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姫佳くん女だった
スマホだった件
RegardingReincarnater
Reincarnated
原作・人・洗顔
me:川上奈樹
TaikiKawakami
キャラクター用語:サンプばーーNo.
ヤシリウスKC
TaikiKawakami
気持ち
だった件
RegardingRoine
ReincarmatedtoSin
『...伏瀬』
2017年11月11日土奈樹...
2017.11月24日キャラクター同展・カッコンはールドの
Windowsの
ドワーフ王国
ジュラの大森林
ブルムンド
封印の洞窟
前回までのあらすじ
テンペズトに滞在を始めた、魔王ミリム。このままでは、経緯を
知らない他の魔王達に「テンペストとミリムが同盟を結んだ」と
思われかねないため、リムル達はミリムの機嫌を損ねないよう。
この嵐が去るのを待つつもりで、た。しかし、そんなリムル達の
思惑とは裏腹に魔王・カリオシンの部下フォビオがテンペストを
訪れ、ミリムと衝突してしまうえさらにはブルムンド王国の自由
組合、フォルムズ王国の講習団がテシベストへ来訪。人席から注
目を集めるテンペストに次に訪れるのは一体...。
ヴェルドラー
テンパスト
〈暴風竜ヴェルドラ〉
>>リムルの各づけ親で親友
天災級モンスター・
シズエ・イザワ
戦時中の日本から召喚
きれた異世界人。死去。
リムルーテンペスト
(三上悟)
異世界人。人間からスライ
転生した主人公。
紅丸
>鬼人。侍大将。
鬼人。指南役。
ランガ
嵐牙狼。
リムルの影響に潜む
ゴブタ
ト鬼人。隠密。
紫苑
鬼人。武士。
リムルの護衛役
リグルド
ゴブリン村の村長。
朱菜
ト.鬼人。巫女姫。
リム・ナーヴァ
レート大魔王が一柱。危険度は
天災級。子供っぽい。
ゲルト
ト搦X髦
易人族の戦士長
トレイニー
>>未森林の管理者・樹妖
...や・にゃーら
話、管理者の急報
第6回話
第七話「暴風大妖凋
第四話「破壊の暴君
第四話「国家として
書き下ろし小説
ヴェルドラのスライム観察日記
>155
獣人族の王であるカリオンが
魔王を名乗ったのが
およそ400年前
民を守り勇ましく
進軍するその背は
頼もしく
「彼の魔王は我らが誇りである」
「彼の魔王は
我らが誇りである」
獣王国に住まう者にとって
それは等しい思いだった
世界大戦の最中の
ことだった
その背に
追いつくためならば、
魂を売り渡すことさえ
厭わぬほどに
第69話管理者の急報
くそっ!!
フォビオ様
落ち着いて
ください
あの敗北は
仕方ありません
魔王ミリム相手では
たとえカリオン様でも
馬鹿やろう!!
カリオン様があんな
無様な姿を晒すか!!
くそっ...
三獣士とも
あろう者が
一撃で伸され
ちまうとは:!
...心中
お察しします
...
ですが我らの任務は
あのスライムとその部下の
え~
勧誘...
どうかカリオン様の
命令を忘れないで
ください
......
:そうだな
いやいや
わかりますとも
抑えきれない
そのお気持ち
だ...
誰だ!?
ご機嫌よう
獣王国の皆さま
お初にお目に
かかります
私は
中庸道化連が一人
怒った道化の
フットマンと申します
どうぞ
お見知りおきを
中庸:道化連?
...知らんな
その道化どもが
何の用だ
そんなに警戒
しないでよ
アタイは涙目の道化の
ティア
!?
中庸道化連は
「なんでも屋」ってやつ
なんだ
とりあえず話だけ
でも聞いて損は
ないと思うよ!
......
...失せろ
得体の知れない
ピエロ共の話を
聞く義理はない
魔王ミリム
...に仕返し
したいんだよね
...
てめぇ...
力が
欲しいのでしょう?
ございますよ
とびっきりのやつがね
フォピオ様!
貴方は
魔王となるのです。
当然ですが
危険も大きい
しかしそれに
打ち克った時
耳を貸しては
なりません!
とと、
それじゃあ
リムルの旦那
行ってくるぜ
佇まいに隙が
なくなりましたな
短期間じゃが
真面目に修行した
成果といえましょう
数週間前まで
ほぼゴロツキだった
ヨウム一行は
装備を整え
ハクロウに預けた
結果
英雄と呼ぶに
相応しい一団に
仕上がった
そういうことで、
これなら豚頭帝を
倒したと言われても
信じられるだろう
20万の軍勢だとか
魔王に進化したとか
具体的なヤバさは
知れ渡っていないしな
ロンメルのやつは
一足先にファルムスに
戻ってる
豚頭帝との死闘を
盛りに盛って報告する
って張りきってたよ
まぁ:やってもいない
死闘を盛るってのも
気恥ずかしい話なんだが
いいんだよ
Winiwin
なんだから
うぃん...?
ヨウム達には今後
魔物の国を拠点として
英雄活動を行って
もらう
彼らの名声が
高まればそれだけ
協力した俺たちの
評価も上がる
という寸法だ
なんだもう
行くのか?
あれ以来ヨウムは
ミリムにすっかり
及び腰だ
あ...ああ
ミリムさん
しっかり
がんばるのだ!
おおう...
良かったなヨウム君
魔王の激励なんてそう
受けられるもんじゃないぞ
え?
魔王?
そういえば
ちゃんと紹介して
なかったな
こちらは魔王
ミリム・ナーヴァ
なのだぞ!
えーーーっ
こうして
割と締まらない
感じでヨウム一行は
旅立った
驚きましたよ
しかし
同じ名だとは
思っておりましたが
まさか魔王ミリム
本人だったとは...
まぁな来た時は
俺だって驚いたよ
しかもここに住むとか
言い出したしな
ははは
そういえば、
...で
気持ちはわかります。
ここは実に
居心地がいい
気に入ってもらえて
なによりだ
フューズさんは
いつまでここに
居るんだよ
いやぁ色々と
あるんですよ
どう見ても休暇を
満喫してるよな?
ヨウム英雄化計画に
協力してくれるって話は
どうなったんだよ
あそれは
問題ないですよ
リムル殿を
信用出来ると
はん
判断しましたので
既に手の者に伝えて
仕込みは終わらせて
おりますから
なるほど
仕事は早いと
...まぁ信用して
くれているのは
一目でわかる
満喫ぶりだよな
いやホントに..
プルムンド王国の近場に
このような保養場が
出来たのは喜ばしいことです
往復路の危険さえ
なければ通い一めるの
ですがね...
仕事帰りの
スーパー銭湯かよ
しかし...ふむ
往復路の
危険か
やはり
道を作るのが
手っ取り早いか
はい?
いや、プルムンド王国までの
道を整備しようかなって
いやいやそれは
大規模な国家事業に
そこだよフューズ君
俺はこの町を
もっと発展させたいと
思ってる
そのためには色んな
国の人間に来て
もらいたいんだよ
君!?
街道の舗装は
ウチがやろう
そのかわり俺達が
危険のない魔物だと
広めて欲しい
持てる人脈を
駆使してこの町の喧伝に
尽力いたしましょう
...わかりました
そこまでして頂けるの
でしたらこのフューズ
おおう
よろしくな
ドワーフ王国への道も
現在工事中だし
森の中は俺の管理下だから
森の中は俺の
管理下だから
まー
街道整備は当然
こちらでするつもり
だったんだか...
まーまー
なんか思った以上に
響いたようだ
うまい
魔物の俺が
普通のことを言ったから
助けた
ものすごく良い魔物に
見えたのかもしれん
フューズ...
ミリム並に
チョロかったな
わははは!
今帰ったのだ
ぶふっ
ミリムちゃんは
すごいんですよぅ
すぐに魔物を発見
するので狩りが
楽らくでした
大量なのだぞ?
わかったわかんった
見に行くよ
おーい
こっちでやすよ
ミリム様!!
うむ!
何者です!?
え?あの...
え??
ギド...
カバル...
え!?
.....いや
その人は敵じゃない
だ誰でやすか
この人!?
覚えてるよ
...私は樹妖精の
トライア
透けてる...
力が弱まってるのか?
ガゼル王が来た時
トレイニーさんと
一緒にいたな
お久しぶりで
ございます
盟主様
ああそれより
説明してくれ
ジュ
その殺気...
何かと戦って
いたのか?
...ご報告
申し上げます
暴風大妖渦が
復活致しました
そして
彼の大妖は
この地を目指しております。
温泉に浮いてる
テンパロストサイズされたもの
なんと!
あの「天空の支配者」が
復活ですと!?
あれは遥か昔に
封じられたはず
理由もなく
封印が解けるなど
考えられませぬが..
事実でございます
我が姉トレイニーが
足止めを行って
おりますが
あまり長くは
保ちません
...困ったな
非常に聞きづらい
伝説では
異界の魔物を従える
能力があるとか
魔法が通じない
という話も聞いた
ことがあります
35
これもヴェルドラ様
消失の余波かも
しれませんな...
「カリュブディスって
何?」って...
第18分話暴風大妖渦
暴風大妖渦。
知性は無く本能のままに
殺戮を繰り返す
災厄級魔物。
死亡しても一定期間で
復活を果たす性質を持ち
勇者により封印されていました
なお
物質体を持たない
精神生命体であるため、
その復活には屍などの
依代を必要とします。
「気などって...
大賢者のおかげで
置いていかれずに
済んだが...
知性がないのに
この町を目指してる
ってのが謎だ
とりあえずハチミツや
話し合いでご退散
願うのは難しい相手
ってことだな
すでにその気配を
感じとっている者も
いると思うが
敵が急速接近中だ
だから
倒すことにした
怯える
必要はない
侍大将が
迎撃態勢を
整えている
非戦闘員は
リグルの指示に従い
森の中へ避難
するように
以上!
慌てず騒がず
行動開始!
...
「お兄ちゃんは
いやー...
ベスター
ガゼル王へ
連絡を頼む
お任せを
は
悪いなせっかく
休暇を楽しんで
いたってのに
良ければフューズ君も
彼らと一緒に避難
してくれ
......なぜ
...なぜ
逃げないのですか?
天災級
災禍級
その脅威は災禍級以上と
考えられています。
カリュブディスは災厄級魔物ですが
カリュブディスは
災厄級魔物ですが
魔王に認定
されない理由は
「知恵ある行動を
取らない」...その
一点のみです
あなたは..
魔王を相手に
しようと
いうのですか?
...俺が負けたら
みんなには逃げるように
言ってるけどな
だけど一回ぶつかって
負けても諦めるつもりは
ない
まぁ万が一の場合は
ブルムンドでの住民の
受け入れについて、
検討してみてくれよ
万が一って...!
...いえそうか
あなたはここの
魔物達の主...でしたね
そういうことだ
それに魔王に
匹敵すると聞いたら
なおさら退くわけには
いかないな
それは
どういう
俺はシズさんとは
同郷でね
彼女の意志を
継いだんだ
魔王レオンを
ぶん殴るためには
カリュブディスなんぞに
ビビってるわけには
いかんのだよ
この姿に懸けてな。
その姿...
あいつらから
話には聞いて
いたか...
本当にあの人の...
...ひとつ
頼みがある
...聞きま
しょうか
もう直
戦いが始まる
場所はドワーフ王国へ
伸びる街道
整備してくれたゲルド達には申し訳ないが
整備してくれた
ゲルド達には申し訳
ないが
町が破壊されるより修復は楽なはずだ
町が破壊されるより
修復は楽なはずだ
ここで
迎え撃つ
ヴェルドラの
申し子?
暴風大妖渦は
ヴェルドラ様から漏れ出た
魔素溜まりから
発生した魔物です。
はい
そうか...
ひょっとして俺の中の
ヴェルドラを目指して
いるのか?
だとすればこの町を狙う理由も頷ける
だとすればこの町を
狙う理由も頷ける
...ヴェルドラ様の
因子を持つ
ということで
その危険性は
伝わったかと
思います
はじめに
申し上げておきます。
暴風大妖渦に
魔法は殆ど通用しない
ものと思ってください
あの者の持つ
エクストラスキル
「魔力妨害」の影響で
魔素の動きが
乱されるのです
...ってことは物理攻撃で
削ってくしかないか
はい...ですが
どれだけ傷を負わせても
直ぐに回復して
しまうのです
あの凄まじさは
間違いなく「超速再生」を
保有しているものと...
その上
まだあるのかよ!
あの者は異界より
召喚した魔物...
厄介なことに
その従魔も
「魔力妨害」を
持っているのです
空泳巨大鮫を
複数従わせています。
フューズの前で
カッコつけて言った
ことは本音だ
でも
となると黒炎獄も
効き辛いか
おそらく
魔法ではなくとも
魔素を媒体とする
術は効かないかと
聞けば聞くほど
厄介な相手だ
なんだヴェルドラの
申し子って
一応まだ
試したことのない
奥の手もあるにはあるが、
正直それも通用
するかわからない
ふぅふっふっ
何か忘れているのでは
ないか?
さて:どうした
もんかね
ワタシが誰だか
覚えていないとは
言わせぬのだ!
ミリム!
デカイだけの魚など
このワタシの敵では
ない
お...おおお!!
その手があったか
そのような訳には
参りません、ミリム様
私達の町の
問題ですので
え?
そうですよ友達
だからとなんでも
頼ろうとするのは
間違いです
何言ってんの君たち!!
ちょっなんで!?
そっか...
リムル様がどうしても
困った時その時は
是非ともお力添えを
お願い申し上げます
俺今めちゃくちゃ
困っているんですけど!?
えー
......
そうだぞミリム
まぁ俺を信じろ
すまんな
ミリム
俺も
泣きそうだ
...来たか
...
そういうことで、
それでも、
それでも、
......
...
そういえば、と、
それでも、
それでも、
それでも、
......
...腹を
くくるしかないな
......
それでも、
それでも、それでも、
まぁやるだけ
やってみるか
...ねぇ
やっぱりぃ私達も
手伝った方が
良くなぁい?
それに...
...半端な攻撃は
通用しない
足手まとい
だろう
でもぉ...
ひとつ、頼みがある
もしも俺達が負けたら
にんげん
人間の国に対策を
取ってもらう必要がある
あんた達は結末を
見届けてくれ
不思議な方だ
およそ魔物らしくない
考え方をする
シズさんと同郷と
言っていたが..
なんだ...!
...始まっち
まったか
開戦の狼煙だ
それが
ひま
ミぃム
第63話破壊の暴君
黒炎獄は結界内の
敵を焼き尽くす技だ
本来の威力が
発揮されていれば
結界が消えた後には
炭すら残らない
...お供が一頭
焦げただけが
聞きしに勝る
厄介さだな
魔力妨害ってのは
ええ
それに...
範囲内に捕らえた
はずの本命は
それでも、
そういうことで、これからもうちょっとしていますが、そういうことですが、
もはや痛痒を感じては
いないようです
ゲ...
ちょっ...でか!
近くで見ると
マジでかいっすよ
魚なら一年分の
ご馳走っす!!
むしろこっちが
食糧っすか!?
攻撃は手下に任せて
文字通り高みの
見物か
獲物をいたぶる者は
でもあるのかな
...丁度いい
先にお供を片付ければ
カリュブディスとの戦闘で
邪魔されることもない
ベニマル
は
先に空泳巨大鮫を
殲滅する!
各隊引きつけて
一体ずつ相手取れ!
なんだ
ぐぅ...っ
なんという
硬い鱗よ...!
うう...
ゲんだ様...
...許さんぞ
オレの仲間を!!
グギョ...
仲間達は
動けそうにない
さてどうする...
こいつを攻撃する
手段は...
助太刀
致しますぞ!!
喰らえい!!
渦槍水流撃!!
...
...
...
...礼を言う
ガビル殿
いやなに
仲間を助けるのは
当然である
ゲルドとガビルの隊は
このまま共闘する
みたいだ
はい
回復草
豚頭帝戦の時には
敵同士だったのを
思うと熱いな
なぁなぁ
ワタシも...
ダメ
:操妖傀儡糸
クッ
おおっ神経網を
操って共食いさせた
のか!
ソウエイ
えげつない...!
ソウエイに
負けては
いられません
行きますよ
ランガ!
承知!
そういうことで、
...
見よ!
断頭鬼刃!!
...
...
そういうことで、
...
...
残る
メガロドンは
あと一頭
...シオンらしい
シンプルかつ
豪快な技だ
...
最後のメガロドンも
ハクロウが仕留めた
これでもう
高みの見物は
終わりだな
カリュブディ...
!?
キキィ
なんだ?
この不快な
音は
嫌な予感がする
コーン...
...
...
それでは、
...
...
!!
まずい
あれは
躱せない!!
...躱せぬならば
突き進むまで
行きますよ
ラン...
バカ言うな
リムル様!!
まぁ潔くて
嫌いじゃないけどな
こういう時くらい
俺を頼ってくれよ
ですが...っ
えっと...
...
豚頭魔王戦を経て
俺には二つの
変化があった
ひとつは人型に
擬態した時の背が
少し伸びたこと
リムル様!
俺のうしろに...
もうひとつは
今日まで使うことが
なかった「新しい力」
ウエル
「飢餓者」を
吸収統合。
同系統の能力を
得たことにより
「捕食者」は
進化します。
...成功しました。
その名は
「暴食者」
あれだけの鱗が
一瞬で...
そういうことで、
ん...そういうことで、
...
(
...
...
...
...
そういうことで、
そういえば、
...
そういうことで、
そういうことで、
そういうことで、
...
!
そういうことで、
そういえば、
そういうことで、
そういうことで、
...
...
...
...
...
そういうことで、そういえば、
!!
そういうことで、
そういえば、
...それでも、
それでも、それでも、それでも、
そういえば、
そういうことで、
...
...
そういうことで、
グキ
それでも、
...やっぱ本体は
喰えないか
けど「腐食」の方は
多少効いたみたいだな
グググ
グ:
うおっと
狙い通りだ
狙い通りだ
できる
はは...怒ったか
俺がターゲットになれば
あいつらは攻撃に集中
!
全員持てる手段を
尽くしてカリュブディス
を攻撃しろ!
効きが
悪くてもいい!
ヤツに回復の暇を
与えるな!!
ケガ人はこちらへ!
急いで
トレイニーさんが
合流し
ご無事か!?
リムル様...
ドワーフの天翔騎士団も
応援に駆けつけてくれた
援軍を加え
戦力は十分以上
総攻撃で
一気に撃墜
と
思ったのだが..
状況は
かなり厳しい
バカッ!!
10時間が経過した
未だに
斃れる気配は
見られない
そういえば、
...
...
そういうことで、
そういうことで、
...
...
...
それでも、それでも、
それでも、それでも、
ヤツも消耗して
きてはいるが
そういえば、
こちらは皆が疲労して
いる上に回復薬も
尽きそうだ
仕切り直しも視野に
お
の
え
!?
しゃべった?
知性はないって
話じゃなかったか?
ミリ...
ミリムめ...!!
告。敵個体より
生体反応を確認
しました。
...
そういうことで、
そういえば、
ミリム?
生体反応?そんなの
あたり前だろ
否。
そういうことで、
...
それではないので、
...
...
...
...
生体反応があると
すれば
カリュブディス自身に
物質体はありません。
今こいつ「ミリム」
って言ったよな!?
依り代に
なった方か...
そういうことで、
......
そういうことで、
それでも、それでも、
...
そういうことで、
それでも、
...
そういえば、
...
うむ覚えが
あるのだこの感じ
フォビオ...
魔王カリオンの
使いとして来て
竜眠、じりんですか
確かフォビオ
とかいう魔人だ
ミリムに伸された
あいつか
なるほど依り代の
意思に従って
テンペストを目指して
いたのか
ミリ...ム...!
あれ?
ということは...
もしかしなくても
俺達は
関係ないのでは?
なぁなぁ
!
...
...わかったよ
ありゃミリムの客だ
全員
よく聞いてくれ
詳しいことは
後で話すが
予定変更だ
速やかに
この場から
離れろ
急げ!
繰リ返す
速やかに
この場から
離れろ
何を仰いますか!
我々はまだあきらめて
など...っ
頼む言う通りに
して欲しい
巻き込まれたく
なければな
え...?
ミリムこっちの
退避は終わったぞ
...
...
...
そういえば...
これからは、このようになってしまったのですが、それではないでしょうか
そういうことで、
...
そういうことで、
そういうことで、
うむ
あ...っと出来ればで
いいんだけど
なんだ?
フォビオを残して
カリュブディスだけ
吹っ飛ばせるか?
容易いことなのだ
魔王カリオンの配下を
始末してしまったら
後々面倒かも
しれないからな
リムルは変なことを
気にするのだ
だが親友の頼みは
聞かねばならぬ
ワタシも最近
手加減を覚えたし
丁度いいのだ
手加減...?
見せてやろう
そういうことですが、
それではないので、
...
これが
手加減と
いうものだ
竜星拡散爆
情報収集に失敗
しました。
!?解析不能。
こりゃ
フォビオごと
いったかな...
うわぁ...
!!
あれだ!!
さすがミリム
見事な
手加減だったよ
さてとどうだ?
大賢者
解。個体名フォビオと
個体名カリュブディスの
融合率は九割以上。
再び
カリュブディスとして
復活するまでの時間は
一時間もありません。
マジかよ
短いな
...なにを
するのだ?
放っておいたら
復活しちまうからな
それでも、
フォビオから
カリュブディスを
完全に分離する
フォビオの体に融合した
カリュブディスを
引き剥がす
それは言う程
簡単じゃない
素体から分離させると
精神生命体である
カリュブディスは
逃げてしまうからだ
そうなってしまえばどこかでまた別の依り代を得て
そうなってしまえば
どこかでまた別の
依り代を得て
カリュブディスは
復活する
でも俺ならば
捕らえることが
出来る
大賢者は能力の
制御に回れ
「変質者」で分離させた
そばから
「暴食者で喰いつくす」
しゅじゅっ
手術は
俺がやる
了。
「変質者」と三暴食者」を
並列起動
それだけだ
......
どうなのだ?
ああ...
成功したよ
第82話「国家として
スマン!
...いや
スミマセンでした!
今回の件は
俺の一存でしたこと
魔王カリオン様は
関係ないんだ
なんとか俺の命一つで
許して欲しい..!
ここでお前を殺したら
何のために助けたか
わからんだろ
それより質問に
答えてくれ
トレイニーさん
貴方はなぜ
カリュブディスの
封印場所を
知っていたのですか?
はい
あれは勇者から
託された我ら樹妖精
しか知らぬ場所
偶然見つけたとは
言わせません
...教えられた
仮面を被った
二人組の道化に...
仮面の道化?
それは
もしや...
こんな仮面
でしたか?
...いや俺の前に
現れたのは涙目の
仮面の少女と
怒った仮面の
太った男だった
...怒りの仮面の
太った男だと?
そういえば
ベニマル達の集落を
襲ったオーク:
それを率いていたのが
仮面の魔人だったって
言ってたな
怒り面の
太った男...
確かゲルミュッドの使者を
名乗る上位魔人がそんな
仮面をつけていました。
...
...
...
名はフットマン
中庸なんとかいう
組織の者だとか...
中庸道化連だ
...
奴らは
なんでも屋だと
言っていた
ああそれだ
そのトレイニー様の
図柄に見覚えが
ありますぞ
ゲルミュッドからの
使者でラプラスと
名乗った道化が..
ラプラス?
こんな感じの
仮面に...
こんな頭巾を
被っておりましたな
...そうですか
ラプラスと
いうのですね
あの魔人...
フットマンねその名
覚えておくとしよう
んー...
豚頭帝計画を
仕切っていたのは
ゲルミュッドだが
ミリム?
中庸道化連
などという連中
知らんのだ
そんな面白そうな
やつ等がいるのなら
会ってみたかったのだ
まったく
ゲルミュッドの
ヤツめ...
あ
もしかしたら
ゲルミュッド
じゃなくて...
え?
クレイマンのヤツが
何か企んでいたのかも
しれぬ
クレイマン?
誰だそれ
魔王の一人だぞ
ヤツはそういう企みが
大好きなのだ
抜け駆けするとしたら、
ヤツしかおるまい
まぁ、それは確証が
あることではないので
保留だな
今後は、謎の
なんでも屋に注意
するとして...
とりあえず今日は
お開きだ
...
みんなゆっくり体を
休めてくれ
じゃあフォビオ
お前も気をつけて
帰れよ
...はっ!?
いや俺は
許されないだろう!!
まぁ無罪では
ないけどな
真犯人に利用
されてたみたいだし
幸いにも
人的被害はないしな
ミリムもそれで
いいだろ?
だが...っ
うむ!一発殴ろうと
思っていたが
許してやるのだ!
殴ろうと
思ってたんだ...
カリオンもそれで
いいだろう?
え!?
やはり気づいて
いたかミリム
よう
そいつを殺さずに助けて
くれたこと礼を言うぜ
あんたが
魔王カリオンか
カリオン
様...!
...わざわざ出向いて
くれるとはな
俺はリムルーテンペスト
この森の魔物達で作った
魔国連邦の盟主だ
フッたかだか一匹の
スライムが国を
興すとは...
...お前
豚頭帝を喰ったな?
...ああ
その通りだ
で?
それが何か
悪いのか?
ふはははっは
面白いな!
ミリムが
気に入るわけだ!
悪かったな
俺の部下が暴走
しちまったようだ
俺の監督不行届ってことで
二つ許してやって欲しい
今回の件借り一つに
しておく
何かあれば俺様を
頼ってくれていい
...それなら
俺達との不可侵協定
を結んでくれると
嬉しいんだが...
そんなことで
いいのか?
良かろう
獅子王カリオンの
名にかけて誓ってやる
獣王国は魔国連邦に
牙を剥かんとな
さすが魔王
器がテカ
え?
ったく
しょうがねぇ...
体育会系...!
おら
帰んぞ
いっぱい血
出てますけど!
後日
使者を送る
なに今度は礼を
守らせるさ
また会おう
リムル
あーあせっかく
ゲルドが整備して
くふた街道が...
またやり直し
まさよ
こうしてようやく
一連の出来事が
ひと段落した
首尾は
どうだったのかしら
上手くいった
ようですよ
カリュブディスは
ミリムによって
倒されました
これで貴女の
心配事も消えた
でしょう
天空女王...フレイ
...そうね
それで私は貴方に
何を支払えば
いいのかしら
特には
...そう
何が目的?
そんなに警戒
しないでください
何も企んでは
いませんよ
企んでる人は
みんなそう言うのよ
では今度何か
ひとつだけお願いを
聞いてください
今度?
今ではなくて?
ええ例えば...
魔王会談の時にでも
いいわよ
私に出来る
範囲ならね
今回の件
助かったわ
さようなら
クレイマン
...お気に
なさらず
貸しは必ず返して
もらいますから
最後に...
「減速」と「脱力」の
効果を刻んだ
魔鋼をしのばせて...
よし
完成だ
できたのか!?
ああ出来たよ
約束してた
ミリム専用の武器:
ドラゴンナックル
だ
おお〜〜〜っ
カリュブディスの
一件から数日
魔国連邦はすっかり
落ち着きを取り戻した
戦いを見届けた
フュースらは
ブルムンド王国へ帰還
友好関係を結べるよう
国王はじめ、貴族らを
説得...
なにヤツらの
弱みを握って
いるのでね
どうとでも
してみせますよ
脅迫?.....いや説得
してくれるらしい
ドワーフ王国には
後日改めて今回の件を
報告することになっていた
なんですかあの
あああの日はちゃんとは
たまミちゃかね
ガゼル王から正式な
招待状をもらい
ビビったのは内緒だ
国賓待遇...!
獣王国からは
カリオンの言葉を携え
フォビオがやってきた
使者に志願したらしい
初めて来た時とは
打って変わって
慇懃な物腰だった
”互いの国から使節団を
派遣して国交が有益か
見極めようではないか。
と、記されています。
いよいよ
「国」らしくなって
これからは政治的な
駆け引きなんかも
必要になるだろう
とはいえ日々の
戦闘訓練は
欠かせない
炎化爆獄陣!
わはははっ
どこを狙っておる!
!
この世界は
戦いで物事が決まる
場合が多いからだ
のわ
隙あり...
あ
にひひ
なかなか良くなって
来たぞ!
リムルが魔王になると
言い出してもワタシは
反対しないのだ
...ならないって
少し体脂だ。
なにぃ
まだまだ...
シャナが弁当
作ってくれたんだよ
休憩なのだ!!
魔王レオンを
殴る予定はあるが、
魔王になる気はない。
そういえばミリムは
なんで魔王に
なったの?
ん?
そうだな
なんでだろ?何か
嫌なことがあって...
ムシャクシャ
して?
俺に
聞くなよ
良く思い出せん
忘れたのだ!
そっか
聞けばミリムは
最古参の魔王の
一柱だというし
こんなだけど...
俺の想像の及ばぬ程
長い年月を生きて
きたのだろう
お前ってさ、家族
とかはいないのか?
ずっとここにいるけど
心配してる人とか:
ワタシの
世話をする
者達はいるぞ
でもあの者共は
心配などして
おらぬのだ
心配すら畏れ多いと
思われているのだぞ
だからワタシの友は
お前一人なのだ!
ワタシは
サイキョーなので
...そうだな
これからも宜しくな
ミリム
勿論なのだ!
数日後
水
ごちそうさま
でした
よし!
ワタシは今から
仕事に行ってくる!
...
...
...
...
え仕事って...
心配するな
終わったら
帰ってくるのだ
突然だな
今すぐか?
うむ!
他の魔王達にも
この地に手出しせぬよう
言い聞かせておくのだ
おおう...
ということは
他の魔王に会いに
行くのか?
うむ!
仕事だからな
じゃあ
行ってくる!
騙されない
ように
注意しろよ~
来る時も突然
だったが
去る時の
唐突さも
凄まじい
ミリムの監督役も
これでひとまず終了が
町はリグルド達でも
ある程度は回して
いけるし
:俺もそろそろ
出発時期を
考えないとな
他国との交流も
得られた今こそ
人捜しが出来る
環境になったと言える
リムル様?
工事の様子でも
見に行くか
...なんでもない
ブルムンド方面の
街道まで頼む
はッ
わかってるよ
忘れてたわけじゃない
...
...
そろそろ捜し出して
やらないとな
あの女の心残りを
9春に飯生...
っYH~
書き下ろし
小説
ヴェルドラのスライム飲祭日記
~~大漁編〜
『助けて』
◆管理者の急報・
「おっと、心の声が漏れてしまったか。
我は今、とっても大変なのである。
何故かだと?
ふふ。
昔、サボらずに、解析を続けて下さい
だよ!
と思うのだ。
ヴェルドラのスライム観察日記
〜大漁編〜
これで理解してもらえただろうか、
容赦なし。
一切の容赦なしで、リムルが我をこき使っておるの
いや、ね。
そりゃあ、我の為だっていうのはわかっておるよ?
でもなあ.....これはちょっとどうよ?
眠る必要がないからと、ずっと働かせるのはダメだ
んてね。
―――あ
こんな事なら、まだ魔素を奪われる方がマシー
これは我なりの冗談なので、真に受けぬように
だから真に受けるなとし
「ぎゃわわわーーッ!!」
れたのだよ。
だ。
一酷い目にあった。
余裕があると思われたみたい
我はこうして、リムルの恐ろしさの断片を味わわさ
そして、酷い目にあっていたのは我だけではないの
「動けて、助けて下さい、ヴェルドラ様ーーッ!!」
気のせいであろうか。イフリートの叫ぶ声が聞こえ
るようだ。
「気のせいではありません。気のせいではありません
よ!」
悲しいが、イフリートよ。我にもどうする事も出来
ぬのだ。
何故ならば、貴様を鍛える為の『イフリート育成計
画面には、既にリムルの管理下特に置かれてしまったのだ
よ。
我はいいのかな?
ちょっと寂しく思うが、確かに問題はなさそうだ。
こんな感じでイフリートは、・強制的に魔素の制御方
と、我はイフリートに窓悲の心で答えたのだった。
それにしても。
リムルの計画は恐ろしい。
我もイフリートを鍛え上げているつもりであったが
まだまだ甘かったようだ。
今もリムルは、我から巻き上げた魔素をイフリート
に注入している。
無理!無理ですって。そんな事をしたら、エネル
ギーを制御出来なくなって暴走してしまいます!
イフリートが必死に抵抗しているが、リムルは気に
しない。
えっと、問題なし?
なになに、暴走しても被書を受ける者がいない?
なるほど....。
ここにいるのは、我とイフリートのみ。確かに、被
害を受けるとしたら我だけが
「許せ、イフリート。我ではなく、未熟な己自身を恨
むのだぞ!」
その見極めである、それを比較する上で、番簡単なのか
戦いにおいて一番重要なのは、敵に勝てるかどうか、
地獄のしごきで反射速度名誉める、これに加えて、ク
ロベエ作の武器を与えれば、あっという間に強さは何
段階も上昇するという寸法だ。
直感を鍛える事で『危険予知」を身に付けさせて
るからな。
故に、あのハクロウという剣士の修行方法は理に
通っていると言えるだろう。
武器の攻撃力が高ければ、それだけで魔物を滅ぼせ
人間は魔物と違って、大幅に魔素量が増えたりはし
ない。肉体という枷があるので、それを鍛え上げねば
ならぬのだ。
その代わり、技量を磨いて強くなる。装備を一新す
るだけでも、かなりの強化が見込めるだろうな
これは例えばの話だがーーちょっと剣術をかじった
程度の人間でも、特質級の武具を持つだけで大抵の魔
物に勝てるようになるのだ
だった。
法を叩き込まれたのだよ。
そうそう。
修行と言えば、あのヨウムという人間も大変そう
な?売っちゃってるのかな?
カリュブディス
◆暴風大妖渦◆
なのだ。
温泉につかり、酒を楽しむフューズ
羨ましい。くっそ談ましぃぞ
アレって、仕事している我に喧嘩を売ってるのか
まして、相手の方が動きが速いとなれば、これはも
う負け戦を覚悟すべきであろうな
ハクロウはそれを十分に承知しているようで、実に
合理的にヨウムを鍛え上げ、ておった、ヨウム本人は気
付いておらぬが、イフリートよりも丁寧に扱われて
おったのだよ。
新しい武具も与えられ、英雄に相応しい出で立ちに
なっておる
これならば、リムルの立てた『ヨウム英雄化計画
も成功間違いなしであろう。
だからイフリートよ、リムルを信じて貴様も頑張る
がいい!
攻撃が通用しないとあらば、その時は逃げるのが正解
速さを競う事なのだ。
相手よりも速く動けて、攻撃が通用するならば、ど
んな相手であろうが最終的には勝利出来る。しかし、
今、能力の運用に無駄が確認されます。もっと効率
的に、発動を安定させて下さい
これ以上リムルを怒らせるこのは得策ではない。我は
速やかに謝罪し、作業を再開したのだよ。
しかし、単調な作業というのは退屈なものだ。
全力で演算を行っているのだが、それは我がユニー
クスキル『究明者』に任せているようなもの。勿論
我だって頑張っておるのだが...:。
我、反省。
るーかも知れぬがな
もはやリムルからは、ひとかけらの遠慮も感じられ
ぬぞ
まあ、サボっていた我にも、少しばかりの責任はあ
否。サボらないで下さい
はい。
偉大なる我、暴風竜〟と恐れられる我にこの仕打
ち......
だぞ!
ビッシビシくる。
我って、褒められて伸びる子なのに...!?
だいたい、我の方がずっと長生きなのに、どうして
リムルの方がスキルの運用が上手いのか
解せぬ
解せぬが、これが現実なのだ。
我は納得がいかぬと思いつつも、褒められるその日
を夢見て作業を頑張っておった
すると、いつものようにトラブルが発生したみたい
横妖精たるトレイニーの妹、トライアが報告にやって
カリュブディス
て来た。
そして告げたのは、大妖ーー暴風大妖満が復活した
という警告だったのだよ。
なんと!あの『天空の支配者』が復活ですと!?」
リグルドが驚いておる。
このゴブリン・キング、意外と物知りなのだよ
それはそうとして。
リムル達の新たな問題。しかしこれは、我にとって
は僥倖であった。
厄介な魔物が攻めて来るらしいが、我にとっては大
歓迎なのだ。何しろ、我をずっと監視していたリムル
の注意が、そっちの方に向くからな。
これでひと息つけると、我はニッコリと微笑んだ。
「ふう、酷い目にあいましたね。今日を無事に生きて
いる事に感謝です」
「うむ。怒らせてはならぬ者というのは、どこにでも
いるものだ。これからはサポり過ぎぬよう、ほどほど
に遊ぶとしよう」
「はあ?」
我とイフリートは仲良く頷き合う。
絆が深まった瞬間だった。
「それにしても、暴風大妖満ですか。またヴェルドラ
様か怒られるかも知れませんね」
イフリートめ、いきなり何を言い出すのだ。
それとも...またもや我、何かやっちゃってまし
た?
「いや、だって。暴風大妖渦って、ヴェルドラ様の
魔素溜まりから生まれた魔物ですよね?"言ってみれ
ほヴェルドラ様の子供のような存在ですし、子供の仕
出かしは親の責任になるのでは?」
あろうが!
えっと、それって我のせい?
そもそも我の子供とか言われても、その暴風大妖酒
とやらは、我の知らぬとこころで勝手に発生しただけで
フュフテ
のよ。「まっ
とした。
しかし、その時。
「ヴェルドラの申し子?」
バレた!!
う、裏切ったか、トライアーッ!?
」
もりだ。
「まあ、何と申しましょう。が。かなり有名な話でした
し、誰かが言い出していたかと思考します。それに
元はと言えばヴェルドラ様が、大昔に暴れ回ったのが
原因ですし」
なんで言っちゃうかな。我の身にもなって欲しいも
と、我は自分に言い聞かせるように持論を述べよう
何という策士。恐るべき男に成長したものよ...
だが、まだまだ慌てそろような時間ではない。
安心せよ。暴風大妖渦が我が申し子であるとさえ知り
られなければ、怒られる心配もあるまいで。だからな
覚悟しておいた方がいいのでは?町に被害が出た
ら、そんな言い訳を聞いてもらえるかわかりませんし」
「......」
イフリートのヤツ、完全に他人事だな、これ
全責任を我に押し付け、リムルの怒りから逃れるつ
トよ」
イフリートは少し前までこの自分を思い出したのか
そんな感想を口にしておる。その意見は実にもっとも
なのだが、残念ながら暴風大妖温には適用されぬのだ。
「そこまでですか?意思なき相手ならば、如何様に
でも倒せそうな気がしますが...!!
という呼ばれ方は不本意ではあるが、弱いか強いかで
言えば、強い方であろう。貴様でも勝てぬぞ、イフリー
し、リムル達ではどうであろうか...。
「暴風大妖渦は、魔素量が豊富だからな。我の申し子
それを言われると耳が痛い
「祈りましょう。こうなったらもう、町に被害が出な
い事を祈るのみです」
すっごく軽い調子でイフリートが言う。
その、自分は関係ありませんという態度。友として
我は悲しいぞ。
だがまあ、イフリートの言う通りか。
ここはリムル達に頑張っててもらって、さっさと倒し
てもらうが吉であろう。
しかし、そう簡単な話ではない。我の見立てでも
暴風大妖温はかなり面倒な相手だったのだ。
我のように超強ければ、何の問題もない。だがしか
...し
ないのだ」
ほう?
イフリートめ、何やら策でもあるのかな?
そるのか疑問なのだよ。
「それは困った話ですが、私は逆に、大丈夫だと確信
しました」
単純な相手だからこそ、強い
弱き者共の力を束ねても、それがどこまで効果がある
ええと、何だったか
リムルの言葉で説明すると、だ
暴風大妖渦とは高い体力を有している魔物で、短い
サイクルで割合回復をする。しかも魔法を妨害するの
で、通用する攻撃手段が限定される感じ。体力が馬鹿
みたいに高いから、割合回復量も凄まじいという訳だ
この割合回復を超える攻撃をしなければ
暴風大妖温には絶対に勝てない。厄介な魔物というの
は、策が通じない相手だからなのだよ。
「...なるほど、再生力のお化けですか。知恵でどう
にかなる相手ではなく、純粋な火力を必要とする訳で
すね。私でも勝てないという事は、あのペニマルとい
う鬼人の技も通用しないのでしょうね」
恐らくな。ダメージを与えられるだろうが、それが
致命傷とはならぬ。であれは、暴風大妖源には意味が
か!?
ふかん、これはいかんぞ!!
このままでは、間違いなく我にとばっちりがくる
というか、友達だったら頼ってもいいのではない
驚くべき事に、シオンやシュナがミリムの申し出を
断ってしまったのだ。
「と、思ったら。
「そのような訳には参りません、ミリム様。私達の町
の問題ですので」
「そうですよ。友達だからと、なんでも頼ろうとする
このは間違いです」
ずっと余裕ある態度を崩しておらなんだが、その理
田を聞かせてもらいたいものだ。
と思った我だったが、その答えは直ぐに判明した
「ふっふっぷっ、何か忘れているのではないか?」
そうか、今はテヤツがおったわ!!
たとえ魔王が来ようが怖くない、何しろアヤツは
破壊の暴君〟ミリム・ナーヴァーー最古の魔王の
一柱なのだからな。
「デカイだけの魚など、このワタシの敵ではない」
と、ミリムが豪語しておる。
こういう時は頼もしいやツよ。これで、町に被害を
出さずに問題解決となりそうだ
始末しておるぞ。
だよ。
たのだった。
破壊の暴君、
部隊の連携も上手いし、他種族間でも共闘関係も築
けておるようだ。
その影響か、サメが空を飛ぶ。というだけで警戒してい
えっ。しかし、それはリムルだけであったようだ。
リムルの配下達は恐れもせず、次々と空泳巨大鮫を
リムルの知識には、もの凄く怖いサメの話があった
我からすれば雑魚過ぎて、ちょっと良く分からぬの
戦いが始まった
初戦の相手は暴風大妖渦の御供、空泳巨大鮫共だ
本来ならば危険な相手ーーなのかな?
相手に頼りっきりになるのはダメ、という事なので
しょうね。勉強になります」
おーい、今は勉強している時ではないぞー!!
とは言うものの、こうなっては見守るしかないでは
ないか。
「祈りましょう!」
「.....」
我はちょっとだけ、イフリートに対してイラッとし
る
暴風の乱鱗雨〟だな」
流石はヴェルドラ様。詳しいですね?
「まあな」
初手から大技だが、これは当然でもある。
暴風大妖渦の攻撃手段は、怪光線と楯鱗、そして体当
たりしかないからな
暴風大妖温にとっては、〝暴風の乱鱗雨〟か通常攻
撃なのだよ。
空を覆うほどの大量の植鱗が、シオンやランガに泊
「ほう。あれがカリユブディスの必殺技
圧迫しておるぞ。その正体は、暴風大妖温の全身を覆う
う鱗が擦れる音なのだ。
暴風大妖渦は、自身に生えてた何百何千何万もの糖質
を一斉に放射したのだよ。
暴風大妖満が動き出したのだ。
ガラスが擦れるような耳障りな音が、周囲の空間を
カリュブディ
たぞ。凄い技量だと、我も感心しきりであった。
大漁、大漁。
これにて、前座は終わりである
ソウエイ、シオン、ランガといった、幹部級の者達
は流石だな。サメなど物ともしておらなんだわ
ハクロウなど、刀でサメをみじん切りにしてしまっ
じゅんり!
だな。
『暴食者』
二人の危機を救うたのはリムルだった
「そんなに珍しいのですか?」
「うーむ、珍しいというか、我は今、自分の常識を疑っ
ておるところだ」
なるほど!!それは大事だと思います」
......ん?
それはどういう意味でがな、イフリート?
ちょっと我の思っていたのとニュアンスが違って間
こえたが、まあいい...。
しかし、スキルの進化もとなると、話は違ってくる。
リムルが獲得した。新たななユニークスキルである
というかーーユニークスキル『飢餓者』がユニーク
スキル『捕食者』へと吸収統合されて進化したのが
ユニークスキル、『暴食者』なのだよ。
信じられるか?
スキルが進化するーー何を言っているのか、我でさ
えも理解に苦しむというものだ
心の形、願望が、個々のスキルを形成する事がある
それが、ユニークスキルと呼ばれるものの正体だ。
魂が強くなければそんな真似は出来ないのだが、中
には二つも三つもユニークスキルを持つ者もいるよう
もしもスキルが進化するとすれば...
それでもイフリートがユ「ークスキルを持たぬのは
個としての願望を持っていなかったのが理由なのだよ
欲望がなければスキルは得られぬ
まあ、願っても得られぬ場合の方が多いのだがな
願わねば、何事も始まらぬのだ。
では、スキルが進化するというのは、どういう場合
に起きるのか?
コモンスキルからエクストラスキルへの進化などは
熟練度によって条件が満たされたりする。しかし、個
の心の形が具現化したユニ1クスキルの場合、熱練度
による進化など起ここり得ないのだ。
「その理由がわかるか?」
「...自我が希薄だったから、でしょうか?」
「まあ、そうだな。厳密にはもっと細かい条件がある
のだが、その理解で間違ってはおらぬよ」
上位精霊たるイフリートは、その魔素量だけを見れ
ぽなかなかのものだ。人間とは比較にもならぬし、見
渡りによって魂が強化された〝異世界人〟と比べても
イフリートの方が上回っておる。
「はい」
「例えばイフリートよ、貴様はユニークスキルを所持
しておらぬだろう?」
か!
しかもリムルは、スキルを使いこなすのも妙に上手
だし.....
今だって、視界を埋め尽くす犬量の楯鱗を、一瞬に
して喰らい尽くしてしまったしな。
たまに使い方を間違ったり、していたが、今回は見事
な運用であったぞ。
この件に関しては、我も推測でしか語れぬ。保留に
するとして、イフリートよ、貴様は願望を得てユニー
クスキルの獲得を目指すが良かろう」
「承知しました。私もまた、自分の望みが何なのかを
ゆっくりと見詰め直す事にします」
これでは、長生きしている我の立場がないではない
「ユニークスキルとは、心の形そのものである」
「では?」
「心の形が変化したならば、あるいは...!」
スキルが進化する事も有り得る、と?」
我が知る限り、そうとしか思えぬのだよ。
だがなあ.....。
こんな短期間で、心が成長するものなのか?
新しいスキルを得たのはいいとして、それを吸収し
て自分のものにして成長するとか、リムルのヤツは非
常識にもほどがあると思うぞ。
ぞ。
最初の頃は我やイフリートも
で、出たーーッ!!暴風大妖渦の怪光線!!
「リムル様、華麗に回避。これは凄いですよ!」
などと実況を楽しんでおったのだが、流石に飽きて
それはそれとして、リムル達の戦いだ
時間が経過したが、戦況流経過は膠着状態に陥っておる
る自我を持たぬが故の弊害であろうな。
そのせいで色々と失敗もしておるようだし、少しず
つでも自分を変えていけば、いい。それこそが、成長す
るという事なのだ。
そして、それは我にも言える事
我だって、スキルを進化させるべく頑張らねばな。
そして、何も知らぬフリをして、リムルの目の前でス
キルを進化させて見せるのだ
そうすればリムルも、我の凄さを思い知るだろうで、
カックック、その時が実に楽しみというものだぞ!!
イフリートと我は密やかに、北大なる目標を持った
のだった。
最近は砕けてきたが、それでもまだまだイフリート
ほ融通の利かぬ性格をしておる。
真面目というか、何というか。これもまた、確固た
きておる。
十時間は長い。長すぎる。
我の寿命から比べれば一瞬なのだが、我の集中力は
そんなに持続しないのだ。
天才ゆえに。
スマンな、凡人諸君、
我は努力せずとも、それなりに高評価を得られる自
信があるのだよ。
「そんな事を言っていると、またリムル様に怒られま
すよ」
「う、うむ。それは困るので、自重するとしよう」
なんて事を言っている内に、暴風大妖澗に何か異変
が起きた様子である。何と驚くべき事に、どうやら依
り代となった者の自我が残っていたみたいなのだ。
この前やって来て騒動を起こしたフォビオという魔
人が、暴風大妖渦の核になっていたのだった。
そしてフォビオの目的はリムルではなく、ミリム
だった。
「ほらな?我のやらかしではなかったであろう?」
本当ですね。私の勘違いいだったみたいです」
うむうむ
イフリートが我を脅すものだから、ちょっと心配し
ちゃったぞ。
思ったのだった。
「何にせよ、良かった。これで我が怒られる事はない」
私はヴェルドラ様を信じておりましたよ」
...えっと?
イフリートめ、かなり調子のいい事を言っておるぞ
元はと言えば、貴様の発言がたな...。
そういう成長はいらない。ーーと、我はちょっとだけ
フィーナ
た。
暴風大妖温は、ミリムの竜星拡散爆によって消し飛
ばされた
凄まじい威力と、緻密なコシトロール。ミリムもま
た、ここに来て大きく成長したようだ。
我も負けてはおられぬと、覚悟を新たにしたのだっ
◆国家として、
程度で復活するであろう。
暴風大妖温は消し飛んだが、滅んだ訳ではない
フォビオという依り代と融合しているので、一時間
それを防ぐべく、リムルが手術を始めるようだ。
そしてまたもや、リムルほとんでもない真似をして
かしおった
「アレは一体何を...??」
コ・バスタ
あったわ。
「貴様もユニークスキルを獲得出来れば、我が驚いた
意味も理解出来るであろう。そして我は、リムルが手
本を見せてくれた事で、スキルの有用性を深く理解し
た。これでは確かに、サポっていると怒られても仕方
暴風大妖渦を分離しつつ、喰らっておるようだぞ」
「そんな事まで出来るとは、リムル様は凄いですね」
いやいや、普通は出来ない。
「そんな簡単な話ではない」のだよ。信じ難いが、リム
ルはスキルの並列起動――つまり、同時に二つ以上の
スキルを操っておるのだ」
「それは一体、どういう事でしょう?」
うむ.....
イフリートはユニークスキルを所持せぬ故、説明が
難しい。逆に言えば、ユニークスキル所持者ならば、
リムルが行っている事の非常識さを理解出来るであろう
うな。
ユニークスキルは心の形。同時に起動させるなど
どんな熟練者でも無理なんじゃなかろうか?
そもそも、二つ以上のユニークスキル持ちが少ない
から、我の認識不足かも知れぬがな
しかし、ここまでスキルを使いこなすとは...。
目の前で実際に見ねば、とても信じられぬところで
よ。
それでもやらねば怒られるので、ちょっとだけ真面
目に解析を再開しておく。
イフリートも我に倣い、早速腕立て伏せを始めてお
るぞ。空気を読む力が増し、ておるようだと、我は少し
だけ感心した。
怒られるのが嫌だから働く―これは間違っている
と思うのだが、現実とはこういうものなのだ。
我は賢いから、そうした世この理を理解しているのだ
イケ。
あ、はい
せっかくのやる気が消失した気分。
人から言われると、やる気ってなくなるものなのだ
告。『明日から』ではなく「今から」です。
ない、とな」
我、本気で反省、
やはり何事も、本気で理解せねばやる気とは起きな
いものなのだな。
明日からはもっと真面目に、我を閉じ込めている『無
限年獄』の解析を行うとしようぞ
を戻す。
だよ。そう
どうやらトレイニーやべニマルと意見交換をしてお
そうして助かったフォビオだが、自分が何をしてし
まったのかは理解していたようだ。
目覚めるなり、リムル達に謝罪しておる。
その潔い態度は、いかにも獣人族らしい。己の過ち
を素直に認める点は、称賛されるべき美点であろう
「ヴェルドラ様も見習ってはどうでしょう?」
...それはその内に、だな。
その話はまた今度という事で、フォビオの方に意識
理ーというよりも、フオビオの救出を優先させたの
ドワーフからの授軍は、暴風大妖濃の討伐を確認し
てから帰還して行った
天翔騎士団を率いる団長ドルフは、最後までリムル
に説明を求めていたがな。手の離せぬリムルに代わり
ベニマル達に有められておったぞ
まあな。
ミリムの竜星拡散爆を見たのだから、説明を求める
カリュブディス
権利はあるだろうさ。しかしリムルは暴風大妖渦の処
ともかく
我は『頑張って解析してますよ』というポーズを維持
持した。そうしつつ、リムル達の会話に耳を傾ける。
流石にそれは...
接殴ればよかろうに...。
トレイニーとベニマルは、その魔人達と因縁がある
ようだな。思い詰めたような表情をしておるわ。
それからも事情聴取が行われたが、残念ながら有力
な情報は得られなかった。何か知っているかと思われ
たミリムも、道化の事を何も知らなかったのだ。
ただ、魔王の一人であるクレイマンとやらが、その
魔人共を裏で操っていたのではないかと言い出した
我は最近の魔王については詳しくないのだが、イフ
リートが納得したとばかりに頷いておる。
「貴様の言っていた、悪巧みを好む魔王とやらか?」
「はい。レオン様もかなり根も葉もない悪評を流され
ており、苦労しておいででした」
ふーむ
姑息な手段を用いるものだ。気に入らぬのなら、直
「...そうですか。ッラブラス〟というのですね、あ
の魔人....」
「アフットマン」、ね。そのこの名、覚えておくとしよう」
り、事件の黒幕の存在が浮かび上がったようだ。
ゲルドにも心当たりがあったらしく、フットマン
という名が出てきた。そしてガビルからも、ラブラスの
という名が浮かび上がったぞ。
何を迷う事があるのかーーと思ったが、リムルも憤
重派だった。
確証がないからこの件は保留という扱いになり、
フォビオも解放すると。リムルとしては、下手にカリ
オンと揉めたくないという思惑もあるようだが、それ
に賛同する配下共も、かなりリムルに毒されておる気
がする。
魔物らしからぬ甘さよ
だが、今回はそれで正解であったぞ
ミリムも気付いておったようだが、魔王カリオンが
自ら出向いて来ておったのだ。
ふむふむ。これが最近の魔王の一人か
見事に気配を消しておるが、我の目は誤魔化せぬ
今の状態でもイフリートの倍以上の魔素量を保有して
おるようだ。
それに、カリオンは獣人族だったな。それも
獅子王〟を名乗るからには、最強種たる〝獅子〟系
統であろう。
その本来の姿に「変身」すれば、カリオンの魔素量
ほう倍以上に増大すると見て間違いあるまい。魔王を
名乗るに相応しい強さ、と言えような
わざわざ出向いて来たという事は、フォビオという
部下を大切にしていたという事であろう。恐らくは
コフ
暴風大妖渦の件を知り、リムルに協力する意思もあっ
たのであろうな
リムルはそこまで考えてはいなかったようだが、結構
東的には事が上手く運んだと言えよう。フォビオを無
事に帰した事で、カリオ>>からの信頼を得られたよう
だぞ。
カリュブディス
この運の良さも、見習いたいものよな
こうして、暴風大妖渦の件は一段落着いたのだよ。
事件の裏に黒幕の存在は確定したが、その正体と祖
いは不明のまま、
スッキリとはせぬ終わりであったが、危機が去った
のは間違いない。
リムル達は平和に過ごこしておるようだ。
我やイフリートも真面目に頑張っておるので、最近
はリムルからの小言も減っておる。
「あのう......私は常に真面目なんですけど...
一緒にして欲しくないとはがりに、イフリートから
苦言が早された。それはいつもの事なのでスルーして
おく。
それよりも、ミリムがもらったプレゼントが羨まし
アレは試行錯誤を繰り返して作られた、世にも珍しく
い特質級の武器なのだ
それに付与されている効果は、リムル達の努力の結晶
と言えるほどに多彩なものであった
まずは壊れぬようにと、強固さに特化。言うまでも
なく〝魔鋼〟製である。
続いて、爪の部分は緩衝材となっており、衝突によっ
て生じる破壊力を自分の一以下に抑える効能がある。
付与された魔法は、『減速』と「脱力』ーーこれも
当然、着用者の魔力を利用して、本人がその効果を受け
ける仕様となっていた。
つまり、これらの効果は全て、着用者へのペナルティ
のようなものなのだ
対ミリム安全装置とでも呼ば「ふべき、普通の者には扱い
えぬ代物となっておるのだよ。
ちなみに、一般的なホプルゴブリンがこれを着用した
場合、立っている事さえ出来なくなるだろう。試しに
着用してみたカイジンも、リムル達の助けなしでは動
けなくなっておったからな。
そんなものをもらっても嬉ししいのかというと、これ
がミリムには大好評だった。
我だって欲しいので、気持ちちは良くわかるというも
のだった。
ドラゴンナックルと、名前ほかなり安直だ。しかし、
慌ただしくなった日常の中、ミリムに異変があった
「ワタシは今から仕事に行ってくる!」
ているとあっという間に併容されてしまうだろう。
外交とは、実に恐ろしいものなのだ。
ま、これもリムルの知識かこらの受け売りなので、我
ガ心配するまでもないであろうがな!!
クアーーーッハッヘッハ!!
政治の場になると、武力よりも知力が求められる
リムルは意外とズルイので大丈夫だと思うが、油断し
とまあ、そうした穏やかなな日々が続いていたのだが、
それは永遠に続くものではないらしい。
色々な方面でバタバタと、物事が動き始めたのだ。
フューズが友好を約束して帰国の途につき、ドワー
プ王国からは国賓待遇での招待状が届いた。ドルフと
の約束もあるし、これは必然的な流れであったのだろう
うな。
そして、獣王国ユーラザ「アからも使者としてフォ
ビオが。本格的な国交樹立に向けて動き出すようだ。
魔王カリオンは有能な国主でもあるらしい。リムル
との約束をただ守るだけではなく、自国の利益にも目
を向けているようだな
あ、はい
ぬ。
新しい冒険で我を楽しませて、
か?
すね」...!?
告、手が止まっています。解析を再開して下さい
だな。
はてさて、この先どうなる事やら。
我としては見守る事しか出来ぬが、心配はしておら
我は少しばかり、イフリIトの教育を間違ってし
まったのかも知れぬぞ。
これは教育の方向性を見語あ直す必要があるが、その
れはそれとして、
ミリムが旅立った事で、リムルは肩の荷が下りたよ
うになっておる。そして、何やら物思いに耽る事も増
えてきた。
どうやら、リムルもまた動き出そうとしておるよう
...その言い方、悪意を感じるのは我だけだろう
と、突然言い出したのだ。
「我が姪が仕事をしていたとは驚きだな」
「ヴェルドラ様でさえ無職なのに、しっかりしていま
9巻に転生する!
これ以上怒られぬよう、「我はコッソリと応援しよう
と思ったのだった
ヨウム達の馬として
捕らえた野性の魔獣
ユニコーン
威圧
なぜか俺のことは
乗せてくれない
お世話になったらね
旦那は魔物に
好かれる質だと
思ってたんだが..
俺も今まで
そう思ってたよ
原作・代表報先を
キョゥタ_原史...みっぱー先生
ちなみに、ちょう...同じ事であるでしょ
教えら日記・笑いは
アシスタント
村成ェ
原らた様子さん
相合将さ先生
荒稽歌先生
...やっぱり
清らかな乙女しか
乗せてくれないとか?
青らかたいと
?なんだい
そりゃ
あこっちには
そういう伝説ないのね
編集部のみなさん
Andlea.!!
Andla.!!
はいん
けんに様を
お乗せするのは
祝る者(コ!!
coikeb.
キャラクター原案
みっつば一先生より
アニメイヒも
>ポよりましたね!
・緒に盛り上げて
いきましょー
お茶ぶじます!!
「魔物の国の歩き方1岡霧硝先生より
いやしのシュナさま、
ステキです!
小柴先生より
八雲姉妹の
おめでと
ございます
すごかったー、
あ
家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
切関係ありません。
淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています
転生したらスライムだった件(8)
2018年6月1日発行(O)
伏瀬
川上泰樹
作画か楽
みっつばー
原漫キ原
c2018Fuse
○TaikiKawakami
...
森田浩章
...
ん
発
株式会社講談社
行所
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原作・人・洗顔
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キャラクター用語:サンプばーーNo.
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