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Instructions:
家生スライム
...
ん
鳳に伏瀬...
週刊川上奈樹
Tarkikawakam!
Amazonのキャラクター開業・サッコはールについての
キャコン・シリウスKC
TaikiKawakami
あはははっははあったんだよ
私はおまえの人の
ああ、ああっそれでも、ええっ、ああぁぁぁっ
原作・化粧源の一つの
...!!!上奈樹
「Talkikawakem!
2011年11月25日土19キャラクター開幕・サークビールにいたの
200c10.30xp
ドワーフ玉国
ジュラの大森林
前回までのあらすじ
服頭族を率いる仮面の魔人に里を雄撃され、多くの同胞を失っ
...
た太鬼族一族。リムルをその仮面の魔人だと思い込み。一時は
幼打ちのため戦いへと突入したが、誤解は解け彼らはリムルの
配下となった。ほどなくして駅頭接が次に向かうのはリサード
マンの俺も湿地帯であると判明した、その数20万の大軍勢。オー
キャラのドライフに触れるのは
クの脅威への対策が急激となる中、大森林の管理者・樹妖精の
オークロー
ら豚頭帝の計伐依頼がリムルの元へと舞い込んだー
ソワ
リムルーテンペスト
(三上倍)
ヴェルドラーテンパスト
〈暴風竜ヴェルドラ
キリエルの名づけ親で親友
大人秋モンスター
出界人。人間からス
シズエ・イザワ
既時期の日はからその
された異世界人。歴法、
ランカ
リム、ルの場の
ゴブタ
朱菜
リグルド
紅丸
密情報収集
トレイニー
話、狂いゆく歯車
第6回話
第69回話偽りの衝撃
第10回話、出陣の展開
...
>035
>065
美樹話「戦場に生じた波紋
第100話、里雪
♪099
書き下ろし小説
ヴェルドラのスライム観察日記
>165
世に混乱をもたらす
災厄の魔物
豚頭帝
...ハラ
ヘッタ...
彼の者が
生まれながらに持つ
スキルは
その支配下にある
全ての者に
影響を及ぼす
そのスキルの
影響下にある者は
喰らった相手の力や能力
までも取り込み
自分の糧とする
代償は!
満たされる事のない
飢餓感
...征くぞ
このまま進めば
じきにトカゲ共の
肉にありつける
オーク達は
進む
果てしなき飢えを
満たす
ただそれだけが
彼らの王の望み
故に―
第18話狂ぃゅ〈歯車
豚頭帝の
討伐...?
ええと...
俺がですか?
なに言ってんだ
このお姉ちゃん
ええ
そうです
リムルー
テンペスト様
いきなり現れて
ずいぶん身勝手な
物言いじゃないか
樹妖精の
トレイニーとやら
なぜこの町へ
来た?
ゴブリンよりも
有力な種族は
いるだろう
そうですわね
あなた方..
元オーガの里が未だ健在
でしたらそちらに出向いて
いたかもしれません
まぁそうであったと
してもこの方の存在を
無視することは
出来ないのですけれど
!!
樹人族の集落が
豚頭帝に狙われれば
樹妖精だけでは
対抗出来ませんの
ですからこうして
強き者に助力を
願いに来たのです
オークロードがいる
ってこと自体俺達の中では
まだ仮定だったんだけど...
樹妖精は
この森で起きたこと
ならばたいていは
把握しておりますの
いますよ?
オークロード
まぁ美味しい
ドライアド様が
お認めに...っ
ならば本当に
誕生してしまったと
いうのか!?
...トレイニーさん
とりあえず返事は
保留にさせてくれ
こう見えても
ここの主なんでな
鬼人たちの援護はするが
率先して藪をつつく
つもりはないんだ
情報を整理
してから答え
させてくれ
...承知しました
えー...
という訳で会議を
続ける
オークたちの目的に
ついて何か意見の
ある者はいるか?
......
豚頭帝の存在が
確定したのなら
思い当たることが
一つあります
ソウエイ
わたくし達の里の跡地は
調査して来ましたか?
...はい
その様子では
やはり:無かった
のですね?
はい..同胞のものも
オーク共のものも
ただの一つも
無かったって
なにがだ?
死体!?
死体です
なるほどな...
20万もの大軍が食える
だけの食糧をどうやって
賄っているのか疑問
だったんだ
おいおい
ちょっと待て
奴らには兵站の概念
などありはしません
からな...
それってまさか
死体を...
ユニークスキル
「飢餓者」
豚頭帝が生まれる時
必ず保有している
スキルです
食べた魔物の性質を
自分のものとする
あなた様の「捕食者」と
似ていますわね
「捕食者」と違い
一度で確実な奪取
とはなりませんが
食欲に任せ
数多く食せば
その確率も上がる
というもの
つまりオークの
狙いってのは..
オーガやリザードマン
といった森の上位種を
滅ぼす事ではなく
その力を奪う
ってことか...
...となるとウチも
安全とは言いがたいな。
嵐牙狼族に鬼人
ひょっとしたら
ホブゴブリンもか?
オーク達の
欲しがりそうな
エサだらけだ
一番ヤツらの
食いつきそうなエサを
忘れてやしませんか?
ポテイエステロ
ん!?
...他人事では
なくなったのでは?
いるでしょ
最強の
スライムが
スライムなんて
無視されるよ
それに...
この度の豚頭帝
誕生の切っ掛けに
魔人の存在を
確認しております
貴方様は放っておけない
相手かと思いますけれど
なぜならその魔人は
いずれかの魔王の
手の者ですので
すげえ
さったなこと...
森で起きたことは
たいてい把握している
...か
食えない
お姉ちゃんだ
そう言われて俺が
動かない訳が
ないと知ってた
ってことか
改めて
豚頭帝の討伐を
依頼します
暴風竜の加護を受け
牙狼族を下し、鬼人を
庇護する貴方様なら、
豚頭帝に後れを
取ることは
ないでしょう
.腹をくくるか
当然です!
リムル様ならば
豚頭帝など敵では
ありません!
調子のいい
娘らだな
...わかったよ
まぁ!やはり
そうですよね
豚頭帝の件は
俺が引き受ける
皆もそのつもりで
いてくれ
もちろんです
リムル様!
なんて格好つけて
負けたら
どうしよう...
さてと
20万の軍勢を
相手取るとなると
リザードマンとの
同盟を前向きに検討
したいところだが...
使者がアレ
なんだよなー...
リザードマンの
話が通じる奴と
交渉したいところ
だが...
自分が交渉に
向かいます
リムル様
リザードマンの首領に
直接話をつけても
よろしいですか?
できるのか?
やだイケメン
なにこの自信
はい
よしでは
リザードマンと合流し
オークを叩く
決戦はリザードマンの
支配領域である
湿地帯になるだろう。
これはリザードマン
との共同戦線が
前提条件だ
頼んだぞ
ソウエイ
くれぐれも
舐められるなよ
お任せを
それにしてもリザードマンか...
それにしても
リザードマンか...
首領がガピルみたいなアホじゃなければいいけどな
首領がガビル
みたいなアホじゃ
なければいいけどな
...これソウエイが
置いたコマか?
ええ周辺のゴブリンを
取り込んだガビルの
隊らしいです
気絶したガビルを囲んで
しょんぼり沈んでいたとか
なんか...いや
考えすきか?
どうか
しましたか?
オークを迎撃するための
リザードマンの本隊は
多分こんなカンジに
展開するよな
するとなんか...
ガビルの隊が
ほんきょう
リザードマン本拠地
ほんたい
リザードマン本隊
オーク軍
リザードマンの本拠地を
強襲したら一気に
落とせる布陣に見えるん
だよ
あいつ
お調子者っぽいし
周りに乗せられて
変な気を起こしたり、
しないだろうな...
はっ!?
こここは...っ
起きたかよっ!?
わーん
ガビル様ー
そうだ、我輩は
あのふざけた顔の
男に..
簡単な事よ
うぬ...すっかり
騙されたわ
どういう事?
我輩を制した
あの者こそあの村の
本当の主に違いない
なんと!?
あれが...?
たしかにそうでも
なければガビル様が
負けるはずなど...
そういえば、
そういえば、
そういえば、
そういえば...
汚い!騙して
ガビル様の油断を
誘うだなんて!!
まぁ落ち着け
弱者なりの知恵
というやつだろう
さすがガビル様
器の大きさ
山の如し
よッ
次期首領!
いやー
カッコええなぁ
ガビルはん
聞いた通り
えらい男前
やないか
ムッ
何ヤツ!?
さっきから
いたよあの人
ワイはラプラス
いう者です
ゲルミュッド様の使いで
あんたに警告をしに
来たんや
おおっ
ゲルミュッド様の!?
ゲルミュッド
って?
確かガビル様に
名を抜けてくださった
というお前だ
わざわざご足労を
お掛けしたな
してゲルミュッド様の
警告とは?
これがまたえらいことに
なっとるんですわ
今回の
オークの軍勢...
どうやら本当に豚頭帝が
率いてるらしいでっせ
オークロード!?
リザードマンの現首領は
出来たお人やけど
もうかなりの
お歳やし...
...
...
...
正直なとこ...
...
お父上には荷が
重いんとちゃいます?
ホントにあの
伝説のためか...?
静まれぃ!
伝説だか何だか
しらんが他より僅かに
優れているというだけだ
オークロードなんてフリング
オレ御伽噺でしか
知らねぇよ...
ガビル様...
...だがそう悠長なことも
言っていられなくなった
オーク軍撃退ののちに
首領の座を受け継いだのでは
間に合わん!
ラプラス殿
挨拶もそこそこだが
我輩たちは..
数日は
やがる
ええって
ええって
行くぞ
皆の者!
湿地帯に戻り
はるんやろ?
はよ行った方が
ええで
おおう!
うむ
かたじけない
...せいぜい
頑張りや
ガビルはん
首領...
首領!
何事だ?
侵入者です!
鍾乳洞の人口にて
首領に会わせろと...
...会おう
連れて参れ
えっ!?
首領
危険では...
この妖気..
ただ者ではない
そなたも
感じるか
...これは
リザードマンの
精鋭百体で
かかったとしても
敗北するやも
しれんな
フッ
失礼
今取り込んで
おりましてな
おもてなしも
出来ませぬ
気遣いは無用だ
俺は単なる
使者...
我が主の言葉を
伝えに来ただけ
なのでな
すとのり塩味と
コンプルは作りたい
ところだ
ホテチもどき
うすェェホ
そういう訳で
オーク軍を相手にする
ことになった
決戦は湿地帯で
行う
そこで勝てれば
良し
だがもし負けたら
速やかにここを放棄し
トレントの集落へ
落ち延びるように
正直、敵戦力は
少なくない
勝つつもりでいくが
負けたからといって
怯える必要はない
っていうか何この
お神輿みたいなの
恥ずかしいんだけど
早く終わらせたい
一刻も早く...!
状況は「思念伝達」で
知らせる
えーでは...
皆落ち着いて
決められた通りに
行動するように
第一陣に加わる者を
発表する!!
第19話偽りの優勢
10月件を言おう
我が主がお前達
リザードマンとの
同盟を望んでいる
同盟?
はてそちらの勢力が
いかようなものか
儂は知らんのだがね
我が主リムル様は
樹妖精より
直に要請を受け
オーク軍の討伐を
確約されている
森の管理者が
直接...!?
樹妖精の話では
オーク軍を率いているのは
豚頭帝だという
この意味を踏まえて
良く検討して欲しい
やはり、そうか。
豚頭帝
え?
ふんっ
リムルだと!?
聞いたこともない!
どうせそいつも
豚頭帝を恐れて
我らに泣きついて
来たのだろう?
素直に助けてくれと
言えばいいものを
今すぐ口を
塞ぐのだ
やめろ
首領そのような
態度では舐められ
!!
なっ...
い糸!?
同族の非礼を
詫びよう
離してやって
もらえないかな
これは対等な
申し出なのだろう?
...失礼脅す
つもりはなかったが
主を愚弄されるのは
好まぬ
よく言う...
止めねば迷わず首を
刎ねるつもりで
あっただろうに
...ジュラの大森林に
暮らす魔物で森の管理者を
騙る愚か者はいない
見たところそなたは...
私の知るそれとは内包する
妖気が大きく異なるが
南西に暮らすオーガ
であろう?
今は違う
鬼人!?
オーガの中から
希に生まれるという
上位種族...
主より「蒼影」の名を
賜った折鬼人となった
ならばこの者に名を与えた主とはそれ以上の存在...!
ならばこの者に名を
与えた主とは
それ以上の存在...!
豚頭帝の出現...
豚頭帝の出現...
この局面において
強者の援軍を期待
できるとなると
断る理由はない
だが...
...ソウエイとやら
ひとつ条件を出しても
いいだろうか
...聞こう
きゃ
リムル様今
よろしいですか?
かわいい!
アトでな
おソウエイ
ナイス!
おお
そうか
リザードマンの
首領に会えました
同盟の話、受けても
いいそうです
ただリムル様に
出向いて欲しいとの
事ですが..
いいよ
どっちみち湿地帯で
決戦予定なんだし
会ってもいない人物を
信用しろってのも
無理な話だ
では会談の日取りは
いつ頃がよろしい
でしょうか?
んー
そうだなー
準備や移動に
時間がかかるだろうし
まぁ7日後って
とこかな
では
そのように
俺はミュナちゃん
一部俺は
こっちゃん一筋
そういえば
リザードマンの首領って
どんなヤツだった?
ふーん
慎重ですが
判断力のある男です
こちらへの対応も
丁寧でしたね
なるほどガビルとは
違うと
リムル様
次はこれをおおしにー
じゃあひとつ
伝言を頼むよ
承ります
ーでは我等は
準備を整え7日後に
こちらに合流する
聞き入れて
もらえたか...
その時こそ我が主
リムル様に目通りして
もらうとしよう
それまでは決して
先走って戦を仕掛ける
ことのないように
最後にひとつ
リムル様より
伝言がある
うむ
承知した
一背後にも気をつける」
...?
そうしよう
とのことだ
では
首領...
...どうにか
光明が見えた
ようだ
よいか皆の者オーク軍は
すでにこの地下大洞窟の
すぐ側まで迫ってきている!
だが恐れる
ことはない
それまでの間
かっ
我々は籠城し
戦力を温存するのだ
7日後には
樹妖精の要請を
受けた強力な
援軍が見込める
地の利は
我らにある
この天然の迷路を
利用しオーク一体に
対し必ず複数人で
あたれ!
目的はあくまでも
防衛だ!
間違っても攻勢に
打って出ようなどと
思うな
戦死すれば死体は
そのままヤツらの
エサになると思え!
その時までは
堪えるのだ!
それが豚頭帝を
相手に戦うという
ことだ!
援軍と合流
した後反撃に
転じる!
誰一人死ぬことは
許さん!!
ソウエイとの
会合から4日
これが本当に
オークなのか?
まるでオーガとでも
戦っている気分だ
ゾッとするな...
こんな奴らが
20万もいるだなんて
それが豚頭帝の
能力なんだろう...
あと3日も守り
通せるだろうか...
守ってばかりでは
疲弊するだけだ
あなたは...っ
親父殿
おお
戻ったか
してゴブリンからの
協力は上手く取り付ける
ことが出来たのか?
は!
しかし
オーク相手に籠城とは
一体どういうつもり
なのです?
とても誇り高き
リザードマンの戦い方
とは思えませんな
いやお前がいない間に
同盟の申し出が
あったのだ
その者達と合流
するまでは防衛に
徹するのが最善だ
......
...老いたな
親父
なに?
天然の迷路を利用し
大軍と戦うのは
良い策かもしれん
だがそれでは
数多ある通路に
戦士を分散させすぎて
戦力の集中による
迎撃が出来ぬ
!?
ガビル殿!!これは
一体どういう...っ
落ち着け親衛隊長
危害を加える
つもりはない
手荒な手段に
なってしまったことは
後で詫びる
窮屈な思いをさせるが
我輩が豚頭帝を
討つまで辛抱してくれ
ま待て
息子よ!!
勝手なことは
許さん!
せめて同盟軍の
到着まで待つのだ!
ええい放せ!
ガビル殿...
いえ兄上!
目を覚まして下さい!
ガビル様
これを...
これは
親父殿の...
...
!
ここのカ...!
水渦槍よ...
ガビル様
各部族長の掌握が
完了したぜ
若い連中にはこの防衛戦に
疑問を抱いていた者も
多かった
我輩を主と
認めてくれるのか!?
そういえば、
そういえば、
そういえば、
...そうか
みんなアンタに
付いていく
頼むぜ
ガビル様
いいとも
我輩がリザードマンの
真の戦い方を
見せてやろうぞ
温地帯を埋め尽くす
オークの大軍
その一角から
ザワめきが生じた
ギャ
恐れることはない
湿地帯は我らの
領域!!
素早い動きで
オーク共を
撹乱するのだ!
ぬかるみに足を
取られるノロマに
後れは取らん!
俺たちの攻撃が
効いてるぞ!
やっぱりガビル様の
言う通りだ!
ガビルの実力は
多くの仲間が
認めるものだった
一旦離脱!!
わあああ
ただひとつ
誤算があるとすれば
なんだ...?
オークがオーケの死体を
喰っているのか...!?
首領は知っていた
豚頭帝の恐怖を
ガビルは知らない
豚頭帝の恐怖を
その違いが今
結果となって
牙を制く
スライム姿なら
「おもちゃんさんないかと
思ったが
いいん様いどこに
行かれたってばう
次はこのネタリジェを
素直でいただきたい
です
そんなことは
なかった
お待ちして
おりました
リムル様
出撃用の
武具の準備
整っております
...へぇ
いいじゃないか
じゃ
行くとするか
...
...
...
...
それは...
...
...
...
...
...
...
そういえば、
そういえば...
...
...
...
第201話出陣の関
ここいつら
自分の仲間を
喰ってやがる...
!?
ガビル様!
回り込まれた!
何が起こった!?
明らかに奴らの
動きが素早く
なっている..!!
なに!?
うわぁぁっ
!?
馬鹿な!!
オークの足に
水かきだと!?
それではまるで:
まるで
リザードマンの
ようではないか!!
ガビル様!
さっき仲間が一人
喰われちまった
!
多分
それからだ
奴らの動きが
変わったのは..
まさか我等の
能力を...
ゴブリン隊
リザードマンより
後ろに下がれ!
ここまで
連れてきたことが
裏目に出てしまったか
我等が翻弄し
ゴブリン共に仕留め
させるつもりが:::
オークの包囲を
突き破るのである!
行くぞ!!
おおい
あれ...
来るぞ!
なんだあの
黒い奴ら...!!
先頭のオーク...
なんとすさまじい
妖気であるか!!
間違いない
やつがそうだ
そこのオーク
止まれい!
ひと目で
わかったぞ
貴様が豚頭帝
であるな?
我輩と
一騎打ちを
帝ではない
我は豚頭将軍
豚頭帝様の
腹心だが、強さでは
足元にも及ばぬよ
豚頭帝では
ない...?
これ程の力を
持ちながら
足元にも
及ばないだと?
では..
一騎打ちだったか?
面白い
一体どれほどの
化物だというのだ
本当の豚頭帝は
受けてやろう
事だ..
「なんという
「背後にも
気を付けろ
あれはこういった
事態を警告して
いたのだ
!
ガビルにもっと豚頭帝の
恐怖をしっかりと語って
聞かせておくべきだった
首領
通路の先から
血の匂いが...
...来たか
親衛隊長
よく聞け
そなたに
密命を与える
こぉんなとこに
隠れていやがったかぁ
トカゲ共めぇ
オ...オーク!!
女子供は
下がっておれ!
無駄だよぉ
どうせ全員
豚頭帝様への
供物となるのだぁ!!
行け!!
品のない豚のわりには
なかなかに手応えが
ありそうではないか
相手にとって
不足なし!
ほい
ストップ
今日はこの辺で
野営するぞ
町を出発してから
まだ3日だが
嵐牙狼族のおかげで
道のりはすこぶる
順調だ
うゎこs辺〆薪
しけってる
こっちのも
湿ってやすね
つかないっす
ねー
あっためこれ
ないの?
あと少しで
湿地帯だろう
連れてきたのは
ベニマル
なんだ、それ
然やすのか?
もうすぐ
暴んさせて
あける
...シオン
消したに
なちゃうっすよ
ハクロウ
乾いた森
美めてきたと
ソウエイ
おー
ランガ
そして狼鬼兵部隊
100組だ
別にたった100騎ちょいで
20万を相手にしろって、
わけじゃない
ソウエイ
周辺の状況を
確認してきてくれ
はっ
俺の狙いは
豚頭帝ただ一人
彼らには俺が
豚頭帝と一対一で
戦う為のお膳立てを
任せるつもりだ
そういえば
リムル様約束の
褒美っすけどちゃんと
クロペエさんに頼んで
くれたっすか?
あ!!うん
勿論だとも
「あ!!」
って...
いや帰ったら
ちゃんと頼むって
リムル様
よろしいですか?
あ今ソウエイから
メッセ入ったから
なんだ?もう
何か掴めたのか?
いえ交戦中の一団を
発見しました
メッセって
なんすか
なに?
片方は
リザードマンの
首領の側近
もう片方は
オーク達ですね
上位個体と思しき
一体とその取りまさ
50体ほどです
交渉の折
見かけた一人
です
どうやら自分の力を
誇示するつもりの
ようで
上位個体が一人で
いたぶっています
そのオーク達に
お前は勝てそうか?
容易い事かと
即答かよ
イケメンだな。マジで
わかった
そのリザードマンには
悪いがオークの能力を
調べるいい機会だ
出来る限り
観察しろ
聞け!野営は
中止だ!
だが殺されそうに
なったら助けてやれ
一人でそんなとこに
いる事情も
聞きたいしな
ランガ
ソウエイの下まで
影移動で頼む
御意
は!
なんだもう
お終いか?
つまらんな
もう殺って
いいんじゃ
ないすか?
は早く喰いてぇよ
飽きてきた
ってよ
そろそろ
〆時かな
父上..
兄上..
ごめんなさい
私はもう
ここで...
ななんだ
資様は!?
突然現れやがって
獲物の横取りでも
しようってか!?
勝手に死なれ
ては困るな
リムル様がお前に
事情を聞きたいそうだ
キン
無事か?
君がリザードマンの
首領の側近だな
これを飲め
大丈夫
回復薬だ
...!?
傷が...!?
ウソ致命傷だと
思ったのに::
間に合って
良かった
ソウエイめ
観察しろとは言ったが
もう少し早く助けて
あげて欲しかった
しかしまぁ
これで俺の印象も
多少は良くなる
だろう
会談前に
ポイントを稼げて
良かった
あ
あなたは...?
俺はリムルー
テンペスト
リザードマンとの
同盟のため
会談に参加する
べくここにいる
はい
ソウエイ、その
でっかいオークはまだ
生きてるか?
...
あえて急所を
外しただと?
負け惜しみな...
使えるかと思い
急所ははずしました
さすがソウエイ
わかってるな
貴様程度の非力な
腕ではこの俺には
通じぬだけよ
主の手前格好
つけたかったのか?
残念だったな!
豚頭帝様より授かった
この偉大な力を前に
貴様らは敗北
痴れ音め
おい
そいつからは
情報を
リムル様を前に
不敬ですよ!!
リムル様!
愚か者を
罰してやりました!
ほめてほしい
愚か者は
お前だっての
もー
気をつけてまだ
ヤツのとりまきが
手応えが
ないな
暇つぶしにも
ならなかったぜ
え?なに
もう終わったの?
君たち
強すぎない?
...この方達
ならば
あいつらが
弱すぎるん
ですよ
そなたに
密命を与える
こうなった以上
我らの滅亡は
避けられんのだろう
首領...
だが身内の過ちに他を
巻き込むわけにはいかん
お前はソウエイ殿を探し
このことを伝えるのだ
お前の双肩に
リザードマンの最後の
意地と誇りが掛かっている
頼んだぞ...娘よ
言いつけに背く
ことをお許し下さい
...父上
お願いがございます!
どうか我が父たる
首領と兄たる
ガビルをお救い
下さいませ!!
どういう事だ?
何かあったのか?
...兄ガビルが謀反を
起こし首領を幽閉
したのです
兄はオーク軍を
自らの力で退ける
つもりのようです
ですが兄は豚頭帝を
甘く見ており:
このままでは敗北し
リザードマンは
滅亡するでしょう
虫のいい話であるのは
重々承知しております。
力ある魔人の皆様を
従えるあなた様なら
我らを救う御力が
あるのではと愚考
致しました。どうか...
よくぞ申しました!
リムル様の偉大さに
気づくとは
あなたは
見所があります。
おい、コラ
リザードマンは
救われるでしょう
えでも...
リムル様は
まだ何も...
勝手に仕事を
とってくる
このカンジ
まさに
秘書だな
仕方ないな..
...まどうせ
豚頭帝とは
戦うんだ
えーと君は
首領の娘さん
だっけ?
では君を首領の
代理と認める
ここで同盟を締結
することに異論は
あるか?
ははい
え?
いえ...いえ
異論など!
では..
ソウエイお前
首領の所まで
影移動できるか?
可能です
同盟相手なら
助けに行く
当然だろ?
スライム成分を
補う
なぜか消えそうな
予感...
計画の方順調に
運んどるようやなぁ
ゲルミュッド様
豚頭帝の出現は
予想外だが
幸運だった
豚頭帝が森の覇権を
手に入れる日も近い
だろう...!
うむ
そうすれば
俺の野望も..
なかなか楽しそうな
話をしていますね
な何者だ!?
わたくしの名は
トレイニー
この森での悪巧みは
見逃せません
こりゃヤバイで
ゲルミュッド様
森の管理者や
何だと!?
御名答
それで何を企んで
いるのか話して下さい
ませんか?
いやーその辺は
守秘義務ゆうか...
そうですかでは
もう用はありません
森を乱した罪で
あなた方を排除します
精霊召喚
「風の乙女」
はぁ!?
大気圧縮断裂
おい腕...
はよ逃げた方がええで
ゲルミュッド様
さぁ断罪の
時です
罪を悔いて
祈りなさい
なっ!?
おお怖っ
まぁ後はもう
成り行きを見守る
だけやし
ここらに
しときまひょか
森を汚す
者どもめ...
!?
ほな
サイナラ
...まさか
逃げられるとは
状況は思わしく
ありません
あの方は
果たして
...
...
...
そういうことは
...
...
そういえば、
...
...
...
...
...
それでも、
そういうことで、
第七十話戦場に生じた波紋
どこまで信じられるの
でしょう
...
「部分擬態」
吸血蝙蝠〈羽
ひょー
「大賢者」さまさま
だな、簡単に空を
飛べてしまった
空中散歩を
楽しみたいが
今はそんな場合
じゃないな
大賢者
魔力感知を
マクロにしてくれ
了。
オーク軍
...やっぱり
リザードマンの
分が悪いな
リザードマン隊
シミュレーションゲーム
なら詰んでるぞ
コレ
ん?
一騎打ち?
あれは...
ガビルか
渦槍水流撃!!
混沌喰!!
!?
妖気が
実体化した!?
あだッ
こ
こいつら..!!
我輩を喰おうと
いうのか!?
...ただのお調子者
かと思ってたが
ガビル様
今助ける!
手を出すなと
言ったはずである!
お前達に敵う
相手ではない
なかなか漢気
あるじゃないか
うおっおっ
ランガ
聞こえるか?
は!
さて次は
首領の方だが
...まぁあの男に
任せておけば
大丈夫だろう
イケメンだし
き...来て
くださったのか
フッ
ソウエイ殿...!
父上!
な...
なぜ..
同盟は
締結された
!?
どういう...
私を首領の代理と
認めてくださったの
です
援軍は来ます
まだ諦める時では
ありません!
...父上!
リザードマンは...
助かるのか...!?
ソ...
!!
しまった
豚頭将軍が:!
使者殿を死なせたと
あっては先方の主殿に
顔向け出来ん!
父上!
この身を盾に
してでも
心配はいらない
すでに
動けなくしてある
ぐぶ...ッ
そういう反応に
なりますよね...
しかし残念だよ
なにか情報を
引き出せないかと
思っていたのだが
コイツには情報共有の
秘術がかけられて
いるらしい
手の内を晒して
こちらの情報を
くれてやる義理はないな
とはいえこのまま
殺すのでは
もったいない
...そうだな
せっかくだ
お前には伝言役を
頼もうか
おまえのおおお
さすが
トカゲよ
地を転げ回っているのが
よく似合っているぞ
だがその滑稽な
ダンスも飽きた
そろそろ
死
注意散漫だと
危ないっすよ
んが!?
おかっ
だ誰で
あるか!?
!!
貴殿は...っ
あの村の主殿では
ないか!
王♡
なに言ってる
っすかこの人
もしやけたち
助太刀しに来て
くれたのであるか?
我が名は
ランガ
いかにして
ここまで...
あれは狼鬼兵部隊
隊長ゴブタだ
牙狼族の...っ
リムル様の命により
助太刀に来た
「影移動」だ
学ばんのか貴様
グググ...
リムルだと?
知らんな
どこの馬の骨かは
知らんが
邪魔立てするなら
容赦は
なっ...?
おお
始まったすね
なんだ!?
一体何が
起こったと...
まさか
大魔法!?
リザードマンごときが
多人数による儀式魔法を
使えるとは
一騎打ちには
早々にケリをつけ
あの大魔法を操る者共を
始末せねば...!!
なにぃ!?
ええとガビルさん
でしたっけ?
ふぇた!?
さっさと態勢立て直して
防御陣形を整えるっすよ。
ううむ
わかったのである
しかしさっきの
黒いアレは...
あーあれは
心配ないっす
オイラも初めて
見たけど味方の
術っすから
だから
どけと言っただろう
貴様ら
何者だ!?
覚えていない
のか?
非道いな里を
喰い散らかして
くれたじゃないか
その角...まさか
オーガか!?
どうかな
今は少し違う
かもしれないな
もう一度言う
道を開けろ
豚共
灰すら遺さず
消えたくなければな
...
...
そういえば、
...どうやら敵方にも
危険な強者が紛れて
いるようですね
...帝?
...
...
...
ん
そのページに
...腹が減っタ
なんでも
いイ...
...
喰いたイ...ッ
そういうことで、これからもうちょっとしていたのですが、
そういうことで、
そういえば、
そういうことですが、
そういえば...
それが幾つみだけ接触すると、
そういうためのみたいで、
ちょっとかかって
黒嵐星狼に
擬態した姿が
見たい?
はッ
ゴブタのやつめが
申しておりました
それはもう見事な
お姿だったと!
あー...
ドワーフ王国の入口で
人間の冒険者達に
絡まれた時か
あいつめ
目を閉じていろと
言ったのに:
まぁいいけど
よく
見てろよ
言ってみればこれは
嵐牙狼の進化した
姿なのかもな
おお...っ
ランガもこの姿を
目指してがんばれよ
ふんトカゲ共を
助けに来たつもり
らしいか
無駄なことな!
...
ばまも
どこぞの木っ端魔物の
配下が加わったところで
オオオ
我らの優勢は
少しも揺らがんわ
だ、
...
木っ端って...
......では
見せてやろう
!
ええぇ...
なにコレ...
第24話黒溝疽
...
解。個体名ランガの
広範囲攻撃技
「黒雷嵐」です。
あそう...
まきこまれ
そうだすー!!
ここれランガさんの
スキルっすか!?
...
...
...
...
...
...
...
...
...
そういうことですから、
角が二本に...!
よく見たか
オーク共よ
これが貴様らが
木っ端と侮った魔物の
力の一端だ
もう吹っ飛ん
じゃったっすよ
オーク達...
おい...おい
ゴブタ!
あはいっす!
まだオーク共を
全滅させたワケじゃ
ないぞ
ランガの姿にびびってる
今が好機だ
了解っす!
ガビルさん!
うむ!
左右から
オークの残党を
片づけるっすよ
心得た!
やれやれ
世話の焼ける
おっと
ぐぐぐ...
よそ見とは余裕だな
そりゃあ
とったぁ!
これでもう
逃がさんぞ
あぢ!?
!?
は放っ...
やっぱり手応えの
ある奴はいないな
どうする?アトは
ゴブタ達に任せるか
ほっほ
ご冗談を
リムル様の華々しい
勝ち戦の最初の
一戦目
調子に乗るナ!
...
...
そういうことで、
...
...
そういうことで、
そういえば、
...
!
こいつ...
...
...
そういえば...
...
...
...
...
...
そういうことで、
...
...
そういえば、
そういうことで、
...
それでも、
...
...
そんなことはないのですが、
...
...
...
...
...
...
そういえば、
え、えっと...
...
そういうことで、
そういえば...
...
...
...
...
...
我らが活躍せぬ
わけには
いきますまい?
そういえば、
そういうことで、
そういえば、
そういうことで、
ホレ
だな
に逃げろ!
この黒炎球に
触れるな!!
消し炭に
なるぞ!
そらシオン
お前の番だ
おまかせを
スウ
...
うわぁ...
そういえば、
...シオンを
怒らせるのは
やめよう
それにしても
上空から見ると
戦況の変遷が
すさまじい
ギャーッ
みわああ
圧倒的だったはずの
オーク軍が見る間に
減ってくぞ
それでも全滅までは
程遠いのが驚きだが
実際に戦場に立てる
者の数は限られている
指揮官がいたぞ
ハクロウ!
はっ
はっ
ふっ
俺からの「思念伝達」で
俯瞰情報を得た
ベニマルの指揮があれば
後続の軍勢と分断できそうだ。
っていうかアイツのお
ヤバすきだろ
ホントに鬼人勢は
優秀だな〈約一名危なっか
しいのがいるけど
わぁぁ
うまぁ
いやはやこの戦いが
終わった後も仲良く
したいものだね
ああ...
儂の判断は
この同盟を
受け入れるという
判断は正解だった
さて...見えたか?
オーク共を操る者よ。
次は
貴様の番だ
オーガの里を滅ぼし
鬼人を敵に回したこと
まっ...
せいぜい後悔
するがいい
じゃ、
35
キャッ!?
いや、やっぱり
...
クソ共が!
役立たずめ!!
鬼人だと!?
ゲルドには俺の誘いを
断りやがった大鬼族共の里を
真っ先に襲わせたが
まさか生き残りが
進化したとでもいうのか!?
それにあの獣だ
ジュラの森にあんな
化物がいたなど
聞いていない
俺の知らぬところで
一体何が起こって
いるというのだ!!
クソッ
まずい...
何とかしなければ!
ここまで来て計画が
つふれるなと
このままでは
俺が...
俺があの方に
殺されてしまう!!
いやー
...まいった
いきなり人の腕
斬り飛ばすとか
非常識な姉ちゃんやで
笑わせるな
その程度君に
してみれば大したことは
ないんだろう?
ラプラス
まぁな
せやけど懐の
水晶が割れたら
どないしよ思だわ
それは困るね
私もそれを楽しみに
しているんだ
だけど君が
不覚を取るなんて
あり得ないだろう?
買い被りすぎやって
ワイかて失敗する事も
あるわい
それよりホレ
視覚の主は
ゲルミュッド
そろそろ
クライマックスやで
これは
豚頭帝か
...見せて
もらおうか
せや湿地帯の
ど真ん中や
ということは
ゲルミュッド自ら
戦場に降り立ったと
いうことか
手出しは厳禁だと
いうのに使えん男だ
まぁまぁ
おホラもう一人
出て来たで
...前言を
撤回しよう
ゲルミュッドのおかげで
面白いものが
見られそうだ
へーえ...
...
十大魔王が一柱
人形傀儡師
クレイマンに
そこまで言わせる
とはねぇ
...
いや...
...
そういえば、
...
...
5巻に転生する?
っ!!?
書き下ろし
小説
ヴェルドラのスライム敬察日記
〜飛翔編〜
◆狂いゆく歯車
頼しおった。
ふむふむ。
かなり図々しい頼み方だが、トレイニーとしても切
羽詰まった状況なのであろうな。余裕があるように見
せておるが、我の目は誤魔化せぬ。
その内心には焦りがあるようだぞ。
こう見えてトレイニーは、我がジュラの大森林の管
理を任せた上位の魔物なのだ。大抵の脅威なら自力で
排除可能であろうし、わざわざ他人の力を当てにする
ような真似はしない。
状況は差し迫っている、という事なのだろう。
「いきなり現れて、ずいぷぷん身勝手な物言いじゃない
か。ドライアドのトレイニーとやら」
赤髪、確かベニマルであったな。
トレイニーが、弱小種族であるコブリンを頼ったの
が腑に落ちぬ様子。
その疑問はもっともだが、、的外れだとも言えよう。
ドラ
樹妖精のトレイニーは、【豚頭帝の討伐をリムルに依
ヴェルドラのスライム観察日記
〜飛翔編〜
くなった。
その結果が、今回の乱である
一度とこのような事が起きぬように、我に代わる
トレイニーは確信を得て行動しておる
この森の中で最強なのがリムルである、とな。
ドライアドには特殊能力が備わっており、草木のあ
る場所なら遠く離れていても状況を把握出来るのだ
故に、ジュラの大森林内では彼女達の目を欺く事な
と出来ぬ。森に巨大な魔魔素量を持つ者が誕生したのだ
から、その時から監視下にあったと考えるのが妥当で
あろうさ。
ペニマル達との戦いも、当然ながら見られておった
そして、その後のリムルの対応も
リムルがお人好しな性格である事など、その時の会
話を聞けば一目瞭然であろうな。
強い力と困った者を見捨てぬ人柄、利用するにはこ
れ以上ない人材であろうて。だからこそトレイニーは
真っ先にリムルを頼ったのだ。
樹人族の集落がオークロードに狙われれば、ドライ
アドだけでは対抗出来ない。それもまた本心ではある
うが、本当の目的は別にあると見た。
それは恐らく、リムルのヤツを見極める事。
我が消えた後、シュラの大森林を守護する者がいな
そんな思惑を隠し、トレイニーも会議に参加する事
になったようだ。
リムルのヤツは、トレイニーの頼みを保留にした
もっと簡単に引き受けるのかと思ったが、どうやらそ
うはいかぬらしい。
オークロードの存在は確定した。それを倒せば問題
解決。我ならばそう判断する。
我の強さを見せつけ、皆、皆からチヤホヤしてもらう
これで完璧である、とな。
だが、リムルは意外にも慎重だった。
その思考を読み解いてみえ。すると、リムルが恐れ
ているのは、町の住人へ被害が及ぶ可能性であった
ふーむ、面倒な事よ。
自分一人ならなんとでもなるが、弱者を守りながら
となると、行動は制限される
チヤホヤされるには、義務が付き物なのだな
者を排除していたというのが正しいがな。それでも森
は安定しておったし、魔物にとって〝強者〟というの
は絶対の指針となるものなのだ
我の場合は守護していたというよりも、気に喰わぬ
護者を選出したいーというような腹積もりもあるの
だろうて。
クセスした
オーク選の目的は何なのか?といった、難しいぞ
話が飛び交っておる。問題となるのは、二十万の軍勢
のようだ。
ハクロウという鬼人が、「奴らには兵站の概念など
ありませんからな......」と言った
兵站、だと?
そんな概念、我にもないわ!!
「イフリートよ、兵器とは何だ?」
「さあ....私にもわかりません。将棋のルールにも
兵站などは記されておらぬようです」
いまや愛読書となった将根のルールブックを片手
に、イフリートがそう答えた。
まあ、将棋はあくまでもゲ1ム、記載されていない
のは仕方なし。
しかし、面白いのはイフリートよ。
もしもコヤツに戦術書を渡したら、素晴らしい軍師
になるのではあるまいか?
そんな事を思いつつ、我はリムルの深層記憶野にて
キジン
にした。
我はワクワクしながら、会議の成り行きを見守る事
我はちょっと、簡単に考え過ぎていたようだ
では、どうするつもりなのか?
漫画や小説を読み慣れた今目的の書物を探し出す
など容易い事なのだ。
それはつまり、辞書。
リムルの記憶はとても丁寧に整理されておるので
我は簡単にその知識を手に入れる事に成功した
兵站:へいたんーー戦闘部隊の後方にて、人員・丘
競索・食糧などの管理運用をする事。また、補給線の確
保と維持を行う軍事業務。兵站には補給、輸送、管理
の三要素がある。また兵西能力は、自給自足型、現地
調達型,神給基地型に分類される
ほほう、なるほどな。
また一つ、賢くなってしまったか
「クアッハッパッハ!」まだまだだな、イフリートよ。
兵站とはなー」
我はイフリートに、今得たばかりの知識を披露した。
「す、素晴らしい!流石はヴェルドラ様。私など
その知識の深さには感服するばかりです」
「そうであろう、そう。あろう。貴様もコレを読んで
もっと勉強するが良いぞ!!」
「おお、ありがとうございます。私もヴェルドラ様を
見習うとしましょう!」
うむうむ
やはりイフリートは素直だな
これで、難しい勉強はイフリートに任せる事が出来
た。我は娯楽の方を担当するとしよう。
オーク共の狙いが判明したようだ。
何と、ユニークスキル『飢餓者』にて、多様な種族
の力を奪うのが目的だったらしい。
スキ
そう言われてみて思い出しだが、以前出現したオール
クロードも、確かにそのんな力を持っておった。
あの者は人間に討伐されたようだが、その理由は簡
単。ユニークスキル「飢餓著』では、魔物の特性や
能力の一端は奪えても、努力して得た技術なんぞは義
えぬのだ。だからこそ、オークロードの狙いが魔物達
であるというのは、間違っておらぬと思えるな。
この森の魔物を喰い尽くし、覇権を取る気か...。
もしもそれを許せば、新たな魔王が誕生するであろう
う。
そしてーーオークロードの裏には、魔人の暗躍もあ
るという。
これはアレだな
悪巧みの匂いがブシプンするぞ
早く決断するのだ、リムルよ!
らっておる。
た。
偽りの優勢、
ん!」
そう断言するシオン
我も同意見である!
椅子というには変な形だが、リムルだけズルイと
何だアレ、恰好良いぞ!!
リムルのヤツ、なんか凄い立派な椅子を用意しても
終わったな、オークロードよ。
これで我が町も守られると我も「安心したのだっ
そして、リムルはそれを聞いて苦笑したようだ。
「オークロードの件は俺が引きき受ける。皆もそのつも
りでいてくれ」
と、リムルが頼もしく請け負った。
と、我は思ったのだが、その声はリムルに届かない。
悔しく思っておったが、紫子髪のシオンがリムルを後押
ししてくれた。
「リムル様ならば、オークロードなど敵ではありませ
共に被害が出る。そうなる前に、さっさとオークロー
ドを討伐してしまうのだ!!
どちらにせよ、放置しておいたら我を敬う予定の者
イフリートも嬉しそうに、いそいそと準備を始めて
おるわ。
前回は誤魔化して有耶無期にしたが、あれは体調が
悪かっただけの話
リムル達は、戦の準備で忙しそうだ。
イフリートは、古今東西この戦術書を読んでおる
そして我は、とても暇を持て余しておった。
暇だ。本当に、退屈なのだ
「暇だな、イフリートよ」
「いえ、私は勉強中でー
「暇だな?」
「...そうですね、ヴェルドラ様の仰る通りかと」
なんと、イフリートも暇だったとは。
それならそうと、もっと早く言えば良いものを
イフリートは遠慮深いな、まったく。
「クアッヘッハッハ。それなら、貴様の成長を確かめ
てやろう。久々に一局指そうではないか!」
我はイフリートに、将棋の勝負を持ちかけた。
思った。
復活したら我にも用意がしてもらうとしよう。
お神輿というのか?
リムルは恥ずかしがっておるが、我は良いと思う。
どうだ!?これで攻め手は
「では、こちらの飛車は頂きますね」
グオーーーっ!!!馬鹿な、そんな馬鹿なぁ!?
我の可愛い飛車駒が、イフリートの無慈悲な角行に
よって奪われてしまったぁーッ!!
くそぅ、くそう!
お、おかしい
これは激しくおかしな展開だぞ!?
我が王者の余裕をもって「始めた対局だったが、どう
やら形勢は非常に悪い。
「王手ですよ、ヴェルドラ様」
「な、何を小癪な!」
我は華麗に金将を動かし、攻めて来た桂馬を拿捕す
きんしょう
だほ
と?
そんなもの、あるに決まっておる。
我が負ける事など有り得ぬこので、結果的に見て体調
が悪かったとしか思えぬ故に。
そんな訳で、今日は本気で相手をする事にした
何?封印されているのに体調が関係あるのか、だ
「ーーッ!?」
「いや、まさかそんな、子供みたいな理屈...
れるものか!!」
我が言葉に、イフリートは衝撃を受けた様子
カックック、然もありなん。
我の偉大さに触れたのだが、ら、そうなってしまうの
も当然であろう。
驚き焦るイフリート。
我はそれを愉快に眺め、説明する
「クアックッハッハ!」この姿こそ、我が王の真なる
姿よ。この〝帝王〟は二度動くのだ!」
「はあ!?いや、そんな駒、ルールにはーーッ!?」
「馬鹿め!偉大なる我が、人の定めたルールに縛ら
「イフリートよ、貴様も腕を上げたものだな、そんな
貴様に敬意を表し、我が奥の手を見せてやろう!」
我はそう叫び、クルリと王将をひっくり返した。
そこに刻まれた文字、それは〝帝王〟だ。
「な、何ですか、それ...?」
汚い。
イフリートめ、何とも狡賢い手を用いるものよ。
こうなっては仕方なし。
この手だけは使いたくなかったが...。
まんまとイフリートの策略に...
てみた。
◆出陣の関
我はそう宣言した
そして、我の快進が始まったのだ。
「見よ、イフリート。アヤツら、自分達だけズルイと
思わぬか?」
「うーん...どう工手を仕掛けけても、二度も動かれる
と逃げられて...!」
聞いておるのか?」
さっきチラッと見た時は、綺麗でフワフワした服を
いくつも着せられておったのだが、あまり羨ましくは
思わなんだな、我はもっと、恰好良い服が好みなのだ
と思ったら、今のリムルや鬼人達は、とても恰好良
い服に着替えておった。
どうやら見た目だけではなく、防御力にも優れてお
るようだぞ。
気分良く形勢が逆転した。
余裕が生まれたので、我はリムルの様子に目を向け
いや、違う。違うハスだ。ヴェルドラ様には何が深い
御考えがあるに決まっている...!」
「うむ。誇るがいいぞ、イフリート。これからが本当
の勝負よ!」
らして
イフリートも、リムル達を見て感嘆したようだ。
流石は上位精霊である。武具の重要性を理解すると
ほぼ魔王レオンとやらの配下だっただけの事はあるな
「それで、貴様はどう思う?たったあれだけの人数
で、オーク共の大軍を相手今に出来ると思うか?」
我は意地悪くそう問うた
我としては、リムルの勝利は疑いないと考えておる
低位の魔物、CランクやDラシンクをどれだけ集めても
Aランクを超える強力な魔人を倒すのは困難であるか
フフッ、我が勢いに呑まれ、周囲に目を向ける余裕
もないとはな。
まあ、仕方あるまい。我が〝帝王〟は無敵なのだ。
帝王”ある限り、我は不敗なのだよ。
まあ、それはいいとして。
「貴様も我を見習って、もっと注意深くならねばなら
んぞ。見よ、リムル達が新しい装備を整えておる」
「おお、本当ですね。あのカイジンというドワーフ達
と、クロベエと名付けられた鬼人の作品ですか。あの
衣服にも工夫が施されているようですし、リムル様は
本当に興味深い御方です」
した」
「ハッ!?申し訳御座いません、少し集中しております
す」
「ほう?」
我の見立てでは、あの鬼人共はAランクオーバーの
魔素量へと進化しておる。なので、オーク共に遅れ
を取るとは思えぬのだ。
さて、イフリートはどう答えるであろう?
我が与えた戦術書を読み込んでいるイフリート。
頭でっかちに数字だけを見て答えを出すようでは
我が軍師として認める訳にはゆかぬのだが...。
「それは当然、リムル様この勝利でしょう。あのドライ
アドのトレイニー殿が警戒していたのは、あくまでも
裏で暗躍する魔人共の存在でしょうし。魔王レオン様
も、そうした魔人共の暗躍に頭を悩ませていたもので
イフリートめ、思った以上に頭が切れるな
我は少し興味を引かれたので、イフリートに続きを
促した。
「言ってみれば、オークの軍勢は囮であると考えられ
ます。ヴェルドラ様が消えた今、ジュラの大森林の覇
権を求める者共が動き出したのやも知れません
「考え過ぎではないか?」
「そうですね。ですが、私としては考えられる可能性
であると思います。そういう悪巧みを好む魔王に、心が
当たりがあるのですよ...
苦々しい表情で、インフリートはそう答えた。
魔王レオンの部下だった時代に、余程の苦汁を舐め
させられたものと見えるな。
「それでは、囮でしかないオークの軍勢では、リムル
達に勝利する事は出来ぬと?」
「その通りです。将棋の駒に例えますと、リムル様とは
その部下は金将、銀将、飛行車、角行に相当する一騎当
千。それに対してオークの軍勢は、大半が歩兵に過ぎ
ません。せいぜい、銀将が数体いる程度です。それこそ
そ、玉将が〝帝王〟にでもならぬ限り、負けようがな
い戦でしょう」
おう
もっともらしいイフリートの理屈に、我もそうかと
頷いた
そう言われると、そんな気がする。しかしイフリー
トよ、それは〝フラグ〟というものではあるまいな?
我が読み漁っている書物では、そのような事例に事
欠かぬのだが...。
まあ良い。
「それを理解するとは、貴様も成長したな」
「ハッ!お褒め頂き、光栄です」
うむうむ、イフリートには見所がある。
リムルには部下が多くいるが、我にはいない。今まで
では何とも思っておらなんだが、最近、それが少し随
「む?」
す」
を下さい」
「そ、それは....」
「私ではまだまだ、ヴェルドラ様に遠く及びません。
ここは一つ、手本を見せて頂ければ、と
う、うむ。そうだな...
不味い!
これは非常に不味い事になったぞ!?
しかし
良かろう。それでは我が手本を見せてやるとしよう
我に、逃げるという選択肢などない。
そう、我は学んだのだ。
帝王に敗北はない。それは我とて同じ事なのだよ。
ていおう
「ヴェルドラ様のように、私にも〝帝王〟の使用許可
しく感じておったのだ
このままイフリートを鍛え上げ、我が参謀として迎え
えるのも面白かろうて。
「それでヴェルドラ様、一つお願いがー
「良かろう、聞いてやろうぞ」
我は気分良く頷いた。
褒美を与えるのも、主としての役割なのだ。
それでは、条件を入れ替えて一局お願いしたいので
じるものなのか。
同盟相手なら助けに行く。当然だろ?
リムルは凄いな
内心では動揺しておったのに、表にはそんな素振り
をまるで見せぬ。
リムルの秘書となったシオンが、そんなふうに言っ
てリムルの仕事を増やしておった
うーむ。今までは気にした事もなかったが、ひょっ
とするとリムルも我と似たような気持ちになっておる
のやも知れぬ
他者からの期待に応えるとは、かくも心に重圧を感じ
我を尊敬する様子がアリアリと窺えて、その期待に
応えねばならぬと我を強迫する。
嬉しそうに準備を始めるイフリートを見つつ、我は
負けられぬと気を引き締めた
ふと、リムルの様子を見る。
「よくぞ申しました!」リムル様の偉大さに気づくと
は、あなたは見所があります」
イフリートからの視線が痛い。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!の精神で、イフ
リートからの挑戦を受けるのみ!!
リムルの出陣を見送ると、ころではなくなった。これ
ほ久々に、本気を出さねばならぬようだ。
た。
は!?
戦場に生じた波紋
我は内心で溜息を吐いたのだった
御覧下さい、ヴェルドラ様。あのベニマルという男
ておる。しかし、今の我はそうれに目を向ける余裕など
なかった。
必死に駒を動かし、イフリIトの猛攻を凌いでいく
そんな我に、イフリートは余裕ある態度で声をかけ
リザードマンのガビルとやらが、一輪討ちを熱頷し、
王が二度動くなどと、卑怯極まりないのだ。
誰だ、そんなふざけたルールを適用させた馬鹿者
イフリートは情け容赦なく、我が陣地を攻め立てお
...やっぱり、リザードマシンの分が悪いな。シミュ
レーションゲームなら話んでるぞ、コレート
というリムルの呟き。
それはまさに、今現在の我の戦況を言い表しておる
ようだ。
「王手です、ヴェルドラ様!」
ぐぬぬ。
し
どうせなら、親友たる我の事も助けて欲しいし
ルフレ
黒炎獄〟か
解。正解です。あの攻撃は、値体名...ベニマルが
み出した広範囲焼滅攻撃ー
ー〝黒炎獄〟です»
ヘルフレ
オーガフ
私の炎を受け継いたようです」
うるさいわ!
今の我は、それどころではないのだ。
とはいうものの、気になるこのでチラッと様子を確か
めてみた。すると、イフリ1トの言う通り、ベニマル
が恐るべき大技を繰り出しておった。
「ほう、あれは我の『黒炎』も流用しておるようだな。
誰でも扱えるような能力ではなく、ベニマルが自ら編
み出した必殺技のようだぞ」
確かに。あの者の魔素量では、私と同等の熱量を生
み出すのは困難なはず。それを可能とするには、いく
つものスキルを組み合わせねばなりますまい
その通りだな
アレは恐らく、イフリートの「炎熱操作」と我が「黒
次』、そしてアヤツ自身の鬼王の妖炎を維み合わせた
技なのであろう。
他にも空間を限定させるスキルも使用しておるよう
だし、なかなか高度な技法が用いられておるな
な。
オーク共では相手になるまいて。
告。却下です
我やイフリートには通じぬが、大半の魔物はアレに
耐えられぬであろう。それを簡単に操るとは、あのべ
「マルという鬼人、未熟ろしいまでの成長ぶりである
ああのガビルにも、ゴブタが応援に向かったようだ。
ガビルはお調子者だが、部下を庇うような漢気も見
せておった。リムルは見捨てそろのが忍びないと思った。
のであろうが、我も同感である
ゴブタだけでは心許ないが、そこにはランガもいる
戦況は大詰め
本来なら、ワクワクしつつ見学する場面だ。
それなのに、我の心は重い。その理由は言うまでも
なく.....。
盤上に目を落とすと、我の敗北が濃厚であった
かくなる上は致し方なし。
封印解除に割いている我が『究明者』のリソースを
回してでも、勝利の方程式を導かねばならぬ!!
ぶっ!?
リ、リムルめ
我の行動をお見通しとは!?
我は勝負に勝つ為に、封印解除が遅れるのも辞さぬ
覚悟であった。しかし、リムルはそれを不服としてお
るようだ。
それはまあ、我としても早く復活したいのだが、
それでも。〝竜種〟に敗北など許されぬのだよ。
怒られた
「解。自業自得です。完成さこれた将棋のルールを、自
己都合で改変したのですから。せめて、有利とされる
先攻を取る程度で我慢するべきでした
リムルめ、我が勝手にルートルを変えた事に、とても
ご立腹のようである。
でもなあ、我、勝ちたいのだよ。
威厳とか、そんなのはどうでもいいのだ。ただ、勝
ちたい。長き時を生きる我だが、ここまで勝利に貪欲
になったのは初めてかも知れぬ。
我は今まで、負けた事がないワケではない。〝勇者
この戦いもそうだが、勝てぬと思えば直ぐに勝負を認
を受けたのだ。
嬉しいものよな。
やはりリムルは我が友だ
だ。
他方ないですねーーという感じで、そのような提案
案。代理演算を利用しますか?YES〈NO
ーそんな我の決意を、リムルは理解してくれた
どのような立場の者でも、五角の条件で勝負が楽しく
めるのだ。
それなのに、我は...。気兼ねなく本気を出せるこの
ゲームに、我は夢中になり過ぎておったようだ。負け
たくないからズルをして、それを相手にやり返されて
しまった。
確かに、リムルの言う通りに自業自得だな
だが、それでも、
この後始末をつける為にも、我は勝ちたいと願うの
めておった。竜種”は不滅故に、死んでも復活する
からだ。
しかし、将棋は違う。
将棋だけではなく、リムルの知識にあるゲームは金
ーウル
黒嵐星狼というのが、今のランガの種族なのだ
ハッキリ言って、強い
おったからであろうが?かなり独特な進化を遂げて
おるな。
テンペスト
リムルの影に潜み、その魔素をぶんだんに浴びて
デスストー!
黒雷嵐〟か
我の〝破滅の嵐〟を劣化させたような力よな
デスストーム
...
船。個体名・ランガによる広範囲攻撃技|
黒雷嵐〟です
我とイフリートの決戦は白熱しておる。
リムルの部下達もまた、戦の大詰めを迎えたようだ。
戦場で目立つのは、〝黒突獄〟を操るべニマルだな
それにあの狼、リムルのべットであるランガもまた
大技を繰り出しおった。
戦場に数柱の竜巻が出現し、放電しつつオーク共を
蹂躙しておるわ。
あれは、エクストラスキル『風操作』と我の「黒稲
裏』の複合技か?
◆黒雷嵐
我は迷いなく、その申しし出に飛びついたのだった。
だよ。
言うまでもないが、我は別格だぞ?
匹敵するとなると、魔王共この幹部級しかおるまいて
リムルは物知りだが、そういう面では疎い。なので
警戒しまくっておるが、オース1クロードとてそこまで恐
れるような魔物ではないのだ。
上方もの数が本当に集ってたのならば、それなりの
格”なのは間違いなかろうが...それでも、我が認識
めたリムルならば、その勝利は疑いながろうよ。
問題となるのは、オーク共の数であろうな
それに、イフリートもなかなかのものだ。コヤツに
がな。
リムル達の会議で話題に出ていた魔人とやらも、ここ
のAランクに到達しておるであろう。何しろ魔人と称
される者達は実力者ぞろいだから、まず間違いないの
まあ、技量が伴わねば力の持ち腐れとなるであろう
い。今のベニマルやラン「ガのように、常識外れの力を
身に付けられるのだ。
それこそが、Aランクを超える為の壁なのだよ。
これを突破するのは困難であるが、得るモノは人き
オーバーとなっておるわ。戦術級の広範囲攻撃技を繰
り出すには、膨大な魔素量を必要とするのだ。
あのように範囲攻撃を操るあたり、軽くAランク
場合ではあるまい。
そして、我とイフリートの勝負もーー決着の時を迎え
えようとしておるのだ。
「ま、まさか...。ここれは、このままでは...
イフリートが激しく動揺しておる。
それはそうだろうて。我とて、信じられぬ気持ちで
いっぱいなのだ。
こまかとしたゴブタの働きにより、戦場の越勢はリム
ル選へと傾いた
こうなると、オークロードも高みの見物をしておる
すうせい
ベニマル、ランガ、ハクロウ、シオン。それに、ちょ
二十万もの数ともなれば、親玉が出て来るまでに消
毛が激しいであろう。
だが、それも。
リムルの配下となった者達の活躍があれば...
全ては計画通り、なのであろうな
リムルは空にフワフワ浮かんで、我にアドバイスす
る余裕まである。
どこまで見通しておるのやら。
こういう面では我はリムルに及ばぬと、素直に認める
るしかあるまいて。
この流れ、乗るしかあるまい
む!?何とか
ー次で王手です
何だかいい感じに、イフリートが勘違いしてくれた
何気なく駒を配置し、端へとイフリートの〝帝王〟
を誘導し...そして。
二枚の香車と、飛車による布陣
トドメとなるのは、最弱にして我がその価値を認め
ていなかった駒。
即ち、歩兵。
「イフリートよ、これで王子だ」
我はリムルの合図と同時に、歩兵を一歩前へと進め
た。これにより、敵陣地へと侵入完了。歩兵は裏返り
と金と成る。
「馬鹿な.....」
その〝帝王〟が二度動けようとも、逃げ場はないのだ。
「王手!!我の勝利だな」
我の宣言を聞き、絶句するイフリート。
「参りました。この条件での勝利は不可能だとは
かり.....ヴェルドラ様は私に、諦めぬ事の大切さを教え
えて下さったのですね?」
うん?
何かまだ、心配ごことでもあるのか?
深まったようだし、言う事なしだ。
それにしても、流石はリムルよ。
毎回毎回感心させられるが、、今回は見事の一言だ。
外の戦況も勝利間近。
これで
これで完璧に誤魔化せた。イフリートからの尊敬も
イフリートは我の言言葉に感服しておるな
うむうむ。
「その通りだとも」
「やはり...。私は、自分の浅はかさを恥じるばかり
です。今後は何があろうとも諦めず、最後まで勝利を
目指す事を誓いましょう!」
大袈裟なヤツめ
だが、上手く話が纏まったのは僥倖である。
「その言葉が聞きたかった。これで、我が無茶なルー
ルを定めた甲斐もあろうというものよ。“帝王”のルー
ルは最早必要あるまいて」
「そこまで御考えだったとは...」
う!!
(5巻に転生する!)
リムルの視線の先、そこにいるのはオークロードだ
取るに足らぬ相手に見えるが...。
まさか...!歩兵が裏返っててと金と成ったように
オークロードもまたー!?
我の考え過ぎであろうと思う。
だが、戦場では何が起き「るかわからないのだ。
それを良く知るリムルだかららこそ、決して油断せぬ
という訳だな。
良かろう。
この決戦の行方、我もシッカリと見定めるとしよ
でてきた
シュナやドワーフ兄弟の
おかげで衣服に幅が
華やかになって
二足歩行ないけたがもしれない。
実にいいことだと思う
シュナがスーツで
シオンが、巫女服でもけっこう
てロ...でけだなと
思いました。
主よ...
え?なにお前も
何か着たいの?
よし俺がカッコイイ
コーディネートを
してやろう
はッ
はッ
「二時間後
うーん...
強そうに見せるため
パンクなファッションで
まとめてみたけど::
グラサン
とげとげの首輪
飼い主の趣味で
ゴテゴテに盛られた
犬感がすごいな...
結論
やめようか
裸に勝る
野性味なし
野生の入られた
「キラクター保険」「ネッポー先生
原作・代瀬先生
アラスタント・
原口大樹さん
ひっさん
村下さんって
西日花木さん
荒緒択先生
神谷将+も生
Andloa!!
編集部のみなん
お世話になっちゃん
花4巻!!
転スラがまだす
盛り上がるよう、
お互い頑張りよう!
.coideb.
キャラクター原案みっつばー先生より
霧硝先生ょり
単な本件
...オフコミック
初の国のまさか。
ませてもらっている
☆取録されている表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
転生したらスライムだった件(4)
2017年4月1日発行(O)
伏瀬
川上泰樹
みっつばー
作画か案
原漫♯原
c2017Fuse
○TaikiKawakam
...者
森田浩章
~~
何
株式会社・講談社
発
行所
〒112:8001
東京都文京区音羽2-12-2
家生スライム
...
ん
鳳に伏瀬...
週刊川上奈樹
Tarkikawakam!
Amazonのキャラクター開業・サッコはールについての
キャコン・シリウスKC
TaikiKawakami