結生ライム

だった件

Regarding

Reincarmatの

原作...九浦、

この時期、川上奈崎市の

TakiKawakaml

Amazon11000キャラクター用語、「サッコボールド」というのは、

キャンプンシリウスKC

毎生ライムスちゃん

だった件

競や野球では東京駅や東京で東京東京大阪大阪市区の

Xeincarnaterがえっ、お兄ちゃん

原作:(九瀬二十

...!!!

二人でalkikayakam!

漫画・メールーム・Windowキャラクター開催・みつつばーハードの

WordAndrap

ドワーフ王国

ジュラの大森林

多くの人気を

前回までのあらすじ

ジュラの大森林を脅かす期頭帯の出場と20万のオークの軍勢。

マンとの共闘を画策していた。

リムル達は湿原の覇者リザード

まぁ、出かしようと思うのは

しかし私課南の脅威を見誤ったリザトドマンのガビルが謀反を

起こし、リザードマンは種の危機に。

彼らを救ったのは、到着したリムル達一行。ベニマルらの活躍に

より、形勢は一気に逆転するかに見えた。だが、これまでオーク

を東で狭っていた庵人・ゲルミュッドが動き出したー

リムルーテンペスト

(三上橋)

>リムルの各づけ駅で

ヴェルドラー

テンペスト

【暴風竜ヴェルドラ】

シズエ・イザワ

浪人。人間から

世界大死去

リグルド

朱菜

ゴブタ

ランガ

リムルの影にさせ

トレイニー

こなす:料理が絶望的。

リザードマン首領

豚頭帝

第83話、オーク・ディザスタ

第四話心服の魔王

*005

詳細話全てを喰らう者

実験話ジュラの森大同盟

第四話、安らげる場所、

書き下ろし小説

ヴェルドラのスライム観察日記

*161

キャア、

うお!?

なんだ?

第88話オープン

これは一体

どういうことだ!?

このゲルミュッド様の

計画を台無しに

しやがって!!

計画?

いきなり飛んできて

何を喚き散らして

いるんだこいつ

...っていうか誰?

みーー

3.1

あの方は...!

このノロマが!

貴様がさっさと

魔王に進化しておれば

わざわざ上位魔人である

この俺様が出向く必要

などなかったのだ!!

そういうことで、

...

そういうことで、

「魔人」?じゃあこいつが

トレイニーさんの言っていた

豚頭帝誕生に関わりのある

魔王の手の者か

にしてはちょっと

ハウっぽいけど...

魔王に進化...とは

どういう事か...?

豚頭帝の方は

計画とやらを

理解していないのか?

チィ!本当に

愚鈍なヤツよ...っ

そういうことですが、

...

そういうことで、

そういえば、

ゲルミュッド様!

我輩を助けに

来てくださったの

ですか!?

申し訳ない

ラプラス殿から警告は

聞いていたというのに...

...ガビルか

...えっと、

そういえば、

...

それでも、

いいところに

来た

え?

死者之行進演舞!

あのトカゲを

喰え豚頭帝

使えぬヤツだったが

一応この俺が名を与えた

個体の一つだ

貴様を魔王に進化

させるだけの力は

あるやも知れん

お前複数の魔物に

名付けしてんのか

それも計画の

一端か?

なっ...!?

き貴様...

告。個体名リグルの兄に

かつて名を与えた者も

「魔王軍の幹部ゲルミュッド」

という情報です。

そういやそれに

リグルがそんなこと

言ってたっけ

つまりこいつ

というよりこいつを

抱えてる魔王が

今回のオーク侵攻の

黒幕と見るべきかな

ゲルミュッド様...

な何故...っ

我輩には

見所があると...

いずれは右腕にしたいと

おっしゃったでは

ないですか!?

自分の役に立たない

ヤツは消す

それがそいつの

やり方なんだろう

...そうだ

ゲルミュッドという名には

もう一つ聞き覚えがある。

ようゲレ...

じゃなくて

ゲルミュッドか

オーガの里で全員に

突っぱねられた「名付け」は

順調なようだな

き...鬼人!

我らの里をオーク共に

襲わせたのは

お前だな?

そういうことで、

違うのなら早く

弁明をしなされ

無限にわき出る

オーク共の狩りにも

飽いていたところ

明確な仇が

これと分かれば

殺る気も出る

というものぞ

くっ...

...ああそうだよ

上位魔人を

なめるなぁっ!!

それが

どぉした!?

ふっ...

お前の方こそ

鬼人をなめすぎだ

み:みみっ

耳がぁぁ!!

そんなもんじゃ

ないぞ

...

そういえば、

親父は俺と妹を

逃がすために死んだ

親父だけじゃない

多くの仲間が

生きたまま

喰われた

そんな程度の痛み

じゃなかったはずだ

くっクソが!

こんな...

こんなバカな!

ここの俺が

追い詰められて...!?

ゲ...

ゲルミュッド様...

もうよせ

あの男は貴様を

殺そうとしたのだ

貴様の命を救ったのは

リムル様と

そこの

まとわり付いている

貴様の仲間達だ

おお前たち...

...

主よ

来たか

ランガ

あれに手は

出すなよ

それでも、

はッ

それにしても

気になるのは

豚頭帝だ

他のオークに比べて

確かに妖気は

強力だが

どうにも鈍そうに

見える

ここで、ビッピンチに無反応だと

むしろ傍に控える

鋭い目付きの

オークの方が強そうだ。

......

解。数多の種族の力を

得た結果、豚頭帝の

意識はその力に侵食され

混濁しています。

そうなのか

ゲルミュッドに

気の毒だが

操られているのなら

これ以上森を

喰い荒させる

わけにはいかないし

トレイニーさんとの

約束もある

ベニマル達の決着を

待つこともないな

進化

俺が終わらせて

やろう

...

そういうことで、

そういうことで、

はま...

うおぉおっ

死者之行進演舞ぅぅ!!

ここは一旦引く!

あんな化け物共を

相手にして

いられるか!

なんだ...

...

そういえば、

!?

か体が...っ

!!

逃がすわけが

ないだろう

貴様には我らが失った

同胞と同じ数だけ

報いを受けてもらう

...楽に

死ねると

思うな

お俺を助けろ

豚頭帝!

いや......ゲルド!!

動いた

そうだ

恩を返せ!!

行き倒れの

お前に飯を

やったのは

この俺だ!!

オレは

ゲルミュッド様の

願いを

けえん

こいつを

助けるつもりなら

相手になるぞ

聞いた限りじゃ黒幕は

こいつらしいが

俺たちの里を直接

滅ぼしたのは貴様ら

オーク共だ

やるとなれば

手心を加える

つもりはない

これは逆に

チャンスだ:

ゲルドが鬼人共を

喰えばとんでもない

強化が見込める!

そうとも俺はこんなところで

死ぬような男じゃないんだ!!

...え?

ボリッ

グイックチ。

...おいおい

うわ

喰ってる...

確認しました。

個体名ゲルドが

魔王種への進化を

開始します。

魔王種?

大賢者今の声

お前じゃないよな?

解。「世界の言葉」

です。豚頭帝が

グルミュッドの要望に

応えるべく進化を

望んだと思われます。

警告。

離れろ!

奴から溢れる

妖気に触るな!

わわっ

と溶けたっす!

オークの死体が

溶けたっすよ!!

触れたモノを

「腐食」させる妖気:

これがヤツの能力か

...これちょっと

予想以上だな

...成功しました。

個体名ゲルドは

豚頭魔王へと

進化完了しました。

オークロードが

たまた進化してたり、

してな

まさかー

近見外なところで

フラグが立っていた

あらら

ゲルミュッドのやつ

死んでもーた

こっからが面白く

なりそうなとこ

やったのに

なに念のため

手頃な駒に

監視させている

映像で見られない

のは残念だが

私は確信して

いるよ

いずれ報告が

あるだろう

新たな魔王が

誕生したとね

オレの名は

ゲルド

豚頭魔王ゲルドと

呼ぶがいい!!

第四話『心服の魔王

王よ

王よ

我らが父王よ

魔王ゲルド様

...

...なるほど

これが魔王か

シオン!

承知して

います!

おい?

ここは俺たちに

お任せを

どうやら舐めて

かかれる相手じゃ

なさそうです

そういうことですから、それではないのですが、

そういえば、

首を断たれてなお

動きよるか!

...うまそうな

エサだ

ああ...

腹が減っタ

!?

操糸妖縛陣

これでもう

逃げられん

ぬぅ...

腹が減ってるなら

これでもくらってな

黒炎獄

ランガ!

黒炎獄が消えたら

即ぶち込んでやれ

リムル様より

命じられ

たかったが...

承知した

王よ...

我らが王よ

ランガ

魔素切れか?

はっ..

面目ありません

俺の影に

潜ってろ

あとで起こして

やる

申し訳...

ありま...

せ...ん

...さて

鬼人達とランガの

連続攻撃

俺でも耐え切れる

自信はない

これで生きてたら

もう笑うしかないな

バッ...

...はは

さすがは魔王と

いったところか

しかしあいつ

なんで自分の腕

喰ってるんだ?

解。豚頭魔王は

「自己再生」を

持っています。

つまり食べることで

より回復するって

ことか

異常な再生速度は

ユニークスキル「飢餓者」との

相乗効果と推測されます。

王よどうか

私を...

...うむ

ビィッ

なんという

回復力

即死させなければ

打倒は望めぬか

だが我らの技を

もってしても

決定打には欠ける

このままでは

いずれ魔素が

尽きて

こちらの

敗北だ

足りヌ...

もっとだ

もっと

喰わせロ!

まいったな

完全回復

じゃないか

聞こえるか

ベニマル

リムル様...

リムル様!

いつの間に

そんなに前へ...

待て

シオン

そこを

どいて下さい!

リムル様を

お守りしなくては

いいから

落ち着け

連携を望まれて

いるなら思念伝達で

そう言われるはずだ

俺に伝えられた

リムル様の言葉は

ただ一言

任せろだ

:鬼人デカイ牙狼

うまそうなエサが5匹は

いたはずダ

牙狼はどこへ行っタ?

ランガの

ことか?

俺の影の中だよ

...喰ったのカ?

まさか

理由もなく仲間を

喰ったりしない

そういうことで、

...

お前じゃ

あるまいし

おっと

怒ったのか?

意外だな

喰うことしか

頭にないと

思っていたのに

黒炎獄や黒雷嵐が

通用しないとなると

俺の攻撃もダメかもな

ベニマル達は

俺のスキルの

一端を受け継ぎ

自らのスキルや技能と

融合させたり、それを

本能のままに解き放てる

リムル様!

っとぉ

だから

彼らは強い

俺は違う

スキルの大半は

他の魔物から

獲得したもので

熟練には程遠い上に

危険すぎるスキルは

意識と無意識の両方で

ブレーキをかけてしまう。

仮面持ってて

くれシオン

大事な

ものなんだ

え?

あはい?

...つまらヌ

見た目通り如何にも

矮小な存在ダ

だけど俺にも

だけど俺にも

生まれつき

持っている能力が

あるんだよ

あれは

ゲルミュッドの技

...!?

餓鬼之行進演舞!!

俺に馴染み

意のままに操る事が

できる、その能力が

そいつは

俺以上に俺の

能力に詳しい

出番だぞ

相棒

...死んだカ

腕?

!!

おかしい

再生が

始まらヌ

この黒い炎の

せいか!?

...

了。

...

...

...

...

...

だいけんじゃ

「大賢者」へ主導権の

にんかく

一任を確認

...

...

そういうことで、

自動戦闘状態へ

移行します。

そういえば...

そういうことで、

...

ゴブダの部下

双子の

兄妹らしい

美味そうなら匹の

前の前菜

そのはずだっタ

それなのニエ

「大賢者」へ主導権の

一任を確認。

突然妙なことを

口走ったかと思えば

オレの腕を一太刀で

斬り飛ばしただト!?

自動戦闘状態へ

移行します。

...認めよう

あれは

エサではない

...

そういえば、

...

...

...

敵ダ

話全てを喰ら

あいい!!

混沌喰!

豚頭魔王の腕が

再生しない...?

斬り口に黒炎を燻らせ

ヤツの再生を阻んで

おるのでしょう

血止めにもなって

しまうため致命傷

には至りませんが...

しかし父の維持は

一瞬の大人力を生むより

遥かに精緻な操作を

要するもの

リムル様は魔素量の割りに

それを扱う技術はまだまだ

途上と思うておったが、

まるでお人が

変わられた

ような...

触れるな!

商会効果が

あるぞ!

餓鬼之行進演舞!!

ようやく

捕らえたゾ

リムル様!

う腕が再生

してるっす!

彼奴め炎ごと

自らの腕を

喰ろうたか

...

...悪食が

王よ

王よ

ハラが減った

早くそいつを

「飢餓者」で...!

残念だったナ

お前はここで

オレに喰われるのダ

飢餓者で「腐食」

させたものはそのまま

我らの糧となる

お前は

腐り溶けて死ヌ

...否。

炎化爆獄陣。

な...にッ!?

奴は父に対する耐性を持っていない

奴は父に対する

耐性を持っていない

燃え尽きる瞬間までスライムの粘性で動きを封じれば

燃え尽きる瞬間まで

スライムの粘性で

動きを封じれば

さすがは大賢者だ

溶かされたように

見せかけ、部分的に

人化を解く

こちらの勝ちだ

...ただひとつ

俺には気になっている

ことがある

大賢者が

極小確率として

切り捨てた可能性

それは

確認しました。

豚頭魔王ゲルドは

炎熱攻撃耐性を獲得。

やっぱりきたか

「世界の言葉」..

嫌な予感ってのは

当たるもんだ

敵個体の炎への

耐性を確認。

至急、計画の

修正を

交代だ。大賢者

オレに炎は通じぬ

ようだゾ?

悲観するなよ

相棒

そうかよ

お前のお陰で

こいつの倒し方が

わかったんだ

炎で焼け死んだ方が

幸せだったかもしれないぜ

父化爆獄陣が

解けた!?

だからアトは

俺に任せてくれ

...

リムル様...!

お待ち

くだされ

あれは腐り

溶かされたのでは

ありますまい

よくごらんなされ

グク...

き貴様...っ

言ってなかったっけ

俺スライムなんだよ

喰うのはお前の

専売特許じゃ

ないってことだ

「超速再生」にて

腐食部を修復

敵個体「自己再生」にて

捕食部を回復。

...

先に「捕食」できる

確率は

なんだ...

この風景

オーク...の

子供か

ミシミシ

腹が減ったのか

少し待っていなさい

さぁ食べなさい

しっかり食べて

大きく

なるのだぞ

―王よもう

おやめください

この大飢饉の中、

王であるあなたまで

笑っては

我ら豚頭族には

もはや絶望しか

ありません

...一昨日生まれた

子が今朝飢えて

死んだ

昨日生まれた

子はもう虫の息だ

この身はいかに

切り刻もうと

再生するというのに

これがすでに

絶望でなくて

何だというのだ

森に入り

食糧を探す

王よ

どちらに!?

しかしあの地は

暴風意の加護を

受けし場所...

その暴風竜は

封印されて久しい

少しばかりの

恵みを

...これは

豚頭魔王ゲルドの

記憶...

王よ...

...飢えた

オークの若者か

ここでゲルミュッドに

出会ったのか

なかなかに強い

力を秘めている

うまくすれば

豚頭帝...

いや豚頭魔王すら

視野に入れていい

あの方はオレに

食事と名を与え

そして豚頭帝の持つ

「飢餓者」について

教えてくれた

豚頭帝となったオレが

喰えば「飢餓者」の

支配下にある者は

死なない

飢える仲間を

救えるのだと

邪悪な企みの

駒にされていた

ようだが

それに賭ける

しかなかった

だからオレは

喰わなければ

ならない

お前が何でも喰う

スライムだとしても

オレは喰われる

わけにはいかない

腐食の過程が

ない分喰い合いは

俺に分がある

お前は負ける

同胞が

飢えているのだ

オレは負けられぬ

オレは他の魔物を

喰い荒らした

ゲルミュッド様を

喰った

...同胞すら

喰った

オレが死んだら

同胞が罪を

背負う

王よ

どんど様

もはや

退けぬのだ

皆が飢える

ことのないように

オレがこの世の全ての

飢えを引き受けて

みせよう!!

それでも

お前の負けだ

お前が「飢餓者」なら

俺は「捕食者」だ

お前の罪も

お前の同胞の罪も

俺が喰ってやるよ

罪を喰う...だと?

オレの同胞も含めて?

そうだよ俺は

欲張りだからな

だから

安心して眠れ

...オレは負ける

わけには

...眠いな

ここは...暖かい

強欲な者よ

オレの罪を

喰らう者よ

感謝する

オレの飢えは今

満たされた

...

...

そんなことなんでしょうがないですか

そういうことで、

豚頭魔王

名をゲルド

...

そういえば、

...

リムル様...

たった今俺の中で

奴の意識が消失した

俺の勝ちだ

安らかに

眠るがいい

やっと...

解放されたの

ですね...

...王よ

さてこれから

どうするか

心配に

いました!

いつの世も戦後の

後処理ってのは

大変なもんだ

さすがはリムル様

見事約束を

果たして下さいましたね

いいタイミングだな

トレイニーさん

来たな

食えない

姉ちゃんめ

おいあれ

樹妖精様じゃ

ないか!?

えっ!?

うわ本物!?

森の管理者の

権限において

事態の収束に向けた

話し合いを行います。

日時は明日早朝

場所はここより少し南西

森よりの広場

参加を希望する種族は

一族の意見をまとめ

代表を選んでおくように

代表だって

どうする?

えオレ無理

以上です

さすがは

社長(仮)

こういう時は頼りになるな

こういう時は

頼りになるな

後処理は俺が

出張らなくても

よさそうだ

それから異論は

ないと思いますが..

議長は

リムルーテンペストと

します!

え!?

泊卓

リムル様たちが

出立されて

早一週間

皆無事

だろうか...

元気そうだな

リグルド

リムル様ー

っ!?

いつ戻られたの

です!?

たった今

影移動でな

他の者たちは?

無事だよ

豚頭帝を

討伐したから

なんと!

ではすぐに

宴の準備を!!

落ち着けって

宴は1か月後でいい

心配してると思って

報告に来たけどすぐ

戻らなきゃならないんだ

なんと!!

シュナやクロベエ

カイジン達にも

伝えておいてくれ

これから忙しく

なるからな

覚悟しておけよ?

ははっ!!

しかし少しくらい

休まれてからでも...

俺だって

休みたいけどな

苦手な仕事が

待っているんだよ

苦手な仕事

第2013話ロジュラの森大同盟

...そう話し合いである

出席者は

俺と鬼人たち

リザードマンから

首領と親衛隊長と

その副長

ちなみにガビルは

反逆罪で連行

されていった

トレイニーさん

ガビルに連れて

こられたゴブリンたち

から数名

そしてオークから

代表が10名

「飢餓者」の影響が

なくなって理性的な様子

だがその分麻痺していた

罪の意識も出てきたらしく

死にそうな表情だ

まったくなにが

「議長はリムル!!

テンペストとします」

戦後処理なんて

どうやって進めていいか

わかんねーよ

コッ

くそぅ...

いい笑顔

しやがって

まぁこうなって

しまった以上

仕方ない

俺なりの考えを

伝えよう

そういえば、

...

えー

こういう会議は

初めてで苦手なんだ

だから思ったこと

だけを言う

そのあと皆で

検討して欲しい

まず最初に明言

するが俺はオークに

罪を問う考えはない

!?

被害の大きい

リザードマンから

したら不服だろうが

聞いてくれ

彼らが武力蜂起に至った

原因と現在の状況を話す

ーなるほど

大飢饉...

それに

ゲルミュッドなる

魔人の存在ですか...

そうだ

だからと言って

侵略行為が

許されないのは

当然だが

逼迫した状況から

分かる通り彼らに

賠償できるだけの

蓄えはない

っていうのは

まぁ建前なんだ

けどな

建前?

では本音の方を

伺ってもよろしいかな?

オークの罪は全て

俺が引き受けた

文句があるなら

俺に言え

おお待ち

頂きたい!

いくらなんでも

それでは適理が...

それが魔王ゲルド

との約束だ

なるほど..

しかしそれは少々

ずるいお答えですな

まぁ簡単には

受け入れられない

だろう

しかしここで

引き下がるわけ

にはいかない

魔物に共通する

唯一不変の法律が

ある

弱肉強食

立ち向かった時点で

覚悟はできていた

はずだ

そなたは

ソウエイ殿と

同じく鬼人か!

弱肉強食...

確かにその通り

駄々を捏ねては

リザードマンの沽券が

下がりましょう

いいのか?

もとよりこの戦の

勝者はリムル様です。

貴方の決定に

異論など

ありません

あら素直

人間が相手じゃ

こうはいかなかったな

しかしそれは

それとして:・

どうしても確認せねば

ならぬ事がございます

オークの罪を

問わぬということは

生き残った彼ら

全てをこの森にて

受け入れるおつもり

ですか?

確かにな戦で

数が減ったとはいえ

15万は下らないだろう。

この質問は

当然だ

飢饉から逃れるため

全部族総出で

出てきたのだということを

15万という数字は

戦士だけの数じゃなかった

ゲルドの記憶を

垣間見た俺は知っている

そういうことですか

...

それでも、

それでも、

...夢物語の

ように聞こえる

かもしれないが

森に住む各種族間で

大同盟を結べたら

どうだろうか

オークたちには

ひとまず各地に散って

もらうが

その土地土地で労働力を

提供してもらいたい

大同盟...

その見返りに

我らは食糧や住む

場所を提供すると

いうことですか?

そうだ

住む家なんかの

技術支援は俺たちの

町の職人に頼む

もちろんタダじゃないぞ

ウチも人手不足だから

オークの労働は当てに

してる

技術を身につけたら

そのうち自分たちの

町を作ればいい

各地に散った

者達とも一緒に

住めるようになる

だろう

最終的に

多種族共生国家

とか出来たら

面白いんだけどな

わ我々がその同盟に

参加してもよろしいの

でしょうか...

ちゃんと働けよ?

サボる事は

許さんからな?

...我らも

異論はありません

もちろん...

もちろんです!!

ぜひ協力させて

頂きたい

うん?

何してるんだ?

同盟を結ぶのに

そういう仕来たり

とかあるのか?

未だに魔物の

常識はよく

わからない

お客さん...

何をなさろうと

しておられるの

ですか?

え?そういう

儀式?みたいなの

があるんじゃ?

ありません

本当にもう

リムル様は...

あ...

え?

なんで俺に

跪いてんの?

よろしいでしょう

では森の管理者

として

わたくしトレイニー

が宣誓します

リムル様をジュラの大森林の

新たなる盟主として認め

盟主!?

その名の下に

レジュラの森大同盟”は

成立いたしました!!

待ってくれ

トレイニーさんが

盟主じゃないの!?

おい何跪いてんだ

あんた俺の中じゃ社長みたいな

ポジションなんだけど!?

......

じゃああの

そういうこと

みたいなんで

よろしく頼む

はは!!

こうして冷や汗が

止まらない俺を

置き去りに

ジュラの森大同盟は

成立したのだ

き休憩

いったん休憩に

するぞ!!

オーガ...いや

鬼人の方々よ

...なにか用か?

オークの

生き残りよ

.....

そういえば、

そういうことですから、

...本当は

今でも里を襲った

オークを根絶やしに

したいのだろう

弱肉強食とは言っても

憎しみはそう簡単に

割り切れるものではない。

詫びて

詫びされは

しない

虫のいい話で

あるのは重々

承知している

だがどうか

この首一つで

ご客赦願えない

だろうか...!

...会議の前

リムル様に

呼ばれた

我らに帰る里は

もはや無い

鬼人族は今後

どうするのかと

今後もリムル様の下に

在り続けたいと伝えたら、

俺たちに

役職を下さった

今回の働きを

見て考えて

くださったらしい

私は「武士」

リムル様の

護衛役ですよ!

ハクロウは

「指南役」

ソウエイは

「隠密」だそうだ

この場に

来ていない二人も

授かった

戦の最中に

そんなこと

考えてんだから

余裕あるよな

...で俺は

「侍大将」の座を

賜った

侍大将...

軍事を預かる

役どころだ

そんなとこに

就いちまった以上

有能な人材を

勝手に始末するわけに

いかんだろう

リムル様に仇なす存在

ならば容赦はしないが

同盟に参加し盟主と

仰ぐのなら敵ではない

そういえば、

私なすなど...!

従いこそすれ

敵対などあり得ん!

あの方は我らを

救ってくださった

では俺たちは同じ

主をいただく仲間だ

せいぜいリムル様の

役に立て

それを詫びとして

受け取っておこう

父王ゲルドの

名に誓って...!

もういっそ

冷や汗になって

消えたい

山-6333M

山-634M

山-635M

...俺は今

オーク達に名前を

つけている

そこ

はみ出てるよ

列を

乱さないで

リムル様次は

湖の部族の

女性っす

...おう

ネーミングが

適当すぎるって?

湖i1F

湖ー2F

湖!3F

だって

仕方ないだろ

総数15万の

名付けなんだから...

なーちゃん

『松話』安らげる場所

はーん?

はーGIF

ジュラの森大同盟が

成立したその日

最初に浮上したのは

15万の飢えたオーク達の

食糧問題だ

なにかいい案の

ある者はいるか!?

このまま各地に

散っても移住先の

食事情を

脅かしてしまう

魚を捕まえる

とか...?いや

根絶やしにして

しまうよな...

それならばわたくしが

お役に立てるかと

当てが

あるのか

わたくしの守護する

樹人族も同盟に

参加させて頂くのです

ええ

出し惜しみせず森の実りを

提供致しましょう

ただ食糧を運ぶのに

人手を借りたいのです

けれど

では俺が運搬の

指揮をとります

嵐牙狼族を

借りて

いいですか?

ランガ

...我が一族を外に

待たせてある

好きに連れて

行くといい

なに?お前

行かないの?

我はリムル様の

お傍にいます

じゃあ

行ってきます

この甘えん坊

め...

聞くが今すでに

飢え死にしそうな

者はいるか

今後の食糧については、

トレイニーさんを信じよう

王亡さ今

「飢餓者」の影響も

弱まってきています

体力のない者から

倒れるのも時間の

問題かと...

ふむ...

オーク達は

「飢餓者」の影響で

一時的に魔素が

増えていた

豚頭魔王が

死んだ今それは

徐々に失われる

だろう

弱った者は

死ぬかもしれない

それを防ぐには

魔素が失われる前に

俺が喰い同等量を

与える

与えるというのは

つまり名付けだ

...名付け

名付けねぇ

ところ

15万の?

「というわけで

始まったのが

この名付け地獄

リムル様次で

最後の集団っす

何人くらい?

約2千人っす

了解

我らは豚頭親衛隊の

生き残り

お願いが

ございます

この力

あなた様のお側で

後に立てたいのです

...そうだなウチも

労働力が欲しいのは

事実だ

わかった

高^-6826M

あーんっくんっ

黄!846

2千人とかもう

多いのか少ないのが、

分からなくなってきた

次で最後か

こいつのことは

覚えている

ゲルドの記憶に

出てきた側近だ

コイツには俺の

魔素を与えることに

なりそうな予感

お前には豚頭魔王の

遺志を継いで

もらいたい

名はゲルド

死の間際まで

仲間を思った

偉大なる王の

名を継ぎ

ゲルドを

名乗れ

その名を賜ることの重み、

しかと受け止めました。

期待して

いるぞゲルド

ははっ

我が忠誠を

貴方様に!

そして

いいに様?

いいに様!?

やっぱこう

なるんだよな

告。低位活動状態へ

移行します。

起きる頃には

ベニマルも戻って

食糧の分配が

できるだろう

あとはリザードマンの

首領に挨拶したら

帰ろう...

そういや

ガビルのヤツ

どうしてるかな

そういうことで、

...

そういうことで、

...

そういうことで、

あれから

早2週間

外では戦の

後処理が行われて

いることだろう

我輩の処遇は

死罪:であろうな

当然だ

リザードマンを

滅亡寸前まで

追いつめたのだ

首領が

お呼びだ

出ろ

反逆者ガビルを

連れて参りました

うむ

ガビルよ

今回の件について

なにか言いたいことは

あるか?

......

部下達の

助命を願います

全て

我輩の独断

彼らは我輩の

命令に従ったに

すぎません

わかったではもう

思い残すことは

ないな?

...スライムのあの方は

どちらにおられるの

でしょう

リムル様なら

昨夜お越しに

なられたが、もう

ここにはおられぬ

なぜそんなことを

聞く?

死罪となる前に

聞きたかったのです

なぜ

助けてくれたのかと

我輩は下等なスライムと侮り

我輩は下等な

スライムと侮り

とった

無礼な態度を

助けてもらえる

理由などなかった

はずなのだ

え...

あの方はもう

ご自分の町へ帰られた

知りたければ自分の足で

訪ね問うのだな

処分を

申し渡す

ガビルよ

お前は破門だ

二度とリザードマンを

名乗ることは許さぬ

出て行くがいい

お...

親父殿...!?

こんなにも力強い父を相手に

こんなにも力強い

父を相手に

だけで楯突いたのか

自分が名を持つという

なんと愚かだったのか

我輩は...!

連れて行け

気のせいか以前より、

若々しくなっている

気がするけど!!

おい

忘れものだ

!!

これは..

水渦槍!?

そういえば、

これはリザードマンの

首領が持つべきもの:

首領のお考えだ

黙って受け取れ!

親父殿が...?

...っ

カビルよ

リムル様より

「アビル」の名を賜った

この父が在る限り

蜥蜴人族は安泰である

貴様は自分の

思うがままに

生きるがよい

そういえば、

...

ただし中途半端は

許さぬ

肝に銘じるのだ

親父殿

見ていて下さい

我輩は一から

出直します

この槍に恥じぬ

男になるために

もしも

許されるのなら

あの方のもとで

あー

おお前

やっと

追いついたー

どうして

ここに!?

水くさいぜ

ガビル様

我らを置いて

行こうなど

言語道断

お前達まで

まったく少しは

後ろを見ろよな

ガビル様ーっ

待って

くれよー

オレ達も

連れてってくれよ

それでも、

...

ガビル様ー!

ガビルさまっ

ガビル様!

ガービールー様ー

ガビル様

もしかして

しょうがない

奴らであるな!

行くぞ全員

この我輩に

着いて来い!

ガ・ビ・ル!

...

ガービール!!

ガビル達がリムルと

合流を果たすのは

もうしばらく後の

ことである

あれから

3か月

縁側で膝枕

...最高だな

俺は新しくなった

自室で買いでいた

名付けにより

進化した豚頭族は

猪人族となり

その仕事ぶりは

カイジンを唸らせる

ほどだ

鍛えればドワーフに

劣らぬ技術を

持てるかも知れん!

猪人王となった

ゲルドは特に

よく働く

むしろ働きすぎな

くらいだ

お前ちゃんと

休んでるか?

リムル様

飯が喰えて寝床も

もらっているのですから

休みなど不要です。

責任感が強すぎるのが

玉に瑕だな

飲み屋街とかできたら酒が飯に誘おう

飲み屋街とかできたら

酒か飯に誘おう

いいから

休め

ははい

勉強熱心な

彼らがいれば

案外早く実現

するだろう

今まで滞っていた部分

にも手を付けられる

ようになって

街は一気に

建設ラッシュだ

そうこうしている

うちにゴブリン達が

一族郎党を引き連れて

やってきた

ここで

働かせて

欲しいです!

えー...じゃあ

名前が欲しい者は

整列してくれ

全員かよ!

俺が燃え尽きたように

名前を付け終わった頃

ようやく町に住む者

全員に家が行き渡った

ようやく町に住む者全員に家が行き渡った

一段女

さすがに各家庭に

水道を引く余裕は

なかったので

各所に汲み上げ

式の井戸を設置

した

これを利用して

トイレは水洗だ

この容器に

水を入れるっす

まだ成果が出ていない分野も多いが

まだ成果が出ていない

分野も多いが

とりあえず体裁が

整ったと言えるだろう

今やこの地には

1万を超える魔物達が

暮らしている

ようやく魔物の町が

出来たのだ

う前に読までみておくこれ。

お蒼は、あな...

書き下ろし

小説

ヴェルドラのスライム銀森日記

〜満腹編〜

◆オーク・ディザスター・

苦労もせずに倒せそうだ。

何とのだ。

ヴェルドラのスライム観察日記

日記のタイトルを考えるのが面倒臭くなってきた今

〜満腹編〜

日この頃、皆は如何お過ごしかな?

我は元気です。

「いや、ヴェルドラ様は封印されたままですが...

煩し。

そんなもの、我が一番知っておるわ!

おっと、そんな事はどうでも良いな

今はそれよりも、リムル達の戦いが大詰めなのだ。

リムルの仲間、あの鬼人共の活躍によって、オーク

軍の幹部はほぼ倒された。有象無象も無視は出来ぬが

戦力としては脅威ではなくなったと言えよう。

残るは豚頭帝だが、あの愚鈍な様子を見れば、そう

そう思っておったのだが、どうやら雲行きが怪しく

なってきおった。

何と、変なマスクを被ってただ魔人が乱入してきおった

「これは一体どういうことだ!?」

と、リムル達に向かって喚き散らしておる。

その様子に大物感はなく、余裕のなさが透けて見え

るような慌てぶりであった。

しかもコヤツ、自分の事を『ゲルミュッド様』とか

名乗っておる。自分から計画とかベラペラと口にして

おるし、どうしようもないほど哀れな男のようだ。

「あの程度の廣人なら、リムル様の敵ではありません

ね」

てやるとしよう。

イフリートも我と同感の様子。

だが、少し間違っておるようなので、そこは訂正し

「イフリートよ。こういうやツはな、やられる前に色々

と語ってくれるありがたい存在なのだ。直ぐに殺して

しまっては、コヤツが口走った『計画』とやらもわから

らなくなるであろう?」

「なるほど!それでリムル様は、慌てずに様子を見

守っておられるのですね?」

「その通りだとも!」

まあな、リムルは賢いからな。

このゲルミュッドとやこらとは大違いなのだ。

我の予想通り、ゲルミュツドは色々と暴露してくれ

ておる

「...ガビルか。いいところに来た」

ゲルミュッドのヤツは舐めた事に、自分の子も同然

ダン

であろうガビルに向かって死者之行進演舞とかいうの

殺技を放ちおったのだ。

妖気で複数の魔力弾を操る大した事のない技だが

なーるほど、そう考えれば辻褄が合うな

流石はイフリート、我の参謀に相応しいぞ。

貴様の意見、聞くべき点があるな。我もそうである

うと考えておったのだ」

我は嬉しくなり、イフリートに頷いてやった

ま、それ以外に理由などないしな、イフリートが気

付かずとも、いずれは誰かが気付いてくれたであろう。

それよりも、だ。

ゲルミュッドの目的は、この地に新たな魔王を誕生

させる事だったようだ

しかし、本当に哀れなのはオークロード、そして

このガビルという蜥蜴人族だな

こんな小物に踊らされおって...。

「そうか、わかりましたよ!あのガビルが竜の因子

を持つのに、何故あのように残念なのかが。あのよう

な小物に名付けられてしまうったから、少々性格が歪ん

でしまったのではないでしょうか?

むむっ!?

コヤツ、気のせいかふてぶてしくなっておらぬか?

最初の頃は素直だったのに、誰かに悪影響を受けて

おるとしか思えぬわ

「ここにいるのは、私とヴェルドラ様の二人のみ。リ

ムル様の声が聞こえる事も御座いますが、あれはスキ

ルを介しての一方的なもののようですし」

「まあな。我はリムルの思考を読み解けるが、リムル

が我にその意思を伝えるには、それ相応の労力を必要

とするようだしな。そう簡単に語り合えぬのは仕方あ

「...えっと、そんな事もありましたっけ?ちょっ

と記憶に御座いませんね」

キリッとそう述べるイフリート。

その言葉は正しいのだが、その前に。ちょっと気に

なる点があったぞ。

「そんな事を言っておる貴様も、我が森で好き放題暴

れておったではないか?」

ん」

支配地であるジュラの大森林での好き放題、許せませ

「どうやら、オークロードにガビルを喰わせて、その

力を覚醒させるつもりみたいですね。ヴェルドラ様の

「ゲルミュッドとガビルでは魔素量の桁が違う。直撃す

れば致命傷は免れぬであろう

その狙いは

るまい」

しよう。

思われるところであったわ。

激怒しておる。

証拠能力に欠けるのだ。

ま、そんなリムルに将棋この相談を行ったなど、イフ

リートに教える必要は欠片もあるまい。

「そうであれば、私が影響響を受ける相手となると、

...いい

「むむっ!?そ、そうだな。貴様は誰の影響も受けて

おらぬようだ。我の勘違い。そう、勘違いだったので

あろうな。クアーーーッハッハツハ!

慌てて笑って誤魔化す我

厄ない危ない。危うく、我の影響で図太くなったと

さて、ここは話題を変える為にも、外の様子を注視

グルミュッドも、もう長くはないであろうしな

ゲルミュッドがガビルを切り2捨てた事で、リムルは

魔王の誰かがゲルミュッドに命じて、ジュラの大変

林で名付けを行いまくったという裏も取れたようだ。

これで、ゲルミュッドを生かしておく理由はなくなっ

た。

魔王相手に人質など無意味味だし、その証言だけでは

知らぬと言い張られれば、それは証拠と認められぬ

我だって、何かあったら知らぬと突っぱねるからな

故に

その昔、女吸血鬼の都を吹き飛ばした時も、我は知

らぬと突っぱねた。が、信じてもらえず大変な目にあっ

たものよ

「...。それ、自業自得なのでは?」

「そうか?」

そ、そうなのか

「はい。信じてもらえると思っていたのが、逆に驚き

です

まあそういう事もあるだろうし、それはもう終わっ

た話だ

「いやあ、それを終わった芝話で済ますのは、ちょっと

などと呟きつつ、イフリートは納得いかぬ顔をして

おる。だが、気にしたら負けだ

そんな事より、今はゲルミュッドなのだよ

激怒していたのは、リアムルだけではなかった

ペニマルやシオン、それにハクロウまでも!

リムルの仲間達が、ゲルミユッドへの殺意を剝きだ

しにしておったのだ。

彼等の仲間を、故郷である里を奪われた恨み、か、か

「勝ったな、クアッハッパッハー」

リムルも今、ゲルミュッドをベニマル達に任せて

オークロードとの決着に向かった。

オークロードは、自身の力に振り回されておる。そ

この力で、ニ十万の同胞を飢えから守っておるのだ。自

分自身の自我が希薄になったとて、無理もない話で

あった。

そのような者が、リムルに勝てるハズもなし。

そう考えた我だったが、ここで驚愕の事態が発生し

たのだ。

エイも加わった事で、その退路は完全に断たれたお

こうなるともう、勝負はついたも同然であろうな

ておる。

本気で逃げ出そうとしたようだが、蒼髪の鬼人ソウ

無様にも醜態を晒しつつ、ゲルミュッドがうろたぇ

だが、他者を利用しようと考えた者と、自らを鍛え

上げて復讐の機会をうかがっていた者。

その差は歴然だった。

「こんな...うんなバカな!」こ、この俺が追い詰め

られて...!?」

その魔素を大きく減じていなければ、あるいはもっと

良い勝負になったやも知れぬ

ゲルミュッドとて、多くのこの名付けを行った上位魔人

む、世界の声、か。か

そして、魔王種とな?

種〟を、つまりは資格を得る気が

この地に新たな魔王を誕生きせるという、ゲル

〈確認しました。価体名〉ゲルドが、魔王種への連化

を開始します

上位魔人のプライドも捨てそて逃げ回っていたゲル

ミュッドが、オークロードこの名を呼んだ。するとオー

クロードのヤツは混濁した意識のままに、ゲルミュッ

ドの声に反応したのだよ。

信じられぬが、これこそが名付けによる絆、なのだ

ろうな

そしてオークロードは、ゲルミュッドの願いを叶え

るべく動きおった。その手に持った肉切包丁の一撃で

ゲルミュッドの首を刎ねたのだ。

まあな。そうなると思ったわ。

名付けとは本来、とても危険な行為なのだ。

自分の器を超える者を配下に加えるなど、弱肉強食

の理に背いておる。こうなるのは自明の理だったのよ。

ド!!

「お、俺を助けろオークロード!いや..

ゲル

心服の魔王

リートは勝負の行方を見守る事にしたのだ。

と、それよりも。

あ、凄い事に気付いた。気付いちゃったぞ!

飢えを満たすべく戦場に転がる死体を貪り食っておる。

進化前とは雲泥の魔素量となった豚頭魔王は、その

代わってやれぬのをもどかしく思いつつ、我とイフ

にするとはな。

やはり、戦場では何が起きるかわからぬものよ。

犠牲を厭わねば勝てぬ相手ではなさそうだが、果て

さてどうなる事やら。

豚頭魔王、か

まさか、オークロードが進化して魔王への資格を手

《...:成功しました。個体名...ゲルドは、豚頭魔王へ

と進化完了しました。

実に正しい判断だ。

その思い切りの良さも、称賛に値するであろうよ

ミュッドの野望。それを中えるには、ゲルミュッドを

喰って進化するのが手っ取り早い

うだ。

イフリートが若干呆れたような様子を見せておる

まったか

「ヴェルドラ様がそれでいいのなら、私に文句は御座

いません」

怖いな、自分の才能が怖い

封印されて尚、我が意思は世界をも動かしておるよ

危機的状況を生み出す要因になったのでは?」

なんと、そうであったか

とすると、この状況は我が生み出したようなもの

流石は、我。

誰も真似出来ぬような事そ、簡単に成し遂げてし

う高笑い。あれもフラグのつとなり、今回のような

りな発言をするのは禁句、とあります。先ほどのヴェ

ルドラ様の、『勝ったな、「クアッハッパッハー」という

「え?」

「ほら、リムル様の知識には、戦いの最中に思わせる

考えてみれば我、歩兵が裏返ってと金と成るように

オークロードにも何か起きるのではと心配になって

おった。流石に考え過ぎであろうと一笑に付したが、

今思うにあれは、オークロードが進化する事を予言し

たみたいではないか

「そういうの、プラグ!!と言うらしいですね」

が、気のせいであろう。

さて、それでは戦況の方だが

豚頭魔王へと進化したオ1クロードは、自我を取り

り戻しおった。自らをゲルドと名乗り、持て余し気味

だった力を完全に我が物としたようだ。

こうなると手強いぞ。

真なる魔王へと至る途上ながらも、〝魔王種〟は並

みの魔物や魔人とは比べ物にならぬ存在なのだ

その危険性にいち早く気付いたのは、戦いなれた鬼

人共だった。

最初に動いたのはシオン

あのけしからん巨乳が、いつもリムルのクッション

になっておる。

ちょっぴり談まーじゃなくてだ。

そのシオンが『剛力』に任せてゲルドへと斬りつけ

おった。

普通ならこれで終わる。しかし、相手は災禍級へと

進化した超越者だ。そう簡単には事が運ばぬというか

のよ。

ゲルドはシオンの力を真っ向から受け止め、それを

凌駕して見せた。

流石よな。そうでなくては、面白くないお

事をあるがままに受け入れえ、それもまた大切な事な

「ーッ!?そ、そうですね。確かに、その通りです。

考えてみれば私も、ヴェルドラ様の気まぐれによって

生き永らえた身。もう一度しオン様に会いたいという

気持ちはありますが、それは叶わぬ願いでしょう。物

貴様は我の心配ではなく、自分の心配でもしている

と言いたい

「そう驚くでないわ。我はリ「ムルを信じると誓った。

ならば、後はヤツに任せておれば良いのだ。もしもこ

こで敗北するようならば、それはそういう連命だった

のだよ」

クアッハッハツハ!」

「ーって、それ、笑い話ではないのでは!?」

我の言葉に驚くイフリート。

るものとなっておろう。我が魂はここで消滅し、新た

なん暴風竜”には、新たなな魂が宿るであろうからな

「いや、面白いとか面白くないとかではなくてですね

ここでリムル様が負ければ、ヴェルドラ様も死ぬと思

うのですが.....?」

「まあな。その場合はどこか違う場所で、”暴風竜

が生まれるであろうがな」

「なるほど、それなら安心」

「が、我の記憶は継承されるであろうが、自我は異な

...

あっ!

...」

失敗、失敗。

我が要らぬ事を考えたせいで、ゲルドが強化された

のやも知れぬな。

だが、まだまだ慌てる時間ではないのだ

一番強力な攻撃手段を持つのは、鬼人共の主である

ベニマルだ。そんなベニマルが全力を発揮出来るよう

のでしょうね」

...相変わらず大袈裟なヤツよ。

それはちょっと違うと思う。が、大きくは間違ってお

らぬ。敢えて指摘するまでもあるまい。

我の場合は竜生を楽しく生きたいだけなのだが、そ

れを語っておる場合ではないようだしな。

シオンの目的は陽動だったのか、大きく動いたゲル

ドの隙を狙ってハクロウが動いた。この老人の剣の腕

は超一流のようで、我と戦った〝勇者〟を彷彿とさせ

るものがある。希にいる『物理耐性』持ちには弱いが

その動きだけを見れば鬼人最強だと思うぞ。

そのハクロウが、ゲルドの首を刎ねた。

見事ーと思ったが、何とゲルドは、自分の首を擱

んでもう一度くっつけおった。

「だから、そういう事を思うのがフラグなのだと

イフリートは本当に心配性なヤツだよ

しかし、ゲルド一人を焼き尽くすには十分な範囲で

あった。

「見よ、イフリートよ!あれほどの超高温の炎熱な

らば、如何にゲルドの再生能力が凄まじくとも耐えら

れまい。我が『黒次』の性質も受け継いでおるようだ

し、これは決まったであろう?」

「ですから、そういう発言はー」」

おっと、ここでランガも動いたぞ!

ベニマルの合図に合わせて、ランガまでも

黒雷嵐〟を解き放ちおった。それも、残りの魔素を

全部注ぎ込んで、ゲルドー人に照準を合わせておる。

「決まったな」

「だといいのですが...!」

る。

先程から連発しておった故、その規模は縮小してお

ー〝黒炎獄〟

広範匪焼滅攻撃|

れるであろうが、その時間があればベニマルが奥義を

放つのに十分であろう。

に、ソウエイがゲルドの動きを封じおった。

時間をかければソウエイの『粘鋼糸』からも逃れら

あれだけの連続攻撃、生まれれたての〝魔王種〟如き

に耐えられるハズもなし!

「ほら、やっぱり生きていたみたいですね」

「えっ.....!?」

我の耳に、イフリートの冷静な突っ込みが聞こえた

信じられぬ。

ゲルドのヤツ、自分の魔素を全力放出させる事で被

雪を中和させ、しかも自らこの血肉を貪り喰らい回復力

を高めるという裏技まで駆け使して、あの連続攻撃を耐

え凌ぎおったのだ。

これが豚頭魔王、そしてユニークスキル『飢餓者』

か。我も少しばかり舐めておったようだ。

ゲルドは大きなダメージを負ったようだが、それも

食べる事で回復するらしい。自分の配下を喰らい、その

この傷を修復しおったぞ。

こうして完全回復したゲルドを倒せるとすれば、

「リムル様が前に出ました」

ーやはり、貴様しかおるまいて

なあ、リムルよ!

リムルは余程の自信があるのか、ベニマル達の手助

けを断り、一人でゲルドこの相手をするつもりだぞ。

さてさて、どうなる事やら、

リムルが剣を一閃すると、ゲルドの右腕が切断され

ウェルモ

だ!!

た。しかも、回復する兆しもなし。見事な制御で『黒

炎』を操り、ゲルドの再生能力を封じ込めおったのだ。

これは期待出来そうだ。

どの道、我は貴様に全てを託しておる。

さあリムルよ、今こそその力を見せつけてやるの

◆全てを喰らう者の

リムルが動いた

何時にもまして軽快な動きである。

我の応援のお陰であろうな。

このままゲルドを細切れに刻み、『黒炎』で自己再

牢を邪魔するつもりであろう

しかしリムルのヤツ、いつの間にこんなに能力行使

が上手くなったのやら。鬼人共も驚いておるぞ。

近付かれたら不利と見たが、ゲルドは遠距離攻撃王

体へと切り替えおった。この柔軟な思考力を見ても

ゲルドの知能は先程までとは別人の如くだ。

「餓鬼之行進演舞!!」

ゲルドが放ったのは、あの小物魔人ゲルミュッドと

やらが使用した技だな。しかしこれは、その一つ一つ

この魔力弾にユニークスキル『飢餓者』の効果も付与さ

う戦法が使えぬ。

それよー」「同イ

こうなるともう、敏捷で上回り相手を切り刻むとい

「何ィーッ!?」

我が今から自慢しようと思うっておったのに、外の状況

況はそれどころではなくなっておった、ゲルドの切り

落とされた腕が再生し、リムルを撮んだのだ

エネルギー

「ふむ。確かにあの者は、貴様よりも魔素量が上だな」

「はい。恐らくは、倍近くかと」

「その見立ては正しいぞ。ちなみに、我は貴様の百倍

以上である!」

「そうですか。ですが、それに関してはそれほど興味

はないので......」

あれ?

イフリートよ、もっと驚いたてビビッてくれても良い

のだぞ?

そんなに軽く流されると、我、悲しい。

それよりもヴェルドラ様、リムル様が捕まりました

れておる。つまり、混沌喰が狙いを定めた獲物を喰ら

い尽くすのだ。

その威力は、比較するまででもなく凶悪であろう。

豚頭魔王ケルドーーまさかここまでの存在になる

とは.....」

ルフレ

か数秒という短時間。それに対して炎化爆獄陣だと

少し悲しそうに、イフリートがそう呟いておるわ

まあな。自分の奥義を自分以上に上手く使いこなさ

わたら、そんな気分にもなるであろうて。

「仕方あるまい。リムルの方が魔素量が上なのだから、

それよりも、これで終わると思うか?」

「黒炎獄〟の瞬間火力は凄まじいですが、それは精々

「炎化爆獄陣」

お、おお!!

そうか、そうだったのだな。

リムルはゲルドに捕まったように見せかけつつ、そ

この実、自分からゲルドを取り込んでおったのだ

そして、逃げ場のない突化爆獄陣へと繋げる。

「あれ、私の奥義なんですけど、威力が高まっている

ようですね」

絶体絶命ではないか!?

「残念だったナ。お前はこここで、オレに喰われるのダメ。

『飢餓者』で『腐食』させたものは、そのまま我らの

糧となる」

「......否」

絶体絶命ーーではないのか?

リムルの態度は、まるで全てが計算ずくてあるかの

ようなー

性』を獲得

やはりな

やはり、そう来たか!!

「ヴェルドラ様!?」

「慌てるな、イフリートよ。こうなるのも,ブラグの

であろうか?だがな、リムルとてこの展開を読んで

おっただろうさ」

「本当に、リムル様を信じておられるのですね?」

「当然だ」

それこそ、フラグなどよりもよっぽどな

「グクク、オレに炎は通じぬようだゾ?」

「確認しました。豚頭魔王ゲルドは「炎熱攻撃血

起きるかわからぬものなのだ。

そして恐らく、リムルもそう考えておるのだろう。

その表情は険しく、ま、るで油断しておらぬよ

そうか、イフリートはそう考えるか

だが、我の意見は違う。

この戦いを見て学習したが、一歴史的な一戦では何が

対象を焼き尽くすまで継続します。豚頭魔王の自己再

生能力が如何に凄まじかえうとも、こうなった以上、

為す術はありますまい」

リムルが溶け落ち、ゲルドへと纏わりつく。ああな

るともう、力だけでは引き剝がせない。そしてそれこ

そが、リムルの狙いであった。

「えぐいな。ああいうふうになると、力型の魔物では

対処不可能ではないか?」

「そうですね。私のようにに精神的霊体ならばともかく

物質的肉体に囚われた者では、ああなるともう、何も

出来ないかと思われます」

そうだな。力とか関係ないか

ゲルドにも相手を喰う力があるが、こうなるともう

互いの力比べ。両者ともに再生能力があり、相手を喰

う性質も同じ。より早く相手そを喰った方が勝つ、という

う事だな。

見すると条件は互角のようだが、こうなったらリ

ムルの勝ちだ。何しろりムルは、この我をも一飲みに

するような巨大な「胃袋」を保有しておるのだから

「それも、フラグ、では?」

「そうかよ?。炎で焼け死んだ方が、幸せだったかも

しれないぜ?」

勝ち誇るゲルドに対し、リムルもまた余裕ある笑み

を見せた。

やはりリムルには、何か策があるようだ

「っと、あれは!!

チュアル・ボデ

パワータイ

のだった。

「イフリートよ、フラグなどへし折れはいいのだ。勝

利とは、自らの手で手繰り寄せるものなのだから!」

我の言葉に、イフリートも苦笑して頷いた。

勝負の結果など言うまでもあるまい

俺の勝ちだ。安らかに眠るがいい

静寂に包まれた戦場にて、リムルが厳かに宣言した

...

●ジュラの森大同盟、

リムルに喰われたゲルドだが、我はコヤツも呼び寄

せようとした。

が、しかし。

ゲルドの意思によっって拒否されてしまった。

自分は満足した。もう満腹なのだーとな。

ゲルドはリムルの中で眠りにつき、その魂も消えて

しまったのだよ。

見事な最期であったと、我もゲルドを認めたのだ

リムルの活躍で、ジュラの大森林の危機は去った

そのタイミングを見計らったように現れたのが

樹妖精のトレイニーである

まあ、見計らうというか、見ておったのだろうな

リムルを戦わせてオークロードの弱点を探るつもり

が、オークロードは災禍級へと進化するし、そのとん

でもない相手をリムルが倒れしてしまうし、トレイニー

としては計算外だったに違いない

それでも、その後を取り纏めようとするあたりは

ジュラの大森林の管理者として有能なのだ。

我はその辺の事に無頓着だった故、トレイニーには

苦労をかけた事と思う。なので、そこまで大きな事は

言えないし、言う気もないのだよ

そんなトレイニーだが、話し合いの議長をリムルへ

と押し付けよった。

これは何か企んでいそうだな

リムルもこういうのは苦手としておるようで、話し

合いと聞いて嫌そうにしておる。だが、ここで何とか

しないと、この後が更に大変になるーとも考えてお

るあたり、リムルはやはりお人好しなのだろう。

そして、話し合いという名の会議が始まった

「ーーまず最初に明言するが、俺はオークに罪を問う

考えはない」

お人好しのリムルらしく、最初の発言からぶちまけ

おったわ!

この発言は、昨晩から考えておったのだろう

ちゃんと事前に、オークに対して深い恨みを抱いて

おるであろう鬼人共からも了承をとっておったぞ。禍

根を残さぬようにとの配慮だろうが、強者らしからぬ

思慮深さよな。

「ヴェルドラ様はもっと、周囲への被害を減らす努力

をなさった方がー

「黙れ小僧!我もまだまだ成長途上なのだ。もっと

大きな目で成長を見守するが良かろう!」

「えっと......、私の百倍以上の魔素量を誇りながら

まだ成長する気なのですか......?」

「まあな。我は常に上を目指しておるでな」

「そう、ですかー」

イフリートは我の言葉に感動したのか、それっきり

黙ってしまった。

やはり、常に成長を続ける我の姿に、感銘を受けた

のであろうさ

で、会議だが。

リムルはゲルドの記憶を読み取ったのか、オーク達

の事情に通じておった

オーク達が飢えていて、ユニークスキル『飢餓者』

この影響下に入る事で、ようやく生き延びていた事まで

説明しておる。

そして、それを裏から操っていたのがゲルミュッド

う。

る誰にも、そんな事は不可能なのだ。

リザードマンの首領は、「息子のガビルと違って思慮

深い男のようだ

文句があるなら、リムルを倒せとなる。この場にい

ペニマルが言った言葉に、全てが集約されるである

「オークの罪は全て俺が引きき受けた。文句があるなら

俺に言え」

と、リムルは言い放ちおったのだ。

これには一同、画然としておるわ。

事前に話を聞いていた鬼人共だけが、冷静にその言

薬を受け止めておるようだな

動揺する者達に、リムルは「それが魔王ゲルドとの

約束だ」と告げた。

約束は絶対にまもるーー「というのが、リムルの信条

である。ならばこれ以上、誰も文句を言えぬであろうよ。

言ったところで

「弱肉強食」

た。

だった事も

それから現実的な話としてオークに賠償に応じる

ような余裕などない、とな。

リムルは説明を終えた後、その全ては建前だと言っ

無茶だな。

皆に負担を請け負わせ、全員でこの困難を乗り切る

うとする。その志は立派だが、それに皆が従うとは思

えぬ

だが、そんな我の考えは、この場に集った者達の行

動によって否定された。

というものだった

オーク達の内情を知ったが故の答えなのだろうが

そんなリムルのごり押しをも、全てを理解して受け

入れようとしておる。

これこそ、我が竜の因子この正しい在り様なのだ。

そして、そんな男が問うのは、現実的な問題だった。

「オークの罪を問わぬということは、生き残った彼ら

全てを、この森にて受け入れるおつもりですか?」

十五万以上残るオーク達

その全てを受け入れるならば、森の食糧事情が一気

に悪化する。無用な混乱と、少ない食べ物を奪い合う

光景が出現するだろう。

部族を率いる立場にいる者が、それを危惧するのは

当然というものだ。

それに対するリムルの答えは

森に住む各種族間で、大同盟を結べたらどうだろう

か?

な。

厄介そうな役職を、自然な形でリムルに押し付け

それにしても、トレイニーこの立ち回りは見事だった

◆安らげる場所◆

リムルなら、もしかしたら...。

そう思わずにはいられぬのだ。

もしかするとそれは、それこそが、この場に集った

皆が感じた気持ちだったのやも知れぬ。

誰もが非現実的であると思ういながらも、リムルの言

葉に夢を見たのでは、

我には、そう思えてならなかった。

そして、その日。

リムルを盟主として、ジュラの森大同盟が結成され

たのだ

だ。

いやいやお前達、現実を見るのだ。

そんなもの、実現不可能に決まっておろう!!

「と、そう思うのと同時に

心のどこかで、ワクワクとした気持ちになっている

我がいる。

誰もが、リムルの描いた夢物語に感化されおったの

ない。

宣言しおったのだ。

おった。

が、しかし。

リムルが行ったのは、個々人の魔素を流用するとい

う方法だった。

ゲルドのユニークスキル『飢餓者』の影響で、オール

夕共は魔素の遮剰摂取状態にあったのだ。それは時間

経過で失われるものだっだが、名付ける事で定着させ

るという荒業だったのだよ。

出来るのか、そんな真似?こと、我は半信半疑で推

移を見守っておった。

我の協力を当てにしておったとしても、流石に無茶

であると言えような

それほどの数、自分の魔力素量だけで賄えるものでは

エネルギー

続々集ったオーク共は、そのの総数が十六万ほどに達し

ておるように見えた

十五万だぞ、十五方。いや、実際にはもっと多いな

それにしても、リムルのヤツ。

底抜けに学習せぬな。

またもお人好しな事に、オーク共に名付けを行うと、

あの者の振る舞い、我、我も見習わねばなるまいて

おられますね...!」

「であろう?我にも無理だな」

能天気な顔で、簡単に真似な出来ぬような高難易度の

作業を行っておるリムル。こんな事が知れ渡れば、そ

れを利用しようとする者も現れるであろう。

「九割以上、ほぼ百パーセシト近い効率で再利用して

れをそのまま流用する訳にもいかぬから、一度自分の

ものとして取り込む必要があろう。普通は他者の魔素

など取り込めぬし、それが可能だとしても、精々が半

分ほど有効活用出来るかどうかであろう。それをリム

ルはーー」

「...しかし、我にも真似出来ぬような難易度だぞ」

「ヴェルドラ様でも、ですか?」

「うむ。魔素の波長など、個々人によって異なる。そ

「信じられんな」

「ですよね。我々の常識は、たった今、覆されました」

だってこれが広まったら、「魔王共の戦力増強がたや

すくなるであろうから、

危険を冒して名付けをせずとも、魔素をドーピング

させてから名付ければ済むのだ。正式な名付けより魂

この絆は弱まるだろうが、戦力増強としてなら何の問題

もないであろう。

すると、何の問題もな〈成功しおったのだ。

子。次回からは配慮します

放ちおったのだよ!!

する。この

だから、我の魔素を多目に奪っておると思うぞ。

ば、馬鹿者!

配慮ではなくて、名付けを止めよというのだ。

コヤツ、絶対に計算ミスしておる。今回は少し痛かっ

「ギャパバババ!」

「お気を確かに、ヴェルドラ様!!」

くそが!またも我この魔素を奪いおって!!

そんな気がしていたから身構えておったが、せめて

言相談が欲しかったぞ。

しかも、だ。

最後の一人は、魔王ゲルドの副官だった男だって、

リムルはそやつに、〝ゲルド〟の名を継ぐように言い

この我を怖がらせるなど、なかなか出来る事ではな

いのだがな。

飽きさせぬヤツよな、リムルは、

本人は事の重要さを理解としておらぬようだし、この

事を広める者もおるまいが、ちょっとどうにかしてや

こらねば、その内大きな失敗を仕出かしそうで怖い気が

頼むぞ、リムルよ。

そして、皆にチャホやしてもらうのだ!

あらゆる魔物が集う場所

リムルの理想そのままに、魔物の町が出来たのだ。

我も興奮が抑えられぬ

封印から解放されたら、我もこの地に家を建てよう

た。

居住区画は急ビッチで拡大し、整備され、住民も増

えていった。

誰もが高揚感に包まれ、幸せな未来の予感に打ち震え

えておるようだ

リムルの名付けにより、豚頭族は猪人族へと進化し

た。力が増した事で、新たな労働力として大いに働い

ておるのだ

それから三か月

リムル達の住まう場所は、大きな変容を見せておっ

こうして、ジュラの森の騒乱は終わった。

各々の種族は各地に戻り、森に平和が戻ったのだ

とんでもないスライムだよ、まったく

まあ良い。

今回はワクワクさせてもらった礼として、我も快く

許してやるとしようか。

6巻に転生する!

これからも、貴様の活躍を乱目するとしよう!

淡これはボツになった扉

おまけ

シュナ様

これは...?

私たちはわの風で大ブレイの

ふふふリムル様型

小物入れです

料理人ゴブイチの

朝は忙しい

「バーマルもしづった

端切れで縫って

みたのですけれど

可愛らしく

出来ました

確かに!

なんとも愛らしい

食材の確認

料理の下拵え

食堂のテーブルを

綺麗に拭く

そしてー

...リグルド様にも

お作りしましょうか?

いいのですかな!?

ベニマル様

回復薬です

よ...あう

シオンの手料理に

倒れた者の救助

一風のガビル

我輩は

決めたのだ

どれほど苦しくても

進むのだと

真理

夕日はまるで

リムル様のようだ

こんなところで

くじけていては

一生親父殿に

顔向け出来ん

あの雲も

薄くなられた時の

お姿に似てるし

...

星の煌めきもまた

リムル様の輝きの

ようだ

ちょっと

休もうよ...

バカを言うな!

空にあるもの

ことごとくがまるで

リムル様ではないか

湿地帯を出てすぐ

迷子になったなどと

口が裂けても

親父殿に言えん!!

地図を忘れる

確かに!!

唐突

くちゃか、これまでに

我が主は

もしや...

宇宙なのでは?

そこに至った過程を

聞かせてくれ

仮面持ってて

くれシオン

大事な

ものなんだ

お世話になったな。

リムル様の仮面...

リムルvs豚頭魔王

連載機得

おめでとう!!

保作・代謝・先生

もうゆっ伊勢、みっぱー先生

「シスタート」

「村市さん

隙ってだけ。

相合将工もを

荒緒来先生

西田拓矢先生

ちょっと

だけ...

カツン

じゃんじゃない

じゃじゃない!!

麻美さんっ、みなさ

Andloal!

リムル様!

う、腕が再生

してるっす!

スライム時計

オークディオスターは個人的にもコレーニングを

参!wittextertettrer

祝日参

ホックスイスターは何人気にもすぐ気に入っているデザインですが、

すごく気に入っているデザインですので、カラーにく動かしてくださっておけおうですよ!

紀5巻

けLイニー社長

素敵です!

魔物の国の歩き方

岡霧硝先生より

おおすごい!

ちゃんとお湯だ!!

お湯だと何が

いいんすか?

しかし次世でも、

...お兄ちゃんはいい

ははは

バッカお前

風呂の良さを

知らねぇの?

水浴び

なら...

全然違うんだよ

ちょっとリムル様!

服着たままなんて

ひどいっす!!

フ星国の王が

リルム「Pyoもとへ!

そして、「ペワーク

自らの軍を率いて

一体何のために!?

最古の魔王に

セルエよ

ざらにさらに、

どうといったくだ!?

腕頭序を倒したのは、

君を付けられ

リム、「レ

最新第う者は、波乱の予感!?

コーヒータースエーの

日本っけられる

ちょっと、なんて

家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは

切関係ありません。

淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し

コミックス発売当時のまま掲載しています

転生したらスライムだった件(5)

2017年9月1日発行(O)

伏瀬

川上泰樹

みっつばー

作画か案

原漫♯原

c2017Fuse

○TaikiKawakam

...者

森田浩章

...

株式会社・講談社

行所

〒112:8001

東京都文京区音羽2-12-2

結生ライム

だった件

Regarding

Reincarmatの

原作...九浦、

この時期、川上奈崎市の

TakiKawakaml

Amazon11000キャラクター用語、「サッコボールド」というのは、

キャンプンシリウスKC