じゃあランタン点けていいですか でもまあずっと暗闇だから もうずっと日の光を見てないからね... 何日たったのかすら... なんでこんな所にいるんだっけ あの穴に入ってみようとか言ってたのは誰ですか あれはホラ古い言葉にもあるじゃん 〝穴があったら入りたいくって そういう意味の言葉だっけそれ: 食べ物もあんまりないしねー まあ出たとこで食料が手に入るか いや、それにしてもいいんでしょうか悪い思いついた 人に会えるかもわからないしね どうなるんだろうね私たち 風が吹く方向に向かって進んでいけば すごい!明るいよちーちゃん! ねえせっかく外に出られたんだし じゃあ出られた記念ということで スープ飲もうよスーフを 夜の空がこんなに明るいなんて ずっと暗い穴の中にいたからね光に敏感になってるんだよ じゃあこれで日が昇ってきたらどうなっちゃうの? ちーちゃんも撃つかい? ちーちゃんは武器持たないの? でもまあもう少し探索してみようか 武器じゃなくてもさ使えるものがあるかもしれない いや...ごはんは... 国形食料みたいなものならあるいは... ねえ戦車っておいしいかな ...まるで武器の墓場だ 昔の人も食料不足だったんだよね なんで武器ばっかり作ったの? 武器じゃなくて保存食をたくさん作ってくれれば まあ色々事情があったんでしょ 爆撃機とかそういう... 戦争って殺し合うんでしょ なんでそんなことするんだろうね さあ...相手と自分の利害が一致しなかったり たとえば三人いるのに食料が二人分しかないみたいなときに 武器をとって戦うしかなくなるんだよ。きっと ちーちゃん見てこれ強そう これがあれば障害物をどけたり壁をこわしたり うん積めるだけ積んで... あれちーちゃんこれは? チョコが何なのか知らんけど... 私も武器を持っておくべきだったか... ふふふはほははは...おいしかったー ここはどこなんだろう: さあ見渡すかぎり真っ白だね 二人しかいないみたいだね こっちは寒さをしのげる場所を探すのに必死だってのに... 実は二人とももう死んでいて 真っ白な死後の世界にいる えー楽しくなってきたのに それにすごく寒い... ねぇ知ってる?死後の世界ってあったかいんだって だったら私たちは... まだ死んでないみたいだな そろそろホントに休める場所を見つけないと.. なんの施設だろう... とりあえず入り口を探すか どうするってそりゃ... 具合のいい管があってよかったね お風呂なんていつぶりだろう ごくらくごくらく... ねぇごくらくってどういう意味? 死後の世界って意味だな あーのぼせてまーた... やどりできる場所があってよかったね 私たちは建物に入り入り口を雪で固めたく 私たちを大きくなったところかウモとり」 だったもうのんだっていいのお兄ちゃんもしっかり知りたいんだけど...わかったのね。それはどうしてもないのかな。そんなことだったのか、どうしたらしいんだろうなんだってわかったんですか。でもちゃんといたしたってこうか何だかわからないの 〝保温のために役に立つ! 有機物の廃材があったのは幸いだった。 ちーちゃんはいいよねー めんどくさいことは私任せで 頭が足りないヤツは体動かすんだよ お前ろくに読み書きもできないだろ ...それ何書いてるんだっけ 日記というか日誌というか前にも説明したろ お前みたいなヤツにこそ こういう記録が必要なんだよ ごはん食べたかどうかぐらいは覚えといてよ あれ?今日ごはん食べたっけ? 本ってのはすごいんだよ。 何千年も前に古代人が発明して以来 ずっと人類は本に記録してきたんだ ちーちゃんは昔から本好きだったもんね 昔のことを知ることができるのも本のおかげだしね ほとんど燃えちゃったけどね 今も持ってるのは数冊の日記を除けば 世界中探してももうどれだけ残ってるか 燃やせるものもなくなってきたなー 何廃材もうないの... あああ...河童が... 本が大事って話したよなさっき ごめんそれはあんまり聞いてなかった 本はなくてもまあこの日記があるし 日記も書き連ねていけば本のようなもの... おいユー何か落書きしたろ 勝手に落書きするなよ...何書いてあるんだこれ よく晴れてるねーそれにしても だからそろそろ来るんじゃないかな ここのところ晴れ続きだし 来るって雪解け水のことか... 数日前からかなり...あったからな なんで一度にたくさん出てくるんだろ そんなドキドキュリティアには 大昔の都市の排水機能が残ってるせいだとかなんとか ともかく大切なのは飲み水の確保と... そいつが降りられないからね 空が映り込んで上も下も真っ青だねちーちゃん とがったものが流れて来てるかもしれない 上を向いて歩こうよちーちゃん 足元に気をつけろって言ってんだろーが こんなに空が青いし今日は... こんなに空が青いのにー 流されたら危ないだろ深い所もあるし 転んだら危ないだろうが やっぱりけっこう汚れてるなぁ... 空ってなんで青いんたろうねー なんでまったりしてんだ お前も服を洗うんだよ... ねぇちーちゃん空ってなんで青いの? 昔の人は海の青が映っているからなんて言ってたり この水たまりよりもずーっと広く深く水がある場所だよ 私たちの足元のずーっと下にまだあるとかないとか 昔の人は海のそばで暮らしたりしてたらしいけど.. ああっ見て見てっちーちゃんっ わっバカ急に走るな... ハンッかぶっててよかった... なんでユーもぬれてんだ 死んでるみたいだが... 水の中に住む生き物だよ 昔は海とかにたくさんいたらしい ヒト以外の生き物なんてもう生き残ってないと思ってたけど.. ...えー食べられるかな.. 昔の人は食べてたらしいけど大丈夫かな... はむまってないみたいだけど... まあ焼けば食べられるかな... 洗ったもの干してからね ねえ水の中に住むってさ。どんな感じだろうね さあ...浮いたり沈んだり..ここのヒレをパタパタさせて進むらしいけど あんな感じに泳いでたのかな あんまり食べないでよー 汚れが落ちてきれいになったね服 こっちは肉が落ちてすっきりしたね でもドコから流れてきたんだろうね やっぱり上層の方からじゃないかなぁ... 上の方に行けばいっぱいいるのかな... 人はなぜ生きるんだろうね ...なんで殴ったの? 頭がおかしくなったと思って 私たちはさこうやって食料を探してさまよってるでしょ そうやって行き着く先に この前の魚がドコから来たのかも気になるし、 上層へ続く道はたぶん向こうの方にあるんだろうけど... この溝がどうしても渡れない... なんとかして渡りたいんだけどなあ: タバコだ...まだ火がついてる 火って勝手についたりするものだっけ? プロジェクトコップでは、 久しぶりすぎてうまくしゃべれなくて ビルを倒したのはあんたか? ああ...僕がやったよ 橋を架けようと思ってね... いやまさか人がいるとは... 巻き込まれなくてよかった 地図を作りながら旅をしてる あの...銃を下ろしてもらえないかな... あの潰がどうしても渡れなくてね いい案だろこれの上を渡る 私たちは死にかけたけどね... あれは君たちの車かい? 少し頼みを聞いてほしいんだが この溝を越えて上層の入り口まで行ってみようかと カナザワを乗せるのはいいけどさ これを登るのは苦労するなぁ... まあ少しずつ瓦礫で道を作ってなんとか登れるけど... 登りやすいようにはこわしたんだけどね うーん...かなりきつい こいつがなければもっと楽に登れるんだけど 半装軌車なんて僕は初めて見たよ そういえばカナザワの車両は? バイクがあったんだけどこわれた それで乗せてほしいって 上層の入り口まででいいんだ そこから先はなんとかするよ 久しぶりに汗を流すと生きてるって感じするね ちーちゃんがさっき生きてるかどうかわからないとか言うからさー 私がチトでそっちがユーリ そんなことは言ってない オオオォォーーン... そういえば君たちの名前をまだ訊いてなかったね この辺じゃ最後の一ヵ所のはずだよ 立派な給油設備だ... 本体のタンクに移して... もう一度くんだら出発だ 乗せてもらってる身だからね... でもカナサワの地図のおかげで給油できる場所もすぐわかったし、 お互いありがたいってやつだ この辺りは住宅型の建物が多いね ...???~~~!!!?? 上層に続く連絡塔の周りはかつての人口密集地だからね 今じゃ誰もいないが... ここに住んでた人たちが塔を作ったのかな いや違うんじゃないかな この階層型の都市を作ったのはもっと古い人間だよ 僕たちの祖先はその古代人の作ったインフラに住み着いたにすぎないと! なかなか近づかないね塔 ずっと見えてるのになぁ この辺は入り組んでて複雑だからね だいぶ回り道が必要なんだ 給油設備の位置だって間違えなかっただろ? ちゃんと合ってるの?その地図 そういえばその地図ってさ ハイクであちこち走り回って 高い所に登って確認したりしてね じゃあこの辺も来たことあるんだ あああの溝にまだ橋が架かってた頃にね いいけど大切に扱ってくれよ 気をつけろよそいつは他人の本を燃やしたりするぞ この階層はほとんど地図にしたよ めったに人に会うこともない世界じゃ他にすべきこともない こいつを失くしたら僕はー きっと死んでしまうよ.. 失くしたらホントに死ぬのかなと思って 大切なものかーちーちゃんは日記とか? でも死ぬほどじゃないけど... ユーは自分の分の食料は死んでも離さないだろ 上の階もまた地図にするの? なんかカナザワ嬉しそうだね 本来の昇降機は塔内部に組み込まれていると言われるが どうやって動かすのか誰にもわからなかったらしい 代わりにこいつを作ったというわけさ 昇る途中でこわれたり、しないだろうな... こいつは楽観の行きすぎでネジが飛んでる 上の方に行ったら案外食料もあって 人もいっぱい楽しく暮らしてたり、 ...するかもしれない たしかにここの階層は食料を調達できる場所がほとんど残ってない 燃料や水の出る場所もどんどんなくなってる もしかすると上の新しい階層ほど 都市機能が残ってる可能性もある ムリして立たなくても... 高い所が苦手なのかい? なんで金網とかないんだ... きっと資材の無駄だと判断したんだろう 傾いて落ちたらどうするんだ こんな手すりだけじゃ... そんな簡単に傾くわけないじゃん レールに何か引っかかったのかもしれない なんで金網とかないんだ... きっと資材の無駄だと判断したんだよ どうせみんな死ぬんだ... とにかくレールを見てみなきゃね... ちゃんと動いてよかったね あのままずっと動かなかったらどうしようかと思ったよ.. ...まだ落ち込んでる あの一番光ってる所...何があるんだろう たまにはいいことあるよ たぶんだってこんなに景色もきれいだし もう行くよ北に向かおうと思うんだ また会えたりしないかな また荷台が広くなったな 三人も悪くなかったけどね ひとまずあの一番光ってる所を目指してみるか 歩きをとるまで行けるかな... 荷台は長めにご注文されている 二人が集る事柄はかかるというのは、いざ手ぼれた半装刺する。まだ自体は、一般的なキャンペーンに相当もいか個体としては最近生産というのは、そんなんだけど、女性子。あの時代はそれでもいいものじゃなかったのですが、...コンクリーはあり、元の設計とは異なるはずだ。本日は、文明高度食の世界ではありませんが、しかもないとか無事なので、気になって作成した技術をやっぱり研究は少し飛びましているため、新しく設計、 チト国家には作業を...闇金な修理もできる。 鈴木貴昭(すずき・たかあき)軍事考証・脚本家・著作家。数多くのアニメ作品で世界観の設定や軍事考証を担当。おもな参加作品に「ストライクウィッチーズ」シリーズ〈軍事者証・世界観設定・脚本〉、「ガールズ&パンツァー」シリーズ(考証・スーパーバイザー・脚本)かある。 いくかも否、周りにちょっと ほらなかったのですが、漫画を描くというのはは、こう苦しいですね。決算とした不安にますめながら、でもたまに良い縁が引けたりしてちょっとうれしくなおたりするあたりなんだか彼女達の方旅とも変わってしまいます この作品の全部あるいは一部を無断て複製。転載・配信・送信すること、内容を無断で改変・改竄することを禁止します。また、有償・無償にかかわらず第三者に譲渡すること この作品は二〇一四年一一月新潮社より刊行された電子書籍化に際し、仕様上の都合により適宜編集を加えた