[山田鐘人×アベツカサ] 葬送のフリーレン第06巻

葬送フリー

．．．

．．．。山田選人

．．．ッァベッカサ

ｏｍｉｃｓ

ＧｏｒｏｍｅＸｔｐａｇｅ

葬送のフリ

【原作】】

ははは

サ

ＶＯＬ．

第４８話、零落の王墓

ＣＯＸ【ＦＥＸＴＦＳ

第

第４９話「迷宮と魔導具

第

誇５０話

水鏡の悪魔

話

第

．．．

第

第３２話「作戦会議」

迷宮戦闘

第３３話、人間の時代

第

第３４話大体なんでも切る魔法１５

第

．．．

第５話第二次試験終了

夢明話「フェルンの杖」

第５７話第

第三次試験

第４８話１７零落の工墓

北側諸国

ん

零落の王墓。

それでは

第二次試験の

詳細を説明する。

迷宮攻略だ。

第二次試験試験・試験官

ゼンゼ

君達には

零落の王墓の

攻略を行ってもらう。

合格条件は

ただ一つ。

零落の王墓の

最深部まで

辿り着くことだ。

私は

平和主義者でね。

争いは好まない。

よって

辿り着いた者は

全員合格とする。

待て。

ここは多くの

冒険者が

帰らぬ者になった

未踏破の迷宮だ。

出さない

つもりか？

何を

言っている。

君達が

目指しているのは

魔法使いの最高峰だ。

また合格者を

不可能を

可能にするのが

一級魔法使い。

未踏破だろうが

前人未踏だろうが

ねじ伏せて

突き進むんだ。

最深部に

辿り着いた

ということを

どう証明すれば

よいのですか？

金銀財宝でも持ち帰ればいいのかしら？

金銀財宝でも

持ち帰れば

いいのかしら？

証明の必要はない。

私も共に

最深部まで潜る。

それと全員に

この瓶を

渡しておこう。

無論、受験生に

手は貸さんがな。

一級魔法使い

レルネンが

開発した、

脱出用ゴーレムだ。

瓶を割れば

ゴーレムが現れ

迷宮の外まで

運び出してくれる。

試作段階だが

あんぜんせ

安全性は十分だ。

使用者は

不合格となるが、

負傷などで試験継続

不可能と判断したら

迷わず使うんだ。

将来有望な人材が

死ぬのは許容できん。

それと明日の

夜明けには自動で

瓶が割れるように

なっている。

それが

第二次試験の

期限となる。

それでは

試験開始だ。

入り口が

複数あるな。

統一王朝期の

迷宮のようだな。

この時代の迷宮は入り口が複数あるがどれも最深部に通じている。

この時代の迷宮は

入り口が複数あるが

どれも最深部に

通じている。

全員で

手分けをして．．．

それぞれの入り口を調べればある程度の内部構造がわかるだろう。

それぞれの入り口を調べれば

ある程度の内部構造が

わかるだろう。

．．．

何故協力する

流れになって

いるんだ？

今回の試験には

争う要素がない。

全員で．．．

協力した

ほうがいい。

それは

無理だな。

第一次試験とは違って

合格条件に仲間の

生存がない。

徒党を組んだ

ところで

仲間を助ける

義理はないし、

いざというときは

捨て石にされる

リスクまである。

俺は

一人で行く。

特にあんたは

迷宮に詳しい

ようだしな。

まあ

だい

第一次試験の

柵もある。

行くぞ。

少なくとも

よく知らねぇ奴とは

組めねぇよな。

馬鹿が。

協力することの

優位性に

気付けんとは．．．

ちょっと。

待ってよ。

行くよ。

フェルン。

葬送のフリーレンＢ

いいんですか

フリーレン様？

では私は君達に

付いて行こう。

一番安全に最深部に

辿り着けそうだ。

うーむ。

あれは駄目だね。

もう成立しないよ。

邪魔

しないでよね。

しないよ。

邪魔も

手助けも。

ここが一番

安全なルートだよ。

マッピング

しながら

慎重に

進もうか。

相変わらず

迷宮に

詳しいですね。

そこの床

罠だから

気を付けて。

前はそうでも

なかったんだ

けれどもね。

ヒンメルが迷宮

好きだったから。

魔物の討伐依頼で

沢山の迷宮に

潜ったんだよ。

迷宮が好きって

どういうこと

ですか？

言葉通りの

意味だよ。

訳が

わからないよね。

わくわく

するんだってさ。

次の階層に

続く階段だな。

．．．そうか。

こっちのルートは

ハズレだな。

さっきの

別れ道まで

戻るぞ。

そうですね。

迷宮は一つの階層を

すべて踏破してから

次に進むものだ。

冒険者の

常識だぞ。

何故だ。

俺達の

目的はいんじゃ

最深部にいる

魔物だ。

いつに

なったら

学ぶんだ

アイゼン。

そんな

常識は

ないぞ。

楽しんで人助けが

できるのなら

それが一番じゃないか。

いつまでも

こうはいかないよ。

旅が進めば

命懸けの迷宮も

増えてくる。

最後まで

楽しむよ。

馬鹿みたいだって

思っているだろう。

楽しく冒険して

迷宮に潜って

魔物を倒して

宝を探して、

気が付いたら

世界を救って

いたような

そんな旅が

したいんだ。

それに

別れ道の

先にあるのは

珍しいときは

魔導書かも

しれないしな。

何やってるの？

早く戻るよ。

えぇ．．．

本当に

訳がわからない

よね。

カンネ、

行こうぜ。

結局

残ったのは

５人か。

全員で協力して資料分担をされば攻撃の可能性は十分にあった。

全員で

協力して

役割分担を

すれば

攻略の可能性は

十分にあった。

それだけの

実力者が

揃っていた

はずだったの

だがな。

デンケン、

皆があんたほど

割り切れる

訳じゃない。

第一次試験の

最後に

あんたも

言っていた

だろう。

気に食わなかったん

だろうさ。

より賢い連中が

残った。

そう思えば

いい。

少なくともこの中に、

ミミックのような

単純な罠に掛かって

足を引っ張る

馬鹿はいない。

それで

いいだろう

デンケン。

それでいいだろうデンケン。

そんな馬鹿が

この試験に

いるものか。

フリーレン様、

“宝箱を

判別する魔法の

結果は

見ましたよね。

この魔力．．

魔導書かも。

ミミックです。

フェルン、まほぅ

その魔法の

精度は

９９％だよ。

みや．．

ほうつか．．．

てきはつけん

＞

いたからこそ

残りの１％を見破った偉大な魔法使い達がいたからこそ

いたからこそ歴史的な発見があったんだ。

うん。

やっぱり

そうだ。

それが

どうかしたの

ですか？

この中身は

貴重な

魔導書だよ。

私の魔法使い

としての経験が

そう告げている。

暗いよー！！

怖いよー！！

付いていく人達

間違えたかな．．．

第４９話】迷宮と魔導具、

中心の床は

踏むなよ。

天井が

落ちてくるぞ。

まさかそこの

人型の染みって．．．

えげつないな。

骨も残らない

のか。

ガーゴイルだ！！

デンケン、

一人

閉じ込められた。

壁の向こうだ。

下がっていろ。

．．．やはり

駄目か。

．．．わ

瓶を割れ。

．．．止むを得ん。

しん

葬送のフリーレンＢ

すげー

もう、

一人脱落か．．．

．．．．．．

少しの油断が

命取りになるな

これが

零落の王墓か：

ねぇ

フェルン。

ちょっと

いいかな。

いったん

引っ張るの、ちぎれ

やめよ？

ちゃうから。

はい。

こういうときはね

逆に押し込むんだよ。

ぎゅっっ

ミミックがオエッてなって、噛むのやめるから。

ミミックがオエッてなって

噛むのやめるから。

ふぅ．．．

たす

助かった：・

犬か何か

なんですか？

まったく。

でも髪の毛が

チリチリに

なっちゃうから

嫌なんだよね．．．

一人のときは

どう対処して

いたんですか？

攻撃魔法で

内側から

爆破していた。

じゃあ

気を取り

直して、

攻略を

進めるよ。

ただいま．．

紙ロールに

なっちゃっ

なんっ

ときどき髪型

変わっていたのって

そういうこと

だったんですね。

ガーゴイルだ。

動き出す前に

倒すよ。

このメダル

色んな場所で

見かけますね。

どっかの

好事家が

集めてる

らしいよ。

こっちは

正規のルートっぽい

から、

引き返すよ。

なんで？

思ったよりも

順調ですね。

確かに未踏破の

迷宮にしては

おかしいね。

構造的に

もう最深部は

近いはずだし．．．

どちらにせよ

油断は

禁物だね。

一旦

休憩に

しようか。

結構いい物

手に入ったね。

ガラクタにしか

見えませんが．．．

わからんな。

うーむ．．．

ですよね。

あんな物で

喜ぶだなんて。

ほおずい

私が

わからないのは

君だよ。

フェルン。

なのに君からは

情熱も執念も

感じない。

不思議な子だ。

その若さで

君ほど優秀な

魔法使いは

見たことがない。

相当な修練を

積んだはずだ。

私はとある人に

恩を返すために

一人前の魔法使いに

なりました。

それは当時の私の

人生の目標で、

ただただ全力で、

その先が

あるだなんて

考えも

しませんでした。

きっとそのときに

情熱も執念も

使い果たして

しまったのでしょう。

なら何故

君は魔法の探求を

続けているんだ？

フリーレン様

楽しそう

でしょう？

そうだな。

私が初めて

迷宮に

潜ったときも、

フリーレン様は

ガラクタみたいな

魔導具を集めて

楽しそうに

笑っていました。

きっと私は

そんな

フリーレン様の

姿が好きだから、

一緒に魔法を

追い求めているん

だと思います。

釣られて笑って

しまったんです。

やっぱり

君達に付いてきて

正解だったようだ。

きっと君達なら

この過酷な迷宮も

楽しむことができる。

葬送のフリーレン【

雰囲気が

変わったな。

：ヴィアベル。

拘束

されたわ。

最深部が

近いのかもな。

なんだ。

もう歩けなく．．．

．．．魔力を消した

魔法使いが三人。

奇襲よ。

．．．へぇ。

ダーダー

シャルフ、

エーレに掛けられた魔法は

今見た者を拘束する魔法だ。

視界を遮れ。

わかっている。

零落の王墓が

難攻不落だった

わけだぜ。

まさか

こんなものが

いるだなんてね。

シャルフは『俺』を

エーレは

『シャルフ』を

狙え。

俺は『エーレ』を

叩く。

突破するぞ。

魔法によって

作られた

複製体だな。

魔族か魔物の

仕業だろう。

だが

これほど完璧な

他者の複製は

見たことがない。

魔力も技量も

ラオフェンと

同等だった。

所作もそうだ。

記憶さえも

利用している

可能性がある。

あまり

いい気分じゃ

ないね。

一目見て偽物だと

救いがあるとすれば

わかるところだな。

仮にこの魔法の

使い手が

複数の複製体を

同時に操れると

したら、

恐ろしいほどの

脅威になりますね。

少なくとも

同士討ちの

危険性はない。

どちらにせよ

徒党を組んでいて

せい

正解だったな。

恐ろしいほどの脅威になりますね。

対処できる

手段も増える。

．．．デンケン。

あれも

対処できる

のか？

これが試験で

なかったら、

一つだけ

言えるのは、

儂はとうに

瓶を割っておる。

第５０話】水鏡の悪魔

まずいな。

一旦引くぞ。

私達は

あの迷宮の主を

〝水鏡の悪魔〟と

呼んでいる。

賢者エーヴィヒの

英雄譚に出てくる

神話の時代の魔物だ。

迷宮に入り込んだ

人物の記憶を

読み取り、

現代でも

アインが

幻影鬼のような

対象者の複製体を

作り出していると

考えられている。

水鏡の悪魔が

作り出すのは

実体を持った、

類似性を持つ

魔物はいるが、

零落の王墓が

未踏破である

所以だ。

実力も魔力も

技術さえも

模倣した

完璧な複製体だ。

何故

ゼンゼさんは

この迷宮を

試験会場に？

複製体は

自分と互角の

相手だ。

犠牲を出さずに

倒すには

冷静な自己分析と

チームワークが

必要になる。

実に

平和主義者の

彼女らしい

試験内容だ。

行き止まりか。

追い詰め

られちゃったね。

メガネ君。

分身魔法の

専門家としての

意見が

聞きたいんだけど、いいかな。

：僕の名前は

ラントだって

言っているだろ。

．．．まぁ

別にいい

けどさ。

あの複製体は

どの程度まで完璧な

私のコピーだと思う？

．．．ユーベル。

君ってさ、

戦いの最中でも

饒舌なタイプ

でしょ。

よくおきっ

観察してる

ねー。

．．．黙ったら

死んじゃうような。

物静かだ。

そうだね。

死んじゃうかも。

記憶や人格までは

コピーしていない

ってことかな。

しゆうげき

こいしょ

最初の襲撃のとき、

複製体は僕の懐から

．．．いや、

たぶん

喋れない

だけだ。

脱出用ゴーレムの

瓶を抜き取った．．．

なるほどね。

確かに私なら

そうする。

．．．こちらに対する

知識もある。

．．．僕達を追い詰めたのに追撃して来ないのは、

．．．僕達を

追い詰めたのに

追撃して

来ないのは、

君の

〝見た者を

拘束する魔法〟を

警戒している

からだ．．．

それか

いたぶるのを

楽しんでいるかだね。

．．．笑え

ないね。

ひどいちょっ

出血だ。

メガネ君さ、

このままじゃ

長くないよ。

最後に一つ

いいかな？

．．．そうだね。

今のメガネ君って

本物？

．．．さあね。

どうだろう．．．

ふーん。

私の瓶

使いなよ。

．．．．．．．．．．

．．．それは君が

生き残るための

物だ。

そう。

．．．へぇ。

じゃあメガネ君、

ちょっと待っていてね。

瓶を

取り返してくる。

葬送のフリーレン区

．．．おい．．．

待て．．．

＞見た者を

拘束する魔法の

発動条件は

視界に全身を

収めること。

いや．．．．．．

．．．

この時期は、

そうですね。これからも

まあ、距離を

詰めてくるよね。

この勝負は

先に距離を

見誤ったほうが

負ける。

実力が五角なら

勝ち負けは

ほぼ運だね。

私は昔から

運が悪いから

運で決まる

勝負は嫌いだ。

だから私は

わたし．．．たたか

私と戦いたいとは

わも

思わない。

まったく

この死にたがりは

しょうがないね。

やっぱり

運が悪い。

だから

嫌なんだ。

メガネ君。

意外と

早かったね。

でも

そっちのほうが

もっと運が

悪かったみたいだ。

ふーん．．．

やっぱり瓶も

偽物だったんだ。

ユーベル。

瀕死の僕が

分身だと

わかっていたん

だな。

何故

死に急ぐような

真似をした？

メガネ君が

来てくれると

確信したからかな。

．．．僕がそんな

お人好しに

見えたのか？

いいや．．．

全然。

メガネ君はさ、

私の瓶を

受け取ろうと

しなかった。

というか

そんなこと

どうでもいい。

自分のせいで

誰かが死ぬのが

嫌なんでしょ。

だから

私は、

葬送のフリーレンＢ

メガネ君のせいで

私が死んでしまう

状況を作った。

ありがとうね。

メガネ君。

また一つ

君のことが

わかった気が

するよ。

そうか、

それは

よかったな。

そろそろ

共感でき

そうか？

うーん。

まだ時間は

かかるかな。

構造的にこの先の

広間を越えれば

迷宮の最深部だ。

どうしたの

こんな所に

集まって？

それで？

あれが陣取って

もう半日になる。

ふーん。

面白くなって

きた。

迷宮攻略は

こうでなくちゃ。

迷宮戦闘

第５話

完璧な

複製体か。

確かにあれは

私と同等の力を

持っているみたいだね。

あの複製体を

なんとかしない限り

最深部へ辿り着けん。

何か手立ては

あるか？

そうだね．．．

あれがもしも

私を完全に再現した

ものだとしたら、

弱点は生身の

魔法使いと同じかな。

格上の魔法使いを

倒すとしたら、

拘束魔法か、

どちらにも

耐性がある

けれどもね。

精神操作魔法だ。

だが僅かな

隙は生まれる

かもしれん。

お前なら

それさえあれば

複製体を

倒せるはずだ。

ではちゃん

失礼して。

メトーデ。

そういう小細工は

得意だろう。

得意という

ほどでは

ありませんが．．．

拘束魔法が

通用しませんね。

普通は大きな

魔力差がなければ

通用するはずなのですが．．．

いいたい．．．

おっ

．．．．これは

興味深い。

フリーレンさん。

次は私の目を

見てください。

：精神操作魔法も

無理ですね。

私では

フリーレンさんの

精神防御が

破れません。

でも精神防御の構築は

複雑で強固ですが、

だいぶ古い術式のようです。

本当に両方とも

耐性があるようだな。

精神魔法の

専門家なら

脆弱性を突ける

かもしれません。

受験者の中で

心当たりは？

エーデル

二級魔法使いなら

可能かと。

ですが

私と違って

戦闘能力は

皆無な人なので、

正直ここまで

来られるかどうか：

それに大前提として

精神操作魔法は

相手に〝心〟がないと

通用しません。

果たして複製体がそこまで再現できているかどうか．．．

果たして

複製体がそこまで

再現できているかどうか．．．

まだまだ

情報が足りんな

正直ここまで

逃げ果せたのは

奇跡だと思うぞ。

儂等は

頑張った。

”あれ”は

なんだと思う？

さあのう。

じゃが、

ゼンゼと同等の力を

持っていると考えて

、一級魔法使い

間違いあるまい。

エーデル、

魔力を消して

潜伏するにも

限界がある。

もう

倒すしか

ない。

倒せると

思うのか

ブライ。

儂はともかく

ブライとドゥンストは

この迷宮の中では

まともに戦えん。

そもそも

現代魔法が

迷宮戦闘に

適していません。

それに強力な

防御魔法に

リソースを

取られ過ぎ、

魔王討伐時代に

ほとんどの迷宮が

攻略された弊害じゃな。

攻撃魔法は

自然物を利用した

ものが多くなった。

無から物質を

作り出すよりも

その場にある

物質を操ったり

変化させたりするほうが

魔力の消費が

少ないからのう。

だがその点

あれは相当

上手くやっている。

あの髪には

幾重もの

魔法が

かけられておる。

この迷宮内でも

無数の手段で

戦えると考えて

いいじゃろう。

儂の見立てでは

あれ、には勝てん。

魔法は

イメージの世界。

そもそも儂等は

髪の毛という

数えるのも

不可能なほどの

膨大な数の糸を

自在に変質させて

操るという、

正直、怖いから

もう帰りたい。

人間とは掛け離れた

イメージを持つ時点で

儂等よりも遥かに

格上の魔法使いじゃ。

エーデル。

武闘派ではない。

ここいらが

潮時じゃろう。

お前の“声”は

通らないのか？

だー

確かに

せいしんそうさまほう

精神操作魔法は

わし．．．いちぞく

儂の一族の

なりわい

生業じゃが

〝あれ〟相手に

高度な命令の条件を

満たすのは無理じゃな。

てきるとすれば

精々跪かせて

隙を作る程度じゃ。

それでも

目を合わせて

”声”を

掛けねばならん。

不可能では

ないんだな。

相手に心が

あればの

話じゃが。

どの位

時間を稼げば？

１５秒じゃ。

というか

それが

限界であろう。

どういう

ことだ？

今にわかる。

防御魔法を

全面展開しろ。

見つかったのう：：

え？

葬送のフリーレン区

現代魔法戦において

防御魔法を破る方法は

二種類じゃ。

質量で

叩き壊すか、

手数で

攻める輩は

大抵後者じゃ。

掻い潜るか。

技術で

．．．驚いた。

まさか

その両方が

あるとは

巨岩のような

重さじゃ。

防御魔法の

全面展開は

１５秒が限界だと

考えていたが、

まさか

それよりも早く

破られるとはな。

だが

目は合った

のう。

優秀な魔法使いほど

敵をよく見る。

〝跪け〟

なるほど。

よくわかった。

心がない。

儂等では

絶対に

勝てぬな。

心の働きを

精密に模倣

しているだけじゃ。

虎の威を借りる

しかないのう。

武闘派連中の

所まで

全力で逃げろ。

儂は潮時と

言った通り、

もう帰る。

痛いのは

もう嫌じゃ。

便利

じゃのう。

俺達も

逃げるぞ。

してくれるのか。

安全確保まで

現状情報が

少ないからね。

”心”がない

パターンも

考えたほうが

いい。

その場合は

力業になる

だろうけどね。

できるのか？

さあ

わかんない。

．．．あの、

それでしたら、

そう。

もしかしたら私

フリーレン様を

殺せるかも

しれません。

じゃあ作戦を

立てようか。

第５２話】作戦会議

ドゥンスト

さん。

エーデル

さんは？

ゼンゼさんの

複製体に襲われて

脱落しました。

．．．そうですか。

ブライさんも？

彼の足止めの

お陰で

逃げ切ることが

できたのです。

無事に脱出

できていると

いいのですが．．

．．．情報が

あります。

協力

しませんか。

儂は初めからそのつもりだった。

儂は初めから

そのつもりだった。

治療ができる

者はいるか？

聖典を

持っています

ので、

簡単な

回復魔法

くらいなら、

はい。

エーデルさんの

心の働きを精密に

見立てでは、

なるほど。

複製体に

心はないん

だね。

これで

楽に倒せる

手段は

なくなったね。

模倣しているだけで、

心そのものは

ないそうです。

それを

踏まえた上で

作戦を立てないと。

とは言っても

フリーレン、

まだ

不確定要素が

多すぎる。

一番の問題は

あの複製体と

その術者の

正体だ。

その性質が

わからんまま

手は出せん。

特にくせい

ふくせいたいと目にして

複製体特有の

弱点は本当に

無いのかだ。

．．．

私は

答えんぞ。

仮にあの複製体が

フリーレンと同じ

実力なら死傷者が

出かねない。

だろうな。

複製体に

弱点はないぜ。

複製体を

操っているのは、

水鏡の悪魔っていう

神話の時代の魔物だ。

．．．ラヴィーネ。

何故

知っている？

一番上の兄貴が

大陸魔法協会の、

零落の王墓攻略の

先遣隊の

と

一人だったんだ。

情報を

持っていた

わけか。

道理でここまで

来れたわけだ。

だが

とても言ってき

合理的とは

思えんな。

それならば初めから

俺達と情報を共有して

協力するべきだった。

安易に

協力できるか。

協力できるような

雰囲気じゃ

なかったからな。

フリーレン達は

気が付いたら

先に行っちゃって

いたしね。

それにおっさんは

ルールが無ければ

容赦なく仲間を

見捨てるタイプだろ。

ふん。

確かに俺は

おっさんだが、

．．．謝ったほうが

いいんじゃない？

き．．

嫌われた

ものだな。

面と向かって

言われると

くるものが

あるな。

悪かったな

おっさん。

本体は攻撃手段を

持たない脆弱な

魔物だって話だ。

ソイツを倒せば

ふくせいたい

複製体は

全部消える。

先遣隊の

観測結果によると、

水鏡の悪魔は

あの扉の向こう側

宝物庫の内部。

こちらの

魔力探知の結果と

一致するな。

だが

あの扉には

強力な封印が

施されている。

本体は扉の向こう側だ。

本体は扉の

向こう側だ。

それは私も

確認している。

私の複製体の

仕業だね。

〝命懸けで宝物庫の

扉を閉じる魔法。

扉を避けて

壁を破るという

方法もあるけど、

民間魔法の中でも

トップクラスの

封印魔法だよ。

あの扉は

術者が死ぬまで

開くことはない。

たぶんそれも

対処済み

だろうね。

どちらにせよ

水鏡の悪魔を

叩くには、

あの複製体は

倒さねばならん

ということか。

倒すなら

急いだほうが

いいぜ。

水鏡の悪魔は

迷宮の中にいる奴

全員の複製体を

作り出す。

どういう

ことだ？

その複製体は

時間と共に

最深部に集まって

くるっていう

習性がある。

前回の先遣隊は

兄貴の部隊を

除いてほとんどが

壊滅した。

最深部

目前の、

丁度

この場所でだ。

なるほどな。

．．．あの、

ふくせいたい

複製体は

心の働きを

精密に模倣して

いるんですよね。

なら

行動パターンによる

弱点は本人と

同じなんですよね。

恐らくは。

それならやっぱり

なんとか

なるかもしれません。

フリーレン様、

あっちの壁際に

立つてもらっても

いいですか？

その弱点って

なんなの？

うん。

葬送のフリーレンＥ

これは．．．

．．．まさか。

なんという

ことだ．．．

気が付き

ましたか。

．．．なんか

わかった？

わからん。

確かにこれは

フリーレンの

致命的な隙だ。

何故

戦っているときに

気が付かな

かったんだ。

魔法を使う

瞬間に

ほんの一瞬だけ

魔力探知が

途切れている。

それって

見習い魔法使いが

よくするミスじゃ．．．

自覚が

あるのなら

なんで言って

くれなかったん

ですか？

昔から

苦手

なんだよね。

だって

恥ずか

しいし．．．

そんなこと

言っている

場合ですか。

しかし

他の技量が余りにも

卓越しすぎている。

しかし他の技星が余りにも卓越しすぎている。

とにかく

作戦会議を

しますよ。

実際にこの隙を

突ける魔法使いなど

ほとんど

いないだろう。

葬送のフリーレンＢ

フリーレン様。

なんだか

楽しそうですね。

うん。

まとまったな。

大体

それじゃあ

アイゼンが

敵を引き付けて

側面から

攻撃しよう。

今日は

二日酔いで

駄目な日だ。

フリーレンは

援護射撃だ。

ハイターは？

死んでる．．．

こうやって

迷宮のボスを

倒すために

よく話し合ったな

って思って。

よし、

攻略を開始

しようか。

．．．勝てる

のか？

大丈夫。

攻略できない

迷宮なんか

存在しない。

私は歴史上で

最も多くの迷宮を

攻略したパーティーの

魔法使いだよ。

おっさんか．．．

まだ

言ってる．．．

そっとして

おいてやれ

華琳のよえ

第５３話

間の時代

ほんとう

本当にフリーレンの

複製体と戦うのは

お前たち二人だけで

大丈夫なのか？

少人数のほうが

相手の行動を

予測しやすいからね。

確かに全員で戦えば

ほぼ確実に

勝てるだろうけど、

大半が死ぬことに

なると思う。

それよりも

最深部に

集まってくる、

たぶんちゅっちゅ

脱出用ゴーレムを

使うような

暇も無いよ。

複製体の

足止めのほうが

重要というわけか。

ああ。

挟み撃ちに

されたら

私達は全滅

だからね

じゃあ

作戦通りに。

健闘を祈る。

．．．さて、

では

このメンバーの中で、

苦手な相手を

言い合おうか。

破滅の雷を放つ魔法

フリーレン様の

予想した

行動パターン

通りだ。

地獄の業火を出す魔法

魔力探知が

途切れた。

その隙に

潜伏した

フェルンを、

複製体は

警戒する。

でも目の前の

互角の相手の

対処で手一杯

フェルンを探す

余裕なんて

あるはずがない。

だって

私の怖さは

私が一番よく

わかっている。

大丈夫だよ。

完璧に潜伏した

フェルンは

私でもそう簡単に

探知できない。

でも本当に

攻撃に使う魔法は

一般攻撃魔法で

いいのですか？

それに

一般攻撃魔法は

エルフにとっては

比較的新しい

魔法だから、

反射神経で

無意識に

防御できる

ほどの年月は

経って

いないんだ。

最も速射性に

優れている

からね。

どうしても

その対処は

たった一瞬

ほんの誤差のような

時間だけれども

思考する分だけ

遅れることになる。

でも

フェルンは

違う。

フェルンにとって

一般攻撃魔法は

生まれたときから

あって

当たり前のもので、

その身に

ちょっ

刻まれていて当然の

魔法使いの基礎だ。

フェルンの

一般攻撃魔法なら

私を殺せる。

ありったけの

魔力を

叩き込むんだ。

フリーレン。

お前は私のことが

嫌いだろう。

何故

私の元に

来た？

正直もう二度と

会わないものだと

思っていた。

師匠の遺言状を

届けに来た。

あれから

５０年。

悲しく

ないの？

そうか。

フランメは

死んだのか。

まるで

報告書だな。

気まぐれで

育てた弟子だ。

皇帝が国を挙げた魔法の研究に認可を下ろしたそうだ。

皇帝が

国を挙げた魔法の研究に

認可を下ろしたそうだ。

働き掛けたのは

フランメで、

何が書いて

あったの？

私にそれを

引き継いで欲しい

という内容だ。

人間の文化圏では

今まで魔法は魔族の

技術であるとして、

表だった研究は

禁忌とされてきた。

彼女は新設された

宮廷魔法使いとやらの

教育に携わっていた。

なんて贅沢な奴だ。

魔法の研究の

認可が下りただけでも

快挙だというのに

それ以上を望むとは。

それって

すごいことなの？

大陸最大の統一帝国が

魔法の研究と軍事転用を

始めるということだ。

周辺諸国が

黙っていない。

僅か数十年で

魔法は大陸中に

普及する。

人類の誰もが

魔法を使える時代が

やってくるんだ。

そう。

すごいことだね、

とても。

これは遠く無い未来に

人類が魔王軍に抗う力を

手に入れることを意味する。

まったくだ。

だがそれは

私の望むところ

ではない。

帰れ。

フリーレン。

こんな遺言は到底

聞き入れられん。

誰もが魔法を

使える時代だと？

魔法は特別で

あるべきだ。

実に

不愉快だ。

こんな物を

寄越すとは。

すある者以外に

教えるつもりはない。

フランメとは最後まで

わかり合えなかった。

所詮は

気まぐれで

育てた弟子だ。

師匠は

ゼーリエは怒って

遺言状を破り捨てる

だろうって言っていたよ。

それでも

伝えておきた

かったんだって。

よく

わからないよね。

夢が

叶ったよって。

夢が叶ったよって。

じゃあ

私はもう

行くね。

たぶんもう

会うことも

ないと思う。

フリーレン。

その前に

少し歩かないか。

どうせ私達には

時間はいくらでも

あるんだ。

誰もが魔法を

使える時代は、

あの子も

きっと初めは

人類のためとか

魔王軍に

抗う力とか、

フランメの

夢だった。

花畑を出す

魔法。

そんなものは

どうでも

良かったんだ。

あの子の

お気に入りの

魔法を

知っているか？

なんの役にも立たない

くだらない魔法だ。

あの子は本当に

魔法が好き

だったんだ。

虫唾が

走ったよ。

世界中の人が

そんな魔法を

使えるように

なって欲しいと

本気で願っていた。

まるで

女の子みたいな

可愛い夢だ。

でも実際に

そうだったんだよ。

これはあの子が

私よりもずっと

背の小さな

小娘だった頃に

語った夢物語だ。

正直私は

そんな時代は

ずっと先のことで、

あの子には

実現不可能な

ことだと

思っていた。

師匠は

いつも判断が

とても早かった。

あの子は

私にとっては

無にも等しい

ような

短い人生で、

まるで何かに

急かされている

みたいに。

人間には

寿命がある。

人類の魔法の

開祖にまで

上り詰めた。

私達よりも

死に近い場所に

いるんだ。

人生には

重大な決断を

しなければ

ならないときが

いくつもあるが

あの子達は

それを先送りに

できないんだ。

私達はそれを

百年後にやっても

二百年後にやってもいい。

千年ほったらかしに

したところで

なんの支障もない。

私達の時間は

永遠に近いのだから。

フリーレン。

人間が凡そ

文明と呼べるものを

築き上げてから

長い年月が経った。

これから先は

時代が加速するぞ。

たった．．．

千年だ。

たった千年で

人間の時代が

やってくる。

エルフは人間に

追い抜かれる。

鍛錬を

怠るなよ

フリーレン。

お前を殺す者が

いるとすれば、

それは

魔王か、

人間の

魔法使いだ。

楽しみだね

ゼーリエ。

この先

沢山の魔法使いと

色々な魔法が

見られるんだね。

でも切る魔法

第５４話に

想定の

範囲内だね。

．．．防がれた。

ここから先は

消耗戦だ。

本当に

いたな。

メトーデの

観測結果の

通りだ。

足を

引っ張るなよ。

メトーデが

複製体の正確な

位置を割り出した。

混戦になると

勝ち目はない。

こっちの

台詞だ。

分散して

足止めを

図るぞ。

複製体がここに

集結する前に、

苦手な相手を

教え合っただろう。

しぶん

自分にとって

苦手な相手は

複製体にとっても

苦手な相手だ。

話し合い

連携できることが

儂等の利点だ。

戦う相手を正しく

選択すればこちらは

幾分か有利に

戦える。

一人で勝てん

相手には

数で対処しろ。

面白いほど

楽に戦える。

これなら

複製体達を

抑えられる。

懸念が

一つ。

たん

探知できている

複製体の総数が

受験者よりも

僅かに少ないです。

特に一番の脅威である

ゼンゼさんの複製体の

反応が見つかりません。

確かに

感知できないね。

ゼンゼの複製体は

流石に看過できない。

挟撃の形になったら

フェルンを守りきれない。

最悪二人共死ぬかも。

フェルンさんと

デンケンさんの

複製体の位置も

把握できていませんし、

お前がこの場に

いなければ

こんな懸念も

いらなかったんだがな。

一級魔法使いは

理不尽なほどの逆境でも

覆せるような存在で

なければならない。

精度の高い

近距離探知で

探すしか

ありませんね。

それに仲間の

背中を守る

だけで合格

できるんだ。

この程度は

逆境ですらない。

実に優しい

平和な試験だ。

たお

倒した．．．

でも

いい気分じゃ

ねえな。

奇襲．．．

化け物が．．．

魔力探知を

怠った覚えは

ないんだがな。

．．．ラヴィーネ。

お前も

瓶を割れ。

引き際が

わからないほど

ガキじゃないだろう。

．．．クソ．．．

試験はなんに

３年後もある。

これは、

．．．間に合わな

かったか．．

だが儂がかせい

加勢したところで

結果は同じ

だっただろう。

背中を向けている

というのにまるで

隙を感じん。

：どちらにせよ

時間稼ぎくらいは

せんとな。

確か宮廷魔法使いの

デンケンだっけ？

もしかして

あれと戦う

つもり？

葬送のフリーレン区

勝てないと

思うよ。

ねぇ

デンケン。

今どういう

状況なの？

承知の

上だ。

説明は

いい。

これって

迷宮攻略に

必要なことなの？

そうだ。

今は

フリーレンが．．．

何を言って

いるんだ。

この中でおまえっと

一番強いのは

デンケンだ。

なの？

必要なこと

んー．．．

そういうことじゃ

ないんだよね。

なら私が

倒すよ。

第一お前は

ヴィアベルにも

勝てなかっただろう。

確かに私は

未熟な

三級魔法使いだ。

デンケンや

ヴィアベルよりも

遥かに弱い。

“大体なんでも

切る魔法〟

けれども

ゼンゼ相手なら

勝てると思うよ。

私が切れると

思った物は

なんでも切れるし、

私のいい

得意魔法は

これ。

それがなんだっていうんだ。

それがなんだって

いうんだ。

切れないと

思った物は

まったく

切れない。

防御魔法で

簡単に防げる

魔法だ。

そういえば

メガネ君は

ヴィアベルとの戦いを

見ていたんだっけ？

まー

防御魔法って

魔法を防ぐための

ものだからね。

切れるイメージ

あんまり

ないんだよね。

そうか。

ならどちらにせよ

ゼンゼには

通用しない。

だから

そんな理屈は

どうでもいいんだよ。

．．．おい。

待て。

あの髪には

観測できるだけでも

防御魔法に匹敵

するほどの魔法が

何重にも

掛けられている。

これは

イメージの話

なんだから。

．．．うーん。

やっぱり

〝見た者を

束縛する魔法〟は

効かないか。

まー、

髪ってのは

体の一部だからね。

全身を視界に

納めるのは

無理だ。

大体なんでも切る魔法

やはり

私の複製体の

相手は

ーベルが

勝敗は既に

わかっている

あれは２年前の

二級魔法使

選抜試験だっ

恐らく戦いに

すらならない。

不動の外套

その第二次試験の

試験官を担当したのは、

フルグ一級魔法使い

彼は三級魔法使い

なってから二度たりとも

手傷を負ったことが

ないほどの守りに特化した

魔法使いだった。

彼が魔法で作り出す外套は

あらゆる攻撃魔法も

「通さないほどの防御術式が

組み込まれていた。

うぎよじゅっしき

第三次試験の

内容は、

外套をまとった

攻撃魔法を放

ブルグに受験者が

らせたら

歩でも下が

合格という極めて

単純なものだった

殺害行為を失格とする

ルールも攻撃魔法の

最低限の制御を促し

他の受験者を

守るための措置だった。

誰もブルグの

心配などしていなかった

それを三級魔法使いに

くなったばかりの無名の少女が

さりと殺

．．．あー．．．

切りすぎ

ちゃった。

しめい

失格処分だって

話だよね。

わかってるから。

もう帰って

いい？

一つだけ

質問がある。

どーぞ。

．．．えーと。

ゼンゼさんって

裁縫とか

したことある？

〝不動の外套〟を

どうやって

打ち破った？

家柄良さそう

だもんねー。

いいや。

それが

どうした？

それとも

そういうのは魔法で

全部やっちゃうのかな？

姉貴がよく

裁縫をしているのを

見ていた。

いやね。

私も不器用だから

そういうことは

したこと

ないんだけど。

私はあの音が

好きだった。

布を裁断するときってさ、

鋏をこう入れて

シャーって切るんだよね。

話が

見えない。

とてもいい

音がするんだ。

イメージの

話だよ。

布っていうのはさ、

切れる物なんだよ。

切れて

当たり前の

物だ。

こいつは

いかれている。

確かに布を切る

イメージなんて

誰でもできる。

だが魔法の世界は

そんなに甘いものじゃない。

小さな蟻が

たいぶりゆう

巨人な竜を踏み潰す

イメージができないように。

馬鹿にだって！

できる。

完璧にイメージ

できないものは

魔法では

し

実現できない。

実際にあの外套が

如何なる攻撃魔法も

通さないことは、

魔法使いなら

ひとめ

一目見れば

わかるからだ。

壁の防御術式

守られたあの外套を

切るイメージができる

魔法使いなど

ほぼ存在しない

人が知性を持った

生命体である限り

その柵からは

決して逃れられな

それこそ

馬鹿でもわかる。

それでも彼女は

「自らの感覚に従った。

最早

人として成立している

精神状態とは

心えない

これは切れない物だと！

知性ではわかっていながら、

感覚のままに

“不動の外套”を

切り裂く

イメージを

構築した。

これは才覚の

領域だ。

もう行って

いいかな？

ところで

ゼンゼさん。

ところでドンセさん、綺麗な髪の中だね、コメカとか

綺麗な髪の毛だね。

手入れとか

大変でしょ？

ああ。

もしかしたら

私はあの時点でもう

負けていたのかも

しれない。

ユーベルには

勝てるイメージが

湧かない。

相性がある

悪すぎる。

皆

頭を使いすぎ

なんだよ。

髪は切る

物でしょ。

長寿の

手入れ？

地獄だよ

考えたくもない

だい

お客様に

和第二次武験終了

第５５話１８

話は大体

わかったぜ。

お前らはフリーレンが

水鏡の悪魔を倒すまでの

時間稼ぎをしているわけだ。

複製体なら

俺達も

カナ

三体片付けた。

なら話は

早いですね。

それでは

．．．あら。

たった今

ゼンゼさんの複製体が

撃破されたようです。

．．．この魔力。

仕留めたのは

ユーベル三級

魔法使いですね。

意外な

結果だな。

そうか？

結構あいしうわ

相性悪めだろ。

魔法使い同士の戦いは

ジャンケンのような

ものですからね。

ただし手数が

無数にあり、

それで少しでも

使える手数を

増やしたいって訳か

極めて

複雑で難解な

ジャンケンです。

いいぜ。

複製体の足止め

手伝ってやるよ。

俺は他人を

信じるような

質じゃねぇが、

尻を振っている

勝ち馬を逃すほど

馬鹿じゃない。

現時点で、確実に

足止めしなければ

ならない危険な

複製体は二体。

もう一体の

フェルンさんの

複製体に

関しては私に

任せてください。

その内の一体、

デンケンさんの

複製体の場所は

特定しました。

一人のほうが

魔力探知に

集中できます。

貴方方は

そちらを

お願いします。

本当に一人で

なんとかなるの？

あの子は

特に魔力を

消すのが上手

みたいですから。

流石に

見つけ出さないと

奇襲で死者が

出かねません。

あの子結構

強いわよ。

私は多才なので

足止めだけは

得意なのです。

それに拘束魔法が

通じることは

本人の体を使って

確かめましたから。

じゃあ

一暴れするか。

ユーベル。

これってさ、

僕の見間違い

じゃないよね。

だろうね。

だってメガネ君

動けないでしょ。

私の複製体が

復活している。

．．．

そして、そんなことがあったのですが、

それは．．．

これまでは

消耗戦だ。

楽しくなって

きたね。

まったくだ。

これってもしかして

水鏡の悪魔とやらを

倒すまで続くのかな？

もう

引き際でしょ

これ。

この隙も

駄目だな。

今のフェルンじゃ

気が付けない。

魔力探知の

隙だけじゃ

殺しきれるほどの

ものにはならないね。

やっぱり

やるしかない。

そうですね。

アドアッツっ

もっと大きな

隙があれば

勝てるのですが．．．

勝てるんだね。

そんなことが

できるのですか？

それでは

フリーレン様が：

なら

隙を作ろう。

その場合の

作戦は．．．

私が隙を見せれば

相手はもっと大きな

隙を見せる。

任せるよ。

防御に集中すれば

致命傷にはならない。

フェルンが勝てると

思っているのなら

勝てる。

何故そう

言い切れるの

ですか？

だって〝私〟は

フェルンのことを

なめているから。

それは

良かったです。

なら十分

勝機は

ありますね。

まだ

立っている．．．

でも

致命傷だ。

止めを．．．

ん

．．．何が

起こった．．．

された．．．？

．．．攻撃

魔力をまったく

感じない．．．

この攻撃を

私は魔法として

認識できていない．．．

すごいです．．．

フリーレン様．．．

葬送のフリーレンＢ

．．．でも

らしくないです！！

これが魔法の

高みなんですね．．．

：隙だらけ

です。

よくやった、

フェルン。

あれを見せるほど

追い詰められたのは

８０年振りかな。

それじゃあ

さっさと終わらせ

ようか。

終わり

ましたか．．．

もう

動けない．．．

ヴィアベル

おんぶ

してくれ：

お前ら

いつも

倒れてんな．．．

葬送のフリーレンＢ

ここが

零落の王墓の

最深部か．．．

君達は

零落の王墓を

攻略した。

一級魔法使いに

十分匹敵する、

歴史に名を残す

ほどの偉業だ。

約束通り

最深部に辿り着いた

全員を、

第二次試験

合格とする。

．．．．．．それで

一番の功労者は

どこに行った？

暗いよー！！

怖いよー！！

えぇ．．．

それでは

第二次試験を

終了とする。

まぁ

気持ちは

わかるかな。

なんと

回復魔法まで

使えるのじゃ。

どうじゃ

すごいじゃろう。

どうじゃすごいじゃろう。

誰なの

お前？

第５６話トフェリンの杖

武の道に

確かになら

果ては無い。

極意へと

また一歩

近付いたな。

お主に教える

ことはもう

何もない。

それ毎日

言ってるよね．．．？

これまでの

．．．あれ？

フェルン？

ブチギレてる！？

なんで！？

フリーレン様と

喧嘩しました。

またなの．．．