HTML overlay generated with mokuro version 0.1.7
Instructions:
雲田はるこ
落語心中。
んいいいっ!!いい、
昭和元蘇天
そのなることは、
昭和元緑落語心中
雲田はるこ
●あらすじ
与太郎放浪篇
ムショで聞いた有楽亨八雲の落語に惚れた与太郎。
出所後なんとか八雲にに弟子入りし、前座に。
しかし与太郎は助穴の誘語に取りつかれ、
師匠の独演会でとんだへマをやらかしてしまう。
破門を言い放った師匠だが、
食い下がる与太郎に三つこの約束をもちかける。
話し始めたのは、助六との約束の噺で
八雲と助六篇
七代目有栄党八雲に同日に大門となった菊比古と初太郎。
名を助六と改めた初太郎と、この落語を見出した菊比古は
同時に真打に昇進し、お人気の落語家へと成長する。
だが助犬は、師匠と口論になり破門され、その傷心のまま、
菊比古に振られたみ上吉と姿を消すのだった。
ほどなくして、師匠は菊地古にひた隠してきた助太との因縁を
打ち明けたのち息を引き取り、り、独りになった菊比さは
●登場人物
与太郎放浪篇
有楽アハの
(八代目)
いわずと知れたの
和鼠雀の大名人。
ただの一人の
八雲と助六篇
有楽亭助六
陽代の天才と
われた今は亡く
芸能の高さが
与太郎(鐵次
八雲師匠に第子入
りした元チンピラ
田さん
先代からのお
伝い系エニア
...
六とは同い年
助末
菊比古と同日入門し八代目有楽亭八雲の
たものの、師匠に背若き日の高座名、助
きみけとなる。
みよ盲(ユリエ)
小夏の母。助六ととも
に、転落でする。
、
幼少時の小夏
何が、とみよ言の
2018年
ついに真打へと昇進する。継いだ名跡は三代目助穴。
そんな折、小夏が妊娠した事を知る。
助六の血を絶やしたくない小夏は、子供の父親の名を明かさず、
一人で子供を産む。小夏と天婦がになり、子供の父親になった与太郎。
八雲師匠の為め、小夏の姿め、二人の中の助穴を変える為め
与太郎が見出すこの落語とはーーっ
八雲師匠と交わした約束を胸にしまって芸を磨いた与太郎
都内の寄席が一軒となり、盗語界が下火になっていた頃、
八雲を継がせるため、田舎の温泉街に助六を訪ねる。
落語を捨てた助六を引っ張り出しての有楽亭二人会は
盛況に終わった。
しかしその夜、菊比古は、再び引き寄せられたみよ吉から
心中をほのめかされる。胸感やとから止めに入った助犬は、
みよ吉と共に旅館から転落し、帰らぬ人に...。
二人の忘れ形見・小夏を引き取った菊比古は
すべてを終わらせるために八雲の名を細いたのだった。
えへへへえっへえへえええぇええっえっ
助六再び篇
小夏、八雲に引き取られた先代助六の一人娘。父親の名を明ねまず子供を再む。
を明かさず子供を屋む。
与太郎と夫婦に
松田さん
八雲前匠のお手伝
いえ面伝う。ですね
そのためには
楽亭八雲(八代目)在、落面界の最終力者
有楽現在、
楽亭八雲(八代目)生、落西界の最終力者あり、第百協会の会長
「神楽学人妻(人)代目)有業者の産業力長・現在、原因は今の余命を見てもらえなかったような気持ちがったということでも
となる、与太郎以外の弟子を取らなかったため、八雲を継ぐ者はいない。
...それ以前・地域の会社の法人の法律事務所に合われたら、現在、今なったはいない状態である最大限を一人で作られ
...
小夏の父目で、先
代動六、今は亡く
正式の事でも
揚口栄助
三代目有楽事助大(通航。与太劇)
真打となった与太郎が、助六
この名を続き、三代目に。一人
で子供を産んだ小夏と結婚し、
通常センセイ、売って
わっ子作家で、今
インナーがいい、今大臣のご贔屓誌。
家族となる。落語が心底好き。
また、
ああ、
まずは、
...
ああっ
―――
じゃあ、
まぁ、
其の五...
昭和元探済訳心中、目次
其の四...
其の三...
助穴再び
靏落語心中
其の三
行く水に
雨は
くれれれん
くれれれん
さひとま
ポイン
アメリカでは
あの流し..
これれん
コレ
ばっちい手で
触るんじゃない
一人で這って
来たのかエ...
何だエ
お前さん
ててん...
おっ母さんは
どうしたの
何だエその面
急に
固まって...
ちょいとオ
赤ン坊が何か
考えてるよ
小夏サン!
これじゃあ
小倉三味線だね
小夏!
起きなさい
だらしのない
?
はしっ
何...?
夏は科治中の
あくひでございます、
ではお客さにかかりまして
心持ちはハッキがり、
大川の首尾の私あたりに
船を釣って...
おい,斬踏頭さん,
船を上手のほうんやってくんな、
何か方に宮一人、糎のほうに
船頭が一人,ぼんやり煙草を吸ってる...
というだ持ちで...、、...身体とらゆえてな。
母もいいが、一日乗ってると...
退屈で...返屈で、ふぁぁぁ...
ならねぇなァ...ッ
はっ...
おや
起きちまった
何
お前さんが
放さねえんだろ
やだ
やってま
せん
子供の時分は
こうやったら
寝入っちまってた
もんだがね
ぴっくりした...
何で昼から
居んのよ
ヨタのお披露目で
すっかり
くたぶれちまってね
この夏は
協会に合って
昼の出番を
減らして
もらったんだよ
嫌だ
お前さん
散ざっぱら
息巻いて
年寄り
みたいね
ついぞアタシを
殺しちゃ
くれねえなあ
殺したいわよ
今も
一生
許す訳ないわ
アンタのした事は
殺人よ
全部
アンタのせいよ
あれが事故だった
からって
アンタへの恨みは
変わんないよ
けど
アタシがアンタ
殺したら
この子に
アンタの落語を
聞かせられなく
なるでしょ
それは
嫌なの...
ずうっと
待ってるんだよ
お前さんが
アタシを
寂しとくれんのを
あの日から
ずっと待ってる
お前さんは
もっともつと
アタシを憎むといい
お前が居たから
手前じゃア
できなかった
今度は
その坊主のために
死ねねえってのがい
後生だよ
この坊主が
静寂を
壊すんだ
心を
乱さないで
おくれ
内返工会
むう
すごい大雨!
お客さん
来られるのかな
まだ半分も
埋まってねえって...
オイラの
せいだ...
ヨタさ〜ん
もう気にすんの
やめなってエ...
アニさん何で
もう着替え
てんの?
へ?
僕のが
出番先だろ
いい人だね...
ごきげんよう
与太郎くん
来てやったよ
出来者が
アマケン
てめえ
何で
来た
食べ物からメールを
おみなさいねばか
何って
そりゃあ..
議器県与丸町〈報馬〉
元ヤクザだった?!
これだよ
ヤメロオオオ
ざまあねえ
ですなあ
ちょっと
やめてください
ぐああぁあ
ヤメロ
オオオ
荒れに荒れてて
さっきようやく
落ち着いたのにーっ
容席じゃ皆
知ってる事なのに
何で今更...?
まあ有名税と
いう奴でしょ
このせいで
テレビの仕事が
半分ンなった
妙なやり方で
雰目立ちする
からですよ
君も売れっ子に
なったもんだね
助六なんて
要名して
調子に乗って...
由綺のない
小さい名だし
根強いファンが
たくさんいる
名前サ
そーゆーのに
手を出したら
いかんのだよ
僕はまったく
評価できないか
あぁヵラ"ホて
いい音だぁ!
ぼく
ぼく
そもそも
君なんて
どう考えたって
与太郎止ま
りっ
何だね
図っていいのかね
そんな事したら
取り返しが
つかないぞ
八つ当たりは
やめたまえ
いらだちの原因は
この記事だけじゃ
ないはずだ
どうせキミ
行き詰まって
るんだろう
八雲・助六双方の
影響が強すぎるが
八雲姉六双方の影響が強すぎるが比較するにはあまりに対照的で
数多の落語を
聞いた者として
断合しよう
比較するには
あまりに
対照的で
中途半端に
どっちの本質にも
迫っていない
君にはまだ
自分の落語
が無い
名人の弟子の
永遠の命題なのだ
二ツ目までは
それで許されても
真打ってのは
それ以上のものを
見せてくれなくては
正論すぎて
耳が痛い
こんなくだらない記事で
落語が侮辱されるのは
ポクも記者のはしくれとして
不愉快だ
昔のことはもう
とやかく言わぬ
落語の正念場に
潰し合いは
したくないんだ
ただ一点
八雲の名には
泥を塗るな
それだけ忠告
しにきたんだ
がんばりたまえ
がんばりたまえ
良かれ悪しかれ
今日の会の事は
やろう
記事に取り上げて
何だイ
優そー
にい
落語家に
食わせて
もらってる
くせに――ッ
ちょっと
与太サン
これ以上
沈まないでッ
いいかい
もし人が
集まらなくても
ぜっったい
雨のせいだよ
君には
こんな日にも
来てくださる
お客様が
付いてる
きっとみんな
君の
味方だよオ
兄さん
すべりまくってら
さっきのアレ
引きずっち
まってんだ...
オイラの
落語
オイラの
落語
そうだ
こんなにジメッと
した天気だし
てんてれん
思いっきり
バカな時で
...!!
そうだ
スカッと
笑かしてやろう
それが
いい
てんてれん
ィよッ
まってました?
本日はお足元の
お悪い中誠に誠に
おありがとうございます
普通に上がると
染みる
少なさだぜ...
こんな日ア
アタシも
家でお道楽を
していたいモン
ですが...
昔は道楽
てェと
若エ衆が集まって
「おう、いっちょ
遊びに行こう」
と言うだけで
吉原で女郎買いと
相場は決まって
いたようで..
こないだ闘町の連中が
古原でもって
派手に遊んだそうじゃ
ねえか
へえ。
何でもまっ赤な
長稲井で揃いで
ワァッとかっぽれ
踊ったてエんだ
悔しいだろ
お前?
ふう
だからこちとら
珍趣向
上等の布で
下番締めて吉原で
裸踊りをしてやろう
何ィ!?
おもしれえ
そいつァどういう布が
いいんだい?
SMの布地は
なかなかお目に
かかれねえ
鍋の布地はなかなかお目にかかれねえ
カラッと何でも金巾で
模様が織りなして
あるやつだ。
いつか商品展の
限列で見たなんとか鈴の
丸寄で、三百八十円の札が
ついてたんだぜ?
そういう布が
雪の濡れであるってんだイ
鈴の説明が
長すぎだ...
お客さん
ポカンとしてら
六ちゃん、満ちゃ〜ん
瀬ちゃん飲ちゃ〜んに...
こいつァいけねえ
布は十、俺らは十一
一人余っちまう
誰ェ?
誰ってホラ
与太郎だよ
ぐえヘへへへ
うへへヘへへ
みみみゐ
皆で吉原へ
お女郎買いに
行こうっての?
焦るな...
まだ大丈夫
あたいのこと
呼んだああ
あたいだって
家の外行きたいよオ
ずるいや
ずるいや
分かった
けどねえ、おかみさんに
聞いてみないとね?
算段してくるよ
絶対おいてかないで
待っててよオー
吉駅へ行くってのに
てめえの駒に
断る奴があるかい...
まァいいや
聞いてきてみな
けどな、綿の下花
締めてこなくちゃ
連れてかねえよ?
へへへー
いやあ頭っちゃったなあ
こらどうーーも
えれえことン
なっちゃったよ
ごめんくだ
さあーい
へあー...こっから
夫婦の会話の
くだり...
何だいアンタあ
自分の家に
普通に入って
きなさいよっ
へエ
ウン
苦手なトコ
なんだよな..
お前さんの
女房は
思いが浅い!
真田はヤメロ!
地声で女を
表現なさい
なあに?
付きあいで
吉原へ?
舗の下帯
締めて?
泣...
おかみの
だ...
そうだ!
それならお寺へ行って
和尚さんから
館の数段を
借りたらどうだい!
またバカを
請け合ってきたねエ
この人は
今からあたしがねぇ!
どう言ったらいいか
教えたげるから!
オイ!
こんなとこで
笑われて
どうする
与太郎で
笑わしたいんだ
オイラは!!
これは与太さん
無沙汰をしたな
どーも和尚さん
お久しぶりッ
して今日はまた
何用じゃな?
実は和尚さんあの
今日はお願いがあって
伺ったんです...
オイ
くすぐってんだから
今度こそ笑えよ...
実はあの、手前どもの
視類の狐に
娘が憑きまして...
ヤバイ...
いつもと違う
何でだろ
和尚さんの
姉の袋跡をて
バケるし
『手術研と
そいともやっぱり
あの記事で
オイラのこと
嫌いになって...
雨で嫁ン
なっちゃってんの
かな?
では必ず
明日の法事に
間に合うよう
返しておくれ
そいで最後の
お別れに今日来て
くださったってんじゃ...
必ず
それなら
貸してやろう
なあ与太郎なんか
待つのよそうよ
あれ
やっと来た
おい不思議な
歩き方してるね
一晩でお返し
いたします!
あすこの奴が
出す訳ねえ
じゃねえかよオ
まるで螢だね
オイ嬉しそうだね
コイツは
ちゃんと付けて
きたろうね?
錦の下帯!
落ち着け
オイラは
自分の怒話を
やりゃいいんだ
もちろんだよおお
オイラの
落語...
オイラの
落語...
オイラの
落語...
あたいのは
ねえ
これだっっっ
おっぽれ
けてけてん
あかっか
ヨタさーん
やっと仕事
終わってさ
途中からだけど
見にこれたよ
区民ホーム
こんな面白い会
初めてだったよ
落ち込んでら
あな馬鹿やっとって!!
よし今晩は
パーッと
やろう
いやとても
そんな気には
なれねぇんで
仕事終わりは
飲みたいんだよ
あらあ
ヒイさん
雨ン中
よく来たわね
空いてる?
これから
いらっしゃい
エエこの雨で
キャンセルばっかり
あらまあ
ヨタさんも
今丁度
お見送り
してたんだよ
やあ
これは
お珍しい
どこかの
お大尽の
お座敷ですか
それが
何でかこの腕は
振られちまい
ましてナ
まったく
上がったり
ですよ
八雲師匠
それなら僕に
一晩買わせて
頂けませんか
ご祝儀なら
別みますよ
失礼ですが
初めてのお客様に
不見転で
買われる訳にゃ
いきませんから
ご祝儀は
頂けません
けどどうも
ウチのがご厄介に
なってるようで
ご挨拶
くらい
でしたら
そんなら
お座敷
ご用意
しますね
松田さん
迎えに来たら
待つように
伝えとくれ
ヤッター
師匠
何だエ
この馬鹿は
入りしなに
さっきのキャンセル
きっとオイラの
せいなんです
すいやせん
でした!
あんな記事
出ちゃったから
珍しく青い顔
してると思ったよ
まだあんなの
気にしてんのかい
この子ねぇ
さっきの濃度で
途中で裸ン
なっちゃって
それで大コケ
したんです!
すいやせん
与太
背中の
彫り物
見せてみな
みっともねえ
古傷で...
芸人なんて
見られて
ナンボだろ
お前さんに
何を隠すことが
あるんだい
何だエ
筋彫りだけど
見事な
鯉金じゃねえか
お前さんはこれから
過去としっかり
向き合わないと
ならねえ
決別じゃなくて
抱えて生きろ
罪を
忘れるな
それが人間の
突ってもんさ
ありがとう
ございやすッ
師匠先生
すいやせん
お先に失礼させて
頂きやす
飲むより
稽古が
したいんで
!
わはー
スゴイ
初りたいオー
まあまあ
男二人じゃ
お嬢でしょうが
一杯だけでも
実に
いいもの
見せて
頂きました
美しい
師弟愛
ドウモ
ご無沙汰を
しまして
あの学生さんが
こんな立派な
旦さんになって
ご記憶で!
七代目の
倒れた日の
親子会ですから
よく
覚えてます
覚えるのが
商売みたいな
もんですから
あの七代目の
最後の高度を見て
私は故郷に
帰ろうと
決意しました
親を大事にしたいと
考えが変わったんです
戻ったらすぐ
薄田家になりたい
とは思わなくなりました
父は資産家でその跡目を組ぐ重圧から逃げてただけだったんですよ
父は資産家で
その跡目を細く
聖圧から
逃げてただけ
だったんですよ
文芸好きが
たたって
今はこんな
道談をしています
父も亡くなり
家は弟に譲って
豪内を連れてこちらへ
僕は与太さんと
百年先にも残る
新作落語を
作るつもりです
僕と彼の
経験を
すり合わせる
けどそれは
酷という
ものでしょう
本当はあなたにも
新作をやって欲しい
あなたに
落語は
殺せませんよ
僕は後世に
残したいんです
あなたの落語を
あなたの人生
すべてを
あらゆる事を
出したい
もしあなたから
語ってくれないなら
与太郎くんから
明治大正、
戦前の名人のこと
寄席のこと
七代目のことも
知りたいことは
山とあります
小夏さんのこと
助六師匠のこと
みよ吉さんの
ことも
何故
その名を?
体価が
雪
田いまる
鄰落語心
其の四
血も涙も目も鼻もねぇ
丸太ン棒みてえな奴だ
てめえなんざ
丸太ン棒にちげえねえやッ
呆助、ちんけえとう、株っかじり
芋ッ堀りめえッッ
大塚梁!
また
お稽古か
「大工調べ」?
こりゃ
穴場だぜ
センセー
いっくらでも
大声
出せらァ
最近めっきり
付き合い悪いから
舟にでも連れ込ん
じゃえば
逃げられまい
と思ったのに
ここでも落語
やってんだもんなア
当たり前です
真打なんスから
何をそんなに
巡ってんの
てめえっちに頭を下げるよな
お兄ィさんと
お兄ィさんの出来が
少ゥしばかり違うんでェ
黙って
聞いてん
長して
気が過ぎらって
とこの町内っ
お陰でちって
大家と女性が高葉とか
言われんよっ
馬鹿ァッ
花のことは知らねえと思うんじゃんのか
元のこま気をきちゃんのこの地の頭、ァ!!あんたもんだぞ
どうしてそこまで
大声で演るの
うんさ
はース?ギリ
ししょーにそう
教わったんス
始めはとにかく
服の底から
声出せって
そうすりゃ客席に
聞こえねえって事が
なくなりますし
膨れぇて
顔を覚えて
くださる
声の大小
流語の良し悪しは
演ってりゃそのうち
わかるってさあ
でもそんなの
前臣のする事
なんじゃないの
へえ
なる程な
客には
わからない
演る方の
ことわりって
のがあるんだ
始めに敷わったことなんで
嬉しくって
なかなか抜けねぇんで
あとさ
あの談呵の
文句って
何なの?
え~と
目象がなくて
丸太ん榊...
呆助?
ちんけえとう?
様っかじりに
イモッポリ?
タコの服に
極め付けは
あんにゃもんにや...!?
センセー
よく覚えたな
このパート
好きなもんで
前に調べたんだ
けどどの辞書
にも載ってない
何てイミ
なのさ?
さあ?
知らないで
演ってんのお?
教わったのを
喋ってるだけでェ
知らないと
気が済まない
性質なんだ
書く方は
そうは
いかんのた
どうだって
お客は
気にしねえよ
大変だね
ドウモ
何故株梁は
ここで啖呵を
切るんだろ
古典というものは
実際良く
練られてるよ
棟梁が啖町
切る理由...?
そいや
オイラ
ひとつだけ
ししょーに
望められた
事があるんだ
考えた事も無かった...
「お前さんは
耳が良い」って
師匠の江戸井と
故郷の辺りと
ヤクサロンと
聞いた言葉がすぐ
混ざっちまう
さんざっぱら
直せって
言われてんだけど
師匠に言わせりゃ
それが耳の良い
証拠なんだってさあ
落雷の啖呵、
甚旬、唄なんかも
すぐ覚えちゃう
耳が良いのは
落語歌にゃ
得なんだ
なる程...
要は
意味なんかよりも
リズムで覚えろ、
ってことか
うまく言えた時
なんかさあ
歌ってるみてえに
気持ちいいんだ
落語やってて
良かったなーって
思うよ
あんまり気持ち良く
できると
お客さんまで
寝ててさ
すでとて
そんな時
オイラなんか
しめたっって
思うね
オイラ前座の時に
ししょーの高度の
ソダでイビキかいた
あかあって...
えーっ!!
ししょーがうまく
アドリブで
笑いにして
くださったけど
結構な
大舞台でさ...
んでよ
平日みてえに
謝ってたらよ
ししょーが
一番、
落語聞きながら
寝人るなんざ
昼から最高の
贅沢じゃないか
うあっこいい
やっと昔話
してくれたねエ
で、どうしてチンビラやってた君が落語を?
で、どうして
チンピラ
やってた君が
落語を?
あん時ゃ
首の皮一枚で
破門だったんだ
何でエ
こないだッから
料亭でも
ししょーに
根揺り葉狙り
何か聞いたってんだろ
気味悪
がってたぜ
さっき
言ったろ
性分なんだ
査話なんて
先の週刊誌で
こりごりなんだよ
コラ
待ちたまえ
表現者たるもの
隠し事など
すべきではない
さらけ出し
たまえーーッ
嫌だねーーッ
隠し事のねえ
人間なんて
色気がねえ
おまえァーィ
ねえ
今ヨタの声
聞こえなかった?
そうかエ?
こう騒がしくちゃ
聞こえないだろ
愛しい!!
旦那様
連れ合やぁ
いいのに
別々かい?
そーゆーの
ほんッと
やめて...
何だい
この子は
新鮮なのに
起きた
やと
今日はお得意の
旦さんと一緒だって
最近アイツ
家にいりゃ
ずっと稽古か
子守なんだから
真面目は
いいんだけど
ジャマで
しょうがない
女将さん、
芸者さんでも
紹介してあげてよ
真打になって
考えこんじゃって
そんな時こそ
女房の出番
じゃないか
伸び悩んでんのよ
精一杯
力になって
おやりよ
聞いた時ゃ
ぴっくりしたけど
フタ開けてみりゃ
いい亭主じゃないか
アタシも
ツバつけときゃ
良かったよオ
真面目だし
子供も
大事にするし
アタシもついぞ
家庭なんて
持てなかった
女将さん...
実は
お願いが
あって
アタシや...
みよ吉さんの分まで
幸せンなっとくれよ
今までとっても
お世話になったのに
申し訳ないんだけど
この産休の後
料禁の仕事
辞めさせてほしいの...
辞めて
どうするんだい
どうもしないよ
ちょっと
考えてること
があって
どっかに
行こうてェ
んじゃない
だろうね?
まさか...
ごめんね...
何だか
みよ吉さんの時
思い出しちまって
そうだよね
違うよね
あの人とは違う
心の強い子だ
あんなのと
一緒に
しないでっ
手前の芯が
本スウッと
通って
あんなふうに
恋に濡れない
八雲さんはよく
こんないい娘に
育ててくれたよ...
やめてっ
てば...
辞めたいってんなら
仕方ないけど
変な遠慮なら
よしとくれよ
いつでもまた
戻っといで
あんたとは
妃の代からの
くされ輝き
何でもわがまま
言って頂戴ね
女将さん
お揃いで!!
くそ坊主〜
おめーも
来てたか
ごめんね
アネさん
ちったあ
気分が
晴れたかい
ずっと籠って
子守してんだから
たまにゃパッと
遊ばねえと!
あらやだ
似たもの夫婦
かい?
居た居たっ
おかみさーんッ
すいやせん
お休み中に
板さん!
どうしたの
そんなに
急いて
へえ
俺買い物に
出てたら
店の前に
刑事さん来てて...
もう銀分さん
お見えになる
ってのにどうしたら
あのジジイ
どこで調べたんだか
黒崎さんには
連絡した?
へえ
ジジイには
あんたのこと
ばれてないだろうね
わかった
急いで
戻ろう
えっ
...あたしも
行ってくる
コタ、
赤んぽ
たのむね
ああー
行っちゃった
親分さん
って誰
女将さんの
超おとくいさん
この界隈束ねてる
すげえ~~
ははあ
ヤクザだな?
この界隈...
ていうと
もしかして
君の古巣
かね?
おおっ
ヨタローか?
うはっ...
どうしたあ
そのオマケは
アニキ......?
女将さんと
アネさんは?
何だお前
一緒だったのか
なら事情も
知ってんだな
この後椋島組との
会合の予定だったんだ
刑事なんかいたら
一発でオジャン
だったぜ
あぶねえ
トコだった
女将が根回ししてくれて
ナシになった
こういう店は
ホントにありがてえ
そうかい
そりゃ
良かった
てゆーかお前
久々だな
テレビじゃナョコチョコ
見かけたけど
見ねえうちに何だこの頭
しかも
二丁前に
子連れかテメー
ウチのももう
5歳になるよ
にしても
おめえ...
ずいぶん
甘ったりい
顔して
全然
おめーに
似てねえな
子供は
いいよなあ
おいらの
息子!
あーぅ
女房は
アネさん
えっ
小夏さんです!
ン
小夏ちゃん...?
ちょっと待って
頭が
追いつかねえな
おめえら
いつからそういう
仲だったんだ?
前に会った
時からか?
...アニキに何か
関係あるのかい
いや
考えてみりゃ
おかしいこたあ
ねえんだ
小夏ちゃんは...
そうか
そうだよな
随分見知った
仲なんだな??
いつの間に
そんな事に
なってたんだよ
おめえの件から
ウチの親父と八雲さん
よくここで飲むようになって
そんで俺も
出世してからよく
連れてきて
もらってんだ
そんでここで
働いてる小夏ちゃんとも
チョイチ『イ喋っててよ
けどまあ
ここを愚風に
してんのは
また別の
理由がある
女将と親父が
できてんだよ...
言っとくけど
スゲエ恐え
もちろん奥さんも
ちゃんといる
その辺は
ゆるい人
だからな...
いいか、今後は全部
それ大前提で
モノを考えろ
極道通った
お前なら
わかんだろ?
モノにはなあ
筋ってモンが
あるんだ
何でオイラ
釘さされてん
のかなあ。
と..
バカが頭
使わなくていーよッ
こんな料亭に
親分のお供出来るまで
出世できたのも
一緒に?
今、
親父さんも
来てんのかい
思えば、おめえとの縁の
おかげだなあ
あ
いや
ちょいと拭お
さしてもらいてえな
オイラ一回しか
会った事ねえんだ
おい
どの部屋だい?
一番奥の座敷かな
やめろって
カ
おめえみてえな
下ツ猫が
会って話せる
人じゃねえぞ!
下ッ端じゃねえ
真打だ。
ヨタぁ!?
あんた何
来てんのよ
何でこんなトコ
つっ立ってんの
どうだって
いいでしょ
別に
アネさん、
泣いてたね?
持ってて
おまえ
突然のご無礼
ご容赦ください
師匠がいつも
お世話になっております
不躾ながら浴衣風情の
はしたねえ恰好のまま
不肖私も少なからず
昔にお世話ン
なりまして
多少のご縁が
ございますんでよ
ご挨拶に上がらせて
頂きましたア
聞きしに勝る
デケエ声だなあ
いい
挨拶だ
名前
変わったん
だったっけ?
会いたかったよ
与太チャン
まあいいや
こっち来いよ
花火が
キレーだよ
も〜
ヨタちゃん、
スイヤセン
討ち入りかと
思ったよ
はあ
親分さんとは
初対面かい?
俺は何回か
落胆を聞いたこと
あるんだよ?
八雲師匠との
親子会だったか
めちゃくちゃだけど
古奥くて
いい落語なんだ
足抜けした
若えモンに
関わんのも
よくねえと
思ってな
ほんとは
もっと早く
喋りたかったぜ
見て頂いてたなんて
お恥ずかしい限りで
オイラが
話させて頂いてんのは
10年以上ぶりです
兄貴の代わりに
オツトメ行ってこいって
言い付けられた
あの日以来で
そんな事も
あったか
悪いが舎弟の顔は
いちいち
覚えてらんねぇんだ
まさかそいつが
落胆歌になって
今、俺の前に
いるなんて
夢にも
思わねぇよな
なあ
与太チャン
縁てヤツ
だなあ
もちろん
お忘れ
でしょうけど
あん時ァ
下ッ端風情が
だだこねて
行きたくねえなんて
ぬかしゃあがって
怒らせちまって
すいやせんでした
なんせ
人の代わりで
罰を受ける
なんざ
どう考えたって
道理に合わねえ
そいでも
親がどうなっても
いいのかなんて
言われたんで
怖くって
ブルブル震えながら
引き受けたんス
あの頃は
今以上に
与太郎でバカでした
そしたらね
刑務所にいるうちに
たった一人の親父が
例気で
亡くなっちまった
んです
刑務所に
入ろうが
入るまいが
どっちにしろ
彼傷まみれの
人生になりました
10代の頃は
考えなしに
誘われるまま
チンピラ
やってたけど
後悔するくれえなら
オイラはそんなこと
やっちゃいけない
人間だったんだ
背中の彫りモンが
今の人生に
邪魔でしょうがねえ...
て
ゆーのをね
そんなの
どってことねえ
そのまま
生きりゃ
いいじゃねえか
って思わしてくれた
のが落語です
あん時ゃ
ボコボコにされて
怖くてブルフル
震えてたのに
今アこうやって
サシで
喋らして
もらえてる
生きてりゃ
こんな変なことも
起こりますよ
フム、
まあそれが
10年も前の
恨みつらみ
出会いっ初に
叩いていい理由には
ならねえよな?
ーも
どう
俺はおめえに
喧嘩売られてる
気がしてならねえ
オツトメ
行ってくれたことも
感謝してる
それでトントン
じゃねえのか?
八雲師匠にも
ずいぶん世話ン
なってるし
だから無傷で
足抜けさして
やったんじゃねえか
そいとも何か、
他に
因縁つけてえ
事でもあるか
70分離する
...
こっとよォ
おいらさっきから
もしかしてって考えが
全然消えねえんだ
こうなったら
はっきり
させとこうぜ
親分には
どーでもいいこと
でしょうけど
俺たちこないだ
鈴入れたんです
この子は生まれて
9ヵ月
アネさんが
必死で
産んでくれた
11月23日
生まれ!
助六さんの風貌
知ってますかい?
なかなかの
男前なんだけどよ
助六さんの
孫ォ
この目元も
くせっ毛も
ソックリだろ
アネさんと
合わせて
うりみっつ!
よくよく見たら
親分さんも
ちょっと雰囲気
似てねえか?
知らねえ
なあ
アニキ?
惚れちまうのも
わかるってことさ
ちょっと
何言ってんのよ
ヨタ、
やめな
それ以上
言うなッッ
何でえ
おかしい
だろソレ
いいから
やめてっ
頭冷やせ
クソガキ
小夏が嫌がってく
テメエの正義で
突っ走んじゃねえ
嫌がってんだ
ろうが
言いがかりは
やめねえか
ヨタを
許して
お願いです
ごめんなさい
迷惑かけて
あたしの
せいです
ごめん...
ごめんなさい!!
やいっ
テメエら
勝手に
呼決すんな
オイラが納得
行かねェんだよォ
あああ
昭和元祝
靏落語心ぬ
其の五
おいっ
ちょちょぢょ
スイヤセン
失礼します
テメエ
汚ねえナリで
近寄るな
とりあえず
拭け
待て
まさか全部
フチまける
つもりか!?
テメエにどうこう
できる事じゃねえ
...俺も何回か
このパターン
見てきたけどよ
そいつら皆
どっか行っちまった
諦めろ
東京湾か
樹海で迷子か...
いいか...
あの人は
ホントにやるんだ
心配外だから
どうなってるか
よく知らねえけど
お前こんなことで
死にてえのかよ
死ぬわきゃ
いかねえ
師匠と
約束したんだ
何こちゃごちゃ
やってんだよォ
この際だ
何でも
言ってみろ
どうするかは
それから
考えてやるよ
コタさん
ガンバレ...
ヨシ
言ってやらァ
てめえなんざ
丸太ン棒でェ
私も涙もねえ...
でも暑もねえ
大丈夫かそうなぞ!!
いろんなところ
かじり
この女ギッコクスッ
でけえ面
するな
黙って
聞いてりゃ
増長しやぁがって
ごたくが過ぎらァ
こちとらでけえ声は
地声なんでエまだまだ
まだまだせり上がらァ
その蛸の頭にすっぽらべっちょに
あんにゃもんにャア
そいからオマケに馬の骨に牛の骨ッ
ひょうたんボックリコォー
?
誰が何と
言おうと
あの子はオイラの
息子でぇ
正・真・正・銘ツ
そい
天地くるりッと
入れかわっても
譲らねエ。
似てようが
似てまいが
関係あるかィ
いいか
彼からくれッ
てェたって
ぜっっってえ
あげねえど
何ン〜にも
疑う事ァねえ
だからこのハナシは
今日限り
これッきりでお終めエだ
...てえのが
アタクシの
言い分で
ございます
ドウモ
お粗末様で
ございました
啖呵売りか
でけぇ声でつるつる
出やがるから
全く聞き惚れちまった
商売道具
出されちゃあなあ
よく
踏んばったな
それが男の
優しさだよ
なァ真打
十何年、
精進して
きたんだな
図分いい
噺家になったじゃねえか
ほいじゃあ
女将さん
キャアギャア
やかましく
失礼しました
ホントよ
全く
花火の日で
良かったわね
女将さん...
何か
言いたげ
だね
いいから
ムネに
しまっておきな
与太ちゃんが
ああまで言って
くれたのを
無下にしたら
女が廃るだろ
わかった
ありがとう...
こんなことでアンタとの縁が
切れちまうほうが
よっぽど様よ
またちょくちょ~
顔を出しに
いらっしゃいよ?
ウン..
お栄ちゃん
何だか
すまねぇな
ぃいのいいの
大体みんな
悲しかわ
こんなことで
へこたれてたら
あんたの愛人なんて
初まりゃしないよ
アネさん
もう帰る?もう
ちょっとお祭り...
顔かしな
ちょいと
アンタ何てこと
してくれたの!?
余計な詮索するなって
言ったでしょ
やっぱり当たり
だったかい
えっ?
なんとなく
そうじゃねえかなと
思ってたんだ
なんとなくで
あんなこと
したの!?
アンタ
バカなの!?
観分さんの恐さは
よく知ってるでしょ
よォーく
知ってるよお
見ツくれよ
これ
まだ手が
震えてら
オイラは
やっぱり
与太郎だね
あの人に
非は何も
ないのよ
あたしが無茶
』ってる
だけなんだから
アネさんが
そうしたくて
してるんだね?
全部
覚悟して
やってることよ
ならもう
話してくれ
なくていいよ
世の中には
言葉にしねえ方が
いいこともある
それが
人の和って
やっさあ
人に何て
言われたって
自分で決めた事だし、
大体は
想像できたことよ
ただ一つ、
アンタと輸入れたことだけが
予想外だった
ほんとは
恐くなってたの
あたし
母さんと同じに
なってるんじゃ
ないかって..
あたしに流れる
血がそうさせるの
かと思うと
心底
ゾッとした
運命なんて
変えらんないのよ
ねえ
ヨタ
けどアンタといたら
不幸だって思ってんのも
バカバカしくなりそう
アンタの落語が
聞きたいの
八雲とも助六とも違う
アンタの落語が
これからどうなるのか
見てみたくなったんだ
オイラの
落語..
どんなんだと
思う!?
知るかイ
あたしは
落語家じゃ
ないからね
テメエで
考えな
ふえ~っ
でも
話してくれて
良かったよ
アネさん
ずっと
ふさいでるから
心配だったんだ
心配だった
んだ
不思議なもんで
夫婦になると
アネさんのことが
何でも心配になって
くるんだよ
他人のこと
遠慮なく心配できる
ってのも気持ちいい
もんだなァ
何その手
じゃあアネさん
もうちょっと
緑日見てこうか
手ェ繋ぐ...
嫌だあ...
そりゃねえだろ
夫婦なのにッ
アンタそういうの
できんのね
なんかショック
なんだけど
落箇歌になってから
とんと緑がねえけど
人前で手ェ
繋ごうとか
言う奴
大ッキライ
なんだけど
ほんとスイマセン...
まあ昔は
それなりに...
教ぎたい時は
あたしから言うよ
へェ
もー疲れた
帰るね
おまつり...
子供寝てんのに
ウロウロできるかい
ひとりで
見てきなよ
ヨタさあ〜ん?
もう終わったかね
あッせんぜん
居たんですかい
何だその
言い草っ
エーエー
屈ましたよ
あんな修羅場の
後に
残れる訳ないだろ
ずっと
聞いてたの?
さすがに悪いから
そこで金魚すくい
してたがね
二匹
用途もないし
君に
逃し上げましょう
君と奥さん
みたいだわ
デへへ
そんなことより
はっ
イヤミため
そうなの
!?
ついに君は
自分の落語を
見つけたわ
そうなのじゃ
ないよ
きっと今日
君は何か
掴んだはずだ
でないとあの
映画
切れないよ?
啖呵...?
ああそうか
あれなあ
オイラァ
あれでひとつ
わかったんだ
「大工調べ」の
棟梁が
啖呵切る理由!
なになに?
何なの!?
あれはなァ
スッキリする
からだ
何だよ
その願ッ
ただ言いたくて
言ってシだよ
ふぉっ
もしかして、
まあいい
君がわかって
ればいいんだ
パズルの駒が
だいぶ
埋まってきた
それより先生
これやってるとこ
連れてってよ
オイラも
やりたい
あっ
助六師匠
おかえりなさい
花火は
どうでした
どうってありゃ
混み選みだよ
ここからも
いくらか
見えるんですよ
オオ
アネさんは?
もう
お休みですよ
ししょー
ししょーアネさん
赤ン坊とオイラ
おみやげー
家族4人分
取ってきたんだ
ハア金魚!
涼しげですなァ
学気払いに
ビッタリだろ
アタシのァ
無工んですかい
だって松田さん
孫までいる
じゃねーか
謎が世話ア
するんだい
オイラが
やります
そいじゃあ
ドゥモ
なおもちゃんっ
師匠
おひとつ
お前さんも
飲みなさいよ
へェ
よくこの級側で
師匠に耳かき
して頂きやした
ねえ...
あの頃はとんでもねえ
失礼な野郎で...
今思い返しゃあ
自分で
ゾッとしまさあ
何だエ
今だって
してやるのに
いやいや、いやぃや
とんでもねえです
あの時分は
お前さんのこたァ
犬ッコロとしか
思ってなかったよ
立場ってのァ
変わりますねえ...
落語ってのを
知れば知る程
師匠の凄さが
身に沁みてます
いつかまた立場が
変わったら...
師匠にちょっとでも
近づけたら
またでっけえ会場で
親子会がしてえんです
今はまだ
真打にあがった
ばっかりですけど
そのうちきっと...
嫌ァだ
面倒
アタシぁ静かに
手前の落国が
できりゃいいんだ
もう大それた事をして
心を乱したく
ないんです
師匠が落語を
するのは
その為めですか
ご自分を
高める為め
オイラの場合は
自分なんて
どうだっていいんです
こんな世界一のバカ
高めたって
屁にもならねえ
どんなどん底に
いたってあいつらなら
這い上がってくらァ
オイラはとにかく
落語に出てくる人が
好きでたまらないんです
あいつらを
みぃーーんなに
紹介してえんで
それが
落語のあめ
ってことかエ
そいじゃ
お前さんがやる
意味無いじゃないか
へェ
いいんです
オイラの事なんて
考えられないね
お前さんは
我欲が
無さすぎる
ありすぎんのも
行きすぎるのも
問題だろ
ただし
「居残り」を
えなさい
親子会は
やってやらァ
えっ
スゲエ
大和多
お前さんの
「居残り」を
作りな
アレは手前の
我が出やすい
我を引き出すには
佐平次って男ァ
うってつけだ
あの演じ分けを
やってご覧
落語で
お前さんの意志が
ちいとも見えないよ
もっと
我を張りなさい
まあいい
ただなあ
うまい師匠が
今いねえんだ
アタシもとうに諦めて
手離した雨で...
ちょいと
来てみな
そこイ
お座んなさい
何です?
じろっ
19チン
エー
遊びにも
上・中・下と
ございまして。
上ってのは
廊へは来ない家。
上は来ず、
中は昼末て昼帰り、
下は夜来て朝帰り、
そのまた下下が
居続けをして、
そのまた下下が
居残りをする
居残りという人は
あんまり好かれ
なかったんだそうで。
居残し
やってくれんの
オィラのために!!
佐平次兄ィ!
話ってのァ
何です
おぅおぅ、
世直しに最気良く
行こうじゃねぇか
南って、
品川ですかい
お前ら皆で
久々に雨に
押し出そう
おうよ。
女郎買いは
吉原とばかり
相場が決まっちゃ
いねぇだろ
おめえら一両ずつ出せ
あとのおあしは
ええっ
本当ですかい
皆、俺が出してやる
エエ〜
ヨーウィとくらい
ヨーイ
そ
何てなこと
言いながら
歩いてたら
ホラ
品川に着いた
あれ..
これ..
助六ししょーの
居残りだッッ
居残りだから
伊之どん。
どさくさに紛れて
二階で働き出した。
なにしろ機転がさいて
道の相手も出来て
人間まめで
調子がいい...
まるでも問題
伊之どん。
へいっ
ねぇねー
今ちょっと
遊んで来るから
その内あちこちから
お呼びがかかる。
馴染もできる。
八番の日那のお相手
つないどいてくれな
お小遣い
あげるからね
おッとよろしい
心得た
行って
らっしゃい!
へぇ八番の旦那
お邪魔いたしますッ
旦那ッ大変
お久し振りじゃ
こさんせんか
この間、花蓮が
あなたがお見えッ
ならないってえ
みなんか
流しちゃって
だんなァ
卵なお人だァ
よウッソ
伊之どん
火種を〜
伊之どん
お水頂戴。
へえいッ
あら早いわ
お隣のを持ってきやした
へぇーい
お手紙の
上書き?
小野
ですかい?
壊れもんの
修制?
...と、大忙して
あっちこっちで
ひっぱり凧
住所書き?
へいッ
となると
他の若い泉が
いけすかない
帳面には枠を引くから
家へお帰りなさい。
有り難う
存じます。
帳面には様を引くから家へお帰りなさい。
しかし
あっしァ
ここを出られねぇ
ワケがあるんです
餓鬼のほから
手癖が悪く
旅を稼ぎに西国を、
廻って首尾も
吉野山...
へえ...
なんだか芝居
みたいだねぇ
抜け参りから
ぐれだして、
スゲエ
スゲエ!
師匠の面影が
まるでねえ
助六さん
そのものだ
生きて動いてたら
こんな感じ
だったのか...
ああ
いいな!!
見てみた
かった...
お前も女郎屋で
飯食おうってんなら
俺の面ァ覚えとけ、
あっ...畜生め
ひでぇ野郎だ
あいつァ...
吉原でも千住でも
どこでも相手に仕手のねえ
居残りを商売にしてる。
佐平次たあ、俺のことよ
旦那、大変で
ございます...!
櫻へ帰って
日形によろしく
口っとくれ
あはよッ
なに、
居残り商売だと
じゃあ俺は
評欺にかかったのか
へえっ
旦那の頭が
胡麻塩ですから
ア...
野暮なこ
あっ、お兄ちゃんに
え
当屋の通りか、
少女はあぶしと
いやいや、
たぶーーっ
いてる...
だから
いやい叫んだ明けじゃない。...ふふふ、
シカロリームサイトですが、
みんながみんねみたいな
いいはい。
リセ付けねえ。
何で早く
やれそうなんだけど、
...んだけど二世空んだ
はぁ〜っとれしたい、すごいごなぞ
火か入ると
がらりと変わろ
別世界!
見せともなれば
新造も若い気も
大勢いて...
ステム人が
なんですね
何かでこるが
立て込むと
ちょっと手が
ひとりなくなる
父ちゃんの落語が
聞こえるよ
第7巻につづく
ねー
信ちゃん...
【参考文献】
落ち着いてないのですが、
ええ...それはどうやらないんですか
「2014」と「空ってみたい。名前のごおはようスペクト
お元気ですかィ!!
お久しぶりの
ヨタロ・です!!
前回は秘田さんに
すっぽかされちまった
けど、めげずに
無い戻ってめぇり
やした!!
何でこないだ
読ってくんなかった
んだよぅ...
氷くなんな
我がはて出て
お忙しいのに
ごるぬなこって!
いやオマケなんて
面倒を思って...
アタシだって
さみしかった
んですよ
『お菓亭
今回は大都会
新宿の定席寄席
そすんでうていう
新宿末広島県ん
『おおしてるちゃんた!
すてきた
っ
たいのは
新宿
末広帝
いつも通り
行いたいな
お前だって言って
明治30日
...カッグジャイル・
マイオミナロリス
く3出ロ
+せ下会案のCづ出口を
出たら左に1〜26.
まわりに、楽しい食べみ屋さんも
いっぱいおるので
家族が八条たら
のみに行きましょ。
プネイ
まあそう
い有蒙蒔
来た本
いつもの
また声は徹底します。
(2)また古ほぼ昭和24年に立ち去って、
ときあげた初代席寺、北村銀太郎氏にあり、
ぱこられた都内田野「滋喜空席」は唯一の
木造学席/通りに面した外観や現金が
もう夏陽のいた生活保らしい渋谷行い。
勃起のド真シ中にバラッとかう透くことは
名人達に脈々と呼ばされ続けて、
かっちょいーねッ
不馬専
耐木療専
桟敷席»
亭内の様子〜
桟敷席璩
「あの、
かして
くせはす。
満席なら
2階席も
ざいまは
椅子席(un席)
★通常住所自由です。お母さんは医療へどうぞ〜!
しかし
最後だと思ったらう。
とてのとかな春の昼下からに
えみちゃっちはちょっとおばさっちゃうんだ
〈略〉
「四季折く落ち取然原稿者をさなげて、
【予席支は過ぎしせいんでなきん々?
心と転にさすが輝き、障することに、
そして我ら喧嘩、風の子よぎ。
そしてそんな方の申しづらくだろう。
あみゃげ品も
たくさんあり
!?
いや、やっぱり
それはそれを知っていますので、
それは...
き
今まPかわいい!!
江戸はこの「栄華な大通りの
富田町は著「厚度書き客席R広青」戸めツ改将-
お酒以外で言っぱない
今はめぴう
食べて食いしてきたら。
八雲とも
とも違う
助六
次巻予
与太郎の
2015年3
圧巻の落語シーンもたっぷり収録
喋って動く与太郎と
八雲姉匠に会える!!
前編」〜
市時発売決定
落話ッ
昭和の七禄大丈夫
落語!
完全新作のWindows2015年8月10日までと
2015年3月30日金3月11日土12月12日土曜日、通常学生
ということで、こうして、2018年8月29日の開発時30時35時間30分程度の
八雲と助六
受け継ぎ
与太郎が
二人の落語を
生み出すものとは...!?
「昭和元禄落語心中」の巻の編集は、
和元緑洛譜心中』続きがすぐ読みる!
夏目ココ
「わたしと繁殖
いたしましょう
豪華執筆陣&
新鋭作家が連載中
水寺葛
「『ヌネジッ
«出
「疼く霞」
々
唐
唐々煙パシニガミメ「ドクター」
ドクター」
サメマチオ
サラマンダー」
よしだもろ
「色は匂へと
草野佑
「余命
¥20.000m0.
沙渋く
タナカミホ
「いないボクは
蛍歯にいる
千代多みく郎
「メルヒェンヴェルト」
「キラキラ光る嘘の粒」
田実希
「はじめの
ニット!
南国ばなな
「幽霊な彼女と
...なに
さかもと麻
「私も世界を
終わらせた
香田は、
切り「宿り木の告白」
偶数月7日発売
定価:本体917円(税別
読み
びっけ
「王国の子」
「AN」Tenshibu.[E]Stan
Twitterli
新連載始動!
田中相
「その娘、
はぁぁぁ
EDIhtp//itam.jp/
わたしと繁殖いたしましょうで、
ご縁起えたら、地球滅亡!?
合コンで知り合った美少女は、
なんと地球を滅亡へと導く地
球外生命体だった!!
美女・乙姫からの猛烈な求婚
に、カズキの心はぐらついて!?
人類をかけた宇宙人との恋愛
スタート!!
彼女がピンュール成長東西の様々な態度で神神たちのサポートを受けながら一家発祥の地・日本で
いいぞーちを受けるデビューを目指す...もうすらなす!!あるおるじゃないかな
それは...それではないのですが、
3.思わずつなずくバンドあるある」も盛り込んだバジド好き・西魔好き必要がいて
必読のV系
コメテ
メロイック
サイン
あ!!どのデバイク
江口カイ
昭和元禄落語心中O〜〜〜0......いや、そんなことを言われていましたが、
「TANコミックス大好評発売中!
漫画界の反逆児・ITANの
事命的ラインナップ
平安女子部!全2巻......
彗星継父ブロキオン全3巻......!!
...
...いい..
彼女はお客様の中でもなかったのですが、あの世界への中にいっていたのは、主張の子でしょうかもしれません。いや、いや...
赤の世界......王国の子のことで、玉田の子(ひょっとしかったのですから、高校い一教授編をしてくれたのは、いやいや...
そういえば...
二回の病使いー覚醒編ー...
テンベストのテンペストO~6...
梅鸞摂乱ー長州幕末狂墨曲ー枇けせん...全5巻...m..in..n.
神様が出来ない状態の地上はボケットの中の庭...!!ここにニューションの......いや、そんなことはないのですが、
私の手を万年引んでの子全3巻・...それは...
...4ヶチッパとソーエンで誰がそれを一田中相短編集ーー...いや、それはいいのかわからないかもしれません。
最初ですね。一出中は知識というのは、昼前の日曜朝は今日からの日のクロプロルーギャングスター全てのそれは...
ロックウェルキギャングスター全3巻...!!
これからは、これまでのサービスがありますのですが、ログラムビューショッピングサイトではないでしょうか
相手が美ノフリース...!!強霊な彼女と心霊な僕の..それは...
これからのデータを使っていないということではないですが、一般的な時間がありません。
......
いや、そんなことなんでもないのですが...そういうことができなくなっているのかもしれないんです
しっのくるりまででさらば、やさしいゆうこんでしょうづる......
それは、「こいい!?」ってれば私と少女は言った...。少女戦闘グランジ..これからは、
それはねーンスねロッパ少女鉄姫グランジ...それでも、それはそれだけではないのですが
田中田中国中...田中
はじめのニットうん...いいじゃないけど、
ごはんの時間割...
出会い系サイトについてはいいのかわからないので、それはそうですね。それでもいいでしょうか。いや、それはいいのかわからないけど...
吸血児・シグマくんO...これからは、...いい..
屋上の君......!!それはそうだけどなんですかもしれません。
......サメマチナ....
ホテルサラマンダーOn...!ウォーウィングそれでも.........
トウキョウ・D全2巻...それはそうですけど、それではないのですが、...
トッキョブレーニングを使用して、会命や201000円以上のメニューカミントクターのそれでも、これからはいいでしょうか。いいのですが...
ハッハムのひとんともシニガミメドクター(.........いいいかいいのかわからないのですが、
それはそれだけど...
それでも、これから
...
これからのサイトについては、
........千代多み
2まいめ(`......
「TAN最新情報はコチラをチェック!!
E2lnttp//itanjp/
WebサイトANyhenstoldy
......いいい..い・加藤千恵メオカヤイヅミ
LINE【@tan
...いいアサミジョ
(あて先)
〒112-8001東京都文京区音羽2-12-21
納識社BE・IOVE編集部気付_雲田はるこ先生
初日
このKCxを読んたとえば見・ご感想などを
下記へお寄せいただければばらわしく思います。
なお、お送りいただいたま手紙・おバザキはご記入いわただいた個人情報を含めて
新者にお渡しすることがありますので、あらかじめご了解のうえ、お送りください。
JASRLACalleのTA-CI-
「TAN-2014年明は一部号
★この作品はフィクションです。実在の人間、国際名誉とは関係ありません。
KOx208ITAN
いや、ありがとうございますが、
昭和元緑落語心中6
2014年8月7日第1回発行(往復は外国がノールに表示しております)
名
お
発行者なんて
発行者発行所
印刷所
本文製版所・豊
製本所
雲田はるこ
こういうのは、OHandorKumazon(
清水保羅
株式会社・講談社
〒112-8001東京都文京区音朝2-12-21
電話編集部東京(CO)5355-364
販売部,東京(COJ5355-3608
実務部・東京(13)5055-303
農昌室印刷株式会社
豊国印刷株式会社
株式会社フォーネット社
調談社
MDC726159919cm.pincdhjpan
●本書のコピー、スキャンデングル化学の場所観覧は寄付権法上での時分がを読書類じられています。本団を代行業
者等の第三者に依頼してスキンママデジタル化することはたとえ個人や家庭用の時間でも青作業上達反です。
●清丁本私丁本は職人的店名を二朝記のうえ、小松東海道部に主選火とさ2.選挙が社員個にても取り替えい
たします。なお、この本についそのお問い合わせはBELOVE編集部部にお願いいたします。
ISEN978-406-38U7080
ISBN9784405-3BU7080
師匠と交わした約束を
胸にしまって芸を磨き
ついに与太郎、真打に
射止めた名跡は三代目助六
八雲姉匠の為め、助六の血を継ぐ小夏の為め、
焦がれて手にしたはずなのに、
おのれの落語が揺るぎだす」
八雲と小夏、二人の中の助六を変える為めの
与太郎の落語とはーー!?