦しくなって、

いっつも自信なさげで

いっつも謝ってばかりで

鈴のような小さな声で、

そうだ．．

だからオレ

すぐ傷つけてしまう気がして

いっつも

ハカだから

わからなくなっちまって．．．

じっ．．．

実はオレさ．．

ちせがまだ

「アケミの友達」って頃から

すげ．．．かわいいって

思ってたんだ。

だから、つき合うことに

なった時、オレ本当

すげーうれしくって、

ああ．．．これから

いろいろ．．．

なんか

楽しいのか

なって．．．

でもオレ、バカだから、

それがちゃんと「好き」なのか

わかんなかったんだ！

だってよ、お互いほとんど

顔しか知らねーのに．．

どーして好きってわかんの

かって．．．なんか．．．誠実じゃ

ない気がしたんだ。

ーなあ！

ちせ！！

オレ、ちゃんと

ちせのこと

好きだ。

好きだったんだ。

なっ、ちせ。

「シュウちゃん」で

いいって。

お前、オレの

彼女だべや。

な、

ちせ！

試験勉強

一緒にするべ？

ちせ！

アイテム

うわああぁあ

ああっ

っちせっ、

あああ

ちせぇっ。

．．．おさまった？

．．．いや．．．

これが、死か．．．

ハァ

いるんだろ！？

るんだろ？

出てこい

出てこい

そこに

いるんだろ！？

生きてます。

ちせは、まだ、

生きています。

は、小罪を

おかした

この星の

まだ命あるものに

ぼくは、罪をおかした。

・ソング」（４

ただ

自分の利己的な

衝動で．．．

ちせを裏切り、

ちせを裏切り、

この星に．．．

ちせを．．．放った。

「知りたいですか？

一知りたいですか？

この星のこと。

この戦争のこと、

そして．．．

本当の彼女のこと。

人には

知らなければよかったと

思うことがたくさん

あります。

知らなければ

本当に大切なものだけ

見ていられたのに、と。

かけがえのない

一度きりの人生の時間を

最後まで、

あきらめることなく

精一杯生きられたのに、と。

知りたいですか？

ーちせは！

ちせは、

生きられ

ますか！？

ーおそらく

どうゆう

形でかは．．．

．．．私のような

下の者には

わかりません。

研究所の

トップだった者は

ある仮説は立てて

いたようですが

たとえて言うなら、

彼女の体は．．．

ある細胞は．．．

「人類」そのもの

です。

ただし

生き返るために、

人類が始まってからの

歴史を、もう一度

繰り返して

いるようなもの。

．．．生きるために

食欲に平和と

戦いを繰り返し、

それをエサにして

どんどん成長し続ける．．．

その先に

あるのは

破綻か．．．

それとも

―水遠か．．．

．．．ああ、そうですね。

決めるのは

彼女ではなく

「人類」なのかもしれない。

研究所は

戦争が始まった

直後に

消滅しました。

ですから、

今となっては

もう誰も

わかりません。

ましてや我々は

決して最初から

ちせさんを

兵器にしようと

したのでは決して．．．

ただあの時．．．

ーちせは！

．．．ちせは．．．

生きますか？

．．．

生きます。

ーでは．．．

私は．．

これで。

．．．

一緒に

行きますか？

―これ

食糧です。

少しですが．．．

私は．．．

もう

いりません

ので．．

きみは

言いましたよね。

私に。

家族のもとへ

帰れ、と。

．．．妻も、娘も．．．

あの日

札幌で死にました。

．．．娘は．．．

ちせさんと、

同じ年でした．．

しかた

なかったんです。

誰も

悪くないんです。

最終兵器彼女□

そんなバレーションですね

おじさん

●ＤＩＡＲＹ

それは

かけおちをした日から

最後の薬を

のんだ、あの晩までの

交換日記だった。

生きた

時間の

記録だった。

一ページおきに

おそらく、

ぼくの分の

ページを残した

ちせのあの丸い字で

一日も欠かさず

交換日記は

つづられていた。

その中で二人は

たしかに、生きていた。

強く、強く

必死に

小さな権利を

握りしめて、

笑い、

泣き、

不安に

おしつぶされて

罪にもがき

懺悔して

最終兵器彼女□

せめて

それだけは、

許してほしいと

叫びながら、

二人は

恋をしていた。

生きていた。

それだけを

許された

ちいさな生命が

強く、強く。

ーやっぱコレ、

死んでんのかなー？

おい、

ノング」（５）

行くぞ。

最終章

あン、

ちょっと

待ってよー

あっ．．．！

ホラ、

ちょっと動いた。

もしもーし

もしもーし！

．．．ちせ？

ちせ．．．っ。

いったーい。

えっ、

あっ！？

す、

すいません。

ーよかったぁー。

死んでるかと

思ったよー

はあ．．．

すいません．．．

あんたねー

こんな所で

ねてたらひかれ

ちゃうよぉ？

やー、低血糖だわ。

ちゃんとモノ

食べてないしょ？

はぁ．．．

もう

大丈夫っす。

ダメダメ

このご時勢

強がり言ってたら

本当死んじゃうよ。

おにーちゃん

カワイーから、

特別に

あたしのとっておきの

アメあげる。

おい！

はあ．．．

歩いてたら．．．

何かフラッと

して．．．

いーべや！

あたしの分

なんだから

どーせいうれオシュバムをかよハメに．．．

あたしねー

。これでも看護婦

だからこーゆうの

ほっておけなくて。

じゃーね！

がんばってねぇ！

あんたも

「ちせの街」

目指してるん

でしょ？

えっ？

ちせの．．．街？

海辺のあの街を出て

何日たったろう．．．

ーこうして

人に出会うと

いつしか

「ちせの街」の

噂を聞くようになった。

「シュウちゃんが

この日記を見るとき、

もう

私は近くに

いないんかな？

私がいなくても

ちゃんとゴハン

たべてるかい？

おフロもちゃんと

入ってるかい？

ハミガキ

してる？

ときどき

さみしくなってくれたり

していますか？

短い間だけど私のわがままに

つきあってくれてごめんね、

かけおちみたいに

してくれて、ごめんね

シュウちゃんと

夫婦だった

この３週間は、忘れません

服はちゃんと

きがえていますから

洗濯も

めんとくさがらず

じていますか？

「ぜったいに

忘れません

はっ

はぁ

ちくしょう．．．

くそ．．．

大丈夫かー

若いのー。

！

．．．あ．．．

大丈．．．

っ．．．

だ．．．大丈夫じゃ

ないっす！！

ダメダメ

このご時勢

強がり言ってたら

本当死んじゃうよ。

おにーちゃん

若いくせに

そんくらいで

弱音はくんじゃねー！！

ジンちゃん

ムリよー、

まだ子供

なんだから

ごめんねー

乗せてあげたいん

だけど、ホラ

この車ジジババで

いっぱいなのよー。

あ．．．いえ

いーっす。

大丈夫っす。

・ホントは．．．

オレ．．．

いやーこの子、

ウチの孫に

似てるわー。

かわいー

ホレ、

梅シバ

あげる

塩コンプ

もな！

あ．．．いえ

あの．．．

すいません。

いや．．．

あ．．．

いや．．．

あっ．．．あてもなく

ただ．．．

歩いてる

だけっすから．．．

おいおい、ご婦人方、

ガキをからかっちゃ

いけねーぜ。

あら、

妬いてるの？

かわいー

ジンちゃん

うへへへ。

ついといけないぞ

おにーちゃんも

「ちせの街」

いくんでないの？

あっ．．．あの！

．．．．．．ちせって．．？

なんだろ？

神サマ？

神サマ？

神サマ

かしら？

なんだって

いーって。

オレはただ、こっちに

ちせってもんに

守られてる

街があるって

聞いたんでよ、

逃げ遅れた

ジジババひきつれて

走ってきただけだ。

ここだけの話

ろくでもねえ、

怪物だって

話だ。

残酷な

死神だ。

容赦なく

殺しまくってる

らしいぜ。

年寄りには

死神も

神サマも

かわんないんだぁ。

たとえバケモノでも

ラクに

してくれるには

ちがいないべさ？

フフフ。

ーちせは．．．

もう、別のモノだった。

ちせが遠くなる。

うっ．．．

最終兵器彼女ワ

外から、

内側から

遠く

なっていく．．．

ううっ、

シュウちゃん、

うっ。

シュウちゃん

ごめんね？

うううっ。

あたしのわがままで

置き手紙！！？って

出てきちゃったから、

もう、お家の人の所に

帰ってあげてください。

きっと心配しているから、

ねぇ、シュウちゃん？

わたしたちの街に

たどりつけたら、

一つだけ

お願いがあります。

本当に

本当に

ごめんなさい

いつか

わたしたちの街に

たどりつけたら、

初めてキスした

あの場所に

来てほしいんだ。

いつか、

いつか、

わたしたちの

街へ

ーさあ、きっと

もう少しですよ、

「ちせの街」

最終兵器彼女

ホラ、

この辺はまだ

地震以外の

ダメージは

なさそうだし

人も

たくさん

いる。

それに

心なしか

うたの入りも

よくなった。

ここに

放送局があるのか、

それとも、

中継局があるのか。

―「ちせの守る街」

．．．かぁ．．．

ちせの正体はなんなのか？

「アイヌラックル」か、

はたまた

「モシレチク・コタネチク」か

ってね。

あ、「アイヌラックル」は

アイヌのポロオイナという伝承に

出てくる英雄神の名だよ。

「モシレなにがし」は、

太陽を呑みこんでしまう怪物！

聖書でいう「破壊者」って

ところかな？いわゆる．．．

また自分勝手な話！！

おにーちゃんは

疲れてるんだから！

うそ

あっ．．．

ごめん

ごめん．．．

いや．．．これでも

学者のはしくれ

だからね．．．つい．．．

なんだか

神話の世界に

いるみたいで

ワクワクするんだ

不思議だと

思わないかい？

オレたちは今現在、

いわば

「ちせ」という

神話の世界に

いるんだ。

「ちせ」は、

自然現象から始まって

神とも怪物とも、

おもしろい話では

巨大な兵器だという噂まである。

いずれにしても、

これだけ実態のつかめないモノが

「ちせ」という共通の呼称を持ち、

現代社会に存在を．．．

パーパ！

あっ．．．

ゴメン

ゴメン。

また異奮して

夢みたいな話を．．．

みんなそれどころじゃ

ないのにね．．．

いや．．．

反省

反省．．．

．．なにが．．．あるんすか．．

え？

「ちせの街」に

なにがあるって！？

最終兵器彼女□

．．．

なんにも

ない．．．！

なんも．．．

ーただ．．．イナカで、

．．．

札幌まで

出ないと

なんにもなくて、

楽しいこと

なんて

全然なくって、

うっとおしかった

観光客も．．．

もう．．．いない．．．

水族館も

子供の国も止まった！

アシカのショーも

．．．もう見られない．．．

坂ばっか多くて！

もう．．．

見せられない：

学校も

もう自衛隊に

とられちまった！

親友も．．．二人．．．

死んだ．．．

親はいるけど、

今、元気か

どうか．．．

オレ．．．

かっ．．．勝手に

出てきちゃった

から．．．．．．

進学も

もうできない！

なんにも

してやれなかった、

なんにも

しなかった．．．！

．．．なんにも．．．．．

もしかして．．．ここ．．

きみの．．．？

あるじゃ

ないですか

「ちせの街」に。

え？

．．．．．

「チセ」は

アイヌ語で、

最終兵器彼女□

「家」という

意味です。

すると、私は見た。

ひとつの星が天から地に落ちて

それに奈落の底への鍵が与えられた

やめろよ！

聖書なんて

気がめいるだけだ。

ホレ。

お

ありがてぇ、

ジャパニース

ビールか？

・ッカイドーを

ホ

見ながら

サッポロでカンパイ

気がきいてるだろ？

ああ、

上出来だ。

また

このうたか？

悪いか？

気に入って

るんだ。

ＪＡＰでも

音楽は共通だ。

詞はわからん

がね

わかるよ。

いい歌だ．．．

「ちせ」．．．いまだ

出てこねーな。

もうかれこれ．．．

なんだかなつかしい．．．ふるさとを思いだすよ。

思いだすよ。

ーー主は告告げられた

その人々を殺さぬように

彼らが五か月間

苦しめられるように．．．

「ーーその日になって

人々は死を求めても

見出さず．．．」

「死のうと欲しても

死が彼らから逃げよう．．．」？

冗談じゃねぇ。オレは

これでもプロテスタントだ。

救いがあってもいーだろ？

ーいや、牧師サン。

やっぱオレは救って

くれなくていいよ。

世帰る所なんてねーんだ。さとひと思いにらせちまってくれた

ここで何か言われていたのか、さっきとかと思っていました。終わらせちまってくれよ。あんまりはこれだけです。

せさ

オレはいやだよ．．．

ママも．．．

アイオワも．．．

ケーブコッドも

ハリウッドもさ、

あの日に．．．

オレはこれでも

牧師さ

一その名は

ヘブライ語で

アパドン

ギリシア語で

アポリュオン．．．」

ニホンゴで

ーぶンゴＣＨＩ－ＳＥちゃん！

今、

今、世界で最も有名なスターだ

スターだ

「見よ！この後

なお、ふたつの

災いが来る！」

神の御名のもとに

平等に．．

世界中の誰もが

帰る所なんてねぇ

あとは「ちせちゃん」か

来るのを待つだけ

「第一の災いは

終わった」

カンペン

してくれ．．．

引用・新約報告

ラスト

一本！

がんばっ！

最終事「ラブ・ソング」（６）

れんしゅー

おわり

あー

ちかりたー。

ゴールしたら

すぐ座って

休むなって

言ってんだろ！

ホラ！！

立って

歩け歩け！！

筋肉固く

なっちまうぞ！

ダメ

ですヨー

また子供たち

減っちゃうじゃ

ないですかー

す、すまん。

つい．．．

ただでさえうちら陸上クラブは人数少ないってゆーのこ。

ただでさえ

うちら陸上クラブは

人数少ないって

ゆーのに。

みーんな

サッカーとか

バスケに

とられちゃい

ますよー

なんだよ

忙しいところ、頼まれて

手伝いに来てやってんのに

よー

高校の部活じゃないの！！

相手は子供なんですから。

ただでさえ怖い顔

してるんだから

センパイはもっと．．．

大丈夫！！

オレ、ちょっと

ビックリしただけ

だから．．．こんなんで

陸上クラブやめないよ。

ごめんなさい！

いつか、

シュウせんせー

みたいに

速くなりたいから！

最終兵器彼女ワ

サトミ

せんせー！

ミハセをしてジメな

いつか．．．

それにしても

おめー

ねーちゃんに

似てきたなー

え？

なんで

ですかぁ？

よー、シュウジ。

チビどもの

練習終わった

かー？

こんちはー

しょーふだ、

しょーぶ！！

おーっす。

あ、

また来た。

ヒマジェータイ

あ、バカ、

てめーら。

やー、オレ、

今日、朝メシ．．．

すいとん

なんすよ。

出るかな

そーゆうな。

レースを楽しみに

してるお客サンも

いるんだ。

とりあえず、

わかりました。

ただし米二合おまけ

してくださいよ。

食べさ

了解だ。

アップは１０分で

いいだろ

へへへ、今日は

負けないぜ。

いつもの

米と缶詰めと

特別にチョコも

つけっからよ。

シュウ

センセー

がんば！

あたしも

かける

カンベン

してくださいよ。

元国体選手が

大人気ないなー

アホ。

―生まれた

この街に帰ってきて、

何日も、たった。

たどりついて

数日は、

ぼくは延々

眠り続けていたのだという。

ちせの守る町に生き、

日々を重ねる。

この街が

生きていることが

ちせが生きている

ことだと感じる。

姿は見ること

できないが

ちせは、近くに

いるのだと。

草とり

ひと休みしよう！

サトミちゃんと

イクちゃんも

来たよー

そんばい！！こんですよ！

また

来たんか？

わりーな、なんか

シュウジ！

いっいえっ！

あたしんち

ムギ茶いっぱい

あるんです！

へえ

とてりゃもう

困ってるんじゃ

しばってあるいと３人

ちせは今ごろ

なにをしているだろう？

一度と会うこともない

僕の彼女

「ちせの街」に

集まってきた

人々と同じように

ちせの存在は

徐々に．．．

僕の中から

ちせの存在が

希薄になるのを

時が教える。

もう

生身のソレでは

ないのだと。

日々の忙しさに追われ、

目の前にある一つ一つの

出来事に

ただ懸命に

生を重ねた。

やり残しているものを

二つ、一つ、埋めていく

そんな作業にも

思えた。

その時間は

戦争が始まって

たった数か月の間に

失われたものを取り戻す

作業にも思えたし、

ーだめだ．．．

ちくしょう！！

今度も芽が

出ない！

やっぱり

駐車場のアスファルトを

はがしてつくった畑

なんかじゃムリなんだよ．．．

くそ．．．これから

どーすれば．．．

いいよ、明日、

また種をまいて

みるべ？

最終兵器彼女□

いつか

芽が出るかも

しんねーーから。

きっと、

「いつか」は

ずっと先のいつか来る

未来なんかへの言葉じゃなくて、

「今」のための言葉なんだと

今」のための言葉なんだとガキんちょに教えられた。

ガキんちょに教えられた。

種を、まこう。

「いつか。」

そういえば

本当に。

本当に

不思議なことに

この瞬間まで、

あの

ちせの言葉を

忘れて

生きていた。

．．．行こう。

というか、

あたしたちの分、バーミングから

初めとまえに、あの場所に

来てほしいんだ

それとも、

信じたくなかった．．．

忘れていたのか？

約束を果たすご

終わるなにがを．．．

知って

いたからなのか

カチャ

好きだ、ちせ。

それは

いつしか

途切れたと

思っていた

あとびてこんな

あの日からの

すべての

交換日記だった。

それは

八類の、すべてのものが

その歴史を閉じていく

記録だった。

ぼくは、聞いた。

ちせの声にならない

声で。

あまりにささやかな

この星のぜんぶ。

．．．

人となっての

最終章

交換日記の形をとった

それは―教える。

「黙示録〟など、しょせん

「希望」にすぎないのだと。

ちせは、

話しかける。

向かって。

「ぼく一人に

一人の。あたりまえの。

普通より．．．

少し気の弱い

高校生の言葉で。

この星に起こった

人類の予定に

なかった出来事。

それによって

引き裂かれた

街．．．国々。

人の体。

信頼。

約束。

きずな。

「このままでいい」

なんて、誰も

約束していないことに。

本当は、うすうす、気づいていた。

しかたねーべや。

こんなの

まともに

受けとめたら

くるっちまうよ！

あたしひとりが

がまんすれば

丸く収まる

べさ。

よう！

んなよ！

逃げんなくそおおっ

何時間

かかったろう？

ぼくは．．．．．

全て読み終えた

まるで

部活の話や、

試験の話のような

うっ．．．

たわいもなく

いとおしい

この星の

終わりの記録を

うえっ。

へえ

うええっ

ち．．．せ．．．

ちっ．．．

ちせっ！

ち．．．

お前．．

最終兵器彼女□

誰だ？

なんで

ここにいる？

ーてゆうか

ちせは

なんで、ここに

いる？

ここって

どこ？

ちせ．．

おめー

なんで

泣いてんの？

オ．．．

オレ、

シュウ．．．

オレ．．．

シュウジだぞ！

ちせ．．．？

まただ？

さっきも

出た。

コレ．．．出た。

お前が

ちせの日記を

読んでるの

見てたら．．．

最終兵器彼女フ

これ出た。

体液が。

なんで出る？

お前

誰だ？

なんで

ちせは、

ここに

来たんだ？

お前が

ここに来たら

ちせも来るよう

プログラミンク

されてた。

大変だったんだ。

「お仕事」は

たくさんあるし、

センサーもいくつか

専有するし、

それに．．．

なんでだ？

ちせは、

待ってたんだ。

昔のちせの

体に似たカンジに

なんとか取り繕って

こなきゃ

いけなかった．．．

．．．似た．．．

ちせはずっと

お前を待ってたんだ！！

お前、

敵か？

お前も

出してたな、

コレ。

いや、

めっそーも

ない！

なんでだ？

さっきのお前、

心拍数、

呼吸、

アドレナリン濃度、

震え、体液、

どれも

正常じゃなかった。

どれも正常じゃなかった。

なんでだ？

そ．．

ちせもだ。

ちせも出た

そん時、

体液が。

そして

言葉の意味の

わからない情報が

たくさん

来た。

どれもこれも

意味のわからない

「感情」を表わす

モノだ。

「かなしい」

「苦しい」

「せつない」

「泣きたい」

「かわいそう」

たくさん．．．

たくさん．．．

「感情」を表わす

言葉が来た．．．

さっ．．．

．．．最後に．．．

「知ってくれて

うれしい」

「ホントは今まで

ずーっと

さみしかった」って．．．

なっ．．．

さわるな！

殺すぞ．．．

．．．！

ん．．．

ん．．．

んんっ．．．

だ液が．．．

ちせん中、

入ったぁ．．．

なんでぇ？

なんでこんなこと

するんかなぁ．．．

オレが、ちせの

彼氏だからだ。

ちせがオレの

彼女だからだ！

「彼氏」．．

「彼女」だから．．．？

そうなのか．．．

それで全部の

「なんで？」に

説明がつくのか．．．？

じゃあ．．．

ちせの中にある

どう処理していいか

わからない．．．

ずっと

困っていた、

そ．．．

そうだ！

すごく強い、

この「感情」もか？

「シュウちゃんの

こっこが

ほしいよぉ．．．」

旧い脳の中に

ずっと

あって．．．

でも、

「言ったら恥ずかしくて

死んじゃう」とかって、

「シュウちゃんが

怖がってるから」って、

ずーっとちせが

大切にしまってた

「感情」だ。

ちせ．．．

？．．．なんで

泣いてる？

ちせは

「恥ずかしい」

とかで

死なないぞ！？

お前

こっこがそんなに

怖いのか？

アホ！

こっこって

なんだ？

にわとりか？

オレ、

にわとり

怖くねえし．．．

子供だ！

子供作りてえって

ことだろ、

アホ！

えっ．．．

ええっ。

あ．．．あれ？

なんでちせ

カオが赤く．．．

なんで？

こっ．．．

これが

「恥ずかしい」って

ことか？

なあ

生殖行為に

なにがあるんだ、

そんなに

怖いことか？

アホ！

怖くねーよ。

なぁ？

やってみるべ、ちせ？

二人でさ、一緒に

やることだもんな？

ホントはなんも怖いこと

なんてなかったんだ。

うんっ。

な？

ねぇ？

なんで．．．

泣いてるの？

こっこって

そんなに怖い

ものなのかなぁ？

．．．ごめんな、ちせ

．．．ごめん．．．

あの．．

そーじゃねぇ！

なっ．．．

「泣くんでない？」

「泣くんでない？」

「ホラ」

えーと、

えーと．．．

「あたしのムネ

さわりな」

先輩の

不安とか

っちまう

ーんだわ．．．

シナが言ってたぞ！

ち．．．せ？

わかんない．．．

旧い記憶を

検索したら

これが出てきた

から．．．

よっ．．．

よかったあ．．．

無理して

女の形

繕って来た

甲斐が

あったわぁ．．．

「どお？

気持ちいい？」

「落ち着く

かい？」

気持ちいいっつーか．．

え？

．．．やらしく

なってきた。

ええっ！？

あ．．．？

あの．．．本当に

するの？

ねえ．．．

ちょっと、

ちせはもう．．．

前の体でないんだよ？

生殖器なんか

一番必要ない

ものだし．．．

あっ．．．穴は

あいてるかも

しんないけど、

男性器が入るか

どうか．．．

処女だし

．．．黙れよ．．

痛みなんてもう

とっくになくなって

いるけど～～

痛みのセンサーが

働いたら

お前になにするか．．．

かまわ

ねーって、

少し

大人しくしろ。

ましてや

生殖行為に

伴う快感なんて

あるわけないし、

それに．．．

ねえ、

どーしよう？

へたに興奮すると

あたし、お前

殺しちゃうかも？

とこれは

我慢しろよ。

．．．こわいよぉ．．．

それ．．．

オレのせりふ。

．．．ちせ．．．

シュウちゃん．．．

最終ヨ「ラブ・ソング

はぁ

はぁ

ちせ．．

「シュウちゃ」．．．

はぁ

はぁ

ちせっ．．．

はぁ

．．．．．．こっこ．．

よす

あ．．．

えっ．．．？

あ．．．あらあら、

とっ．．．とれちゃった。

あちゃ．．．

ここに来るために

元のちせっぽく

体、繕って

きたんだけど．．

ちょっと

無理が

あったかなあ

．．．

「そいてたもん？

の．．．

ちせっぽく．．．

えへへ、

慣れないもんで

油断したら

分子がゆるん

じゃった。

スダ直すネット

．．．．．．

やる気

なくなった？

最終兵器彼女□

まあ．．．

そのほうがいいよ。

ちせもね、

わかったんだ。

やっぱりなにも

感じないの

こっこも

できない。

なんにも．．．

つながってない。

まったく

もって

生殖器なんて

一番、ムダな器官

だからなぁ．．．

アホ、兵器なら

ムダかもしんねーけど、

でもよ．．．

この先の

地球でさ。

ばか、

兵器とか

そーでなくて．．．

あー

そうか！

ふぇ？

体をね、

イロイロ

造ってきたのか、

ちせ、

にゃるほど！

あ、うん。

ふだん人間じゃ

ないもんで．．．

ニャスし

白くさー

この

なーんか前より

大っきくなったと

思ったんだよなー

えっ、

えっ！？

ズルしたべ

ちせ、てめー

ズルしてないよおっ！！

こ、ここは

ちせの体だよ！

本当のちせの

ムネだよ！

知ってるよ。

バーカ。

大っきくなったのは

きっとちゃんと実力で、

そのっ．．．

変わんねーよ。

お前．．．．．

「シュウちゃん」：

ホント、

なあ

成長してねーよ

ん

わー

「ごめんなさい」

～～

．．．？．．．

．．．「ごめんなさい」って

なんだろ？

あれ？

なんか．．．

なつかしい．．．

「ごめんなさい」？

ねえ、

「シュウちゃん」？

なんだ、コレ．．．

「ごめんなさい」：

「ごめんなさい」．．！

なんでこんなに

胸が苦しく

なるんかなぁ．．．

「ごめんなさい」って．．

なんなのかなあ！？

きっと．．．

「人間」だ。

にん．．．？

んんっ。

．．．んっ！

な．．．なあ？

さっきから

なんで．．．

そんな．．．

ちせを．．．

なめるんだ？

．．．いやか？

いや．．．キライじゃ

ないけど．．．その．．．んっ、

なんで

さっきからイロイロ

ちせをなめるんか

なあ？

こっこ

つくるのに

なにか関係

あるのか？

．．．

じっと．．．

してろ．．．

えっ．．．ちょっと

「シュウちゃ」．．．

ちょっ．．

ぬれてる．．．．．．

えっ．．

ねぇねぇ

なんで？

ちせが？ぬれ．．．？

あ．．．

ちせが？

ぬれ．．．？

「シュウちゃ」．．．

あのっ．．．

ちょっ．．．

あの．．．

やだっ！

そんな．．．そこ

あんまり

奥は．．．いやだ．．．

んんっ．．．

やだっ、

やっ．．

やだあ

少し黙ってろよ、

やりにくい

ダロ！

．．．．．．？

ーちせ．．．

足．．．力ぬいて．．．

う．．．うんっ。

．．．はい．．．

え、

ええっ！？

．．．ホラ、

．．．もっと．．．

えっ？

えっ？

シュウちゃん．．．

．．．．．．

なにして．．

るの？

．．．あいてる

シュウちゃ．．．

最終兵器彼女□

え？

こっこつくる

穴．．．．．

あいてる。

．．．いや．．．

いやっ。

あいてるよ。

あいてるよ、

ちせ。

いやだ．．．

恥ずかしい．．．

恥ずかしくって

死にそうだ．．．

なんでだ？

なんでこんなことする？

ちせのそこ、

かわいくなんかないよ。

どうしよう．．．

だめ、

おかしく

なっちゃうよ。

こんなとこ．．．

イシュウちゃんに、

全部見られてる．．．

「どっ．．．どうしよう．．．？

ねぇ？

こっ．．．

こんなこと．．．

こっこつくるのに

関係あるんかなぁ？

ねえ？

「ちせ．．．かわいい」

「ちせ．．．かわいい」

「ちせのここ、

すげーかわいい

いやだ。

ねぇっ．．．？

うあ．．．．．．

ーシュウちゃ．．．

あのっ．．．

ちっ．．．

ちせの．．．

もう．．．

いいんでないかなぁ．．．

．．．ちせの

あそこ．．．

もう．．．

．．．．．．入れても

いいんでないかなぁ．．．

ーかっ．．．

感じて．．．るんか？

ちせ？

ごめん．．．

やっぱり、

ーただ．．．

なぜか

わからないんだけど、

全然：感じないの．．．

さっきから

アレが．．．

頭の中でどんどん

どんどん大きくなって．．．

がまんできないの．．．

殺していい？

ねぇ？

誰でもいいから、

殺したい！

がまん

できないっ．．

最終兵器彼女□

大っきい．．．

え．．

そっそうか．．．！？

やっぱ

やめよう？

ぬなっ！？

だって．．．

そんなの

入れられたら

ちせ、兵器だから

なにするか

わからんもん。

．．．こわいべ？

そんな所．．

入れられんべ？

シュウちゃん．．．

ムリだよ．．．

かわいそう

この子．．．

こんなに

すごく．．．

がんばってるのに

．．．

ちせの中

入ろうと思ってた

のに．．．．．きっと

がっかりしてるね。

「ごめんね」

お前．．

ちせの

中ね、

ごめんね．．．

許してね．．．

ごめんね．．．

あのーすまん。

それ、逆効果。

お前が

思ってるよーな

いい所じゃ

ないんだよ。

ごめんね、

期待させて

ごめんね．．．

ええっ！？

えっ？

あのっ．．．

おっきい．．．

こわいよ、

シュウちゃん．．．

こわいよ．．．

ちせっ．．．

こわれちゃう．．

．．．だいじょーぶだ。

オレ．．．．．．

そんなに

でかくねー．．．

．．．わりぃ．．．．．

なんであやまるの．．．．．あ．．．

シュウちゃ、

．．．いや．．．

こわいよ

こわいよ．．．

はう、

入って．．．

ちせの中、

入ってきた．．．

んくっ。

あっ、あ。

こわいよ。

あっ、

これ以上

入れちゃダメ

シュウちゃ、

キツくて．．．

はぁ．．．

入って

きたよ．．．

大っきいよ．．

んんんっ。

はあ．．．ちせの．．．

いやっ、

こわれちゃう．．．

シュウちゃ．．．

シュウちゃ．．．

．．．あたしの．．．

あっ．．．あっ

こわいよ．．．

あっ．．．

ふくぅ

．．．っ．．

最終兵器彼女□

．．．ちせ．．．

動くぞ。

．．．え

だめえ．．．

がまん

できんよ

ちせ．．．．．

．．．がまんしろ！

い．．．や．．

シュウちゃあん．．．

やっ．．．

うわっ

うわあぁあん。

ちせっ．．．．．

こっ．．．

殺していい？

ねぇ．．．ちせ、

シュウちゃん殺して

いい！？

えぅ．．．

うぅうっ．．．

僕たちのセックスには、何も、なかった。

最終章

へわ

あうぅ。

はっ

シュウちゃん．．．！

ねえ？

殺していい？

がまんでき

ない．．．

愛情も

はっ

殺したいよ、

殺したいよ！

快感も

こっこも

できない。

なんにも

つながってない

はぁ

その先も。

まったく

もって

生殖器なんて

一番、ムダな器官

だからなぁ．．．

はぁ

はぁっ

ちせの中は

小さくか細い

その穴の奥は、

空虚だった。

はっ

まるで

さっきのちせの

この星の先の

話のように。

この先の

地球でさ。

シュウちゃ．．．

．．．もうやめて

あ．．．あっ。

なぜか．．．

ちせの中に入って

初めて、

その意味を

実感した。

シュウちゃん。

がまん

できないよぉ。

ぬいて

おねがい．．．

ちせっ、

こわれちゃう．．

もう．．．

もう．．．

ごめんね、

もうお前

殺しちゃうね？

あ．．．

アホ！

え！？

オレは

生きたい．．．

生きて

いたい！

えっ？そっ？

ちせ！

死にたくないっ．．．

人は．．．

．．．誰だって．．．

誰も、

死にたくなんか

ないんだ！

最終兵器彼女□

忘れない。

楽してあげる

すごく

好きだったんだよ。

．．．それ．．．

恋してる音で

ないんかなぁ！？

ボルン．．．

シュウちゃんの

心臓の音．．．

ねぇ？

あたしといる時、

けっこー

ドキドキ

してるよね。

間がもたねー。

ドキドキして、

すげー

なんか

コワれちゃう

くらい、

きっと、こっ．．．

ちっちゃいから、

あたしっっ

それが

うれしいんだ。

ねぇ

恋してる

当たよね？

．．．なんで今、

なーんか、エッチな

フンイキになった

時なんて．．．

えへへ、スゴイよね。

そんなに

ドキドキ

してるの？

聞こえる．．．

シュウちゃんの

心臓の音．．．．．．

よかった。

飛をしていて．．．

離れてても．．．

聞こえる

ごめんねわらって。

シュウちゃんの音、

わかるんだよ．．．あたし．．．

恥ずかしいけど、

好きなんだよ？

その前．．．

なんだか

音が早く

なったぁ．．．

．．．ううん。

聞こえる

．．．普通の人と

よっと違うの

．．．シュウちゃんの

心臓の音．．．

すごい．．．

シュウちゃんの

心臓の音．．．

知ってた？

かわいい。

好き。

シュウちゃんの

心臓の音、

すごいね！

はぁ

はぁ

すぁ

はあっ

はぁっ

あ．．．

最終兵器彼女□

あ．．．あの．．．．．

ごめんな

さ．．．

大丈夫？

はぁ

なわけ

ねーだろ！

ごめ．．．

．．．？ごっ、

あーあ、

おめーのせいで

ちんちん

ちっこく

なっちまった

べや！

．．．．．．

ごめんなさい．．．？

．．．いや．．．

もーおっきく

なったから

いーけどさー

なるいって

罪だ＋～

ち．．．せ．．．？

お．．．

おい．．．

気持ち

いい？

バカ．．．

ちせ？

いや．．．

その．．．

あたしも

してあげるね？

どう？

ちせ．．．

さっ．．．さっき

シュウちゃんも

あたしのココ

なめてくれたしょや？

気持ちいい？

あたしね、

さっき聴こえた。

聴こえたの！

シュウちゃんの

心臓の音．．．

あの時と

同じ音．．．

海辺の街で

あたしに

殺されそうに

なった時の音．．．

ものすごく

強く

生きたい

生きたいって

鼓動を

打ったの。

忘れてたんだ。

ひとが、

そんなせつない

鼓動を打つって

こと。

この星の生き物は

みんな

そんな鼓動を

打って、

ーなんで

今まで

忘れてたんだろう．．

生きていくんだって

こと。

．．．．．．

そんなの

オレだって

忘れてたって。

ホント？

ホント？

あ．．．

みんなだ？

みんな

そんなこと、

忘れて生きてんだ。

シュウちゃん、だめっ、

あたしやっぱり

感じないの！

だから．．．

やっ．．．

あの．．．

でもよ．．

だから．．．

あのっ．．．

やだっ．．．

だ．．．めっ．．

でもよ、

ちせ！

聞けよ！

ちせといる時の

オレのこの音は

変わんねーんだ！

こんな

ドキドキして、

あの日と

なんも変わん

ねーんだ！

戦争が

始まったって

あ、

ダメ．．．

ふあっ．．．

また．．．

はあっ、

やっ．．．

聞けよ！

地球が

歴史を閉じち

まっても！

殺しちゃう．．．

殺しちゃう．．．

この世界が

どんなに

変わったって

殺しちゃう．．．

ちせといて、

オレの心臓の音が

鳴ったことは

変わんねーんだ！

聞けよ

．．．ちせ！

うんっ。

あ．．．

うっ。

うっ。

こんな

ちっぽけなことでも．．．

ちゃんとこの星に

オレたちが

残したモノなんだ！！

じゃあ．．．

うんっ。

．．．ちせ．．．

入れるぞ．．．

え．．

うんっ．．．

「あっ．．．あのっ．．．

じゃ、

この先、

地球が

なくなっちゃったら

だれがその音、

憶えていて

くれるんかなぁ？

えっ？

そりゃ

だっ、誰かの中に

残ってないと

それって、あったって

言えるんかなぁ？

．．．うっ、

とか？

とか？

．．．わかんねーけど。

そりゃ．．．！

あはは．．．

なにそれ、

シュウちゃん．．．

え．．

ぶー

やだっ、

おかしい．．．

ア．．．

アホ！

こんなこと

してる時に

笑うなって！

ごっ．．．

ごめっ、

あはっ。

やっ

あはは

あはは

ごめん．．．

うふふ、

ごめんなさい。

だってなんか

急にそんな

コト．．．

あはは

おかしー

あはっ。

ふあっ？

あっ．．．

．．．ちせ．．．

どーした？

やめろって

この．．．！

シュウちゃん

どうしよ．．．

うんっ．．．あ．．．

うぁっ、

あっ、

あっ．．．

あはは、

シュウちゃ、

はっ、

あんっ。

あんっ。

んっ。

シュウちゃ．．．

．．．どうしよう．．．？

あはは．．．

あっ！？

あっ！？

ちせ．．．わりっ、

痛いんか？

ちせっ？

かっ．．．

感じるぅ．．．

ふぁっ．．．

どうしよ．．

シュウちゃん

感じる．．．っ。

ち．．．せ？

はう、

あう。

はぁ

ちせ．．．

ひもち．．．

ちっ．．．

ちせっ．．．！

ひい．．．

ひゃっ！？

あっ．．．あの、

シュウちゃ？

ええっ。

えっ？

やっ．．．

あのっ．．．

だめぇ、

恥ずかし．．．

シュウちゃん、

やっ．．．

あのっ、

ふあ

あっ．．．

やらしい．．．

あっあっ．．．

どうしよう、

あっあ、

恥ずか

しいよぉ．．．

やらし

ふぁっ、

こっこ

つくってる．．．

あっ、

いや．．．

おかあさん．．．

いやっ．．．

ああっ

．．．こっこ、

ごめんね．．．

気持ち．．．

いいっ！

うっ．．．

うわぁあん。

いやだ。

シュウちゃ、

シュウちゃあん。

はあっ、

あたしら、

こっこつくってるの

に．．．あっ．．．

はあっ．．．

ごめん

ね．．．

はぁ

．．．ちせ

．．．わり

あのっ

えっ。

あっ、あたし。

どーすれば？

シュウちゃ．．．

ふぁっ．．．

オレもう

出る．．．

えーと、

ふっ、

はあっ

ああっ

シュウちゃん

ねえっ？

あたしたち

こっこ

つくってる？

ああっ

シュウちゃん、

シュウちゃ．．．

あっ．．．

つくってる？

ねぇっ！？

ちせっ。

あっあっ

どーしよ

シュウちゃん。こっこ。

好きっ。

こっこできちゃう．．

くうう

ちせっ．．．

ねぇ？

シュウちゃん

好きっ！

あっ．．．

ぼくは、

ちせの中の深い

空白に、

長く長く

生を放った。

ちせの幼く小さな

決して

やどることのない

二人の「この先」は、

あそこから、あふれて

落ちた

はぁ

シュウちゃん。

シュウちゃん．．．

はぁ

シュウちゃん

ちせっ

シュウちゃん．．．

あ．．．ごめんな

ちせ．．．あの

ちがうんだ．．．

つっ．．．つい、ちせの

恥ずかしーこと

しちまって．．．

ちがうんだ．．．

ちせ？

ごめんやっぱ

痛かったんか？

ちがうの．．

あ、あたしもう

痛み感じない

からあ．．．

シュウちゃん

ごめんね．．．

きもち、

ちせ．．．

シュウちゃん、

シュウ

ちゃん！

．．．いかったの．．．

あっ、

あたし

痛いの

感じなくって

よかったあ！

それから

ぼくたちは

何度も同度も、

アホ

問題かよ

えっ。

ごめんね．．．

エッチして、

快楽を

感じあった。

ひとが生みだした

性欲と、快感だけの

結果のないセックス

そのたび、ちせは

「ごめんなさい」と

泣いた。

生の喜びを

感じることが

ちせの、罪になるのか？

ちせは泣いた。

ぼくはちせの中に

迷い子を、放った。

何度も。

何度も。

ＡｙＴＬＯＶＥＳＯＮＧＯＮＴｗｉｓｔｙＴｕｅｒｎｏｎｅ

最終コ「ラブ・ソング」（Ｏ）

僕らは

不器用な動物のように

何度も可度も、

互いを

慰めあった．．．

疲れると

ひなのように丸く、

守り合い

眠った。

それは

恋の一部であり、

全てであり

終わりでもあった

．．．起きた？

．．．．．まだ

ねみー

．．．．．

もっとしてえ！

ええっ！？

ーいっぱい

したもんねぇ。

あっ．．．

ふう．．．

あの．．．

うぁ．．．

ふう．．．

．．．い．．．や．

ココミュニケ

んんっ．．．

んっ。

キスをして

．．．．．．？

シュウちゃ．．．

．．．いっぱい．．．

したもんね．．．

ちびっと

ザンネン．．

この日、僕は何度もちせの中に入り、

ちせは、僕を小さなカラダに入れた。

抱きあい．．．なぐさめ：まどろむのをくり返すうち、

出会ってからこの日までと同じほどの、

たくさんの話をした。

僕は、たとえば子供の頃の、

たとえば家族の、友達の、アケミたちの、

ちせの知らないたわいのない話をし、

ちせは．．．．．．

少女の頃の．．．．秘密を、話した。

今まで誰にも言えなかった．．．

誰もが持つような

秘密ではなかったが、

誰もが持ち得る

秘密だった。

誰の胸にも

受けとめきれる

ものではなく、

二人の中でだけ

完結できる

ものだった。

全てを癒やすことなど

誰にもできないが、

ほんの少しを

二人で癒やし合うこと

だけは、評された。

せめて。

せめて。

ぼくと、

ちせの中

だけで。

なに書いてんの？

あいいい

はい

その時間は

淡く．．．

全てまどろみの中の

できごとであり、

水遠に続くような

そんな時間のような

気がしてたんだ

．．．ちせ？

もう

行くね。

お仕事。

．．．なぜ．．．

最終兵器彼女□

えっ？

えっ？

だってあたしは

兵器だよ？

まだ、この星で

たくさんの人が

あたしを

待ってるんだー

行かなきゃ、

あたし

人を殺すのが

お仕事だもん。

ちせ．．．

シュウちゃん

ごめんね。

兵器は

人を殺すけど、

人に造られた

だけなんだわ。

人を殺すのは

やっぱり人だべ。

長い歴史の中で

人がそれを選んだんだ。

あたしの意志なんかで

止められないんだ？あたしが

やんなくても

かわりに誰かが

やるんだわ

まだあたしが

やったほうが

苦しくないから

．．．って、

．．．ああ．．．

そうだ、

シュウちゃんを

忘れて以来

やっと．．．

苦しくも

悲しくも

ないように

できたのに、

もうすぐ

終わりだったのに。

．．．思い出しちゃった。

．．．みんな．．．好きだぁ．．

あたしに殺された

誰もが、

あたしと

同じに、

この星に

生まれたのに、

あたしを心から

憎んで死んでいった。

だって

あたしは

兵器だもん。

誰も

憎くなんかないもの。

．．．．．．？

胸がすんごく

苦しかったよ．．．

それでも

あたしは好きだった。

思い出したくなんか

なかったんだよ？

シュウちゃんの

ことなんか、

本当に、

本当に。

．．．わりぃ．．．

あたしはあの時、

シュウちゃんに

見守られて、

消えて

なくなりたかった。

そんなふうに

恋があたしを

救ってくれるかもって

期待したんだ。

でも、

現実は、

恋はあたしを

楽には

してくれなかった。

生きて、

最後まで

戦えと、

エッチの．．

快感まであたしに

与えて、

最後まで

恋をしろと。

ねぇ？

シュウちゃんが、

あたしに

生きろって

言ったんだよ。

ーだから．．．

．．．シュウちゃん？

この星が終わる時は、

つき合ってね．．．

それから、ちせは

ぼくが再び眠りにつくまで

ちせが唯一

得意な教科。

ちぜは、

初めて歴史の授業が

役に立ったねと

笑った。

この星の歴史を

一つ、一つゆっくり

暗唱し始めた。

歴史の教科書の

年表のアレ。

生まれた街を見おろす展望台の上で、

生まれた街を

見おろす

展望台の上で、

．．．

一つ、

っ、大切に語られる

人の歴史。

それが点り始めた。

一つ、一つの街の灯に、

重なるような気がして、

現代に

近くなって

ちせが、泣いてるのに

気付いた。

．．．うん。

：あのね：シュウちゃん

起きてる？

憶えてる？

ホラ、ムカシ

なんかさぁ．．．

いついつに

地球が

滅亡するとか

昔の人の

予言みたいの

あったしょや？

ん．．．

アレ．．．

子供の頃、あたし、

本気で信じて

たんだー

初めて

「歴史」が

人が生きてきた

時間のことだと、

気付いた。

ちせが声を出すたびに

胸が苦しくなる。

恋と、間違えるほどに。

何度も、

何度も

友達から聞いて．．．

あたしって、十代で

死んじゃうんだって、

あたし．．．

あの頃のあたしに

言ってあげたい。

地球は

大丈夫だよ、って．．．

一人で泣いた。

ウソを、

もう泣かなくても

いいように

ウソをついてあげたい。

みなさん、こ、ちちゃん

ＫＵＭＡＣＬＵＢ！

あずでは大きな組みを受けたのは、

ありがとう。

わい、あんぁだね．．．多分こいちゃんの

ごめんねといっと

前犬といえて話せないと思いますが、

そ、そうから死んです。

こうなん、できと本当にありがとう。ごめんね。

こうちょんの彼女になれて本当にうれしかった。ごめんなさい。

こんな人とはの私と、剣丞隊でないと、母さんにくれと

いけないれというと．．．

何とこんな秋がいいとも、改めて言わなくちゃ

実を言うと、地球だ。は、もうだめとす。

実然こんなとと言って、じゃんね。

でも本当とす。

ごめんね、昨日ちらと話したんだけど

Ｋｉｎａｏｍｏｉｎｇを

Ｏｔｏｋｏｍａｅｄａ．

ＫＵＭＡＣＬＵＢ！

そして、そんなことができないのですが、

ＫＵＭＡＣＬＵＢＩ

あと、それが「今回はＭａｎｔｅｒｉｆｉｃｅ」

私も、こんな体になっていた

次、明日とホテルハ大さん。

世界中のいらんなところ、飛び回ったんだけど。

北海道たいほと、よくわかんないかも知れないけど

２００５年の夏、かかざまぶよりにすぐにいたなってます。

人も、改めてもらうも。

こちらんには楽しんないなっ、ずいぶん着んじゃなんだから、

何どうにせられないたのれなこちっぽりみんなが、いいからんらなのかな？

ごめん。多分．．．とこの度には、終わりになんかうんだか。

話は変わるけど、わと、嫁に出てた猫かと信じようと

ごめん．

．．．え、実は次の日の朝鮮人が行ったら、

来たという人なんとか。

あの時は食事ないと思って。ネットながらなかんだって、

見られたいと、近Ｃ９ネットバッサプリ。

ども，考えてなか，たけど，そしてある人も楽しかったんだよねっ

仕方なくなんか、ほんとは無かったよね。

Ｋｉｎａｅｍｏｉｇｅ

Ｏｔｏｋｏｍａｅｄａ．

ＫＵＭＡＣＬＵＢ

あと、でもできれば私はいいのですけどね

ＫＵＭＡＣＬＵＢ！

ありがとうございますのですが、

私も同人でしい話をしていたのは、

ですと、お父さんとみなさん、それにカメちゃ、大き

まだ会ったことないのと、こうちょんのお父さんが欲しく、

私の好きな人たちにはそんな楽しい寒いでも食べると、

うちは。あんと知りますど、どうやってます

私の生まれたこの街の人たちと、

蕩けないように、書きないように。

ふぅふんはそれが、出来まれた。

もう決めました

みんな、私に

ごめんなさい。

「あんわ、ごめんね。

いいかもここらちゃん、ええなんかの

「怖いとこれとありがとう。

今は、こうちゃんの方が大変なりたわ。こり

永は大丈夫。今の日ここらちゃんとこれに

生計と言っていたから。

。。いらっしも、かえば大丈夫か

ちょっとね。

Ｋｉｎａｅｍｏｉｎｇｅ

Ｏｒｏｋｏｍａｅｄａ

ＫＵＭＡＣＬＵＢ

もうすればそれまであれるのだけれども

ＫＵＭＡＣＬＵＢ！

ありがとうございますのですけどね。

来と殺しいんだ。

森茂ハ・ーったりお母さんのちゃんとダメと

ごめんなさい、ごめちゃん。もしこんな私のこと

また、好きどいとこだよならさっきの永久先を、今、これは

この冬が飛鳥店ときに、この場所に来て下さい。

えっとついと、彼女だと知っているなら．．．

こ、この度にものすぐに赤い朝練けがあります。

それが、おまけの合図です。

＞注なく大きめっと奥に来るので気をつけと。

それがどんだら少しだけはじめに．．．できりんとます

ごめんなさい。うたりさせん迷いと、深いと

うらい．．．飛んリハたとみ

さなら、またね。

それじゃ、とうすってまんっ

どちんね、ありがとう

Ｋｉｎａｏｍｏｉｇを

Ｏｔｏｋｏｍａｅｄａ．

ＫＵＭＡＣＬＵＢ！

まず、その行き方は自由になりますが、

ＫＵＭＡＣＬＵＢＩ

ありすねえ、特におかわいさずだね。

ここりちゃんと、俺たちのとて言いたいと思う。

楽しかったよ。入れない。私の全物どう。

この所んと教育に、ユッチが火とみんごく

うれしかいたとき。あなたがあ、ありがと、気持ち良いたらすい

こいちゃんと「人間」とか。私は、僕がたから、

その手紙には

「ごめんなさい」が

１４個も、

書かれていた。

１１

そういえば、

ちせに初めてもらった

ラブレターみたいなものにも、

．．

．１３

．．．．．アホ．．．

たくさんの

「ごめんなさい」か

書いてあった

そして

一緒に

小さな字で．．．

そして一緒に小さな字で．．．

ーああ．．．そうなんだ。

あの手紙にも

「私と、つき合ってください」

そう、書かれていた。

最終コ「ラブ・ソンク」（１）

夕面隊集家試

いーかげんに

してほしーよなぁ。

いつ「敵」の総攻撃が

来るかもわかんねー

つーのに。

あー

早いとこ

決着つけてー。

また、

「ちせ」をロスト？

そんな

ことよりよ、

思い出さねぇ？

ここ、高校の

教室だぜ？

数か月前までオレも

地元でこの机に

座ってたんだなーと

思ってさー。

今ゴロ

おセンチ

か？

やめろよ

最終兵器彼女□

そーだ、

机に座ったら

先生に

怒られるぞ！

イスだろ！！

．．．ざけ

んなん

高校かー

いた頃はうっとーし

かったけどさー、

今から考えると

よかったよなー。

だよなー。

右見ても

左見ても

女がいるなんて、

夢みてーな

環境だヨ

女かよ．．

あー、でもマジ

生の女子高生

見てー

それ、言えてる

わははは

あのー

ただいまー

あっ、ちょっ、

だめだめ。

高校生が

入ってきちゃい

ここはもう

自衛隊の

施設

なんだから。

や、

あ、あの

．．．すいま

せ、

しっ．．．

失礼

しましたぁ！

こちらは

ちせ一佐

だぞ！

一佐なんだ。

あたし？

えへへ．．．じゃあ

あたしのほうが

あんたらより

全然

偉いんだ。

ごめんね。

ええっ

それにしても

いっぱい

集まって

きたねぇ？

はっ！

全自衛隊員

志願兵、

総員集結

済みであります。

最終本道

決戦に向けて

全日本国民

一体と

なって．．．

ちょーど

よかった．．．

ハァッ！

ちょーど

いいで

あります！

各地で生き残った

国民もぞくぞくと

集まっております！

ひと思いに

みんな、

やっちゃうね？

はいっ、

ひと思いに

敵を紛砕で

ありますっ！

うふふ、

ねえ、あなた、

好きな人

いるかい？

は？

あの

一応、

妻が．．．

あなた

方は？

自分は

恋人が

一応．．．

自分はいませ．．．

じゃ、

命令しても

いい？

もう、みんな

自分の好きな人の

そばに行っていいわ。

はいっ。

大事な

人んとこ！

あたしさ

もう思いっきり

兵器だから、

人間の部分なんか

すごーーく

少なくなっちゃったから、

心配せんで

好きな人の

所に行きな？

だからね

もうあと、

イヤなことは

ぜーんぶあたしが

やってあげるわ。

人間同士が

殺しあうのは

よくわかんないけど、

すごく気持ち悪い

この机ね．．．

え．．．

そこ。

あたしの

机だったんだぁ．．．

アケミの机

あたしの

親友の

しっ、

失礼しました！

最終兵器彼女□

こ．．．

あたしの．．

彼氏なの

楽しかったの．．

恋をして．．．

ここね？

シュウ

ちゃんの．．．

初めて

恋人ができて．．．

ずごくすごく

毎日、明日を

楽しみに

してたの．．

思い出しちゃった。

思い出しちゃった。

全部．．．

なにもかも

思い出したく

なかったものも、

全部。

最後の

交換日記には

ちせが、

口に出せな

かった．．．

この星の

終わりについて

書かれてあった

．．．あと．．．

二日かー

なあ．．．

じゃあ、オレの

できることって

なんだ？ちせ？」

最終兵器彼女□

並んで

ねー。

ムリせんでいいって、

どうしたって

残酷だよ

はーい

熱いから

気ーつけてねー。

よーし、

だいたい

終わったなー

ひゃー！

具がない！

豚汁！！

あれ？

そお？

肉はどこ、

肉～～

あんたねー

ちょっとは

頭使ってすくい

なさいよ

食事配給所の

オレたちも

食べよーぜー。

しかし、

このメンツ

久しぶりだねー。

ホント

ねー。

びっくり

しちゃった。

ボランティア

当番

来た時。

．．．それを

ゆーなって．．．

足りない

メンツも

いるけどなー

そうだ！

ねえ、今度

クラスみんなで

集まらない

？

あ．．．

ごめ．．

おっ、いーね。

同窓会でも

やろーか？

ねっ。

やろー

やろー！

明日、集まって

計画たてよーよ。

おう、

明日な！

人か

できることって

ホントは

やっぱり人に対して

だけでしょや？

おーい、

これ、ここ

置いとくぞ。

ジャガイモ。

あっ、

すいませーん。

どーすか？

アケミの

おとーさんも！！

一杯。

明日！

だれかさんの

せーで具は

ほっとんど入っ

てないけど。

悩むほど

多くないよ。

オレっとサイズスとなって

おーい

サトミー

帰るぞー

じゃね！

がんばってね！

う、

うんっ！

おとーさん、

こっち持つよ。

いーよ。

おめーら

食いざかりが

食っとけ。

おっ、

わり。

あ、

はーい

「じゃあ、

ちせは？」

あたしは．．

兵器だもの。

人．．．殺すだけは

できるもん

おめーも

よぉ、

なに？

こーんな時に

オヤジに

つき合ってねーで

彼氏の一人や二人

いねーのか？

えー

こーんな

かわいー子に

彼氏できないわけ

ないべさ！？

興味

ないだけでさ！

最終兵器彼女ア

へー

なによー

おねーちゃんが

死んで、

おとーさんが

さみしそーだから

つき合って

やってん

のに。

へーへー

そら、どーも。

うわっ。

ー

おー

わりわり

ああっ、

なんか今、

急ーー速に、

サトミ、

ごはんよー

あ、

おかーさん。

ゴハン

なに？

イモよ

明日も

あさっとも

明日も。

あさっても

かー

ーちせ、

生き物はみな

寿命を全う

したいんじゃ

ないだろうか？」

「たとえば、それが

あっても。」

あっ、

そっ、

そーですか。

ごめんね

昨日も

来てくれた

のにー

．．．なにかシュウジに

伝言ある？

いえっ。

数日．．．数時間の違いで

ーごめんねー

シュウジまだ

戻ってないの

ちゃんと

自分の口から

言いますから。

「なあ

―それが

生きものの

幸せじゃ

ないのか？」

だめよ！

イク！！

明日こそ

ぜったいセンパイに

告白するんだから！

は

ほっとした。

センパイ

いなくてー

明日こそ。

寿命って、なんの約束？

うふっ

かっこいい

もんねぇ。

ーーまた

来たのか？

あの娘。

親バカ。

はー

シュウちゃん、

モテモテね。

あの娘には

悪いけどなぁ．．．

おーかた

好きな女の

所でも

行ってんだろ。

「シュウちゃん」は

やめろ．．．

あ、

あー

子供なんて

つまんないにゃ。

せっかく苦労して

育てても

結局、

出てっちゃうん

だもん。

年頃なのに

こんな時に

家にいるほうが

心配だべ？

それにしても

シュウジ

帰んないねぇ。

そーねぇ、

あたしも

こんな時は

ババでがまん

しよーっと。

．．．「ババ」は

やめろ。

お茶のむ？

あ？

お父さん！？

お父さん、

ホラ！

じゃ、

父ちゃん、

おやすみ。

夜中また

来るからね。

ホント。

すまんな

ふゆみ。

ヒマなくて

新しいムコも

さがしに行けんわ。

誰が、寿命、

約束してくれたんかなぁ？

ああ．．．

すごい星だね。

．．．．．．テツ

そこから

教えてよ。

じゃあ

この星には

約束を守られんで、

約束すらも知らなくて

死んでいく

「不幸な」生き物が

ほとんどかい？

明日も

いー天気

かい？

うぬぼれないで？

シュウちゃん

そんな約束が

なければ

あわれだなんて．．．

不幸だなんて．．

バカに

せんでよ

生き物

お前も

あきひんな．．．

なんにも、あわれじゃない

もー

ライフワーク

生きた。

さあ、

待ちに待った

ホッカイドーへの

パカンスに出発だ

．．．いなぁ、

もしも

生き残ったらさ

世界の有名人

「ちせちゃんのサイン、

もらってこよーぜ。

平和で

ケッコーだ

あ？

なんか言ったか？

生き物は

生き物だから、

ただ、それだけは

等しく、

たとえ、この星から見て

一瞬みたいな時間でも

たとえ、この星から見て一瞬みたいな時間でも、

産まれて

ちゃんと

生きたべや？

ちゃんと

産まれたよ。

産まれてきたよって

知ってほしくて

泣いたべさ？

これでおとーさん

６敗めだよ。

あーあ、

だめじゃん。

でも、

まー、

けっこー

上達したよ、

昨日より。

ほんじゃもーーゲーム

行く？

パーパ！

カズちゃん！

うるさいなー

ママ、

今いーとこ

なのにー

これっ．．．！

．．．ちせから．．．

あたしたちは

不幸じゃない。

それでも

恋をする。

生き物は

どんなに謝っても

許されないコトを

たくさんする

他をキスつけ

ワガママを通し、

あたしね、

アケミに報告が

たくさんあるんだ。

好きな人と

一つになる。

たくさんの罪の上に成り立ちあたしたちの生を生き、

たくさんの罪の

上に成り立ち

あたしたちの

生を生き

せめて

せいいっぱい

恋をする。

きっと

そのことだけは

きっとそのことだけは、

人は、

許されてる。

．．．ああ．．．

．．．あの．．．バカ．．

いいこらちゃん

好きどいとくれるなら

人が恐れるときに

ふども飛みだと

．．．一日．．．早ぇーべや．．

ご来て下さい。

手って下さい。

たものすごく赤い肌が

終わりの

り合図です。

次から世界に来るので気をつけて。

受けがあります

少しだけ肉とおいて、

最終動「ラブ・ソング」（１２）

ぼくに、なにができる？

答えの出ない想いを

ぐるぐるとめぐらせ、

眠れないまま夜を過ごした。

この星のことは考えなかった。

今更考えても仕方のないことだし

本当は気付いていながら

なんにもしてこなかった僕が

センチメンタルに想うのは

おこがましい気がしたから、

短い夜の間に

小さめの地震が三度ほどあった。

うとうとし始めたのは

もう、朝方になってのことだった。

あの．．．バカ．．．

．．．ああ．．．

．．．一日．．．早ぇーべや．．

だから

２、３日って

いたべき

こんな

大事

アバウトに

ゆーなっつーの！

ほどなく

大きめの地震が

くるから

気をつけて

気をつけてって．．．

そーゆー問題じゃ

ねーだろ．．．

ーったく、

あいかわらず

「ちせフィルター」

通してっから

実感がわかねーべや．．．

ものすごく

赤い朝焼けがきます

それが、

終わりの合図です。

ーそーゆー

問題じゃ．．．

なるべく

放課後

僕ちせの言葉は．．．

そう、あの時から

テずっとたは、

こんな感じだった。

出撃ないよ

するって

言ってた

最終兵器彼女□

はっ

のん！！すぎる．．．

あ．．．わかん

地震が全部

今日のフィルク

出してくるって

ゆーのが、

だけど、一度もウソはなかった。

僕のピウソはなかった。

上げてるだけ

気がつくと、走り始めていた

走り始めていた

なんでだ．．．

はぁ

考えてみれば

世の中に起こる

どんなできことも、

なんでオレは

走ってんだ？

はぁ

そのほとんどが

フィルタリをかぶせて

ほぐらに伝わる。

はぁ

だから、

実感がわかない

ちせとの

約束は？

ちくしょうオレ、

どこへ行くって

ゆーんだ。

考えても

答えなんか出ない。

でも現実は