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Instructions:
テンクウシンパン
xqe_^hittam/大財降版
クウシンパン
原作、二泊辻任郎...
...人材降展
主要キー
新崎九遠
「神に近い人物」であり、
仮面に襲われない謎の少女、
逆理たちと行動を共にする。
現在判明している中では、
「レールガン」を発射でさる
唯一の人物。
死んでしまった高原に
...法仮面少女
現在は世界のいまあ、お
近理と行動を共にしている
二瀬真由子
通称「ニセちゃん」
透理に命を助けられてから
彼女を特別視している
性格は合理的で、生き残るためには
手段を選ばずに行動することも
本城遊明
現在、本世界に
迷い込んだ女子高生
この世界を終わらせるために
現在は兄・理火との
合流を目指ししている
神に折ついた者が持つ能力の一つ
自己強化をカレオ使用していっ
パー仮面
スナイ
本名は不明。伝子witer
本名は「??仮面殺人東の一人だったが、
あ...あっ、へへんっ、泣きとの熱いにより仮面にとどか入り、
私はこんな人によりARAはヒールへ人としての意思をある程度取り戻す。
本城
遊理の兄。
知力・能力共に高く
妹・遊理に頼られている。
相川が支配する水泳仮面
により連れ去られ、
現在は教禁されている。
相川守
「神に近い人物」の一人
同時に30体もの仮面を
支配することのできる
強力な力を有する。
この世界の神になり、
「優生劣魔の思想に基づいた
特別的海味システム」を
でも...!!
相川に仕える仮面。
相川を「アイ様」と
呼んでおり、
普段は左腕に仮面を
つけている。
白羽根仮面
相川から
「ホワイトフェザー」と
呼ばれている仮面。
スナイバーと同じく
狙撃技術に長けている。
いいやあいい
第7話「お兄ちゃん...?
第12話「たいへんなことになるから
第17話「何故まだ生きているのか
第7話「日発動」
第7話『正義を執行するお
第64話「ようこそ
第16話「とっても悪い子
第163話、実はひとつではなく、
第16話「駄弁ってる時間は無い
第165話「私と初めて出会った時
第166話、戦闘開始
第167話『ミスター・スナイバー
...
...
(2)
ぎい...
ドッ!!
ぎ...
ジャン!
ドッッ
「使徒を
生成する能力」!
がっ
がひっ
ケン!!
そりゃ
ぎっ...
理火くん...
君は使徒に
なれるのか
それとも..
ピクン
がっ...
ピク...
あっ...
ダン
あう...?
結果はひとつではなく
第163話男
...ほえ?
きけ、
あー
...
ダメかっ...
~~~...
?
くそっ!
本城理火でさえ
耐えられず
「壊れて」しまうなら...
こんな能力は
使えないッッ!
他に適合者が
いるのかもしれないが
探している暇など無い..
完全にハズレと言える
能力だった!
あ~っ
理火くんが壊れたのは
ショックだが..
まあいい
......
この能力は飽くまでも
「余裕の勝利」を
狙って試してみたに
過ぎない
「守護天使」との
戦いを考えて
余裕を持って
おきたかったのだがな...
そうも言っていられなく
なった...
やはり全ての戦力を
「消費」する前提で
戦わねばならないようだ
すでにこの本拠地に
集結させた現有戦力
「25体の天使」全てを使う
残念ながらマトモに戦える
レベルの天使は少ないが...
なに雑魚でも
命を捨てさせれば、体力や
弾丸を減らすぐらいはできる
そして今までの戦いで
相手には大きな
「甘さ」があると
わかっている
僕は違う...
自身が神になるため
一切の迷いなく
人間や天使の
命を奪ってきた
この領域...
「神を誕生だすための
機関」が人間の甘さを
捨てられない存在に
味方するはずがない!!
あらゆる者を
超越した存在となり
新しい世界を
創造するのは
やはりこの僕なのだ!
?
?
......
くしっと...
......
本城遊理:
そういう訳で
理火を直接
助けに行く
「突入役」と
残る九遠たちを守る
「守備役」を
決めなければならない
オレの考えを
伝える
本城遊理...
「守備役」は
おまえに頼みたい
それでもオレが
こう考えた理由は
おまえが
「優しすぎるから」だ
自分の力で
兄を助けたいという
おまえの気持ちはわかる!!
当然な
それがおまえの
よい所ではあるが...
次の「攻める戦い」には
向かないと判断した
次の戦いは
邪魔する者を
一切の躊躇なく
殺していかねばならない
一瞬の躊躇でさえも
失敗の理由になる...
敵さえも思いやる
おまえには
明らかに向かない
守備役も重要な仕事:
是非とも
おまえに頼みたい
勿論
異議があるなら
聞くか...
何も言えなかった...
スナイバーの言うことが
正論すぎて...
スナイバーは
「優しさ」って
言ってくれたけど
要は「甘さが残る」
ってことよね...
...
でも次は
お兄ちゃんのための
戦い...他のみんなに
まかせる訳には...
トン
......
あのー
預言者さん
すいません
......
!
ちょっと
聞きたいことが
あるんですけど
いいですか?
ほう...
なんです?
?
出発してから
聞くのもアレ
なんですけど...
気になったので
「完全なる神」に
ついての質問です。
預言者さんなら
「完全なる神」になる
方法:知ってるん
ですよね?
だったら...
今すぐにその方法を使って
九遠さんが「完全なる神」に
なっちゃえば...
戦いなんてしなくても
カンタンに全部
終わらせることできちゃうん
じゃないですか?
思ってもなかった
質問...
私「神に近づいた者」
なのに...
卯月くん...
恐ろしい子!
とても
よい質問ですね
「日下部
卯月くん」
もっとも...
先程の会議中
スナイバー仮面さん
からも
同じ質問を
いただきましたが
えっ...
お答えしましょう:
私としては
お恥ずかしい話
ですが...
日下部くん...
神になるためには
「神のコード」の発見が
必要ということは
知っていますね?
私は「完全なる神になる
方法」:ほとんどは
わかっていても全てを
わかってはいないのですよ
まずこの
神のコード...
実はひとつではなく
「3つ」存在するのです
「神の
コード!ッ!
久々に聞いた...
っていうか3つ!?
神のコード3つの内
2つまでは私も
わかっているのです
そう...その2つは
入手する方法まで
わかっている...
2つの内ひとつは
入手するために
「レールガン」が
鍵となること...
もうひとつは
「ヘリコプター」が
鍵となること...
ここまではわかっている
しかし「3つめ」に
関してだけは
何もわからない
......
...
この預言者の能力を
持ってしてもね...
おそらく
判明するまでには
相当な時間と労力を
要することでしょう
要は簡単には神にはなれない...
人質の身を考えれば
救出を優先すべき...これが
戦いを選択する理由です
ご理解
いただけましたか?
はい
預言者さん
ありがとう
ございましたっ
他に「迂闊に
神に近づきすぎては
いけない理由」も
あるのですがね...
ま...その話を
今する必要は
無いでしょう..
......
今の話で
この領域に関する
色々なことが
わかったけど..
お兄ちゃんを早く
助けるためには
戦う必要がある...
それは変わらない
のね...
東の空...
ほんの少しだけ
明るくなって
きてる...
日の出まで
あと1時間ぐらい:
そのぐらいの
時間に「突入」が
始まる予定:
それまでに
スナイパーに
話をして...
私も突入役に...
それにしても..
この東の空
変に赤いわね...
前にお兄ちゃんが
空が赤くなるのは
光の波長とか
大気や湿度が
どうのとか
言ってたけど...
今の私には:
ただただ
不吉な色にしか
見えない...
...
...悪かった
ッスね
本当に長い時間
待たしちまって
うん...
準備ができたら
「やっちゃって」
いいッス
今自分の天使で
動けるのは
アンタしか
いないッスから..
自分も...
このまま
動かないで
いたら...
おかしく
なっちまうかも
しれないッス
からね...
ロコッ...
駄弁っ
てる時間は無い
4話
ん...
アノサァ...
えっ?
なんスか?
...はい?
「ダルい」?
ウン
アンタ...
出会った時から
全ッ然
変わってない
ッスね...
はぁー...
っていうか
もうそんなこと
言ってる場合じゃ
ないッス:とにかく
やっちゃって
ください
相手側の
「見張り」
を.....
ピッ
......
ピッ
ピッ
定時連絡
完了...っと
「ヨシダ」とか
いうヤツらが
動く気配は
まだ無い...
つーか
最近向こうから
連絡してくるのは
木島サンばっかり
だな
日下部サンは
今何やってん
だ~っ
またあの
エロいケツを
見たいモンだが
なぁ~
仮面を被っても
エロい気持ちは
消えねえん
だな~
それとも
俺だけが
トクベツ
なのかぁ~?
ぐえっ
そ!!
ビクン
ハッ...
後ろ!?
こっ
つーかなんだ
コイツッ!?
・
これはっ
...
柔道おおお!?
あれっ?
オレ
生きてる?
ドクン
なんで頭から
落とさ...
!
あがぁっ!?
これって...
確か
「片羽絞」ッ!
あっ
そっか...
殺さずに..
意識を
失わせ..
...
あっ
ア〜〜〜...
超ダルイ!
上手くやって
くれたッスね
「柔道さん」
うん...
「操ってる天使」と
「操り手」はうっすらと
繋がってるって
感覚がある..
じゃあ
また後で
......
殺しちゃうと
自分たちが動いたって
相手にバレる...
かもしれないッスから
自分たちは...
行きます
皆さんは
どうしますか?
当然
僕たちも
行くよ
ただした
吉田くん
戦う覚悟は
すでに
できてる
なんで
「今回の行動」を
僕たちに教えて
くれなかったんだい?
遊理さんたちにも
相談してないん
だよね...?
今からでも..
連絡しておいたほうが
いいと思うんだけど...
この場所だけ
じゃなく...
遊理さんたちの
ほうにも..
それは
「まだ自分たちの中に
裏切り者がいるかも」
って思ったからッス!
だから...
これからはもう
事前に会話とか
したくないんです!
すいません...皆さんを
疑っちまって...
でも...自分は...
自分はっ...
吉田くん...
君の気持ちは僕だって
よくわかる...
でもやっぱり
少し混乱
しちゃってると
思う
もう少し
落ちついて..
みんな
待って!
んンッ...
はっ...
私も
連れていって!
今は
お父さん
寝てるから!
私...話
聞いちゃったの!
私は
ウラギリモノじゃ
ないから!私も
連れていって!
遥華ちゃん...
ズキン
でも...親子が
バラバラになっては...
連れてくしか
ないんじゃ
ない?
あの感じじゃ
ハルカちゃん...
一人でこの領域を
ウロついちゃうかも
どっちにしろ
もう駄弁ってる
時間は無いッス
見張りの意識が
戻る前に
向こうに着かなきゃ
ならないッスから
行きましょう
本城くんが前に
この領域はゲームのように
簡単じゃない」って
言ってたけど...
ダキン!
ガキン!
その言葉には
こういう
人間心理とかの意味も
入ってたんだろうな
確かにこの状況で
みんなを
「落ちつかせる」
なんて難しすぎる
うう...
本城くん...
武田くん...
僕は...
どうすれば
予定通り
私がこの場所で
最新の情報を
傍受します
さて...
「とりあえずの
目的地」に
着きました
私は部屋に入って
集中します..
傍受が終了するまで
皆さんはこの場で
戦闘の準備を
この奥にある
階段を昇ってしまうと
相手に発見される
可能性が高くなるので
お気をつけて
スナイバーに
何も言えず
ここまで
来ちゃった...
もう戦いは
始まっちゃう..
このタイミング...
このタイミングで
!
えっ?
ニセちゃん...?
......
では私は
こちらの部屋で
「傍受」を
広い範囲を見る訳では
ないので10分程で
終わるでしょう...しばらく
お待ちいただきたい
わたし
はじ
私と初めて出会って
第165話出会った時」
お金が
えと...
ニセちゃん?
どうしたの?
さて...
いよいよ
ここまで来たな
傍受の結果を聞き
予定変更が無い
ようなら...
そのまま
「突入開始」だ
...ちょっとオレ
顔洗ってくるわ
さすがにオレも
緊張しちまってる
ようでな...
話す
タイミング
がっ...
本城さん...
とりあえず
座りましょう
本城さん
貴女...
スナイバーに
自分を突入役にって
言うつもりだった
でしょう?
えっ..
あっ...
うん...
それは...
言わなくてもいい。
で...
でも...
スナイバーの言う通り
貴女はこの戦いには
向かない...守備役の
ほうが向いてるわ
それに
私としても..
貴女は安全な場所に
いてくれるほうが
嬉しい...
前にも
言ったけれど
私は貴女にだけは
死んでほしくないから
貴女が死んで
しまったら
私の生きている
意味なんて
1ミリも
無いから
そこまで
言う...
詳しくは
聞いてないけど
この二人ってとういう
関係なんだろう...?
ああ...
それだけじゃ
ない
スナイパーは
言葉には
してないけれど
突入役は
「私」「スナイバー」
「アイン」の3人
これって...
「神に
近づいた者」を
残すって意味も
あるわよね?
もし今回の作戦が
失敗したとしても;
!
貴女たちが
死んじゃったら
アイカワとか
いうクズが
神になっちゃうかも
しれないから
失敗......
貴女たちさえ残っていれば
この世界を終わらせられる
ってのはできるから...
「人質」さえ確保して
しまえば新崎さん:
貴女のレールガンで
アイカワなんて簡単に
ブチ殺せるしね
なんか
珍しく長々と
喋っちゃったわ
私だってわかってる...
私たちの本当の目的は
「この世界を終わらせること」
そのためには何を優先
するべきかってことはね...
でもこれが
貴女たちが残って
私たちが戦いに
行く理由
本城さん...
わかるわよね?
勿論
わかってるよ..
何度も同度も
考えさせられて
きたことだから...
一刻も早くこの
ふざけた領域は
終わらせなきゃ
ならない
そのためには
戦わなきゃならない...
戦い続けなきゃ
ならない
決定よ...
「私は残る」
...
...
そして、そんなことで、
そういうことで、
...
...
わかってる...
この領域で
その事実を
心に刻み込まれて
きたから...
それが
戦いに勝つための
ベストな選択
だからっ...
でもニセちゃん...
わかってはいても
「この思い」だけは
いつも消えない
なんで...
「なんで私たちが
戦わなきゃならないのか」
って思いだけは...
本当は
戦いなんて
したくない
のにっ...
...
ユリさん...
ごめん...
今更...
こんな...
......
本城さんは
いきなり泣き出す
あれぇ?
私は...みんなと
一緒にいたいだけ
なのにっ...
そういえば
私と初めて出会った時も
そうだったわね...
本城さんと
初めて出会った
時......か
ちょっと
待ってぇ!!
やっぱり
えっ?
...
う
あの時から私の全てが
始まったと言って
いいのかもしれない:
うぐ
「ゆり」
...
ううっ...
お兄ちゃん!?
スナイパー...
今...
「ゆり」って...
...おまえの言う通り
この領域にいる以上
戦いは避けられない
戦うならば
負けることは許されない...
全力で勝ちにいかなければ、
ならない
この戦いは
特にな...
理火は...
おまえの兄貴は
なんとしても
オレたちが
助け出す
「九遠」
おまえの
「想い」は
伝わっている
だが...
すまんな
九遠
この戦いだけは
オレが挑まなきゃ
ならないんだ
まあ...
勝てば何も
問題は無い
なんだかんだで
生きて
帰ってくるさ
コイツを
預かっておいて
くれないか?
生きて
帰ってくる
証として...な
お預かりする
だけですから
ねっ...
ああ
必ず...
戻ってきて
くださいまし
ねっ...
約束だ
スナイバーの
言う通り...
「勝てば何も
問題は無い」
頼むわよ
ニセちゃん!
考えれば
今までと同じ...
この領域に来てから
ずっとそうだった
ええ...
いつも通り
にね
あく...
やっぱりボクの出番は
無いですよねー
ですよねー
でもまあなんとな~~
「ボクたちが
勝つんだろうな」って
気はしますけど~~~
さすがに..
あ~...
「全員が生き残る」
ってのは無理だと
思いますけど~...
チャッ...
それで、
オレは、
バイバ...
せん、とう、かい
第166話「戦闘開始
「敵」はもう
この近くにまで
来ているだろう
セオリー通りならば
太陽を背に...
逆光を利用して
攻めてくるはず
日の出まで...
あと5分
?
?
...
ははっ
火
?
理火くん
その子の胸...
硬いだろ?
ふわー
ふあ?
残念ながら僕のとる行動は
どうにも裏目に出てしまう
ことが多い
...この領域では
余計な行動など
しないほうが
正解だったのかもしれない
余計な行動...
確かに僕は
「思想が強すぎる」
それゆえに行動に
歪みが生じていた
もっと効率よく
結果のみを求める方法も
頭にはあったが...
思想が邪魔をして
その方法をとることが
できなかった
だがっ...
思想を持たない
存在など
「計算機」と
同等ではないか
何の志も持たない
効率のみの存在が
「神」という
偉大な存在に
なってよいはずが
ない...
それとも..
この世界が
求める神とは
計算機そのもの
なのか...?
この領域は
我々に
何を求めて
いるのか...
この戦いに
勝利すれば
その答えは
見えてくる
のか...
「意識を
観測する能力」
...
今の感覚は..
間違いない
来たっ...:
...
戦
闘
開
始ッッ
預言者の言葉:
「人質は無事」
「警戒は薄い」
「予定変更は無い」
予定通り
突入開始!
先陣は
私が切る!
一気にあの
「敵の本拠地」を
駆けあがり...
上階にいる
本城さんの
お兄さんを
助け出す!
吊り橋の上を
走りたくは
ないんだがな~
怖いから
...なんて
カッコわりぃこと
考えてる場合じゃ
ないがなッ!
もう少し..
もう少しで
理火の元へ
たどりつけるッ!
待ってろよ
理火ッ...!
アオハラは
このひどい世界
終わらせてくれって
言ってた...
人質を助けて
アイカワってヤツを
殺せば
その目標に近づく!
ぎんっ!
ぐしっ!
ダメ!!
ドクン
次の
橋の先が...
ピクン!
ピクン!
預言者が
話していた
「駐車場ビル」!
こんな高さに
駐車場とか:
この世界本当に
ふざけてるけれど
!
このビルを
乗り越えれば
相手本拠地まで
もうすぐ!
橋の先に
仮面3体ーッ!
3体とも...
武器は拳銃!
了解
かあああぁああっ!!
......
全員...
怪我は
無いか?
ダイジョウブ
私も
大丈夫だけれど
銃持ち3体...
「強い奴」もいるし
ちょっと面倒ね
スゴイ...
預言者は実戦経験が
無いからな...
相手を甘く見すぎていた
ということだろう
「警戒は薄い」って話は
なんだったのよ...
スッ...
とは言え二瀬真由子
おまえも「こうなる」と
薄々思ってたんじゃ
ないか?
...まあね
...ソレ以上
近ヅクナ
近ヅイタラ
「人質」
殺シマス!
片言?
外国人
だったのか...
......
久しぶりだな
結局あれからライフルは
見つからなかったようだな
そげさし。
「白い羽根の狙撃手」よ
英語!?
どうでもいいか...
もう話し合いなと必要ない
ここまで来て
交渉も何もあるまい
ゲン!!
オレの
行く手を阻む者は
ピクン
もう戦いは始まった...普段と
選択肢は生きるか
死ぬかのみた
......
全員死んでもらう!
「スナイパー
仮面」
スタ
7話・ミス
第167言
本城理火が
日下部に言った
言葉.....
スナイパー仮面には
アンタたち
「30人」でも勝てない!
さて
その真の実力は...
すて
素敵なお声ですね
ミスター・スナイパー
ちとは戦いたく
かったのですが...
貴方とは言いたくなかったのですが...三輪を報告するのはわかりません
全力で
貴方がたを
貴方がにを殲滅します!
二瀬真由子
...わかった
すまんが
俺に向かう弾丸も
防いでもらえるか?
ただ...
弾切れまで
全弾防ぐってのは
難しいかも...
ああ...
それでいい
ピクン...
スローイング
ナイフ!?
かあっ!
えっ...?
ピクン
ドクン
何処に投げて...
はっ!?
まさかッッ!?
ピッン
避けなさいッッ!!
跳......
!!
弾ッッ!!?
ぎおっ...
信じられ
ないっ...
それで
ど
こんな超技術・
私には不可能!
ドクン
ピクン
!
カ・ミ・ワ・ザ
(ka-mi-wa-za)
技術に驚いて
「隙」がっ...
こういうの...
たしか日本語ではっ...
しまった!
まさか..
これも狙い!?
!?
にゃああっ!
!!!
にゃっ...
私と同年代の
女子高生か..
今私が
思うことは
悪いけれど...今は
貴女については
何も思わない
ペシャッ
ハンッッ
え!!
アイツらが
揃うまでの
時間稼ぎだった
って訳か
もう奇襲も何も無いな
マジで敵側全員と
戦う必要があるようだ
おまえたち
二人は...
どうする?
ここまで来たら
やるしか
ないでしょう
っていうか..
負ける気が
しないの
だけれど?
雑魚が数匹
集まったところでっ...
.....
ナイフの少女仮面...
あれほどの強さ
だったとはな
報告にあった
以上のスピード:
体力を奪わない
限りは倒せまい
そして
スナイバー仮面の
「跳弾」
並の天使の
処理能力では
不可能な
技術...
本城理火の言葉もただの思い込みやハッタリだという訳ではなさそうだ
本城理火の言葉も
ただの思い込みや
ハッタリだという
訳ではなさそうだ
恐ろしいね...
やはり「人質」を使って
心理的に揺さぶりを
かけるか...?
いや
無意味だ...
彼らはすでに
あらゆる覚悟を
決めている
人質を盾にしても
その覚悟と技術で
躊躇なく攻めてくる..
そして人質を
殺してしまったら
僕はレールガンで即死...
相手が覚悟を
決めたなら
もう小細工は通用しない
こちらも覚悟を持って
「当初の作戦」通りに
進行していくしかない
当初の作戦:
僅かながらでも
体力と弾薬は
消費させた
まだこちらにも
充分な勝ち目はある
相手が油断でもして
くれれば更に...
くちゃん!
...何か
上に着せて
やりなさい
近くの部屋に
適当な上着が
あったはずだから
まずは
私が行くわ
貴方たちは
後ろから
フォローして
了解...
油断
すんなよ?
今、私が思うことは
本城さんを
邪魔するヤツら
悲しませるヤツら...
そいつら
全員殺してやるって
ことだけ
それ以上に
私が思うことなんて
何ひとつない
今の私には
それを
実現する
力もある
ブルフッ
今の私ならっ...
メチッ
本城さんに
笑顔になって
もらうこと
だって.....
いや!!
...
ファンセージに
ピクン
?
?
ピクン!
話とっても悪いう
第168話
わ
なっ...何よ
今の音は...
ドクン
ッ!!
そっ!
さっきの銃撃音といい
やっぱり
「本格的な戦い」
始まってるじゃない!!
はい...ここからだと
距離もあるし
ビルの陰になって
見えませんが...
ドクン
おそらくは
話にあった
「駐車場ビル」で
戦いが
起きていると
思います!
預言者さん
どういうこと!?
相手の警戒は
薄いはずじゃ...
...相川側の
対応が早かったと
いうことでしょう:
何にせよ
我々が近づくという
案には反対しますよ
我々が相川に
発見されたら当然
率先して狙われる
ことになります
からね
重い..
スナイバーさんたちが
我々を守りながら
戦うとなると...
むしろ戦闘力は
下がってしまうはず
それに
あの3人なら
簡単に負けは
しないでしょう?
ここは信じて
待つべきかと
預言者さん
そして
改めて「傍受」を
行ってください
「レールガンを撃つべき時」が
来たら...わたくしに
知らせてください
より正確に..
より確実にッ!
よろしいですね?
二セちゃん...
スナイパー...
アインちゃん!
ドクフ
...はい
みんな...
無理しないで...
ドクイ
ドクン
危なくなったら
逃げても...
そっ
へっ?
いえ?
?
まあ
そうなるか
.....
「時間稼ぎ」は
完了した!
私は...
次の任務へ!!
本城さんと
一緒に
いられないのは
寂しいけれど
本城さんが
見ていない
からこそ
私は本気で
戦えるとも言える
私は
どうしても
本城さんの目を
気にしちゃうから
ダメよ!!
本城さんに
嫌われたくないって
思っちゃうから
本城さんは
私を「いい子」だと
思ってくれてる
から...
!
でも
本城さん...
本当の私は...
!
!
とっても
きゃ!
悪い子なの
!?
!?
ん?
おっ...
ドクン!
がはっ..
よし
「女子スナイバー」は
逃げた..
この場所に残る敵は
あと2匹
...
えうっ・えう?
さっさと
終わらせるッ!
ドクン
えう~っ
二瀬真由子ッッ!
?
その仮面は
「アレ」だ!
離れろ!
できるだけ
距離をとれ!
!!!
え?
ふらっ
えばっ!!
えぼ...
ポロッ
ポロッ
カッソ
ちっ
手榴弾は
警戒していたが
自爆前提とはなッ...
相手はこっちの
弾丸を減らすという
狙いもあるのだろう
こっからは
弾丸の節約も
考えながら
戦わねば...
ったく...そんな
ダッサイ戦い方は
したくないん
だがなぁ~
ぬっ
ぬっ...
ドッ!!
ぬぬっ!?
弾丸を
節約する戦い方
例えば...
次は
「火炎放射器」
言うまでもなく
恐ろしい兵器だ
少しでも
炎を浴びれば
熱と酸欠で
多大なダメージを
受ける
射程は短いが
スナイパーの
隙を突ければ::
ボッ
!!
ピクン
ゲハッ!!
例えば
こんなふうに
全ッ然
「スナイバー仮面」
らしくは
ないがなぁ~!
むうう...
...
...
?
第169話「ようこそ
敵は強いが..
それでもまだ
想定範囲内
本当の勝負は
この「本拠地」に
入ってからだな...
くっ...
速いっ...この
「ヌンチャク仮面」は
強いっ!
イッ
雑魚の中に
こんな強い仮面を
紛れ込ませて
油断を...?
アイカワってヤツは
本当に性格が悪い
みたいねっ...!
それでも
まあ...
負ける気は
しないのだけれどっ!
!
あらっ...
貴女も
アイカワにさえ
出会わなければ...
もう少し
生きていられた
かもしれない
けれどね...
スナイパー...
この屋上は
片付いたわよね?
それなら
ここからは
「予定通り」
「私とアインが
先に本拠地に
突っ込む」...って
ことでいいのよね?
ああ...
「本拠地の真下」を
通過する時が
一番危険だからな
オレはおまえたちが
本拠地に入るまで
真上からの攻撃を
ライフルで率制する
...でも預言者が
言っていた通り
私たちより
強い仮面って敵には
もういないみたいね
今だけでも
10匹以上の仮面を
倒したし...
油断さえしなければ
負けることはなさそう
......
とは言え
予定よりも体力が
削られているのは
確かだ...
どうする...?
ここで少しでも
休んだほうが
いいか...?
いや...
この勢いを
止めてしまうのは
逆効果か
よし..
では予定通り
作戦再開だ
屋上には...
何もいない
.....
だが窓からの
攻撃もあるな...
むっ...
あの格好は...
間違い無い!
ヤツが...
「相川守」
かっ!
笑いやがった...
「撃ってこい」とでも
言っているのか?
だが責様が
「自己強化能力」を
持っていることは
預言者から聞いている
挑発に乗って
弾丸を無駄に
するような真似は
しない
そもそも
相川を殺したら
同時に人質も
殺される
じゃっ
ドクッ
理火っ...!
人質......
相川と...
一緒にいるはず...
...
理火ァッッ!
理火.....?
......!?
アレが!
相手本拠地の
入りロッ!
予定通りに!
......
ふんっ...!
ようこそ
おいで
くださいました
「ナイフの少女」様
次は我々が
お相手いたします
我々ならば...
貴女様を
退屈させることは
なかろうかと
あれ?
この「3人組
どこかで
見たこと
あるような...
筈
第170話
...
ドンキッ!
正義を執行する
音楽?
この曲も
どこかで..
!
おや...
貴女は
「元の世界」の記憶が
お有りなのです
かな?
そうです
この3名の天使...
元の世界では
それなりに有名な
「アイドルグループ」
だったそうですな
しかし
この3人は
本当に幸せ者で
ございます
この領域で
相川様に出会い...
「大衆の奴隷」から
「真の平和のために働く天使」
となれたのですから、
バカあ!
あぁあ!!
やめろおおお!!
ふふふ.....
貴女様もそう
思いますでしょう?
そんな面倒な話は
どうでもいいのよ
おじさん
私の邪魔を
するヤツは
誰であろうと
全員殺す...
それだけだから
ご随意に
それでは..
始めましょうかッ!
ははっ!
わかる!
コイツらより
私のほうが断然強いッ!
殺す!
殺す!
ガッ!!
殺してあげるッ!
...えっ?
!
コイツら...
速いっ...
でもそこまで
じゃないっ!
それなのに!
なんでこんなに...
よけにくいの!?
私の動きを
読んでる!?
ちっ!
コイツら
今までの仮面と
何かが違う...
特別な仮面?
何かの能力?
どういうこと
なの...?
!!
ドクン
ぐうッッ!
コイツは
シンプルに
「かなり強い」!
はぁ
はあ
預言者が言っていた
要注意天使の1体...
「キジマ」!
キジマの
武器はナイフ...
えっ!?
ピクン
こ...
このナイフの
素材は...!
実に奇遇ですな...
武器は同じ
「ダマスカス鋼の
ナイフ」!
もっとも私は
学徒仮面からの報告で
知っていましたがね
ドアン!!
「喪失技術」とも言える
伝説の特殊鋼ッ!
この領域のことですから
レプリカではなく「本物」でしょう。
私は刃物が
好きでしてねぇ...
このナイフの
美しさと切れ味ッ!
本当に素晴らしい!
くっ!
ドクン
「正義を執行する刃」
として
これ以上のモノも
ございますまいッ!
僭越ながら...
貴女が現在
考えていることを
推察しましょう
「私のほうが強いはず
なのに何故こんなにも
苦戦するのか」...と
考えておられますね?
その疑問に
お答え
いたします
その理由は
私とこの3名が
「努力」を
しているからです
はあ
練習特訓:我々こそが
この領域でもっとも
努力している天使であると
自負しております
はわ
それもただの努力では
ございません...
あの「大天使」の動きに
対応するための努力!
あれほどのレベルの
敵と対峙した状況を
想定しそのスピードに
対応するため
「先読み」や
「コンビネーション」を
中心とした訓練を
休むことなく
続けてきたのです。
無論この考えは
我らが主・相川守様に
よるもの
与えられた
能力のみに
頼るのではなく..
貴女は貴女の
主のために...
何か努力をして
きましたかな?
努力と研鑽で更なる
高みを目指し続ける
という崇高な思想!
...能力にのみ
頼った動きは
「読みやすい」
このナイフに
例えて言うならば...
貴女は「鋼」は良いモノでも
「磨き」は足りないナマクラ!!
ただの
燃えないゴミ
ですな
マズい...
このままじゃ
体力で
押し切られる...
キッッ
かと言って
強引な動きをしたら
確実に致命傷を
くらってしまう!
いや...
もうすぐ
この場に
スナイパーが
来てくれる
はず...
どうする...?
ここは無理を
しないで
スナイパーが
来るまで
待とう...
はうう...?
ドクイ!
この距離でも...
スコープさえ
使わなくても
オレにはわかる
理火...
はわ~!
ヒッ!!
あの場にいる
あの男は
「本城理火」本人で
間違いない...
ピッン!
だがっ...
「無事」ではない!
預言者は
気づかなかったの
かもしれんが
オレには当然わかる!
何を
しやがった!
ぐ...
理火は...
相川守に
「何か」をされたっ!
こっ...
ここまで
来て...
何を...
なんで...
ぐうう...
なんで...
理火ァッ...!
!
当プログラムは
不正な動作を
確認......
意識の支配が
不完全であり
自己修復は不可能
なっ...
オレの頭の
中で...?
何が起こった!?
ガッ
いや...
これは
ガガッッ
これは
まさかっ!?
まさかっ.....
ぐうっ!
あのオイフ...
勝ったら私の
コレクションに...
コンセレージに
ぐっ...
ぐうぅうう...
ガッ...
それで、
...?
なんだ...?
ピーッ...
がっ.....
あっ...
...
だい
第17
さいはっ
71話再
再発動
やはり...
はあ
はぁ
「あの時と同じ」
かっ...!
ここは
オレの脳内世界:
そしてオレの姿は
子供の頃の姿に...
はあ
あの時と
同じっ!
はぁ
はあ
「欠陥のある天使」を
排除するための
プログラム...
「ハイバネーション」
ッ.....!
はぁ
はぁ
風景は以前と
違うようだが..
ここは...
空港?
今はそれよりも...
「何故この状態に
なったのか!が問題だ
ハイバネーションは
あの時終了したはず、
なのに...
はぁ
ドクン
オレの..
はあ
はあ
「仮面
プログラム!!
「スナイバー仮面」と
呼ばれる者よ
君は以前
こう考えて
いたな...?
「人間の脳は
コンピューターの
ように単純では
ないはず」...と!
違う...人間は
精神が不安定に
なった時、その脳は
コンピューター以下の
単純なシステムと
成り果てる
ピピッ
君の精神は
たったいま非常に
不安定な状態となった:
だからこの
ハイバネーションが
再発動した!
それは...
はあ
ビッ...
「終了」したんじゃ
なかったのか!?
「正常な終了」とは
ならなかった
「新崎九遠」の仕事は
正確であったが...
はあ
あの時も君は
不安定な精神状態と
なり作業終了に
支障を来して
しまった
ドクン
ビッ!!
そのため
ハイバネーションの
プログラムは
バックグラウンドで
応答不能状態のまま
存続し続けていたのだ
つまり...
このような状況に
なったのは
君の自業自得
という訳だ
あの時おとなしく
意識を喪失していれば、
不安定になることは
なかっただろうが...
君の強い意思が
それを許さなかった
ドクン!
じっ!!
ピクン
更には人間的で
無意味な感情に
固執するあまり
更に安定性を欠き、
正常終了を妨げた
じゃあ、
人間的な
感情など
感情が...
はあ
無意味だと...?
はぁ
「天使」にとっては
無意味
感情に振り回され続ける
君は天使として
ふさわしくない...明確に
「欠陥のある夫使」だ
君はこの
「ハイバネーション」で
すみやかに命を
失うべきなのだ
ぐっ!
ダメ!!
あっ...
ああ...
...
ぐがあああ
ああっ...
くっ...そ..
とは言え
君が絶命するまで
あと1時間以上はかかる
その時までにこの場に
「神に近づいた音」が来れば
再び助かるだろう
だが...現実世界の君は
今現在「戦闘中」
ピクン
助けが来るまでに..
敵が見逃してくれるはずは
ないだろうがな...
ピクン!
人間的な感情が
悪い...だと?
はぁ
そんなこと
認めたくは
ないっ...
今の
オレには...
はあ
認めたくは
ない...がっ
何も...
できない...
スナイパー仮面が
動きを止めた理由
......
まったくもって
わからない
まあ...
「わからない」など
この領域では
よくあることなので
気にする必要もない
問題は
「どう対処するか」
ここは全力で
スナイバー仮面を
討ち取りに
行くべきか...?
はわう...
...
いや...
罠の可能性もある
ここで大きく作戦を
変えるのは危険だ
ここは
「彼」に
任せよう
ここは「彼」に任せよう
抑えのため
あの「駐車場ビル」に
潜ませていた
彼に...
......
私が
あの男を殺せば...
今度こそ...今度ごそ
相川先生に認めて
いただけるはず...
時は来たり...
得物は有り合わせで
不格好な刃物なれど
この状況ならば...
確実にっ...
......
僕はあの
「学徒仮面」が
嫌いだ
しかし...思想に
心酔しすぎている
という意味では
僕もそう変わらない
彼は僕の思想に
心酔しすぎている
それが何故か
不愉快だ
そうだ...
彼に対する
この嫌悪感は
「自己嫌悪」
なのだ...
残念ながら
学徒仮面こそが
僕の存在に
最も近い天使と
いうことなの
だろう..
それなら
それでいい
彼がここで
「勝利」を
手にするならば
僕の思想の
正しさが
またひとつ
証明されることに
なるのだから...
ピッッ
全ては
相川先生のために...
ピック・
醜い屍と
なるがよい
!!
ドクン!
スナイパー
仮面ッッ!
?
でも...
ふむ...
むうううっ!
やはり
来たか
ホンジョウ...
ユリッツ!
ひ...
いやっ...
ちがう
逆光で
確認しづらいが
「ホンジョウ・
ユリ」では
ない!
アレは...?
ふーむ
...はぁ?
当たったのは
腕の一発のみ
か.....
やはり私に
銃は向かぬな!
貴様との
勝負は...
この槍でつける!
活何故まだ生きているのか
第172話
参るッツッッ!
...莫迦なのか?
貴様は......
ただの人間が
「強い天使」である
私に戦いを挑む
とは...
......
ああ...
学徒の報告に
あった老人が
あの老人は
ただの人間..
特別な力は
何も持たない...と
...神を決定する
この神聖な戦いに
ただの人間が
紛れ込むとはね...
それも...
何故まだ
生きているのかも
わからないような
ただの老人が...
この「神を誕生だす
ための機関」に
対する冒濵だな
いい!
学徒仮面よ
僕の代理として:
速やかにこの場から
その異物を排除せよ!
......?
やれやれ
自らの立場を
理解せぬ者ほど
醜い存在もないな
世界にその醜態を
晒し続けることのないよう
私の手で死を与えてくれよう。
えっ?
えっ?
ピクン
えっ?
えっ.....?
とて
あっ...
あああっ...
...
あ...あの時
もう一発当たって
いたのかぁ!?
!?
あ...相川先生のこと
ばかり考えていて...
まったく
気づかなかった...っ
あの吐血量ッ...
ドクン
急所!
学徒仮面...
なんて運の悪い...!
ドァン
ピクン
隙アリィ
イイツ!
ッッ!!
うぐうう!
そりて
遅い...
遅すぎるゲフッ!
はぁ
私はっ!
あの「悪魔の女2体」と
戦って生き残った程の
天使...!
はあ
はあ
はぁ
......
はあ
この状態でも
人間ごときに
負けはしなっ...
いっ...
ふぎっ!
人間...
ごときにっ...
ドラン
!
ひいいっ!
私は
強くなった
はずなのに
偉くなった
はずなのに!
なぜ!?なぜ
こんな無能な人間に
追い詰められている!?
なぜ!?
なぜ!?
なぜえぇぇぇッ!
...学生よ
もう
あきらめたら
どうだ
残念だが
その出血では
もう助かるまい
......
はぁ
おとなしく
すれば私が
楽にしてやろう:
学生.....?
ははっ!
はははっ!
嗚呼......
そうだ
思い出した...
今は
こんな格好を
しているが...
私は学生じゃ
ない
落ちたからだ!
それで...バカにされて
世の中が嫌になって...
......
引きこもって...
ネット見て...
でも違う...
こうなったのは
「俺」のせいじゃ
ない!
俺が無能で...その程度の
人間であるはずがない!!
そうだっ...だから
間違ってるのは
社会のシステムの
ほうなんだっ...!
だから俺...
私はっ...
相川先生と...
有能だけが
生き残る世界を
作ろうとっ...
だがそれも
ここまで......
貴様のような
無能に殺されては
私が有能とは言えなく
なってしまう
だから...
私は貴様に
殺される前に...
...こうして
やるのだっ!
さらばだ!
劣等種よ!
ふはははほ!
いやちょっと待て...
ここで私が
自殺したからって
はははっ!
え?じゃあ
単に死ぬだけ?
「私は有能である」って
ことには
ならないような...
ちょっと待って!
やっぱりこんな
死に方は...
いやだっ...
はは...!?
憐れな...
...?
僕の天使が...
僕の代理が
人間に負けた...!?
あんな...
明らかに無能で
劣等な
ただの人間に...
だから...
だからなんだと
言うのかっ!
学徒仮面の死など
素粒子ひとつ程の
意味も持たないっ!
君の
出番だ!
戦いはまだ
終わってなど
いない!
ドクン
まだスナイパーは
動いていない!
もう余計なことは考えず
全力で命を奪う!
「グレラン仮面
2号」ッ!
ガッ
...!!
ッ!!
先程は警戒されていて
君に命令できなかったが、
今なら可能だ
ピクン
弾数制限は解除!
吊り橋を壊して
しまっても構わない!
スナイパー仮面と...
あの老人を殺せッッ!
ン!
ピッ
ピクン
ピクン
?
はあ!!
あきらめない
ぞっ...!
世界を正すという
「夢」だけはっ...
プログラムなか?
心配すんな!
コオ
目が
乾かるいかって?
しかし、
第173話たいへん
あたしの
なるから
んなことにな
九遠ちゃんの...
レールガンッ!
やっぱり
何度見ても
恐ろしいわね...
預言者さん
はあ
状況確認は
できましたか?
レールガンは
屋上の天使に
命中しました
はあ
はあ
はあ
は......はい
はあ
はあ
相川守にも
本城理火さんにも
被害はありません...
成功です
わかりました
前回のレールガン...
結果として大天使さんの
命を奪うことは
ありませんでした
つまり...私は
今回のレールガンで
初めて他者の命を
奪ったという
ことになります...
自分でも驚くほどに
冷静ですね...
しかし、私に
「罪悪感」は一切ない
すでに私の心は
この領域に染まり
人間のそれでは
なくなってしまった
ようです...
ねえ!
!
やっぱり
私たちも
行こう!
ビクン!
もう敵の数も
だいぶ減ったんでしょ?
足手まといには
ならない!
ドラン
むしろ
ここまで来たら
私たちも参加して
一気に勝負を
決めるべきよ!
オレも
賛成です!
ドクン
このまま
見てるだけなんて
絶対ダメです!
なんて
勇ましい...!
そうですわね...
今は戦いのことを
考えねば!
はー
わ...わかりましたよ...
しかし少しばかり私に
息を整える時間を...
この預言者さん...なんか
だんだん青原先生みたいに
なってきたな...
あ~
あ:貴女がたには
わからないんです...
「傍受」がどれほど
疲れるのか...を...
ヤっと...やっと
お兄ちゃんのいる
場所へ向かえる!
正直まだ
「嫌な予感」は
消えてないけど...
私たちとお兄ちゃんなら
絶対に大丈夫!!
もう間違いは無い!
絶対にもうちょっとで
お兄ちゃんに会える!
そして:みんなで
この領域を終わらせて
以前の生活に戻るんだ!
なんだ...?
この天気で
カミナリでも
落ちたか...?
いや...
今の音私は
以前どこかで
聞いたような...
ぐっ...
ぐうううぅ!
はぁ
はぁ
九遠も...
田辺さんも
戦っている...
はあ
それなのに...
オレはっ...!!
ほう...君はまだ
現実世界の事象を
把握できて
いるのか
ッッ!!
ピクン
凄まじい「意思力」
だが...早く
意識を失ったほうが
楽になれるぞ?
......
ピクン、
現実世界の
事象:::?
ドクッ
ああ...
それなら
何となく把握
できているさ
例えば...
オレの右後方に
学徒仮面のナイフが
落ちているって
事実もな
!
むうう...
!
はっ...!?
オレの意識が...
現実世界に
戻った!
はあ
やぶれかぶれ
だったが
あの方法で良かった
とはな
ヤツの言う
意思かってのは
こういうことなのか?
だが
ハイバネーションが
終了した訳では
無い!
はあ
レビッ!
むしろ君の
この強引な行動で
君の絶命までの
時間が早まった...
数十分ほどな
うるせえな...
それでもオレは
!
青年よ...
大丈夫か?
ええ...
今ここで動きを止める
なんてダセェ真似は
できねえんだよ!
田辺さん
貴方のおかげで
オレは助かった...
ありがとうございます
礼など要らんわ!
この礼は必ず
その前に..
まずは
この戦いを
終わらせましょう
一杯おごって
くれるだけでな!
...喜んで
また出費が
かさむ...
オレが
先に行きます...
田辺さんは
後方の防御を
もう大丈夫だ...
これからオレが
理火の状態で
動揺することはない!!
オレの知っている
理火ならば
相川に何をされようが
必ず問題なく
戻ってくると信じる!
とにかく今は
この戦いに
勝つことだ
二瀬真由子...
アイン...
今いくぞ!
ハチン
......
大天使の時と同じく
この戦いは
神を決定するための
試練だ
ハイン
...今は預言者も
見ていない
僕は逃げる訳には
いかない...
僕自身が命を賭けて
戦う必要がある
バレー仮面...
君にひとつ
命令を与えておく
...!!
僕が死んだら
その本城理火くんを
連れて
何処かへ逃げろ
!
そして
相手に渡さず:
できるだけ
この領域で
生かし続けろ
もちろん
人質を殺せ
という命令は
解除する
情けないが...
そんな状態になった
理火くんにもまだ
僅かな望みを持って
しまっている...
キャイン...
時間さえ置けば
再び目覚め...
更に「使徒」として
僕の思想を
受け継いでくれるのでは
ないかとな...
素直に相手に
渡してしまっては
能力を封印される
恐れもある...
だからオマエが
連れて逃げろ
僕の思想を守る
ためには...
本城理火くんに
目覚めてもらうしか
ない!
やめて
理火くんっ!?
ドクン!
君...まさか
すでに目覚め...
やめて...
ツクフ!
クン!
リフン!
やめて!
みんなぼくを
めざめさせようと
しないで
ぼくが「しと」に
なっちゃうのは
ぜったいに
いけないから!
ぼくが
めざめちゃったら
ドクン
たいへんな
ことに
なるから!
だから...
ころして、
ぼくが
「しと」になっちゃう
まえに...
お兄ちゃん
ぼくを!
第174話
どう!!
ドクン
ビッン
ンヤ...
殺しは
しない!
君の言う
「たいへんな
こと」
ドクッ
それこそ
我々が
求めるべき
モノなのだ!
現状維持なんて
モノを求めては
いけない!
ドクン!
「何者か」が用意した
この超常的な領域に
呼び込まれた
我々が!
何も成さずに
終了することだけは
絶対に許されない!
変化を恐れていては
進化などないっ...!
ここまで来て...
恐れなど
あってはならない!
本城理火くん!
そっ!!
君だって
このまま終わりたくは
ないはずだ!
ドラン!
「普通」に
考えれば...
オレの判断は
間違っているのかも
しれない
理火...
わかってくれ..
それでもアオレは
高みを目指したいんだ
すまん...
...うん
いってらっしゃい
「ユウちゃん」
ぼくも.....
がんばるから...
それではないですか
ここでは、
...そうですか
ここまではなんですので、
そう、それにしてますので
...
ねえ
大丈夫なの?
預言者さん
ええ...
なんとか
ふう...
しかししばらく
「傍受」は無理と
思っていただきたい
だから
直接向かうん
でしょ?
大丈夫よ
私たちの力なら
きっと...
ペッ
......なんの音?
えっ...えっ?
マジで
なにこれ!?
領域全体で...?
変な音が
鳴ってる...
...
!!
...
...
...
...
...
なんか...
すっごい気持ち悪い
音だけど...
......
この音はっ...
えっ?なんで
この領域で...?
でも...
この音は「アレ」で
間違いない!
これは
元の世界の音で...
「国」に...なにか
「本当にヤバイ危機」が
迫った時に...
ドライ!
国民に危機を
知らせるために..
大きく鳴り響く
「サイレン」...
通称.....
「国民保護
サイレン」!
«メァ
アア
y
わっっ、
...
Aイベ
ピクン
あン...
そうだ...
言われてみれば
聞いた時
あるかも...
ドクン
で.....なんで
この領域で
それが
鳴ってるの!?
この
領域に...
何か
大変なことが
起きようと
している...?
!
あのビル
お兄ちゃんが
いるはずのビル
卯月くんっ!
私に
双眼鏡を!
この場所に
来てから...
「お兄ちゃんのいる
ビルを双眼鏡で見る」
ってのは
やめようと
思っていた
私がお兄ちゃんの姿を
見たら絶対に冷静じゃ
いられなくなるから
でもっ...
もうガマンの
限界を超えた!
お兄ちゃん!
私...がんばって
がんばって
やっとここまで
来たんだよ!
お兄ちゃん!
お兄ちゃんに
会うために!
お兄ちゃん...?
お兄ちゃんッッッ!
お兄...ちゃん?
15巻につつ
天治長犯
原作
三浦追儺
作画
大羽隆廣
福園佳菜子
櫻井覚史
五十嵐妙恵
内田朋宏
小堀龍
里行本編集野澤忍
稲富健
異世
要世界観察ノー
ゆりちゃんの
・ート♡
チナシくん
ゆりちゃんは野村くんを見習って
気になったことを!一トにメモしてるんだね。
今回はそれを覗いてみるよ!!
★スナイパーの弾丸とタ/べつどうなってんの?
前から気になってたのでスナイバー仮面に
弾丸とタバコ何処に持っでるのか聞いてみた。
普通に服の赤ちゃんに入ってきました。
確かによく聞くてもハンディングラ音だけです。
すぐ弾ギレになるのではなく聞いてみたら
そんなに撃ってないからまだ大丈夫と言っていた。
言われてみればそんなには撃ってないかと
姉の理央を入れる道を持っていたと、
ジャマにから持つのやめたんだって。
でもタバコはいつも扱ってるのに無くならないのと聞いたら、
時間があったら行くとも言ってた。
弾丸もそこにあるらしいよそろネろタバコ無くなりそうだから
この領域ってホント変な所でサービスかいい。
自販機とかもあるし。まあ、もう慣れたけど。
タメコとか消耗品は生徒室のアプリに置いてあるとか。
準備室っていうのは仮面が知ってる秘密の部屋?みたいな所。
み準備室
「ビルの内部」を
探索すると色々
あるんですよね
★もっと美味しいハモノが食べたい!
ご飯は朝と昼と夜と深夜に無表情仮面さんを
見つければ食べられると「探せば置いてあったりするし、
全然サバイバルじゃない。
でも最近慣れてきちゅったせいかソパンと
オニギリ以外のモノも食べたいと思ってきた。
もっもう
怖くなんて
ないしっ!
★預言者さんについて
なんかいきなり出てたマウガハミと
ばかり言うかもムカうるっ...と思ってたけど
預言者さんの話だと、
そんな食堂エンジングもあとかと
今は無理だけど余裕ができたら行ってみたいかも!
★下着を着替えた。
お風呂場にサイズ合う
話してみるとそこまで悪いい人じゃなかった。
ぎむんわきぃ。ん
職業はなんだっけ?なんか伝統芸能らしい
それと大事な人のために
元の世界に戻りたいいと言っていた
......
......
服はそこらじゅうにある。
これもちゃんの新しいリビンクのシャツを
九遠ちゃんが見ついナマきたらしいし。
ただ私もニセちゃんも九遠ちゃんも
制服を着替える気はない。
この領域に飲まれで自分が自分で
なくなって、お気にができるから。
下着があったので着替えた。
さすがに
色々アレだし。
「三浦ついな
お兄ちゃん.
ポケたちが見ていない所でも
いろんな出来事があるみたいだね〜。
次この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
・切関係ありません。
次収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています。
天空侵犯(14)
2017年10月1日発行(01)
著
者
三浦追償大羽隆廣
発行者発行所
cTsuinaMiura/TakahioOba2017
発
...
森田浩章
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東京都文京区音羽2.22