琴ィもスライだった件の...そんなこと言ってるですけれどそれの目の前ですか 毎生スライムだった件残ってるまで仕事を変えていますのですが、 飛び入れてみてたのを、へへ、ごめん。 異世界へ転生し、初めて同盟の人物。シズエ・イサフと出会ったリムル。しかし、ユーションの彼女はイブリートをその身に宿し、*爆炎の支配者と呼ばれる最強彼女はエレンター内臓価格の基本の精霊使役者だった。だが、シズエの中で同化しているイフリートが主年権を乗っ取ろうと思えただめる。その最走を止めるためリムルはイフリートと対決、苦戦の末、イフリートを捕食することに成功した.無事体を取り戻せたシズエだが同化していたイフリートが彼女を延命させていたため、シス工の体はみるみる表現していくーシズコ亡き後、リムルは彼女の想いと姿を受け継ぎ、新たなる目標 リムルーテンペスト(三上橋) ヴェルドラーテンペスト暴風竜ヴェルドラ 世界人。人間から佳した主人 余裕の話、ジュラの森の強者 実施論話、大森林の異変 書き下ろし小説ヴェルドラのスライム観察日記 まぁリムル様可愛らしくなられて スライムの姿じゃないが分かるのか? そういえばリグルドも一目で俺だと見抜いていたっけ えーと...旦那?間に合わせですが、こいつをどうぞ 性別ないっつってもまっ裸じゃいかんでしょ ガルムは戸惑っているからこれは名付けに関係して、いるのかもな せっかくだし今日は一日人型で過ごしてみるか 俺がシズさんを看病していた間も町の建設は着々と進められていた リムル様おはようございます 上下水管造の設置を優先させている為家はまだ仮設テントばかりだが 上下水管道の設置を優先させている為家はまだ仮設テントはかりたか カイジンやドワーフニ兄弟の工房などちらほら建っているものもある カイジンやドワーフ三兄弟の工房などちらほら建っているものもある 思っていた以上にリグルドの統率力が高かったようだ ああちょっと封印の洞窟までな 最近ゴブリン・キングに格上げしたせいか、ますます筋骨隆々でつやつやしてるしな そうだゴブリン・ロード達は役に立っているか? 流石にリグルド一人じゃ その名もルグルドレゲルドログルド この三名がそれぞれ司法立法行政を司る長官となり 紅一点のリリナは生産物の管理大臣だ まぁまだ名ばかりの役職だけど 細かいことは追々決めていけばいいさ。 ところでリムル様... 今日もお食事は必要ないのでありますか? そうだよなんで忘れてたんだ!? せっかく人に擬態出来るようになったのに! やないが食べて美味しい 今日から俺も一緒に飯を食うことにする ご馳走を用意するようリリナに申し付けておきましょう やっぱ肉かな!?肉だよな!! 白米も欲しいけど稲がないからな〜 周辺警備兼食料調達ご苦労さん 美味しそうな獲物を頼むよ 今日はリムル様も食べるっすか? おうよ!なんせこの身体には味覚があるからな! いっぱい食べたらおっぱいも育つっすかね? では特上の牛鹿をご用意いたしましょう 最近は森の奥から移動してくる魔獣が多いので獲物は豊富なんです ...なにかあったのか? いえたまにですが環境の変化などで魔獣の移動がありますからね 大したことはないと思うのですが 警備態勢は強化しております ランガ警備隊に同行してくれ もしもの時は彼らを頼む しかしリムル様お出掛けなのでは... 我を連れて行けリグル殿 おーカッコイイぞランガ その尻尾ブンブンが無ければもっとな じゃあ俺は洞窟にいるから すみません忘れていました 森の巡回中に拾ったのですが リムル様がお持ちの方がよろしいかと.. :探してたんだありがとな シズさんからはいろんなものをもらったが 形のある形見はこの仮面だけだな シズさんとイフリートを食ったことにより俺の持つスキルや耐性は結構増えた そもそも俺は自分の持つ耐性もいまいち把握していなかった そんな「無効化」に成功しています。 大賢者が呆れたのも無理はない 使いこなせなければ宝の持ち腐れ 改めて自分の持つ耐性を確認したところ... 「熱変動耐性」と同じで刺された時に獲得したのが、 「物理攻撃耐性」と「痛覚無効」と... あとは「電流耐性」に「麻痺耐性」? この二つがなんで獲得できたのか 解。要望に対する情報が不足していた場合の代替措置であると思われます。 ...心当たりが一つある テータを完全に消去してやって っていうか「思われます」ってなんだよ大賢者 いつもスキルの獲得を教えてくれるのはお前だろ? 解。スキルの獲得、進化または世界の改変を告げるのは通常「世界の言葉」です。 「世界の言葉」は誰の耳にも響きます。 へ!?あれお前じゃないの? 解。ユニークスキル「大賢者」は「世界の言葉」の権能の一部を流用して言葉を話しています。 不安な身体を作成します。 「大賢者」を獲得する前から エクストラスキル賢者」はユニークスキル「大賢者」に進化しました。 なんだか紛らわしいな大賢者は にしても「世界の言葉」ねぇ さすがにもう前世の常識が通用するとは思ってないけど まそれを利用してしゃべるスキルも大概だけどな ...あなたの疑問に答えるために自己改造したのです。 よしじゃあ次はスキルの確認だな!! 各種耐性と「範囲結界」をリンク 「多重結界」を分身体に発動 エクストラスキル「黒炎」です。 なんか攻撃も防御もすごいことになって、きちゃったな シズさんの遺してくれたスキルのお蔭だ 宇面から受ける印象はちょっとアレたか ユニークスキル「変質者」 イフリートとの同化を受け入れつつも、シズさんの自我を守ったスキルだ その能力は統合と分離シズさんは人である自分と精霊であるイフリートを一つの存在へと「変質」させていた 俺には必要のないものだと思ったのだが... 大賢者にしてみれば、有用なスキルだったらしい 「スキルにも適応可能です」と言うので、任せてみたところ 告。変化こエクストラスキル「炎熱操作」及び「水操作』が統合により消失。 更に「黒稲妻」と「分子操作」をリンクさせることが可能です。リンクさせますか? エクストラスキル「黒雷」を獲得続けて「熱空動制性」に「炎熱技整無効」を統合「熟変動無効」へと進化しました。 告各種耐性と範囲結界」をリンク、「多重結界」として身体を覆うことが可能です。 「多重結界」を常時発動させますか? 新たに「黒炎」とエクストラスキル「分子操作」を獲得しました。 大賢者さんなんかムキになってません? 続けてユニークスキル「捕食者」の擬態とスライムの固有スキル「溶解、吸収・自己再生」を統合エクストラスキル「超速再生」を獲得しました。これにより「溶解吸収、自己再生」は消失しました。 そんな感じに新しい能力をポンポン獲得していった ...正直ちょっとビビってます ...正直ちょっとビビってます 魔力を抑える力があるんだな 解。わずかに漏れ出ていた妖気が完全に消失しました。 この状態ならば「人間」と認識されるでしょう。 対外向けにはこの格好で出向くことにしよう いやいや似合うかってこと 個体名ランガからの思念伝達 声音から救援要請と推測 はとジャパーミンはぁーー、 しかし「変質者」って名前はいかがなものだろうか ひょっとしてミズさんとは音外と... 斬られたっす超痛いっす死ぬっすーーっ!! 回復薬っすか!?助かったっす!! 状況を説明してくれリグル 倒れている者たちは無事です 魔法により眠らされているだけですから まさかオーガに出くわすとは思わず 強力な妖気を感じ警戒していたのですが、 前世のゲームや映画だとこんなイメージ だったけど随分違うんだな... なんか鎧まで着けてるし っていうかどう見ても日本刀だよなァレ 申し訳ありません我がいながらこのような...! 事情は知らんがウチのヤツ等が失礼したな 話し合いに応じる気はあるか!? 実力差は明白なのにゴブタもリグルも致命傷ではなかったし、 なんか訳ありっぽいんだよね よく見たら鎧に返り血とかついてるし お兄様、あの者の仮面... ここはこちらが大人の対応を... 正体を現せ邪悪な魔人め おおいおいちょっと待て!俺が何だって!? 魔物を使役するなど普通の人間にできる芸当ではあるまい 見た目を偽り妖気を抑えているようだが甘いな オーガの巫女姫の目は誤魔化せん 俺の正体なんてただの愛くるしいスライムなのに: ふん答えを聞くまでもない 貴様の正体は全てその仮面が物語っている 待ってくれ何か勘違いしてないか? これはある女の形見で.. 同胞の無念その億分の一でも貴様の首で贖ってもらおう どうしよう完全に戦る気だ 一旦頭を冷やしてもらわないと... イフリート程の脅威は感じないし イフリート程の脅威は感じないし 受けて立って力を見せつけてみるか 受けて立って力を見せつけてみるか ランガ魔法を使うのはどいつだ? はッ巫女姫と呼ばれた桃髪の女です なんて見惚れてる場合じゃないな 転びそうですよお嬢さん エビルムカデの「麻痺吐息」 ブラックスパイダーの「粘糸・鋼糸」 甲殻トカゲの「身体装甲」 不意打ちへの反応速度を見るに「魔力感知」も持っておるでしょう 他にも多数の魔物の業を体得しているやもしれません ...すごいなあの爺さん 俺が洞窟で捕食した魔物の名前とスキルを目見ただけで言い当てやがった ...手の内を見せすぎるのはまずいかもな そろそろ俺の言い分も聞いて欲しいんだが 黙れじゃあく邪悪な魔人め うーん、圧倒的な力を見せつけて話をする方向にもって行きたかったんだけど 確かに貴様は強いだからこそ確信が深まった やはり貴様は奴らの仲間だ ...たかが豚頭族ごときに我ら大鬼族が敗れるなど考えられぬ おいさっきから何を... 全ては貴様ら魔人の...仕業なのだろうが!? むむ..ワシも耆碌したものよ 頭を刎ねたと思ったのじゃが 「多重結界」と「身体装甲」を ...どうやら蛮勇の方だったようだな 右腕を失い発狂しない胆力は褒めてやる 一人で俺たちを相手取ろうとしたその傲慢さが貴様の敗因だ 冥府で悔やみ続けるがいい!! 切れた右腕を吸収しただと!? 確かになすぐ調子に乗るのは俺の悪い癖なんだ もっと慎重になっていれば右腕も失わずに済んだのに 「痛覚無効」と「超速再生」が無ければの話だけどな 本当の炎を見せてやろう 本当の炎を見せてやろう これを見ても戦意を喪失しないってんなら 話し合いに持ってくのはもう無理だ そういえば、そういえば、そういえば、 周囲の魔素を利用した妖術ではありませぬ! あの炎を形作っているのは純粋にあの者の力のみ 次の大きさがそのまま、あの者の力 どうする?まだやるか? 頼むからこれで降参してくれよ 若姫を連れてお逃げ下さい 無残に散った同胞の無念を背負ったこの俺が.. ようやく見つけた仇を前に逃げろだと? 俺には次期頭領として育てられた誇りがある! 生き恥をさらすくらいなら命果てようとも一矢報いてくれるわ 若..それではワシもお供致しましょうぞ まずいな完全に裏目に出てしまった この方は敵ではないかもしれません なぜだ?里を襲った奴と同じく仮面をつけた魔人ではないか お前もそう言っただろう!? この者を信頼して慕っているようでした わたくしを牽制していた狼も... それはオーク共を率いていた魔人の有り様とはあまりに違うように思うのです よく考えろよこの娘が本当はどっちを庇おうとしてるのか ようやく話を聞いてもらえそうな空気になってきた あんなのテキトーに投げたら死人が出るだろ ...結局何者なんだお前は? 俺?俺はただのスライムだよ ちなみにこの仮面はある女の形見で今朝俺の手元に戻ってきたばかりだ なんならお前らの里を襲ったヤツのと同種のものか改めてもらって構わない 似ている気はするか... これには抗魔の力が備わっているようです しかしあの時の魔人は妖気を隠してはおらなんだ どうか謝罪を受け入れて欲しい やれやれ一時はどうなることかと思った あれ...?リムル様...? はい頂いた回復薬のおかげで.. よしじゃあ全員で町に戻るか そうだよいろいろ事情も聞きたいしな 招待はありがたいが...いいのか? そちらの仲間を傷つけてしまったが、 死人は出なかったんだし良しとしよう それに今日うちは宴会なんだ 人数が多い方が楽しいだろ? そういやお前ら名前は? いや俺たちに名持ちはいないよ あそっか普通は無いんだっけ おかえりねさいませいいん様! あやえりなさいませー! ...リムル様味わからないって言ってなかった? 今は人間のお姿だからな きっとわかってくださる 美味いものを召し上がって頂きたいじゃないか 美味いよゴブイイ君!! 豚頭族が大鬼族に仕掛けただって?そんなバカな! 武装した豚共数千の襲撃を受け里は蹂躙し尽くされた 信じられん...あり得るのかそんなこと... そんなにおかしいことなんすか? 当然だオーガとオークじゃ強さのケタが違う 格下のオークが仕掛けること自体あり得んし なるほどなそりゃ悔しいわけだ 肉はもういいのか?リムル殿 あっという間にゴブリナ達と仲良くなった ...箱入りだったからな 頼られるのが嬉しいんだろう でお前らこれからどうすんの? 他の地に移り住むにせよ 仲間の命運はお前の采配に掛かってるんだろ? :知れたこと力を蓄え再度挑むまで ま俺が支払うのは衣食住の保障のみだけどな 提案なんだけどさお前達全員、俺の部下になる気はあるか? 拠点があった方がいいだろ? しかしそれではこの町を俺たちの復讐に巻き込むことに... まぁ別にお前達のためだけってわけじゃない 数千のしかも武装したオークが攻めてきたんだって? そりゃどう考えても異常事態だこの町だって決して安全とは言えないだろうな そんなわけで戦力は多い方がこちらとしても都合がいい ...悪いが少しがん考えさせてくれ おうじっくり考えてくれ 我らはお前と姫様に従う 俺にもっと力があれば...っ オーガの一族は戦闘種族だ 人に仕え戦場を駆けることに抵抗はない 主が強者ならなおのこと喜んで仕えよう 昨夜の申し出承りました 貴方様の配下に加わらせて頂きます それでも、それでも、それでも、それでも、 ...こいつの気持ちにもっと配慮すべきだったな 本当なら今すぐ刺し違えてでも仇を討ちたいだろう ...そういえば、そういえば、 これは自分自身の腑甲斐無さを呑んだ 一族の頭としての決断だ わかったオーガ達をここへ呼べ その決断を悔いのないものにしてやるだけだ 全員に俺の配下となった証をやろう 名付けとは本来大変な危険を伴うもの 「いいからいい」から大丈夫だって あの魔素を使いすぎて眠くなるヤツ 一度に大量に名付けなければ それとも俺に名前を付けられるのは嫌か? 実は最初に見た時から閃いていたんだ シオンそろそろ交替です いいえシュナ様リムル様のお世話は私がします! シオンったらもう...っ リムル様!おはようございます 待って?なんか記憶があやふやなんだけど たしかオーガ達に名付けしようとしてて... お目覚めになられたかリムル様 たしかオーガ達に名付けしようとしてて... ...お前オーガの若様だよな? 今は鬼人となり頂戴した名 “紅丸”を名乗っています 名付けしたとたん低位活動状態になったんだ ってかなんだって?鬼人の"オーガじゃなくて??? 大柄だった体軀が一回り小さくなった 内に秘めた魔素量が前の時よりびっくりするくらい増えてるんだけど これはあれかリグルドショックの再来か 「オーガ」から進化して「鬼人」になったってことだよな... お目覚めになられて本当に良かった シュナ...オーガのお姫様が もともと可愛かったけど更に美少女になったな リムル様につけて頂いた名前とても気に入っています このおっぱい美人がシオン... 野性味が薄れて知的な雰囲気になったな いじめてくださいますな ベニマルの後ろに控えてるのは俺の腕を斬り飛ばしてくれた爺さん 一瞬で再生され焦ったのはこちらでしたぞ ずいぶん若くなったみたいだ オーガの中から稀に生まれるという上位種族のことです。 上位の魔物に名付けをした場合、それに見合う魔素を消費します。 ご快復お慶び申し上げますリムル様 先に言って欲しかったよね、と ん?あと一人はどうした? ああヤツはカイジン殿の工房に入り浸ってて... 元気になって良かっただよ 分かっかなオラ”黒兵衛〟だ あんま、変わってない。 イケメン!!美少女♪美女♪ロマンスグレー「マイケメンときて最後に普通のおっさん 仲良くしようなクロベエ 正直コイツ等ちょっと強くなり過ぎてコワイ 裏切られたりして... お前ら着替えた方がいいな 服のサイズが合ってない ジュラの大森林に起こった異変は ジュラの大森林に起こった異変は 騒がしいなどうしたというのだ ...それはそれだけではないのですが、... シス湖南方にてオークの事勢を確認!! 我らリザードマンの領域への侵攻と思われます! それで数はどのくらいなのだ? どうした?オーク共の数はと聞いている ワタシにも信じられませんでした! ですから魔力感知と熱源感知で何度も確認したのですが: そもそも奴らは勝手気ままで協調性のない連中だ 噂ですがオークの軍勢がオーガの里を滅ぼしたとか... 与太話と思っていたのですが数で圧倒したのならあるいは... 伝説の特殊個体の存在を疑わねばなるまい 打てる手は全て打つべきだな ですが親父殿その呼び方は些か無粋ではありませぬか 我輩には〝ガビル〟というゲルミュッド様から頂いた名前があるのですから 蜥蜴人族の戦士長ガビル 呼び方などどうでもよかろう それよりお前にやってもらいたいことがある まぁ簡単にいうと... ってことは今俺たちの目の前にいるハクロウはオークロードか? ああアレも似たようなもんですね ホッホッ言ってくれますな 稽古がしたいと望まれたのはリムル様ですのに 剣術を習いたいと言ったらこの有り様だ おヌミらはまだ続けるぞ まぁそれは冗談ですがオークロードというのは数百年に一度生まれるというオークの特殊個体です なんでも味方の恐怖の感情すらも喰らうため、異常に高い統率能力を持つんだとか ホレホレ打ち返してこんな 里を襲ったオーク共は仲間の死にまるで怯むことがなかった わー...ゴブゾウしっ まぁ可能性でいや非常に低い話です 里が襲われた理由の心当たり 関係あるかわかりませんが 襲撃の少し前にある魔人が里にやってきて「名をやろう」だとか言ってきたんです 俺を含め全員から突っぱねられて結局 悪態つきながら帰って行きましたがね そいつから恨みを買っているかもしれないってことか こんな里試んじまえ!? 主に見合わなけりゃこっちだって御免だ そいつの名前なんだったかな リザードマンの一行を目撃しました 湿地帯を拠点とする彼らがこんな所まで出向くのは異常ですので 報告がございます。リムル様 リザードマン?オークじゃなくて? なにやら近くのゴブリン村で交渉に及んでいるようでした ここにもいずれ来るかもしれません お昼ごはんの用意が整いました 今日は私も手伝ったんですよ や俺は今日は遠慮します... この世界の奴らって俺の生前のイメージと違ったりするからな リザードマン一の戦士!! オーガよりもオーガミしい そういやベニマル達が仲間になってから数日が過ぎているが... シオンが昼メシを用意してくれるなんて今日が初めてか シュナ様が衣服の製作で忙しくされているので厨房の人手が足りないかと思いまして ゴブイチ殿は遠慮していましたけれど 結構ですんであのやめて ちょっとショナのとこ寄ってくか そういうことで、そういえば、 これが絹糸で織った反物ってやつかい?シュナちゃん ふへぇ綺麗なもんだなぁ はいげんりょう原料の地獄蛾の繭には魔素がたっぷり含まれているので なるほど防御力も期待できるってことかい すごいなもう絹織物なんてできたのか リムル様いらして下さったのですね はいカイジン様が作って下さった織り機はとても使いやすいです シュナが忙しそうにしてるって聞いてなどんな具合だ? シュナは進化によって「解析者」というスキルを手に入れていた 俺の「大賢者」に準ずる能力を持っているらしく 俺の「大賢者」に準ずる能力を持っているらしく 様々な試みを短期間で進めることが出来るらしい 裁縫が得意だというのでガルムやドルドと分担してみんなの衣服の製作をお願いしたら、 喜んで引き受けてくれた リムル様そろそろ参りましょう お昼ご飯が冷めてしまいます。 シオンは俺の秘書を名乗り出た リムに様、け時から会食でございます 車を手配しておきました シオン秘書のお仕事はちゃんと出来ているのですか? 見た目もそれっぽいので承諾したのだが:: うふふわたくしがリムル様のお世話をしてもいいのですよ? いいえそれには及びません私がキチンとお世話致します なんかこの二人張り合うんだよな 俺の服も作ってもらえるか? ほら普段着とかいろいろ欲しいんだよ きっと素晴らしい服を用意してご覧にいれます よかったこの場は収まったみたいだ ガルムにドルドも頼んだぞ どさくさに紛れてお尻触ったりするなよ? せっかくのシオンの手料理が冷めちゃうからな ではシュナ様失礼します 待てなんだ今の「えっ...」は 待てなんだ今の「えっ...」は すごく嫌な予感がするんですけど!? ウソだろシオンお前そんな「出来る女」みたいな外見して、まさか 頼む!!俺の思い違いであってくれ...っ まさかそんなお約束みたいな「アレ」だったりするってのか!? それでも、それでも、それでも、 ベニマルめ...シオンがメシマズだと知ってて逃げやがったな おいこらこっち向けなに普通に茶すすってんだ っていうかよく見たら隣ハクロウじゃねぇかあの爺さん完全に気配を絶っていやがる! すまないリムル様... これも修行ですじゃ... なぁに、さすがに毒ではあるまい なにか憑いてるように見えるが気のせいだ これは...そうシミュラクラ現象だ 解。視覚を閉ざし右斜め後方にスプーンを突き出せば、命は助かります。 よく分からんけど分かった!! お前を信じるぜ大賢者!! 今後人に出す飲食物を作る時はベニマルの許可を得てからするように 知らん、監督はお前に任せた ベニマルには頑張ってもらいたい ベニマルには頑張ってもらいたい 今後二度とゴブタのような犠牲を出さぬために! 今後二度とゴブタのような犠牲を出さぬために―― 「ゴブリンの村々を巡りその協力を取りつけてこい」だと? オークに恐れをなすなど誇り高きリザードマンの振る舞いとは思えぬ ねぇねぇガビル様はいつ首領になるの? 昔はあんなにも大きく偉大な男だったというのに... いや少々不遜なことを言ってしまったが 我輩など親父殿には遠く及ばんよ 今のガビル様ならきっと全盛期の首領にも劣らねぇぜ え?いやそんなことは:: だってガビル様名持ちだし うむその槍さばきにおいて店に出る者魚と あんた今立たないでいつ立つんだよ えなに?ひょっとして我輩ってば けっこうイケてる...? しょ少々強引なやり方でも我輩が支配者に足る力を持っているところをお見せしよう それでこそ安心して引退していただけるというもの オークの軍勢の撃退をもって リザードマンの首領の座を受け継ぐこととしよう 焼き入れん時の温度勘なのかい? んだ火色を見れば大体わかるだよ オラも戻しの時はキチッと計るだよ ああ外が寒いと粘りが出ねぇからな クロベエは刀工技術を持っていたようで クロベエは刀工技術を持っていたようで カイジンとはすっかり意気投合したようだ ...俺はうっかり中座するタイミングを逃して今に至る な?鍛造って面白いだろ?リムル様 リザードマンの使者が訪ねて来ました リザードマン...ソウエイが言ってたヤツか なにやら近くの!!ゴブリン村で支渉に友んでいるようでした ここにもいずれ来るかもしれません カイジンクロベエ続きはまた今度聞かせてくれ 一体なんの交渉なんだろう 俺達も同席して構わないか? リザードマンの思惑が知りたい ...あれ?なんだ一人だけか? なんか演出くさい登場だな ご尊顔をよーく覚えておくが良いぞ このお方こそ、次代のリザードマンの首領となられる戦士 リザードマンの次期首領? お前らにも我輩の配下となるチャンスをやろう!! 結局アレって何を作っうとしたんだ? ささ身と幸自立米のすましすです 偉そうに一体何様のつもりだ ちょ...シオンさんやめて! スライムボディがスリムボディになっちゃう!! ...そういえば、... やれやれ皆まで言わねばわからんか 貴様らも聞いておるだろう オークの軍勢がこの森を進攻中だという話だ しからば我輩の配下に加わるがいい オークの脅威より守ってやろうではないか! 貧弱なゴブリンではとうてい太刀打ちできまい? コブリンがいないようだが? 情報によればここは確かにゴブリン村のはず... ...確かにオークが攻めて来るのならリザードマンと共闘ってのも選択の一つではあるんだが こいつに背中を預けるのはちょっとイヤだなぁ 嫌いではないけどああいうァホ そいつは幹部に引き立ててやる 聞けばこの村には牙狼族を飼い慣らした者がいるそうだな いかんシオンがまたイラつき始めた あいつの力量も測りたいしな ベニマルも「こいつ殴りてぇ」みたいな顔してるし、 そいつの話を聞いて差し上げろ あれ?あんなにデカかったですかね? あれがランガの本当の大きさなんだよ しっぽ振った時の被害が甚大だったんで叱ったら小さくなったんだけどな 威嚇するにはあのサイズの方が都合がいい 聞いてやるから話すがいい おおお貴殿が牙狼族の族長殿かな? へぇ他の奴らは畏縮してるけど あいつは結構根性ありそうだな さすが威風堂々たる佇まいしかし 「主」がスライムとは些か拍子抜けであるな どうやら貴殿は騙されておるようだ この我輩が貴殿を操る不埒者を倒してみせようではないか 見せてやって下さいよガビル様ー! ...トカゲ風情が我が主を愚弄するとは あれ?何やってるっすか? お前(シオンの手料理のせいで)死にかけてたはずじゃ...! 告。個体名ゴブタはシオンの料理に抵抗して「毒耐性」を獲得したようです。 良いところへ来たゴブタよ な...!?なんすかこの状況!? トカゲこの者を倒せたのなら貴様の話一考してやろう 部下にやらせれば恥はかきませんからな ゴブタ遠慮はいらんやったれ ええっなんなんすかもー... 負けたら「シオンの手料理の刑」な 勝ったらクロベエに頼んでお前に武器を作ってもらってやる あホントっすか?ちょっとやる気出たっす ふっ偉大なるドラゴンの末裔たる我らリザードマンが まさかゴブタのヤツ「影移動」を使いこなしてんの!? 勝負アリ勝者ゴブタ!! 「影移動」はもともと嵐牙狼の持つスキルだ 俺も黒嵐星狼の持つ能力の一つとして一応獲得しているが使ったことはない それをまさかゴブタがねぇ... あいつもしかして本当に天才なんじゃ... あの回し蹴りも以前俺がくらわせた奴だし っていうかみんな普通にゴブタが ガビルもそこそこ強そうに見えたけど.. 鍛え甲斐がありそうじゃのう とかイチャもんつけてボッコボコにするつもりかと思ってた 大丈夫俺は空気の読める男だ期待通りだった事にしょう やったなゴブタ!約束通りクロベエに頼んでやる そこのお前ら見てたな? 勝負はウチのゴブタの勝ちだ オークと戦うのに協力しろという話なら検討しておくが配下になるのは断る 今日のところはツイツを連れて帰れ 然りこれで終わりではないぞ 今後の方針を立てないとな 俺たちの里を襲撃したのは数千程度だったハズだが... あれは別動隊だったのだ 本隊は大河に沿って北上している そして本隊と別動隊の動きから予想できる合流地点はここより東の湿地帯... つまりリザードマンの支配領域ということになります リザードマンの住むっちだ湿地帯 ってことは俺たちの町はターゲットには入っていない.. でもそれならオーガの里だって本隊の進路の妨げにはなっていなかった ...オークの目的ってなんなんだろうな オークはそもそもあまり知能の高い魔物じゃねぇ この侵攻に本能以外の目的があるってんなら何がしかのバックの存在を疑うべきだろうな まなんの根拠もない話だ忘れてくれ 本当に魔王がからんでいたとしても そいつがシズさんを苦しめたレオンとは限らないしな はまっ複数いるっぽいし ...魔王とは違うんだが 豚頭帝が出現した可能性は強まったように思う 数百年に一度生まれる特殊個体だっけ いないと楽観視するよりは警戒するべきかと思います ん?どうしたソウエイ? リムル様に取り次いでもらいたいとの事 偵察中の分身体に接触してきた者がいます 誰だ?ガビルでもうお腹いっぱいだし 変なヤツだったら会いたくないんだけど 変...ではありませんが大変珍しい相手でして その..樹妖精なのです あれかカードゲームとかによくいる木の精的なお姉ちゃんが ほほほうお呼びしたまえ 〝魔物を統べる者〟及びその従者たる皆様 突然の訪問相すみません わたくしは樹妖精のトレイニーと申します 俺はリムルーテンペストです どうぞお見知りおき下さい 初めましてトレイニーさん は...初めて見ましたぞ そりゃそうだドライアド様が最後に姿を現されたのは数十年も前のこと なんかみんなの戸惑いがすごいな なんかみんなの戸惑いがすごいな そんなに偉い人なのかこのお姉ちゃん そんなに偉い人なのかこのお姉ちゃん 解。樹妖精は森の最上位の存在であり、 「樹人族の守護者」または「ジュラの大森林の管理者」とも呼ばれます。 ...なるほど「社長が直々に視察に来た」みたいな感じか ええとトレイニーさん? 今日は一体なんのご用向きで... 本日はお願いがあって罷り越しました リムルーテンペスト...魔物を統べる者よ あなたに豚頭帝の討伐を依頼したいのです そういうことで、そういえば、 ヴェルドラのスライム観察目記 勝負を行っておったのだ。 ヴェルドラのスライム観察日記 パチリ、パチン。暗く、何もない空間に、鳴るハズのない音が響く。そう、それは想像力。我の思念が描き出した将種盤で、炎の巨人のヤツと イフリートも上位精霊だけあって、簡単に思念将棋に慣れおった。我の演出に合わせて、駒を動かした時に音を立てておる。 うむうむ。やはり、雰囲気は大事だ。我は満足しつつ、ふと外の様子に意識を向けてみた リムルは人の姿を得た事で、衣類にも気を配るようになった。それに触発されたのか、魔物達もお洒落を楽しむようになったのだ。そんな訳で、魔物の毛皮を加工する工房なども建てられたようだな。 他にも、大勢の者が食事する場所も建てられておるしっ皆で話し合う為の会議場場なども用意されておった。 そんな具合に、町の様子も大きく様変わりしておる 町を創るという作業は、それで終わりではない ノチン上手です、ヴェルドラ様 リートの銀将を喰らった。 なんとリムルは、自分だけ美味しい食事を楽しむつ もりのようだ魔物の味覚では楽しめぬ食事も、人の姿を得た今な らば問題ない。そこに気付くくとは、流石はリムルよ。 もっとも、リムルが人の姿を得てから何日も経過しているのは、言わぬが花というヤツなのだろう。 はあぁっ!?ちょ、ちょっと待て。待つのだ。信じられぬ。我が外の様子を観察しておる内に、イフリートの形勢が有利なものへと変わっておった。ぐぬめぬぬ...。な、ならば、これでー「す、少しはやるようになったではないか。だが、ま 我はそう言いつつ角行が進化した竜馬を戻し、イフ 危ない危なぃ。少しばかり油断しておったようだ「流石はヴェルドラ様、勝負を仕掛けるのが早過ぎましたね。ですが私も定跡とや「らを学んでおりますのでまだまだ勝敗はわかりませんよ」 イフリートはまだ、ようやくルールを覚えたばかりだったハズ。それが何時の間に、定跡などと口にするまでに成長したのやら。今までの我とイフリートこの勝負の結果は、我が圧倒的に勝利を恣にしておった。まさに、百戦百勝。それが理由で、つい先日まで勝負に熱中しておったのだが...。この前、目を離した際にリアムルが人化を覚えおったので、今度はそういった事がないように外の様子にも気を配るようにしておったのだ。そんな我の隙を突いて、イフリートが将棋の勉強をしておったとは、な。侮れぬものよ。こういうのを、日々の努力と呼ぶのであろうな。外ではリムルが、色々と自分が獲得した能力を試しておるようだ。これも言ってみれば、ルールの確認に通じるものがある。自分に何が出来て、何が出来ないのか。それを知っておらねば、話にならない。我ほどになると自然と理解出来るのだが、リムルやイフリートではまだまだ「修行が足りぬというものだ。リムルなど、イフリートと戦っておる時に「熱変動耐性』があるのを忘れておったほど抜けておる。な 声音から救援委請と推測 こ、小癪な事を抜かしおるわ悔しいが、正論過ぎて言い返せぬ 偉大なる我は、イチイチ自分の力を試したりしない、あるがままを、あるかままにーそれこそが、我の ので、こういう機会を設けそろ必要があるのだろうが、 リグルといったが、リクルドの息子がリムルに報告 さてさて、一体何事が起きたのやら、リムルの前に姿を現したのは、六体の大鬼族だった。リムルが名付けたホフゴフリン共が、東になってかかっても敗北したようだ。まあ、仕方あるまいて。弱き者共が強者に負けるのは必然。それこそが、この世の習わしなのだから。斬られたと泣き叫ぶホブゴブリンに、リムルが回復薬を振り掛けておるな。どうやら大事に至る前に、リムルが間に合ったようだぞ。「倒れている者たちは無事です。魔法により、眠らされているだけですからー... 「ヴェルドラ様、どうやら何か緊急事態のようですね」「そのようだな。どうやら、問答を行っておる場合ではないようだぞ」我の言葉に、イフリートが頷く。そして、二人して外この様子に目を向けた。と、同時に。これ幸いとこの状況を利用して、我はイフリートとの勝負を誤魔化したのだった。 「イフリートを簡単に倒し、その力をも取り込んだ今のリムルならば、たった方体のオーガなど物の数では だが、関係ない。リムルが間に合った今、このオーガ共も終わりよ。 ギン、ガギ、ギンという音が響いておるまだ戦いは終わった訳ではなく、オーガ共とリムルのペットが戦っておったわあれはランガといったな。オーガニ体を同時に相手にして、一歩も退いておらぬようだ。魔法への「耐性も高いようだし、そこそこの強さになっておるな オーガ共は、リムルこの提案を蹴ったようだ。どうやら何か事情があり、そうだが、先に手を出したこのはオーガ達。リムルもさぞや激怒してーーって、あまり怒ってはおらぬようだぞ?普通に戦えば負けるハスなどないが、油断をすれば怪我をする事も有り得る偉大な我は、油断などした事がない。故に敗北した 我がせっかく反省を示したというのに、イフリートほ何故か溜息を吐いておる。解せぬ解せぬが、まあいい。今はそれよりも、リムルの戦戦いの方が興味深いのだ。「どうやら、戦闘が始まるようだぞ!」 「宜しくお願いします...!」 我は出来る竜なので、反省すべき点は反省するのだ 思わず心の声が漏れておったようだな失敗失敗。ちょっと「興奮し過ぎてしまった。「良かろう、今後は気を付けるとも。クアーーーッハッ ないわっ!!」「―あのう...そういうう事は、本人を前にして口にしないで欲しいのですが:...」 それはそうであろう我が友が何者かに負けるなど、そんな事は断じて認めめられぬのだまあ良い。何を考えておるのかは知らぬが、ここはお手並み捕見と洒落込むとしよう。 オーガ共は、リムルの実力に気付いておらぬ魔物とは基本的に、相手この魔素量の大小によって彼 我の戦力差を認識する。それは本能的なものであり、漏れ出る妖気から推測する訳だ ところが、今のリムルは謎の仮面によって、完全に 妖気を退断しておる。故に、オーガ共はリムルを過小 評価してしまっておるのだ。だが、それでも油断はしておらぬようだぞ。やはりこのオーガ共は、知能が高く人に近い考え方をするようだな。であれば、本能よりも経験を重視し、身に付けた技術を駆使しした戦い方をするのだろう。身体能力に劣る人類は、蓄積された経験から技術を磨き継承する。そして、強大な魔物をも倒せる力を獲得する者まで出現しておった。身体能力の高いオーガが技術を継承しておるとなれば、単純な魔素量だけではその実力を測れぬであろうよ。当然、リムルもそれに気付いておる。だから油断せず、相手の出方をうかがっておるわ。おっ、黒いのが動いたぞ、大槌を振りかぶり、リムルへと振り下ろしたな。力は凄いが、その動きは遅いい。そんな様では、リムルの動きを捉えるなと無理というものだ。案の定、リムルは素早く同避し、手の平から『麻痺吐息』を噴射して黒いこのを痺れさせおった。それで一息つく暇もなく、紫髪の女がリムルの背後から迫っておる。ーが、リムルには余裕があるな。女の胸に見蕩れ ...大きいと、何か嬉しいのだろうか? おったのだ。そして、リムルが獲得して使いこなした魔物の能力の数々を見事に言い当てて見せたのだよ。間違いなく、『魔力感知』を所有しておるだろうなオーガの癖に、妖気を完全に遮断しておるし...魔法を行使する巫女姫よりも、この老人が一番厄介 そしてそれは、我だけではなかったようだオーガの老人もまた、先の三人との戦いを観察して 我にはよくわからぬので、今度じっくりとリムルに聞くとしよう。あっと言う間に、リムルは『粘鋼糸』で女を縛り上、げおった。だが、黒いのと紫髪の女は囮だったようだ。二人が目立つ攻撃を仕掛け、その隙を蒼髪が狙っておったのだ。だがしかし!リムルは自身を狙う刃を、『身体装甲』によって強化した腕で防いでみせた。アーマーサウルスの能力だが、完全に自分のものにしたようだ。身体の一部だけ硬化させるとは、思った以上に格好良い使い方をしておるなさっきの『麻痺吐息』もそうだが、スライムの身体を自由自在に変化させておるようだぞ。我は感心しつつ、リムルの戦いぶりを見学しておっ この話”でしかない。『痛覚無効』と『超速再生』がああるリムルにとって、ただこの斬撃によるダメージは意味がないのだ「ば...化物め!!」そうオーガの若長が叫んでおるが、失敬な話である。ええい、リムルよ!そんな礼を知らぬ者共など、さっさと蹴散らしてし 流石は、我だまたも自分の凄さを再認識した訳だが、今はそんな事を目優しておる場合ではないな。身体能力に優れたオーガが、人を凌ぐ技量を身に付けけると、ここまでの領域に至るのかと感心するまあ、我ほどの超絶した存在には関係のない話なのだがなそしてそれは、リムルもまた同様オーガの老人が若く全盛期であったならば、もう少し苦戦くらいはしたであろううが、それもまた、もしも そうだぞ?そう感じた我の直感は正しかった。オーガの老人は瞬でリムルの背後を取り、その腕を刎ねてみせたの 集めてエネルギーとしておる場合が多い。時間は掛かるが、自分の身体への負担は大きく軽減されるのだ。だが、しかし。大気中の魔素を集めるには、それなりの時間を必要 通り。人間共が行使する魔法もそううだが、大気中の魔素を 出した。だがそんなもの、イフリートの次にも耐えるリムルに通用するハズもなし。リムルは簡単に無効化して、オーガ共を青褪めさせておるわ。更に追い討ちをかけるようにリムルが使ったのは我の力を流用した。黒突』である。リムルが操るのはエクストラスキル程度の力だが、力を注げば注ぐほどに威力は向上する。言ってみれば魔法やユニークスキルをも上回る凶悪な技なのだ。これを見て、オーガ共も完全に格の違いを理解したようだぞ。「あれは...あの炎は、周囲この魔素を利用した妖術ではありませぬ!」オーガの巫女姫の言葉だが、そうむうむ、まさにその オーガの若長は、鬼王の妖炎という幻妖術を繰り それに対して魔物の能力は・自身の魔素量のみを利用用する。魔素を集める手間が省け、短時間で攻撃が可能となる訳だ。これにも当然、問題はある。魔物とは、魔素量によって成り立つものが多い我のように無尽蔵の魔素量を保有しておるならばともかく、小さき者共では行使可能な能力の回数には、限がある。使い過ぎれば自身の存在さえ脅かされるので、無駄に撃たず切り札とする者が多いようだな。どちらの場合にも一長一短あるので、どちらが優れているという議論には意味がない。それに、精霊魔法のようにに契約相霊の力を借りて発 これこそが、人の身の限界というヤツなのであろう とする。そしてそれは、単位空間あたりの魔素の密度によって、大きく変動するものなのだ。魔物から取れる〝魔晶石〟を加工して、魔法行使に利用可能な〝魔石〟なども発明したようだが...まだまだ一般的に出回っているとは言えぬようだ。大量の魔素量を必要とする大魔法を行使するには、膨大な時間が掛かる。精神力の消耗も激しくなるので大量の〝魔石〟を用意して大人数で行うのが普通となるようだな うーむ、リムルが相手この事情を知ろうとするのはそういう理由からなのかも知れぬな。 そもそも、最初から本気を出せば、オーガ共など簡単に滅ぼせたであろうよ。オーガ共も、それは十分に理解したようだ。その上で、決死の覚悟でリムルに挑むつもりのようだが、無意味であろうな。お待ち下さい、お兄様!!それを止めたのは、意外にもオーガの巫女姫であった。そして、その説得が功を奏したのか、オーガの若長も素直にリムルに謝罪したのだよ。思ったよりも素直な性格に、我も思わずオーガ共を見直した。ふむ、考えてみると少し複雑だぞ 動するものもある訳で、状況によって使い分けるのが正しい戦術と言えるかも知れぬ。そして、リムルの場合だが。今行使しておる『黒炎』は、見た目はアレだが十分に手加減しておるようだ。魔素量を気にするまでもない た。それを受けてリムルは、この者共に名を授ける事 悩んだ末に、オーガの若長ほリムルに従うと決断し いものよともかく今回は、リムルの見立てが正しかったようだ。先程まで敵対しておったというのに、今では楽しそうに、共に宴とやちを楽しんでおるわ。まったく、見ておるだけなのはツマラヌな。我も早いトコ、外の世界に解放されたいものよ。そうこうして一服した後、「リムルはオーガ共の勧誘を始めおった。まったく、何を考えてーーいや、リムルの事だ。我には思いもよらぬ、奥深き考えがあるに違いない。オーガ達の話では、数千のオーク共が攻めて来る可能性が高いという。この町まで巻き込まれる恐れもあると、リムルは考えておるようだな。だが、それだけではないのだろう。本当の理由は、今知り合ったばかりのオーガ達に何かしてやれないかと考えておるのだ。甘い。その考え方は、本当に甘いと思うだが我は、何故か嫌いにはなれぬのだよ 相手にもよるのだろうが、その見極めとなると難し だろうが、上位種族を甘く見過ぎよ。 にしたらしいやれやれ、世話の焼ける事よ。だが、何故だろう?また我の出番かなと、我は少し嬉しく思ったのだっ やっぱりな、というのが我の感想だ。六人だけだから大丈夫ーーとでもリムルは考えたの 「可能な限りの魔素量を採取致します」 前回も、貸し出した魔素量はキッチリと返却された。もはや我はリムルを疑ってはおらぬ、はいはい、好きにすれば良かろうてこの場も素直に、我は魔魔素量を差し出してやったの 容赦なし我に対する容赦を一切せず、リムルは魔素量を奪っ ていきおった。その上で自身の魔素量まで最大に利用 して、オーガ共に名付けを行ったのだよ。その結果が、低位活動状態の再来という訳だ。そんな事だろうと思っておったわ。どうせ外界の様子がわからあならと、我は新たな遊びを考案した。リムルが人の姿を得た時、より、密かに構想を練っておった。この囚われた世界の中で、イメージによる写し身を作成したのだ。純粋なる思念体であり、「肉体ではない。だが、この閉じた世界の中ならば、簡単には拡散しない。だからこそ可能な芸当ーそう!つまり我は、念願の人型を手に入れたのだよ!!「ヴェルドラ様、一体何をなさるおつもりで:...」「クアーーーッハッヘッハ!見てわからぬか、イフリートよ?こうして我が人の姿を得た今、やる事は一つではないか!」「ーーと、言いますと?」 「知れた事。我等もここで、人の技を学ぼうではないか!!」 我はイフリートに語って聞かせる。あのオーガ共もそうであったように、高い身体能力 に優れた技量が加われば、その力は計り知れぬものと 我は構えを取り、イフリートへと蹴りを放つ。これは、我が聖典より学んだ技の一つ。空を舞う龍あの如く、変幻自在に軌道を変える蹴り技よ。人の身の可動域では美現不可能なこの技も、我ならぽ実戦運用が可能だ。イフリートは面白いように驚愕して、必死に防戦しようとしておるわ。「で、ですから、私は砕かれると存在が消滅してしまういます!!それ以前に、お格闘戦など今まで行った事が イフリートが何か叫んでおるが、まあ良かろう。相変わらず、細かい事を気にしておるだけだろうしな「始めるぞ?」「わ、私の話も聞いてー問答無用。 あのオーガの老人など、リムルの目を欺く事に成功しておったのだ。それこそ、が、戦闘能力は単純な能力値では計れぬ、というう良い証明なのだよ。「まさか、この場で私と戦う、と?」「その通りよ。何、心配すそろでない。実戦ではなく、あくまでも模擬戦だよ。それに、思念体が砕かれよう。と、死ぬ訳ではなかろうが?」そ、それは貴方様だけです、ヴェルドラ様!私は 何故かボロボロになったイフリートが、疲労困憊と して、使えそうなものを残すし、より洗練させてゆく。聖典の記述は全てが正確という訳ではないようで中にはデタラメも混ざっておった。手足を交差させても真空波は飛び出さなかったし、発目の打撃で抵抗力を殺し二発目で破壊する事も出来なんだ。まあ、そんな事もある。こうして我は、様々な技を実用化させていったこうして生まれたのが、〝ヴェルドラ流闘殺法〟なのだよーーッ!!打撃技を主体とした、超実戦的格闘法これを伝え、広めていくのが我が使命「も、もうそろそろ、宜しいでしょうか?」 我は思いつくままに、様々なな技を試していった。そ 心配し過ぎだな、イフリートは、「さあ、どんどんいくぞ!」「う、うおおおッ!?」 イフリートが、何かツマラヌ事を抜かしておるわ格闘戦をした事がないのは、我も同じである。だがらこそ、この場で学ぼうというのだ。存在が消えたとしても、また何処かで復活すれば良い話であろう。 オーガの若長は〝紅丸〟その妹らしき巫女姫は〝朱茶〟 いった様子で我に訴えかけてきたその目から力が消えておするが、大丈夫であろうか?我は鬼ではないので、当然許すに決まっておろうに。勿論だとも。それでは、お主の回復を待って再開するとしようぞ」我がそう告げると、イフリートは何故かガクリと気絶してしまった。 そうか!早く体力を回復させて、我との特訓を再開したいの 感心感心そんなふうにして、我等の秘密特訓は始まったのだ リムルが目覚めると、オーガ共は鬼人族へと進化し ふむ。流石は、大量の魔素量を与えただけの事はある。リムルには、戦力増強という意図もあったのである うな。我からすれば大した事はないが、ジュラの大変林に住まう者共からすれば、この鬼人というのは脅威 ーいや、流石にそれはないかリムルにはどんな攻撃も通じぬだろうから、勝敗が 決する事がないだろう故に。「見よ、イフリートよ。あのハクロウの動きを」「見事ですね。今ならば、彼の者の動きが理解出来ますす。一瞬だけ動きを止め、相手の攻撃予測を誤魔化し ていたのですね」その通り。相手に自分の速度を見切らせておいてそれを変化させておる。高等技術よな」傍から見ているだけでは実感出来ませんが、実際に やられると混乱するでしょうね」「目の前から消えたように見えるであろうな。リムルでさえもそう思ったのだから、余程の実力差がない限りり、あの者に勝つのは難しかろうとリムル達が問題にしておる豚頭帝などどうでも良いが、あのハクロウの動きは見るべき点がある。我が〝ヴェルドラ流闘殺法〟をより完成度の高いものとする為にも、より熱心に観察する必要がありそう 第一の知識には欠けておりますれば...!」 「さあ、どうでしょう?」私は食事など不要な上位精霊ですし、まるで興味がなかったもので、そのあたり 調し、数十年暮らしたのであろう?どうだったのだやはり食事とは素晴らしいものばかりだったのではないのか?」 「い、イフリートよ、お主はあのシズエという女と同 りなのやら...。我、ここで一つ賢くなった気分だよ。食事とは美味しいものばかりだと思っておったが、どうやらそうではないらしい。 オーガが、リムルの為に用意したのだとフンッ!リムルめ、どこまでも羨ましいヤツよ。また今回も自分だけ、美味しい食事をーーと思ったのだが、どうやら様子がおかしいぞ?あれあれ?我の超直感が、アレはやバイと訴えておるぞ!?そしてそれは正しかったようだ。リムルもまた、シオンの用意した食事が危険だと思っておるようだしな思わぬ罠があったものよなさてさて、リムルはこの危機をどう乗り越えるつも イフリートは役に立たなかった本当に、何が楽しくて生きておるのやら。「面白みのないヤツよな、お主は。それでは何故、人と同化しておったのだ?」「いや、面白いとかそういう話ではなく、私は召喚主この命令に従ったまでです」「魔王レオンとやらの事か?そういえば不思議な話まな。精霊であるお主が、何故に魔王を慕うのだ?相手が〝勇者〟ならばいざ知らず、そこまで義理立てする必要などあるまいに...天使、悪魔、精霊。 世界の理に組み込まれた精神生命体共で、三端みの関係にある自我を持ち、理から外れる存在もいるものの、その本質はそこまで変化ししないものなのだ。〝勇者〟を守護し従うのが精霊である以上、その対極に位置する〝魔王〟とは、本来であれば相性が悪いものなのだまあ、それはあくまでも一般論精霊はその立場上、どちらかといえば中立に位置すそるし、魔王に協力的であっても不思議ではないかまあ、イフリートは少しし度が過ぎておるように思えるがな。 「あっ!」イフリートの声を聞き、我は外へと目を向けた。そこには何故か、ゴブタがリムルのスプーンを咥えている光景が。「何が起きたのだ?」「それが、どうやらリムル様が動きを予測し、ゴブタというホフゴブリンを身代わりに用いたようです リムルめ、やはり恐るべき男よな。た躊躇いもせず、自分を慕う「部下を犠牲にするとは、だが、しかしそのお陰でリムルは、上手くこの危機を脱したので ガビルと名乗る、変な蜥蜴人族がやって来た。リムル達に配下になれなどとはざいておるが、馬鹿 オークの軍勢など、どうでも良いわああ、もどかしい。我ならば、一瞬にして屠る事など造作もないという それはともかく。ガビルとやらの態度を面白くく思わぬのは、リムル達も同様だったようだな。我と同じく、かなり立腹しておる。そして、リムルのペットこのランガが飛び出した。ガビルの相手をさせるつもりのようであるだが、これでは実力差があり過ぎる。ガビルだけでなくリザードマン共が全員でかかっても、ランガが圧勝するであろうよ。「ガビル様かっけー!!」「見せてやって下さいよ、ガビル様ーーッ!!」などと煽てられて、ガビルは調子に乗っておる。そのせいか、正しく彼我の戦力を見極められておらぬようだな。このままではリムル選の想像通りに、ガビルはランガに殺されてしまうであろう。それでは、見ていても面白くない。ーーと思っておると、きっとき死にかけていたゴブタが通りかかった。そして、ランガの代わりに戦う事になったのだよ、ゴブタのヤツは、運が良いのか悪いのが実力を比べるならば、ガビルに遠く及ばぬのは明白最近はハクロウに鍛えられておるようで、それなりに授量も上がっておるのだが...それでもガビルに勝 ガビルがゴブタを舐めておったのも理由の一つでは流れ 難しい。それをゴブタは、見事にやってのけたのだ槍を投擲してガビルの虚を突き、『影移動』にて背後へと回り込んだ。目標を見失いガビルが戸惑っておる隙に、その頭部の急所へと同じ蹴りを放ったという 思わぬ頭の切れに、我もビックリだ緩急ある動きそれにフェイントを織り、交ぜ、トドメの一撃を放つ言葉にすればこれだけだが、これを実戦で行うのは それだけではないゴブタは計算に基づいて、見事なまでの作戦を立て それも、師であるハクロウの動きを彷彿とさせるような、な。 それなのに、我の予想は見事に外れた〈褒美に釣られ、手料理に屈りして、ゴブタは本気になっておった。それ故か、普段からは考えられぬような機敏な動きを見せたのよ。 ルドラ流闘殺法〟を教え込まねばなるまいて、 「えっ?」「何だ、イフリートよ?何か言いたい事でもあるのか?」「いいえ、何もー のだよ。そして解放された暁には、このゴブタにも我が〝ヴェ あろうが、ゴブタの日々、この鍛錬の成果が発揮されたというのも理由であろう。これだ。これこそが、我が技量を高めようと決意した理由なのだよ。どうせこれからも、解放されるまで時間はタップリある。その間にせいぜい、我が〝ヴェルドラ流闘殺法をより完全なものとなる。ように鍛え上げようと思った オークの進攻とやらが、かなり現実味を帯びてきたのだ。そして。ソウエイと名付けられた元オーガが、より詳しい状況況を調べてきたようだ。我、知ってる。情報を制する者が、勝敗をも制するのだと!!スックック、リムルのやツは流石よな。聖典を読み込んでおるだけの事はある。ソウエイは、二十万のオールクの軍勢が進攻していると報告しおった。十万が一百万だったとしでも、我ならは簡単に滅ぼせるのだがな。しかし、リムル達にとっては重大事であるようだ。魔王が絡んでいるのではとか、豚頭帝が出現したのだろうとか、皆で意見を出し合っておるわ。そんな中、リムルに接触を試みる者が、新たに現れ ガビルがやって来た事もあり、町は騒然とし始めた 我の言葉に、何故が驚くイフリート何か言いたげだったが、イフリートがそれを口にする事はなかったのだった。 いないであろうがな!! たようだどうやらそれは、我がジユラの大森林の管理を行わせておる樹妖精みたいだぞ。大昔に保護してやったのだが、それ以降、我に恩義を感じておるようなのだ。その名は、トレイニー。他にも姉妹がおったハスだが、今は一人でやって来たようだな。恐らく他の者共も、ジュラの大森林の騒乱を収めようと躍起になっておるのだろうて。それに比べてリムルのやツは、樹妖精と聞いて嬉しそうにしておる。森の騒乱よりも、樹妖精に会える事に興奮しておるようだ。余裕あるよな、コイツ。我はともかくとして、リム必選の町にとっては重大事ではなかったのか?そんなふうに我が呆れている間にも、話は進んで おった。「――あなたに、豚頭帝この討伐を依頼したいのです」トレイニーはそう言って、リムルに向けてニッコリ さてさて、リムルはどう返答するであろう?その答えが何であろうと、我を飽きさせぬのは間違 角ってなんかの拍子に折れそうでちょっと怖いよな そんなに柔じゃないですよ うっかりうつ伏せに寝て枕に刺さるってのがオーガの間じゃ鉄板のあるあるネタでしたね アンスタント西田拓矢さん、「村やさんひぁさん原山大様は、齋藤。茂美さん下田将也先生神行先生小田原美先生荒稲波先生 ただこういう服を着るときは結構難儀しますよ だから和服っぽいのか!! キャラクター原案みっつばー先生より ☆取録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、コミックス発売当時のまま掲載しています。 琴ィもスライだった件の...そんなこと言ってるですけれどそれの目の前ですか