そういう合図があるって本で読んだことがある 感度が高すぎたかな... 明るいうちに移動しておくに越したことはない 先っぽのダイヤルで焦点を合わせるんだよ カナザワもどうせくれるなら 使い方を教えてくれればよかったのにね 食料を分けてもらったお礼というか... そうとも言うねまあ好きに使ってくれ 好きに使えって言われてもなぁ かなり古い機械らしいけど ありゃやっぱりボケてる この辺によくあるよねあの石像 ちょっとちーちゃんの顔に似てるよね ちーちゃんもっぺンこっち向いてー あのな、運転中によそ見すると... もーん運転中によそ見しちゃダメじゃん やっぱカメラは私が持っとく もーちーちゃんは心が狭いなー ちーちゃんの心もあの石像くらい大きかったらいいのに なんだこれシャッターが勝手に ぶつかったときに何か押したかも タイヤルの意味がだんだんわかってきた気がする あの大きく光ってる建物にも このまま行けばもうすぐ着きそうだね たくさん撮ったなあ... ユーは変な石像撮りすぎ あとどれくらい撮れるんだろ いいじゃん減るもんでもないし たぶんここの数字がな... これが残り回数じゃないかな さっきから少しずつ減ってる 食料ってあと何日分ぐらいあるっけ 写真の数が先に尽きることはないな.. ちーちゃん今日のそれチーズ味だってよ 食べ物は食べたら減るのに 撮ったらずっと残ってるって いつか街が崩れてあの石像もみんな壊れても 写真に残るっていいかも そうださっき見つけた機能 こっちは何か注えるるぞ あの一番明るかった建物が 夜見たときは明るかったけど なんの施設だろう... でかい石像がたくさんあるね もしかするとここって寺院なんじゃないかな この石像たちも神様みたいなものかもね ここに何か書いてあるな... おはすみたちだとだったんだんの?アンケートカップログライフですが、それがわかっていたかったウェブだったかわいいっ」カウテカビテさんありがとしてもの? やっぱりここは寺院みたいだ なにかマガナビーサと言わんとから、みうなきなかいなあ、カラにアラブを こんにちはここにいちんみっちゃんには そんなことはないですか この寺院はあの世を再現して作られたらしい わたしはとるんじゃらいひもふかったァぅっ 神様についても...書いてある 死後の世界を明るく照らす存在 なんだかはっきりしないなあ: 燃料を足し忘れてたかな... あれ?...ちーちゃん? ...ねえちーちゃん暗闇で離れてるとさ 案外あの世ってのはこんな感じなのかなあ 真っ暗で何も見えなくて.. そんなことはありがとうございます 明るく照らす存在... これは...植物の模造品かな もしかして食べられない? ガラスの中に閉じ込めてるんだ 神様にはがっかりだよ... あんなのただの石像じゃん あんま適当言ってるとバチが当たるぞ でも来るときに石像倒してきたよね ...あんなのただの石像だよ やっぱりただの石像じゃん あの世を見ながらの固形食料もオツなもんだね 立派な神様も結局にせものなんでしょ こんな大がかりなものをわざわざ作る意味ってなんだろう 死後の世界なんて誰もわからないのに さっき暗闇の中でユーが言ったよね あの世もこんな真っ暗な世界なのかなって そういう風に思いたくないから 石像を作って光を灯したりするのかもしれない むしろ私はちーちゃんを見つけたときのほうが安心したけどね もしかしてちーちゃんが神様なのでは:?? 神には食べ物を貢がなきゃいけないんだぞ やっぱ違う気がしてきた あ!むしろ私が神なのでは 電気や水道がけっこう残っていても ...やっぱり人はいないね きっとたくさんの人が住んでたんだろうなぁ... たくさんってどのくらい? もっと多いかもよくわかんない 家ってなんのためにあるんだっけ そりゃ家がなかったら暮らしていけないだろ はいかいいえで答えて? まぁ私たちにも昔はあったけどね...家 でもなくなっちゃったからなぁ... この部屋ちゃんと扉がある けっこうきれいな部屋だね はーいい眺めだなぁ... いっそのこともうここに住みたいよね だいぶ日も落ちてきたし なんかすごくあこがれるんだよねー いいよねちゃんと天井があって 四方壁に囲まれててさ... 住むんならあれが欲しいよねほらベッドとか ベッドといえば二人用の二段になったやつを前に本で見たな... じゃあ私はあれが欲しいなーー本棚 たくさん本の入った... 何って本の入った棚だよ だったら私は食料棚が欲しい 食べ物のいっぱい詰まった棚だよ 昔の人は植物とか飾ったらしいよ ...だったら最高なんだけどね こんな所でもちもちしてたらあっという間に食料が尽きちゃうでしょ ...もう遅いし今日はここに泊まろうが この旅路が私たちの家ってわけだね 補給して移動しての繰り返しか... 屋根のない素敵な家だなぁ... ま、じゃあこいつにも屋根つける いやぁ昨日は盛り上がったね 盛り上がったというか... いいかユー揺れると危ないから... いいかよく聞け揺れないようにそーっと私を... 海ってやつなのか... もしかしてあのときの... ちなみにあのときの魚はこいつだよ 魚おいしかったなぁ... 理性はないのか理性は... ちーちゃんもおいしそう むにゃ...そう食べられない... 変な場所をいろいろ巡った気分だ... やっぱりだねっ。... どこか雨やどりできる所... 屋根のある場所で降ってくれればいいのに 荷物にシートかけといて よく響くな!なんでだろ? 中が空っぽだとよく響くんだ おっいい音中が空っぽなのかなー?? お前よりは中身あるよ... ヒマなら水でも汲んできてよ ーすぐもーたたくんだから ちょっとヘルメット貸して もっと増やしてみるか... 雨漏りはいっぱいあるしね カンがいっぱいあったよー これは音楽ってやつかもしれない 音の高低とリズムがあって それが連なるものらしい ちょっとやりすぎたかもね いつもの世界ってこんなに... もう少し休んでこうか... ファンディングファイルファッション本サービス うんんん〜〜〜っぜっぽう~~~ ユーも板金しゃぶってないで手伝ってよ もっと絶望と仲よくなろうよ まあユーが触っても余計壊れるだけだけど... ポジティブすぎる... このまま直らなかったら どこにも行かなくてもさ やっぱり絶望だ〜〜〜~~~ ヒコーキってやっ...? ねぇだから空にヒコーキが あっホントだ空に何か... 成功だってのはもしかして やっぱりあの飛行機... それにしてもこんな時に人に会うなんて... なるほどケッテンクラートの故障か...でもあれなら直るかな たぶんね...その代わり 君たちにも手伝ってもらいたいことがある ねえ私たちどこに向かってるの もっと一ヵ所に寄って... そういえばまだ名前を訊いてなかったけど... 古い空軍基地だったらしい 水も電気もあるし、機械部品もたくさん転がってる 私はずっとここに住んでるんだ 住んでる...!?食料はどうしてるの? 近くに食料生産施設があった 水や電気もほとんど止まりかけてる あれは放っておいていいの? そういえばいい、いいんじゃないからこれは、 君たちにはこいつを完成させるのを手伝ってほしい ついでに修理も手伝うよ これが完成したらどうするの? 直ってよかったなあ.. そいつをもう少しこっちに引っ張ってきてくれ 近くで見ると大きいよね 航続距離を重視してるからな 試作機のデータも取れたし 操作系を調整したら次は主翼張りだな なんで飛行機なんて作ろうと思ったの? いくら設備があったからって一人で作ろうなんて普通思わないよね ここの設備もそうだが一番の理由はそうだな... お風呂まで貸してくれるなんてやっぱりいい人みたいだね そういえばカナザワもいい人だったなぁ... たまたまそうだったけど いい人ばかりとは限らないからな でもほら人は助け合う生き物だっていうしさ 修理は手伝わないくせによく言うよ... お風呂はいつ入ってもいいもんだね イシイーお風呂ありがと〜 はいこれ一人ひとつずつ 本来粉にして固形食料の原料になるらしいが: ロは少ないが栄養はあるこれを食べて明日もがんばってくれ イシイはここに住んでるんだっけ ねえ昼間言ってた記録っていうやつは? ...ああ君たちの目の前に貼ってあるものだよ 基地中の倉庫に散らばっていたのを集めたんだ この基地はそういった技術の記録を 保管する役目も兼ねていたのかもしれない 人類が作った最も古い型のものから 我々には理解できない技術のものまである まさに飛行技術発展の歴史だ その様々な設計を参考に作ったのが じゃああれはイシイのオリジナルなんだ 使える部品をツギハギする必要があったからな仕方ない 食料もそうだが雪と風のないこの暖期を逃したら 飛び立つ機会は二度とないだろう でももし失敗したら... なんでちーちゃんが怖がってるのさ だがどこにも行けなければそれこそ絶望だろう この都市と共に死んでいくだけだ ...今日はもう寝るか隣の倉庫が空いてるから使うといい ねえちーちゃん都市の外ってどうなってるのかな イシイは知ってるのかな でもここにいたら死んでいくだけってのは さあ:考えたこともなかったな...この都市そのものさえよくわからないし じゃあ飛行機の完成を祝って なんか祝うときにやるやつだった気が いいの?ふたつももらって.. 飛行機に全部積んでいくわけにもいかないからな ...けっこう図々しいよねユーリは あでも西の生産施設にまだ少し残ってたかな... あとで簡単な地図を描いてあげよう そういえばイシイの目的地って聞いてなかったよね 都市を出るとは聞いたけど.. もちろん闇雲に飛び立つわけじゃない 基地にあった航路図だ昔は飛行機で隣の都市と行き来してたらしい 観測機を使って晴れた日にわずかに対岸の存在を確認できた 今もちゃんと存在しているはずだ 隣の都市かあ...どんな所なんだろ... ...まあ行ってみればわかるさ このときのためにずっと一人で作ってきたんだ 君たちと会えてホントによかったよ それは何度も聞いたけど... 作業のことだけじゃないさ この瞬間を誰かに見てもらうということが 誰かが見ていればそれはきっと ねえもしかしたらイシイは 人類最後の飛行者かもね 歴史の未端に刻む飛行だ ああっ!!ちーちゃん見て! ...やっぱりダメだったか... あっけないもんだな... 一人でがんばってきたが... ...でもまあ失敗してみれば ホームページを使っていましたが、 絶望と仲よくなったのかも あのまま降りていけば下層に着陸できそうだし、また一人で暮らしていけるよね でもまあイシイが無事そうでよかった.. どうだろう..でもうまくいけばきっと いや日記に書いとこうと思って 二のまま下層。まで、降りていくか... 多層構造の都市がいっ過られたものなの今は解らない水とさす。ルギーを循環させるイラうを持った基盤設置が何事にも重なり、その上に街が形成された北へ離れると上層の影。によって日曜時間が著しく抱くなるため、文明山門壊以降の人間のほとんでは南端に集まって生活していたようだ。上図は分かり易く全体を見せる為、正しくない。縮足を用いている やめろらくがき画廊下大工 改めて読め返すとここ、イッチしかけやつも、 「犬でもいる寂しかっただろうなぁ」とこんな事を思いました。 家にいいと人間は飛行機での作り始めるんですかね...ん、いいんじゃないんだよ。一方でここに気楽に任せる子よというわけのな。それは、とユーリーともこう少々しく 思ったかもしれません。私はよく描いている二人のこととがうらやましくなって高呼...ただ生きる為に生きられたらいいと思いながら私の犬をなでます。 この作品の全部あるいは一部を無断て複製・転載・配信・送信すること、内容を無断で 改変・改竄することを禁止します。また、有償・無償にかかわらず第三者に譲渡すること