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Instructions:
ちゃんと
Regardin
Reincar
原作・1犬源
...ハハハ、ッぁっ、ハ、上、まった
Tarkikewakemi
キャラクター原案・みっつばー
MitzVah
シリウスKC
毎生スライム
だった件
Regarding
Reincarnatedto.Sinne
鳳仁...伏瀬、
...!!上奈娘
でも、Talkikepakem!
2017年11月24日土・キャラクター同級・サッコンボールにての
WordPrest
ドワーフ王国
ジュラの大森林
ブルムンド
王国
封印の洞窟
前回までのあらすじ
魔王・ミリムに一撃で倒され怒りが治まらずにいるフォビオ。そ
んなフォビオの前に中藤池比塗のファットマンとティアが現れる。
カウンセランス
彼らの目的は、フォビオを災圧級王ンスターである最風大妖渦
の故ク代とすることだった。かくして復活してしまった最風大妖
渦だったが、ミリムの圧倒的パワーで猟滅され、フォビオはリム
ルの機転で数出された。フォビオの仕える魔王・カリオンに借りる
ラクラッ
を作るかたちとなったりムル想なくしてテンペストには、数王国
より使前団による交流の提案が届くのだった。
ヴェルドラー
フンハフー
(暴風竜ヴェルドラ)
トリムルの各つけ親で親友
天災級モンスター・
シズエ・イザワ
ご戦時中の日本.から召喚
された異世界人。死去。
リムルーテンペスト
(三上悟)
異世界人。人間からスライ
転生した主人公。
紅丸
>鬼人。侍大将。
◆鬼人,指南役
ランカ
「嵐牙狼」
リムルの影に潜む
ゴブタ
♪鬼人。隠密。
紫苑
♪鬼人。武士。
リムルの護衛役
リグルド
ゴブリン村の村長
朱菜
>鬼人。巫女姫。
リム・ナーヴァ
十大魔王が柱。危険度は
天災級。子供っぽい。
ゲルト
>>編入量。
♪断蜴人族の戦士長
トレイニー
レ大森林の管理者・樹妖精
CopyreWTS
第一知的話・皆・王国との交易
第四項話「ガゼル王の招待(前編)
美容室、ガゼル王の招待後編
>065
*099
第48回話人間の国へ
書き下ろし小説
ヴェルドラのスライム観察日記
>155
お...
ォ
おお...っ
暴風大妖渦の核を
喰いそのスキルの
解析が完了した
今試しているのは
「重力操作」という
スキルで
これを研究すれば、
色々なことができそうだ
奴が自身の「魔力妨害」の
影響下にありながら空を飛んで
いたのはこの能力にによるものだろう
俺が部分擬態で出していた吸血蝙蝠の羽にも備わっていったが
俺が部分擬態で
出していた吸血蝙蝠の
羽にも備わっていたが、
これで羽を出さずとも飛べるようになったわけだ
これで羽を出さずとも
飛べるようになった
わけだ
まだ
羽があった方が
安定するけど...
ミリム並みの
スピードで飛べる
ようになるのは
まだまだだな...
もう時間か?
シュナ
はい兄もリグル殿も
すでに準備は完了
しています
威厳のあるお姿を
見せてくださいませ
第19話獣王国との交易
魔王カリオンからの
提案を受け
魔国連邦と
獣王国ユーラザニアは
互いに使節団を派遣
することになった
使節団に任命したのは
幹部候補の
ホブゴブリンが数名と
その取り纏め役
としてリグル
そして団長には
ベニマルを指名した
暮らしぶりは
ゴブリン村だった頃に
比べとてつもなく
贅沢になったが
トッ
魔国連邦はまだ
国として全ての面で
経験不足だ
おい
始まるぞ
獣王国と良好な関係を築くことが出来れば
獣王国と良好な
関係を築くことが
出来れば
正式に国交を結べる日も
遠くないだろう
使節団には頑張って
交流を確かなものに
してもらわないとな
諸君
是非とも頑張って
きてくれたまえ!
...それだけ
ですか?
駄目か
えー...じゃあ
もう少しだけ
いいかお前ら
今回は相手と今後も
付き合っていけるのかを
見極めるという目的もある
我慢しながらじゃないと
付き合えそうもないのなら
そんな関係はいらん
お前達の後ろには
俺や仲間達がいる
恐れず自分達の意思は
キッチリ伝えろ
友誼を結べる相手か否か
その目で確かめて欲しい
頼んだぞ!
任せたぞ
ベニマル
は
カリオンが信用に
足る人物か
この目で
見極めてきます
リグル達も
頑張ってくれ
良い点はどんどん
取り入れたいからな
見聞を広めて
参ります!
では行くぞ
はい!
そういうことですが、...
...
そういえば、そういうことで、
...
それでも、
...
...
...
...
...
...
...
...
それでも、
...
...
...
...
...
...
そういうことで、
そういえば、
...
そういえば、
...
そういえば、そういうことで、
そういうことで、
彼らのことは
心配ないだろう
てっしゃーい
がんばれー
迎賓館の
料理人はどうだ?
はい十全に
次はこちらの
受け入れ準備だ
もう帰るよ
暗くなっちゃう
はぁい
だけ
動くな!!
そういえば、
...
それでも、
...
それでも、
...
......
...そういえば、
...それでも、
...
...
それでも、
いや、いや...
...
そういえば、
...
それでも、
それでも、
...
...
それでも、
...
...
...
...
...
の
だが、
...
...
怪我は
ありませんか?
え?
あはい..
...あの
ありがとう
剣かっこいい
だろ?
この先の魔国連邦
っつう魔物の国で
造ってもらったんだ
配色よく
盛りつけて!
姿勢には常に
気を配って
くださいね
はい
ゴミはひとつも
残さないように!
ーなんか忙しそうな
時に来ちまったかな
いや
いいよ
せっかくだし接客の
練習相手に
なってやってくれ
接客?
誰か来んの?
ああもうじき
魔王カリオンとこから
使節団が来るんだよ
魔王
カリオン!?
なんだって
そんなことに...!?
まぁ話せば
長いんだが...
ーというわけで
国交樹立のチャンス
ってワケなんだよ
はははぁ...
なるほど...
それにしても
魔王かぁ...
その配下なら
さぞかしおっかないのが
来るんだろうなぁ...
どうだろうな
別にケンカが
目的じゃないし
でも不測の事態に
備えてあちらには
ベニマルさんを
行かせたんだろう?
向こうだって
同じように考えるんじゃ
ねぇのかなぁ
だとしても
関係ないな
下手に手を出して
チャンスをふいに
したくないし
たしかに...
だからお前も
使者相手に
ケンカ売るなよ?
俺も手下どもも
そこまでバカじゃ
ねーですって
そういや
ハクロウが会いた
がってたぞ
腕が鈍ってないか
確かめたいってさ
師匠が!?
一気に酔いが
醒めた...
数日後
...来たか
...
馬車ならぬ
虎車か...
お初にお目に
かかります
ジュラの大森林の
盟主様
私はカリオン様の
三獣士が一人
はじめまして
俺が
はッ
黄蛇角の
アルビスといいます。
弱小なるスライムが
盟主だと?
馬鹿に
してんのか!?
その上
矮小で小賢しく
卑怯な人間共と
つるむなど
魔物の風上にも
置けねぇ
控えなさい
スフィア
うるさいぞアルビス
オレに命令するな
カリオン様の顔に
泥を塗るつもり
ですか?
...ずいぶんな
物言いだな
このヨウムは
俺の友人で
おおい
リムルの旦那...
同じ師についた
弟弟子でもあるんだが
...そうきたか
なぁヨウム
ちょっと実力を
見せてやったら
どうだ?
それがどうした?
はぁ!?
おいおい
平和的にいくんじゃ
なかったのかよ!?
向こうが仕掛けて
くるなら話は別だ
お願いします
ヨウムさん!
ほう?
やるか人間
頭やっちゃって
くださいよ!
......
...しょうが
ねぇなぁ
ちゃんと骨は
拾ってくれよ旦那
ああ
任せ...
ろ?
ろ?
!?
黙って聞いていれば
リムル様に対する
暴言の数々
我慢に我慢を
重ねていましたが、
どうやらその必要は
なかったようです
シオンさん
ちょっと...
>
貴女の相手は
私です
面白い
スライムの配下が
どの程度のものか
このオレが確かめて
くれる!
まったく
しょうがありませんね
スフィアは
替わりに貴方が
あの人間の相手を
なさい
グルーシス
え?
俺ですか..
人間の相手ね
...まぁいいか
遊んでやるよ
人間
おう
よろしく
な
っとぉ
おらよ
!?
なんだこの
急激な魔素の
高まりは...!!
鬼人の真の力
見せてあげ
ましょう...
あ
おいシオン
この辺り一帯を
ふっとばす気が!?
駄目だこりゃ
聞いてない
...いいぞ
見せてみろ
本能を解き放て!!
そしてオレを
もっと楽
それまで
このあたりに
致しましょう
...もう十分です
...ちっ
いいトコ
だったのに
蛇!?
お
おい?
剣をおろせ
ヨウム
旦那...
それで?俺達は
合格なのか?
ええ堪能させて
いただきましたわ
合格!?
ってことはまさか
この仕合いは...
ああ
どうやら俺達は
試されていたらしいな
見たか、お前ら
彼らは強く
度胸もある
我らが友誼を結ぶに
相応しい相手だ
彼らとその友人を
軽んじることは
カリオン様に対する
不敬と思え
わかったな!!
ははッ!!
スフィア様の
言われる通りだ
獣人とこれだけ
やり合える人間は
滅多にいない
...嬉しいね
ひとまず
一件落着だ
到着早々
どうなることかと
思ったが
シオンお前も
それでいいな?
ははい..
ですがあの
コレ
どうしましょう?
コレ?
こ...
魔力弾...
まずいな...
見るからに
暴発寸前だ
お落ち着けっ
そっとだぞっと
それを上に
向けるんだ
消せないのか?
いいんだ様
避難を...
無理ですっ
といいますか
もう気力が限界で...
!?
なにぃー
まったく..
しょうがねーな
シオンは
シオン
撃て
ですが
大丈夫
俺を信じろ
は..
はいっ!!
...
これからもうちょっというのは
...
それではないのですが、
そういうことで、
そういうことで、
そういうことで、
...
これまで
そういうことで、
そうだな。
そういえば、
ほいしま
お終い
世話が焼ける
秘書だな
シオンは...
とは思ったが
とは思ったが
貴方と貴方の国と
縁が出来たことに
感謝を
この出来事は
俺の印象に
それなりの影響を
与えたらしい
...さすがは
カリオン様の
認めしお方
こちらこそ
ようこそ
魔国連邦へ
...
その夜新築した
迎賓館で歓迎の宴を
憧したのだが
ああ
幸せ...♡
えらく酒の
ウケがいい
おい誰だ
樽ごと渡したのは...
スフィアさん
同僚を止めた方が
いいんじゃー
っ!?
ええー
この姿って他人に
見せていいもん
なのか?
完全に虎...
特段
見せてはいけない
ものではないのですが...
些か
お恥ずかしい
ですな
油断しすぎで
あれも
酒だし...
おかわりは
あるか?
はい
...まぁそれだけ
心を許して
くれたんだと思う
ああ...気づけば
りんごのブランデーが
どんどん空に..
あまり量は
造れませんの?
すはいうまん
客人に振る舞うのが
メインだから
気にしないでくれ
あ
...では良い
考えがございます
果物は試験的に
しか作ってなくて
森からの恵みに
頼ってるんだ
我がユーラザニアの果物を
こちらにまわすよう
手配致しましょう
えっ!?
いいのか?
酒は嗜好品だし
まだ皆には
行き渡って
いないんだよ
...なるほど
「それで酒を造って
こっちにも寄越せ」と
割合は?
細かいことは
任せる!
オレは美味い酒が
飲めればそれでいい
雑務はこちらに
丸投げか
...うん
ゴブタ商人詰め所に
いる代表を呼んできて
くれ
それ終わってからごじゃ
はいっす
物々交換となると
妥当なラインが
難しいな...
それでも、それでも、これから
専門家に
任せよう
リリムル様
これは一体...!
彼は犬頭族の
商人の代表で
コビーと呼ばれている
俺が名付けたわけじゃないけど
じゃあと
よろしく
ええっ!?
案外取引なんて
酒の席でまとまる
ものなのかもね
他国との交流
その始まりとしては
えぇ!?
なかなか上々だ
虎車を
引いてたヤツっすね
遊んであげるっすよ!
...
スフィアと
第145話ガゼル王の招待、前編
それでも、それでも、これからも、
使節団の
到着から数日
アルビスとスフィアは
獣王国へ帰って行ったが、
彼女らの配下達は
魔国連邦の首都
リムルへの滞在を
続けている
なんでもここの技術を
色々学んで来いと
言われているらしい
湯がでるのは
どういう仕組み
なんだろう?
刻印魔法って
やつさ
こうして魔晶石を
内蔵させた
蛇口のハンドルに
熱の魔法を
刻印することで
魔力を持つ者が
捻れば水がお湯に
なるってワケだ
おぉ...
さすがドワーフの
職人...!!
本当はリムルの
旦那の案だけど...
正確には文書者の家です。
ーお前さん
他のやつらみたく
工房とか見学
しなくていいのか?
俺は
いいんだよ
リムル様のお役に
立つようにって
フォビオ様の
命令だからな
それで警備隊に
まさってんのか
おう
今行く
グルーシスさん
見回り行くっすよー
どれ俺も
手伝っ...
あんっ!!!
おぬしは
剣の修業じゃ
...はい
更に数日後
こちらから送った
使節団も
帰ってきた
獣人達の強さは
流石の一言です。
一兵卒に至るまで
徹底的に鍛え上げ
られていました
やはり
魔王カリオンと
獣王戦士団の
影響力が大きい
ようです
そのためか王宮には
贅が凝らされ
一般市民の住居は
質素なものでした
ですが悪い意味
ではなく住民がそれを
望んでいるようです
魔物は元々弱肉強食だけど
魔物は元々
弱肉強食だけど
それからお土産を
もらったのですが...
獣人は特に強者を
讃える傾向があるのかな
ぜひリムル様に
召し上がって頂きたい
とのことです
おお
果物か!
どれどれ
甘い!
でしょう?
リリナ
素晴らしい品質だな
天然ものなのか?
何代にも渡って
改良を重ねた
そうです
へ~
はい
生産管理部門から
次回の使節団に
加わる者を
選出します
ぜひその技術を
我が国にも
取り入れましょう!
うむ
期待しているぞ
よっと
じゃあ俺は
ドワーフ王国へ
行く準備があるから
あとの取り決めは
頼んだぞリグルド
お任せください
リムル様
お許し
頂けるならば
次回からはリグル殿を
使節団の団長に
指名してやってください
ませんか?
何か問題でも
あったか?
魔王カリオンは
信用できる人物だと
...
判断しました
いえ
彼の御仁が我等を闇討ち
するような心配は皆無です
ならば俺は
リムル様が留守の間
国の守りとしてここに
残るほうが有用でしょう
...わかった
そうしよう
お前にそれだけ
言わせるのなら
カリオンは
力に頼るだけの
王ではないんだろうな
実はケンカを売って
みたのですが笑って
いなされましたし
ええ
おまっ...それ...
コテンパンに
されましたね
俺もまだまだです
ミリム様に鍛えられて
少しは強くなったつもり
だったんですがねぇ
こいつ..!!
あですが
フォビオには
勝ちましたよ
そう...
...駄目だ
こいつは外に
出してはいけない
男だった
翌日
いってらっしゃい
ませー
お気を
つけて!!
留守は
頼んだぞー
出してくれ
ランガ
はッ
いざ武装国家
ドワルゴンへ
速い速い
ますぎだって
ランガ!!
今回の旅に
同行してもらうのは
シュナとシオン
狼車を引く
ランガに
カイジンとドワーフ三兄弟
カイジンと
ドワーフ三兄弟
護衛として
ゴブタ率いる
ゴブリンライダー
後ろの荷台には
ガゼル王への
お土産を積んでいる
胃袋にしまった方が
楽だと言ったら...
こういうのは
形も大切なんです
さすが元
大鬼族の姫
だそうだ
最近はベスターから
色々と学んでおり
儀礼においての
マナー面でも頼りに
なるようになった
ちなみにシオンは
ベニマル以上に外に
出してはならないタイプ
だと思ったんだが、
えっシュナ様が
リムル様と旅行!?
ズルイです!
ズルイのです!!
シュナ様だけリムル様と
遊びに行くだなんて...っ
とまぁ
泣くわ喚くわ
暴れるわ...
わーッ
シスン様おじー!!
置いて行ったら
リグルド達が可哀想なので
連れて行くことにした
いや仕事..
まぁ、シオンも
黙っていれば
美人秘書だし
俺が見張っていれば
そう大惨事には
ならないだろう
リムル様
見てください
ん?
ゲルド達は仕事が
早いですね
暴風大妖渦戦で
ボロボロになった道が
もうほとんど片付いて
います
ランガ路面工事の
作業員がいたら
止めてくれ
ホントだ
はッ
ゲルド様石畳の
石材の追加を
お願いします
わかった採石場の
者に手配しよう
うむ...大分
整ってきたな
おーい
ゲルドー
リムル様!
今日が
ドワーフ王国への
出発の日でしたか
ああ
道が整ってるから
揺れも少なくて
快適だよ
良かったら
皆で飲んでくれ
これ
これは..
麦芽酒だ
飲み過ぎるなよ
こうして道中は
つつがなく進んだ
そして
出発から
四日目
おい
開門
ようこそ
お出で下さい
ました
我が王
ガゼル・ドワルゴが
王宮にてお待ちです。
かわいー!
どこの
お姫様?
こちら
ジュラ・テンペスト
連邦国国主
リムルーテンペスト
陛下に
あらせられます
どうぞガゼル王への
お取り次ぎを...
では
こちらへ
あれ?リムル殿が
来るって聞いたん
だが...
王宮へ着いて
からも
誰かと何か話す時は
シュナが代わりに
話してくれた
シュナって
すごいな!
俺はただニコニコしてた
だけだ〈たぶんシオンも〉
正直頭が真っ白で
何も覚えていない
外交など
ハッタリが全て
だぞ
あれでは甘く
見られても文句は
言えぬな
くうの音もでない
...さて今は
大臣らもいない
迂遠な言い回しや
腹の探り合いは
無しだ
本題に入ろう
貴様の国で高出力の
魔法兵器を所有
しているというのは
事実か?
...それね
なにぃ?
魔王ミリム
だと?
うん暴風大妖渦を
葬ったのは
あいつの一撃だよ
ドルフさんは
魔法兵器を疑ってた
みたいだけどさ
あの日もそう言って
おられましたが:
申し訳ないが
信じられません
...
それでも、これから
あの場に居たと
いうのですか?
天災級の
魔王が..
俺の近くに
ツインテールの
娘がいたろ?
あれだよ
あれ
ある日突然
「挨拶にきた」とか
言ってさ
いた!
......
そのまま流れで
友達になったんだ
まぁ...
信じられないっ
てのもわかるけど
ふッ
くつくっくっ...
ホラにしては
荒唐無稽が
すぎるな!
結果と相まって
いっそ真実味が
ある
よかろう
信じるぞ
リムルよ
どーも
ふむ:それにしても
土産にもらった
この酒は美味いな
おさすがはガゼル王
お目が高い
りんごで作った
蒸留酒なんだ
ほう?
お二人も
ぜひ...
果実類を
輸入できる目処が
立ったんでね
ああこれは
どうも...
このドワルゴン
以外にも
貴様達と国交を
結ぼうという者が
現れたのか
うん
獣王国
ユーラザニアか!?
ううん...
知ってたのか
貴様獣王にも
懐かれたのか...?
いやいやぃや
魔王カリオンの部下を
助けただけだよ!
当然だ誇り高き
獣王の治める国を
知らぬはずがあるまい
んで交易を
申し出てみたら
了承してくれた
ってわけ
だとしたら魔国連邦の
重要性は一気に
跳ねあがる
いずれは
ファルムス王国に
代わる貿易の中心地に
なるやもしれん
うむ
確かにな
少なくともこれは
我が国がファルムスから
輸入するどの酒よりも
美味い
ファルムス王国...
たしかヨウムの
出身地だったか
たしかヨウムの出身地だったか
あいつあんまり
故郷のこと
良く言わないけど...
ファルムス王国って
どんな国なんだ?
まぁ西方諸国でも
一二を争う大国だがな
ここだけの発言だが
俺はあの国王は
好かん
そうなのか
だから是が非でも
獣王国との貿易を
成功させろ
そして兄弟子にも
酒を融通するのだ
大丈夫です!
兄弟子は
関係ねーだろ
リムル様ならきっと
ユーラザニアとの貿易も
ぱばーっとステキに
まとめてくださいます!!
おいっ
我らの食卓にも
当たり前のように
美味しい料理が
並ぶように
なりました
そこにお酒が
加わるのもきっと
もうすぐです!!
シオン!?あなた
まさか飲んで...っ
きゃ
もうっ
シオンったら...
あっ
!?
...セーフ
......
ったく
この娘は
本当にもう...
えへへ
悪いな
ウチの秘書が
よいよい
早く部屋に
連れて行ってやれ
...もう
恥ずかしい...
ここまで
信じられると
応えてやりたく
なるんだよな
本当にな
けどまぁ
よしシュナ
明日の演説の原稿
もう一回読み直そう
はい!
金曜の夜の
○しばじ...
一夜明けて
第(24話ガゼル王の招待(後編
すでに書面の上では
友好国なわけだが
アピールする場というわけだ
国民に向けて「俺たち仲良し」を
つまり
俺は今
今日は二国間の
友好宣言の式典だ
魔国連邦のイメージを
背負ってここにいる
えー初めまして
ドワルゴンの皆さん
ジュラ・テンペスト
連邦国
略して魔国連邦の盟主
リムルーテンペストです
この通り私は
スライムなのですが、
人と魔物の橋渡し
となるような国家を
築きたいと願っております
ここドワルゴンは
まさに共存共栄が
為された国であり
私の目標です
こうして友誼を得る
ことが出来方ゼル王には
感謝の念に堪えません
我が国には魔物が
多数所属しています
ですがその心根は
皆様となんら変わる
ところはないのです
できれば
恐れるのではなく
新たな友として
受け入れて欲しい
この言葉が本心で
あることをここに誓い
私の挨拶に代えさせて
いただきます
...うん、まぁまぁの
スピーチだったんじゃ
なかろうか
短すぎる
謙りすぎる
情に訴えかけすぎる
はっきり言って
零点だ
国を治める者が
国民に謙るものでは
ない
ましてや他国の住民に
下手に出れば
舐められるだけだぞ
こうなったらいい
などと甘えた統治は
厳禁だ
素晴らしいものとは
自然にやってくるの
ではなく
自ら掴み取りに
行くものなのだからな
厳しい
心からの
忠言であるのは
間違いない
...でも
...肝に銘じて
今後の課題にするよ
せいぜい励め
危うくて
見ておれんわ
本当俺は縁に
恵まれてるな
...さて
ドワーフ王国と
いえば
忘れてはならない
場所がある
リムル様
リムル様
ゴブタ!
女子に気づかれずに
ここまで来れた
だろうな?
もちろん
っすよ!
いざ
約束の地へ!!
よし!
はいっす!!
いらっしゃくい
待ってたわよ
スライムさん
楽園へ!!
楽園へ!!
来ました!
お姉ちゃんたち
元気だった?
もちろんよ
ねぇねぇ
だっこして
いい?
どうしてどうぞ
スライムさんご一行
いらっしゃいました〜
相変わらず
かわいい♡
ずいぶんご無沙汰
だったじゃない
まさか!
私たちのこと
忘れちゃったの
かと思った
いらっしゃい
ボウヤ達
君も
スライムさんの
お友達?
オオーーッ!!
好きです
あら
ありがとう
お席へどうぞ
スライムさん
お連れさん達はもう
出来上がってるわよ
ゴブタって時々
すごいよな
あっさりがわされるるけど...
リムル殿!
よう旦那
先に
おっ始めてるぜ
やっぱり
その姿の方が
しっくりくるなぁ
人型は
お気に召さな
かったか?
そういうワケじゃ
ねぇが...
どうにも一致
しなくてな
えっ
いいに戻って
え?
え!?
え!?
しかし今夜は
ありがとうよ
もらって
俺まで招待して
カイドウさんには
世話になったしな
なに言ってんだ旦那!
こんな場所で野郎と
話してどうする!?
似てないがカイドウさんはカイジンの弟だ
似てないが
カイドウさんは
カイジンの弟だ
魔国連邦に住むカイジンは
こんな機会でもなきゃ
弟に会えないだろう。
今夜は
ゆっくり兄弟で
語り合ってくれよ
そうだぞリムル殿!
お姉ちゃん達に
失礼ってもんだ!!
あはい
前言撤回
似てるわ
この兄弟
ゴブタちゃん
すごーい
キミや
そっすか~
ちょ...っ
これはさすがに
危ないっすよ
ぜんぜん余裕
っすよ~
あっ
そのグラス
とっても高価な
ものなの
だから
落としちゃダメよ
もしも
割ってしまったら
...そうね
ゴブタちゃんの体で
支払ってもらおうかな
やーんいじゃるー
!?
きゃーッ
ゴブタちゃん!?
ちょっとしっかり!!
冗談だからね
誰か
ふや...!!
長居すると
ゴブタが失血死
しそうだ
ママさん
ちょっといい?
これよければ
お店に置いて
みてくれない?
なぁに
スライムさん
まぁ
これは;
ウチで作った
新商品
ガゼル王にも卸すから
あんまり沢山は
渡せないんだけどね
お得意様限定で
出してみてよ
あらまぁ!
でもいいの?
一人一杯のサービスで
幾らまでなら出せるか
リサーチして欲しいんだ
あらあら
スライムさんは
強かなのね
カチカチになって
演説してたのが
嘘みたいだわ
あれはまぁね
演技だよ演技
あれはまぁね演技だよ演技
初心っぽく
見えただろ?
どんどん皿か
出てくる...
えっみ
見てたの!?
うふふ
そういう事に
しておきましょう
でもね私は
好感を持ったわよ
やっぱり人を
惹きつけるのは
誠実さだと思うの
その点
スライムさん
なら満点だった
私も見てみたいわ
人や魔物や...エルフ
そんな垣根のない
皆で笑い合える国を
...ありがとさん
おいおい
しっかりしてくれよ
アニキ
いくらなんでも
飲みしゅぎだ
じぇ〜〜...
おみゃえ
こしょ~~
この酔っ払い
どもめ...
ほらゴブタ
お前も
しゃんとしろ!
ったく...
これからこっそり
宿に帰るってのに
ちょっと...
貧血でむりっす...
お手伝い
しましょうか?
ああ
すみませ...
んー!?
しゅ
しゅ
しゅ
なぜって
シュナ!?
なぜここに...
ゴブゾウが全て
話してくれましたので
なっ...
ゴブゾウ
ゴブタの部下の一人
ゴブゾウっ
お前..
どうして...っ
出がけにどこに
行くか聞かれたで
お答えしたダス
何してくれてんだ
お前えええぇえぇぇっっっ
ひどいです
リムル様...
し...シオン!!
置いていくなんて
あんまりです!
いやだって
女の子が行って
楽しい場所なのか
わからないし..
でも黙って
行くなんて
ひどいです!
う!!
あなた達が
リムル様を夜遊びに
誘ったのですか?
え!?
誘ったっていうか
提案したって
いうか...
リムル様の
なさりたいことを
お止めするつもりなど
ありません
.....ただ
ちょっぴり
寂しかったのです
うう...っ
言い訳は
逆効果だ
ここは
ここは――
言葉短に!
すみませんでした!
すみません
でした!
もう
しません!!
腰を低く!
スライムの可愛さで
情に訴えかけて!!
わかりました
一週間シオンの
朝ご飯で
許してあげます
良かっ...
いいのですか
シュナ様!
ええ
頑張ってね
シオン
短すぎる
え!?
謙りすぎる
情に訴えかけすぎる
ガゼル王
あんたの指摘は
正しかったよ:・
あの...三日に
負かりませんかね
一週間です
...はい
スライムさん
女難の相が...
まっさかー
うっすとシオンに目をつかるまで
あとわすか
...まただ
眠る必要がない
身体になって久しいが
最近意識を手放すと
必ず彼らの夢を見る
あまりにも鮮明で
見てきたような光景
でもこれは
俺の記憶じゃない
これは
これはー
あの女の...
...イングラシア
第19話一人間の国へ
イングラシア?
メシを喰って
意識を失うとは
思わなかったよ
いやー
まさか..
ははは...
ドワルゴンから
帰国して数日
シュナ様に
もらしたのは
ゴブゾウなのに
なんで
自分まで:・
馬鹿野郎!
お前がヤツを
教育してなかった
せいだろうが!
今は夜遊びの罰として
シオンの手作り朝食を
頂いている最中だ
なぁ大賢者
「イングラシア」って
なんだかわかるか?
解。
魔国連邦より西、
ブルムンド王国を経た
先にある王国の名が
該当します。
匡名だったのか
ブルムンドは確か
フューズとあの三人組
の国だったっけ
はい。
よし決めた
なんか
ごちそうさん
リムル様、おかわり
ありますよ!?
あー大丈夫!
もう腹いっぱい!!
それより皆を
会議室に
集めてくれ
?
はい
訳で
という
人間の国に
行こうと思う
ドワルゴンとは違い
魔物を受け入れて
くれるとは限らない
からな
今回は人間に化けて
コッソリ潜入する
つもりだ
...お話は
わかりました
ですがリムル様が
お一人で旅立たれる
というのは..
左様じゃな
万が一のことがあれば
ジュラの大同盟も根底から
崩壊するやも知れぬ
コッソリと言っても
一人旅じゃないぞ
影に潜んだランガは
連れて行くし
それに...
俺の分身体を一体
リムル様との連絡役に
回しておく
何かあれば皆にも
すぐ知らせよう
ということだから
安心してほしい
案内役も
頼むつもりだしな
案内役?
ああ今
ゴブタに呼びに
行ってもらってる
干し肉も
いいけど...
久々にシュナさんの
料理が食いてぇなぁ
ちょっとぉ
言わないでよぉ
余計に食べたく
あっしら世話に
なってばかりでやす
からね
あんまり行って
たかってるって思われる
のも嫌でやんす
だよなぁ
リムルの旦那が
もっと俺たちを
頼ってくれたら
遠慮なく
たかるのに...
たかるって
言っちゃって
やすよこの人...
じゃあ丁度
いいっすね!
リムル様が
お願いが
あるそうっす
うおあぁっ!?
なるほど
イングラシア王国に
行くにはブルムンドを
経由するし
彼らなら俺がスライム
なのも知ってるしな
カバル殿にエレン殿
それにギド殿ですか
確かに...
人間の国へ入るのに
我ら魔物が付き添っては
却って火種に
なりかねませんし...
だろ?
リムル様!
戻ったか
どうだった?
「大船に乗った
つもりで
任せてくれ!!」
だそうっす!
引き受けて
くれたか
...わかりました
ですがくれぐれも
ご注意くださいね
ああ
わかってる
リムル様に
もしものことが
あれば我らは...ッ
十分
気を付けるよ
頼んだぞ
ソウエイ
無論だ
というわけで、
カバル達が到着次第
出発することが
決まった
なんなら私が
お供を...
お前は話を聞いて
いなかったのか!?
さてと一番の
目的は夢で見た
子供達だが
せっかく外に
出るんだ
この旅では
魔国連邦の特産品...
回復薬の販路を確保
したいと思っている
おーい
ベスター
ドワルゴンでは
回復薬が品薄だと
聞いた
順調ですぞ
我輩が丹精込めて
育てておりますれば!
ヒポクテ草の
栽培はどうだ?
ガゼル王との交渉で
ウチから下位回復薬を
納入することになったのだ
ただし
ドワルゴンの薬師を
研究員として
受け入れるのが条件だ
ふむ...これなら
全員雇用しても
問題なさそうです。
役に立ちそうな
人材か?
ええ昔
同じ学舎にいた者の
名もいくつかあります
彼らなら
信用できる
その後、回復薬の
開発状況は
どんな感じだ?
安定していますよ
今では一日に1つの
完全回復薬の
作成に成功しています。
彼らが開発チームに
加わるのなら
:そうですね
少なくとも一日に
三本は固いとお約束
します
ここで復習して
おこう
おお...!
完全回復薬は
俺の回復薬と
同等の効力を持つ
//20
大賢者曰く
欠損した部位すらも
再生可能な万能薬だ
これを特定の状況で
20分の一に薄めた
ものが上位回復薬
どんな大怪我も
治癒することが
可能だが
欠損した部位の
再生は出来ない
そして完全回復薬を
百分の一に薄めたものが
下位回復薬
怪我をある程度治癒する効果があり
怪我をある程度
治癒する効果があり、
冒険者の持つ
回復薬といえば
通常こちらを指す
あ...
完全回復薬を売るのは
難しいぜ旦那
この薬は性能が
良過ぎるんだよ
気軽に使用できる
もんじゃねぇし妥当な
値段をつけたら冒険者には
手の出ねぇ金額だ
下位回復薬は
冒険者にとって
最も馴染みのある
回復薬だ
今更どこぞの
特産品だと
周知させるのは
難しいだろう
となると特産品として
一番有力なのが
上位回復薬
こいつは駆け出しが
買うような代物じゃねぇ
ベテランの冒険者が
万一に備えて
持つような薬だ
なるほど
ターゲット層は
そこそこ金を
持っていると
その通り
わかった
任せろ
高値で交渉して
利益を上げて
みせるさ
行く行くは規模を
十倍にも百信にもして
国庫を潤せるように
頑張るぞ!
その意気だぜ
旦那!
その夜カバル達が
到着し早朝には
出発することに決まった
よしと
じゃあ留守は
頼んだぞ
それでも、
そういうことですか
そういえば、
そういうことですから...
よろしくな
三人共
ーんと
どー
任せちゃってよねぇ
旦那は俺達に
付いてきてくれれば
いいぜ!
あっしの本領発揮
でやすね!
この世界に
転生して二年
近く経ったが
人間の国へ
行くのは初めてだ
任せたぞ
楽しみだなぁ
進むこと数時間
スライムの身体は
疲れ知らずだし
森の中を歩くのは
いろんな発見があって
楽しいが...
あれ?
あの鳥の巣...
さっきも見たな
なぁ
ひょっとして
.....ひょっとして
迷ったのか?
すんません!!
すんません...!!
シズさんの苦労が
偲ばれるな
いーよ...少し戻れば
工事作業員用の
現場宿舎があるから
今夜はそこに
泊めてもらおう
悪いなゲルド
寝床の空き
あるか?
ええ皆リムル様の
ご来駕に喜んで
います
ははは
本当は寄る
予定じゃなかったん
だけどな
ちょっと自信喪失
だよねぇ...
何であんな所で
迷ったんだろ...
あっしなんて
道に関しては
プロなんでやすよ?
お二人以上に
ショックでやす...
もしや
これが原因では
ないか?
周囲に幻覚作用を
もたらす花だ
こいつのせいでオレ達の
工程にも遅れが出た
ッ
あー
幻妖花!!
薬の原料にもなる
すっごい貴重な
花なんですよぅ
樹木の伐採の前に
採取したものが
倉庫にまとめてある
欲しければ
持っていって構わん
翌朝
こっから先は
幻妖花に惑わされ
ないためにも
進路上の森は
喰ってくことにする
«えっっ
キレイに伐採
していくわけじゃ
ないから
後の整備は
頼んだぞゲルド
御意
旦那森を喰うって
どういう
暴食者
ええ...っ
ほら
呆けてないで
行くぞ
こうして
あおおう!
道中なんやかんや
ありながらも
なんで魔物の巣を
つっつくんだよ!!
旅は順調に
進んで行った
リムルさん!
ずっと一緒に
冒険しましょうよ!
嬉しい申し出だが
今は俺も責任のある
立場だ
遠い将来
魔国連邦の皆に
必要とされることが
なくなったなら
その時は自由な
冒険者になるのも
いいかもしれない
...そういえば
スライムの寿命って
どのくらいなんだろう
俺が隠居を
考える頃
人間は生きて
いるんだろうか
:ミリムも
こんな感じだったの
かもしれない
ワタシの女は
お前一人なのだ!
...
そういえば、
...
...
...
...
...
...
...
そういえば、
...
...
...
...
...
そういうことで、
リムルの旦那
どうしたんだ?
もうすぐ
ブルムンド王国だぜ
...ああ
俺なら孤独を
選ぶだろうか
俺なら孤独を選ぶだろうか
大事な友人を作っても
先立たれてしまうの
ならば
慌てて答えを出す。
必要もないか
...わからない
今行くよ
今の俺にはその問いに
答えるだけの経験が
足りていないのだから
10巻に転生する?
っYH~
書き下ろし
小説
ヴェルドラのスライム銀衆月記
〜外交編〜
獣王国との交易・
た。
やったぞ!
勝利!完全なる勝利だ!!
「長かったですね」
「貴様にも苦労をかけたな、イフリートよ」
ヴェルドラのスライム観察日記
〜外交編〜
リムルの厳しい監視の中、我は仕事を頑張っておる
そのせいか、最近はリムルからの小言も少なくなっ
再び我は、リムルからの信用を取り戻したのだ!
という訳で。
たまには外の様子を見たかったりするのですが、官
しいかな?
ちょっと腰が引けてしまったたが、これも娯楽の為な
このだ。イフリートも応援してくれておるのだし、この
戦いには負けられぬ。
:::了。努力の成果を確認しました。制限の一部を
解除します
互いの健闘を称えながら、「我とイフリートは笑顔で
頷き合う
う遠い未来の話ではないであろうさ。
これぞ友情、努力した我等が勝利をつかむのも、そ
方ぶりに外の世界へと目を向けた。
そんな明るい予想で胸を高鳴らせながら、我等は久
な。
ぷわぷわと浮くリムル
コイツは相変わらず努力家だな。暴風大妖渦を喰っ
て手に入れた「重力操作」を、未熟ながらも使いこな
せるようになっておる
これがあれば、裏技チックな戦い方も出来るように
なるし、バリアも張れろし、音速を超えて飛翔する事
も可能となる。とてもも優れたスキルなのだよ。
リムルならば、近い内に自分のものとするであろう
何かイベントがあるようだぞ。
それにしても、外か騒がしい
鬼人の娘たるシュナが呼びに来たようだし、今日は
おめかししたリムルが、広場にある演説台に上った
その正面には、ベニマルを先頭にして嬉びやかな衣装を
に身を包んだ者共が整列しておる。
衣服が異なるだけで、恰好良く見えるから不思議だ
な
というか、この流れは演説だな。
演説、我も得意なのだよ。
見せてもらおうか、リムルよ。
リムルが片手を上げた。どうやら始まるようだぞ。
諸君。是非とも頑張ってきてくれたまえ!」
......え?
それだけ?これで終わり?
「...それだけですか?」
突顔で突っ込みを入れるシュナ。
それを聞いて安心した。納得いかなかったのは、我
だけではなかったようだな。
それからリムルは、真面目な顔で自分の考えを語り
始めた。
我と違って演説が苦手なようだが、なかなか様に
なっておるぞ。
魔物には難しい言葉よりも、素直な心情をぶつける
方が効果的だからな。これが正解とは言わぬが、リム
花の思いは伝わっただろうさ。
「ところで、ヴェルドラ様は本当に演説が得意なので
すか?」
「無論だとも」
それは、失礼しました。てっきり、演説するような
機会などない、と思っておりましたもので」
まあな。そう思うのも無理はなかろう。
我は孤高だった故、そのような機会には恵まれな
かった。だがなー
「クアハハハ。我を誰だと心得る?我は偉大なる”暴
風竜〟だぞ。我を討伐しようとやって来る挑戦者共に
対して、恰好良い対応が出来るよう常に練習しておっ
たのた。我に抜かりなしである!!
「な、なるほど......そうでしたか」
納得してくれたようで何よりだ
ま、これは強者にのみ課せられた義務のようなもの
イフリートには、まだまだ早過ぎたようだな。
もっと精進するが良いと、我はイフリートを励まし
たのだった
そんなこんなでベニマル達は旅立ったのだが、リム
ル達はまだまだ忙ししそうに働いておる。
イベントは、あれだけで終わりではないようだ
綺麗で立派な建物が立ち並ぶ区画にやって来た。い
つ見ても感心するが、少しし前までと比べても、生活し
ベルが段違いに向上しておるな。
シュナは料理指導に。いつつ見ても美味そうな料理の
数々は、早く復活したいという我のやる気に火をつけ
な。
「魔王カリオンからの使者でしょうね。先程出発した
ペニマル殿達も、向かう先は獣王国ユーラザニアだっ
たみたいですし」
なるほど。国交とやらを結論ぶぐ、どんどんと本格
的な交渉がスタートしておる訳か。ちょっと目を離し
ただけでここまで動きがあるとは、つくづく油断出来
ぬというものだな」
まったくです。我々も真面目に働きつつ、一度と「感
てくれる。
ベスターという、ドワーフ王ガゼルが置いていった
男は、色々な面で優秀だった。
最初の出会いは最悪だったが、根は良いヤツだった。
らしい。自分の持つ知識や技術を、惜しげもなく活用
してくれておる。
これがリムルの狙いかとも思ったが、そうではない
な。こういうのは、狙ってて出来る事ではあるまい。リ
ムルが自然に接したからこそ、ベスターも感化されて
素素の自分に戻れたのだろうて
そんな訳でベスターは今、回復薬製造の合間を見て
魔物の町の住民達に貴族を相手にする際のマナーを実
技指導しておるようだ。そこまでしなければならぬよ
うな大物が、この町にやっててくるという事なのだろう
したいものだな。
何というか、大人の雰囲囲気が感じられるのだ。
我が将来悪巧みをする際に、も、こうした小道具を用
意した方が良かろうて。
そんなふうに二人を羨ましく見ておると、カリオン
からの使者が来ると聞いたヨウムが、驚きを隠せずに
酒を噴き出しおった。
だった
ユーラザニアからの使節団より先に、ヨウムがやっ
て来た。
リムルが英雄に仕立て上げた男だが、少し見ぬ間に
腕を上げたようだな。人間にしては、なかなか強い部
類に入るように見えるぞ
そんなヨウムだが、酒を片手にリムルと近況を報告
し合っておる。酒のつまみも増えておるし、我も参加
覚退断』されぬように気をつけねばなりませんね」
「うむ」
本当に、イフリートの言う通りよ。
この退屈な世界で、リムルの起こす行動は刺激的で
とても楽しい。この娯楽を一一度と取り上げられぬよう
サボるのはほどほどにせねばなるまいて。
我はもう一度、その戒めを深く胸に刻み込んだの
だが.....
「あっ、使者が出てきましたよ」
むぅ。少し気になったが、まあ良かろう。
た様子。
何が言いたいのかな、イフリートは?
我は最強の力を有しつつも、理性的で理知的である
今の例えで、イフリートに笑われる覚えなどないの
「ははは、〝勇者〟に封印されているヴェルドラ様が
それを言いますか」
そして、数日後、
本命の使節団が到着したぞ。
これまた豪華な虎車だな
「白雷虎を使役するとは、流石は獣王国の使節団です
ね。下位や中位の精霊よりも遥かに強い魔獣ですよ」
「うむ。精神生命体をも喰らう魔獣だな。人語を理解
するほどの知恵はないが、本能的に強者を見抜く目は
確かなのだろうて。そうでなければ、危険過ぎて駆逐
されておるだろうさ」
酒がもったいないので、そういう悪戯は止めてもら
いたいと思ったのだった。
リムルは華麗にそれを避けて見せる。
その動きから察するに、ヨウムの行動を予想してい
「えっ!?」
「最初からこのアルビスという女を使者に寄越してお
これば、魔王カリオンとの同盟も、もっとスムーズに話
が纏まったのではあるまいか?」
しょう」
まあな。
今はともかく、上位精霊だった炎の巨人よりは強力
な魔人であろう。
そして、このアルビスという女は、そんなフォビオ
よりも更に強い。
「ぶっちゃけ、我は思ったのだが...!」
「何でしょう?」
金と黒のまだら髪を伸ばした妖艶なる美女が、そう
挨拶の口上を述べた。
三獣士というと確か、あのフォビオとやらと同格が
「獣王戦士団の中でも、一「獣士の実力は別格だと聞い
た覚えがあります。あのフオビオも、相手が魔王ミリ
ム様でなければああも簡単に倒されはしなかったで
「お初にお目にかかります、ジュラの大森林の盟主様
私は、カリオン様の三獣主が一人。〝黄蛇角〟のアル
ビスといいます」
我は少し引っ掛かりを覚えつつも、獣王国から来た
使者へと目を向けた
と言って見下すとは...。
う。
た」
しかし、許されざっる暴言を吐いたものよ。
実力は確かなのだろうが、我ほど賢くないのかな?
我が盟友たるリムルを、〝弱小なるスライム〟など
そうであろうとも
久々に我、ナイス発言であった。
尊敬されておると実感出来て気分を良くしておった
のだが、「馬鹿にしてんのか!?」という怒声によって
邪魔された。
無粋なヤツもいたものだ
二人目の使者は、名をスフイアというらしいな。そ
の発言から推測するに、この女も三獣士の一人である
証明されてしまったようだぞ。
「どうだ?我の賢さに文句でもあるか?」
「い、いえ。ヴェルドラ様のご慧眼、お見それしました
「少なくともこのアルビス」ならば、暴風大妖濃の依り
代になるようなへマはしないように見えるぞ」
「.....」
我の発言に、イフリートが絶句しておる。
怖いな、我の知者ぶりが
どうやら、我の方が魔王カリオンよりも数段賢いと
スフィアとヨウムならば、実力差は明白。ヨウムも
スフィアの挑発に対して、リムルはヨウムを代わり
に戦わせると言い出した
るような御方ではない。スマホフィアの考えを見抜き、宏
然と構えているのですね!!」
「その通りだとも。その証拠に、見よ!代役として
人間であるヨウムを立てたであろうが!」
「おお、本当だ!」
「なるほど。ですが、リムル様はそのような挑発に乗
今日の我は冴え渡っておえ。いや、いつも冴えてい
るが、今日は別格だ。
だからこそ、我は自信満々に断言する。
ヤツはリムルを怒らせて、その実力を試そうとして
おるのさ」
..
む?そう言
そう言われてみると、スフイアからも殺気を感じな
い。口では暴言を吐いているものの、そこに感情的な
意図が感じられぬ。という事は、だ。
「演技かも知れんな」
「演技、ですか?」
「うむ。つまりなー
「ですが、リムル様本人は、腹を立てている様子では
ありませんが?」
まった。
見守る我とイフリート。
などと言い出して、リムルの策を台無しにしてし
リムルの秘書こことシオンだった
黙って聞いていれば、リムル様に対する暴言の数々
我慢に我慢を重ねていましたが、どうやらその必要は
なかったようです」
ところが、スフィアの窮地を救ったのは他でもない
がなり腕を上げておるし、あの装備は武器、鏡、共に
特注品なのだが、それでも埋めようのない差が両者の
間に横たわっておる。
これでは逆に、リムルが相手の出力を窺う感じに
なってしまっておる。
攻守通転、という感じだな
ヨウム相手にスフィアが本気を出すようなら、大人
気ない結果に終わるだろう。力を見せ付けるどころか
三獣士としての〝格〟を落としかねない暴挙となる
ところが逆に手を抜こうものなら、実力主義者の
獣人族共が黙っておるまい。スフィアへの信頼が失え
墜し、三獣士という立場をも失う羽目になりかねん。
「さて、スフィアよ。リムルの奸智にどう対処するつ
もりかな?」
この交渉の結末がどうなるのか、ワクワクしながら
だったりする
「そうだとも。スフィアとしては、リムルに敗北する
のは想定内だったのであろうう。万が一にも勝利してし
まった方が、困った事態になっていたであろうさ」
「それは、まあ。魔王カリオシから正式に派遣された
便者である以上、国交樹立は絶対に成功させる必要が
あるでしょうしね」
「うむ。故に、自身が全力を出してもリムルに敗北し
たと、ワザと見せつけるつもりだったのであろうな」
「つまり、部下達に対ししてリムル様の強さを見せて
この交渉を納得させたかったという事ですね。他の魔
王相手なら危険な賭けですが、リムル様は無闇に命を
奪うような真似はなさらない。思った以上に、理に適っ
ている作戦に思えます。ですがそうなると、リムル様
は、体何を考えてヨウムを代役に立てたのでしょう?
嫌がらせ、かな?」
リムルはああ見えて、結構お茶目な悪戯が大好き
いつ我慢したのだーーという疑問は、この際置いて
おこう。
この申し出に、スフィアおか嬉しそうに応じた。まあ、
当然であろうな。シオンとならば実力は拮抗している
故に、スフィアの目的は達せられるであろうから、
「目的、ですか?」
「そうであろう?そして、その結果を見よ。ジオン
がスフィアと戦う事になり、熱戦を繰り広げておる。
しかも、ヨウムまでもグルーシスという魔人と戦う事
になったようだぞ。これこそが恐らく、リムルの狙いが
に違いあるまいて!」
冴えている我は、そうイフリートに説明してやった
ヨウムは人間だが、決して弱くはない。人間とも仲
良くしたいと考えているリムルは、その事を獣人達に
も知らしめたかったのだろう。
スフィア相手にはかなり無謀だが、善戦すれば良し
とでも思ったのであろうな
だがしかし、結果的には最善の流れとなったようで
何よりだ
「ひょっとしたらリムル様は、シオン殿がどう動くの
がまで読んでいたのがも知れませんね
むむ?
いや、それはどうであろう?
そこまで思い通りに事を進められるとは思えぬが
リムルだからな。
「嫌がらせですか?一確かに、言葉は悪いですが、そ
うとも受け取れますね」
今回もそれだと、我はそう思った、それと多分、も
う一つ理由がある。
ないーとは、言い切れぬか
「それまで」
悩む我を現実に引き戻したのは、アルビスが放った
終了の声だった。
予想通り、シオンとスフイアは伯仲した戦いを演じ
ヨウムとグルーシスも見事な戦いぶりを見せ付けた様
子。それを以ってスフィアが友好宣言をして、獣人達
を納得させておる。ヨウムも人間だからと見下される
事はなく、親しい友人として受け入れられていた。
全ての結果が、リムルにとって都合が良い展開に
なっているな。
シオンの反応も織り込み済みだった可能性だが、十
分に考えられるというものか?
そう悩んでおると、我の予想をも上回る決定的な出
来事が起きた。
シオンが練り上げていた魔魔力弾を、制御出来なくな
り暴発しそうになったのだ。
コレには三獣士も大慌て。スフィアは動揺し、その
隙にアルビスも撤退しておる。
ちなみにシオンの魔素量だが、ベニマルと互角か
その時の感情次第ではやや上回る場合もあるほどに大
きい。カリオンの腹心である三獣士から見ても、無視
出来ぬほどに強大なのだ。
れた。そこ
そこでリムル側と獣王国側、両国の思惑が合致し、
その後、何事もなかったかのように宴の席が設けら
無論、そうであろうよ。こうなれば、認めるしかあ
るまい。シオンが暴走する事も作戦に組み込むとは、な
我には怖くて、とても真似出来ぬわ」
「ですね。一歩間違うと大惨事。それを見事に成し遂
げるとは......やはり、リムル様は凄い御方です」
と、我とイフリートも感嘆したのだった
らだ。
シオンの魔力弾を、何事もなかったかのように消し
去るリムル
これにて一件落着。獣虫国の者共も、あまりの出来
事に咄然としておるわ
「流石はリムル様。ここまでで計算通りだったのでしょ
うね」
そんなシオンの魔力弾が解き放たれれば、周辺一帯
に被害が及ぶのは避けられぬであろう
だがそれは、リムルにとってては絶好の、デモンスト
レーションの機会であった。
ユニークスキル「捕食者」が進化した『暴食者』な
こらば、放出系のエネルギー1など捕食対象でしかないか
が、無駄な事をしていると即座に指摘されましたので、
「お褒めに与り、恐縮です。ですが、これも全てリム
ル様のお導きの賜物ですよ。どうすれば最適にエネル
ギーを運用出来るのか、それを理解しました。という
数日滞在して、アルビスとスフィアは獣王国へと
帰って行った。
便節団の他の面々は、リムルの国ージュラ・テン
ペスト連邦国に残っておる。どうやらこの地で、様々
な技術を学んで帰る事になっておるらしいな。
彼等も勉強を頑張っておるのだし、我も見習わねば
なるまいよ。
「イフリートよ、貴様もかなり腕を上げたようだな。
その修行、先日までは死にそうになっておったのに
今では平然とこなしておるではないか」
◆ガゼル王の招待【前編】◆
そう願いつつ、我は仕事を再開したのだった
くて歯ぎしりしたくなる。
せめて我が復活するまでには、美味い酒をたらふく
飲めるようにしておいて欲しいものだ。
正式な交渉が開始される流れとなった
美味そうに酒を飲む面々を見ているだけで、羨まし
よ。
ぎゃわ!
い、いかん
うむ。重要なのは、エネルギー効率なのだよ。
どれだけ強大な魔素量があるっても、無駄が多くては
意味がないからな。
「そういうヴェルドラ様だって、最近はリムル様から
怒られる事もなくなったではありませんか。解析も順
調に進んでいるようで、実にめでたいですね」
フフフ、まあな。
「わかるか、イフリートよ。「大事なのは、要領よく仕
事をこなす事なのだよ。おボり過ぎるのは駄目だ。そ
んな真似をすると目立ってしまい、この前のように怒
られる羽目になる。だがらな、我も学習したのだよ
そう、我は学習したのだ。
リムルの記憶を見ていると、ブラック企業という単
語があった。違法労働というのはよくわからんが、過去
重労働やバウハラというのはは、我にも覚えがあるのだ
こんなに頑張っている我をムチ打つような、そんな
恐るべき存在が身近にいるからな。
我の思考を読まれ、ている気がする。
最近はリムルのヤツも深層領域で思考するように
なってしまったせいで、何を考えているのか盗み見る
のも一苦労なのだ。それなこのに、我だけ思考を読まれ
そのは勘弁して欲しい。
慎重に。サボっているのを気付かれぬように、慎重
に行動せねばなるまい。
「要領よく、ですか。確かにそうですね。頑張って仕
事を終わらせると、次はそれが基準になってしまう場
合もあるらしいです。自分にとっての適量を、定時で
終わらせられるようにすえ、というのが理想なので
しょうね」
そ、そうだとも。
そうなのだが、イフリートよ、空気を読むのだ!
監視の気配がした時は、即座に仕事に戻る。これが
生き延びる為の鉄則なのである!
うではないか
リムルに気付かれる前に、早々にこの会話を終えよ
遅かった、か
告、イフリートの能力上昇を確認しました。次の段
階へと、修行の難易度を上昇させます
い、いませんぞ。
案。もっと頑張れるのでは?
我。
「ぐ、ぐわあああーーーッ!!」
絶叫するイフリート。
愚かな。調整をしくじった者の末路は、哀れなもの
だな。
〈問。解析の進捗率が常に一定ですが、手を抜いてい
ませんか?
とんでもない。我は全力です
ここぞとばかりに、頑張っててますアピールを忘れぬ
しばらく無言の時が続き、イフリートの絶叫だけが
この場に響いておった。
了。もっと高みを目指して、頑張って下さい
う、うむ。頑張るとも。
無我夢中で頷く我。そしてふと気付くと、監視の気
配は消え去っておった。
「イフリートよ、生きておるか?」
「は、はい。さっきまでは外の景色を楽しむ余裕があっ
たのですが、今の私では会話するだけで精一杯です
.....
「そうか。次からは、我が黙ったら貴様も口を閉ざす
ようにな。リムルの気配を感じ取れるようになるまで
は、このルールを絶対に厳守するようにせよ」
「承知」
こうして我とイフリートの間には、暗黙の了解が新
たに誕生したのだよ
そんなこんなで苦難の日々が続いていたのだが、リ
ムル達が送り出した使節団が帰ってきたようだ。
様子を見ていると、種類豊富な果物を持ち帰ったみ
たいである。
何やら美味そうな果物だな
「私自身は食事した事がないのですが、今思えば残念
な事です。せめて、井沢静江と一体化していた時にで
も、食事を楽しんでおけば...!」
「そうよな。我も同じ気持ちだ。面倒がらず、もっと
早くから人の姿になっておけば良かった。そうすれば
違った楽しみを発見出来たであろうにな」
食事もその一つだな。
「いいえ。リグル殿が引き継ぐって、さっき話してます
したよ」
リムルの思考が流れ込んでくる。
あの果物は、リンゴやマシンゴー、そしてメロンとい
うらしい。
糖度が高く、とても甘くて美味しいのだと、
リムルが〝日本で食べたものより美味しい”と感じ
ている事からも、これらの果物の価値がわかるという
ものだ。
そもそも、魔王の領上は豊かな土地ばかり
鉱物資源が多く埋蔵されていたり、土壌が豊かで豊
雪な移りが約束されていたり、
カリオンの支配地である獣王国ユーラザニアでは
果物の産出量が突出しておるようだな、今後はそうし
たま物類を輸入するとの事ただし、食事のメニューが増
えるのも期待出来そうだ
我の為にも、是非とも頑張ってほしいものである。
リムルとベニマルの話は続いていた。
ベニマルは魔王カリオンに喧嘩を売って、コテンパ
ンにされたらしい。
我ならば、逆にコテンパシにしてやったものを
「次の使節団の団長は、我に決まりだな!」
通してリムルを折れさせたのだ
そうだろうとも
シオンが何をしたかというとだな、ワガママを貫き
「イフリートよ、その〝魔国連邦〟とは何だ?」
「あ、はい。ジュラ・テシペスト連邦国を略して、
魔国連邦と呼称するようになったみたいです」
なるほど、長いから略したのか。
面白いし、呼びやすいから、我も今後はそう呼ぶと
しよう。
それよりも、もっと凄い裏技をシオンが実践してく
れたぞ。我にとってはそっちの方が、何よりも優先す
べき重要案件なのだよ。
「ところでイフリートよ、貴様もシオンが行った偉大
な振る舞いを見たであろう?」
「はい。あれは驚きでした」
フンイス・
おっと、今度はリムル達がどこかに出かけるみたい
だぞ。
「武装国家ドワルゴンに向かうみたいですね、
魔国連邦も大国に認知されで、今後は注目の的になり
そうです」
イフリートの真面目な反応応に、我はとても残念に
思ったのだった
おったのだ。
...ここは
いか。「
...い
「失敗したら、だと?」
うーむ、それは考えていなかったな。
失敗失敗、で終わりだと思っていたが...。
「リムル様は我々には厳しいのに、女性には優しいで
はないですが。ですから、同じように接してもらえる
と考えるのは、罠、なのではないかと...!」
一理ある!
昔から我も、リムルは我等に厳しすぎると思って
が失敗したらどうなるのかなと疑問に思いまして
「いいから申してみよ」
わかりました。では言わせて頂きますが、その作戦
そういう言い方をされると、我が不安になるではな
「次からは我も、『ズルイです!ズルイのです"!!』
と泣き喚いてみるとしよう。そうすればリムルも、我
この事を可哀想に思って、言う事を聞いてくれるであろう
うからな!」
我がそう言うと、イフリートは思案顔で黙り込んだ。
「どうした、何か気になる点でもあったか?」
「いいえ、気になるといううほどではないのですが
られ、今後の魔国連邦の重要度が増した事も話題に
なっておる。流石は大国の王や重鎮らしく、この先の
展開を見事に言い当てておったわ。
これも、リムルの人柄のお陰であろうな。
獣王カリオンと国交樹立で同意した一件も打ち明け
はなかった。
ミリムが暴風大妖渦を消し飛ばした一件は、リムル
達の秘密兵器だと誤解されておったようだが...!真実
を話し、それが素直に信じられておった。
ガゼル王とリムルの私的な会談だが、特筆すべき事
その優しさを少しでも我等にーと、我とイフリー
トは顔を見合わせて、密かに溜息を吐いたのだった
うだな」
「御意!」
こうして、我の作戦は一日保留となったのだった。
そして、道中。
リムルはゲルド達には労いの言葉をかけつつ
素芽酒を差し入れしておる。
「昔というほど、長い付き合いではないんですけどね」
「気にするな。それよりも、その意見は聞くべき点が
あったぞ。どこまでワガママを言っても許されるのか
それは今後の事例を見て慎重に検討する必要がありそう
たのだ。
そもそもの話、そんな重要な席で秘書が酒を飲むも
のなのか?
「絶対に有り得ません。魔王レオン様の配下であのよう
からだ
うな者がいれば、その場で頭と身体が分離しています。
私がいれば、灰も残さずに焼き尽くしていたでしょう」
だよな?
やはり、我の常識が間違っておった訳ではない。と
いう事はつまり、あの状況で許されるのだから、シオ
ジという鬼女は大したものだよ。
許されるキャラ作りーーこれが大事なのであろう。
我がそう述べると、イフリートも頷いておる。
「しかし、簡単な話ではあるまい」
「そうですね......コイツなら仕方ないなと、そう思わ
せるのが肝要なのではないでしょうか?」
「素晴らしい。それここそが、真理であろうな」
という具合に、我とイフリートは夜遅くまで議論を
戦わせたのだった
ただが、我には興味のない話よ。
気になったのは、シオシンが犯した失態の方よな
ガゼル王は、リムルにとっても重要な交渉相手のは
ず。そんな大物を前に、シオンが酔っぱらってしまっ
「それ以前に、こういう店を利用するには、お金を必ず
要とするようです。それを入手する手段を考える方が
大事だと、私は患者するのですが?」
解せぬが、しかし。
リムルでも失敗する事があるのだとわかったし、収
穫はあったな。
それに、何よりも。その役この出来事の方が、我にとって
ては重要であった
約束の地
そう、我は再び帰ってきたのだ!
「と言っても、リムル様の中から、外の様子を窺うし
が出来ないんですけどね」
「言うな、イフリートよ。何事も経験が大事なのだ
復活した時に失敗せぬ為にも、こうして勉強するのは
重要であろう?」
解せぬ。
だったのだが...。
「はっきり言って零点だ」
と、ガゼルからは怒られておった。
夜明けて、リムルは大衆の前で演説を行った
内容はとても素晴らしく、我から見ても大絶賛
ガゼル王の招待【後編】▲
だが...それはまあ、今後の課題だな。
煌びやかながら、清潔に保たれた空間。匂いが感じ
られたなら、さぞや香しいに違いない。
選り取り見取りの美女達。上質を知る我から見ても
この店のレベルはとても高いと言わざるを得んな、
「疑問なのですが、どうしてヴェルドラ様は、人種の
美味に詳しいのですが?」
「それはだな、イフリートよ。我の身内が原因なのだ
知っておるか?」
「それはもしかして、他のあ竜種の方々でしょうか?」
「その通りだとも。我が兄ほ人間の女性と結ばれ、ミア
リムの親となった。その例からもわかるであろうが
実は我等〝竜種〟は、人の姿にもなれたらしいのだ
我は面倒だったが故に、〝人化の秘術〟を習得してい
なかっただけなのだよ!」
なるほど......それでヴェルドラ様も、知識としては
美醜に定見があるのですね」
今は勉強を優先させると、して、リムルの視界を通し
て店内の様子を窺う。
ぐぬぬ、その意見も一理あるぞ。
リムルはああ見えて、意外「と金を稼ぐのが上手い
色々な手段を考案して、それを活かしておるのだ。
我も見習って、手に職をつけた方が良いかも知れぬ
しおった
これまた、器用な真似をするものよ。何を想像した
のか大体の予想はつくが、興奮し過ぎであろう
店の女性達の中でもひと際妖艶な者が、ゴブダの耳
元でそう囁いておる。
それを聞いたゴブタは、穴という穴から血を噴き出
思い出したくない事を思うい出しそうになったので
この話題はこれにておしまい。空気を読む事に長けて
きたイフリートも、文句を言わずに我に従ってくれた
そして二人して店内の様子に目を戻すと、そこでは
ゴブタが由芸をここなしておった。
「何をやっておるのだ、アヤツは...:?」
「わかりませんね。一体何があったのでしょう?
この店は、こういう芸を行行う場所ではないように思
うのだが
ゴブタは逆立ちして、足の先に高級グラスを載せら
れておるぞ。透明なグラス、は貴重なので、高価という
のは本当なのだ。
「もしも割ってしまったら」...そうね、ゴブタちゃん
の体で支払ってもらおうかな」
...こ
「うむ。至上の美というものを、散々に叩きこまれた
からな...。いやあ、アレはキツイ体験であったぞ
とな。
た」
つまり、利用してこそ一人前なのだよ。
「どうだ、理解したか?」
高度な交渉でした。リムル様はこうやって、お小遣
それでこそリムルだと、我は内心で鼻高々になった
そして、そんなリムルの思惑を見抜いた上で、店の
女将もその提案に乗っかっておる。
「そうであろう?イフリートよ、心せよ。こういう
店ではな、女性の言葉は話半分くらいに聞くものなの
だ。相手の嘘を飲み込み、嘘を嘘とわかった上で話を
合わせる。それが出来てこそ、半人前」
なんと!?まだ上の段階があるというのですが?
「うむ。リムルを見るがいい」
我の言葉に従い、イフリートはリムルへと意識を向け
けた。そこでは、いつの間にかリムルのヤツが、店の
女将と交渉を始めておる。
どうやら、試作した新製品の酒類を、この店で試供
早として提供してもらおうと歪んでいるようだ。
抜け目のないヤツよ。だが、このくらい区太くない
ゴブタめ、まだまだだな。ヤツには、こういう店で
遊ぶのは早過ぎたな」
「流石はヴェルドラ様。そのの言葉に、重みを感じまし
突みで怒りを押し隠しているのが丸わかりの、シュ
たせいで貧血になったゴブ多。仕方なく、そんなゴブ
夕を運ぶリムル。そんな一行に、「お手伝いしましょ
うか?」と声をかける者あり、
はもう一波乱待ち受けていた。
酔っぱらったカイジン達に、興奮して血を流し過ぎ
それで話が終わっていれは良かったのだが、その夜
と、我は気持ち良くイフリートに教え導いてやった
のだった。
あねはならんぞ。クアーーーハッハッ!!
いを稼いでいたのですね」
そこかーい!
ま、まあ、それもまたリムルの思惑の一端なのであ
ろうが、な。
「この場合は小遣いよりも、この店とのコネの方が重
要だと感じておるだろうさ。この国の大臣クラスも利
用する店で、新製品の評価が聞けるのだ。魔物から提
供されるよりも、素直な感想が聞けるであろうからな。
「な、なるほど。そのようなお考えがあったとは
...
「イフリートよ、貴様もまだまだだな。将棋の腕は上
がったが、もっと世の中、の事も見聞きして、見識を広げ
が」「ま
「はい、何でしょう?」
「あのゴブゾウを見て、どう思った?」
我が思うに、少し前までのイフリートならば、ゴブ
「うむ!ところでイフリIトよ、一つ聞きたいのだ
を感じていたのですが、どのうやら勘違いではなかった
ようです」
我とイフリートは身を寄せ合うようにして、リムル
この中で震え上がった。
普段は温厚で優しい者ほどど、怒ると怖いという
シュナが正しくそれであった
シオンもいて、ぶんぷんと文句を言っているが、ここ
ちらは単に拗ねているだけのようだな。そこまで恐れ
るほどではないが、有めるのは大変であろう。
このリムルの失敗を教訓として、我も女性陣を本気
で怒らせぬように気をつけねばな。
「やはり大事なのは、大抵この事は許されるキャラ作り
か。困難だが、これを成り心遂げてこそ勝利はこの手に
入るであろう!」
挑むべき価値ある試練かと
ナだった。
「ちょ、ちょっぴりだが怖いぞ...」
「ヴェルドラ様でも、ですか...。私も凄まじい気迫
コヤツ、ヌケヌケと...。
「そこは、我の味方だと断言するところであろう
が?
「いやいや、待って下さいよ!じゃあ、逆にお聞き
しますが、ヴェルドラ様ならば、リムル様を相手に隠
し事が出来るのですが?」
「ははは、善処しますが、ちょっと厳しいかな、とに
「ん?」
おお!・流石はイフリート、心の友よ!!
頼もしい。無論、リムルから聞い詰められても、我
の味方になってくれるのだな?」
「え?」
心配する我に対し、イ、イフリートはフッと笑った
確かに、少し前までの私ならば、馬鹿正直に秘密を
打ち明けていたでしょう。ですが、それは昔の話です!
今の私はヴェルドラ様と蓮托生で、あらゆる秘密を
守り抜く所存です!」
「その事ですか」
らわねば...?。
ゾウのような反応をした可能性が高い。将来的にイフ
リートを我が腹心として迎え入れる予定だが、その時
になってゴブゾウのような態度を取られるのは困る。
今の内に、我が意を眺んでもらえるようになっても
人間の国への
えっと、それはだな...。
難しいーいや、無理っぽい?
「それはまあ、今後の課題だな」
「ちょっと、誤魔化さないで下さいよ!」
「ははは」
「ははは、じゃないですよ!」
何事も、無理をしてはいかん。
え?
リムルは夜に遊び歩いた罰として、シオンの手料理
を一週間という非常に厳しい処遇を受けておる。
この時ばかりは、我の感覚がリムルと切り離されて
いて良かったと思わざるを得なかったぞ。普段は羨ま
しい食事だが、食った途端に意識を飛ばすようなもの
は料理と言わんのだ。
「しかし、劇薬以上に凶悪ですね。あのリムル様が
口食べただけで気絶しましたよ...:」
リムルだって罰を受ける事があるのだし、我にだっ
て不可能な事もあるのだ
それを知った事こそ、本日の最大の収穫なのだろう。
そう思いつつ、我はイフリートの問いを誤魔化すよ
うに貴笑いを続けたのだった。
普通は味見するであろうが!!
「リムル様が優しいから?」
「いやいや、この件にかんしては、リムルも怒ってい
「味見、してないんでしょうか?」
「してないんであろうな」
「そこが理解出来ません:...」
「我もだよ」
だってそうだろう?
か?「え
では何故、自分の料理がおかしいとは思わないの
「う、む。何なのであろうな、アレは。ただの毒では
あそこまでの効果は期待出来ぬであろうし」
「ゴブタも凄い男ですね。一緒に罰を受けているのに
何とか耐えています」
「見上げた男よな。何か困った事があれば、ヤツを頼
るのも検討するとしよう」
それにしても、本当に不思議だ。
シオンはリムル発案の様々なな料理を、美味しい美味
しいと言って食べておる。
たまには失敗作もあり、不味そうな料理が提供され
る事もあった。その時はシオンも、顔をしかめて食べ
ておったのだ。つまり、味覚に異常がある訳ではない
はずなのだ
どうよーと、我は自慢気にイフリートを見た
称賛の声を期待したのだが、返ってきたのは深い溜
そう頷いてから、我はイフリートに説明を始める
シオンは、ドワーフ王国に出向く際も、駄々をこね
て一緒に付いて行く事に成功した。つまり、許され
るキャラ筆頭〟と言っても過言ではないのだ。
「だからな、イフリートよ。シオンの真似をすれば
我等もリムルから怒られずに済むのではあるまいか?」
た事があったであろう?」
「ありましたね。ベニマル殿もとばっちりを受けてい
ましたし」
「だがなあ、お茶までヤバそうなのは、あれはどうな
のだ?」
「どう、と言われましても。...誰かが犠牲になって指
導しないと、一生直りそうもない感じです」
イフリートの言う通りだ。
アレは駄目だな。我も気を付けておかねば、復活し
た後で大変な目に遭うやも知れぬ
だが、それはそれとして。
「しかしイフリートよ、シオンの言動からは学ぶべき
点があるのではないか?」
「と、言いますと?」
「うむ」
イフリートは頼りになるやツだよ。我が間違った方
向に行きそうになっても、このように正しい道へと戻
してくれるのだから
それにしても...
三百年の長きに亘り、我を封じる「無限牢獄」を
まあだ。「となる
「となると、そんな危険な真似は悪手であるな」
間違いないでしょう」
「では、どうしたものか...」
「なあに、焦る事はありますまい。封印が解けるまで
まだまだ時間はあります。その時までに、ゆっくりと
妙案を考えれば宜しいでしょう」
「うむ、その通りだな!」
ぶん殴られるでしょうね
やはり、か
我もそうじゃないかなーと、薄々は勘づいておった
「そんな真似をすればどうなるか」
「どうなるのだ?」
息であった
「ふう...。ヴェルドラ様、以前も言いましたが、も
う一度良く考えてみて下さっい。リムル様の前で、シオ
ン殿のような振る舞いが出来るのですか?」
「むむむ......」
かったもので」
コヤツ...。
せっかく頼りになると思ったのに、我をそんな目で
見ておったとは。
「いや、それでいいのか
よくよく考えてみれば、イフリートと気心が知れた
という証拠なのであろうからな
「クアーーーハッハッヘ!」
「ど、どうしたんですか、突然?」
「いや、何でもない。その調子で今後も頼むぞ!」
「は、はあ.....?」
困惑するイフリートを尻目に、我は気分良く大笑い
したのだった。
忌々しく感じておったというのに、今では封印が解け
るのが当然だ。と考えているとは
このように楽観的になってたのも、リムルのお陰なの
であろうな。
「いや、ヴェルドラ様は最初から楽観的だったのでは
ないですか?」
「黙れ!見たわけでもないこのに、何を知ったふうな
事を言うのだ!」
「いやいや、今までの言動から推測しただけですが
ヴェルドラ様が深刻になっている姿など想像出来な
《10巻に転生する!》
を楽しみに我は苦行を再開するのだった
今は雌伏の時。
人間達の国でリムルが何をするつもりなのか、それ
我だって、こうして学習しているのだ。
「ヴェルドラ様、そろそろ時間ですよ」
「うむ。いつものパターシだと、そろそろリムルが怒る
りに来る頃合いだからな。そろそろ真面目に作業を再
開するとしよう」
その後、リムルはシオンの料理から逃げるように
朝食を終わらせて会議室に皆を集めた。そして、人間
の国に行くと宣言したのだ。
案内役に選ばれたのは、カバルやエレン、そしてや
ドの三人組だった
リムルは人間の国で、回復薬の販売を企んでおるよ
うだ。他にも色々と目的があるようだが、何を仕出か
すのか今から楽しみである。
果たして、新たな地ではどのような冒険が待ち受け
ているのやら、
この世界には
冷蔵庫も冷凍庫もない
では、世間
でもドワーフ王国では
酒をロックで飲んだり、
した
お世話にな、ちおん
原作・代瀬先生
キャラクター原案・みょうばーもせ
だけれど、国の歩きも...用事で済ませ
襲える日記・柴先生
きっと魔法使いが
出しているんだろう
アイシクル
ランス!
アシスタント
村市さん
原口大様は、
相合将士先生
荒緒状先生
ホラホラ
全然足りねえぞ
おい
早くしろよ
アイシクル
ランス!
アイシクルランス!
アイシクルランス!
編集部のみなさん
ANDYou!!
...たんと
お食べ
うん!
では考んだと
いかに
今回はスーパスイラストと思い、
洋戦前のコンペ用に揃いた貴重なネーム、キャラクター画像。
みたいん様の
テントには近づかぬ
ように!
やっあってる!!
手に伝えよ!
...さて
ミズさんを
捕食したことに
よりくんが可能に
うったはずっと
話させて
もちろよ
シズさん...
まぁま
はいと
今朝の手足か!!
あえっ..
人化ネームP2
なんか小さくゆっく
鏡...はないか
そうだ、イフリート喰って
手に入れたスキルでし使えば
女を超認できるはずっと
スキル「〈P身体
青みちゃた
金髪す
これ、やべて
くまるでの
人化ネームPC
人化ネームP4
いや、そんなこという
ここでも...
こんにも無い
人化ネームPS
スキル、水圧植物の
夜の蝶に、
知り合い
ハンキちゃんがどうした
...いいじゃないでも楽しみにさせていただいていません
いっちゃいますってよいしますね!!
キャラクター原案
みっつば一先生より
「魔物の国の歩き方
おかぎりしょう
岡霧硝先生ょの
広がる旅路へ...
「転入ラ日記」業先生より
別に先生に手を下り、
あ
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転生したらスライムだった件
それは
漫画:未来...あっつは_
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キャラクター原棄:みっつばー
リムル達の日常。
「おおきなのっぽの、Jの柴先生が描く、
ほんのほんと
ひとあじちが
本編とは一味違う「転スラ」!
こういえば、シリウスKO講談社刊
日記の
...仕事、結果、無事に
...伏羅..
家この物語はフイクションです。実在の人物・団体・出来事などとは
切関係ありません。
淡収録されていいる表現は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し
コミックス発売当時のまま掲載しています
転生したらスライムだった件(9)
作画外案
原漫♯原
2018年9月1日発行(O)
!!!上泰樹
伏瀬
みっつばー
...
え
そ行
発行
修行所
c2018Fuse
CollaceTaikiKawakami
森田浩章
株式会社・講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽21221
ちゃんと
Regardin
Reincar
原作・1犬源
...ハハハ、ッぁっ、ハ、上、まった
Tarkikewakemi
キャラクター原案・みっつばー
MitzVah
シリウスKC