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テンクウシンパン
いや、これも近くなった
ジ両ノ大羽降席
テンクウシンパン
原作/二、消迫倒離...
^...人材隆厳
テンクウ
以前のコミュニケの
第26話「すぐにあきらめたほうが楽
第33話「神と人間の一重性
第25話「ちょっとぐらいなら
第32話「大型侵犯
第35話「カワイイ妹を独り占め
第25回、全国一度は経験の
第36話、貴方は悪くない
第33話・最終的には他者は化者・
第48話、凄すぎるんだけどッッッ
その
第27話「新しいカラダ
第245話第25話【本公平新しいカ
第25話、事実ッそれはフッ
第24話、無表情仮面の秘密
第24話、ご褒美的なモノ
233?
と
...
...
なんで...
はあ
はあ
なんで...
こうなった...?
なんで....?
あ...
ううう...
セカイが...
はあ
はぁ
はぁ
変わった....?
...
ピクン
ドクン
イッ!!
じゃあ!!
うう...
けど...
第243話
わ
てき
ご褒美的なモ
はぁ
はあ
もっと
生贄を...
神の誕生は
近い...
エネルギーを...
お...
落ちつかなきゃ...
本城くん
みたいに..
どうっ
ピクン
状況を...
整理するんだ...
まず...
「非戦闘員」で
あるはずの
無表情仮面が
ぼくたちに
襲いかかってきた
リュックから
刃物を
取り出して:
なんとか
避けたと思ったけど
いつの間にか指を
切断されていた
ドクン!
ぼくも
強くなってる
はずなのに..
この仮面の
ほうが強い...!
...にえ...
いいんっ...
にえ.....?
生贄?
ぼくを生贄として
殺そうとしている?
にえ
ダメだ...
整理しても
何が起きているのか
まったくわからない
にえ
痛い...
わかることは...
このままじゃ
ぼくは殺されるって
ことだけ...
待ってくれ...
ここまで来て...
こんなワケの
わからない
殺され方なんて
いやだ...
ヤマちゃん!
じゃあ!
本城くん...
ぼくは
どうすれば...
はぁ
はぁ
わ...
わたしも
戦っちゃう
もんね!
わたしも
強くなってるし!
ふ...ふたりで
戦えば勝てる...
かも..
ダメだ
遥華ちゃん...
多分あの仮面
ぼくたち二人より
力は上だよ
にえ
にえ
こっちには
武器も無いし...
勝てるとしても
二人とも生き残る
ってのは難しいよ
でもっ!
だから...
遥華ちゃんは
逃げて!
遥華ちゃんが
一番吊り橋に近いし
逃げられる!
!
ぽくが足止め
するから...
あの時の本城くんと
同じように...
ああ...
大丈夫...
足止めしたら
ぼくも
上手いことやって
逃げ出すからさ
早く!
死んじゃったら
もうお父さんに
会えなくなる!
ほら...
ぼくは
そういうの
ゲームで
慣れてるから...
...小さい生贄
逃げた
本城くん...
やっぱりぼく
「主人公」には
なれなかったみたいだ
じゃあ
大きい生贄...
でも...
小さい女の子を
助けるために
命を捨てる
キャラクター...
それも悪くはないよね
元の世界でも
普通に学校行って
ダラダラゲーム
やってただけだし...
......
それにしても..
ぼくって本当に
「何もない」人生だったな...
そうだ彼女も
できなかった:・
いやほんと
何もないな:
このセカイに
来てからは
結構がんばったと
思うけど
結局は何もなかった
沖原くんのように...
このセカイの
「力」を求めて
仲間を裏切るなんて
真似もできなかった...
最後の最後に
カッコイイ真似は
できたけど
正直...
「何か」は
ほしかったな
何か...
にえっ...
ここまで
がんばったんだし
死ぬ前に...
ご褒美的なモノとか
!!
ご褒美ッ...?!?
やっ!!
!!
ピクン
にぎっ!
あっ...
この娘はっ...
フンッ...
ピクン
やっぱり...
強いのね...
以前...
本城くんに
「遠くの仲間」の
写真メールを
見せてもらった
ピクン...
敵だと思って
殺し合いになって
しまわない
ように...
そうだ...
この娘は
本城遊理さんの
仲間...
名前は...
ええっと...
はぁ
はぁ
っていうか?
名前より...
この娘..
ちょっと
かわいすぎないか!?
...下がって
む
ひょうじょうかめん
青無表情仮面の秘密
!?
第244話
わおっ...
...天使
「二瀬真由子」の
情報を更新
第二審判
「試勇火」の持つ
「強さを上げる能力」の
効果を確認
現在の二瀬真由子の
「強さ」は...
「守護天使フロア6
クラス
対応設備の
増強を
推奨します
あのお姉ちゃん...
たしか..
ユリちゃんの
おともだちの
「ニセちゃん」!
かっこいいっっ!
すごいっ..
プリキュア
みたい!
私も...
いつか
あんなふうに...
だれ...?
あっ!!
すっ...
すごいっ...
あの
無表情仮面を
押している!
他にも..
スナイパーは
言っていた
まあ、
勝てはする...
でも油断は
できない強さ!
スナイパーが...
言ってた通りね
メン!
私もスナイバーのおかげで
超強くなったってのに...
なんかムカつくわっ!!
!!!
この「御使い」..
「無表情仮面の秘密」
について
「無表情仮面は
仮面どうこう
以前に...」
「そもそも
人間ではない」
...って...
......
二瀬真由子...
オレは理火の元に
向かわなきゃならん
簡単な説明しか
できなかったが
「そういうワケ」だ:
すまんが協力してほしい
詳しいことは今の
「九遠からのメール」
を読んでくれ
ええ...
早く行ってあげて
もちろん協力はする...
本城さんのために
なるなら:
ああ...
では...
ライフルと「仮面」を
仮面も?
もう被ってなくて
大丈夫なんでしょ?
まあ
そうなんだが...
なんつーか...
その...
気分の問題だが
これ被ってないと
戦える気が
しないんだ
「スナイパー
仮面」で
いないと...な
じゃあな
ヤツ...
メシおごってやるまで
死ぬんじゃねーぞ
......
これから始まる
ターミナルなんとか...
とりあえず貴方たち
「無表情仮面」が
敵になるってのは
わかったわ
でも...
「無表情仮面は
人間じゃない」
ってのがよく
わからなかった
言葉通りの
意味だ
どういうこと?
我々は元から
人間ではない...
この機関の
管理運営のために
作製された
疑似生命体なのだ
この領域に存在する
建造物や武器・兵器
などと同じく:
情報を元に
エネルギーによって
構成された
「設備」のひとつなのだ。
武器も...
イマイチ
わからないわね..
こうして普通に
会話もしてるし..
人間とは
何が違うの?
......
脳も含めた
人間の「形態」は
完全に再現できるが
人間やそれに準ずる
生命体が持つ
「意識」だけは
再現も複製も不可能
ゆえに;我々は
貴殿らのように
「表情」を作ることが
できない
会話についても
プログラムに基づいた
「応対」をしているのみ
人間が非生命体に
意識を感じ取るケースも
あるということだが
それは人間特有の「錯覚」なのだ。
プロ
グラム...
...
...自分から
聞いておいて
アレだけれど
私には関係の無い
話だったわ
にん
人間か
人間じゃないか
なんて...
私には一切
関係ないんだった
私が考えることは
本城さんの
邪魔するヤツを
ブッ殺すってことだけ
人間じゃないってんなら
動かなくなるまで
ブッた斬る...
たとえ貴方が敵に
なってもね
「たとえ「貴方が」...
貴殿はまだ当方を
「人間」として扱い
「気を遣っている」
解析可能な
感情としては
「優しさ」に
よるものと
判断される
意識...
感情...
意思...
人間は複雑だ
いや...何言って...
えっ..
それゆえに
人間は強い...
そして
それゆえに...
人間は「弱い」
にえっ!
くっ!
確かに「迷い」
みたいなのが
一切無い...
「アイドル仮面」を
超える正確さ...
これ..
「勝てはするけれど
倒すまでに
時間がかかる」って
ヤツね...
なんか
私ってこんなの
ばっかりじゃない?
時間をかけるのは
マズい...
スナイパーの
「作戦」が...
!
じゃあ!!
にえ~
無表情仮面...
「2匹」か...
ぼくも...
戦わなければ::
ほんっと...仮面って
いつもムカつくタイミングで
出てくるわね...
誰だ......?
ドクン
ドッッ!
第245話
遥華ちゃん...?
事実ッ攻それはッッッ
その人......
...?
どちら様?
ふんっ.....!
「吉田チーム」の
人間じゃない?
じゃあ誰...?
私も知らない
白い髪の男...
......
ふぇっ!?
えっ...そえっ!?
だ...
「大天使」
ッッ...!?
確かに
私は素顔
見てなかった
けれど..
イメージと
全然違うッ!
ナイフの女...
人をそんなに
ジロジロ見る
ヤツは悪ッ!
こんな服しか
無かったから
致し方なかろう
早く何処かで
「ジャスティススーツ」と
同じくらい
カッコイイ服を
探さねば...
対象は
自称〈大天使〉で
あると推定...
次に「強さ」を
測定...
大天使〉の
強さは...
...!!!
「通常天使」
クラス:...
えっ.....?
それって..
「弱くなってる」
ってこと...?
......
オレの能力で
君自身の
「強さ」を
向上させた
これで...
君の「別の人格」も
ある程度は
制御できるはず:
あの力を...
貸してほしい
でも「アイツ」は...
本当の正義じゃ
ない..
無理にとは言わない:
そして「正義」については
オレもよくわからない
ただ...これからどこの領域は
「悪意」によって更なる地獄となる
オレはその
悪意と戦う
力が欲しい
言えることは
それだけだ
!!
...確かに...
我はあの戦いの時
「正義とは何か」が
わからなくなった..
そのせいで弱くはなって
いるかもしれんな
...
ん?
あの戦い...?
あの時の我は
正義に殉じて
死んだはずだったが...
なんで生きてるんだっけ?
忘れるなッッッ!
本城さんがアソコまで
したってのにッッッ!
まあよい...
とりあえずひとつだけ
ハッキリしている
事実がある
事実ッッ
それはッッッ...
ちびっこを
イジめるヤツは
!!
意思の統合と
能力の向上を確認
改めて
「強さ」を
測定
「悪」
「強さ」は...
強さ」は...
「強さ」は...
「測定不能
ヤバいッ!
!
...
!
!
!
問題が発生...
終了...します...
......
なんなんだ
今の戦いは..
ヤマちゃん...アレ..
今死んだヒトの
カラダが...
十王と本城くんの
時よりも.....
......
え:灰になった...?
遥華ちゃんごめん...
ワケわからないことが
多すぎて
何も言えないや...
はあ
カンタンに
説明するわ
今倒した
コイツらは
「人間じゃない」
詳しくは私も
わからないけれど..
このセカイが持つ
エネルギーで
作られたとか...
で:「今」は
コイツらが
このセカイにいる
全ての存在を
問答無用で殺しに
来る状態...らしいわ
ググム~
なんと脆弱な建物...
違法建築は悪ッ...
問題は..
このセカイには
まだ「50人」ぐらいの
参加者が残ってるってこと..
...本城さんが「流入」を
止めてくれなかったら
もっとヤバかったけれどね
今の私たちの目的は
その残された参加者を
「助ける」こと..
そのために動いてる
でも貴方たちは
無理しなくていい..
目的のビルに向かって
ふむっ...そういえば
そういう話で
あったな!
ならばナイフ女!
さっさと次に
向かうぞ!
あのビルは
守り固めてあるから
コイツは..
今どういう状態
なのかしらね...
他にも
あるけれど...
詳しくは
そのビルにいる
人たちに聞いて!
それじゃ...
私は
行くから
うん...
遥華ちゃん...
絶対に
生き残って...
元の世界に帰ろう!
ぼくは元の世界に
帰ったら..
あの女の子を
主人公にした
ゲームを作るよ!
アクションでも
ロープレでも
なんでもいいっ...
絶対に...
絶対に作ってやる!
...は?
いきなり
何言ってん
の...?
ちょっ...
えっ...
あの...
本当...
なんですか?
スナイパー仮面
さんっ...
ああ...本当だ
居場所が
わかった
おまえの
母親の...な
最高に
格好いいと思う
フィッションは?
無論
全身タイツだ!
申しぶりは
大天使そのもの...
でもやっぱり
じジってんか...
こうと
大天使だわ
ここで、
ここは...
チガッ
私は.....
フリッ
どこ?
私...は...
私は
「日下部弥生」
アイ様...
相川守様の
配下天使...
とりあえず
記憶はしっかり
してるわね
第246話、不公平
もちろん...
アイ様に仮面を
与えられてからの
記憶だけど...
で..
ここは本当に
どこなのかしらん?
スナイパーから逃げて...
アイ様に連絡するため
電話を探していた
所までは覚えてる
その辺りで私は更に
不安定になって
気を失った..
不安定になった
理由は
「あの子」を
見たから
息子ってのは
わかったけどなんか
ピンと来ないわねぇ
っていうか
このピチピチの
弥生ちゃんが
一児の母だった事実の
ほうかショックなんだけど
あの子..
そうね...
私の...
「息子」...
ん.....?
...お兄ちゃん!
誰っ...何してんの!?
ちょっと...:訴えるわよ!?
だっ...
......!
あっ...
「無表情仮面」:ね
...「管理者」に
報告
ピッ
もしかして
貴方が私を
この場所に...?
天使
日下部弥生の
意識回復と
脳機能安定を確認
...「管理者」?
...了解...
これより当方の身体機能を
管理者に「貸与」します
あっ...
これはっ...
私も...
「仮面」だから
わかる...
「アナタ」:
この男の子の
中に「何か」が
入って...
別の存在になった
......
何者...?
さすがですね
日下部さん...
頭の回転がお速い
んーッ...
お察しの通り...
今話している「私」は
別の場所から意識だけを
このモノに接続している
別の存在です
「私」は...
この領域の「管理者」を
務めさせていただいて
いる者です
どうぞ
よろしく
管理者」:ね:
以前にアイ様が
「そういうヤツが
いるかも」って
話してたけど::
そんなヤツが...
私になんの用?
...日下部さん
貴女を助けるよう
指示したのは
私です
是非とも貴女に
力を貸して
いただきたいと
考えまして
相川さんに
聞いてますよね...?
貴女は元の世界では
「弁護士」だったと
私は資格や役職こそが
最も重要だと考える...
現在この領域で
弁護士資格をお持ちなのは
貴女だけ...
いきなりすぎて
ワケわかんないん
だけど..
はぁ...
この
管理者...?
なんかヤバい
ヤツだってのは
わかる...
今は
おとなしく
話を聞いてた
ほうが
良さそうね...
あはっ...
ええっと...
管理者さん?
今話して
いただいた
内容を
まとめると...
アナタが
やっていることは
「ルール違反」
ではあるけど
「正当性」があると
その正当性を
「統括者」なる存在に
認めさせたい...と
話が
早くて
助かります
「統括者」は
私に対して
こう言って
います
「アナタは
ルールを逸脱しているか
この機関や神の誕生を
否定しているワケではない」
ふよ
ふよ
「だから
今はまだ
様子を
見る」
「だけど
やっぱり
ダメだと
自分が
判断した時は」
この機関を
「強制停止」する...
そう言っています
停止が何を意味するのかは
わかりませんが...
「神の誕生」が遠のくことは
間違いないでしょう
私はそれを防ぎたい...
ヤッン...
私自身が1神」になるために...
そもそも...
管理者が
神を目指してはいけないという
ルール自体がおかしいんですよ
実に「不公平」...
私だって
この領域に
巻き込まれた
被害者だというのに
たまたま
私が一番最初に
この領域に関知して
しまったからと
いって...なんで
管理者なんてモノを
やらされているのか?
最も納得
できない事実は
私を差し置いて
「神に近づいている
者」たちですよ
感情的で
無知蒙昧な者や
犯罪者のような
者ばかり...
そんなヤツらが
「神」になって
よいはずはない:
残念ながら
この機関は
間違った方向に
進んでしまって
いると
言うほかない
私がやっていることは
ルール違反ではない...
この機関を
「改善」するための
行動なのです
ヤツン...
でも...このセカイでは
その「思い込み」が
一番強い...
なんて自分勝手な
思い込み...
つまり...
アナタは私に
自分の正当性を
統括者に訴えて
くれってことね
ただ単に
「自分以外が神になるなんて
許せない」ってことよね
確かに私は
そんな仕事してた
気もするわ:・
こんな法律も
判例もないセカイで
期待されても
困るけど...
ダイちゃんも
アイ様も
そんな感じだったし...
.....
...この扉は?
この扉の
奥に...
●管理長室
私の...
「管理者の
本体」が
眠っています
その「本体」の姿を
貴女に見ていただきたく
私自身もこの領域の
被害者であると
わかってもらうために
車椅子...
なんか思ってたのと
違う..
......はつ?
これが
管理者の本体?
「脳」...?
いい...
脳が
出てる...?
どういうこと...?
「境界維持能力」を
最大限まで
高めるために
頭蓋が外されてます
結局...
この機関の管理者に
必要とされるものは
「人間」ではなく
「人間の脳」ってこと
なんですよね
「たまたま」..
私が一番最初に
この異世界に迷い込んで
しまっただけで...
第247話
いや...あの時の
この領域は
ゲームどころか
形さえも「あやふや」
でしたね
...国下部さん...私がこの次元に呼び込まれた時は当然まだ「ゲームは始まっていませんでした
...日下部さん...
私がこの次元に
呼び込まれた時は
当然また「ゲーム」は
始まっていませんでした
つまり私は皆さんのように
戦うことも
逃げることも...
「自殺すること」さえも
許されなかったということです
いや...
バイッ...
蝶のサナギの中身のように...
もしくは孵化する前の
鳥のタマゴのように
形に成りきっていないモノが
ドロドロと蠢いているだけの
空間でした
そんな空間で
私は何も
できないまま
捕らえられ...
強制的に.....
「安定」を...
境界!!を...
うんよ
「管理者」を...:
ふふっ...
いかがです?
明らかに
私も「被害者」
でしょう?
こんな
ひどい目に
遭ってるんですから...
少しは権利を主張しても
よいと思いませんか?
...「被害者」ってのは
確かでしょうね
実際
「一番悪い」のは
この領域が
存在すること
でしょうし
ええ..
でも「被害者だから」
という理由だけで
まあ...
...さて
「何をやっても
許される」ってことには
ならないんだけど:
そして先程
少しお話しした
「彼女」の話...
「反逆者・
本城遊理の存在」
この展開は
さすがに
想定していません
でしたが
ある意味...
彼女の出現は
私にとって
チャンスと言えるかも
しれません
今の本城遊理は
明確にこの機関を
破壊しようと企む
「テロリスト」
ロッ...
そのテロリストを
管理者である
私が打ち倒せば
更に正当性を
主張できるように
なるでしょう
そして私こそが
神にふさわしい
存在だと
証明され
統括者も
私に神を目指す
権利があると
正式に
認めるはず
......
あの:そこまで
やる必要あるの
かしら?
テロリスト相手に
話し合いなど
愚の骨頂でしょう
弁護士としては
話し合いでの解決を提案
したいところだけど:
ふふっ...
統括者も
本城遊理は非常に
危険な存在だと
見ている...
滅ぼすしかありません
...ですが
私は彼女を
甘く見ては
いません
...やっぱり
このヒトは
アイ様と同じね
「神」という言葉に
完全に心を奪われ
ちゃってる...
彼女に勝つためには
この程度の
「本体」では
無理でしょう
もっと
ボテンシャルの
高い..
「新しいカラダ」を
手に入れる必要が
ある
弱い相手なら強制的に
奪えもしますが...
できれば同意が
あったほうがいい
その辺も能力に
影響しますからね;
私にカラダを貸与すれば
その人物も更なる
高みへと行ける
新しいカラダ?
現在この領域に
存在する
人間...天使...
守護天使...
そして
「神に近づいた者」
それは...
誰かから「奪う」って
ことかしら?
その中から
潜在能力を中心に
私との相性
そして高みを目指す
意思を持つ者を
選びます
今は..
そのカラダを
見極めている
段階なのです
だから
あえて私は動かず
場を荒れたままに
してある:
その中で力を示す者を
見極めるために...
もしも...
貴方が負けちゃった
場合はどうなるの?
貴方が死んじゃったら
色々ヤバいことに
なると思うんだけど
...私が死んだ場合は
境界が崩壊しこの領域と
元の世界が混じり合います
本城遊理もそれは
望んでいない...おそらく
彼女が新しい管理者となり
境界を維持するつもりでしょう
もっとも...
あんなテロリストが
新しい管理者に
なるなど
統括者は認めない
でしょうけどね
ふふっ...
そうなった場合
この領域は
どうなって
しまうんで
しょうねぇ...
母さん...
そういうワケだ...
おまえの母は
管理者の元に居て
すぐに助けるという
ことはできない
言うべきか迷ったが...
生きている事実だけでも
伝えておかねばと思ってな...
はい..
ありがとう
ございます
っていうか
オレの母さん
今は管理者さんの
顧問弁護士に
なってるってこと
ですよね?
とんでもない
ことになってる...
母さんらしいと
いうか...
...おまえって本当に
メンタル強いよなぁ
はい
なんか以前より
元気ない感じ
ですけど...
大丈夫ですか?
あちょっとタバコ
吸っていい?
ところで
スナイパーさん...
......
まあ色々
ありすぎて
少し疲れちまった
かもなぁ...
大丈夫だ...
ここさえ
乗り切れば
「平和的な終了」も
すぐそこだしな..
◆準備室
......
母親...か...
...親子で
このセカイに流入:
遥華たち以外にも
いたんだな..
そういえば
遥華の親父さんの
情報が無い
今は...
どうしているのか:
うーん...
い!!
ポウズ...
とんでもねぇ
「力」を
手に入れやがって...
はぁ
はあ
なあ
「クチナシの仮面」:
ちょっと
被っただけで
ここまでとは...
せっかく
守護天使なんて
モノになって
戦うのを楽しみに
してたってのによ
はあ
初めての戦いで
ガキにボコボコに
されるたぁ...
俺もツイてねえわ
はあ
えへへ...
でもな...おまえらが
ヘリを奪っても
もう遅いかもしれねえな
俺ぁなんとなく
気づいてんだ...
「神の座」は
おそらく
あの管理者の
ヤロウが...
うばっ
えへっ...
......
「能力」..
ホントに凄いね
上手くやれば
銃の威力も
上げられるし
カンリシャ...
本城遊理チャン...
ムカつくけど
どっちかにつくべき
なのかぁ...?
ピッ...
第24
第248話最終的
最終的には他者は地者
あの時...オレが
「預言者」の
ヤツから奪った
「情報を傍受する
能力」
メチャクチャ
疲れるし
なんか車酔いした
みたいにもなる...
あんまり
使いたくはねぇ
...つっても
まあ便利だから
使うんだけどさ
しっかし...
で...名前は
「リカ」と「ユウカ」
か...
.......
理火クンと
スナイパー仮面...
あの二人が兄弟
だったとはなぁ〜
どっちも
オトコのクセに
オンナみてえな
名前:・
オンナみたいな
名前...
「オレと同じ」...かぁ
オレの名前と
同じ...
オレの:
ボクの
名前は;:::
ボクの
名前は
「鈴木えみり」
って言います
えみり...?
男の子なのに
女の子
みたいな
名前:
あの...よろしく
おねがい
します!
変...
すごく変...
あっ...
あのヒト
女の子みたいな
名前の..
あのヒトってさ...
名前以外も
変じゃない?
目が
気持ち悪い
お母さんが
ああいうのと
遊んじゃ
ダメだって...
うわー
うわー
うわー
...やっぱ人間って
根っこの部分では全員
「悪」なんだろうなぁ
どんなに
正義ぶってるヤツだって
一皮剥けば悪人に
決まってる
そんな悪だらけの
世界で「いいこと」
なんてしても
意味なんてない
オレは自分の名前の
「おかげ」で
それに気づいて...
「悪」の生き方になった
あのふたりも
それに気づいてる
はずなのに...
なんで「正義」なんて、
めんどくさい
生き方になったんだ...?
ダサすぎる!
ガツカリした!!
...アイツらは
ダサくない
生き方を目指してる
ってことかぁ..?
じゃあ..
オレのこの
「生き方」は...
十王くん
ふふふぁ
できたみたいだよ
ヘリコプターが
離陸する準備!
なんか他の所で色々
あったみたいだけど...
僕たちは予定通り
「ヘリコプターのコード」を
取りにいくんだよね?
あっ...
僕ヘリコプター乗るの
初めてだから
コード取る以外にも
色々見てまわりたいな〜
へへっ...
それも
面白そう
だなぁ
ま...
とりあえずは
「コード」とやらを
取ってからな...
「神のコード」に
対するオレの
嫌な予感はまだ
消えてない...
でも...なんか
そういう細かいこと
どうでもよく
なってきたわ
カンリシャも
本城遊理も
どうでもいい...
クソくだらねぇ...
カンリシャも本城遊理もどうでもいい...クソくだらねぇ...
くだらねぇ!
つまらねぇ!
邪魔くせぇ!
生き方なんて今更
変えられるかよ:
オレは今まで通りやって
勝ち残ってやるっ...
うう
...
ゲホォッ!
ゲボハッ!
ゲハァッ...
うぎっ...
ぎ.....
ふら...
あ〜〜っ...
はぁ
はぁ
ガチめに
キツいっ...
......
はぁ
はぁ
:::ユリさん
はあ
はあ
大丈夫...ですか?
はぁ
うん...
まだなんとか
大丈夫...
はあ
はあ
ありがとう
「九遠ちゃん」
じけ!!
九遠ちゃんが
私の脳内に
来てくれてから
だいぶマシになったよ
ビッ...
その...
「身体を失った」とか
「統括者」の話は
驚いたけど...
少しでも
お役に立てたなら
良かったですわ
ううん...本当に
助かるよ...
はぁ
でもさ...九遠ちゃん
このまま私の
脳内にいたら
ヤバいことになるかも
私...「塔のコード」を取得して
色んな能力に目覚めたり
持ってる能力が強化
されたりはしたけど...
のうない
脳内物質と
生体電位の調整
ぐらいしかできず、
申し訳あります
せんが...
「次元を越える能力」:
これは安定しなかった..
むしろ変に強化されて
更に不安定になった:
はあ
......?
「ルール違反」で
手に入れた能力
だからだろうね;
なんか非正規の
アプリみたいな;
マジヤバい...これ以上
不安定になったら
私の近くにいる人も
「私自身」も何処か
別の次元に飛んじゃって
戻れなくなるかも::
そうなったら...
私の脳内にいる
九遠ちゃんまで絶対に
巻き添えになる...
だから今のうちに
別の人の所へ...
私はユリさんなら
大丈夫だと
信じております
ですが万が一
そうなって
別の次元へ行って
しまった場合は::
「ふたりで」
元の次元に戻る
努力を致しましょう
!
不束者ですが
どうか
お供させて
くださいませ
ありがとう:
ありがとうっっ!
負けちゃ
いけないと思って
余裕ぶってはいたけど...
本当は:「ひとり」は
辛かったの...
...以前の私ならば
ここまでの選択は
できなかったでしょう
最終的には
他者は他者...
そう考えて平気で
貴女を見捨てていた
ことと思います。
「考え」..
どんな考え方が
正しいのかは
私もよくは
わかりません
ですが
この領域で
ユリさんや
マユコさん...
そして
スナイパー
仮面さん...
皆さんに出会い
今まで一緒に
行動したおかげで..
私の中の思いが
大きく弾けたのです
私も..
皆さんのような
「カッコイイ生き方」を
してみたいと!
ユリさんっ!
現時点でも
これだけは
「確か」という
事実があります!
それは
自分ひとりの利益しか
考えていない
「管理者」よりも
私たちのほうが絶対に
カッコイイってことです!!
......
ん!
ですから私たちは
負けません!
ユリさんなら
大丈夫です!
...もちろん
管理者を
甘く見てよい
という話では
ありませんが
それも管理者自らが
強引にその段階へと移行:
狙いは私たちに
準備をさせないため:
そしてユリさんを精神的に
揺さぶるためでしょう
すでに「終末段階」...
管理者が
一切の制限無く
行動できる段階にも
なってしまいましたし
私はまんまと
それにハマって
不安定に
なっちゃった
ワケね
3つのコードが
開放されるまで
管理者は
動き出さないと
思い込んでたから:
ユリさんを案内したり
「十王」を放置したり
していたのもそう思わせる
ためだったのでしょう
私たちも
予想外では
ありましたが...
すでに「対策」も
開始されています
無表情仮面に襲われる
参加者たちを助け出すために
「皆さん」が必死に
戦ってくれています
わかった...私も
みんなのこと
信じる
ユリさん...
貴女様が管理者との決戦に
集中できますように...
私みんなのこと
大好きだし!
でもやっぱり
私が一番好きなのは
私のお兄ちゃん
なんだけどねっ!
......
で..
ここで
「十王」...ね
どうする...?
「悪」の塊みたいな
ヤツだけど...
今は十王の存在よりも
管理者との戦いに
集中するべき時...
ユリさん...
えっ...
「人質」に危険が及ぶ
可能性も高いでしょうし
この場は静観
するべきかと...
うん...
でも...
なんだか「向こう」は
私に挨拶したい
みたいなんだけど
はわ..
はわわ...
本城遊理さんっ...
本城くんが
「自分より主人公」って
言ってた妹さん!
怒りのパワーで
「ルール違反の能力」を
手に入れたらしいけど..
確かにヤバい感じが
半端ないね
わかる..
今の僕たちでも
あの人の
相手にすら
ならない...
...ここで戦う気はねえよ
おい「オッサン」!
十王くん...
あの人と
戦うのは
ちょっと..
もう行っていいぞ!!
あのエロい身体を
ナマで見ておきたかった
だけだわ
了解
目標は
「塔直上」
三千五百米
十王がコードを取得しても
対処は可能です:
同じくコード取得者の
スナイパー仮面さん...
更にいっそう成長なされた
本城理火さん...
このお二人におまかせすれば...
そうだね...
私は私にしか対処できない
「管理者」に集中しなきゃね
それに「悪」を
見たら私の心も
落ちついてきた..
水泳仮面と
戦った時と同じだわ
そう...私が
管理者を倒して
全てを終わらせれば
十王がどうしようが
関係ない
終わらせる...
私が..
確実にっ.....
ねえ
十王くん
最後の
「神のコード」って
あの塔の内部に
あるんだよね?
今東さんが
「塔直上」って
言ってたけど...
真上から塔の中に
入るの?
沖原...
おまえ「強さ」は
手に入れたけど
「情報」は
ダメみたいだなぁ
ま...オレも
情報なんて言葉は
好きじゃねえけど
じゃあ...おしえて♪
えっとだな...
確かに神のコードを
手に入れるためには
ヘリを奪って
塔まで行く必要がある
相川のヤロウもそこまでは
気づいてたみたいだが
実はコードは
塔の内部には無い
塔に入る必要も無い
えーっと...
なんて言えばいいんだ?
もっとデカい..
真上から...下を...
目標まで1分
あーホラ
あれだよ
地上絵?
......
知ってるか?
「地上絵」って
ヤツだよ
ああ...
ナスカの...
...なるほどね
そういうことかぁ〜♪
塔の周りを
四角く囲んでいる「壁」...
それとその「内側」にある
たくさんの建物!
それをすっごく
上空から見れば
「コード」になるって
ことか!
...っていうか...
っていうかさ
景色がッ...
凄すぎるん
だけどッッッ!
凄いよ...
なんか
「ついにここまで来た」
って感じがするッ!
僕:みんなを裏切って
悪いな~とか
思ってたけど..
この景色を見たら...
これで良かったって思える!!
...目標まで行っても
すぐにコード取得とは
ならないっぽい
けどな...
微妙な位置の調整が
必要だとか..
マジで面倒くせえ
話だが...
目標まで30秒
ん?
あの...
自分も...
「見たい」...ッス
コード...
というより..
「良かった」と
思える
景色を...
もう自分が
クズだとか
無能だとか...
正義だとか悪だとが
どうでもいい..
自分だって
自殺せず
ここまで必死に
生き延びた...
生き延びて
良かったと思える
何かが..欲しい...
......
じゃっ!
ふうん
リクヤァ...
そういやおまえも
「神に近づいた者」
だったっけなぁ〜
うあ...
そうだな
せっかくだし
おまえも
見ておくかぁ〜
まあいいじゃん...
気弱なリクヤくんが
勇気振り絞って
オレにお願いして
きたんだからさ
えっ...吉田くんは別に
見なくていいんじゃ...
それと...コイツも
やっと少しだけ
気づいたってこった
人質だし...
おかしなことに
なったら困るし...
じゃあ
いい子ちゃんで
おとなしいだけじゃ
何も手に入らねえ
って現実にな!
よし...それじゃあ
もっとよく見えるように
してやるか!
ああっ...
...
ドクイ...
カイ!
うっっモテこ
困るわー
アイ株として
管理者といい
みんな私と似た
望きたプメのよねー
なんち
見積済めの人
はっかりだけどー...
アクセス
!
リクヤ..
「コード取得」
できちまった
みてぇだな
!
まだ微調整も
してないって
のに...
一発で..
吉田くんの
位置じゃないと
ダメだってこと?
それとも
その姿勢が:::?
さあな...
いい!
まあ焦るなよ..
オレたちもすぐに
取得できる...
第250話
わる
貴方は悪く
!
......?
えっ...?
な...なんスか
この...何....?
ふふっ...
吉田陸矢くん
どうか落ちついて
いただきたい
!
私の能力で
貴方の意識と
直接通信している
だけですから
「コードの試練」
についても
私が「飛ばして」
おきました
貴方に...
お願いしたい
ことが
ありましてね...
ドッ!!
じゃあ!!
ひいいいッッ!
な...
なんスかァッ!?
なんなんスか
アナタはァッ!?
私は...
この領域で
最も強大な
「力」を有する者...
そして..
貴方の「味方」です。
...えっ...?
お願いしたいこと..
それは私に
貴方の「カラダ」を
少しの間だけ
貸してほしいという
ことです
貴方は
気づいていない:
脳を含めた
貴方の肉体には
高い能力を
充揮できうる「素質」が
備わっている事実を...
さらに...
この領域に来てすぐ
「クチナシの仮面」を
入手したか
今回もすぐに
コードを取得する
という運の良さ
確信しました...
貴方の「素質」と
私の「意思」さえあれば
間違いなく
神の座を手に入れる
ことができると!
かみのぎ...?
ビクン...
ああ...もちろん
貴方には
深い便宜を図ると
お約束しますよ
そうですね...
カラダを貸して
くれたらまず
十王を殺しましょうか
吉田くん...私は
貴方を評価しています。
ですが
貴方はこの領域で
神を目指すには
純粋であまりにも
優しすぎた
「天使を操る能力」を
人助けのためだけに
使うなんて...
普通は考えませんよ
残念ながら...
貴方はその
優しさゆえに
自らに隠された素質を
解放できなかった...
しかし私は
こう考えている...
貴方に落ち度は
ない...
貴方は悪くない
本当に悪いのは
貴方の「周り」です。
貴方の素質に
気づきもせず...
誰も貴方の能力を
解放させてあげる
ことができなかった
はぁ
沖原くんにとっての
十王のように
本当の貴方を
見つけてくれる
人間が存在しなかった
はあ
本城理火に至っては
貴方とマトモに
会うことさえできず
十王を殺せも
しなかった
私は違います
私は貴方を...
今の低い立場とは違う
もっとふさわしい高みへと
導くことができる!
貴方も
今の自分に
満足は
していないの
でしょう...?
この手を
とれば...
貴方は
変わる......
ふふっ...
当然そのチャンスは
今だけですけどね...
さあ
じゃあ
はあ
はぁ
決断を!
はぁ
はあ
はぁ
はぁ
それが...
か...
変わりたいっ...
解放...
したいっ...
アイツを
殺してやりたい!
ころしたい..
もうちょっとで
取得できる気も
するんだがなぁ〜
うう~~
吉田くん
ばっかり
ズルいっ...
...!?
...
ふふっ...
素晴らしいっ...
これは..
想定以上ですね...
吉田くんの
ポテンシャルも
そうですが...
やはり私との
相性の良さが大きい
いつか
最高のカラダが
必要な時が来ると...
時間をかけて
慎重に調査していて
良かった...
......
カチッ
...ふうん
「おまえ」..
もしかして..
「カンリシャ」
ってヤツか?
その通り...私こそが
この領域で最も力を有し
最も神の座に
ふさわしい者...!
二言ほど挨拶させて
いただきましょう
「はじめまして」
そして..
「さようなら」
管理者...誰かの
カラダを狙っているのは
知ってたけど...
まさか狙いは
吉田くんだった
なんて...
しかも吉田くんは
「同意」してしまった...
おそらくは管理者が
何か弱みにつけこんで:
できれば
吉田くんの
カラダと「命」は
助けたい
でも...
できなければ
その時は...
けい!
いいんい
いち
第251話全員一度は経験
ぜん
.......
じゃあ!!
ぴっ.......
あがっ...
ミシ...
鎮圧完了
「次元を越える能力」を
使用せずに...
私と同じ能力を持つ
本城遊理との戦い...
その能力より
純粋な戦闘力が
大事になるでしょうし
いい練習になりました
ああ...
あああ.....
痛い...痛い...
ぐっ...
僕の銃撃も「能力」で
かなりスピードアップ
してるのに:
超カンタンに
弾き返されちゃった
「吉田くんの中にいるヤツ」..
本城くんの妹さんと
同じ「ヤバさ」を感じる...
っていうか...
っていうか...
はあ
はぁ
はぁ
はぁ
銃で撃たれるって...
こ:こんなに...
銃で撃たれるって...こ.こんなに...苦しいんだ
苦しいんだ...
はあ
はあ
よ...
はあ
はぁ
吉田くんを...
返せ...
身体:動かねぇ...
息も:上手くできねぇ...
はあ
はぁ
首の骨が折られた...
だけじゃない!!
「動きを止める能力」も
使ってやがる...
さて「十王」..
いや「鈴木くん」
はあ
はぁ
!
君は
言っていましたね
「この領域では
人殺しを
すればするほど
強くなれる」...と
それはちょっと
違うんです...
せっかくなので
説明してあげましょう
まずこの領域...
「境界の内部」には
「未知のエネルギー粒子」が
充填してあります
「未知」というのは
そのエネルギーが
別次元由来という
意味です
そのエネルギーは
人間の脳機能と
「意思」によって、
自らの「力」に変換できる
「強さ」とは
そのエネルギーを
如何に引き出せるか
ということ...
「仮面」はそれを
助けるための
この領域における
ツールに過ぎません
「意思」...
「思いの強さ」の
方向性はなんでも
いいんですよ
『殺意』でも「愛」でも
「自己承認欲求」でも...
思いが強くひとつに
まとまっていれば
エネルギーは
反応してくれます
生命体が死亡し
脳機能及び「意思」が
完全停止すると
その者が取り入れた「力」は
時を置いて再び
領域内に解放される
時を置いて:
ですから君が
「人殺し」したことで
エネルギーを奪い
強くなったという
ことではない...
君が強くなったのは
その強い「思い込み」に
よるものでしょう
ちなみに...
現在「無表情仮面」が
行っている殺戮は
「参加者」が取り込んだ
エネルギーを場に
戻すための行動
つまり私が何を
言いたいかというと、
「神の誕生」に
必要となる
エネルギーを領域内に
還元するための
行動なのです
十王...
君は今から死亡する..
「命の転送」に関する
能力も封印しましたし、
そして君が溜め込んだ
エネルギーは場に戻る
しかしそのエネルギーが
無駄になることはない
何故なら...それは
「私が」神になるために
再利用されるからです
はぁ
はあ
はあ
良かったですね
「ムカつく」って
気持ちも
無くなってきた
もう何もかもが
どうでもいい...
今は眠っている
吉田くんも...
君が死ねば
喜ぶでしょう
かつて君が
飛び降り自殺に
追い込んだ
いじめられっ子も
.....わ
...では
そういうワケで
死になさい
ぶイッ...
あっ...
!!!
........
ユリさん...
確かに
今の貴女は
安定した状態と
なっています
今から
「実行しようと
していること」:
危険ではありますが
可能でしょう..
十王...ここは....
あえて助ける!
ですが...
本当に実行なさる
のですか?
お兄ちゃんとの
決着もまだ
ついてないしね!
やる必要なんて無い...
それはわかってるん
だけどね
でも...私はもう
「見殺し」は嫌なの
お願い
じゃあ...
行くよ!
かしこまりました
全力でサポート
致しますわ!
......
あー...
もう...
「生き方を変える」
とか関係なく
なっちまった
なぁ...
なぁ...
理火クンよぉ...
オレ...他に
どんな生き方なら
できたのかなぁ...
理火クンよぉ...
今思えば
アンタと
ハナシするのは
最高に楽しかったなぁ
でも、それも
もうできねぇ...
オレは...そろそろ
死ぬからなぁ...
死にたく..
ない...
...!
...死ぬ?
もう...
何もできない...?
ズレた!
遠い!
連続使用は...ダメ!
もう少し間を
置かないと危ない!
手を
伸ばせば
なんとか...
「自己の
転送」...
まあ
それぐらいは
できますか
この領域にいる
生命体は全員一度は
経験していること
ですしね
...助かる?
助かる..
生き残る...
ピクン
生きて...
生き方を
変える...
オレは...
オレの生き方を...
ウソ
オレは...
オレは
ユリさん!
くっ
...やっぱ
くだらねえわ
もう無理です!
へへっ...
はははっ!
「おまえたち」が
何をしようが
どんなにがんばろうが
「オレたち」の
生き方を変えるなんて
できねーんだよ
「オレたち」が
いる限り...
人間は「悪」の
ままだってこった!
あひはーっ!
ざまあみろ!
ばー
カッ!
つポイ捨て禁止!
ゴミは
もちかえろう!
...ワケ
わかんない..
......
トン
お兄ちゃん、て
改んでも
いいんだぞ?
ほれほれ
うるでー
オマエですんで
...
......
そんぐらしんと
第252話【天
天空侵犯
はあ......
厄介なヒトに
捕まっちゃった
わねぇ...
日下部さん...
私と本城遊理との
戦いは貴女にも
見ていただきたい
私が正々堂々と
悪を裁く様子:
統括者との
話し合いにおいての
材料となるでしょう
重ねて言いますが
私の
「正当性の主張」:
よろしく
お願いしますよ?
貴女と
貴女の息子さんの
安全を考えるなら
それが最も
正しい道ですから
まあ息子の命が
惜しければって
ことよね
正直言って...
息子とか
その辺まだ
全然ピンと
来てないんだけど:
...沖原くん
十王が
本城理火との
戦いで
使おうとしていた
この「脇差」
私がほっとう
没収しますねー
はぁ
はあ
管理者権限で
はぁ
ぐっ...
はぁ
ふふっ...
「参加者」のみなさん
がんばって生き残って
くださいよ
私が神になれば
とりあえず
殺し合いは
終わりになりますから
ふふっ...
天魔〉本城遊理に
〈第一審判〉新崎九遠
貴女たち
二人のコンビは
初めてですかね?
なかなか
いいと思いますよ
安っぽい
女芸人みたいで
...管理者さん...私の声も
認識できますね?
貴方にお聞きしておきたい
ことがあります
私たちは「統括者」に
貴方が行っていた
「ルール違反の数々について
聞きました
その中に
「規定値以上に流入者を
増やした」とありました
流入者を
増やした理由...
統括者には
「神の試練の精度を
高めるため」と
説明したそうですが、
本当の理由は...
なんですの?
いやいや
それも本当ですよ..
「実験体」は多いほうが
精度も増すでしょう?
そしてもちろん
貴女が思っている
理由も本当のこと
私が恐れていたのは
...例えば相川のような
意欲的な参加者が
早い内に「神」に
なってしまうこと
私が神になる
権利を得るまでの
時間稼ぎ...
という理由ですね
「賭け」では
ありましたが
成功しましたね
だから私は
そういった参加者に対抗し
「足の引っ張り合い」を
してくれる人間を
増やしたかったのです
特に本城理火くんは
良くやってくれた...
上手く相川の注意を
引きつけてくれた
彼は思わぬ内に
私のために
時間を稼いでくれて
いたというワケです
...貴方が流入者を
増やしたせいで..
彼を狙って流入させた
ワケではありませんが...
「あの日」流入者を
増やしたのは正解でしたね
本来ならこの領域に
来るはずでは無かった
方々までこの領域で
命を落とした...
その代わりその方たちは
「神になるチャンス」を
手に入れていた
ある意味、チャンスさえ
貰えなかった私より
恵まれていますよ
死んだのは
「弱かったから」
というだけの話...
ただの「失格」
ですな
いや
「死んだ」と
言うより
「貴女がたが
殺した」と
言うべきですかね?
管理者
アンタのその目...
私はこの領域で
見たことあるわ
ああ..あの警官...
名前は
なんでしたっけ?
さすがに
あの性犯罪者とは
一緒にされたく
ありませんねぇ
管理者...
アンタの中に少しでも
「話せる部分」が
あるなら
話し合いもアリかと
思ってた
うん...
でもそんなの
やっぱり
必要無かった
みたいだね
アンタ殺すわ
私から言うことは
それだけ
:情状酌量の余地無し
ではこの機関の管理者として...
貴女に「判決」を
言い渡しましょう
あの娘が
本城遊理...
あの
水泳ちゃんを
倒した女の子...
被告人・本城遊理は
「神の誕生」という
崇高な目的に対して
一切の理解を拒否し
自分勝手な理由で
神聖なる空間を侵し
天の定めた法を
犯し続けた
よって
斬首刑に処す
ものとする
...
...
罪状は...
そうですね...
天空...
ふふっ...
やっぱり
「女」という
イキモノは..
んあ...
最後まで
話を聞かないモノ
なのですねッッッ!
は:はああ!?
何コレッ!?
こんな戦い:
お姉さん
知らないわよっ!?
まあまあそうなんですか
3人とも
聞いてくれ
戦いに入る前に..
ハッキリさせて
おきたい
この領域で
「死んだ者が
生き返る」
ということは
...無い
たとえ「神」が
誕生しても..
死んだ者の
生命自体が
その神の誕生の
ために消費されて
しまうからだ
神だのなんだの
という言葉に
踊らされては
きたが...
・イ妹を独り占め
結局の所...
第253話カワイ
領域は
ジでクソだっ
でことだ
...
!
シュウ!!
コイツらは
人間じゃない..
とは言え
気分のいいモン
ではないな
だが...この領域に
残っている者の
命を守るためには
こうするしかない
できれば全員の
命を守りたかったが...
「終末段階」に
入ってから
「二人」死んだ
「十王」と...
「十王」と...
十王...
守護天使の命も
十王が?
:直接やったのは
守護天使フロア5
守護天使フロア5
「沖原真司」...だ
......
沖原...
あの時点でも洗脳は
されてなかったらしいな
沖原については
責任を感じてるよ...
オレがもう少し上手く
接していれば...
理火...
おまえがどう
接しようと「力」に
魅入られたヤツは
止められなかった
だろうよ
沖原真司...
吉田陸矢...
そして
「あの時のオレ」
もな
あの時...ね...
オレのためでも
あったんだろ?
おーいっ...
でもユウちゃん...
あの時の決断は...
アイ
大通さいさん
うーん
どうだろうな..
あの時...
あの時のオレは..
まだガキンチョ
だったしなぁ...
ガヤ...
アイツの遺言...
「兄弟一緒に
いたら高みを
目指せなくなる」...ね
まったく
アイツ
らしいけど
半分は「嘘」だろうな
...どういう
意味でしょう
アイツは
「公人」としては
正しく熱心だった
だが熱心すぎた...
妥協というモノを
激しく否定した
本城さん
そういう人間は
多くの敵を作って
しまうモンだ...
たとえ正しくてもね
今回
君たち親子を
襲ったのも
その「敵」だ
ただ...君たちが生まれ
奥さんが亡くなられて
からは
大分落ちついてきては
いたんだがな
まったく..
本当に残念な
ことだ..
まさかここまでの
事態になるとは
思わなかったが...
うう...
......
なるほど
「だがそう言うと
貴方は二人とも
預かると言い出す:
だからオレたちのため
という理由にする」
...これが父の真意ですか
つまり...
「敵が多かった
人間の子供を
二人も預けては
迷惑がかかる」
...本当に
ひねくれたヤツだよ
僕は君たち
二人とも
預かるつもりだ
どうする?
確かに君たちのことも
考えてはいるんだろうが...
真に受ける必要も無い
理火...
「これ」:
オマエにやるわ
これは..
お母さん...の...
本城さん
理火を
よろしく
お願いします
父の遺言...
ムカつきますが
「一理」はあります
確かにこのまま
一緒にいたら
お互いが
甘えあってしまう:
お互いのためにも
本城家のためにも
ならない
それに...
単純な話.....
きつそうな道を
選んだほうが
「カッコイイ」でしょう?
ユウちゃんは
やっぱり
あはっ...
カッコイイなっ!
...顔も「姿勢」も
子供の頃のアイツに
そっくりだな
施設にいた頃のアイツに...
施設にいた頃の
アイツに...
兄弟ともに
異論が無いなら
君たちの主義を
尊重しよう
ま.....
国が違っても
今生の別れって
ワケじゃない:
いつでも
遊びに来ると
いい...
娘も喜ぶだろう
...改めて
思い返してみると..
やっぱりオレの決断は
間違ってないな!
あの場で
「甘えさせてください」なんて
ダサいにも程があるわ
つーか...「力」とか全然関係無かったなコレ
つーか...「力」とか
全然関係
無かったなコレ
「カッコイイ」か
どうかだけで
全ての物事を
決めるヤツ...
やっぱり
「オマエ」は
ひどい兄貴だな!
あの時
兄弟の縁切って
正解だった!
それは
戸籍上の話だけ
だろ~?
まあ
か弱いリカちゃんも
強くなったし
良かったじゃないか
でもそこまでできなかったのですが、
強くなったか
どうかは
知らないけど..
確かにオレのほうも
いい思いができたよ
特にカワイイ妹を
独り占めに
できたこととかな〜
どう...
ああ...
それに関しては;
マジでうらやましいわ
おおっ...
ドクイ
.....?
にえっ!?
すげー
...
なーっと...
ガチャッ
......理火
伝えておくべき
ことがある
おまえの
カワイイ妹に関して...
......
息子の命以前に
私のほうが
死んじゃいそう
だわっ...!
これ..
この場所も
安全じゃなさそうね...
マズいよ
マズいよ
情報の更新と
精査がまったく
追いつかないよ!
マズいよ...
「人間」が凄すぎて
マズいよ...
いよ。
人間の脳って
やっぱり...
にじゅうせい
ひーっ...
みかー
活神と人間の二重性
にんげん
宇宙の
最高傑作...ッ!!
第254話・
いやはや..
結局は
この程度ですか
本城遊理さん
この程度の力で
偉そうに
ルールに反逆しようと
するとは...
ある意味、微笑ましい
とさえ言えますね
所詮貴女は
「反抗期の子供」
調子に乗って
「おとな」に歯向かうと
どうなるか...
思い知りながら
死になさい
決め付け...
レッテル貼り...
思い込み...
私は
アンタみたいな
「おとな」に
ならないよう
気をつけるわ
「黒」の残弾は7
「銀」の残弾は5...
「銀」はストック弾倉も
有りません
ユリさんの状態は
非常に安定しています...
ユリさん自身の感覚は
いかがですか?
うん大丈夫...
ここまでの戦いも
「一応は」
予想通りだしね...
「次元越え」は
どっちも感知できるから
スキを作るだけになるし、
あんまりガッツリは
使えない
吉田さん...
だから
「純粋な強さ」の
勝負になる...
ここまでは予想通り
九遠ちゃん!
でもその
「純粋な強さ」が
予想以上...
参っちゃうわ
吉田くんの身体との
相乗効果?
ってヤツかな~
「ヤる」しかない
みたいね..
細かいこと抜きで...
全力で..
マジヤバいことに
なるかもだけど
はい!
...吉田くん...
悪いけど...
その時は...
よろしく!
助けてあげる
余裕は無い!
らじゃー
ですわっ!
胸は...
ドキン!!
凄く痛む
けど...ね...
ユリちゃんは
「人間性」を
保ったまま
強い「神性」も
保有している
「神と人間の
二重性」
「両立」じゃなくて
「どっちでもある」
この機関は人間性を
否定することで
神を誕生させようと
していた..
それはつまり
「この機関を作った者」は
この二重性を認識
できていなかった
という意味!
やっ!!
現状の
情報を
「統括」
すると
ガーッ...
この機関
は...
...
アインさん...
アインさん...
オレたちを
迎えに来て
くれたんですね
ありがとう
ございます...
「無表情仮面」が
いっぱいいるのに...
「無表情」は
大きいエネルギーが
ある場所に
集まるようになってる
「すないばー」と
だから
「リか」のところに
いっぱい集まってる
わたしも「すないばー」に強くしてもらったし...満だった
わたしも
「すないばー」に
強くしてもらったし...
楽だった
アインさん...
かなり喋れるようにも
なりましたね!
オレ嬉しいです!
えっ?
なんで
嬉しいの?
あら...
あ...いや...
はいスナイパーさんと
理火さんが
囮になってくれて...
その間に「仲間」が
「参加者」を助けるって
聞きました
何人ぐらい
助けられましたか?
まだ10人ぐらい...
参加者には言うこと
聞かないフリーの仮面」も
いるし、結構大変...
あでも
わたしたちの他にも
「自我に目覚めた仮面」とか
「超強い人間」とかがいて、
そいつらも無表情と
戦ってるとかなんとか
とにかく...あとは
遊理さんが管理者を
倒せば...
生き残った人は
全員元の世界に
戻れるってことですよね!!
オレたちの他に...?
別の区域でも
色々あったって
ことですね...
......
ううん...
全員は...
戻れない.....
「新しい管理者」は
このセカイに残るから...
えっ...
...なるほどね
つまりユウちゃん...
ゆりは
「新しい管理者」
になって
この領域に残らなきゃ
ならないってことか
今の管理者が死んでも
すぐにこの領域が
終わるワケじゃない...
終了させるためには
また新しい管理者が
必要になる...と
そうだ...「管理者以外」は
少しずつ脱出も可能だが、
管理者は最後まで残り、
境界を維持しつつ
この領域を安全に
終了させるための
「処理」を行わなければ
ならない
この「処理」を誤れば
境界は崩壊し
隣接する「元の世界」が
「ルール」に汚染され
手の施しようのない
地獄と化す
この処理の終了...
何年かかるのかは
わからない...
あるいは永遠に
終わらないのかも
しれない
本城遊理は
「オレたち」を
助けるために
そこまでの
覚悟を持って
この反逆を
起こしたのだ
さて理火よ
どうするって
そりゃあ
おまえは...
どうする?
ゆりが残るなら
オレもずっと
一緒に残るよ
迷うことなく
サラッと即答...
なかなか
カッコイイ真似
するじゃねえか
ったく
しょうがねえな...
「オレたち」も
つきあってやると
するかぁ~
...何にせよ
全ては
ゆりが管理者を
倒せればの話
ゆり.....
ゆりっ!
がんばれー
っと...
ユリさんッッッ!
左ィッッ!
...
「終了」
お疲れ様でした!
ああ...
お兄ちゃん...
ごめん..ね...
ここで、
お兄ちゃん...
私は...
最初に
お兄ちゃんに
言われた通り...
このセカイでも
なんとか
生き抜くことが
できたよ
生き抜けた理由:
最初は
「お兄ちゃんに
会いたい」っていう
感じだったけど
途中で「みんな」と
知り合って
「みんなと一緒に
いたい」って感じに
変わってきたね
うん...
やっぱり私は
もう一度みんなに
会いたいな
せめて
「もう一度」
だけでも
第255話「ちょっとぐらいなら
だから..
私は...
私は......
わた
私は
死なない...
......
...えっ?
アイ!!
何が...
起きた....?
「避けられる」
...ここまでは
私の計算にも
僅かなから
入っていました
しかし..
「私のほうが
斬られる!!?
こんなことは
絶対に有り得ないッ!
!?
メイド仮面の鎌...
おかしい...
「動き」を一切
感知できなかった
じゃあ...
この領域の
全てを知る
「管理者」である
私が感知できない
力...?
それにその
「ゆらぎ」は:?
空気や光ではない...
空間そのものが
不安定に
なっている...?
ユリさんっ...
よもや...
この「カ」は...
ごめん
みんなごめん...
この力...
私も使いたく
なかった
明らかに危険だし...
何よりこの力を使ったら
「このセカイ」を
認めることに
なっちゃうから:
ビクン!
本当に私って
意思が弱い...
「みんなに
会えなくなる」
と思ったら
つい手を伸ばして
しまった...
でもまぁ...
「ちょっとぐらい」
なら別にいいよね?
ちょっとぐらいなら
このセカイを
認めたことには
ならないってことで!
笑って誤魔化した
笑って
誤魔化した
なんと適当で
ブレブレな...
まさか
それよりも
この力...
この領域に
おいて私でも
知らないか...
神の力?
「神の力」
...の一部だね
ふぁ
時間と空間...
まあどっちも
同じ意味だけど...
神のコード
ひとつだけしか
取ってないのに..
ほぼ自力でここまで
遠するなんてな〜
ふと
それを
「自分の意思で」
「自分の都合の
いいように」
捻じ曲げた
何故そう
なったのか..
ぶっちゃけ
まったく
わからないけど
ひとつだけは
言える
「ユリちゃんは
マジでヤバい」
ふふっ...
いいでしょう!
許可なく
神聖なる神の力を
使用する大罪人...
今の貴女を倒せば
完全に私が正しい
ということになる!
んあ!!
空間を捻じ曲げる...?
その程度までなら
私の全力で
対処可能なはず!
...そう
この機関を
守るため
管理者としての
全ての力を
開放します!
じゃあ行くわよ
じゃあ
...?
何も...
起きない?
.....管理者さん
じゃあ!!
うしろ...
えっ...
じゃあ!!
音も光も衝撃波も
発生させず...?
神の力...
なんと理不尽で
意味不明な...
やっぱり細かい制御は
できそうにない...
時間をかけてたら
また暴走しちゃい
そうだし...
吉田くんには
悪いけど...
「次」で...
ぜんぶ
おしまい!
...
ふふふっ!
ふ..ふふっ!
ふふっ...ふ...
ふにゃあ...
いや違う...
こんなの違う違う
違ぅ違う違う、違う。
違う違う...
私は選ばれた...
おまえらなんかより
ずっとずつと
偉くなった..
おかしい..
こんなの絶対
おかしい...
ワケ...
わかんない...
なんでこうなるんだよ...
私のせいじゃない
誰かが私の足を
ひっぱってる...
ップ!
ストー
...
はっ...
なんと.....
「実体化」:ですか...?
「本城遊理」
ふよ
ふと
...
この機関の
統括者として...
これ以上の破壊行為は
許さないよ!
アレが...
「統括者」!?
ち...違う...
これは違う...
私は...
まだ......
...許さない?
私を?
その言葉の意味は::
第256話すぐにあきらめたほうが楽
「アンタが
ラスボス」って
意味でいいの?
「統括者」!
.....まあ...
その話は
置いておいて
ちょっと
管理者くんに
聞きたいことが
あるんだけど
管理者くん...
元の次元では
脳構造の段階から
至極平均的な
普通の人間だった
はずなのに
はぁ
どうして
そこまで
普通じゃない
「欲」を持つように
なっちゃったの?
ありゃ...会話が通じない
レベルにまでなってる...
ふわー
「立場が人を変える」って
言い回しがあるけど
ここまで変わっちゃう
モンなんだねぇ
何を言っている...
私は悪くない!
悪いのは全て本城遊理...
だから私は悪くない!!
人間ヤバすぎ
それと管理者くん...
守護天使たちに
「人質」を生きたまま
確保してくるように
命令出してたよね?
今のユリちゃん
といえども
さすがに目の前で
仲間の命を盾にすれば
多少は動揺すると
計算して
その作戦も
あっさり
スナイパーくんに
見破られてたよ
!!
彼の「守護天使を
操る能力」...
支配下に置いた
守護天使で
君の作戦を防いだ
管理者くん...
非常に残念だけど
君の勝ち筋は
もう無い
この結果を受け
僕「統括プログラム」は
この機関存続を優先し
最終結論を出します
当ブログラムは
現在の管理システム
及び運営システムの
不備を認め
管理者の変更と
トラブルシューティング
のためこれより
「強制停止状態」に
移行します
これは現在の
「終末段階」を停止し
機関の基本ルールも
実行されないという
処置です
簡単に言うと...
この機関での「殺し合い」が
強制ではなくなるという
こと
つまりは...
貴女の勝ちです
...
本城遊理!
違う...
絶対に違う...
私は...まだ
負けてはいない...
私には
「管理者」には...
まだ...
「手」が...
非合理だなぁ...
君が一番
「この領域では
すぐあきらめた
ほうが楽」って
知ってるはずなのに
じゃあ言うけど
君の「手」って
最強の守護天使
「フロア9」の
ことだよね?
確かに「彼女」は別格...
彼女ならば人質確保も
できるし今回の戦いの
プラスにもなる
でも君には残念ながら
彼女がここに来ることは
無い
それは僕の権限で
彼女にある「お願い」を
してあるから
トリッシ...
「お願い」の
内容は...
.......
♡
●管理長を
君が敗北した場合
君の「本体」と
そこに存在する
「命」を消去すること
境界に干渉できる
「管理者」は
1体のみ...
それがこの領域の
絶対的なルールだから
いや...
あ...
絶望
ぁあああ...
あぁあああっ...
さて..
ユリちゃん
「境界維持」
よろしく...
って..
もう
やってる
みたいだね
そりゃあ:管理者を
殺すつもりだった
ワケだから...
なんで...
なんで......
あ...あの...
ちょっと
待ってあげ...
それでは
守護天使
フロア9
「前管理者」の
全存在消去...
実行!
......
管理者さんも...
このセカイの被害者のひとり...
「悪い」のは全て
このセカイとそのシステム:
ですが...これで
「殺し合い」は終了し
この領域に平和が訪れるはず
うん...
そうだね.....
ところで
九遠ちゃん...
私の能力も身体も
自由に使ってくれて
いいから...
ちょっとだけ...
私の代わりに
「境界維持」
やってくれない?
...はい?
ごめん.....
私は...
もう.....
限.....界.....
はっ...:
いや...
エリさん!?
ンッ...
ユリさんッッ!
......
「古田の方々まげ
いつもコマに
収めづらかった...
アクセス
空の色は
いつもと
変わらない
ビクン...
でも...
アタシもこの子も
ハッキリと
わかってる
今このセカイそのものが
「大きく変わった」
って...::
じゃあ!!
......
じケン
統括者の
強制停止コマンドが
実行されたため
現行のルールは全て
機能停止となりました
次のルールが定まるまで
参加者の皆様は
どうか大きな動きは
自重しつつお待ちください
現行の
ルールの停止...
それは.....
今の戦いも含めた
「殺し合い」は
もう終わりという
意味?
そうです
飽くまでも
一時的な措置ですが
ふぃ〜〜〜
あとは...
このセカイ
そのものを
終わらせるだけ...か
しかしよ...
本当にそんな
終わり方で
いいのかねぇ?
ここまで
色々やってきて
......
その結果が
「何も無し」でよ..
貴方の
言いたいことも
わかる
でも今は..
これ以上
死者が増えない
という事実を
喜びたいわ
人が死んで
正しいことなんて
何もないでしょう?
ゆりっ......
んっ
はっ
はっ
はぁ
はぁ
はぁ
はぁ
はあ
はぁ
う...う.....
ゆりっ...
ゆりぃぃぃい
ツツツ!
じゃあ!!
先生......
妹の...
状態は?
さすが
冷静だな
本城遊理の状態...
「我々」の知見が
及ぶ範囲では
特に大きな問題は
見当たらない
だが知っての通り
現在の本城遊理は
我々の理を超越した
能力を発動して
しまっている
うう...
その能力が
この状態の要因だと
するならば
同じ能力を持つ者
でもない限り
対処は不可能だ
無論...:.
このまま
永遠に目を覚まさない
可能性もあるだろう。
ゆり...
オレの...
自慢の妹
カッーン
卯月...
来るぞ
ヤツーン
じゃあ!!
やって
あっ
あー...
ちょっと
待ってくれる?
あはっ..
実は私ぃ...貴方のこと
よく思い出せて
ないのよね~
それに私いっぱい
人殺しとかも
しちゃってるし?
なんていうかぁ...
母親の資格無し?
みたいな?
!?
速ッッ!
重ッッ!
強ッッッ!
やっと...
やっと会えた:
お母さんッッッ!
リクン!
よく...
がんばったわね...
うづきッ...
しかし..
まだ
「ハッピー
エンド」とは
行かない...
君が一番ハナシ通じる
だろうから
君に伝えるけど
「停止」は
これ以上ユリちゃんに
領域壊されないための
仕方ない処置だからね!
「神の誕生」...
「神を誕生させるための
エネルギーの生成」:
この目的は放置できないよ!
...僕も
「この機関を
作ったのは誰か?」
については
知らない
でも...
「神を誕生させる
必要性」については
推測できるよ
今ってさ..
実は割とヤバいんだよね...
君たちが存在した
次元を中心に
複数の次元を巻き込んだ
「乱れ」が発生しちゃってる
何故か
各次元の膜...
「境界」が薄くなって
他の次元と結合したり
しちゃってる
君たちと同じ次元の
人間も結構な数が
「異次元」とか
「異世界」に
迷い込んじゃってるし
それどころじゃない
反物質で満たされた
次元と結合とかしちゃったら
さみ
君たちの次元宇宙ごと
一瞬で消し飛ぶよ?
「神」ってのは
その次元の
乱れを正す
ための存在って
ことだろうね
ガッと
今すぐ
大きな問題には
ならないかも
しれないけど
放置もできない...
神の誕生は
絶対に必要なんだよ
神を誕生させるための
エネルギー...まだまだ
せんせ
全然足りない!
できればすぐにでも
「ルール」と「流入」を
再開してエネルギーを
増幅させたいんだけど...
エネルギーが必要という
話はわかったが...
そのために人間同士を
殺し合いさせる...
そんなクソみたいな理屈に
納得できると思うか?
頑なだねぇ...
君だって
生命体の進化は
淘汰という
「適度な殺し合い」に
よって成し遂げられたと
わかってるクセに
君たちだって
たくさんの
「犠牲」のうえで
大きなエネルギーを
採れるようになった
はず...
結局それが一番
効率的なんだよねぇ...
...とりあえず
ハナシはここまで::
あとは
ユリちゃんが
目覚めてからだね
ま...
「目覚めれば」の
ハナシだけど!
目覚めるさ...
オレたちの
知っている
本城遊理なら
間違いなく...な!
そうだ...
目覚めた時のために
美味い食材でも
探しておいてやるか
どうせなら他のヤツらの
分もまとめて...
...赤ん坊って何食わせりゃ
いいんだ?
って...
オレいつの間にか
思考まで完全に
保護者に
なっちまってる...
はあ~...
あっ...オムツとかも
必要かも...
?
う...う...
!?
なっ...!?
管理者!?
いや...
吉田さん!?
ケン
ドクン...
なにゆえ...
ユリさんの
脳内世界に...
...
自分は...
もうすぐ消えます
その前に...
妹さんに「お礼」を
しておきたくて
自分も...
最後の最後で...
皆さんの役に...
立てそうッスから...
はうっ!
......
ただいま!
♡
n
とは言っても
まだまだ
やらなきゃ
いけないこと
たくさんあるんだよね
吉田くんも...
探さなきゃだし...
ゆり...今は
まず休んだほうが
いいだろ
おまえは昔から
自分の疲れ忘れて
動くからすぐ寝ちまうし...
お兄さん...
言わせていただき
ますけれど
「今の本城さん」
に関しては
私のほうがずっと
詳しいですから!
えっ...なんだよ
その対抗意識...
うんわかった!
おなかも
すいたしね!
じゃあ行こ!
スナイパーが
持ってきてくれるって
食材楽しみだな~
まこと
お兄ちゃん♪
ああ...
...?
!!?
リンッ
ゆりぃ
っ!?
トンクウシンパ、
アクセス
大学長犯
原作
三浦追儺
作画
大羽隆廣
STAPP
福園佳菜子
櫻井覚史
五十嵐妙恵
編集
内田朋宏
香山直人
野澤
バーデザイ
稲富健
今回の「オマケ」
ページ連という名の相手を理解して無駄なのは色々ところになった。どういうことでここでこれはまあ、
色々と入らなかった〜。というワケでここでやりまーす。
の名の八千と月の日
月の月
クチナシくん
〜ユリちゃんが真実を知ってた件について〜
この領域では参加者の皆さんの個人情報も管理させていただいております。
当然参加者がそうこれに触れるのは「禁則事項」なんだけど、侵犯ガールの
ユリちゃんは勝手にそれにも触れてたみたい。つまり、覚醒してから
割と早い段階で実の兄妹じゃないとわかっていたと...。それでも普段とあまり
変わらず。なんかちょっとおかしいいよね。最後の戦い川に集中してたから?
いや、実は元から薄々と気づいいてた?ユリちゃんはヘラヘラ笑ってる
だけでよくわからないです。
参加者には言うこと
聞かない「フリーの仮面」も
いるし、結構大変...
まだ10人ぐらい...
〜ニセちゃんたちが助けた「参加者」の
終末段階では通常の仮面よりずっと強い無表情仮面たちが参加者を
全力で襲います。。生贄だからね。しょうがないね。でもご・セちゃんたちが
全力で無表情仮面を消去しまくって、たくさんの参加者を助け出しました。
全員じゃないけど。
その参加者たちの姿?たまたま描写されてないだけです。
ちゃんと存在します。...ページ数がね...。それとニセちゃんたちと関係なく
自力で終末段階をしのいだ勢力も存在します。
柳月くんが言っていいたように「他でも色々あったよ。
他でも色々」の一例〜
この領域は超広いいので皆さんが知覚できた以外の事象もたくさん
あるワケです。例えば別の「神に近づいた者」とか。
称号は「大聖」。彼は非常に慎重、非常に静かに神の座を狙ってた。
真面目に着々と力をつけてたんだけど、いきなり児れた最強大悪魔
ユリちゃんさんのせいいで色々とご破算。「強さ」ではユリちゃんたちに
敵わない状態だけど、まだあきらめず神の座を奪う策を練ってるみたい。
沖原くんたちを助けたのもその一環。僕は彼を応援しています!
〜遊理vs管理者戦について〜
ユリちゃんは本気出せば管理者に勝てるけど、マジでヤバイことは
なるという目覚はあったらしいい。実際ヤバかった。
ユリちゃんが最後に.見せた大破壊には複数の次元の圧力差によって
生まれるエネルギーを使用したもの。所謂にキャビテーション!。
一歩間違えれば領域が全部ああなってた。そりゃ僕も出ます。
その後気絶したユリちゃんを運んだのは!バレー給仕コンビ。
一吉田くんはどうなったのか...
吉田くんについいては僕もよくわかってない...
管理者くんの能力の一部を受け継いだ?っぽいいけど。でもあそこまで
操れるってなんか凄いな...。正直吉田くんは統括者としても全く
ノーマークでした。もっともそういうシステムや計算では観測できない
人間意思の「ゆらぎ山に期待するのがこの機関の目的では
あるんだけども。一応、近い次元に存在していることは把握しています。
でもその次元は僕の担当じゃないいから手が出せない。
ありがとっ!
・ユリちゃんは境界維持以外何もせず、山波くんと仲良くなって
領域内のゲー「センで遊んでる。
格ゲーの腕前は地区1位レベルらしい能力補正無し。
・リカちゃんは妹が真実知ってたのに、つもと変わらないから一人でドキ
マギしてる。気を紛らわせるために料理や洗濯しまくってる。
・三セちゃんは木島さんの刃物コレクションを接収し、た。この領域に眠る
刃物探しの旅に出るとかなんとか。
ユリちゃんとの関係は何も変わらず。尊い。
その他、後日談〜
・スナイパー氏は実質新管理者。僕との話し合い他勢力との折衝、フリー仮面を
操って統率...などなど。マジで大忙し。なんだかんだ言うってやってくれるいいひと。
・九遠ちゃんは色んな人の脳内渡り歩いてる。幽霊か。
無表情仮面システムで新しい小身体作成できるけど、「停止状態」を尊重して大きな
行動は控えてるらしい。ここだけの話。僕は九遠ちゃんが大好きです!
結局この領域は何なのか?僕という存在は何なのか...。
その辺は僕もよくわかってないので答えられませんよ
いつかわかる日が来ればいいな〜。
文責/三浦ついな
なんです
シポケットにe連載開始
かっ...
新たに新たな部分でサバックの
家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
切関係ありません
淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています
天空侵犯(21)
漫画原
漫画・漫画原作
発発
2019年7月1日発行(O1)
大羽隆廣
森田浩章
三浦追儺
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