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佐藤秀峰

えーえ全版

移植編

JusToNCEMORE

GivE,MYREGARDSTOBLACKJAGK

努力

シャック

て、

よろしく

完全版

第39話「執着

第40話「小さな17歳

第41話、プロボーズ

第18話、拒絶

第23話動き出した時間

第44話「友達

第45話「告白

第46話、ふそろいの遺物物

そこで大丈夫かな

あんっ、

37大臣に

しかし

あれだってな

臓器移植って

いうのか...?

ここの親は

息子の臓器をよそに

やっちまったん

だってな...

一体それで

いくら

もらったんだか

まったく

ひどい話さ...

善福斎場

ギ音

_福吝

第39話「執着

息子の死を

金に換えてしまうん

だからな.....

オオオ

青年は

死んだので

しょうか...?

彼の腎臓は

私の中で生きて

います...

もしかしたら

この腎臓が

私の体内で

生き続けるという

ことは...

青年が

生き続けるという

ことにはならない

でしょうか..?

仮に私が

移植した腎臓を

取り出した

ところで......

彼が再び

歩き回ることは

ありません...

私に腎臓をくれた

青年の分まで

精一杯生きること

が.....

私に課せられた

使命なのだと

思います...

どうだった

...?

お葬式は...:

うん...

ご両親が

浩さんの臓器を

お金で売ったと

思ってる人達も

いたみたい...

まだまだ

移植って誤解が

多いんだね...

僕は自分が

脳死になったら

それを

受け取った人

にも...

臓器は提供

してもいいと

思ってるけどな

無償の善意

という言葉が

信じられないの

かな...?

罪悪感なんて

持って欲しくない

よ...

私は自分が

脳死になったと

しても...

絶対に臓器は

提供しない...

自分の親に

あんな思いは

させたくないし

...

ごめん

.....

無償の善意

なんて信じて

ないから...

もしも私が

脳死に

なったら.....

誰も見ていない

ところで

そっと......

そのまま静かに

死なせて

欲しいな...

斎藤先生に

人工呼吸器を

外して欲しい...

ロープが

ほどけてる

イイ子

だね~~~

おウチの人は

どこに

行っちゃったの

かな~~?

どこの子

かしら...?

あらあら

すいません。

皆川さん

...

ちゃんと

つないでおいた

つもりなんです

けど。

今度

僕.....

実家に顔を

出そうと思って

るんだ......

考えてみたら

赤城さんに腎臓を

あげることを

両親に言ってないし

手術の前に

一度色々と

話さなきゃと

思って...

もし

よかったらさ

.....

皆川さんも

一緒に行かない

かな...?

私は...

それ以上なんて

考えられないよ

.....

今こうして

あなたの目の前に

いることで

精一杯なの...

それに...

由紀子って

呼ぶ約束でしょ

...?

次保部材、食料品に行った

先生はどうして

ダンナさんと

結婚したんですか

...?

何よ急に。

プライベートは

関係ない

でしょ?

すいません

.....

どうして

そんなことを

聞こうと

思ったの?

いえ...

何かコツでも

あるのかと

思いまして...

結婚のコツ

はあ...

まあ

あの人の場合

浮気性だから、

どんな証拠を

つきつけようが

刃物をつきつけ

ようが...

最後はそれを

許せるか

というのは

あるわね

その上であの人の

偉いところは、

浮気がバレても

認めないところね

その点

あなたは最低

ね.....

二股をかけてる

ことを

自分からわざわざ

バラしたあげく...

絶対に彼は

シラを

切り通すのよ...

相手の女の存在を

彼女に

認めさせようと

するんだから...

二股だ

なんて...

ホラ

またいい子

ぶる。

でもまあ

皆川さんも

そのうち

気づくんじゃ

ないかしら...

セックス

しなきゃ

浮気じゃない

とでも

思ってるワケ?

どっちみち

相手に執着して

離れられない関係に

なるなら.....

憎むことも

愛することも

同じ意味だって

.....

憎むよりも

愛したほうが

マシだってこと

にね.....

つまり

先生は...

自分もそうだと

おっしゃりたいん

ですか.....?

だって

忘れられるわけが

ないじゃない...

あの娘を

死なせたのは

私とあの人

なんだもの...

赤城カオリ

「221に

こんばんは

い!

どうですか

調子は?

今日は

落ち着いてる

わね...

どうかしたの

いえ...

今日はもう

帰るので

ごあいさつを

赤城さん

ん...?

あの...

お休みなさい

.....

キャィ

...

一人かね...?

近頃は

雨ばかり

だな...

まあ病院は

雨でも患者は

来るがね.....

色々とご迷惑を

おかけして

います。

状況は厳しい

な.....

倫理委員会への

根回しもして

下さっていると

お聞きしました。

やはり

先日の脳死移植が

ひびいている

ようだ...

でもまあ

挽回してみせる

よ...

倫理委員会の

連中も慎重に

なってる.....

君は提供者として

体調をしっかり

管理していれば

いい...

教授......

昔、泌尿器科で

何があったん

ですか...?

先程も

ムツミ先生と

話していました

だけど

あの娘のことを

忘れられないと

言ったきり

何も教えて

くれません...

私には娘が

一人いてね...

娘は腎臓病で

20歳の時に死んで

しまったが...

17歳の頃に

一度腎臓を

移植したことが

あってね......

その時の

執刀医が近藤君

でね.....

斉藤君...

ちょっとそこの

物入れを開けて

くれんかね...?

ムツミちゃんが

言ってるのは

その時のことじゃ

ないかな...

娘の写真が

入ってるはず

なんだが...

やせ

娘だ...

何歳の頃の

写真に見える

かわ...?

え...?

10歳くらい

ですか...?

10歳か

......

残念ながら

はずれだな

.....

17歳だよ...

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

昔は透析の技術も

今のように発達して

いなくてね...

血液中の毒素と

一緒に...

だから

子供に透析を

始めるとな.....

成長に必要な

成分までろ過

してしまって

いたんだな...

その子の成長は

そこで止まって

しまうんだよ

この写真を

撮った時

娘は17歳

だけど姿は

透析を始めた

110歳の時の

ままさ...

第40話小さなI7歳

君は大学は

永大かね...?

あ...

はい...

私はT大の

出身でね

......

腎移植の

研究をやりたくて

永大に入局して

きたんだ...

当時T大には

すでに

泌尿器科が

あった...

トップに立って

研究を進めるには

上の連中が

多すぎる.....

その点永大には

その頃泌尿器科

という独立した科は

なくてね...

どちらへ

行かれるん

ですか...?

キャァァ

私の家だ

......

あ...

あの...

気兼ねは

いらん.....

ちょっと

寄っていかん

かね...?

独り暮らし

だ...

まあ

飲みなさい

......

永大へ来て

まず私がやった

ことは...

他科の医師向けに

腎臓病の研究会を

開くことだった

...

毎週病院の

会議室を

借り切ってな

...

ところがこれが

医者の参加者が

まったく

集まらなくて

ね......

1年それを

続けたよ...

腎臓病への

理解と

移植の重要性を

説こうと思った

永大の医者は

他大学出身者に

冷たい...

来るのは

看護や技士が

2〜3人ばかり

相変わらず

参加者は

増えなかった

が.....

実はそれが

狙いだった

......

結果的に

腎臓については

誰も口出しできなく

なったのさ...

永大で

腎臓の専門医を

名乗れるのは

私だけになった

よ...

そして

それが...

どうしたね

...?

やがて

泌尿器科の

設立へと

つながって

いったんだ...

老人の

思い出話は

退屈かね...?

いえ...

教授のような

方のお宅に

お邪魔させて

いただくのは

初めてでした

ので.....

妻とは

10年以上前に

離婚してね...

一人じゃ

大きな家にいても

仕方ないので

ここに移って

きたんだ.....

その絵を

見てるとさ

.....

何年か前に

部屋が殺風景

なので絵を一枚

買ったんだよ...

しみじみと

思うんだな

...

私の人生は

この絵

一枚だった...

医療にあけくれた

結果、残ったのは

これだけだってな

......

ご謙遜です

...

昔は腎臓病の

治療自体が

未発達な分野

だったからな...

一人の医者が

透析もやれば

移植の研究も

したし.....

とにかく腎臓病を

何とかしようと

みんなで知恵を

しぼったものさ

当然のごとく

家族など

かえりみなかった

......

犬の腎臓を

取り出して

他の犬に

くっつけたり

何でもやったね

娘の病気が

発覚したのは

そんな頃さ...

「1

透析の導入と

ともに

娘の成長は

止まり...

時代は

脳死者からの

臓器移植に

向かっていた...

つまり君の話を

まとめると

こういうこと

かね...?

退院した女性患者の

回復を祝い

自宅で当該患者と

親睦を深めるため

性行為をしていた

ところ.....

突然、同僚の

ムツミちゃんが現れ

君と女性に

暴力を振るったと

性行為は

いたして

おりません

分かった

分かった。

突然女性が

服を脱ぎ始めたため

症状の再発を疑い

介抱しておりました。

女性にもその気が

あったなら

これ以上問題には

してこないだろう。

後は私が

以後、

処理しておくから

気をつけなさい。

そろそろ

身を固めたら

どうだね?

君は優秀だが

ヤンチャが

過ぎる

近藤君...

女で失敗する

ことほど

つまらんことは

ないぞ。

ここだ...

美和。

新しい先生を

連れてきたよ

ごあいさつ

なさい

ちょっと

待って...

占い?

そこにいる

新しい先生との

相性.....

今、トランプで

占いをしてる

から...

一体何を

占っているん

だね?

あーあ...

こりゃダメ

だわ...

ちょっとした

遊びよ...

初めまして

美和ちゃん

パパ、

この先生

替えたほうが

いいかも...

今日から

あなたの主治医を

務めさせてもらう

近藤です

初めまして。

高輪美和です。

まったく

因果なもの

だよ...

よりによって

自分の娘が

移植が必要に

なるんだからな

.....

それで

教授......

ご相談と

いいますのは

...?

3日前...

ある青年が

救急に運ばれて

きた...

海水浴で

事故に遭い

脳に

大きなダメージを

受けている...

現在

自発呼吸がなく、

ほぼ脳死状態と

言っていいだろう

...

青年の腎臓

を.....

娘に移植

したい...

君に執刀を

依頼したいん

だが...

青年の腎臓が

娘さんに適合する

という保証は

あるのですか?

救急には

以前から

手を回してある

すでに血液を

入手し

検査済みだ

......

あぁ〜〜〜っ!!

あ、ありがとう。

あいつの間の

娘に移植が

必要だと

分かった時...

だが

私達の腎臓は

娘に合わなかった

だとすれば

後は他人から

腎臓をもらうしか

ない...

私と妻は

すぐに

適合検査を

受けたよ...

できるだけ

新鮮な死体から

腎臓を取るしか

ないんだ.....

倫理委員会は

どうしますか?

自分の娘を

救うために

脳死の青年から

腎臓を取り出す

という話を...

倫理委員会が

認めるとは到底

思えませんが...

現在のところ

脳死者からの

腎臓摘出について

それどころか

移植学会は

それを推奨して

いる.....

法的な縛りは

厳格な意味では

ない...

脳死者から

どんどん腎臓を

取り出せと...

移植の

専門家集団が

後押しをしている

状態だ.....

今、時代は

脳死者の臓器を

めぐって

揺れている...

脳死は

人の死か

否か...?

移植は

医療か

殺人か...?

その議論の

カギをにぎる

臓器が腎臓だ

脳死者からの移植に

問題がないことを

アピールする

ためには...

腎移植こそが

先陣を切るべき

分野なのだ...

腎臓は体内に

二つあって

一つ取っても

死なない...

移植学会の方針を

前面に出せば

倫理委員会は

クリアできる...

君は脳死の

青年の両親を

説得し...

やり方は

君に

任せるよ.....

腎臓摘出の

許可を取って

欲しい...

この移植の成功が

そのまま君の

実績となるん

だからな.....

ピッ

じ...

...

珍しいわね。

あなたが

約束の時間より

早く来るなんて。

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

何よ

コレ...?

さっき

花屋の前を

通りかかったら

キレイだった

からさ.....

ムツミちゃんの

部屋にどうかと

思って...

第41話プロポー

花でも

贈っときゃ

女が喜ぶとでも

思ってるの?

どうせなら

もっと実用性の

あるものを

よこしなさいよ。

大体が

この程度で

許してもらおう

ってのが

甘いのよ

誠意を

見せなさいよ

誠意を。

この浮気者が

何の話

だっけ...?

それ...

ほほう...

そうきました

か...

アンタ

自分がモテると

カン違い

してるんじゃ

ないの...?

私をナメるん

じゃないわよ

......

今度は

その程度の

傷じゃ

済まさないわよ

パカッ

僕と結婚して

くれませんか?

な...

オレじゃ

ダメかな...?

何よ

急に...?

何か

あったの...?

別に...

オレには

ムツミちゃんが

必要なんだ

......

好きなだけ

だよ...

だから

ずっとそばに

いて欲しい...

やっぱり

変だ.....

何かあったん

じゃない...?

上手く

言えないけど

さ...

君に肯定

されたいんだ

......

ムツミちゃんは

他の女とは

違う感じが

するんだ......

もしも

自分で自分に

自信がなくなった

時でも...

君が大丈夫って

言ってくれたら

大丈夫な気が

するんだ.....

何かあったの

...?

救急に

運ばれてきた

ある青年が

脳死になった...

あなた

少し弱ってる

わ...

さっき教授に

呼び出されたん

だ.....

おそらく

あと2〜3日中に

臨時の倫理委員会が

開かれるだろう...

オレは明日

青年の家族を説得し

腎臓を摘出する

許可を得る...

その青年の

腎臓を取り出して

教授の娘さんに

移植する.....

そして

倫理委員会を

通過すれば

手術が行われること

になる...

バカにしない

でよ...

私はあなたの

保護者じゃない

のよ。

何が“君が

大丈夫って

言ってくれたら

大丈夫”よ?

自分が何を

しようと

しているのか

考えなさい

今にも死にそうな

人間から

腎臓を取り出す

なんて...

それこそ

殺人行為よ

.....

脳死になったら

どっちみち

何日かで

死ぬじゃん...

だったら

その何日かを

待ちなさいよ

......

今時代は

脳死臓器移植に

向かっている

.....

腎臓は心停止後

48時間まで

移植可能よ...

その中にあって

この手術は

意義のある一歩だと

思わないのか...?

移植学会も

脳死者からの

腎移植を

推奨している...

これは

時代の要請

なんだ...!!

誰の

受け売りよ

脳死は

人の死だ

...

脳死は

人の死じゃ

ないわ。

自分の言葉で

しゃべりなさい

臓器を

取り出すことに

問題はない

臓器摘出は

殺人よ。

だけどそれで

救われる命が

あるんだぞ...!

殺人を

正当化する

理由には

ならないわ。

倫理的な判断は

倫理委員会に

任せれば

いいじゃないか!?

これは上司の

命令だぞ!!

じゃあ私に

相談する理由も

ないんじゃない

自分に自信が

あるなら私に

肯定してもらう

必要もないでしょ?

青年の心臓が

止まるまで

待ちなさい...

移植の話は

それからでも

間に合うわ

...

そしてまた

明日は

変わらない

のか...?

日本の移植は

世界から10年以上

遅れている...

理由は

脳死者からの

移植が進まない

からだ......

脳死者からの

移植は世界では

すでに常識だ

...

なぜそれが

日本では

ダメなんだ...?

移植という

技術があれば

救える命が何万と

あるんだぞ...

なぜ救っちゃ

いけないんだ

!?

日本人が海外へ

移植を

受けに行くと

何て言われるか

知ってるか...?

海外で移植を

受けるためには

それこそ

億単位の

金がかかる...

〝また日本人が

臓器を金で

買いに来たぞ!

ただ生きるために

なぜそんな金が

かからなきゃ

いけないんだ...?

技術は

あるんだぞ

.....

なぜ使っちゃ

いけないんだ

...?

何もできない

なら.....

外科医なんて

いなくても

同じじゃないか...!!

これは

いらないわ

だって

私は...

あなたを

肯定できない

もの...

実は今日

ご両親に

お話しさせて

いただくのは...

息子さんの

治療についてでは

ありません...

脳死という

言葉をご存じ

でしょうか...?

脳死とは

脳幹を含む

全脳の機能の

不可逆的な停止を

指します

息子さんの

腎臓を必要として

いらっしゃる方が

います...

率直に

申し上げます

.....

その方のために

腎臓を提供して

いただけない

でしょうか...?

なかもと

わざわざ

集まって

もらって

すいません

.....

実は次期教授と

目される皆さんに

お願いが

ありましてね

数日前

救急で

脳死ドナーが

出ました...

脳死ドナー?

先ほど

ご家族には承諾を

得ました...

水難事故で

脳死となった

20歳の青年です。

.....

その青年の腎臓を

現在泌尿器科に

入院している

私の娘に

移植したいんですよ

つきましては

この件に関して

皆さんのお力を

お借りできません

かね...?

外様の私じゃ

どうにも

倫理委員会を

通過できそうに

ありませんので

......

ムチャだな

......

いくら時代が

脳死者からの移植に

向かっていると

言ってもな...

その手術が

行われれば

永大初の

脳死腎移植

となる...

万が一にも

世間から批判を

受けるような

ことが

あっては

ならん.....

自分の娘と

いうのは

公私混同だろ

...

逆ですよ

私の娘を1例目に

使えば、少なくとも

レシピエント側の

批判を受けることは

絶対にない...

私の娘を

差し出します

次の時代の扉を

開けませんか

.....?

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

ねえ

先生...

どうして

私に腎臓をくれる

人に会わせて

くれないの?

会って

お礼を

言いたいの

これじゃ

悪いことをしてる

みたいだわ

それに

私...

どんな人か

知らない人の

腎臓を移植する

なんて怖いわ

そして今までのことを言っていましたが、それではないということがありませんが、

それでも、それだけではないと思っていたのですが、これまではありませんが、

それはそれだけではないのですが、それでもいいでしょ

そういうことはありませんが、それではないのですが、

Anglarker

第42話

動き出した時間

それが

始まりだった

......

一度

踏み越えて

しまえば

後は簡単さ...

その後の

5年間で

10例近く

切りまくったよ

...

救急に

べったり

張り付いてな

脳死者が出る度に

家族に頭を下げに

行くんだ.....

近藤君は

家族の前で

土下座をするのが

持ち芸でな...

救急の連中からは

〝土下座君〟と

揶揄されていたよ

倫理委員会も

二度目以降は

うるさいことは

言わなかった...

こうして

永大は一気に

脳死腎移植施設への

道をかけあがって

いったのさ...

娘さんの術後の

経過は

どうだったん

ですか...?

拒絶反応が

ひどかった

.....

苦労したよ

だが治療とは

別にね...

娘の体に

ある変化が

現れたんだ...

下手すりゃ

透析を

続けてたほうが

楽なんじゃないか

ってくらいにね...

変化...?

体が成長を

始めたんだよ

.....

背が伸びて

体が大きく

なったんだ

それまで

着ていた服が

小さくて

着れなくなった

止まっていた

娘の時間が

動き出したんだ

ちょっと

遅いよ!

先生!

先生

次行くよ

次~~!

ちょっと

待ってよ

美和ちゃん

.....

急いでよ

もう~~

こっちは

荷物持ってるん

だから.....

まったく

美和ちゃんは

人使いが荒いん

だから...

だって先生は

パパの部下

なんでしょ?

ねえ先生

私ホコ天に

行きたい。

オレは君の

主治医であって

家来じゃないん

だけどなあ...

ダメダメ。

だったら

私の言うことも

聞きなさいよ。

本当はこんな

人ゴミには

来るべきじゃ

ないんだ。

まだ

行ったこと

ないの。

君は

免疫抑制剤を

飲んでるから

感染症に

かかりやすいんだ

今日は医者の

オレがいるから

特別なんだぞ

救急で

脳死の患者が

出た...

血液のサンプルは

とってあるので

適合する患者を

検索してくれ...

家族への説明の

ほうも

君に任せるよ

...

教授!!

この店BB

!!

ヒッド~~い

こんな美女を

目の前にして

病気になっても

絶対永大だけは

行かな~~い

ブス

アンド

ババア!!

ウルセー!!

やらせない女は

全員ブスだ!!

美女と

呼ばれたかったら

黙って股

開きやがれ!!

オレと

セックス

したい娘

この指

止ーまれ♪

ところで

近藤君...

娘の様子は

どうだね...?

思わしく

ありませんね

......

薬の量は

増やしたのか

免疫抑制剤は

先週から

増やしています

このままでは

いずれ移植した

腎臓が機能しなく

なる可能性が

あります.....

他にも

色々と手を

尽くしているの

ですが...

大変です

先生!!

教授も

近藤先生も

いらっしゃら

なくて...

美和ちゃんが

下腹部から

出血しています。

!!

...

夜間の見回りに

行きましたら

.....

病気じゃ

ないわ...

大人...?

あなたは

大人の女性に

なったのよ...

そうよ。

もしも

お父さんや

近藤先生に

話しづらいことが

あったら

私に言ってね。

これからきっと

胸がふくらんで

お尻も大きく

なってくるわ

女同士にしか

分からない話も

あるでしょ?

大人って

どういうこと

...?

難しい質問ね

......

たぶん大人って

いうのは

相対的なもので

......

昨日と比べて

少しでも

成長していたら

.....

昨日より大人に

なったって

ことでしか

ないと思うわ...

〝大人の条件〟と

言えるような

絶対的なものは

ないんじゃない

かしら...?

言ってる意味は

分かるわよね

美和ちゃんは

もう18歳だもの

先生は

占いって

信じる?

占い?

そうね。

いい占い

だったら

信じるわ

じゃあ

運命は?

運命かー

......

じゃあ私が

腎不全に

なったのは

運命かな...?

仮に決まってたと

してもさーー...

それには従いたくは

ないわねー

.....

先生...

誰が

言ってたの

...?

近藤先生が

言ってたの...

移植に

反対って

本当...?

美和ちゃんと

話すのは私は

今日が初めて

よね...?

もしも

私に向かって

“移植はダメだ!って

言う人が

いたとしても...

移植に反対の

人もいるけど

気にするなって

その人は

間違った人だから

気にしなくて

いいって...

美和ちゃんは

移植について

どう思ってるの

...?

分からないわ

よ...

もちろん

移植ができて

良かったことは

たくさんあるわ

だけど...

だって私は

自分に腎臓をくれた

人に会ったことも

ないんだもの...

後悔してる

の...?

背も伸びたし

水も自由に飲める

ようになったし

本当にこれで

良かったのかな

って......

近藤先生は

脳死者からの

移植は世界の

常識だって

言うけれど...

常識が

正しいとは

限らない

でしょう...?

脳死を

人の死と

することは

......

パパはなぜ

脳死者の腎臓を

私に移植したの

かしら...?

だって腎臓は

心臓が

止まってからでも

移植できるん

でしょう...?

日本人の

価値観には

なじまないわ

...

だったら

何で

それまで

待たなかったの

かしら...?

私腎臓が

移植できて

嬉しかった

.....

パパは私に

少しでも早く

移植を

したかったの

かな...?

これは

本当よ...

それともパパは

私を実験台に

したのかな...?

少しでも

良い状態の腎臓を

移植したかったの

かな...?

美和ちゃん

君に移植した

腎臓は

残念ながら

もうほとんど

機能していない

オレの話を

落ち着いて

最後まで

聞いてくれるかな

...?

残念だけど

.....

このまま

体内に残しても

メリットが

ないんだ

手術をして

取り出そうか

...

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

美和ちゃん

...

オレの話を

落ち着いて

最後まで聞いて

くれるかな...?

君に移植した腎臓は

残念ながら

もうほとんど

機能していない...

残念だけど

手術をして

取り出そうか

...

このまま

体内に残しても

メリットが

ないんだ...

第43話拒絶

パパを呼んで

ねえ

パパ.....

近藤先生ったら

私の腎臓を

取り出そうって

言うの.....

この先生

嫌だわ...

担当の先生を

替えてよ

.....

最初から

何か嫌だと

思ってたのよね

美和...

近藤先生は

十分に手を

尽くした...

そしたら

私の病気も

良くなるから

移植した腎臓が

再び機能を

回復することは

ないんだよ...

取り出すしか

ないんだ.....

絶対...?

絶対だ

だけど

腎臓って

何回でも

移植できるん

でしょう...?

また

私に合う腎臓を

見つけてきてよ..

パパ...

脳死者ので

いいから...

無理だ

......

自分の娘のために

二度も脳死者から

腎臓を取り出す

というのは...

美和はもう

移植は

受けられない

じゃあ

死んだ人から

取り出せば

いいじゃない

死体腎でも

同じ事だ

......

医療の公平性

という観点から

さすがに病院が

許さないだろう

......

じゃあ

外国に

連れてってよ

......

これは

一度しか使えない

カードだったんだ

アメリカに行けば

脳死移植

してくれるん

でしょ...?

国外で

移植を受けるには

多額の金がかかる

それは金で

外国人の臓器を

買うに等しい

行為だ......

お金が

もったいないの

...?

私は日本の

医療人だ

.....

パパは

私のパパ

でしょ...?

自国での移植を

可能にしない限り

多くの国内の

患者は救えない

必ず

法律を作る

...

脳死臓器移植法を

成立させ

移植の機会を

大幅に増やして

みせる.....

やっぱりパパは

私を

実験台にしただけ

だったんだね...

美和ちゃん

頼むから

こっちを向いて

くれよ...

落ち込むこと

じゃないよ

透析に戻る

だけなんだから

どうして

黙ってたの

...?

黙る...?

パパが腎臓を

取り出そうと

言った時

...

どうして

何も言って

くれなかった

の...?

結局先生は

パパの言いなり

じゃない...

摘出は

医学的にみて

適切な判断だよ

オレが

反対する話じゃ

ない...

私のことなんて

何も考えて

ないのよ...

いつもは

よくしゃべる

クセに...

二度と

顔も見たくないわ

担当医を

替えるべきかも

しれないな...

あれで美和も

頑固なところが

ある.....

もう一度

君が信頼を

取り戻すのは

難しいかも

しれん...

美和。

新しい先生を

連れてきたよ。

薬を飲もうと

してくれないん

ですよ...

正直言って

僕も初めから

担当してた

わけじゃ

ないんで...

教授からも

言っていただけ

ませんか?

教授.....

こんばんは

みんな

心配してる

わよ。

薬を飲もうと

しないって...

私ね...

これから技術が

発達してくれば

体も今より

楽になるし...

何も

悲観すること

ばかりじゃ

ないわ...

透析も

悪い治療じゃ

ないと

思ってるの

透析をしていても

背が伸びる時代が

くると思うの...

先生も

パパに頼まれて

来たの...?

ここに

来たのは

私の意思よ。

誰かの命令じゃ

ないわ

じゃあ

ボランティア

私は

この仕事が

好きなの

もしも

私のしたことが

誰かのために

なるのなら、

何で

そんなことを

するの?

お金のためだけに

やってるわけじゃ

ないわ。

こんな

素敵なことは

ないでしょ?

あなたの役に

立ちたいの

それだけじゃ

ダメかな?

先生はどうして

移植に反対なの

...?

何でかな

...?

従来の医学には

三兆候死という

概念があって

心臓と呼吸が

止まって

瞳孔が開くことを

死と捉えてきたの

もちろん

三兆候死の後も

腎臓は移植に

使えるくらいだし

.....

細胞が完全に

死滅するまでは

死ではないという

考え方もできるわ

結局は

どこからが死なのか

というのは

線の引き方の問題

かもしれないけど...

私は

脳死が

人の死だとは

思えないの...

脳死の人を

見たことが

あるかな...?

見た目は

人工呼吸器を

つけている以外、

寝てる人と

変わらないわ...

メスを入れようと

したら血圧が

上がった例も

報告されて

いるし...

時々、

体を動かす人も

いるわ...

体は温かいし

心臓も

動いているわ

実際、手術の時は

麻酔をして

臓器を取り出すの

よ...

私に

腎臓をくれた人も

そうだったの...?

10月19日

...

おまえはまだまだ

おまえは...

20歳の元気な

青年だった

そうよ...

海水浴で溺れて

脳死状態になって

しまったん

ですって

入院中は

よくなく

同い歳くらいの

若者が

お見舞いに

来てたって...

亡くなったのは

腎臓摘出から

3日後...

もしかしたら

同じ学校の仲間

だったのかしらね

...?

ご両親

泣いてたな

......

私が死なせたの

...?

私は...

してはいけない

ことを

してしまったの

...?

泣いて

いいのよ...

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

ホラ見て

先生!

...

これで

5回目よ!

こんなカードが

続くことなんて

めったにないの

よ。

占い的には

私と先生の相性は

バッチリね

血液型は

Oだっけ?

私もOだから

一緒ね。

えーと...

OとOの人の

相性って

どうだった

かしら?

最近やけに

論文を読んでる

そうじゃないか

あの近藤先生が

夜遊びを

やめたって

評判だぞ...

しかし

皮肉な

もんだな...

娘が

担当医を

ムツミちゃんに

替えてくれと

言ってきたよ...

このままでは

仮に娘が

再移植の機会に

恵まれたと

しても...

よりによって

娘が

ムツミちゃんに

なつくなんて

本人がそれを

拒否するんじゃ

ないかと

心配でね...

ねえ

美和ちゃん。

やめてよ

先生...

もしも

もう一度

移植が受けら

れるとしたら

受けたい?

そんな

可能性のない話

受けたいに

決まってる

じゃない...

お話というのは

それだけですか

...?

一連の

脳死移植が

評価された

ようだ...

実は

厚生省の

脳死研究班の

メンバーに

選ばれてね...

私は本気で

法律を作る

つもりだ.....

そして

そのためなら

...

これで

立法に向け

国にも

一歩食い込んだ

よ...

もう一度

娘に移植を

受けさせる

ためにな...

障害となるものは

全て排除する

だろう...

何か用?

いまさら

あなたと

話したいこと

なんて

ないんだけど

美和ちゃんに

かかわるのを

やめるんだ

私は

美和ちゃんの

役に立ちたい

だけよ...

このままじゃ

ムツミちゃん...

飛ばされるぞ...

別の腹は

ないわ...

あなた達こそ

美和ちゃんを

オモチャに

しないで。

オレは

ムツミちゃんの

ためを思って

忠告して

いるんだぞ...

彼女の人格を

尊重すべきだわ

永大にいられなく

なっても

いいのか...?

私は自分を

曲げるつもりは

ないわ...

たとえ相手が

教授だろうとね

それより

あなたは一体

何なのよ...?

自分じゃ

上手く世渡り

してるつもりかも

しれないけど...

その先に

〝自分〟はあるの

...?

結局都合よく

教授に

使われている

だけじゃない...

オレは.....

ムツミちゃんを

守りたいだけだ

.....

だから

ダメなのよ...

男は...

私達が守らなきゃ

いけない相手は

美和ちゃんでしょ

...?

美和ちゃん

......

オレに

もう一度だけ

チャンスを

くれないかな

...?

オレが

間違っていた

......

君の治療は

オレが最後まで

責任をとりたい

頼む...

たとえ

何があろうと

引き下がる

べきじゃ

なかったんだ...

他の誰にも

渡したくないんだ

だけど先生は

パパの味方

なんでしょ

...?

もう一度

オレに君の担当医を

やらせてくれないか

...?

美和ちゃん

.....

オレは

いつだって

君のことを

考えている

.....

もしかすると

完全に君という

人間の味方とは

言えないかも

しれないけど

少なくとも

君の病気を

どうすれば

いいか

いつも

考えている...

オレは

君が病気と

闘い続ける限り

絶対に

君のそばを

離れない...

パパが

担当医を

替えると

言っても...?

離れない

......

君の主治医は

オレだ.....

じゃあ私が

パパに先生を

替えてくれと

言ったら...?

離れない

そんなの

現実的じゃ

ないわ...

絶対に

離れない...

嘘.....

君はオレの

患者だ...

オレを

信じろ...

一度だけ

オレを信じて

くれないか...?

どうして

僕の前だと

薬を飲んで

くれないのか

なぁ?

ムツミ先生に

言われた時は

飲んでるんだろ

...?

どっちにしても

同じことなんだ

よ。

美和ちゃん

...

困るんだよ

なぁ.....

薬のオーダー

出してるのは

僕なんだから

......

僕が教授に

怒られちゃうじゃ

ないか...

私ね...

ママが

いないことには

慣れてるの...

仕事も忙しい

みたいだし

...

逆に

病院にいれば

パパにも

会えるしさ...

ねえ

先生...

海外出張も多くて

日本に

いることのほうが

少ないくらい

だから.....

病気だからって

家族の負担に

なるのも

嫌だから.....

なんで私

あんなに

近藤先生に

怒っちゃったん

だろ...?

近藤先生が

私の腎臓を

取り出そうって

言ったのは...

ねえ

先生...

私の体を

気遣って

くれたから

なのよね...

好きな人って

いる...?

人を好きに

なるって

どんな

感じかな...?

そうね......

すごく

優しい気持ちに

なったり......

どんな感じかな

......

すごく

意地悪に

なったり...

素敵なことだと

思うわ...

誰かのことを

あんなに

考えるなんて

ないことかも

しれないし...

いろんな

自分に出会える

から...

なんだか

嬉しいな

...

ねえ

美和ちゃん

.....

美和ちゃんと

こんな話が

できるなんて

え?

私達

友達になろう

か...?

友達。

ただ好きだから

一緒にいる関係

友達って

どうすれば

いいの...?

別に普通よ。

おしゃべりしたり

一緒に遊びに

行ったり...

遊びって

何...?

だから

普通よ

分からないわよ

.....

私.....

一緒に買い物に

行ったり

映画を観たり

......

ずっと

一人だったから

コンッ

何だよ

話って...?

もう

話したいこと

なんて

なかったんじゃ

ないのかよ?

この間

あなたと

話してから

ずっと考えてたの

...

どうすることに

したんだよ?

どうすることが

美和ちゃんに

とって

一番いいこと

なのか...?

見てよ

コレ...

こういうことを

運命って

言うのかしら...

確率で言えば

100分の1以下よ

...

私と美和ちゃんの

白血球の型を

調べたの...

何の話だよ

...?

それから、

F別

んっ、099601

受付b

受付日

全ての項目が

ぴったりと

一致していたの

まったくの

他人同士なのにね

...

Culuxues:

...Locus

C.Locus

後はあなたに

任せるわ...

お...おい...

ちょっと

待てよ...

お願いが

あるの...

私は医師として

美和ちゃんに

かかわるのを

もうやめるから...

何言ってるん

だよ...?

だから

何言ってるん

だよ?

わけ分かん

ねーよ!

他の人に

身体を

触れられたく

ないの...

執刀は

あなたがして

.....

あなたの手で

私にメスを入れて

...

美和ちゃんに

あげるわ...

第44話(D)

私の腎臓

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

黒黒年の2018年の日本人は、無理なのですそんなことで、ここまで11月24日日土日

2017年8月20日2018年10月29日でもこんなんだったのか

ロ野軍官宮宮野野県月日日金曜日日月日土日土にそして、当時の時代が

現金自体ではないと1000年12月19日にはここでも無理でしまいます

明日月日(月)の日)これは2017年

美和ちゃん

...

HLAという

白血球の型を

調べる検査が

あってね......

検査を

してみたの...

私...

私と美和ちゃんは

体の組織の相性が

ぱっちりだって

分かったの...

さっき

お父さんにも

話してきたわ

私の腎臓を

受け取って

くれないかな...?

第45話告白

どういうこと

だね...?

近藤君.....

娘に自分の

腎臓を

提供したい

そうだ...

執刀医には

君を指定して

きた...

さっき

ムツミちゃんが

ここに来たぞ

.....

すでに君とは

話がついている

とな...

それで.....

どうされることに

したんですか...?

その話.....

わざわざ

誓約書まで

持ってきたよ

...

教授.....

受けることに

...?

まさか

こんな選択肢が

あったなんてな

...

〝この移植によって

見返りを求める

ようなことは

絶対にしない!

とな...

他人同士の

生体腎移植なんて

例外中の

例外です...

例外を作ることでは

多くの患者の利益には

つながりません...

それに

倫理委員会は

どうするんです

か...?

こんな話を

許すわけが...

珍しく

自分の意見を

言うじゃないか

...

近藤君.....

ムツミちゃんは

外部の関連病院で

手術をすることを

提案してきたよ

倫理委員会の

ないような規模

の病院さえ用意

できれば.....

何も永大での

手術に

こだわる

必要はない...

それなら

確かに永大の

倫理委員会から

うるさく言われる

ことはない...

この手術は

可能だ...

これはあくまで

例外中の例外

なんだ...

つまり

ムツミ先生の

申し出を

受けるということ

ですか...?

断る理由も

ないだろう...?

法律を作るん

じゃなかったん

ですか...?

ムツミ先生は

むしろ邪魔者扱い

だったじゃ

ないですか...?

オレは教授が

本気でこの国を

変えようとしていると

信じたからこそ...

ここまで......

もちろん

法律は作る

......

それが

医療人として

私の悲願である

ことには

変わりはない...

もしかしたら

娘に3度目の

移植が必要になる

時が来るかも

しれんからな...

3度目って

何だよ...?

ムツミちゃんの

腎臓がダメに

なった場合の

3度目かよ...?

何か言った

かね...?

どうにも

よく聞こえ

ないんだが

...

近藤君...

関連病院とは

私が話をつける

君にもう一度

娘の担当医を

頼むよ

それまで

美和の体を

完璧に管理して

くれないか...?

もらえないわ

......

先生の腎臓を

私に移植するだ

なんて...

どうして

...?

腎臓というのは

体内に二つあって

一つ取っても

問題ないの...

そんなの

絶対にダメ...

私達

友達じゃない

私に

気を遣う必要は

ないのよ

.....

今日から

また担当医を

務めさせてもらう

ことになったよ

嫌かも

しれないけど

よろしくな......

いいよ...

ねえ先生

どうせ

パパの命令

でしょ...?

私がムツミ先生から

腎臓をもらうことを

どう思う...?

何も問題は

ないよ...

もしも

美和ちゃんさえ

よければ

ムツミ先生の

提供の意思は

明確だ...

この移植には

何の問題も

ない...

手術は

近藤先生が

するんでしょ

...?

どんな気持ち

...?

何も感じないよ

...

もちろん

絶対に手術は

成功させるし

...

だけど

外科医と

いうのは

技術屋だからね

僕はプロだ

...

だから

誰にも遠慮は

しない...

美和ちゃんに

元気になって

欲しいと

思ってる...

常に冷静で

いなければ

ならないんだ

.....

"オレ”じゃ

ないの...?

もちろん

ムツミ先生

にもね...

初めて

聞いたわ

...

近藤先生が

自分のことを

〝僕〟って言うの

手術の予定が

決まったよ...

書類上は

その病院の医師が

執刀医となるが

関連病院に

話をつけた...

実際に

執刀するのは

君だ...

止する者

移植手航同意書

大沢より、

えッ

美和ちゃん

.....

手術をしたら

またしばらく

出かけられなく

なるもんな...

また

原宿にでも

行こうか...?

行きたがってた

ホコ天も

連れてって

あげるよ...

どうしたん

だい...?

楽しく

なかった...?

ううん...

楽しいよ

...

カップル

ばっかりだな...

この店...

まったく

どぃつもこいつも

幸せそうな顔

しやがって...

先生...

え...?

だって先生

前に言ったじゃ

ない...

もしも私が

移植をしたら

先生はもう

私の先生じゃ

なくなるの...?

私が病気と

闘い続ける限り

私のそばを

離れないって

もしも先生が

ずっとそばに

いてくれるなら

...

何バカなこと

言ってんだよ

私.....

移植なんて

しなくても

いいよ...

私.....

バカだもん

.....

もう少しだけ

一緒に

いようか...

夜の街も

見せてやるよ

あ~~!!

近ちゃんだ

~~!!

何で小学生の

女の子連れてん

の~~!?

ちょっと

刺激が

強すぎた

かな...?

これが

オレの

いる世界さ...

笑い話だと

思って聞いて

くれるかな

...?

オレさ

オレは

女が

好きだけどさ

.....

美和ちゃん

.....

実は前に

ムツミ先生と

つき合ってたこと

があるんだ...

ムツミ先生は

結構

本気だったん

だよね...

プロポーズ

したら

フラれちゃった

けどね...

お...

おい...

私は一生

子供のまま

なんだね.....

何で

泣いたり

するんだよ...?

どうして

生きてるん

だろう...?

何を

言ってるん

だよ...

私...

美和ちゃん

どうして

生まれてきたん

だろう...?

私.....

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

いい、いいかしい

JUSTONCEMORE

ノッ、ーーん、一人、

GWEWWREBARDSTO

alAcKJACK

...??!!!

...

第46話

ふぞろいの遺

コンコーン

入るわよ

美和ちゃん

どうしたの

...?

もう

いらないの

こんなに

散らかして

......

いらない

...?

私ね...

もう占いは

信じないことに

したの...

運命なんて

信じない...

自分のことは

自分で決めるわ

......

そう...

そういえば

ね.....

手術まで

まだ2週間

あるけどさ

美和ちゃんが

そう思うなら

それでいいんじゃ

ないかしら...

来週

転院が決まった

わよ。

早く

新しい病院に

慣れたほうが

いいもんね

手術を目前に

ひかえた

ある夜のこと

だったよ...

娘は

病院の窓から

飛び降りたんだ

後日、近藤君と

ムツミちゃんが

必死で

探したんだがね

娘の使っていた

トランプだよ

せめて

遺書でも

残してくれれば

よかったん

だがな...

結局

何枚かは

見つからない

ままさ...

娘が死んでも

なお.....

ますます

手術に

のめり込んだよ

.....

私は自分が

間違って

いるとは

認めたく

なかった...

臓器移植法を

成立させることだけが

私の生きがいとなった

脳死者の

腎臓を

切りまくった

.....

今考えると

...

自分で自分を

止められなく

なって

いたんだな...

ある日

私は腎臓と一緒に

膵臓を取り出して

しまった...

見かねた

救急のスタッフが

市民団体に

通報してね...

市民団体と

いっても

中心メンバーは

脳死立法に

反対する

医療関係者さ...

裁判は

証拠不十分で

不起訴に終わった

が.....

そいつらが

患者や法律家を

巻き込んで作った

名前だけの

市民団体だよ...

我々は殺人や

死体損壊罪で

告訴されて

しまったんだ...

私は二度と

移植を

できなくなった

病院に

検察が入ってね

それから

2年後......

式も

挙げず.....

マスコミの連中も

かけつけて

大きわぎに

なったよ.....

近藤君と

ムツミちゃんは

結婚したんだ

婚姻届を

出したのは

娘の命日だった

私達3人は

今でも

探しているのさ

なくしてしまった

カードの残りをね

一つだけ

お聞きして

いいですか...?

結局

教授は.....

教授......

何のために

脳死腎移植を

おしすすめようと

したんですか

...?

娘さんのため

ですか...?

それとも

.....

移植医療の

発展のためですか

...?

自分のため

だよ...

娘を

助けたかったのは

自分のため...

移植医療を

発展させたかった

のも

自分のためだ...

私が最後まで

捨てられ

なかったものの

名前.....

それは

自我だ

......

斉藤君

なぜ私が

こんな話を

君にしたか

分かるかい

...?

見たいんだよ

.....

エゴの行き着く

先に希望は

あるのか...?

君のエゴが

誰かを

幸せにすることが

できるのか...?

それとも

自らのエゴに

焼かれて...

“君”が

消滅して

しまうのか...?

2月10日。

前回の

倫理委員会から

一か月がたち

再び委員会が

開かれた。

この倫理委員会に

よって

赤城さんの

移植の可否が

決まる。

僕の腎臓を

赤城さんに

あげられるか

どうか...?

僕は赤城さんを

......

◆第46話END《

不幸にして

しまうのだろうか

...?

ンンッ

で、

よろし

完全版

佐藤秀峰

Sato.Shubo

JusroNCEMORE

GINEMYREBARDSTO

BLAGKJACK

発行・2021年11月1日

発行2021年11月1日

電書バトは有限会社佐藤

漫画製作所が運営する電

子書籍配信事業です。

漫画作品を中心に、権利者からの依

頼により様々な電子書籍サイトへ作

品のお取次をいたします。高度にビ

ジネス化された商業出版において

は、しばしば作品の芸術性や作家性

が犠牲となります。作品の価値は売

り上げだけで判断できるものではあ

りません。また、次々に新作が生み

出され続ける現在の出版状況におい

ては、多くの名作がその海に埋没し

ています。

漫画表現全体の懐を広げながら、既

存の商業出版にはない価値を提出す

ることが電書バートの使命です。作家

が主体となった作品作りに貢献し、読

者へ貢献することが我々の願いです。

2020年6月17日

有限会社佐藤漫画製作所「代表

2020年6月17日月限会社佐藤漫画製作所・代表

https:/denshefll.com/

蘇毛!!