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Instructions:
葬
NJに
...。山田鶴人
...ぁぁァベッカサ
...
...
tarngintela
Gotomextpage
GotomeXtpage
葬送のアリゴ...
【原作】【】
【作画】
..
vol...
話
9
第8話百分の一
第
・死者の幻影
紅鏡竜
COXTBNIS
10
...第一条第二第二条第三第三条
話
...
1話、村の英雄
お、お姉ちゃんの
第12話、北方の関所
第8話解放祭
!6
第
第1
16
話
ち14話
4話
言葉を話す魔物
ドラート
う話
衛兵殺し
第17話
葬送のフリーレン
第8話7百分
フリーレン。
魂の眠る地を探して
ヒンメルと話すんだ。
俺を手伝って
くれるんだろう。
...わかったよ。
どうせ
当てのない旅だ。
眠って
しまいました。
葬送のフリーレンB
うーん...
寒い...
うなされてる...
呑気なものだ。
行きたくない...
Northern
Countries
魔王城のあるエンデは
大陸の最北端だからな。
魔王城の辺りって
そんなに寒いんですか?
それにあの場所では
いろいろあった。
(現在地)
Central
Cownicowhtice
Southerncc
Countres
.....
なんだか
気まずい...
そろそろ
フリーレン様
起こそうかな..
うーん...
フリーレン様...
なあ
フェルン。
葬送のフリーレン図
そいつは
いい師匠か?
どうでしょうか。
よくわかりません。
ただひたすらに
魔法を求めて
旅をして、
ヒンメル様達を
知ろうとすることには
興味があるようですが...
振り回されてばかりです。
振り回されて
ばかりです。
もしかしたら私には
あまり興味が
ないのかもしれません。
フリーレン様が
私を弟子にしたのは
ハイター様との
約束に過ぎませんから。
そうか。
ですが
とても不思議な人
なんです。
旅を始めてからは
誕生日にプレゼントを
くれるようになったんです。
いつもは興味
なさそうなのに、
何を考えて
いるのでしょうね。
とても
不思議です。
フリーレン、
君は王都には
残らないのか。
旅を続けるよ。
一人でか。
気楽で
いいでしょ。
弟子を
取ったりは
しないのか?
旅は話し相手が
いたほうがいい
時間の無駄
だからね。
色々教えても
すぐ死んじゃうでしょ。
フリーレン、
人との関係は
そういうものじゃない。
そういうもの
だよ。
皆との冒険だって
私の人生の百分の一にも
満たない。
アイゼンなら
わかるでしょ?
俺は:
はいはい
暗い話は無し!
今日はめでたい日
なんですから、
飲みましょう!
酒を飲む理由が
欲しいだけだろう?
ばれましたか。
お前はいつも
飲んでいるだろうが。
この
生臭坊主。
ばっはっは!
そいつは
いい師匠だ。
フェルン、
そうですね。
アイゼン、
本当について
こないの?
ああ、
前にも言っただろう。
俺はもう足手まといだ。
エンデまでの
道のりは覚えているな。
うん。
まずはヴィレ地方、
リーダル峡谷を抜けて
北側諸国の関所だね。
すまんな。
長い旅路になる。
勇者一行は
10年かかった。
そうか...
ヒンメル様達が
魔王城を目指した
道のりと同じなんですね。
たった10年の
冒険だよ。
百分の一か。
皆との冒険だって
私の人生の百分の一にも
満たない。
そんなことも
言ったっけね。
面白いもの
だな。
何が?
その百分の一が
お前を変えたんだ。
じゃあ
またな。
うん。
また。
私の人生では
二分の一ですから。
フリーレン様と
過ごした時間です。
これからもっと
多くなるよ。
Qにか
痺れてきた...
第9話1死者の幻影
いいですか、
フェルン。
これからはフリーレンの
言うことをよく聞いて、
いい子にしているんですよ。
さもないと:
...さもないと?
はっはつは。
死んだ後に
化けて出ます。
ハイター様。
私が悪い子になれば
化けて出てきて
くれるのですか?
ずる賢く
なりましたね。
誰に似たんだか。
撤回しましょう。
あなたがいい子でいたら、
少しくらいなら
化けて出てあげても
いいかもしれません。
そろそろ村に
着くってさ。
何?
なんでも
ありません。
勇者ヒンメルの
死から28年後。
...そうですか。
中央諸国
ヴィレ地方。
あんたら
峠道を越える
つもりだろ。
やめといた
ほうがいいよ。
もう何人も
行方不明に
なっているからね。
魔物でも
出たの?
幽霊共に
連れ去られたって
話さ。
アンデッドかな。
その幽霊の
見た目ってわかる?
そこまではねぇ...
気になるなら
直接聞いてみたら
どうだい?
実際に見た
じつ
連中もいる。
話を
まとめると...
死んだ身内や知り合いの
幽霊が目撃されていて
どれも生前の姿のまま。
これは
アンデッドの
仕業じゃないね。
話しかけられた
という人も
いたようですね。
そうなの
ですか?
アンデッドは
魔法で操られた死体の
総称だからね。
でも今回は生前の
姿のままだった。
死体なら
そうは見えない。
ゾンビとか
スケルトンとか。
これは
まったく別の系統の
魔物の仕業だね。
心当たりが
ありそうですね。
悪趣味な奴だから
出会わないように
気を付けないと。
朝一で
村を出るよ。
フリーレン様、
村の人達
困っていました。
ヒンメル達
みたいなこと
言うね。
私はフリーレン様とは
違っていい子なので。
まあ
フェルンが
いいならいいか
どうせ峠道は
通るわけだしね。
ここが最近
村人が消えた
場所だね。
手掛かりは...
十分すぎるか
...ここで魔法が
使われた形跡が
あります。
そうだね。
どんな魔法だと
思う?
...幻影魔法です。
幻を利用して獲物を
誘い込む魔物がいると
魔法生態学の本に
書かれていました。
幻影鬼。
死者の幻影を見せて
人を誘い込む。
その種の魔物の中でも
狡猾で貪欲で
人しか捕食しない
偏食家。
そんなもので
誘えるのですか?
でも幻影鬼が使う
幻影は魔法使いにとっては
脅威じゃない。
その人にとって
大切だった人の
幻を見せるんだよ。
攻撃魔法みたいな
高密度の魔力を
ぶつけるだけで
簡単に離散する。
当然です。
死者の幻影を
撃てばいいの
ですね。
撃てる?
偽者だとわかって
いるのですから。
私は命乞いをする
師匠の幻影を
撃ったよ。
......
まぁ、師匠の命乞いは
聞きなれていたから
そこまで罪悪感とかは
なかったけどね。
だとしても
気分のいい
ものじゃない。
命乞いを
聞きなれるって
どういうこと
なんですか...
霧が出て
きましたね。
幻影が出てきたら
迷わず撃つんだよ。
近いね。
フェルン。
出た..
動揺はない
これが
死者の幻影..
んえい
一段とまほうっか
魔法使いらしく
なりましたね。
あなたがいい子でいたから
少しだけ化けて出る
ことにしました。
記憶だ...
魔法使いの道を
選んで正解でしたね。
あなたは昔から
魔法が大好きで!
こいつ...
私の記憶を...
...なんて
残酷なことを..
これは私の
大切な思い出だ...
フェルン。
駄目か。
...ヒンメルが
出てくるんだ。
てっきり
また師匠が
出てくるものかと
思っていたけど:
フリーレン。
私も少しは
変わっているって
ことかな。
撃て。
そうだね。
ヒンメルなら
そう言う。
これでこの峠道は
あん
安全だね。
あれはハイター様の
幻影でした。
そうだね。
フリーレン様。
偽者です。
次は本物に
会いに行こう。
私たちは
魂の眠る地を
目指して
いるんだから。
...そうですね。
第10話▲紅鏡竜
勇者ヒンメルの
死から28年後。
中央諸国
リーゲル峡谷。
あれが竜...
初めて
見ました。
巣を見て。
魔導書があるでしょ。
あれ探していたやつ
なんだよね。
相変わらず
好きですね...
でも何故
あんなところに...
竜は魔力の籠もった物を
営巣の材料にするからね。
紅鏡竜。
こいつは冒険者を
何人も食っている。
どちらにせよ
仕留めておいた
ほうがいいでしょ。
巣に当てないように
気を付けて。
はい。
:フリーレン様。
あまり
手応えが...
仕方がない。
逃げるよ。
やっぱり
竜は硬いね。
え?
葬送のフリーレンロー
はぁ、はぁ...
ようやく
撒けたか。
飛ぶのも速いね。
空中戦も
無理そうだ。
し、死ぬかと
思いました...
じゃあ
戻ろうか。
...だよね。
竜と追いかけっこなんて
魔法使いのやり方じゃ
ないよね。
流石に
これ繰り返せば
いつかは倒せるでしょ。
素直に
仲間にするか...
前衛?
ああ。
探しているん
だろう。
リーゲル峡谷沿いに
ある村に
シュタルクという
戦士がいる。
北側諸国に入る
ついでに拾ってやれ、
俺の弟子なんだ。
ふーん。
いい戦士なの?
竜が近くにいるとは
思えないほど
平和ですね。
...そうだね。
:フリーレン様。
あの魔導書には、
どのような魔法が
記されているの
ですか?
服が透けて
見える魔法。
フリーレン様は
本当に
変な魔法ばかり
集めていますね。
趣味だからね。
でも実用性は
あるよ。
服と認識する
範囲によっては
隠し持っている
武器とかが...
シュタルク様が
お会いしたいと。
旅の方、
少々よろしい
てすか?
...探す手間が
省けたね。
三年ほど前、
あの竜が
村を襲いました。
そんなときに
現れたのが
シュタルク様です。
あの方は
竜を前にして
一歩も引かず、
長い睨み合いの末に
竜は去っていきました。
それ以来、あの方が
ここにいてくれているおかげで
我々は竜に襲われることなく、
平穏に過ごせているのです。
......
では、
シュタルク様に
協力してもらえれば
竜は倒せそうですね。
だといいけど。
俺もシュタルクみたいな
強い戦士になれるかな?
なれるさ。
でも戦士なんて
碌なもんじゃねぇぞ。
ばーちゃん!
葬送のフリーレンB
お前らが竜に手を
出していた連中か。
あまり刺激されると
困るんだ。
村に危険が及ぶ。
竜ってのはお前らが
思っている以上に
恐ろしい存在だ。
そんな大層な
傷じゃないでしょ。
この額の傷は
暗黒竜と
戦ったときにー
......
...お前ら
師匠の差し金か。
何者だ?
ばーちゃん、
外してくれ。
魔法使い
フリーレン。
大丈夫。
俺の師匠の
知り合いだ。
師匠
怒っていた
だろう?
黙って出て
来ちまったからな。
シュタルク、
なんで竜を
倒さないで
いるの?
村に留まる
理由なんて
ないでしょ。
先にそっちの用件を
教えてくれないか?
師匠のところに
戻れっていうなら
御免だぜ。
前衛として
私たちの仲間に
なってほしい。
まずは紅鏡竜の
討伐を手伝って
もらいたいかな。
巣にある魔導書が
欲しいからね。
何故?
ただの趣味。
特にッゆう
理由はないよ。
相手は
紅鏡竜だぞ。
理由もなく
戦う相手じゃ
ねぇだろう。
そうだね。
私の集めた魔法を
変めてくれた
馬鹿がいた。
褒めて
くれた...ね。
それが
理由になるかな。
......
くだらねぇな。
でしょ。
仲間になるのは
別に構わないぜ。
師匠が
連れてけって
言ったんだろ。
ただ紅鏡竜だけは
絶対に倒してもらう。
正直おれと
俺一人じゃ
厳しくてな。
フリーレン、
お前なら
倒せるんだな?
30秒足止め
してもらえれば、
確実に。
それ、
俺がやらないと
駄目かな?
何を言って
いるのですか
この人は?
...やっぱり
そういうことか。
シュタルク、
魔物との
戦闘経験は?
なるほど。
30秒か。
0だよッ!!
助けてくれよ
フリーレン!!
俺だって最初は
立ち向かったんだよ!!
でも、怖くて一歩も
動けなかったんだよ!!
あいつ家を
野菜みたいに
輪切りに
しちまうんだぜ!!
人間が戦って
いいような
相手じゃねーよ!!
竜の気まぐれで
助かったと
思ったら、
何故かその後
竜が村を
襲わなくなって
英雄扱い!!
村の人達
超いい人なんだよ!!
若いんだから
いっぱいお食べ
シタルク...
新しい必殺技
見せてよ!
フリーレン様、
こいつは駄目です。
もう逃げられる
雰囲気じゃないん
だよ!!
他を当たり
ましょう。
見捨てないでくれよ!!
いや、
こいつは
竜と戦える。
てきるはずだ。
そんな
やればできる子
みたいに..
......
・?
シュタルク、
一晩だけ時間をやる。
よく考えろ。
このままじゃ
いけないことくらい
わかっているはずだ。
シュタルク様に
会ってきたんだって?
いい若者だったろう。
あの子ったら
いつもウチのご飯を
美味しそうに食べて
くれるからねぇ。
シュタルク様
慕われて
いますね
優しい?
臆病な
ようにしか
見えません
でしたが
まあ、あいつは
優しい奴みたい
だからね。
臆病なのは
否定しないよ。
これまでは、
...わかったよ。
忘れるよ。
まったく。
フェルンだって
初めて魔物と
戦ったとき!
さあね。
単なる
気まぐれか、
小さかった頃は
素直で
可愛かったのに...
...そういえば
何故、竜はこの村を
襲わないのでしょうか?
あるいは...
シュタルク
でしょ。
私は
もう寝る。
...なんの
音でしょうか?
気になるなら
見てくれば?
ふーん。
いい戦士なの?
あいつは昔、
故郷の村が
魔族に
襲われたとき、...
一人だけ逃げ出した
臆病者だ。
俺と同じだ。
だから
あいつには
俺のすべてを
叩き込んだ。
今のあいつは
誰かのために
戦えるやつだ。
なるほど。
いい戦士だ。
で
...これは
修行の跡
だったのですね。
第11話14村の英雄
竜と戦う気は
ないのですよね?
何故修行を
続けているの
てすか?
俺がこの村に
来たとき
...これは、
修行の跡だったの
ですね。
そんな連中がさ
今では幸せそうに
笑ってるんだよ。
辛気臭い顔をして
皆、
竜の恐怖に怯えていた。
>ユタルク様がいるから
この村は大丈夫だってな。
俺は何も
してないってのによ。
この村が襲われて
いないのはただの
竜の気まぐれだ。
竜が村を襲ったら
シュタルク様は
戦うのですか?
死んだって
嫌さ。
でもよ、
この村の連中にとっては
俺は英雄なんだよ。
この村の英雄
シュタルクなんだ。
とは言ってみたが
実際は逃げ出し
ちまうかもな。
俺が守らなきゃ
ならないんだよ。
額の傷だって
魔物と戦いたく
なくて、
師匠と喧嘩した
ときにできた
ものだ。
殴られたのは
あのときが
初めてだったな。
俺に失望したん
だろうさ。
結局俺は
師匠に一度
だって、
...なんだよ。
褒められた
ことはなかった。
シュタルク様は
逃げないと
思います。
俺の何が
わかる?
......
微塵も
わかりませんが、
怖かったことを
思い出したのです。
怖かったこと?
魔物と初めて戦った
ときです。
修行はそれまでに
十分すぎるほど
積んできました。
ですが恐怖で
足が疎み、
逃げ出して
しまいました。
どこまでも
追ってくる魔物。
何故か
助けてくれない
フリーレン様。
うちの
師匠もそんな
感じだわ:
追い詰められ、
覚悟を決め
振り返ったとき、
体が動いたのです。
必要なものは
覚悟だけ
だったのです。
シュタルク様は
どうしようもない
臆病者ですが、
必死に積み上げて
きたものは決して
裏切りません。
村を守りたいという
覚悟だけは
きっと本物だと思います。
.....覚悟か...
いませんね。
逃げたか。
期待して
いたんだけど。
仕方がない。
フェルン
竜と追いかけっこだ。
フリーレン。
え?
遅かったじゃん。
足止めは30秒で
いいんだよな。
ひとつ
約束してくれないか?
俺が途中で
死んだとしても、
うん。
わかった。
約束する。
竜は必ず
仕留めて
ほしいんだ。
でも何故
村の人達のために
そこまでするの?
何?
いや。
変な質問だと
思ってな。
俺はこの村に
ねん
三年もいたんだぜ。
短いね。
超長ぇよ。
よし、
じゃあ
一丁やるか。
手が震えて
います。
怖いものは
怖いんだよ。
ふふっ。
笑うことは
ねぇだろ...
アイゼンと
同じだ。
アイゼン
手が震えてる。
...師匠と?
ああ。
この恐怖が
俺をここまで
連れてきたんだ。
怖いの?
あっさり
認めるんだね。
怖がることは
悪いことでは
ない。
いっ
震え方まで
同じだ。
そうか...
葬送のフリーレン図
師匠も、
怖かったんだな..
ひっ
必要なのは
覚悟だけだ...
竜の間合いに
入った。
攻撃して
きませんね。
警戒している...
やっぱりそうか。
道理で村が
襲われなくなった
わけだ。
竜は賢い
生き物だ。
強い相手に
自分から喧嘩を
売りに行くような
馬鹿じゃない。
アイゼンがシュタルクを
殴ったのは、
あいつが弱かった
からでも
失望したからでもない。
喧嘩別れを
してしまっていてな。
殴ったの?
反射的に
体が動いたんだ。
可哀相なことを
してしまった。
怖かったんだ。
俺は
怖かったんだよ、
フリーレン。
こいつは
すごいことだ。
俺の弟子は
とんでもない、
戦士になる。
今だ!!
撃ちまくれ!!
おい!!
なんで
撃たねぇ!?
言われた
通りにやった
だろう!?
一人で戦えってか!?
ふざけんなよ
クソババァ!!
やっぱお前も
師匠と同じー
もう
死んでいるよ。
...え?
クソババァか;
後がこわ
怖いなぁ...
俺が
やったの
竜を倒した...
シュタルク。
よくやった。
期待以上だ。
偉いぞ。
宝の山だ。
全部は
持っていけませんよ。
本当に
くだらねぇな。
こんな物に
夢中に
なれるのか。
宝の山だよ。
師匠はお前のせいで
勇者一行の冒険が
くだらない旅になったって
言ってたぜ。
そう。
くだらなくて
とても楽しい旅
だったってよ。
すごい!!
本当にかき氷が
出てきましたよ!!
探索した甲斐が
あったでしょ。
くだらん。
こんなことを
していていいのか?
人類最強と
いわれた南の勇者も
魔王直下の七崩賢に
討たれた。
俺達だって
生きて帰れるかどうか
わからないんだ。
アイゼンは
辛く苦しい旅が
したいのかい?
別にいいじゃないか。
まだ旅は
姫まったばかり
なんだ。
僕はね、
終わった後に
くだらなかったって
笑い飛ばせるような
楽しい旅がしたいんだ。
...くだらん。
...ところで
フリーレン、
シロップは?
ないんだ...
シロップを出す
魔法はないよ。
本当に
くだらんな。
どう?
透けて見える?
見えますが、
あまり面白い
魔法では
ありませんね。
なによ?
悪かったね、
面白い体じゃ
なくて。
ちっさ。
ちっさくねーよ!!
シュタルク、
これから
どうする?
別にアイゼンの
ところに帰っても
いいんだよ。
師匠が俺を
連れてけって
言ったんだろ。
それに俺も
くだらない旅が
したくなったんだ。
勇者ヒンメルの
死から28年後。
第12話かは方の関所
ちゅぅおうー
中央諸国
リーゲル峡谷
城塞都市ヴァール。
北側諸国は魔物の
動きが活発でな。
通れるように
なるのは
いつ頃になりそう
ですか?
少なくとも
俺が着任して
からは、
さあな。
現在関所の通行は
認められていない。
魔物も人も一匹たりとも
通していない。
第12話『北方の関所
衛兵隊長、
城代が
お呼びです。
すぐ行く。
いいな
冒険者共
いい対応では
ありません
でしたね...
そうだね。
あれは
優秀な衛兵だよ。
この街でくれぐれも
問題は起こすなよ。
よそ者には厳しく。
街を守る衛兵は
斯くあるべきだ。
というわけで、
この街は安全そうだし、
しばらくここで待つとしよう。
久々にゆっくり
魔法の研究が
てきるぞ。
宿に荷物置いたら
魔法店に行こうっと。
...なんだよ。
関所が開いて
いないんだから
しょうがないじゃん...
ほら、
ここで解散。
私、宿取って
くるから。
......飯でも
食いに行く?
...うん。
一人で行くね。
最近では海路も
駄目になったって
話だぜ。
北側諸国の
軍が討伐に
動くらしいが、
関所が開くのは
早くても2年は
先だろうな...
商売
上がったりだ。
.....
懐かしいなぁ...
ジャンボ
ベリースペシャル。
前来たときは
ガキだったから
全部食えなくて
師匠と分けたんだよな...
でも、こんな
小さかったっけな...
そいつぁ
坊主が大人に
なっちまったから
だぜ...
ガキの頃は
何もかもが
大きかったのに、
そうか。
俺が大きく
なったんだな...
アイゼンの旦那も
もう歳だ。
しっかり親孝行して
やれよ。
あれほど広かった
師匠の背中でさえ
いつの間にか小さく
なっちまっていた。
その最中だよ。
...でも本当に
こんなに
小さかったっけな?
時の流れってのは
残酷だよなぁ...
......
なんだよ!
いいだろ
別に!
俺の金で
買ったんだぜ!
ミルク
ください。
シュタルク様。
あいよ。
わかったよ...
半分あげるよ...
えー...何?
なんで怒ってんの?
そうでは
なくて...
この街で2年以上
待つことになりそうだと
言われたら
どう思いますか?
え?
嫌だけど。
そうですよね。
嫌ですよね。
...うん。
安心しました。
シュタルク様って
普通だったんですね。
ねぇ俺
なんか悪いことした?
何この人...
関所を越える
方法か...
ありがとう
ございます。
いいぜ、
探すの手伝うよ。
飛んで上から
越えちまうってことは
できないのか?
北側諸国との国境には
限界高度まで強力な
結界が張られていて、
そりゃそうか
じゃなきゃ
空の魔物が
素通りだ。
通過できない
そうです。
仕方がない。
商人ギルドに
当たるか。
交易ぐらいは
しているかも
しれない。
交易は全面封鎖ですか...
護衛を付けた隊商も
禁止となると、
北側は余程危険な
状況のようですね。
やはり情勢が
落ち着くまで
待つしか...
いや、
闇市や盗賊ギルドの
連中も当たってみよう。
...流石にそれは
危なくないですか?
大丈夫。
俺って結構
強そうに見えるし
ハッタリも上手いんだぜ。
悪人顔
ですしね。
うるせぇ。
駄目か:・
そりゃ
そうだよな。
防衛戦している
ようなもんだ。
門が開かなきゃ
どうにもならねぇ。
よし、
次は駄目もとて
衛兵の詰め所
行くか。
......
葬送のフリーレンB
いえ、シュタルク様が
とても協力的だと
思いまして:
お前が
言い出した
ことだろ。
...なんだよ?
私以上に
必死なように
見えます。
待つのは
嫌なんだろ。
まあ
あまり時間が
ないからな。
ここ、
いい景色
だろう。
どういうこと
ですか?
北側が
よく見える。
小さい頃
師匠に連れられて
ここに来た。
勇者一行は
この街から、
どんな
旅だったんだ
師匠?
聞きたいか?
北側諸国に
旅立ったんだ。
普段は自分のことを
何も話さない癖に、
勇者一行の冒険を
楽しそうに語ったんだ。
師匠は長い人生の中の
たった十年の冒険を
何よりも大切にしていた。
葬送のフリーレン【
きっと
フリーレンだって
そうなんだろう。
師匠はもう
旅が出来るような
歳じゃない。
...どうでしょうか。
そんな師匠が
俺を連れてけって
お前達に言ったんだ。
だから俺はよ、
師匠の代わりに
くだらなくて楽しい旅を
沢山経験して、
土産話をたっぷりと
持って帰らないと
駄目なんだ。
俺に出来る恩返しは
このくらいだからさ。
あんまり
のんびりしていると、
師匠が死んじまうんだ。
まあ、あの人は
まだまだ長生き
しそうだけどな。
ならこんなところで
足止めはいけませんね。
フリーレン様、
こんな所で何を
やっているんですか?
静かにして。
追われてるんだよ。
何やらかしたん
だよ..
知らないよ。
私はただ魔法店を
ハシゴしていただけで...
あっ...
申し訳
ありませんでした!!
フリーレン様!!
どうか
お許しください!!
待って...
すごく嫌な
流れな気が
する...
衛兵隊長が
無礼を働いた
ようですな。
この街の
城代として
謝罪します。
いや、気にしてないよ...
この人は衛兵の
仕事をしただけだし...
私も
まったく急いで
なくて...
むしろ
のんびりー
また北側に
旅立つおつもり
なのですな。
北側諸国は今
魔王軍の残党との
紛争が絶えないと
聞きます。
現状を
憂えてのこと
でしょう。
その志
正に英雄の如し。
北側諸国の皆も
喜ぶことでしょう。
関所はご自由に
お通りください。
こんなに簡単に
通れるだなんて...
初めから
フリーレン様の
名前を出して
いればよかったん
じゃないですか?
言っても無駄だと
思っていたんだよ。
ゆっくりしたかった。
それに私
こういうのあまり
好きじゃないんだよ。
こんな光景
落ち着かない
でしょ。
俺は見れて
よかったって
思っているぜ。
師匠もこんな感じで
北側に旅立ったんだな。
そうだね。
あー...
魔法の研究
したかったなぁ...
第13話1解放禁
大魔法使い
フランメの
魔導書ですか...
フランメの著書に
本物無しって
言われていてね。
これが今までで
一番出来のいい
にせ
偽物かな。
今まで偽物の
魔導書しか
見つかって
いないんだ。
討伐依頼の
報酬としては
なかなかだね。
:何がいいのか
さっぱりだな。
しかし、こうも
偽物しかないと、
本物が実在
するかどうかも
わからなくなりますね。
人類の魔法の開祖。
フランメ自体が
おとぎ話のようなものだ。
おとぎ話か。
そうだね。
それだけの
年月が経った。
あの人の顔を
覚えているのは
たぶん私だけだ...
...朝か。
フリーレン様が
早起きしてる!!
...それ
すごいことなの?
当たり前です。
こういうときは
しっかり褒めないと。
何これ..
勇者ヒンメルの
死から28年後。
北側諸国
エング街道。
助かり
ました。
道が塞がっていて
途方に暮れていた
ところでした。
なあ。
こんなこと
する必要
あるのか?
そうじゃ
なくて、
それだと
後の人が
困るでしょ。
ってフェル
魔法で馬車を
向こう側に
運んだり
てきるだろう。
不満なの?
報酬は悪く
ないよ。
自分勝手だね。
シュタルクは。
お前にだけは
言われたくねぇよ。
シュタルク様
そっちはもういいので
こっちを手伝って
もらっていいですか?
葬送のフリーレン図
......
シュタルク様?
落ち着か
ないんだ。
...なあ、その
シュタルク様っての
やめない?
歳だってそんな
変わらねぇだろ。
そうですか...
わかりました。
シュタルク、
さっさと
こっち手伝って。
そういうのじゃ
なくてさ。
さん付けとか
君付けとか
いろいろある
でしょ。
あともっと愛想
良くしてくれよ。
タメロ!?
はぁ。
ねぇ、
そっち側
進んでる?
傷つき
やすいんだよ..
面倒臭いな
こいつ..
こいつって
言った!!
急ぎますよ、
シュタルク様。
...はい。
葬送のフリーレン区
ありがとうございました。
ありがとう
ございました。
よければ
町まで
ご案内します。
しかし
エルフですか。
長く生きて
きましたが
生まれて初めて
見ました。
まあ
珍しいからね。
そういえば
フリーレン様以外の
エルフって見たことが
ありませんね。
数がとても
少ないからね。
私だって
同族を見たのは
数えるほどしか
ないよ。
私達エルフは
長くは生きるけど、
恋愛感情や生殖本能
みたいなものが軒並み
欠落しているからね。
緩やかに絶滅して
いっているんだよ。
最後に
同族と会ったのも
400年以上前だし、
案外終わりは
近いのかもね。
町が見えて
きましたね。
馬車が並んで
いますね。
ありゃ
商人だな。
こん
今夜は
かいほう
解放祭ですから。
今日は
勇者ヒンメル様
御一行が、
そんなことも
あったっけね。
この地域を
支配していた魔族を
討伐してくださった日
です。
解放祭は
その日を記念
したもので、
町の中央広場にある
ヒンメル様達の像を
飾り付け、町全体で
盛大に祝うのです。
人間は大袈裟だね。
なんてもかんでも
祭りにしたがる。
魔族が倒されたのは
もう80年以上も前に
なります。
人間にとって、
何かを忘れ去るのに
十分すぎる時間です。
それでも
この日だけは皆、
ヒンメル様達を
思い出すのです。
うん。
上出来だね。
リテイク
5回か...
今回は早く
終わりましたね...
ヒンメルってよく
像作ってもらって
いるよね。
皆に覚えていて
欲しいと思ってね。
僕達は君と違って
長く生きるわけじゃ
ないから。
後世にしっかりと
僕のイケメン振りを
残しておかないと...
そろそろ
宿に戻ろっか。
君が未来で
一人ぼっちに
ならないように
するためかな。
でも
一番の理由は、
何それ?
おとぎ話じゃない。
僕達は確かに
実在したんだ。
いいじゃないですか...
こうやって
毎年のように
勇者ヒンメル様
御一行の功績を
讃えるのです。
これ、百年後も
続いているかな?
そういえばあなたは
勇者様御一行の
フリーレン様の像に
よく似ていらっしゃる。
この町が
続く限りは。
千年後は?
それは
わかりませんな。
よし、
行こうか。
目指すは
北の果てだ。
そういえば
この旅の目的地って
まだ聞いてなかったな。
天国。
どこなんだ?
そいつは
楽しそうだ。
第14話▼言葉を話す魔物
勇者ヒンメルの
死から28年後。
北側諸国
グラナト伯爵領
衛兵が
多いですね。
とりあえず
買い出し当番
決めようぜ。
何かあったので
しょうか?
フリーレン様
街中ですよ。
魔族だ。
え?
貴様!!
何をやっている!!
グラナト伯爵、
貴方の指し金
ですか?
リュグナー殿
確かに
儂は魔族を
殺したいほど
憎んでいる。
リュグナーが確かに僕は魔族を殺したいほど憎んでいる。
...和睦の
使者?
大方
事情も知らぬ
冒険者といった
ところだろう。
だが、街中で堂々と
和睦の使者を
手に掛けるほど
馬鹿ではないわ。
...冷静で
殺意の籠もった、
そういうことに
しておきましょう。
冷たい目だ。
私達を
憎んでいる
この街の
住民でさえ、
私を見るときは
怯えながらも
>人を見る目〟を
している。
だが、君の
その目は、
実際に
そうでしょ?
お前達魔族は
人の声真似を
するだけの、
まるで猛獣でも
見ているかのような目だ。
言葉の通じない
猛獣だ。
屋敷の地下牢に
入れておけ。
はっ。
暇だなー...
フリーレン様。
フリーレン様は
本当に時間を
無駄にするのが
好きですね。
2、3年は
反省しろってさ。
思ってたより
短いね。
後で魔導書の
差し入れ持ってきて。
私だっていたくて
ここにいる訳じゃ
ないよ。
で、魔族がしし
和睦の使者って
どういうことなの?
魔王直下の
大魔族
七崩賢の
一人でしょ。
買い出しの
ついでに
調べてきました。
断頭台のアウラは
知っていますよね?
勇者一行との戦いで
配下のほとんどを失って
消息不明のはずだけど。
最近、何かあったの?
アウラは28年も前に
力を取り戻しています。
この街はその軍勢と
長い間戦ってきた
ようなのですが、
無益な殺し合いに
疲弊したアウラ側が
和睦の申し出を
してきたそうです。
それで使者を
受け入れたのか。
悪手だね。
魔族との対話なんて
無駄な行為だ。
無駄ってことは
ねぇだろ。
言葉があるんだ。
話し合いで
解決するなら
それに越したことは
ねぇじゃねぇか。
解決しないから
無駄なんだよ。
魔族はひとく
人食いの
化け物だ。
そいつらが
人類と同じ言葉を
使う理由を
考えたことはある?
勇者様!!
早く止めを!!
...まだ子供だ...
それが
どうしたと
いうの!?
そいつは
私達の娘を
食い殺し
たのよ!?
...痛い...
...痛いよ:
お母さん...
もういい。
私がやる。
これでは
魔族と同じ
だな。
別に人を食わないと
生きていけないって
訳じゃないんだろう?
償う機会を
与えてやっても
いいじゃないか。
...村長。
ふざけ
ないで!!
...娘を...
娘を
返して..
家で手当てを
しよう。
丁度
畑の手伝いを
探していた
ところだ。
.....
ヒンメル、
今殺して
おかないと
後悔するよ。
フリーレン、
僕達には
言葉がある。
どうせこの村には
滞在するんだ。
様子を見ようじゃ
ないか。
そう。
だって
あいつー
...何故
村長を殺した?
...やっぱり
あのとき殺しておく
べきだったんだわ...
またです。
あなたから
毎日のように
殺意を感じて
いました。
私は平穏に
過ごしたい。
ですから
用意しました。
私が食べてしまった
あなたの娘の
代わりを。
村長はもう
いませんよ?
その子は
村長の娘だ。
私は何か
選択を間違えて
しまったようですね。
仕方がありません。
この子は人質に...
もう
止めないよね。
...ああ。
...お母さん...
また
«お母さん〟か。
魔族は魔物と同じで
子育ての習慣が無く、
産み落とされてから
多くの時間を
天涯孤独に過ごす。
魔族は
孤独を当たり前
とする生物で、
家族という
概念すら
存在しない。
なのに、なんで
«お母さん〟なんて
言葉を使うの?
...だって
殺せなくなるでしょう:
...まるで
魔法のような
素敵な言葉:
奴らにとっての
言葉は人類を
欺く術だ。
大魔法使いフランメは
言葉を話す魔物を
>魔族と定義付けた。
差し入れ
よろしくね
その祖先は
人をおびき寄せるために
物陰から助けて」と
言葉を発した魔物だよ。
グラナト伯爵
遅いですね。
それより
気になるのは
あの魔法使いだ。
人類のどうせん
外交戦術だろう。
あの顔
どこかで..
言葉の通じない
猛獣か。
思わず笑って
しまったよ。
実に的確な
表現だ。
人を食らう
捕食者が
人の言葉を
話す理由など
ただ一つ。
この街で彼女だけが
我ら魔族の本質を
理解している。
わかり合うための
言葉ではなく、
欺くための言葉。
この街も
もう長くはないな。
どさくさにまぎれて
脱獄しよっと。
二第15話1ドラ
ここは?
息子の
部屋だ。
出来のいい
息子でな。
早く家督を継いで
儂に楽をさせると
生意気なことを
よく言っておったわ。
これは御前試合で
陛下から賜った剣だ。
10年前にアウラとの
戦いで死んだ。
御子息は
今どちらに?
帰ってきたのは
この剣だけだ。
リュグナー。
お前たちを
招き入れたのは
息子の無念を
晴らすためだ。
使者はこの場で
全員殺す。
和睦なんて
クソ食らえ
だ。
この部屋は
よく掃除が
行き届いて
います。
きっと10年前と
変わらぬまま
なのでしょう。
それが
どうした?
私も貴方方に殺された
父上の部屋はそのままに
してあります。
もうやめに
しませんか、
グラナト卿
それともまた
互いに血を流し、
誰かを悲しませる
つもりですか?
私達には言葉が
あります。
どうか
話し合いの
機会を。
客室に
案内してやれ。
少し考える。
リュグナー様
父上って何?
なんだろうね。
グラナト伯爵は
われわれ
我々に恨みが
あるようだが、
人情に厚い
お方のようだ。
取り入れれば
和睦と称して
この街の防護結界を
解除させることも
可能だろう。
後はアウラ様の
軍勢がこの街を
滅ぼしてくださる。
ところでリーニエ。
ドラートの姿が
見えないようだが?
邪魔者を
消しに行くってさ。
先走ったな。
若い奴は血の気が
多くて困る。
ドラート殿。
このような所に
来られては
困ります。
客室に...
.....
誰?
面会時間では
ないはずだけど。
たんとう
断頭台のアウラが配下
首切り役人の一人、
ドラートだ。
お前を
殺しに来た。
そう。
外交ごっこは
もう終わり?
これからさ。
リュグナー様の
見立てによれば
この少女が我らの
唯一の障害。
こいつを
始末すれば、
後はグラナト伯爵を
懐柔するだけで
この街は
容易に落ちる。
言っておくけど
私強いよ。
俺よりもか?
断頭台の
アウラよりも。
そうは
思えんな。
どうして?
もう決着は
ついた。
首に魔力を
集中させて
切断を防いだか。
冷静だな。
ふーん。
魔力の糸か。
面白い魔法だ。
並な魔法使いなら
訳もわからないまま
首が落ちている。
だがこの糸の強度は
魔族の魔法の中でも
随一。
お前の魔力ごと
その首を
断ち切ってやろう。
人類の魔法では
どうにもなるまい。
確かに。
この糸をなんとかする
のは無理そうだ。
:この程度で
勝利を確信か。
今の魔族は
駄目だね。
いいけん
実戦経験が
少なすぎる。
こいつ...!!
俺の腕を...!!
この
クソ女...
待て!!
話を...
まずは一匹。
第16話九衛兵殺し
まずは一匹。
この襲撃を
伯爵に報告して
残り二匹を始末すれば、
恩赦くらいは
貰えるでしょ。
...衛兵が
死んでる。
2018
葬送のフリーレンB
これ
美味しいですね。
師匠が言ってたぜ。
飯がうまい街は
平和でいい街
なんだとよ。
ここもきっと
そうなんだろうさ。
シュタルク様
あげねーぞ。
グラナト伯爵に
フリーレン様を
釈放して
もらえるよう
直訴しましょう。
この街に危害が及ぶのは
時間の問題だと思います。
フリーレン様を
牢から出して
魔族を倒して
もらいましょう。
...確かに
そうするしか
ねぇか。
俺達が敵うような
相手じゃねぇしな。
特にあの
リュグナーって奴、
とんでもなく強いぜ。
周りには
俺らや衛兵隊が
いたってのに。
フリーレンしか
見ていなかった。
フリーレンしか
見ていなかったんだ。
葬送のフリーレンB
俺らなんか
いつでも殺せると
思っているからだ。
まだ
手の震えが
止まらねぇよ。
ほら、こぼして
お漏らしみたいに
なっちまった...
それほどの
相手って
ことだ。
早く拭いて
ください。
行きますよ。
伯爵の側には
リュグナー達が
いるんだぜ。
最悪戦闘
戦闘になるぞ。
最悪戦闘になるぞ。
!
勇者様御一行なら
それでも行きます。
確かにこんなところで
ビビってたら
師匠に会わせる顔がねぇな。
行くか。
そのバンカチ
あげます
...どうしたん
ですか?
腰が抜けちゃった
みたい..
......
ドラートの魔力が
探知できない。
馬鹿だね。
油断しすぎだ。
死んだな。
油断?
私達は
アウラ様の懐刀、
首切り役人だ。
油断した程度で
死ぬと思うか?
あの
魔法使いは
一体...
待たせて
すまな
かったな。
捕らえた魔法使いが
脱獄したんだ。
衛兵の首を
切ってな。
それは...
お困り
でしょう。
捜索をてった
手伝います。
リーニエは
魔力探知が
得意でー
いや、結構。
手洗いです。
すぐに
戻ります。
ところでお連れの方が
一人足りないようだが?
使用人に
場所も聞かずに?
あの魔法使いが
手練であることくらい
儂にもわかる。
それが衛兵に
あっさりと
捕らわれたんだ。
彼女は衛兵殺しの
罪の重さを
理解している。
リュグナー殿
もう一度だけ
聞く。
お連れの方は
どこに?
まったく...
ドラートの
能なしめ。
全部、台なしだ。
ギげぎ
でも
不思議な
ものだ。
暴力で解決するしかなくなった
このクソったれな現状が
私は堪らなく楽しいと思っている。
所詮
我らは猛獣だ。
安心しろ。
殺しはせん。
お前には
この街の防護結界の
解除を手伝って
もらう。
そろそろ
伯爵の
屋敷だな。
...フリーレン様?
なんでこんな所に
いるんだ?
まさか
脱獄したんですか?
葬送のフリーレン図
...仕方が
なかったんだよ。
牢屋にいたら
ドラートとかいう
魔族が襲って
きてさ。
一応
倒したんだけど。
魔族って死んだら
魔力の粒子になって
消えちゃうじゃん。
それが
どうかしたん
ですか?
そいつ牢番の衛兵を
殺していたんだよね。
その場に残されたのは
魔法で首を切られた衛兵と
魔法使いの私だけ。
この状況
どう思う?
でしょ。
面倒臭いから
私は街を出るよ。
衛兵殺しで
極刑ですね。
...待ってください。
それだと残りの
魔族が野放しに:
この街を見捨てる
つもりですか?
?
フェルン達で
倒せばいいじゃん。
そんな
簡単なこと
みたいに..
俺達が敵うような
相手じゃねぇって。
相手が強かったら
戦わないの?
それに私は
二人が魔族達より
弱いなんて微塵も
思っていないよ。
待ってくれよ!!
戦うからさ!!
せめて手伝って
くれよ!!
この通りだ!!
往生際が悪いですよ。
腹を括りましょう。
街からIOmって
ところか。
絶大な魔力だ。
こちらの様子を
窺っているな。
七崩賢
断頭台のアウラ。
私だって
強い相手との戦いは
大嫌いだ。
嫌なことは
早めに
終わらせないとね。
無理
だってー...
それはそんなことはないが、
わがまま
、言わないの。
...
いいのかよ。
こんな忍び込む
ような真似して。
...
.....
では門番に
和睦の使者を
殺しに来たとでも
言うつもりですか?
妙に静かだな...
私は魔法が
大好きでね。
彼の腐敗の賢老
クヴァールが
人生の大半を掛けて、
人を殺す魔法を
開発したように、
我々魔族は
長い寿命の中で
一つの魔法の研究に
生涯を捧げる。
年月を掛けて
日々探究しっ
積み重ねていく。
10年後の魔法は
今よりもっと
優れたものになり、
それ
我々の力をより
強固なものとする。
魔族の侵入を防ぎ
この街を守ってきた、
大魔法使い
フランメの防護結界、
だが
魔法というものは
不思議なものでな。
代々若い
結界の管理を
任されているのは
貴方がた
グラナト家だ。
千年前の天才が
作り上げた魔法が
現在の魔法を
凌駕することもある。
天才は嫌いだ。
積み重ねたものの
美しさが無い。
魔族の私達が
この街に入れた
ということは
結界を
操作できる
魔法が存在する
はずだ。
.....
それを教えろ。
少し時間を
置くか。
よく考えると
いい。
人類にとっては
待たせるのも、
有効な外交戦術の
一つだろう?
吐かなければ
待っているのは
拷問の続きだけだ。
どこかに
結界関連の
魔導書が
あるはずだ。
寝室を。
私はよさ
書斎を探す。
...なんだ。
昼間の冒険者の
ガキか...
息子がお迎えに
来たのかと
思ったぜ...
ひでぇ有り様だな。
ここまで
すんのかよ。
今助けて
やる。
...震えて
いるな。
悪いかよ。
いや、今かん勇女さ
勇敢だ...
死んだ息子も
出陣前は
震えていた...
葬送のフリーレン図
クソ。
縄が
切れねぇ。
魔法か?
...儂のことはいい...
どうせもう助からん:
どうせ
あんたがいなきゃ
皆言うこと
聞いちゃくれねぇよ。
それよりも
街の人々の
避難だ...
儂の首に
グラナト家の
紋章が掛かって
いる...
こいつを衛兵に
見せればなんだって
聞いてくれるさ...
それとな
クソガキ...
今なら
見逃してやる...
儂にタメ口叩くのは
この街では重罪だ...
さっさと
行け...
そうかい。
葬送のフリーレン区
悪いな
おっさん。
この高そうな
椅子ぶっ壊すぜ。
弁償は
できねぇ
けどな。
リュグナー様、
鼠。
グラナト卿。
お知り合いで?
...いいや
昼間の冒険者の
一人だ...
連れの魔法使いが
脱獄したとも
知らずに直談判に
来たのだろう...
そうか。
帰っていいぞ
小僧。
え
馬鹿なガキだ...
見逃して
やる。
まただ。
こいつ
俺を見もしない。
どうした?
そこを退け。
やってみろよ。
邪魔をするなら
殺すぞ。
速い。
だが、
所詮は
人間か。
!!
急所を
避けたか。
反応も
なかなかだ。
とはいえ
人も魔族も
若い奴は
短慮だな。
無策で
無謀だ。
だが、単身で
私に挑んだ
その武勇は
評価しよう。
単身...?
そうか。
やっぱり
お前達には
視えていないん
だな。
なんだと?
フェルン。
言われた通り
隙を作ったぜ。
!!
リュグナー様!!
魔法使いの反応が:
馬鹿な...
人間の魔法使い如きが
リーニエの魔力探知を
掻い潜っただと...
それに
この魔法は...
リュグナー様
ここは私が。
小娘、
この魔法はなんだ?
やめろ。
いつばん~
一般攻撃魔法。
確か魔族の
魔法体系では
人を殺す魔法と
呼ばれているものです。
これが
人を殺す魔法だと?
馬鹿なことを
言うな。
我ら魔族は
人を殺す魔法など
半世紀以上前に
克服している。
この魔法を
誰から習った?
...?
葬送のフリーレンB
時間稼ぎの
つもりですね。
させない。
...フェルン、
伯爵の
怪我が酷い。
やり合う時間は
ねぇぜ。
早く
止めを...
...はい。
退くぞ。
退くぞ。
お前は戦士の
ほうを殺れ。
追うぞ。
止血が終わり
次第、
あの二人には
私の血が
付着している。
リュグナー様が
手を下すまでも
ないでしょ。
魔法使いも
私が...
見失う
ことはない。
あの魔法は魔族を
殺すことに特化した
改良が施されていた。
お前があの魔法を
食らっていたら
死んでいた。
最早あれは
人を殺す魔法
と呼べる
代物ではない。
魔族を殺す
魔法だ。
あの小娘の所作には
面影があった。
私は昔、
同じ魔法を
受けたことがある。
そうか。
思い出した。
フリーレンだ。
人類の
人を殺す魔法の
研究解析に
大きく貢献し、
歴史上で
最も多くの魔族を
葬り去った
魔法使い。
葬送の
フリーレン。
葬送のフリーレンロ・完
私の嫌いな
天才だ。
第17話】葬送のフリーレン
葬送のフリー!!
久しぶりだね
アウラ。
そうねえ。なに
80年振りかしら
フリーレン
こんにちはっ
ヒンメルは
もういない
じゃない。
小娘、
師匠の技だ。
お前は
一生を掛けて
魔族を欺くんだ。
人を報酬
私は魔法に人生の
大半を捧げてきた
私もです。
俺は全力で
土下座して、
フリーレンを
連れ戻してくる。
ヒンメルとアイゼンが
王様にタメ口叩いて
処刑されかけたん
だよね。
懐かしいな、
ヒンメルの泣き叫ぶ顔。
フリーレン様
まさか無資格の
開院法使い
だったんですか?
随医者みたいに
召わないでよ。
以上ってのは...
最後まで
立っていた奴が
勝つんだ。
...いい匂い..
置いていって
いいてすか?
今はいつか本物の
身者の剣〟を
手に入れて、
魔王を
打ち倒す。
変態とは
心外だな。
あああぁっ!!
お帰り
私...いい
遅かったね。
InitSorksuroミングベッサージョン
...んじゃ!ko..COVDRDRSIGXアベンタク石が読んでくだクリッシスタジオ
表紙カバー折り返し
裏表紙カバー折り返し
葬儀
カード
.cm:山田〈鐘〉
manアペッカウ
『毎日のお日まで
本体表紙
エア・
KANEITOYaubookと「少しではいらん」とPRESENTS
You.
本体裏表紙
長生きな
エルフの魔法使い・フリーレン
弟子の魔法使い・フェルンとよお
旅の目的地は再び魔王城。
勇者たちの魂が眠るとされる地
この旅は、
勇者たちとの冒険の足跡を
辿ることでもあります。
道中、戦士の弟子・
シュタルクとの
出会いも
物語は、追憶と共に
新たな局面へと進む。
英雄たちの
“系譜”を紡ぐ
後日順ファンタジー
カバー裏表紙
K.AXEHITOYANメDA&TSCKASAABEPRESEXTS