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Instructions:
琴ィも
スライだった件の
...そんなこと言ってるですけれどそれの目の前ですか
Reinoationでは、
扉に...九瀬
m...ハハハ!!ハ上奈樹
Taikikawakami
キャラクター用意:みっぽールドールとは、
キャコンのシリウスKC
TaikiKawakami
毎生スライム
だった件
残ってるまで仕事を変えていますのですが、
飛び入れてみてたのを、へへ、ごめん。
原作、伏瀬。。。
2014年11月上京館...
キャラクター原案:みっつばー、Micvah
うん。いいかわから
ドワーフ王旧
ジュラの大変抹
ブルムンド
国
前回までのあらすじ
へ向かうのだった。
異世界へ転生し、初めて同盟の人物。シズエ・イサフと出会ったリムル。
しかし、ユーションの
彼女はイブリートをその身に宿し、*爆炎の支配者と呼ばれる最強
彼女はエレンター内臓価格の基本
の精霊使役者だった。だが、シズエの中で同化しているイフリートが
主年権を乗っ取ろうと思えただめる。その最走を止めるためリムル
はイフリートと対決、苦戦の末、イフリートを捕食することに成功し
た.無事体を取り戻せたシズエだが同化していたイフリートが彼女
を延命させていたため、シス工の体はみるみる表現していくー
シズコ亡き後、リムルは彼女の想いと姿を受け継ぎ、新たなる目標
リムルーテンペスト
(三上橋)
ヴェルドラーテンペスト
暴風竜ヴェルドラ
マルの名づけ用では
世界人。人間から
佳した主人
ランナ
リムルの兄に詰む
ここ
ゴブタ
リグル
リグルド
カイジン
シズエ・イザワ
時中の日本から召喚
CopleATS
余裕の話、ジュラの森の強者
...
実態話、大鬼族の英撃
第地話、大泉族の事情
実施論話、大森林の異変
>039
...
第回話、ガビル参上!
実態話ゴブタドガビル
・127
157
書き下ろし小説
ヴェルドラのスライム観察日記
>191
まぁリムル様
可愛らしくなられて
スライムの姿
じゃないが
分かるのか?
ーん♡
もちろん
です!
そういえば
リグルドも一目で
俺だと見抜いて
いたっけ
えーと...旦那?
間に合わせですが、
こいつをどうぞ
性別ないっつっても
まっ裸じゃいかんでしょ
おお助かるよ
ガルムは戸惑って
いるからこれは
名付けに関係して、
いるのかもな
第12話・ジュラの森の強者
せっかくだし
今日は一日
人型で過ごして
みるか
俺がシズさんを
看病していた間も
町の建設は着々と
進められていた
リムル様おはよう
ございます
おう
おはよう
上下水管造の設置を優先させている為家はまだ仮設テントばかりだが
上下水管道の設置を
優先させている為
家はまだ仮設テント
はかりたか
カイジンやドワーフニ兄弟の工房などちらほら建っているものもある
カイジンやドワーフ三兄弟の
工房などちらほら
建っているものもある
思っていた以上に
リグルドの統率力が
高かったようだ
お出かけ
ですかな?
リムル様!
ああちょっと
封印の洞窟までな
最近ゴブリン・キングに
格上げしたせいか、ますます
筋骨隆々でつやつや
してるしな
そうだ
ゴブリン・ロード達は
役に立っているか?
もちろん
ですとも!
増えた結果
住人が500人ばかり
いに特
流石にリグルド一人じゃ
まとめきれないので
リグルドの下に
ゴブリン・ロード4人を
指名したのだ
その名も
ルグルドレゲルド
ログルド
この三名がそれぞれ
司法立法行政を
司る長官となり
紅一点のリリナは
生産物の
管理大臣だ
まぁ
まだ名ばかりの
役職だけど
細かいことは追々
決めていけばいいさ。
ところで
リムル様...
今日もお食事は
必要ないので
ありますか?
ああどうせ
スライムの身体じゃ
味がしな.....
ん!?
そうだよなんで
忘れてたんだ!?
?
せっかく人に擬態
出来るように
なったのに!
いご飯を
いいない
やないが
食べて
美味しい
待て
今日から俺も一緒に
飯を食うことにする
なんと!
では今夜は
宴会ですな
ご馳走を用意するよう
リリナに申し付けて
おきましょう
うむ
頼んだぞ
は
メニューは何だろう
やっぱ肉かな!?
肉だよな!!
今度
探してみるか!
白米も欲しいけど
稲がないからな〜
おっと
よう
リグル!
リムル様!
周辺警備兼
食料調達
ご苦労さん
今夜は
宴会の予定だ
美味しそうな
獲物を頼むよ
今日は
リムル様も
食べるっすか?
おうよ!なんせ
この身体には味覚が
あるからな!
いっぱい食べたら
おっぱいも
育つっすかね?
そいう
では特上の
牛鹿をご用意
いたしましょう
おう頼むな
お任せください
最近は森の奥から
移動してくる魔獣が
多いので獲物は
豊富なんです
...なにか
あったのか?
いえたまにですが
環境の変化などで
魔獣の移動が
ありますからね
大したことはないと
思うのですが
警備態勢は
強化しております
ランガ警備隊に
同行してくれ
もしもの時は
彼らを頼む
しかしリムル様
お出掛けなのでは...
いいよもう
すぐそこだ
は!
遠慮はいらぬ
我を連れて行け
リグル殿
おーカッコイイぞ
ランガ
その尻尾ブンブンが
無ければもっとな
じゃあ俺は
洞窟にいるから
何かあったら
すみません
忘れていました
森の巡回中に
拾ったのですが
あ!
リムル様が
お持ちの方が
よろしいかと..
:探してたんだ
ありがとな
シズさんからは
いろんなものを
もらったが
お気を
つけてー
形のある形見は
この仮面だけだな
よし
ここら辺でいいか
シズさんとイフリートを
食ったことにより俺の持つ
スキルや耐性は結構増えた
そもそも俺は
自分の持つ耐性も
いまいち把握して
いなかった
そんな「無効化」に
成功しています。
VEI1
...
...
大賢者が呆れたのも
無理はない
吸熱操作
使いこなせなければ
宝の持ち腐れ
勉強だ
というわけで
頼むぞ
大賢者
了。
改めて自分の持つ
耐性を確認したところ...
...
「熱変動耐性」と
同じで刺された時に
獲得したのが、
「物理攻撃耐性」と
「痛覚無効」と...
あとは
「電流耐性」に
「麻痺耐性」?
この二つがなんで
獲得できたのか
わからない
あの時別に
痺れたりは
してないよな...
解。
要望に対する情報が
不足していた場合の
代替措置であると
思われます。
...心当たりが
一つある
俺のPCを頼む
風呂に沈めて
電気流
テータを完全に
消去してやって
田村く
...あれかな
っていうか
「思われます」って
なんだよ大賢者
いつもスキルの獲得を
教えてくれるのは
お前だろ?
解。
スキルの獲得、進化
または世界の改変を
告げるのは通常
「世界の言葉」です。
「世界の言葉」は
誰の耳にも響きます。
へ!?あれ
お前じゃないの?
解。ユニークスキル
「大賢者」は「世界の言葉」の
権能の一部を流用して
言葉を話しています。
不安な身体を
作成します。
言われてみれば
PCの自動音声
みたいなこの声...
「大賢者」を
獲得する前から
聞こえていたっけ
エクストラスキル
賢者」は
ユニークスキル
「大賢者」に
進化しました。
とか
言ってたし
なんだか
紛らわしいな
大賢者は
にしても
「世界の言葉」ねぇ
さすがにもう前世の
常識が通用するとは
思ってないけど
.....。
不思議な現象
だよな
まそれを利用して
しゃべるスキルも
大概だけどな
......
...あなたの疑問に
答えるために
自己改造したのです。
ん?なんか
言ったか?
否。
よしじゃあ次は
スキルの確認だな!!
数時間後
分身体
各種耐性と
「範囲結界」を
リンク
...
...
「多重結界」を
分身体に発動
よしよし
んじゃ行くぞ
せーの..
「黒炎」
...
...
.....
えげつない
怖っ!!
エクストラスキル
「黒炎」です。
なにコレ
怖っ!!
と、捕食いに負けた。
知ってるよ!
俺の分身体は:
あ無事だ
そろそろ
帰るか..
肉が待ってる
なんか攻撃も防御も
すごいことになって、
きちゃったな
それもこれも
大賢者と
シズさんの
遺してくれた
スキルのお蔭だ
その名も
宇面から受ける
印象はちょっと
アレたか
ユニークスキル
「変質者」
イフリートとの同化を
受け入れつつも、シズさんの
自我を守ったスキルだ
その能力は統合と分離
シズさんは人である自分と
精霊であるイフリートを
一つの存在へと「変質」
させていた
俺には必要のない
ものだと思ったの
だが...
大賢者にしてみれば、
有用なスキル
だったらしい
「スキルにも適応
可能です」と言うので、
任せてみたところ
告。変化こエクストラスキル
「炎熱操作」及び「水操作』が
統合により消失。
更に「黒稲妻」と「分子操作」を
リンクさせることが
可能です。リンクさせますか?
YES/NO
エクストラスキル「黒雷」を獲得
続けて「熱空動制性」に「炎熱技整無効」を
統合「熟変動無効」へと進化しました。
告各種耐性と範囲結界」をリンク、
「多重結界」として身体を覆うことが
可能です。
「多重結界」を
常時発動させますか?
YES/NO
新たに「黒炎」と
エクストラスキル
「分子操作」を獲得しました。
おおう...
はい..
大賢者さん
なんかムキに
なってません?
否。
続けてユニークスキル
「捕食者」の擬態とスライムの
固有スキル「溶解、吸収・自己再生」を
統合エクストラスキル「超速再生」を
獲得しました。これにより「溶解
吸収、自己再生」は消失しました。
更に
更に――
そんな感じに
新しい能力を
ポンポン獲得
していった
...正直ちょっとビビってます
...正直ちょっと
ビビってます
...この仮面
どれ
そういえば...
そういうことで、
魔力を抑える力が
あるんだな
どうだ?
解。わずかに漏れ
出ていた妖気が完全に
消失しました。
この状態ならば
「人間」と認識
されるでしょう。
よし
対外向けには
この格好で出向く
ことにしよう
いやいや
似合うかってこと
はい。
相変わらず
淡泊だなぁ
リムル様!
今のは...
個体名ランガからの
思念伝達
声音から
救援要請と
推測
...
...
...
...
...
ぎゃ
...なんだ?
はとジャパーミン
はぁーー、
お前ら
しかし「変質者」って
名前はいかがなもの
だろうか
違うから!
ひょっとしてミズさんとは
音外と...
斬られたっす
超痛いっす
死ぬっすーーっ!!
コレントラインは
落ち着け
傷は浅い
第69話。大鬼族の襲撃
リ:リムル様!
回復薬っすか!?
助かったっす!!
状況を
説明してくれ
リグル
警備隊に
何があった?
倒れている者たちは
無事です
魔法により
眠らされている
だけですから
面目ありません
まさかオーガに
出くわすとは思わず
強力な妖気を感じ
警戒していたのですが、
オーガ?
あれが!?
前世のゲームや
映画だと
こんなイメージ
だったけど随分
違うんだな...
なんか鎧まで
着けてるし
壊れるけど
っていうかどう見ても
日本刀だよなァレ
ランガ!
主よ!
申し訳ありません
我がいながら
このような...!
2人増えて
計6人のオーガか
おいお前ら!
事情は知らんが
ウチのヤツ等が
失礼したな
話し合いに応じる
気はあるか!?
実力差は明白なのに
ゴブタもリグルも
致命傷ではなかったし、
なんか訳あり
っぽいんだよね
よく見たら鎧に
返り血とか
ついてるし
警備隊のほとんどは
無傷で無力化されてる
お兄様、あの者の
仮面...
ここはこちらが
大人の対応を...
正体を現せ
邪悪な魔人め
おおいおい
ちょっと待て!
俺が何だって!?
魔物を使役するなど
普通の人間にできる
芸当ではあるまい
見た目を偽り
妖気を抑えている
ようだが甘いな
オーガの巫女姫の
目は誤魔化せん
俺の正体なんて
ただの愛くるしい
スライムなのに:
ふん答えを
聞くまでもない
貴様の正体は
全てその仮面が
物語っている
は?仮面??
待ってくれ何か
勘違いしてないか?
これはある女の
形見で..
同胞の無念
その億分の一でも
貴様の首で
贖ってもらおう
どうしよう
完全に戦る気だ
一旦頭を冷やして
もらわないと...
イフリート程の脅威は感じないし
イフリート程の
脅威は感じないし
受けて立って力を見せつけてみるか
受けて立って力を
見せつけてみるか
ランガ魔法を
使うのはどいつだ?
では彼女の
牽制を頼む
残りは俺がやる
はッ
巫女姫と呼ばれた
桃髪の女です
それではリムル様が
5人を相手取る
ことに...
問題ない
負ける気が
しない
...真勇か
蛮勇か
その度胸に
敬意を払い
挑発に
乗ってやろう
後悔するなよ
お前は
眠っとけ
そういえば、
そういえば、
「麻痺吐息」
おっと
でかい
キラ、
なんて見惚れてる
場合じゃないな
!!
転びそうですよ
お嬢さん
「粘鋼糸」
なんちゃって
ィ
(10才
「身体装甲」
そういえば、
そういえば、
そういうことですか
エビルムカデの
「麻痺吐息」
ブラック
スパイダーの
「粘糸・鋼糸」
甲殻トカゲの
「身体装甲」
不意打ちへの
反応速度を見るに
「魔力感知」も
持っておるでしょう
他にも多数の
魔物の業を体得して
いるやもしれません
ご油断召されるな
若
...すごいな
あの爺さん
俺が洞窟で捕食した
魔物の名前とスキルを
目見ただけで
言い当てやがった
...手の内を
見せすぎるのは
まずいかもな
ここら辺に
しないか?
そろそろ俺の
言い分も聞いて
欲しいんだが
黙れじゃあく
邪悪な魔人め
うーん、圧倒的な力を
見せつけて話をする
方向にもって
行きたかったんだけど
思ったように
いかない
えーと...
だからな
確かに貴様は
強いだからこそ
確信が深まった
やはり貴様は
奴らの仲間だ
オーク?
...たかが豚頭族ごときに
我ら大鬼族が敗れるなど
考えられぬ
おい
さっきから何を...
黙れ!
全ては貴様ら魔人の
...
仕業なのだろうが!?
待てよ
それは誤解
!!
あぶっ...
え...?
むむ..
ワシも耆碌
したものよ
頭を刎ねたと
思ったのじゃが
...マジかよ
この爺さん
「魔力感知」を
かい潜り
「多重結界」と
「身体装甲」を
アッサリ破ったのか
次は外さんぞ
...どうやら蛮勇の
方だったようだな
右腕を失い
発狂しない胆力は
褒めてやる
一人で俺たちを
相手取ろうとした
その傲慢さが
貴様の敗因だ
冥府で悔やみ
続けるがいい!!
!
切れた右腕を
吸収しただと!?
確かにな
すぐ調子に乗るのは
俺の悪い癖なんだ
忠告痛み入るよ
ホント
もっと慎重に
なっていれば右腕も
失わずに済んだのに
ああもう
超痛い
.....まぁ
「痛覚無効」と
「超速再生」が無ければの
話だけどな
ば...化物め!!
鬼王の妖炎!!
やった...のか?
悪いな
...
...
...
...
俺に炎は
効かないんだ
本当の炎を
見せてやろう
...
そういえば、
...
...
...
そういえば、
...
...
...
...
...
...
そういえば、
...
そういうことですか
...
...
そういえば、
...
...
そういうことで、
そういえば、
...
そういえば、
そういえば、
...
...
そういうことで、
トライムに
本当の炎を
見せてやろう
これを見ても
戦意を喪失
しないってんなら
よく見ておけ
話し合いに
持ってくのは
もう無理だ
エクストラスキル
黒炎
そういえば、
...
...
そういえば、
そういえば、
そういえば、
...
...
...
...
...
そういえば、
第19話
太鬼族の事情
あれは...
あの炎は
ああ...
周囲の魔素を
利用した妖術では
ありませぬ!
あの炎を形作って
いるのは純粋に
あの者の力のみ
次の大きさがそのまま、
あの者の力
!!
どうする?
まだやるか?
よしよし
ビビってるな
頼むからこれで
降参してくれよ
クッ...
若姫を連れて
お逃げ下さい
ここはワシが
黙れ爺
無残に散った同胞の
無念を背負った
この俺が..
ようやく見つけた
仇を前に
逃げろだと?
冗談ではない
俺には次期頭領
として育てられた
誇りがある!
生き恥をさらす
くらいなら命果てよう
とも一矢報いてくれるわ
若..
それでは
ワシもお供
致しましょうぞ
そうきたか
まずいな
完全に裏目に
出てしまった
お待ち下さい
お兄様!
そこをどけ
いいえ!
お?
この方は敵では
ないかもしれません
なぜだ?
里を襲った奴と同じく
仮面をつけた
魔人ではないか
お前もそう
言っただろう!?
はいですが...
昏睡の魔法に
抵抗してみせた
あの2人の
ホプゴブリンは
この者を信頼して
慕っているようでした
わたくしを牽制
していた狼も...
近いです
うンガさん
それはオーク共を
率いていた魔人の
有り様とはあまりに違う
ように思うのです
ナイス!
お姫さま
もうひと押し!
よく考えろよ
この娘が本当はどっちを
庇おうとしてるのか
なぁ若様?
む...
ようやく話を
聞いてもらえそうな
空気になってきた
もうこれ
いらないよな
今何を...っ
捕食したんだよ
!?
あんなの
テキトーに投げたら
死人が出るだろ
...結局何者
なんだお前は?
俺?
俺はただの
スライムだよ
スライムの
リムル
スライムだと?
馬鹿な
いくらなんでも
ええっ
ほ...
ほんとに...
ホレ
ちなみにこの仮面は
ある女の形見で今朝
俺の手元に戻ってきた
ばかりだ
なんならお前らの
里を襲ったヤツのと
同種のものか改めて
もらって構わない
そうすなよ
あああ...
似ている気は
するか...
これには
抗魔の力が備わって
いるようです
しかしあの時の
魔人は妖気を隠しては
おらなんだ
では..
ふん...
申し訳ない
こちらの勘違いだった
どうか謝罪を
受け入れて欲しい
うむ
苦しゅうない
やれやれ
一時はどうなる
ことかと思った
あれ...?
リムル様...?
おう起きたか
お前ら
オーガ達も
大丈夫か?
はい頂いた
回復薬の
おかげで..
よしじゃあ全員で
町に戻るか
はっ
全員て
俺たちもか
そうだよ
いろいろ事情も
聞きたいしな
招待はありがたいが
...いいのか?
そちらの仲間を
傷つけてしまったが、
すまんかった
のう
そりゃお互い様
だしな
死人は出な
かったんだし
良しとしよう
それに今日うちは
宴会なんだ
人数が多い方が
楽しいだろ?
そういや
お前ら名前は?
いや俺たちに
名持ちは
いないよ
あそっか
普通は無いん
だっけ
ただいまー
おおえ!
なさい!
いいんだ様だ!
おかえりねさいませ
いいん様!
あやえり
なさいませー!
おかえりなさい!
...よし!
リムル様
どうぞ
おう
ありがと
...リムル様
味わからないって
言ってなかった?
今は人間のお姿
だからな
きっとわかって
くださる
美味いものを
召し上がって頂きたい
じゃないか
...リムル様?
うんっっっまぁぁい
美味いよ
ゴブイイ君!!
豚頭族が大鬼族に
仕掛けただって?
そんなバカな!
武装した豚共
数千の襲撃を受け
里は蹂躙し尽くされた
...
事実だ
300人いた同胞は
もうたった6人
しかいない
...
信じられん...
あり得るのか
そんなこと...
そんなに
おかしいこと
なんすか?
ゴブタ
当然だ
オーガとオークじゃ
強さのケタが違う
格下のオークが仕掛ける
こと自体あり得んし
まして全滅させる
など
全滅ではない
まだ俺たちが
いる
...すまん
なるほどなそりゃ
悔しいわけだ
...
その
肉はもう
いいのか?
リムル殿
お前の妹
すごいな
薬草や香草に
詳しくて
ちょっと食休み
あっという間に
ゴブリナ達と
仲良くなった
...箱入りだった
からな
頼られるのが
嬉しいんだろう
でお前ら
これから
どうすんの?
どうとは?
今後の方針だよ
再起を
図るにせよ
他の地に移り
住むにせよ
仲間の命運は
お前の采配に
掛かってるんだろ?
:知れたこと
力を蓄え
再度挑むまで
当てはあるのか?
......
こりゃ
ノーブランだな
ま俺が支払うのは
衣食住の保障のみ
だけどな
提案なんだけどさ
お前達全員、俺の部下に
なる気はあるか?
は?
拠点があった方が
いいだろ?
しかしそれでは
この町を俺たちの
復讐に巻き込む
ことに...
まぁ別にお前達の
ためだけって
わけじゃない
数千のしかも
武装したオークが
攻めてきたんだって?
そりゃどう考えても
異常事態だ
この町だって決して
安全とは言えない
だろうな
そんなわけで戦力は
多い方がこちらとしても
都合がいい
...なるほど
......
...悪いが少し
がん
考えさせてくれ
おうじっくり
考えてくれ
...悪い話ではない
だが決めるのは
お前だ
我らはお前と
姫様に従う
俺にもっと
力があれば...っ
...決めたのか?
オーガの一族は
戦闘種族だ
人に仕え戦場を
駆けることに
抵抗はない
主が強者なら
なおのこと喜んで
仕えよう
昨夜の申し出
承りました
我らオーガー同
貴方様の配下に
加わらせて頂きます
それでも、それでも、
それでも、それでも、
...こいつの気持ちに
もっと配慮すべき
だったな
それでも、
本当なら今すぐ
刺し違えてでも
仇を討ちたい
だろう
...
そういえば、そういえば、
それでも、
これは自分自身の
腑甲斐無さを
呑んだ
一族の頭としての
決断だ
わかった
オーガ達を
ここへ呼べ
俺に出来るのは
その決断を悔いの
ないものにしてやる
だけだ
全員に俺の
配下となった
証をやろう
おお待ちください
名付けとは本来
大変な危険を
伴うもの
それこそ高位の...
「いいからいい」から
大丈夫だって
ですが...
いいん様!
危険ってあれだろ?
危険って
あれだろ?
あの魔素を
使いすぎて眠く
なるヤツ
一度に大量に
名付けなければ
大丈夫だろ
今回は6人だけ
だしな
それとも俺に
名前を付けられる
のは嫌か?
そういう
ことでは::
異論などない
お兄様!
ありがたく
頂戴する
じゃあ
始めよう
実は最初に見た時から
閃いていたんだ
第63話
大森林の異2
ミオン
シオンそろそろ
交替です
いいえシュナ様
リムル様のお世話は
私がします!
シオンったら
もう...っ
...
あ
リムル様!
おはようございます
えっと...
どちら様
でしたっけ?
待って?なんか
記憶があやふや
なんだけど
たしかオーガ達に名付けしようとしてて...
お目覚めに
なられたか
リムル様
たしかオーガ達に
名付けしようとしてて...
はっ
...お前
オーガの若様
だよな?
今は鬼人となり
頂戴した名
“紅丸”を
名乗っています
思い出した!
思い出した!
名付けしたとたん
低位活動状態に
なったんだ
お兄ちゃんに!!
ってかなんだって?
鬼人の"オーガじゃ
なくて???
大柄だった体軀が
一回り小さくなった
内に秘めた魔素量が
前の時よりびっくりする
くらい増えてるんだけど
...けどなんだ?
これはあれか
リグルドショックの
再来か
「オーガ」から
進化して「鬼人」に
なったってこと
だよな...
リムル様
“朱菜〟です
お目覚めになられて
本当に良かった
シュナ...
オーガのお姫様が
もともと可愛かったけど
更に美少女になったな
紫苑”です
リムル様に
つけて頂いた名前
とても気に入って
います
このおっぱい美人が
シオン...
野性味が薄れて
知的な雰囲気に
なったな
いじめて
くださいますな
ベニマルの後ろに
控えてるのは俺の
腕を斬り飛ばして
くれた爺さん
〝白老〟だな
一瞬で再生され
焦ったのはこちら
でしたぞ
ずいぶん若くなった
みたいだ
それも進化の
影響が...
追たれ
鬼人ねぇ...
鬼人とは
オーガの中から
稀に生まれるという
上位種族のことです。
一度に6人もの鬼人が
誕生するなど前代末聞
お前は
確か:
蒼影の名を
賜りました
上位の魔物に名付けを
した場合、それに見合う
魔素を消費します。
ご快復お慶び
申し上げます
リムル様
おおう
つまりたった6人に
俺の魔素のほとんどを
持っていかれたってことか
先に言って欲しかったよね、と
ん?
あと一人は
どうした?
ああヤツは
カイジン殿の工房に
入り浸ってて...
お来ました
元気になって
良かっただよ
分かっかな
オラ”黒兵衛〟だ
確か
こんなヤツ
リムル様
おお...っ
あんま、変わってない。
イケメン!!美少女
♪美女♪ロマンスグレー
「マイケメンときて
最後に普通のおっさん
仲良くしような
クロベエ
...しかし
んだ!
すごく
ホッとする!
正直コイツ等ちょっと
強くなり過ぎてコワイ
オークを倒した後、
裏切られたりして...
お前ら
着替えた方が
いいな
服のサイズが
合ってない
「一方、その頃、
ジュラの大森林に起こった異変は
ジュラの大森林に
起こった異変は
確実に侵蝕を
続けていた
ゴっ
といっくれ!
ほ報告します!
騒がしいな
どうしたというのだ
蜥蜴人族の首領
nomame
...
...
...
それはそれだけではないのですが、
...
シス湖南方にて
オークの事勢を確認!!
我らリザードマンの
領域への侵攻と
思われます!
オークだと?
それで数は
どのくらいなのだ?
......
どうした?
オーク共の数はと
聞いている
それが...
オークの軍勢...
その数およそ20万:
馬鹿な!
我々の20倍もの
軍勢だと!?
ワタシにも
信じられません
でした!
ですから
魔力感知と熱源感知で
何度も確認したのですが:
......間違い
ありませんでした
有り得ん...!
そもそも奴らは
勝手気ままで
協調性のない連中だ
20万などという
途方もない数を
統率などできよう
はずもない!
噂ですがオークの
軍勢がオーガの里を
滅ぼしたとか...
なんだって!?
与太話と思って
いたのですが数で圧倒
したのならあるいは...
......豚頭帝
!!
20万もの軍勢を
まとめ上げている
オークがいるのならば
伝説の特殊個体の
存在を疑わねば
なるまい
...可能性の話だ
だが
打てる手は全て
打つべきだな
息子よ!
我が息子は
おるか!?
ここに
おりますよ
ですが親父殿
その呼び方は些か
無粋ではありませぬか
我輩には〝ガビル〟
というゲルミュッド様から
頂いた名前が
あるのですから
蜥蜴人族の戦士長
ガビル
呼び方など
どうでもよかろう
それよりお前に
やってもらいたい
ことがある
.....
伺いましょう
豚頭帝?
なんだそりゃ
まぁ簡単に
いうと...
化け物です
おい
はいはずだ。
ってことは今
俺たちの目の前に
いるハクロウは
オークロードか?
ああアレも
似たようなもんですね
ホッホッ
言ってくれますな
俺ちょっと休憩
稽古がしたいと
望まれたのはリムル様
ですのに
仕方ありません
のう
剣術を習いたいと
言ったらこの有り様だ
おヌミらはまだ
続けるぞ
まぁそれは冗談ですが
オークロードというのは
数百年に一度
生まれるというオークの
特殊個体です
まさに鬼コーチ
なんでも味方の
恐怖の感情すらも
喰らうため、異常に
高い統率能力を
持つんだとか
うへぇ
ホレホレ
打ち返して
こんな
里を襲ったオーク共は
仲間の死にまるで
怯むことがなかった
わー...
ゴブゾウしっ
なるほど...
へんなん
まぁ可能性でいや
非常に低い話です
あるいはと
思いまして
スキありっす
他になにか
ないのか?
里が襲われた
理由の心当たり
...そうですね
関係あるか
わかりませんが
襲撃の少し前に
ある魔人が里に
やってきて「名をやろう」
だとか言ってきたんです
俺を含め全員から
突っぱねられて結局
悪態つきながら
帰って行きましたがね
そいつから恨みを
買っているかも
しれないってことか
まだまだ
じゃのう
こんな里
試んじまえ!?
仕方ありま
せんよ
主に見合わなけりゃ
こっちだって御免だ
そいつの名前
なんだったかな
たしかゲレ:ゲロ:
ゲルミュッドだ
そう
それだ
ソウエイか
どうした?
リザードマンの一行を
目撃しました
湿地帯を
拠点とする彼らが
こんな所まで出向くのは
異常ですので
報告がございます。
リムル様
取り急ぎ
ご報告をと
リザードマン?
オークじゃなくて?
はい
なにやら近くの
ゴブリン村で交渉に
及んでいるようでした
ここにもいずれ
来るかもしれません
リムル様ー
お昼ごはんの
用意が整いました
今日は私も
手伝ったんですよ
おうありがとう
シオン
お前らも
行こう
や俺は今日は
遠慮します...
あそう?
蜥蜴人族か
この世界の奴らって
俺の生前のイメージと
違ったりするからな
ガビル様
最強!
リザードマン
一の戦士!!
どんな奴か
楽しみだ
(1)グルドのコスプレの
クオリディがやばい
オーガよりも
オーガミしい
そういやベニマル達が
仲間になってから
数日が過ぎているが...
シオンが昼メシを
用意してくれるなんて
今日が初めてか
はい
シュナ様が衣服の製作で
忙しくされているので
厨房の人手が足りないかと
思いまして
ゴブイチ殿は遠慮
していましたけれど
ニオン大
もういいです
ほんとにあの
結構ですんで
あのやめて
ああ
そうか
ええいえ?
ちょっとショナのとこ
寄ってくか
...
......
そういえば、
そういえば、
そういうことで、
そういえば、
...
...
そういうことですが、
...
ご武運を
リムル様
第100話ガビル参上
これが絹糸で織った
反物ってやつかい?
シュナちゃん
ふへぇ
綺麗なもんだなぁ
はいげんりょう
原料の地獄蛾の繭には
魔素がたっぷり
含まれているので
とても丈夫
なのですよ
なるほど防御力も
期待できるって
ことかい
これ染色液
のるかな
すごいなもう
絹織物なんて
できたのか
リムル様いらして
下さったのですね
はいカイジン様が
作って下さった織り機は
とても使いやすいです
そうか
良かった
シュナが忙しそうに
してるって聞いてな
どんな具合だ?
シュナは進化によって
「解析者」というスキルを
手に入れていた
俺の「大賢者」に準ずる能力を持っているらしく
俺の「大賢者」に
準ずる能力を
持っているらしく
綿
様々な試みを
短期間で進める
ことが出来るらしい
裁縫が得意だというので
ガルムやドルドと
分担してみんなの衣服の
製作をお願いしたら、
喜んで引き受けて
くれた
役得たよな
な
リムル様そろそろ
参りましょう
お昼ご飯が
冷めてしまいます。
シオンは俺の秘書を
名乗り出た
リムに様、け時から
会食でございます
車を手配して
おきました
シオン秘書の
お仕事はちゃんと
出来ているのですか?
もちろんです
シュナ様
見た目もそれっぽいので
承諾したのだが::
うふふわたくしが
リムル様のお世話を
してもいいのですよ?
いいえそれには
及びません私が
キチンとお世話
致します
なんかこの二人
張り合うんだよな
ええと
シュナさん?
頼みがあるん
だけど?
!はいっ
いよっと
俺の服も作って
もらえるか?
ほら普段着とか
いろいろ欲しいんだよ
お任せ下さい
リムル様
きっと素晴らしい服を
用意してご覧にいれます
よかったこの場は
収まったみたいだ
ガルムにドルドも
頼んだぞ
おうよ
任せな
どさくさに
紛れてお尻触っ
たりするなよ?
ギク
しし
しねぇし!!
じゃあ行くか
せっかくのシオンの
手料理が冷めちゃう
からな
えっ...
ではシュナ様
失礼します
待てなんだ今の「えっ...」は
待てなんだ今の
「えっ...」は
すごく嫌な予感が
するんですけど!?
まさか...
ウソだろシオン
お前そんな「出来る女」
みたいな外見して、まさか
頼む!!俺の思い違いで
あってくれ...っ
今お持ち
しますね
おおう...
まさかそんなお約束
みたいな「アレ」
だったりするってのか!?
お待たせ
しました
!!!
それでも、
それでも、それでも、
ベニマルめ...
シオンがメシマズ
だと知ってて
逃げやがったな
リムル様
さどうぞ
おいこら
こっち向け
なに普通に茶
すすってんだ
っていうか
よく見たら隣
ハクロウじゃねぇか
あの爺さん完全に
気配を絶って
いやがる!
これだからきぽんは!
すまない
リムル様...
これも修行
ですじゃ...
あーハラ
減ったっす〜
い...いただきます
はいっ
ヤイ
なぁに、さすがに
毒ではあるまい
死ぬことはな...
!?
...落ち着け
おおお
なにか憑いてる
ように見えるが
気のせいだ
これは...そう
シミュラクラ現象だ
x3つの点があるとそれを「顔」と認識してしまう現象。
!?
助けて
大賢者!
解。視覚を閉ざし
右斜め後方にスプーンを
突き出せば、命は
助かります。
よく分からんけど
分かった!!
お前を信じるぜ
大賢者!!
ひぐ
...むぐ?
グ...ッ
!?
お...お
あ...
ぁ...
ゴブ...
あああ
ふぐっ
...シオン
...あれぇ?
ははい!
今後人に出す
飲食物を作る時は
ベニマルの許可を
得てからするように
あんまりです
リムル様
知らん、監督は
お前に任せた
ベニマルには頑張ってもらいたい
ベニマルには頑張って
もらいたい
今後二度と
ゴブタのような犠牲を
出さぬために!
今後二度とゴブタのような犠牲を出さぬために――
ありがとう
ゴブタ
君の勇姿は
忘れない
死んで
ないっす..
親父殿ときたら
まったく
「ゴブリンの村々を巡り
その協力を取りつけてこい」
だと?
オークに恐れをなすなど
誇り高きリザードマンの
振る舞いとは思えぬ
ねぇねぇ
ガビル様はいつ
首領になるの?
ッずッ
昔はあんなにも大きく
偉大な男だったというのに...
む?
いや少々不遜な
ことを言って
しまったが
我輩など親父殿には
遠く及ばんよ
今のガビル様なら
きっと全盛期の
首領にも劣らねぇぜ
然り
え?いや
そんなことは::
だってガビル様
名持ちだし
うむその槍さばきに
おいて店に出る者魚と
あんた今立たないで
いつ立つんだよ
・
えなに?
ひょっとして
我輩ってば
...うむ
そうだな
けっこう
イケてる...?
親父殿も年だ
しょ
少々強引なやり方でも
我輩が支配者に足る
力を持っているところを
お見せしよう
それでこそ安心して
引退していただける
というもの
じゃあ...?
オークの軍勢の
撃退をもって
うむ
リザードマンの
首領の座を
受け継ぐこととしよう
かっくいー!
さっすが
ガビル様だぜ
至樋当然
へぇ
焼き入れん時の温度
勘なのかい?
んだ火色を見れば
大体わかるだよ
オラも戻しの時は
キチッと計るだよ
ああ外が寒いと
粘りが出ねぇ
からな
俺ぁ計るなぁ
クロベエは刀工技術を持っていたようで
クロベエは刀工技術を
持っていたようで
カイジンとはすっかり
意気投合したようだ
かれこれ2時間
専門的な会話が
続いている
...俺はうっかり
中座するタイミングを
逃して今に至る
な?鍛造って
面白いだろ?
リムル様
おおう...
リムル様ー
どうした
リグルド
ナイスタイミング!!
大変です
リザードマンの使者が
訪ねて来ました
リザードマン...
ソウエイが言ってたヤツか
なにやら近くの!!
ゴブリン村で支渉に
友んでいるようでした
ここにもいずれ
来るかもしれません
すぐ行く
カイジンクロベエ
続きはまた今度
聞かせてくれ
一体なんの交渉
なんだろう
ああ
わかった
リムル様
話は聞いた
俺達も同席して
構わないか?
リザードマンの
思惑が知りたい
もちろんだ
果たして
敵か味方か
...あれ?なんだ
一人だけか?
!
なんか演出くさい
登場だな
ご尊顔を
よーく覚えて
おくが良いぞ
このお方こそ、次代の
リザードマンの首領と
なられる戦士
リザードマンの
次期首領?
!?
我が名は
ガビル
お前らにも我輩の
配下となるチャンスを
やろう!!
.....はぁ?
結局アレって何を
作っうとしたんだ?
ささ身と幸自立米の
すましすです
とんなよssaな
料理だったの!?
配下になるチャンス?
このリザードマン:
ガビルだったか
偉そうに一体
何様のつもりだ
ちょ...シオンさん
やめて!
スライムボディが
スリムボディに
なっちゃう!!
そういうことで、
そういうことで、
...
...
そういえば、
...
...
...
そういえば、
第回話
やれやれ
皆まで言わねば
わからんか
貴様らも
聞いておる
だろう
オークの軍勢が
この森を進攻中
だという話だ
ほほっ
しからば我輩の配下に
加わるがいい
この我輩が!
オークの脅威より
守ってやろうでは
ないか!
貧弱なゴブリンでは
とうてい太刀打ち
できまい?
ホブゴブリ/
鬼人
スライム
鬼人
鬼人
コブリンが
いないようだが?
あれー?
情報によれば
ここは確かに
ゴブリン村のはず...
...確かにオークが
攻めて来るのなら
リザードマンと共闘
ってのも選択の一つでは
あるんだが
うーん
こいつに背中を
預けるのはちょっと
イヤだなぁ
嫌いでは
ないけど
ああいう
ァホ
あー
ゴホン
そいつは幹部に
引き立ててやる
聞けばこの村には
牙狼族を
飼い慣らした者が
いるそうだな
連れて来るが
よい
いかんシオンが
またイラつき始めた
とにかく話を
進めよう
あいつの力量も
測りたいしな
ベニマルも
「こいつ殴りてぇ」
みたいな顔してるし、
ランガ
ハッ
かっ
影の中から!?
そいつの話を
聞いて差し上げろ
御意
あれ?
あんなにデカかった
ですかね?
あれがランガの
本当の大きさなんだよ
しっぽ振った時の被害が
甚大だったんで叱ったら
小さくなったんだけどな
まぁ...
へえ...
主より命を
受けた
威嚇するには
あのサイズの方が
都合がいい
聞いてやるから
話すがいい
おおお
貴殿が牙狼族の
族長殿かな?
お
へぇ他の奴らは
畏縮してるけど
あいつは結構根性
ありそうだな
さすが威風堂々たる
佇まいしかし
「主」がスライムとは
些か拍子抜けで
あるな
ああん?
どうやら貴殿は
騙されておるようだ
良かろう
この我輩が貴殿を
操る不埒者を倒して
みせようではないか
ガビル様
かっけー!!
見せてやって
下さいよ
ガビル様ー!
...トカゲ風情が
我が主を愚弄するとは
ガ・ビ・ル!
ガ・ビ・ル!
あヤバイ
あいつ死んだ
あれ?
何やってる
っすか?
ゴブタ!?
まいったっす
お前(シオンの手料理
のせいで)死にかけてた
はずじゃ...!
告。個体名ゴブタは
シオンの料理に抵抗して
「毒耐性」を獲得した
ようです。
良いところへ
来たゴブタよ
あそう...
ませって
へ?
え?
。
え?
な...!?なんすか
この状況!?
トカゲこの者を
倒せたのなら貴様の話
一考してやろう
構いませんぞ
部下にやらせれば
恥はかきません
からな
なぁ
スライム殿
なんで...
む
ゴブタ遠慮は
いらんやったれ
ええっなんなんすか
もー
...
負けたら「シオンの
手料理の刑」な
がんばるっすーい
勝ったらクロベエに
頼んでお前に
武器を作って
もらってやる
あホントっすか?
ちょっとやる気出たっす
では始めろ!
ふっ偉大なる
ドラゴンの末裔たる
我らリザードマンが
ホブゴブリン
なんぞに
おのれ小癪なっ
ぬおっ!?
!?
!?
馬鹿なっ
消え...
とう
まさかゴブタのヤツ
「影移動」を使い
こなしてんの!?
勝負アリ
勝者ゴブタ!!
っし!
終わりだな
「影移動」はもともと
嵐牙狼の持つスキルだ
俺も黒嵐星狼の
持つ能力の一つとして
一応獲得しているが
使ったことはない
それをまさか
ゴブタがねぇ...
あいつもしかして
本当に天才
なんじゃ...
あの回し蹴りも
以前俺が
くらわせた奴だし
っていうかみんな
普通にゴブタが
勝つと思ってたの?
ガビルもそこそこ
強そうに見えた
けど..
ようやった
ようやった
鍛え甲斐が
ありそうじゃのう
てっきり
おくえウチのもんに
先に手を出した。
とかイチャもんつけて
ボッコボコにする
つもりかと思ってた
......
大丈夫俺は
空気の読める男だ
期待通りだった事に
しょう
やったなゴブタ!
約束通りクロベエに
頼んでやる
やったっすー!!!
そこのお前ら
見てたな?
勝負はウチの
ゴブタの勝ちだ
オークと戦うのに
協力しろという話なら
検討しておくが配下に
なるのは断る
今日のところは
ツイツを連れて帰れ
いいずれ
また来るぜ!
然りこれで
終わりではないぞ
おぼえてる
さてと...
今後の方針を
立てないとな
はぁー
20万
!!
20万のオークの軍勢が
この森に進攻して
来てるってのか?
俺たちの里を
襲撃したのは数千
程度だったハズだが...
は...
あれは別動隊
だったのだ
本隊は大河に沿って
北上している
そして本隊と別動隊の
動きから予想できる
合流地点はここより
東の湿地帯...
つまりリザードマンの
支配領域ということに
なります
リザードマンの住む
っちだ
湿地帯
この町
ってことは俺たちの町は
ターゲットには入って
いない..
でもそれなら
オーガの里だって
本隊の進路の妨げには
なっていなかった
...オークの目的って
なんなんだろうな
ふむ..
オークはそもそも
あまり知能の高い
魔物じゃねぇ
この侵攻に本能以外の
目的があるってんなら
何がしかのバックの存在を
疑うべきだろうな
たとえば
魔王...
とかか?
...なんてな
まなんの根拠もない
話だ忘れてくれ
本当に魔王が
からんでいたと
しても
そいつがシズさんを
苦しめたレオンとは
限らないしな
はまっ複数いるっぽいし
...魔王とは
違うんだが
.....
豚頭帝が出現した
可能性は強まった
ように思う
20万もの軍勢を普通の
オークが統率できるとは
思えん
前に話していた
あれか
数百年に一度生まれる
特殊個体だっけ
いないと楽観視
するよりは警戒
するべきかと
思います
はい
そうだな
ん?
どうした
ソウエイ?
リムル様に取り次いで
もらいたいとの事
いかが
致しましょう
偵察中の分身体に
接触してきた者が
います
俺に?
誰だ?
ガビルでもう
お腹いっぱいだし
変なヤツだったら
会いたくないんだけど
変...ではありませんが
大変珍しい相手でして
その..
樹妖精なのです
あれかカードゲームとかに
よくいる木の精的な
お姉ちゃんが
ほほほう
お呼びしたまえ
は
おお?
いくに様!
初めまして
〝魔物を統べる者〟
及びその従者
たる皆様
突然の訪問
相すみません
わたくしは樹妖精の
トレイニーと申します
俺は
リムルーテンペスト
です
どうぞ
お見知りおき下さい
初めまして
トレイニーさん
おお
イメージ通り!
え本物の
ドライアド?
マジで!?
は...初めて
見ましたぞ
そりゃそうだ
ドライアド様が最後に
姿を現されたのは
数十年も前のこと
なんかみんなの戸惑いがすごいな
なんかみんなの
戸惑いがすごいな
なぜ今
この町に...
そんなに偉い人なのかこのお姉ちゃん
そんなに偉い人なのか
このお姉ちゃん
解。樹妖精は森の
最上位の存在であり、
「樹人族の守護者」または
「ジュラの大森林の管理者」
とも呼ばれます。
...なるほど
「社長が直々に
視察に来た」
みたいな感じか
ええと
トレイニー
さん?
今日は一体なんの
ご用向きで...
本日はお願いがあって
罷り越しました
リムルーテンペスト...
魔物を統べる者よ
あなたに豚頭帝の
討伐を依頼したいのです
そういうことで、
そういえば、
...
...
4巻に転生する?
>Yes
4巻に転生する?>>>188
書き下ろし
小説
ヴェルドラのスライム観察目記
〜熟闘編〜
◆ジュラの森の強者の
勝負を行っておったのだ。
ヴェルドラのスライム観察日記
〜熱闘編〜
パチリ、パチン。
暗く、何もない空間に、鳴るハズのない音が響く。
そう、それは想像力。
我の思念が描き出した将種盤で、炎の巨人のヤツと
イフリートも上位精霊だけあって、簡単に思念将棋
に慣れおった。我の演出に合わせて、駒を動かした時
に音を立てておる。
うむうむ。やはり、雰囲気は大事だ。
我は満足しつつ、ふと外の様子に意識を向けてみた
リムルは人の姿を得た事で、衣類にも気を配るよう
になった。それに触発されたのか、魔物達もお洒落を
楽しむようになったのだ。そんな訳で、魔物の毛皮を
加工する工房なども建てられたようだな。
他にも、大勢の者が食事する場所も建てられておる
しっ皆で話し合う為の会議場場なども用意されておった。
そんな具合に、町の様子も大きく様変わりしておる
のだ。
町を創るという作業は、それで終わりではない
リムルの視線から観察してみるに、勧誘したドワー
フの職人達が中心となって、快適な環境整備に力を入
れておるようだ。
どうやら、リムルの知識にあった〝江戸時代の上下
水道〟とやらを参考にしておる。我にはよくわからぬ
が、清潔な環境を維持する事で、町の住民が病気になる
るのを防げるようだな。
というか、病原菌の発生率を低く抑えられるのか?
何にせよ、リムルが大事だと考えているのだから
そうなのであろうよ。住居はまだまだ簡素なものはか
りなのに、目に見えぬ部分に力を注いでおるのだから
我から見ても不思議な感じだがな。
ともかく、活気があるのは素晴らしいものなのだよ
「ーーところでリムル様......今日もお食事は必要ない
のでありますが?」
リムルがリグルドと名付けた皆の纏め役が、そう我
に問いかけてきた。
ーいや、我ではなくリムルに、だな
我同様、リムルも食事など不要、当然断るものだと
ばかり思っておったのだがー
「今日から俺も一緒に飯を食うことにする」
!
ノチン
上手です、ヴェルドラ様
だまだだぞ」
リートの銀将を喰らった。
なんとリムルは、自分だけ美味しい食事を楽しむつ
もりのようだ
魔物の味覚では楽しめぬ食事も、人の姿を得た今な
らば問題ない。そこに気付くくとは、流石はリムルよ。
もっとも、リムルが人の姿を得てから何日も経過し
ているのは、言わぬが花というヤツなのだろう。
はあぁっ!?
ちょ、ちょっと待て。待つのだ。
信じられぬ。我が外の様子を観察しておる内に、イ
フリートの形勢が有利なものへと変わっておった。
ぐぬめぬぬ...。
な、ならば、これでー
「す、少しはやるようになったではないか。だが、ま
我はそう言いつつ角行が進化した竜馬を戻し、イフ
危ない危なぃ。少しばかり油断しておったようだ
「流石はヴェルドラ様、勝負を仕掛けるのが早過ぎま
したね。ですが私も定跡とや「らを学んでおりますので
まだまだ勝敗はわかりませんよ」
イフリートはまだ、ようやくルールを覚えたばかり
だったハズ。それが何時の間に、定跡などと口にする
までに成長したのやら。
今までの我とイフリートこの勝負の結果は、我が圧倒
的に勝利を恣にしておった。
まさに、百戦百勝。それが理由で、つい先日まで勝
負に熱中しておったのだが...。
この前、目を離した際にリアムルが人化を覚えおった
ので、今度はそういった事がないように外の様子にも
気を配るようにしておったのだ。
そんな我の隙を突いて、イフリートが将棋の勉強を
しておったとは、な。
侮れぬものよ。
こういうのを、日々の努力と呼ぶのであろうな。
外ではリムルが、色々と自分が獲得した能力を試し
ておるようだ。これも言ってみれば、ルールの確認に
通じるものがある。
自分に何が出来て、何が出来ないのか。それを知っ
ておらねば、話にならない。
我ほどになると自然と理解出来るのだが、リムルや
イフリートではまだまだ「修行が足りぬというものだ。
リムルなど、イフリートと戦っておる時に「熱変動
耐性』があるのを忘れておったほど抜けておる。な
むっ!?
声音から救援委請と推測
こ、小癪な事を抜かしおるわ
悔しいが、正論過ぎて言い返せぬ
だが、しかし。
信念である故に。
「クアハハハ、言うではないか。ルールや定跡などに
囚われておっては、真の勝負師にはなれぬと知れ!!」
努力など知らぬ。
そんなものは不要とばかりに、我は自信満々にそう
言い放った。
それなのにー
「いえいえ、定跡はともかくアルールには従わねばな
りますまい.....」
我の意見は真っ向から、イフリートに否定されてし
まったのだ。
偉大なる我は、イチイチ自分の力を試したりしない、
あるがままを、あるかままにーそれこそが、我の
ので、こういう機会を設けそろ必要があるのだろうが、
リグルといったが、リクルドの息子がリムルに報告
さてさて、一体何事が起きたのやら、
リムルの前に姿を現したのは、六体の大鬼族だった。
リムルが名付けたホフゴフリン共が、東になってか
かっても敗北したようだ。
まあ、仕方あるまいて。
弱き者共が強者に負けるのは必然。それこそが、こ
の世の習わしなのだから。
斬られたと泣き叫ぶホブゴブリンに、リムルが回復
薬を振り掛けておるな。どうやら大事に至る前に、リ
ムルが間に合ったようだぞ。
「倒れている者たちは無事です。魔法により、眠らさ
れているだけですからー
...
◆大鬼族の襲撃・
「ヴェルドラ様、どうやら何か緊急事態のようですね」
「そのようだな。どうやら、問答を行っておる場合で
はないようだぞ」
我の言葉に、イフリートが頷く。
そして、二人して外この様子に目を向けた。
と、同時に。
これ幸いとこの状況を利用して、我はイフリートと
の勝負を誤魔化したのだった。
いて。
「イフリートを簡単に倒し、その力をも取り込んだ今
のリムルならば、たった方体のオーガなど物の数では
だが、関係ない。
リムルが間に合った今、このオーガ共も終わりよ。
ギン、ガギ、ギンという音が響いておる
まだ戦いは終わった訳ではなく、オーガ共とリムル
のペットが戦っておったわ
あれはランガといったな。オーガニ体を同時に相手
にして、一歩も退いておらぬようだ。魔法への「耐性
も高いようだし、そこそこの強さになっておるな
しておる
それを聞いて、我もホッとした
リムルの仲間ならば、偉大なる我を祟めさせるのに
丁度良い。我をチヤホヤさせる為にも、このような場
所で死なれては困るのだ。
それにしても、オーガか
リムルがまた、変な想像をしておるな。確かにそんな
な、知能の低い魔獣のようになオーガも存在する。だが
今日の前にいる武装集団の方が、そうした存在よりも
厄介なのだ
まして魔法を行使する者まででいるとなると、せいぜ
いがCランク上位のホフゴブリン共では相手になるまで
オーガ共は、リムルこの提案を蹴ったようだ。
どうやら何か事情があり、そうだが、先に手を出した
このはオーガ達。リムルもさぞや激怒してーーって、あ
まり怒ってはおらぬようだぞ?
普通に戦えば負けるハスなどないが、油断をすれば
怪我をする事も有り得る
偉大な我は、油断などした事がない。故に敗北した
我がせっかく反省を示したというのに、イフリート
ほ何故か溜息を吐いておる。
解せぬ
解せぬが、まあいい。今はそれよりも、リムルの戦戦
いの方が興味深いのだ。
「どうやら、戦闘が始まるようだぞ!」
ハッハ!!」
「宜しくお願いします...!」
我は出来る竜なので、反省すべき点は反省するのだ
む?
思わず心の声が漏れておったようだな
失敗失敗。ちょっと「興奮し過ぎてしまった。
「良かろう、今後は気を付けるとも。クアーーーッハッ
ないわっ!!」
「―あのう...そういうう事は、本人を前にして口に
しないで欲しいのですが:...」
放った。
事もーーっと、そんな事はどうでも良いのだ。
魔法を使うオーガの巫女姫をランガに任せ、リムル
一人で五体のオーガを相手にするようだな。どうやら
リムルは、相手を殺さずに実力差を見せ付けるつもり
のようだ。
我が思うに、リムルは少し甘い性格をしておるよう
だぞ。殺すつもりで戦えば、六体同時でも一瞬で終わり
るというのに......面倒事が好きなのやも知れぬな。
問題ない。負ける気がしないーと、リムルは言い
それはそうであろう
我が友が何者かに負けるなど、そんな事は断じて認め
められぬのだ
まあ良い。
何を考えておるのかは知らぬが、ここはお手並み捕
見と洒落込むとしよう。
オーガ共は、リムルの実力に気付いておらぬ
魔物とは基本的に、相手この魔素量の大小によって彼
我の戦力差を認識する。それは本能的なものであり、
漏れ出る妖気から推測する訳だ
ところが、今のリムルは謎の仮面によって、完全に
妖気を退断しておる。故に、オーガ共はリムルを過小
評価してしまっておるのだ。
だが、それでも油断はしておらぬようだぞ。
やはりこのオーガ共は、知能が高く人に近い考え方
をするようだな。であれば、本能よりも経験を重視し、
身に付けた技術を駆使しした戦い方をするのだろう。
身体能力に劣る人類は、蓄積された経験から技術を
磨き継承する。そして、強大な魔物をも倒せる力を獲
得する者まで出現しておった。身体能力の高いオーガ
が技術を継承しておるとなれば、単純な魔素量だけで
はその実力を測れぬであろうよ。
当然、リムルもそれに気付いておる。だから油断せ
ず、相手の出方をうかがっておるわ。
おっ、黒いのが動いたぞ、
大槌を振りかぶり、リムルへと振り下ろしたな。
力は凄いが、その動きは遅いい。そんな様では、リム
ルの動きを捉えるなと無理というものだ。
案の定、リムルは素早く同避し、手の平から『麻痺
吐息』を噴射して黒いこのを痺れさせおった。
それで一息つく暇もなく、紫髪の女がリムルの背後
から迫っておる。
ーが、リムルには余裕があるな。女の胸に見蕩れ
...ておるわ。
...大きいと、何か嬉しいのだろうか?
た。
おったのだ。そして、リムルが獲得して使いこなした
魔物の能力の数々を見事に言い当てて見せたのだよ。
間違いなく、『魔力感知』を所有しておるだろうな
オーガの癖に、妖気を完全に遮断しておるし...
魔法を行使する巫女姫よりも、この老人が一番厄介
そしてそれは、我だけではなかったようだ
オーガの老人もまた、先の三人との戦いを観察して
我にはよくわからぬので、今度じっくりとリムルに
聞くとしよう。
あっと言う間に、リムルは『粘鋼糸』で女を縛り上、
げおった。だが、黒いのと紫髪の女は囮だったようだ。
二人が目立つ攻撃を仕掛け、その隙を蒼髪が狙って
おったのだ。
だがしかし!
リムルは自身を狙う刃を、『身体装甲』によって強
化した腕で防いでみせた。
アーマーサウルスの能力だが、完全に自分のものに
したようだ。身体の一部だけ硬化させるとは、思った
以上に格好良い使い方をしておるな
さっきの『麻痺吐息』もそうだが、スライムの身体
を自由自在に変化させておるようだぞ。
我は感心しつつ、リムルの戦いぶりを見学しておっ
まうが良い!!
この話”でしかない。『痛覚無効』と『超速再生』があ
あるリムルにとって、ただこの斬撃によるダメージは意味
がないのだ
「ば...化物め!!」
そうオーガの若長が叫んでおるが、失敬な話である。
ええい、リムルよ!
そんな礼を知らぬ者共など、さっさと蹴散らしてし
流石は、我だ
またも自分の凄さを再認識した訳だが、今はそんな
事を目優しておる場合ではないな。
身体能力に優れたオーガが、人を凌ぐ技量を身に付け
けると、ここまでの領域に至るのかと感心する
まあ、我ほどの超絶した存在には関係のない話なの
だがな
そしてそれは、リムルもまた同様
オーガの老人が若く全盛期であったならば、もう少
し苦戦くらいはしたであろううが、それもまた、もしも
だ。
そうだぞ?
そう感じた我の直感は正しかった。オーガの老人は
瞬でリムルの背後を取り、その腕を刎ねてみせたの
◆大鬼族の事情・
集めてエネルギーとしておる場合が多い。時間は掛か
るが、自分の身体への負担は大きく軽減されるのだ。
だが、しかし。
大気中の魔素を集めるには、それなりの時間を必要
通り。
人間共が行使する魔法もそううだが、大気中の魔素を
出した。だがそんなもの、イフリートの次にも耐える
リムルに通用するハズもなし。
リムルは簡単に無効化して、オーガ共を青褪めさせ
ておるわ。
更に追い討ちをかけるようにリムルが使ったのは
我の力を流用した。黒突』である。
リムルが操るのはエクストラスキル程度の力だが、
力を注げば注ぐほどに威力は向上する。言ってみれば
魔法やユニークスキルをも上回る凶悪な技なのだ。
これを見て、オーガ共も完全に格の違いを理解した
ようだぞ。
「あれは...あの炎は、周囲この魔素を利用した妖術で
はありませぬ!」
オーガの巫女姫の言葉だが、そうむうむ、まさにその
オーガの若長は、鬼王の妖炎という幻妖術を繰り
それに対して魔物の能力は・自身の魔素量のみを利用
用する。魔素を集める手間が省け、短時間で攻撃が可
能となる訳だ。
これにも当然、問題はある。
魔物とは、魔素量によって成り立つものが多い
我のように無尽蔵の魔素量を保有しておるならばと
もかく、小さき者共では行使可能な能力の回数には、
限がある。使い過ぎれば自身の存在さえ脅かされるの
で、無駄に撃たず切り札とする者が多いようだな。
どちらの場合にも一長一短あるので、どちらが優れ
ているという議論には意味がない。
それに、精霊魔法のようにに契約相霊の力を借りて発
よ。
これこそが、人の身の限界というヤツなのであろう
とする。そしてそれは、単位空間あたりの魔素の密度
によって、大きく変動するものなのだ。
魔物から取れる〝魔晶石〟を加工して、魔法行使に
利用可能な〝魔石〟なども発明したようだが...まだ
まだ一般的に出回っているとは言えぬようだ。
大量の魔素量を必要とする大魔法を行使するには、
膨大な時間が掛かる。精神力の消耗も激しくなるので
大量の〝魔石〟を用意して大人数で行うのが普通とな
るようだな
うーむ、リムルが相手この事情を知ろうとするのは
そういう理由からなのかも知れぬな。
我ならば、最初の段階でオ1ガ共を始末してしまっ
ておった。そうなると、この者共とわかりあえる事も
なかった訳だ。
そもそも、最初から本気を出せば、オーガ共など簡
単に滅ぼせたであろうよ。
オーガ共も、それは十分に理解したようだ。
その上で、決死の覚悟でリムルに挑むつもりのよう
だが、無意味であろうな。
お待ち下さい、お兄様!!
それを止めたのは、意外にもオーガの巫女姫であっ
た。そして、その説得が功を奏したのか、オーガの若
長も素直にリムルに謝罪したのだよ。
思ったよりも素直な性格に、我も思わずオーガ共を
見直した。
ふむ、考えてみると少し複雑だぞ
動するものもある訳で、状況によって使い分けるのが
正しい戦術と言えるかも知れぬ。
そして、リムルの場合だが。
今行使しておる『黒炎』は、見た目はアレだが十分
に手加減しておるようだ。
魔素量を気にするまでもない
た。それを受けてリムルは、この者共に名を授ける事
悩んだ末に、オーガの若長ほリムルに従うと決断し
いものよ
ともかく今回は、リムルの見立てが正しかったよう
だ。先程まで敵対しておったというのに、今では楽し
そうに、共に宴とやちを楽しんでおるわ。
まったく、見ておるだけなのはツマラヌな。
我も早いトコ、外の世界に解放されたいものよ。
そうこうして一服した後、「リムルはオーガ共の勧誘
を始めおった。
まったく、何を考えてーーいや、リムルの事だ。我
には思いもよらぬ、奥深き考えがあるに違いない。
オーガ達の話では、数千のオーク共が攻めて来る可
能性が高いという。この町まで巻き込まれる恐れもあ
ると、リムルは考えておるようだな。
だが、それだけではないのだろう。
本当の理由は、今知り合ったばかりのオーガ達に
何かしてやれないかと考えておるのだ。
甘い。
その考え方は、本当に甘いと思う
だが我は、何故か嫌いにはなれぬのだよ
相手にもよるのだろうが、その見極めとなると難し
大森林の異変、
まあな
だろうが、上位種族を甘く見過ぎよ。
エネルギー
にしたらしい
やれやれ、世話の焼ける事よ。
だが、何故だろう?
また我の出番かなと、我は少し嬉しく思ったのだっ
やっぱりな、というのが我の感想だ。
六人だけだから大丈夫ーーとでもリムルは考えたの
「可能な限りの魔素量を採取致します」
前回も、貸し出した魔素量はキッチリと返却された。
もはや我はリムルを疑ってはおらぬ、
はいはい、好きにすれば良かろうて
この場も素直に、我は魔魔素量を差し出してやったの
容赦なし
我に対する容赦を一切せず、リムルは魔素量を奪っ
ていきおった。その上で自身の魔素量まで最大に利用
エネルキー
して、オーガ共に名付けを行ったのだよ。
その結果が、低位活動状態の再来という訳だ。
そんな事だろうと思っておったわ。
どうせ外界の様子がわからあならと、我は新たな遊
びを考案した。
リムルが人の姿を得た時、より、密かに構想を練って
おった。この囚われた世界の中で、イメージによる写
し身を作成したのだ。
純粋なる思念体であり、「肉体ではない。だが、この
閉じた世界の中ならば、簡単には拡散しない。
だからこそ可能な芸当ー
そう!
つまり我は、念願の人型を手に入れたのだよ!!
「ヴェルドラ様、一体何をなさるおつもりで:...」
「クアーーーッハッヘッハ!見てわからぬか、イフ
リートよ?こうして我が人の姿を得た今、やる事は
一つではないか!」
「ーーと、言いますと?」
「知れた事。我等もここで、人の技を学ぼうではない
か!!」
我はイフリートに語って聞かせる。
あのオーガ共もそうであったように、高い身体能力
に優れた技量が加われば、その力は計り知れぬものと
なる。
我は構えを取り、イフリートへと蹴りを放つ。
これは、我が聖典より学んだ技の一つ。空を舞う龍
あの如く、変幻自在に軌道を変える蹴り技よ。
人の身の可動域では美現不可能なこの技も、我なら
ぽ実戦運用が可能だ。イフリートは面白いように驚愕
して、必死に防戦しようとしておるわ。
「で、ですから、私は砕かれると存在が消滅してしまう
います!!それ以前に、お格闘戦など今まで行った事が
イフリートが何か叫んでおるが、まあ良かろう。相
変わらず、細かい事を気にしておるだけだろうしな
「始めるぞ?」
「わ、私の話も聞いてー
問答無用。
あのオーガの老人など、リムルの目を欺く事に成功
しておったのだ。それこそ、が、戦闘能力は単純な能力
値では計れぬ、というう良い証明なのだよ。
「まさか、この場で私と戦う、と?」
「その通りよ。何、心配すそろでない。実戦ではなく、
あくまでも模擬戦だよ。それに、思念体が砕かれよう。
と、死ぬ訳ではなかろうが?」
そ、それは貴方様だけです、ヴェルドラ様!私は
何故かボロボロになったイフリートが、疲労困憊と
して、使えそうなものを残すし、より洗練させてゆく。
聖典の記述は全てが正確という訳ではないようで
中にはデタラメも混ざっておった。
手足を交差させても真空波は飛び出さなかったし、
発目の打撃で抵抗力を殺し二発目で破壊する事も出
来なんだ。
まあ、そんな事もある。
こうして我は、様々な技を実用化させていった
こうして生まれたのが、〝ヴェルドラ流闘殺法〟な
のだよーーッ!!
打撃技を主体とした、超実戦的格闘法
これを伝え、広めていくのが我が使命
「も、もうそろそろ、宜しいでしょうか?」
我は思いつくままに、様々なな技を試していった。そ
心配し過ぎだな、イフリートは、
「さあ、どんどんいくぞ!」
「う、うおおおッ!?」
御座いません!!」
イフリートが、何かツマラヌ事を抜かしておるわ
格闘戦をした事がないのは、我も同じである。だが
らこそ、この場で学ぼうというのだ。存在が消えたと
しても、また何処かで復活すれば良い話であろう。
ろうこんばい
だな?
ておった。
エネルギー
であろう
オーガの若長は〝紅丸〟
その妹らしき巫女姫は〝朱茶〟
いった様子で我に訴えかけてきた
その目から力が消えておするが、大丈夫であろうか?
我は鬼ではないので、当然許すに決まっておろうに。
勿論だとも。それでは、お主の回復を待って再開す
るとしようぞ」
我がそう告げると、イフリートは何故かガクリと気
絶してしまった。
そうか!
早く体力を回復させて、我との特訓を再開したいの
感心感心
そんなふうにして、我等の秘密特訓は始まったのだ
リムルが目覚めると、オーガ共は鬼人族へと進化し
ふむ。
流石は、大量の魔素量を与えただけの事はある。
リムルには、戦力増強という意図もあったのである
うな。我からすれば大した事はないが、ジュラの大変
林に住まう者共からすれば、この鬼人というのは脅威
...
シュナ
一番厄介そうな老人は〝白老〉。
ウエイ
後の三名は、〝蒼影〟〟あ紫苑〟〝黒兵衛〟と名付け
られたようだな。
魔素量ではイフリートに及ばぬものの、その実力
は紛れもなく全員がAランクオーバーだな
個体差はあるが、進化前とは比べ物にならぬほど強
くなっておるようだ。
特に、ハクロウと名付けられた老人は凄いぞ。
エネルギ
魔素量はそれほど大きくないものの、かなり若返っ
て動きが見違えるようになっておる。
進化前でさえ、リムルの目を誤魔化せたのだ。今の
コヤツなら、ひょっとするとリムルより強いやも知れ
ぬ。
ーいや、流石にそれはないか
リムルにはどんな攻撃も通じぬだろうから、勝敗が
決する事がないだろう故に。
「見よ、イフリートよ。あのハクロウの動きを」
「見事ですね。今ならば、彼の者の動きが理解出来ます
す。一瞬だけ動きを止め、相手の攻撃予測を誤魔化し
ていたのですね」
その通り。相手に自分の速度を見切らせておいて
それを変化させておる。高等技術よな」
傍から見ているだけでは実感出来ませんが、実際に
だ。
♦ガビル参上!♦
今日、リムルが自分の服を作ってもらう約束をして
いた
羨ましい。
とても羨ましいのである
ちゃんと我の分も用意としておるであろうか?
せっかく我も人型を――って、思念体では意味がな
い......
リムルには早々に、我の身体を用意してもらいたい
ものよ。その際は忘れずに、人の姿も要求するとしよう
うぞ。
ルンルン気分でそんな事を考えておると、リムルは
昼メシを食べに食堂に向かうった。シオンと名付けた元
やられると混乱するでしょうね」
「目の前から消えたように見えるであろうな。リムル
でさえもそう思ったのだから、余程の実力差がない限り
り、あの者に勝つのは難しかろうと
リムル達が問題にしておる豚頭帝などどうでも良い
が、あのハクロウの動きは見るべき点がある。
我が〝ヴェルドラ流闘殺法〟をより完成度の高いも
のとする為にも、より熱心に観察する必要がありそう
第一の知識には欠けておりますれば...!」
「さあ、どうでしょう?」私は食事など不要な上位精
霊ですし、まるで興味がなかったもので、そのあたり
調し、数十年暮らしたのであろう?どうだったのだ
やはり食事とは素晴らしいものばかりだったのではな
いのか?」
「い、イフリートよ、お主はあのシズエという女と同
りなのやら...。
我、ここで一つ賢くなった気分だよ。
食事とは美味しいものばかりだと思っておったが、
どうやらそうではないらしい。
オーガが、リムルの為に用意したのだと
フンッ!
リムルめ、どこまでも羨ましいヤツよ。
また今回も自分だけ、美味しい食事をーーと思った
のだが、どうやら様子がおかしいぞ?
あれあれ?
我の超直感が、アレはやバイと訴えておるぞ!?
そしてそれは正しかったようだ。
リムルもまた、シオンの用意した食事が危険だと
思っておるようだしな
思わぬ罠があったものよな
さてさて、リムルはこの危機をどう乗り越えるつも
イフリートは役に立たなかった
本当に、何が楽しくて生きておるのやら。
「面白みのないヤツよな、お主は。それでは何故、人
と同化しておったのだ?」
「いや、面白いとかそういう話ではなく、私は召喚主
この命令に従ったまでです」
「魔王レオンとやらの事か?そういえば不思議な話
まな。精霊であるお主が、何故に魔王を慕うのだ?
相手が〝勇者〟ならばいざ知らず、そこまで義理立て
する必要などあるまいに...
天使、悪魔、精霊。
世界の理に組み込まれた精神生命体共で、三端みの
関係にある
自我を持ち、理から外れる存在もいるものの、その
本質はそこまで変化ししないものなのだ。
〝勇者〟を守護し従うのが精霊である以上、その対極
に位置する〝魔王〟とは、本来であれば相性が悪いも
のなのだ
まあ、それはあくまでも一般論
精霊はその立場上、どちらかといえば中立に位置す
そるし、魔王に協力的であっても不思議ではないか
まあ、イフリートは少しし度が過ぎておるように思え
るがな。
「あっ!」
イフリートの声を聞き、我は外へと目を向けた。
そこには何故か、ゴブタがリムルのスプーンを咥え
ている光景が。
「何が起きたのだ?」
「それが、どうやらリムル様が動きを予測し、ゴブ
タというホフゴブリンを身代わりに用いたようです
...」
なんと...
ある
リムルめ、やはり恐るべき男よな。
た
躊躇いもせず、自分を慕う「部下を犠牲にするとは、
だが、しかし
そのお陰でリムルは、上手くこの危機を脱したので
◆ゴブタVSガビル・
らしい
のに。
ガビルと名乗る、変な蜥蜴人族がやって来た。
リムル達に配下になれなどとはざいておるが、馬鹿
オークの軍勢など、どうでも良いわ
ああ、もどかしい。
我ならば、一瞬にして屠る事など造作もないという
それはともかく。
ガビルとやらの態度を面白くく思わぬのは、リムル達
も同様だったようだな。
我と同じく、かなり立腹しておる。
そして、リムルのペットこのランガが飛び出した。ガ
ビルの相手をさせるつもりのようである
だが、これでは実力差があり過ぎる。
ガビルだけでなくリザードマン共が全員でかかって
も、ランガが圧勝するであろうよ。
「ガビル様かっけー!!」
「見せてやって下さいよ、ガビル様ーーッ!!」
などと煽てられて、ガビルは調子に乗っておる。そ
のせいか、正しく彼我の戦力を見極められておらぬよ
うだな。このままではリムル選の想像通りに、ガビル
はランガに殺されてしまうであろう。
それでは、見ていても面白くない。
ーーと思っておると、きっとき死にかけていたゴブタ
が通りかかった。そして、ランガの代わりに戦う事に
なったのだよ、
ゴブタのヤツは、運が良いのか悪いのが
実力を比べるならば、ガビルに遠く及ばぬのは明白
最近はハクロウに鍛えられておるようで、それなり
に授量も上がっておるのだが...それでもガビルに勝
ガビルがゴブタを舐めておったのも理由の一つでは
流れ
難しい。
それをゴブタは、見事にやってのけたのだ
槍を投擲してガビルの虚を突き、『影移動』にて背
後へと回り込んだ。目標を見失いガビルが戸惑ってお
る隙に、その頭部の急所へと同じ蹴りを放ったという
おった。
思わぬ頭の切れに、我もビックリだ
緩急ある動き
それにフェイントを織り、交ぜ、トドメの一撃を放つ
言葉にすればこれだけだが、これを実戦で行うのは
それだけではない
ゴブタは計算に基づいて、見事なまでの作戦を立て
それも、師であるハクロウの動きを彷彿とさせるよ
うな、な。
それなのに、我の予想は見事に外れた
〈褒美に釣られ、手料理に屈りして、ゴブタは本気になっ
ておった。それ故か、普段からは考えられぬような機
敏な動きを見せたのよ。
てるとは思えぬ
○ランクとBラング上位、そこには魔然とした方の
差が存在しておるのだ。
ほうふ
ルドラ流闘殺法〟を教え込まねばなるまいて、
「えっ?」
「何だ、イフリートよ?何か言いたい事でもあるの
か?」
「いいえ、何もー
まつえ!
そんな事を夢想しつつ、我は来るべき日を楽しみに
待つとしよう。
それにしても、だ
あのガビルと名乗ったりザードマンだが、あまりに
も不甲斐なさ過ぎだわい、
偉大なるドラゴンの未商などと豪語しておったが
片腹痛いわ!
「ガビルは確かに竜の因子を持つようだが、あのよう
なお調子者など、我等2.竜種”には存在せぬわ!!
のだよ。
そして解放された暁には、このゴブタにも我が〝ヴェ
あろうが、ゴブタの日々、この鍛錬の成果が発揮されたと
いうのも理由であろう。
これだ。これこそが、我が技量を高めようと決意し
た理由なのだよ。
どうせこれからも、解放されるまで時間はタップリ
ある。その間にせいぜい、我が〝ヴェルドラ流闘殺法
をより完全なものとなる。ように鍛え上げようと思った
オークの進攻とやらが、かなり現実味を帯びてきた
のだ。
そして。
ソウエイと名付けられた元オーガが、より詳しい状況
況を調べてきたようだ。
我、知ってる。
情報を制する者が、勝敗をも制するのだと!!
スックック、リムルのやツは流石よな。聖典を読み
込んでおるだけの事はある。
ソウエイは、二十万のオールクの軍勢が進攻している
と報告しおった。
十万が一百万だったとしでも、我ならは簡単に滅
ぼせるのだがな。しかし、リムル達にとっては重大事
であるようだ。
魔王が絡んでいるのではとか、豚頭帝が出現したの
だろうとか、皆で意見を出し合っておるわ。
そんな中、リムルに接触を試みる者が、新たに現れ
ぞ。
ガビルがやって来た事もあり、町は騒然とし始めた
我の言葉に、何故が驚くイフリート
何か言いたげだったが、イフリートがそれを口にす
る事はなかったのだった。
マンガ
オークロード
と微笑んだのだ。
いないであろうがな!!
たようだ
どうやらそれは、我がジユラの大森林の管理を行わ
せておる樹妖精みたいだぞ。大昔に保護してやったの
だが、それ以降、我に恩義を感じておるようなのだ。
その名は、トレイニー。
他にも姉妹がおったハスだが、今は一人でやって来
たようだな。恐らく他の者共も、ジュラの大森林の騒
乱を収めようと躍起になっておるのだろうて。
それに比べてリムルのやツは、樹妖精と聞いて嬉し
そうにしておる。森の騒乱よりも、樹妖精に会える事
に興奮しておるようだ。
余裕あるよな、コイツ。
我はともかくとして、リム必選の町にとっては重大
事ではなかったのか?
そんなふうに我が呆れている間にも、話は進んで
おった。
「――あなたに、豚頭帝この討伐を依頼したいのです」
トレイニーはそう言って、リムルに向けてニッコリ
さてさて、リムルはどう返答するであろう?
その答えが何であろうと、我を飽きさせぬのは間違
〈4巻に転生する!
角って
なんかの拍子に
折れそうで
ちょっと怖いよな
和装の言迷
寝返りやった
ときとか
そんなに柔じゃ
ないですよ
お世話になた
うん
うっかりうつ伏せに寝て
枕に刺さるってのが
オーガの間じゃ鉄板の
あるあるネタでしたね
なぜ
さったのだろう
そりゃ
ウケるな
原作・代瀬先生
アンスタント
西田拓矢さん、
「村やさん
ひぁさん
原山大様は、
齋藤。茂美さん
下田将也先生
神行先生
小田原美先生
荒稲波先生
ただこういう服を
着るときは結構
難儀しますよ
なるほど
ぶっ!!
服に刺さるわけか
編集部のみなさん
Andyrac!!
と削あわせたと
ささりません
だから和服
っぽいのか!!
当員びーん
キャラクター原案みっつばー先生より
祝転スラ3巻...
ハハニ先生、代瀬さん
おめでとうございます。おれでどうじさせて
みつばー
☆取録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
転生したらスライムだった件(3)
作画--案
原漫♯原
2016年11月1日発行(O)
伏瀬
!!!上泰樹
みっつばー
©2015Fuse
>>201430TaikiKawakami
清水保雅
...者
~~
行
先1発行
後行所
株式会社・講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽21221
琴ィも
スライだった件の
...そんなこと言ってるですけれどそれの目の前ですか
Reinoationでは、
扉に...九瀬
m...ハハハ!!ハ上奈樹
Taikikawakami
キャラクター用意:みっぽールドールとは、
キャコンのシリウスKC
TaikiKawakami