This is a temporary fork of mokuro
The main aim of this fork is to try and improve the mobile viewing experience
This file should only be be viewed on a mobile device since it relies on the browsers default handling for panning & zooming
To navigate, you can use the buttons in the top menu; the new buttons at the bottom of the screen or swipe to navigate.
Recommended to be used with jidoujisho
◎新潮社
『水
う
...
美空
本当に
帰国
草
煙ョァ
...
...
発
おまえ...
郷部
135
リ攻終末旅行
ン
うう~~~
二はん〜
ン〜っ
っっ〜っ
ねーごはん
まだ〜?
二っはん~~
まだ
うぅ〜〜〜
早くこれを食べたい!
勝手に食べるなよ...
でもよかったよね
あれからあの黒い建物で
いっぱい食べ物が
見つかってさ
いろんな扉の
ロックが開いてたのも
あの謎の生き物の
おかげなんだろうか
黒い建物ね...
なんだったん
だろうな...
あいつら
〝フネ〉って言ってた
けど..
ねーごはん
...じゃあ
こうしよう
...うんでも
あんまりんよ!
ちょうど水がなくなって
きてたから水を汲んだら
休憩とごはん
水どこにあるんだろう
うーん
氷ならいっぱい
あるけど...
ちーちゃん氷って
何でできてるか
知ってる?
そうだ
バカに
してんのか...
たしかに氷を
溶かせば水は
手に入るけど...
暖めるための燃料
だって貴重なんだぞ
...あ!
じゃあさ
おしっこ!
.....
...をかけて
水を溶かす!
絶対混じってる
じゃんそれ!!
もういいから黙って
水のありそうな所探してよ
トトレトト
はい
ご興味...
もーそうやってすぐ人を
バカみたいに言う!
おっ
ユーの頭には
期待してないから
どうしたの?
溝だ...
少し戻らないと
無理だな...
ちーちゃん
少し戻って
さっきの所さ...
んっ
あの中を通れば
行けるんじゃない?
:行けそうだな
少し段差が
あるみたい
だけど...
.....
・AAA.
.....
...
!
ちーちゃん!
ちょっと
ストップ!
んっ
何?
...この音
odeo...
この下からだ
あ
水の音!
深いけど..
なんとか
行けそうだ
行こう!
行って水を
汲もう!
そしてごはんに
しよう!
そうだな...
まずは岸に
つけて...
わかった
わかった
ズスス・
...ついにこの時が...
きた
...
フフフ...
よし
ねぇこれなんて
書いてあると
思う...?
絵の通りに
読むなら
やっぱり
“さかな”
か?
でも6文字
だよ?
じゃあなんて
読むんだよ
うーん
たぶんこう!
さ
“さかな
ですよ!
絶対違う
じゃ開けるよ
匂いはあんまり
しないね
一応コンロで
陽めよう
あったかい方が
おいしい
あっ匂いが
してきた...
前に魚を焼いたときと
似た匂いだ...
やっぱり魚なんだ...
あったまって
きたな...
じゃ
いきます
フフフ...
フッフップッ
...何笑ってんの
うますぎて
笑えてくる
そんなに...
フフッ...
でしょ?
魚
すごいなぁ...
昔の人はいいなー
いつもこんなもの
食べてたのかな
基本は「イモ」
ばっかりだとか
イモもうまい
どうだろう
昔も貴重なもの
だったのかも
しれないな
見て
ちーちゃん
何やってんの?
流すとほら
魚が泳いでるみたい
こうやって缶を水の
上に浮かべて...
あ...フネ...
何でやったよね...
缶を泳がせても
しょうがない
だろ..
じゃああの黒い建物は
水に浮かぶ乗り物
だったの?
?
思い出した...一フネ」って
いう水に浮かぶ乗り物が
あるんだよ
かもしれない
水に浮かぶ乗り物って
どうやって行きたい方向に
行くんだろ
さあ...それなりに
やり方があるんだろうけど
私たちも
ただ流れていく
わけにはいかない
からな...
行きたい所に行く
やり方が...
一番上を
目指すんで
しょ?
うん
それじゃ
その最上層へは
どうやって行くの?
ここから西へ行った
都市の北西の端にある
昇降機なら
最上層の手前まで
行くことができる
この水路が東西に
走ってるみたいだから
しばらくはこれに沿って
行けばいいな
水があるから
安心だね
...そしたらさっきの
缶を追いかけることに
なるのか
あー私たちも
流れていけば楽で
いいのになー
ユーは荷台に
乗ってるだけだろ
あいよ
2013年のよ
大変だなこれ...
...ここの部屋
ひき上げて
いいよ
少女終末旅行
ヨ」怪我
ちーちゃん!
!
いてて...
いててて...足が...
ちーちゃん!
大丈夫?
折れてはいないと
思うけど...
うっ
...
ひどいな...
...
うわー
いたそ...
つん
あぁあああ
おあああ
やめろ!
いだだだ
だだだ
いてて...これじゃ
運転は無理だな...
どうする?
ここで休んでく?
いや...
...少なくとも数日は
治らないだろうし
ギィ...
さっき崩れたばかりの
場所に留まるのは...
あ
やば
ちーちゃん
急いで!
でも運転が...
ちーちゃんは
運転できないけど...
ここから離れなきゃ
いけない
つまり
私が運転するときが
きたということだ:
大丈夫!?
一応やり方は
覚えてる...気がする
私を荷台に乗ってる
だけのゴミと
言ったことを後悔
させてあげるよ
いや
ゴミとは
言ってない
けど...
崩れてきた!
ユー早く!
よし
いてっ
さがってる!
さがってる!
まちがえた
...でもよりによって
こんな不安定な場所で
怪我するなんてね...
道はせまいし
ゆっくり走れよ...
ゆっくり...
こんな場所だから
怪我したんだろう
けどね...
ちゃんと
治るのかな
これ..
怪我なんて生きてれば
そのうち治るよ
ユーの運転で二人とも
死ななければ...
そうだね...
でっ
ごめん
ぶつかった
...ちゃんと
前見て走れよ..
ごゆんごめん
ああれ
なんだろ...
だから
前見て
走れって!
たまに機械みたい
なのがいるよね...
もう動いてない
みたいだけど...
止まっちゃった
のかな...
ちーちゃん!
?
はあか...
動いてる..
こっちに来るよ
どうしよう..
これは通り抜け
られないな..
あのー
どいてください!
...タメか
そりゃそうだろ...
バックしてって
左後ろの方に
通路があるから
うぅ...
パックしながら
曲がるのか...
!
ユー!
さがりすぎ
さがりすぎ!
あ
でっ
......
!!
ユー!
ストップ!
ブレーキブレIキ!
おいっ!
...
...
「いいいぃ。いい、いいっ
おー
めっちゃスピード
出るじゃんこいつ
出さないんだよ...
危ないから...
...氷とってきたよー
.....
つかれた...
運転してる方が
ずっとマシだよ..
荷台に乗ってる
だけなのに?
はいっ
氷
つめたっ
足冷やすと
いいんでしょ?
...ありがと
これが助け合いって
やつだよ
やったげる
あ
ひん
やり
する...
...でも運転は絶対に
二度としなくていいから
ゴ...ンッン...
私けっこう
上手かったと思う
いいから
やめて
っそこでの!
「痛みがひくまで
休けい...
攻終末旅行
ヨ5美術
ちーちゃん
あれ
見える?
...うん
ユー!人が...!
......っ!
...
...人ではないのか...
石像...?
でいいんだっけ?
すごい...まるで
本物の人みたい..
大きい人かと
思った..
大きすぎでしょ
ここは一体どういう
場所なんだろ
前に見た
寺院とかいうのにも
石像が置いて
あったけど...
文字で
書いてあるのは
解説かな...
神様を作った
みたいなのとも
少し違いそうな
感じだなぁ
たぶんね
読めないってことは
古代の人が作ったやつ
ってこと?
読めないけど
ー絵だ
おー
すごく
古そうだな...
昔の人って
裸だったの?
寒くない?
いや裸ではなかった
と思うけど..
これはちゃんと
着てるだろ
ほんとだ..
何やってるんだろ
おっ木だ
これって昔の風景を
描いたやつなの
かな...
たしか...絵の具で
ペタペタやるんだよ
すごいなぁ...
そうだと思うよ
でもさ、景色なら
カメラで撮っとけば
よくない?
私たちのは
長くなっちゃったけど
うーん...
私たちのカメラに
写ってなかったような
景色ばかりだし...
カメラができる
前の風景なのかも
ふー
え...
じゃあ
この絵は?
難しいな...
明らかに
カメラがある
時代っぽいけど
これは
カメラだな...
私も絵なんて
本の挿絵で
見たくらいだし..
まあよくわからない
絵もいっぱいあるしね
この辺りまでいくと
もう絵なのか
なんなのか..
こうして飾ってあるん
だからちゃんとした
絵なんだろうけど...
これとかただの
真っ黒なんだが
暗闇を描いたの
がもしれないし...
でもこうして
眺め続けてると
変な気持ちになって
くるような気も...
腹でも
減ったか
それは常に
思ってる
どうした?
見てこれ
ちー
ちゃん!
?
倒れてる
ワイヤーが
切れてるのか
わでかい
絵だなー
んんん...一人だと
ちょっと無理だな
じゃあ
二人なら...
えんんん...
.....
無理だね
...こうなると
何がなんでも見たい
気持ちになってくる...
どんな絵
なんだろ...
何か道具が
あればな...
ちょっと
探してみるか:
こんなに
大きいのが
どんな絵なのか
確かに気になるし
お
ちーちゃん
見て!
どう?
新しいワイヤーと
梯子か...
これがあれば...
金具は丈夫だから
ワイヤーを通して...
壁のにも
通す
天井にも
通して...
そして私が重りと
一緒にぷら下がる
んんん
おお!
へへ
これで
このでかい
絵が...
ちーちゃん
かしこい!
ねぇ
どう思う?
描かれてるのは人かな...
人じゃなさそうなのも
あるけど...
...でもなんだか
怖い感じが
するよね
うん
それと悲しそう
......?
ちーちゃん
紙とペン借りていい?
カメラを使った方が
ものの形はよくわかるけど...
いいよ
怖いとか嬉しいとが
そういう気持ちを繰とか色で
表してたのかなって
気持ちね...
ユーはそれ
何描いてるの
今の気持ち
です
...私たちが絵を見て感じた
ことがホントに昔の人が
感じたことなのかな
とは思うけど...
いろんなことが
変わっちゃってるし
それが伝わったってことは
きっとホントにそうなんだよ
...そうだね
天音の...着る服も食べるものも
違うような人たちの気持ちを
今の私たちが共有できているんだと
したら..
それってきっと
すごいことだよね
よし
できた
何描いたの
さて
なんでしょーか
気持ちだよ
気持ち
どうせ
おなかすいた
とかなんでしょ
なぜわかった!?
それしか
考えること
ないのか...
せっかくだから
この絵も
どこかに貼って
おこうかな
でもほら
これが人類最後の
絵になるかも
しれないし
この
落書きを?
タミラ>同窟壁画
時代のたくん、まにて
191900円〜1000年
とりあがた男子として、
...まぁ
たしかにね
そーちなんは助ってかないの?
私のは日記の
スケッチだから
ここでは、
いや、ちょっと、
リ女終末旅行
ん...
「衣服
...痛みも
ほとんど
なくなったな
人の体ってすごいね
ちゃんと治るもん
そうだね
よかったね
私も一旦降りよう
かな...
あ
服は勝手に
直らないから
...
みんなんとは
だんだん
ボロボロに
なってくね...
この街もそうかな
勝手に
直らないもんね
ここはけっこう
きれいに残ってるけど
この辺にしては
めずらしいな
ねぇ私
考えたんだけど
さ
何?
服を着ない
ってのは
どうだろ
聞いてそれでね
髪をめっちゃ伸ばすの
...いや
寒いだろ
気持ちわるいよ
...
動きにくそう
だし...
ダメかー
あったかいし
髪は無限に生える
でしょ?
お
ちーちゃん
ちーちゃん
?
あれ見て
あの光ってる
塔?
ううん
もっと下
おー...
下..
やったー!
水が噴き出てる!
ちょうどいいな...
今日はあれの日に
するか...
何の日?
洗濯の日
だよ
たまには
洗わないと
こういう風に
水が使える場所は
ながなかないしね
水浴びの日
じゃないの?
脱ぐの早いな...
水浴びもいいけど
ちゃんと手伝ってよ
あ~~~
というか
寒くない?
やる気ない
返事だな...
そこまで
冷たくないよ
ぬるー
...たしかに
基盤の中はここより
あったかいのかな
...でもたしかに服は
ボロボロだなぁ...
服が着れなくなる
のが先か私たちが
死ぬのが先か:
直す道具も
ないけど...
...
ねぇいいから
手伝って...
おーできた
......?
水が出てる所を
こうして手で覆うと
ほら
いてっ
ちーちゃんも
入ろうよ!
ちょっと!
ヘクシュ...
着る服が
なくなった...
ぬれるとやっぱ
寒いね...
ここは太陽も
出てないしな...
やっぱり髪を
伸ばすしか
ないか...
時間がかかり
すぎる...
あ
そうだ!
さっきの
建物の中に...
大量の布が..
あー...光を遮る
ための布か...
これを...
こうして
かぶる...
あったかいけど...
動けないね...
切っちゃうの?
うーん...
じゃあさ...
まだ干すものも
残ってるし..
この布を
ちょうどいい
大きさに切って!!
何か留める
ものある?
針金ぐらい
かな...
かぶせて...
留めて
あー
少しは動けるな...
手がだせな!!
「と
ねぇこの前行った
絵のトコにこんな人
いなかった?
それなら...もうちょっと
工夫して...
こうして頭の
部分を切り取って
あーいたなー
かぶって
ヒモで縛ると...
おーすごく
服っぽくなった
これなら
乾くまでの間
あったかいね
車ねるとさらに
あったかい
うん...いい感じ
燃やす
余った布には
燃料をかけて...
まあ正直これが
一番あったかいよね
まあね...
最初に服を考えた
人たちもこんな感じ
だったのかな
...どうだろうな
ものすごく
大昔のことだろうし
想像もつかないけど...
...でも何かで
読んだ気も
するな...
あな?
ずっとずつと
昔の人間の
話...
まだ都市も
家もなくて
穴に住んでた
らしい
穴だよ
どんな穴かは
知らないけど...
自分たちで服を作って
食べ物をとってたき火を
したりして暮らしてたんだよ
なんか私たちと
一緒みたいだね
あー...
...
国軍を市に
任めて...
こうするとオタンになる
それ否まっ!
何になくても
いいけどさ...
リ女終末旅行
ヨフ煙草
死後の世界って
本当にあるのかな
なんだ
急に..
いや...なんとなく
思ったんだけど...
わっ
......
ねぇどう思う?
死後の世界
今その話
したくないな...
死んだ後のことは
誰にもわからない
けど...
そういうことが
書かれている本は
たくさんあるし...
前に行った寺院にも
死後の世界のことが
書かれてたから
きっとたくさんの人が
信じたんじゃないかな
おっ
聞けよ!
ユー
行くぞ
あ
ごめん
で何の話
だっけ?
...
ウソウソ
冗談だって
ヴっ
みたいなのが
出てくるんだよね
まあそう
書いてあるものが
多いな
...でさ死んだら体は
もう使えないから...
たましい?
やっぱこう口から
出てくるのかな
だすな
ださーな
人の目には
見えないんだろう
けどね..
それで私は
思ったんだよ
もしあの世なんてなくて
死んだ人のたましいが全部
この世界に留まっている
としたら...
私たちの周りも
見えないたましいで
あふれているのかも
しれない
したら?
...
そして
見えないみんなで
どんちゃん騒ぎを
しているんだよ!!
いやどんちゃん騒ぎは
してないと思うけど...
でもさ
ユー
今まで死んだ人全員って
すごい量だぞ...
ぎゅうぎゅぅづめだよ
この世界
それでたまに
死んだ人のたましいと
しゃべれたりしたら
よくない?
私はしゃべりたくは
ないかなぁ...
なんだろここ...
あ!
ちーちゃんこれ!
...植物だ...
完全に枯れてるから
食べられないぞ
ん〜〜〜
...まずい...
っこく
これを作るために
わざわざこんな
建物を建てたのかな
わざわざ
こんな所まで
登ってさ
枯れたしょくぶつ
しかなかったら
やだなー
まあね...
いつものこと
だけど
なにそれ
...煙草だよ
吸ってみる?
......?
そういえば
カナザワも
吸ってたな
たしか火を
つけるんだよね
いいですけど
そうそれで
煙を吸うんだよ
おじいさんも
昔吸ってた
気がするけど...
これがおいしい
のかなぁ
でホッ
それでも、
ゲホッ
Amazonは、Windows
これ見て
ちーちゃん
写真だ...
ここに住んでた
人たちかな...
みんな
吸ってるね...
ちーちゃん
たましい出てるよ
煙だよ
けむり
私この香り
好きだな
相変わらず
順応が早い
やつ...
あれ..
でもなんか...
あー
きもちよく
なってきた
ユー
その人誰?
えっ...
誰だろ..
...こんにちは
こんにちは
何か
しゃべってるね
何話してるん
だろう
...
私たちどこかで
会ったことある?
ない
ねぇこれって
現実なのかな?
死んだ人と話すことは
できないけどさ..
...たぶん
夢か何かだよ
そこにもういない人たちと
繋がるための方法は
あるんだと思うな
この煙草の
こと?
...私たち自身の
絵や写真も
そうだけど...
いや...もっと
すごいのはたぶん...
想像力
...
ダベコッセリかな
なんかだる!!
リ女終末旅行
1/39/1
やっぱりこれかな
あの変な生き物が
言ってたのって
最上層まで
続く塔ね
たぶんそうだと
思うけど...
一体どこが
入口なのか...
わかんないね
大きすぎるし
1周するだけでも
けっこう
かかりそうだしな...
とにかく食料が
尽きる前に上まで
たどり着かないと
私たちって
どうして上に
向かってる
んだっけ?
最上層に向かってるのは
あの謎の生物に
言われたからだけど...
ねぇ
そういえばさ
あそうか魚が
上から流れてきたから
別に魚を拾う前から
目指してただろ
...じゃあ
なんでだっけ..
ホントに
忘れたのか...?
私はそもそも
何も覚えない
ので
忘れることも
ないのです
ちゃんと
覚えろよ
そこまで
忘れられるのは
逆に感心するよ
あれっ
今日ごはん
食べたっけ?
それは
わざとだろ
食べたよ
ダメかー
ただ、
いや...
...やっぱあれが
怪しいよね
すごい光
だよなぁ...
太陽みたい
なんか
割れてるし
!?官がつながってるな
あそこから中に
入るのは...無理か
うー
ーん...
は?
よし!
爆破しよう!
...なんで?
爆楽は
残ってるけど...
こんな感じでさ
あれが折れて
中に入れるの
はいんる
そんなうまく
いくかなぁ...
う、
ーん
...まあいいや
やって
みよう!
あの魚のトコで
半分ぐらい使った
から
残りは
半分ぐらいか...
全部使っちゃうのは
不安だなあ...
全部いこう!
派手に!
...
1個だけ
残して
おこう..
弱気
だなー
ユーの言う
通りにすると
後悔しそう
だし...
私たち
ってさ
いろんなものを
破壊しながら
進んでるよね
ユーが勝手に壊してる
ものも多いけどな
元々
あちこち壊れてる
けどさ...
つまり
きっと
人の頭の中でも
誰かがドカンドガン
やってるせいで
忘れてしまうんだよ
誰かで誰だよ
そんなドカンドカシ
なってるのは
ユーだけだよ...
でもまあ
とにかく..
よし
壊してでも
先に
進まないと
この距離だと
起爆装置は
使えないから...
準備は
できたな
任せたよ
ユー
任された!
ちゃんと
起爆薬を
狙うんだぞ
うん
...私爆発って
好きだな
?
やった
なんか
生きてるぞって
感じがしない?
うーん...まあ
少しはわかるかも
ん
あー
こういう感じか..
まったく
折れてない...
お前の発案
じゃねーか
まあそうなるかな...
って感じはするよね
おい
いてて...
こめんごめん...
あ
...そうか...明かりが
なくなったから...
ランタン
ランタン...
夜だね
ちーちゃん
見て
あれ
塔に...
光が...
第6基幹塔へ
ようこそ!
周忘却
外の灯台に
電力を奪われて
いたせいで
入口が
開かなくなって
いたんでしょう
昼と夜が不連続に存在する
のは大切なことです
規則的に断絶する意識は
人を狂気から遠ざけます
.....
あの...私たち
最上層まで行ける
昇降機を探してる
んだけど...
もちろんこの中に
ありますよ
案内しましょう
その頭の上に
あるのは何?
これは
ステータスです。
私の状態を表す
グラフです
...あなたは一体
何なんだろう...?
機械にも生物にも
見えないけど...
なんか
透けてるし
わ
こっちです
透けて見えるのは
立体映像だからです
ちょっと!
OKITE
歩きつけて
ぅっっっンっっ
私はこの基幹塔の
管理をしている
人工知能です
双方の価値を
折衝して安定した
方向に導くんですよ
これがなかなか
難しい
管理...
色々やりますが、
基本的に作業する
機械と人間との
仲立ちです
ねぇどうして
そんなに体が
伸びてるの?
......
嬉しいから
ですよ
.....
人と会うのは本当に
久しぶりですから
まあ色々あって
扉を閉ざしていたのも
私なんですが
他の5本の姉妹とも
連絡が途絶えて
久しいですし...
ずっと一人で
ヒマじゃない?
ヒマですね
だからとても
嬉しいんです
これで
ようやく..
フフフブリフォフ・
そこを
右です
......?
もうすぐ
昇降機ですよ
コっっっう...
おー
どんな形にもなれるの?
いいなーたのしそう
どこにでも行ける自由を
得て知るのは本当に行きたい
場所がどこにもないという
事実です
自由とはそんなに
いいものでもない
ですよ
...ヒマだって
言ってたけど...
一人で
何をやって
過ごしてるの
?
詩を書いたり
してますね
詩...?
例えばどんな?
最近のはすべて二進数で
書いたものなので
人間には難しいですね
ニシンス
ここです
たまに機械に
読ませたり
してるんです
おー広い!
これが
動くのか...
その代わり
ひとつお願いが
あるのですが:
?
この端末を
操作してほしいのです
この昇降機で
最上層の手前まで
行けます
あありがとう..
まずその端末に
この数字を入力
してください
その上に行くのであれば、
着いたときにその先の
地図も出しましょう
それから?
ここか...
二人どちらでも
いいのでこのカメラを
覗き込んでください
それで
これをすると
どうなるの?
私が消えます
ユー!
待って!
あ
ありがとう
ございます
認証され
ました
どういうこと...?
消えるって...
そのままの意味です
消滅生物で言う
ところの死
死...
な...
なんで...?
もうすべて
終わりにしたい
んです
私は数十年かけて
自己破壊のコードを
書きました
しかし最後の認証は
人間の手が
必要なのです
安心してください
私の消失後に
昇降機が動き出す
ように設定しました
いや...
そうじゃなくて
さっきまで一緒に
しゃべってたのに...
私たちの手で..
......
忘却のない永遠が
どのようなものか
わかりますか
忘却って何?
忘れることだよ
ユーの得意な
記憶なんて
生きるジャマだぜ...
ユーが言ってるような
意味じゃないと思う
けど...
いえ...おおむね
そのとおりです
無限の記憶の累積と
無限の喪失の累積
それはすべての思考が
不可解の向こうへと
落ちてゆく
永遠の不眠症です
都市の予備電力の
予備の予備がなくなるまで
私は生かされ続ける
でしょう
だからもう
終わらせてください
...
よく
わから
ないよ
...でも、もう
時間のようです
頼みを聞いてくれて
ありがとう
私たち誰かに
会うとよく何かを
頼まれるね
だから
頼みたくなるし、
社会の利害とは
無関係な場所にいる
という点で旅人と
神は似ています
...祈りたくなる
私は失敗作の
神様でした
さようなら...
あのねぇ...んーーー
このファイナスの
動き出した...
故郷
シューズンは、
あんたがいいの
「あ、はははっ、はい
...
「美容液体育成」の
うっ
ちーちゃん
みっけ!
ばっ
このーっ
直接たたくの
ずるいよ
ちーちゃん!
ユー!ちゃんと
カバン持った?
うん
持ったよ
子供二人と
大人一人
いただき
ます
...うまいか
うん
そうか
ごちそう
さま
うーーもっと
食べたいー
ねぇおじいさん
これって
どういう意味?
これはな
...チト
チト
はい
ユーリを
呼んできなさい
ユー?
どこにいるん
だろ...?
というのは、
ユー!
ちーちゃん
古い装備だが
丈を合わせて
おいた
運転は
覚えてるな?
他にも欲しい
ものがあれば持って
いきなさい
おじいさん?
冬の
〝廃管置き場〟を
抜けられるのは
お前たちぐらい
だろう
西に抜けたら
坂を越えて
その先の塔を
上へ登りなさい
下はだめだ
おじいさんは?
お前たち二人なら
少ない食料で
長く生きられる
人間は忘れる
生き物だが..
そのために知識の
積み重ねがあると
言うのに
早く
行きなさい
......
それでも
繰り返して
しまうん
だろうか...
ドイン
..
...着いたのか...
...ユー
起きろ
あ
あれじゃない?
人工知能の人が
言ってた地図
本当に出して
くれたんだ...
私たち...ずいぶん
遠くまで来たんだね
...私思い出したよ
上に行けって
おじいさんが
言ったんだね
...ちーちゃんは
いつも昔のこと
思い出してるの?
いや
時々だよ
私はすぐ
忘れちゃうし...
うん
嫌なことを
思い出すのは
やだけど
...でも
全部
忘れちゃうのは
寂しいよね
ねえ
昔を思い出す時の
この気持ちって
一体なんだろう
ちょっと悲しいような
胸が苦しいような...
でも嫌な
感じじゃない
そうそれ
...懐かしさ
かな...
...なつかしいね
なつかしさ...
うん
少女終末旅行50完
一人に幸ぁね
27:お前獲
「型旧兵器終わりに
26.波長
これまでのみ
複製心地のL-Q-
状暴に対応しーのー
「「氷路
は、まだまの
食料生首相談
製鉄所
29.6敗東
己水槽叫生命
ううっすまんだ
凸電車
月...お兄ちゃん
21.虫累旋
いや、じゃあ
そういえば、
...
おはよう
旧戦略度ン普
日水路
30渦去引璃続記仲間
4.怪我
...
第九華命士。
複製美術安「動物館
北・衣服
37.人生草
あとがき
昔の夢を見るのは好きです。
もう一度と会わないんだから、おりそれは自分が人間に話した。
そして目が覚めが忙しくなる。
その悲さはそれを失った。その内容を使いさながら、
あふっははったーとすためていたら、とき思い出すがらなかさしょうか、
人向け不安やお庭に住んでいて、
忘れることに癒されてもほと思います。
とMi2っくがキ画像
この作品の全部あるいは一部を無断で複製・転職・配信・送信すること、内容を無断で
改変・改竄することを禁止します。また、有償・無償にかかわらず第三者に譲渡すること
とはできません。
この作品は二〇一七年九月新潮社より刊行された。
電子書籍化に際し、仕様上の都合により適宜編集を加えた
...sukunuzzu.2.2018
発、行っていー7年9月8日
著者ってみず、
充行者「佐藤隆信
発行所「株式会社新潮社
少女終末旅行.5巻
〒162|8711
東京都新宿区矢来町の
『【RL...httor』って、shinchoshand.co.jp
誰の生命体から地球の経わりを知らされても、
チトとユーリの日常は変わらない。
大切なのは、二人で今日を生きることと、
明日を生きるための食料と燃料を見つけることだ。
そうやってこれまで通り旅を続ける彼女たちは、
ついに都市の最上層へと続く塔を発見!
目的地が近づく中、二人は懐かしい故郷を思い出す...