実験話、死亡。そして転生 実際は、ゴブリン村の守護者 美容話・ドフーフの職人 ヴェルドラのスライム観察日記 リムル様どうしますか? そういうことで、... そうだな...行ってみるか 第じ話死亡〜そして転生 なんだかスライムが偉そうにしてたけど しかも美少女(少年?)になるとか... 俺の願望なんだろうか? 現状に不満はないんだけどね 紹介します彼女が婚約者の 結婚の相談なんて... 恋愛に縁のない俺への当てつけか? 社内のマドンナを射止めた自慢かこの野郎! お話しするのは初めてですね 先輩今日は俺が持ちますよ! 田村...出来た後輩だ 無理きいてもらったお礼です 憎めないやつなんだよな しょーがない素直に祝福してやるか... うまい天ぷらのよみつけたんですよ先輩好きでしょ? 先輩!しっかりして...!下さい!! もしかして刺されちゃった? その顔沢渡さんが見たらガッカリするぞ あなんか寒くなってきた 血液が足りないと人は死ぬんだっけ...やばいな 確認しました。血液が不要な身体を作成します。 んん?なんだ今の声:田村か? 血液が不要...??意味ワカラン にしてもずいぶん無機質な声だったなお前はパソコンの自動音声かと...ん? !!万が一方が一だが俺が死んだら...田村あー 風呂に沈めて電気流してデータを完全に消去してやってくれた は...先輩らしいですね 先輩...俺本当は今日沢渡のこと 先輩に自慢したくて.. そうだろうと思ったよ... チッ...ったく全部許してやるから彼女のこと、幸せにしてやれよ しっかりして下さいよ先輩ーー!! 何という事もない普通の人生 大学を出て一応大手と言われるゼネコンに入社し すまんな息子(下半身)よ 次生まれ変わったらガンガン攻めて喰いまくってやるからな 年の離れた兄が両親を養っており、 俺は気ままな独身貴族だった ユニークスキル「捕食者」を獲得...成功しました。 確認しました。エクストラスキル「賢者」を獲得。 もっと粘れば「大賢者」も夢じゃなかったんじゃないか? 確認しました。エクストラスキル「賢者」を進化させます。 ...成功しました。エクストラスキル「賢者」はユニークスキル「大賢者」に進化しました。 へーそりゃすごいっておい!! さっきからなんだ!?何がユニークスキル「大賢者」だ! 全然ユニークじゃねーよ!笑えないよこっちは!! たしか田村を庇って通り魔に刺されたんだったよな ということはここは病院のベッドか? 何も見えないし聞こえない... 消灯時間を過ぎてるのかな とりあえずナースコールを:: ん?あれ?手も足も反応しない!? まさか神経が切断されて動けないとか? いゃいやいやカンベンしてくれよ...っ そんなバカな刺されただけで手足がなくなるはすは... 腹(?)の下にあるこれは草が 視覚・聴覚・嗅覚はない触覚はある これは溶かして吸収したってことだろうかということは... あれちょっと待って... 人間じゃ無くなってる!? 落ち着いて自分の身体の境界を確かめるんだ うん大体こんな感じか! ってアホか!認められるかぁー あああ...でも... 認めたくないがどうやら三上悟は 刺されて死んだっぽいし... スライムに転生してしまったようである 自分がスライムだと認めてから結構な日にちが経ったが このぷよぷよボディー実はなかなか快適である 暑さ【寒さは感じないし 岩にぶつかった時も自己再生で回復した そして食事も睡眠も不要らしい こればかりは一人ではどうにもならない だから暇つぶしに草を食っている 俺今まで一度もう●こしてないけど この草どこにいってるんだろう 解。ユニークスキル「捕食者」の胃袋に収納されています。 とどどどちら様でしょう!? 解。ユニークスキル「大賢者」の効果です。 能力が定着したため速やかな反応が可能となりました。 ユニークスキル「大賢者」? そういえば死ぬ時ほにゃららスキルを獲得とかなんとか: っていうかスキルってなんぞや? 解。何らかの成長を世界が認めた際に希に獲得出来るのが「能力」です。 ちょっとよくわからんが... この世界ではそういうものらしい 二大賞者」も「排食者」や俺のスキルなのか: この時俺は完全に浮かれていた スキルとはいえ会話相手が出来たことで 調子に乗っていたのである 水(多分地底湖)に落ちたのだ 死ぬ!せっかく生まれ変わったのにもう死ぬ!! 大賢者よっ窒息死ってどれだけ苦しい!? 解。スライムの身体に酸素は必要ありません。 そういえば苦しくない... その時落ち着きを取り戻した俺の脳細胞ースライムの身体が恐るべき作戦を思いついた! 水を捕食して吐き出してウォータージェット推進!! スキル「水圧推進」を獲得しました。 ちょっと泣くかと思った... 誰かが話しかけて来たそ? 大賢者とは違うな... これって俺の新しい人(スライム)生の初会話ってことだよな なんとか友好的に... ってどうやって返事すんだよ! ほほほぅ貴様死にたいらしいな スキル相手以外に心で思っただけで返事できるとは思わず... 自分目も見えない状態でして...ええと、貴方は? いや姿が見えんことには始まらんな よし見えるように手助けしてやろう ただし我の姿を見ても怯えるなよ 「魔力感知」というスキルがある 周囲の魔素を感知するものだ 深解。この世界は魔素に覆われています。スライムの身体は魔素を吸収して動いています。 体外の魔素の動きを感じるだけで獲得できる これで視ることも“聴くことも可能だ えー...なんか難しそうなんですけど... ふむ...なんか漂っているのを感じるな これが魔素って奴かな? エクストラスキル「魔力感知」を獲得。 膨大な情報量を管理するため「大賢者」と同期させることを推奨します。 「魔力感知」を使用しますか? はいっありがとうございま 我が名は暴風竜ヴェルドラ ...むおい怯えるなと言ったろうが 見た目にビビったもののこの竜 意外と話し好きで親切である なんとお前異世界からの転生者か そうなんすよ超大変だったんすよ! ものすごく希な生まれ方をしたな 転生者はたまに生まれてくるし異世界人も時たまやってくるが 異世界からの転生者は我の知る限り事例はない ふーん、そうなのかそれより.. 異世界人って自分以外にもいるんですね うむヤツらはこちらの世界に渡る時望んだ能力を得るらしいぞ なるほど俺の「大賢者」や「捕食者」とかがそれが もしかして日本人もいるかも 捜し出して会ってみるのもいいな ...そうか行ってしまうのか ええと...ヴェルドラさんはここから動けないのですか? 勇者とかいるんだ... 勇者は強かったぞ見た目は可憐な少女といった感じだったが これクスキル「絶対切断」と「無限牢獄」を駆使し我を封印せしめだのだ ...もしや見とれて負けたんじゃ... しかし負けた話を楽しそうにまぁ... やや小柄でほっそりしていて 白い肌に黒銀の髪を一つにまとめていて こいつ多分人間が好きなんだ 見た目はすごいけどもう怖くないもんな ガッツリ見てんじゃないすか よし!じゃあ自分...いや、俺と友達にならないか? ススライムの分際でこの暴風竜ヴェルドラとトモダチだと!? いいや嫌ならいいんだけど.. 馬鹿お前!誰も嫌だなどと言っておらぬだろうが!! えそう?じゃあどうする? 嫌なら絶交二度と来ない! 我が友達になってやるわ さてじゃあこの封印をどうするか だって友達を放って行けないだろ 「大賢者」よヴェルドラの封印どうやったら解除できる? 可能性のある手段としては 「無限牢獄」の物理ダメージによる破壊は不可能です。 そっか...流石に勇者の能力は格が違うな ...おい、自分のスキルとばかり会話するでない 「無限牢獄」の内と外から解析できれば解除できるかもってさ むしかし我のスキルは我と共に封印されて使えぬぞ ヴェルドラは情報だけ寄越してくれればいい解析は俺の「大賢者」がやるらしいから それには時間が掛かろう お前は早くここを出発して同郷の者に会いに行きたいのだろう? ヴェルドラお前俺の胃袋に入る気ない? 「クハハハパハハッ!!」 面白いぜひやってくれお前に我の全てを委ねる! おいおいそんなに簡単に信じていいのか? ここでお前の帰りを寂しく待つよりも 共に「無限牢獄」を破る方が面白そうだ!! じゃあ今から「捕食者」でお前を喰うけど... お前も我ら共通の名を考えよ 同格ということを魂に刻むのだ 共通の名前かぁ...名字みたいなもんかな うーん...暴風竜暴風:嵐? うん〝テンペスト〟とかどうだ? 今日から我はヴェルドラ"テンペストだ 〝リムル〟の名を授ける リムルーテンペストを名乗るがよい!! さっさと「無限牢獄」から脱出して来いよ?ヴェルドラ 任せておけ!そんなに待たせず ユニークスキル「無限牢獄」の解析を行いますか? 天災級モンスター〝暴風竜〟ヴェルドラの消滅が確認されたのだ そんな騒ぎは露知らず... 旅の途中魔物に襲われるかもしれないしね スキル「>との」ゲット ヴェルドラの反応は何も無い おしゃべりなヤツだったからちょっとだけ寂しいが 消えてしまったわけではない事を俺は知っている さてそろそろ出発するか 出口はこっちかな... 笑って話せる面白エピソードを用意しておいてやろう 前世の夢で聞いたような... どうやって開けたものかね 「捕食者」で食ってしまおうか そもそ〈己えるのかこれ? ふぅやっと開きやしたぜ 鍵穴まで錆ついちまってんだから 安心しろって竜なんて所詮大きなトカゲだろ? でも封印の洞窟を調査しろだなんてギルドマスターも無茶ぶりよねぇ 人間:見た感じ冒険者っぽいな 接触してみるか?いやでもヴェルドラみたいに念話が通じるとは限らないし... 惜しいが今はやめておこう お二人とももっと寄ってくださいよ あっしの隠密技術を発動させやすから 人前に出るのはせめて喋れるようになってからだ なんというドリーム技術...! 覗き見し放題かケシカラン奴め ...後で友達になる必要がありそうだ ジュラの大森林近辺の小国ブルムンド王匡 君を呼んだのは外でもないよギルドマスター 〝暴風竜〟ヴェルドラ消滅の件だ これにより魔物の活性化が予想される ギルドとしての対策を聞かせてくれ ブルムンド王国大臣ベルヤード男爵 対策を立てるのは国の仕事でしょう ル自由組合支部長フュース 我々はボランティアではありませんよ男爵 情報がいるんだフューズ 白髪増えたんじゃねぇか 事は魔物の活性化だけでは済まない可能性もある 抑止力が消えた今東の帝国の侵攻を遮るものは何もない ...わかったよ幼馴染の誼みだ調査だけは俺がやってやる 纏まってもいないジュラの森周辺の国家など瞬く間に支配下におかれてしまうだろう いいさヴェルドラの消滅は俺も気になっていた 理由もなく消えるはずがない 封印の洞窟で何かがあったんだろうよ 冗談じゃないぞこんなおっかない... よく見たらあんまり怖くないかも そうだヴェルドラに比べれば かわいいもんじゃないか ふむ「水刃」思ったより強力だな コイツの溶かす息も相当だったけど 告。嵐蛇を「捕食者」にて捕食することを推奨します。 魔物の種類もわかるんだ... てか捕食しろってなんだ?大賢者 解。対象を捕食し解析することでそのスキルを得ることが可能です。 じゃじゃあさっそく... スキル「熱源感知」及び「毒霧吐息」を獲得しました。 なお、解析の済んだ対象には〝擬態〟が可能です。 擬態ね...こんなカンジか? まてよ?あれを食ったらもしかして: 「毒霧吐息」は封印しよう... スキル「吸血」及び「超音波」を獲得しました。 ふふふ「大賢者」よなぜ蝙蝠を捕食したかわかるかね? 解。発声器官を模すためと思われます。 スキル自体はどうでもいい 「超音波」を発する器官を再現すれば喋れるようになるんじゃないかと考えたのだ それともこんな感じか? こうして俺は寝る間も惜しんで〈寝る必要ないけど〉発声練習に勤しんだ もちろんその間しょっちゅう魔物に襲われるので、 「水のい..「水のじ!アルアレ!「水田! スキル「粘糸」及び「鋼糸」を獲得しました。 スキルゲットで自分の強化は怠らない ワレワレハウチュウジンデアル いよいよ洞窟から旅立つ時が来た 思えば結構沢山の魔物を撃退してきた 油断は禁物だがタイマンなら大抵の魔物には負けないと思う 森の中の洞窟だったのか 洞窟内であれほど魔物に襲われていたのが嘘のようだ そういえば一度だけ発声練習中に... 『げえごうのすりさえかいじゃーすいぎょすござうまっうんこうまうふうじゃ、まっこうねるとすまくこういいアニスにのようになりますが、 いいかんかごーんだいてーはいはいばばしばらしゃいけどが こんばこびーのぼんぼこなーみた まるで俺が怖いみたいな.. それにしてもゴブリンとかいるんだな それにしてもコフリンとかいるんだな まぁスライムとかドラゴンがいる世界だもんな でこいつら俺を襲うつもりなんだろうか? 正直こいつ等の攻撃でダメージを受ける気がしない そう言えばなんで言葉が理解できるんだろう? コノ先ニナニカ用事ガオアリデスカ? 解。意思が込められている音波は「魔力感知」の応用で理解できる言葉へと変換されます。 なお「思念」を乗せて発声すれば会話も可能です。 俺はスライムのリムルという グガッ強キ岩ヨ!アナタ様ノおカハ十分ニワカリマシタ ドウカ声ヲ鎮メテ下サイ! えっと...思念が強すぎたかな? すまんなまだ調整が上手く出来なくて オオソレオオイ我々二謝罪ナド不要デス! で俺になんか用?俺はこの先に用事なんかないよ? 左様デシタカコノ先ニ我々ノ村ガアルノデス 強カナ魔物ノ気配ガシタノデ警戒二来タ次第デス 俺の「魔力感知」ではそんなの感じないけど... グガッグガガッゴ冗談ヲ 我々ハダマサレマセンゾタダノスライムニソコマデノ妖気ハ出セマセヌ そんなものを出した覚えは... 大賢者「魔力感知」の視点を切り替えてくれ自分を見たい そういえば、それでも、そういうことで、 ...そういうことで、そういうことで、 勿論デス!漂ウ風格マデハ隠セマセヌ! ひっこめ!ひっこめー! 社会の窓を全開にしたまま大通りを闊歩していたがのような気分だ 助カリマスソノ妖気二怯エル者モ多カッタノデ ははは...いやなに妖気を出していないといろんな魔物に絡まれるからな ということにしておこう... その後もしばらくゴブリンとの会話を楽しんでいると 話の流れで村へお邪魔することになった どうやら泊めてくれるらしい 彼らの言葉も次第にクリアに聞こえるようになってきた 「魔力感知」での聞き取りに慣れてきたのだろう お待たせいたしましたお客人 大したもてなしも出来ませんで申し訳ない あぁいやいやお気遣いなく 私はこの村の村長をさせて頂いております それで?何か用があるから自分を招待してくれたんですよね? 貴方様の秘めたるお力息子から聞き及んでおります 我らの願い何とぞ聞き届けては貰えませんでしょうか 内容によるな言ってみろ ひと月程前この地を護る竜の神が突如消えてしまわれました 竜...いっぱどうか? その為縄張りを求める近隣の魔物達がこの地に目を付けたのです 中でも牙狼族なる魔物は強力で 絶望的な戦力差だな... ...リグルが牙狼族との死闘を経て手に入れた情報ですから リグルは私の兄ですさる魔人より名を授かった村一番の戦士でした 兄がいたから我らはまだ生きているのです ...もういないのか?リグルは ...自慢の息子でした 息子の誇りにかけて我らは生き残らねばなりません 弱き者が散るのが宿命だとしても 俺がこの村を助けるならその見返りはなんだ? お前達は俺に何を差し出せる? 本当は気まぐれで助けてやってもいい 強き者よ我々の忠誠を捧げます! ただちょっと体裁を整える必要があるだけだ ああ?しょーかないな... 何のかんの言って俺は頼まれごとに弱かった 牙狼族の遠吠えだ...! いよいよ攻めにくるのか!? オレたちみんな食われちゃうんだっ ケガ人や女子供だっているんだぞ お前たち落ち着きなさい: 暴風竜ヴェルドラに代わり ああお前たちのその願い このリムルーテンペストが聞き届けよう! 我らに守護をお与えください さすれば今日より我らは貴方様の忠実なるシモベでございます! 元の世界のネタが通じない ...皆牙狼族にやられた者です 中にはもう長くない者もおります.. よしよし上手くいったな 蘇生の力をお持ちとは.. 実はコレ体内で回復薬をぶっ掛けてから吐き出しているだけである 回復薬なんてどこで手に入れたのかって? 実はそれと知らず原料を大量に食ってました そうまだ目も耳も利かなかったあの頃、 ひたすら食っていたあの草 正式名称「ヒポクテ草」 「草の汁と魔素を融合させると回復薬になります」 なんて言うから体内でコネコネしてみたら そんな訳で俺は回復薬を大量に隠し持っているのだが、 この様子を見るにけっこう優れものなのではなかろうか この様子を見るにけっこう優れものなのではなかろうが ご命令の「柵」を皆で作ってみました...いかがでしょうか? ちょっと強度が不安だが時間もないしこんなもんか そういうことで、そういえば、 そういえば、そういえば、 ...そういうことで、そういうことで、 それでも、そういうことで、 洞窟の蜘蛛が使っていたので奪った リムル様この糸は一体... 迎え撃つ準備はこんなところか 今夜あのゴブリンの村を滅ぼし ジュラの大森林への足がかりをつくる。 怒らに邪竜の加護は既にない 奴らに邪竜の加護は既にない オヤジ殿あの者です例の: ...お前が見たという異様な妖気をまとう魔物のことか? ただのスライムではないか 一度しか言わないからよく聞け このまま引き返すなら、何もしない さっさと立ち去るがいい 人間の村によくある柵か スライム風情が生意気な あの程度の木切れ我らの爪や牙の前には... バカなっ一体何が起こったと...っ てっきり柵を補強していたのかと... 補強に使ったのは「粘糸」だ 矢と「鋼糸」を避けながら柵に突撃は難しいだろう。 仮に辿りついても... あり得ん!我ら誇り高き牙狼族がゴブリンやスライムなどという下等な魔物に翻弄されているなど!! 糸の罠は仲間の血で見える上に 我が爪と牙を以ってすれば切断も容易い 調子に乗るなスライム如きが!! ひねり潰してくれる!! ...そういうことで、... 「粘糸」だ残念だったな それでも、...それでも、それでも、 そういえば、これからは、 それでも、そういえば、 ...それでも、それでも、 そういえば、それでも、 ...そういえば、そういうことで、そういえば、そういうことで、そういえば、そういえば、そういうことで、そういえば、 そういうことで、そういうことで、そういうことで、そういうことで、そういうことで、 それでも、それでも、そういうことで、そういうことで、 聞け牙狼族よ!お前らのボスは死んだ! 選ぶがいい服従か死か! あしまった逃げ出してもらうのがベストなんだがうっかりノリで二択を迫ってしまった 服従するくらいなら死を!的に一斉に向かうってきたらどうしよう ...あれ?動かないな 統率者を失ったせいで、決められないんだろうか ユニークスキル¡捕食者 :ひとつ後押ししてやるか 牙狼族の解析が終了しました。 今回だけは見逃してやろう 我に従えぬと言うならば ここの場より立ち去る事を許そう!! 我ら一同資方様に従います! だいぶ野性味のある所帯になったな いえ魔物は普通名を持ちません さてとこれからこいつらに指示を出して村を整備していきたいんだが... そう言えば村長お前の名は? 名前がなくとも意思の疎通はできますからな でも俺が呼ぶのに不便だな お前たち全員に名前を付けようと思うがいいか? おおうじゃあまあ一列に並ばせてくれ そんなに名前が欲しかったんなら自分でつければいいものを... ええと村長とその息子は 村一番の戦士だったリグルの身内だと言っていたな では父親の村長は〝リグル・ド〟だ 弟のお前は兄の名を継ぎ〝リグル〟と名乗れ さて他のヤツらはどうしよう まぁなんだネーミングセンスは期待しないでもらいたい こんだけいると熟考してるヒマもないしな リムル様大丈夫なのですか リムル様の魔力が強大なのは存じてますがそのように一度に名を与えるなど: こんな嬉しそうに並ばれちゃ途中で切れないしなぁ... えーとお前は牙狼族のボスの息子か な...なんだこの虚脱感... あやばい「魔力感知」も切れた くそ周りの状況がわからない おい大賢者どうなってる!? 酔ったいな体内の魔素残量が一定値を割り込んだため、 低位活動状態へと移行しました。 だって名前つけてただけだぞ? そのように一度に、名を与えるなど... そんなんで魔素を消費するなんて知らな... ...もしかして魔物にとっては常識だったとか? 言えよっ!!...いや言われたけど 「魔力感知」が切れてしまったので見えないし聞こえないが、大事に扱われているのはわかる ひっきりなしに拭かれる うーんこれ美人看護師さんとかだったらテンション上がるんだけど ゴブリンなんだよね.. ...あでも見た目はシュールだけどけっこうウレシイ お加減はもうよろしいのですか? リグルド様を呼んでまいりますね リムル様!お目覚めになられましたか! おおリグルドさっきの女性は さぁこちらへ宴の準備が出来ております ...なんか絶対皆デッカくなってるよな...? 御快復心よりお慶び仕ります!! リムル様がお目覚めになられた 皆宴の準備はできておるな? 名前を付けただけでこんな風に進化しちゃうだなんて ...ホント訳わからん リムルの名付けにより、男根族お進化した姿。ランガは同胞・この完全支配を成し遂げ、牙狼そく...テンベストウルフ旗は嵐牙狼族ィと種族進化を果たした 皆の進化と戦の終わりを祝って 見つめてないでしろよ乾杯! リムル様「かんぱい」とは一体: え?ああなんだ知らなかったのか よく考えたら前世の社会常識が通じるわけがないか こうやってコップを掲げてな... そもそも人間ですらない訳だしな 料理?もよく見れば生か焼いただけだし 羞恥心もあんまりなさそうだし ...課題が山積みだな 皆広場に集まれ!リムル様より大切なお話がある なんだっていいさ!!んに様のす言葉を言った。 リム様、今朝も神々しい... 昨日の中度うまかったねー わたしいの様のお身体をお拭きしたのよ いいに様って気品あるよねー あやっ、あのとには何だろう... きっと深い考えがあありねんだろうぜ 俺の持ちネタ〈校長のモノマネ》も通じないだと!? デキる大人の高等テクだ 見ての通り俺たちは大所帯になった そこでなるべくトラブルを避けるためルールを決めようと思う さて、反応はどうだろうか 何故人間を襲ってはならないのでしょうか? リムル様のご意思を...! 疑問を持ってくれて嬉しい俺の言葉を真面目に聞いてくれてるって事だしな なるほど!理解しました! いやええとな人間は集団で生活してるだろ? 彼らだって襲われたら抵抗する 数で押されたら敵わないだろ? そういう訳でこちらからの手出しは禁止だ 仲良くする方が色々と得だしな さすがリムに様た人間にまでお詳しいとは もちろん本音は人間が好きって方だけどな そんな所だなるべく守るようにしてくれ さてルールの次は役割分担だ警備担当と狩猟担当と村の整備担当と: 君をゴブリン・ロードに任命する 村を上手く治めるように ははぁ!!身命を賭してその任引き受けさせて頂きます うん俺は基本口だけ番長で いずれ人間の町にも行ってみたいし 俺の指示がなきゃ何もできないんじゃ困るしな と丸投げしてみたわけだが... 建て直してこれなのか? お恥ずかしい話です.. まぁリグルドの采配が悪いわけじゃないさ 建築学も知らなきゃこんなものだろう 俺も生前はゼネコン勤務だったので良し悪しはわかるが 技術は持っていないさてどうするか... こうなると技術者との繋がりが欲しいな... 今まで何度か取引をした事のある者たちが居ます 器用な者達なので家の作り方も存じておるやも! 取引相手か何ていう者達だ?あ ドワーフっていうと...あれか? 鍛冶の達人というイメージの... 存じておりますともゲームや映画でな! 嵐牙狼族の脚ならばもっと早く着くかと なるほど河沿いなら迷う心配もないな リグルド準備は任せてもいいか? !!昼までには全ての用意を整えましょうぞ! 今俺はお供とドワーフ王国へと向かっている 落ちないように粘糸で身体を固定しているが 〈谷を駆け下りる時など恐怖体験だった チラッとゴブリン達を見たらすごいことになってたしな あいつらの体力が心配だが このスピードじゃ会話もままならないな... おーいお前達大丈夫か? 牙狼族より獲得したスキル「思念伝達」を使用しますか? おそういやそんなんも手に入れてたっけ 進化のお陰か我々もそれ程疲れなくなっております そう言えばリグルの兄貴も誰かに名前を付けてもらってたんだろ? はいですが今の我々程の変化はありませんでした 兄はその昔村に立ち寄った魔王軍の常部ゲルミュッド様に命名されたのです いずれは部下に欲しいと 名付けによって進化する ただし名付け親によってその程度も異なるってことか しかし今なんかすごい単語を聞いたぞ 人間の国を攻めたり世界征服とかやっちゃうのか? やはりあるのかそういうの!! っていうかその場合俺はどっちの陣営になるんだろう: ゴブタお前はドワーフ王国に物々交換に行ったことがあるんだよな? えええっとっすね正式には「武装国家ドワルゴン」というっす 天然の大洞窟を改造した美しい都っすよ ドワーフだけでなくエルフとか人間もいっぱいいるっす でも魔物の俺たちが入っても大丈夫なもんなのか? ドワルゴンは中立の自由貿易都市 王国内での争いは王の名において禁じられております ドワーフ王率いる軍は不敗を誇るのだとか なるほどな無敵のドワーフ王の不興を買おうとするアホは少ないってことか じゃあ自分からちょっかい出さなければ大丈夫かな 自分が行った時は門の前で絡まれたっすけど トラブルなんて起こり得ませんよ なんか今盛大にフラグが立った気がしないでもないが ゴブタが頼りないだけかもな多分大丈夫だろう る留守番...ですか? さすがに腰布とデカイ狼の集団じゃ悪目立ちするからな ここから先へは俺と案内のゴブタだけで行く リグル達は俺達が戻るまで森の入り口で野宿していてくれ 結構しっかりチェックするんだな 中に入ったアトは自由に動けるんすけどね おいおい魔物がこんなところにいるぜ? まだ中じゃないしここなら殺してもいいんじゃねぇの? おい荷物置いていけよそれで見逃してやるよ 人間に絡まれましたフラグ回収です。 なんでコイツ追化前とあんまた終わってないんだろう... 可能性的なものが伸びたんすよ!! どうしてこうなった!? で?言い訳を聞こうか? この人はドワーフ王国警備隊隊長のカイドウさん スライムの身体じゃあ牢の格子なんて簡単に通り抜けられるだろ? 俺を酒樽につっこんで牢に放り込んでくれた張本人だ 誤解されては困るのでハッキリ言っておく 自分たちは入国審査の列に並んでただけですって おいおい魔物がこんなところにいるぜ? まだ中じゃないしここなら殺してもいいんじゃねぇの? おい荷物置いていけよそれで見逃してやるよ はいっす!「人間を襲わない」! うむでは少し目を瞑り耳を塞いでおくんだ ?よくわかんないっすが了解っす! おい!雑魚い魔物のくせにこっち無視してんじゃねーよ! てめーに決まってるだろうが! スライムなんざ雑魚中の雑魚だろ! じゃべるは珍しいけどね ほう?俺がスライムに見えるのか? どっからどー見てもスライムだろうがよ! どうやら痛い目見ないと自分の置かれた状況が分からねぇみたいだな... えぇ?スライムさんよぉ こいつふざけやがって.. クククいつから俺がスライムだと勘違いしていた? 違うってんならさっさと正体を見せな!! まぁ違わないんだけどね どうだ?これが真の姿(ウソ)だ うまく手加減できる自信もないし、この姿にビビッて逃げてくれるといいんだけど!! ハッタリだろ?見た目だけ厳つくしてもスライムはスラームだぜ!! お前らいい加減にしろ!! ダメージなこともしわざわっ いや...被害報告とかいいから こらー!そこのお前ー!! えーと...てへぺろ! ...というのが事のあらましです ね?俺悪くないでしょ? うーん...まぁ見ていた者の証言と概ね一致するが: 隊長大変だ鉱山でデカイ事故が起きた! なんでもアーマーサウルスが出たとかで.. 町に出てくる前に仕留めんと...っ すでに巡回のヤツらが討伐に向かってます 魔鉱石の採取のため奥まで潜っていた鉱山夫がひどい怪我を負ったようで... なにっ!?ガルム達が!? 戦争の準備だかで回復薬の類は品薄だ 馬鹿言うな!あいつらは俺の兄弟みたいなもんなんだ そう簡単にくたばってたまるか! とにかく今あるだけの回復薬で... あっおい何勝手に出てんだお前! まぁまぁそれどころじゃないんでしょ? これっち必要なんじゃないですかね 回復薬ですよ飲んで良し!かけて良し!の優れもの! ご存知俺(大賢者)特製の回復薬だ まぁ魔物から提供された得体の知れない薬なんて普通は試そうとしないだろうけど 旦那の兄弟分このままじゃヤバイんでしょ? はいはい。でそこではほとんど ありがとうございましたが、しっかりしてるから、なるか何といないのかはわからなかったのかもしれません。 他に打つ手がないんじゃとりあえず試してみちゃどうです? お前らここから出るなよ! 隊長マジすかアレ魔物でしょ!? うるせぇ!さっさと案内しやがれ!! 暇つぶしに糸を操る練習をしていたのだが、 結構すごい域に達しているのではないだろうか 助かった!ありがとう!! あんたがくれた薬じゃなきゃ死んでた! 今でも信じられんが千切れかけてた腕が治ったんだよ いやホントあんなすごい薬は初めて見たぜ 俺に出来ることなら何でも言ってくれ この一件でカイドウは俺を信用してくれたようだ 釈放された俺たちはカイドウの紹介で鍛冶屋に行く事になった スチーム(パンク... 中でも特に武器防具がすごい この辺とかなんか薄ら光ってるし あそれそれそれ打ったヤツだよ なんだカイドウか悪いが今忙しいんだ 急ぎでないなら目を改めてくれ ああどうもリムルの旦那! カイジンさんこの方ですよ 昨日俺たちを助けてくれたスライムは そうだったのか礼を言う すまんが今ちょっと手が放せなくてな 親父さん相談してみちゃどうです? いやいいよ邪魔して悪いな いやいや相談しても無駄だろ でもあんな不思議な薬を持っていた方ですぜ おいおいただのスライムに何を期待しているんだよ ...しかしまぁ恩を売っとくのもアリか 聞いてみないと役に立てるかわからんけど 国が各職人に割り当てた仕事だ 引き受けた以上出来ないじゃ済まされねぇ ああそれはただの鋼の剣だよ 今回の依頼は「魔鋼」を使った長剣だ 普通の剣とどう違うんだ? おやこの剣も光って見えるな 魔力を馴染ませやすい「魔鋼」を芯に使ってある かんたん簡単に言うと使用者のイメージに添って成長する剣なのさ まず引き受けなきゃ良かったのに 俺だって最初は断ったさ したらあのクソ大臣のペスターの野郎が... 「名高いカイジあろうお人が、コノ程度の仕事も出来なですかな〈笑〉 とかこともあろうに国王の前で言いやがって...! 自由組合へ採取依頼は出したのか? 知り合いに融通してもらうとか やれることはやったさでも絶望的だ ふむそのベスターって奴が「魔鋼」を買い占めてカイジンを陥れようとしている...ってのは考えすぎか ところで大賢者さんちょっとよろしい? 俺洞窟で鉱石見つけ次第喰ってたよなあれってひょっとして... 解。個体名ヴェルドラーテンペストの魔素を受け超高純度となった魔鉱石です。 ...とまぁこんな状況よ なお精製すれば「魔鋼」が抽出できます。 俺たちの村に技術指導として来る気はないか? いやー親父さんの打つ剣気に入っちゃって いいん様が戻られるまでこの村は私が守る!! ああリムルの旦那のおかげで無事に納品できたんだ 綺麗なお姉ちゃんもいっぱいいるから! ...仕方ない付き合ってやるか そそっ若い娘から熟女まで! !!いらっしゃいませー なんなの!?全力で「魔力感知」を発動してるのに!! く...挑戦か?俺に対する挑戦なのか!? このお姉ちゃん達絶妙に見えないラインを死守しておるわ! えーと...楽しんでくれてるみたいでなによりだ いや本当旦那には感謝してるんだ お陰でドワーフ王への面目が立つ カイジンの一振りが素晴らしかったからな 俺はそれを複製しただけだ しかし恐れ入ったよ俺の渾身の一振りがまさか数秒で量産されちまうとはね あんたは最高の職人だよカイジン それでな旦那村に来ないかと誘ってくれただろ?あれなんだが.. あ、ママさんさっきの美味しいのおかわりもらえる? スライムさん味わからないんじゃなかったの? キレイな人にお酌してもらえたら何でも美味しく感じるんだよ カイジンはこの国の職人だし王に恩義もあるだろう 義理堅い性格のようだし無理を言って困らせたくない あちなみにゴブタは留守番な もう十分見返りはもらえた感じだしな ねぇねぇスライムさんこれやってみない? けっこうすごいって好評なんだから それを使って一体どんな妙技を...!? 何を占ってくれるんだ? スライムさんの「運命の人」とか! 「運命の人」かぁ...普通に考えたら「嫁」ってことだよな はたして今世の俺には嫁ができるのか!? ...待てよ?今の俺はスライムなわけだし いやよく考えたら、スライムって性別ないんじゃないか? どうやって増えるんだ?分裂? そもそも「運命の人」!!「嫁」とは限らないよな ヴェルドラとの出会いだってある意味運命的だったし ...ん?生前最後に見た夢!? 俺はこの女を知っている気かする 会ったことはない...と思う けどどこかで見たような けどどこかで見たようなー あの俺こと美少女(少年)に似てるのか!? おいその人もしかして.. シズエ・イザワじゃねえか? 見た目は人間の若い娘さんだが何十年も活躍してたんだ 今はもう引退してどっかの国で若手を育ててるんじゃなかったかな シズエ・イザワ...いざわしずえ? やっぱりどう考えても日本人の名前だよな スライムさん運命の人気になるんだ? 気になるっていうか... 同郷者なら会ってみたいんだよな... おい女主人!この店は魔物の連れ込みを許すのか? いいえ魔物といいましても紳士的なスライムですし... スライムは魔物じゃないとでも抜かすか!? まずいな...大臣のベスターだ カイジンを陥れようとした〈と思われる〉ウワサの腹黒大臣か なる程いかにも神経質そうな... ふん!魔物にはこれがお似合いよ :大丈夫だよお姉さんこそドレス濡れなかった? もちろん内心は激おこだ いいよ大したことじゃない 俺の短気でカイジンやこの店のママさんに迷惑は掛けられない よくも俺の恩人にケチつけてくれたな ききっ貴様!誰に向かってそのような口を... 悪かったなママさん店を汚して いいのかカイジン相手は大臣なんだろう? この国に居られなくなるんじゃないのか? なに俺の帰る場所はあんたが用意してくれるんだろう? ...でも王のために頑張ってたんだろ? 恩人を蔑ろにしてお仕えしたところで王が喜ぶもんか へっやっぱりそれを気にしてたのかい ここで応えなきゃ俺は王の顔に泥を塗っちまう だから旦那について行かせてくれ! 実はその言葉を待っていたんだ だと思ったぜわはははっはは 細かいことはいいカイジンが来てくれるというのなら俺は受け入れるだけだ ...って格好つけても 一国の大臣を殴ったのは見逃されないよねやっぱり 一国の大臣を殴ったのは見逃されないよね、やっぱり 兄貴にリムルの旦那:何をやっているんだよ フン!バカにお灸を据えてやっただけよ! そんな訳で俺たちは王宮へと連行された この世界に来て初めて本当の〝危機感〟を覚えた この男間違いなく強い!! ヴェルドラのスライム観茶日記 真紅の小さな口唇黒銀色の長髪を、一つにまとめて垂らしておった身長はそんなに高くなかった。やや小柄でほっそりとした体型、その輪郭から推測するに女性であろうな。眼はマスクで隠されていたが、その美しさを隠しようもない。 ヴェルドラのスライム観察日記〜〜出会い編〜 再びどこかで復活するからな。 らわせられたなら、それだけで良かった その時には我の自我は失われ、別の自我が生まれる事になるだろうが...そ、れを悲しいと思う事もない。むしろ、楽しみできえあったわ。一故に、我はひたすさらに退屈を我慢しながら、やがて来る滅びの時を待ちわびておったのだ。 そんな我の前に現れたのが、あの暢気なスライムだったのだよ。 ボフュンと勢い良く、ビタンと無遠慮に、我にぶつかってきおった 我に触れるなど、高位の魔物でさえも難しいだろうよ。 しかし我には、予感があった。この出会いは、きっとそれ以上の価値がある、と我に何かをもたらしてくれる、そう思えたのだ。今まで外れた事のない予感を信じて、我はそのスライムとの交渉を試みた 正直言うと、驚いた。自分で言うのもなんだが、我から洩れ出る妖気は濃く、魔素濃度は非常に高いのだ。故に、我の前に立てる者は少ない。この封印された状態でさえ、下等な魔物達では近付く事すうら出来ぬのだから。まして、そんな魔素の塊でもある 我は興味を持ち、話しかけてみる事にした。目我もないような魔獣や、生まれたてである可能性もあったのだが、そんな事はこの際どうでも良い。退屈を紛 トラスキルを教えてやった 次は、会話だ。『おい、返事をするが良い』 エクストラスキルを簡単に覚えたのも、まあ当然と言えような ハゲーこの我に向かって、ハゲとはなんだ!? そのスライムの思念に憤慨した我を怒らせるとは大したものよなこの偉大なる〝竜種〟に、ハゲと言うその勇気。それは認めてやってもいいかも知れぬと思ったのだ。 我はわくわくしつつ、そう話しかけてみた。我ほどになると、目の前の者達の思念をある程度盗み読む事が出来る。あくまでも表層心理だけだが、結構便利なかなのだよ他人と会話する経験さえ滅多にないこので、我は返事も待たずにそのスライムの心を読んでみたのだが...無茶言うな、ハゲ!!」ぶち殺すぞ、ここのスライムが!! 聞こえるか、小さき者よ?まずは「念話」にて、心に直接話しかけてみる。そしたら、「面白いように反応があったのだ。そのスライムは心の中で、激しく葛藤し始めた。これでスライムに、自我はあるのだと判明する それからスライムとの会話に成功し、目も見えず耳も聞きこえぬというそのスライムに『魔力感知』というエクスの 耳を疑った。スライムの分際で、いやそれ以前に――我は今まで、友達と呼べる者はいなかった。喧嘩する相手はいたが...。まあなんだこのスライム、我が友達になってやらんと泣きそうだし、仕方ないどうしても、と言うっておるからな なんとビックリ異世界の人間が転生して、スライムになってしまったといういやはや、流石にそれは希少な事例であろう。この世界の事象の記録を読み取れる我のカーユニークスキル『究明者』を以てしても、そんな事例を発見出来なかったのだから。やはりこのスライムは、思った以上上に興味深い存在であるらしい我は俄然、興味を持ったその時だ。『一俺と友達にならないか?』 会話していて気付いたが、このスライムの知能は異常に高い。生まれたての魔物では有り得ないので、間違いなく前世の記憶持ち希にある話なので、それだけならそう驚きはしなかった。しかし話を聞くと、どうやらそれだけではなかったよ それで我に感謝感激するかと思ったら、我を見て怯える始末。だが、かなり図太い性格をしているのか、あっと言う間に慣れたようだ。それはそれで面白くないが、まあ良しとする ◆ゴブリン村の守護者の 「しょうがないヤツよ、まったく。 という訳で、我は今、リムルの眼を通して外の様子を観察しておるどうやったのか、だと?馬鹿め、我は偉大なる〝竜種〟だぞ?リタガリ 何を願ったのかは知らぬがとんでもなく当たりの能力を獲得したようだぞ。もっとも、リムルのヤツは能天気だから、自分がこんでもない力を得た事に気付いていないようだがなそれはそれで面白そうなので、我もいちいち教えてやらなかったのだよ、クックッグ こうして、我はそのスライムにアリムルノという名を授け、唯一無この友達となったのである。これが我、ヴェルドラーテシペストと、リムルーテシペストの出会いであり、物語の始まりなのだよ ここは我が、ひとつ大きな気持ちで引き受けようではないか断ったら泣きそうだしな。 そんなもん、我のユニークスキル「究明者」を駆使してリムルと共通の〝名〟に下渉し、その得た情報を転送さ 我はリムルを信じ、その『胃袋』に収納されておるこやつの能力も大概にふさけたもので、生まれながら、にュニークスキル。捕食者」を所持しておったそうだ異世界からこっちに界渡りする際には、適性が無ければ死ぬ事になる。逆に言えば、適性があれば大量の魔素をーークスキル取得して、頑強な強さを得られる訳だ。その魔素を消費し、彼らが望むカーー個有能力を獲得する者が大半なのだよ。我らはそんな者達を、「異世界人〟と呼んでおるリムルのヤツも同様で、こっちの世界に生まれ変わる際に、そうしたかを獲得したそうだ。スキリ だからこれは無駄ではなく、必要な行為なのである 事しか出来ぬので、この勘違いを正してやれぬのだ見ていて面白いしな。 多分だが、腹が減らないから忘れておるのだろうな なんとも抜け目がないようで、抜けたスライムである事よ そうこうして洞窟内で自分の力を確かめたのか、ようやく外に出る気になったようだ。臆病というか、慎重といつか、どっちが正解なのか、我にもよくわからんなリムルのヤツは、慎重なようで大胆なところがあるからな今もまた。矮小なるゴブリンなぞに囲まれ、戸惑っておる我なら既に皆殺しにしておるが、リムルの判断は違うようだ少しの交渉の後、なんとと妖気を綺麗に隠しおったほんの僅かに漏れ出てはいるようだが、これならば低級の魔物レベル。このゴブリン共にも舐められる...と思っ さてさて、村の防衛を請け負ったリムルだが、最初に行ったのは傷付けいた者共の治療だった。我の魔素をふんだんに浴びたヒポクテ草から、純度の高さい回復薬を精製した様子。こやつ、この世界に転生したばかりであろうに、どこでそんな知識を身に付けたのであろう?我と話しておった時も誰かと相談している風であったし、ひょっとして...。我のユニークスキル『究明者こでも、リムルの心の深奥は窺い知れぬ。もしかすると、リムルが持つ能力は、ユニークスキル・捕食者』だけではないのかも知れないな。我が囚われている『無限牢獄」を「解析鑑定」するには、ユニークスキル『捕食者』は向いていない。何かもうつの隠し玉を持っていると考えるべきなのだ。 このリムルの行動は、そんな事を我に思わせたのだった。 しかしリムルは、迷わずそれを選択した。その結果、我と違って・孤高ではなくなっておる。ひょっとして、我が間違っておったのか?我は自分の生き様を後悔してはおらぬが、もしかしたら違うう竜生があったやも知れぬ たら、話は変な方向に、ゴブリン共に忠誠を誓われ、助ける事になった様子なんでそんな事になるのか、我にはサッパリわからない。こんな下等な者共を相手にした事など、我には経験がないい。そもそも、こんな者達では我の前に立つ事も出来ない 我が心を盗み見しているのを感知し、妨害されたようだ。やはり思った通り、リムルは何か隠している能力があるるようだな親友たる我にまで秘密にするとは、リムルもつれないなまあそれは置いておいて、漫画や小説?こっちの方が気になるぞ他にも映画やアニメなんていう言葉もあり、我の知的好奇心をバシバシと刺激しておる そういえば我と出会ってた時も、自分の能力と会話しておったな。あれは確か:::何と言ったのか?、少なくとも、「捕食者」ではなかったぞ、リムルのヤツは確かに能力を思い浮かべていたが、我には聞き取れなかった。まさか、妨害されていた?そう考えれば納得出来る。スキルが自分の意思で妨害するなど有り得ぬし、普種”たる我を欺ぐとはリムルもなかなかやりおるわなるほどな。無用心なようでいて、思った以上に用心深いやはり面白いヤツだな、リムルは ーーー』が最適化させたのだと、 何々?少年はやがて王となる、だと?実に興味深い これは調査が必要である。我は、無限年獄』の解除に向けているユニークスキル『究明者』のリソースを少し割いて、リムルの深層記憶野への接続を試みた。これも抵抗にあったが、知的好奇心を満たす為に我は必死に頑張ったのだ。その甲斐あってか、深層記億野の一部情報が解禁されたのである。その副産物としてリムルとの情報共有がより円滑化されたのだが、それはまあ我にとっては好都合リムルがよく言う。計算通り、というヤツなのだ 敵軍の心を読んでいるとしか思えぬ程に状況を読み解く軍師が、主人公を助けておるなこの物語には妖術はあれど、魔法などによる華々しい活躍は描かれておらぬようだ。故に魔法での大規模虐殺などはなく、知略での戦がメインとして描かれておる。今のような状況には最適の知識よななるほどな。こうした書物から得た知識で、リムルは狼共に対処しておる訳か戦闘状況を見てみれば、狼共は罠に嵌り、雲者たるコフリン共に討ち取られておるリムル本人が戦えば簡単に皆殺しに出来るであろうが、敢えて弱者であるコブリン共に戦わせるーーその理由も考えてみれば当然よな。こうして自分達で戦わせる事で、この者共に自信と経験を与えておるのだ。それはリムルへの信頼となり、お互い そして得たのは情報の宝庫素晴らしい宝の山だった裏世界言語で書かれた物語だったが、言語の解析など我にとっては児戯に等しい。バスル感覚で簡単に解き明かす だがこの行為は、よっぽどの信頼関係がなければ行わぬ。我がリムルと名付けあったように、相互の力を交換しあうようにせねば危険が大きいからだ。何しろこの名付けというのは、名付けた者の力を信頼する子分に分けけ与える行為なのだよ自分の力が低下するので、我のようなこの世の上位者でも滅多に行わないのだ 員に名前を授けておったのだアホかーーーッ!?と誰に聞かれる事もなく絶叫したのは、言うまでもなかろう。 いを繋ぐ絆となる。いやはや、全てはリムルの思惑通りか相手がどのような術や能力を操れるのかを、ある程度は見抜けるようだしな。そういう風に相手によって戦術を考えるあたり、リムルは中々に策上であるようだ。我も負けてはおられぬ。もっとこれらの知識を読み漁り、大いなる英知を手に入れるとしよう それをこのリムルのアホは、自分の魔素を消費するだけでなく、我の魔素量までも利用して、魔物達に名を投げ この名付けという行為、魔物のそれは人とは異なる。一種の契約のようなもので、親子よりも強い絆で両者を懸 まさか、コヤツ...。まさか、そんなハズはない―そう思ったのだが、現実は非情であったわ。なんとも馬鹿げた事に、リムルは全 そして、絵画と文字で表現された奥深い物語を堪能しておった時、それは起きた急激な脱力感何が起きた!?と慌てて意識識をリムルに向けると、何やらゴブリンや狼を並べて一人一人に言葉をかけておる ◆目指せドワーフ王国の 我の魔素まで奪い、名付けを行ったのだし。今更文句を言っても始まらぬが、これでは『無限牢獄』この解除も遅れるやも知れぬお何?だったら漫画とか読んでないで、どんどん『解析鑑定』しろだと?「クアーーーッハッヘッハ。我は良いのだよ、我は。大体、その程度で遅れたとしても、誤差でしかないわ。だがまあ、この話は我にも都合が悪そうだし、ここれにて終了にしておこう リムルが目覚めた時、魔物達は進化しておった 温厚な我でも怒るというもの慌てて流出を防ごうとしたが、情報共有が円滑化した事でそれが困難となっておったここまで計算して我に許可「を出しておったとは!?好都合と思い油断したが、ここまでがリムルの計算だったようだ。恐るべきスライムめしかし我も負けてはおらぬどうにかこうにが、魔素が流出せぬよう邪魔をする。その行動は、リムルが低位活動状態になさるまで続いたのだった で、リムルの観察だリムルは人間共とも仲良くすると宣言したそれは良い。我も人間には興味があるし、知識だけではなく実際に町を訪れてみたいと思っておったしな竜の姿では戦いになるので無理だったが、リムルのようにに相手に合わせるならば、我でも人と交流出来そうだし、 ドワーフ王国に着いたのだが、早速絡まれたようだぞ人間は相手の力量を見抜けぬ者はかりなので、こうやって直ぐにちょっかいをかけてくるのだ我も何度か絡まれた記憶があるし、本当に反省!しない生き物のようだ。 ドワーフ王国に向かう事になったようだ。地を駆ける狼の背で、受ける風は気持ちいい。大空を音よりも速く飛べる我なので、地を走る事などなかった。体験して初めて知ったが、地面が近いからかして物凄く速く感じる。これは思っていた以上、に面白い体験であったわ それもこれも、この忌々しい『無限牢獄』を出てからの話よ。リムル達は、自分達で壊した村を再建する事にしたようだ。いつもの如くリムルの表層心理を読んでみると、自分が快適に楽しく暮らせる住処を用意する気でおった相変わらず自己本位な考え方をしておるが、それについては我にも異論はない。自分が楽しめぬ者に、仕者を幸せ福には出来ぬであろうしなもっとも我がそうであったように、自分だけが楽しんでいても駄目なのだと、リムルを見ていて気付かされたがな自分が楽しく暮らすには、皆も笑顔でいてもらわねばならぬのだ下等な者共と相手にしていなかったが、やはりそうれは間違いだったようだ。ゴブリン達も今ではホプゴプリンに進化して、高い知性と自分から進んで行動するやる気を見せておる。リムルこの考えるように、その内には文化や英術も芽生え、暮らしを豊かに彩るようになるやも知れぬ可能性の芽は摘み取るものではなく、育むものなのだ。我はこの短い期間で、リムルからそれを学んだのである 「隊長、大変だ!鉱山でデカイ事故が起きた!」ほらな? ...まあ、今のリムルは低級の魔物だし、仕方ないと言えばそうかも知れぬがなさてさて、絡んできたのは冒険者のようだが、御粗末にも程がある有り様だった。ビビッて逃げる事を期待したリムルが黒嵐星狼に擬態:してみせたのだが、それをハッタリと受け取ったようだ。この時点で、この冒険者達は考えが浅い。ただのスライムに知性などないし、まして変身するなど以ての外。どう考えても警戒すべきところを、その見た目から油断しまくっていた。ま、我くらいのものだな見た目に惑わされず、そのこの本質を見抜けたのはな。冒険者共は報いを受け、リムルの咆哮を浴びて恐慌に陥っておる。中には色々と漏らしておる者もい「るようだし、あれでは今後、この辺りを出歩けぬであろうな。「クアーーーッハッヘッハ!!」と笑っておる間に、事態は動いた。リムル達が捕まったのだ飽きさせぬな、我を笑い殺すつもりなのか?誤魔化そうとしておったが、下手な言い訳など通用するはずがない。リムルも抵抗はしなかったので、アッサリと年に入れられたのよリムルはスライムだから簡単に逃げられるだろうが、伴のゴブリンはどうする気なのやらしかしリムルに慌てる様子は見られないので、何か考えがあるのだろうな。あるのが、本当に?ちょっと我にも自信はないが、まあなんとかなるのであろう。コヤッは不思議な運を持っているので、こういう場合も何か都合良く、 警備兵共が慌てる中、リムルはちゃっかりと回復薬を渡しておる。これで自分達が敵ではないと、ドワーフ達に証明する気なのだろう。いやはや、抜け目のないスライムだな。この世渡りの上手さは、我も見習わねばなるまいよ ここでリムルを妬んでも仕方ない考えてみれば、リムルは我が覗き見せしておる事を知らぬのだし、残念だがここは一旦諦めるとしよう。しかし、覚えておくぞ。 今日初めて、我は打ち上げというものに参加した。リムルが困っていたドワーフの職人を助け、そのお礼にと誘われたのだ。どうやったのか知らぬが、またその隠しておる能力で剣の複製をしておった。その力を本当に隠す気がある。のか疑わしいが、リムルのヤツは堂々としておるから、かえって誰も突っ込みを入れられなかったみたいだな。我も同様だぞ。リムルなら何でもアリ、そう思えば不思議と納得出来るというものなのだ。そして打ち上げだが、これは良いものだ実は我も、人の食事というものに興味があったのだ。 ええい、忌々しい。リムルのヤツは「綺麗な人にお酌してもらえたら、何でも美味しく感じるんだよ」などと格好をつけておる。お前はいいよな、チヤホヤされておるのだから、我の事を忘れて自分だけ楽しむとは、友達甲斐のないヤツよ。だからさっさと舌を再現しておけと、この我が忠 話では知っていたので、どのようなものなのか是非とも試してみたかったのである。だがしかし、我の巨体では酒など飲めるはずもなく、今までは飲む機会など一切なかった。そこに訪れたこの機楽しまねば嘘というものよな「と期待しておったのだが、リムルに味覚がないのを忘れておったわ 我が復活した時には、必要ずここに戻ってくると!!そしてリムルのように、チヤホヤしてもらうのだ今までの我は愚かだったわ。人には恐れられるよりも、敬われる方が気持ちいいではないが、我も強さと格好良さをアピー少し、もっと皆から尊敬を集めねばなるまいよ。それにはリムルの名付けたホブプブリン共もうってつけだし、やはりリムルは深く物事を考えておるようだなリムルは人にとけ込むのが異常に上手い。今も占いなどしてもらい、店の女共と仲良くなっておるようだ。水晶にチラッと映った人物は、リムルの〝運命の人〟なのだと、顔に火傷の跡がある。ものの、かなり美しい女性のようだな、どことなく,勇者のと雰囲気が似ておるが、もしかしたら縁があるのやも知れぬだがまあ、それはそれとしてだ人気者になるにはどうすればいい?我もリムルのように、もっと人と仲良くなりたいのだこうしてはおられぬもっと参考資料を読み濮り、格好良い仕草やセリフを勉強せねばな むっ?何やら騒がしいぞ?我が気持ち良く勉強しようとしたその時、またも揉め事が発生したようだ。というか、リムルの行くと、ころには何かが起きる呪いでもかかっておるのだろうか?ちょっと目を離したら、すぐにトラブルに巻き込まれおる。見ていても巻き込まれるから、我が原因ではなかろ そして今回のトラブルは[リムルが目の前の痩せた男に水をかけられた上、「ー魔物にはこれがお似合いよ」と馬鹿にしたように言われ その時、リムルを恩人と呼んでいたドワーフが立ち上がった。何をする気だと見てみれば、なんとそのカイジンという名のドワーフは、憎たらしい大臣を殴りおったのだ我も思わず喝采したとも小気味良かったのは勿論だ ておった。この男、ワザとだな。問題を起こす気でやって来て、ワザとりんルにちょっかいを出したようだ。さて、どうするつもりだ?我ならば、とっくに消し炭にしてやるところだが、リムルのヤツはどう動く?興味があったので表層心理を読んでみれば、争うのは不味いと考えておるようだ。相手はこの国の大臣とやらで、殺せば面倒になるらしい。まったく、我ならそんな些細な事など気にせぬのだが、何を迷う必要があるのだ?なになに?ここで揉め事を起こすと、二度とこの国に入れなくなる、だとぅ!?イカン、それはイカシぞ!!ではどうする?我慢するのか?久方ぶりに我も狼狽えた偉大なる我が、こんな些事で狼狽えるーー昔ならば、絶対に有り得ぬ事であった。我を知る者に言っても、誰も信じぬであろうな。しかしそうか。楽しみを知れば、それを守る為に我慢も必要になるのが人とはなんと不便で、面倒なルールを作るのだろう。だが、そんなルールがなければ、皆が楽しむ事も出来ぬであろうな我はまた一つ、賢くなった気がするよ ドワーフ王ーガゼル・ドワルゴ だが何よりも、我が友リムルの為にカイジジは怒ってくれたのだこれを喜ばずして何とする。自分の事を馬鹿にされるよりも、友を馬鹿にされる方分腹が立つものなのだな。リムルと出会ってから、我は驚いてばかりいる。あの時の選択は正しかったー我はそう確信し、満足したのだよ。 しかしやはりカイジンの行為は問題となったようだリムル達は再び捕らえられ、牢に入れられたそして、難局を迎える事となったのだ。 リムルが危機感を覚えておるわそれも当然よな。この男、只者ではないぞ?今のリムルでは勝てぬだろう。さてさてどうするつもりなのか、我も楽しみに見学させてもらうとしよう。 マンガ版「転スラ」第一巻の発売日 いやー無事に単行本が出せて安心したよ なにせスライムと竜とゴブリンと獣とおっさんばっかだからな そっすよー美少年とか自分くらいっすからね そうですか大変ですね(棒) プレッシャーはんぱなかったっす しかし現状の登場キャラだけではいささか華が足りませんね いや心配することはない リムル様何を??お読みに...? 「転生したらスライムだった件」 いやここは村を治める私が...! あんなキャラやこんなキャラこうご期待 原作、伏瀬先生よりあとがき 『転生したらスライムだった件』ですが、とうとうコミッ という事で、コミカライズにあたっての苦労話などを一つ、思い返しながら語ってみたいと思います。 去年の年末、初めて川上先生とお会いしました。プレゼント用のサインをしつつの打ち合わせという、結構へドな状況だったのですが、それはまあ置いいておくとして...主題となったのは、二点。 漫画ならではの演出で、小説では出せない味が出ていると思います。 先ず最初は、冒頭部分での主人公の視野です。目が見えないという設定は、小説では問題なくとも漫画では大問題でしたけれど、そこは川上先生の技術でクリア!かなり素晴らしい感じに、視野が広がる様子を描いて下さいました。 冒頭部分には、登場人物が少ないという点です。いや、魔物とかは出て来るんですけどね、人間やャラが中々出てこないのでつまり、ヒロインが出ない!!もしかすると最後までビロインが出ない可能性もありますが、それ以前に、女性キャラが出ないのは考えものです。言ってしまえば、華がない。登場人物は、スライム、ゴブリン、狼、ドワーフ...ちょっと待てよ、絵面がとでも悪いんじゃあ...!?しかしそこは、川上先生がスライムを可愛く書いてくれた事で、なんとか凌げたようです。転生前が男だったとか、早々に読者の皆様の頭がら抜け落ちる事でしょう。 少年漫画なのに女の子キャラの出番がほとんどない一巻目ですが、それでも主人公リムルのスライムらしい可愛さで乗り切って欲しいい。そして是非とも、今後ともりムルの冒険にお付き合い願えれば、これに勝る喜びは御座いません。と、堅苦しく語ったところで、挨拶を終えたいと思います。てなわけで、今後とも『転生したらスライムだった件』を宜しくお願いします!! メアクター原案...パー先生やっぱー先生よと 昨日に本当にお前でどう本当におかしいございます まるっと試し読みパック 転生したらスライムだった仕 転ちゅら!転生したらスライムだった件著:菜々原作:伏瀬 転生しても社畜だった件著:明姉雫原作:伏郷 キャラクター原案:みっつばー 転生したら島耕作だった件そんな事をメルロー素標原作:での 生したら転スライムだった件それはまだ、原作・犬・ 魔物の国である魔国連邦と付き合いを始めた お前には使節団ではなくいち獣人族として 密かに魔国連邦を探って来い!! 任せるですカリオン様!! フォスはその使命必ず果たしてみせるです!! 一度目暮らしのクライトと 原作伏瀬機画目階タコキャラクター原集,みっつばー 来たです!魔国連邦首都リムル!! ふあー!道がスーッと真っ直ぐです ピシっとしたキレイな町です!! しかもデコボコしてないし砂っぽくないです!! 色んな種族がいるです!! 魔国連邦って弱い種族区別しないで受け入れてるですね ユーラザニアだと弱い種族は首都には入れないのに 魔物の国なのに弱肉強食関係ないです? 実力主義のユーラザニアとは大違いです ユーラザニアが実力主義って言っても 働いて納税すれば弱い種族でも首都の外でなら住めるし カリオン様と獣王戦士団がしっかり守ってくれるです 魔国連邦は弱い種族をどうするです? まさか弱い種族を奴隷みたいにビシバシ働かせてるです...!? 短い期間でこんな町を造っちゃうくらいですし!! もしそうだったら付き合うなんてとんでもないです!! これは気を抜かないでしっかり探るです...!! すごいっ!この串焼き肉肉汁じゅわわ! さっきのじゃきしゃき野菜とジューシーハムを ふかふかハンに挟んだやつもうまかったですけど やわらかお肉に香草がよく効いてて絶妙な味です! これはもう特別な時に出されるやつです!! このお芋を薄く切って揚げたやつです...! はいっはい。いいよ...!! パリパリ食感が、たまらないですっ止まらないですっっ でもこんなおいしいもの作るにはすごい大変な労働を... リムル様が考案されたんです!! 作り方を教わって今新しい味を開発中なんですよ ふあーっ!それはすごい楽しみです..!! 物々交換できそうなのあとこれだけです.. この国の食べ物見た事ないのいっぱいでついつい...おいしいし ちょっと使いすぎたですか? なくなる前に宿屋さん決めるです いいところに宿屋さんです ...ごめんねぇそれだけじゃ泊まれないわ これで何日か泊まりたいんですけど!! ...いっ一日も...? 屋根があれば納屋でもいいですけど... そういうのは出来ないね 戦って勝ったらタダってのは!? ユーラザニアではこの方法でだいたい上手くいったのに!! 一人じゃ危ないけど森で狩りするです!?今日は野宿になるかもですが... どうしようこれじゃ任務が遂行出来ないです...! 長期滞在を考えてるなら働いてみるのはどうだい? 街道整備で今働き手を募集してるはずだよ 狐の獣人族のフォスです!! この国に滞在したくて仕事探してるです!! こう見えて力には自信があるです!! この国はいい国だから気持ちはわかるぜ どんな種族でも働く気があるんなら大歓迎なんだが 働くとなると弱い種族の指示に従ってもらう事になるぞ? お嬢ちゃんユーラザニアの住民だよな 「魔国連邦の連中とは対等に付き合い礼儀をもって行動しろ!!」 って言われてるです気遣いはいらないです!! 懐が深いですリオン様は じゃあ遠慮なく働いてもらおうかな!! 私獣人族の中では成り上がりなんでそういうの気にしないです はい!どーんと任せるです!! なんとか働く事ができたですが住民じゃないよそ者を簡単に働かせて不用心じゃないです? うーんでもそのおかげで任務は続けられるし 街道整備っていかにも重要そうな所探れて助かるですが... その木持っていっていいかい? 同じ作業をずっとやるって大変です... おお嬢ちゃん新入りか俺達は猪人族のワイチニーゴとワイークだ はははそのうち慣れるさ まぁここが駄目でも他の仕事もあるから気にすんな そうそう得意な仕事を見つければいいんだ 俺達はこういう力仕事が性に合ってるからやりがいがあるぜ! お嬢ちゃんも仕事にやりがいがみつかるといいな!! お仕事くれたおじさんも 活き活きした顔で言うです ...食べ物屋さんの店員さん達も みんな活き活きした顔してたです きっとやりがいがあるからです それなのに奴隷みたいに働かされてるなんてないです ふう...魔国連邦の謎は深まったですけど 弱い魔物を奴隷扱いしてなくて一安心です だってあんなにいい顔してるです!! カリオン様見る目は間違いじゃ仕方ないんだ 魔物がこっちに近付いてるです!! しかも複数!!こっちに近付いてるです 別の方に誘導してくるです!! 警備隊が来るから待ってな!! 私が行った方が早いです!! 一生懸命ワイチニーゴさん達が道を造ってるのに!! 荒らさせたりなんか絶対させないです!! あれは手長蜥蜴!!凶暴なやつです..!! そっちにはいかせないです!! さーこっちに来いです! 仲間をやったのは私ですよ このまま何もない所まで誘導するです...! 誘導した後の事全然考えてなかっ... 数的に不利だけどやるしかないですか!! 魔国連邦の警備隊っ!! ...ってグルーシス様っ!? そこのお前!!ぼけっとすんなよ! ~~っうかうかしてられないですっ!! 危なかったです..!! 一人で突っ込むなんて命知らずだぞ!! あっこんにちは!!グルーシス様 その子知り合いなんすかグルーシスさん 獣王戦士団候補のフォスだ 狐の獣人族でなかなか見込みのある奴なんだよ へえどおりでいい動きすると思ったっすよ なんでお前がここにいるんだ? それはカリオン様が... カッカリオン様に使節団が報告してるの聞いて 私もこの町でしばらく暮らしてみたいって来たですけど 食べすぎて物々交換ができなくなってそれで... 危ないです密かにって言われたの忘れてたです 警備隊に入らないっすか?? いち早く魔物の接近に気付いた察知能力 恐れずにすぐ動ける行動力 獣人族なら戦闘能力も申し分なし! すかさすスカウトしてるんす副隊長のは事っす 警備隊にはピッタリじゃないっすか!! 言われてみればそうだな まぁフォスちゃんがよければっすけど 警備隊なら色んな所巡回するですよね きっと色々探れるです...! これはやるしかないです...っ!! よろしく頼むですっ!! 自分の未熟さを痛感するですが この国をしっともっと知るため フォスは頑張るです:!! そうこなくっちゃっすよ!! よしよし先輩の俺がビシビシ鈍えてやるよ!! あっでもその前に街道整備の方にあいさつを... ここでは貴重な紙を手に入れたので 俺のこれまでを日記形式で綴ることにした 書き出しはそうだな... 新しい記はテンションあがる 『転生したらスライムだった リムル様これ真っ白ですけど? ...長くなるからやめにした 一万以上の魔物が住むジュラの森大同盟の本拠地である それゆえ様々な種の魔物が混在しー 意見の一致に時間がかかる事もしばしば... やはりここはひとつリムル様のご意見を 皆の士気にも関わりますからな! どちらの服がリムル様には似合うでしょうか? なあそれそんなに大事な事? さあ今日もリムル様のため張り切りますよ! 俺のためを思ってくれてるなら一番いい方法がある すみませんお茶をこぼしてしまいました! 失敗くらい誰にでもあるさ 劇物という名のお茶を淹れてるけどな 世犯人医に芹花邸壮無力俺が母が俺が 本当に有能な秘書だよシオン君は リリムル様そんな...!? お褒めにあずかり恐悦至極です! なんだよベニマル自ら見回りか じっとしていられる性分じゃありません 俺にはコレしか能がないんで そのかわりどんな敵にも負けませんよ この町とリムル様の笑顔守ってみせます! うわこいつナチュラルに殺し文句を... 今そこで女の子達に渡されたんですが! これどうしたらいいでしょうか!? 悪いなクロベエ細々頼んじゃって なーに鍛冶の仕事なら大歓迎だっぺ オーガの里を離れた時おらはもう鉄は打てねえと思ってた おらにはベニマル様達のようなすげえ力も頭もねえ だけんどまだ鉄を打てる リムル様のため町のみんなのだめおら自身のため 目の前のなんでもない鉄の塊に なんでもないおらの全てをこめるだけだべ! 森中の魔物が集まって来てるんだよ 可愛い娘いたら町の案内するって言ってさ... お前ら自警団だって事忘れるなよ 自分達の行動一つでこの町の印象が決まるんスからね 浮ついていると手痛いしっぺ返しを喰らうっスよ! 自覚が出てきたねゴブタ君 心なしか顔つきも変わって見えるよ 人は学び成長するんスよ! なんスかこのちっこい樹 忘れてないじゃないスか! 『盆栽』っていうんだよ リムル様から教えて頂いたものじゃ 剣士として生まれ剣と共に生きて数百年.. しかしこうして剣を忘れる事で新たな世界が見えてくるとは まさに目から鱗ですわい そうしてるとただの枯れたじじいっスねー 本日の鍛錬はここまでだ 普段氷みたいに冷たくて鬼のように厳しくて羅刹の如く容赦ないけど ほら今だってあんなに楽し気に小動物と戯れて... シュナは随分頼もしくなったな 皆がアイツを頼りにしてる 役職をもらって張り切っているんですよ なんだかどんどん遠い存在になっていく気がします... おいおい侍大将が何言ってんだ もうお兄様は何度いえばわかるんです 脱いだら脱ぎっぱなしにしないこと! それから部屋も散らかしっぱなしでしたよ! 寝床の下の物はきちんと片づけておきました! あとほら目ヤニついてて汚ったない! 遠い存在っていうか母親的存在になっていく気が...みんなの前で あー母親には敵わないな侍大将 我はランガ戦以外ではあまり出番がないが... そんな時でもこの影の中で主のために己を磨いている ておぉおっ!?これはっ!! 我新たな力を得たり!! さっそく主に見せて撫でてもらおう! 楽だからしやないよな? 町の子供達が集ういわゆる「学校」 生徒の描いた「尊敬する人の顔」がリムル様ばかりですぞ この子などリムル様の威厳をよく表現していて そういやこの辺って俺以外にスライムいないの? そうでありますね今時分はあまり... 透き通った姿が涼し気で ジュラの夏の風物詩ですね そうそう冷やして食うと、ウマいんスよっ! 未熟者!なんだその動きは! そんなザマをリムル様にお見せする気か! 申し訳ありませんガビル様! 大恩あるリムル様に認めていただく為立ち止まるわけにはいかんのだ! もう一度基本からいくぞ! 意外ときまし生真面目な連中なんだな... ジュラの森の奥深く皆がこがれるその姿強く清しく美しい光り輝く一番星 〈セリフ〉「男の子なら恥をかいても誇りを欠くなよ ああガビル様ガビル様龍人族の希望 そこはああリムル様大同盟の希望」に替えろと言ったではないか! 町の拡張・整備は着々と進行中 だからさー働き過ぎだって たまには仕事以外にも目を向けろよ だからさ俺は皆にもっと自由に生きてほしいんだよ なのに二言目には「リムル様の為」「リムル様の為」: あらあら贅沢な悩みですねぇ 皆さんきっとご恩返しがしたいんですよ 居場所を創ってくれたから それはしゃきき無邪気に不器用に トレイニーさんはここで何を? リムル様今度の宴の準備はいかが致しましょう えーと...何かあったっけ 我々と出会ってからちょうど○○日の宴でありますよ! ならば次は牙狼族との出会いの宴を! 町の引っ越し記念もやろうぞ! 大鬼族の名付け記念もお忘れなく! やるから全部やるから! 出会いの数だけ賑やかに 異世界でスライムに転生した俺は 洞窟の奥で暴風竜ヴェルドラに名をもらい ドワーフを配下に加えていった 爆炎の支配者と謳われた英雄シズエイザワと出会い 彼女の願いを叶えるために 俺は人間に擬態するすべを身に着けたのであったが なぜかその身体はちっさい子供になっていた 転生したらフラノスライムだった件 ●お茶々キャラクー一原案:みっつばー 冒険者カッカーは法術士エレン 冒険者ファイルにファイター重戦士カバル なんだあの可愛い生物!? リムル様とりあえず服を着られてはいかがですかな? えっ!?これリムルの旦那なの!? 一人で着られますかな? リムルさんその姿だとスカートも似合いそう ...いやさすがにそれは失礼だろ スカート穿きたいのですか? リムルの旦那そんな恰好で走り回ると.. 大丈夫ですかリムル様!? 念のためポーションで: 大げさだなぁリグルドさん いえ...万が一ということもあるのでここはやはりフルボーションを... 心配しすぎですって第一旦那はスライムじゃないっすか リムルの旦那どうしたっすか? ちょ...誤解っすよ!? ハハッ引っ掛けるなんてよくあることです :ギドさんは特別に許してあげます えっ...俺悪くないっすよね!? とりあえず替えの服を取りに... ...肩車でいいですか? いかがですかリムル様? ホントこんなすがすがしい天気久方ぶりですね♪ いや~月曜は毎回こんな感じたったら最高なんですけどね〜 ゲストのスリーリーフ・みっつはーがお送り致します~♪ 俺は異世界に居たはず... ああつまりこういうことか 後輩を助けようとして死んだのも 異世界に転生してスライムになったのも全て... おっ?なんだ頭の上にカエルがこいつぅ〜♪ そりゃそうだよなあんなゲームの世界みたいな話あるワケないか... 異世界の住人との出逢いも全部白昼夢...だったって考えると ちょっとさびしい気もするけど 課長!こんなとこに居たんすか!! もう午後の就業始まってるっすよ! 妄想に浸ってばかりはいられない 俺ってまだ係長じゃなかった? ちゃんと現実に向き合わねば... ん?水たまりに自分の顔が映っ... も〜しっかりしてくださいよリム課長〜!! リムルと見知らぬ屋上。 むしろこっちがか...!! テンペスト商事縊合雑務課 ちょいとゴブタ君頼つねってみて 全然痛くないぞ...? でもこれ『痛覚無効』の効果なのかなんなのか ショクン!!雑務課諸君!! あかるい働き方改革(当社比 マジメに働いておるかねー!?突然だが緊急会議を始めるぞ、クハハハ うわビックリした!ヴェルドラか!? エーオッホン!!我がテンペスト商事はかつてない経営の危機に瀕している!! はっきりいって倒産寸前!超大赤字!!よって!! ...わかろいっ放送!! わかるい許可合!!あれそい年末期始よりもした新入社員を受けられないそんなこんな風場だ!!お願いした情報!!本案を今後の基本方針として 立案する運びであるッ!! もしかしてこいつも社員なの? 社長渾身のオヤジギャグ♪かへら ヴェルドラさんは我が社の代表取締役兼社長っすよ! 寝ぼけてるっすか課長? 場合によっては全員リストラも覚悟しておくように!! それはどう頑張りしなかったのかしわかってるわけじゃないかなぁ...わたしは、気持ちがありませんが、なおいっ!!私がいた事もリムームと ヴェルドラだけにリストラ... こいつのクッソ寒いオヤシギャグは聞かなかったことにするとしてもだ 圧倒的にツッコミが追いつかないぞ。この会社 クァーヘッハッハツハッ!!ヘッハッハー あと社長がこんな竜丸出しって会社としてどうなの??さらにいえば課長もスライムだし スキル(擬態)で人型に «能力と書いてスキルと読む。異世界における魔法のようなモノ。 どちらにしろこの姿じゃ仕事になんねーもんな!!擬態擬態っと♪ バッハッハイ〜ッ!?そこに 『大賢者』!!どういうことだよ! 変なポースしちゃったんじゃ! この世界には魔素が不足しているためスキルが使えない可能性が考えられます。 えっ..うそ...ってことはまさか他のスキルも...!? あっ良かった!大賢者とは念話できる♡ホッ ネオオオイオリ超不足不可。 課長?リストラの恐怖で泣いてるんすか? 自分も泣きそうっす... そんなワケで後の事は頼んだぞ!!リムル課長!! ちょッ待てよ!!!オインを待てよ!! じゃあ...そういうワケらしいので 各々仕事に戻ってくれ... えっ..なんか圧を感じるような... 仕事って言われましても 一体何をすれば良いんでしょうか? そりゃ各々自分の役職を はあああああっ!!??? じゃあ気をとりなおして どうしよじゃテキトーに.. ソウエイはソウねェ〜とね営業! ゴブタはどーしよっかなーゴブタも事務で! グラマー体型だけに...なんつって すげぇッす!!ブログラマー!デザイナー!営業!そしてジム!! インターネット・テクニシャン!? シャッ今日から俺はジムだー!! やれやれ...役回りはこれでと: 悪寒:!!役職を決め終え一息ついたその刹那その瞬間リムルは... でジムの仕事って何すか?インストラクター!? 首筋にねっとりと絡みつくような嫌な予感に襲われていた そして直後その予感は的中する... ヤバい...アレが来る!! 「名付け」をしたワケでもないのに 役職を決めただけなのに...そんな 一低位活動状態スリープモードに入りますー どどどうしたっすか課長!?急にバターみたいにとろけて...! なんでこうゆうマイナスな部分だけむしろレベルアップしてるの...?? これはインスタ映えますね それ以来リムルはこの世界の不条理さに対してツッコミを入れるコトをやめた なかなかのタマだ油断したら寝首をかかれるぞ 今夜は返さないわ島課長 そういうことです。お前はなに、そのままは 原作伏瀬、漫画川上泰樹 キャラクター原案/みっつばー 課長とか呼ばれてた気がする しかもなんだがエッチな内容だったよな... 俺の願望なんだろうか? 現状に不満はないんだけどね 紹介します彼女が婚約者の 結婚の相談なんて... 社内のマドンナを射止めた自慢がこの野郎! お話しするのは初めてですね 先輩今日は俺が持ちますよ! 田村...出来た後輩だ 無理きいてもらったお礼です 憎めないやつなんだよな しょーがない素直に祝福してやるか.. うまい天ぷらのよみつけたんですよ先輩好きでしょ? もしかして刺されちゃった? 先輩!しっかりして下さい!! その顔沢渡さんが見たらガッカリするぞ あなんか寒くなってきた 血液が足りないと人は死ぬんだっけ...やばいな この間もーーで先を越されー んん?なんだ今の声...正村が? 先を越され...??意味ワカラン ソラー電機って...そんなメーカーの家電やパソコンは見たことないぞ...ん? 風呂に沈めて電気流して 万が一方が一だが、俺が死んだら.. データを完全に消去してやってくれ... はは..先輩らしいですね 先輩:俺本当は今日沢渡のこと 先輩に自慢したくて.. そうだろうと思ったよ... チッ...ったく全部許してやるから彼女のこと、幸せにしてやれよ しっかりして下さいよ先輩ー 何という事もない普通の人生 大学を出て一応大手と言われるゼネコンに入社し すまんな息子(下半身)よ 次生まれ変わったらガンガン攻めて喰いまくってやるからな 年の離れた兄が両親を養っており、 俺は気ままな独身貴族だった コンセプトの段階で情報がもれてるんだ 島課長!部長がおよびです もっと粘れば「大賢者」も夢じゃなかったんじゃ、ないか?...っていうか島って誰だ? ねえ島さんもう帰るの? だめ!帰さない!今日は電車あきらめて! すごいアプローチだな...っておい!! さっきからなんだ!?何が「島さん」だよ!そんな奴知らないぞ! 俺の名前は三上悟だ!! 俺はもう死んでいるのか? でも何か声が聞こえるぞ ザワザワしているここはオフィスか? 宣光プロの決裁!早くお願いします! だから島って誰だ!!...もしかして俺に向かって言ってるのか? 何がどうなっているんだ?俺が漫画の主人公になっている... 悩んでも仕方ないこれが現実なら受け入れるしかない 島耕作シリーズは課長時代から全巻読んでいる島耕作としての対応は出来ないことはない あこの人漫画に出てくる鳥海赫子だ! この頃の島耕作は後半の島耕作とはまったく違う性格だスーパーサラリーマンじゃなくて小心翼々とした普通の小市民だったはず でも女性にはモテるずるい奴だじゃ俺も、島耕作になりきって念願の脱童貞 まずい!大事なことを忘れていた肝心のエッチの仕方がわからない 彼女はたしか経理部出納係の女性で最新作とは不倫関係にあるもう何度も関係をもっているのに今更やり方がわからないなんて言い訳もたたないし... 大チャンスなのに緊張して息子が... 昼間の冷やし中華があたったのかな 無念だかとりあえずここは仮病を使ってのかわよう 島課長!大丈夫ですか!? いいや今日はとても出来そうにない... 悪いけど今日はこのまま帰ろう この場は何とか乗り切ったが ソラー電機への情報漏れの件どないなっとんのや!? ふ福田部長...今探偵事務所を使って調査してます 漫画を読んでるから犯人は知っている 最耕作の浮気相手の鳥海赫子だ彼女が印刷会社の専務と組んでソラー電機に初芝電産の情報を流している リムル様どうしますか? そうだな...行ってみるか なんだかスライムが偉そうにしてたけど しかも美少女(少年?)になるとか... 俺の願望なんだろうか? 現状に不満はないんだけどね 紹介します彼女が婚約者の 結婚の相談なんて... 恋愛に縁のない俺への当てつけか? 社内のマドンナを射止めた自慢かこの野郎! お話しするのは初めてですね 先輩今日は俺が持ちますよ! 田村...出来た後輩だ 無理きいてもらったお礼です 憎めないやつなんだよな しょーがない素直に祝福してやるか... うまい天ぷらのよみつけたんですよ先輩好きでしょ? 先輩!しっかりして下さい!! もしかして刺されちゃった? その顔沢渡さんが見たらガッカリするぞ あなんか寒くなってきた 血液が足りないと人は死ぬんだっけ...やばいな 確認しました。血液が不要な身体を作成します。 んん?なんだ今の声...田村か? 血液が不要...??意味ワカラン にしてもずいぶん無機質な声だったなお前はパソコンの自動音声かと...ん? !!万が一方が一だが俺が死んだら...田村あー 風呂に沈めて電気流してデータを完全に消去してやってくれた は...先輩らしいですね 先輩...俺本当は今日沢渡のこと 先輩に自慢したくて.. そうだろうと思ったよ... チッ...ったく全部許してやるから彼女のこと、幸せにしてやれよ しっかりして下さいよ先輩ーー!! 何という事もない普通の人生 大学を出て一応大手と言われるゼネコンに入社し すまんな息子(下半身)よ 次生まれ変わったらガンガン攻めて喰いまくってやるからな 年の離れた兄が両親を養っており、 俺は気ままな独身貴族だった ユニークスキル「捕食者」を獲得...成功しました。 確認しました。エクストラスキル「賢者」を獲得。 もっと粘れば「大賢者」も夢じゃなかったんじゃないか? 確認しました。エクストラスキル「賢者」を進化させます。 ...成功しました。エクストラスキル「賢者」はユニークスキル「大賢者」に進化しました。 へーそりゃすごいっておい!! さっきからなんだ!?何がユニークスキル「大賢者」だ! 全然ユニークじゃねーよ!笑えないよこっちは!! たしか田村を庇って通り魔に刺されたんだったよな ということはここは病院のベッドか? 何も見えないし聞こえない... 消灯時間を過ぎてるのかな とりあえずナースコールを... ん?あれ?手も足も反応しない!? まさか神経が切断されて動けないとか? いやいや、いやカンベンしてくれよ...っ そんなバカな刺されただけで手足がなくなるはすは... 腹(?)の下にあるこれは草が 視覚・聴覚・嗅覚はない触覚はある これは溶かして吸収したってことだろうかということは... あれちょっと待って... 人間じゃ無くなってる!? 落ち着いて自分の身体の境界を確かめるんだ うん大体こんな感じか! ってアホか!認められるかぁー あああ...でも... 認めたくないがどうやら三上悟は 刺されて死んだっぽいし... スライムに転生してしまったようである 自分がスライムだと認めてから結構な日にちが経ったが このぷよぷよボディー実はなかなか快適である 暑さ【寒さは感じないし 岩にぶつかった時も自己再生で回復した そして食事も睡眠も不要らしい こればかりは一人ではどうにもならない だから暇つぶしに草を食っている 俺今まで一度もう●こしてないけど この草どこにいってるんだろう 解。ユニークスキル「捕食者」の胃袋に収納されています。 とどどどちら様でしょう!? 解。ユニークスキル「大賢者」の効果です。 能力が定着したため速やかな反応が可能となりました。 ユニークスキル「大賢者」? そういえば死ぬ時ほにゃららスキルを獲得とかなんとか: っていうかスキルってなんぞや? 解。何らかの成長を世界が認めた際に希に獲得出来るのが「能力」です。 ちょっとよくわからんが... この世界ではそういうものらしい 二大賞者」も「排食者」や俺のスキルなのか: この時俺は完全に浮かれていた スキルとはいえ会話相手が出来たことで 調子に乗っていたのである 水(多分地底湖)に落ちたのだ 死ぬ!せっかく生まれ変わったのにもう死ぬ!! 大賢者よっ窒息死ってどれだけ苦しい!? 解。スライムの身体に酸素は必要ありません。 そういえば苦しくない... その時落ち着きを取り戻した俺の脳細胞リスライムの身体が恐るべき作戦を思いついた! 水を捕食して吐き出してウォータージェット推進!! スキル「水圧推進」を獲得しました。 ちょっと泣くかと思った... 誰かが話しかけて来たそ? 大賢者とは違うな... これって俺の新しい人(スライム)生の初会話ってことだよな なんとか友好的に... ってどうやって返事すんだよ! ほほほぅ貴様死にたいらしいな スキル相手以外に心で思っただけで返事できるとは思わず... 自分目も見えない状態でして...ええと、貴方は? いや姿が見えんことには始まらんな よし見えるように手助けしてやろう ただし我の姿を見ても怯えるなよ 「魔力感知」というスキルがある 周囲の魔素を感知するものだ 深解。この世界は魔素に覆われています。スライムの身体は魔素を吸収して動いています。 体外の魔素の動きを感じるだけで獲得できる これで視ることも“聴くことも可能だ えー...なんか難しそうなんですけど... ふむ...なんか漂っているのを感じるな これが魔素って奴かな? エクストラスキル「魔力感知」を獲得。 膨大な情報量を管理するため「大賢者」と同期させることを推奨します。 「魔力感知」を使用しますか? はいっありがとうございま 我が名は暴風竜ヴェルドラ ...むおい怯えるなと言ったろうが 見た目にビビったもののこの竜 意外と話し好きで親切である なんとお前異世界からの転生者か そうなんすよ超大変だったんすよ! ものすごく希な生まれ方をしたな 転生者はたまに生まれてくるし異世界人も時たまやってくるが 異世界からの転生者は我の知る限り事例はない ふーん、そうなのかそれより.. 異世界人って自分以外にもいるんですね うむヤツらはこちらの世界に渡る時望んだ能力を得るらしいぞ なるほど俺の「大賢者」や「捕食者」とかがそれが もしかして日本人もいるかも 捜し出して会ってみるのもいいな ...そうか行ってしまうのか ええと...ヴェルドラさんはここから動けないのですか? 勇者とかいるんだ... 勇者は強かったぞ見た目は可憐な少女といった感じだったが これクスキル「絶対切断」と「無限牢獄」を駆使し我を封印せしめたのだ ...もしや見とれて負けたんじゃ... しかし負けた話を楽しそうにまぁ... やや小柄でほっそりしていて 白い肌になる黒銀の髪を一つにまとめていて こいつ多分人間が好きなんだ 見た目はすごいけどもう怖くないもんな ガッツリ見てんじゃないすか よし!じゃあ自分...いや、俺と友達にならないか? ススライムの分際でこの暴風竜ヴェルドラとトモダチだと!? いいや嫌ならいいんだけど! 馬鹿お前!誰も嫌だなどと言っておらぬだろうが!! えそう?じゃあどうする? 嫌なら絶交二度と来ない! 我が友達になってやるわ さてじゃあこの封印をどうするか だって友達を放って行けないだろ 「大賢者」よヴェルドラの封印どうやったら解除できる? 可能性のある手段としては 「無限牢獄」の物理ダメージによる破壊は不可能です。 そっか...流石に勇者の能力は格が違うな ...おい、自分のスキルとばかり会話するでない 「無限牢獄」の内と外から解析できれば解除できるかもってさ むしかし我のスキルは我と共に封印されて使えぬぞ ヴェルドラは情報だけ寄越してくれればいい解析は俺の「大賢者」がやるらしいから それには時間が掛かろう お前は早くここを出発して同郷の者に会いに行きたいのだろう? ヴェルドラお前俺の胃袋に入る気ない? 「クハハハパハハッ!!」 面白いぜひやってくれお前に我の全てを委ねる! おいおいそんなに簡単に信じていいのか? ここでお前の帰りを寂しく待つよりも 共に「無限牢獄」を破る方が面白そうだ!! じゃあ今から「捕食者」でお前を喰うけど... お前も我ら共通の名を考えよ 同格ということを魂に刻むのだ 共通の名前かぁ...名字みたいなもんかな うーん...暴風竜暴風:嵐? うん〝テンペスト〟とかどうだ? 今日から我はヴェルドラ"テンペストだ 〝リムル〟の名を授ける リムルーテンペストを名乗るがよい!! さっさと「無限牢獄」から脱出して来いよ?ヴェルドラ 任せておけ!そんなに待たせず ユニークスキル「無限牢獄」の解析を行いますか? 天災級モンスター〝暴風竜〟ヴェルドラの消滅が確認されたのだ そんな騒ぎは露知らず... 旅の途中魔物に襲われるかもしれないしね スキル「>との」ゲット ヴェルドラの反応は何も無い おしゃべりなヤツだったからちょっとだけ寂しいが 消えてしまったわけではない事を俺は知っている さてそろそろ出発するか 出口はこっちかな... 笑って話せる面白エピソードを用意しておいてやろう 前世の夢で聞いたような... 家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは 淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮しコミックス発売当時のまま掲載しています